アニメーション映画『北極百貨店のコンシェルジュさん』が、「第26回ファンタジア国際映画祭」Axis部門に出品されることが決定した。本作は、「ビッグコミック増刊号」(小学館)で2017年から連載がスタートし、「第25回文化庁メディア芸術祭 マンガ部門 優秀賞」を受賞した西村ツチカによる同名漫画の映画化。海外からの注目も高く、「アヌシー国際アニメーション映画祭2023」のScreening Events(特別上映)部門に正式招待された。そして今回新たに出品されることが明らかになった「ファンタジア国際映画祭」は、カナダ・モントリオールで1996年から開催されている、北米やヨーロッパ、アジアの作品を中心に上映されている映画祭。主にジャンル映画(アクション、ファンタジー、ホラー、SF、アニメ、B級映画等)に特化した、北米最大のジャンル映画祭として知られている。本作が出品されたAxis部門は、アニメーション作品のコンペ部門となり、最優秀長編アニメ賞である「今敏賞」を競う。昨年は、同部門に『グッバイ、ドン・グリーズ!』、『とつくにの少女』、『犬王』が出品され、『犬王』は今敏賞を受賞した。今年は、7月20日(木)~8月9日(水)まで開催。上映に合わせて、板津匡覧監督とキャラクターデザイン・作画監督を務めた森田千誉が現地に赴く。そして、本作の新場面写真も公開。念願叶ってコンシュルジュの職に就いた主人公・秋乃のキラキラとした笑顔や、小さなお客様にくぎ付けになっている様子、プロポーズに臨むちょっと弱気なニホンオオカミや、父親に贈るプレゼントを買いに来たウミベミンク、お茶を飲むウーリーなどの姿が見られ、本編への期待がより高まる。『北極百貨店のコンシェルジュさん』は2023年秋、公開予定。(シネマカフェ編集部)■関連作品:北極百貨店のコンシェルジュさん 2023年秋、公開予定©2023⻄村ツチカ/⼩学館/「北極百貨店のコンシェルジュさん」製作委員会
2023年07月07日星空の映画祭実行委員会が主催する「第37回 星空の映画祭」を2023年8月6日(日)~8月20日(日)の会期にて開催します。星空の映画祭2023毎日日替わりで最新作・話題作から名作まで全9作品をラインナップとして揃え、星空の映画祭らしい、ここでしか味わえない空間と体験をお届けします。開幕前日となる8月5日までは「チケットぴあ」および会場となる八ヶ岳自然文化園他取扱店舗で前売り券を販売します。●上映作品すずめの戸締まり|銀河鉄道の父|映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)|NOPE ノープ<字幕版>|切腹ピストルズ参上!|モリコーネ 映画が恋した音楽家<字幕版>|トップガン マーヴェリック<字幕版>|荒野に希望の灯をともす|エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス<字幕版><上映スケジュールは公式サイトやSNS、添付資料をご確認ください>2023年上映スケジュール●会場八ヶ岳自然文化園 野外ステージ(長野県諏訪郡原村17217-1613)●会期・時間2023年8月6日(日)~8月20日(日) 開場 19:00/上映 20:00/雨天決行●チケット前売り券:おとな(高校生以上)1,300円 小中学生500円当日券 :おとな(高校生以上)1,500円 小中学生500円未就学児無料※税込●チケット販売場所チケットぴあ Pコード:468270または「八ヶ岳自然文化園」「茅野新星劇場」他各取扱店舗■主催 :星空の映画祭実行委員会■特別協力:八ヶ岳自然文化園|茅野新星劇場|マルモ印刷株式会社■特別協賛:富士見パノラマリゾート■協力 :株式会社 エース企画■フライヤー原画:ナオト(絵本な雑貨店)会場の様子 1●星空の映画祭とは1981年にスタートし、その後26年に渡って原村の夏の風物詩のひとつとして多くの人に愛され続けてき星空の映画祭でしたが、映画をとりまく環境・状況の変化から2006年に惜しまれながら幕を閉じました。4年後の2010年。「星空の映画祭」を見て育った地元住民やそれに共感した県内外のメンバーによるボランティアベースでの復活開催が実現。有志による手探りでの運営の中、毎年多くの来訪者にここでしか味わえない「星空の映画祭」という体験をお届けしています。●星空の映画祭実行委員会について星空の映画祭の開催と継承を目的に置いたボランティアベースの有志による任意団体です。現行の実行委員会は2010年の復活初年に組織され、準備から作品選定、会場設営、会期中は運営業務などを行っています。メンバーは毎年おおよそ30名ほどの人員で構成されています。また、スクリーンや音響の設置、映写機やプロジェクターによる上映は、第1回から新星劇場(茅野市)によって行われています。●会場について会場となるのは「八ヶ岳自然文化園」園内の野外ステージで、1981年の当時はまだ完全に森の中であった第1回開催から同じ場所での上映を行っています。半円系の座席に正対する野外ステージにおおよそ幅11m、高さ5mのスクリーンを張り、5.1チャンネルの音響を設置し上映を行います。映写は会場後方にある映写小屋から常設の35mmフィルム映写機およびデジタルシネマプロジェクターによって投影されます。会場周辺を木々が覆い、晴天時には文字通り満天の星空を仰ぎ見ることが出来ます。公式ウェブサイト: Instagram : Twitter : Facebook : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年07月07日恩納村【天】那覇【リーガロイヤルグラン沖縄Dining 19 (ナインティーン)】那覇【37Steakhouse&Bar那覇】恩納村【エスカーレ】那覇【MILANO|GRILL/ハイアット リージェンシー 那覇 沖縄】恩納村【天】沖縄県産食材にこだわった創作料理のコースが楽しめる海を見ながら食事が楽しめる席もある沖縄バス・琉球バス交通「名嘉真」バス停から徒歩2分、8万坪の敷地を誇る沖縄屈指のリゾート施設、かりゆしビーチリゾート「スパリゾートエグゼス」内にあるダイニング【天】。ライブ感のあるカウンター席やゆったりとしたテーブル席、半個室など、リゾートホテルならではの癒しの空間が広がっています。沖縄食材たっぷり、シェフオリジナルのオキナワン創作料理を堪能地産地消を目指し、沖縄食材にこだわったを料理を提供。沖縄県産の豚や和牛、直営のかりゆしファームで採れた新鮮野菜などを使用し、沖縄ならではのエッセンスを加えた和・洋創作料理はどれも絶品。ソムリエオススメのワインとともに、くつろぎながら食事を味わってみてはいかが。天【エリア】恩納村【ジャンル】洋食【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】7500円那覇【リーガロイヤルグラン沖縄 Dining 19 (ナインティーン)】東シナ海を望む抜群の眺望とともにこだわりの料理を満喫ラウンジ、バー、ダイニングゾーンなどがあり、幅広い用途で使えるゆいレール線の旭橋駅から徒歩2分、リーガロイヤルグラン沖縄、最上階の14階にある【リーガロイヤルグラン沖縄Dining 19 (ナインティーン)】。窓に囲まれた店内から見られる、東シナ海の景色が一望できる素晴らしい眺望はこの店の魅力の一つ。店内もラグジュアリーな空間となっており、日常から離れた落ち着いたひと時が過ごせます。ローストビーフ含むメインが選べるハーフビュッフェランチを提供ハーフビュッフェランチやコースディナーのメインになっているローストビーフは、USアンガス牛を使用。絶妙な加減でローストしており、口に入れた瞬間から肉の旨みが感じられます。もちろん魚介類を使った一皿もこだわって食材をセレクト。厳選食材にこだわった料理を那覇の美しい景色とともに堪能しましょう。リーガロイヤルグラン沖縄Dining 19 (ナインティーン)【エリア】沖縄県庁前周辺【ジャンル】洋食【ランチ平均予算】3500円【ディナー平均予算】7000円【アクセス】旭橋駅 徒歩2分那覇【37Steakhouse&Bar那覇】ラグジュアリーな空間でこだわりの熟成肉ステーキを味わうテーブル席のほかに個室席もあるので、プライベートな会食でも使えるゆいレール美栄橋駅から徒歩5分、JR九州ホテルブラッサム那覇の1階にあるステーキハウス【37Steakhouse&Bar那覇】。大きな窓と高い天井により店内は開放的な空間に。内装もラグジュアリーな雰囲気で、くつろぎながら食事が楽しめます。さらに、テラス席も用意されていて、優雅に時間が過ごせます。旨みが詰まった『35日熟成 ブラックアンガスビーフ リブステーキ(骨付き)』自慢のステーキは、自社で熟成したものを含むこだわりの熟成肉を使用。熟成することで、肉の旨みが凝縮され、肉本来の味わいが存分に堪能できます。ほかにも、ゴーヤやマンゴーなど、沖縄ならではの素材を使った一品料理も豊富にラインナップしているので、ステーキとともに味わってみてはいかがでしょうか。37Steakhouse&Bar那覇【エリア】国際通り【ジャンル】ステーキ【ランチ平均予算】2000円【ディナー平均予算】7000円【アクセス】美栄橋駅 徒歩5分恩納村【エスカーレ】ビーチを望む抜群の景色が楽しめるフレンチレストラン高級感の中にも沖縄らしい気さくなおもてなしが感じられる恩納村にあるホテルモントレ沖縄 スパ&リゾートの5階にあるフレンチレストラン【エスカーレ】。タイガービーチを一望できる抜群の景観がこの店の魅力の一つ。ホテルのレストランらしい高級感あふれるインテリアと開放感のある広々とした空間の中で、美しい景観とともにゆったりと食事が楽しめます。『国産伊勢海老と魚介類のマルセイユ風』は、魚介の旨みがたっぷりメニューは3種類のコース料理のみを提供。料理は、沖縄の近海魚や「アグー豚」、フルーツなど四季それぞれの沖縄の食材を使用。トリュフ風味のリゾットを添えた『県産牛フィレ肉のグリエ』をはじめ、味はもちろん、見た目でも楽しめる、五感を刺激するような料理の数々が堪能できます。エスカーレ【エリア】恩納村【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】7500円那覇【MILANO|GRILL/ハイアット リージェンシー 那覇 沖縄】那覇の美しい夜景とこだわりの料理を堪能ホテルの最上階というロケーションから那覇の美しい夜景も楽しめるゆいレール線の牧志駅より徒歩7分、ホテル最上階18階にあるレストラン【MILANO|GRILL/ハイアット リージェンシー 那覇 沖縄】。天然石で囲われたダッチオーブンやシェフの手さばきが見られるオープンキッチンをはじめ、店内は洗練された空間となっていて、上質な時間が過ごせます。熟成香が口の中広がるドライエイジング熟成した牛肉を使った『プレミアム熟成和牛ロースのグリル(フルコース「STELLA」より)』食材は、国内外から厳選した上質なビーフや沖縄近海や青森県直送の新鮮な魚介類などを使用。素材が持つ本来の味わいを活かしつつ、個性あふれる創作イタリア料理やグリル料理を提供。コース料理だけでなくアラカルトも多数用意しているので、こだわりの料理が堪能できます。MILANO|GRILL/ハイアット リージェンシー 那覇 沖縄【エリア】国際通り【ジャンル】イタリアン【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】10000円【アクセス】牧志駅 徒歩7分※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください。
2023年07月04日一般財団法人絵本未来創造機構(代表理事:仲宗根敦子)は、このたび、沖縄県の全ての小学校図書館に沖縄戦を描いた平和を考える絵本を寄贈いたします。これに伴い、絵本の寄贈式及び教育長表敬日程を2023年7月7日(金)、沖縄県庁にて行います。七夕であるこの特別な日に、子どもたちに平和を考える絵本を贈呈することで、世界平和を願う気持ちを共有することを目指しています。第54回講談社絵本賞受賞■絵本未来創造機構による絵本の寄贈式及び教育長表敬日程日時:令和5年7月7日(金) 15:30~15:45場所:沖縄県庁13階教育長応接室■選定した絵本について絵本の選定には、「なきむし せいとく 沖縄戦にまきこまれた少年の物語」(童心社の絵本)を採用しました。この絵本は、第54回講談社絵本賞を受賞し、40年以上にわたり沖縄を見つめ続けてきた著者である田島征彦さんが描いたものです。「沖縄戦」をテーマにした本作品は、田島さんの長年の取材の集大成として生まれたものであり、沖縄の子どもたちにとって平和とは何かを考える貴重な絵本です。この絵本を通じて、子どもたちは戦争の悲惨さと痛みを理解し、平和の尊さや大切さを実感することで、平和への思いを育むことを願っています。■一般財団法人絵本未来創造機構について一般財団法人絵本未来創造機構は、子どもたちに平和について考える機会を提供し、夢や希望を育むために絵本の力を活用しています。絵本は、想像力や感受性を刺激し、子どもたちの心を豊かに育む優れたツールです。特に、このような重いテーマを取り扱った絵本を通じて、子どもたちに平和への意識を育むきっかけを与えることが重要であると考えています。一般財団法人絵本未来創造機構 代表理事 仲宗根敦子(沖縄市在住)は、「絵本を通して豊かな未来を創造する」という理念を掲げ、絵本や読み聞かせの普及活動や、研修・出版等の活動を行っております。当財団は収益の一部を国内外の貧困地域への絵本の寄付、また平和活動として、沖縄や広島の平和祈念公園への寄付をしております。<一般財団法人絵本未来創造機構 代表理事 仲宗根敦子 コメント>「子どもたちが夢を持ち、平和について考えることは、未来の世界を築くために重要な要素だと考えています。絵本は子どもたちの心を豊かにし、平和への意識を育むための優れた手段です。我々はこの活動を通じて、子どもたちが平和の尊さを理解し、共に平和を築く力を育んでほしいと願っています。」 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年07月04日ザ・リッツ・カールトン沖縄(所在地:沖縄県名護市喜瀬1343-1)は、2023年7月1日~31日の1か月間限定で、沖縄県の推奨品種として登録されている最高級パイナップル「ゴールドバレル」を使用した『パイナップル・パフェ』を、ホテル棟3階に位置するロビーラウンジ&バーにてご提供します。パイナップルの産地として知られる沖縄の中でも、県北部と八重山地区のほんの一部の地域でのみ栽培されている希少な品種ゴールドバレルは、糖度が17~18度と高く、ジューシーなことで知られています。ザ・リッツ・カールトン沖縄が毎年夏に期間限定でご提供する、このゴールドバレルをふんだんに使用した『パイナップル・パフェ』は、当館の夏の風物詩にもなっており、沖縄の熱い夏には欠かせないさっぱりとした味わいの一品です。本年は、昨年までの『パイナップル・パフェ』をさらに進化させ、沖縄市にあるギリシャチーズ・ヨーグルト店「チーザニスタ」の軽やかでコクのあるギリシャヨーグルト(純沖縄県産ミルク使用、添加物・保存料不使用)を使用して作ったソルベや、ココナッツのパンナコッタ、レモンジュレを使用し、フレッシュでジューシーなゴールドバレルそのものの芳醇な味わいをより一層引き立てています。フルーツの甘さと爽やかな酸味が口の中で絶妙なハーモニーを奏で、一口食べ進めるごとに異なる味わい・食感・香りをお愉しみいただける『パイナップル・パフェ』の詳細は以下のとおりです。【パイナップル・パフェ】・期間:2023年7月1日~7月31日・時間:13:00~16:00・料金:3,200円(税サ込)・場所:ロビーラウンジ&バー(ロビー階)※仕入れ状況により、食材や提供期間が変更になる場合がございます。※ご予約も承ります。※1日10食限定での限定販売となります。<詳細>飴細工、沖縄県産ゴールドバレル、ギリシャヨーグルトソルベ、パイナップルソルベ、ココナッツメレンゲ 、ヘーゼルナッツとホワイトチョコのクランチ、ザ・リッツ・カールトン沖縄オリジナルTWGブレンドティーのセミフレッド、ココナッツパンナコッタ、レモンのジュレ、ラズベリー<ロビーラウンジ&バーについて>エメラルドグリーンに輝く美しい海や、眼下に広がるゴルフコースを眺めながら、沖縄の食材をふんだんに取り入れたアフタヌーンティーや旬のフルーツを使用したスイーツをお楽しみいただけます。また、アコースティックギターの音色が流れる夜のバータイムでは、沖縄の伝統を継承したクラフトリカーから豊富なセレクションを誇るウイスキーまで、バーテンダーが厳選したスピリッツをお楽しみいただけます。●ザ・リッツ・カールトン沖縄について沖縄本島のほぼ中央、名護市喜瀬の自然豊かな高台に位置する「ザ・リッツ・カールトン沖縄」は、琉球のシンボルとなっている“首里城”の赤瓦と白い城壁、また古来より“聖地”とされ崇められてきた水の湧き出る場所をモチーフとしています。琉球での城とは、訪れる人を温かく迎え入れる場所の意味もあり、「城(グスク)」と呼ばれます。古くより礼を重んじ礼を守ってきた琉球の人々が大切にしてきたおもてなしの心「迎恩(ケイオン)」と、ザ・リッツ・カールトンの伝統的なサービス精神を具現化した「城(グスク)」で、お客様をお迎えいたします。
2023年07月02日沖縄北部にて完全プライベートな別荘を貸し切りで提供する「LECEB SESOKO VILLA」(所在地:沖縄県国頭郡本部町瀬底、総支配人:石切山 経)は、沖縄県豊見城市瀬長にある「ジーケーエス沖縄レンタカー」(合資会社 河原商店、代表社員:河原 良輔)と共同で、沖縄北部旅行をよりラグジュアリーに満喫していただくため、現在モデル、タレントで活動中の山口 厚子(福岡さんのあっちゃん)さんに、「LECEB SESOKO VILLA」での宿泊と「ジーケーエス沖縄レンタカー」のJeep グランドチェロキーLをレポートしていただきました。また、この山口 厚子さんによる「LECEB SESOKO VILLA」での宿泊をもとに、沖縄北部旅行をよりラグジュアリーにしていただくための特別プラン『福岡産のあっちゃんプラン』を作成、2023年7月1日(土)~12月22日(金)の期間限定で提供を開始します。LECEB SESOKO VILLA Seaside deluxe suite 外看板にて【山口厚子さんのレポート】18年ぶりに沖縄へ両親の記念日を兼ねて家族旅行に行きました。天候にも恵まれ、初めて沖縄の北部にある瀬底島へ。そこには自然の中に颯爽と佇むコンクリート建てのセレブ感溢れるヴィラがありました。プール付きの一棟貸ヴィラで天井が高いリビング、キッチン、BBQのお庭、2つのベッドルームがありました。今回の旅行は、両親に一切宿泊場所もプランも伝えていなかった為、両親は驚きと感動、異次元の世界に舞い込んでしまったような感覚になったようでした。私自身も、ストレスフリーで時間を忘れ、目の前の透き通った海、ライトアップされたプールをリビングのソファーからただただ眺めるだけで幸せいっぱいでした。空港到着後ヴィラの総支配人、石切山さんの笑顔でのお出迎えからはじまり、沖縄の有名どころからマイナーな場所まで連れて行ってくださいました。また雨の場合のスケジュール調整も事前に考えてくださり、おもてなしの心が見えないところでも行き届いていました。私たちも安心してお任せした3日間でした。今回、ジーケーエス沖縄レンタカーさんでJeepグランドチェロキーLをご用意して頂きました。レザーシートで座り心地が良く、広々とした空間で一切疲れを感じることなく、また車高も高く、ドライブ中は景色を存分に堪能することができました。次回は、青色のJeep ラングラーアンリミテッドにも乗りたいと思いました。LECEB SESOKO VILLAで両親と贅沢な時間を過ごすことができ、また次は家族揃って泊まりたいと楽しみが増えました。ありがとうございました。※YouTubeチャンネル『福岡産のあっちゃん atsuko』にて、沖縄旅行の動画(2023.6.25)が公開されておりますので是非ご覧くださいませ。 LECEB SESOKO VILLA Seaside deluxe suite リビングソファーにてJeep グランドチェロキーL<山口 厚子さんプロフィール>山口 厚子1996年4月16日生まれ(27歳)モデル、タレント八女市茶のくに親善大使Instagram: YouTubeチャンネル: ・メディア出演2020 今夜くらべてみました2020 スイモクチャンネル2020 踊る!さんま御殿!!2021 恋のお世話始めました2022 みなと商事コインランドリー・リアリティー番組2021 水溜りボンドの青春動画荘・映画2021 いつか来ない未来に2022 キングダム2・モデルクラウディオ・パンディアーニららぽーとモデルCondenast Japan Rumore me HP掲載モデルラザリス公式モデルシューズ愛ランドMeeco・ラジオ2021~オレたちゴチャ・まぜっ!〜集まれヤンヤン〜レギュラーとして現在活動中・プロデュース福岡産のあっちゃんと行く1泊2日八女バスツアー・YouTube2020~福岡産のあっちゃんとして活動中山口厚子さん【NEW!特別プラン『福岡産のあっちゃんプラン』】今回の山口 厚子さんの『LECEB SESOKO VILLA』での宿泊をもとに、沖縄北部旅行をよりラグジュアリーにしていただくため、特別プランを作成いたしました。●プラン名:『福岡産のあっちゃんプラン』●販売期間:2023年7月1日(土)~12月22日(金)●プラン料金「LECEB SESOKO VILLA Hills suite」宿泊人数1名~4名迄1室2名様でのご利用の場合宿泊朝食付1名様 1泊 49,770円~「LECEB SESOKO VILLA Seaside suite」宿泊人数1名~2名迄1室2名様でのご利用の場合宿泊朝食付1名様 1泊 31,355円~「LECEB SESOKO VILLA Seaside deluxe suite」宿泊人数1名~6名迄1室2名様でのご利用の場合宿泊朝食付1名様 1泊 87,785円~※宿泊料金は毎日変動しております。ご予約時にご確認ください。※お子様料金など詳細はお電話にてご確認くださいませ。●宿泊特典宿泊代金10%割引沖縄限定 黒糖珈琲をプレゼントジーケーエス沖縄レンタカー30%割引で案内可能<LECEB SESOKO VILLA 予約方法>・ご予約は、お電話(0980-43-0343)のみの受付となります。・ご予約時に『YouTubeにて福岡産のあっちゃんプランを観ました』とお伝えいただきますと上記の特典が受けられます。・事前振込もしくは事前決済(PayPal決済)となります。<ジーケーエス沖縄レンタカー 予約方法>ご予約は、お電話(090-8156-3005)にて『LECEB SESOKO VILLA の宿泊プラン 福岡産のあっちゃんプラン』とお伝えしていただきますと、ジーケーエス沖縄レンタカーが通常価格より30%割引でのご案内。今回プランの宿泊代金にはレンタカー代金は含まれておりませんのでレンタカーのご予約は、お客様本人(ご予約者)とジーケーエス沖縄レンタカーで直接お電話でのやり取りとなります。※レンタカーに関しましては、限られた台数で運営している事もあり、ご希望の車種でのご案内ができない場合もございますので、ご了承くださいませ。『LECEB SESOKO VILLA』のオフィシャルホームページでは、客室やお食事、スパなど、施設情報も随時更新中。さらに、Instagram、FacebookといったSNSについても公式アカウントを開設しております。最新の情報につきましては、随時、SNSでも発信していきます。オフィシャルホームページ: Instagram : LECEB @leceb_okinawa Facebook : LECEB @leceb.sesoko 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月30日黒木華主演映画『せかいのおきく』で監督を務めた阪本順治が、「第22回ニューヨーク・アジアン映画祭」にて「スター・アジア・ライフタイム・アチーブメント賞」を受賞した。「ニューヨーク・アジアン映画祭」は、北米で最も由緒あるアジア系映画祭で、22回目を迎える今年は、7月14日から30日まで開催。阪本監督が受賞した「スター・アジア・ライフタイム・アチーブメント(Star Asia Lifetime Achievement)賞」は、“スターアジア生涯功績賞”と翻訳され、長年優れた作品にて、何世代にも渡る映画製作者と観客に影響を与えてきた、特別な才能の人物に与えられる賞として名誉ある受賞だ。阪本順治監督これまで、ジャッキー・チェン、ユエン・ウーピン、アン・ホイらが受賞しており、日本からは2016年に岩井俊二、2018年に原田眞人、昨年は清水崇が選ばれ、今回4人目の受賞となった。受賞決定を受けて阪本監督は、「すべての作品にかかわっていただいた方々に、感謝します。これからも、順応と抵抗を繰り返し、あちらこちらへと越境しながら、変わらず、やっていきます」とコメント。阪本監督は上映に合わせて渡米し、レッドカーペットに登場する予定だ。また本作の主演を務めた黒木さんは、「沢山の映画を撮ってこられた阪本監督の作品の一部を担えたこと、大変光栄に思います」と話し、「また監督と新たな映画の時間を過ごせるよう私も精進したいと思います」とコメント。池松壮亮も「長年において数々の意志を、記憶を、夢を、映画に刻み込み、そこから沢山の影響を受けてきた者の1人として、心より祝福いたします」と祝いの言葉を送り、寛 一 郎は「自分のことのように嬉しく思います。これからも価値のある作品を撮り続けてください」と語った。『せかいのおきく』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:せかいのおきく 2023年4月28日より全国にて公開©2023 FANTASIA
2023年06月29日LGBTQ+などのセクシュアル・マイノリティをテーマとした映画を、ジャンルを問わず国内外からセレクションして上映する「第31回レインボー・リール東京 ~東京国際レズビアン&ゲイ映画祭~」。7月15日(土)から開催する今年の上映プログラムが決定した。第31回を迎える今年の映画祭ではスパイラルホール(青山)とユーロライブ(渋谷)の2会場で、計6日間にわたり、全11プログラム21作品を上映。21作品のうち11作品が日本初上映(ジャパン・プレミア)であり、本映画祭でしか観ることのできない貴重な作品も多い。今年の幕開けとなるオープニング作品は、釜山国際映画祭やサンフランシスコ国際映画祭にも出品された韓国映画『孔雀』。家族や故郷の人々と絶縁しているトランスジェンダー女性の物語。『孔雀』今年のベルリン国際映画祭をはじめ、サンダンス映画祭やシアトル国際映画祭などで受賞つづきの『マット』にも注目。主人公の運のない24時間を描いた閉塞感のある映像に加え、主人公のトランスジェンダー男性を演じる新星リオ・メヒエルが圧倒的。デンマークから届いたレズビアン映画『ヴィーナス・エフェクト』は、美しい自然の中で様々な形の人間関係や愛、家族を描いた北欧発のドラマ。『ヴィーナス・エフェクト』オーストラリア映画の『ローンサム』は、ゲイアプリで知り合ったふたりのセクシュアリティと孤独、心の傷を探求した野心作。昨年、2本の長編が大好評だった日本作品では、今年は長編に『幸運の犬』が選出。ほかにも、コメディやドキュメンタリー、ショートフィルムなど、多岐にわたる充実の上映ラインアップとなる。さらに、今年は上映後のイベントが目白押し。『孔雀』では、来日予定のピョン・ソンビン監督とのトークイベントや、『秘密を語る方法』ではショーン・ダン監督とのオンライントークイベントを予定(※いずれもスパイラルホールのみ)。また、2017年(第26回)以来、6年ぶりとなる「レインボー・リール・コンペティション」の開催が決定。日本人の映像作家たちによる渾身のショートフィルム7本を上映し、観客投票によりグランプリ作品が決定する。「レインボー・リール・コンペティション」でもキャスト・監督たちによる舞台挨拶が予定されている。近年日本では、6月に福岡地裁が「同性婚を認めないのは違憲状態」という判断を示し、前進しつつある一方で、「LGBT理解増進法案」を巡る様々な議論や反発などもあり、LGBTQ+を取り巻く状況は一進一退を繰り返している。そのような中、セクシュアル・マイノリティを取り巻く“いま”をリアルに切り取った世界中の珠玉のヒューマンドラマやドキュメンタリーに触れることができる機会となりそうだ。<上映プログラム>『クリッシー・ジュディ』★日本初上映クリッシーとジュディは親友同士。今年こそドラァグクイーンとして大ブレイクを目指すジュディだったが、コンビの相棒であるクリッシーが恋人と同居するため街を離れることに。1人取り残されたジュディは、30代にして恋愛・就職・孤独といった現実的な問題と向き合わざるを得なくなる。製作・監督・脚本・主演のトッド・フラハティが、親友と離ればなれになるという普遍的な痛みをモノクロ映像で物哀しくも優しく描いたコメディドラマ。『エッグヘッド&トゥインキー』★日本初上映ある朝、17歳のトゥインキーは両親に同性が好きだとカミングアウト。その勢いのままプチ家出をし、ネット遠恋中の彼女(?)にリアルで会うために親友の男子エッグヘッドが運転する車でテキサスへの旅に出る。ところが、道中はトラブル続きで…!?テンポの良い会話とフレッシュなキャラクター、アニメーションなどを使った映像演出が楽しいキュートでカラフルな青春ラブコメディ。『秘密を語る方法』★アジア初上映21歳でHIV陽性と判明したロビーは、5人の元交際相手に連絡を取る。その1人が本作の監督ショーン・ダンだった。このことをきっかけに、ショーンはHIVと共に生きる人々からヒアリングした経験談を再構築し、俳優が演じる舞台、ドラァグアーティストのストリートパフォーマンス、当事者同士が語り合うワークショップといった多彩な手法で「秘密を語る方法」を表現。言葉の力が魂を震わせるハイブリッド・ドキュメンタリー。★上映後にトークイベントを実施予定『ココモ・シティ』★日本初上映アトランタとニューヨークでセックスワーカーとして働く4人の黒人トランスジェンダー女性たち。彼女らの生の感情を捉えたインタビュー映像から、性労働の実態と構造的差別の存在が皮肉を交えて赤裸々に暴かれる。粗い白黒の映像やエネルギーに満ち溢れた演出が話題を呼び、世界中の映画祭で観客賞を受賞した異色のドキュメンタリー。なお、本作に登場するココ・ダ・ドール(本名ラシーダ・ウィリアムズ)は今年4月に銃殺された。『ローンサム』★日本初上映田舎町でスキャンダルに巻き込まれたケイシーは、ヒッチハイクで大都会シドニーへ向かう。金も寝床もない彼は、ゲイアプリを通じて知り合ったティブの家に居候しながら仕事を手伝うことに。セックスを通じて2人の距離は縮まり、互いに心を開くようになるが、どちらにも抱えきれない暗い過去があった。初長編『Teenage Kicks(原題)』(2016)でオーストラリア映画界にその名を知らしめた気鋭のクィア映画監督クレイグ・ボアハムが、セクシュアリティと孤独、心の傷を探求した野心作。『マット』★日本初上映ニューヨークに暮らすトランスジェンダー男性のフェーニャのもとに、性別移行をして以来疎遠になっていた相手が次々と舞い戻ってくる。ノンケの元カレ、13歳の妹、そして外国に住む父親の登場に戸惑いながらも、フェーニャは過去の関係と折り合いをつけようとする。人種とジェンダーの狭間で生きる主人公の最も運のない24時間を閉塞感のある映像で描く。フェーニャを演じる新星リオ・メヒエルの演技に釘づけになること必至。『孔雀』★日本初上映家族や故郷の人々と絶縁しているトランスジェンダー女性のミョン。性別適合手術の費用が必要な彼女は、賞金目当てにワッキングダンスの大会に出場するが、優勝を逃してしまう。そんな時、ミョンは父の訃報を受け、「四十九日の法要で伝統舞踊のソゴチュム(小鼓舞)を踊れば遺産を渡す」と父が遺言を残していたことを知る。短編『神の娘のダンス』(2020)で世界に注目された実力派ピョン・ソンビン監督が、同作主演のヘジュンと再びタッグを組んだ長編デビュー作。プロダンサーであるヘジュンの迫力あるダンスも見どころ。★上映後にトークイベントを実施予定『ヴィーナス・エフェクト』★日本初上映20代のリウはデンマークの田舎町で両親が営む植物園に勤め、平凡ながら穏やかな生活がずっと続くものと思っていた。しかしある日、エキセントリックで不思議な魅力を持つレズビアンのアンドレアと出会い、リウの日常は一変。2人の恋は燃え上がる一方、それぞれのライフスタイルがぶつかり合い、リウの家族にまで思いも寄らない影響が生じる。美しい自然の中で様々な形の人間関係や愛、家族を描いた北欧発のドラマ。『幸運の犬』精力的にゲイ映像作品を続々と制作しているちくわフィルム。その長編映画第3弾『幸運の犬』が満を持して、今年のレインボー・リール東京~東京国際レズビアン&ゲイ映画祭~の大スクリーンに登場する。仕事も全くうまくいかず、46年間一度も彼氏ができたことがないヒゲポン。「クソみたいな人生だった。1回くらい『GOGO BOY』みたいなイケメンとキスしたかった」と嘆きながら自殺を図るヒゲポンの前に、突然1匹の「犬」が現れる。何気にその犬を連れて行きつけのバーに行くと、隣に居合わせた超絶イケメンのTENから「かっこいい方ですね。嫌なことは忘れましょう」と熱いハグをされ、人生最大級の幸運にすっかり舞い上がるヒゲポン。だがその犬が起こす奇跡は、まだ始まったばかりだった。ちくわフィルムで監督としても活躍するヒゲポンを恋の虜にする“TENくん”には、「GOGO BOY」のTENが起用され、演技の才能も開花。ほかにも、バーのマスター役に「GOGO BOY」の千葉優人や、ちくわフィルムの名俳優・雄太が“TENくん”の兄役で好演するなど、魅力的なキャストが出演。★上映後に舞台挨拶を実施予定FANTASTIC ASIA!~アジア短編プログラム~アジアの短編映画を集めたプログラム。ファンタジー、SF、ミュージカル、コメディなど、様々なジャンルの異色作が勢ぞろい。クィア映画の可能性を広げる“ファンタスティック”な作品揃い。『孤独な王子』インド映画『孤独な王子』は日本初上映、彫刻家を宮廷に招き、芸術作品を作らせる孤独な王子。彫刻家が大理石の塊を彫っていくうちに、王子もまた新たな自分を発見していく。壮大な世界観と映像美が見どころのファンタジー・ロマンス。同じく日本初上映『U・ラブズ・ユー』は、『ロザリンドとオーランドー』(第30回上映)のチェン・ホンイー監督による近未来的でポップなSFロマンス。配達ロボットのUが在宅勤務の映像編集者リンミンに恋をする。しかし、ロボットと人間の交際は禁じられていて…。『U・ラブズ・ユー』そのほか、インドネシア『マカッサルはサッカーファンの街』、台湾『タンクフェアリー』、韓国『ティンダー時代の愛』(海外初上映)を上映。レインボー・リール・コンペティション2023★上映後に舞台挨拶と表彰式を実施予定いまのショートフィルムも傑作揃い。観客投票でグランプリを決定する。『Veils』小さな書店経営者・谷あゆみと、会社員・村上紗香は同棲中のカップルだ。日々、LGBTQ当事者としての息苦しさを感じつつも、2人には交際5年の節目に結婚写真を撮る楽しみが待っていた。ある日、紗香はフォトサロン検索サイトで「LGBTQ対応可」の文字を見つけ問い合わせるが、返答に落胆と怒りを隠せない。抗議に行くあゆみと、それを止める紗香。ベテランスタッフの大島に、あゆみの言葉は届くのか。そして、2人の幸せが満たされる場所はあるのか。『カゾクノキョリ』紗香とあゆみは交際7年目のカップル。ある朝、大寝坊した2人…果たして、どうなる?2022年に国内外の映画祭で約50ものノミネートを果たした短編映画『Veils』(上記)の後日譚。『チェンジマイノリティ』異性愛者がマイノリティの世界で暮らす、サラリーマンの優紀。女性のパートナーがいて結婚を考えているが、異性婚が認められていない社会で、法的な家族になれない苦しさが続いている。同性愛が当たり前とされる社会で、家族へのカミングアウトや、職場での同性愛規範の押し付けに、日々悩み苦しみながら生きつつも、本来の自分を取り戻していく。『変わるまで、生きる』NPO法人パープル・ハンズで行われている中高年の性的マイノリティによる持ち寄り食事会を取材したドキュメンタリー。偏見や法制度の不備など、様々な要因で孤独に陥りやすい性的マイノリティの老後。不安に感じている当事者も多い。「実際の“プラチナ世代”の当事者たちが楽しく過ごす様子を知ることで、将来への不安が少しでも和らぐと嬉しい。また彼らの経験談から、性的マイノリティに対する社会の眼差しが少しずつ変わってきたことを知り、より良く変わってゆく未来への想像へとつなげて欲しい」との監督の思いで制作された。『フツー』春。“フツー”のレズビアンカップルである愛美と杏子。2人は約束された幸せな未来をともに過ごしていくはずだったが、事態は一転する……2人の“フツー”を桜が見届ける愛の物語。『GMT+9』カップルとして新たな生活を始めようと、ベルリンへやって来たマキとユイ。新しい土地に降り立ち、家族の支援を受けながら自由奔放に生きるマキ。その一方で、東京で生活しているかのように偽り、テレビ電話越しに映る母親に嘘をつき続けて生きるサキ。仕事を辞めて日本を離れた彼女は、チャット・レディの仕事でひとまず生計を立てようと、部屋に閉じこもり日本時間で生活する。そしてその時差と次第にベルリンで生きる目的を失っていく……。『ストレンジ』塾に通い、勉強漬けの日々を過ごす内気な高校生のオデコちゃん(荒木飛羽)が出会ったのは、夜の公園で涙を流す、ドラァグクイーン姿のクマさん(ドリアン・ロロブリジーダ)だった。交流を重ねるうち、もがきながらも自分に正直に生きようとするクマさんの姿勢は、次第にオデコちゃんにも変化を与え――。「第31回レインボー・リール東京 ~東京国際レズビアン&ゲイ映画祭~」は7月15日(土)~17日(月・祝)スパイラルホールにて、7月21日(金)~23日(日)ユーロライブにて開催。(シネマカフェ編集部)
2023年06月28日第94回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞ノミネートほか、サンダンス映画祭、山形国際ドキュメンタリー映画祭など30以上の映画賞に輝いたドキュメンタリーが、『燃えあがる女性記者たち』として渋谷・ユーロスペースにて9月中旬より劇場公開されることが決定した。舞台は、インド北部のウッタル・プラデーシュ州。カースト外の「不可触民」として差別を受けるダリト(ダリット)の女性たちが立ちあげた「ニュースの波」という意味の新聞社「カバル・ラハリヤ」は、紙媒体からSNSやYouTubeでの発信を主とするデジタルメディアとして新しい挑戦を始める。ペンをスマートフォンに持ちかえた彼女たちは、貧困と階層、そしてジェンダーという多重の差別や偏見、さらには夫や家族からの抵抗に遭いながらも、粘り強く小さな声を取材していく。やがて、彼女たちが発信する“ニュースの波”は大きなうねりとなっていく――。これまで日本国内の映画祭で上映された際のタイトルは『燃え上がる記者たち』だったが、厳しい日常を生きながら、それでも沈黙の暴力に屈しない“女性”たちの闘う姿を伝えたいとの思いで、劇場公開にあたり『燃えあがる女性記者たち』と改題された。新タイトル&メインビジュアル解禁にあわせて、日本版オリジナル“特報”も解禁。ワシントン・ポスト紙は「最も感動的なジャーナリズム映画。報道の自由を守る戦いの本質的な描写。本作はとてつもない困難を顧みずこの仕事を選ぶ人々がいることを私たちに想起させる」、ニューヨーク・タイムズ紙は「感動が沸き上がるーまさに心を奮い立たせる作品」と評価。ハリウッド・リポーターでは「洞察力に満ち、心を揺さぶる作品。本作は、社会の最も底辺に置かれた人々が自ら力を持ったときに起こり得る『変化』を明らかにした」と寄せている。『燃えあがる女性記者たち』は9月中旬よりユーロスペースほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2023年06月21日※本リリースは、インタラクティブとJTB沖縄の共同リリースですインタラクティブ株式会社(本社:沖縄県宜野湾市、代表取締役社長:臼井 隆秀、以下「インタラクティブ」)と株式会社JTB沖縄(本社:沖縄県那覇市、代表取締役 社長執行役員:桂原 耕一、以下「JTB沖縄」)は、沖縄観光メディア「おきなわLikes」の運営をインタラクティブからJTB沖縄に譲渡することについて合意しました。事業譲渡契約締結日は2023年4月21日、同年5月26日に商標権の移転が完了しましたことをお知らせします。おきなわLikes_kvインタラクティブが2012年9月より運営を行ってきた「おきなわLikes」は、沖縄の様々な地域イベント、おすすめスポット、お得情報などを紹介する沖縄観光情報メディアです。WEBサイトとFacebook、Instagram、Twitterの3つのSNSを運営し、SNSでは約25万人のフォロワーに沖縄の魅力を日々発信しています。また、蓄積されている写真や記事などのコンテンツデータは数千件に上っています。このたび、掲載コンテンツの拡充や沖縄観光事業者との連携強化を図るため、「沖縄の経済発展実現に、観光を基軸として貢献する」ことを経営理念に掲げ、様々な観光サービスを提供するJTB沖縄への譲渡に合意しました。本事業の譲渡日は2023年4月21日で、両社が半年以上協議を重ね、従来のユーザーを大切にする観点から「おきなわLikes」のメディア名や運営方針はそのまま引き継がれました。今後はJTB沖縄が運営する観光情報WEBサイト「沖縄トラベラー」「リッカドッカ沖縄ナビ」の公式SNSアカウントとして運営します。なお、本事業の譲渡に際して、ユーザーが新たに手続きいただく必要はありません。■事業及び各種権利の譲渡手続き完了日事業譲渡契約日:2023年4月21日商標権の移転日:2023年5月26日■おきなわLikesについておきなわLikesは、県内最大級の観光メディアとして沖縄の魅力を日々発信し、多くの沖縄ファンと交流しています。総フォロワー数は約25万人で、写真や記事などのコンテンツは数千件に上っています。Facebook : Instagram: Twitter : ■インタラクティブについて社名 : インタラクティブ株式会社代表者 : 代表取締役社長 臼井 隆秀所在地 : 沖縄県宜野湾市大山3丁目11-32設立年月日: 2009年2月5日事業内容 : デジタルマーケティング事業、人材事業、戦略投資事業、地域貢献事業URL : ■JTB沖縄について社名 : 株式会社JTB沖縄代表者 : 代表取締役 社長執行役員 桂原 耕一所在地 : 沖縄県那覇市旭町112番地1設立年月日: 1988年5月26日事業内容 : 旅行業・地域活性化事業(観光コンサルタント)沖縄県観光情報を中心とした広告のプロモーションビジネス沖縄地区における訪日インバウンド事業、仕入・商品造成事業URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月21日映画『エゴイスト』に主演した鈴木亮平が、第22回ニューヨーク・アジアン映画祭2023(New York Asian Film Festival/略称:NYAFF)にてライジングスター・アジア賞を受賞することが発表され、鈴木さんからコメントが到着した。ニューヨーク・アジアン映画祭は北米でもっとも由緒あるアジア系映画祭。7月14日から30日までニューヨーク、リンカーン・センターで開催され、各国から60以上の作品が出品される。『エゴイスト』は世界的に注目度の高いアジア映画を紹介する「Standouts部門」に出品され、現地時間7月15日にリンカーン・センターにて行われる上映の際に授賞式が行われる予定。舞台挨拶には鈴木さんとともに松永大司監督も出席予定となっている。ライジングスター・アジア賞は、世界的にもっとも活躍が期待される俳優に贈られる賞になり、過去の日本人では池松壮亮、小松菜奈、綾野剛らが受賞してきた。鈴木さんは、大河ドラマ「西郷どん」や「エルピスー希望、あるいは災いー」出演、『孤狼の血 LEVEL2』では日本アカデミー賞最優秀助演男優賞をはじめとする数々の賞を受賞、最近では映画『TOKYO MER~走る緊急救命室~』の大ヒットも記憶に新しく、日本を代表する俳優の1人。本作では、恋人とその母へ愛情を注ぐゲイの主人公を演じた繊細な演技が高く評価され、この度の受賞に繋がった。なお、2013年には鈴木さん出演の『HK/変態仮面』がNYAFFにて観客賞を受賞している。鈴木亮平コメント愛する街ニューヨークで、このような重要な賞をいただき非常に光栄です。また、映画『エゴイスト』が国境や文化の違いを越えて評価されていることをとても嬉しく思います。『エゴイスト』は「恋人との愛」「親子愛」「救い」などのテーマと共に、セクシュアリティやアイデンティティについて大きな気付きを与えてくれた、私にとっても特別な作品です。この作品がさらに世界中に広がり、たくさんの方々の心に届いてくれることを願っています。改めて、原作者の高山真さん、共演の宮沢氷魚くん、阿川佐和子さん、松永大司監督をはじめ、協力してくださった全ての方に感謝いたします。「ライジング・スター」という名に恥じぬよう、今後とも俳優として、人間として研鑽を積んでいきたいと思います。なお、本作は、2023年2月10日の劇場公開以降、いまなお日本中でロングラン上映を続けており、動員数は20万人を突破、興行収入は約3億円と、ロングランヒットを記録中。北米に加えてアジアでは香港、韓国、台湾で公開が決定、映画祭は、アジア全域版アカデミー賞といわれる「第16回アジア・フィルム・アワード」(助演男優賞受賞:宮沢氷魚)のほか、イタリア「ウディネ・ファー・イースト映画祭」、ドイツ「第23回ニッポン・コネクション」、米「フレームライン映画祭」、米「プロビンスタウン映画祭」、韓国「富川ファンタスティック映画祭」など続々と出品が決定している。『エゴイスト』は全国にて公開中。8月25日(金)Blu-ray&DVD発売発売元:日活販売元:ライツキューブ(シネマカフェ編集部)■関連作品:エゴイスト(2023) 2023年2月10日より全国にて公開© 2023 高山真・小学館/「エゴイスト」製作委員会
2023年06月19日菊地凛子と国内外で注目を浴びる監督・熊切和嘉が22年ぶりにタッグ、菊地さん初の邦画単独主演作品となる『658km、陽子の旅』が、第25回上海国際映画祭にて最優秀作品賞、最優秀脚本賞、最優秀女優賞を受賞。本年度のコンペティション部門において最多となる3冠となった。現地時間19時(日本時間20時)より開催された第25回上海国際映画祭の授賞式。授賞式では、MCから上海国際映画祭初参加にして受賞の感想を問われると、最優秀脚本賞を受賞した室井孝介は、「私は映画祭の経験というのがないものですから、このような華やかな場は夢のような場所です。この場にお呼びいただき、大変光栄ですし、賞をいただけると思っていなかったので、本当に嬉しいです」と率直な感想をコメント。妻と共同のペンネーム「浪子想」で共同脚本を担当した熊切和嘉監督は、「このような素晴らしい賞をいただきまして、大変光栄に思います。浪子想と言いますのは、私、熊切和嘉と妻の熊切智子の共同のペンネームでして、今回もちろん室井さんの脚本が素晴らしかったのですが、そこからさらに妻の力で、主人公の女性を深く掘り下げて描けたのかなと思っています。妻にこの場を借りて、感謝をしたいと思います」と、改めて感謝を伝えた。最優秀女優賞を受賞した菊地凛子は、「まさか、初めて上海国際映画祭というこの素敵な映画祭によんでいただき、このような素敵な賞をいただいて本当に嬉しいです。20年前に自分を拾ってくれた熊切監督の作品で、こうして賞をいただけて大変うれしく思います」と上海国際映画祭とともに、熊切監督への感謝をコメント。また、菊地さんへ、MCから「中国でも、知名度のある菊地凛子さん。中国の映画監督と一緒に映画を作りたいと思ったことはありますか?」との質問が。夫の染谷将太が中国のチェン・カイコー監督の映画で、主演したことも含めて問われると、「是非。自分が子どもの頃から中国の映画を見て育ってきましたし、本当に出演してみたいんですけど、中国語の挨拶すら難しくて。今から勉強します!」とアピールした。さらに3人は、最優秀作品賞を受賞し再び壇上へ。熊切監督は、「まさかこんなに賞をいただけるなんて全然思ってもいなかったので本当に嬉しく思います。ありがとうございます」と驚きと喜びの混じった笑顔をはじけさせ、菊地さんも「3つも賞をいただけるとは思ってもおらず、本当にありがとうございます」と語り、染谷さんとも「『獲りました』『おめでとう』とメールで会話しました」と感謝のコメントを寄せていた。なお、同映画祭コンペティション部門において、日本映画で最優秀作品賞を受賞したのは、第8回(2005年)の三原光尋監督作『村の写真集』以来18年ぶり、最優秀脚本賞を受賞したのは、第15回(2012年)『鍵泥棒のメソッド』の内田けんじ監督以来11年ぶり、さらに、最優秀女優賞は第19回(2016年)阪本順治監督『団地』で藤山直美が受賞して以来7年ぶりとなる。また、『バベル』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたことのある菊地さんは、今回が国際的映画祭での初受賞となった。受賞後、熊切監督は「菊地さんといつかまた仕事したいと、20年間思っていて、それがかなったので、撮影中から夢の中にいるようでした。それが、まだ続いているような気持ち」とコメント。菊池さんも自身の受賞に「驚きとその事実を受け入れるのに時間がかかりました」と言い、「国際映画祭に初めて呼んでいただいたこの上海で、皆さんに温かく迎えていただき、女優賞、脚本賞、作品賞をいただけるとは思ってもいなかったです。役者をやっていて、心からよかったと思います。ここからの役者人生、また身が引き締まる思いです」と明かす。「20年前に熊切監督に拾っていただいたことも、こうしてまた新しい作品で監督に感謝できる環境にこられたことは、何よりも自分の宝物です。この作品を愛していますし、多くの方にこの作品が届くことが幸せです。審査員の方に舞台裏で『審査員みんながあなたに決めたのよ』と言われ、映画にも感動したと言っていただいた。その言葉がとても嬉しかったです。(そう話してくださったのは)インドの審査員の方で、こうやって国際映画祭に参加することで、国境関係なく、1本の映画で心を揺さぶられるということが自分の身に起こるんだということは幸せだなと思います。またいただいた役を真摯にひとつずつやっていこうと、心に誓いました」と喜びとともに、さらなる意気込みを語っていた。審査員の講評・受賞理由は以下の通り。★作品賞講評:「この映画は、ロードムービーを創造的な方法で探求し、昨今の日本で暮らす平凡な人々の平凡な日常を描くなかで、ヒロインが自分自身を発見するプロセスを目撃させます。審査員は満場一致で本作が唯一無二の作品だと評価しました」★脚本賞講評:「これが人生・社会・希望と絶望の旅についての深遠な物語であり、更にそれ以上に自己発見についての物語であると評価したため、最優秀脚本賞を授与します」★女優賞講評:「映画の中の菊地凛子の表情豊かな目と震える手は審査員たちの心を捉え、キャラクターを内面化する彼女の演技力は“俳優”の存在を忘れさせます。彼女の演技はキャラクターに命を吹き込みました」『658km、陽子の旅』は7月28日(金)よりユーロスペース、テアトル新宿ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:658km、陽子の旅 2023年7月28日よりユーロスペース、テアトル新宿ほか全国にて順次公開©2023「658km、陽子の旅」製作委員会
2023年06月19日新千歳空港国際アニメーション映画祭実行委員会は、2023年11月2日(木)~6日(月)の5日間、北海道新千歳空港にて開催する「第10回 新千歳空港国際アニメーション映画祭」のメインビジュアル担当作家を発表しました。また、映画祭が本年で10周年を迎えるにあたり制作した記念ロゴマークを公開しました。第10回メインビジュアル担当作家は漫画家 市川春子に決定『宝石の国(8)』カバーイラスト ©市川春子/講談社記念すべき第10回映画祭の顔となるメインビジュアルの担当作家は、「月刊アフタヌーン(講談社)」にて、現在『宝石の国』を連載中の漫画家 市川春子(いちかわはるこ)氏に決定しました。同氏は、投稿作『虫と歌』でアフタヌーン2006年夏の四季大賞を受賞し、『星の恋人』でデビュー、初の作品集『虫と歌 市川春子作品集』が第14回手塚治虫文化賞・新生賞を受賞、2作目の作品集『25時のバカンス 市川春子作品集Ⅱ』が第16回文化庁メディア芸術祭「マンガ部門」審査委員会推薦作品となるなど高い評価を受け、2012年より自身初の長編作品となる『宝石の国』を現在まで連載中です。また、学生時代を北海道札幌市で過ごし、本映画祭でも2017年にTVアニメ『宝石の国』のプログラムを実施するなど、北海道と本映画祭にゆかりのある作家でもあります。同氏による本映画祭メインビジュアルは、本年夏以降に新千歳空港館内およびWEB上など各所で展開してまいりますので、是非ご期待ください。市川春子(いちかわはるこ)プロフィール学生時代を札幌で過ごす。投稿作『虫と歌』で「アフタヌーン2006年夏の四季大賞」受賞、『星の恋人』でデビュー。初作品集『虫と歌 市川春子作品集』が第14回手塚治虫文化賞・新生賞受賞。「アフタヌーン」にて『宝石の国』を連載中。『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』の人物キャラクターデザインを一部担当。映画祭10周年を彩る記念ロゴマークを公開本映画祭が2023年に10周年を迎えるにあたり制作した、記念ロゴマークを公開しました。アニメーションとエアポートの頭文字「A」からなるオブジェの集合体により、北海道の美しい雪の結晶をイメージした映画祭の公式ロゴをもとに、10の数字を形作ることで、これまで10年間の映画祭の歩みを表現するとともに、外周の円を外したデザインにより「映画祭がより外へ広がっていく」というメッセージが込められています。本記念ロゴマークはメインビジュアルと共に、新千歳空港館内およびWEB上など各所で展開してまいります。10周年記念ロゴマーク10周年を迎える本年映画祭では、これまでの集大成となるだけではなく、新たな10年に向け、地域との連携や国内外への情報発信など更なる「外」への広がりを目指した展開を予定しています。最新情報は映画祭公式WEBサイトにて随時更新してまいりますので、ご期待ください。「第10回 新千歳空港国際アニメーション映画祭」実施概要開催日程:2023年11月2日(木)~11月6日(月)会場:新千歳空港ターミナルビル(新千歳空港シアター他)■コンペティション情報募集日程:①短編部門 2023年4月24日(月)~2023年6月30日(金)②長編部門2023年4月24日(月)~2023年7月18日(火)③Social Media部門2023年4月24日(月)~2023年7月18日(火)ノミネート発表:①2023年8月末②2023年9月末③2023年9月中旬※受賞作の発表本審査/授賞式:映画祭本祭会期中■「新千歳空港国際アニメーション映画祭」とは新千歳空港国際アニメーション映画祭は、北海道と世界を結ぶゲートウェイである新千歳空港ターミナルビル(北海道千歳市)を会場とした、アニメーション専門の国際映画祭です。記念すべき第10回目の開催となる今年も、アニメーションを通した「国際文化交流拠点」となることを目指し、国内最大規模のコンペティションを柱に、国内外話題作など招待作品の上映をはじめとする多様なプログラムを展開し、来場者へ最新情報と国際的な出会いを共有できる場を提供します。第10回 新千歳空港国際アニメーション映画祭 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年06月14日デジタルシネマにフォーカスし、映像表現の可能性とエンタテインメント性を備えた作品を世界中から厳選し上映する国際コンペティション映画祭「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2023」のラインナップ発表会見が6月14日、都内で行われた。2004年にスタートし、記念すべき第20回を迎える今年は、2012年の同映画祭で初長編作『チチを撮りに』が監督賞&SKIPシティアワードに輝き、『湯を沸かすほどの熱い愛』『浅田家!』など飛躍を続ける中野量太監督が、国内コンペティション審査委員長を務めることになり、「この映画祭をきっかけに、映画監督の道を切り開いていただいた。応募する皆さんの気持ちは痛いほど分かるので、責任をもって審査しなければいけない」と決意表明した。中野量太その上で「丁寧に審査し、(若い才能を)すくい上げて、ほめてあげたい。プラス、プロの壁を超えるために、何が足りないのか。僕にしかできないアドバイスもできれば」と審査に対する思いもコメント。「新しい才能に出会えるのが楽しみですし、もしかすると、昔の自分を見ているようで、感動して泣いちゃうかもしれません」と期待を寄せた。国内コンペティションには長編6作品、短編8作品がノミネート。荒削りだが、監督たちがやりたいことを詰め込んだ、趣もジャンルも異なる意欲作が集まった。若手映像クリエイターの登竜門として、これまでに中野監督をはじめ、『死刑にいたる病』の白石和彌監督、『さがす』の片山慎三監督など、日本映画界をけん引する監督を多く輩出しており、次世代を担う新たな才能発掘に期待が集まる。過去最多となる102の国・地域から949本の応募があり、バラエティ豊かな日本初上映作10本がノミネートされた国際コンペティション。審査委員長には、映画プロデューサーとして数々のヒット作を手がけた、アスミック・エース株式会社取締役の豊島雅郎氏が任命され、「志を持ち、質の高い、世界に誇れる映画祭。普段はあまり映画館で上映されない国々の監督が集まり、アットホームな雰囲気を感じていた」と映画祭に対する印象を語り、審査への意気込みを示した。豊島雅郎また、映画祭20周年と川口市制施行90周年を記念して、埼玉県と川口市が共同製作したオープニング作品『瞼の転校生』の上映や、これまでの映画祭の成果を振り返る特集企画「SKIPシティ同窓会」も決定。中野監督や片山監督に加えて、松本優作監督、まつむらしんご監督、中村真夕監督といった本映画祭から羽ばたいた映画人の最新作を上映し、トークイベントでは、監督本人から映画祭参加後の歩みや作品制作の舞台裏を語ることになっている。会見には中野監督、豊島氏をはじめ、大野元裕(SKIPシティ国際映画祭実行委員会会長/埼玉県知事)、奥ノ木信夫(実行委員会副会長/川口市市長)、八木信忠(映画祭総合プロデューサー)、藤田直哉(オープニング作品『瞼の転校生』監督)、土川勉(映画祭ディレクター)が同席。大野知事は、過去最多となる応募があったことについて「コロナ禍で、十分な表現活動ができないなかで、創作への熱意が失われなかった。そして、映画祭に対して大きな期待が寄せられている証左だと思う」と話していた。取材・文・撮影:内田涼<開催概要>『SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2023(第20回)』■会期スクリーン上映:2023年7月15日(土)~7月23日(日)オンライン配信:2023年7月22日(土)~7月26日(水)■会場:SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ映像ホール(埼玉県川口市)ほか■内容:国際コンペティション、国内コンペティション(長編部門、短編部門)ほか■主催:埼玉県、川口市、SKIPシティ国際映画祭実行委員会公式サイト:
2023年06月14日ベルリン国際映画祭やサンダンス国際映画祭に出品されたドキュメンタリー映画作家キティ・グリーンによる最新作『アシスタント』。この度、顔のない人形を用いた作品の数々で知られる3DCGアーティスト・POOL目線で作成されたポスター<ジェーン・ドゥ>バージョンと、主人公ジェーンの職場でのひと幕を切り取った本編映像が解禁された。今回解禁となった<ジェーン・ドゥ>バージョンは、本作のポスタービジュアルをPOOLがリメイクしたもの。「ジェーン・ドゥ」とは“名前のない人” “身元不明人”という意味があり、「オザークへようこそ」のジュリア・ガーナーが演じた主人公・ジェーンの名前の由来になっている。“What can we do?(わたしたちはどうする?)”とコピーが添えられ、会社で働くことで“自分の顔がなくなっていく”ジェーンの心の叫びが聞こえてくるような、ヒリヒリするポスターが完成した。また、本編映像は、“自分の正義”を貫こうとしたジェーンの姿を切り取っている。浮気を疑っている上司の妻からの電話に対して、適当なウソでその場を凌ぐことをアドバイスする先輩スタッフ。しかし、「ウソはイヤ」とジェーンは反論、正直な事実を伝えるも、結果、相手を怒らせてしまう――。その場に流れる、気まずい空気。だが、そもそもなぜ、自分が電話応対させられたのか?なぜ上司の不倫に、自分が嫌な思いをしなければならないのか?これが社会というもの、と思いつつも、まだ全てを飲み込むことのできないジェーンの複雑な表情がなんとも言えない気持ちにさせるシーンとなっている。新卒で入社した会社を苛烈なパワハラで退社した経験を持つ芥川賞作家・津村記久子は「この作品は、理不尽の細部を静かに描き尽くすことで、慣習に支えられた暴力の様態を告発することに成功している」とコメント。クリエイティブな仕事に憧れながらも“普通の人”である自分と葛藤する姿が共感を呼んだ「まじめな会社員」などを手掛ける漫画家・冬野梅子は「黙っていれば中立?見過ごすことが出世の鍵?面倒に関わらないことが出世の鍵?この1日に“何も起こってない”かのように見える人もいるのかも」とイラストの中に思いを込める。冬野梅子イラスト北村みなみもイラストとともに「きっと今日もどこかで、この映画と同じことが起こっている。レンガを一本抜けば崩れてしまうこの社会で、自分ができることはなんだろう」と問いかける。矢田部吉彦(前東京国際映画祭ディレクター)は「職場の酷い環境に耐える主人公は、一度も名前を呼ばれることが無い。彼女は実在の被害者たちを象徴する匿名の存在なのだと気付いて戦慄する」とコメント、「無数の声を体現するジュリア・ガーナーが、無表情のまま沈黙を叫びへと変え、世界を変える。演出が主題に完璧に合致した現代必見の1本だ」と賛辞を贈っている。北村みなみイラスト『アシスタント』は6月16日(金)より新宿シネマカリテ、恵比寿ガーデンシネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:アシスタント 6月16日新宿シネマカリテ、恵比寿ガーデンシネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開© 2019 Luminary Productions, LLC. All Rights Reserved.
2023年06月13日ルーク・エヴァンス&ビリー・ポーター主演作『Our Son(原題)』がトライベッカ映画祭でプレミアを迎えた。上映後、2人がデュエットを披露し観客を喜ばせるサプライズも。ルークのインスタグラムに、その模様の一部を収めた動画がアップされている。「私たちの素晴らしいプレミアを締めくくる唯一の方法。映画の中で使われている、ビリーが書き下ろした歌をデュエットすることです」と説明した。ビリーはデュエットの前に「この映画で特別なこと。私たちがすぐに理解しあえた理由の一つに、ルークが私と同じ“舞台っ子”だったということが挙げられます。それに、ルークはとんでもなく歌がうまいんですよ」とルークの歌唱力を称賛。「想像してみてください。クィア映画の主演俳優2人が、ラブソングを歌うところを」と観客に呼び掛けた。そして2人は手をつなぎ、見つめあい、それぞれが迫力のある美しい歌声を聞かせた。ビリーは長年舞台で活躍し、エミー賞、グラミー賞、トニー賞を受賞。歌手歴は30年以上の大ベテランだ。ルークも舞台からエンタメ業界に入り、歌手として2枚のアルバムをリリースするなど、歌える俳優として活躍してきた。2人は『Our Son(原題)』で13年間の結婚生活に終止符を打ち、息子の親権を争う元パートナー同士を演じている。(賀来比呂美)
2023年06月12日10月23日(月)~11月1日(水)に開催される第36回東京国際映画祭で、コンペティション部門の審査委員長をドイツの映画監督、ヴィム・ヴェンダースが務めることが決定した。ヴィム・ヴェンダースは、『ことの次第』(1982)でヴェネチア国際映画祭の金獅子賞を受賞するなど、キャリアを通じて世界中で多くの栄誉を受けてきた。『パリ、テキサス』(1984)でカンヌ国際映画祭パルムドール、『ベルリン・天使の詩』(1987)で同カンヌ国際映画祭で最優秀監督賞を受賞し、『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』(1999)、『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』(2011)、『セバスチャン・サルガド/地球へのラブレター』(2014)の3作品で米国アカデミー賞の長編ドキュメンタリー部門へのノミネートを果たした。また、親日家としても知られ、特に『東京物語』(1953)を観て魅せられたという小津安二郎監督への傾倒は深く、1985年には小津安二郎へのオマージュとしてドキュメンタリー映画『東京画』を製作し、高い評価を得た。東京・渋谷の公衆トイレのリノベーションを紹介したアートプロジェクトThe Tokyo Toiletの一部である最新作『パーフェクト・デイズ』(2023)は、日本の俳優である役所広司を主演に迎え、今年のカンヌ国際映画祭で同氏に最優秀男優賞をもたらした(ドイツ人アーティスト、アンセルム・キーファーのポートレイト映画『アンセルム』も同映画祭Special Screenings部門に選出)。同監督の東京国際映画祭への参加は1991年のクロージング作品『夢の涯てまでも』、1993年のヤングシネマコンペティション部門の審査委員長、2011年の『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』以来4回目の参加となる。また、小津安二郎監督特集も決定。今年で生誕120年となる、日本が世界に誇る巨匠の特集を小津ファンでもあるヴィム・ヴェンダース監督を迎える中で特集を組めることは内外の映画ファンにとっても大きな喜びとなるだろう。詳しい上映作品及びイベントに関しては、後日発表される予定だ。■コメントヴィム・ヴェンダース東京国際映画祭にまた戻ってこられることを嬉しく思います。以前の私の初めての審査委員長体験は本当に良い思い出しかなく、今でも当時の審査委員の人たちとは交流があり、お互いに「クローディーさん(プロデューサーのClaudie Ossard)」、「ポールさん(作家のPaul Auster)」、「ヴィムさん(監督ご本人)」と「さん」を付けて日本風に呼び合っています。今年の東京国際映画祭は私が敬愛する巨匠・小津安二郎監督の死後60年、生誕120年の記念すべき年に開催されるもので、そんな機会に参加できることは私にとっては特別なことです。東京国際映画祭チェアマン 安藤裕康昨年秋ヴィム・ヴェンダース監督が世界文化賞受賞のため訪日した際、親日家で知られる同監督に今年の審査委員長就任を打診したところ、前向きな反応を頂いて心強かった。そして今年、小津安二郎生誕120年の記念の年に、同監督を敬愛するヴィム・ヴェンダース監督に審査委員長をお引き受け頂くことになって、本当に有意義だと思う。また、同監督の最新作『パーフェクト・デイズ』に主演している役所広司さんが、この度のカンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を受賞されたとの素晴らしいニュースも喜ばしい限りだ。第36回東京国際映画祭は10月23日(月)~11月1日(水)、日比谷・有楽町・丸の内・銀座エリアにて開催。(text:cinemacafe.net)
2023年06月12日第72回ベルリン国際映画祭 パノラマ部門正式出品 【ドキュメンタリー賞/ブロンズ観客賞/アムネスティ国際映画賞】受賞の『ミャンマー・ダイアリーズ』が8月5日(土)より公開されることが決定し、予告編とポスタービジュアルが解禁された。東南アジアの国、ミャンマー。民主化にむけて変革が続いたこの10年、市民は自由と発展への希望を抱き始めていた。しかし2021年2月1日、軍が再び国の支配に乗り出し、反発した民衆による大規模な抗議デモが全国各地で勃発。人々は抵抗のシンボルとして“3本指”を掲げて軍政に反対する声をあげるも、一人の少女の死を皮切りに軍の弾圧行為は激化し、人々の自由と平穏な暮らしは崩れていく…。インターネットは定期的に遮断され、軍に都合が悪い情報を発信するメディアやSNS投稿が処罰の対象となるなど、国内外に情勢を伝えることが困難な中、若手ミャンマー人作家たちが自らの匿名性を維持しながら“ミャンマー・フィルム・コレクティブ”を結成。それぞれの日常から生まれた10人の映画監督による短編映画とSNSに投稿された一般市民の記録映像をシームレスにつなぎ、抑圧された日常における切実な“一人称の物語”を紡いでいく。この度解禁となった予告編は、軍への抗議を示す“3本指”とデモの場面から始まる。つぶやき声と交互に差し込まれる悲痛な叫び声の間からは、ミャンマーの生々しい日常が浮かび上がってくるようだ。また併せて解禁されたポスタービジュアルでは、コロナ禍の抗議活動を象徴するマスクとヘルメット姿の人物のシルエットを背景に、「SAVE MYANMAR(ミャンマーを救え)」「STOP KILLING OUR PEOPLE(私たちを殺すな)」 「RESPECT OUR VOTE(我々の選挙権を尊重せよ)」「RELEASE OUR LEADERS(私たちのリーダーを解放せよ)」 「WE WANT DEMOCRACY(私たちは民主主義を望んでいる)」といった市民の声、また劇中でアニメーションとして描かれる“蝶”をレイアウトし、「どうか私たちの声が届きますように」というコピーとともに映画のメッセージをストレートに表現したものになっている。ドキュメンタリーとフィクションを行き来しながら、圧政下のミャンマーにおける市民の声の断片を生々しく伝える本作は、 世界の話題から忘れ去られつつあるミャンマーで今なお生きる人々の”叫び”を伝える、きわめて重要性の高い作品と言えるだろう。なお、配給元の株式会社E.x.Nでは、本作の興行収入より映画館への配分と配給・宣伝経費を差し引いた配給収益の全額 を支援金とし、ミャンマー避難民の生活支援活動を行う団体・施設に寄付を行うという。『ミャンマー・ダイアリーズ』は、8月5日(土)より、ポレポレ東中野ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2023年06月12日『すずめの戸締まり』の海部千果役で話題を呼んだ花瀬琴音が、沖縄のコザを舞台に映画初主演を果たした工藤将亮監督の映画『遠いところ』が、6月9日(金)より沖縄先行公開。この度、花瀬さんら3人の新鋭キャストのインタビューが到着した。監督は、長編デビュー作『アイムクレイジー』(19)で、第22回富川国際ファンタスティック映画祭NETPAC賞(最優秀アジア映画賞)に輝いた工藤将亮。長編3作目のオリジナル作品となる本作『遠いところ』は、4年に渡り沖縄で取材を重ね脚本を執筆、全編沖縄での撮影を敢行した。チェコの第56回カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭クリスタル・グローブ・コンペティション部門に出品されると、「Variety」誌から「貧困にあえぐ日本の性差別を、痛烈に告発する。溝口健二的な現代悲劇」と激賞され、さらに第23回東京フィルメックスコンペティション部門では観客賞を受賞。第44回カイロ国際映画祭、第53回インド国際映画祭、ヨハネスブルグ映画祭など、海外映画祭で高く評価されている。森田芳光、滝田洋二郎、行定勲、白石和彌など、日本映画界を代表する映画監督の現場で助監督を務めてきた工藤監督が構想に3年かけ、沖縄の繁華街に集まる若者から生活困窮者の支援団体まで徹底した取材を重ねて脚本を完成させた本作。監督:工藤将亮リアリティを追求するために、顔の知られていない出演者を起用することにした製作陣は、新人もしくはデビュー間もない俳優たちのオーディションを進めた。幼い息子と夫との3人暮らし、過酷な現実に直面する17歳の主人公アオイには、新海誠監督『すずめの戸締まり』に大抜擢されて注目を集めた花瀬琴音が映画主演デビューを飾った。アオイと共にキャバクラで働く親友の海音(ミオ)には、映画初出演となる石田夢実。息子を省みず酒浸り、アオイに暴力をふるう夫マサヤには『衝動』(21)の佐久間祥朗が起用されている。3人は撮影の約1か月前から沖縄で生活して役作りに挑み、“沖縄で生まれ育った若者たち”を見事に演じきった。「『当たり前』ということが一番の衝撃でした」“沖縄に生きる社会的に過酷な立場に置かれた同世代の人”を演じた花瀬さんは、日本の貧困問題についての考えや意識が変わったという。「貧困問題は、沖縄県だけでなく全世界で起こっていることだと思います」と『遠いところ』が描くことは局地的な問題ではなく世界共通のことだと指摘する。そして、「ちゃんと勉強すれば良い。ちゃんと仕事をすれば良い。ちゃんと誰かに相談すれば良い。そう感じる方もいるかも知れませんが、ちゃんと勉強する環境も仕事をする環境もなく、誰にも頼れない状況で生きる人が多くいるという現実を知りました」と、当たり前の感覚が成立しない現実に直面したという。続けて、石田さんも「彼女達もまだ若くて、やりたいことがあるのにすぐに出来ない状況にいることが当たり前になっていて、それを周りの大人たちが気づいてあげることができていない環境に問題があると感じました」と自身の考えを述べる。さらに、沖縄で暮らす同世代の人たちに話を聞く中で、「彼氏と別れて亡くなった子がいるということを聞きました。ただそれが珍しいことではなく当たり前のこととして話していて。その『当たり前』ということが一番の衝撃でした」と、沖縄を生きる人々の日常に大きな衝撃を受け、驚かされたという。「次の世代を担うのは僕ら。この状況を、映画を通して伝えたい」酒に溺れて暴力を振るい、アオイが得た給料を奪って街に繰り出す夫マサヤを演じた佐久間さんは、「人や物事は球体だと個人的に思っていて、沖縄も同様に表と裏があり、綺麗な海があるように、枯渇した部分もありました」と沖縄の現状を語り、「僕らが出来ることは、まず知る事からだと再認識しました」と、現実に起こっている社会の問題に目を向けることから始めるしかないと指摘する。石田さんはこの作品に対して、「この役を演じていて、普通とは何なのか何度も考えさせられました。日本の沖縄で、当たり前に起きているこの状況を、映画を通して伝えたいです」とコメント。「僕は今年で25歳になったのですが、世の中的にはもうとっくに大人です。次の世代を担うのは僕らだと思います。何かを感じて欲しいとかそういう事ではなく、ただ、観て欲しいです」と語る佐久間さんは、いままさに現実にある社会問題をただ知ってほしいと切実に訴えかけた。最後に花瀬さんは、「これからの未来を作る若い世代の方々が、アオイのように生きる人の現状を知り、頭の片隅にでも置いておいて頂ければ、この先何かが変わるきっかけになるかもしれません。映画『遠いところ』は、その現状を広めるほんの少しの種かも知れませんが、少しでも多くの人に知って頂いただくきっかけになれば幸いです」と、ひとりでも多くの人の心に映画が届くことを願っていると結んでいる。『遠いところ』は6月9日(金)より沖縄先行、7月7日(金)より全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:遠いところ 2023年初夏公開予定©2022「遠いところ」フィルムパートナーズ
2023年06月11日ダラス国際映画祭2021にて観客賞を受賞するなど全米各地の映画祭を席巻した、愛猫と9人の男たちを描くドキュメンタリー『猫と、とうさん』(原題:CAT DADDIES)が7月28日(金)より公開決定。日本版ポスタービジュアルと予告編が解禁された。俳優兼インフルエンサーのネイサン、ベイエリアの技術者のジェフ、N.Y.の路上で暮らすデヴィッド、消防士のジョーダン…。一見何のつながりもない彼らに共通するのは、共に暮らす猫をこよなく愛していることだった――。本作は、誰にとっても未曽有の試練となった2020年を、愛猫とともに乗り越える9人の男たちを描いた全米ヒットドキュメンタリー。メガホンを取るのは、夫が猫を愛するようになり、内面に深くポジティブな変化があったと感じたマイ・ホン監督。「彼はより柔らかく、より忍耐強く、何より思いやりのある人間に成長したようです。同じような変化を遂げた男性を探し、そのストーリーを記録したいと思うようになりました。人々が希望や救済、仲間を切実に求めていた1年のポートレートであると同時に、猫を大切しながら今を生きる男性の姿を見て、前向きな変化のきっかけになることを願っています」と語る。ポスタービジュアルでは、猫のラッキーを慈しむようなデヴィッドの姿がフィーチャーされた。予告編では、猫と男性の組み合わせが変わったものと思われていた時代から幾星霜。猫たちと幸せに暮らすキャット・ダッドたちの様子が紹介される。それぞれSNSで絶大な人気を集めるキーズとトーラ、消防署に住み着いたフレイム、N.Y.をさまようフラット・ブッシュの猫たち、そしてデヴィッドの生きる希望となったラッキー。猫と「とうさん」たちの格別な絆をとらえた予告編となった。『猫と、とうさん』は7月28日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMA、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2023年06月09日フルーツグルメバーガー専門店「リッター(LITOR)」が、2023年6月1日(木)、沖縄・那覇の国際通り商店街より徒歩3分の場所にオープンする。旬のフルーツを味わう!フルーツグルメバーガー専門店「リッター」「リッター」は、フルーツにフォーカスしたグルメバーガー専門店。昼はハンバーガーショップ、夜はカフェバーとして、あらゆるシーンに対応する。「リッター」では、ビーフ100%パティをベースに、それぞれのフルーツにマッチするソースや具材を選定。食感のバランスにもこだわりぬいた、絶妙なハーモニーを奏でるフルーツグルメバーガーを提供する。メニューのラインナップには、パイナップルバーガーやバナナベーコンバーガーに加え、季節限定のシーズナルバーガーも展開する。旬のフルーツをたっぷり使用したフルーツバーガーは必見だ。パイナップル&バナナを使った定番バーガー定番で展開されるメニューの中でイチオシは、「YELLOW/パイナップルバーガー」。鮮やかな風味のパイナップルとそれを引き立てるサルサ、オリジナルパイナップルソース、食感が楽しい蓮根のピクルス、そしてスパイシーなカレーパウダーが組み合わさり、独特な風味と食感を生む。また、「Love Me Tender/バナナベーコンバーガー」も定番で提供されるメニューのひとつ。キャラメリゼしたバナナとピーナツバター、ベーコンという意外な組み合わせが生む絶妙な味わいを楽しむことができる。バリスタが手掛ける本格ラテも店長を務める柳尚道が、2017年のラテアート世界大会で3位に入賞した実績を持つバリスタであることから、カフェメニューもフルーツバーガーと並んで注目したい。丁寧に入れるこだわりのコーヒーと、繊細で美しいラテアートを気軽に楽しむことができる。メニューは、オリジナルのカフェラテのほか、デトックスなどの美容効果が期待される竹炭を使ったカフェラテ、3種類の煎り方から選べる水出しアイスコーヒー、深みのあるエスプレッソと泡盛を合わせたエスプレッソマティーニなどが展開される。なお、飲食のみならず、イベントも随時実施する予定だ。【詳細】リッター(LITOR)オープン日:2023年6月1日(木)住所:沖縄市那覇市久茂地3-25-20(那覇国際通り商店街より徒歩3分)営業時間:11:00~23:00(ハンバーガーの提供は20:00頃まで)定休⽇:なし■メニュー例YELLOW/パイナップルバーガー1,800円Love Me Tender/バナナベーコンバーガー1,850円MASHUP/アップルテリヤキバーガー1,850円BLUEBERRY NIGHT/ブルーベリーバーガー1,800円LITOR ラテ(ホットのみ)700円ブラックラテ(アイス / ホット)680円コールドブリュー(アイス / ホット)500円エスプレッソマティーニ 900円
2023年06月02日2022年ヴェネチア国際映画祭で2冠、セザール賞では最優秀新人監督賞を受賞した本年度アカデミー賞フランス代表作『サントメール ある被告』から、バリー・ジェンキンス監督やセリーヌ・シアマ監督、ケイト・ブランシェットらが称賛コメントを贈る本予告が解禁された。監督には、セネガル系フランス人女性監督アリス・ディオップ。撮影監督には『燃ゆる女の肖像』のクレール・マトン、脚本にはフランスの権威ある文学賞ゴンクール賞作家のマリー・ンディアイが参加している本作。この度公開された本予告は、実際の裁判記録をそのままセリフに使用したという緊迫感に溢れた法廷シーンや、裁判を傍聴する女性作家ラマの混乱、被告となったロランスの心の揺れ動きなど、たたみかけるショットの連続に手に汗握る映像。さらに印象的なのは、錚々たる映画人たちのコメント。名前を連ねるのは、ヴェネチア映画祭で審査員長を務めていたジュリアン・ムーア、同映画祭金獅子賞受賞のローラ・ポイトラス監督、『ムーンライト』のバリー・ジェンキンス監督、『燃ゆる女の肖像』のセリーヌ・シアマ監督、『あのこと』のオードレイ・ディヴァン監督、さらに『クリード 過去の逆襲』のテッサ・トンプソン、『それでも夜は明ける』のキウェテル・イジョフォー。そして『TAR/ター』ヴェネチア映画祭女優賞を受賞した名優ケイト・ブランシェットによる「ここ10年のフランス映画で最もパワフル。この監督に演出されたい」という言葉が予告を締めくくっている。『サントメール ある被告』は7月14日(金)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2023年06月01日岡田将生と清原果耶がW主演を務める映画『1秒先の彼』が、「第25回台北映画祭」のガラ・プレゼンテーション部門へ正式出品が決定。岡田さん、山下敦弘監督、脚本・宮藤官九郎が参加する。現地では、記者会見やフォトコール、Q&Aを実施予定。2021年に台湾アカデミー賞(金馬奨)の最多5部門(作品賞、監督賞、脚本賞、編集賞、視覚効果賞)を受賞した原作、『1秒先の彼女』を手掛けたチェン・ユーシュン監督、キャストのリー・ペイユー、リウ・グァンティンの特別参加も決定しており、オリジナル版キャスト・スタッフと初めて交流することになる。『1秒先の彼女』なお、本作は「第25回上海国際映画祭」GALA部門でのワールドプレミア上映も決定。『苦役列車』以来11年ぶりの参加となる山下監督の舞台挨拶の登壇も予定されている。▼山下敦弘監督コメント台北映画祭で『1秒先の彼』を上映していただけること、とても光栄です。台北映画祭には2019年に審査員として参加しました。その映画祭に今度は自分の映画で参加できることが、とても嬉しいです。チェン・ユーシュン監督作品は面白くて完成された世界観を持っています。僕たちなりに日本でリメイクすることの意味を考えながら、悩みに悩み、素敵なスタッフ・キャストとともに『1秒先の彼』という作品を完成させました。オリジナルとは設定を少し変更し、舞台を京都にしたことで、日本でのリメイク作品としての意義を持ち、物語やキャラクターが生き生きとしたものになったと思います。『1秒先の彼女』を観て、「台湾に行きたい!」と思いましたが、『1秒先の彼』を観て、台湾の方々にも「京都に行きたい!」と思ってもらえたら嬉しいです。台湾の皆さんがこの作品を観て、どう思うのかな……と緊張しながらも、チェン・ユーシュン監督はじめ、オリジナルのキャスト・スタッフの皆さんにも楽しんでいただける作品になっていたら本望です。『1秒先の彼』は7月7日(金)よりTOHO シネマズ日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:1秒先の彼女 2021年6月25日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©︎MandarinVision Co, Ltd1秒先の彼 2023年7月7日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2023『1秒先の彼』製作委員会
2023年05月31日齊藤工が監督を務める映画『スイート・マイホーム』が、「第25回上海国際映画祭」に正式出品されることが決定した。「上海国際映画祭」は、1993年から行われているアジア圏最大規模の映画祭で、今年は6月9日から18日まで行われる。新居購入をきっかけに家族が遭遇していく恐怖の連鎖を描く『スイート・マイホーム』が出品されるのは、GALA部門。これまで、加賀まりこと塚地武雅が親子役で共演した『梅切らぬバカ』、『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM "Record of Memories”』などが出品された。「第20回上海国際映画祭アジア新人賞部門」で長編初監督作である『bank13』が最優秀監督賞を受賞した齊藤監督。ワールドプレミアとして世界初上映を迎えることについて「大いに映画表現の背中を押してくれた特別な映画祭ですので上海に新作を持って伺える事は感慨深いです」と明かし、「そんな個人的な事以上に窪田正孝さん、蓮佛美沙子さん、奈緒さん、窪塚洋介さんをはじめとする日本を代表する演者の皆さんの極限の表現を撮影の芦澤明子さんが捉えて下さった『スイート・マイホーム』が海を渡る事は本作を制作する上で一つの目的だったので非常に嬉しく思います」と意気込みを語り、同映画祭へ参加することも発表された。そして、蓮佛美沙子、奈緒、窪塚洋介、中島歩、里々佳、松角洋平、根岸季衣らのベールに包まれていた役どころも明らかに。蓮佛さんが主人公・清沢賢二(窪田正孝)の妻で、暖かい新居への引っ越しを夢見るひとみ役。奈緒さんが賢二とひとみの新居「まほうの家」の営業担当で住宅会社の社員・本田役。窪塚さんが賢二の兄・聡を演じる。中島さんは長野県警の警察官・柏原役、里々佳さんは賢二が働くスポーツジムのインストラクター・原友梨絵、松角さんが賢二たち家族に何らかの執着を見せる住宅会社社員・甘利、根岸さんが聡と賢二の母・美子を演じる。また併せて、新居の前で来客を見送る清沢一家、押入れの中で何かに怯える賢二の兄・聡、車の中で刑事・柏原からある事件の話を受ける賢二、モデルルームで来客を応対する住宅会社社員・本田などの場面写真も公開された。『スイート・マイホーム』は9月1日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:スイート・マイホーム 2023年9月1日、全国にて公開予定©2023『スイート・マイホーム』製作委員会 ©神津凛子/講談社
2023年05月30日6月9日から18日まで開催される第25回上海国際映画祭が、長編コンペティション部門などの作品ラインアップを発表した。日本からは長編コンペティション部門に山田洋次監督作『こんにちは、母さん』と熊切和嘉監督作『658km、陽子の旅』がノミネート。同部門には日本の2作品のほか、中国、インド、イギリス、スペイン、ロシアー/ジョージア、イラン、ベルギー、イタリアからの作品が候補に挙がっている。Asian New Talent部門には金子由里奈監督作『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』、アニメーション部門には西澤昭男監督作『とんがり頭のごん太-2つの名前を生きた福島被災犬の物語-』が選出された。これらの作品は、同映画祭のゴールデンゴブレット賞の受賞対象となり、受賞作品は6月17日に発表される。また、日本の選りすぐりの作品を上映するNippon Express部門第2弾も発表。藤井道人監督作『ヴィレッジ』、松本優作監督作『Winny』、森井勇佑監督作『こちらあみ子』、成島出監督作『銀河鉄道の父』、高橋正弥監督作『渇水』が選出された。同映画祭の公式サイトによると、毎年Nippon Expressで上映される作品は大人気で、チケットはほぼ完売になるという。上海国際映画祭は中国本土で開催される映画祭として唯一、国際映画製作者連盟(FIAPF)の認定を受けている映画祭。(賀来比呂美)■関連作品:こんにちは、母さん 2023年9月1日より全国にて公開©2023「こんにちは、母さん」製作委員会658km、陽子の旅 2023年7月28日よりユーロスペース、テアトル新宿ほか全国にて順次公開©2023「658km、陽子の旅」製作委員会
2023年05月30日女性監督として初めてベルリン国際映画祭金熊賞に輝いたメーサーロシュ・マールタの作品が日本初公開される「メーサーロシュ・マールタ監督特集上映」。本特集の公開を記念して、2019年に開催された第69回ベルリン国際映画祭でのマールタ監督のインタビュー映像が公開、さらに日本での初公開にあたり観客に向けたメッセージが到着した。女性監督としてハンガリーで初めて長編映画を製作したメーサーロシュ・マールタ(Mészáros Márta, 1931/9/19ー)。アニエス・ヴァルダやヴェラ・ヒティロヴァらと並ぶ、極めて重要な女性映画作家でありながら、これまで日本では、1985年の第1回東京国際映画祭「映画祭の映画祭(世界主要映画祭受賞作)部門」で『Diary for My Children』が上映されたのみで上映の機会に恵まれず、本特集で上映される作品はいずれも日本初公開。近年、初期作品の修復が進み、ベルリン、カンヌなどの国際映画祭で上映され、世界的にも再評価が進んでいる。『ふたりの女、ひとつの宿命』のイザベル・ユペール一貫して選択する女性たちの姿を描き続けてきたメーサーロシュの作品群は、女性の主体性を脅かす社会の相貌にカメラを向けており、現代の日本にも通ずるものがある。『マリとユリ』この度公開されたインタビュー映像は、1975年、第25回ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞した『アダプション/ある母と娘の記録』の修復版が、およそ40年の時を経てベルリナーレ・クラシックにて上映された際に撮影されたもの。インタビューでは、多くの社会主義国が参加した映画祭での出来事や、製作当時のハンガリーの社会情勢、メーサーロシュ作品に出演した俳優たちの演技について、そして映画監督であるヤンチョー・ミクローシュとの思い出などをたっぷりと語っている。<日本の観客へメーサーロシュ・マールタ監督からメッセージ>親愛なる日本の友人たちへ2023年に日本で私の映画を上映していただけることは、大きな喜びであり光栄なことです。これらの映画は私自身と同じくとても古い映画ですが、自分の作品が新しい世代の中でも生きて楽しんでもらえることは特別な喜びです。1980年代のある時期、私は東京国際映画祭のゲストとして日本に滞在していました。正確な年やどの作品で参加したのかは覚えていませんが、年齢に免じてご容赦ください。ですが観客が映画を理解し敏感に反応してくれたこと、そしておもてなしが素晴らしかったことはよく覚えています。私たちのために素敵な小旅行を企画してくださったおかげで、あなたたちの魅力的な国と文化を垣間見ることができました。私はずっと日本という国について、そして日本映画に興味を抱いてきました。黒澤は私にとって師匠であり、多大な影響を受けました。古い映画を見つけてくれてありがとう。自由の問題も女性の状況も私が映画を撮った頃からあまり良くはなっていないのですから、これらの作品はきっと、今の時代にも有効でしょう。映画を見て、考えて、語り合ってください。敬具メーサーロシュ・マールタ2022年11月20日、ブダペシュトにて「メーサーロシュ・マールタ監督特集上映」は5月26日(金)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。<上映スケジュール@新宿シネマカリテ>5月26日(金)~6月1日(木)『ドント・クライ プリティ・ガールズ!』10時40分~『ふたりの女、ひとつの宿命』12時30分~『ナイン・マンス』14時50分~『アダプション/ある母と娘の記録』18時55分~*新宿シネマカリテでの『マリとユリ』の上映は、6月2日(金)以降の上映(text:cinemacafe.net)
2023年05月25日先ごろ開催されたアカデミー賞でポール・メスカルが主演男優賞の候補になったのをはじめ、英国アカデミー賞、カンヌ映画祭など多くの映画祭・映画賞で絶賛を集めた映画『aftersun/アフターサン』がいよいよ26日(金)から公開になる。本作は主人公の女性が、20年前の夏に父と訪れたリゾート旅行を振り返る様を描いた作品で、大きな事件が起こるわけでも、劇的な展開があるわけでもないが、観る者の心と記憶を刺激する描写がふんだんに盛り込まれ、映画的な魅力が細部にまでつまっている。本作はなぜ、ここまで観客を魅了するのか? 監督と脚本を手がけたシャーロット・ウェルズに話を聞いた。ウェルズ監督はスコットランド出身で、ニューヨークを拠点に活動する映画監督。大学院で映画制作を学び、いくつかの短編を手がけた後、初の長編作品にこのプロジェクトを選んだ。主人公の女性ソフィは、ホームビデオの映像を観ている。あの夏、11歳だったソフィは父に連れられてトルコのリゾート地に出かけた。いつもは離れて暮らしている父との日々。ビデオに記録された空はどこまでも青く、ふたりは朝から晩まで遊んで、穏やかに時間が過ぎていく。しかし、ソフィはビデオ映像にうつる父の知らなかった一面を見つけ出していく。本作では劇中で父の知られざる一面が劇的に描かれることはない。しかし、観客は11歳のソフィの目を通して父との日々を眺めているうちに、父の抱えているものに少しずつ気づいていく。「多くの映画監督は“ストーリーを伝えるための劇の構造”を選びがちですよね。でも私は、観る人ともっと深いつながりが持てる作品をつくりたいと思っています。ですからこれまでも余計なものは可能な限り排除して、本当に必要なものだけを残すというやり方で映画をつくってきました。本作でもすべてを説明するのではなく、作品の中に余白を残すことで観客にメッセージを読み取ってもらいたいと思いました」監督が語る通り、本作では過剰な説明やセリフは登場しない。カメラの動き、俳優の表情や気配、父と娘の空気感の変化……“映画の言語”を駆使して物語が綴られる。「大学院で映画を学んだのですが、最初にやるレッスンは“映画の音を消してもストーリーがちゃんと伝わるか?”でした。そのことはいつも意識しています。脚本を書く上ではストーリーを前に進めたり、新しい情報を伝えるようなセリフもありますが、私の書くセリフは日常の中にある”とりとめのない言葉”が多いですし、創作する過程ではフォーム(構造)を通じてストーリーを伝えることを大切にしています。それに無駄なセリフを排除して、静寂な時間をつくることで、別の要素を映画の中に入れることができるんです。カメラワークや、音がスクリーンの画とシンクロしていたり、ズレていたり……しっかりとビジュアルで語ることで、そういった別の要素が強まる可能性もつねに意識しています」そこで重要になったのが、フィルムでの撮影だ。本作は“かつて父と娘が旅行中に撮影したハンディビデオの映像を、成長した娘が見る”という設定だが、撮影は全編35ミリフィルムで行われた。「撮影監督のグレゴリー・オークのこだわりでもあったのですが、35ミリフィルムで撮影することは本作を語る上では欠かすことのできない要素でした。デジタル撮影にはない質感が35ミリにはあり、本作が描く記憶のぼんやりとした感じ、ソフトな質感を表現するためにはフィルムが必要だったのです。デジタル撮影だとあまりにもクッキリとし過ぎてしまうのです。フィルムで撮影することで、古い写真や使い捨てカメラで撮った写真の感覚を表現できると思いましたし、フィルムのルックを用いることで観客が“あの時代”を意識せずにさかのぼれると思いました」なぜ、『aftersun/アフターサン』は多くの観客を魅了し続けるのか?さらに本作では編集と構成(どの順番でシーンを語っていくか?)に長い時間が費やされたという。この物語では父と娘はひとつのリゾート地で何日も過ごしている。脚本上では「時間の経過を表現するために、1日のはじまりは必ず同じシーンからはじまるようにしていた」そうだが、完成した映画では時間の経過が曖昧に感じられるようにシーンが構成され、時おり成長した現在のソフィの場面が挟み込まれる。時間が単純に一直線に進んでいくのではなく、過去を振り返る時に誰もが体験する“おそらくこの順番で出来事が起こったはずだけど、一部だけ記憶の順番が曖昧”という感覚を本作は編集によって実現しているのだ。「撮影監督のグレゴリーと、編集を担当したブレア・マックレンドンとは同じ大学院で、短編も一緒につくってきました。私たちは創作のテイストも似ているし、目指している部分が同じなんです。ですから、撮影を終えて、編集前に自分とブレアのために“編集用の脚本”を用意したのですが、結果的には一度も開くことはありませんでした。ブレアは物語が時系列的に一直線に進んでいくことを好まないので、時間が経過して次の日がやってくる“境界線”をうまくボカすような編集をしてくれました。基本的には朝が来て、夜になり……と進んでいくのですが、時折、ソフィが同年代の子どもたちとプールに入るシーンや、彼女が男の子と遊ぶ場面を違う流れの中に上手に盛り込んでいくことで、記憶のもつ“順番が曖昧な感じ”を表現することができたと思います。これはブレアのおかげですね」さらに本作ではシーンの並びを精緻に検討して構成することで、観客が少しずつ父の知らなかった一面に気づいていくことに成功している。人は映画を観ている時、その映画がまだ上映中であっても、数分前に観ていたシーンの印象が変わることがある。映画の前半で楽しそうな人として登場したキャラクターが、あるシーンで得られる情報によって“さっき観たあのシーンの彼は楽しそうにしていたわけではないのだ”と気づくことがある。記憶は人の中で固定されるものではない。記憶はたえず変化し、更新されていく。「そのことはすごく意識しましたし、本作はそのような構造の作品だと思います。この映画を観てくださる方は、最初は父と娘の楽しいバケーションを観ていると思っています。しかし、それがどんどん変化していく、それらが積み重なることで、結末には観客がある感覚を抱くことになる。でも、それは人生そのものがそうだと言えますし、“振り返る”という行為もそうですよね。過去を振り返る時、当時はとても楽しい思い出だったのに、何年か経ってから振り返ると、別の感情が湧き上がってくる。あの時の楽しさを思い出したいけれど、今の感情とぶつかり合ってしまう。そういうことが誰にでもあると思いますし、そのこともこの映画では表現したかったのです」この映画が世界中の多くの観客を魅了しているのは、父と娘の関係を上手に描いたからでも、親子の普遍的なドラマを描いたからでもない。曖昧な記憶が変化/更新される中で、新たな一面を発見し、当時の記憶と現在の感情がぶつかり合う……誰もが一度は経験する感覚を見事に描き出したことが本作の最大の魅力だろう。監督が目指した通り、本作は単に物語やキャラクターを提示するだけでなく、観客と“深いつながり”をもつことに成功したのだ。「公開される前は、私と同じような体験をした方や、似たような体験をした観客だけにこの映画を理解してもらえると思っていました。父と娘の関係だったり、父の抱えている問題が観客に響くだろうと予想していたのです。しかし、映画が公開され、そうではないことが証明されました。この映画はそれ以上の広がりをもって受け入れられました。それは本当にうれしいことですし、今後も自分の信念を貫いて創作を続けていきたいと思っています」誰もが過去を振り返る。楽しかった思い出、つらい記憶、あの日のあの人の印象……しかし、それらは自分が時を経て、経験を重ねることで変化していく。人は何度も過去を振り返り、そのたびに新しい過去に出会う。あの時はわからなかった父の気持ちがわかるようになる。新たに父と出会うことができるのだ。これから多くの人がふとしたきっかけで、映画『aftersun/アフターサン』を振り返ることになるだろう。そのたびに、観客の記憶の中に、あの日のリゾート地の父と娘が、思ってもみなかった新しい姿で出現するはずだ。『aftersun/アフターサン』5月26日(金) ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿ピカデリーほか全国公開(C)Turkish Riviera Run Club Limited, British Broadcasting Corporation, The British Film Institute & Tango 2022
2023年05月24日話題のインド映画が上映される「インド大映画祭 IDE 2023 in K’s cinema」より予告編が公開された。特定非営利活動法人「インド映画同好会」が、貴重なラインアップを揃えて贈る「インド大映画祭」。『愛と勇気のヒーロー チェンナイエクスプレス』の監督ローヒト・シェッティ×ランヴィール・シン&ディーピカー・パードゥコーン夫妻が出演する日本初公開作品『サーカス』のほか、『バンバン!』『WAR ウォー!!』のリティク・ローシャン主演『ヴィクラムとヴェーダ』(ヒンディ版)、名作『スルターン』、さらにシークレット作品、日本初公開3作と話題作が一挙公開される。『サーカス』この度公開された予告編では、まず、日本初公開となる1本『サーカス』のランヴィール・シンのダンスシーンが軽快な音楽とともに流れ、タイトルロゴが現れるという、まさに「祭」のオープニングにふさわしい予告編の冒頭。その後「サーカス」が2組の双子を取り換えたことから始まる物語であることが示され、さらに2本の日本初公開作品『ガルギ 正義の女神』では父の疑いを晴らそうとする少女の強い目のシーンや、『ラストファーマー』の1人で農地と寺を守ろうとする老人の姿を映し出す。『ラストファーマー』次に今回プレミア先行上映される『ただ空高く舞え』『ヴィクラムとヴェーダ』(ヒンディ版)がインド版のポスターの絵柄で、コピーとともに紹介され、【衝撃枠】の『野獣一匹2』、名作『スルターン』、『ヴィクラムとヴェーダー』(タミル版)、【スポットライト枠】の『ひとかけらの愛』、【クラシック枠】の『サチン』、『隠された顔』、『若き獅子』が紹介されていく。ランヴィール・シン、ディーピカー・パ―ドゥコーン、スーリヤ、リティク・ローシャン、R・マーダヴァン、ヴィジャイ・セードゥパディ、カールティ、ヴィジャイなど、次々とインドを代表する俳優たちの顔が次々映し出される、華やかな予告編となっている。まだ発表されていないシークレット枠での上映作品にも注目したい。「インド大映画祭 IDE 2023 in K’s cinema」は6月17日(土)~7月7日(金)、新宿 K’s cinemaにて開催。(text:cinemacafe.net)
2023年05月24日映画『PERFECT DAYS(パーフェクト・デイズ)』が2023年12月22日(金)より公開される。本作は第96回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされており、監督はヴィム・ヴェンダース、主演は本作で第76回カンヌ国際映画祭最優秀男優賞に輝いた役所広司が務める。ヴィム・ヴェンダースが渋谷の“公共トイレ”を題材に『PERFECT DAYS』は、東京・渋谷の公共トイレ清掃員の日々を描いた長編映画。清掃員の平山という男を主人公に、日々の小さな揺らぎを丁寧に追った作品だ。監督を務めるヴィム・ヴェンダースは、『パリ、テキサス』『ベルリン・天使の詩』『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』など、数々の傑作映画を手掛けてきたドイツの名匠。日本の公共トイレのなかに“平穏と高貴さをあわせもった、ささやかで神聖な場所(small sanctuaries of peace and dignity)”を見出したというヴィム・ヴェンダースが、『PERFECT DAYS』ではフィクションの存在をドキュメントのように映し出した。その瞬間、その瞬間にしかないものたちの美しさに注目だ。主演は役所広司、トイレ清掃員に主演を務めたのは、ヴィム・ヴェンダースが長年リスペクトしてやまないと話す役所広司。静かに淡々とした日々を過ごしていたある日、思いがけない出来事がおきるトイレ清掃員・平山を演じる。主人公・平山…役所広司渋谷の公共トイレ清掃員。いくつもの風変わりなトイレを清掃してまわる。平山の姪…中野有紗平山のもとに突然訪れる姪。平山の妹…麻生祐未ホームレス…田中泯平山と奇妙なつながりをもつホームレス。平山の同僚清掃員…柄本時生平山の同僚清掃員のガールフレンド…アオイヤマダ居酒屋のママ…石川さゆり平山が休日に訪れる居酒屋のママ。居酒屋のママの元夫…三浦友和カンヌ映画祭で役所広司が最優秀男優賞なお、映画『PERFECT DAYS』は、2023年に開催された第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品された。主演の役所広司は最優秀男優賞に輝き、監督・是枝裕和の『誰も知らない』で男優賞を受賞した柳楽優弥以来の快挙を達成した。役所広司はカンヌ国際映画祭・男優賞の受賞に際して次のようにスピーチしている。「僕は賞が大好きです。でも、こうやって華々しいカンヌ映画祭でスピーチするのは、あまり好きではない。でもカンヌ映画祭と審査員の皆様、本当にありがとうございました。パーフェクト・デイズを見てくださったお客様もここにいらっしゃると思いますが、本当にありがとうございました。この映画を製作した柳井康治さんに心から感謝したいと思います。彼がいなければ、映画は世に出ることはなかったと思います」また、第36回東京国際映画祭では、審査委員長としてヴィム・ヴェンダースが来日することを記念し、『PERFECT DAYS』を特別先行上映。第96回⽶国アカデミー賞国際⻑編映画賞の⽇本代表にも選出されている。映画『PERFECT DAYS』あらすじ東京・渋谷でトイレの清掃員として働く平山。彼は淡々と過ぎていく日々に満足している。毎日を同じように繰り返しているように見えるが、彼にとってはそうではなかった。毎日はつねに新鮮な小さな歓びに満ちていた。まるで風に揺れる木のような人生である。昔から聴き続けている音楽と、休日のたびに買う古本の文庫を読み耽るのが、歓びである。いつも持ち歩く小さなフィルムのカメラで木々を撮る。彼は木が好きだった。自分を重ねているのかもしれない。あるとき彼は、思いがけない再会をする。それが彼の過去にすこしづつ光をあてていく。【作品詳細】映画『PERFECT DAYS』公開日:2023年12月22日(金)~TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー※10月24日(火)~30日(月) TOHOシネマズ日比谷にて特別先行上映監督:ヴィム・ヴェンダース脚本 :ヴィム・ヴェンダース、高崎卓馬出演:役所広司、柄本時生、中野有紗、アオイヤマダ、麻生祐未、石川さゆり、田中泯、三浦友和製作:柳井康治エグゼクティブ・プロデューサー :役所広司プロデュース:ヴィム・ヴェンダース、高崎卓馬、國枝礼子、矢花宏太、ケイコ・オリビア・トミナガ、大桑仁、小林祐介製作:MASTER MIND配給:ビターズ・エンド
2023年05月19日沖縄県那覇市国際通りのランドマーク「ドン・キホーテ国際通り店」最上階に、今夏オープン予定の、食と音楽、エンターテイメントを融合したエンターテイメントフードホール「SKY GARDEN “TOP TREE okinawa”(トップツリー)」。オープンに伴い、新たに沖縄県内の名店から音楽フェスの人気店など、4店舗の参加が決定しました。第1期参加店舗はこちらをご参照ください。 <食と音楽、エンターテイメントを融合したフードホール「SKY GARDEN “TOP TREE okinawa”(トップツリー)」>■沖縄県内の人気店や、音楽フェスの人気店など、新たに4店舗の参加が決定!【AKAMARU】~南城市の人気店が、バラエティに富んだメニューをご提供!~<AKAMARU>沖縄県南城市にある人気店「アカマル商店」が、那覇市に初出店!外はカリカリ、中はジューシー!本店でも注文の絶えない人気メニュー「ヤンニョムチキン」を始め、東京中野直伝の名物「ブラックカレー」など、食事でもお酒のお供にもピッタリのメニューをご提供します。<本店情報>店舗名 : アカマル商店所在地 : 〒901-1205 沖縄県南城市大里高平117-1ホームページ: 【MEAT RUSH】~音楽フェスで500食以上が売れる人気店の味が味わえる!~<MEAT RUSH>音楽フェスで500食売れる話題の牛とろフレークやローストポーク・肉汁たっぷりのハンバーグをアレンジした贅沢な丼や、本格スパイスと映える3つの肉CURRYなど和洋の肉オーバーライスを提供します。これまでイベントでしか味わうことのできなかった人気店の料理を是非お楽しみください。【Rocks Steak House】~独自製法の熟成肉がリーズナブルな価格で楽しめる!~<Rocks Steak House>本店の看板メニューでもある独自製法の熟成肉をリーズナブルな価格でご提供いたします。他ではめったに味わうことの出来ない「熟成牛のスペアリブ」や、バンズのかわりに肉で肉を挟んだ「バンディッドバーガー」など、肉好きも納得のメニューを提供します。<本店情報>店舗名 : Rocks Steak House所在地 : 〒900-0032 沖縄県那覇市松山2丁目8-1 DIAMOND BLDG 1Fホームページ: 【ナンクル那覇店】~定番からオリジナルまで、沖縄県産食材にこだわった沖縄そば専門店~<ナンクル那覇店>沖縄県産アグーの出汁骨を使用した沖縄そばや、本店でも人気のオリジナルメニュー「バターチキンカレー沖縄そば」。「串揚げ肉団子3種盛り」は沖縄県産のもとぶ牛・アグー・やんばる若鳥を使用し、こだわりの詰まった専門店の味を提供します。<本店情報>店舗名 : ナンクル所在地 : 沖縄県沖縄市中央1-2-3 神里ビル1Fホームページ: ■エンターテイメントフードホール「SKY GARDEN “TOP TREE okinawa”(トップツリー)」について「食べる」「飲む」「遊ぶ」「出会う」をコンセプトに、店内には屋台村さながら、様々な飲食ブースが立ち並び、自由にご飲食をお楽しみいただけるとともに、遊びと音楽の要素を充実させることにより、ご来店いただいたお客様同士の交流の場としてもお楽しみいただける、沖縄初のエンターテイメントフードホールです。公式Instagram 写真<エンタメコンテンツ満載の屋内フロア「TOP FLOOR」>写真<ガジュマルの木がそびえる屋外フロア「TREE FLOOR」>■施設概要<SKY GARDEN “TOP TREE okinawa”>店舗名 :SKY GARDEN “TOP TREE okinawa”店舗所在地:〒900-0014沖縄県那覇市松尾2-8-19 ドン・キホーテ国際通り店7F 最上階営業時間 :18:00~定休日 :年中無休座席数 :100席収容人数 :約400名 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年05月18日