開局以来ドキュメンタリーの制作に注力してきたTBSテレビが立ち上げた新ブランド「TBS DOCS」のもと、今回で3回目を迎える『TBSドキュメンタリー映画祭2023』の予告編第1弾が解禁された。本映画祭は、3月17日(金) より東京でスタートし、大阪、名古屋に場所を移した後、初となる札幌でも開催。多岐に渡るジャンルが揃う全15本の作品を、前回を上回る規模で上映する。 また、今年の映画祭アンバサダーに、TBS「王様のブランチ」でもお馴染み、映画コメンテーターのLiLiCoが就任している。この度、解禁された予告編第1弾は、映画祭初日に上映される4作品と、大阪限定上映される1作品の計5作品。令和4年度 文化庁芸術祭のテレビ・ドキュメンタリー部門で優秀賞を受賞した『通信簿の少女を探して〜小さな引き揚げ者戦後77年あなたは今〜』は、ディレクターが偶然手にした古書に挟まっていた1枚の通信簿がきっかけとなり制作され、通信簿の持ち主の少女を探す旅は、歴史に埋もれた日本の戦後史を紐解く旅へとつながっていく。山田洋次監督や、歌手の加藤登紀子、ジャズピアニスト秋吉敏子に“引き揚げ”体験のインタビューを行い、旅人として三浦透子が出演し、仲村トオルがナレーションを担当している。また、『東京SWAN 1946〜戦後の奇跡『白鳥の湖』全幕日本初演~』では公演中の舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』にドラコ・マルフォイ役で出演するなど、バレエダンサーとしての活動以外にもミュージカル出演など幅広い活躍で注目を集める宮尾俊太郎が、敗戦直後の1946年に日本で『白鳥の湖』の全幕初演に挑戦した人々の歴史秘話を紐解きながら、当時の振り付けでその感動を現代に蘇らせた。その他、現在公開中の『戦場記者』で監督を務めた須賀川拓が、アフガンの薬物問題を切り取った『アフガン・ドラッグトレイル』、2月24日(金)に『日の丸~寺山修司40年目の挑発~』が劇場公開を控える佐井大紀監督の最新作『カリスマ~国葬・拳銃・宗教~』、大阪限定上映となる『93歳のゲイ』の予告編が解禁。歴史的な事件の真相や今世界で起きている衝撃の出来事など、“観客に新たな発見”をもたらす作品となっている。仲村トオルがナレーション、三浦透子が旅人で出演『通信簿の少女を探して〜小さな引き揚げ者戦後77年あなたは今〜』『日の丸~寺山修司40年目の挑発~』佐井大紀監督最新作『カリスマ~国葬・拳銃・宗教~』『戦場記者』の須賀川拓監督がアフガンの薬物問題に迫る『アフガン・ドラッグトレイル』宮尾俊太郎が『白鳥の湖』全幕初演に挑む『東京SWAN 1946〜戦後の奇跡『白鳥の湖』全幕日本初演~』本当の自分を隠し続けた“93歳のゲイ”の日々をみつめる『93歳のゲイ【大阪限定上映】』「TBSドキュメンタリー映画祭 2023」()3月17日(金)より東京、大阪、名古屋、札幌にて順次開催3月17日(金)~30日(木)東京:ヒューマントラストシネマ渋谷3月24日(金)~4月6日(木)大阪:シネ・リーブル梅田3月24日(金)~4月6日(木)名古屋:伏見ミリオン座4月15日(土)~21日(金)札幌:シアターキノ
2023年02月13日ハンガリーが誇る映画監督の1人であり、女性として初めてベルリン国際映画祭金熊賞に輝いたメーサーロシュ・マールタ。その後も、カンヌ国際映画祭での受賞歴をはじめ国際的な評価を得ながらも、いずれも日本では劇場未公開だった彼女の特集上映が決定。キービジュアルおよび予告編が解禁となった。本上映は、国際的な評価を得ながらも日本では上映の機会に恵まれなかったハンガリーの映画監督メーサーロシュ・マールタ(1931年9月19日~)の特集上映。イザベル・ユペール、アンナ・カリーナ、デルフィーヌ・セイリグ…名だたる俳優を魅了し、アニエス・ヴァルダがオールタイム・ベストの1つとしてその作品を挙げた、ハンガリーの映画監督メーサーロシュ・マールタ。ハンガリーの首都ブダペシュトに生まれた彼女は第二次世界大戦中、スターリンの粛清が吹き荒れるなか両親を亡くした。孤児となった彼女は、ソヴィエトとハンガリーを行き来する人生を送る。彼女の作品にハンガリー事件(1956年)やファシズムの記憶が度々刻まれていくのも必然となった。そしてそれは、ロシアによるウクライナへの侵攻で世界が揺れる、いまこそ再考すべき歴史であるともいえる。今回は珠玉の作品群の中から、1975年ベルリン国際映画祭金熊賞に輝いた『アダプション/ある母と娘の記録』をはじめ、青春音楽映画の決定版『ドント・クライ プリティ・ガールズ!』、ドキュメンタリー作家としてキャリアをスタートさせたメーサーロシュ が、作為性や修飾を極限にまで削ぎ落した「真実」の記録『ナイン・マンス』、結婚生活に絡めとられる2人の女性の連帯を、厳しくも誠実なまなざしで捉えた精緻な秀作『マリとユリ』、イザベル・ユペール最初期の重要な出演作であり、見落とすことが できない意欲作『ふたりの女、ひとつの宿命』の5本を日本初公開。今回公開された予告編では、「知りたいんです、この年で子どもが産めるかどうか」という印象的な台詞から始まり、5作品それぞれの象徴的な場面が描かれていく。一貫して選択する女性の姿を描き続け、ハンガリー映画の一翼を担ってきたメーサーロシュの片鱗が見える映像となっている。また、クリエイター支援に強みを持つ「MOTION GALLERY」でのクラウドファンディングを2月15日(水)まで実施中。リターンとしてオリジナルポストカードや劇場鑑賞券、パンフレットなどが用意されている。「メーサーロシュ・マールタ監督特集上映」は5月26日(金)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2023年02月12日第38回サンダンス映画祭でワールドシネマドラマ部門観客賞受賞ほか、第95回アカデミー賞国際長編映画賞部門フィンランド代表作品に選ばれた青春映画『ガール・ピクチャー』から、本予告編とシーン写真が解禁となった。17歳から18歳に差しかかる3人の少女、ミンミとロンコとエマ。3度の金曜日で、ミンミとエマはお互いの人生を揺るがすような運命の恋をし、ロンコは未知の性的快感を求め冒険する――。フィンランドのジェネレーションZによる青春映画となる本作。予告編は、最初の金曜日、「好きな男子にもっと近づいてみたい。だからパーティに行こうよ」と、恋愛とセックスに興味津々、素直でキュートなロンコ(エレオノーラ・カウハネン)が、同じ学校の親友、クールでシニカルなミンミ(アーム・ミロノフ)をパーティに誘うシーンから始まる。精一杯のおしゃれとメイクアップを施し、パーティへと繰り出す2人。ロンコが宣言通り、理想の相手との出会いを求め、出会う男子にとにかく果敢にアタックしていく中、パーティの喧騒から離れた付き添いのミンミは、フィギュアスケーターの少女エマ(リンネア・レイノ)と出会う。「跳べなくなったの」大事な試合を前に、プレッシャーに押しつぶされそうなエマ、「男の人と一緒にいても何も感じない 自分はみんなと違うのでは?」と悩み続けるロンコ、「いつも壊しちゃうの」と自分の気持ちをどうしてもうまく扱えないミンミ。ありのままの自分、そして恋と向き合う覚悟を持った少女たちは、お互いを思いやり、時には衝突しながらも、たくさんの壁にぶつかっていく――。金曜日を迎える度に、少しずつ“自分”と向き合う力を手に入れていく3人の少女たちの、リアルで眩しいポートレートを捉えた予告が完成した。また、ミンミ、ロンコ、エマ、それぞれのキャラクターの印象的な表情を捉えたカットも解禁。劇中では、ミンミとロンコがアルバイトするパステルカラーのスムージーショップのほか、スパンコールが華やかなパーティシーンでのドレス、打って変わって通学時のデニムスタイルなどレトロキュートなファッションも必見となりそうだ。『ガール・ピクチャー』は4月7日(金)より新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ガール・ピクチャー 2023年4月7日より新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開© 2022 Citizen Jane Productions, all rights reserved
2023年02月08日野外シアターイベント「夜空と交差する森の映画祭2023」が、山梨県 白州・尾白の森名水公園 べるがにて、2023年9月23日(土)と24日(日)の二日間に渡って開催される。“丸一日”野外上映やアクティビティを楽しむオールナイト映画イベント「夜空と交差する森の映画祭2023」は、2014年からスタートし2023年で10周年を迎える野外映画上映イベント。会場では複数建てられるスクリーンで短編映画や長編映画を上映するほか、毎年変わる場所と世界観に合わせたアクティビティやコンテンツを楽しめるオールナイト野外映画フェスだ。短編映画や長編映画をオールナイトで森の映画祭2023では、30分以内の短編映画から長編映画に至るまで、様々な作品を複数のスクリーンで上映。22時に上映を終了するステージもあるため、映画鑑賞後はテントサイトでゆっくりと過ごすことができる。一方、オールナイトで上演するステージも用意し、朝まで映画を楽しめるのもポイントだ。キャンプやバンガローでの宿泊もまた、テントサイトでのキャンプやバンガローでの宿泊も心惹かれる。明るいうちからキャンプができるほか、マルシェやワークショップ、ヨガで身体を伸ばしたりと、のんびり丸一日満喫できる多様なコンテンツを用意する。渋谷パルコにて「映像のないシネマパーティー」開催なお、2月22日(火)にはスピンオフイベントとして、渋谷パルコにて見知らぬ映画と出会える映画音楽パーティー「映像のないシネマパーティー」を開催。学校や会社帰りに立ち寄るのもおすすめだ。【詳細】「夜空と交差する森の映画祭2023」日時:2023年9月23日(土)~9月24日(日)※オールナイト開催会場:山梨県 北杜市 白州・尾白の森名水公園「べるが」住所:山梨県北杜市白州町白須8056チケット:2023年夏頃に公式ウェブサイトのリンク先で販売開始<内容>数十の長編映画や短編映画の野外上映 / 飲食・物販ブース / ワークショップ / テントサイト
2023年02月06日野外シアターイベント「夜空と交差する森の映画祭2023」が、山梨県 白州・尾白の森名水公園 べるがにて、2023年9月23日(土)と24日(日)の二日間に渡って開催される。“丸一日”野外上映やアクティビティを楽しむオールナイト映画イベント「夜空と交差する森の映画祭2023」は、2014年からスタートし2023年で10周年を迎える野外映画上映イベント。会場では複数建てられるスクリーンで短編映画や長編映画を上映するほか、毎年変わる場所と世界観に合わせたアクティビティやコンテンツを楽しめるオールナイト野外映画フェスだ。上映作品は、短編・長編映画合わせて38本を予定。長編作品は、不朽の名作『若草物語』を原作に、自分らしく生きることを願い求める物語『ストーリー・オブ・マイライフ / わたしの若草物語』をはじめ、映画『花束みたいな恋をした』、アニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』、『カメラを止めるな!』、『パディントン2』の5本を上映する。この他、一般公募による短編映画や、過去の「森の映画祭」上映作品も上映。また、WOWOWの連続ドラマW-30『にんげんこわい2』より吉田羊主演の第1話「紙入れ」も特別上映される。短編映画や長編映画をオールナイトで森の映画祭2023では、30分以内の短編映画から長編映画に至るまで、様々な作品を複数のスクリーンで上映。22時に上映を終了するステージもあるため、映画鑑賞後はテントサイトでゆっくりと過ごすことができる。一方、オールナイトで上演するステージも用意し、朝まで映画を楽しめるのもポイントだ。キャンプやバンガローでの宿泊もまた、テントサイトでのキャンプやバンガローでの宿泊も楽しめる。キャンプ初心者でも安心して過ごせるよう、テントレンタルを実施し、キャンプ相談所も開設。また、日中には、マルシェやフード・ワークショップ、ヨガなど、のんびり丸一日満喫できる多様なコンテンツを用意する。フード・ドリンクは、キューバサンドや横浜の老舗ショコラトリー「ブルーカカオ」のカカオドリンク、山梨のブルワリー「ブライトブルーブルーイング」とタッグを組んだクラフトビール「夜空とカルダモンのヴァイツェン」などを販売する。【詳細】「夜空と交差する森の映画祭2023」日時:2023年9月23日(土)13:00〜9月24日(日)6:00 ※オールナイト開催会場:山梨県 北杜市 白州・尾白の森名水公園「べるが」住所:山梨県北杜市白州町白須8056<内容>数十の長編映画や短編映画の野外上映 / 飲食・物販ブース / ワークショップ / テント■チケット販売期間:・早割りチケット 2023年6月22日(木) 18:00~8月18日(金) 23:59・通常チケット 2023年8月19日(土) 0:00〜発売開始※「夜空と交差する森の映画祭2023」Peatixにて発売。入場券:早割チケット 10,800円/オリジナルタンブラー付き早割チケット 12,800円/オリジナルタンブラーと手紙付き早割チケット 13,300円/通常チケット 12,800円交通手段:新宿発 直行バスツアー 9,800円/名古屋発 直行バスツアー 12,800円/小淵沢駅発 シャトルバス往復券 3,000円/駐車券 3,000円/バイク駐輪券 2,000円宿泊:小さなテントサイト利用券(2.5m×2.5m) 3,000円/大きなテントサイト利用券(4m×4m)/ 駐車券付き 8,000円/バンガロー宿泊券 6名部屋 40,000円■上映作品 ※合計38本を上映予定。〈長編映画〉『ストーリー・オブ・マイライフ / わたしの若草物語』 / 『花束みたいな恋をした』 / 『スパイダーマン:スパイダーバース』 / 『パディントン2』 / 『カメラを止めるな!』〈短編映画〉『目玉』 / 『回復タイム』 / 『ささくれ』 /『家族めし』 / 『猟果』 /『優しいインコが暮らす街』 / 『たまには船にでも乗ろうか』 / 『グッドボタン』 / 『ジョディ』 / 『20dB』 / 『来世 ユニコーンの首筋後ろのホクロになりたい』 / 『探す未来』 / 『ラの♯に恋をして』 / 『ミラクルトイズ リカバー ザ ドクター』 / 『つくもさん』 / 『Needlewood Antiques』 / 『東京ブラッディベリージュースインシデント』/『EVEN」 / 『冴えない私たち」 / 『あたらしい世界』 / 『ぼくがこわい黑いもの』 /『ときめきの栞』 /『わたし、あなた』 / 『シカト」 /『マンガガールズ」 /『アサとヨル』 / 『NEO PORTRAITS』 /『修羅とラップ』 /『ステップ by ステップ』田代健二 /『Mishimasaiko」 / 『映画の妖精 フィルとムー』 /『宮田バスターズ(株)』 / 『凪の憂鬱』
2023年02月05日「第52回ロッテルダム国際映画祭」Limelight部門に正式出品されている、辻村深月原作アニメーション映画『かがみの孤城』が、現地時間2月2日に上映。現地入りしていた監督の原恵一が、観客とのQ&Aを行った。観客から大きな拍手と歓声が送られた本作の上映後、原作からアレンジしているシーンがある中、どのような点を意識して製作したのか、質問が及ぶと、「原作では、孤城に集まる7人それぞれのバックストーリーが丁寧に描かれているのですが、映画で同じように描いてしまうと2時間に収まりきらないため、“安西こころ”という女の子を中心とした物語として、しかし原作のストーリーを損なわないよう構成しました」と原監督が説明。また“マサムネの声優は有名な某名探偵の声優と同じで、劇中で某名探偵の決め台詞が使われていて驚きました”と観客から感想が寄せられると、「オランダでまさかこのような質問が来るとは思ってなかったのですが(笑)某名探偵は日本ではとても有名なアニメーションですが、その『真実はいつも一つ!』という決め台詞をパロディで言ってもらおうと思い、遊びました」と話す監督。さらに、「ちなみに僕が長年監督を務めた『クレヨンしんちゃん』のしんちゃんの声を演じていた矢島晶子さんがある役で出演してますが、わかりましたか?」と問うと、観客からは「わかりました!」との声も。そして、本作を通して“伝えたいメッセージ”について質問が来ると、「日本でもオランダでも学校に行けない子はたくさんいると思うけど、そういう子は親も友達も誰も助けてくれないと思ってすごく孤独の中にいるかもしれないけど、それはずっと続くことではなく、きっと誰かが味方をしてくれるから信じて欲しいということが、この映画の伝えたいメッセージです。I believe you are not alone.(あなたはひとりじゃない)」と回答した。『かがみの孤城』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:かがみの孤城 2022年12月23日より公開©2022「かがみの孤城」製作委員会
2023年02月04日福永朱梨と金子大地の共演で贈る、ロマンポルノ50周年記念プロジェクト「ROMAN PORNO NOW」第1弾作品『手』が、現在開催中の第52回ロッテルダム国際映画祭・ハーバー部門にてプレミア上映され、松居大悟監督が舞台挨拶に登壇した。松居監督作品の本映画祭への出品は『アズミ・ハルコは行方不明』(16)以来2度目、今回初めて映画祭への参加となった。オランダ・ロッテルダム国際映画祭は、新人監督の登竜門的な存在として多くの若手映像作家の作品を紹介しており、毎年約600作品が上映され、来場者数は30万人を超えるヨーロッパでは重要な国際映画祭の1つ。その内のハーバー部門は、映画祭の中でも最新で最大のプログラムで、世界から集まる幅広い現代映画を紹介するセクションとなる。本作は舞台挨拶のチケットが完売となる大盛況ぶりで、男女問わず幅広い年齢層の観客が来場。上映前の舞台挨拶で監督は、「ロッテルダム国際映画祭への出品は2回目ですが、初めて現地に参加できて嬉しいです。今回、ロマンポルノ50周年ということで制作されることになり、現代に男女の価値観を更新して作ったのが本作です。今を生きるさわ子を楽しんで頂けたら幸いです」と挨拶した。上映中は、さわ子がおじさんコレクションを開くシーンなど、多くの場面で笑いが起こるほどで、上映後には大きな拍手が沸き起こった。その後のQ&Aセッションでも多くの質問が寄せられ、観客から「本作は本が原作となっているが、なぜハッピーエンドにしなかったのか」と質問が挙がると、松居監督は「自分自身としては、ハッピーエンドにしたつもり」と回答。「主人公のさわ子は自分の中でたくさんの枷をつけていたが、すべての荷をおろして、ようやく本来の自分として生きていけるというエンディングにした」と応じた。最後に、「この映画では、題名にもある通り『手』が大きなテーマだと思うが、監督が最も伝えたかったメッセージは何か」という質問に対し、「明確な正解はない。見た人それぞれの解釈がある」と監督。「自分自身の考えでは、さわ子は最初お父さんの手に抱かれていて、そのうちに自分を抱きしめてくれる手がなくなっていって、誰かの手を求めていたのだと思う。また、老いていっても、手というのは欲望を最も素直に表現するものであり、手は嘘をつくこともあれば嘘をつけないものにもなるという矛盾をはらんでいるものであるというように、いろいろな解釈があると考えている。手はコミュニケーションの始まりにもなる」と舞台挨拶を締めくくっていた。『手』は全国にて順次上映中。各種サービスにて配信中。『手』『愛してる!』『百合の雨音』の各Blu-ray&DVDと『ロマンポルノ・ナウ コンプリートBD-BOX』は4月28日(金)より発売。(text:cinemacafe.net)■関連作品:手 2022年9月16日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開©2022 日活
2023年02月02日※8月16日、上映作品・チケット情報を追記しました。年に1日だけ現れる野外映画フェス「夜空と交差する森の映画祭」が、9月23日(土)山梨県にて、4年ぶりにリアル開催されることが決定した。2014年より開催してきた同イベントは、数十本の短編映画や数本の長編映画を複数のステージにて上映するほか、毎年変わる場所と世界観に合わせたアクティビティやコンテンツをたのしめるオールナイト野外映画フェス。10周年を迎える今年は、2015年・2016年と同様、都心より車で2時間半ほどの山梨県白州・尾白の森名水公園「べるが」が会場となっており、明るいうちからマルシェやワークショップ体験、キャンプ、ヨガ、夜は静かに森のさえずりの中で眠る…という、丸一日楽しめる企画が満載だ。また、これまでと同じように、オールナイト上映するステージも健在で、朝まで映画を楽しむこともできる。そして、2月22日(火)18時~21時には、スピンオフイベントとして、見知らぬ映画と出会える映画音楽パーティー「映像のないシネマパーティー」を渋谷PARCO内の〈ComMunE〉にて開催する。上映作品決定今回、計38本(5本の長編・33本の短編映画)を上映。▼長編映画『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』『花束みたいな恋をした』『スパイダーマン:スパイダーバース』『パディントン2』『カメラを止めるな!』そのほか、16本の短編映画(公募作品)に加え、一般公募による短編映画13本、過去の森の映画祭上映作品より4本を招待作品として上映。また、連続ドラマW-30「にんげんこわい2」より第1話「紙入れ」が特別上映される。夜空と交差する森の映画祭2023開催概要【開催日時】9月23日(土)13:00~翌朝6:00※映画上映は18:30~翌朝5:00※一部エリアでは18:30~22:00のみ映画上映実施※キャンプ・バンガローのチェックアウトは翌朝10:00【会場】白州・尾白の森名水公園 べるが【チケット】・入場券(お得な早割チケットは8月18日23:59まで)早割チケット ¥10,800オリジナルタンブラー付き早割チケット ¥12,800通常チケット ¥12,800 ※8月19日0:00~発売開始・交通手段新宿発 直行バスツアー ¥9,800名古屋発 直行バスツアー ¥12,800小淵沢駅発 シャトルバス往復券 ¥3,000バイク駐輪券 ¥2,000・宿泊小さなテントサイト利用券 ¥3,000大きなテントサイト利用券 駐車券付き ¥8,000(シネマカフェ編集部)
2023年02月02日今年のサンダンス映画祭で審査員大賞に輝いた『A Thousand and One』は、心を揺さぶる人間ドラマだ。物語は1990年代のニューヨークで始まる。自身も児童養護施設で育った主人公アイネスは、愛する幼い息子テリーを養護施設に取られたまま、引き取らせてもらえずにいる。もうこれ以上離れていたくないと思った彼女は、息子を誘拐して逃亡。新たな名前をつけ、一緒に住み始めた。やがて、息子の父親で刑務所帰りのラッキーも加わる。父子の関係は決してスムーズではなかったが、そんな中でもテリーは意外にも学校で頭の良さを発揮し、優秀な生徒のための学校に転校すべきだとのアドバイスを受けるまでに。しかし、その当時あまりにも幼すぎて知らなかった彼の過去の秘密が、そこに大きな影を投げかける事になる。そして最後にはショッキングなエンディングが待ち受けているのだ。90年代初めから2000年代なかばまで、ジュリアーニやブルームラングなど市長が変わる中、ハーレムに住む黒人がどのような影響を受けていったのかが描かれるのも興味深い。アイネスを演じるのは『星の王子ニューヨークへ行く2』のテヤナ・テイラー。テリー役は、違った年齢の子役がそれぞれにすばらしい形で演じる。監督、脚本のA.V.・ロックウェルは、今作で長編監督デビューを果たす。配給はフォーカス・フィーチャーズが配給。公開時期は決まっていない。文=猿渡由紀(C)Sundance Institute
2023年01月30日サンダンス映画祭の受賞結果が発表になった。USドラマチックコンペティション部門の審査員大賞に輝いたのは、『A Thousand and One』。監督、脚本は、今作で長編監督デビューしたA.V.ロックウェル。審査員特別賞には、イライジャ・バイナム監督、ジョナサン・メジャース主演の『Magazine Dreams』。観客賞は、マリアム・ケシャバーズの『The Persian Version』が受賞した。今作は脚本賞も受賞している。監督賞は『Accidental Gateway Driver』の香港系イギリス人監督シン・J・リー。俳優賞はトランスジェンダーの男性を描く『Mutt』のリオ・メヒエル。アンサンブル賞は『Theater Camp』が受賞。ワールド・ドラマチックコンペティション部門の審査員大賞を受賞したのは、シャーロット・リーガン監督、ハリス・ディキンソン主演のイギリス映画『Scrapper』。USドキュメンタリーコンペティション部門の審査員大賞は、ジョー・ブリュースター監督の『Going to Mars: The Nikki Giovanni Project』に送られた。サンダンス映画祭は多様化に力を入れてきたが、今年も上映された長編映画のうち有色人種監督の作品は49パーセント、女性は56パーセントを占める。それぞれの部門で審査員大賞を受賞した3作品も、女性あるいは黒人監督によるものだ。作品のセールスは、今年、やや控えめ。配信各社がコスト削減を意識し、コンテンツ獲得のために高額な契約を結ぶことに注意深くなっていることが大きいと思われる。それでも、Netflixはオールデン・エアエンライクとフィービー・ディネヴァーが主演するスリラー『Fair Play』を2,000万ドルで買ったほか、オーストラリアのホラー・スリラー『Run Rabbit Run』の世界配信権も獲得。ソニー・ピクチャーズ・クラシックはデビッド・ストラザーン主演の『A Little Prayer』、サーチライト・ピクチャーズはアンサンブル賞受賞作『Theater Camp』を獲得した。評価の高かったその他の作品にも、近々買い手がつくことが期待される。文=猿渡由紀(C)Sundance Institute
2023年01月30日アート×ヒト×社会の関係をStudyする芸術祭『Study:大阪関西国際芸術祭2023』が1月28日(金)から2月13日(日)まで開催される。「Study:大阪関西国際芸術祭2023」チケット情報本イベントは、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)を契機に、ソーシャルインパクト(文化芸術経済活性化や社会課題の顕在化など)をテーマとした世界最大級のアートフェスティバル「大阪関西国際芸術祭(仮)」の開催をめざすにあたり、それらの実現可能性を検証するためのプレイベントだ。第2回となる今回は、関西に縁あるアーティストの展覧会をはじめ、国内外のギャラリーが出展し誰もが作品購入を楽しめるアートフェア、そしてアートの可能性を引き出すべくテーマ性を持ったカンファレンスの実施が予定されている。さらにはレストランを会場に、期間限定で食とアートのコラボレーションを実現するアートダイニングなど、芸術祭会期の17日間、アートを『みる』『買う』『食す』『学ぶ』、多彩なプログラムが実施される。チケット(共通パス)は発売中。全会場(展覧会、アートフェア)に開催期間中、何度でもご入場いただけます(※一部、パスのみではご入場いただけない会場があります(別途料金必要))。<展覧会会場>船場エクセルビル大阪府立中之島図書館THE BOLY OSAKAkioku手芸館「たんす」ゲストハウスとカフェと庭 釜ヶ崎芸術大学飛田会館グランフロント大阪(北館ナレッジキャピタル、うめきた広場 サブスペース 、うめきたSHIPホール)<アートダイニング会場>特別メニューを実施!・花外楼 北浜本店特別内覧会/2月6日(月)~8日(水) 15:00~17:00※特別内覧会ではお食事なしで作品がご覧いただけます。・ルポンドシエル・ボンカリテ
2023年01月27日「ゲーム・オブ・スローンズ」で夫婦を演じたジェイソン・モモア(カール・ドロゴ役)とエミリア・クラーク(デナーリス・ターガリエン/カリーシ役)が、サンダンス映画祭で久々の再会を果たした。ジェイソンはドキュメンタリー映画『Deep Rising(原題)』、エミリアは主演映画『Pod Generation(原題)』を引っ提げ、同映画祭に出席。エミリアのインスタグラムにジェイソンとバックステージで再会して話している写真や、エミリアが炎の前に立っている写真が投稿されている。「またカリーシになったような気分(その中を進むことはできない“火”も一緒にね!)にさせてくれてありがとう、サンダンス映画祭」と、懐かしい「ゲーム・オブ・スローンズ」の思い出に浸ったことを報告し、コメント欄にはジェイソンからたくさんのハートマークが届いた。「2人が一緒にいる姿を見ると、なんだか心が温かくなるんだよね」「2人のケミストリーは最高!」とファンから喜びのコメントも。「ゲーム・オブ・スローンズ」の撮影が始まった当時は23歳。演劇学校を卒業したばかりで撮影現場に行ったこともなかったエミリアは、大勢の前で裸になったり、レイプシーンの撮影もあった。それをジェイソンがやさしく支えたことで2人は固い絆で結ばれ、友情が続いているようだ。再会するたびに報告し、ファンを喜ばせている。(賀来比呂美)■関連作品:ゲーム・オブ・スローンズ[海外TVドラマ]© 2012 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.
2023年01月27日沖縄・那覇に沖縄初となるラグジュアリーシティーホテル「サウス ウエスト グランドホテル」(SOUTHWEST GRAND HOTEL)が誕生する。2023年6月20日(火)にオープン予定。沖縄・国際通りに「サウス ウエスト グランドホテル」誕生「サウス ウエスト グランドホテル」は、全部屋が広々とした44平米以上で88室からなる客室のほか、那覇の街を一望できる高層階の屋内プールや、沖縄産食材をふんだんに使用するイタリアン、和食、鉄板焼、サンセットバーなど計4つのレストラン備える沖縄初のラグジュアリーシティーホテルだ。運営は「青山グランドホテル」など手掛けるプラン ドゥ シー運営は、東京・青山のホテル「青山グランドホテル」や、任天堂旧本社社屋と安藤忠雄設計の建築が融合した京都のホテル「丸福樓」など、数々のホテルやレストランを手掛けてきたプラン ドゥ シー(Plan・Do・See)。全室44平米以上の広々としたくつろぎの空間客室は、開放的なプライベートテラスを併設し、部屋からプールエリアに直接アクセスが可能な<ペントハウススイート>をはじめ、全部屋広々とした44平米以上で5タイプ88室からなる客室を用意。ダイニング&バーを併設した宿泊者専用の高層プール11階の宿泊者専用の屋内プールは、プールサイドにグリルダイニング&サンセットバーを併設しており、アメリカンフードと沖縄の美味を掛け合わせた琉米文化を味わうグリルレストラン「The Sailor’s Club」の料理や飲物を楽しむことができる。沖縄食材を贅沢に堪能する4つのレストラン館内には“琉米文化”を味わうグリルレストラン「The Sailor’s Club」をはじめ、沖縄産の魚介、和牛、島野菜を楽しめる琉球鉄板焼きレストランや、王道イタリアンを中心としたオープンキッチンのレストランなど、沖縄産食材を楽しめる4つのレストランが揃う。【詳細】「サウス ウエスト グランドホテル」オープン日:2023年6月20日(火)住所:沖縄県那覇市久茂地 3-29-72<客室概要>客室数:88室 (44㎡~13㎡)客室タイプ:グランドツイン〜ペントハウススイート(全5タイプ)チェックイン:15時チェックアウト:12時<レストラン>■グリルダイニング&サンセットバー「The Sailor’s Club」(11F)ダイニング72席、サンセットバー42席、プールダイニング60席。■鉄板焼「鉄板焼 まつ尾 」(1F)カウンターのみ20席。■和食「SHIKAKU」(1F)カウンターとボックス席で室内に34席とガーデンテラスに40席。■オールデイダイニング「A LONG VACATION.」(1F)テラス席を含む全106席。
2023年01月27日TBSが立ち上げたドキュメンタリー映画の新ブランド「TBS DOCS」のもと、今回で3回目を迎える『TBSドキュメンタリー映画祭2023』のアンバサダーに、映画コメンテーターのLiLiCoが就任し、1月26日(木) に都内で行われたアンバサダー就任式及びラインナップ発表会見で抱負を語った。長年、TBSの情報番組で映画紹介を担当しているLiLiCoは「ドキュメンタリー映画が大好きですし、もっともっと(映画に)深く関われたらいいなと思っていたので、こんなすばらしい映画祭のアンバサダーに就任でき、うれしいですね」と喜びの声。自身の連載でもドキュメンタリー映画を紹介する機会が増えているといい、「最近は、ドキュメンタリリコになっている。誰かの人生を通して、自分の人生を見つめ直してもらえれば」と強い思い入れを示し、「ここからずっとですか?ぜひ私はずっと務めさせていただければ」と早くもアンバサダー“続投”に意欲を燃やした。注目する作品は2021年1月の落車事故で5度の大手術、両足麻痺の後遺症を経験した元SMAPの森且行が歩む“再起”に密着する『オートレーサー森且行 約束のオーバルへ』(監督:穂坂友紀)だといい、「一体、何が彼を強くしているのか。私も2年目にひざの皿を真っ二つに割ったんですね(笑)。森さんと比べれば、大した怪我じゃないですけど、リハビリってこんなに大変なんだと」と興味津々。また、すでに鑑賞したという『魂の殺人 〜家庭内・父からの性虐待〜』(監督:加古紗都子)については、「信じられないですよね」と涙ぐむ場面もあった。『オートレーサー森且行 約束のオーバルへ』『魂の殺人 〜家庭内・父からの性虐待〜』今年は選りすぐりのドキュメンタリー映画15作品を上映。会見に出席した大久保竜(映画祭、TBS DOCSプロデューサー)は、「テレビを超えて、ドキュメンタリー映画という手法で表現の幅を広げたいという思いで、報道局から始まった企画だが、最近は社内やグループ会社からも企画書が集まっている」と可能性の広がりに手応えを示していた。取材・文・撮影:内田涼<上映ラインナップ>『カリスマ 〜国葬・拳銃・宗教〜』監督:佐井大紀『通信簿の少女を探して 〜小さな引き揚げ者 戦後77年あなたは今〜』監督:匂坂緑里『サステナ・ファーム トキと1%』監督:川上敬二郎『アフガン・ドラッグトレイル』監督:須賀川拓『東京SWAN 1946 〜戦後の奇跡「白鳥の湖」全幕日本初演〜』監督:宮武由衣『シーナ&ロケッツ 鮎川誠と家族が見た夢』監督:寺井到『ダリエン・ルート “死のジャングル”に向かう子どもたち』監督:萩原豊『魂の殺人 〜家庭内・父からの性虐待〜』監督:加古紗都子『War Bride 91歳の戦争花嫁』監督:川嶋龍太郎『KUNI 語り継がれるマスク伝説 〜謎の日本人ギタリストの半生〜』監督:佐藤功一『それでも中国で闘う理由 〜人権派弁護士家族の7年〜』監督:延廣耕次郎『オートレーサー森且行 約束のオーバルへ』監督:穂坂友紀『やったぜ!じいちゃん』【名古屋限定上映】監督:仲尾義晴『93歳のゲイ』【大阪限定上映】監督:吉川元基『劇場版 ヤジと民主主義』【札幌限定上映】監督:山﨑裕侍・長沢祐<イベント情報>TBSドキュメンタリー映画祭2023『TBSドキュメンタリー映画祭2023』キービジュアル3月17日(金)~30日(木)東京:ヒューマントラストシネマ渋谷3月24日(金)~4月6日(木)大阪:シネ・リーブル梅田3月24日(金)~4月6日(木)名古屋:伏見ミリオン座4月15日(土)~21日(金)札幌:札幌シアターキノ公式サイト:
2023年01月26日“若手映像クリエイターの登竜門”として映画界の未来を切り拓いていく新たな才能の発掘と育成を目指すSKIPシティ国際Dシネマ映画祭が今年、記念すべき20年目を迎え、2023年7月15日(土)~7月23日(日)の9日間の日程で開催されることが決定。明日1月25日(水)からコンペティション部門の作品公募がスタートする。本映画祭は世界各国の新鋭監督の作品を対象とした国際コンペティション映画祭として、2004年より埼玉県川口市でスタート。これまで、カンヌ映画祭で3作連続受賞を果たしたトルコの巨匠ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督(『うつろいの季節(とき)』)、『シンプル・シモン』のアンドレアス・エーマン監督、『彼の見つめる先に』のダニエル・ヒベイロ監督、『家へ帰ろう』(映画祭上映タイトル『ザ・ラスト・スーツ(仮題)』)のパブロ・ソラルス監督、『ミッドナイト・トラベラー』のハッサン・ファジリ監督、『ルッツ 海に生きる』のアレックス・カミレーリ監督など、世界各国の新鋭をいち早くジャパン・プレミアで紹介してきた。また、国内作品では『死刑にいたる病』の白石和彌監督、『浅田家!』の中野量太監督、『決戦は日曜日』の坂下雄一郎監督、『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督、『さがす』の片山慎三監督、『泣く子はいねぇが』の佐藤快磨監督、『彼女はひとり』の中川奈月監督、『夜を越える旅』の萱野孝幸監督らが本映画祭での受賞・ノミネートを契機に劇場公開や商業映画デビューを果たしている。今年は、1月25日(水)から3月1日(水)までの期間、コンペティション部門(国際コンペティション、国内コンペティション)の作品を募る。国際コンペティションは広く世界中から、国内コンペティション(長編部門・短編部門)は国内作品を対象に、エンターテインメント性と新たな表現の可能性を感じる作品を募集する。厳正な選考によってノミネートされた作品は映画祭期間中に上映され、著名な映画人等で構成される審査委員会による最終審査を経て、最優秀作品賞(グランプリ)をはじめ各賞が決定。また両コンペティションで上映されたすべての国内作品を対象に、今後の長編映画制作に可能性を感じる監督に対し「SKIPシティアワード」が贈られる。SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2023(第20回)開催概要(予定)公式サイト()■会期:2023年7月15日(土)~7月23日(日) (9日間)■会場:SKIP シティ 彩の国ビジュアルプラザ 映像ホール(埼玉県川口市)ほか■内容:国際コンペティション、国内コンペティション(長編部門、短編部門)ほか■主催:埼玉県、川口市、SKIP シティ国際映画祭実行委員会<コンペティション部門 公募概要>公式サイト()【公募期間】2023 年1月25 日(水)~3 月1日(水)必着【公募部門】国際コンペティション、国内コンペティション(長編部門、短編部門)【応募方法】映画祭公式サイト内のオンラインフォームから応募【公募対象作品・応募条件】■国際コンペティション(作品長が60 分以上の作品/国内作品・海外作品対象)・デジタルで撮影・編集され、かつデジタルでの上映が可能な作品であること。・長編映画制作数が3 本以下の監督の作品であること(応募作品が長編映画制作4 本目以上にあたる場合は対象外。公開の有無に関わらず60 分以上の作品、60 分以上のアニメーション作品、ドキュメンタリー作品も制作数に含む)。・ジャパン・プレミアであること、つまりSKIP シティ国際D シネマ映画祭での上映が国内で初の上映であること(但し、大学などの教育機関における上映会や自主上映会などはこれに該当しない)。・2022 年1 月1 日以降に完成した作品であること。・過去に本映画祭に未応募の作品であること。・映画祭の目的をよく理解した応募であること。■国内コンペティション(長編部門は作品長が60 分以上、短編部門は15 分以上60 分未満の作品/国内作品のみ対象)・日本作品であること。・デジタルで撮影・編集され、かつデジタルでの上映が可能な作品であること。・長編作品は、長編映画制作数が3 本以下の監督の作品であること(応募作品が長編映画制作4 本目以上にあたる場合は対象外。公開の有無に関わらず60 分以上の作品、60 分以上のアニメーション作品、ドキュメンタリー作品も制作数に含む)。・短編作品は、商業公開された長編映画(60 分以上の作品)を制作したことがない監督の作品であること。ジャパン・プレミアであること、つまりSKIP シティ国際D シネマ映画祭での上映が国内で初の上映であること(但し、大学などの教育機関における上映会や自主上映会などはこれに該当しない)。・2022 年1 月1 日以降に完成した作品であること。・過去に本映画祭に未応募の作品であること。・本映画祭の目的をよく理解した応募であること。※各部門ともに、実写作品(ドラマ・ドキュメンタリー)、アニメーション作品のいずれも応募可能です。※ノミネート結果、賞構成、審査員は、後日記者発表および公式サイトにて発表予定です。(参考:2022 年賞金総額230 万円)※応募規約、エントリーフォームおよび応募方法の詳細は1 月25 日(水)より映画祭公式サイトで公開します。
2023年01月24日新海誠監督最新作『すずめの戸締まり』(英題:『Suzume』)が、「第73回ベルリン国際映画祭」コンペティション部門に正式出品されることが決定した。本作は、日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる扉を閉めていく少女の解放と成長を描く現代の冒険物語。1月22日までの73日間で観客動員数は963万人、興行収入128億円を突破、世界199の国と地域で配給も決定している。原菜乃華が九州で暮らす17歳の女子高生・岩戸鈴芽を、松村北斗(SixTONES)が 災いをもたらす扉を閉める閉じ師の青年・宗像草太を演じるほか、深津絵里、染谷将太、伊藤沙莉、花澤香菜、神木隆之介らが参加している。2月16日から開幕する「第73回ベルリン国際映画祭」は、1951年からドイツ・ベルリンにて毎年2月に行われている国際映画製作者連盟(FIAPF)公認の国際映画祭であり、「カンヌ国際映画祭」、「ヴェネツィア国際映画祭」と並ぶ“世界三大映画祭”の一つ。最高賞の“金熊賞”は、コンペティション部門に選出された作品のみしか獲得できない賞であり、これまで日本作品では『武士道残酷物語』、『千と千尋の神隠し』の2作品が受賞。本作は、日本アニメーションでは『千と千尋の神隠し』以来、21年ぶりのコンペティション部門選出だ。今回映画祭には、新海監督と原さんが参加する予定となっている。新海監督は「この映画が海外の観客にどのように映るのか、なにが伝わり、なにが伝わらず、なにを共有し得るのか。私たちの創作が外部からはどのように見えるのか。それを自身の耳目で確かめる好機をいただけたと考えています」とコメントし、原さんは「私自身、海外に行くこと自体初めてで、それも、歴史あるベルリン国際映画祭にすずめの戸締まりチームで行くことが出来るなんて、とても光栄で、夢のようです」と映画祭参加を喜んだ。また、大ヒットを記念して、壮大な草原をすずめと草太が幼い少女と手を繋いで歩く後ろ姿と、扉が描かれた新ビジュアルが公開。初めてすずめが描かれたビジュアルに添えられた「いってきます」に対し、物語の終盤で出てくる重要な言葉である「おかえりなさい」が添えられている部分にも注目。1月28日からは、入場者プレゼント第4弾として、全国50万名様限定となる新海監督書き下ろし「小説 すずめの戸締まり~芹澤のものがたり~」の配布がスタートする。『すずめの戸締まり』は公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:すずめの戸締まり 2022年11月11日より全国東宝系にて公開Ⓒ2022 「すずめの戸締まり」製作委員会
2023年01月23日第75回カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞した、国際的ベストセラー小説の映画化『帰れない山』(原題:Le Otto Montagne)の日本公開が決定。ティザービジュアルも公開された。都会育ちで繊細な少年ピエトロは、山を愛する両親と休暇を過ごしていた山麓の小さな村で、同い年で牛飼いをする、野性味たっぷりのブルーノに出会う。まるで対照的な2人だったが、大自然の中を駆け回り、濃密な時間を過ごし、たちまち親交を深めていく。やがて思春期のピエトロは父親に反抗し、家族や山からも距離を置いてしまう。時は流れ、父の悲報を受け、村に戻ったピエトロは、ブルーノと再会を果たし…。世界39言語に翻訳され、イタリア文学の最高峰・ストレーガ賞やフランス最高の文学賞・メディシス賞(外国小説部門)など、数々の文学賞に輝いた国際的ベストセラー小説「帰れない山」。今回これを、『ビューティフル・ボーイ』のフェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン監督が、『オーバー・ザ・ブルースカイ』の脚本家シャルロッテ・ファンデルメールシュを共同監督に迎え映画化。本作は、北イタリアの雄大なるモンテ・ローザ山麓を舞台に、同い年の彼らの友情と成熟を描く、美しくもほろ苦い大人の青春映画。全てを教えてくれた山と対峙し、それぞれが己と向き合い、葛藤しながら「自分の物語」と「ありのままの自分でいられる場所」を発見し成長していく。パルムドール受賞作『TITANE/チタン』の撮影監督ルーベン・インペンスによる圧倒的な映像美とカメラワークで豊かな自然と友情を映し出す、揺さぶられるほど懐かしく切ない一大抒情詩。主人公のピエトロは、『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』でダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞助演男優賞に輝き、『マーティン・エデン』では第76回ヴェネチア国際映画祭で見事男優賞に輝いたルカ・マリネッリ。親友のブルーノは、同じくダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で主演男優賞の受賞歴を持つアレッサンドロ・ボルギ。ほかにも、フィリッポ・ティーミやエレナ・リエッティといったイタリアの実力派名優が出演している。『帰れない山』は5月5日(金)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:帰れない山 2023年5月5日より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開
2023年01月23日有限会社ハードコアチョコレート(本社:東京都中野区、代表取締役:宗方雅也、以下 ハードコアチョコレート)は、2023年2月25日(土)に、オールナイト映画祭イベント“コアチョコ映画祭”「コアチョコ映画祭-HARDCORE CHOCOLATE GRINDHOUSE-」をテアトル新宿にて開催します。コアチョコ映画祭2023-1<“コアチョコ映画祭”特設サイト> <開催場所>テアトル新宿東京都新宿区新宿3-14-20 新宿テアトルビルB1 ■イベント説明直撃!地獄服・極悪アパレル、ハードコアチョコレートによる今世紀最大のオールナイト映画祭イベント「コアチョコ映画祭-HARDCORE CHOCOLATE GRINDHOUSE-」唯一無二のデザインで、映画のみならずプロレス、マンガ、音楽、アニメなど、もはやメインカルチャーをも掻き乱すハードコアチョコレートがお届けする新年の風物詩!2023年2月25日(土)、テアトル新宿にて開催が決定しました。『フロム・ダスク・ティル・ドーン』に『ウルトラセブン「ノンマルトの使者」』、そして『バトル・ロワイアル』。コアチョコ代表・MUNEが厳選に厳選を重ねた名作3本立てです。■上映作品『フロム・ダスク・ティル・ドーン』(108分)『ウルトラセブン「ノンマルトの使者」』(25分)『バトル・ロワイアル』(113分)コアチョコグラインドハウスTシャツ2023上演の合間には、コアチョコ代表・MUNEと、豪華ゲストによる口外禁止の会場でしか聞けない濃密トークを行います。また、入場者記念特典としてコアチョコグラインドハウスTシャツ2023をプレゼント!このボリュームでチケット料金3,200円!Tシャツ1枚の値段で映画祭を楽しめます。そして、映画祭限定の特別セールとして、Tシャツ・グッズも大放出する他、プレゼント大抽選会もあり、内容盛りだくさんの一夜をお届けします。ハードコアチョコレートが仕掛ける映画祭を超える映画祭!“今宵は君を眠らせない!コアチョコ純度1000%の映画祭!”眠気もぶっ飛ぶラインアップを揃えて皆さまをお待ちしております。“コアチョコ映画祭”特設サイト: ■開催日時開催日 :2023年2月25日(土)開場時刻:23:15開演時刻:23:45終演時刻:翌5:15(予定)※終了時間は前後することがあります。予めご了承ください。■登壇者(予定/敬称略)-ゲスト-現在オファー中-MC-MUNE(ハードコアチョコレート代表)セラチェン春山※登壇ゲストは当日の状況により予告なく変更となる場合がございます。※舞台挨拶における、写真・動画等の撮影は固くお断りいたします。※登壇ゲストへの花束・プレゼント等は直接お渡しすることはできません。劇場スタッフが事前にお預かりいたします。■上映作品<「フロム・ダスク・ティル・ドーン」>2人組の凶悪な銀行強盗ゲッコー兄弟は、トレーラーハウスで旅をする牧師一家を人質にメキシコへと逃亡する。厳しい検問をくぐり抜け国境を超えた一行は、ゲッコー兄弟の仲間カルロスとの待ち合わせ場所に向かう。砂漠にそびえる巨大な酒場ティティ・ツイスター。しかしその場所には恐るべき秘密が隠されていた...。クエンティン・タランティーノが脚本を担当、盟友ロドリゲスが監督する予測不可能なアクション・ホラー!Images courtesy of Park Circus/Paramountコアチョコ映画祭2023-2<『ウルトラセブン「ノンマルトの使者」』>休暇中のダンとアンヌの前に現れた少年。彼は今すぐ海底開発をやめないと大変なことになると言った。話どおり事件が発生し、少年の言葉は真実味を帯びることになった。「海底はノンマルトのものだから侵略したりすると大変なことが起きるよ!」果たして少年の言うノンマルトとは!?セブン最大の問題作!(C)円谷プロコアチョコ映画祭2023-3<『バトル・ロワイアル(通常版)』>多発する少年犯罪...大人達は恐るべき法律を可決。全国の中学三年生クラスから無作為に選ばれた1クラス。最後の1人になるまで殺し合わせるBR法。1人ずつ支給される様々な凶器、ルール違反をすると爆発する首輪。無人島で繰り広げられる理不尽な殺し合い。42名の中学生の運命はいかに!?20世紀最大の問題小説を深作欣二が映画化!その過激な内容が物議を醸し社会現象にもなった作品!(C)2000「バトル・ロワイアル」製作委員会コアチョコ映画祭2023-4■プレゼント抽選会チケット半券(座席番号)で激レアグッズが当たる抽選会もあり!当たればラッキー、外れても一夜限りの物販セールがある!※プレゼント抽選会は、チケット半券にて実施しますので無くさないようにお気を付けください。過去イベントの半券は使えません。■大出血物販セール映画祭当日は、コアチョコのアイテムがこの日限りの価格で買える総決算大出血物販も出店!■飲食について飲食などについては情勢に基づき東京都のガイドラインと会場の指示に沿っての開催になります。改めてアナウンスいたしますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。■チケット販売についてハードコアチョコレート東中野店頭にて前売り券3,200円(税込)を絶賛販売しております。2023年2月15日(水)19:00より劇場オンライン 、2月16日(木)劇場オープン時より窓口にてチケットの販売を開始いたします。※テアトル新宿劇場窓口、オンラインチケット予約では前売り・当日一律3,700円(税込)となります。■料金前売り:3,200円(税込)当日 :3,700円(税込)※テアトル新宿劇場窓口、オンラインチケット予約では前売り・当日一律3,700円(税込)となります。※来場者プレゼントのイベントTシャツは、映画祭当日のお渡しとなります。※各種割引・招待券などは使用不可※深夜興行の為、18歳以下はご入場いただけません。※開催前日までにチケットが完売した場合、当日券の販売はございません。※転売を目的としたご購入は固くお断りいたします。※いかなる事情が生じましても、ご購入、お引換後の鑑賞券の変更や払い戻しはできません。※急遽やむを得ない事情により変更、中止になる場合もございます。予めご了承ください。※その他、詳細につきましては、劇場までお問い合わせ下さい。※混雑時・営業時間外はテープでのご案内となります。<テアトル新宿>TEL:03-3352-1846■ハードコアチョコレート会社概要映画やプロレス、漫画にアニメ、特撮…更にはお笑い芸人や萌えまで…コアな題材をパンキッシュなデザインで消化する。それがハードコアチョコレート。1999年ブランド設立以来、様々なアンダーグラウンドシーンで話題になり日本中で旋風を巻き起こす。単なるサブカルチャーの枠に収まらない、個性が際立ちすぎの“ハードコア”でオンリーワンなアパレルブランド。様々なカルチャーとのコラボレーション、業界の常識を破るアナーキーで型破りなデザイン、ストリートに根付いた活動は常に注目の的となっている。「過激だけどクール」。伝わる人にはとことん伝わるこだわり抜かれたスタイリッシュなデザインは、日本国内にとどまらず、世界中のコアユーザーから圧倒的な支持を得ている。商号 : 有限会社ハードコアチョコレート所在地 : 〒164-0003 東京都中野区東中野4-10-16 クレールOSY 1F設立 : 2002年2月代表者 : 代表取締役 宗方雅也事業内容: Tシャツほか衣類のデザイン、製造、販売URL : ■チケットに関するお問い合わせ有限会社ハードコアチョコレートTEL:03-3360-2020テアトル新宿TEL:03-3352-1846 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年01月23日サンダンス映画祭が開幕した。コロナのため、一昨年と昨年はオンラインのみでの開催だったが、今年は通常通りユタ州パークシティに戻ってきた。しかし、オンラインでの映画祭がユタ州まで来られない映画ファンに大好評だったこともあり、今年も並行してオンラインでも開催される。今年も、話題作は豊富だ。たとえば、『コーダあいのうた』のエミリア・ジョーンズが主演する『Cat Person』、ジェニファー・コネリー主演の『Bad Behavior』、トマシン・マッケンジー主演の『Elieen』、アレキサンダー・スカルスガルド主演、ブランドン・クローネンバーグ監督の『Infinity Pool』、ジョナサン・メジャース主演の『Magazine Dreams』、デビッド・ストラザーン主演の『A Little Prayler』など。ドキュメンタリーには、マイケル・J・フォックスにいついての『Still: A Michael J. Fox Movie』、東京の地下鉄サリン事件を検証する『Aum: The Cult at the End of the World』、米最高裁判事ブレット・カヴァナーの過去の性犯罪疑惑を検証するダグ・リーマン監督作『Justice』などがある。ほかに多数の短編作品が上映される。昨年、オスカーで作品賞を受賞した『コーダあいのうた』、長編ドキュメンタリー賞を受賞した『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』は、いずれも2021年のサンダンスで初上映された。今年のオスカーで主演男優部門に候補入りが有力視されている『生きるLiving』のプレミアも、昨年のサンダンスだった。今年もまたここから来年の賞レースで大健闘する作品が出てくるのかが期待される。映画祭は29日まで。文=猿渡由紀(C)Sundance Institute
2023年01月20日第26回PFFスカラシップ作品の清原惟監督作『すべての夜を思いだす』が2月16日~26日(現地時間)にドイツで開催される、第73回ベルリン映画祭に正式出品されることが決定した。舞台は多摩ニュータウン。そこですれ違う3人の女性たちのある一日の物語を描く。誰かにとって大切な記憶が、ほかの誰かの一日と呼応する。街に積み重なる時間の痕跡に触れ、小さな変化が起きていく…。清原惟監督は、「PFFアワード 2017」でグランプリを受賞した初長編映画『わたしたちの家』が、2018年の第68回ベルリン映画祭の同部門でも上映されており、カンヌ、ヴェネチアと並ぶ世界三大映画祭のひとつベルリン映画祭で、初長編から2作品連続で上映されるという快挙を成し遂げた。フォーラム部門は4年前に運営メンバーが交代となり、今回セレクションで清原監督作品に初めて触れることになった選考メンバーの面々だったが、「選考メンバーの全員一致で招待が決まった」とのこと。同部門ディレクターのクリスティーナ・ノード氏から、早くも絶賛の声が届いている。斬新な視点を提示する新進の映像作家たちを紹介する、ベルリン映画祭のフォーラム部門において、2月にどのような反応が出るか期待が高まる。「PFFスカラシップ」の第26回作品として製作された、清原監督の商業映画デビュー作となる本作は、劇場公開に向けて準備中だ。清原惟監督<清原惟監督コメント>『わたしたちの家』で初めて呼んでいただいた国際映画祭であるベルリン映画祭で、再び上映できること、とても嬉しく思います。一日の小さな旅の映画が、そのゆっくりとした歩みで海のむこうへと旅立っていくのを、楽しみに見守りたいです。<海外からのコメント>ベルリン映画祭フォーラム部門ディレクター クリスティーナ・ノード冒頭のカットから、これは特別な映画だ、と直感しました。3人の女性の一日を、離れたところから、ゆったりと見つめる。その「場所」の素晴らしさにときめきながら、一緒に歩いていく。『すべての夜を思いだす』は、眩しく、優しく、時に爽やかな風が通り抜けるあの夏の日、のような映画です。クリチバ国際映画祭(※『わたしたちの家』がグランプリを受賞したブラジルの映画祭)プログラマー アーロン・カトラー感動しました。極めて微妙なニュアンスと繊細さをもって、説明せずとも人々に深い共感を呼び起こすことに成功していることに。ずっと、ロベルト・ロッセリーニのこと、そして、歴史は常に我々を取り巻いている、ということを感じていました。(text:cinemacafe.net)
2023年01月16日2月16日(木) から26日(日) にかけてドイツで開催される第73回ベルリン映画祭のフォーラム部門に、第26回PFFスカラシップ作品『すべての夜を思いだす』(清原惟監督)が正式出品されることが決定した。本作は、ぴあフィルムフェスティバル(PFF)が製作から劇場公開までをトータルプロデュースする長編映画製作援助システム「PFF スカラシップ」の第26回作品で、清原監督とっては商業映画デビュー作品となる。清原監督は、「PFF アワード 2017」でグランプリを受賞した初長編映画『わたしたちの家』も2018年の第68回ベルリン映画祭の同部門で上映されており、カンヌ、ヴェネチアと並ぶ世界三大映画祭のひとつベルリン映画祭で、初長編から2作品連続で上映されることとなった。フォーラム部門は斬新な視点を提示する新進の映像作家たちを紹介するプログラムで、今回の招待については「選考メンバーの全員一致で決まった」とのこと。■清原惟監督 コメント『わたしたちの家』で初めて呼んでいただいた国際映画祭であるベルリン映画祭で、再び上映できること、とても嬉しく思います。一日の小さな旅の映画が、そのゆっくりとした歩みで海のむこうへと旅立っていくのを、楽しみに見守りたいです。<海外からのコメント>■ベルリン映画祭フォーラム部門ディレクター:クリスティーナ・ノード冒頭のカットから、これは特別な映画だ、と直感しました。3人の女性の一日を、離れたところから、ゆったりと見つめる。その「場所」の素晴らしさにときめきながら、一緒に歩いていく。『すべての夜を思いだす』は、眩しく、優しく、時に爽やかな風が通り抜けるあの夏の日、のような映画です。■クリチバ国際映画祭(※『わたしたちの家』がグランプリを受賞したブラジルの映画祭)プログラマー:アーロン・カトラー感動しました。極めて微妙なニュアンスと繊細さをもって、説明せずとも人々に深い共感を呼び起こすことに成功していることに。ずっと、ロベルト・ロッセリーニのこと、そして、歴史は常に我々を取り巻いている、ということを感じていました。<作品情報>『すべての夜を思いだす』2022年 / カラー / 116分監督・脚本:清原惟出演:兵藤公美/大場みなみ/見上愛/内田紅甘/遊屋慎太郎/奥野匡【ストーリー】世代が違う女性たちの一日の断片が響きあう。多摩ニュータウンですれ違う三人の女性たち。誰かにとって大切な記憶が、ほかの誰かの一日と呼応する。街に積み重なる時間の痕跡に触れ、小さな変化が起きていく、ある一日の物語。<監督プロフィール>清原惟(きよはら・ゆい)1992年生まれ、東京都出身。東京藝術大学大学院の修了制作作品 『わたしたちの家』が「PFF アワード 2017」にてグランプリを受賞。国内外で大きな話題を呼ぶ。第26回 PFF スカラシップの権利を獲得して制作した本作『すべての夜を思いだす』が、商業映画デビューとなる。【お知らせ】「PFF アワード 2023」作品募集今年、第45回を迎える映画祭「ぴあフィルムフェスティバル」の自主映画コンペティション「PFF アワード 2023」の作品受付が、2月1日(水) よりスタートします。清原監督に続く、新たな才能の登場にご期待ください!受付期間:2023年2月1日(水)~3月23日(木)
2023年01月16日投稿者さんの旦那さんは大の沖縄好き。新婚旅行も離島巡りツアーになったのですが……。今回は、実際に募集した「新婚旅行の事件エピソード」をご紹介します。沖縄好きの夫が……夫は結婚前から、沖縄に転勤願いを出すほど沖縄好きを公言。今まで何度も旅行していたものの、新婚旅行はまだ渡ったことのない離島巡りツアーにしよう!と楽しみに出かけました。石垣島をメインに5日間で13島巡り、全て食事がついているプラン。ですが夫はこの期に及んで「沖縄料理嫌いなんだよね」と言ってほとんど島で出された料理に手をつけず……。ビールで腹を膨らませていたんです。日頃あれだけ沖縄好きを豪語していたのはなんなのか?と呆れてしまいました。(44歳/主婦)料理に手をつけず……沖縄好きを公言する夫と離島巡りの新婚旅行をしたものの、「沖縄料理は嫌い」と言い出して現地の料理に手をつけず、呆れてしまったという体験談。皆さんはこのエピソード、どう感じましたか?※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。(MOREDOOR編集部)
2023年01月11日2021年トロント国際映画祭ワールドプレミア上映で公開されるや高い評価を受け、同年の東京国際映画祭ではチケットが瞬時に完売した話題の台湾映画『青春弑恋』(読み方:せいしゅんしれん)が3月24日(金)に日本劇場初公開決定。特報と日本版ビジュアルが解禁された。エドワード・ヤン、ツァイ・ミンリャンに続く才能として、いま台湾で最も注目を浴びるホー・ウィディン監督が贈る本作。ヤン監督のポストモダンの傑作『恐怖分子』(86)で描かれた、何の接点も持たない人々たちの間の奇妙な連鎖反応を描いた群像劇と同テーマをデジタル時代にアップデート、都市のミレニアル世代の若者の欲望と苦悩を野心的に描いた。物語は、一見何の関係もない6人が互いに影響し合い、オンラインゲーム、インフルエンサー、ポルノ、コスプレ、妄想、刀、恋愛のもつれをベースに、台北駅の無差別殺人事件に巻き込まれていく、というもの。ここ数年、台湾の映画やテレビでは、若者が犯した凶悪な公共犯罪の後日談を取り上げることが繰り返されており、その事例を要とし、刺殺事件をきっかけに交錯するZ世代ティーンエイジャーたちの人生に焦点を当てている。主演は、心に闇を抱え権力を振るうストーカー役で強烈な毒気を放つリン・ボーホン。ジャッキー・チェンと共演した『ナイト・オブ・シャドー 魔法拳』など国際的に活躍する台湾期待の俳優だ。共演は、Netflixオリジナルシリーズ「次の被害者」で台湾のエミー賞といわれる「金鐘奨(ゴールデン・ベル・アワード)」最優秀新人賞を受賞ムーン・リー。本作では心に孤独を抱える女性を情感たっぷりに演じている。撮影は『幸福都市』でもホー・ウィディン監督とタッグを組んでいるジャン・ルイ・ヴィアラール。監督がイメージする大都会・台北の光と影を登場人物の心の機微とあわせて美しく描写。劇中に流れる音楽はショパンの「夜想曲(ノクターン)」で、その美しい響きが劇中に漂うメランコリーをより一層引き立てる。一人の人間の行動が、身近な人間だけでなく、見ず知らずの人間にまで波紋を広げるという斬新なストーリーを、やがて巧みなサスペンスへと昇華。残念ながらデジタル時代の到来を見届けることはできなかったヤン監督だが、ホー監督の敬意に満ちたオマージュは、巨匠が今日の世界をどう解釈していたかを美しくも力強く示すことに成功した。解禁となった特報では、6人の奇妙な関係模様が描かれている。刀を抜く男のシーンから幕を開け、電話ボックスの中で抱き合う男女、ガラスを割っても口を聞かない男女、さらにショパンの曲も相まって青春の脆さも強調されている。「女は積極的な男が好きよ。機会を作ってアプローチしなさいね」とマッサージ師に言われた男は、惚れた女の部屋を覗きに行くという恐怖の行動に出る。電車の中では女の前に現れ「俺の恋人だ」と叫び散らかし、「赤の他人よ!」と恐怖心に怯えながら叫ぶ女。ラストは男が刀を持って台北駅に現れ、悪夢が始まる瞬間が映し出された。また、ポスタービジュアルには、2人の女性が抱き合う姿に「やがて悪夢のような惨劇がおこる-。」というキャッチコピーが配され、緊迫感を漂わせている。『青春弑恋』は3月24日(金)よりシネマート新宿・心斎橋ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2023年01月10日第79回ヴェネツィア国際映画祭で《監督賞》《新人俳優賞》の2冠に輝いた映画『ボーンズ アンド オール』が、2023年2月17日(金) に公開される。本作は、作品賞や主演男優賞をはじめアカデミー賞で4部門にノミネートされ、脚色賞に輝いた『君の名前で僕を呼んで』(17) を手掛けたルカ・グァダニーノ監督の最新作で、ヴェネツィア国際映画祭で初披露されるやその衝撃の描写に絶賛と驚愕のレビューが続出した禁断の純愛ホラーだ。社会の片隅で生きるマレンとリーが抱える秘密。それは生きるため本能的に人を喰べてしまうことだった。主演を務めるのは、本日12月27日(火) が27歳の誕生日であるティモシー・シャラメ。芸能一家に生まれた彼は、子役として2014年にクリストファー・ノーラン監督作『インターステラー』へ出演したことで世界が注目。そして2017年、グァダニーノ監督と初タッグを組んだ映画『君の名前で僕を呼んで』の演技が高く評価され、第90回アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた。その後も話題作に出演しており、2023年には『チャーリーとチョコレート工場』(05) の若き日のウィリー・ウォンカを演じる『Wonka』(原題)、SF大作の続編『Dune : Part Two』(原題)などの公開が控えている。『WONKA』(原題)2023年公開(C) 2022 Warner Bros. Ent. All Rights Reservedティモシーが演じるのは、生きるため本能的に人を喰べる衝動を抑えられない青年リー。同じ秘密を抱える少女マレン(テイラー・ラッセル)と出会い、逃避行の旅を続ける。「孤独を乗り越えようともがくふたりの人物というアイデアは、多くの人々がさまざまな理由で疎外感を感じているこの時代に、とくに心に響きました」と、現代を生きる人々に共感されるテーマだとティモシーは指摘する。また、監督と共に脚本開発から映画製作にも初挑戦したティモシーは、「ルカの初となるアメリカ映画に出演して、彼が快適に仕事ができる環境を飛びだし、その強烈な感性を世界に示していくのを目撃できてとても光栄に思う」と、初の撮影地となるアメリカ各地を精力的にロケーションして撮影に臨んだルカ・グァダニーノ監督に敬意を表した。<作品情報>『ボーンズ アンド オール』2023年2月17日(金) 公開監督:ルカ・グァダニーノ『君の名前で僕を呼んで』『サスペリア』■出演ティモシー・シャラメ『DUNE/デューン 砂の惑星』『君の名前で僕を呼んで』/テイラー・ラッセル『WAVES/ウェイブス』/マーク・ライランス『ブリッジ・オブ・スパイ』『ダンケルク』公式サイト:
2022年12月27日日本未公開となる『若き獅子』をはじめ、独特なラインアップで贈る「インド大映画祭 in ケイズシネマ」が新宿ケイズシネマにて開催決定。ビジュアルと予告編が到着した。インド映画と一口に言っても、ヒンディ映画、タミル映画、テルグ映画など地域によって言語も文化も異なる多種多様な映画が存在する。「インド大映画祭」はインド映画を20年以上探求し続けた特定非営利活動法人「インド映画同好会(IDE)」が、日本未公開の新作を中心に「他の追随を許さない」独特なラインアップで選定し、隠れた名作や佳作、賛否両論を巻き起こした問題作や奇作などを日本に紹介。上映を通し、異文化交流や相互理解を少しでも深めていくことを理念としている。今回の上映作品は次のとおり。【日本初上陸】『若き獅子』(2018年/148分/タミル映画)監督:パンディラージ出演:カールティ(『スルターン』『囚人ディリ』)、サティヤラージ ほかこれぞエンターテインメントミュージカル。裕福な農夫ラナシンガムは息子の誕生を望みつつ子作りに励むが、生まれ続けるのは娘ばかり。ついに彼は妻の妹を新しい妻として息子を作ろうとするが、生まれたのはまたもや娘だった。数年後、最初の妻が偶然身ごもり、念願の息子を産んだところ、その息子を巡って数々の問題が持ち上がる…。『スルターン』(2021年/150分/タミル映画)監督:バッキヤラージ・カンナン出演:カールティ、ヨーギ・バーブ ほかマフィアの家に生まれたスルターンはムンバイで工学を生業としていた。家業を嫌っていたが、父の死去により家を継ぐことになったスルターンは、暴力を排除し子分らに真っ当な道を歩ませようと悪戦苦闘、農夫に転職する!?『マンデラ』(2021年/135分/タミル映画)監督:マドーン・アルヴィン出演:ヨーギ・バーブ、シーラー・ラージクマール ほか人気No.1喜劇俳優ヨーギ・バーブが主演の巻き込まれ系社会派コメディ。トイレさえない小さな村スーラングディに住む床屋マンデラは低カーストに属していた。教養がなく文盲の彼は見下されても平然としていたが、ふとしたことから村の選挙に巻き込まれ、思いもよらぬ出来事が彼の身に...。『カルナン』(2021年/152分/タミル映画)監督:マリ・セルヴァラージ出演:ダヌシュ(『グレイマン』『3』)、ヨーギ・バーブ ほかインド身分制度の最底辺で抑圧、差別と闘う主人公の怒りのリベンジドラマ。抑圧されているコミュニティのポディヤンクラム村にはバス停がなかった。隣村メールールとの関係が悪化するのを打開すべく青年カルナンが立ち上がる。緑豊かな風景とは裏腹に、彼と村を待ち受けていたのは壮絶な運命だった...。「インド大映画祭 in ケイズシネマ」は2023年1月21日(土)より2週間、新宿ケイズシネマにて開催。(text:cinemacafe.net)
2022年12月25日第72回ベルリン国際映画祭ほか21の映画祭に出品された三宅唱監督の最新作『ケイコ 目を澄ませて』が、初日から作品を絶賛する口コミが映画ファンを中心にSNSで一気に広がり、都内劇場を中心に好調なスタートを切った。各界の著名人からも熱い感想が多く寄せられ、国内の映画賞にもノミネートするなど注目が高まる中、岸井ゆきのと三浦友和の絆を感じさせる場面写真が解禁となった。本作は、聴覚障がいと向き合いながら実際にプロボクサーとしてリングに立った小笠原恵子さんをモデルに、彼女の生き方に着想を得て、『きみの鳥はうたえる』の三宅唱が新たに生み出した物語。新たに解禁となった場面写真は、会長(三浦友和)がケイコ(岸井ゆきの)に自分の被っていた帽子を譲り渡すシーンをおさめたもの。ケイコと会長の絆のアイコンともいえる「ピンクの帽子」について、映画ファンの中には、三宅監督が度々、取材の中で影響を受けた作品として『トップガン』などで知られるトニー・スコット監督作品について言及していることから、トニー・スコット監督へのオマージュではないかという考察の声も。映画レビューサイト「coco」ではTwitter上の映画ファンの注目作品ランキング第1位を獲得し、同日公開の大作を抑える結果に。SNSでは「紛れもない傑作!」「世界を心をありのまま映す、これぞ映画」「誰かの人生を変えるパワーに満ちた作品」という熱のある感想が溢れ、映画ファンだけでなく芸能界にも鑑賞者が広がっている。岸井さんと共演経験のある俳優の西田尚美はTwitterに「岸井さん、素晴らしかった…。映画館で観るべき映画だと思った。すごく集中した。目も耳も研ぎ澄まして、じーっと観ていた。聞こえる音が鮮明に残る。表情も」とコメント。「オードリー」の若林正恭は「エンドロールでこんな映画を何年もずっとずっと観たかったんだと心が震えていました。一生忘れない映画の一本になりました」、ミュージシャンの小沢健二は「その感覚に入りこみ、僕の毎日と地続きの、誰かの毎日を感じた99分間。濃密。すばらしいです」と投稿した。ドラマ「エルピス -希望、あるいは災い-」等のプロデューサー・佐野亜裕美も「連続ドラマでも小説でも漫画でもできない、映画でしかできないことというのがなんなのか、今まではわかっているようでわかっていなかったのかもしれない、と思わされる素晴らしい映画だった」など、各界の著名人たちからもSNSで続々と絶賛の声が寄せられている。なお、本作は「第77回毎日映画コンクール」にて、日本映画大賞・日本映画優秀賞、女優主演賞、男優助演賞、監督賞、撮影賞、録音賞の6部門にノミネートしており、今後の国内映画賞レースへの選出にも期待が高まる。『ケイコ 目を澄ませて』はテアトル新宿ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ケイコ 目を澄ませて 2022年12月16日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2022 映画「ケイコ 目を澄ませて」製作委員会/COMME DES CINÉMAS
2022年12月22日アイドルグループ・Hey! Say! JUMPの中島裕翔が主演を務める、映画『#マンホール』(2023年2月公開)が、第73回ベルリン国際映画祭(現地時間2月16日~26日)にて、ベルリナーレ・スペシャル部門に正式招待されることが決定した。同作は脚本・岡田道尚×監督・熊切和嘉によるオリジナル作。川村俊介(中島)は営業成績はNO.1、上司や同僚の信頼も厚く、社長令嬢との結婚も決まり将来を約束された超がつくほどのハイスペック男だが、結婚式前夜のサプライズパーティの帰り道に酒に酔ってマンホールに落ちてしまう。ベルリン国際映画祭はカンヌ国際映画祭・ヴェネチア国際映画祭などと並んで世界三大映画祭に位置づけられており、1951年から続く歴史ある祭典。なかでもベルリナーレ・スペシャル部門では、エンタテインメント性や話題性、さらに多様性のある特別作品が選出される。熊切監督は『鬼畜大宴会』(97年)、『空の穴』(01年)以来、22年ぶりのベルリン国際映画祭で、映画祭には中島裕翔と熊切監督が出席し、レッドカーペットに登場する。ベルリン国際映画祭ベルリナーレ・スペシャル部門での日本の劇映画の上映は、2016年の黒澤清監督『クリーピー偽りの隣人』以来7年ぶり。今回の正式招待にあたり、中島裕翔と熊切監督からコメントおよび熊切監督による中島へのサプライズ発表動画が到着した。○中島裕翔 コメント世界的に栄誉ある映画祭の一つであるベルリン映画祭に迎えて頂けるのはとても光栄です。世界中から豪華なキャスト、スタッフが一堂に会する、華やかなイベント。それぞれの映画を通して文化交流ができる素敵な機会だと思います。この作品への世界からの反応がとても楽しみです。また一つ世界を学べる機会になると思うので、沢山の事を吸収したいです。○熊切和嘉監督 コメントベルリン映画祭への参加は実に22年ぶりになるのですが、『#マンホール』は思う存分ジャンル映画への愛を炸裂させた作品でして、それがまさかベルリンのような歴史ある映画祭に選んでいただけるとは、正直まだ狐につままれたような心境です。現地でどんな反応があるのか、楽しみ半分、怖くもありますが、何より「映画俳優・中島裕翔」が世界へ羽ばたく第一歩をともに踏み出せたことが嬉しくてなりません。(C)2023 Gaga Corporation/J Storm Inc.
2022年12月21日熊切和嘉監督作『#マンホール』が、第73回ベルリン国際映画祭ベルリナーレ・スペシャル部門に正式招待されることが決定。主演・中島裕翔(Hey! Say! JUMP)のサプライズ発表映像も公開された。ベルリン国際映画祭は、カンヌ国際映画祭・ヴェネチア国際映画祭などと並んで世界三大映画祭に位置づけられており、1951年から続く歴史ある祭典。第73回ベルリン国際映画祭は、現地時間2月16日(木)~26日(日)に開催される。中でも、本作が出品されるベルリナーレ・スペシャル部門では、エンタテインメント性や話題性、さらに多様性のある特別作品が選出される。同部門での日本の劇映画の上映は、黒沢清監督の『クリーピー 偽りの隣人』以来、7年ぶり。映画祭には中島さんと熊切監督が出席し、レッドカーペットに登場する予定だ。そして今回、熊切監督による中島さんへのサプライズ発表を行った際の映像が到着。中島さんは「世界的に栄誉ある映画祭の一つであるベルリン映画祭に迎えて頂けるのはとても光栄です」と感無量の様子。「この作品への世界からの反応がとても楽しみです。また一つ世界を学べる機会になると思うので、沢山の事を吸収したいです」と、初参加となるベルリン国際映画祭に向けて期待に胸を膨らませた。また熊切監督は『空の穴』以来、22年ぶりのベルリン国際映画祭。「『#マンホール』は思う存分ジャンル映画への愛を炸裂させた作品でして、それがまさかベルリンのような歴史ある映画祭に選んでいただけるとは、正直まだ狐につままれたような心境です。現地でどんな反応があるのか、楽しみ半分、怖くもありますが、何より『映画俳優・中島裕翔』が世界へ羽ばたく第一歩をともに踏み出せたことが嬉しくてなりません」と喜んでいる。『#マンホール』は2023年2月10日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:#マンホール 2023年2月10日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2023 Gaga Corporation/J Storm Inc.
2022年12月21日『シッチェス映画祭ファンタスティックセレクション2022』にて劇場公開されたホラー映画全6作品が、U-NEXTで年内限定オンライン上映される。これを記念し、話題のブラックコメディ『ヴィーガンズ・ハム』ほか、全6作品の冒頭映像が特別公開された。スペイン、バルセロナ近郊のシッチェスで毎年10月に開催され、SFやホラー、スリラーなどのファンタジー系作品が上映される『シッチェス映画祭』。日本では、この映画祭で好評を博した作品を紹介する『シッチェス映画祭ファンタスティックシネマコレクション』が2012年より開催されている。今年10月下旬より、『シッチェス映画祭ファンタスティックセレクション2022』としてホラーやスリラーの精鋭6作品が劇場公開されていたのも記憶に新しいが、この度、同映画祭とU-NEXTが提携を発表。2022年12月31日(土)までの期間限定で、U-NEXTにて特別先行オンライン上映が実施されている。これを記念し、オンライン上映中全6作品の冒頭部分(約2分間)が特別公開となった。戦慄の人間狩りと夫婦愛を両立させた不謹慎な笑いが満載の『ヴィーガンズ・ハム』を筆頭に、人外による寄生と捕食、人間狩りと人肉食、ゾンビとSDGs、カルト宗教による受難と復讐、変異する家族への愛憎、正体どころか主体も不明な悪意……。意外に深いテーマ性を孕みつつ、それでいて面白く、冒頭部分を観ればつい続きが気になってしまう個性豊かな作品ばかり。この機会にU-NEXTで実施中の先行オンライン上映を、ぜひチェックしてみてはいかがだろうか。美女ハイカーにはご用心!心理バトルが交錯するアップテンポなロードホラー『パラミドロ』『パラミドロ』キービジュアル ©2021 Person´s Films/la Dalia Films『パラミドロ』冒頭映像肉屋夫婦のヴィーガン狩りを描く痛快コメディ『ヴィーガンズ・ハム』『ヴィーガンズ・ハム』キービジュアル ©2021 Cinéfrance Studios TF1 Studio Apollo Films Distribution TF1 Films Production Chez Félix Cinéfrance SAS Cinéfrance Plus Cinéfrance 1888『ヴィ―ガンズ・ハム』冒頭映像ゾンビで栄養補給!ハイテンションな世紀末バイオレンスアクション『ゾンビ・サステナブル』『ゾンビ・サステナブル』キービジュアル ©2021 WYRMWOOD PRODUCTION HOLDINGS PTY LTD. ALL RIGHTS RESERVED.『ゾンビ・サステナブル』冒頭映像カルト集団に追われる親子の8年にわたる逃亡劇『呪われた息子の母 ローラ』『呪われた息子の母 ローラ』キービジュアル © AMN Productions LTD. t/a Park Films / Elastic Film E ntertainment Ltd / Belladonna Productions Inc. 2020『呪われた息子の母 ローラ』冒頭映像ヴァンパイアになった兄を生かす?殺す?究極の二択を描くホラーコメディ『ぼくのデコ 23歳のヴァンパイア兄貴』『ぼくのデコ 23歳のヴァンパイア兄貴』キービジュアル ©2021 Workshed Films Ltd.『ぼくのデコ 23歳のヴァンパイア兄貴』冒頭映像突然、拉致監禁され逃げ惑う少年たち…誘拐犯の正体とは?『ビハインド・ザ・ドア 誘拐』『ビハインド・ザ・ドア 誘拐』キービジュアル ©2021 TBBTD LLC『ビハインド・ザ・ドア 誘拐』冒頭映像■「U-NEXT」視聴はこちら: ■『シッチェス映画祭ファンタスティックセレクション2022』公式HP:
2022年12月16日「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2023」が、京都文化博物館 別館や二条城など、京都市内各所にて2023年4月15日(土)から5月14日(日)まで開催される。「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2023」“BORDER”がテーマ京都を舞台に開催される国際的な写真祭「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」は、国内外の重要作家の写真作品を紹介するイベント。累計の来場者は約135万人にも上る、毎年恒例のアートイベントだ。歴史的建造物や、モダンな近現代建築など、京都ならではの特別感あふれる空間に、貴重な写真作品の数々が集結する。2023年は、「BORDER」=“境界線”をテーマに14のプログラムを開催予定だ。キューバ出身のアーティスト、マベル・ポブレット京都文化博物館 別館では、キューバ生まれのアーティスト、マベル・ポブレットの展示「WHERE OCEANS MEET」を開催する。マベル・ポブレットは、写真だけでなくミクストメディア、ビデオアート、キネティックアート、パフォーマンスアートといった多彩な手法で創作。自身のアイデンティティや経験に基づき、キューバ社会と今日の世界について語りかけるような作品を特徴とする現代アーティストだ。「WHERE OCEANS MEET」では、島国キューバに生まれたマベル・ポブレットにとって重要な要素である「海、水」をテーマに制作された作品を紹介する。民族衣装とファッションの写真をパラレルに展示二条城 二の丸御殿 台所で開催されるのは、高木由利子の個展「PARALLEL WORLD」。世界各国の民族衣装を日常的に記録するプロジェクトと、ディオール(DIOR)とコラボレートした最新作を含む、現代のファッションを写し出した作品群をパラレルに展示する。スライドショー形式の展示や石内都&頭山ゆう紀の写真展もまた、藤井大丸ブラックストレージでは、ウクライナ・ハリコフ生まれのアーティスト、ボリス・ミハイロフによる作品をスライドショー形式で展示。2枚のカラースライドを重ね合わせ、“二重”にすることで見えてくる謎めいた超現実的な世界観を映し出す。さらに、誉田屋源兵衛 竹院の間では石内都と頭山ゆう紀といった2人の写真家による“対話”的なエキシビションを開催。自分の母親や、被爆者の遺品をモチーフにした写真をはじめ、国内外で活躍を続ける石内都と、生と死、時間、気配など目に見えないものを写真で立体的に表現する頭山ゆう紀、それぞれの写真作品を鑑賞することができる。この他、デニス・モリスやココ・カピタン、山内悠、山田学、セザール・デズフリらアーティストの個展や、「レジリエンス ── 変化を呼び覚ます女性たちの物語」をテーマに過去の受賞作品を集めた「世界報道写真展」も開催される。【詳細】KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2023展開時期:2023年4月15日(土)~5月14日(日)会場:京都市内各会場(京都文化博物館 別館、二条城 二の丸御殿 台所、藤井大丸ブラックストレージ、HOSOO GALLERY、誉田屋源兵衛 竹院の間 他)※内容、展覧会名、会場など開催詳細は予告なく変更になる可能性あり。※後日追加情報を発表。
2022年12月16日