2011年に日本オリジナル版として初演されたミュージカル『ロミオ&ジュリエット』〈日本オリジナルバージョン〉が、新キャストで上演。5月から6月にかけて行われた東京公演を経て、7月3日(土)より大阪・梅田芸術劇場メインホールにて幕が開く。今回、Wキャストでジュリエット役を演じている伊原六花に話を聞いた。ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」チケット情報高校時代にキャプテンを務めたダンス部において“バブリーダンス”で注目を集めた伊原は、2018年より女優としての活動をスタート。昨年は『ウエスト・サイド・ストーリー』Season3にヒロインのマリア役として出演を予定していたが、コロナ禍により中止に。今回の『ロミオ&ジュリエット』が初のミュージカル出演となった。「お芝居も歌も、ゼロからスタートすることがたくさんありましたが、昨年上演できなかった『ウエスト・サイド・ストーリー』も『ロミオとジュリエット』をもとにした作品で、通じるところもありました。その稽古での経験を活かして、役を作るうえで自分なりにいろんな角度から掘り下げられることができたんじゃないかなと思っています。ジュリエットを演じるうえでのテーマは“強さと人間味”。戯曲を読んで、イメージしていた以上に行動力や意志の強さを感じたので、ただお嬢様だけではないところを見せていけたら」。ロミオ役は、黒羽麻璃央と甲斐翔真のWキャスト。それぞれに異なる魅力を感じているという。「黒羽さんのロミオは、圧倒的無邪気さと圧倒的な繊細さが共存されている方。無邪気でキラキラした王子様のように見える部分と、ロミオの孤独感を本当に繊細に表現されるところがあり、毎公演違った感情の流れで引っ張っていってくださる。甲斐さんのロミオはとても自由。周りを自分の流れに巻き込んでいかれる方だなと思っていて、だからこそ、ついていきたくなる。一緒にお芝居をしていると、ヴェローナの世界がすごく広がって壮大なものになっていく感覚があります。おふたりとも魅力がまったく違っているので、ジュリエットとして演じていてすごく楽しいです」。東京公演千秋楽では、「また新しい発見があった」と語る伊原。「稽古のときからずっと、自分の感情とセリフと歌をいかにつなげられるかを課題としていました。以降、公演初日から回を重ねるごとに、歌と感情が結びつく瞬間を感じることが多くなってきて、そのつながる部分を、千秋楽で一番多く感じました。感情で動くメロディや、言葉の抑揚を大事にして、大阪公演ではさらにレベルアップしたものをお見せできたらと思います。本当に素晴らしいカンパニーで、熱量の高い作品になっていますので、劇場に観に来ていただけたらうれしいです」。公演は7月3日(土)から11日(日)まで、梅田芸術劇場メインホールにて。チケット発売中。取材・文:黒石悦子
2021年07月02日少年忍者・ジャニーズJr.の川崎皇輝が舞台初主演を務める『ロミオとロザライン』。その川崎と伴走するかのように稽古場で指導にあたっているのが、作・演出を手がける鴻上尚史だ。開幕を約1ヵ月後に控えたタイミングで、鴻上の瞳に映った川崎の座長ぶり、またロミオがジュリエットと出会う前に熱を上げていたというロザラインの存在に着目した狙いを語ってもらった。ロザラインに、弾き飛ばされてしまう演出家像を重ねた──同じタイトルの小説(集英社『ジュリエットのいない夜』に収録されている中編)をお書きになったほど、鴻上さんがロミオ・ジュリエット・ロザライン三者の関係に惹かれる理由はどこにあるんでしょうか?恋愛ものを書こうとする時に、主人公が直前まで別の女性に熱を上げていた設定にすることのすごさを感じたんですよ。『ロミオとジュリエット』は間違いなく世界でいちばん有名な恋愛物語だけど、いまの製作委員会方式だったら絶対に「中止」の指示が飛んだよね。──どういうことでしょう?大好きな女性(ロザライン)が参加するパーティーに行ったのに、ロミオはそこでいきなり別の女性(ジュリエット)を見初めて恋愛を始めちゃうんだよ? 現代だったら打ち合わせの段階でNGが出るでしょう。だってヒーローは、大好きな別の女に会いに行って、ヒロインと出会う。この設定、常人にはちょっと理解し難いと思うんだよね。だからまずそこなの。同じ物語をつくる人間として「どうしてシェイクスピアはそんな設定にしたんだろう?」っていう、素朴な疑問が出発点になっています。それにさ、ロザラインが可哀想すぎない? 戯曲の中であれほどロミオから求められたわりに出演しないしパーティーでも話さないし、どこにいるかさえ記されない。で、いつの間にか忘れ去られている。もし自分がロザラインの立場だったら、こんなに切ない話はないだろうと思うよ。だって自分のことを「好きだ」と言っていた男が、別の女性を追って5日後には死んでいるわけだから。彼女からしてみたら「何なの!?」って話。それが、僕がロザラインにこだわっている理由なんだ。──ただ小説は今回の原作ではなく、この舞台は「ロミオとロザラインとジュリエットの関係から夢想した」書き下ろしの新作なんですよね?そうそう! 小説版の主人公は中年の演出家なのに対して、舞台版はロミオ役を演じる俳優が主人公。小説はその演出家と主演女優の夫婦、ロミオとジュリエットを演じる若い俳優たちの物語だったけど、この舞台では若い3人の関係性を描きます。『ロミオとロザライン』メインビジュアル。カラフルな稽古着に身を包んだ川﨑皇輝(少年忍者/ジャニーズ Jr.)、吉倉あおい(右)、飯窪春菜(左)のメインキャスト3人が並ぶ。舞台のタイトルが小説と一緒だから、(川崎)皇輝ファンの人で、予習のために読んでくれた人がいるみたいなんだけど……中身はまったく異なる新作だから申し訳ないんだよね。「これ、予習しない方がいいよ」と伝えられるものなら、伝えたいと思ってる(苦笑)──小説では劇団の人間模様と劇中劇がクロスオーバーしていきましたが、今回の舞台版では何と劇中劇が交錯していくのでしょうか?舞台版では劇団じゃなくて、『ロミオとジュリエット』のプロデュース公演に集められた俳優やスタッフの人間模様が描かれます。ロミオ役の俳優が、ロザラインの役割に扮する女性演出家を気に入って指名するの。で、彼女を好きになって気持ちを伝える。でも女性演出家は作品の成功がいちばんなので、幕が降りてから……「すべて終わってから考えます」と答えるんだけど、その様子を知ったジュリエット役の俳優が「私を見る目より、演出家を見つめる目の方がロミオは輝いている」「ジュリエットである私をちゃんと見て」ってところから物語が動き出していく。──女性演出家がロザラインの役割になるんですね! 演出だけでなく、プロデュース公演『ロミジュリ』にロザライン役として出演することになるんでしょうか?いや、現実世界では演出家のままだよ。言ってしまうと、眠った時に夢の中でロザラインになるの。起きている時は『ロミジュリ』の演出家。だから劇中では、夢の中・現実・劇中劇という3つの世界が進行していく。──だんだん輪郭が見えてきました! 演出家にロザラインを託したことで、舞台版は小説と比べて三角関係がよりハッキリ際立つ構造になったんですね。いえいえ、それはそもそも別モノなので。彼女は20代後半で気鋭の若手演出家なんだけど、夢でロザラインに扮する時はロミジュリたちと同年代になる。だから徹頭徹尾ロミオとジュリエットの間に入って来ようとするし、ロミオもロザラインの視線を意識しながらジュリエットの方へ走っていく。最初はロザラインの歓心を買うためにジュリエットに話しかけていたのに、演技だった想いがいつしか本気に変わってしまうんだね。──その設定にした狙いはどこにあるんでしょうか?これは俺の“ガワ”の話なんだけど……演出家って、最終的には傍観する立場になっていくんですよ。最初は一緒にひとつの作品をつくるから俳優と共同作業する立場の人間なんだけど、本番の幕が開いたら、あとは俳優に任せるしかないんだよね。その「残された感じ」というか「弾き飛ばされた感じ」がロザラインと重なるんです。皇輝は稽古場で照れるんです──物語の始まりを聞けば聞くほど、主演を務める川崎さんがふたりの女性に挟まれてタジタジしている様子が思い浮かんでしまいます。まさにタジタジしてますよ(笑)。演出家役の(吉倉)あおいも、ジュリエット役の(飯窪)春菜も年上だしね。お姉さまふたりに囲まれて、必死になってがんばっていますよ。──鴻上さんの目から見て、舞台初主演にしてタイトルロールのひとりを務める川崎さんの、俳優としての魅力はどこにあると思いますか?誠実に一生懸命ってとこだね。年上のお姉さん相手に一直線でぶつかっていく。ただ誠実に愛そうとして、必死にあがいている姿が観客の胸を打つことになるんだと思うよ。──若手育成の場として立ち上げられた虚構の劇団をはじめ、公演中止になってしまった『スクール・オブ・ロック』(2020年)の最終審査を見学していた時に強く感じたのが、鴻上さんの“教育者”としての側面でした。今回も若手キャストが揃う中で、彼らをどんなゴールへ導いていこうと考えていらっしゃいますか?「ちゃんとした役者になってもらいたい」に尽きますね。稽古場であの手この手を使って働きかけている最中です(笑)。──川崎さんとは初対面でワークショップをされたとか。鴻上さんの「あの手この手」ぶりが気になります。修飾語が山ほどあるシェイクスピアのセリフを皇輝にぶつけて「これって何を言いたいんだと思う?」と問いかけていますね。朗々といっぱい喋っているけど、結局、伝えたいことは何なのか。いつも「ロミオはどういう感情なんだと思う?」と投げかけている。俳優って、最後は自分から役の気持ちを見つけていかないと伸びないんだよね。「こう動いて」「このシーンはこんな感情だろ?」って演出家がすべて答えを与えてしまったら、俳優はどんどん受け身になってしまう。だから皇輝にはセリフに対する質問をたくさんして、考えてもらっています。──考え抜いた結晶を表に出す川崎さんのセンスは、今のところ鴻上さんにどう映っていますか?よくやっていますよ! 恋愛ものなのでどこまで言っていいのかなぁ……でもわかっているのは「皇輝はそれほど恋愛が得意ではないらしい」ってことだね(笑)。──それは重要な事前情報ですね!あいつ、「このシーンはどういう気持ちか、僕にはわからず途方に暮れています」みたいなことけっこう言うんだよ。そこは「待て待て!」と立ち止まって。ジュリエットは14歳直前、ロミオは16歳ぐらいかな、とても若く、恋愛というものに初めて一直線に飛び込んでいく姿が魅力的なわけだから「恋愛に慣れていないくらいの方がいいと思うよ?」って言いながら稽古してます。──では、すれていない素の川崎さんのままぶつかればよいと?素のまま、っていうか……もちろん、ロミオとしてなんだけど。稽古場で照れるんですよ。そうそう、皇輝って小中高と男子校で。それ聞いて「なに!?」って。──女子に対する免疫が育まれにくいという、あの!まさに! 稽古場は「隣に女子がいるだけで緊張する」って言うんだよね。「女子のいる環境にドキドキする」んだって(笑)。──そんな川崎さんがどんな成長を遂げるか、ファンの皆さんは気になるでしょうね。楽しみにしてほしいですね。もちろん皇輝自身も「ロミオに命かけるぞ」って気合い入れてると思うよ。恋愛慣れしていない皇輝がどれだけ突き抜けられるか、乞うご期待──一方、ロザライン役の演出家に扮する吉倉あおいさんはCM出演やモデルからキャリアをスタートさせ、TVドラマなど映像で経験を積んできました。彼女の舞台俳優としての魅力を、鴻上さんはどのあたりに見出していらっしゃいますか?あおいはね、嘘をやらない潔さがある。本人は「不器用」と言うんだけど、不器用のプラス面は適当な嘘でごまかさないこと。すごく信頼できますね。今日、モノローグの稽古で急に涙があふれ出てきてセリフが言えなくなってしまって。「どうしたんだよ?」って聞いたら、「ジュリエットの部屋で、ロミオがジュリエットとふたりでいると思うと涙が止まらない」って。──嫉妬の感情が吉倉さんの中に降りてきた?自分の中にある真実の感情で演じようとしたんだね。──ジュリエット役の飯窪春菜さんは、2011〜18年にモーニング娘。としてアイドル活動を行っていました。彼女のキャリアは、本作にどんな影響を与えると感じていらっしゃいますか?春菜はさすがアイドルやっていただけあって、ガッツがある。すごく喰らいついてくるし「本気で女優になりたい」ってエネルギーを感じます。──ジュリエットはロミオを翻弄するんですか? それとも、ただそこにいるだけでロミオが惹かれてしまうような存在として描かれるんでしょうか?翻弄するわけじゃなくて、ロミオを大好きになるってことだよね。今日も稽古場でスタッフ全員でキュンキュンしたんだけど、皇輝は恥ずかしいからジュリエットと距離を取ろうとしてしまうんだよ。けど春菜ジュリエットはエネルギーが強いから、ものすごい目力でロミオに視線を送る。これが『ロミジュリ』にはとても大切なんだ。ジュリエットが熱ければ熱いほど、ふたりに訪れる悲劇が際立つから。──そんなふたりに挟まれた川崎ロミオは、どんな結末に向かうんでしょう?タジタジしているのは最初だけ。まあ、そこからどうなるかは、見てのお楽しみですね(笑)──もうひとりのタイトルロールであるロザラインの、ロミオに対する複雑な感情はどのように描かれますか?それもご覧になってのお楽しみ。あおいがどう成長するか、ぜひ見届けてください。──川崎さんもどう突き抜けていくか、早く拝見したくなりました!皇輝のファンは固唾を飲んで「がんばって」と思っている気がするんだけど、日々一生懸命稽古しているから、あたたかい気持ちで見守ってもらえたら。小中高、女子と触れ合ってこなかったあいつがどんなロミオを演じるか。乞うご期待です。取材・文:岡山朋代撮影:源賀津己(メインビジュアルは除く)※川崎皇輝の「崎」は正式にはたつさき舞台『ロミオとロザライン』作・演出:鴻上尚史出演:川崎皇輝 / 吉倉あおい / 飯窪春菜一色洋平 / 二宮陽二郎 / ザンヨウコ / 渡辺芳博大高洋夫【東京公演】2021年7月9日(金)~2021年7月25日(日)会場:紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA【大阪公演】2021年7月30日(金)~2021年8月1日(日)会場:サンケイホールブリーゼチケット情報
2021年06月30日無事に1人目の子どもが生まれ、パパになった夫。なんで赤ちゃんが泣いているのか最初はわからなかったようですが、毎日試行錯誤しながら抱っこを続けていました。そうすると、徐々にパパにも変化が……。泣きながら伝えている「赤ちゃんの気持ち」に気付き始めたのです。 なんでこんなに泣くの!?生まれたばかりの赤ちゃんを抱っこしたパパ。赤ちゃんがご機嫌だとかわいい寝顔を見せてくれるので、パパもママも癒されています。しかし、パパは赤ちゃんが泣く頻度の多さにびっくり! 「自分が抱っこをするとなんでこんなに泣かれるんだろう」「俺は嫌われているのかなぁ……」などと悩んでいました。 でも、パパは赤ちゃんに泣かれてもへこたれることなく、抱っこをすることで赤ちゃんの気持ちを察するようになっていったのです。 泣き方によって意味が違う?四苦八苦しながらも徐々に赤ちゃんとの距離を縮めようと、毎日抱っこしてあやし続けていたパパ。そして、わかってきたのが赤ちゃんの泣き声や泣き方で意味が違うということでした。 ただ意味もなく泣くのではなく、まだ話すことができない赤ちゃんは泣きながらパパに何かを伝えているということに気付き始めたのです。それがわかったことで少しずつパパと赤ちゃんの距離が縮まっていきました。 おなかが空いているときは抱っこじゃダメ生まれて数カ月経過し、パパも徐々に赤ちゃんが好む抱き方を覚え始めていました。しかし完全母乳だったため、おなかが空いたときはパパの抱っこではどうしても赤ちゃんが泣きやみません。そんなときだけは私が抱っこでおっぱいをあげることにしています。 その後、パパはおっぱいのタイミングも少しずつ覚えて、慌てることなく落ち付いて対応をするようになっていきました。 赤ちゃんが眠いときの大泣きもパパが対応眠いけどうまく眠れないときの赤ちゃんは、目をつむりながらも大きく泣いて、まるで「眠れないよー!」と話しているようでした。 そんなとき、パパは赤ちゃんが好きな体勢で抱っこをし、肩を心音と同じくらいの速さでポンポンと叩きます。すると、泣いた疲れもあってぐっすりと眠ってくれるようになりました。赤ちゃんが寝ている姿を見て癒されるパパ。赤ちゃんを見て和むのが日課になりました。 最初は赤ちゃんが泣くだけで慌てていたパパでしたが、毎日抱っこをして赤ちゃんの気持ちを悟ることができるようになりました。抱っこをすることは、パパと赤ちゃんにとっても最大のコミュニケーションになったようです。 イラスト/sawawa監修/助産師REIKO著者:永田真結4歳の長女、2歳の長男、0歳の次女を持つ母。自身の妊娠、出産、育児に関する体験談を中心に記事を執筆している。
2021年06月22日舞台『ロミオとロザライン』が、7月9日(金)から東京・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAで、7月30日(金)から大阪・サンケイホールブリーゼで上演される。この度、本作のメインビジュアルがリリースとなった。ロザラインとは、ロミオがジュリエットに出会う前に恋していた女性のこと。ロミオはジュリエットに出会った瞬間にロザラインのことを忘れたと言うが、もしロザラインの気を引くためにジュリエットが好きなフリをしていたとしたら。そして演技だった恋が本気になっていったとしたら。残されたロザラインはどう感じるのか。本作は、その「もしも」によって予想を超えた物語へ変化する『ロミオとジュリエット』を描く。この度、解禁となったのはメインキャストを務める川崎皇輝(少年忍者 / ジャニーズ Jr.)と吉倉あおい、飯窪春菜の3人によるポップでフレッシュなメインビジュアルだ。物語にちなんで、カラフルな稽古着に身を包んだ3人の稽古中の様子をイメージ。また、オフィシャルサイトでは告知映像も視聴可能だ。さらにメインキャストの脇を固めるのは大高洋夫、一色洋平、二宮陽二郎、ザンヨウコ、渡辺芳博と、バラエティに富んだキャストが集結。作・演出を務める鴻上尚史の書き下ろし新作舞台である本作に期待したい。※川崎皇輝の「崎」は正式にはたつさき■舞台情報『ロミオとロザライン』<東京公演>7月9日(金)〜7月25日(日)・全20ステージ会場:紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA<大阪公演>7月30日(金)〜8月1日(日)・全 4 ステージ会場:サンケイホールブリーゼ両日ともに詳細は公式サイトへ入場料:8,800円(全席指定・税込)チケット発売日:6月19日(土)10:00〜<チケット取り扱い>チケットぴあ: イ-プラス: ローソンチケット: <東京公演のみ>キノチケオンライン: キノチケットカウンター
2021年06月18日ジュリエット・ビノシュを主演に迎え、本国フランスで初登場1位を記録した『5月の花嫁学校』。公開初日となる本日、強く印象に残るミュージカルシーンの本編映像が解禁された。アルザス地方にある、“完璧な主婦”を育成するためのヴァン・デル・ベック家政学校にも、パリで起きた社会運動“5月革命”の風は届いていた。ビノシュ扮する家政学校校長のポーレットは先生たち(ヨランド・モロー&ノエミ・ルヴォウスキー)と、新入生の少女たちは行動を起こす。「良き妻はもういない」「強くあれ!」「目を覚ませ 立ち向かえ」と女性の権利を叫びながら颯爽と田舎道を歩き、自由の象徴であるパリへと向かう貴重なミュージカルシーンとなっている。『5月の花嫁学校』はヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:5月の花嫁学校 2021年5月28日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2020 - LES FILMS DU KIOSQUE - FRANCE 3 CINÉMA - ORANGE STUDIO – UMEDIA
2021年05月28日傷つきやすい男性は、年々増えているようです。相手に対して「できるだけ優しくいよう」「怒らないようにしよう」という心構えも素敵ですが、バシッと言うべきタイミングもあるでしょう。とくに、「彼女への手抜き」とも捉えられる、男性の言動には注意した方が良さそうです。幸せな恋のために、怒った方がいい彼の振る舞いについて解説していきます。■ からかうつもりで失礼なことを言う「彼女がケーキを食べている顔があまりにも嬉しそうで、からかうつもりでつい『食べたら太るのに、嬉しいの?』って言っちゃったんです。彼女はスッと無表情になって、『人が傷つくことがそんなに楽しいの?』って。謝ったけどその日は機嫌直してくれませんでしたね」(23歳・男性)明らかにあなたが気分を害しているのにわざと失礼なことを言い続ける彼には、優しい顔をしなくてOK。「悪気はないんだ」と彼は言うかもしれません。でも「悪気がない」とは、いい大人なのに善悪の判断がつかないということ。その言い訳は恥ずかしいことだと指摘してかまいませんし、「悪気がないなら許さなきゃ」なんて思う必要もありません。こればかりは、男性に対するフォローは不要です。■ 記念日をスルーされる「仕事が忙しく、彼女の誕生日をちゃんと祝える心の余裕がなく、『仕事が落ち着く来月やろう』と言ったら渋々OKしてくれました。でも、誕生日当日もおめでとうのLINEを忘れてしまい、めっちゃ泣いて怒られた。反省してます」(25歳・男性)誕生日やクリスマスも「ただの1日」と捉える人もいますが、恋人が「大事な日。祝ってほしい」と言っているのにスルーする彼は考えもの。普段は友達優先・仕事優先な彼に理解を示すのもよいですが、さほどの理由もなく「あなたの特別な日」をスルーされてしまうようなら、抗議するのもアリです。察してもらうことを待たず、「こうしてほしい」を、前もってストレートに伝えておくのが一番です。■ 先約のデートの約束を破る「彼女とデートの日、既婚の友達に『嫁が実家に帰って、今日は外で飲める。飲みたい!」と誘われ、そっちを優先しちゃいました。『そうやって友達ばかり優先するならどうぞ。私とは一生会えないかもね』と言われて、ほんとに別れるピンチだった」(29歳・男性)仕事ならまだ納得できるけど、軽い気持ちのドタキャンは考えもの。男性は見栄っ張りなので、いつも彼女の言いなりと思われたくなく、友達を優先することも。でも、彼の見栄のしわ寄せを毎度かぶる必要はありませんよね。「約束は守って」とちゃんと伝えましょう。なんでも彼優先にせず、「彼女にも予定がある。自分の会いたいときにいつでも会えるわけではない」と分かってもらうのもひとつの手です。■ 悪意の感じる嘘をつかれる「ちょっとした嘘や隠し事が、彼女にバレたことがなかったんです。それで『バレないだろ』と思って浮気をしたらバレて……。今までの嘘も、全部気づいてたけど悪気はなさそうだからスルーしてただけだって言われ、ふられました。大失敗です」(26歳・男性)見栄やプライドのためにちょっと話を盛ってしまったり、他愛のない嘘をついたりすることは誰でもありますよね。でも、明らかに彼の悪意を感じる噓は別。浮気を隠すための噓、あなたとの約束をドタキャンするための噓など、あなたを騙して傷つけるための噓をつく彼には、忠告すらムダです。気づいたら即刻別れてもよいでしょう。■ 不満はこまめに共有して人に優しくできるのは、自分が満たされているのが前提です。無神経な言動をする彼には自分の辛い気持ちを伝えないと、気持ちがすり減ります。また「彼女がなにも文句を言わないから、我慢しているとは思わなかった」という素直な男性も多く、言えばあっさり改善されることも。不満は小さいうちに、その場その場ではっきり、ただし優しく伝えることがすれ違いを防ぐでしょう。(中野亜希/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2021年05月28日なぜかその音を聞くと、赤ちゃんがピタッと泣き止むという音がいくつかあるって知っていますか? 理由はまだはっきりしていないことが多いようですが、心地よく聞こえる音や興味をひく音があるのだとか。 そこで、今回はママ194名にわが子が泣き止む音を大調査。ぐずったらいつでも、どこでもサッと聞かせてあげられるよう、ベスト10を動画にしました。映像も一緒に見せてあげると、音とその物の関係が次第にわかるようになって楽しさも倍増! ちょっと大きい子には、この動画を使ってごっこ遊びも楽しめちゃいますよ。まずは試してみて、お気に入りの音を見つけてみてくださいね。 その音だけ繰り返し聞かせることができるよう、個々の音に分けたバージョンもご用意しました! みなさんのお子さんの反応をぜひコメントしてください。こんなアレンジが効いた!なども大歓迎です! 1位 ビニール袋の擦れる音 スーパーのビニール袋などのカシャカシャといった高めの音は赤ちゃんの耳に届きやすいため、興味を持つお子さんが多い音です。集中して聞いてくれるので、おむつ替え時にじっとせず替えにくいというときにもおすすめ。 2位 ドライヤー 普段生活の中で聞いている音は、人がそばにいる気配を感じられ安心に繋がる音と考えられます。胎内にいたときに聞いていたママの血流音や外から聞こえる生活音(胎内音)にも似ている点も安心感を覚えて泣き止む理由となっているよう。 3位 掃除機 2位のドライヤーと同じ、生活の中で聞いているノイズ音のため、安心する赤ちゃんが多いようです。こちらも胎内音に近く落ち着く音なので、小さな音で聞かせてあげると寝かしつけにも役立ちます。 4位 シャワー ザーッと低めの水が発するノイズ音も胎内にいるときに聞いていた音に近く、心地よく聞こえるのでしょう。夜の寝かしつけに聞かせているママもいるよう。 5位 ラジオのノイズ音 ラジオから流れるザーッとした低い音は胎内にいるときに聞いていた音に似ていると言われます。赤ちゃんが聞くとママのおなかの中にいるようで気持ちが安らぐのだと思われます。 6位 換気扇 ラジオのノイズ音と非常に近い感じの音。胎内にいた時に聞いていた音に近いと考えられます。リラックスするため、次第に眠りを誘われる赤ちゃんも多いようです。 7位 電車の走行音 ガタンゴトンと言った、少し低めの繰り返し音は赤ちゃんにとって、ちょっと落ち着く音のよう。音に合わせて体をゆらゆらしてあげるのも効果的。 8位 空気清浄機 ゴーッ、ザーッとした低い音も、胎内にいるときに聞いていたくぐもった音に近いので、赤ちゃんが聞くとママのおなかの中にいるような気持ちで安らぐと考えられます。 9位 ガラガラ ガラガラなどのちょっと高めのリズミカルな音は聞き取りやすい音。赤ちゃんが興味を持ってくれます。リズムに合わせてトントンするなどスキンシップを加えると効果アップ! 10位 おしりふきの袋 ガシャガシャという聞きなれない音に不思議な感じを覚えて、興味を持ちます。「何の音かな?」などとママが声をかけてあげるとより楽しい気分に! いかがでしたか? ぜひ試して、うちの子のお気に入りの音を見つけてみてくださいね。その他にも、ベスト10入りしませんでしたが、ペットボトルをつぶす音なども効果があるようでした。うちの子にはこの音が効いた!というのがあればぜひ教えてくださいね。 監修者:助産師 杏林大学保健学部看護学科助産師課程准教授 加藤 千晶1982年名古屋市立大学看護学校第1科卒業、1983年東京大学医学部附属助産婦学校修了。助産師として大学病院で約10年勤務。その間、自分も妊娠・出産・育児を経験する。その後、横浜市立大学、東邦大学等で看護師・助産師教育に携わり、学生と共に妊産褥婦に関わり、女性と赤ちゃんの中で仕事を続けてきた。2009年医療法人産育会堀病院にて年間2500件以上の出産の場の看護部長として臨床での管理者を経験し、2015から杏林大学保健学部看護学科にて助産師課程准教授をしている。
2021年05月25日ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』が、本日5月21日にTBS赤坂ACTシアターにて開幕。初日開幕に際して、潤色・演出の小池修一郎、ロミオを演じる黒羽麻璃央と甲斐翔真、ジュリエットを演じる伊原六花と天翔愛のコメント及び、舞台写真とゲネプロ公演のレポートが到着した。2001年パリ初演、2010年宝塚歌劇団による日本初演を経て、2011年に男女混合キャストによる“日本オリジナルバージョン”として誕生した、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』。その記念すべき10周年公演の開幕に当たり、初日前日の5月20日、Wキャスト2パターンによるゲネプロが行われた。かの有名なシェイクスピアの恋愛悲劇を軸に、ダンサーが表現する“死”の存在などオリジナルの要素も盛り込まれた物語、魅力的な楽曲群で人気を博す本作。上演の度にキャスティングが大きな注目を集めてきたが、今回は、主要キャストのロミオ、ジュリエット、ベンヴォーリオ、マーキューシオ、ティボルト、死が全て初役という(いずれもWキャスト)、まさに新生というべき公演となった。ロミオ役の黒羽麻璃央は、2019年公演でマーキューシオ役を務め、その繊細な演技で存在感を放った実力派。今回のロミオも、キラキラとした恋の幸福感を放つ一方で、どこか常に死の影をまとっているようでもある多面的な役作りで印象を残した。同じくロミオ役の甲斐翔真は、昨年からミュージカルに立て続けに出演している期待の新鋭。愛と平和を信じて突き進んだ若者の生き様を、等身大の演技で瑞々しく体現した。一方、ジュリエット役の伊原六花は、昨年マリア役に配されていた『WEST SIDE STORY Season3』が中止となり、本作が満を持しての初ミュージカルとなった注目株。可憐ながら芯の強さを感じさせる役作りで、確かな実力を示した。同じくジュリエット役の天翔愛は、これが女優デビューとなる現役音大生。無垢ゆえに強い信念を持つ少女を、体当たりの演技で愛らしく魅せた。ロミオの友人ベンヴォーリオ役の味方良介は大人への成長途上にある少年の分別と温かな友愛が、前田公輝は兄貴分としての優しさと若者らしい弱さが、マーキューシオ役の新里宏太は軽快さの中にある崩れ落ちそうな危うさが、大久保祥太郎は道化の顔に潜む哀しみと怒りが、それぞれ際立つ役作り。彼らと対立するティボルト役の立石俊樹は自由に生きられない苦しみを繊細に、吉田広大は自分を取り巻く世界への憤りを弾けるように表現し、各々個性を見せた。死は、同役の振付担当でもある小㞍健太の、演者としての初登板が大きな注目を集めたが、生気を感じさせない足取り、ロミオを翻弄する力強い動きなど、圧巻の一言。なおWキャストの堀内將平は25日からの出演となり、Kバレエ カンパニーの若きプリンシパルがどのようなパフォーマンスを見せるか、こちらも大いに注目だ。もちろん、周りを固める大人キャストたちも実力派ぞろい。2019年公演から同役続投となる3人、キャピュレット夫人役の春野寿美礼は望まぬ生き方をせざるを得なかった女性の悲哀を、モンタギュー卿役の宮川浩は一族の長としての威厳と達観を、モンタギュー夫人役の秋園美緒は争いを止められない絶望感を、それぞれ円熟の芝居で見せた。一方、前回と役を替わった2人、石井一孝は理性的かつ愛情深いロレンス神父役を熱のある芝居で、岡幸二郎は街を統べるヴェローナ大公役の威厳をパンチのある歌唱で示し、舞台を締めた。本作初参加の原田薫は元来ダンサー・振付家として名高いが、温かみのある演技と歌声で乳母役を魅力的に演じ、まさに新境地といったところ。パリス役の兼崎健太郎は金持ちのいやらしさを巧みに見せ、キャピレット卿役の松村雄基は娘への確かな愛を、叙情豊かな歌声に込めた。なお、演出の基本軸は2019年公演を踏襲しているが、衣裳、美術に若干の変更が加えられ、映像は全面リニューアルされている。過ちの先の赦し、破壊後の再構築というテーマは普遍的だが、全人類が先の見えない苦しみの中にある今だからこそ、より強く響くものとなりそうだ。(羽成奈穂子)また、この語り継がれる名作ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』を、自宅からリアルタイムで観劇できるライブ配信も決定。配信を視聴の方に限定で、初代ロミオ役の城田優と山崎育三郎からの“スペシャルメッセージ”が届くとのことなので、ぜひ会場に足を運べない方も本作を楽しんでほしい。■小池修一郎(宝塚歌劇団)ロミオとジュリエットは青春の物語で、そこに演技者自身が自己投影できるか、自分や身近な人と重ねることができるかというところが重要です。今回のロミオとジュリエットはとてもクリアでビビットに自分たちの青春と重ねる部分があるのではないかと受け取れますし、ほかの出演者たちも若返っていて、フレッシュなメンバーで新たな作品を作るという感覚で臨みました。黒羽君は、前回のマーキューシオでともかく繊細な演技が印象的な人だと思い、今回はロミオに挑戦してもらいました。ちょっと陰影のあるロミオがすごく魅力的です。甲斐君は対照的にとても屈託のない天真爛漫なロミオで、そんなロミオが悲劇に巻き込まれていくというところで逆に悲劇性が浮かび上がると思います。伊原さんは非常に安定した役作りでリアリティのあるジュリエット像です。踊りは周知されていますが、歌も非常によく頑張っていて、ミュージカル界の新星だと思います。そして天翔さんは本当の初舞台で、今はまだ未知数ですが、生まれたばかりという感じのピュアなところが素敵ですし、将来性を感じさせます。ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」の魅力は、ジェラール・プレスギュルヴィックの大変甘美な陶酔感を持たせる音楽を持つことと、シェイクスピアが今から約400年前に書いた戯曲であるにもかかわらず、今見ても感動する恋愛劇の古典で、現代に通じる永遠性がある物語である、というところです。愛を貫く若い2人の恋が、争いを止めない社会の犠牲者となり、結果その社会を変えるという在り方がとても感動的です。この音楽と物語の二つの要素の掛け算が、初演から10年経っても色褪せない魅力なのだと思います。恋人たちが死に彩られながらも、それを恐れず突き進んでいく。演技者達に、ほとばしる青春を自分と重ねさせることが、私の使命だと思っています。■黒羽麻璃央フレッシュな仲間たちと毎日楽しく充実した稽古期間を過ごし、この作品に打ち込んできました。やれる事は全部やりきりました!!このような状況なのでみんなでご飯!!という事はできなかったのですが、それでもとてもステキなチームが完成したと思います。空き時間にみんなで筋トレしたり(笑)あと、味方くんが日に日に痩せていった(健康的に)のが印象的でした!この仲間たちが集まったことで完成した、僕たちの『ロミオ&ジュリエット』を皆様にお届け出来ることに幸せを感じております。小池先生は、相変わらずエネルギッシュで誰よりも熱量を持って、細かなところまで演出してくださいます。そんな小池先生と、今回は演出家と主役という立場でタッグを組ませていただき、プレッシャーもありますが、とても嬉しいです。稽古中に小池先生から「計算してお芝居を作っている」と言われて、そのことには僕自身全く気付いておらず、意図してないところをご指摘いただき、改めて「役を演じる」ということを考えるきっかけも与えていただきました。場当たりからは今回2年ぶりにこのセットに立って、不思議な懐かしさと新鮮さがあり、ロミジュリの世界観にすごくワクワクしています。ご観劇くださった方々が明日への活力、希望を感じていただけるような作品になったと思います。どうか最後までよろしくお願いいたします。■甲斐翔真今回こんなに同世代の方が多い現場が初めてだったのですが、麻璃央くん含め、いろんな事を話し合いやすい柔らかい雰囲気だったので、本当にみんなで作ってきたんだなというのを、実感しています。自分の中の課題はまだまだ山積みですし、本番中にお客様から得ることもたくさんあると思います。より一層今まで作り上げたものを良いものにするために、探究心を忘れずにいたいです。稽古中は、食事に行ったりはできませんでしたが、それが逆に制限された中で、いい意味で熱を帯び、今まで以上に共演者の方やスタッフさんとコミュニケーションを取ろうという意識を持って稽古に臨めました。小池先生には、自分自身ミュージカルデビューしてからずっと課題だった、感情を歌に乗せるということを改めて指摘していただきました。またお客様から見られる事を意識した細かな演出やその理由など、改めてミュージカルの在り方を教えていただき、今回ご一緒できてとても勉強になりました。今この時代の中で演劇ができることは本当に奇跡です。そのことへの感謝は絶対に忘れたくない。その上で、この夢の世界を通して、普段フラストレーションを抱えている方たちの固まった気持ちを解きほぐすことが出来たらと思います。これまで全力で稽古してきたので、僕たちも後悔したくないし、お客様にも後悔してほしくない。皆様の心の拠り所や希望になれたら。ぜひ楽しみにしていてください。■伊原六花稽古場では、学びや発見がたくさんありました。そして劇場に入ると作品世界により入れて、ロミオやお母様、乳母との関係がより自分の中でしっくり感じています。まだまだ努力は必要ですが、ジュリエットを演じさせていただくことが、自分にとっても、すごく素敵な時間になるんじゃないかとワクワクしています。稽古中は、小池先生と二人でお話しできたときに、「毎回どのシーンも適切な芝居をしてるけど、もっと大げさに、もっと前に気持ちを増幅させて伝えることができたら、本当にいいと思う」「殻を破って」と言葉をいただいて。その言葉を持ちながら作品に向かっていると、動きや、相手から貰うエネルギーがすごく自分の中で大きくなっていく感覚があります。この作品は同年代の共演者が多く、切磋琢磨することができ、素晴らしい先輩キャストの皆様からも日々たくさんの刺激をいただいています。お客様の前でこの世界を表現するという感覚が全て掴めていないところはあるのですが、日々の公演をより良いものにしていきたいです。そして、明日どうなるかわからないという環境で劇場に足を運んでくださるお客様には本当に感謝してもしきれないです。私達にとっては、お客様がいらっしゃるからこその作品なので、だからこそ来て良かったと思ってもらえるよう努めたいです。劇場では何も考えずロミジュリの世界に浸かっていただけたらと思います。■天翔愛今回初舞台で真っ白の状態から始まった私に、素晴しい先輩方やスタッフの皆様がたくさんの励ましの言葉や手を差し伸べてくださいました。皆様がいたからこそここまで来れましたし、舞台は1人ではできないということを実感しました。相手役である黒羽さんや甲斐さんは、稽古場で緊張している私に、演技の方向性やアドバイスなど日々声をかけてくださり、すごく支えていただきました。スタッフの皆様からのあたたかい激励も本当に嬉しくて、カンパニー全体で初日開幕に向けて1つになっていこうというそんな雰囲気に溢れていて、感謝の気持ちでいっぱいです。劇場に入ってからは、空間の臨場感や衣裳やメイクを着けての動きなど、気持ちが稽古場とは全然違って作品により入り込めますし、新鮮な気持ちで挑めています。小池先生は、このお稽古の期間、本当にたくさんのお声をかけてくださいました。私が抜け落ちてしまうことも、先生ご自身が動いて指導して、愛情を込めて私が変わるための第一歩を授けてくださり、先生のお言葉一つ一つが自分の力になっていくので、心から感謝しています。開幕してからも、1回1回の公演に心を込めて、千秋楽まで感謝の気持ちを忘れずに成長し続けたいです。その日しか観劇できないお客様もたくさんいらっしゃると思うので、作品のテーマである“愛”を持って、今私にできる全てを注ぎたい。愛に生きるジュリエットの生き様を通して、”愛”の力の素晴らしさを思いおこすきっかけになれたら嬉しいです。【公演概要】ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』原作:ウィリアム・シェイクスピア / 作:ジェラール・プレスギュルヴィック潤色・演出:小池修一郎(宝塚歌劇団)出演:黒羽麻璃央 / 甲斐翔真(Wキャスト)、伊原六花 / 天翔愛(Wキャスト)、味方良介 / 前田公輝(Wキャスト)、新里宏太 / 大久保祥太郎(Wキャスト)、立石俊樹 / 吉田広大(Wキャスト)、春野寿美礼、原田薫、石井一孝、宮川浩、秋園美緒、兼崎健太郎、岡幸二郎、松村雄基小㞍健太 / 堀内將平<K-BALLET COMPANY>(Wキャスト)ほか公式サイト: www.rj-2021.com企画制作:TBS / ホリプロ / 梅田芸術劇場●東京公演公演期間:2021年5月21日(金)~6月13日(日) / TBS赤坂ACTシアターチケット料金:S席 13,500円、A席 9,000円、B席 5,500円お問合せ:梅田芸術劇場 0570-077-039(10:00~18:00)主催:TBS / ホリプロ / 東宝 / 梅田芸術劇場●大阪公演公演期間:2021年7月3日(土)~11日(日) / 梅田芸術劇場メインホールチケット料金:S席 13,500円、A席 9,000円、B席 5,500円お問合せ:梅田芸術劇場 06-6377-3800(10:00~18:00)主催:TBS / ホリプロ / 東宝 / ABCテレビ / 梅田芸術劇場協力:FM802 / FM COCOLO●名古屋公演公演期間:2021年7月17日(土)~18日(日) / 愛知県芸術劇場大ホールチケット料金:S席 14,000円、A席 9,500円お問合せ:中京テレビ事業 052-588-4477(平日11:00~17:00 / 土・日・祝日 休業)主催:中京テレビ放送<ライブ配信>配信日程:※アーカイブ配信はございません・6月5日(土) 17:30公演〈ロミオ:黒羽 / ジュリエット:伊原 / ベンヴォーリオ:味方 / マーキューシオ:大久保 / ティボルト:吉田 / 死:小㞍〉・6月6日(日) 12:30公演〈ロミオ:甲斐 / ジュリエット:天翔 / ベンヴォーリオ:前田 / マーキューシオ:新里 / ティボルト:立石 / 死:堀内〉チケット発売日:2021年5月22日(土)10:00より、各回の開演30分後まで購入可能ご購入・ご視聴サイト:PIA LIVE STREAM(ぴあ)
2021年05月21日ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』が21日、東京・TBS赤坂ACTシアターにて初日を迎える。シェイクスピアによる名作を、2001年にパリでミュージカル化した同作。全世界でのCD・DVD売上は700万枚にわたるヒットを記録、日本では2010年に宝塚歌劇団星組が初演を行った。その後2011年に日本オリジナルバージョンを上演して人気を博し、今回は2019年以来2年ぶり、10周年の上演となる。ロミオ役に今回配されたのは、黒羽麻璃央と甲斐翔真という気鋭の若手たち。一方のジュリエット役には、伊原六花と天翔愛というフレッシュな2人が大抜擢された。さらにベンヴォーリオ役に味方良介と前田公輝、マーキューシオ役に新里宏太と大久保祥太郎、ティボルト役に立石俊樹と吉田広大、死のダンサーに小尻健太とKバレエカンパニー所属の堀内將平と、いずれも魅力的なWキャストが集い、キャピュレット夫人を春野寿美礼、乳母を原田薫、ロレンス神父を石井一孝、モンタギュー卿を宮川浩、モンタギュー夫人を秋園美緒、パリスを兼崎健太郎、ヴェローナ大公を岡幸二郎、キャピュレット卿を松村雄基が演じる。また、ライブ配信の実施が決定。6月5日17:30公演(ロミオ:黒羽/ジュリエット:伊原/ベンヴォーリオ:味方/マーキューシオ:大久保/ティボルト:吉田/死:小尻)、6月6日12:30公演(ロミオ:甲斐/ジュリエット:天翔/ベンヴォーリオ:前田/マーキューシオ:新里/ティボルト:立石/死:堀内)をPIA LIVE STREAMにて配信される(※アーカイブ配信はなし)。配信では10周年を記念し、初代ロミオ役城田優、山崎育三郎からのスペシャルメッセージも。料金はGoToイベントが適用され、ライブ配信視聴券は3,200円(税込)、公演パンフレット郵送サービス付きライブ配信視聴券、及び電子パンフレット付きライブ配信視聴券は4,800円(税込)。東京公演はTBS赤坂ACTシアターにて5月21日~6月13日、大阪会場は梅田芸術劇場メインホールにて7月3日~7月11日。○小池修一郎(宝塚歌劇団) コメントロミオとジュリエットは青春の物語で、そこに演技者自身が自己投影できるか、自分や身近な人と重ねることができるかというところが重要です。今回のロミオとジュリエットはとてもクリアでビビットに自分たちの青春と重ねる部分があるのではないかと受け取れますし、ほかの出演者たちも若返っていて、フレッシュなメンバーで新たな作品を作るという感覚で臨みました。黒羽君は、前回のマーキューシオでともかく繊細な演技が印象的な人だと思い、今回はロミオに挑戦してもらいました。ちょっと陰影のあるロミオがすごく魅力的です。甲斐君は対照的にとても屈託のない天真爛漫なロミオで、そんなロミオが悲劇に巻き込まれていくというところで逆に悲劇性が浮かび上がると思います。伊原さんは非常に安定した役作りでリアリティのあるジュリエット像です。踊りは周知されていますが、歌も非常によく頑張っていて、ミュージカル界の新星だと思います。そして天翔さんは本当の初舞台で、今はまだ未知数ですが、生まれたばかりという感じのピュアなところが素敵ですし、将来性を感じさせます。ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』の魅力は、ジェラール・プレスギュルヴィックの大変甘美な陶酔感を持たせる音楽を持つことと、シェイクスピアが今から約400年前に書いた戯曲であるにもかかわらず、今見ても感動する恋愛劇の古典で、現代に通じる永遠性がある物語である、というところです。愛を貫く若い2人の恋が、争いを止めない社会の犠牲者となり、結果その社会を変えるという在り方がとても感動的です。この音楽と物語の二つの要素の掛け算が、初演から10年経っても色褪せない魅力なのだと思います。恋人たちが死に彩られながらも、それを恐れず突き進んでいく。演技者達に、ほとばしる青春を自分と重ねさせることが、私の使命だと思っています。○黒羽麻璃央 コメントフレッシュな仲間たちと毎日楽しく充実した稽古期間を過ごし、この作品に打ち込んできました。やれる事は全部やりきりました!!このような状況なのでみんなでご飯!! という事はできなかったのですが、それでもとてもステキなチームが完成したと思います。空き時間にみんなで筋トレしたり(笑)あと、味方くんが日に日に痩せていった(健康的に)のが印象的でした!この仲間たちが集まったことで完成した、僕たちの『ロミオ&ジュリエット』を皆様にお届け出来ることに幸せを感じております。小池先生は、相変わらずエネルギッシュで誰よりも熱量を持って、細かなところまで演出してくださいます。そんな小池先生と、今回は演出家と主役という立場でタッグを組ませていただき、プレッシャーもありますが、とても嬉しいです。稽古中に小池先生から「計算してお芝居を作っている」と言われて、そのことには僕自身全く気付いておらず、意図してないところをご指摘いただき、改めて「役を演じる」ということを考えるきっかけも与えていただきました。場当たりからは今回2年ぶりにこのセットに立って、不思議な懐かしさと新鮮さがあり、ロミジュリの世界観にすごくワクワクしています。ご観劇くださった方々が明日への活力、希望を感じていただけるような作品になったと思います。どうか最後までよろしくお願いいたします。○甲斐翔真 コメント今回こんなに同世代の方が多い現場が初めてだったのですが、麻璃央くん含め、いろんな事を話し合いやすい柔らかい雰囲気だったので、本当にみんなで作ってきたんだなというのを、実感しています。自分の中の課題はまだまだ山積みですし、本番中にお客様から得ることもたくさんあると思います。より一層今まで作り上げたものを良いものにするために、探究心を忘れずにいたいです。稽古中は、食事に行ったりはできませんでしたが、それが逆に制限された中で、いい意味で熱を帯び、今まで以上に共演者の方やスタッフさんとコミュニケーションを取ろうという意識を持って稽古に臨めました。小池先生には、自分自身ミュージカルデビューしてからずっと課題だった、感情を歌に乗せるということを改めて指摘していただきました。またお客様から見られる事を意識した細かな演出やその理由など、改めてミュージカルの在り方を教えていただき、今回ご一緒できてとても勉強になりました。今この時代の中で演劇ができることは本当に奇跡です。そのことへの感謝は絶対に忘れたくない。その上で、この夢の世界を通して、普段フラストレーションを抱えている方たちの固まった気持ちを解きほぐすことが出来たらと思います。これまで全力で稽古してきたので、僕たちも後悔したくないし、お客様にも後悔してほしくない。皆様の心の拠り所や希望になれたら。ぜひ楽しみにしていてください。○伊原六花 コメント稽古場では、学びや発見がたくさんありました。そして劇場に入ると作品世界により入れて、ロミオやお母様、乳母との関係がより自分の中でしっくり感じています。まだまだ努力は必要ですが、ジュリエットを演じさせていただくことが、自分にとっても、すごく素敵な時間になるんじゃないかとワクワクしています。稽古中は、小池先生と二人でお話しできたときに、「毎回どのシーンも適切な芝居をしてるけど、もっと大げさに、もっと前に気持ちを増幅させて伝えることができたら、本当にいいと思う」「殻を破って」と言葉をいただいて。その言葉を持ちながら作品に向かっていると、動きや、相手から貰うエネルギーがすごく自分の中で大きくなっていく感覚があります。この作品は同年代の共演者が多く、切磋琢磨することができ、素晴らしい先輩キャストの皆様からも日々たくさんの刺激をいただいています。お客様の前でこの世界を表現するという感覚が全て掴めていないところはあるのですが、日々の公演をより良いものにしていきたいです。そして、明日どうなるかわからないという環境で劇場に足を運んでくださるお客様には本当に感謝してもしきれないです。私達にとっては、お客様がいらっしゃるからこその作品なので、だからこそ来て良かったと思ってもらえるよう努めたいです。劇場では何も考えずロミジュリの世界に浸かっていただけたらと思います。○天翔愛 コメント今回初舞台で真っ白の状態から始まった私に、素晴しい先輩方やスタッフの皆様がたくさんの励ましの言葉や手を差し伸べてくださいました。皆様がいたからこそここまで来れましたし、舞台は1人ではできないということを実感しました。相手役である黒羽さんや甲斐さんは、稽古場で緊張している私に、演技の方向性やアドバイスなど日々声をかけてくださり、すごく支えていただきました。スタッフの皆様からのあたたかい激励も本当に嬉しくて、カンパニー全体で初日開幕に向けて1つになっていこうというそんな雰囲気に溢れていて、感謝の気持ちでいっぱいです。劇場に入ってからは、空間の臨場感や衣裳やメイクを着けての動きなど、気持ちが稽古場とは全然違って作品により入り込めますし、新鮮な気持ちで挑めています。小池先生は、このお稽古の期間、本当にたくさんのお声をかけてくださいました。私が抜け落ちてしまうことも、先生ご自身が動いて指導して、愛情を込めて私が変わるための第一歩を授けてくださり、先生のお言葉一つ一つが自分の力になっていくので、心から感謝しています。開幕してからも、1回1回の公演に心を込めて、千秋楽まで感謝の気持ちを忘れずに成長し続けたいです。その日しか観劇できないお客様もたくさんいらっしゃると思うので、作品のテーマである“愛”を持って、今私にできる全てを注ぎたい。愛に生きるジュリエットの生き様を通して、”愛”の力の素晴らしさを思いおこすきっかけになれたら嬉しいです。
2021年05月21日ジュリエット・ビノシュが彼女史上最もキュートなコメディに挑戦、フランスの名優たちと共演し、本国で初登場1位を記録した『5月の花嫁学校』。この度、ビノシュ扮する校長が7つの“良き妻の鉄則”を説く本編映像が解禁された。セザール賞7部門を受賞した『セラフィーヌの庭』や、カトリーヌ・ドヌーブを起用した『ルージュの手紙』などで知られるマルタン・プロヴォ監督が描く本作。今回到着したのは、ビノシュ扮するヴァン・デル・ベック家政学校校長のポーレットが、新入生の18人の少女たちに7つの“良き妻の鉄則”を説くシーン。「何よりもまず夫に付き従うこと」「お酒は飲まない」から、男性にとっての“仕事”と同じだという「夫婦生活」に至るまで、あまりにも時代錯誤な驚きの条件の数々を、大真面目に少女たちに教え込んでいく。少女たちの初々しい学校生活の様子も垣間見え、どこか牧歌的でユーモラスなシーンとなっているが、その後、パリから届いた革命の“自由”の風がポーレットや生徒たちを変えていくことになる。『5月の花嫁学校』は5月28日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:5月の花嫁学校 2021年5月28日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2020 - LES FILMS DU KIOSQUE - FRANCE 3 CINÉMA - ORANGE STUDIO – UMEDIA
2021年05月20日誰もが知るシェイクスピアの恋愛悲劇を元にフランスで生まれ、2010年に宝塚歌劇団によって日本初演されたのち、同じ小池修一郎の潤色・演出により<日本オリジナルバージョン>として誕生したミュージカル『ロミオ&ジュリエット』。2011年の初演以来たびたび再演されてきた人気作の10周年を記念した公演が、5月21日(金)、TBS赤坂ACTシアターで開幕する。ジェラール・プレスギュルヴィックの音楽と小池修一郎の日本語詞が見事にマッチした、ロマンティックかつ疾走感あふれる楽曲が大きな輝きを放つ作品だ。加えてこの<日本オリジナルバージョン>の魅力と言えばやはり、上演のたびに話題をさらうキャスティング。初演でタイトルロールを務めた4人は、ロミオの城田優と山崎育三郎こそすでに地位を確立し始めていたが、ジュリエットの昆夏美とフランク莉奈は“無名の新人”と言っていい存在だった。その後も古川雄大、柿澤勇人、大野拓朗、そして清水くるみ、生田絵梨花、木下晴香、葵わかなと、小池がオーディションで選んだロミオとジュリエットたちは、今となっては日本ミュージカル界に欠かせない主役級の俳優ばかり。今回の新キャスト、黒羽麻璃央と甲斐翔真、伊原六花と天翔愛も、数年後には「ロミジュリの時からいいと思ってた」と自慢できるような存在になることだろう。話題になるのはタイトルロールだけでなく、期待の若手が配されるティボルト、ベンヴォーリオ、マーキューシオ、舞踊界の才能が参入する“死”、そして実力派が揃う大人キャストも毎回注目の的。前回マーキューシオから今回ロミオの黒羽、前回ヴェローナ大公から今回ロレンス神父の石井一孝、前回キャピュレット卿から今回ヴェローナ大公の岡幸二郎と、ロングラン作品ならではの“役替わり現象”も活発化している。いずれは初演のロミオとジュリエットたちが大人キャストとして帰ってくることも、なくはないのかも……? そんな“妄想”を膨らませながら、まずは10周年を見届けよう。文:町田麻子公演情報ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』原作:ウィリアム・シェイクスピア作:ジェラール・プレスギュルヴィック潤色・演出:小池修一郎(宝塚歌劇団)出演:黒羽麻璃央/甲斐翔真(Wキャスト)伊原六花/天翔愛(Wキャスト)味方良介/前田公輝(Wキャスト)新里宏太/大久保祥太郎(Wキャスト)立石俊樹/吉田広大(Wキャスト)春野寿美礼原田薫石井一孝宮川浩秋園美緒兼崎健太郎岡幸二郎松村雄基小尻健太/堀内將平<K-BALLET COMPANY>(Wキャスト)他※小尻健太の「尻」の字は、正しくは旧字体です。【東京公演】2021年5月21日(金)~6月13日(日)会場:TBS赤坂ACTシアター【大阪公演】2021年7月3日(土)~7月11日(日)会場:梅田芸術劇場メインホール【愛知公演】2021年7月17日(土)~18日(日)会場:愛知県芸術劇場 大ホール
2021年05月20日ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』が日本初演から10周年を迎え、新たなキャストで上演される。シェイクスピアの名作を2001年にパリでミュージカル化した同作は、全世界でヒットし、日本では2010年に宝塚歌劇団星組が初演を行った。その後2011年に日本オリジナルバージョンを上演して人気を博し、今回は2019年以来2年ぶりの上演で、10周年を迎える。『エリザベート』『モーツァルト!』など手掛けた日本初演作は軒並み大ヒットし、近年では『ポーの一族』『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』といった“名作の世界初のミュージカル化”も成功させている小池修一郎氏が潤色・演出を手がけ、過去のロミオ役では城田優、山崎育三郎、古川雄大、柿澤勇人、大野拓朗、ジュリエット役には昆夏美、フランク莉奈、清水くるみ、生田絵梨花、木下晴香、葵わかなとミュージカルスターの登竜門に。2021年の公演では、ロミオ役に黒羽麻璃央と甲斐翔真という気鋭の若手たちが、ジュリエット役に伊原六花と天翔愛というフレッシュな2人が抜擢された。今回は、2年前にマーキューシオ役を演じ新たにロミオ役となった黒羽、そしてロミオと敵対するティボルト役となった立石俊樹にインタビュー。同い年で東北出身という共通点のある2人に、同作への思いや互いの印象などについて話を聞いた。○■ジュノンボーイの時から見ていた——お二人の仲の良さが写真や動画撮影の時から伝わってきたのですが、黒羽さんの出演されていたドラマ『パパ、はじめました』に立石さんがゲストに来られたのが初対面でしょうか?黒羽:そうなんです。もちろんその前から知っていましたけど、その時から様子がおかしかった……。立石:その時、特にやばかったんじゃないかなあ。黒羽:“特に”だったの!?(笑) 僕たちが出演していた『テレビ演劇 サクセス荘3』でも共演できる回がなかったので、そのままの印象で止まっていたんだけど、最近はミュージカル『黒執事』にも出られていて「かっこいいな」と思って、久々に会ったら今日もやっぱり変でした(笑)。飲まれちゃいそうになるんです、立石ワールドに! 危ない危ない。立石:印象が変わってない(笑)。逆に麻璃央くんは普段どういう感じなの?黒羽:真面目に、このままの感じ。立石:そうなんだ! 東北出身で同い年なんですよね。僕、麻璃央くんがジュノンボーイ(ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト)に応募していた時から知っていたんです。僕も多分同じ時に申し込んだような……。黒羽:えっ、そうなの!? 第23回! 高2の時!立石:出してる! 高1で最初に申し込んで周りの目が恥ずかしくてやめて、高2でも申し込んで、恥ずかしくてやめて……だから当時から「同じ東北出身としてすごいな」と思ってた。黒羽:東北人にはそういう仲間意識があるんです。平和でのほほんとしてる。立石君を見てるとわかるけど、平和な人が多いから(笑)。だからやっぱり、今回ティボルト役なのは意外でした。みんな驚いたと思うけど、そんなキャスティングをする小池先生の中には、やっぱり何か考えがあるんだと思います。稽古場でどんなティボルトが見られるのか、すごく楽しみです。立石:麻璃央くんは前回の『ロミジュリ』でマーキューシオを演じていて、僕も活躍を見て刺激を受けていましたし、こうして憧れの『ロミジュリ』で新たにロミオとティボルトとしてバチバチできることは、不思議ですし嬉しいです。いい意味で新しい風を吹かせられたら。黒羽:間違いなく、違う風は吹く(笑)。楽しみです。色々な風が吹いた方がいいから。○■自分の色を出すためには——小池先生のお話も出ましたが、新型コロナウイルスの影響で中止となってしまったミュージカル『エリザベート』のルキーニ役、ミュージカル『るろうに剣心 京都編』の志々雄真実役に続いて、今回『ロミオ&ジュリエット』で黒羽さんがロミオ役に抜擢されているので、すごく期待がかかっているのかなと思いました。黒羽:ありがたいことに……。『エリザベート』が中止になってしまった時に、『るろ剣』でリベンジしたいと思っていたけれど、『るろ剣』も中止になってしまって。悔しい思いが積み重なってきていて、難しい役ですが、その思いを発散して期待に応えられるように頑張りたいと思っています。——立石さんは、もう小池先生とはお話などされたんですか?立石:オーディションの時に少しお話ししました。ティボルトを演じて歌ってみて……4時間ぐらいスタジオにいたのかな。その時はどういう方なのかまだわからなかったのですが、期待に応えたいというか、自分の持てるもの全てを出し切りたいと思わせてくれる方だなと思いました。黒羽:さらけ出したくなるよね。あとは心の中まで見透かす方だから、本当に全力で挑んでいかないと。——テニミュ(ミュージカル『テニスの王子様』)に出られていた方には、稽古場で「ラケットを振ってみて」と無茶ぶりするという噂も…。黒羽:ちょっと「いいのかな」と思いながら応えるんですが(笑)。今回、立海出身のキャストが多いんです。前回は青学(せいがく)が多かった。立石:確かに!——皆さんが歌う「世界の王」が、色々な背景を持った若い方たちが集まっている『ロミジュリ』自体と重なるような気持ちにもなります。黒羽:今回、R&Jダンサーの方も含めて若い方が多いので、「若気の至り」を全開に出していく、令和版の『ロミジュリ』が作れるんじゃないかなと思っています。大人になればなるほど、冷静になって考えちゃう部分もあるけど、若い時は突っ走るしかない、みたいなところがあるから。立石:名作中の名作ですし、僕自身は、まず本当に素直に嬉しい気持ちが先行しています。ミュージカルをもっとやっていきたいという気持ちがあって、そういう中で抜擢していただいたので、難しいことは考えられなくて、シンプルに「全力でやる」という気持ちです。——ちなみにお二人はどの曲が好きですか?黒羽:僕はロミオの1発目の「いつか」という曲が好きです。いろいろ運命が動き出す曲でもあるし、まだジュリエットとロミオはその時はまだ出会ってないけど、同じ物に手を伸ばしている。結末を知っているからこそジーンと来るものもあるし、色々なことが始まるという意味でもすごく好きです。立石:僕はいっぱいあるんですけど、自分の役で言うとやっぱり「ティボルト」。唯一、「ティボルト」という名前が曲名になっているので。黒羽:すごいよね、曲名が「ティボルト」だもん。立石:曲中でもすごく「ティボルト」と出てくるし、自分の名前を歌うぐらい、誇りとか色々と感じるものがあるのかな。——ティボルトとして、ワイルドさは出して歌われるんでしょうか?立石:難しいですけど、稽古の中で自分が演じる意味を見つけないといけないと思います。まだ僕自身も過去の皆さんが演じられていたティボルトを重ねてしまう時があるし、お客さんも重ねるところもあるだろうし。黒羽:難しいよね。たくさんの偉大な方々が演じてきているから、「こうでなくちゃいけない」というのが作られるのは非常に怖い。演じている側としても、自分の中でちゃんとその感情になるように噛み砕く時間が欲しくて、たくさん稽古をしたいです。今回はもし自分の中で「違う」という気持ちが生まれたら、ちゃんと言おうと思ってるんです。実は「そうしないと、今後苦しくなるよ」というアドバイスもいただいて。前回は初めてカンパニーに入ったし、過去の映像をたくさん見て、前の方がどう動いていたのかに沿いすぎてしまったところがありました。今回は自分の気持ちで動いた通りに演じることも大事にしていかないと、自分の色が出て来ないから。○■「柔軟に」というアドバイス——黒羽さんから立石さんに、小池先生の稽古に挑むにあたってのアドバイスはありますか?黒羽:昨日ついた稽古がころっと変わったりもするけど、そこは柔軟に(笑)。柔軟にしないと、「この感情で動くはずだったのに」と、パニックになっちゃう。立石:なるほど、柔軟に……。黒羽:でも間違いなく良い方向に運んでくださるので! 2年前はWキャスト自体が初めてだったし、「こんなに演出が細かいんだ」と驚いたんです。手の角度や倒れ込んだ時のポーズまで演出がついていてびっくりしたんですけど、いざ劇場で自分が出ていない時の場当たりやゲネプロを観ると、やっぱりすごくきれいで。「こんなに計算して作られてるんだ、すごいな」と気付くことが出来ました。——それはWキャストならではですね。では、最後に改めてメッセージをいただければ。黒羽:僕は『ロミジュリ』という作品に出会って、「もっと上手くなりたい」「これからもミュージカルをやっていける人間になりたい」と思うようになりました。色々な出会いをくれた作品ですので、今回も新たな出会いが楽しみだし、また面白いことが始まっていく予感がするので、ぜひお楽しみに!立石:僕はとにかくワクワクしています。1度、他の作品(MANKAI STAGE『A3!』)の劇中劇でティボルトを演じたことがあって、縁も感じています。そのワクワクや嬉しい気持ちを力にして、全力で向き合って楽しみたいです。ここでしっかり力をつけて、劇場で皆さんにお届けしたいと思います。——そんなお二人のバチバチ具合も楽しみにしています。黒羽:青あざを作ってたらごめんなさい(笑)立石:プライベートは普通で(笑)■黒羽麻璃央1993年7月6日生まれ、宮城県出身。2010年に第23回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストにて準グランプリを受賞し、芸能界入り。主な出演作にミュージカル『テニスの王子様』2ndシリーズ(12年~14年)、ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズ (15年~)、舞台『黒子のバスケ』(16年~)、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』(19年)、映画『いなくなれ、群青』(19年)、ドラマ『寝ないの?小山内三兄弟』シリーズ、『テレビ演劇 サクセス荘』シリーズ(19年~)、『恋はつづくよどこまでも』『SUITS/スーツ2』(20年)など。配信中のParaviオリジナルストーリー「リコハイ!!」に出演中。7月には自身が企画プロデュースする野球イベント「ACTORS LEAGUE 2021」が開催予定。■立石俊樹1993年12月19日生まれ、秋田県出身。男性ダンス&ボーカルグループ「IVVY」のボーカルとして2015年から音楽活動を開始する。主な出演作にミュージカル『テニスの王子様』シリーズ(17年~)、MANKAI STAGE『A3!』シリーズ(18年~)、ドラマ『チョコレート戦争~朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり~』『社内マリッジハニー』(20年)、映画『遮那王 お江戸のキャンディー3』、映画『ツナガレラジオ~僕らの雨降Days~』、舞台『チョコレート戦争~a tale of the truth~』、主演ミュージカル「黒執事」~寄宿学校の秘密~など。
2021年05月14日シェイクスピアの不朽の名作「ロミオとジュリエット」を、打ち込みなども多用した現代的なロックサウンドでミュージカル化、2001年にフランスで初演されたミュージカル『ロミオ&ジュリエット』。20ヵ国以上で上演されている世界的ヒット作だが、日本では2010年に宝塚歌劇団によって初演。その後2011年には〈日本オリジナルバージョン〉が登場、ともに上演を重ねる人気作になっている。〈日本オリジナルバージョン〉ではこれまでロミオ役を城田優、山崎育三郎、古川雄大、柿澤勇人、大野拓朗とミュージカル界のスターたちが演じてきた。10周年となる今年、ロミオ役に抜擢されたのは黒羽麻璃央と甲斐翔真。ミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズンやミュージカル『刀剣乱舞』シリーズで人気を不動のものとし、2019年版『ロミオ&ジュリエット』マーキューシオ役でグランドミュージカルに初出演、昨年は『エリザベート』ルキーニ役で帝国劇場デビューを果たす予定だった(新型コロナウイルスの影響により全公演中止)黒羽、2020年『デスノート THE MUSICAL』主演で華々しくミュージカルデビューを飾り、その後『RENT』や『マリー・アントワネット』に出演した甲斐、ともにミュージカル界注目の若手スターだ。ふたりのロミオに意気込みを聞いた。プレッシャーもあるけど楽しみなロミオ役――まずは『ロミオ&ジュリエット』、この大人気ミュージカルの主役であるロミオに決まった時のお気持ちを聞かせてください。黒羽素直に嬉しかったです。自分は前回(2019年)マーキューシオとして出演した時に、ロミオ役のおふたり(古川雄大、大野拓朗)に俳優として嫉妬をしていました。その役を今度は自分がやらせていただくということは非常に嬉しいですし、純粋に楽しみだなと思いました。甲斐僕は、この大役に挑戦できることが本当に嬉しく、こんなチャンスは二度とないだろうなと思いました。そして、歴代のロミオ役の先輩方は、ほかの作品でも主役や大役を務められている方々です。僕もそういう風になれたらいいな、先輩たちのようになっていけたらいいな、という夢を抱きました。……その前にまずは、ロミオを充実した役にしなければいけません。――甲斐さんは今回、作品にも初参加です。この作品、ご存じでしたか。甲斐もちろんです。シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」を知らない人なんていないのではないでしょうか。その名作の中のロミオ役を演じる、というのはすごくプレッシャーでもあります。オーディションは思っていた3倍、大人がいました(笑)(甲斐)――原作はもちろんですが、このミュージカル版自体が日本でも10周年を迎える人気作ですね。黒羽さんは前回もご出演されていましたが……それ以前から本作のことをご存じでしたか?黒羽はい、知っていました。……と言いますか、前回より前にもオーディションには参加していて、落ちていますので(笑)。僕は、オーディションでミュージカルナンバーを歌うというのは『ロミオ&ジュリエット』が初めての経験だったんです。今でも覚えています、『世界の王』などを歌ったのですが、めちゃめちゃ緊張して受けていました。――そうなんですね、ではオーディションに落ちたところから始まり、マーキューシオ役、そして今度はロミオ役。どんどんステップを上っていますね!黒羽うーん、僕はあまり、役にランクをつけたくはないのですが……。甲斐でも主役ですよ!黒羽そうですよね……では、はい。僕も成長しました(笑)――甲斐さんもオーディションを経て決まったのですか?甲斐もちろんです。オーディションってどんな感じかな、と思って行ったのですが……思っていた3倍、大人がいました(笑)。それくらい大きい作品で、たくさんの方が関わっている作品なんだなと身に染みた瞬間でもありました。でも緊張しすぎてあまり覚えていないです。――何を歌ったのでしょう?甲斐『僕は怖い』と『世界の王』、それとなぜか『オー・ソレ・ミオ』を……。黒羽ええっ!?甲斐その時ちょうどオペラの練習をしていたんですよ。練習中だったにも関わらず披露してしまって……。――合格されたので結果オーライかと(笑)。すでにお稽古が始まっていますが、実際にロミオとして動いて、抱いていた印象と違ったな、というようなところがあれば教えてください。黒羽思ったより大変です。ロミオは出番も多ければ、やることもめっちゃ多いなーと(笑)。僕が嫉妬心を抱いていたあのおふた方(古川、大野)はすごいことをやっていたんだな、と、今は完全にリスペクトにまわっています。甲斐僕が改めて感じたのは、曲がいいということ。自分次第で音楽の良さをもっと引き出すことができるし、逆に殺してしまう危険性もあるのですが、そこもすごく楽しい。それと、僕、ひとつ前の作品がかなりベテランの方の多い現場だったのと、役柄が貴族だったので、ちょっと背伸びしていたんです(ミュージカル『マリー・アントワネット』)。今回は同世代が多いこともあり、等身大の自分として稽古ができています。黒羽さんは兄貴肌(甲斐)甲斐君は真っ白なロミオ(黒羽)――ご自身が演じるロミオは、どんなところを大切にして、どんな風に役を作っていきたいと思っていますか。黒羽難しいですね……。正直なところ、まわりとの関係性含め、どんなロミオになるか、自分も楽しみにしている段階です。でも皆さん、漠然と“ロミオ像”というものをお持ちですよね。自分の中にももちろんあります。そこは押さえつつ、どうしたら作品の中でロミオがより生き生きとできるか、そして作品をより面白くするためにはどう存在すべきかを模索しています。でも“キラキラ感”は忘れずにやっていきたいですね!甲斐僕は、いかに最後のロミオとジュリエットの死が尊いものになるかに重きをおきたい。そのためには、それまでのプロセス……ふたりの関係性やロミオという人物像を、いかに膨らませていけるかにかかっていると思うので。まだ具体的に言うのは難しいのですが、とにかくふたりのことを愛しく思ってもらえるように頑張りたいと思っています。――せっかくのWキャストですので、お互いのロミオはこうなっていくだろうな、自分とはこういうところが違いそうだな、というポイントも教えていただければ!甲斐パーマ系ロミオ……。黒羽それ、僕の見た目やん(笑)!甲斐 (笑)。でも、このあいだ稽古場で思ったのは、黒羽さんは兄貴肌というか、仲間たちから頼られそうなロミオだなと。マーキューシオとベンヴォーリオとのシーンを見ていて、そう思いました。黒羽へぇ~。それは、僕が前回も出ていてミザンス(舞台上での役者の立ち位置)を覚えていたから、兄貴風を吹かせていただけじゃない(笑)?甲斐いえ、佇まいや空気感からそう感じたんです!黒羽そっかー。僕は、甲斐君のロミオは“真っ白なロミオ”になるなと思っています。変な着色料の入っていないロミオ。水とか、白とか。そういう無垢なロミオだからこそ、ジュリエットへの愛情がめちゃめちゃ真っ直ぐなものになりそうだな、と。……あと補足しておきますと、僕も髪の毛はこんなくるくるではないと思います(笑)。甲斐もう少しさらっと?黒羽さらっと。王子さま(的キャラクター)にならないといけないからね!――この物語、悲恋とも取れますし、ロミオとジュリエットは死をもって愛を成就させた、とも受け取れます。物語の骨格は誰もが知っている有名なものですが、人によって様々な解釈ができる。おふたりはどう捉えていますか。黒羽うーん……、〈未熟な人間たちが導き出した“真実の愛”〉みたいなところかな。ロミオとジュリエットといった子どもたちはもちろん、大人も含めみんな未熟。自分たちのプライドや立場が邪魔をして手を取り合うことができなかった人たちが、それこそ人間としてはまだまだ未熟なロミオとジュリエットが提示した真実の愛によって、自分たちの過ちに気付き、平和が訪れる。僕個人としては、死ななくてもできることがあったのでは、結局死んでしまったらおしまいじゃないかなと思うのですが。でも家同士が争うようなことを僕は知らない世代ですから、何とも言えませんね。うん、未熟な者たちが産んだ真実の愛、という面は大きいと思います。甲斐そうですね……僕は、〈死を超えた愛〉、かな。黒羽いいね、シンプル。わかりやすい。甲斐死さえも超えてしまうくらいの、死なんて怖くないって思ってしまうくらいの愛、それを描いた物語ですね。黒羽完璧じゃない!? この先100年くらい、そのキャッチコピーでいけそう!僕もロミオ一年生。甲斐君と一緒に歩んでいけたら(黒羽)――最後に、なかなか劇場に行くのも躊躇する方もいらっしゃる昨今ですが、でもそんな中でも劇場に来たお客さまは、どんな気持ちを持ち帰ることができる作品になりそうでしょうか? ぜひ、お客さまにメッセージを。黒羽“愛”というのがひとつの大きなテーマとしてある作品です。この作品をご覧になっていただけたら、自分が愛する人……恋人でも友人でも家族でも、自分が愛情を注いでいる人に対して、もっと愛情深くなる、もっと愛することをしたくなる、そんな気持ちになると思います。なかなか会いたい人にも会えない状況だと思いますが、自分の持っている愛情をさらに深く感じる作品になっていると思うので、少し皮肉かもしれませんが、こういう時代にはぴったり。そして、そういったメッセージ性だけでなく、楽曲も本当に素敵なものが多く、総合エンタテインメントとしてとても素晴らしい作品ですので、日頃のストレス発散にもいいのでは(笑)。ぜひ、観にいらしてください!甲斐この作品を観終わったとき、僕は、意外と“死”ってすぐ近くにあるんだな、と思う気がします。たった数日で、普通の少年少女が死に追いやられてしまうストーリー。特に今の日本は平和で、新型コロナウイルスの問題はありますが、戦争もなくテロなどもめったに起きない。でもそんな僕らのそばにも死はあって、「もうちょっとあの人のことを大切にしていればよかった、もっと愛していればよかった」と思う時は絶対来ると思うんです。改めて、そういうものをいかに大事にして生きていけるか、自分を戒められる。死が強調されているからこそ愛が浮き彫りになる作品です。その中で僕は、黒羽さんとともに、頼りあって、戦友としてロミオを務めていきたいです。黒羽うん、僕もロミオ一年生。初めてこの作品に参加するつもりでやっています。甲斐君と一緒に、ロミオとして歩んでいけたらと思います。取材・文:平野祥恵撮影:渡邊明音黒羽麻璃央さん、甲斐翔真さんのサイン入りチェキを2名様にプレゼント!ぴあアプリを ダウンロード(dpia-app://contentAll?contentId=68f0d99d-5a0d-45bb-acb1-7be17e7adda8&contentTypeId=2) すると、この記事内に応募ボタンがあります。公演情報ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』原作:ウィリアム・シェイクスピア作:ジェラール・プレスギュルヴィック潤色・演出:小池修一郎(宝塚歌劇団)出演:黒羽麻璃央/甲斐翔真(Wキャスト)伊原六花/天翔愛(Wキャスト)味方良介/前田公輝(Wキャスト)新里宏太/大久保祥太郎(Wキャスト)立石俊樹/吉田広大(Wキャスト)春野寿美礼原田薫石井一孝宮川浩秋園美緒兼崎健太郎岡幸二郎松村雄基小尻健太/堀内將平<K-BALLET COMPANY>(Wキャスト)他※小尻健太の「尻」の字は、正しくは旧字体です。【東京公演】2021年5月21日(金)~6月13日(日)会場:TBS赤坂ACTシアター【大阪公演】2021年7月3日(土)~7月11日(日)会場:梅田芸術劇場メインホール【愛知公演】2021年7月17日(土)~18日(日)会場:愛知県芸術劇場 大ホール公式サイト www.rj-2021.comチケット情報
2021年04月26日宝塚星組のトップコンビ、礼真琴と舞空瞳の大劇場2作目となるミュージカル『ロミオとジュリエット』の東京公演が、4月16日(金)、東京宝塚劇場で開幕する。ジェラール・プレスギュルヴィック作詞・作曲、日本版潤色・演出を小池修一郎が手がけたこのフランス発のミュージカルは、2010年、星組が梅田芸術劇場メインホールと博多座で日本初演。好評を受けて、早くも翌11年には、雪組の大劇場公演として再演され、同年、TBS、ホリプロ、梅田芸術劇場の企画・制作によって、同じく小池の手で男女版も上演された。その後、宝塚では12年に月組、13年には再び星組と上演を重ね、外部公演も、キャストを変えて再演が繰り返されている。『ロミオとジュリエット』の大ヒット以降、宝塚だけでも、『太陽王~ル・ロワ・ソレイユ~』『1789-バスティーユの恋人たち-』『ドン・ジュアン』『アーサー王伝説』、そして『ロックオペラ モーツァルト』と、フランス発のミュージカルが次々と上演され、今や、ブロードウェイやウェストエンド、ウィーン発の作品と並んで、フレンチ・ミュージカルは、宝塚はもとより、日本で上演される海外ミュージカルの中でも、重要なジャンルのひとつを占めるようになった。このフレンチ・ミュージカル人気の火付け役となった『ロミオとジュリエット』は、星組トップスター礼真琴にとっても、出世作と言える作品だ。2010年の初演では、入団2年目で、宝塚版オリジナルの“愛”に抜擢されて注目を浴び、13年の星組再演では、歌唱力が問われるベンヴォーリオと、ダンス力が必要な“愛”を役替わりで演じて、実力の高さを証明。さらにその新人公演では主役のロミオを好演し、観客を唸らせた。そして3度目の出演となる今回は、待望の本公演で、瑞々しく繊細なロミオを演じている。相手役のジュリエットには、得意のダンスに加え、歌唱力にもさらに磨きがかかったトップ娘役の舞空瞳。以下、主要な9つの役では、A日程とB日程で役替わりがあり、ティボルトは愛月ひかると瀬央ゆりあ、ベンヴォーリオには瀬央と綺城ひか理、マーキューシオに極美慎と天華えま、パリス伯爵は綺城と極美、“死”を天華と愛月が演じ、それぞれ個性を発揮している。なお、5月23日(日)の千秋楽(A日程)は、各地の映画館でライブ中継を実施、同時にタカラヅカ・オン・デマンドでもライブ配信が行なわれる予定だ。文:原田順子宝塚歌劇星組ミュージカル『ロミオとジュリエット』原作:ウィリアム・シェイクスピア作:ジェラール・プレスギュルヴィック潤色・演出:小池修一郎演出:稲葉太地出演:礼真琴 / 舞空瞳 他【東京公演】2021年4月16日(金)~2021年5月23日(日)会場:東京宝塚劇場ライブ中継・ライブ配信詳細
2021年04月16日ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』のイメージビジュアルが公開された。2011年に誕生した、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』<日本オリジナルバージョン>。以来、上演の度にキャスティングが大きな注目を集める本作が、2019年以来2年ぶりの上演となる今回、記念すべき10周年を迎える。本ミュージカルは“ティボルトの従妹ジュリエットへの密かな恋情”“ロミオに恋人の死をベンヴォーリオが伝える”といったオリジナルの設定を加え、登場人物の葛藤をより繊細に描き出した。特に全編を通じて登場する“死のダンサー”の存在感は強烈で、これによって愛と死、破壊と再創造といった哲学的テーマを表出させた点も、大きな特長となっている。ロミオ役に今回配されたのは、黒羽麻璃央と甲斐翔真という気鋭の若手たち。2019年の本作上演ではマーキューシオ役として、若さの危うさを瑞々しく表現した黒羽は、昨年ミュージカル『エリザベート』の暗殺者ルキーニ役、ミュージカル『るろうに剣心 京都編』の志々雄真実役と次々難役に抜擢され(いずれも公演中止)、次代を担うと期待される注目株だ。一方の甲斐は、昨年『デスノートTHE MUSICAL』で初舞台にして主人公・夜神月役を堂々務め、その後大役に挑み続けている新星。一方のジュリエット役には、伊原六花と天翔愛というフレッシュなふたりを抜擢。伊原は、2018年よりドラマ・CMで活躍するほか、昨年は『ウエスト・サイド・ストーリー』Season3のマリア役(公演中止)にも配されている。一方の天翔は、現在は音楽大学で実力を磨きながら、夢であるミュージカル出演を叶えたシンデレラガール。そんな4人の、今だからこその若々しく爽やかな姿を切り取った、イメージビジュアルが完成。ロミオ役の黒羽、甲斐、ジュリエット役の伊原、天翔の4人が一堂に会し、フレッシュな今の瞬間が切り取られた1枚となっている。才能を開花させる慧眼演出を担うのは、『エリザベート』『モーツアルト!』など手掛けた日本初演作は軒並み大ヒットし、近年では『ポーの一族』など“名作の世界初のミュージカル化”も成功裏に収めている小池修一郎。本作でも、迫力の歌とダンスで、若者の疾走感と感受性を巧みに表現し、2017年の新演出からは“近未来を思わせる、破壊された世界で起こる物語”という設定を据え、この世の荒廃と、その中でなお煌めく愛の崇高さを、より鮮明に浮かび上がらている。ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』東京公演:2021年5月21日(金)~6月13日(日) TBS赤坂ACTシアター大阪公演:2021年7月3日(土)~7月11日(日) 梅田芸術劇場メインホール名古屋公演:2021年7月17日(土)~18日(日) 愛知県芸術劇場大ホール原作:ウィリアム・シェイクスピア作:ジェラール・プレスギュルヴィック潤色・演出:小池修一郎(宝塚歌劇団)出演:黒羽麻璃央 / 甲斐翔真(Wキャスト)、伊原六花 / 天翔愛(Wキャスト)、味方良介 / 前田公輝(Wキャスト)、新里宏太 / 大久保祥太郎(Wキャスト)、立石俊樹 / 吉田広大(Wキャスト)、春野寿美礼、原田薫、石井一孝、宮川浩、秋園美緒、兼崎健太郎、岡幸二郎、松村雄基小尻健太 / 堀内將平<K-BALLET COMPANY>(Wキャスト)ほか※小尻健太の「尻」の字は、正しくは旧字体です。
2021年04月14日アカデミー賞受賞のジュリエット・ビノシュをはじめ、ヨランド・モロー、ノエミ・ルヴォウスキーという3人のフランスの名優たちが共演する『5月の花嫁学校』から、彼女たちのコミカルなやりとりが楽しい予告編が公開された。舞台となるのは1967年、アルザス地方の花嫁学校。“良き妻”になるため、お掃除、お料理、お裁縫にティータイムのマナーまで、1日中忙しく学ぶ少女たちの初々しい姿と、先生たちによる厳しい指導の様子が次々と映し出されていく。ある日、ポーレット(ジュリエット・ビノシュ)は経営者である夫の突然の死をきっかけに、学校が破産寸前であることを知り、先生たちが一致団結。学校存続の危機という大問題を抱える中、“女性の自立”“自由”を求める生徒たちと、心配のあまり「自由の対価は高い、必ず痛い目に遭う」とポーレットとの対立が広がることに。パリで勃発した学生や労働者たちの“5月革命”の影響は、少女たちだけでなく、先生たちの心にも徐々に影響を与え「良妻の時代は終わった」「私たちも革命を」と自由に生きる権利を一緒になって求め旅立つ。映像のラストでは、ポーレット中心にミュージカル調のダンスと歌で自由を謳歌する晴れやかな姿も。“良き女性”がズボンを履くことは「はしたない」と思われていた時代に、勇気をだして着用してみたシーンなど、ビノシュのコミカルな演技も見どころとなっている。『5月の花嫁学校』は5月28日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:5月の花嫁学校 2021年5月28日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2020 - LES FILMS DU KIOSQUE - FRANCE 3 CINÉMA - ORANGE STUDIO – UMEDIA
2021年03月31日道枝駿佑(なにわ男子/ 関西ジャニーズJr.)が主人公・ロミオ役を務める舞台「Romeo and Juliet ーロミオとジュリエットー」のフォトコール及び取材会が3月28日、東京・新宿区の東京グローブ座で行われ、道枝をはじめ、ジュリエット役で共演する茅島みずき、演出の森新太郎が出席した。本作が舞台初単独主演となる道枝は「稽古が始まってから、ここ(初日)まであっという間で、実感がわかないです。でも、とうとうこの日が来た」と表情を引き締め、「初めての主演舞台が『ロミオとジュリエット』で光栄です。まずは健康第一で体調を崩すことなく、千秋楽を迎えられるよう、作品を盛り上げていきたい」と抱負を語った。稽古を前に、森氏から「体がガリガリ過ぎるから、筋トレをしておいて」と“指令”も出たといい、「今も続けています。ちょっとは筋肉がついたかなと……。体重も2~3キロは増えた」のだとか。ジャニーズWESTの小瀧望からのアドバイスを受け「1日5食と言われて、気合を入れて食べたんですが、胃がびっくりしちゃって(笑)」と苦労を振り返った。古典ならではの言い回しにも苦労したといい「普段、使わない言葉だらけで、最初は自分でも何を言っているのか。稽古を重ねて、だんだん理解できた」。戯曲の設定に近い10代でのロミオ熱演に「ジュリエットに自分のことを好きになってほしいと頑張っている、一生懸命なところがいい」と役どころの魅力も語った。また、なにわ男子のメンバーからは気遣いの連絡もあると明かし「大橋(和也)くんが見に来てくれると言っている。いい意味で(心配を)覆せれば」と話していた。ジュリエット役で初舞台に立つ茅島とは、なにわ男子主演ドラマ『メンズ校』で共演経験があり「以前より、大人っぽくなっていて、雰囲気がガラッと変わった。ちょっと抜けていらっしゃるところは変わっていない(笑)」(道枝)、「道枝さんはマイペースで、少し抜けているところがあるので、そこは変わっていない」(茅島)と“舌戦”を繰り広げる場面も。その様子に森が「お前のほうが天然だよ」と道枝にツッコミが入ると、当の道枝は「天然ではないです。ポンコツなだけです!」と笑いを誘っていた。取材・文・撮影:内田涼【公演概要】「Romeo and Juliet ーロミオとジュリエットー」原作:ウィリアム・シェイクスピア翻訳:松岡和子演出:森新太郎出演:道枝駿佑、茅島みずき宮崎秋人、森田甘路、小柳心、坂本慶介、栗原英雄、太田緑ロランス、高橋克明、鈴木崇乃冨永竜、久留飛雄己、天野勝仁、和田慶史朗、平田敦子、花王おさむ、斉藤暁主催・企画製作:東京グローブ座●東京公演期間:3月29日(月)〜 4月18日(日)会場:東京グローブ座●大阪公演期間:4月21日(水)〜 4月25日(日)会場:梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
2021年03月29日なにわ男子/関西ジャニーズJr.の道枝駿佑、女優の茅島みずきが28日、東京グローブ座で行われた舞台『Romeo and Juliet -ロミオとジュリエット-』のフォトコールおよび取材会に出席した。『ロミオとジュリエット』は世界中で愛され、上演されてきたシェイクスピアの名作。舞台初単独主演となる道枝駿佑がロミオ役、舞台初出演の茅島みずきがジュリエット役を務め、出会って恋に落ちる微笑ましい光景から一転、引き離されて悲しい結末を迎えるラストまでを、原作に近い10代の2人が演じる。取材会に、道枝、茅島、演出の森新太郎氏が出席。道枝は「まだ実感が湧かないですが、とうとうこの日まで来たなと、身にしみて感じています」と心境を告白し、「稽古が始まってからあっという間だったので、明日からの本番も頑張りたい」と意気込んだ。茅島は「すごく緊張していたんですけど、森さんが稽古をたくさんしてくださったので、前と比べると声も出るようになっていますし、感情も込められるようになってきたので、千秋楽まで一生懸命頑張りたい」と語った。道枝と茅島は、昨年放送されたテレビ東京系ドラマ『メンズ校』で共演しており、そのときから互いの印象が変わったか聞かれると道枝は「変わりました。ドラマで共演したときより大人っぽくなっていて、雰囲気がガラッと変わった印象」と答えた。さらに、「ちょっと抜けていらっしゃるところがあって、そこは変わってない。天然だと思います」と続けると、森氏が「お前のほうが天然だよ」とツッコミを入れ、茅島も「絶対そうですよね!」と同調。道枝は「違います。僕は天然じゃないです!」と否定するも、報道陣が森氏に「道枝さんのほうが天然?」と確認すると、森氏は「そうですね」と即答し、道枝も茅島も笑っていた。森氏はまた、「こんなおかしな子なんですか? 最初の頃は宇宙人と話しているような、(声が)ワントーン違うから、どれだけ厳しく言っても、『ありがとうございます』(高い声)って。調子狂うなと。最近慣れましたけど。よく茅島のことを抜けているって言うんだけど、誰が見たってコイツのほうが抜けている」とにやり。さらに、「お二人とも10代なので、僕も緊張していた。壊れ物を扱うように大事に大事にやらないといけないなと思ったんですけど、初日から気づいたらバリバリやっていましたね。でも、この2人は根性があるので、よくここまでついてきたなと」と、2人の奮闘を称賛し、また、「『僕、喉が弱いんです』って訴えかけてきたけど、よく(声が)出ますよね。僕も驚いています」と道枝の声量を称えた。森氏に褒められ、道枝は「ありがとうございます」と喜び、「毎日稽古に行くのが不安で。森さんには厳しくいただいて、心が折れそうなときがあったんですけど、でもちゃんと褒めてくださるところは褒めてくださって、叱ってくださるところは叱ってくださるので、ありがたいなと思います」と感謝。茅島は、道枝との再共演について「(『メンズ校』での共演時は)あまり日数がなかく、ちゃんとお話ししていなかったですが、そのときからマイペースでちょっと抜けているところがあり、変わってないなと思いましたが、ちゃんと話をしたらすごく真面目で一生懸命考えている方なんだなと思いました」と語った。舞台『ロミオとジュリエット』は、東京グローブ座で3月29日から4月18日まで、大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで4月21日から25日まで上演。
2021年03月29日なにわ男子/関西ジャニーズJr.の道枝駿佑が28日、東京グローブ座で行われた主演舞台『Romeo and Juliet -ロミオとジュリエット-』のフォトコールおよび取材会に出席した。『ロミオとジュリエット』は世界中で愛され、上演されてきたシェイクスピアの名作。舞台初単独主演となる道枝駿佑がロミオ役、舞台初出演の茅島みずきがジュリエット役を務め、出会って恋に落ちる微笑ましい光景から一転、引き離されて悲しい結末を迎えるラストまでを、原作に近い10代の2人が演じる。取材会に、道枝、茅島、演出の森新太郎氏が出席。道枝は「まだ実感が湧かないですが、とうとうこの日まで来たなと、身にしみて感じています」と心境を告白し、「稽古が始まってからあっという間だったので、明日からの本番も頑張りたい」と意気込んだ。ロミオ役を研究するために、藤原竜也がロミオを演じた舞台『ロミオとジュリエット』のDVDを何度も見たという。また、「森さんに初めてお会いしたとき、『ガリガリすぎるから筋トレしておいて』と言われたので、今も続けているんですけど、ちょっと筋肉がついてきたかな。体重変わりました。2、3キロくらいしか増えなかったんですけど」とロミオ役に向けて肉体改造に取り組んだことも明かした。ジャニーズWESTの小瀧望からも「1日5食食べて筋トレしたら太る」とアドバイスをもらったことも告白。小瀧は、主演舞台『エレファント・マン THE ELEPHANT MAN』で森氏の演出を経験しており、「その歳で森さんに演出してもらえるのはうらやましい」と道枝に話したという。なにわ男子のメンバーの反応を聞かれると、道枝は「大橋(和也)くんから電話がかかってきて、『観に行く』と連絡がきたので、楽しみに待っています」とうれしそうに説明。西畑大吾も「稽古どう? 大丈夫か?」「大丈夫できるよ」などと気にしてくれていたそうで、「いい意味でその心配を覆せるようにしたい」と話した。そして、「初主演舞台が『ロミオとジュリエット』というのは本当に光栄。健康第一で、千秋楽まで共演者のみなさんと、森さんとスタッフさんと一緒に作品を盛り上げられるように頑張っていきたいと思いますし、本番をやりながらもどんどんよくなっていけたら」と気を引き締めた。舞台『ロミオとジュリエット』は、東京グローブ座で3月29日から4月18日まで、大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで4月21日から25日まで上演。
2021年03月29日キワンダキワンダ(KiwandaKiwanda)から、新作パソコンケース&タブレットケースが登場。2021年3月18日(木)より、キワンダキワンダ青山店、渋谷パルコ店などで販売される。キワンダキワンダの人気柄を採用キワンダキワンダの新作パソコンケース&タブレットケースには、手捺染で仕上げたオリジナルプリントのテキスタイルを採用。鮮やかなチューリップを描いた「3 Tulips」や、ロミオとジュリエットをモチーフにしたロマンチックな柄「Romeo+Juliet」、魚&貝殻、ユニコーン&レインボー、バタフライモチーフなど、ブランドの中でも人気の高いパターンを落とし込んでいる。撥水加工&クッション性も実用性も備えており、マテリアルには撥水加工を施したハリ感のあるポリエステル素材を使用。内側には、パソコン&タブレットを衝撃から守るピンクのフェルトとスポンジをあしらった。【詳細】キワンダキワンダ パソコン&タブレットケース発売日:2021年3月18日(木) ※一部の柄は3月18日以前に発売販売店舗:キワンダキワンダ青山店、渋谷パルコ店、公式オンライン・PCケース(15インチ用) 8,580円(税込)外寸:H約39cm×W約27.5cm・タブレットケース 6,380円(税込)外寸:H約30.5cm×W約22.5cm※サイズはApple製品が基準。メーカーによって合わない場合もある。※スカーフ柄を使用しているため、柄の出方は個体差がある。※近日中にPCケース(13インチ用)も発売予定【問い合わせ先】キワンダキワンダ青山店TEL:03-6427-4401
2021年03月19日宝塚歌劇団の最新情報を毎月お届けするWOWOWオリジナル番組『宝塚プルミエール』。 3月27日(土)の放送では、2月の放送に引き続き、 星組がお届けする「ロミオとジュリエット」が特集される。シェイクスピアの戯曲をミュージカル化し、 幾度も公演を重ねてきた不朽の名作「ロミオとジュリエット」。 3月は星組「ロミオとジュリエット」に出演している星組トップコンビの礼真琴、舞空瞳、 愛月ひかる、瀬央ゆりあによるインタビューや、 タカラジェンヌに聞きたいことを視聴者から募集する人気コーナー「タカラジェンヌの〇と×」では、 ロミオ役の星組トップスター・礼真琴とジュリエット役の星組トップ娘役・舞空瞳が赤裸々に答えていく。また今月は番組特別企画として、 元星組トップスター・柚希礼音と元星組トップスター・紅ゆずるによるスペシャルロケの模様を放送。感染対策を徹底し、 神奈川県鎌倉市のキャンプ場でご飯づくりや、 ここでしか見られない2ショットトークをお届けする。在団時代から信頼が厚く、 現在でも親友関係である柚希礼音と紅ゆずる。 普段では見ることのできないシチュエーションで、 仲睦まじいふたりの姿は貴重だ。星組「ロミオとジュリエット」の特集後編と元星組トップスター・柚希礼音と元星組トップスター紅ゆずるによるスペシャルロケ企画と内容盛りだくさんでお送りする、より特別感のある3月27日(土)放送の『宝塚プルミエール』。 自宅から、 WOWOWで宝塚をおおいに堪能してほしい。●柚希礼音WOWOW「宝塚プルミエール」にまた呼んでいただきありがとうございます。 今回は、 紅ゆずるさんのナレーション最終回ということで、 そんな大切なタイミングで、 ご一緒でき本当に嬉しかったです️。 なかなか、 ゆずるちゃんとも会いたくても会えない状況でしたのでこうしてちゃんと距離は保ちつつも、 楽しい時間を過ごせて、 幸せでした。また、 やってみたいと話していた、 お遍路巡りなど機会があれば一緒にやってみたいです。 どんな編集になるのか少し心配ですが(笑)心の底から私たちも楽しませていただきましたので、 皆様にも楽しんでご覧いただけると幸せです。●紅ゆずる紅ゆずるナレーションの最終回となりました。 ナレーションのお仕事を通じ宝塚歌劇を外から見て思うことは、 やはり宝塚歌劇は本当に素晴らしい世界だということです。そして今回のロケのお相手は、 私の宝塚人生のほとんどと言っても過言ではないほど苦楽を共にさせて頂けた尊敬する柚希礼音さん!仲が良すぎて、 ついついタメグチになってしまうことも多々ありましたが、 ずっとこの関係が続いていることを本当に嬉しく思います。1年間WOWOWを担当させて頂けたこと、 そして現役中からお世話になりました宝塚を愛するWOWOWのスタッフの方々に心から感謝しております!そして何より紅ゆずるの拙いナレーションにお付き合い頂きました視聴者の皆様、 本当にありがとうございました!宝塚歌劇団永遠なれ!!!【番組内容】WOWOWオリジナル番組『宝塚プルミエール』3月27日(土) 15:00〜WOWOWライブにて放送●星組「ロミオとジュリエット」後編・礼真琴×舞空瞳、 愛月ひかる×瀬央ゆりあインタビュー・礼真琴と舞空瞳による「タカラジェンヌの〇と×」●特別企画!~柚希礼音×紅ゆずるロケ企画~・キャンプ場でご飯づくりに挑戦・柚希礼音×紅ゆずるの2ショットトーク番組URL:
2021年03月16日ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』の上演が決定し、黒羽麻璃央と甲斐翔真がロミオ、伊原六花と天翔愛がジュリエット役を務めることが25日に明らかになった。シェイクスピアによる名作を、2001年にパリでミュージカル化した同作。全世界でのCD・DVD売上は700万枚にわたるヒットを記録、日本では2010年に宝塚歌劇団星組が初演を行った。その後2011年に日本オリジナルバージョンを上演して人気を博し、今回は2019年以来2年ぶり、10周年の上演となる。『エリザベート』『モーツァルト!』など手掛けた日本初演作は軒並み大ヒットし、近年では『ポーの一族』『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』といった"名作の世界初のミュージカル化"も成功させている小池修一郎が演出を手がけ、2017年の新演出からは「近未来を思わせる、破壊された世界で起こる物語」という設定を据えている。過去のロミオ役では城田優、山崎育三郎、柿澤勇人、古川雄大、大野拓朗、ジュリエット役には昆夏美、フランク莉奈、清水くるみ、生田絵梨花、木下晴香、葵わかなとミュージカルスターを生み出す演目となっている。今回ロミオ役には、黒羽麻璃央と甲斐翔真という気鋭の若手たちが決定。ジュリエット役には、伊原六花と天翔愛というフレッシュな2人が抜擢された。伊原は、高校時代にはダンス部のキャプテンとして“バブリーダンス”で一世を風靡、2018年よりドラマ・CMで活躍するほか、昨年は『ウエスト・サイド・ストーリー』Season3のマリア役(公演中止)にも配された。天翔は、藤岡弘、の長女として幼い日から父の薫陶を受け、現在は音楽大学で実力を磨きながら、夢であるミュージカル出演を叶えたシンデレラガール。高校在学中に、自主制作映画の全国コンクール「高校生のためのeiga worldcup2019」で最優秀女子演技賞を受賞しており、その演技力に期待が高まっている。更にベンヴォーリオ役に味方良介と前田公輝、マーキューシオ役に新里宏太と大久保祥太郎、ティボルト役に立石俊樹と吉田広大、死のダンサーに小㞍健太とKバレエカンパニー所属の堀内將平と、いずれも魅力的なWキャストが集う。さらにキャピュレット夫人を春野寿美礼、乳母を原田薫、ロレンス神父を石井一孝、モンタギュー卿を宮川浩、モンタギュー夫人を秋園美緒、パリスを兼崎健太郎、ヴェローナ大公を岡幸二郎、キャピュレット卿を松村雄基が演じる。東京公演はTBS赤坂ACTシアターにて5月21日~6月13日、大阪会場は梅田芸術劇場メインホールにて7月3日~7月11日。○小池修一郎 コメント2011年に始まったミュージカル『ロミオ&ジュリエット』は、3シーズン5度目の上演を迎える。私が手掛ける宝塚版との違いは、現実社会とのリアリティの持ち方であろう。ヴェローナを近未来都市と捉え『失われた世界の再生』をテーマに、愛の力を描いて行きたい。既にミュージカルで頭角を現している黒羽、甲斐のロミオに対し、初出演の伊原、天翔のジュリエットの体当たりの挑戦がどんなドラマを見せるか、大いに楽しみであり期待している。○黒羽麻璃央 コメント僕にとっての『ロミオ&ジュリエット』は、大きなテーマとして“愛”はもちろん“出会い”をもたらす作品です。前回は小池修一郎さん、出演者の皆さん、そして今回はロミオ役。前回出演した時にロミオを演じる2人に密かに嫉妬して、いつか演じたいと思っていたので、今回夢が叶いました。自分がこの先俳優という仕事を続けていくうえで、看板になる役であり、作品だと思っています。歴代のロミオ役は、いまやミュージカル界のトップにいる方々ばかりでプレッシャーはありますが、それこそも楽しめる自分なりのロミオを創っていきたいです。2021年版として新しく生まれ変わります。この時代にとてもピッタリな“愛”をテーマにした作品ですので、是非お越しください。○甲斐翔真 コメント世界中の人が知っている「ロミオ」という役を演じることへの責任、そして焦りを非常に感じております。ですが、関わるすべての方に感謝しながらしっかりと演じていきたいです。『ロミオ&ジュリエット』は、ロマンチックでありながら、“愛と犠牲”、“幸福と孤独”、“破壊と再生”など難しいテーマが織り交ざっていて、お客様がそれらを考えるきっかけになる作品でもあると思います。2021年のこの『ロミオ&ジュリエット』が今の時代にどのような関わりを作れるのか、しっかりと考えて作品に向かっていきたい。こんなご時世の中、劇場に来てくださった方には、必ず素敵な時間をお届けします。○伊原六花 コメント誰もが知っている、愛されている作品に出演することが決まって、本当に光栄で夢のようです。昨年残念ながら上演中止となってしまった 『ウエスト・サイド・ストーリー』(以下 WSS)が『ロミオ&ジュリエット』を元にした作品だったので、ジュリエットを演じる事にもご縁を感じます。『WSS』を上演できなかった悔しさや、培ってきた稽古での想いなどをプラスして今回に挑みたいです。ジュリエットは可憐で純粋なイメージがありますが、戯曲を読むと冷静さを持ちつつも16歳という年齢ならではの熱量や行動力がある女の子です。私自身も良いと思ったことには没頭してしまうタイプなので共感できます。歌もダンスも練習をしっかりし、作品に入り込んで作っていきたいです。最大限出せる力を全てぶつけて、ジュリエットと共に成長したいです。○天翔愛 コメントミュージカル『ロミオ&ジュリエット』は、世界の名作でありますし、“純愛”を貫ぬくストーリーや楽曲の美しさが一番心に残っていた作品で、いつか演じてみたいとずっと願っていました。今回、オーディションを通過し、ジュリエットとして出演が決まった時は「夢が叶った!」と驚きと嬉しさで感謝の気持ちが溢れ、震えるほどでした。父に最初に報告したのですが、「選んでくれた方々に感謝を忘れずに作品に取り組むように」とアドバイスをもらいました。私はジュリエットと同じ十代なので、作品のテーマである“愛”に目覚めていくトキメキや愛の力の素晴らしさを、十代ならではの純粋さや感性、一途さで繊細に表現していきたいです。そして初舞台ということに甘えず、全身全霊を込めて歌・ダンス・演技に取り組み、「観に来てよかった」と皆様に心から思っていただけるように頑張ります。○出演者一覧ロミオ:黒羽麻璃央/甲斐翔真(Wキャスト)ジュリエット:伊原六花/天翔愛(Wキャスト)ベンヴォーリオ:味方良介/前田公輝(Wキャスト)マーキューシオ:新里宏太/大久保祥太郎(Wキャスト)ティボルト:立石俊樹/吉田広大(Wキャスト)キャピュレット夫人:春野寿美礼乳母:原田薫ロレンス神父:石井一孝モンタギュー卿:宮川浩モンタギュー夫人:秋園美緒パリス:兼崎健太郎ヴェローナ大公:岡幸二郎キャピュレット卿:松村雄基死 :小㞍健太/堀内將平(Wキャスト)
2021年02月25日ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』が、東京・TBS赤坂ACTシアターにて、5月21日(金)から6月13日(日)まで、大阪・梅田芸術劇場メインホールにて7月3日(土)~11日(日)まで上演することが決定した。2001年にフランスで生まれ、世界20カ国以上で600万人以上を動員。日本では2010年に宝塚歌劇団によって初演され、その大反響を追い風に、2011年に日本オリジナル版として新たに誕生したのが、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』<日本オリジナルバージョン>。2019年以来2年ぶりの上演となる今回、このメガヒット作が記念すべき10周年を迎える。仇同士の家に生まれながら運命的な恋に落ち、争いの終結を願いながら、ひたむきに互いを愛したロミオとジュリエット――。言わずと知れたシェイクスピアの名作を原作に、更に本ミュージカルは“ティボルトの従妹ジュリエットへの密かな恋情”“ロミオに恋人の死をベンヴォーリオが伝える”といったオリジナルの設定を加え、登場人物の葛藤をより繊細に描き出した。特に全編を通じて登場する“死のダンサー”の存在感は強烈で、これによって愛と死、破壊と再創造といった哲学的テーマを表出させた点も、大きな特長となっている。また、一度聴いたら忘れられない名曲が揃っており、幕開きに歌われる迫力満点の<ヴェローナ>、若者たちの躍動感溢れる<世界の王>、ロミオの心象風景を鋭く描き出した<僕は怖い>、婚礼の場面で歌われる甘く切ない<エメ>(フランス語で愛するの意味)などがある。潤色・演出を手掛けるのは、ヒットメーカー・小池修一郎。『エリザベート』『モーツァルト!』など手掛けた日本初演作は軒並み大ヒットし、近年では『ポーの一族』『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』といった“名作の世界初のミュージカル化”も成功裏に収めている。本作『ロミオ&ジュリエット』でも、迫力の歌とダンスで、若者の疾走感と感受性を巧みに表現し、2017年の新演出からは“近未来を思わせる、破壊された世界で起こる物語”という設定を据え、この世の荒廃と、その中でなお煌めく愛の崇高さを、より鮮明に浮かび上がらせた。ロミオ役に今回配されたのは、黒羽麻璃央と甲斐翔真という気鋭の若手たち。2019年の本作上演ではマーキューシオ役として、若さの危うさを瑞々しく表現した黒羽は、代表作であるミュージカル『刀剣乱舞』の三日月宗近役のほか、昨年ミュージカル『エリザベート』の暗殺者ルキーニ役、ミュージカル『るろうに剣心 京都編』の志々雄真実役と次々難役に抜擢され(いずれも公演中止)、次代を担うと期待されている。一方の甲斐は、昨年『デスノートTHE MUSICAL』で初舞台にして主人公・夜神月役を堂々務め、その後もミュージカル『RENT』でHIVポジティブのミュージシャン・ロジャー役、ミュージカル『マリー・アントワネット』で王妃の恋人フェルセン役と大役に挑み続けている。一方のジュリエット役には、伊原六花と天翔愛というフレッシュなふたりが大抜擢された。伊原は、高校時代にはダンス部のキャプテンとして“バブリーダンス”で一世を風靡。2018年よりドラマ・CMで活躍するほか、昨年は『ウエスト・サイド・ストーリー』Season3のマリア役(公演中止)にも配されている。一方の天翔は、藤岡弘、の長女として幼い日から父の薫陶を受け、現在は音楽大学で実力を磨きながら、夢であるミュージカル出演を叶えたシンデレラガール。高校在学中に、自主制作映画の全国コンクール「高校生のためのeiga worldcup2019」で最優秀女子演技賞を受賞している。更に、ベンヴォーリオ役に味方良介と前田公輝、マーキューシオ役に新里宏太と大久保祥太郎、ティボルト役に立石俊樹と吉田広大、死のダンサーに小㞍健太とKバレエカンパニー所属の堀内將平と、いずれも魅力的なWキャストが名を連ねた。そして、キャピュレット夫人に春野寿美礼、乳母に原田薫、ロレンス神父に石井一孝、モンタギュー卿に宮川浩、モンタギュー夫人に秋園美緒、パリスに兼崎健太郎、ヴェローナ大公に岡幸二郎、キャピュレット卿を松村雄基が演じる。【小池修一郎コメント】2011年に始まったミュージカル『ロミオ&ジュリエット』は、3シーズン5度目の上演を迎える。私が手掛ける宝塚版との違いは、現実社会とのリアリティの持ち方であろう。ヴェローナを近未来都市と捉え『失われた世界の再生』をテーマに、愛の力を描いて行きたい。既にミュージカルで頭角を現している黒羽、甲斐のロミオに対し、初出演の伊原、天翔のジュリエットの体当たりの挑戦がどんなドラマを見せるか、大いに楽しみであり期待している。【黒羽麻璃央コメント】僕にとっての『ロミオ&ジュリエット』は、大きなテーマとして“愛”はもちろん“出会い”をもたらす作品です。前回は小池修一郎さん、出演者の皆さん、そして今回はロミオ役。前回出演した時にロミオを演じる二人に密かに嫉妬して、いつか演じたいと思っていたので、今回夢が叶いました。自分がこの先俳優という仕事を続けていくうえで、看板になる役であり、作品だと思っています。歴代のロミオ役は、いまやミュージカル界のトップにいる方々ばかりでプレッシャーはありますが、それこそも楽しめる自分なりのロミオを創っていきたいです。2021年版として新しく生まれ変わります。この時代にとてもピッタリな“愛”をテーマにした作品ですので、是非お越しください。【甲斐翔真コメント】世界中の人が知っている「ロミオ」という役を演じることへの責任、そして焦りを非常に感じております。ですが、関わるすべての方に感謝しながらしっかりと演じていきたいです。『ロミオ&ジュリエット』は、ロマンチックでありながら、“愛と犠牲”、“幸福と孤独”、“破壊と再生”など難しいテーマが織り交ざっていて、お客様がそれらを考えるきっかけになる作品でもあると思います。2021年のこの『ロミオ&ジュリエット』が今の時代にどのような関わりを作れるのか、しっかりと考えて作品に向かっていきたい。こんなご時世の中、劇場に来てくださった方には、必ず素敵な時間をお届けします。【伊原六花コメント】誰もが知っている、愛されている作品に出演することが決まって、本当に光栄で夢のようです。昨年残念ながら上演中止となってしまった 『ウエスト・サイド・ストーリー』(以下 WSS)が「ロミオ&ジュリエット」を元にした作品だったので、ジュリエットを演じる事にもご縁を感じます。『WSS』を上演できなかった悔しさや、培ってきた稽古での想いなどをプラスして今回に挑みたいです。ジュリエットは可憐で純粋なイメージがありますが、戯曲を読むと冷静さを持ちつつも16歳という年齢ならではの熱量や行動力がある女の子です。私自身も良いと思ったことには没頭してしまうタイプなので共感できます。歌もダンスも練習をしっかりし、作品に入り込んで作っていきたいです。最大限出せる力を全てぶつけて、ジュリエットと共に成長したいです。【天翔愛コメント】ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』は、世界の名作でありますし、“純愛”を貫ぬくストーリーや楽曲の美しさが一番心に残っていた作品で、いつか演じてみたいとずっと願っていました。今回、オーディションを通過し、ジュリエットとして出演が決まった時は「夢が叶った!」と驚きと嬉しさで感謝の気持ちが溢れ、震えるほどでした。父に最初に報告したのですが、「選んでくれた方々に感謝を忘れずに作品に取り組むように」とアドバイスをもらいました。私はジュリエットと同じ十代なので、作品のテーマである“愛”に目覚めていくトキメキや愛の力の素晴らしさを、十代ならではの純粋さや感性、一途さで繊細に表現していきたいです。そして初舞台ということに甘えず、全身全霊を込めて歌・ダンス・演技に取り組み、「観に来てよかった」と皆様に心から思っていただけるように頑張ります。■ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』原作:ウィリアム・シェイクスピア作:ジェラール・プレスギュルヴィック潤色・演出:小池修一郎(宝塚歌劇団)ロミオ:黒羽麻璃央 / 甲斐翔真(Wキャスト)ジュリエット:伊原六花 / 天翔愛(Wキャスト)ベンヴォーリオ:味方良介 / 前田公輝(Wキャスト)マーキューシオ:新里宏太 / 大久保祥太郎(Wキャスト)ティボルト:立石俊樹 / 吉田広大(Wキャスト)死のダンサー:小㞍健太 / 堀内將平(Wキャスト)ほか東京公演:5月21日(金)~6月13日(日)TBS赤坂ACTシアター大阪公演:7月3日(土)~7月11日(日)梅田芸術劇場メインホール
2021年02月25日宝塚歌劇団で再演を重ねるたびに注目を集めてきたミュージカル『ロミオとジュリエット』が、8年ぶりに星組により上演される。2013年の新人公演でロミオを演じた礼真琴が、星組トップスターとして再びロミオ役に挑む。公演に向けて稽古を重ねる礼に話を聞いた。宝塚歌劇星組 宝塚大劇場公演 三井住友VISAカード ミュージカル『ロミオとジュリエット』ぴあ貸切公演チケット情報本作は、ウィリアム・シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』を、2001年にフランスの作詞家・作曲家・演出家のジェラール・プレスギュルヴィックがミュージカル化。2010年に潤色・演出を小池修一郎が手掛け、日本初演。本作へは2010年、2013年に続き、3度目の出演となる礼は、今回の出演について楽しみな反面、プレッシャーも感じているという。「初演ではダンスで心情を表現する“愛”を演じさせていただき、皆様に名前を知っていただくきっかけになりました。2013年の再演ではロミオの親友ベンヴォーリオと“愛”を役替わりで、また新人公演ではロミオを演じさせていただき、もし出会わなければ今の私はいないと思う大切な作品。今回演じるにあたり、これまでとどう変えていくのか、どうすれば超えていくことができるのか、全員でもがきながらお稽古しています。役替わりで演じる人たちが多い中、私がロミオとしてしっかり立って、みんなを支えたいです。また、演出の小池先生が、私と舞空(瞳)の演じるロミオとジュリエットとして、お芝居の中で新たに動きをつけてくださっていますので、自分の身体に入っている経験と感覚を大事にしつつ、新たなものも取り入れていけたらと思います」。恋に落ちる若いふたりの愛の物語を軸に、モンタギュー家とキャピュレット家の対立や仲間との絆など、さまざまな視点から楽しめる本作。印象に残る場面や楽曲も多い。「ロミオのモンタギュー家は仲間同士の仲がいいイメージがあるので、そこを唯一出せる『世界の王』のシーンで、しっかり表現したいです。また、争いや憎しみ合う場面が多い分、ジュリエットと一緒に歌う『Aimer(エメ)』は心が救われる感覚になります。お客様にとってもホッとしていただける場面だと思いますので、その温かい部分を大切に演じたいです」。昨年2月より宝塚大劇場で行われたトップお披露目公演から約1年。コロナ禍で公演や稽古ができない期間もあったが「今年は皆様に感謝の気持ちをお返しできれば」と思いを語る。「4か月の自粛期間を経て舞台に立ったとき、これまでに味わったことのないほど、心の底から幸せを感じました。このような状況になり、皆様がさまざまな思いで戦いながら過ごす中でも、宝塚歌劇に想いを寄せてくださったり、励ましてくださったり。皆様に支えていただきながら公演を再開できていることを、一人ひとりが感じながらお稽古しています。今年はその感謝の気持ちを目いっぱいお返ししていきたいですし、昨年以上に笑顔があふれる瞬間がたくさんある一年にできればと思います」。公演は2月14日(日)から3月29日(月)兵庫・宝塚大劇場、4月16日(金)から5月23日(日)東京宝塚劇場にて。取材・文:黒石悦子
2021年02月09日東京芸術祭実行委員会(委員長:近藤誠一)が、2021年秋に東京芸術祭2021を開催することを発表した。総合ディレクター・宮城聰(演出家 / SPAC-静岡県舞台芸術センター芸術総監督)の元、コンセプトとなる「ひらく」「きわめる」「つながる」の3つの柱を掲げ、参加事業のディレクターと協働する「プランニングチーム」による体制も4年目を迎えた。2020年はコロナ禍のなかでも、オンラインも駆使しなあ柄約40プログラムを実施。そして劇場を「ひらく」アクションとして、野外劇『NIPPON・CHA!CHA!CHA!』を上演した。東京芸術祭2021においても、同じコンセプトで観客のみならず、様々な俳優に門戸を開いて出会うために野外劇を上演する。2021年は、シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」を、演出に昨今の幅広い創作に定評のある青木豪を迎え、2年目となるGLOBAL RING THEATRE(池袋西口公園野外劇場)で上演予定。今月2月21日(日)まで本作品に出演する俳優を募集中となっているので、ぜひたくさんの方に応募してほしい。演出:青木豪からのメッセージ宮城聰さんから「池袋のグローバルリングで、シェイクスピアを演出しませんか?」とお誘い頂いた。「芝居にまったく興味ない人でも、ついつい立ち寄りたくなるようなものにしたい。」と言われ、誰もが知ってる「ロミオとジュリエット」を選んだ。通りすがりの人さえ観客にしたい、というのはつまり「人の目をひきたい」ということだ。そういう単純な衝動が僕は大好きだ。「人の目をひきたい」と思ってる人、待ってます。「立ち寄るだけのつもりがついつい最後まで見ちゃったじゃねぇか」っていう芝居を一緒に作りましょう。【オーディション概要】東京芸術祭2021 野外劇「ロミオとジュリエット(仮)」作:ウィリアム・シェイクスピア上演台本・演出:青木豪総合ディレクター:宮城聰(演出家 / SPAC-静岡県舞台芸術センター芸術総監督)日程:10月17日(日)〜25日(月) ※予定・調整中 / 東京芸術祭2021会期中会場:GLOBAL RING THEATRE(池袋西口公園野外劇場)オーディションエントリー受付期間:2月3日(水)~2月21日(日) ※24:00必着詳細はこちら:
2021年02月05日シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」のセリフをシャッフルし、ソネット詩なども加えながら大胆に再構成して老夫婦の愛の物語を描く『テンダーシング─ロミオとジュリエットより─』。ナショナル・シアター・ライブの『リーマン・トリロジー』が日本でも評判のベン・パワー脚本による、日本初演の二人芝居である。稽古を重ねる中でどんどん作品の深みにハマっているという土居裕子と大森博史が、その魅力を語った。シェイクスピア作品にはこれまで何度も触れてきた大森がまず面白く思っているのは、やはりセリフをバラして構成されていること。「そもそもシェイクスピア作品は、人間の奥底をつかんでいるような言葉が多いので演じるのも観るのも面白いと思っているんですけど、ロミオとジュリエットという若者の言葉を、違うシチュエーションで老夫婦に語らせることで、同じ言葉が違う意味を持ってさらに奥深くなっているんです」。一方、シェイクスピアの言葉をちゃんと口にするのはこれが初めてという土居。「最初は“なんで引き受けちゃったんだろう”と後悔するくらい(笑)、バラバラになったセリフに苦戦したんですけど、今では、もとの『ロミオとジュリエット』よりももっとピュアなラブ・ストーリーじゃないかなと、大好きになっています」と語る。“老ジュリエット”が語るのはジュリエットのセリフだけではない。「ロミオやマキューシオのセリフも言うことで、あの初々しくて可憐なジュリエットとは違うジュリエットが浮かび上がってくる。ロミオも自ずと違うロミオになります。だから長く一緒にいられる夫婦になったんだろうなとも思うんです」と土居。大森も“老ロミオ”に、「『いつまでもここにいよう。ここ以外に場所があることなど忘れたままで』というようないいセリフがあって愛を感じる」と話し、「観終わったあとに皆さんも、そばにいる人を大事にしようと思ってもらえたら」と付け加える。そもそもは昨年夏に公演日未定として上演が発表され、事前に稽古だけが行われていた今作。通常よりもたっぷりとあった稽古期間で、翻訳監修を担った松岡和子や気鋭の若手演出家・荒井遼と共に、「柔軟にいろいろな探り方をしていけた」と二人は声を揃える。シェイクスピアに詳しいベン・パワーが生み出した異彩を放つ戯曲は、この日本初演で、さらなる深淵を見せつけてくれるだろう。(取材・文:大内弓子)
2021年01月27日道枝駿佑(なにわ男子/ 関西ジャニーズJr.)が主演を務める舞台「Romeo and Juliet ーロミオとジュリエットー」のオールキャストと日程などの詳細が発表された。主人公ロミオ役に18歳の道枝、ジュリエット役にはこれが初舞台となる16歳の茅島みずきが抜擢された「Romeo and Juliet ーロミオとジュリエットー」。シェイクスピア戯曲の設定に近い、共に10代というフレッシュなキャストの周りを務めるのは、演劇界の様々な世代の実力派キャストたちだ。あらゆる役柄を演じ、実力派代表とも言われる宮崎秋人、ナイロン100℃所属の今勢いのある俳優・森田甘路、昨年の『飛竜伝2020』での熱演も光った小柳心、まつもと市民芸術館で上演された『モンスターと時計』以来の森新太郎出作品となる坂本慶介、NHK大河ドラマ『真田丸』での好演が光り、昨年の舞台『大地』でも物語のキーマンを演じた実力派の栗原英雄、19年の『Le Pere 父』『WILD』の迫真の演技が高い評価を得た太田緑ロランス、文学座を支えるベテラン俳優の高橋克明、森演出の『The Silver Tassie 銀杯』にも出演した扉座所属の鈴木崇乃。そしてR&B歌手としても活躍する冨永竜、青年座所属の久留飛雄己、劇団四季出身で先の『The Silver Tassie 銀杯』にも出演した天野勝仁、演劇集団円所属で若手注目株の和田慶史朗。さらに、サモ・アリナンズの中核メンバーで、映像から舞台作品まで幅広く活躍する個性派女優の平田敦子、劇団東京ヴォードヴィルショー結成メンバーであり、退団までの20年間劇団を引っ張り続けた大ベテランの花王おさむ。そして、数々のドラマ・映画に出演、『踊る大捜査線』でのスリーアミーゴスのひとりとしても大ブレークを果たし、約5年ぶりの舞台に期待が高まる斉藤暁と、気鋭・中堅・ベテランといった様々な世代の実力派キャストが集結した。森演出のもと、10代のフレッシュなふたりと、世代をまたいだ錚々たる豪華俳優陣たちが紡ぐ舞台「Romeo and Juliet ーロミオとジュリエットー」に期待してほしい。【公演概要】「Romeo and Juliet ーロミオとジュリエットー」原作:ウィリアム・シェイクスピア翻訳:松岡和子演出:森新太郎出演:道枝駿佑、茅島みずき宮崎秋人、森田甘路、小柳心、坂本慶介、栗原英雄、太田緑ロランス、高橋克明、鈴木崇乃冨永竜、久留飛雄己、天野勝仁、和田慶史朗、平田敦子、花王おさむ、斉藤暁主催・企画製作:東京グローブ座●東京公演期間:3月29日(月)〜 4月18日(日)会場:東京グローブ座●大阪公演期間:4月21日(水)〜 4月25日(日)会場:梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
2021年01月26日なにわ男子/関西ジャニーズJr.の道枝駿佑が舞台単独初主演を務める『ロミオとジュリエット』のオールキャストと公演日程が26日、発表された。同作は世界中で愛され、上演されてきたシェイクスピアの名作で、中世イタリアの都・ヴェローナを舞台に長年にわたっていがみ合いを続けているモンタギュー家の息子・ロミオとキャピュレット家の娘・ジュリエットが出会って恋をしたことから、悲劇が起こる。女優・茅島みずきがジュリエット役を務め、演出は、19年に菊池風磨主演で上演した舞台『ハムレット』以来、同劇場でのシェイクスピア作品演出が2作目となる森新太郎氏が担当することが先日発表されていた。今回明らかになったキャストは、あらゆる役柄を演じてきた宮崎秋人、ナイロン100℃所属・森田甘路、昨年『飛竜伝2020』での熱演も光った小柳心、『モンスターと時計』以来の森演出作品となる坂本慶介、NHK大河ドラマ『真田丸』での好演が光った栗原英雄、19年の舞台『Le Pere 父』『WILD』での演技が高い評価を得た太田緑ロランス、文学座を支えるベテラン俳優・高橋克明、森演出の『The Silver Tassie 銀杯』にも出演した扉座所属の鈴木崇乃。そしてR&B歌手としても活躍する冨永竜、青年座所属の久留飛雄己、劇団四季出身で先の『〜銀杯』にも出演した天野勝仁、演劇集団円所属で若手注目株の和田慶史朗。さらに、サモ・アリナンズの中核メンバー平田敦子、劇団東京ヴォードヴィルショー結成メンバーであり、退団までの20年間劇団を引っ張り続けた花王おさむ。そして『踊る大捜査線』でのスリーアミーゴスの1人としても大ブレイクを果たし、約5年ぶりの舞台に立つ斉藤暁、と様々な世代の実力派キャストが集結。シェイクスピアの原作に近いフレッシュな10代の2人を、錚々たる豪華俳優陣たちが支える。公演は、東京グローブ座で3月29日から4月18日まで、大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで4月21日から25日まで開催されることが決定した。チケットは3月14日発売。
2021年01月26日なにわ男子/関西ジャニーズJr.の道枝駿佑が、舞台『ロミオとジュリエット』で初主演を務めることが7日に明らかになった。ジュリエット役は初舞台の茅島みずきが務める。同作は世界中で愛され、上演されてきたシェイクスピアの名作で、中世イタリアの都・ヴェローナを舞台に長年にわたっていがみ合いを続けているモンタギュー家の息子・ロミオとキャピュレット家の娘・ジュリエットが出会って恋をしたことから、悲劇が起こる。道枝と茅島は、なにわ男子主演ドラマ『メンズ校』でも共演。ロミオとジュリエットが出会い恋に落ちる、初々しく微笑ましい光景から、一転2人が引き離され、悲しい結末を迎えるラストまでを、原作に近い10代の2人が演じることになる。公演は東京グローブ座で今春を予定しており、演出は同劇場でのシェイクスピア作品演出が19年に菊池風磨主演で上演した舞台『ハムレット』以来2作目となる森新太郎が務める。ジャニーズ事務所では1月いっぱいのコンサート公演については無観客での実施を昨年内に決定しているが、「本作も含めた今後の舞台公演作品につきましても、引き続き新型コロナ感染症の状況を鑑みまして、公演実施、または観客の来場有無等を決定してまいる所存です」とコメントを寄せている。○演出・森新太郎 コメントご存知のように、ロミオとジュリエットは激しく愛し合った末、非業の死を遂げます。ロミオは毒薬をあおり、ジュリエットは短剣を胸に突き刺して。恋人たちの自死は敵対する親同士を和解へと導きますが、どちらもひとり息子・ひとり娘なので、時すでに遅く、やがては両家とも血が絶えることになります。悲劇と呼ぶにふさわしい苦々しい幕切れです。しかし、戯曲を読むたびに沸き上がる、この不思議な多幸感は何でしょう。非力な若者たちの純真さに揺さぶられて、ほんの少しだけ自分もまだ生まれ変われるような心持ちになるのです。まるで喜劇を堪能したかのように、再生への活力がもたらされるのです。コロナ禍だからこそ、私はこの作品の上演を切望しました。10代の道枝駿佑と茅島みずきが織り成す、人と人とが惹かれ合い、繋がり合う物語。どうぞご期待下さい。○道枝駿佑 コメント舞台ロミオとジュリエットで初単独主演をさせていただくことになりました。このお話を聞いた時すごく驚きました。本作はシェイクスピアの歴史ある作品で、今までいろんな俳優さんがやられていた作品でもあり、自分にもできるのかと不安でしかありません。今はDVDなどを見て勉強しています。この役をしっかりとやりきって自分なりに楽しみながら頑張っていき、次に繋げていきたいと思っています!皆さん、楽しみにしていてください!○茅島みずき コメントこの度、ジュリエット役を務めさせて頂きます、茅島みずきです。『ロミオとジュリエット』という歴史ある作品に参加することが出来、とても光栄です。初舞台、そしてジュリエットという大役に嬉しい気持ち反面不安な気持ちもありますが、演出家の森さんにご指導頂き、しっかり役と向き合いたいと思います。ロミオ役の道枝さんをはじめ、キャスト・スタッフの皆さんと一緒に、素敵な作品に出来るように精一杯頑張りますので、宜しくお願い致します。
2021年01月07日先日、日本初演が発表された『テンダーシング-ロミオとジュリエット-より』の公演日が決定。2021年2月24日(水)~28(日)の期間、東京・下北沢の東演パラータにて全9公演が上演される。本作は『リーマン・トリロジー』のベン・パワーがシェイクスピアの『ロミオとジュリエット』の台詞を抜粋し、さらにソネット詩などの言葉を加えて大胆に再構築した2人芝居。年齢を重ねても変わらぬ愛を持ち共に生きる“ロミオとジュリエット”という名前の老夫婦が、原作とは異なる別れに対峙する切なく美しい物語を紡いでいる。2009年に名門ロイヤル・シェクスピア・カンパニーによって初演され、その後世界各地で上演されてきた本作。日本初演にあたり、シェイクスピア劇翻訳の第一人者で全訳の完結が間近の松岡和子を翻訳監修に迎え、演出家の荒井遼と共に既存訳の改変・調整を務めた。また、キャストは、圧倒的な歌唱力で数多くのミュージカル作品で存在感を放ってきた土居裕子と、映画・ドラマ・舞台と幅広いジャンルで確かな演技力を発揮する大森博史という最高の組み合わせが実現した。当初2020年9月の上演を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で延期。稽古だけを行っていた異例の公演がついに開幕する。チケットの一般発売は2021年1月17日(日)に開始。2月25日(木)13:00の上演後は映画監督・演出家の深作健太と荒井遼、2月26日(金)19:00の上演後は土居裕子と大森博史のアフタートークも開催される。『テンダーシング-ロミオとジュリエットより-』2021年2月24日(水)〜28(日)全9回公演作:ベン・パワー翻訳監修:松岡和子演出:荒井遼出演:土居裕子、大森博史劇場:東演パラータ
2020年12月18日