俳優の田中圭が「女子高生に殺されたい」と不穏な台詞を口にする展開が注目されている、映画『女子高生に殺されたい』(公開中)。漫画家・古屋兎丸氏による同名コミックを実写化した同作は、女子高生に殺されたいがために高校教師になった男・東山春人(田中)の9年間に及ぶ、前代未聞の “自分”殺害計画を描く。今回は、主人公の春人を演じた田中と、春人の計画に巻き込まれる女子高生・佐々木真帆を演じた南沙良にインタビュー。「伸び代しかない」南たちを教師役の立場から見ていた田中は、若い役者たちの姿から刺激を受けていたという。○■演技を見て「すごいじゃん」――今回の共演でお互いの印象はいかがでしたか?南:私は幼い頃から田中さんのことをテレビで拝見していたので、明るくて無邪気でかわいらしいイメージが強かったんですけど、実際お会いしてお話ししてみてその印象は変わらなかったです。優しい方ですし、無邪気でかわいらしいです(笑)田中:本当に!? 現場で無邪気さ出してなかったよ! 隠していたはずなのに、恥ずかしいな(笑)。他のキャストがすごく若かったというのもあるし、コロナ禍で本当にお話ができなかったから。スタンバイ中や楽屋でもみんなソーシャルディスタンスをとっていて、本を読んでる人もいれば、休んでる子もいるし、コミュニケーションが取りにくくて。南:そうでしたね。田中:僕からの印象は、とにかく静かで「絶対、人見知りだ」というところからの初対面でした。僕はコロナ禍じゃなければガンガンしゃべりかけるタイプですが、世代の差もあったし今回はあまりしゃべりかけられなくて「一緒にお仕事をしていて申し訳ない」くらいに思っていました(笑)。でも、お芝居に対しての取り組み方は本当にかっこいい。難しい役だったので、現場で沙良ちゃんのお芝居を見た時にプロデューサーと一緒に「すごいじゃん」という話をしていました。素敵な女優さんで、今後が楽しみだな、と。――南さんはどんどん色々な作品にも出られていますが、その勢いも感じましたか?田中:感じました。ちょうど撮影の時にも賞を獲られていて。南:嬉しいです。褒めていただけて恥ずかしいですけど……光栄です。難しい役なので自分でもどうやってお芝居をしたらいいのか掴むのが大変でしたが、田中さんがすごく狂気に満ちていたので、私も感情を引き出されて、感謝しています。――今回演じられたキャラクターには強さを感じる一面もありましたが、お二人が自分で「ここは強い」と思うのはどのようなところでしょうか?南:人見知りがすごい強くて……。2人:(笑)南:いつも、人と打ち解けるのに時間がかかります。田中:別に人見知りでもいいじゃないか、とも思うよ。打ちとければ、しゃべるんでしょう?南:なんとなくは。田中:なんとなくでいいんですよ。南:でも、夜は強いです。あまり眠くならなくて、いつまででも起きていられるので、遅い撮影とかも大丈夫です。田中:僕は……何ですかね? 基本的に強い!2人:(笑)田中:いや、わからないな……たとえばメンタル面で色々と気にしないという強さはあると思うのですが、もちろん羞恥心も持っているし。実は誰が強くて誰が弱いのか、見た通りではないこともある。ただ、僕も夜は強いです。なんなら撮影が終わるワンシーン前とかが1番元気です。終わりが見えてきたらすごい元気になります(笑)○■高校生の時は「推しを…」「ちょっと不真面目」――ちなみに、タイトルにもなっている「女子高生」時代はどのように過ごされていましたか?南:私は、常に“推し”をおっかけて生活していました(笑)。女子高生時代に限らず、小さい時から今も変わりません。中学生の時に初めてコミケに行って、そこから毎年行っています。――アニメなどがお好きなんですよね。“推し”は誰なんですか?南:ヒプマイ(ヒプノシスマイク)の白膠木簓と、B-PROJECTの阿修悠太が大好きで、かわいいし存在だけで元気をもらって「私も頑張ろう」という気持ちになれます。――田中さんの高校時代はいかがでしたか?田中:僕が高校の時は勉強もドロップアウトしていたし、バイトしながら仕事のオーディションに行って、彼女と過ごして、青春をしているようなしていないような日々でした。――その時からの夢を今叶えているということでしょうか?田中:夢と言えるほどの夢でもなかったかもしれません。ここまでずっとこのお仕事をするようになっていくなんてまったく思っていなかったし、すごく普通の高校生でした。でも、普通の人よりは、ちょっと不真面目だったかな(笑)。楽しかったし、今回も僕は沙良ちゃんをはじめとした若いキャストの姿を見て、毎日「いいな」と思っていました。伸び代しかないじゃないですか。これからいくらでも作れるし、壊せる。ある程度年齢を重ねると、自分が積み上げたものを一度壊すのも大変なんです。今回キラキラしている皆さんとお仕事できて、役者云々ではなく刺激をもらっていました。――ありがとうございます。改めて、今作での見どころも教えてください。南:もともと原作を読ませていただいていたので、私自身完成した作品を見るのが楽しみでした。先の読めない展開で、色々なところから色々なものが飛んでくると思うので、楽しんでもらえたらなと思います。田中:変わった願望を持っている春人が9年間を使って練った「自分殺害計画」が、緻密な脚本になり、先の読めない展開の面白さになっています。加えて映像もすごくかっこいいので、その2つはぜひ見てください。あとはぜひ複数回見て、2回目は僕のセリフに注目してみると、実は笑えるところもあると思います。■田中圭1984年7月10日生まれ、東京都出身。ドラマ『WATER BOYS』(03年)で注目を集め多数の映画、ドラマに出演。2018年の主演ドラマ『おっさんずラブ』で大ブレイク。主な出演作にドラマ&映画『図書館戦争』シリーズ(13、15年)、『相棒シリーズ X DAY』(13年)、『スマホを落としただけなのに』(18年)、『劇場版 おっさんずラブ 〜LOVE or DEAD〜』(19年)、『mellow』(20年)、『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』(21年)、『総理の夫』(21年)、『そして、バトンは渡された』(21年)、『あなたの番です 劇場版』(21年)などがある。■南沙良2002年6月11日生まれ、東京都出身。映画『幼な子われらに生まれ』(17年)で女優デビュー。初主演映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』(18年)で、報知映画賞、ブルーリボン賞他、数々の映画賞を受賞し、その演技力が高く評価される。その他、映画『居眠り磐音』(19年)、『もみの家』(20年)、ドラマ『うつ病九段』(20年)、『六畳間のピアノマン』『ドラゴン桜』(21年)、映画『太陽は動かない』(21年)、Netflix映画『彼女』(21年)など、出演作多数。2022年は大河ドラマ『鎌倉殿の13人』や、ZIP!朝ドラマ『サヨウナラのその前に Fantastic 31 Days』などに出演。映画『この子は邪悪』(22年)では主演を務める。
2022年04月06日かつての栄光を失ったボロ劇団を立て直すため舞台公演を成功させていく、大人気イケメン役者育成ゲーム『A3!(エースリー)』の舞台版MANKAI STAGE『A3!』シリーズ(以下、『エーステ』)。2018年から現在まで上演された6作品はすべての公演が即日ソールドアウトとなるほど人気の舞台だ。そんな『エーステ』の実写映画『MANKAI MOVIE「A3!」~AUTUMN & WINTER~』が2022年3月4日から全国公開!「春組」「夏組」の物語を描いた『MANKAI MOVIE「A3!」~SPRING & SUMMER~』(2021年12月公開)に続き、本作では「秋組」「冬組」の物語が描かれる。映画の公開に先駆け、「秋組」のリーダー・摂津万里役の水江建太と「冬組」のリーダー・月岡 紬役の荒牧慶彦にインタビュー。本作の話はもちろん、それぞれの組のキャスト紹介、演じる役の魅力、さらにはお互いに役者として尊敬していること、舞台・芝居の楽しさなど盛りだくさんの内容をお届けします!水江「秋組はキャラと役者が重なります」、荒牧「冬組は寂しんぼとしっかり者と変人です(笑)」──はじめに、水江さんは秋組・荒牧さんは冬組、それぞれのキャスト陣について一言ずつ紹介をお願いします!水江建太(以下、水江)秋組はそれぞれのキャラクターと役者が重なるところが多いなと思っています。まず(藤田)玲さんは僕らの背中を押してくれたり支えてくれたりするので、そういうところは(古市)左京と似ています。(赤澤)遼太郎も(七尾)太一と同じように裏表がなく、芝居や役に真っすぐ向き合っている。みんなの芝居を真剣に見ているところとかすごく太一と重なります。(稲垣)成弥さんは嫌な空気や暗い空気を全部笑いに変えてくれる温かさを持っているところは、まさに(伏見)臣っぽいですし。でも(中村)太郎は、(兵頭)十座のような堅物さがないから少し違うかもしれません(笑)。とはいえ、みんなを柔らかくしてくれるという意味では似ていますしすごく良いやつだと思います。荒牧慶彦(以下、荒牧)堪ちゃん(上田堪大)は寂しんぼですね(笑)。4人はいつも一緒にいるのに、なぜか堪ちゃんだけいないタイミングが多くて。4人で盛り上がっていると「何の話?」と入ってくるので、また同じ話をしないといけないんですよ(笑)。水江ハハハ!その様子が思い浮かぶ(笑)。荒牧(田中)涼星は一番しっかりしていますね。人と人との関係性を見て、調整役に回っていて。しっかりしたすごく良い後輩だなと思っています。植ちゃん(植田圭輔)も周りをよく見ていてしっかり者かもしれません。お兄ちゃんって感じです。(北園)涼はストイックで芝居もダンスもちゃんと向き合っていてまともに見えますが、発言は一番変わっているかも(笑)。「なんで今そんなこと言うの?」みたいな突拍子もないことを急に言い出すんですよ。クセのある役者だなと思います(笑)。──ご自身についてはいかがですか?水江僕はどうだろう……(笑)、秋組の中ではすごく支えられているポジションですかね。僕は自分のことで精いっぱいになっちゃうことがよくあるから、本当に全員に支えられていると感じています。ただそこに甘えてばかりはいけないから、誰よりも一生懸命やる姿は見せないとって思っていますね。荒牧冬組のみんなは大人だから任せている部分が多いですね。僕は大人たちの中間管理職的な感じで(笑)。副部長のような調整役に回れればと立ち回っています。「発声の仕方から全く違う」舞台と映像で異なる芝居の戦い方──『エーステ』が映画化すると決まった時の率直な心境はいかがでしたか?荒牧驚きましたし、舞台のキャストのまま映画化されることに「すごいな!」と思いました。舞台役者が映画に出演することはあっても、舞台がそのまま映画化されることってなかなかないですからね。そして、舞台を見たことのない方が映画を見て、原作のゲームも含めて『A3!』という作品を好きになってくれたら、すごく嬉しいなと思います。水江僕も映画化すると聞いた時は、「『A3!』、『エーステ』すごいな……!」と思いました。また、僕自身は映画に挑戦するのが初めてだったので、この機会を『エーステ』につくってもらえたことがすごく光栄だなと。頑張ろうと思いました。──どんな心構えで映画の撮影に臨んだのでしょうか?荒牧一度演じたことのあるお話だったので、演じる上での心構えは舞台の時にすでにつくられていて。ただ『エーステ』も物語が進んできている中、改めて原点であるお話を演じられるのはすごくありがたいなと思いましたね。水江僕はリベンジできるチャンスをまたもらえたって思ったんですよ。というのも、映画化が決まる前から2019年の最初の公演に対して悔しい気持ちがすごくあった。全体的な芝居に対してはもちろん、特に劇中劇に対して「もっとできたんじゃないの?」って。映画化というありがたい機会をいただけたからこそ、同じことを繰り返すのではなく、今の自分だからできること、映像作品だからできることを考えて演じようと。そんな心構えを持っていました。──舞台と映像では演じ方も変わってくるんですか?水江かなり違うと思っています。映画では撮り直しができるから、お芝居の勝負の仕方としては舞台の方が難しいかもしれません。荒牧映画の難しさは感情の準備ですね。舞台は最初から積み上げていけばクライマックスにいきますけど、映画ではいきなりクライマックスから撮影することもあります。台本を読んで「こんな感じかな?」と準備はするものの、最初にクライマックスの撮影、最後の方に最初のシーンの撮影となった時、「この始まり方ならこの感情で終わるべきだったな……」となることもある。それはすごく難しいですね。──なるほど……!水江映像と舞台では発声の仕方から違いますしね。荒牧うん、うん。映画のお芝居は普通に話している時の発声の仕方と同じですが、舞台のお芝居はお腹から声を出すような発声の仕方なんです。水江同じシーンを何回も違う角度から撮影するという違いもあります。舞台は1回勝負なので。あと、映画だと舞台上では見えないような表情の芝居がハッキリ見えますからね。荒牧だから、映画は視線やまばたきなど目の動き一つひとつで意味が変わってくることもあって。あまり計算することはないけど、アップで映る時はなんとなく意識します。水江そういう細かい芝居を見てもらえるのは映画の良さかなと思います。荒牧たしかに。まず舞台って観客のみなさんの想像力にお任せしている部分があるんですよ。同じ空間の中で、外にいるように見せたり劇場にいるように見せたりする。それはそれで自分自身で世界観を確立して楽しめる魅力があります。一方、映画は想像力に任せていた情報を補完してくれます。役者の細かいお芝居を見られるという点でもそうですし、編集や音楽などさまざまな効果が入るので、より繊細に作品の世界観に入り込めます。お芝居をする上では、舞台も映画もどちらも魅力があると感じています。MAIKAIカンパニーのセットに感動!──『MANKAI MOVIE「A3!」』で印象に残っているシーンはありますか?荒牧(高遠)丞と紬がお互いの気持ちを吐露し合うシーンは舞台の時からずっと好きで、映画の撮影時もすごく印象に残っています。水江僕は太一のポートレイトのシーン。舞台の稽古中にとっても心動かされた印象に残っているシーンだったので、その感覚をカメラの前ですごく思い出しました。──お二人とも舞台でお好きなシーンが印象に残っているんですね。水江・荒牧そうですね!──撮影中の印象的だったエピソードはありますか?水江舞台では体験できないことなので、ロケの撮影がすごく印象的で。エキストラさんがいてすごく新鮮でした。僕はクランクインからロケ撮影だったんですよ。この姿で外の世界にどうやって馴染むのだろうと考えていたのですが、すごくキレイに映像を撮っていただいたこともあり、できあがった映像を見て「現実世界にちゃんと馴染んでいる!」と思いました。見てくださる人たちにも楽しみにしていただけたらなと思っているところです。荒牧僕はMANKAIカンパニーのセットがちゃんと組み上がっていたことですかね!水江本当にそう!荒牧ゲームアプリ上や自分たちの想像の中にあった情報が実物になって現れたことで、より想像力が膨らみました。「こんな感じなんだ!」って。MANKAI寮なんかは立派な建物だったよね?水江立派でしたね。撮影前からセットがすごいという噂を耳にしていたので、すごく楽しみにしていたのですが、本当に豪華で!MANKAIカンパニーのみんなが住んでいる姿がすごく見えた気がしました。劇場のセットもリアルで印象的でした。映画の撮影でも変わることのない「秋組」「冬組」の空気感──ご自身が所属する組の撮影中の雰囲気はどんな感じでしたか?水江秋組は舞台と変わらず(笑)。撮影の合間にくだらない話をしたりゲームをしたり。みんなでワチャワチャしていたのを覚えています。荒牧冬組も冬組の空気感そのままなんですよ。みんな大人なので、撮影中の台本を読んだり、自分が抱えている仕事の台本を読んだり。各々でやるべきことをやりながら、合間に情報共有をし合うみたいな。大人のいい雰囲気ですね。──キャスト間で撮影中に印象に残っているエピソードも知りたいです。荒牧紬は丞と一緒にいるシーンが多かったので、涼と二人だけでの撮影が多かったんですよ。それで照明チェックとか撮影準備で空き時間ができた時は、ずっとチェスをしていました。MANKAI寮の小道具にチェスやジェンガが置いてあって。「時間あるしやってみる?」って(笑)。水江ルール分かるんですか?荒牧携帯で調べながら(笑)。ルールは将棋とほぼ一緒だよ。水江そうなんだ!そんなパっとできるものなんですね。──荒牧さんと北園さん、どちらが強かったのでしょうか?荒牧最初は僕の方が強かったんですけど、最終的には涼の方が強くなりました。というのも、涼はゲームにおいてかなり極めたがりで。家で勉強してきたんですよ!それでどんどん強くなっていきました(笑)水江あははは(笑)。──北園さんにそんな一面が(笑)。秋組では……?水江チェスはしていないですね。秋組は指相撲をやっていました(笑)。荒牧すぐ飽きるじゃん!(笑)水江ハハハ(笑)。──(笑)。また、舞台では感じなかった映画でのキャスト間の新たな一面はありますか?水江みんな佇まいや戦い方が全く違って、「そんな臨機応変にお芝居できるんだ……」と改めて尊敬しましたし、勉強にもなりました。特に玲さんは映像撮影の経験が多いので、僕も秋組のみんなも玲さんにいろんな相談をしたり、話を聞いたりしていました。荒牧僕は新たな一面というよりも懐かしさを感じていました。「これこれ!冬組ってこういう感じ!」みたいな。ただ、劇中劇はより天使っぽさが増していて、みんなのお芝居もより神秘的だなと思いましたね。水江うんうんうん!(全力で頷く)水江「万里の魅力は“センスのある”ところ」、荒牧「紬の愛おしいポイントは“優しい”ところ」──水江さんは万里について、荒牧さんは紬について、2019年から演じてきて感じるキャラクターの魅力・愛おしさを感じるポイントを教えてください。水江万里の魅力は“センスがあるところ”だと思います。彼が持って生まれたものはすごく大きい。みんなからうらやましがられるようなものをたくさん持っているなって。最初に演じた時から変わらず感じています。愛おしさを感じるポイントは“ギャップ”みたいなところですかね。万里は本当に何でもできちゃうようなやつだけど、子どもらしい一面がいいなって思います。荒牧紬はなんだろう……。一番人間味があるというか、“現実世界の人に一番近い”ところですかね。悩んでいること、夢を諦めてしまった理由、そこにすごく僕自身は共感が持てますし魅力的だなと思います。愛おしさを感じるポイントは、“優しいところ”。人の気持ちを汲んだり、相手が今「欲しい」と思える言葉をあげたり、そんな紬の中にある優しさがすごく愛おしいなと感じます。──役者として尊敬するところはありますか?水江センスがあるのに、役と向き合う時にちゃんと努力したり、負けず嫌いを発揮したりするところですね。そういう部分に、みんなが「勝てない」と思うんじゃないかなと感じています。荒牧細かいところを突き詰めていく姿勢。それから表現力。役者として尊敬できますし、学んでいきたいところでもあります。──では、ご自身の所属する組の魅力を一言で表すなら?水江“カッコいい”ところ。秋組のちょっとワルい感じが男として憧れます(笑)。荒牧“大人”なところ。ちょうどいい距離感があって、みんな自分のパーソナルスペースをしっかり持っている。だけど、踏み込むところはしっかり踏み込んでいけるところは魅力ですね。水江「まっきーさんの声につい体が向いてしまう」、荒牧「建太の器用さは誰よりも長けている」──水江さんから見た荒牧さん、荒牧さんから見た水江さんはどんな印象ですか?水江まっきーさんは冬組という大人の中のリーダーだなって思います。冬組にいるべきリーダーの立ち位置をちゃんと取っているように見えます。荒牧建太、秋組に馴染めてよかった……笑っていてよかったって思っていて(笑)。うちの子が馴染めていてよかったと見守っているようなお兄ちゃん目線でいます(笑)。水江あははは(笑)。──お兄ちゃん目線というより親目線に近い感じですね(笑)。お互いのお芝居についての印象はいかがでしょうか?役者としての魅力をお聞かせください。水江一緒に舞台に立っていても、客席から見ていてもまっきーさんの声ってすごくキレイに通るので、セリフがすべて聞き取れるんですよ。つい顔と体が向いてしまうというか、世界観に入り込めるというか……そういう声や表現力は常々素敵だなと。それは舞台のお芝居をする上で基本中の基本ではあると同時に素質的な部分も大きいと思うので、すごいなと感じています。──その部分は荒牧さんが演じる上で意識されているポイントなんでしょうか?荒牧全く意識していないし、僕としては特別なことをしているとは思っていなくて。でも言われることが多いから、「そういう風に思われているんだ……」という気持ちです。水江へぇ……!まっきーさんは本当に最初のAUTUMN & WINTER 2019公演から今でもずっとお世話になっている人だから、役者としても人としてもずっと目標であり頂点にいます。──荒牧さんは水江さんについていかがですか?荒牧器用さが誰よりも長けているなと思います。何でもこなしちゃう万里みたいなやつだなって。それはすごく羨ましいし、武器の一つだなと感じますね。水江ありがたいです……!稽古中はみんなに釣り合うように努力を積み上げないととずっと思っているので、そういう風に見えていたら光栄です。実際はすごく頑張っているので……(笑)。荒牧あははは(笑)。初期の頃から比べると芝居の柔軟性が段違いに成長しているので、すごく頑張っているのだろうなって。もともと器用だったことはあると思うけど、AUTUMN & WINTER 2019公演では芝居の細かい調整とかまだできていなくて。演出の(松崎)史也さんや監督たちからの指導でどんどんその柔軟性が培われてきたんだなと思います。舞台の楽しさはまさに「Show Must Go On!」──『A3!』という作品は舞台やお芝居の楽しさが描かれています。それにちなみ、お二人が感じる舞台の楽しさを改めて教えてください。荒牧舞台はまさに「Show Must Go On!」で、一回始まったら誰が何をしようが間違えようがそのまま進んでいく生感があります。アドリブや日替わり要素もすごく好きなので、そういう毎回違う生感が楽しいなと思っています。水江僕も舞台はやっぱり生なところですね。あの環境下でしか得ることのできない観客のみなさんと通ずるものって絶対あると思っていて。それは僕が舞台を好きな所以でもあります。ただやっぱり舞台というか、ステージに立つのはいまだに怖いですね。生だからこそ間違えてしまうかもしれない、やり直しのきかない緊張感やスリルはとんでもなくて。荒牧そうだね。本番中にセリフやダンスが全部飛んで、自分だけ何もできない夢とかめっちゃ見るよね(笑)。水江見ます見ます!初めてその夢を見た時、「みんな共有できるんだ!」ってビックリしました。あるあるなんですね(笑)。荒牧あるあるだね(笑)。水江そういう意味でも自分の心が鍛えられている感覚になります。そして、そんなピリピリした感覚を観客のみなさんと共有できるのは面白いなとも思います。──もう一つ、お芝居の楽しさについてはいかがでしょう?荒牧お芝居も一緒かもしれません。作品ごとに用意するプランはあるものの、一緒に演じる相手の気持ちによって自分のお芝居も変わってくるんですよ。その日の声量や芝居のテンション、そういうもので自分の出てくる気持ちが毎回変わってくる。それは毎回新鮮な気持ちになれて楽しいですね。水江僕はまだお芝居の楽しさのすべてが掴めているわけではないのですが、僕の人生の中でお芝居や役者の仕事って偶然出会った宝物みたいな感覚なんですよ。自分と全く別の人格になって、その自分じゃない誰かが見に来てくれている人たちを楽しませている。それが不思議で面白いなと思っています。不思議だからこその難しさもありますけどね……!荒牧たしかにお芝居って不正解はあるけど正解はないからね。水江そうなんです。冒険しているような感覚にもなって面白いですね。──役者として『エーステ』から得られたものは大きかったですか?水江大きいですね。素敵な仲間や先輩、もちろんまっきーさんにも出会わせてもらって、縁をたくさんいただいたので、僕の中ですごくありがたい作品だなと思います。荒牧『A3!』って役者について改めて考えさせてくれる作品なんですよ。役者が考えていること、役者あるあるみたいなものがふんだんに盛り込まれていて。各キャラクターが役づくりに対して考えていることは参考にもなるし、役者として新しい発見があります。──ありがとうございます。それでは最後に、『MANKAI MOVIE「A3!」』の公開を楽しみに待っている方たちに向けてメッセージをお願いします!荒牧『エーステ』って見終わった後になぜか元気が出るんですよ。今みんな自分の人生史上最大に大変な時期だと思うので、この映画を見て元気になっていただきたいです。もちろん本作を見て舞台にも足を運んでもらえたら嬉しいですけど、まずは映画で「よし、これからも頑張って生きていこう!」と思っていただけたら一番幸せなのかなと思います。水江素敵なメッセージ……。荒牧ハハハ(笑)。水江本当にまっきーさんのおっしゃる通りで!『エーステ』に元気をもらう感覚を、出演している僕たち自身もすごく感じています。そういうポジティブな感情が多くの人に伝えられればいいなと思いますし、やっぱり落ち着いた時には『エーステ』の舞台に来てもらえたら嬉しいです。撮影/鬼澤礼門、取材・文/阿部裕華
2022年03月08日●劇団ひとりと再タッグ「監督としての手腕が光りまくっていた」バラエティ番組に出ればそのぼやき節で笑いをかっさらい、役者としてもコミカルからシリアスまで演じきり存在感を発揮する大泉洋。マルチな活躍で国民的人気を誇る彼だが、劇団ひとり監督・脚本によってビートたけしの自叙伝を元に映画化した『浅草キッド』ではたけしの師匠・深見千三郎さんに扮し、昭和の浅草芸人の生き様を見事に演じきっている。役者としての地位を確立しながらも、「まだ役者をやっている自分には慣れない。得意じゃないものに挑み続けている感覚がある」と告白する大泉。芝居の面白さを実感させてくれた、自身にとってヒーローのような存在を明かした。本作の舞台は、昭和40年代の浅草。大学を中退し、“お笑いの殿堂”と呼ばれていた浅草フランス座に飛び込み、伝説の芸人・深見千三郎(大泉)に弟子入りしたタケシ(柳楽優弥)。彼が個性と才能に溢れる仲間たちと出会い、芸人・ビートたけしとして開花していくまでを描く青春ドラマだ。劇団ひとり監督が自身の書き下ろし小説を初監督で映画化した『青天の霹靂』(2014)でも、大泉は主演を任されていた。大泉は「『青天の霹靂』から数年経って、劇団ひとり監督がまた僕を呼んでくれたことがものすごくうれしくて」と破顔しながら、「ちょっとだけ出る役ではなく、しっかりタッグを組んでやらないといけないような役。しかも彼が尊敬してやまない芸人の役で僕を呼んでくれた。『青天の霹靂』をやって本当によかったなと、改めて感じさせてくれました」と喜びを噛み締める。劇団ひとりは、どのような演出をする監督なのだろうか? 大泉は「“自由にやってください”という監督では決してありません。監督の中で“求める芝居”というのが決まっている。例えば本作で、深見がタケシに『バカヤロー!』と突っ込むシーンがあって。もうちょっと楽しいやり取りにするのかと思いきや、『しっかり怒ってください』という演出があったりする。監督の中で方向性が決まっているので、役者としてはものすごく安心感があるんです。その一方で、“監督の思う通りにできるだろうか”という怖さもある」と現場を振り返りながら、「そういう監督だからこそ、また呼んでもらえるということが役者としても大きな自信になります」とうれしそうににっこり。「たくさんいる監督の中でも、劇団ひとり監督は“あの監督は本当にすごい”と思わせてくれるような一人です。『浅草キッド』ではワンシーンワンシーン、その手腕が光りまくっていた。撮影は“すごいな……”と、劇団ひとり監督の才能に延々とため息をつくような時間でした」と手放しで絶賛する。●TEAM NACSのメンバーがこれ以上売れたら嫉妬する!?本作の舞台となる昭和40年代は、テレビの普及とともに演芸場に足を運ぶ人が減っていくなど、お笑い界に大きな変化が起きようとしていた時代。深見とタケシは師弟関係を築きながらも、舞台の笑いにこだわる深見に対して、タケシはテレビの世界へと足を踏み入れていくようになる。大泉は、2人の師弟関係には自身の経験と少し重なるところがあると明かす。「僕は大学時代に演劇研究会に入って、劇団イナダ組という札幌の地方劇団でもお芝居をさせてもらっていました。そんな中、仲間と結成したTEAM NACSの人気が上がって仕事も忙しくなり、劇団イナダ組の舞台に出られなくなってしまった。劇団イナダ組を去るときは、フランス座を去っていくときのたけしさんの気持ちに通じるところがあるなという気もしています。僕としてはやっぱり、少し後ろめたいものがあって。劇団イナダ組の主宰者の稲田博さんは『頑張れよ』と送り出してくれたんです。ものすごく感謝しています」。弟子のタケシがどんどん売れていく一方、深見の立つ演芸場の舞台には活気が失われていった。 “弟子や後輩に世間の注目が集まっていく”という状況だが、大泉自身は後輩が注目を浴びていくことへの怖さや焦りを感じることはあるだろうか?「事務所の後輩たちならば、“お願いだから売れてくれ!”と思いますよ」と笑いながら、「役者さんでいうならば、後輩という概念がまったくないもので……。例えば今回共演した柳楽くんもすごく若い役者さんだけれど、僕はもう完全にリスペクトしています。肩を回す感じやまばたきなど、たけしさんのクセをしっかりと表現しながら、それが決してモノマネに見えない。それはたけしさんの魂を持って演じているから。本作を観れば、いかに柳楽優弥がすごい役者かということがわかる」と惚れ惚れ。もし嫉妬するとすれば「やっぱりメンバーかな」とのこと。「大学を卒業したばかりの頃は、この仕事で食べていけるのかという不安もありましたから、みんなで飲みながら『とりあえず僕が走る。僕がダメになったときに、次の人が走りだせるようになっていたら劇団としては続いていくだろう』と話していました。今となってはみんなが頑張って、この仕事で食べられている。これ以上、他のメンバーにガンガン走られたら、苦虫を噛みつぶしたような顔をしますよ!」と楽しそうに笑う。●ヒーローは三谷幸喜「芝居って面白いなといつも思わせてくれる」TEAM NACSの話をなんとも楽しそうに語る大泉だが、「大学で演劇研究会に入ってからが、僕の青春」だという。大泉は「『水曜どうでしょう』に出るようになって、20代はロケに行って爆笑しているうちに終わった」と大笑い。「28歳くらいのときに『水曜どうでしょう』が終わるという話になって、今後もこの仕事を続けていけるのだろうかと不安になりました。どうやって生きていくんだろうって。その言葉を聞いた日は、眠れなかった」と振り返る。「そこから役者の仕事をちゃんとやろう、東京の仕事もやろうと決断して。これは今でもそうなんですが、笑いという自分の得意だと思うものを封じて、得意じゃないものに挑戦し続けている感じがします。バラエティに出ている自分は安心して見られるけれど、役者をやっている自分はまだまだ慣れない。本当にありがたいことに、すばらしい作品にいろいろと出演させていただけるようになってもそれは変わりません。でも柳楽くんですら、『もっといい役者になりたいなと思っています』と言っているから。柳楽優弥でもそう感じているんだと思うと、僕ももっと頑張っていいお芝居をしたいなと刺激を受けます」と正解のない役者という仕事に、一つ一つ真摯に打ち込んでいる。自身にとっての師匠は「劇団イナダ組の稲田博さん。舞台の立ち方に始まり、芝居のいろはを教えてくれた」。さらにヒーローと思える存在は、「三谷幸喜さん」だという。「三谷幸喜さん演出の『ショウ マスト ゴー オン 幕をおろすな』を観たときに、演劇ってなんて面白いものなんだろうと思った。そこから僕は、三谷フリークになっていった。三谷さんがやるものをなんでも追いかけて観ていた。僕にとっては憧れの人。芝居って面白いなといつも思わせてくれます」と語っていた。『浅草キッド』は12月9日よりNetflixにて全世界独占配信。■大泉洋1973年4月3日、北海道江別市生まれ。演劇ユニット・TEAM NACSのメンバー。深夜番組『水曜どうでしょう』(HTB)にレギュラー出演後、映画『探偵はBARにいる』(2011)では第24回日刊スポーツ映画大賞、石原裕次郎賞、第35回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞。舞台でも三谷幸喜作品に多く出演する他、TEAM NACS第13回公演『下荒井兄弟のスプリング、ハズ、カム』では自ら脚本・演出を手掛けた。今後は第72回NHK紅白歌合戦の司会に決定している他、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』などへの出演が控えている。ヘアメイク:白石義人(ima.)スタイリスト:勝見宜人(Koa Hole)
2021年12月09日『眠狂四郎』シリーズを始めとする大映時代劇の花形スター、市川雷蔵。その歌舞伎役者時代にスポットをあてた『歌舞伎役者 市川雷蔵』が、このほど、中央公論新社から出版された。著者は演劇ジャーナリスト、大島幸久さん。1969年に逝去してから50年以上過ぎても”雷様”と慕うファンは多い。大映映画は毎年のように、大規模な回顧上映が行われていて、雷蔵出演作品は人気プログラムだ。そこで観てファンになった若い人も相当数いるという。映画俳優としての雷蔵については、多くの著作や写真集が出版されているが、歌舞伎役者の雷蔵は著作が見当たらない。関西歌舞伎の名門、市川寿海の芸養子となり、八代目市川雷蔵を襲名してまもなくの映画界への転身、その理由など、まだ知られていない謎を探ろうという企画だ。著者の大島さん自身は、歌舞伎時代の生の舞台は観ていない世代だが、文献資料だけでなく、当時を知る先輩ジャーナリストや演劇評論家、関係者に取材し、まとめた。映画俳優時代も、オープンしたばかりの日生劇場で歌舞伎公演を行うなど、舞台に立って活躍していたが、その頃の写真も多く収録されている。これが実に二枚目。歌舞伎役者時代はほんの8年間だが、さぞかし雰囲気のある役者だったと想像される。同じように、歌舞伎界から転身し、映画スターになった萬屋錦之介は、雷蔵とも親しく、交流があった。「きれいでしたからね。何ともいえぬ色気があって……ことに歌舞伎の白塗りなんかのとき……」と後年コメントを残している。その錦之介を始め、歌舞伎時代の仲間でもあった坂田藤十郎ら、名優たちとのエピソードは、とても興味深い。『歌舞伎役者市川雷蔵 のらりくらりと生きて』大島幸久著 / 中央公論新社 / 2,200円(税込)ぴあアプリ「水先案内人」大島幸久さんのおすすめ演劇公演はコチラ
2021年09月14日「うちの猫は泥棒です。もしあなたのものがここにあったらどうぞお持ち下さい」──米オレゴン州ビーバートン在住の医師ケイト・フェルメットさんが庭に設置した立て看板が話題となっている。看板の横には手袋やマスクなどの小物がずらりと並べて吊されている。これらは全て、フェルメット家で飼っている黒猫・エスメが近所から盗んできた“獲物”なのだという。フェルメットさんはTODAYの取材に応え、エスメが泥棒を働くようになった経緯を語っている。事の起こりは2019年。室内飼いだったエスメは、家中から布の切れ端や人形の服などの細々したものを集めてきては家族に“プレゼント”していた。屋外に散歩に出かけるようになると、ゴミや鳥、ビニールの切れ端などをせっせと拾ってくるようになったという。「私の母は熱心なバードウォッチャーで、(エスメが鳥を仕留めてくることに)ひどく悩んでいました。そこで鳥以外のものを持ち帰ってきたときに大袈裟に褒めるようにしたんです。それ以来、彼女は何かを持ち帰ってくると、私が『よくやった』と褒めるまで裏口で唸り続けるようになったんです」とフェルメットさんはINSIDERに語っている。TODAYによれば、時が経つにつれて、エスメの“仕事”は進化し、その時家族が必要としているものを持ち帰るようになったという。新型コロナウイルスのパンデミックが始まった頃はマスクを、子ども部屋のペンキ塗りをしていた時には養生テープやペンキローラーのカバーを。庭いじりを始めると、ガーデニング用の手袋を片方だけではなく必ずペアで持ち帰ってきたという。かつては近所を一軒ずつ廻ってお詫び行脚をしていたフェルメットさん。しかし、手袋を1日に2組ずつ持ち帰ってくるエスメのハイペースぶりについていけず、立て看板の設置に至ったという。看板設置が奏功し、手袋10組、マスク数枚、ランニングベルト1本が持ち主に引き取られていったそうだ。フェルメットさんは、INSIDERにこう話している。「だいたい皆さん面白がってくれます。でも、エスメがガレージから同じ膝当てを3回も盗んできたご家族とは、ちょっと気まずいですね」
2021年06月16日「私生活は全然そんなことなかったんだけど、役者としては二枚目の顔で挑んでましたね。インタビューで何を聞かれても『別に』って答えてたし(笑)。テレビで『関係ねぇだろ!だったら俺のこと使わなきゃいいだろ!』って言ったこともあったね(笑)」特別番組『太川陽介のスナック歌謡界〜昭和スターが集う店〜』(Jテレ・3月26日22時30分〜)のゲストとして登場した梅沢富美男(70)。番組内では、代表曲『夢芝居』の作詞・作曲を担当した小椋佳氏もサプライズ出演した。今や歯に衣着せぬ物言いで引っ張りだことなったバラエティ番組でも“役者力”が生かされている。「バラエティ番組に出るときは演じてるよ。だって番組によっていろんな色があるじゃん。口ゲンカしたり、深夜番組では下ネタ言ったり、そうやって自分を番組の色に変えていってあげないとね」これまでも幾度となく歌ってきた『夢芝居』。一昨年、あるイベントで新たな発見があったという。「『オードリーのオールナイトニッポン』の企画で日本武道館で歌ったときはすごかったね。あんな大きい舞台で歌うのは初めてで、お客さんの『わー!』って歓声でイントロが聞こえなかったんだよ。それがいちばん興奮してね、“歌”ってすごいなって初めて認めた!それまで歌のすごさっていうのは名前が売れることだと思ってたんだよ。だから、みんな我慢してNHK(紅白)出てるんだろって(笑)」現在、70歳。これまで、5年周期でやってきたという“モテ期”の年令だが……。「65歳のときはすごかったんだよ!こういう時期だから、今年はまだ来てないんだよね(笑)。今は、表もウロウロできないからな……。コロナが明けたら、もう、夜な夜な出没すると思うよ!『女性自身』、お待ちどうさまだよ。行くときは連絡するから(笑)」「女性自身」2021年4月6日号 掲載
2021年03月29日現在、歌舞伎座『二月大歌舞伎』の第一部『泥棒と若殿』(山本周五郎作)に出演中の歌舞伎役者・尾上松緑が2月12日、東京・歌舞伎座で取材に応じた。同作で演じるのは“泥棒”である伝九郎。2007年(平成19年)5月、歌舞伎座にて十世坂東三津五郎(2015年没)の若殿との共演で好評を博し、今回は三津五郎さんの長男・坂東巳之助演じる若殿との共演が実現した。「襲名した直後で、自分の中でも、どういう風に役者としてやっていけばいいのか、悩んでいた時期。そんなときに、三津五郎の兄さんから『一緒にやってみよう』とお誘いいただき、救われた思いもあった」と初演を振り返る松緑。それだけに、演目への思い入れも強く「三津五郎の兄さんとご一緒でなければ、演じられない」と、別の俳優との『泥棒と若殿』を断ってきたという。そこに舞い込んできたのが、巳之助との共演だった。「役者冥利につきる。うれしいし、ありがたいです。巳之助さんの後ろ姿を見ると、体型は違うはずなのに、三津五郎の兄さんを思い出しますし、でも、もちろん違うわけで、巳之助さんはいい役者だなと思いながら、毎日新鮮な気持ちで演じさせていただいている。彼ら若い世代は応用力も強いから、『親父さんはこうだった』みたいなことを言う必要もないし、実際にいいキャラクターを作ってきてくる」と巳之助への信頼は早くも厚い。『泥棒と若殿』より、左から松平成信=坂東巳之助、伝九郎=尾上松緑(c)松竹三津五郎さん、巳之助との共通点・相違点については「感情を抑えた正確さで芝居を構築する兄さんですから、絶対に(芝居の)計算から外れない。巳之助さんもそういう部分はありつつ、若さで感情がバンと発露することも。年上の目線から『かわいいなあ、しょうがねえな、何とかしてやらないと』と思うこともありますね(笑)。2人は親子ですから、根っこのDNAは近いですが、ちょっと角度が変わっただけで、(両者の間に)すごくふり幅がある」と分析する。尾上松緑(c)松竹昨年8月の公演再開を経て、年明けから座席数50パーセント(904席)、三部制で各部に演目・幕間ありの上演が行われている。客席から伝わる熱気や雰囲気は「まだまだ、劇場に行くのは控えようと思う人も多い中で、おかしな言い方かもしれないですが、“一生懸命に”楽しもうという気持ちを感じる」といい、「大向うがないのは正直、さみしいと思うこともなくはないですが、その分集中して見てもらえているのかなと。少しずつ、お客様も楽しんでいいんだ、喜んでいいんだと思ってくださっている。ワクチンの話題もありますし、去年よりは先行きが明るくなりつつあるのかなと…」と事態の収束に期待を寄せた。『戻駕色相肩』浪花の次郎作=尾上松緑(平成21年『五月大歌舞伎』より)(c)松竹来月上演の「三月大歌舞伎」では、第一部の舞踊『戻駕色相肩』で浪花の次郎作にふんし、与四郎役の片岡愛之助、禿たより役の中村莟玉と共演する。「愛之助さんとは付き合いも長くて、すぐに息が合うんで。あまり筋を追うというものではないですし、踊りのきれいさ、華やかさを見ていただきたいです」とアピール。コロナ以前の状況に戻るには、まだ時間がかかりそうだが「我々も暇しているわけではありません。セミで言うところの地面でエネルギーを蓄えている時間。ここを無駄にしないで、劇場が全席OKになったとき、お客様に『前よりも歌舞伎が盛り上がっているね』と言ってもらえるような準備だと解釈してします」と未来を見据えている。尾上松緑(c)松竹取材・文:内田涼『二月大歌舞伎』2021年2月27日(土)まで上演中『三月大歌舞伎』2021年3月4日(木)~2021年3月29日(月)会場:東京・歌舞伎座
2021年02月15日歌舞伎役者の中村芝翫さん(55)が4年ぶり2度目の不倫をしたとして、週刊文春にスクープされました。お相手は30代のアンジェリーナ・ジョリー似の日本人美女ということで、一体どんな人なんだ……と、多くの読者が想像を巡らせたことでしょう。この報道に対し、妻で女優の三田寛子さん(54)は、「離婚はしません」とバシッとコメント。「見事な火消しぶり」と言われていますが……これって本当に、見事な火消しなのでしょうか。■歌舞伎役者の不倫は本当に芸の肥やしなのか?なんとなく私たちの中には「歌舞伎役者の不倫=芸の肥やし」という図式が当たり前にあり、実際に不倫や浮気の類が出ても歌舞伎役者はお咎めなしといったことも多いように思います。しかし今回の報道は50代の不倫です。円熟味もある歌舞伎役者がいまだ女遊びで芸を肥やさなくてはいけないのであれば、それはどうなのか。むしろ二度目の不倫報道であり、それもコロナ禍のスキャンということでより高度な火消しが求められた妻側にこそ「女としての肥やし」があった気もします。まあ、その肥やしが欲しいかは別としてですが。一般社会と別のルールが多くある世界だからこそ、一般論に置き換えることは難しいもの。しかしシンプルに「55歳が32歳とコロナも気にせず長距離移動を繰り返して恋愛して、しかも結婚記念日も棒に振る」という事実に、げんなりした人は多いのではないでしょうか。そしてそれは、妻の三田さんしかり……。■「私はあなたのお母さんじゃない」は見事なのか?三田さん側は文春のインタビューに応じ、「(夫も含め)男四人の母親みたいに言われますけど、『私は(あなたの)お母さんじゃない!』と言いたい。人生のパートナーなんです」と言葉を選びながらも、夫に対して辛めのコメントをしています。この「あなたのお母さんじゃない」発言を見た際、夫婦としての最後通告のようなもの(実際に離婚するかどうかではなく、関係性としての苦言)を感じたのは、筆者だけではないはずです。夫婦の多くは結婚して子育てなどに取り組むと、どうしても男女ではなく父母の関係に落ち着きがちです。30年も連れ添っていたらそれはある程度仕方のない部分もありますが、改めて「あなたのお母さんじゃないです」と公の場で言うということは、それだけ「女として扱われていないのでは」という叫びであり怒りなのだと思います。現代において実は妻を女性として本当に長きに渡り大事にできる男性のほうが希少であり、芸の肥やしになるのではないか。コロナで家族の絆や人との繋がりがより叫ばれる今、そんなことを思うのでした。(文:おおしまりえ)
2021年01月10日M&Oplaysプロデュース『あんまと泥棒』(脚本:村上元三、脚色・演出:倉持裕)の開幕を控えた11月26日(木)、会場となる東京・下北沢の本多劇場でゲネプロが開催され、出演する南原清隆と近藤芳正が意気込みを語った。二人芝居『あんまと泥棒』は1951年にNHKのラジオドラマとして放送された後、故中村勘三郎たっての希望で1966年に舞台化された伝説の人情喜劇。2019年に気鋭の劇作家・演出家の倉持裕が脚色・再構築し、一日限り2回公演として、愛媛県の伝統ある劇場・内子座にて上演された。その幻ともいわれる内子座公演に引き続き、南原が業突く張りな盲目のあんま・秀の市、近藤が気のいい泥棒・権太郎をそれぞれ続投し“あんまと泥棒”2人の軽妙な会話のやりとりを繰り広げる。以前から親交があり、近藤からのオファーを南原が快諾する形で実現した共演。「好きにやらせてもらっているし、大人の役者さんなので、アドリブも受け止めてくれる」(南原)、「ナンチャンの魅力は役に入ったり、素に戻ったりがスムーズにできるところ。普通の役者にはなかなかできない」(近藤)と相思相愛ぶりを見せ、全幅の信頼を寄せあった。脚色・演出を手がける倉持の笑いのセンスを加えた現代的な演出で、普遍的な喜劇としてよみがえった『あんまと泥棒』。演劇の街・下北沢の本多劇場での復活にあたり、さらなる脚色が加味されたといい、南原は「江戸時代にもいろいろな伝染病があったと思いますし、共通点を探りながら、現在の状況(コロナ禍)に合わせた作りに変えた」と説明。「今だからこそ、ほっこり笑ってもらい、明るい方に明るい方に(気持ちが)動けば」とアピールすると、近藤も「世知辛い状況ですが、コントのような楽しい人情喜劇なので、ナンチャンと近藤のやりとりを笑っていただければ」とうなずいた。また、激動という言葉がふさわしい2020年については「いろんなことがあり、2年くらいの長さに感じる1年だった。できることを探しながら、日常のありがたみと絆の大切さを実感した」(南原)、「思ってもいないことが起きた1年。くじけそうになった時は、津川雅彦さんが生前おっしゃっていた“起きたことが正解”という言葉を指針に、苦しみながら、前向きに楽しんだ」(近藤)と振り返り、大みそかの話題が飛び出すと、南原は「もちろん家で紅白を見ますよ。ウッチャン(内村光良)が頑張っていますので」と相方愛を披露していた。取材・文=内田涼M&Oplaysプロデュース『あんまと泥棒』2020年11月27日(金) ~ 2020年11月29日(日)脚本:村上元三脚色・演出:倉持裕出演:南原清隆近藤芳正会場:東京・本多劇場ストリーミング配信スケジュール決定!11月29日(日)13:00公演の収録映像を配信配信限定特典:ヴィレッヂ代表・細川氏司会による、南原清隆×近藤芳正×倉持裕のスペシャル座談会視聴期間12月9日(水)12:00~12月15日(火)23:59 ※チケット販売は12月15日(火)22:00まで詳細は公式サイトにてご確認ください
2020年11月27日元SMAPメンバーで俳優の草なぎ剛が16日、YouTube公式チャンネル「ユーチューバー 草なぎチャンネル」で、動画「今後演じてみたい役は??役者・草なぎ剛が語ります!」を公開。主演を務めた映画『ミッドナイトスワン』について語ったほか、役者としての思いを打ち明けた。「演じることは好き。特別な思いがある」という草なぎ。役者業について、「元々はグループだったりして、小さいときからステージに放り込まれて、そこで表現するというか。歌ったり踊ったりっていうのが始まりだったから、役者さんじゃないんだよね」としながらも、「そこが自分の武器、良いところだと思う。役者一本でやってる方とは違う感覚がある。それを自分の中で昇華して、何かを表現できればいいなと思ってる」と語った。また、映画『ミッドナイトスワン』ではトランスジェンダーの主人公を演じているが、当初、「これできない。僕は役者じゃないし、こんなの演じられない」と思っていたそう。しかし、「できないって思えば思うほど、やりたいという気持ちになる」と言い、「役者じゃなくても、その役を演じられればいいわけで。表現することにおいては、今までの歌を歌ったり踊ったりとかがすごく必要要素であって。だから全部つながってると思うんですよね」と、SMAP時代の経験が糧になっていることを明かした。難役に挑戦した同作について、「演じきったし、本当に僕は満足してる」と自画自賛した草なぎ。今後やりたい役について聞かれると、「できないと思ってるから、ないんだよね(笑)」としつつ、「役は、この人だったら演じられるんじゃないかなって、神様がくれるものだと思ってて。そのときそのときで、この人にこの役をっていう感じで降ってくるものだと思ってる」「これからも楽しんでいただけるような役に巡り会えるように、努力して頑張っていきたい」と笑顔で話していた。
2020年10月21日アメリカ・ルイジアナ州に住むヘザー・バルディさんの自宅で不可解なことが起こりました。ある日、彼女の家の玄関前に彼女のものではないタンクトップと靴下が置かれていたのです。また翌朝には食器用ふきんと男性用下着、靴下が置いてあり、その後も女性用水着やタオルなどが玄関前で見つかりました。ヘザーさんは最初は酔っ払った人が落としていったのかと思ったのだそう。ところがそれらの衣類のほとんどがきれいに洗濯されているように見えたため、彼女は玄関に設置してある防犯カメラの映像を確認することにします。すると意外な事実が判明。その決定的瞬間を映した写真がこちらです!Posted by Heather Bardi on Friday, June 26, 2020Posted by Heather Bardi on Friday, June 26, 2020カメラに映っていたのは衣類をくわえた愛猫の『アドミラル・ギャラクティキャット』。実はこれらの衣類は彼女の愛猫が近所の家の洗濯機から盗んだものだったのです!Posted by Heather Bardi on Friday, June 26, 2020Posted by Heather Bardi on Friday, June 26, 2020どの家から盗まれたものかが分からないため、ヘザーさんは地域の交流サイトのFacebookに衣類の写真を投稿。「不運な隣人のみなさまへ」と事情を説明し、「猫の唾液がついているので、これらはきちんと洗濯をしてお返しします。心当たりの人はご連絡ください。私の猫が泥棒猫でごめんなさい」と呼びかけました。するとこの投稿を見た人たちは大笑い!広く拡散されたおかげで、盗まれた衣類の持ち主が1人見つかったといいます。海外メディア『WWLTV』によると、隣人のケーシー・オニールさんはヘザーさんの投稿を見た時は「猫に洗濯物を盗まれるなんて、どれだけまぬけなんだよ」と思ったのだそう。ところがその内容を見て、それが自分の靴下だということに気付いたといいます。ケイシーさんはまったく怒ってはおらず、ヘザーさんの家に靴下を取りに行った時にアドミラル・ギャラクティキャットに「きみは盗みをやめなくちゃいけないよ」といって頭をなでてあげたということです。Extra! extra! Read all about it. I made front page of the living section of the Sunday paper, bitches!Posted by Heather Bardi on Sunday, July 12, 2020Extra! extra! Read all about it. I made front page of the living section of the Sunday paper, bitches!Posted by Heather Bardi on Sunday, July 12, 2020誰かの衣類が毎日玄関先に置かれていたヘザーさんも、洗濯物がなくなった近所の人たちも、不可解な出来事に困惑していたはずです。でもかわいい『泥棒猫』の犯行だと知った人たちは、きっとみんな笑って許してくれたことでしょう![文・構成/grape編集部]
2020年07月20日「映画盗撮防止法」を周知させる「NO MORE映画泥棒」の新CMが、17日より上映される。同CMは、映画関連4団体で構成されている「映画館に行こう!」実行委員会によるもので、「劇場内での映画の撮影・録音は立派な犯罪となり、盗撮映像のDVDの作成や販売、WEBでの公開も犯罪。盗撮行為に対する量刑も大変重く、10年以下の懲役、もしくは1,000万円以下の罰金、又は、その両方が科せられる」ということを浸透させるために、2007年から映画の上映前にキャンペーンCMが上映されている。前回のキャンペーンCM映像の製作からは6年近く経ち、ダウンロード刑事罰化が浸透した事、外国人の映画鑑賞者の増加に伴い英語・中国語・韓国語の3か国語字幕の視認性を高める事に加え、「G」「PG12」「R15+」「R18+」の4つの映倫のレーティングをよりよく知ってもらい、映画は安全・安心に鑑賞できることを強くアピールしたいとの意図から、この度、新たにキャンペーンCM映像を製作。シリーズ第5作目となる本作品は、永遠のライバルであるカメラ男とパトランプ男によるバトルが、今までに見たことのないスケールとスピード感で描かれる。前回の逮捕後、獄中で罪滅ぼしにと始めた映画業界を盛り上げるためのTwitterなどの功績が認められ、早期釈放されたカメラ男。しかし映画への愛が強すぎるあまり、またしても映画館で盗撮しようとしてしまったところ、常に監視を怠らないパトランプ男から発見され、ついに映画館を飛び出して逃走する。服役中に密かに鍛えた身のこなしでパルクールアクションを披露し、ハラハラドキドキの逃走劇となっている。同CMをシリーズ1作目から手掛けるのは、『映画刀剣乱舞』の耶雲哉治監督。アクションシーンが多い為に撮影前に十分なトレーニング、リハーサル、安全対策を行い、撮影は2日間にわたって横浜方面にて行われた。また、「カメラ男」の後ろ姿(His back)がダンス姿以外では今回初登場し、前作に続き「ポップコーン男」と「ジュース男」も一瞬出演しているなど、緊張感溢れる37秒間となっている。新CMの上映は、きょう17日から全国公開の『今日から俺は!!劇場版』より順次劇場にて上映される。○カメラ男 コメント今回こそは! と、トレーニングにトレーニングを重ねた私の身のこなしにご期待ください!○パトランプ男 コメント何度も捕まっている懲りないカメラ男の事はすべてお見通しです。映画泥棒は絶対に逃がしません!(C)「映画館に行こう!」実行委員会
2020年07月17日カメラでさまざまな被写体を撮影している、yuu(yu.chaan.8)さん。草花や街の風景などを撮影する中で、1枚の貼り紙に目を留めました。つづられていたのは、花泥棒に向けたメッセージ。警告というよりも、そっと相手に語り掛けるような文章で、こんなことが書かれていました。花を手折るあなたへ誰もいない時、あなたが見つけてくれることで、この花は生かされます。だけどあなたがいない時も、花は誰かを笑顔にできます。だから私が育てても、花は私だけのものじゃない。どうかこの場所で足をとめて、眺めて楽しむことはできませんか?花を手折って持ち帰り、独り占めをして、あなたはそれで幸せですか?花の持ち主は、「なぜ花を持って行ってはいけないのか」を説明し、眺めて楽しむよう訴えています。yuuさんによると、こちらの貼り紙は東京の築地にあったとのこと。昔から人の所有物である花を盗む人はいて、園芸を楽しむ人々を困らせてきました。現在では、勝手に販売するなど心ないことをする人もいますが、多くは昔と変わらず、盗んだ花を自宅で飾って楽しんでいるのでしょう。しかし、そんな楽しみ方は正しくないことです。花は手折らないほうが長く咲き、多くの人を喜ばせるもの。自分以外の人も花を見て心和んでいることを知り、独り占めしようとする人が1人でも減ることが望まれています。[文・構成/grape編集部]
2020年06月21日梅雨の時期、傘は必需品。ですが、傘立てに入れると他人に持っていかれることがあるため、「いつモラルのない人に盗まれるか」という不安が常に付きまといます。良心に訴える顔制作活動をしている、Nぼっくす+(@cTstZKtDOlRIN1z)さんは、ビニール傘を盗まれないようにするアイテムを考案。Twitterに投稿すると、大きな反響がありました。盗んだ人の良心に訴えるアイテムを、実際に傘の持ち手に装着した様子がこちらです!コンビニ傘泥棒の良心に訴えかけるカバー作ったよ。盗られたら持ち主がこんな顔になるんだよもう持ってかないでね、マジで #FLASHFORGE Creator Pro #ぴえん pic.twitter.com/nvn3ye8abi — Nぼっくす+ (@cTstZKtDOlRIN1z) June 18, 2020 うるんだ瞳で訴えかけるように、傘を持つ人を見上げてくる…!スマホの絵文字『訴えかける顔』を使用し、持ち手カバーを制作した投稿者さん。「傘を盗られたら持ち主がこんな顔になるんだよ」とコメントし、悲しみの表現であるネットスラング『ぴえん』のハッシュタグとともに作品を公開しました。作品は多くの人のツボにはまり、「これは欲しい」「かわいい」と大好評。一部からは「かわいいので、むしろカバーだけ盗まれそう」という声も上がりましたが、無個性なビニール傘に特徴を出すにはいいかもしれません。持ち主は愛着が湧いて、泥棒にはダメージとなる持ち手カバー。アイディアが光りますね![文・構成/grape編集部]
2020年06月19日新型コロナウィルスの状況下、オンライン制作の配信映像とは一線を画し、長編映画にこだわった『2020年 東京。12人の役者たち』の製作が進行中。この度、現在絶賛撮影中だという本作から特報映像が到着した。本作は、新型コロナウィルスの影響で次々と映画撮影がストップする中、いまだからこそ伝えるべきテーマを、いまだからこそ出来る方法で製作する作品。2019年9月、松本動監督が俳優向け演技ワークショップ「CiNEAST」にてゲスト講師を務めるにあたり、ワークショップを通しての映画製作を提案、俳優と映画監督のコラボレーションワークショップ「シネアストラボ」がスタート。約半年の準備期間を経て、今春より本格的な撮影を開始しようとしていた矢先、感染拡大で撮影中止を余儀なくされる。プロジェクトの中止も検討される中、オンラインで映画を製作することを決定した。本企画は、ワークショップ参加者12人の役者はどう生きるのかを、「私の職業は自分です」をテーマに掲げ、自分自身を演じながらスマートフォンで日々撮影し、内に秘めたあらゆる思考や感情を浮き彫りにし、現実と虚構の間であるイマジナリーラインを往来、ドキュメンタリーで事実を捉え、それをフィクションへと昇華する“ドキュフィクション”作品を作り出す。本作はあえてネット配信ではなく、新型コロナウィルスが終息し再び映画館で映画が思う存分楽しめる未来に希望を込め、長編映画にこだわって製作。日々記録した映像を松本監督がネット経由で受け取り、編集するスタイルで進行する。到着した特報映像では、ベートーヴェンの「エリーゼのために」を弾くシーンから始まり、その音楽に乗せて秋田ようこ、秋山大地、井之浦亮介、小西有也、杉谷玲奈、清水杏樹、田中栄吾、田村陸、みやたに、迎祐花、本山勇賢、和田悠佑といった出演者12名が登場。水を飲んだり、なぜかうさ耳をつけてみたり、日常の一部が切り取られているようだ。<松本動監督 コメント>自分という存在は、他の何者でもなければ、自分以外の何者にも成り得ない。それが人間への天命でありますが、それを逸脱しようと藻掻く人種が『役者』という輩たちです。成れもしない他者に成りきる為には、自分自身を分析し、追求してゆく事が重要であり、天賦の才を信じ、世の中がどう変化しようとも、その全てを学びとし、自分の内に秘めた未知の能力を引き出す事によって、はじめて役者は他者に成り得る事が出来るのです。役者という生き物には、境界線がありません。役者にとって日々の生活全てが人生であって仕事でもあります。役者という職業は、『自分自身』に他ならないのです。新型コロナウイルスの終息を、ただ待ち侘びるだけの動かざる者と、今こそ動く者とでは、必ずや終息後の未来を左右する事となるでしょう。この映画には明確な台本がありません。12人の役者がそれぞれの色を出し、監督の私がその12色の絵の具を使い、下書きをする事なく、一枚の絵を完成させるというものです。12人による映像という色を、如何に上手く混ぜ合わせ、『映画』という一枚の絵を完成させるのか、それは作品が完成するまで誰にも分かりませんが、既に綺麗な色の絵の具が揃い始めています。12人の役者が、この状況下で如何に自分の魅力ある色を表現するのか、是非ご期待下さい。『2020年 東京。12人の役者たち』は7月中旬の完成を予定。(cinemacafe.net)
2020年05月08日「そう思うと、せめて親父には、『あなたの孫も役者になりました。結局、3代続きましたよ』と伝えたかったですね。役者の宿縁ですか。昔なら全否定していたかもしれませんが、今は、日本人が好きなブラッドタイプ(血液型占い)よりは何かあるかなと感じていますね」そう、ぼそりと呟いたのは俳優の佐藤浩市さん(59)。“怪優”と呼ばれた父・三國連太郎さん(享年90)との関係について、こぞって“確執”と報じられていたが、不仲ではなかったと語る。三國さんと佐藤さんが初共演した映画『美味しんぼ』公開のあとに、結婚した妻との間に長男の寛一郎さん(23)が誕生。意外というしかないが、家庭人のイメージからは最も遠いはずの三國さんは孫を溺愛するようになり、このころから“十国峠の別れ”を経た息子・佐藤さんとの親子関係も如実に変化していく。そんな、親子2人の関係に一石を投じた寛一郎さん。三國さんが急性心不全で亡くなった際、葬儀には、当時高2だった寛一郎さんも遺影を持って参列した。昨年、木村拓哉さん(47)主演で話題になったドラマ『グランメゾン東京』(TBS系)に料理人役で出演し、一躍有名になった俳優・寛一郎さん。華々しい受賞歴もある。「受賞の報せを耳にしたときは、すぐにLINEで“おめでとう”と送りました。ええ、一応、坊主(寛一郎さん)とはLINEでつながっています」ちょっと照れ臭そうに話す佐藤さん。寛一郎さんが役者を目指すと話した時に『それで食えなくてもしょうがないと思え』と言葉をかけたというが、寛一郎さんはキャリアを重ねている。18年に公開されたデビュー映画『菊とギロチン』で、寛一郎さんは、第92回キネマ旬報ベスト・テンの新人男優賞を受賞。「ただし、賞は未来の約束ではないですからね。その時は喜んでもいいけど、2日たったら忘れたほうがいい。坊主自身に向かっては言いませんが、僕の思いはわかっているんじゃないでしょうか。もし三國が生きていて受賞を知ったら?喜びはするでしょうが、彼は基本。人の作品には悪口しか言わないですから(笑)」佐藤さん自身も、『64・ロクヨン』で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞。昨年1年間だけでも、『記憶にございません!』や『楽園』など6本の話題作に出演し、「映画の人間としてやっていきたい」という言葉を実践してみせている。そして、プライベートでは12月に還暦を迎える。「あまり意識はしていません。健康法は、ゴルフかな。体のことは女房が気を配ってくれますから、感謝です。自分で料理?やりますよ。僕は決して、人がいないと生きていけないというタイプじゃないですから。ササッと自分の酒のアテくらいは作ります」それは、やはり高校生から自活していた影響か、と問えば、「うん、そうだね。16歳からの一人暮らしもそうだし、いろんなバイトもして、自然に自分で生きていくすべが身につきました」それから、また繰り返す言葉があった。「僕は人がいないと生きていけないタイプじゃないから――」その佐藤さんが、父親の三國さんが成し得なかった穏やかな家庭を妻子とともに築き、新作『一度も撃ってません』では、早々と寛一郎さんと父子共演を果たす予定だ。そこには、父親として、2代目役者としての思いやりと覚悟がある。常に辛口だったという祖父の三國さんは、息子と孫の共演ぶりを、さて、どう評するのだろうか。「女性自身」2020年3月24・31日合併号 掲載
2020年03月20日マンガ家・野田彩子さんが役者の物語を描くにあたり、着目したのは「代役」という存在だった。『ダブル』では、天才役者と代役のただならぬ関係について描いている。執着、羨望、依存……。天才役者と代役のただならぬ関係。「もともと舞台裏に興味があって、映画のオーディオコメンタリーで監督の話を聞いたり、制作現場のドキュメンタリーを観たりして、どういう状況で作品ができあがったのか、想像するのが好きなんです。それであるとき、演出家が書いた本を読んで、稽古に来られない役者の代わりにそのときだけ演じる人がいることを知り、面白いなと思ったんです」主人公は同じ劇団に所属し、安アパートで共同生活をしている、鴨島友仁(かもしまゆうじん)と宝田多家良(たからだたから)という無名の俳優。友仁は多家良の才能を早くに見抜き、自身も世界一の俳優になりたいと切に思いながらも、多家良のことを何から何まで世話している。「天才キャラが好きなんですよね。天才だけど欠けている部分があって、生活があまりうまく回らないみたいな。多家良がそっちだとしたら、友仁は自分の能力に対してもっと自覚的なタイプ。器用貧乏っていったらあれですけど、多家良に憧れとも親心ともつかないような気持ちを持っているキャラクターですね」友仁は多家良の代役を務めているのだが、その場しのぎの代役ではないのがややこしいところ。彼らはふたりでなければ芝居を作ることができない、共依存的な関係なのだ。「私は友だちが多いほうではないのですが、同じものを好きな人とすごく仲良くなって。その人が家に泊まりに来てしゃべっているとき、部屋の中が自分たちふたりの脳みそみたいだねって話をしたことがあるんです。そういうふうに思える人と一緒にいられるのって、めちゃくちゃ幸せなことなんじゃないかなと思いながら、ふたりの関係を描いてます」しかしながら、互いに高みを目指す限り、その幸せがいつまでも続かないことを、多家良はともかく、友仁は薄々気づいている。俳優の道を突き詰めることの苦悩と喜びが、舞台やドラマなどさまざまな現場を通して描かれていくのだが、迫力のある絵も見どころのひとつ。「『ガラスの仮面』でもマヤや亜弓さんは、役ごとに顔つきが変わるじゃないですか。ああいう描写は本当にわくわくしたし、実際にお芝居を観ていてもそう。演技のシーンって描くのがすごく難しいんですけど、絵だけでも伝わるくらい説得力のあるものにしたいと思ってます」上質な舞台を観ているような臨場感を味わえる本作。熱い男たちに、必ずや心を持っていかれます……。『ダブル』1無名の天才役者・宝田多家良と、その才能に焦がれ彼を支える鴨島友仁。ふたりでひとつの俳優が「世界一の役者」を目指す。「ふらっとヒーローズ」で連載。ヒーローズ650円のだ・あやこマンガ家。第49回IKKI新人賞・イキマンを受賞しデビュー。主な著書に『わたしの宇宙』『いかづち遠く海が鳴る』『潜熱』など。「新井煮干し子」名義でBL作品も発表。©Ayako Noda/ヒーローズ※『anan』2019年9月25日号より。写真・中島慶子インタビュー、文・兵藤育子(by anan編集部)
2019年09月19日23日(現地時間)、イギリスのブラックプール警察が、先月監視カメラで撮影されたというビール泥棒の動画をFacebookに投稿した。動画に映っているのは、レストランから堂々と大量の缶ビールを持ち出す泥棒の姿。カメラ目線なのでしっかりと顔が分かってしまう。この泥棒の顔が、「フレンズ」のロス役で人気を博したデヴィッド・シュワイマーに激似。「あのデヴィッドじゃない?」というコメントが殺到した。泥棒疑惑をかけられたデヴィッドは、自身のツイッターに何とも粋な動画を掲載して無実を証明した。それは黒ずくめの服装のデヴィッドが大量のビールを抱え、カメラ目線で歩き去るという、ビール泥棒のカメラ映像と全く同じシチュエーションの動画だった。「警察のみなさん、誓って言います。あれはぼくじゃありません。見ての通り、ぼくはニューヨークにいたからです。勤勉なブラックプールの警察の方々の捜査がうまくいくことを願っています。#ぼくじゃない」と無実を訴えるツイートも。(デヴィッドの動画は、「ニューヨーク・ヤンキース」のロゴが付いたポテトチップスの棚があるスーパーで撮影されている。)この動画はファンたちに「まるでロスのようだ」と大ウケしている。いまのところ犯人につながる情報は得られていないようだが、ブラックプール警察は「デヴィッド・シュワイマーさんが事件当時アメリカにいたことは確認が取れました。このような展開になって申し訳ありません」とFacebookで謝罪し、デヴィッドには「サポートに感謝します!」とツイートでお礼を述べた。(Hiromi Kaku)■関連作品:フレンズ [海外TVドラマ]
2018年10月25日2019年度のNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」など、話題作への出演が続く生田斗真。ジャニーズ事務所きっての演技派俳優として役者道を駆け抜けてきた生田さんが、10月7日の誕生日で34歳に!30代も半ばとなるいま、ますます男っぷりに磨きをかけている俳優・生田斗真の魅力に改めて迫りたい。ドラマでブレイク!から「50年に1人の映画俳優」へ1997年にNHK連続テレビ小説「あぐり」で子役デビューを果たして以来、数々の作品に出演してきた生田さん。そんな彼が大ブレイクを果たしたのが、2007年にフジテレビ系で放送された「花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~」だ。人気少女コミックをドラマ化した本作で、生田さんは同級生の芦屋瑞稀(堀北真希)に恋心を抱く中津秀一を好演。ただし、瑞稀は男子のふりをして男子校に通うワケあり女子で、そうとは知らない中津は大パニックに。この気持ちは友情なのか?それとも自分は同性愛者なのか?悶々とする中津の戸惑いを生田さんがチャーミングに演じ、コメディセンスの高さをうかがわせていた。ドラマ自体も好評価を得る一方、生田さん自身の快進撃が始まることになる。「花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~」以降も「ハチミツとクローバー」「魔王」などで輝く実力派を映画界が放っておくはずもなく、生田さんは満を持して映画デビュー。2010年、映画初出演にして初主演となる『人間失格』が公開された。太宰治の同名小説を映画化した本作で、生田さんが演じたのは名家に生まれながら酒と女に溺れ、堕ちていく主人公・大庭葉蔵。美しく、濃密に人間の脆さを描く作品世界を生き抜いた生田さんは、役者としての幅の広さをより見せつけることになった。監督を務めた荒戸源次郎は、シネマカフェのインタビューで「生田斗真は50年に1人の映画俳優」と断言している。様々な感情を、観る者と共有できる俳優・生田斗真その後も年に1~2本のスタンスで映画に出演し、映画俳優としての地位を確かなものにしていく生田さん。ラブストーリーからサスペンス、人間ドラマまで、作品や演じる役柄のタイプは多岐にわたっている。言い換えれば、どんな作品世界にもはまる存在だということだろう。『ハナミズキ』や『僕等がいた』で恋に身を焦がせば応援したくなるし、『源氏物語 千年の謎』で世紀の美男子を演じればうっとりさせられる。かと思えば、『脳男』『予告犯』『秘密 THE TOP SECRET』といったサスペンスでスリルを提供することも。『予告犯』公開の半年程前から放送された主演ドラマ「ウロボロス~この愛こそ、正義。」も含め、シリアスでダークな作品世界での生田さんは、苦悩に満ちた役柄を託されていることが多い。これは恋に身を焦がす生田さんを応援したくなるのと同じで、生田さんは観客に痛みを感じさせられる役者だからではないか。彼が苦しければ観ている者も苦しいし、哀しければ哀しい。“過去の罪”を題材にした『友罪』が複雑な味わいの作品になったのも、生田さんの存在あってのことだと言える。2019年度大河ドラマには、どんな生田斗真がいる?苦悩する役にも嬉々として臨み、“演じる”という行為を通して身を削ってきた生田さん。その誠実で真っ直ぐな役者魂こそが、俳優・生田斗真の魅力の一部だ。もちろん、苦悩する生田さんがいくら素敵だからといって、いつも眉間に皺を寄せておいてもらうわけにもいかない。ときには『土竜の唄』シリーズで車にくくりつけられたり、怪しさ満点のジュースを罰ゲームのように飲まされたり、女子のお色気攻撃を受けてフニャフニャになったり。舞台「Vamp Bamboo burn~ヴァン・バン・バーン~」で不老不死のヴァンパイアと化し、おバカでうざいが憎めない愛らしさを炸裂させたり。もう1つ付け加えるなら、生田斗真フィルモグラフィーに実は欠かせないドラマ「うぬぼれ刑事」で美形だが残念な俳優を演じたり。さすがはコメディ演技でブレイクした男の本気を感じたくなることもある。ちなみに、例に挙げた作品はどれも、“コメディでの生田斗真の輝かせ方”を熟知した男・宮藤官九郎が脚本を担当。となると、同じく宮藤さんが脚本を手掛ける「いだてん~東京オリムピック噺~」はどうなるのか?いまから放送が待ち遠しくて仕方がない。そういえば『予告犯』の公開前、30代に突入した頃、シネマカフェのインタビューで「ここ最近、特に思うんですよね。人を喜ばせたいって。この仕事を始めて間もない頃はこんな役を演じたいとか、あんな作品に出てみたいとか、自分の満足度を高めるためというのが大きかった。でも、今はもうちょっと外に向けている感覚があるかもしれないです。以前よりも、観客のことを考えるようになった。ハードな作品ばかりやってもお客さんは飽きちゃうだろうから軽めのラブストーリーも届けたいなとか、この作品を作ったらお客さんはどう思うかな?とかって」と語っていた生田さん。その後の出演作に目を向ければ、有言実行ぶりが分かるというもの。この先もずっと、様々な生田斗真を期待していいはずだ。(text:Hikaru Watanabe)
2018年10月07日「小さいころ、吃音があって。お医者さんのアドバイスで児童劇団へ。演じることが目標じゃなかったのでほかの役者さんと入口が違うんだなと」 そう話すのは、ドラマ『崖っぷちホテル!』(日本テレビ系・日曜22時30分~)に出演している西尾まり(44)。3歳で子役を始めた彼女のキャリアはすでに40年以上!子役時代の活躍を覚えている人も多いはず。 「40年って重いんですけど。やめてください(笑)。気がついたらこのような環境にいました。あれよあれよという間に」(西尾・以下同) これまで演じた役柄を振り返ると? 「子どものころは、大人を困らせる生意気な役が多かったです。そのときの年齢に合ったものはやらせていただいているかなと思いますね」 周囲からは『この間も出ていたよね』とよく言われるそう。多くの作品に出演し、印象を残す――。これぞ、バイプレーヤーの条件! 「こんなに光栄なことはないですね。役者さんをやっている方は皆さんそうなんじゃないかな。私が見ていてすごいなという方たちは、ほぼ、バイプレーヤーと呼ばれる方たちなので、そう言っていただけるのはうれしいです」 よく演じる役は看護師だそう。 「演じた役でダントツに多いのは看護師。今回のような清掃員はあまりやったことがないですね。床にワックスをかける人はやりました」 今後挑戦したい役は「料理人」。意外にもまだ一度も演じたことがないのだとか。 「『深夜食堂』的な作品に出たいですね。料理をつくるのがすごく好きなんですよね。あ、やっぱり役でなくて、料理番組に出たいです(笑)」
2018年05月26日アイドルグループ・関ジャニ∞の丸山隆平が主演を務める映画『泥棒役者』のDVD&Blu-rayが5月16日に発売される。同作は2006年に脚本家・西田征史が作・演出した舞台を映画用にリライトし、監督も西田が務める。泥棒を引退し、溶接行員として真面目に働きながら恋人と暮らしていた青年・大貫はじめ(丸山)が、とある豪邸での騒動に巻き込まれ、「豪邸の主人」「売れっ子絵本作家」「編集者」を演じる羽目になってしまう。各映画レビューサイトの満足度で1位を記録し話題となった同作。DVDは3枚組、Blu-rayは本編ディスクに特典DVD2枚という仕様になっている。DVD、Blu-rayともに特典ディスクは共通で、ディスク1には撮影メイキングや、イベント映像集、片桐仁が演じたユーチューバー・高梨仁の映像、「タマとミキのうた」ミュージックビデオ、「はじめと美沙のデートもろもろ」を収録する。また特典ディスク2には、丸山隆平・市村正親・西田征史監督による爆笑ビジュアルコメンタリーを収録。三方背ケース+デジパック仕様、ブックレット付きとなっている。
2018年02月26日少年隊の東山紀之が、関ジャニ∞・丸山隆平主演の舞台『泥棒役者』に出演することが23日、わかった。同作は2006年に脚本家・西田征史が作・演出した舞台で、2017年に丸山主演で映画化された。泥棒を引退し真面目に働きながら恋人と暮らしていた青年・大貫はじめ(丸山)が、とある豪邸での騒動に巻き込まれ、「豪邸の主人」「売れっ子絵本作家」「編集者」を演じる羽目になってしまう。東山が演じるのは、映画で市村正親が演じたハイテンションな童話作家・前園。映画でも特徴的だったマッシュルームカットで挑む。初共演の2人だが、丸山は東山について「圧倒的な存在感と、アイドルの歴史を牽引している背中を観てきている」と振り返り、東山は「丸の人間性の良さに惹かれている」と語った。西田は「初演時の舞台脚本と映画版の脚本をミックスし、また新たな『泥棒役者』を模索している最中です」と現状を明かす。丸山とも既に話合いを重ねており、「映画版よりも一層チャーミ ングな泥棒をお見せしますのでご期待ください」とアピールした。さらに「絵本作家・前園俊太郎には東山紀之さん。きたろうさん、市村正親さんに演じていただいたこの役を東山さんがどう料理なさるのか、僕としても非常に楽しみです」と期待を寄せた。○丸山隆平東山さんの舞台を拝見させて頂いた時にいつも感じる圧倒的な存在感と、アイドルの歴史を牽引している背中を観てきていますので、初共演させていただけることを聞いてワクワクしております。今回は映画の舞台化という事もありますので、東山さんが演じられる新たな前園俊太郎との稽古が今からとても楽しみで仕方ありません。素敵な舞台にしていきますので、是非とも劇場にお越しください。○東山紀之お話をいただいたときはびっくりしました。映画で市村正親さんが演じられていた役を演じることになるとは……想定外です。 台本を読みましたが、とても面白かったです。人生の「きっかけ」や「巡り巡って」、という言葉が浮かんできましたが、僕がこの作品で前園役を演じることも、縁なのだと思います。丸もぴったりな役だと思っています。丸と組ませてもらうのは、今回初めてなのですが、とても良い評判が聞こえてきますし、何より僕は、丸の人間性の良さに惹かれています。共演したら丸と同じくらい良い人になれるかな(笑)。役者は、色々な出会いによってどんな風に変化できるか、というところがありますが、今回も作・演出の西田さんに、どんな ところを引き出していただけるか、自分も感じていなかった新たな面と出会えるか、楽しみです。「人生って楽しい! 素敵なものだ」と、思っていただける芝居にしたいと思います。
2018年01月23日若手ホープとして注目を受け、NHK 連続テレビ小説『とと姉ちゃん』の主演で幅広い層から愛されるようになった女優・高畑充希。18日から公開された映画『泥棒役者』では、丸山隆平演じる主人公・はじめの恋人である美沙を演じている。同作の監督・脚本を務めた西田征史は、『とと姉ちゃん』の脚本も担当しており、高畑とは再タッグとなる。西田から見た役者としての高畑の魅力は、どこにあるのだろうか?○ちょっと普通じゃない――『とと姉ちゃん』からの高畑さんとのタッグとなりましたが、朝ドラを見て高畑さんにオファーされたんですか?いえ、『とと姉ちゃん』が始まる直前くらいにオファーしました。『泥棒役者』を制作することも決まっていたので、ぜひ彼女がいいなと思いました。これまでの作品でも芝居がいいのは本当に知っていましたし、ちょっと普通じゃないすごさですよね。――どういうところが一番すごいのでしょうか?『とと姉ちゃん』の時は脚本としての参加でしたので、高畑さんの現場への参加の仕方や、女優意識はわからなかったんですけど、実際に演出してみて、芝居の”生(ナマ)さ”に驚きました。すごくナチュラルで、セリフを一字一句変えていないのに、芝居のニュアンスが毎回ちょっとずつ違うんですよ。それは芝居がぶれているということじゃなくて、例えばテイクごとの相手の目線の動きに合わせて自身の芝居を変えているというか。そういった反応が、その時その時で違うのが、すごい。自分の中での芝居を固めてきてしまうのではなく、そこにどーんと存在して、その時思っている感情で芝居しようという感じでした。――相手のリアクションを見て演技を変える、というような。丸山くんも一緒に演じていてすごく楽しかったみたいです。多分、セッションしている感覚があって楽しかったんじゃないかな。――今回は撮影が2日間とのお話でしたが、それだけすごさが伝わったんですね。ご本人は「2日以上あったらボロが出たかも」とは言っていましたが(笑)。でもきっと、ぶつかり合うことはあったとしても、話し合って面白いものになると思いますよ。ドラマと映画で芝居の質も変えてるし、現代と昔の質感の差はあると思うんですけど、彼女の新たな表現の幅を見た気がします。『とと姉ちゃん』に感じていたものとはまた違うものでした。
2017年11月21日●主演・丸山は「すごく考えて悩む人」関ジャニ∞・丸山隆平主演の映画『泥棒役者』が、11月18日より公開される。かつてともに泥棒をしていた畠山(宮川大輔)から脅され、仕方なく豪邸に忍び込んだはじめ(丸山)は、豪邸の主人や訪問者に出会う度に、絵本作家や編集者、豪邸の主人と間違えられ、どんどんカオスな状況になってしまう。それぞれの勘違いが絡み合いながら展開する同作の脚本・監督を手掛けたのは、人気脚本家の西田征史。丸山とは、舞台でともに作品を作り上げてから、友人関係でもあるという。第2作目となる監督作品に挑んだ西田に、丸山の印象や、脚本を書いている上で心がけていることを聞いた。○初対面から打ち解けられた――丸山さんとすごく仲が良いということですが、舞台『BOB』(12年)で初対面の時の印象はいかがでしたか?初めからすっと仲良くなれました。本当は、お互い人見知りなんですよね。だからこそ違和感のない距離感で、一緒にいられたのだと思います。テンションが高い時は高いんですけど、普段のなんてことない会話ができる。ウマが合うのは、最初から感じていました。そこから普通に飲みに行く仲間になって、仕事のことは全然考えてなかったですね。友達関係でした。――友人関係を続ける中で、この作品に丸山さんがぴったりだと思われたんですね。はい、丸山くんはこの役の持つ寂しさとユーモラスさ、両方を持っているんじゃないかなと思い、お願いしました。――それは普段の丸山さんの姿からぴったりと思われたのでしょうか。それとも、タレント・役者としての丸山さんですか?普段の姿かもしれません。みんな世の中に出している顔が全てではないだろうし、実はすごくよく考えて悩む人でもあるので、役に近いんじゃないかなと思っています。――オファーした時の反応はいかがでしたか?最初に話したのは、正式なオファーじゃないタイミングだったので「嬉しいです。楽しみに待っています」という感じでした。彼は「どんな役なんですか?」とか聞かない性格なんです。話が進むにつれて、だんだん「本当にやるんだ」と実感していったのではないかと思います。――皆さんで丸山さんのお家で台本読みをされたと聞いて、あまり他の現場では聞かないことなのかなと思いました。そうですね、個人的なつながりを利用しました(笑)。お互いのためになるかなと思ったんですよ。公式行事になると、スタッフも含めてきちんとスケジュールを押さえなきゃいけないけど、そんな大げさなことではなく、「2人ですり合わせできたらいいよね」と話をしたら、丸山くんが「うちでやりますか」と言ってくれて、さらに市村(正親)さんと(宮川)大輔さんが加わってくださいました。●実はあのヒーローも『泥棒役者』に?○構造が好き――全編拝見してすごく作り込まれた作品だと思ったんですが、丸山さんには作品のどのような部分を託されたんですか?これは結果としてですが、お客さんが丸山くんの感情を見る時に、変な色がついていないところが良かったと思います。その場においてのナチュラルな芝居やリアクションをやってもらっていたことで、作品の中で追っていくべき感情をそのまま表現してくれて、入り込みやすい作品になっていると思います。――ちなみに舞台版で主役の片桐さんはyoutuber役でご出演でしたが、やはり出て欲しいという気持ちはあったんですか?舞台版の主役なので、ぜひ出ていただきたかったです。もっとみんなとがっつり絡んでも面白かったけど、片桐さんをイメージしながら役を書きました。――脚本だけを担当される場合と、ご自身で演出や監督をされる場合がありますが、どのような点が違いますか?そうですね。色々ありますが、プロデューサーや監督に脚本を預ける形になるので、細かいイメージを持って脚本に細部まで書き込むようにはしています。自分が演出するときはもうちょっと先まで粘れるというか、脚本上にない要素も自分が役者に伝えればいいので、煮詰めていくペース配分は若干違うのかもしれないですね。――脚本を書く際に、どのようなことを意識されているんでしょうか?僕は割と構造が好きで、2時間で勝負する時は、ワンアイディアで作っていくことが多いです。例えば『泥棒役者』は、泥棒という本来ネガティブな要素しか持たない存在が周りに思わぬ作用をもたらしていくという構造を考えて物語を作っていきました。映画化ではさらに、挫折や後悔などのテーマも乗せています。――構造を意識しているからこそ、自身で演出や監督をしたいという思いもありますか。やっぱりちょっとしたつながりなどの、こだわりを100%生かせる点はありますね。『泥棒役者』のラストも、もしかしたら人によってはああいうカットにしないかもしれない。脚本上で表現しているものを100%入れられるのが、自分で監督をする時に感じる幸せの一つなので、数年に1回やれたらなとは考えています。もちろん、脚本だけの時のメリットもあって、自分では想像し得なかったところにカッコ良さがあったり、感動が強まったりはあります。だから、脚本だけの仕事も大変面白いです。――西田さんの作品はどこか弱いものに寄り添っているというか、上から目線にならない印象があります。ああ、それは嬉しいです。「みんな違って、みんないい」と思っているので、誰かを否定したくないということはずっと、念頭に置いているつもりです。世の中、自分と感覚が違う人を排除する傾向もあるけど、僕はそんなに自分が正しいとは思っていないし、違う感覚に対し「それはそれでいいよね」という感覚は、いろんな作品で織り込んでるつもりです。決め付けるのではなく、「こういう考えもどうですか」という雰囲気は崩さないでいきたいですね。○『泥棒役者』からオファーが――これまでの中で、ターニングポイントとなった作品はありますか?舞台版の『泥棒役者』がまさにターニングポイントで、この作品を観て、いくつかオファーをいただきました。中高の学園祭でも、30校以上で上演されていたりして、自分の中でもいろいろ動き出した作品です。同時期に『ガチ☆ボーイ』という作品を書いたので、この2作は、ようやくこの仕事で食べていけることになった、きっかけの作品ですね。――では、その作品をご自身の手で映画化できるのはすごく素敵ですね。そうですね。2作目ですけど、今オリジナルで撮らせてもらえるなんてそうないですから、ありがたいです。――『TIGER & BUNNY』もとても人気でしたが、またアニメの脚本を担当されたりはしないんですか?オファーはいただいてはいるんですけど、あくまで主軸は映像で。『タイバニ』も、動き出す日が来てくれたらいいなとはずっと思っています。応援してくださる方は今でも応援してくださっていて、先日NHKで放送されたランキング(『発表! あなたが選ぶアニメベスト100』)で、1位(『TIGER & BUNNY』)と、2位(『劇場版TIGER & BUNNY The Rising』)と6位(『劇場版TIGER & BUNNY』)にランクインして(笑)。すごいんですよ、ファンのみなさん。感謝しています。ワイルドタイガー役の平田(広明)さんには、今回『泥棒役者』のナレーションもお願いしましたが、実は本編でも写真で出演していただいています。本当にちょっとした部分での出演なのですが、わざわざそのために来ていただき衣装に着替えていただいたので、ぜひチェックしてみてください(笑)。
2017年11月18日「関ジャニ∞」丸山隆平が映画単独初主演を務める、“人違い“と“勘違い”をくり返し、クセもの8人による“だまし・だまされ”の超喜劇エンターテインメント『泥棒役者』。この度、本作で空気が読めないセールスマンとして物語をかき乱す役どころを演じている、ユースケ・サンタマリアの撮影エピソードがシネマカフェに到着した。主演の丸山さんほか、市村正親、石橋杏奈、宮川大輔、片桐仁、高畑充希ら俳優陣が出演する中、随一のムードメーカーなのが、しがないセールスマン・轟良介役のユースケさん。轟は空気の読めないキャラクターで、大貫はじめ(丸山さん)らをふり回し、物語をかき乱す役柄。撮影初日のリハーサルでは、「ワタクシ、轟ぐんぺいです!」と勝手に役名をアレンジしては丸山さんらの笑いを誘うも、西田征史監督は苦笑い。予測不能のアドリブを繰り出しては現場を湧かせていたそう。また同日、予定していたシーンを全て録り終え撤収する際には、「いやぁ、いいチームだった!」との発言に、すかさず監督から「まだ初日です」とツッコミを入れる場面も。そんな現場を沸かせるユースケさんだが、本作のプロモーションの際、「予告を見たんですよ。みんながパパパッと出てくるじゃないですか。それで俺がパッと出たんですよ。そうしたら、自分の顔が“ヘビ”みたいなんですよ!」と明かすと、キャスト陣は大爆笑!さらに、「監督から今回は顔色悪めでいきたいんですけどって言われて。髪をピタッとオールバックで1本前髪がピロンってね。それでいざ画面で見たらヘビにしか見えなくて。人間に転生したヘビにしか見えなくて怖くなっちゃって」とユースケさん。それに対し西田監督は、「あながち間違いじゃないです!」といたずらぽっく笑ってみせていた。そして今回、そんな“ヘビ”と言われている場面写真も到着。ぜひ、劇場でその姿を確認してみて。『泥棒役者』は11月18日(土)よりTOHOシネマズ 新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:泥棒役者 2017年11月、TOHOシネマズ 新宿ほか全国にて公開(C) 2017「泥棒役者」製作委員会
2017年11月15日「関ジャニ∞」丸山隆平が映画単独初主演を果たす、西田征史監督作『泥棒役者』。この度、西田監督初監督作品となった『小野寺の弟・小野寺の姉』から、向井理と片桐はいり扮する“小野寺姉弟”がカメオ出演することが明らかに。あわせて、仲良すぎのコメント映像も到着した。『小野寺の弟・小野寺の姉』は、2014年に公開された西田監督の監督デビュー作。向井さん演じる弟・進と、片桐さん演じる姉・より子、“日本一不器用な姉弟”の日常を描いた作品だ。そして今回、その小野寺姉弟が西田監督最新作『泥棒役者』にカメオ出演することが明らかに。2人は、劇中の重要なシーンで登場するそうで、その変わらぬ姉弟のやり取りには思わずニヤニヤしてしまうこと間違いなし。また到着した映像では、「タマとミキ」の絵本を片手に『泥棒役者』を観に行こうと話し始める小野寺姉弟が描かれる。タイトルの泥棒と聞いて、「怖いやつダメだもん」と尻込みするより子を、「怖くない、怖くない」と諭す進。そして、映画について「どういうのなの?」とより子から聞かれた進は、「ラブコメ」と答えるという内容だ。この映像は、即興芝居風になっており、2人は完璧に(?)“役者”になりきっている。またコメント部分でも、2人にしか醸し出せない空気感に思わずクスりとしてしまう映像となっている。『泥棒役者』は11月18日(土)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:泥棒役者 2017年11月、TOHOシネマズ 新宿ほか全国にて公開(C) 2017「泥棒役者」製作委員会
2017年11月13日アイドルグループ・関ジャニ∞の丸山隆平の主演映画『泥棒役者』(11月18日公開)の本ポスター、及び予告編が12日、公開された。同作は2006年に脚本家・西田征史が作・演出した舞台を映画用にリライトし、監督も西田が務める。泥棒を引退し、溶接行員として真面目に働きながら恋人と暮らしていた青年・大貫はじめ(丸山)が、とある豪邸での騒動に巻き込まれ、「豪邸の主人」「売れっ子絵本作家」「編集者」を演じる羽目になってしまう。今回、解禁となった本ポスターは、丸山、市村正親、ユースケ・サンタマリア、石橋杏奈、宮川大輔、高畑充希、片桐仁、峯村リエといった豪華キャストたちが、豪邸の中に一堂に会したビジュアルに。また、本予告では丸山演じるはじめがかつての泥棒仲間に脅されて、何役も演じる姿がコミカルに描かれる。予告の後半では、はじめの幼少時代や、はじめが好きだったという絵本「タマとミキ」のアニメーションなど温かな雰囲気が漂う。「泥棒との出会いでみんなの人生は思わぬ方向に!?」というナレーションからも、はじめの優しい人柄によって8人のキャラクターの人生に訪れる変化を予感させる。主題歌には関ジャニ∞の「応答セヨ」が決定となり、予告編で初お披露目。作詞はポルノグラフィティの新藤晴一が務め、エネルギッシュなバンドサウンドに乗せて「未熟で、想いはあるけど、まだそこにたどり着けていない。でも今から一歩踏み出して目標に向かう姿」というテーマで世界観を作り上げた。
2017年09月12日「関ジャニ∞」丸山隆平が、元泥棒役で映画単独初主演を果たす『泥棒役者』。この度、本作の主題歌が「関ジャニ∞」の新曲「応答セヨ」に決定し、あわせてポスタービジュアルと予告編が公開された。今回発表された主題歌「応答セヨ」は、西田征史監督とのトークセッションを重ね制作。作詞には「ポルノグラフィティ」の新藤晴一を迎え、「…未熟で、想いはあるけど、まだそこにたどり着けていない。でも今から一歩踏み出して目標に向かう姿」という、人生の背中を押してくれるような前向きで温かいメッセージがこもった世界観が作り上げられている。また、主題歌「応答セヨ」が入った予告編映像も到着。丸山さん演じる大貫はじめが、昔の泥棒仲間の畠山(宮川大輔)に脅され、とある豪邸に盗みに入るシーンから始まるこの映像。しかし、忍び込んだ豪邸では、家主、編集者らから次々と別人に間違えられてしまい、“泥棒”がまるで役者のように何役も演じるハメになる姿を愛嬌たっぷりに描き出している。そして後半部分では、はじめの幼少時代、当時好きだった絵本「タマとミキ」のアニメーションなどが映し出され、「泥棒との出会いでみんなの人生は思わぬ方向に!?」というナレーションからも、8人のキャラクターの人生に変化が訪れる予感と、その先にある展開が気になる仕上がりとなっている。さらに丸山さんをはじめ、市村正親、ユースケ・サンタマリア、石橋杏奈、宮川大輔、高畑充希、片桐仁、峯村リエら豪華キャストたちが一堂に会している、本ポスタービジュアルも公式サイトにて解禁!ポップな青い壁紙、鹿のオブジェ、左右対称に配置された扉、そして中央の置かれた大きな金庫。何かが起きそうな予感漂う豪邸の一室に勢揃いしたクセ者揃いの8人の個性際立つ表情と衣装から、強烈なキャラクターが伝わってくるビジュアルに仕上がっている。『泥棒役者』は11月18日(土)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:泥棒役者 2017年11月、TOHOシネマズ 新宿ほか全国にて公開(C) 2017「泥棒役者」製作委員会
2017年09月12日アイドルグループ・関ジャニ∞の丸山隆平の主演映画『泥棒役者』の公開日、および特報が28日、発表された。同作は11月18日に公開される。同作は2006年に脚本家・西田征史が作・演出した舞台を映画用にリライトし、監督も西田が務める。泥棒を引退し、溶接行員として真面目に働きながら恋人と暮らしていた青年・大貫はじめ(丸山)が、とある豪邸での騒動に巻き込まれ、「豪邸の主人」「売れっ子絵本作家」「編集者」を演じる羽目になってしまう。特報では、もじゃもじゃ頭の弱気な雰囲気で現れたはじめが、様々な役を演じていく様を丸山がコミカルに演じている。また、ナレーションは声優の平田広明が務めた。平田は、西田監督が脚本を手がけたアニメ「TIGER & BUNNY」の主人公である鏑木・T・虎徹の声を担当した繋がりで、今回のナレーションに起用された。また、ハイテンションな豪邸の主人である「絵本作家」前園俊太郎(市村正親)、空気が読めない営業マン・轟良介(ユースケ・サンタマリア)、頑固な帰国子女の「編集者」奥江里子(石橋杏奈)、現役バリバリの百戦錬磨泥棒・畠山則男(宮川大輔)、理想的なはじめの彼女・藤岡美沙(高畑充希)、前園家の隣に住むクレーマーでユーチューバーの高梨仁役(片桐仁)、仕事に厳しい「編集長」米村真由美(峯村リエ)という、個性的な面々も姿を表した。(C)2017「泥棒役者」製作委員会
2017年06月28日俳優のトム・ハーディがロンドンで原付泥棒を捕まえたそうだ。23日、ロンドンのリッチモンド地区で盗んだ原付バイクで追突事故を起こした若い男を、トムが追跡して捕まえたと報じられている。目撃者の1人は当時の様子についてサン紙に対し「あれはすごかったですね。トムはアクション映画のスーパーヒーローに変身したようでした」「2人の男たちが原付きを盗んで信号無視をしたところ、車に激突したんです」「トムはその近くを歩いていたんだと思います。彼は無我夢中で2人を追いかけていて、すごく怒っていましたね。もしその男が抵抗なんてしようものなら、トムにぼこぼこにされていたと思いますよ」と語った。トムはバス停でその男を捕まえた後、凶器を持っていないかを確認し、周囲に向かって「捕まえた」と話していたそうだ。前述の目撃者によると、捕まった男は「とてもショックを受けた」様子だったと言い、「トム・ハーディは絶対に敵にしたくない相手ですね。彼は警察が来る前にその男の身分証明証すら確認していましたよ」と続けた。この一件で2人の男が原付きを盗んだ窃盗罪の容疑をかけられているという。(C)BANG Media International
2017年04月26日