アニメーション映画『二ノ国』のイベントが昨日8月6日にヒューマントラストシネマ渋谷にて行われ、本作に出演する人気声優の宮野真守、津田健次郎、梶裕貴が登壇した。製作総指揮/原案・脚本を「レイトン」シリーズの日野晃博、監督は『おもひでぽろぽろ』原画の百瀬義行、さらに音楽は久石譲と、日本を代表するドリームメーカーが贈る本作。主人公の声を山崎賢人が担当するほか、新田真剣佑や永野芽郁といった若手実力派俳優が参加。そして、宮野さん、津田さん、梶さん、坂本真綾、山寺宏一と一流声優たちも出演するとあって公開前から注目を集めている。今回その豪華キャストの中から3名、二ノ国のエスタバニア王国の魔法宰相ヨキ役の宮野さん、エスタバニア王国のアーシャ姫の付き人妖精ダンパ役の梶さん、そして黒旗軍の最高指導者で悪役のガバラスを演じた津田さんが登場するイベントを実施。“マモ×梶”のやり取りに会場が沸く会場には、2100名の応募者から選ばれた幸運な90組180名のファンが集まり、キャスト3名が登場すると、割れんばかりの歓声と拍手が巻き起こっていた。まず、宮野さんが集まったファンを前に、まるでガイドのようなかしこまった挨拶をすると、すかさず梶さんが「そのテンションは何仕様なの?」とツッコミ。「七つの大罪」や「デュラララ!!」、『ペット』など共演経験も多く、普段から仲の良い2人のやり取りに会場が沸いた。また津田さんの挨拶では、「皆さんこんばんは。ガバラス役を演じた津田健次郎です」と自己紹介しただけで、そのあまりの美声に会場からはため息が漏れる一幕も。声優陣からみた山崎&新田&永野について本作がアニメーション声優初挑戦となった山崎さん、新田さん、永野さんの俳優3人に関してトークが展開すると、梶さんは自身のSNSでも名前や写真があげられる山崎さんについて「賢人とは仲が良くてアフレコ現場にお邪魔したりもしたけれど、声(の仕事)だからということでなく、思うままにぶつかっていったらいいんじゃないかと話しました」とアドバイスをしたそうで、「真摯に対応する姿がかっこよかった!」とその姿を絶賛。一方、宮野さんは新田さんについて「あんな太陽みたいな子いるんだ。まっすぐな演技を見て、それはそれは素晴らしかった!」とこちらも絶賛。さらに津田さんは、永野さんについて「僕がデビューの時は、ベテランの声優の方もたくさんいて学べる環境だったけれど、永野さんは最初から1人でアフレコで、しかも2役だなんて、相当大変だったと思う」と称えた。“不思議ちゃん”は満場一致で宮野真守!?イベントでは映画にちなみ、「この人“二ノ国”(魔法の世界)の人なんじゃないかと思う不思議な人は?」という問いが投げかけられるも、「“二ノ国”だからということではなく、“不思議だと思う人”を発表しよう!」ということに。そして宮野さん自身も含めて、3人全員が宮野さんを指差すと、会場は盛大な笑いに包まれた。その理由について、梶さんは「こんなにエンターテイナーな人います?常に人を楽しませてくれて、“一ノ国”(現実世界)にはここまでのおしゃべりモンスターはいない」と言い、津田さんも「宮野ファンタジーだね!」と、唯一無二のその存在を語った。セリフ生披露! マモが選んだのは…お気に入りの自身のキャラクターのセリフを問われた3人。その場でセリフを生披露する一幕もあり、津田さんの美声や梶さんの可愛らしい生ボイスに、会場からは悲鳴に近い歓声が上がった。そして、トリを務めた宮野さんが選んだセリフは「なぜ…?」の一言。このセリフを選んだのには理由があるそうで、「一度は台詞がすべてなくなるはずだったシーン。『なぜ…?』だけ残すのはどうかと提案し採用され、ヨキの口の動きも作ってもらった」とシーンの裏話を明かす宮野さん。しかし、津田さんは「エピソードだけでよかったな。やっぱり宮野ファンタジーだ」と語ると、場内はさらに笑いに包まれ、イベントは終始和やかな空気が流れていた。『二ノ国』は8月23日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:二ノ国 2019年8月23日より全国にて公開©2019 映画「二ノ国」製作委員会
2019年08月07日津田大介×椿昇がARTISTS’ FAIR KYOTOを語る!6月28日「京都アートラウンジ」開催歴史ある京都を舞台に、アーティストが主導する新しいスタイルのアートフェア「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2020(アーティスツフェア キョウト)」の開催が決定しました!( 会期:2020年2月29日(土)、3月1日(日))開催に先駆けて、「あいちトリエンナーレ2019」の芸術監督・津田大介さんと椿昇さんのトークイベントが開催されます。今年、行けなかった人はもちろん、来年行こうか検討している人にもおすすめ。お二人の繰り出すトークが楽しみ。実は、告知と共にすでに満席となってしまったのですが、当日はインスタで生配信も行うので、ぜひ気軽にチェックしてみてくださいね!ちなみに今年開催された「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2019」についての詳しい紹介はこちら↓ FAIR KYOTO 2019 開催の様子Photo:前端紗季ARTISTS’ FAIR KYOTO 2020に先駆けて、トークイベント「津田大介×椿昇でARTISTS’ FAIR KYOTOを語る!京都アートラウンジ」を2019年6月28日(金)に開催。ゲストに「あいちトリエンナーレ2019」の芸術監督・津田大介氏を招聘し、2018年から2度に亘って開催された「ARTISTS’ FAIR KYOTO 」が、アーティストと鑑賞者にもたらした変化と今後に期待されるムーブメントについて、本イベントのディレクター椿昇氏とともに、多面的な視点で掘り下げます。人気のため満席となりましたが、当日は、同時刻にインスタ生配信動画を公開。Instagramアカウント「ARTISTS’ FAIR KYOTO」からお楽しみいただけます。「津田大介× 椿昇でARTISTS’ FAIR KYOTO を語る!京都アートラウンジ」■ 日時:2019年6月28日(金) 18:30-20:30■ 会場:BnA Alter Museum 2F Cafe / Lounge■ プログラム:18:30-19:45-ディレクターズトーク「 ARTISTS’ FAIR KYOTOディレクター」椿昇、「あいちトリエンナーレ2019」芸術監督・津田大介 / 司会:松倉早星(Nue inc 代表取締役)■ 主催:京都府、ARTISTS’ FAIR KYOTO実行委員会詳しくはこちらのWEBから
2019年06月22日「TSUDA SETSUKO」の津田攝子氏出演5月20日、共感型セレクトコスメショップ「ショップイン」が大阪府大阪市北区梅田の大阪ステーションシティ5階「時空(とき)の広場」にて、「津田コスメトークショー」を開催する。出演はドクターズコスメ「TSUDA SETSUKO」のブランド開発者で皮膚科医、津田クリニック副院長の津田攝子氏である。プロからも支持される「TSUDA SETSUKO」研修医の頃、多忙による肌荒れに悩まされた津田攝子氏は、ファンデーションを厚くしてカバーしていたところ、男性医師から「厚化粧しているから治らない」と言われたことに傷つき、皮膚科医を志している。津田氏は化学者から学びつつスキンケア開発を行い、自らに使用したところ、周囲から売って欲しいとの要望が多数あり、津田コスメが誕生している。「TSUDA SETSUKO」ブランドは一般だけでなく、プロの美容家からの支持も多く、ベストコスメ賞も多数受賞している。静脈マッサージとカウンセリング1971年に輸入生活雑貨のセレクトショップとして誕生した「ショップイン」は、現在、最新で流行のコスメやビューティー雑貨を取り揃えており、「Your Beauty Concierge ~いつもあなたのキレイのために~」をブランドコンセプトとして掲げ、関東や関西、中国地方に多数の店舗を構えている。「津田コスメトークショー」当日は、コスメ開発25年の津田氏が「津田式静脈マッサージ」をレクチャー。さらに無料カウンセリングも実施されることになっている。日時: 5月20日(日)1回目 12:00~12:402回目 17:00~17:40場所: 大阪駅5階 時空の広場JR大阪駅直結定員: 各回30名(着席)申込: 受付中(プレスリリースより引用)申し込み方法など、詳しい情報は以下URLのショップインのサイトで確認を。(画像はショップインのサイトより)【参考】※津田コスメトークショー開催のお知らせ
2018年05月11日世界各地の映画賞を多数受賞し、アカデミー賞4部門にノミネート、見事「脚色賞」を受賞した映画『君の名前で僕を呼んで』。先日、人気声優の入野自由と津田健次郎を迎えた吹き替え版の上映決定が発表されたが、このほどその吹き替え版予告編が解禁。なお、ナレーションは字幕版予告と同様に人気実力派声優の櫻井孝宏が務めた。80年代の北イタリアの避暑地を舞台に、17歳と24歳の青年の初めての、そして生涯忘れられない恋の痛みと喜びを描いた本作。吹き替え版では、ティモシー・シャラメ扮する17歳のエリオを入野さん、アーミー・ハマー扮する24歳のオリヴァーを津田さんが担当。そのほか、星野充昭(パールマン教授/マイケル・スタールバーグ)、沢海陽子(アネラ/アミラ・カサール)、下山田綾華(マルシア/エステール・ガレル)、櫻庭有紗(キアラ/ヴィクトワール・デュボワ)、伊沢磨紀(マファルダ/バンダ・カプリオロ)らも参加している。今回到着した吹き替え版予告では、すでに公開されている本作の字幕版予告編と同様、声優・櫻井孝宏(「おそ松さん」「亜人」など)のナレーションで進められていく。映像では、エリオと彼の父の研究を手伝いにきたオリヴァーの出会いからスタートし、2人の揺れ動く感情とその魅力を盛り込んだ内容に。瑞々しさ溢れる2人に、入野さんと津田さんの美声が加わり、新たな魅力が感じられる予告編となっている。『君の名前で僕を呼んで』は4月27日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:君の名前で僕を呼んで 2018年4月27日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© Frenesy, La Cinefacture
2018年04月17日「ポカリスエット」のCMで注目を集め、現在ドラマ「先に生まれただけの僕」にも出演中の「ニコラ」専属モデル・駒井蓮が、実力派・津田寛治とW主演を務める映画『名前』。本作の公開が2018年初夏に決定、筒井真理子、松本穂香、内田理央、西山繭子ら、豪華追加キャストが発表された。本作は、直木賞作家・道尾秀介が、映画のために書き下ろした未発表のオリジナル原案を、東京芸術劇場での公演など舞台演出家としても活躍中の戸田彬弘が監督を務めた悲しくも心温まるヒューマンストーリー。名前を偽って暮らす中年男・正男の元へ、彼を「お父さん」と呼ぶ女子高生・笑子が現れ、家族のような時間を過ごすうちに、少しずつ失っていた自分を取り戻して行くという、道尾氏らしいミステリアスな物語。■あらすじ経営していた会社が倒産し、茨城にやってきた中村正男。様々な他人の名前を周囲に偽って使い、体裁を保ちながら自堕落な暮らしを送っていた。ある日、素性がバレそうになり窮地に陥っていた正男のもとへ、彼を「お父さん」と呼ぶ女子高生・葉山笑子が突然現れる。笑子のペースに振り回されながらも、親子のような生活に束の間の平穏を見出す正男。しかし、笑子がある事情から、正男のことを自分の生き別れた父親だと思っていることに気づき、自分の消してきた過去のことを考え始める。正男には死産した娘がいたのだった…。そして、心を閉ざして高校生活を送ってきた笑子も、演劇部で主演のひとりに抜擢され、少しずつ変わっていく――。■実力派からフレッシュな若手まで!豪華キャスト陣主人公・正男を演じるのは、『ソナチネ』『模倣犯』など、メジャーからインディペンデントまで数多くの映画・ドラマで活躍してきた津田寛治。不思議な女子高生・笑子には、現在放送中のドラマ「先に生まれただけの僕」や「冬のソナタ」のユン・ソクホ監督初の劇場映画『心に吹く風』にも参加した駒井蓮がW主演。また、津田さんとの重要な関わりがある役どころに、『淵に立つ』も話題を呼んだ筒井真理子。さらに、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」で眼鏡っ娘・澄子役を好演した松本穂香、「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」「奥様、取り扱い注意」などに出演した勧修寺保都、「スーパーサラリーマン左江内氏」金澤美穂、『ドロメ』比嘉梨乃、『淵に立つ』真広佳奈ほか、小槙まこ、戸畑心、柿本朱里、アベラヒデノブといった期待の若手がずらり。加えて、『ジムノペディに乱れる』木嶋のりこ、「将棋めし」内田理央、『恋人たち』池田良、『ローリング』『バンコクナイツ』川瀬陽太、『気球クラブ、その後』西山繭子、ドラマ版「火花」波岡一喜、『そこのみにて光輝く』田村泰二郎など、注目俳優からベテラン勢まで豪華なメンバーが顔を揃えている。■コメント到着!主演を務める津田さんは、本作について「『名前』には、舞台となった茨城の匂いがします。学校。駅。真夜中の道。朝焼け。…観光名所や名物が出てくるわけではないのに、茨城という場所の影響を感じずにはいられません。無機質で寂しい場所だけれど、何故か優しく温かい。悲しげな目をしているけれど、何故か一緒にいて安心する。そんな、この作品でしか感じられない茨城が、今回東京で披露されると聞いて、照れくさくも嬉しい気持ちです」と、思い入れたっぷりにコメント。また、津田さんとW主演に抜擢された駒井さんも、「やっと、皆さんにこの作品をお届けできることとなり本当に嬉しい」とコメント。「いままでにないプレッシャーと、自分の力不足を痛感することが沢山ありました。でも、戸田監督の1つ1つの言葉を道しるべに、茨城という地で、人と人の間で生まれ感じたもの、そしていまある私の全てを詰め込んだ、そんな作品になりました」と、言葉に力を込めている。原案の道尾氏は、「(駒井さん演じる)笑子の学校生活などは、脚本を担当した守口悠介さんが追加してくれたもので、僕の原案には書いてありませんでした。あれらのシーンのおかげで、僕が最初に想定していたものよりも、さらに広い方々の心に届く物語になってくれたと感じています」と、製作スタッフに感謝の思いを吐露。「大好きな役者である津田寛治さんと、撮影中どんどん大人の顔つきに変貌して周囲を驚かせたフレッシュな駒井蓮さんと、たくさん話し合いながら創り上げた個人的に思い入れが深い作品」と語るのは、戸田監督。道尾作品らしい「ミステリーとヒューマニズムを混在させながら、『名前』を偽ることを主にしたドラマを更に深めるために、演劇をモチーフに使用させていただきました」と明かし、駒井さんが後半「変貌するシーン」では、ロシアのA・チェーホフ作「三人姉妹」のイリーナの名台詞を引用したという。「あの台詞をあのレベルで喋れる駒井さんに魅入ってしまったことはいまも鮮明に覚えています」と、新たな才能に期待が高まるコメントを寄せている。『名前』は2018年初夏、新宿シネマカリテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月06日タレントのデビット伊東と、俳優の津田寛治が、竹野内豊主演・バカリズム脚本の関西テレビ・フジテレビ系スペシャルドラマ『素敵な選TAXIスペシャル~湯けむり連続選択肢~』(4月5日21:00~23:24)に出演することが30日、明らかになった。同作は、2014年に放送された連続ドラマのスペシャル版。時間をさかのぼることができる不思議なタクシー「選TAXI」の運転手・枝分(竹野内)が、乗り込んできた客の人生のやり直しに力を貸していくというヒューマンコメディーで、本作では、熱海へ骨休めに行った枝分が、4人の人生模様にかかわる様子が描かれる。デビットと津田が登場するのは、枝分の行きつけで、迫田(バカリズム)が店長を務めるカフェ・choiceで流れる劇中ドラマ。連続ドラマでも登場していた『犯罪刑事(はんざいでか)』の続編で、デビットが主演、津田がカギを握る鑑識官役を演じる。ドラマのタイトルは『犯罪●●』だが、この●●の部分は、放送で明かされる。
2016年03月30日さまざまな分野を縦横無尽に活躍するエイジレスな女性たち。彼女たちが好きな人・空間・コトには、ずっと探していた「キレイ」のヒントが隠されているはず。 “KIREI interview” では、そんな彼女たちのキレイの秘密を探ります。裏地 桂子さん / ギフトコンシェルジュギフトコンシェルジュとして雑誌・TVなどでもおなじみの裏地桂子さん。忙しい日々の著述業やお仕事のかたわらで、美しくあることへの気配りはもちろん、周囲への心配りも驚くほどきめ細やか。すでに8冊もの著書を発表するパワフルウーマンでありながら、常にしなやかでチャーミング。会うたびに輝きを増す彼女の「キレイ」の秘密を探ります。裏地桂子 Keiko Uraji ギフトコンシェルジュ。クリエイティブコーディネーター。草月流師範。1996年より、『Grazia』『メイプル』『和樂』などの女性誌でライター、コーディネーターとして活躍後、衣食住ライフスタイル全般に精通した知識とそのセンスを生かし、プロデュース、ブランディングなどを数多く手がけている。食通、きもの好き、京都好きでも知られ、講演会やトークショー、執筆活動にも力を入れている。著書に『わたし好みのHAPPYデザインギフト100選』(小学館)、『ほめられきもの宣言』(小学館)、『贈る心得。ご縁結びのスイーツ』(講談社)など多数。昨年10月ワニブックスより刊行した『ごきげん力 8つの育て方』も話題に。裏地桂子ホームページ www.uraji-keiko.com― 先日刊行された著書『ごきげん力』ですが、ページをめくるごとに勇気をもらうメッセージやキーワードが次々と飛び込んできて、「ああ、今この本を読んで本当によかった!」という清々しい読了感。「悩みも心配ごともたくさん。だって人間だもの」というくだりから「そうかぁ。そうよね!」と。相当前のめり気味に読ませていただきました。嬉しいわ。本当に書いているとおり「どうしていつもそんなに元気いっぱいなの?」「悩みごとなんてないでしょう?」ってよく言われるの(笑)過ぎた今だから振り返ってそう思えるのだけど、30代ってまだまだ若いのよね。とにかく体力があるし、周囲から評価もされるようにもなってキャリアもどんどん磨かれて。続いて訪れる40代は、私自身は雑誌のライターを辞めていまのキャリアへとこぎ出す大きな転機となった時期で、それこそ「いけいけどんどん」。新しいことへの挑戦が次から次へと繋がって、変化していくこと自体が楽しくて仕方がなかった時代。でも、いざ「50代」に突入するとなった時、正直想像できないことだらけだったの。明らかな体力の変化に戸惑うことも多かったし、とにかく不安だらけ。でもいちいち落ち込んでいても仕方がないないでしょう? 上を見ればきりがないし、下を見ても仕方がないのよね。そう思って、自分なりにあれこれと試行錯誤しながら「いつまでもキラキラしていたい!」という目的に向かって行き着いた解決策が、この本の主題にもなっている「ごきげんに暮らす」ことだったんです。― これまでの書籍は、贈り物や手土産のテーマや、京都好き、食通、着物などご自身の「好き」が主題でした。今回の『ごきげん力』は今までにないアプローチですよね。本書を書くに至ったきっかけは何だったのでしょう?最近よく若い女性から人生相談を受けるようになって。おしなべて感じるのは、30代は焦っている人が多い。揺れているのよね。私だってそうだったもの。だからご相談を受けるたびに思うんです。今、世の中はセルフコントロールの時代。自分のことは自分にしかわからないのだから、どんどん自分のことを知る作業を重ねるべきなのよって。でも、話を聞いているとみな大体自分で答えを決めているの。私がしてあげられるのは、背中を押してあげることなんだな~と。本書を書く原動力になったのは、自分自身が紆余曲折してたどり着いた答えを共有することで、揺れているもやもやした気持ちや悩んでいる背中を押してあげれるかも! と感じたからなんです。― 本書ではマーカー片手に読みたくなるほど、心にすとんと落ちるキーワードがたくさん登場するのですが、なかでも「好きのあぶり出し」ということばには、膝を打つ女性たちも多いように思います。現代の荒波をくぐって前向きに生きていくには強いセルフコントロール力が必要だと思うんです。まず第一に「私って幸せ!」と思えることはものすごく大切で、そう感じることが多ければ多いほど「ごきげん力」を養うことができると思うんです。本書でも書いてますが、 “好きのあぶり出し” はマスト作業なんですよね。ものすごくシンプルな作業で、頭に思い浮かぶ「好き」なことを何でも良いから紙に書き出していくんです。このステップを踏むと、「どうすれば自分が喜ぶのか」を知ることができるでしょう? たとえ何かで落ち込んでも「そういえば私、朝からお風呂に入ってシャンパン飲むのが好きだったじゃない?」って。そうやって少し自分を甘やかしてあげると「心のリカバリー」が早いんです。― 裏地さんは会うたびに「これものすごくいいわよ!」って、コスメでもなんでも惜しみなく情報公開してくださるんですよね。なおかつその情報がものすごく信憑性があって、どれもこれもすぐ買いに走りたくなるものばかり。50数年生きてきた分、失敗もたくさん。だからその試行錯誤の末に出会った良いものはどんどん人に共有していきたいって思うんです。本に書いていることも含めて、自分が本当に良いなと思ったものはできるだけ多くの人と共有したい。すべて「お福分け」だと思ってるんです。 【後編】へ続く>> (インタビュー・文:松浦明)★裏地さんインタビュー記事【後編】では、「キレイ」になれる愛用品の数々をご紹介! 【後編】はこちら>> 『ごきげん力 8つの育て方』(ワニブックス刊)前向きになりたいと願っているのに、何か心が晴れない。いつもなにか不安に苛まれている。“揺れやすい”女性たちの心に一筋の光が差し込むような感覚で、思わず一気に読み上げたくなる一冊。「自分のご機嫌をとれるのは自分だけ」「好感度をあなどるなかれ」「言霊(ことだま)は私の守り神」「その『いつか』はいつくるの?」気になる章はどこから読んでもOK。マル高出産で子育てと仕事の両立に奮闘中の私自身(インタビュアー)も元気をいただいた一冊です。
2016年01月29日2015年10月より放送され、昨年末に最終回を迎えたTVアニメ『ゆるゆり さん☆ハイ!』より、赤座あかり役の三上枝織と船見結衣役の津田美波が、12月6日、東京・秋葉原の「GOOD SMILE×animate cafe秋葉原」にてイベントを開催した。「ゆるゆり さん☆ハイ! & GOOD SMILE×animate cafe あかりと結衣のきらきらなお茶会」と銘打たれた本イベントは、「お~どぶる回」「めいんでぃっしゅ回」「すい~つ回」の3回が行われ、「お~どぶる回」と「めいんでぃっしゅ回」は男性限定、「すい~つ回」は女性限定で開催。3回目の「すい~つ回」はニコニコ生放送での配信も行われた。三上と津田は、2012年9月にも「ごらく部カフェ開店記念」として同場所(当時は「グッドスマイル&カラオケの鉄人カフェ」)より配信されたニコニコ生放送に出演しており、それ以来となる2人でのカフェトーク。また、「ゆるゆり」の女性限定イベントは2012年5月に行われた「公開収録! ガールズナイト!」以来となる。3回行われたイベントは各回ほぼ同じ構成で、まずはステージに登場した2人が、コラボメニューを紹介。さらに、店内の様子やグッズなどを紹介しつつ、「ゆるゆる さん☆ハイ! ここまでの名シーン」と題して、来場者アンケートを元に第3期の内容を振り返っていく。今回のイベントは各回の参加者がおよそ60名という小規模なものであったこともあり、比較的のんびりとした雰囲気。三上・津田の2人は時折来場者をいじりつつ、リラックスムードでイベントを進行していく。「あかり・結衣の大好きの意味を考えよう」のコーナーも、同じく来場者アンケートをもとにしており、ファンからの三上・津田のここが好きというテーマでトークを展開。続く「ゆらゆら? ピタリ? はぁとチェックテスト!」は、お題に対して2人の答えを合わせられるかどうかというゲームコーナーで、長い付き合いだから大丈夫と挑んだ二人は、1回目と2回目のイベントではあえなく撃沈するも、3回目の挑戦で見事に成功を遂げる。しかし、期待したご褒美の内容は「ネコ耳で一言」という、自分たちではなく、応援してくれた"観客へのご褒美"。なお、失敗した場合の罰ゲームは「後ろのパネルで一発ギャグ」というものだったが、結局、両方をセットでやるはめになる三上と津田だった。○「GOOD SMILE×animate cafe秋葉原」店内の様子『ゆるゆり さん☆ハイ!』と「GOOD SMILE×animate cafe」のコラボカフェは2016年1月30日(土)までの開催予定。(C)2015 なもり/一迅社・七森中ごらく部
2016年01月15日ジャニーズきっての演技派・風間俊介と、声優・津田健次郎の名コンビが10年ぶりに復活する劇場版アニメ『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』。去る8月15日と16日、物語中に登場するカードゲームで実際に対戦を行う決闘(デュエル)の世界大会が開催され、本作のスペシャルステージを実施。風間さん、津田さん、Vジャンプ編集部の相川貴彦、映画プロデューサーの実松照晃、そして原作者・高橋和希がサプライズ登壇し会場を沸かせた。大人気アニメ作品「遊☆戯☆王」初の長編アニメーション映画となる本作では、主人公・武藤遊戯を演じる風間さんと、海馬瀬人を演じる津田さんの名コンビが10年ぶりに復活。さらに、製作総指揮を原作者の高橋氏が手がけることが、アメリカのサンディエゴで行われた「コミ・コン」にて世界的に発表され話題を博した。そんな世界中にファンを持つ「遊☆戯☆王」は、作品を飛び越えて、物語中に登場するカードゲームで実際に対戦を行う決闘(デュエル)の世界大会が過去12回開催されており、13回目となる「WORLD CHAMPIONSHIP 2015」が8月15日、16日に国立京都国際会館にて開催。最終日の16日には、世界60か国、8万5千人の中から予選を勝ち抜いた決闘者(デュエリスト)16名と、世界中から駆けつけたファンたち、述べ6,000人余りが集結。本作のスペシャルステージが熱い熱気の中行われた。この日登場したのは、10年ぶりに顔を合わせたという風間さんと津田さん。そして、「Vジャンプ」編集部の相川氏、映画プロデューサーの実松氏、そして原作者の高橋氏がサプライズで登壇。イベントでは、本作のトークイベントや初公開となる映像の上映が行われ、また、「遊☆戯☆王」シリーズの20周年記念してこれまでに発売された約8,000枚のカードを全てそろえるという壮大なプロジェクト「デュエル集メル!プロジェクト」の始動除幕式も開催。会場は終始歓声が飛び交い大盛り上がりのうちに終わったという。本作について風間さんは、「あの、伝説のデュエルから後の物語を描くと聞いたときは物凄くテンションが上がったと同時に、最高の終わり方をした後に、もう1エピソードを作るというのはすごいプロジェクトだと思いました。そして、それを創り出すのが先生ご自身だということで、絶対に面白い作品になると確信しました!まだアフレコはしていませんが、(映像を見て)遊戯がりりしくなっているので、楽しみで仕方がないです!」と意気込みをコメント。津田さんは「帰ってきました!お話しをいただいたときに『マジか!?』と。先生が描いてくれるということにテンションが上がりました!俊介がいて、先生が描いてくれる…これはもう…フュ~~~!!ヤバイですね!この3人で集まれることにテンションが上がりっぱなし。興奮がさめないです!海馬は海馬のまま変わらないと思うので、当時のままのように演じたいです!」と、興奮気味に語った。本作で製作総指揮を務めた原作者・高橋さんは、「みなさん、お集まりいただき有難うございます!今日は営業としてやってきました!映画をやろうという話しから2年…いよいよ来年上映されます!支えてくださって有難うございます」と感謝を述べた。『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』は、2016年GWにて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月17日現在、愛知県名古屋市の名古屋市博物館は6月7日まで、江戸時代にたびたび出現した「猫ブーム」の様子を浮世絵や土人形で展観する「いつだって猫展」を開催しています。江戸時代後期にはたびたび「猫ブーム」が訪れ、とくに天保12年~13年(1841年~42年)には、愛猫家である歌川国芳が猫を題材とした浮世絵を多数発表していました。擬人化された猫や歌舞伎役者の似顔絵が顔になった猫が見られるなど、猫ブームが爛熟したとのこと!同展では、歌川国芳の作品など、当時の浮世絵に加え、招き猫のご先祖様である「丸〆猫」の資料や全国各地の招き猫土人形、江戸時代から明治時代にかけて流行した簡易な浮世絵「おもちゃ絵」など、猫にまつわる作品を多数展示しているそうです。ということで今回、行ってみました!○「猫鼠合戦」では、ネズミは非常に賢い生き物として描かれている博物館内に入ると、早速暖簾に描かれた猫がお出迎えしてくれました。第1章のテーマは、江戸の暮らしと猫。庶民の生活の中に溶け込んだ猫は、鼠を捕まえる益獣として重宝されたそうです。猫ブームが誕生した土壌ともいうべき江戸時代の猫達を見ることができます。こちらは「猫鼠合戦犬張子・鼠おとし」という作品。猫とネズミの戦いがコミカルに描かれていますね。犬張子を使って猫を驚かすネズミも登場しています。ネズミといえば、猫が食べるご飯というイメージでしたが……こちらの作品ではかなり賢い生き物として描かれていました。○鳥山石燕の画図百鬼夜行!!そして、あると信じていました!! 鳥山石燕の画図百鬼夜行!! 現物を生で見たのは初めての経験です。左側に、二股の尾を持つ猫が手ぬぐいを被り、踊っているのがおわかりでしょうか。猫の妖怪が大好きすぎてかなりの数の文献を所持しては日々悶えている筆者。本物をみることができて感動です!○二股の尾を持つ猫また二股の尾を持つ猫はよく「猫また」なんて言われたりします。表記は、猫股、あるいは猫又、猫麻多と様々ですね(実は猫またの由来は、よくわかっていないのが実情です。「徒然草」では「猫また」、「四季物語」では「猫ま」、「明月記」の表記は「猫胯」という表記となっており、様々な研究者がこの語源について解釈しています)。猫またとは、年をとった猫(この年月も、文献によって7年やら12年やらとまちまちです)が特殊な能力を獲得し、しっぽが二股(またはそれ以上)に分かれた妖怪のことです。猫または、人語を話したり、人間に変化したりする能力を持つそうです。人の言葉を話せるようになるのに10年、神通力を使いこなすまでに14から15年必要とされ、狐と猫が交わってできた子はさらに短い年月で化けるようになるのだとか。○「徒然草」によると、飼い猫も猫またになる猫またが文献上最初に登場するのは、皆さんご存知、吉田兼好の「徒然草」なんですね。「つれづれなるままに日くらし硯にむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく書きつくればあやしうこそものぐるほしけれ」の、あの「徒然草」です。「奥山に、猫またといふものありて、人を食ふなる」と、山に棲む猫またについて記述があります。また、「山ならねども、これらにも、猫の経上りて(へあがりて)、猫またに成りて」と、山奥に生きている猫ではなくとも、飼い猫も長生きすれば猫またになることを物語っているんですね。ということは……筆者の家の猫(名前はリク)ももしかしたら猫またになる可能性も……。猫または人を食らう恐ろしい妖怪ではありますが、もしうちの子が猫またになったら容貌がよけいに愛らしくなってしまうのでは、と考えてしまう筆者です。ただ、全ての猫が猫またになるとは考えられていませんでした。当時、「猫またになる猫は尾が長く、毛色は単色の赤や黄色、黒、あるいは三毛猫が多い」という俗信があったんです。そのため、昔は短い尾の猫が好まれたと言います。○根岸守信の随筆「耳嚢」を発見!!そして同じく感激したのがこちら! 根岸守信の随筆「耳嚢」(みみぶくろ)です。猫に関する様々な民話が書かれておりまして、筆者が大好きな随筆の一つです。「猫は14年生きるとモノを言えるようになる」とか、「14年生きなくても狐と交わって生まれた猫はモノを言うことができる」など、猫またクラスタにはたまらない話が載っています。人間に化けた猫を退治する話は全国各地にありますが、この「耳嚢」にも似たような話が載っています。老母に化けた猫を息子が殺すのですが、殺した母の姿が猫に戻りません。「親殺しの大罪を犯したか」と彼は切腹を決意するのですが、夜になると母の骸が古猫の死体になっていた、という話です。○誰もが一度は見たことがあるこちらの絵も!!会場内を色々見渡してみると、初めて見るものもあったり、「いつかは見たい!」と思っていたものがあったり、非常に目に楽しかったです。こちらは、誰もが一度は見たことがあるであろう絵ですね。歌川広重の、「名所江戸百景浅草田甫酉の町詣」です。格子の外を眺める猫が中央に描かれています。飼い主の遊女は屏風の裏で接客中で、遊郭吉原の近くにある神社で開催された「酉の市」にて戦利品を手にする人々がシルエットで描かれています。猫の機嫌は背中を見ればわかるとよく言います。柔らかくなっていたら機嫌が良く、固くなっていたら機嫌が悪いです。この猫の背中はとてもしなやかに柔らかく描かれているので、リラックスしているところなのかもしれませんね。○化け猫に対する当時の人々のイメージが集約された一枚こちらも、皆さんご覧になったことがあるかもしれません。歌川貞秀の作品です。天保6年(1835年)に二月市村座で上演された「梅初春五十三駅」を取材した役者絵だそうで、老婆が油をなめ、行灯に正体のシルエットが描かれていますね。江戸時代の行灯の火種には、イワシなどから採取した魚の油が使われていたので、猫がなめるのも当然といったら当然なのですが、こちらの絵を見ると、当時の人々がその猫の姿を不気味に感じていたことがありありとわかりますね。○有名な化け猫騒動と言えば!!そしてついにお目にかかることができました。「花埜嵯峨猫魔稿」という演目を取材した役者絵。歌川国貞の作品です。「花埜嵯峨猫魔稿」とは、鍋島の化け猫騒動を元にした芝居のこと。有名な三大化け猫騒動をご存知でしょうか。鍋島の猫騒動、有馬の猫騒動、そして岡崎の猫騒動の3つと言われています。中でも鍋島の猫騒動は最も有名な猫怪談の一つとして知られています。簡単に概要をご説明したいと思います。○鍋島の猫騒動の概要17世紀の佐賀藩の2代藩主、鍋島光茂の時代のことです。龍造寺家に生まれた盲目の子、又一郎が殺害されてしまうことが事の発端となります。この又一郎は、母親の政と、黒猫の「こま」と一緒に暮らしていました。又一郎は非常に碁が強かったため、藩主である鍋島光茂に碁の相手として呼び出されます。ところが、それきり、又一郎は帰ってきませんでした。心配した母親の政は、息子の行方を調べますが、ようとして知れません。日々息子が帰ってこないこと、愛猫のこまに愚痴をこぼします。そんなある晩のこと。雨が降るなか、こまが又一郎の生首をくわえて帰ってきます。藩主である鍋島光茂に呼び出されたあの日、碁のことで口論となり、又一郎は殺されていたのでした。大切な息子を殺され、御家再興の望みも絶たれ、絶望した政は、敵を討つようこまに言い残し、こまに自らの血を舐めさせ、自害します。それから少し月日が流れたころ、夜桜見物の宴で侍女がのどを引き裂かれて殺されます。これを皮切りに、惨殺事件が佐賀城で繰り返されるようになりました。そしてついに、藩主光茂までもが原因不明の病に倒れます。そこで、槍の使い手である千布本右衛門がこれら一連の事件の解決に任命されます。本右衛門は、藩主光茂の寝床で見張りにつきます。すると、不思議なことに気がつきます。光茂の愛妾であるお豊という女性が、寝所に入ると光茂が苦しみ始めるのです。そこで本右衛門は切腹覚悟で槍をふるい、お豊を突き殺します。城中が大騒ぎになりますが、お豊は1.5メートルもある化け猫の姿に変わりました。化け猫となった、あの黒猫「こま」が、実はお豊を食い殺し彼女に成り代わっていたのでした。以上が鍋島の化け猫騒動の概要です。いくつかバリエーションがあり、殺害された又一郎の名前が又七郎、あるいは又八郎だったり、自害した母親である政が又一郎の母ではなく妻だったりします。○猫の当て字そしてこちらはあの歌川国芳の作品! 「猫の当字」ですね。猫の体を組み合わせ、「た」「こ」と書かれています(「こ」は「古」のくずし字)。国芳は様々な猫の作品を残していますが、こちらの当字の絵は筆者も大好きな作品です。ちなみに、現在ねこフォントなんていうウェブサービスも人気です。ためしに「化け猫」とサイトに文字を打ってみると、「bakeneko」と、猫の体を使ったアルファベットが生成されます。なんとなく国芳の当字に通じるところがあって素敵なサービスだなと思います。○猫が合体して巨大猫に!天保末期に始まった猫ブームですが、その後も猫の戯画は描き継がれたそうです。国芳の弟子である芳藤の作品がこちら。師匠の戯画精神をしっかりと継承していますね。何となくですが、こうしたおどろおどろしい猫の顔は、実際の猫がアクビした瞬間にも似ているなと筆者は思いました。アクビをする猫は可愛いですが、大きく裂けた口、鋭い牙、そうした猫の野生味が出る瞬間でもあります。○写真コーナーも!そして最後には、来場者参加型のコーナーも! 愛猫の写真を貼るコーナーや、「どの猫が好き? 」と題して展示されていた猫の人気をランキングにするコーナーがありました。なお、愛猫の写真をプリントして会場に持参すると、観覧料が100円割引されるそうです(返却不可)。愛猫家の皆さん、是非持ち寄ってみてはいかがでしょうか。○会場詳細会場は愛知県名古屋市瑞穂区瑞穂通1-27-1名古屋市博物館。会期は6月7日まで。開館時間は9時30分~17時(入場は16時30分まで)。休館日は5月25日、26日、6月1日。入館料は一般1,300円(税込)、高大生900円(税込)、小中生400円(税込)です。○名古屋市博物館学芸課の津田卓子さんにインタビュー今回、「いつだって猫展」を担当されている、名古屋市博物館学芸課の津田卓子さんにインタビューすることができました!――今回の展覧会、イチオシの目玉はどの作品でしょうか?たくさんありますが、一番はやはり、天保12年に描かれた歌川国芳の「流行猫の曲鞠」ではないでしょうか。こちらの作品では猫はみな人のように描かれていますが、実はこちら、元ネタになった見世物があるんですね。それが、同じく天保12年に開催された菊川国丸の「風流曲手まり」です。また、やはり名古屋の博物館なので、地元の作品もオススメです。「尾張霊異記」といった作品も扱っています。――今回の展覧会、訪れるお客さんはどんな方が多いですか?比較的若い方が多いかもしれませんが、どの年代の方たちにも楽しんでいただいています。皆さん、作品をご覧になられる時、とても素敵な笑顔なのが非常に嬉しいですね(笑)。――津田さんが個人的に好きな作品はどちらでしょうか?歌川国芳の「二代目市川九蔵のあわしま庄太夫天保12年」の作品です。国芳といえば猫のイメージが強いかもしれませんが、実は彼は自身の画歴の中で、特段猫ばかり書いているわけではなかったんですね。天保から嘉永年間にかけてまとめて書いているのです。その時に書かれた絵がこちらです。このときの猫ブームの大きさを教えてくれる大切な資料です。当時、猫の絵が舞台の演出に使われる程人気だったのです。――たくさんの猫グッズが販売されていましたが、イチオシはどれでしょうか?これは私が制作に携わったこちらの図録をオススメしたいですが……(笑)。グッズとなると、やはりトートバックやクリアファイルなどもオススメですね。――今回の猫展、非常に盛況ですが、展示の一番の目的を教えてくださいやはり、「猫を通して」、特に江戸時代についての学びを提供したいというのが目的です。あの時代、なぜ猫ブームが起こりえたのかと言うと、やはり私は「ネズミ」の存在が大きかったと思っています。ネズミを退治するため、人々はその手段として猫を飼っていました。国芳の絵画は大変素晴らしいものですが、それだけでは売れません。やはり、生活の中に猫が溶け込み、人々が猫の魅力を知っていたからこそ、猫ブームが起きたんだと考えています。猫ブームの背景にはネズミがいる。だからこそ、今回の展示は猫展と銘打ってはいるんですが、展示がネズミで始まりネズミで終わっています。――津田さんご自身は、猫を飼っていらっしゃるのでしょうか?いや、私はこの展覧会を担当していますが、実は猫を飼ったことがないんですよ(笑)。ただ、今回の展覧会で設けている「うちの猫自慢コーナー」のたくさんの猫写真を見ていると「あ、私、顔が化け猫っぽい猫が好きなんだな」と自分の好みがわかるようになってきました(笑)。――最後に、これから展覧会へ足を運ぼうとしている方々へ一言お願いいたします歴史が苦手な方でも、「おっ」と驚く猫に出会えると思います。展示の中にはさまざまな仕掛けがしてあります。是非とも足をお運びください。――ありがとうございました!<作者プロフィール<うだま猫好きの人妻アラサー。猫の漫画や日常の漫画をよく書く。猫ブログ「ツンギレ猫の日常-Number40」は毎朝7時30分に更新している。ツイッターでは常に猫への愛を叫び続けている。下ネタツイートは最近控えるようにしている。
2015年05月25日『アナと雪の女王』のハンス王子役で一躍ブレイクした津田英佑が1月23日(金)、都内で行われた海外ドラマ「ナイトシフト 真夜中の救命医」の特別試写会に出席。「台本の1番目に名前が来るのは初めて。一生忘れない」と声優としての“初主演”に感激していた。この日、同作で共演する古谷徹、佐古真弓とともに登場すると、大歓声で迎えられた津田さん。「昨年はいろんなテレビにも呼んでいただいた」とブレイクを肌で実感している様子だった。テキサス州の総合病院を舞台に、元軍医TC・キャラハンを初め、夜間勤務(ナイトシフト)のドクターたちの活躍を描く医療ドラマ。津田さん演じるTCは、戦場で習得した型破りな外科処置で周囲を驚かせるワイルドな役どころで、「一般的なやり方を生ぬるいと感じて、周りと温度差がある役。まあ、総合病院なので、いろんなキャラクターが出入りし、その分サイドストーリーも充実している」とアピールした。一方、TCとは正反対に、経費削減と効率化を目指す新事務長ラゴーサを演じる古谷さんは「利益ばかり考えているように見えますが(笑)、胸の内に抱えているものもあるので、長い目で見てください!中盤、かなりカッコ良くなりますから」。第4話には、古谷さんのキャリアを象徴する“あの名台詞”も登場するそうで「アドリブが採用された」と思わずニンマリ。『アイアンマン2』のブラック・ウィドウ役で知られる佐古さんが演じるのは、TCの元恋人で、ナイトシフトのチーフに就任した女性医師ジョーダン。「個人的な話ですけど(笑)、医療ドラマなのに、筋肉がいっぱい出てきます」と女子目線で見どころを語り、「スピード感はもちろん、個性的な患者との交流を通して成長する姿を楽しみに見てもらえれば」と話していた。「ナイトシフト 真夜中の救命医」はWOWOWプライムで1月27日(火)から放送スタート(第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2015年01月24日