NECマグナスコミュニケーションズ、光波、ナビッピドットコムの3社は2月10日、24GHzレーダを使った人の混雑表示システムを開発したと発表した。同システムは、24GHzのレーダ波を照射し、その反射レベルによって人の混雑状況を把握、数値化し、地図情報クラウドサーバに送信、地図上に表示する仕組み。24GHzのレーダを使うことで、夜間などカメラでは人の状況が把握しにくい場合でも混雑状況を把握できることに加え、個人を特定する情報は取得しないため、プライバシーに配慮したシステムの構築が可能となっている。また、地図上に表示された混雑状況はスマートフォンや、タブレット、ノートパソコンなどブラウザを搭載するデバイスで簡単に表示することができる。これらの特徴から、イベント会場や観光地の出入り口、券売機やトイレなど人が並ぶ場所、ジョギングコースなどでの利用に適しているとする。3社は、今後さまざまなニーズに対応するために実証実験を行うパートナーを募集し、実際のサービスや運用に適したシステムを目指し検証を重ねていくとしており、2020年までに、20億円の出荷を計画している。
2016年02月10日富士通研究所は11月5日、シンガポールのイベント施設・スポーツ施設・商業施設において人や交通の混雑を緩和する実証実験を11月1日から2017年12月31日までの予定で開始したと発表した。2016年3月までに、富士通の位置情報活用クラウド・サービスである「SPATIOWL」への搭載を想定した実用化を目指す。同実験では、イベントなどに参加した後に帰宅まで混雑が予想される状況で、自分に合った最適な行動や過ごし方をスマートフォンのアプリを通じて提案し、その効果を検証するという。行動の提案は富士通のAI技術である「Human Centric AI Zinrai(ジンライ)」を使用して生成し、提案内容を適切に調整することにより、混雑時間帯のシフトや交通手段の分散などによる混雑緩和を実現するとしている。同社は、行動提案の受け入れやすさを定式化した行動誘導モデルを開発。同技術は、人の移動ニーズと事業者利益を両立させる開発済みの技術を基礎として、Zinraiの機械学習や予測・最適化などを用いたもの。行動誘導モデルを利用して、受け入れやすい行動を複数抽出し、そこからさらに、混雑の分散への貢献度が高いものを抽出することで、人々が受け入れ可能かつ混雑緩和に結び付く行動を発見できるという。発見した行動をスマートフォンに表示することで、最適な行動を提案するとのこと。今回、受け入れやすい行動の事前検証として、シンガポールのスポーツ複合施設内におけるスポーツ・イベントにおいて500人を対象にアンケート実施し、以下のような結果が得られたという。・混雑状況の推移予測を正確に通知すると、51%の人々がすぐに帰宅するよりも商業施設で時間を費やす・さらに、400円相当のクーポンを提供すると、73%の人々が商業施設への立ち寄りを選択する・さらに、900円相当のクーポンを提供すると、91%の人々が商業施設への立ち寄りを選択する同社では、アンケーット結果に基づいて実際の施設や周辺交通を想定し、シミュレーションを行ったところ、施設を利用する1万人のうち、約40%がクーポンを提供することで行動を変えると仮定すると混雑を30%解消でき、さらに商業施設に40%の人々が誘導されることも分かったとしている。同社は、シンガポールの複数の施設において、効果検証と性能向上を目的に2017年12月31日まで実証実験を行う予定で、実験結果の活用と変更した本技術の研究開発も進め、2016年3月までに富士通の位置情報活用クラウドサービス「SPATIOWL」への搭載を想定した実用化を目指すという。
2015年11月06日ヤフーは24日、iOS版とAndroid版の地図アプリ「Yahoo!地図」の新機能として、国内の一定エリアや施設の混雑状況を可視化する「混雑レーダー」を追加したことを発表した。Yahoo!地図の対応OSはiOS 7.0以降で、Androidの場合はAndroid 4.0以降が推奨となっている。「混雑レーダー」は、エリアや施設の混雑状況を、11段階のヒートマップとして地図上に表示する機能。青色だと人が少なく、赤色に近付くほど混雑を表している。混雑状況は朝6時から深夜25時まで20分間隔で更新され、最大3時間分の混雑状況を振り返ることができる。また、アプリ上で施設を検索した際の検索結果に表示される「混雑指数」では、5段階のアイコンで施設の混雑状況を表示。大型ショッピングセンター、遊園地、テーマパーク、動植物園、水族館、野球場、駅、サービスエリア、パーキングエリアなどの大型施設が対象となる。例えば、「東京駅」と検索して、検索結果を開くと、東京タワーとその周囲の混雑状況を目視できる。また、下部には混雑指数が表示されている。
2015年09月24日ヤフーは24日、同社提供の地図アプリ「Yahoo!地図」アプリに、エリアや施設周辺の混雑度を表示する新機能「混雑レーダー」を追加した。「混雑レーダー」は、エリアや周辺施設の混雑状況を色で表示する「Yahoo!地図」アプリの新機能。アプリ上で“ショッピングセンター”などと検索し、検索結果一覧を開くと、周辺のショッピングセンターとその混雑状況が表示される。混雑状況は、早朝6時から深夜1時まで20分間隔で更新する。また、現時点での混雑状況だけでなく、過去3時間分を振り返ることも可能。そのほか、全国約3万施設では、施設周辺の混雑度を表す5段階の混雑指数も確認できる。
2015年09月24日JR東日本など、関東甲信越の鉄道事業者37社は、電車内の優先席付近での携帯電話使用マナーについての呼びかけを「優先席付近では、混雑時には携帯電話の電源をお切りください」に10月1日以降より変更する。これまで各社は、車内での携帯電話使用マナーについて、優先席付近では電源を切った上で、それ以外の場所ではマナーモードに設定し、通話はしないように呼びかけてきた。2013年1月に行われた総務省の植込み型医療機器に関する指針の改正や、現代の携帯電話の利用形態の変化を踏まえて、呼びかけ内容を変更するという。なお、車内での携帯電話による通話については、混雑度に関わらず控えるよう引き続き呼びかけていくとしている。旅客には、駅や車内に共同ポスターを掲出して案内するほか、優先席付近でのステッカーの掲出、車内放送によるアナウンスなども順次実施する。
2015年09月18日富士通研究所は9月10日、九州大学とともに、福岡空港の混雑緩和に向け、数理技術を用いて解決策を見つけ出す実証実験を2017年8月までの予定で実施すると発表した。九州大学と富士通および富士通研究所は昨年の9月、九州大学のマス・フォア・インダストリ研究所内に共同研究部門(「富士通ソーシャル数理共同研究部門」)を設置し、公平で受入れやすい社会の制度や施策を実現するための数理技術に関する共同研究を開始することを発表している。富士通ソーシャル数理共同研究部門では、人間の行動や心理を明らかにする社会科学的研究とビッグデータを活用した数理技術を融合した研究を行っている。今回の実証実験は、富士通ソーシャル数理共同研究部門の研究者が、福岡空港ビルディングのスタッフとともに、福岡空港の国際線の出発手続きの混雑緩和に取り組む。富士通研究所 知識情報処理研究所 穴井主管研究員は、「社会の課題の解決にICTの活用が求められており、富士通ソーシャル数理共同研究部門では、ビッグデータ技術を活用して解決しようとしている。こういった問題には、人間の心理や行動が深くかかわっており、それを分析をしないと課題を解決できない」と語った。ただ、穴井氏によれば、数理研究に対して、現場の人難しいと感じる点や、現場とずれた研究になりがちという課題があるという。そこで今回は、数理研究者自身がフィールド調査を行い課題抽出を行うことで、現場に即したソリューションの開発を目指す。実証実験ではまず、福岡空港ビルディの営業、販売、保安のスタッフにインタビューし、本来あるべき望ましい姿を明らかにし、その理想を妨げるう要因は何かを探り、課題を明らかにする。データ解析で使うデータは、空港への到着時間、利用する航空会社、座席クラス、各種手続きを行うレーンやカウンターの数、一人あたりのサービス時間などで、これらをシミュレーションし、各手続きの待ち時間やかかった時間、顧客満足度の指標を出力する。そして、レーン数やカウント数の変更、インライン・スクリーン・システムの導入などにより、各指標がどう変化するを確認し、解決策のパターンモデルを導きだす。両社では今後は受託手荷物検査やチェックインなどの手続きの混雑緩和や、空港内の多様な状況変化に対応可能な警備施策ついても取り組んでいくという。
2015年09月10日国土交通省はこのほど、3大都市圏の鉄道混雑率を調べた2011年度の集計を発表した。今回の発表では、東京圏の主要区間の平均混雑率は164%で、前年比2%の減少。大阪圏は123%、名古屋圏は127%で、こちらも前年より減少。3大都市圏すべてで、過去30年間において最も低い数値を記録した。これについて、同省では、東日本大震災による輸送人員の減少も考えられる一方、新線の建設や既存線を結ぶバイパス線の整備、幅広車両の導入など、官民を挙げた輸送力を増強する取り組みも数字に表れたものとみている。ただし、依然として混雑の激しい区間もあり、首都圏の15区間で、「新聞を広げて楽に読めない」とされる180%以上の混雑率を記録した。中でも東京の東側から通勤客が利用する区間の混雑が激しく、昨年度の最混雑路線はJR総武緩行線錦糸町~両国間で201%、JR以外の私鉄・地下鉄の最混雑路線は東京メトロ東西線木場~門前仲町間で199%。ともに、「体が触れ合い相当圧迫感のある」200%前後の混雑率が続いていることがわかった。同省は2015年までに東京圏のすべての区間の混雑率を180%以内に、それ以外の大都市圏のすべての区間の混雑率を150%以内とする目標を立て、とくに都心から空港・郊外直結鉄道の新線の調査を国に要求するなど、今後も混雑緩和に向けた施策を進める考えだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月04日夏休みやゴールデンウイークといった行楽シーズンや週末の高速道路では、各地で大きな渋滞が予想され、サービスエリアやパーキングエリアなどの休憩施設においても、混雑が予想されます。そうした混雑を少しでも緩和するために、高速道路上には混雑状況をお知らせする「休憩施設混雑情報板」を設置しています。この情報板では、これから向かおうとしている休憩施設の駐車場の現在状況(空有・混雑・満車)について、高速道路を走行中に入手することができます。実はこの混雑情報板に「満」と表示されている場合でも、全ての駐車マスが埋まっているわけではありません。それぞれの表示は、スムーズに駐車できるかどうかという考えで表示しているので、駐車できるスペースが少しあっても「満」という表示をしています。休憩施設の敷地内にはカメラが設置されており、混雑状況を監視しています。混雑状況は、カメラで撮影した画像をコンピューターで処理して読み取ります。読み取った情報は、高速道路本線に設置した「休憩施設混雑情報板」を通じてドライバーに知らせています。下の写真は駐車場の「満」「空」を把握するカメラの画像です。赤色の部分は駐車、緑色の部分は空車を示しています。安全で快適な走行環境を確保するために、リアルタイムで分かりやすい道路交通情報の提供が不可欠です。道路上の各種機器から光ケーブルを介して集められた情報を、瞬時にコンピューター処理をして、休憩施設混雑情報板を含む各種情報板やハイウェイラジオなどを介してリアルタイムに視覚的、音声的に分かりやすく提供しています。平成23年3月からITSスポットサービスが開始され、高速かつ大容量の通信を行い、リアルタイムで広範囲の道路交通情報、安全運転支援などの多様なサービスを提供しています。ITSスポットとは、ETCと同じ通信技術を用いて、自動車のドライバーを対象とした多様なサービスを受けられる道路上のエリアのことです。道路に設置された「ITSスポット」と自動車に搭載された「対応カーナビ」との高速・大容量通信により、広範囲の渋滞データや交通情報等で賢くルート選択するダイナミックルートガイダンスや、ドライブ中のヒヤリを減らすため事前に注意喚起する安全運転支援、ETC等のサービスを実現し、提供しています。快適で安全なドライブを確保するため、設備は日々進化しているのです。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月12日広島県などでは、県内の国道2号線宮島口周辺の混雑緩和のためゴールデンウィーク中にパーク&ライドを実施する。日本三景・世界遺産の宮島方面に家族旅行をされる方は、目的地に早く到着できる快適なパーク&ライドを利用してみてはいかがだろう。【アクセス1】JR広島駅北口(徒歩約7分)無料駐車場からJRで●実施日:5月3日(木)~5月6日(日)●駐車場利用時間:9時~18時(入場は14時まで)19時以降は駐車場を施錠●宿泊される方はご利用できません。また,乗用車のみご利用いただけます。●JR広島駅から宮島口駅までの所要時間:約30分【アクセス2】広島港から高速船で●実施日:5月3日(木)~5月6日(日)●24時間まで無料(高速船往復利用者限定)●乗船券の購入時に窓口に駐車券を提示してください。●広島港から宮島港までの所要時間:約30分【アクセス3】廿日市市浄化センター(無料駐車場)からシャトルバスと広電電車で●実施日:5月3日(木)~5月6日(日)●利用時間:10時~18時(入場は15時まで)19時以降は駐車場を施錠します。●宿泊される方はご利用できません。また、乗用車のみご利用いただけます。●広電廿日市市役所駅から広電宮島口駅までの所要時間:約10分【アクセス4】ちゅーピーパーク駐車場(廿日市市大野)からシャトルバスで ●実施日:4月28日(土)~4月30日(月),5月3日(木)~5月6日(日) ●駐車料金:1,000円 ●駐車場から宮島口までの所要時間:約15分※パーク&ライド:自宅から自家用車で最寄りの駅等まで行き,車を駐車させた後,鉄道等の公共交通機関等を利用して目的地に向かう方法です。プレスリリース提供元: PR TIMES
2012年04月29日月曜午前は混み混みです生活習慣病保険や重度障害保険など、多彩な保険を手がけるアイリオ生命が、カスタマーサービスセンターの混雑状況を公表した。『×』が大変混雑している。『△』がやや込み合っている。『○』がつながりやすい、として表現されている発表だが、1番混んでいる日は文句なく月曜日のようだ。9時台から11時台の3つの時間帯が、全部『×』となっている月曜。土日に電話が繋がらない分、多くの人がかけていることが推定される。この時間では保留のメロディーばかりが聞けそうだ。※画像はイメージ空いているのは15時台午前中に比較的空いているのは水曜日と木曜日。9時台はやはりやや混雑しているものの、10時・11時台は繋がりやすくなっている。金曜日も11時台は繋がりやすいようだ。また1週間を通して最も狙い目なのは15時台。どの曜日でも唯一繋がりやすい希有な時間となっている。ついで18時台も火曜~木曜は繋がりやすい。『コールセンターに電話したけど繋がらない』という経験をお持ちの方は少なくないだろうが、これを機に自分の契約している保険会社と比べてみても面白いかもしれない。
2011年02月09日