『夜は短し歩けよ乙女』『夜明け告げるルーのうた』の湯浅政明監督の新作『きみと、波にのれたら』が公開されている。本作は“シンプルなラブストーリー”を描くことを目指して制作がスタートしたが、作品を完成させた湯浅監督はインタビューの中で思わず「人生ってそういうものだって感じですよね」と口にした。男女の少しだけファンタジックなラブストーリーの奥にはどんな“人生のドラマ”が待っているのだろうか?本作は海辺の街に引っ越してきた大学生・ひな子と街の消防士の港が出会い、一緒にサーフィンに行くうちに恋人同士になって幸福な日々を過ごすも、ある事故で港がこの世を去ってしまうところから物語が始まる。愛する人を失ったひな子は立ち直れなくなってしまうが、そこに港が“意外なかたち”で姿を見せる。湯浅監督はこれまでも様々なラブストーリーを描いてきたが、本作では意識的にシンプルなドラマを描くことを目指して創作をスタートさせた。「これまでも作品の間口を広げる努力は常にしてきたんですけど、『夜明け告げるルーのうた』の公開後に周囲の人の意見を聞く中で“みんなが観たい映画はこういうものかな?”とイメージできたので、より間口を広げた作品を作ってみたかったですし、その目標は達成できたと思います。つくってるといろいろとやりたくなるし(笑)、物語がシンプルに進行していくと、これで大丈夫なのか? と不安にもなるんですけど、今回はあえてそれをやってみないといけないと思ったんです」しかし、湯浅監督は「自分を捨てたとかは一切ないです」と笑みを見せる。「自分のわかる/できる範囲で挑戦した作品なので、自分の中では“これまでと違うもの”とは思っていないですし、僕のこれまでの作品を観てくれている方なら、この作品の意図はわかってもらえると思っています」監督が語る通り、本作は登場人物が絞られ、キャラクターの絵柄や背景の描き方などに変化はあるが、視点の面白さ、アニメーション表現の豊かさ、そしてアッと驚く状況の出現など、過去の湯浅作品の魅力やテイストが存分に盛り込まれている。「これまでも色んな水の表現をしてきましたけど、“波”はちゃんと描いたことがなかったんです。サーフィンをやるといろんな波があって、千葉の波と湘南の波は違うし、今はドローンとかサーファーがつけた小さいカメラで、いろんな映像が観られるようになったので、水がどんな動きをしているのかわかるようになったんですよ。今回はそれを描きたいなぁと」本作に登場する水や波は単なる“効果”ではなく、キャラクターの動きにシンクロしたり、立ち向かう存在として描かれ、時にはキャラクターの“感情”を表現するアイテムにもなっている。さらに本作における波は、人生の浮き沈み、つまり“人生の波”をも表現している。「新しい波に乗るのが怖いというか、乗ろうとして失敗したらどうしようと思っている人が多い印象があったんです。でも、波は乗ってみないことにはそれが良いか悪いかはわからない。新しい波に乗らないままで終わるか、乗ろうとしたけど失敗するか。乗った結果として良い波で、でもその波はいつかは終わってしまう……でも、波が来たら乗らないよりは乗った方がいいじゃないですか。でないと、いつか別れてしまうのなら最初から付き合わない方がいいってことになってしまうし、遊園地から帰るのがさみしくなるから行かない方がいいってことになってしまう。でも、行った方がいいと思うんですよ。人生ってそういうものだって感じですよね(笑)」人生には良い波に乗っている時もあれば、悪い波にあたって身動きがとれない時もある。それでも泳ぎ続けていれば、次の波がやってくる。だから、乗らないよりは乗った方がいい。映画の冒頭、主人公の港とひな子は、お互いに惹かれ合い、何のためらいもなく良い波に乗ろうとする。「熱烈なカップルを見ると“バカだな”とか思うし(笑)、あんなイチャイチャしていてもいつかは別れるのに、とか思う人もいると思うんですけど、その瞬間はそれが真実だし、それがあるから現在がある。波に乗ろうとトライしたから今の生活がある。だから、バカになれる、他人の目が気にならないぐらい相手のことを好きになれるのも幸せだと思うんです。それは尊いし、ないよりはあった方がステキだと思います」とは言え、湯浅監督は登場人物たちが波に乗ろうとする際に“偶然に”乗れる場面を用意しない。誰もが必死で、努力して、勇気を出して波に乗る。「ふたりはプロのサーファーになるわけでも、有名な人になれるわけでもないんですけどやるんですよね。やっぱりどこであっても努力をしている人というのはいて、僕がいいなと思うのは堅実に生きている人。そういう人がちゃんと報われるといいなといつも思っています」本作は、シンプルな恋の物語を描きながら、監督の言葉を借りるならば“人生ってそういうもの”だと思わせてくれる作品になった。「それは……映画をつくっていくうちにそういう話になっていったんでしょうね」『きみと、波にのれたら』公開中
2019年06月21日『きみと、波にのれたら』の湯浅政明が監督、「ピンポン」「鉄コン筋クリート」の松本大洋がキャラクター原案、「アンナチュラル」「逃げるは恥だが役に立つ」の野木亜紀子が脚本を担当する長編アニメーション映画『犬王』の製作が決定した。後世日本の文学や演劇などに大きな影響を与えた軍記物の名作「平家物語」。その現代語訳を手掛けた古川日出男により「平家物語」に連なる物語として、南北朝~室町期に活躍し、世阿弥と人気を二分した能楽師・犬王の実話をもとに新たに生まれた「平家物語 犬王の巻」をミュージカル・アニメーションとして映画化。犬王は、同時代を生きた観阿弥、世阿弥の父子と同様に三代将軍・足利義満の愛顧を受けて、むしろこの二者よりも贔屓にされていたと伝えられる。600年以上の歴史を誇り、現存する世界最古の舞台芸術と言われる “能楽”を題材とする本作の映像化にあたり、日本を代表するトップクリエイターたちが集結。監督を務めるのは、国内外から注目を集め、最新作『きみと、波にのれたら』が6月21日に公開されるアニメーション監督・湯浅政明。本作では自身初の“能楽”のアニメーション化に挑戦する。また、湯浅監督と「ピンポン THE ANIMATION」以来5年ぶり、2度目のタッグを組み、キャラクター原案を手掛けるのは6月12日より新連載「東京ヒゴロ」(ビッグコミックオリジナル/小学館)がスタートしたばかりの漫画家・松本大洋。原作「平家物語 犬王の巻」の装画を務めた松本氏が初めて小説原作のキャラクター原案となる。そして脚本には、数々のヒット作を世に送り出している野木亜紀子。ドラマ・映画と活躍し、今年、向田邦子賞(「獣になれない私たち」)、市川森一賞(「アンナチュラル」)をW受賞した彼女が自身初めてとなるアニメーション映画脚本に挑む。歴史に消えたポップスター・犬王が現代に再び姿を現すとき、どんな物語が謳われるのか。続報にも期待していて。原作・古川日出男コメント私が書いたのは芸能についての小説だ。芸能とは歌であり演奏であり、感情、感動である。私は文字だけでその物語化を成し遂げようと試みた。今回、それらは一冊の本の内側から解き放たれる。すなわち音が、声が、色彩が。それから感情が、もちろん感動が。その監督やその脚本家やそのキャラクターの設計家や、音楽家や、その他その他によって、それらはついに放たれるのだ。監督・湯浅政明コメント歴史にはわずかにしか書き記されていない、「犬王」という猿楽師を大胆に解釈された古川さんの物語。野木さんの脚本。松本さんのイメージ。・・・これは面白くなるしかないですね。楽しみにしててください!キャラクター原案・松本大洋コメント湯浅監督はじめ作品に関わる人間が楽しんで作ることができたら、きっとすごいアニメーションになると期待しています。僕も邪魔にならないように、少しでも力になれたら嬉しい。脚本・野木亜紀子コメント古川さんが著した『平家物語 犬王の巻』を読んだときの高揚と切なさをどう脚本に落としこむのか、地の文からどう世界をすくい上げるのか、難しくもやり甲斐のある仕事でした。アニメ表現は無限であり実写の何倍も出来上がりの予想がつきません。松本さんのキャラクターと湯浅監督が織りなす『犬王』がひたすらに楽しみです。映画『犬王』は2021年、公開予定。(text:cinemacafe.net)
2019年06月12日世界を魅了してきた湯浅政明監督最新作『きみと、波にのれたら』の公開を記念して、湯浅監督が手掛けた『夜明け告げるルーのうた』と『夜は短し歩けよ乙女』の2作品が2週連続で放送されることが決定した。◆『夜明け告げるルーのうた』(6月4日放送)2週連続で放送される今回。最初の週は、フランス・アヌシー国際アニメーション映画祭長編部門でグランプリ(クリスタル賞)を受賞した『夜明け告げるルーのうた』(’17)を放送。寂れた漁港の町・日無町を舞台に、心を閉ざした中学生のカイが、人魚の少女・ルーとの出会いと交流を通して、本当の気持ちを伝えることの大切さを教えてくれる青春感動ストーリー。少女・ルーを谷花音が演じているほか、下田翔大、柄本明、斉藤壮馬、寿美菜子らが出演している。ストーリー寂れた漁港の町・日無町に住む中学生の少年・カイは、父親と日傘職人の祖父との3人で暮らしている。両親の離婚によって日無町に居を移したカイは、父や母に対する複雑な想いを口にできず、鬱屈した気持ちを抱えたまま学校生活にも後ろ向き。唯一の心の拠り所は、自ら作曲した音楽をネットにアップすることだった。ある日、クラスメイトの国夫と遊歩に、彼らが組んでいるバンド「セイレーン」に入らないかと誘われる。しぶしぶ練習場所である人魚島に行くと、人魚の少女・ルーが3人の前に現れた。楽しそうに歌い、無邪気に踊るルー。カイは、そんなルーと日々行動を共にすることで、少しずつ自分の気持ちを口に出せるようになっていく。しかし、古来より日無町では人魚は災いをもたらす存在。ふとしたことから、ルーと町の住人たちとの間に大きな溝が生まれてしまう――。◆『夜は短し歩けよ乙女』(6月11日放送)2週目は、第41回日本アカデミー賞最優秀アニメーション賞受賞作品『夜は短し歩けよ乙女』(’17)を放送。京都を舞台に描かれる、ちょっと風変わりな森見登美彦の同名ベストセラーを原作に、星野源(黒髪の乙女に焦がれる先輩役)、花澤香菜(黒髪の乙女役)、神谷浩史(学園祭事務局長役)、中井和哉(樋口師匠役)、秋山竜次(パンツ総番長役)ら最高のキャストでアニメーション映画化した。ストーリークラブの後輩である“黒髪の乙女”に思いを寄せる“先輩”は、今日も「なるべく彼女の目にとまる」ようナカメ作戦を実行する。春の先斗町、夏の古本市、秋の学園祭、そして冬が訪れて…。京都の町で、個性豊かな仲間たちが次々に巻き起こす珍事件に巻き込まれながら、季節はどんどん過ぎてゆく。外堀を埋めることしかできない“先輩”の思いはどこへ向かうのか――!?◆『きみと、波にのれたら』(6月21日公開)『夜明け告げるルーのうた』『夜は短し歩けよ乙女』を観たあとは、まもなく公開される湯浅監督最新作もチェック!湯浅監督待望の最新オリジナルアニメーション映画『きみと、波にのれたら』は、海辺の街を舞台に、消防士の青年・港とサーファーの大学生・ひな子との運命的な恋を描く感動青春ラブストーリー。港役は「GENERATIONS from EXILE TRIBE」の片寄涼太、ひな子役は先日結婚・妊娠を発表した女優・川栄李奈が担当しているほか、松本穂香、伊藤健太郎と注目の若手俳優が声優参加。主題歌は「GENERATIONS from EXILE TRIBE」が担当しており、本作のために書き下ろされた「Brand New Story」も必聴だ。◆放送決定を記念して湯浅監督からコメント到着!『夜は短し歩けよ乙女』は少しお酒を飲みながら観たら楽しいかもしれません。『夜明け告げるルーのうた』は観終わるころにちょうど夜が明けますね。(笑)『きみと、波にのれたら』を観る前に是非楽しんでいただけたらと思います。(cinemacafe.net)■関連作品:夜は短し歩けよ乙女 2017年4月7日より全国にて公開© 森見登美彦・KADOKAWA/ナカメの会きみと、波にのれたら 2019年6月21日より全国にて公開©2019「きみと、波にのれたら」製作委員会
2019年05月30日『夜は短し歩けよ乙女』『夜明け告げるルーのうた』が国内外で高く評価された湯浅政明監督による最新アニメーション映画『きみと、波にのれたら』で片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)が声優初挑戦、アニメ初主演の川栄李奈とW主演を務めることになった。『映画 クレヨンしんちゃん』シリーズではキャラクターデザインなどを務め、長編アニメ初監督作『マインド・ゲーム』(’04)やテレビアニメ「四畳半神話大系」で文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞を受賞した湯浅監督。昨年は劇場アニメ『夜は短し歩けよ乙女』で第41回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を、『夜明け告げるルーのうた』で仏・アヌシー国際アニメーション映画祭2017の長編コンペティション部門で見事グランプリにあたるクリスタル賞を受賞し、怒涛の勢いでその名を世界に轟かせた。■歌が物語のカギに!海辺が舞台のラブストーリーそんな湯浅監督のオリジナル劇場アニメーションとなる最新作は、“歌”が重要なカギになる海辺の街を舞台に描かれるラブストーリー。正義感が強い消防士の青年・港(みなと)を演じるのは、絶大な人気を誇るダンスボーカルグループ「GENERATIONS from EXILE TRIBE」ではボーカルを務める片寄涼太。現在は菅田将暉主演ドラマ「3年A組―今から皆さんは、人質です―」に生徒役で出演中、映画『兄に愛されすぎて困ってます』やドラマ・映画他ジャンルを超えた展開が話題の『PRINCE OF LEGEND』などで俳優としても活躍する片寄さんは本作が声優初挑戦。劇中で港は、サーファー・ひな子と恋人同士となるが、ある事故で命を落としてしまう。憔悴するひな子がある日、2人の思い出の歌を口ずさむと港が水の中から現れ…!初挑戦にして、命を落としてなお、恋人の前に現れ彼女を支えようという、かつてない複雑な役どころに挑む。ひな子を務めるのは、同じく「3年A組」で生徒役を務めているほか、昨年は主演映画『恋のしずく』、『センセイ君主』『人魚の眠る家』など話題作に続々出演した川栄李奈。さらに『劇場版ポケットモンスター みんなの物語』にも起用され、劇場アニメで声優を務めるのは今回が4作目となるが、アニメーション映画としては初主演。その確かな演技力には、今回も大きな期待がかかっている。さらに、本作では“歌”が重要なキーとなっており、劇中では2人で歌うシーンも登場する。■片寄涼太体当たりの気持ちで声優初挑戦なので、体当たりの気持ちで、皆さんから一つ一つ学びながら、周りの皆さんと一緒になって雛罌粟(ひなげし)港という男を作り上げていけたらなと思いました。ラブストーリーではありますが、一人一人が成長していく部分もとても大事で、観てくださった方が勇気をもらって、背中を押されるような作品になればいいなと思います。■川栄李奈「なんか頑張ろう!」という気持ちになれる声のお仕事を頂くのは本当にありがたいことだなと思っています。アフレコは毎回すごく難しいなと思うので、今回も分量がすごい多いと言われていたのでちょっとドキドキしていました。本作はラブストーリーだけではなく、落ち込んでいる方だったり、元気がない方が「あ、なんか頑張ろう!」という気持ちになれる作品だと思うので、本当に色んな方に観てほしいなと思います。■湯浅政明監督バカップルと呼べるほどの愛らしい2人片寄さん演じるミナトを聴きながら画面を見てると、率直に「港が色男になった!」と感じ、川栄さん演じるヒナコを聞いていると「ひな子が等身大で魅力的な女性になった!」と思いました。2人が戯れに歌を口ずさむシーンでは「1人で映画館に来ると辛いのではないか」と思うほどのアツアツぶりが録れたので、ぜひ、このバカップルと呼べるほどの愛らしい2 人の恋を劇場に見に来て欲しいですね。■ストーリー大学入学を機に海辺の街へ越してきたひな子。サーフィンが大好きで、波の上では怖いものなしだが自分の未来については自信を持てずにいた。ある火事騒動をきっかけに、ひな子は消防士の港と出会い、2人は恋に落ちる。お互いがなくてはならない存在となった2人だが、港は海の事故で命を落としてしまう。大好きな海が見られなくなるほど憔悴するひな子が、ある日ふと2人の思い出の歌を口ずさむと、水の中から港が現れる。「ひな子のこと、ずっと助けるって約束したろ?」再び会えたことを喜ぶひな子だが…。2人はずっと一緒にいることができるのだろうか?港が再び姿を見せた本当の目的とは?『きみと、波にのれたら』は6月21日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年01月15日湯浅政明監督最新作、映画『きみと、波にのれたら』が、2019年6月21日(金)より全国ロードショー。アニメ『四畳半神話大系』にはじまり、2017年には『夜は短し歩けよ乙女』で日本アカデミー賞最優秀アニメーション賞を受賞、『夜明け告げるルーのうた』でアヌシー国際アニメーション映画祭長編コンペティション部門クリスタル賞(グランプリ)を受賞した湯浅政明。『きみと、波にのれたら』は、2017年に怒涛の勢いでその名をとどろかせた湯浅政明による長編オリジナル最新作だ。女子大生と消防士のラブストーリー『きみと、波にのれたら』の主人公は向水ひな子。サーフィンが大好きでその腕前もかなりのもの。明るくあっけらかんとした性格だが、自分の未来については自信を持てずにいる。そんな彼女が、大学入学を機に海辺の街に引っ越した街で、消防士の港に出会い、恋に落ちることから物語は始まる。めでたく結ばれた2人だったが、ある日港は海の事故で命を落としてしまう。大好きな海が見られなくなるほど憔悴するひな子が、ある日ふと二人の思い出の歌を口ずさむと、水の中から港が現れる。「ひな子のこと、ずっと助けるって約束したろ?」再び会えたことを喜ぶひな子だが…。2人はずっと一緒にいることができるのだろうか?港が再び姿を見せた本当の目的とは?どこか共感できる純粋な主人公の気持ちを、そして2人の淡い恋を、湯浅政明作品ならではの鮮やかなアニメーションにのせていく。脚本は『聲の形』『若おかみは小学生!』の吉田玲子スタッフ陣は、湯浅政明監督作品での活躍が記憶に新しい豪華な面々が揃う。脚本は、『夜明け告げるルーのうた』をはじめ、『聲の形』『若おかみは小学生!』の吉田玲子が担当。音楽は、『夜は短し歩けよ乙女』や『リトルウィッチアカデミア』の大島ミチルが手掛ける。キャラクター紹介物語を彩る個性豊かなキャラクター達を紹介。GENERATIONS from EXILE TRIBEの片寄涼太や、『嘘を愛する女』『センセイ君主』に出演した川栄李奈など、豪華声優勢も合わせてチェックしてほしい。雛罌粟 港 (ひなげし みなと) - 声:片寄涼太消防士かつ、ひな子の恋人。正義感が強く仕事でも信頼されている。器用で何でもそつなくこなす。海の事故で命を落としてしまうが、ひな子の歌をきっかけに再び現れる。向水 ひな子 (むかいみず ひなこ) - 声:川栄李奈主人公の大学生。サーフィンが大好きでその腕前もかなりのもの。明るくあっけらかんとした性格だが、自分の未来については自信を持てずにいる。事故で失った恋人・港の姿を唯一みることが出来る人物でもある。雛罌粟 洋子(ひなげし ようこ) - 声:松本穂香港の妹で高校生 誰に対してもぶっきらぼうな態度を取る一方、兄を慕っている。川村 山葵 (かわむら わさび) - 声:伊藤健太郎新人消防士で港の後輩 人懐っこい性格だが、仕事では失敗ばかりを繰り返し、消防士としてはまだ半人前。主題歌にGENERATIONS from EXILE TRIBE主題歌はGENERATIONS from EXILE TRIBEが担当。映画のために書き下ろされた楽曲「Brand New Story」は、物語のキーともなる重要な役割を果たしている。片寄涼太×川栄李奈が2人で口ずさむ“胸キュン”シーンも劇中では、片寄涼太演じる港と川栄李奈担当のひな子が、2人でじゃれあいながら口ずさむ“胸キュン”シーンも登場。もともとは別々に収録されるはずだったが、「2人で歌った方が、より良い空気感を出せるのでは?」という片寄のアイディアによって、この場面の誕生に至った。完璧すぎないメロディや、照れ笑いを抑えながら歌っている2人の歌声は、まるで本物の恋人たちかのよう。背中を後押ししてくれる優しい歌詞、夏にぴったりな爽やかなメロディが、作品にドラマティックな彩りを与えてくれる。作品詳細『きみと、波にのれたら』公開時期:2019年6月21日(金)全国ロードショー監督:湯浅政明脚本:吉田玲子出演:片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)、川栄李奈、松本穂香、伊藤健太郎音楽:大島ミチル配給:東宝
2018年11月01日Netflixで配信されているアニメ『DEVILMAN(デビルマン) crybaby』の監督を務める湯浅政明氏が、19日放送のTBSラジオ番組『アフター6ジャンクション』(毎週月曜~毎週金曜 18:00~21:00)に出演することが決定した。湯浅政明氏 -TBSラジオ提供同番組はヒップホップグループ・RHYMESTERの宇多丸がパーソナリティを務め、TBSラジオで65年間続いた野球中継の歴史に幕を閉じたことで、新たにスタートした3時間の生放送ワイド番組だ。湯浅氏は20時台の特集コーナー「ビヨンド・ザ・カルチャー」の「デビルマンcrybabyと、川崎、そしてHIPHOPを繋ぐ線」特集に登場する。特集ではカルチャーの知識も豊富な宇多丸が独自の目線で、『DEVILMAN(デビルマン) crybaby』の舞台となった「川崎」、そして同作に登場する「日本語ラップ」に注目。これらを繋ぐと、どのようなメッセージが浮かび上がってくるのかを議論していく。湯浅氏の他にも、音楽ジャーナリストの磯部涼氏とマンガ研究者の岩下朋世氏も出演の予定だ。
2018年04月19日湯浅政明監督による長編アニメーション映画『夜明け告げるルーのうた』が、2017年5月19日(金)より、全国の劇場で公開される。文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞を受賞した『マインド・ゲーム』(04年)で、長編監督デビュー以降、圧倒的な独創性で国内外のファンを魅了してきた湯浅政明。星野源が声優を務める事でも話題を呼んだ映画『夜は短し歩けよ乙女』も手がけた彼による新作『夜明け告げるルーのうた』は、“本当の気持ちを伝えることの大切さ”を描いた完全オリジナルの劇場アニメーションだ。「心から好きなものを、口に出して『好き』と言えてますか」という湯浅監督が抱いた疑問から生まれた『夜明け告げるルーのうた』の舞台は、寂れた漁港の町・日無町(ひなしちょう)。思春期特有の鬱屈した気持ちを抱えたまま日々を過ごす主人公の少年・カイを主人公に、彼の前に突如現れた人魚の少女・ルーとの交流が描かれる。声の出演は、可愛い人魚の少女・ルー役を谷花音、素直な本当の気持ち伝えることのできない少年カイ役を下田翔大、迫力あるルーの父親役を篠原信一がそれぞれ担当する。シンプルな“動く”喜びに満ちたアニメーションに定評のある湯浅作品だが、『夜明け告げるルーのうた』で合わせて注目したいのは、大野広司による背景美術。『AKIRA』(88年)、『魔女の宅急便』(89年)、近年では『おおかみこどもの雨と雪』(12年)など、数多くの名作で背景を手掛けている背景美術界の大御所だ。本作のポスタービジュアルでも、幻想的な背景美術で、作品のキーとなる少年・カイと人魚の少女・ルーが出会うドラマティックなシーンに華を添えている。さらに物語を盛り上げる主題歌として、斉藤和義による「歌うたいのバラッド」を採用。ビビットでポップな色彩とともに、エンディングまで心温まる映像を届ける。八景島シーパラダイスとコラボ!?横浜・八景島シーパラダイスでは、映画『夜明け告げるルーのうた』とのコラボイベントを2017年5月13日(土)より開催。『夜明け告げるルーのうた』のイメージアニメが「アクアミュージアム」の三角の大屋根に投影されるほか、世界観をイメージしたコラボ水槽などが登場し、人魚のルーが楽しく歌い踊り暮らす海の世界に浸ることができる。例えば、「アクアミュージアム」1階のウェルカム水槽では、人魚の少女ルーの住む海の世界を再現。アクアグリーンにきらめく海と、シーパラのキャラクターフィッシュでもあるキイロハギ、スミレナガハナダイなど、ビビッドな色彩の魚たちが来場者を迎えてくれる。さらに、映画のイメージソングとして採用されている「歌うたいのバラッド」や映画のサントラが、島内のBGMとして流れる。お台場でコラボレーションイルミネーションもお台場・デックス東京ビーチにて本作とコラボレーションしたイルミネーション「お台場イルミネーション“YAKEI”映画『夜明け告げるルーのうた』Ver.」が5月12日(金)から6月15日(木)までの期間限定で行われる。全長約200メートルにもわたる「樹木イルミネーション」では、1時間に2回、主題歌の斉藤和義の「歌うたいのバラッド」と連動した演出が行われる。約22万球の光で表現する全体の演出は、人魚の女の子・ルーが繰り出す「水の魔法」をイメージ。音と光で幻想的に映画の世界を演出する。人の動きを感知し映像に反映する体感型イルミネーション「イリュージョンドーム」も。1時間に2回、映画の予告編が放映される。湯浅政明×ねむようこ原画展また、本作の原画展も東京・中野で開催。会場では、湯浅監督の手描きのイメージボードや、キャラクター原案・ねむようこのキャラクター原案イラストなど、作品をより楽しめる本展限定公開の貴重な資料を公開。また、原案イラストを使用したグッズをはじめ映画のグッズも先行販売される。ストーリー・あらすじ寂れた漁港の町・日無町(ひなしちょう)に住む中学生の少年・カイは、父親と日傘職人の祖父との3人で暮らしている。もともとは東京に住んでいたが、両親の離婚によって父と母の故郷である日無町に居を移したのだ。父や母に対する複雑な想いを口にできず、鬱屈した気持ちを抱えたまま学校生活にも後ろ向きのカイ。唯一の心の拠り所は、自ら作曲した音楽をネットにアップすることだった。ある日、クラスメイトの国男と遊歩に、彼らが組んでいるバンド「セイレーン」に入らないかと誘われる。しぶしぶ練習場所である人魚島に行くと、人魚の少女・ルーが3人の前に現れた。楽しそうに歌い、無邪気に踊るルー。カイは、そんなルーと日々行動を共にすることで、少しずつ自分の気持ちを口に出せるようになっていく。しかし、古来より日無町では、人魚は災いをもたらす存在。ふとしたことから、ルーと町の住人たちとの間に大きな溝が生まれてしまう。そして訪れる町の危機。カイは心からの叫びで町を救うことができるのだろうか?作品情報映画『夜明け告げるルーのうた』公開日:2017年5月19日(金)キャスト:谷花音(ルー)、下田翔大(カイ)、篠原信一(ルーのパパ)、柄本明(じいさん)、斉藤壮馬(国夫)、寿美菜子(遊歩)、千鳥・大悟(江曽島)、千鳥・ノブ(千鳥)(髭の漁師)監督:湯浅政明脚本:吉田玲子 湯浅政明音楽:村松崇継主題歌:「歌うたいのバラッド」斉藤和義(SPEEDSTAR RECORDS)キャラクターデザイン原案:ねむようこキャラクターデザイン/作画監督:伊東伸高美術監督:大野広司フラッシュアニメーション:アベル・ゴンゴラ ホアンマヌエル・ラグナ撮影監督:バティスト・ペロン©2017ルー製作委員会【イルミネーション詳細】お台場イルミネーション“YAKEI”映画『夜明け告げるルーのうた』Ver.期間:2017年5月12日(金)~6月15日(木)会場:デックス東京ビーチ3階シーサイドデッキ住所:東京都港区台場1丁目6−1点灯時間:19:00~24:00※変更となる場合あり■樹木イルミネーションと映画主題歌「歌うたいのバラッド」との連動演出19:00~21:30の間で毎時00分、30分スタート■イリュージョンドーム 予告編上映19:15~21:15の間で毎時15分、45分スタート問い合わせ先:03-3599-6500【『夜明け告げるルーのうた』湯浅政明×ねむようこ原画展】開催期間:2017年5月11日(木)〜23日(火) ※水曜定休会場:pixiv Zingaro住所:東京都中野区中野5−52−15中野ブロードウェイ 2F時間:12:00〜19:00入場:無料
2017年02月17日AbemaTV FRESH!&ニコニコ生放送で隔週木曜日に放送されている「アニメぴあちゃんねる」。5月19日(木)のゲストに千菅春香、湯浅かえで、中西優香が出演する。千菅春香は前半に出演。先月シングル『愛の詩-words of love-』をリリース。同曲はTVアニメ『学園都市アスタリスク』のエンディングテーマとなっている。番組では、彼女の歴史を写真で振り返る。地元である盛岡でどんな学生生活を送り、歌手を目指すに至ったのかをトーク。更に最近こだわりを持って集め始めた「一生使える物」を披露する。一体彼女が集めているものは何なのか。放送で確認しよう。湯浅かえで、中西優香はペアで番組後半に登場。湯浅かえでは、自他共に認める「アイドル好き」。そんな「アイドル好き」の湯浅かえで自慢のアイドルグッズの写真を公開、スタジオにもその一部を持って来てもらい披露してもらう。同番組の出演が2度目となる中西優香は、以前出演したときにタカオユキの手作り弁当「タカ弁」に「-100万点」という評価を下したが、今回の弁当にはどんな評価をくだすのか。会員放送では、湯浅かえでの幼少期から成人式、養成所時代の写真を公開。また、湯浅と中西が、番組にレギュラー出演中の秦佐和子と遊んだ際のプライベート写真を公開。一方、同じくレギュラー出演中のタカオユキと前田玲奈も秦佐和子と仲良く、番組はもちろん、プライベートも遊ぶ仲。そこで、ゲストチームとレギュラーチームに別れ、どちらが秦佐和子と仲が良いのかをクイズ形式で競う企画「クイズ秦佐和子」を行う。なお、番組出演に際し行った事前インタビューの様子を、アニメぴあちゃんねるブロマガに掲載中。気になる方はご確認を。「アニメぴあちゃんねる」は、ニコニコ生放送に加え、Abema TV FRESH!でも同時生放送をしている。20時からはAbema TV FRESH!のみ、20時30分からはAbema TVFRESH!とニコニコ生放送、21時30分からはニコニコ生放送のみで放送する。■アニメぴあちゃんねる日時:5月19日(木)午後8時~午後10時20:00~20:30「AbemaTV FRESH!」のみ20:30~21:30「AbemaTV FRESH!」と「ニコニコ生放送」21:30~22:00「ニコニコ生放送」のみ(アニメぴあちゃんねる会員放送)出演:前田玲奈 / 秦佐和子 / タカオユキ / 美濃部達宏ゲスト: 千菅春香 / 湯浅かえで / 中西優香
2016年05月18日俳優・駿河太郎が7月公開の映画『夢二~愛のとばしり』で主演を務め、竹久夢二に扮することが、このほど発表された。1884年岡山で産まれ、明治、大正、昭和の3つの時代を生きた"日本最初のポップアート"アーティストと呼ばれる画家で詩人であった竹久夢二。今でも全国のさまざまな場所で特別展が開催されるなど、ファンを増やしている。本作では、哀しくも愛ある人間あるいは男として夢二を捉える。メガホンを取り、脚本を手掛けるのは宮野ケイジ監督。夢二の駆け抜けた時代を再現しながら、「美人画」のモデルとなった妻・たまきとの憎愛と決別や崩壊、さらに最も愛した女性・彦乃(しの)との逃避行、そして死に至るまでを映し出す。2011年のNHK連続テレビ小説『カーネーション』でヒロインの夫・川本勝役に抜てきされ、TBS系ドラマ『半沢直樹』(13年)の湯浅威役でも注目を集めた駿河。そのほか、本作には女優の小宮有紗、黒谷友香、俳優の加藤雅也らも出演する。小宮は彦乃を、黒谷はたまきを、加藤は彦乃の父を、それぞれ演じる。(C)2015映画「夢二~愛のとばしり」製作委員会
2016年01月31日みずほ銀行およびみずほ銀行(中国)有限公司はこのたび、中国山東省の煙台市商務局および威海市人民政府との間でそれぞれ業務協力覚書を締結したと発表した。○煙台市および威海市の経済発展の相互協力を図ることが目的中国山東省の煙台市と威海市は渤海湾と黄海に面した港湾都市であり、海外への輸出拠点として自動車関連や医療関連等の製造業や、農林水産業が盛んなことから食品加工業も集積しているという。煙台市は現在、国家級経済開発区4ヵ所、省級園区10ヵ所を有しており、威海市はハイテク産業・経済技術・臨港経済技術開発区の3ヵ所の国家級経済区を有しているなど、今後の成長が期待される地域だという。煙台市には約1,100社、威海市には約170社の日系企業が進出しているとしている。このたびの業務協力覚書は煙台市および威海市への産業誘致のアドバイス、投資説明会開催などへの協力を進め、日系企業の進出支援等などを通じ、同地域の経済発展への相互協力を図ることを目的とするもの。〈みずほ〉は、同覚書の締結により、煙台市および威海市の地域へ進出している顧客への各種アドバイスや、進出を検討している顧客への投資環境案内や進出時の各種サポートを一層強化していくとしている。
2015年08月10日チキンスープで炊いたご飯と蒸したチキンを特製ソースで食べる「シンガポールチキンライス」。同メニューの専門店である「威南記海南鶏飯(ウィーナムキーハイナンチキンライス)」の日本第1号店が、7月28日に東京都・田町にオープンした。シンガポール人が選ぶNo.1ローカルフードブランドに選出された実績をもつ同店に、開店に先がけて行ってきた。○シンガポールチキンライスってなんだ?もともとは、中国南方の海南州からの移民によって、東南アジアに伝えられたと言われているチキンライス。タイの「カオマンガイ」や、マレーシアの「ナシアヤム」は、各国で独自に進化を遂げたもので、シンガポールチキンライスの兄弟にあたる。シンガポールチキンライスの大きな特徴は、「チリソース」「ジンジャーソース」「ダークソイソース」の3種類のソースで食べる点だ。同店で特におすすめなのが、かば焼きのたれのような甘めの味付けで、チキンと相性抜群なオリジナルダークソイソース。シェフが長年の経験と勘に任せて創作したソースで、詳しいレシピは非公開とのこと。ライスには、パラパラとしたタイ米が使用されている。チキンスープで炊いた「香り米」は下味がしっかり付いているので、そのままソースをかけて食べるのもおすすめだそうだ。まずは、チキンから一口。スチームチキン(蒸したチキン)は驚くほど軟らかく、ホロホロと崩れてしまう。皮にいたっては、口に入れるとすぐにとろけてしまった。チリソースで味にピリッとした刺激をつけるのがおすすめ。ローストチキンは、スチームチキンとは対照的に、弾力のある食感になっている。ローストされた皮によって肉汁が閉じ込められており、ジューシーな味わいに。ランチ(11時~14時30分ラストオーダー)は、メインの「チキンライス(香り米、スープ付き)」(税込1,100円)、香辛料が効いた東南アジア独特の麺料理「ラクサ麺セット(ライス付)」(税込950円)、「本日のカリー(ライス、スープ付き)」(税込1,000円)の3種類が用意されている。ディナー(17時~22時ラストオーダー)では、シンガポール料理を30種類以上ラインナップ。丸鶏の4分の1を盛り合わせた「チキン(スチームorロースト/スープ付き)」(税別2,100円)、「フィッシュヘッドカリー」(税別2,800円)など複数人でつまむことができるメニューや、「サンバル・カンコン~空芯菜のサンバルソース炒め」(税別1,100円)、「野菜スープ」(税別400円、大/税別1,050円)といった野菜をふんだんに使ったものがある。座席数は102席(店内64席、テラス38席)。店内は、明るさを重視しており、どの席からも外が見えるようになっているとのこと。さらに、隣接する屋外エリアを「Cafe By The Garden」と名づけ、シンガポールのリゾート感を意識したデザインにした。Cafe By The Gardenでは、シンガポール料理の軽食をキッチンカーで販売することも予定している。
2015年07月29日