WOWOWでは、世界中で愛される漫画「ワンピース」を歌舞伎にしたシネマ歌舞伎「スーパー歌舞伎II ワンピース」が放送されることが決定した。海賊王になるため、“偉大なる航路(グランドライン)”を目指すルフィ(市川猿之助)とその仲間“麦わらの一味”。幾多の冒険を経て、ルフィは名だたる海賊たちが集まるシャボンディ諸島へとたどり着くが、海軍との戦いで麦わらの一味はバラバラに吹き飛ばされてしまう。吹き飛ばされたルフィは、たどり着いた島で兄エース(福士誠治)の公開処刑の知らせを耳にする。エースを助けるため海底監獄インペルダウンへ侵入したルフィは、そこでボン・クレー(坂東巳之助)と再会。エース救出のために共に戦う2人であったが、監獄署長のマゼラン(市川男女蔵)によってルフィは絶体絶命のピンチ。さらに、ルフィの侵入を知った海軍の手によって、エースは海軍本部に移送されてしまう…。四代目市川猿之助がルフィを演じる本作は、「サバイバルの海 超新星編」最後の「頂上戦争編」を舞台化。歌舞伎特有の化粧や衣装のアレンジが絶妙にマッチした登場人物たちが、舞台、花道、客席を所狭しと駆け巡り、大量の水が滝のように流れる中での大立ち回りを見せ、2階席、3階席からも手が届きそうな宙乗りや最新のプロジェクションマッピングを駆使した演出、ミュージカルさながらのダンスなどが展開し、盛り上がりをみせた。東京・新橋演舞場にて2015年11月に収録した模様を今回放送。猿之助さんのほかにも、市川右團次、坂東巳之助、中村隼人、市川春猿(現:河合雪之丞)、福士誠治、嘉島典俊、浅野和之らが出演している。シネマ歌舞伎「スーパー歌舞伎II ワンピース」は7月4日(土)18時~WOWOWライブにて放送。(cinemacafe.net)
2020年05月31日アイドルグループ・Snow Manの初主演映画『滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie』(2020年全国公開)の公開が28日、明らかになった。同作は2006年よりジャニー喜多川が企画・構成・総合演出を務め、滝沢秀明が主演した和によるスーパーエンタテインメント『滝沢歌舞伎』シリーズの初映画化作。2018年に滝沢が引退を表明した後、Snow Man主演で『滝沢歌舞伎 ZERO』として生まれ変わり、本年も『滝沢歌舞伎 ZERO 2020』として上演を予定していた。7月~8月に新橋演舞場での公演が発表されていたが、この度、世界中で猛威を振るう新型コロナウィルスの影響により公演を見合わせることに。しかし、「滝沢歌舞伎 ZEROの公演を待ち望んでいるお客様がたくさんいらっしゃる」「こんな時だからこそ皆さまに笑顔を届けたい」「エンターテインメントの力を信じたい」という気持ちから、ジャニーズ事務所と、配給の松竹で協議を重ねてきたという。そして今回、舞台と映画を融合させた新時代 舞台映画として、滝沢が監督を務め年内の公開を目指すことが決定した。ダンス、アクロバット、腹筋太鼓、鼠小僧といった舞台骨子を生かしつつ、映画ならではの物語を組込み、滝沢歌舞伎の持つ日本の美、日本人の力強さ、悲しみや喜びを描き出していく。また、観る人自身が舞台にいるかの如くリアルな映像を作るための施策を現在検討中だ。主演は今年1月にCDデビューを果たしたSnow Man(深澤辰哉、ラウール、渡辺翔太、向井康二、阿部亮平、目黒蓮、宮舘涼太、佐久間大介)で、映画単独初主演となる。振付は、舞台と同じく五関晃一(A.B.C-Z)が担当、ほかジャニーズJr.も出演する。撮影は夏を予定し、舞台パート部分は無観客で撮影する。○Snow Man コメント予定されていた舞台公演『滝沢歌舞伎ZERO 2020』は中止となってしまいましたが、映像という形で今年も演じられることをとても嬉しく思います。僕たちはジャニーズとして、エンターテイナーとして、どんな時でもショーをお届けして皆さまを楽しませたい。このような事態だからこそ生まれたこの新しい挑戦を、2020年日本で1番熱いパフォーマンスにするんだ、と期待で胸が高鳴っています。監督としてご一緒する滝沢くんから今まで学んできたことや今回吸収することを全て発揮しSnow Man単独初主演の映像作品としても成功させたいです。本作品で演じられる演目の全てに、映像でも生で舞台を見ているかのような漢気・迫力・臨場感をお届けできる自信があります。ジャニーズが誇る最高の和のエンターテインメントの世界へ皆様を御招待させていただきます。是非期待していてください。○監督・滝沢秀明 コメント2020年滝沢歌舞伎ZEROが実現出来ず大変残念な気持ちと同時に、こんな時だからこそエンタメの力が必要だと強く感じました。滝沢歌舞伎はどんな状況でも舞台を続ける、止まる事は考えてはいけないと今まで教わってきましたので、緊急事態宣言が解除され、お客様の安全を確保出来次第、ベストな形で公開したいと考えております。今年は映像という形でお届け致しますが、滝沢歌舞伎を一番理解している私が、Snow Manの魅力を全面的に引き出し、見た事のないSnow Manの形を立体的に表現致します。変化ではなく進化した滝沢歌舞伎ZEROをご覧頂き、エンターテイメントの素晴らしさを皆様と共にもう一度感じていきたいと思います。これは映画でも舞台でも無い、新たなる幕開けです。
2020年05月28日2006年より上演されてきた『滝沢歌舞伎』。昨年、滝沢秀明演出、Snow Man出演で新たに『滝沢歌舞伎 ZERO』として生まれ変わった舞台だが、さらにそれを映像と融合させた『滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie』が、新たに全国のスクリーンで公開されることが決まった。公開時期は年内を予定しているという。京都四条南座、新橋演舞場(東京)で上演され、チケットが即日完売となった舞台『滝沢歌舞伎ZERO』。今年7月~8月に新橋演舞場での公演も発表されたが、世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスの影響により数々の舞台が中止や延期となる中、この舞台作品も同様に公演を見合わせることとなった。そんな状況の中、ジャニーズ事務所と松竹は協議を重ね、舞台と映画を融合させた舞台映画を製作するということで、双方の意見が一致した。舞台『滝沢歌舞伎 ZERO』の初映画化となる本作は、ダンス、アクロバット、腹筋太鼓、鼠小僧といった舞台骨子を生かしつつ、映画ならではの物語を組み込んでいくという。主演は、昨年の舞台に続いて本作が単独での映画初主演となるSnow Man。監督は滝沢が務める。また振付は、舞台と同じく五関晃一(A.B.C-Z)が担当することも決定。撮影は夏を予定しており、舞台パート部分は無観客で撮影されるという。監督の滝沢は本作について、「2020年滝沢歌舞伎ZEROが実現出来ず大変残念な気持ちと同時に、こんな時だからこそエンタメの力が必要だと強く感じました。滝沢歌舞伎はどんな状況でも舞台を続ける、止まる事は考えてはいけないと今まで教わってきましたので、緊急事態宣言が解除され、お客様の安全を確保出来次第、ベストな形で公開したいと考えております。今年は映像という形でお届け致しますが、滝沢歌舞伎を一番理解している私が、Snow Manの魅力を全面的に引き出し、見たことのないSnow Manの形を立体的に表現致します。変化ではなく進化した滝沢歌舞伎ZEROをご覧頂き、エンターテイメントの素晴らしさを皆様とともにもう一度感じていきたいと思います。これは映画でも舞台でも無い、新たなる幕開けです」とコメントしている。『滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie』年内公開予定
2020年05月28日舞台「滝沢歌舞伎 ZERO」が、『滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie』として映画化されることが決定。年内の公開を予定している。ジャニー喜多川が企画・構成・総合演出を務め、2006年より始まった「滝沢歌舞伎」。昨年には滝沢秀明演出、「Snow Man」出演で「滝沢歌舞伎 ZERO」として新たに生まれ変わった。しかし、新型コロナウィルスの影響により数々の舞台が中止や延期に追いやられ、本舞台も同様に公演を見合わせることに。今回舞台を離れ、より多くの人たちに楽しんでもらうべく、ジャニーズ事務所と松竹で協議を重ねた結果、舞台と映画を融合させた新時代舞台映画を製作することで双方一致。映画では、ダンス、アクロバット、腹筋太鼓、鼠小僧といった舞台骨子を生かしつつ、映画ならではの物語を組込み、「滝沢歌舞伎」の持つ日本の美、日本人の力強さ、悲しみや喜びを描き出す。また、観る人自身が舞台にいるかの如くリアルな映像を作るための施策を現在検討中だという。主演は、「Snow Man」深澤辰哉、ラウール、渡辺翔太、向井康二、阿部亮平、目黒蓮、宮舘涼太、佐久間大介。本作で映画単独初主演を果たす。また、監督は滝沢秀明。今回初めての映画監督となる。「Snow Man」は「僕たちはジャニーズとして、エンターテイナーとして、どんな時でもショーをお届けして皆さまを楽しませたい。このような事態だからこそ生まれたこの新しい挑戦を、2020年日本で1番熱いパフォーマンスにするんだ、と期待で胸が高鳴っています」と心境を明かし、「監督としてご一緒する滝沢くんから今まで学んできたことや今回吸収することを全て発揮しSnow Man単独初主演の映像作品としても成功させたいです。本作品で演じられる演目の全てに、映像でも生で舞台を見ているかのような漢気・迫力・臨場感をお届けできる自信があります」と意気込みを語る。そして、滝沢監督も「滝沢歌舞伎はどんな状況でも舞台を続ける、止まる事は考えてはいけないと今まで教わってきましたので、緊急事態宣言が解除され、お客様の安全を確保出来次第、ベストな形で公開したいと考えております。今年は映像という形でお届け致しますが、滝沢歌舞伎を一番理解している私が、Snow Manの魅力を全面的に引き出し、見た事のないSnow Manの形を立体的に表現致します」とコメントを寄せている。なお、振付は舞台と同じく「A.B.C-Z」五関晃一が担当。撮影は夏を予定しており、舞台パート部分は無観客での撮影を行う予定だ。『滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie』は2020年全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2020年05月28日滝沢カレン(27)が4月24日、自身のレシピ本「カレンの台所」について4度目の重版が決まったと発表した。今月7日の発売から、20日も経たないうちに重版出来!彼女の持つ癒し効果が、同作をヒットに導いているようだ。同日、Instagramに《誰もが信じない、第4回重版が決まりました》《10万部を突入させていただきました》と報告した滝沢。《とんでもない数の「カレンの台所」がこの世の中を巡り巡っているようです》といい、《とにかく自分が大切にしていた宝をみんなで大切に出来ているような、幸せを感じます。繋がりを今だからこそ感じています》と喜びをつづった。Instagramのコメント欄には重版出来を喜ぶ声が上がっている《重版出来!!おめでとうございます!!》《重版出来おめでとう御座います お美しいうえに料理も上手で、本当に素敵だと思っております》《本当に凄い人気ですね!!私も買って持ってますよ ずっと応援しています》「カレンの台所」は滝沢節全開のレシピ本。個性的な文章の数々に火がつき、発売当初から話題となった。読者からは《レシピ本を読んで笑ったの初めて。イラストも文章も可愛らしくて癒されました》《料理苦手だけど、カレンさんの文章見てると明るくなれて、心が癒えます》などの声が。そんなヒットの裏側には、同書の癒し効果があるようだ。「滝沢さんは同作の補充注文カードに『一人前の本にしてくれてありがとうございます』と、書店員への感謝のメッセージを記していました。するとコロナウイルスの影響で疲弊していたという書店員さんが感動。Twitterで報告したところ、10万近い“いいね”を記録して『いい話』『私も買おう』とさらに火がつきました。また滝沢さんはInstagramのストーリーで、購入者の声を大量に紹介して返信もしています。そんな彼女の優しさや気遣いが多くの人たちを癒しており、ヒットに結び付いているようです」(出版関係者)コロナ禍を癒す滝沢のレシピ本。ブームはまだまだ続きそうだ。
2020年04月26日モデルの滝沢カレン(27)が4月7日、書籍「カレンの台所」を発売。その翌日、Instagramで料理の様子をライブ配信した。これまでInstagramでレシピを紹介するたびに、注目を集めてきた滝沢。彩り豊かな料理の写真に、《お醤油をまず豚肉たちが足湯ができるくらいの量いれます。すでに足湯してますので、料理酒をさらに肩までつかるほどいれます》などの文章が話題を呼んできた。各メディアによると「カレンの台所」には可愛らしいイラストとともに、いくつものレシピが独特の表現で紹介されているという。8日のインスタライブでも、滝沢節は健在だった。今回、和風おろしハンバーグを調理しながら配信を行った滝沢。ハンバーグのタネを3つ並べ「3人の兄弟が出来上がりました」と話し、タレ作りに必要なみりんを「誰よりもリーダー」と言い表していた。「滝沢さんはお母さんとご飯の好みが合わないことから、料理を独学で勉強するようになったそうです。今でもスーパーへの買い出しを自ら行い、お母さんに料理を作ってあげることもあるといいます。滝沢さんのレシピにはアッと驚く表現が詰まっていますが、それは『料理で絵本の世界を表現したい』と考えているため。レシピをつづるのは、読み聞かせをイメージしているようです」(テレビ局関係者)配信終了後、滝沢はInstagramで《どうやら10万人以上が見に来てくださったようでした》と感謝の言葉とともに報告。インスタライブは大成功だったようだ。さらにネットでは「カレンの台所」の購入者たちから、早速こんな感想が上がっている。《すごい斬新な料理本で最高 調味料入れる量の記載が一切なくて味見して確かめればええやんというスタンスの料理本》《レシピに細かく材料(何ccとか)書かれてないのにめっちゃわかりやすい!!しかもめっちゃ笑えるし》《普段作り慣れている料理も新しい料理かのように作れる気がする》18年7月から「好書好日」で名作のタイトルをヒントにして、物語を創作するという企画に挑戦している滝沢。昨年10月期のドラマ「G線上のあなたと私」(TBS系)に出演したことも記憶に新しい。モデルに女優に文筆に料理にと、その多彩な活躍ぶりは芸能界屈指のものかもしれない。
2020年04月09日モデルの滝沢カレン(27)が3月2日、Instagramを更新。自身が出演した「情熱大陸」(毎日放送)について、視聴者に感謝の気持ちをつづった。投稿は17時間で6.8万もの“いいね”を記録。今まで見せなかった姿を番組で見せた滝沢に、愛あるメッセージが送られている。先月24日、滝沢は自身のInstagramで《私の夢の一つでもあった「情熱大陸」さんに来週出場することに、な、、、り、ま、、、し、、、、、、た》と号泣する絵文字をつけて報告した。さらに今月1日、放送前にも番組スタッフとのツーショットをアップし《なんだか普段は皆様に見せないイカツイ顔なりあったらお恥ずかしいです》《いろんな感想があって当たり前です。もはや感想を持っていただけるだけで、それだけで私は幸せです》とつづっていた。そして2日、番組では3カ月もの間密着した様子を放送した。その中で滝沢は雑誌「Oggi」のモデルに起用されるため、面接のため自ら編集部に赴いていた。同誌への思いをしたためた手紙を読み上げる姿に、編集部は驚きの様子。いっぽう別日、同じくハーフの親友と共に見た目でからかわれたことの苦しみについて話すシーンもあった。そんな滝沢は番組終盤、「運がないから力づくで幸運を勝ち取ってきた」といった内容に続け、こう発言した。「運がめちゃくちゃ悪いのは、ラッキーなんじゃないかなって」テレビでは見せないシリアスな姿も披露した滝沢。2日、Instagramで《情熱大陸を見てくださった優しいみなさま、本当にありがとうございました》と切り出し、《皆さんが眠い中、何行にもなる文章を私に伝えてくださり、本当に感動しました》《まさか本当に感想をくださるなんて、皆様は記憶力の塊ですね。本当に優しい人間だらけの地球に生まれてよかったです》と感謝の気持ちをつづった。Instagramには、番組にも出演したカメラマンを筆頭にエールが。さらにコメント欄には、こんな愛ある感想が溢れている。《素晴らしい番組でした。また、この文章カレンさんの人柄が溢れてます。素直に生きてるって感じ元気もらいました!》《カレンさんの誠実でウソが無くて、開いた心を外から覗いても真っ白な世界が広がる、その人柄がよーく出ていた30分でしたよー》《ずっと 応援してます!これからも 素敵な感性を楽しみにしてます》
2020年03月03日3月1日、モデルでタレントの滝沢カレン(27)が、ドキュメンタリー番組「情熱大陸」(毎日放送)に出演。仕事への真摯な姿勢が「感動する」と話題を呼んでいる。現在、専属契約の雑誌がない滝沢は、憧れのファッション誌「Oggi」の採用面接に向かうことに。Oggiに合った服装と掲載されていた靴を履いて登場し、直筆の手紙と自分の長所を書いた紙を編集長に手渡す。それらを読み上げ、「採用されたら、自分でも企画をどんどん出していきたい」と熱い想いを伝えた。「意地悪な質問をすると、短所は?」と聞かれ、「ポージングが硬い」と即座に返して笑いをとる場面も。ひとまず1号だけ使ってもらえることになった滝沢。事前に自分でカメラマンやスタイリストを手配し、撮影に向けた練習を兼ねた「作品撮り」をする。「たくさん私は試してほしいですけど」と貪欲だ。Oggiの撮影当日は、1番に現場入りし、編集者を迎える。緊張しながらも、作品撮りでのカメラマンのアドバイスを思い出しながら撮影に挑んだ。バラエティではわからない滝沢の努力に、Twitterでは《要所要所で誠実そうな人だと感じてはいたけど、こんな素敵な女性だったのか。姿勢にすごく感動した》《売れっ子でも雑誌オーディションでここまで努力してるんだ…》《滝沢カレンの情熱大陸なんか泣ける》など、称賛の声が相次いだ。独特の言葉遣いで人気に火がつき、バラエティ番組で活躍する滝沢。普段見せない陰の努力が知られたことで、さらにファンが増えそうだ。
2020年03月03日様々な分野の第一線で活躍する人物に迫るドキュメンタリー「情熱大陸」の3月1日(日)放送回に、モデル、タレント、女優と様々な顔を見せる滝沢カレンがゲスト出演する。2008年、ミスセブンティーンで単独グランプリを獲得し雑誌「Seventeen」モデルとして活動開始。『ROOKIES-卒業-』や『マリア様がみてる』などの作品で女優業にも進出。2011年からは「JJ」モデルとして活躍するなかで、2015年「踊る!さんま御殿!!」に出演したことがきっかけで、その独特のワードセンスで大ブレイク。昨年放送の「G線上のあなたと私」では鈴木伸之演じる加瀬侑人の妻役で出演。改めて女優として注目されている滝沢さん。雑誌、CM、バラエティーとあらゆる媒体に活躍の場を広げた滝沢さん。その人気の理由の1つがそのルックスと独特な日本語との“ギャップ”だ。想像もできないような奇想天外な言葉を繰り出す様は爆笑を呼び起こし、時にはバラエティー番組の大物司会者をも唸らせる。さらにはInstagramのフォロワー数も170万人を超え、凄まじい人気を獲得している。そんな彼女がいつも心がけているのは“飾らないこと”だという。「そのままでいいんだって。自分がいる意味とか、自分の立場とかは背伸びしたくないし、無理もしたくない」と背伸びせず自然体を貫き、撮影現場では真面目で謙虚な姿を見せ、モデルとしての撮影では緊張で無言に。密着取材が進むにつれ「独特で面白いキャラ」とは一味違った顔を見せていく滝沢さん。自ら行動を起こし、周囲に協力を煽りながら目標を達成しようとする、普段テレビで見る姿とは違う滝沢さんを仕事場やプライベートへの密着から紐解いていく。滝沢カレンの素顔を追った「情熱大陸」は3月1日(日)23時~TBS系で放送。(笠緒)
2020年03月01日木ノ下歌舞伎の『三人吉三』が5~6月に上演される。出演者の大鶴佐助に話を聞いた。【チケット情報はこちら】今回の出演を「ワクワクします」と喜ぶ大鶴。歌舞伎や文楽など日本の古典演目を現代演劇として上演し、役者にもファンの多い木ノ下歌舞伎。その中でも『三人吉三』は代表作で、演目自体の初演(江戸時代)から約150年ぶりという「地獄の場」を含む三幕・5時間に及ぶ完全通し上演も話題を呼んだ作品だ。演じる側になると大変なことも多そうだが、「上演時間が5時間以上になる作品は初めてです。でもそんな作品ってやりたくてもやれないことのほうが多い。それを自分がやってどういう心境になるのかも楽しみですし、歌舞伎もやってみたかったので」と語る。歌舞伎をやりたかったのは、唐十郎の息子である大鶴のルーツと重なる理由。「僕はテント(芝居)をやっているのですが、テントって現代歌舞伎みたいな感じだと思っているんです。今は伝統芸能になってますけど、きっと江戸時代とかはこういう感じだったんじゃないかなって。だからやりたかった。あとは純粋に、どうなるかがわからないからやってみたかったというのもありますけどね」今回「まず楽しみ」と言うのが、木ノ下歌舞伎の特徴“完コピ稽古”。演目をより深く理解・研究するために、まずは実際に上演された歌舞伎の所作や台詞回しを出演者が“完コピ”し、そこからどう現代的に解釈し演じるかクリエイションしていくという稽古スタイルだ。「役をやるうえで“真似る”って普段は遠ざける気持ちがありますが、逆に完コピして、その型を破っていく。そこでどんなものが芽吹くのか…面白そうです」作品については「今まで三人の吉三郎の話だと思っていたのですが、木ノ下歌舞伎では群集劇だと感じました。すべての因果が絡み合い、因果応報ってこういうことか、というラストに繋がっていく…残酷だけど面白い」。その中で大鶴が演じるのは三人の一人・お坊吉三。「彼は身を持ち崩しているけど、ところどころで自分に甘いところがある(笑)。坊ちゃんだからなって、かわいらしく思います。ただ僕も少し坊ちゃんなところがあるので(笑)、そこがどうリンクしてくるかは稽古場で、ですね」。これまで蜷川幸雄や福原充則、木野花ら幅広い演出家の作品に出演し、3~4月には新生PARCO劇場オープニング作品第一弾 舞台『ピサロ』への出演も控えるなど、変幻自在の魅力を持つ大鶴。今作でどんな姿を見せるのか楽しみにしたい。今回、木ノ下裕一が再補綴に取り組み、演出は初演から引き続き杉原邦生が手掛ける『三人吉三』は、5月30日(土)から6月7日(日)まで東京・東京芸術劇場 プレイハウス、6月に長野・まつもと市民芸術館にて上演。取材・文:中川實穂
2020年02月18日「型が決まっている歌舞伎はセリフをほぼ観客に向かってしゃべるけれど、現代劇は相手と向き合う。歌舞伎では感じられない、会話の重要性と難しさを実感しました」昨年末に新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』での好演が話題を呼んだ歌舞伎界の新鋭・尾上右近(27)。「新しい年もチャレンジングな1年にしたい」という言葉どおり、次に挑戦するのは、現代劇。’17年放送のNHKドラマ『この声をきみに』のスピンオフ舞台『この声をきみに〜もう一つの物語』(大阪公演/3月6〜8日、サンケイホールブリーゼにて。東京公演/3月12〜22日、俳優座劇場にて)だ。本作は、ある朗読教室に集まり、声で心を開放していく人たちの交わりを描く心温まる大人のラブストーリー。専門外のジャンルにも果敢に挑む姿が頼もしい。祖父と父は六代目・七代目清元延寿太夫。清元という古典音楽の宗家に生まれた右近が、歌舞伎役者を志したのは3歳のとき。初舞台は7歳、そして12歳で二代目尾上右近襲名と、彼は歌舞伎の道を邁進していく。「お稽古とか歌舞伎の世界のことに没頭しすぎてあまり友達ができなかった(笑)。学校も早退したり遅れていったり。そんななかでもできた何人かの友達は今でも仲よしで、公演を見にきてくれます」取材で語ったふだんの生活ぶりからも、勉強熱心な一面が垣間見える。「歌舞伎の資料に囲まれて生活するのが、めちゃめちゃ好きですね。歌舞伎役者の家じゃないから、自分で勉強しないと勝ち目がないので。僕の部屋は3面にぎっしり歌舞伎関連の本が並んでいます。地震が起きると心配だから、寝てるときに揺れたらすぐ飛び起きて倒れないように押さえる(笑)。基本的には純粋に歌舞伎が好きなオタクなんだなぁと思います」自らの立場について尋ねると、独特の答えが返ってきた。「歌舞伎役者って、人を喜ばせたり、何かを与えるというオプションがついてるお坊さんだと思います。ずっとこの道を歩んでなきゃいけないから。オン・オフって別にないんです」「女性自身」2020年2月11日号 掲載
2020年02月03日昨年末に新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』での好演が話題を呼んだ歌舞伎界の新鋭・尾上右近(27)。「新しい年もチャレンジングな1年にしたい」という言葉どおり、次に挑戦するのは、現代劇。’17年放送のNHKドラマ『この声をきみに』のスピンオフ舞台『この声をきみに〜もう一つの物語』(大阪公演/3月6〜8日、サンケイホールブリーゼにて。東京公演/3月12〜22日、俳優座劇場にて)だ。「型が決まっている歌舞伎はセリフをほぼ観客に向かってしゃべるけれど、現代劇は相手と向き合う。歌舞伎では感じられない、会話の重要性と難しさを実感しました」(右近・以下同)今作は、ある朗読教室に集まり、声で心を開放していく人たちの交わりを描く心温まる大人のラブストーリーだ。専門外のジャンルにも果敢に挑む姿が頼もしい。祖父と父は六代目・七代目清元延寿太夫。清元という古典音楽の宗家に生まれた右近が、歌舞伎役者を志したのは、3歳のときだった。「おばあちゃんの家に行ったときに、映画監督の小津安二郎さんが父方のひいおじいさん(六代目尾上菊五郎)の『春興鏡獅子』を撮った映画を見たんです。で、歌舞伎の魅力に取りつかれて、『あの役になりたい!』と。あの日の様子をすごく鮮明に覚えていますね。部屋に西日が差していて……あれは僕のなかに残っているいちばん古い記憶です」「女性自身」2020年2月11日号 掲載
2020年02月03日5月5日(火・祝)より赤坂ACTシアターで上演される「赤坂大歌舞伎」の製作発表会見が都内で行われ、主演の中村獅童、中村勘九郎、中村七之助が登壇した。約3年ぶりの6度目となる今回は、三大怪談噺のひとつと呼ばれ、明治25年に歌舞伎化されこれまで何度も公演されてきた人気の演目『怪談 牡丹燈籠』を上演。脚本と演出に昨年放送されたテレビドラマ版でも脚本・演出を手掛けた源孝志をむかえ、原作落語にある人間模様の面白さを再発掘し、新たな解釈も加えた新作に挑む。【チケット情報はこちら】二役演じる獅童は「赤坂大歌舞伎の出演は7年ぶりとなるが、気心の知れた仲間との共演が非常に楽しみ。」自身の役どころについては、「放蕩野郎と小悪党」と話し、「今の時代の新たな『怪談 牡丹燈籠』お見せしたい。稽古の流れによってそれぞれのキャラクターが変わることもあるので、人間の欲というところに共感していただけるよう、あまり決めつけないで自分なりに工夫して役を作っていきたい」と意気込んだ。同じく二役演じる勘九郎は「2013年に3人(中村獅童、中村勘九郎、中村七之助)でやった時に、赤坂大歌舞伎はいろんな方向にいけると確信した。3人なら怖いものはない」と話し、「(演じる)新三郎は、ドラマでは七之助が演じていた役なので、参考にしながら役作りをしていきたい。」と笑わせながら、「『牡丹燈籠』は怪談だけでなく男女の因果因縁、敵討ち、親との師弟の関係も含まれているので、どのように膨らんでいくかを楽しんで頂きたい」と語った。異なる三役の女役を演じる七之助は「演じがいがある。きっと早替わりになると思う。プロジェクションマッピング等デジタルが発展している中、歌舞伎の早替わりは、走って着替えて、メイク変えてと原始的で体力勝負。」と話し、「ドラマ出演時に、深いところまで描いてる素晴らしい作品だなと思い、歌舞伎にしたら面白いのではないかと話していたら、こんなに早く決まった。自分が言い出しっぺのため良い作品にしなきゃと思っている。」と述べた。3年前に初めて赤坂歌舞伎を観劇したという源は、「赤坂大歌舞伎ではここまで新しいことが出来るのかと感じた。今回の作品でも、歌舞伎のかっこいい所を生かし、ある意味挑戦的な演出をしたい。」と語り、「今は七之助(演じるお露)をどうやって焦がれ死にさせようかと考えている。」とニヤリとした。公演は、5月5日(火・祝)~5月24日(日)まで、東京・TBS赤坂ACTシアターにて。2月1日(土)より、チケットぴあにて、いち早プレリザーブ受付開始。
2020年01月29日「スーツ姿の滝沢さんはシャープになって精悍な顔つきになりました。往年のアイドル時代と比べたら5kgは痩せたように感じましたね。一部の取材陣の間から『タッキー、雰囲気変わったね。大丈夫かな!?』と気にする声が次々にあがりました」(メディア関係者)昨年末、『NHK紅白歌合戦』の早朝リハーサルに姿を見せた滝沢秀明ジャニーズ事務所副社長(37)。この現場にいた彼と旧知の記者の1人は、彼と言葉を交わす機会があったという。「よく見ると肌荒れもあったので、思わず『ちゃんとご飯、食べてる?』って聞いちゃいました。すると彼は『うん、ちゃんといっぱい食べているから』って笑いながら言っていましたけどね……」滝沢副社長は’18年末で、芸能界の表舞台から引退した。「故・ジャニー喜多川氏との約束どおり、彼は年明けすぐジャニーズJr.の育成やマネージメントを行う子会社・ジャニーズアイランドの社長に就任しました。現在に至るまで、彼にとってまさに激動の1年でした」(音楽関係者)昨春、東京ガールズコレクションの舞台裏で彼を見かけたというイベント関係者はこう語る。「今月22日にデビューするSnow Manのラウールくん(16)が出演するため自ら来ていました。その4カ月後の7月、ジャニーさんが急逝しました。出棺の際、本来は親族が座ることが多い霊柩車の助手席に滝沢さんが座り遺影を持っていましたね。彼は業務の引き継ぎに加え、同時に家族葬、そして9月4日の東京ドームでの『お別れ会』の準備に奔走していました。それから3週間後の27日、子会社社長に加え、ジャニーズ事務所の副社長にも就任したのです」さらなる重責を背負った滝沢副社長に、トラブルも襲いかかった。「副社長就任直前に、彼が仕切っているJr.ユニット・HiHi Jetsの橋本涼(19)、作間龍斗(17)のプライベート写真が流出。9月10日、事務所は2人の年内謹慎を発表したんです」(スポーツ紙記者)この事件はおもに千葉県に甚大な被害を及ぼした台風15号の直撃を受けた時期と重なった。「同月22日、1万戸以上が被害を受けた千葉県館山市に、嵐の松本潤さん(36)やKAT-TUNの亀梨和也さん(33)らが駆け付け、被災者約800人に炊き出しを行いました。実は同日、滝沢副社長も館山市を訪れて、謹慎中の2人を含めたJr.の有志たちを引き連れて、別の場所でがれき撤去作業をしていたんです」と語るのは、滝沢副社長の知人。「滝沢さん自ら、ボランティア支援する自治体や団体と連絡をとり、スコップや土のう袋などの買い出しまで、スタッフに丸投げすることなく準備に奔走していました。彼なりの“けじめ”だったんでしょう。この日も含め5日間、がれき撤去作業を続けたんです。通常の仕事をこなしながらですから、かなり大変そうでした」前出のスポーツ紙記者も言う。「12月上旬には追い打ちをかけるようにJr.内のユニット『MADE』の秋山大河くん(28)と神田沙也加さん(33)の不倫疑惑が報じられました。滝沢さんはショックを受けていましたね」1月22日には、SixTONESとSnow Manがついにデビューを迎える。「2組同時はジャニーズ史上初で、滝沢副社長の発案だったそうです。ジャニーさん追悼企画の一環として2組を『紅白』で先に“お披露目”することに決めたのですが、《デビューしているグループでも『紅白』に出られないのにデビュー前に出演って……》など、一部のファンから主にSNSで異論もあがったのです。不祥事や批判の対象としてタレント名やグループ名が世に知られていくことは滝沢さんの本意ではありません。頭を抱えていました」(前出・滝沢の知人)引退から約1年、ジャニーズ副社長としての奮闘は続く。「女性自身」2020年1月28日号 掲載
2020年01月15日“ジャニーさんの遺志を引き継ぐ”という強い思いを持つ滝沢秀明副社長(37)。それは大きなプレッシャーにもつながっていると語るのは、彼と旧知の記者だ。「Jr.の数は現在、東西あわせて約300人以上。滝沢副社長は、モチベーションの低い現場ではゲキを飛ばすなど、気迫が違います。前の晩どんなに遅くても翌朝次の現場にスーツ姿で出勤する。さらにJr.の追加オーディションもしているんです。“後継者”としての重圧は強く感じているようです」そんな滝沢副社長は1月2日、演出補佐を務めた帝国劇場の舞台「ジャニーズ・アイランド」で取材陣の前に姿を現した。昨年末、ジャニーさんが初めて夢枕に立ったと明かし、こう告白したのだ。「うれしかったですし、本当に不思議でした。『僕のやり方にこだわらないで、もっと新しいことをやりなさい』と言われた。自分が思っていたこと(ジャニー流の継承)とは違うことを言われたので、正しいかどうかわからないですけど、気持ちはスッキリしました」前出の滝沢の知人は言う。「継承方法に苦悩していた彼にとって“ユーはタッキー流でいい”というジャニーさんのメッセージに、だいぶ救われたそうです。滝沢さんとしては、生前のジャニーさんがそう願ったように、東京五輪の年にジャニーズ全体を盛り上げていきたいのです。SixTONESとSnow Manのデビューはもちろんですが、約15年ぶりに復活した亀梨和也さん(33)と山下智久さん(34)によるユニット『修二と彰』、新プロジェクトとなる平野紫耀くん(22)と中島健人くん(25)によるユニットの活動にも期待しています」滝沢は毎日、会社にあるジャニーさんの遺影に業務報告をするのが日課になっている。1月8日、ジャニーさんの遺志を受け、同事務所の寄付した5億円をもとに日本赤十字社が「ジャニー基金」設立を発表した。「人々が笑顔になる活動を」と心から願ったジャニーさん。彼の霊告を受け、今年は滝沢副社長の“タッキー流改革”が始まる。「女性自身」2020年1月28日号 掲載
2020年01月15日東京・新橋演舞場では本日1月3日から24日(金)まで市川海老蔵を中心に初春歌舞伎公演が行われる。昼の部は『祇園祭礼信仰記 金閣寺』と『御存 鈴ヶ森』、そして新作歌舞伎『雪蛍恋乃滝』。『金閣寺』では、片岡孝太郎が三姫のひとつ、雪姫を初役で勤める。見どころは、縄で縛られた雪姫が、足元に散った桜の花びらを寄せ、足指で鼠の絵を描こうとする場面。『鈴ヶ森』は江戸時代に刑場だった鈴ヶ森で幡随院長兵衛と白井権八が運命の出会いを果たす話。「お若いの、お待ちなせえやし」のセリフが有名だが、両者が初対面で相手の力量を測るように駆け引きをする緊迫感や、やがて心を許し合い太い絆に変わっていく様子が名作と言われるゆえんだ。今回は市川海老蔵の長兵衛に対し、権八は中村莟玉。襲名してから大きな役が続く莟玉が、権八の陰影をどこまで演じられるか注目される。昼の部最後は、秋元康の作・演出、田尾下哲・演出による新作歌舞伎『雪蛍恋乃滝』。「NINJA KABUKI」と銘打ち、照明デザインは、トニー賞ミュージカル照明デザイン賞に13度ノミネートされ、『ライオンキング』などで2度受賞をはたしたドナルド・ホルダーが手がけるなど話題満載。海老蔵の息子・堀越勸玄も出演が決まっている。夜の部は『神明恵和合取組 め組の喧嘩』と、『雪月花三景 仲国』。『め組の喧嘩』は、品川の遊所島崎楼で力士に恥をかかされた鳶頭辰五郎以下め組の面々が、相撲の千秋楽を待って命がけの喧嘩に向かう。喧嘩を前に息子又八と別れを惜しむシーンを、海老蔵と勸玄が実の親子で演じる。『雪月花三景』は「小督(こごう)物」のひとつで、高倉院と相愛ながら宮廷を出た女性・小督局と、彼女を探し出すよう院の命を受けた臣下・源仲国との物語。小督局は児太郎が勤める。仲国は海老蔵。娘の市川ぼたんも出演する。文:仲野マリ
2020年01月03日浅草新春歌舞伎が東京・浅草公会堂で、1月2日(木)に開幕する。“若手歌舞伎俳優の登竜門”として40年の歴史があり、浅草の正月の風物詩として親しまれている。通常の大歌舞伎公演に比べると上演時間が短く、初詣のついでにお正月イベントとして初めて歌舞伎を観るという人も多い。そんな人たちを意識して、各回冒頭につくお年玉〈年始ご挨拶〉では、演目のあらすじをわかりやすく話してくれる。マイク片手に楽しいトークを入れるなど、若者らしい工夫もこの公演の特徴だ。第1部最初の演目は中村橋之助による『花の蘭平』。刃物を見ると狂気の奇病を起こすという『蘭平物狂』を舞踊化したものだ。続いて菅丞相(菅原道真)の政治的失脚をめぐる『菅原伝授手習鑑』から『寺子屋』で、菅丞相に忠義を尽くす松王丸と、命懸けで偽首を差し出す源蔵の緊迫感みなぎる「首実検」の場面がハイライト。松王丸に尾上松也、もう一人の主人公とも言える源蔵は中村隼人が勤める。源蔵は失脚した主人・菅丞相の子息を我が子と偽り匿って寺子屋を営んでいたが、「首級を切って渡せ」と言われて身替わりに教え子の少年を殺そうとする。夫と共に運命を引き受ける妻・戸浪に中村米吉。松王丸の妻・千代は坂東新悟。第1部ラストの『茶壺』は狂言をもとにした舞踊劇だ。茶壺を持った男(中村歌昇)とすっぱと呼ばれる盗人(坂東巳之助)の掛け合いをユーモラスに見せる。第2部は時代物の義太夫狂言が2本。武智光秀(明智光秀)の謀反によって起こる光秀一家の悲劇を描いた『絵本太閤記』の『尼ヶ崎閑居の場』では中村歌昇が武智光秀を勤める。光秀の妻・操が坂東新悟。初陣にて命を散らす光秀の息子・十次郎が隼人、その許嫁・初菊が米吉。もう一本は『仮名手本忠臣蔵』全十一段のうちの七段目『祇園一力茶屋の場』。松也は第1部の松王丸に続き、「一力茶屋」でも大星由良之助(大石内蔵助)という大役を担う。いずれも、忠義心がありながらそれをひた隠しにして行動する人物だ。その肚(はら)が、安易に観客に見破られてはならないという難役でもある。お軽は米吉、お軽の兄・寺岡平右衛門は巳之助が勤める。浅草新春歌舞伎は1月26日(日)まで。 第1部が午前11時開演、第2部が午後3時開演。1月19日(日)第2部は恒例の「着物で歌舞伎」の回で、着物で観劇した人に記念品が贈呈される。文:仲野マリ
2019年12月31日お正月の風物詩であり、若手歌舞伎俳優の登竜門としても知られる『新春浅草歌舞伎』。今回は第1部に『花の蘭平』『菅原伝授手習鑑寺子屋』『茶壷』、第2部に『絵本太功記尼ケ崎閑居の場』(以下『太十』)『仮名手本忠臣蔵祇園一力茶屋の場』(以下『七段目』)を上演する。出演する尾上松也、中村歌昇、坂東巳之助の3人に話を聞いた。【チケット情報はこちら】歌舞伎初心者にも気軽に楽しんでもらおうと、古典の名作から、華やかで、クスっと笑えるような演目までがそろう浅草。『寺子屋』で松王丸を、『七段目』で大星由良之助を演じる松也は、「『寺子屋』は現代ではなかなか理解し難い状況ではありますが、逆にそこで親や兄弟、主人への忠誠心がより濃く滲み出ている作品だと思います。また『七段目』も『寺子屋』同様、人気演目のひとつ。お客様も心構えが必要かもしれませんが、その分僕らも熱い思いをもって取り組ませていただきます」と意気込む。『寺子屋』で春藤玄蕃、『茶壷』で田舎者麻胡六、『太十』で武智光秀、『七段目』で赤垣源蔵を演じる歌昇は、「『太十』は光秀が謀反を起こしたことによって、どういう悲劇を辿っていくのか。光秀の家族それぞれにスポットが当たっていく作品なので、ひとつの家族のドラマとしてお見せ出来たら」と語る。また『茶壷』で熊鷹太郎を、『七段目』で寺岡平右衛門を演じる巳之助は、「『茶壷』は本当に説明不要と言いますか、現代にも通じる、日本古来のコントのような作品です。どんな方でも肩肘張らずに楽しんでいただける演目だと思いますし、第1部の締めくくりなので、“歌舞伎って面白かったね”と思っていただける最後のひと押しとして機能してくれれば」と期待を寄せる。同世代ならではの和気あいあいとした雰囲気を見せる3人に稽古場での様子を聞くと「仲がいいだけに、このままの空気感でやってしまうと緊張感がなくなってしまう。みんな初役でもありますし、どの劇場よりも緊張感があるかもしれません」と松也。それに歌昇が頷き、巳之助も「若いからこそ本当に真面目ですよ」と笑う。また「町ぐるみで楽しんでいただける公演」と松也が語るように、上演時間が短め(その分観劇料も抑えめ)に設定されているため、芝居の前後にお正月感あふれる浅草を散策出来るのも楽しい。さらに「歌舞伎といえどもなかなか見られない景色。浅草のお正月らしくて素敵です」と巳之助が推すのは、恒例の「着物で歌舞伎」(1月19日(日)第2部に実施)。観客はもちろん、劇場スタッフも着物で出迎え、華やかな雰囲気の中で歌舞伎を堪能することが出来る。公演は2020年1月2日(木)より26日(日)まで、東京・浅草公会堂にて上演。チケットは発売中。取材・文:野上瑠美子
2019年12月20日モデルの滝沢カレン(27)が12月4日、「VOGUE JAPAN」の公式YouTubeアカウントにアップされた動画に登場した。カバンの中身を公開する人気動画シリーズ「In The Bag」の一環だが、その内容が“VOGUEらしくない”と話題に。公開されて1週間で25万回以上の再生回数、そして5,500件近い“いいね”を記録している。動画の冒頭で愛用の黒い財布や「本当に、お薬の音しかしないくらい」ほど薬を入れている“鍵入れ”を紹介した滝沢。続いて「島崎和歌子さんという人が急にくれたハンカチ」について触れた。また滝沢は黒のマジックも持ち歩いていると明かし、映画「ターミネーター」の新作に触れ「本当に今なんですけど、アーノルド・シュワルツネッガーさんがいつ来日するかわからないので」「アーノルドのためのマッキーです。サインが欲しいので」と告白。次に「犬というマカロンにオモチャ扱いされてるボールなんですけど」(原文ママ)とマッサージに使うボールを紹介し、さらに「私のおやつです!」と味のりも紹介した。最後に滝沢は「ギョーザバッグって結構言われちゃってるんですけど」「ちょっとインスタに出しただけでもギョーザだギョーザだって騒がれてるんですけど」と自身のクラッチバッグを紹介。カバンの名前を訊ねられると「じゃあアーノルドにします!大好きなんで」と笑顔を見せた。島崎和歌子(46)が突然くれたハンカチや、アーノルド・シュワルツネッガー(72)のための黒マジック。さらに「犬というマカロン」にオモチャ扱いされているボールや味のり。そして、ギョーザバッグ。滝沢節炸裂の動画は大きな話題となり、こんな声が上がっている。《カバンが餃子なとこも財布よりスマホより大きい味のり持ち歩いてるとこもカレンちゃんらしくて好き》《財布わたしとお揃い~ と思ったところで、「島崎和歌子さんという人から急に貰ったハンカチ」が出てきて笑い転げた》《シュワルツェネッガーのために持ち歩く油性ペンに、島崎和歌子はお母さん。短い動画に彼女の魅力満載…最高です》また《滝沢カレンのインマイバッグ面白くてVogueとは思えなかった》《VOGUE JAPANとは思えないユニーク…》《ヴォーグで味のり食った奴初めて見た》とVOGUEと滝沢の化学反応を喜ぶ声も上がっている。
2019年12月11日ジャニーズアイドルから、事務所の副社長へと就任した滝沢秀明(37)。そんな彼が“えっちゃん先生”と呼び慕う振付師の女性がいる。川崎悦子さん(63)だ。20代の頃、一世風靡セピアの振付を生み出し、一気にスターダムに駆け上がった川崎さん。その後、桑田佳祐(63)やMr.Childrenなどのコンサート、舞台の振付でも活躍。全国的ヒットとなったCMでの“武富士ダンス”も川崎さんも創作した。そして『Endless SHOCK』や『滝沢歌舞伎』といったジャニーズの舞台にも関わるように。滝沢との初仕事は2009年の『新春 滝沢革命』だった。もともと、亡くなったジャニー喜多川さん(享年87)が川崎さんを“えっちゃん”と呼んでいたことから、滝沢は“先生”を付けて“えっちゃん先生”と呼ぶように。2018年限りで、芸能活動を引退し、プロデュース業に集中することになった滝沢。今年1月、川崎さんが『滝沢歌舞伎ZERO』で再会したときは、名刺を持ちスーツ姿だった。「滝沢くんは、こだわりも情熱もあって、Sっ気もある(笑)。私が『(出演者に)これ以上、躍らせると死んじゃいます』と言っても『大丈夫です。もっとキツい振りをお願いします』って言うんです」若いころの情熱はそのままに、的確な指示を出す滝沢の手腕に、驚かされたと笑う川崎さん。だが、そんな彼女のここまでの道のりは決して平坦なものではなかった。彼女のダンス人生は、4歳のころからのバレエに始まる。「父は企業の重役のハイヤーの運転手で、家は裕福ではありませんでした」バレエは経済的な負担が大きく、母親が辞めさせようとしたこともあったが、先生が月謝無料の特待生扱いにして、引き止めてくれた。彼女は、友達を集めて歌ったり踊ったりするのも大好きだった。しかし、これがトラブルの元になってしまう。小学校高学年になると、クラスで総スカンを食らった。「興味のない同級生も無理矢理付き合わせたので、迷惑な話ですよね。五年生のときかな、女の子に締め出されて、男子経由で『バカ』『死ね』と手紙が来ました。体育館裏に呼び出されて、『裁判』にかけられたこともありました」それでも学校を休まず、親にも相談しなかった。プライドが許さなかった。テレビでミュージカル「雨に唄えば」を見て衝撃を受けたのは、高校の頃だという。女優になりたいーー。強い意志と夢が生まれた。「歌って、踊って、演じる。ミュージカル三昧で過ごせたら最高だと考えるようになりました」川崎さんは女優を目指し、オーディションを受けまくった。高校卒業後は堅実な親の縁故で就職。だが頭はいつもオーディションでいっぱい。コネになればと大物俳優の付き人を1カ月間つとめたため、社内に居場所がなくなってしまう。次に就職した東京現像所も2年でクビになった。怒った父からは勘当同然で実家を追い出され、小劇場の多い下北沢で一人暮らしを始めた。三畳一間で、家賃は1万6千円。「でも、貧乏暮しが辛いなんてまったく思っていませんでした」そんなとき、転機が訪れる。オーディションの足しになればと、得意だったダンスを練習していたときのこと。訪ねたダンススタジオで『ウチで教えない?』と逆スカウトを受けたのだ。「オーディションはことごとく落ちましたが、その時知り合ったダンス仲間が役者の集団の振付をやらないかと誘ってくれたんです」それが劇男一世風靡の前身、劇男零心会だった。その後に始まる振付師としてのキャリアをスタート。タレントと信頼関係を作り、27歳のころにはダンススタジオも開設。振付師という職業が世間に認知されていなかったなか、川崎さんは自分の道を歩み続けたのだ。振り返って、川崎さんはこう語る。「私自身、楽しいことをやり続けてきただけ。道を切り開こうとか、振付師の評価を上げたいなんて、全然思いませんでした。ただ踊り続けていたら、ここまできたの(笑)」拠点のダンススタジオ『ビートニックスタジオ』には意味が込められている。ビートニックとは、50年代のアメリカで起こった、保守的な価値に縛られない新しい若者文化のこと。「古いものを守るより、新しいものを吸収したい。だって、挑戦する方が楽しいから」夢に描いた女優の道をたどった一本道。行きついた先は、目指した風景と少し違ったが、川崎悦子にしかできない仕事を、いまも求められている。
2019年12月09日今年4月、新橋演舞場で『滝沢歌舞伎ZERO』の最終通し稽古が行われていた。舞台に立つジャニーズJr.のダンスを、プロデューサーの滝沢秀明(37)とともに真剣な眼差しで見つめるのは、振付師でダンサー、舞台演出も手がける川崎悦子さん(63)だ。ジャニーズ事務所の仕事を、20年近くも手がけている。稽古が白熱してきたころ、ふらっと小柄な男性が入ってきた。生前のジャニー喜多川(享年87)さんだった。振付師が職業として認知されていなかった時代から活躍してきた川崎さん。一世風靡セピアのダンスでスターダムに駆け上がり、Mr.Childrenや渡辺美里(53)、桑田佳祐(63)などのコンサートの振付や、多くの舞台、ドラマでのダンスの振付を担当してきたプロフェッショナル。それでも、ジャニーズという“大ブランド”での振付は大きなプレッシャーになるという。「新しい振付をジャニーさんに披露するときは毎回ドキドキ。反応がすごく気になるんです」ジャニーさんの姿に気が付いた川崎さん。会うのが久しぶりだったため、「覚えていらっしゃいますか?川崎悦子です」と冗談交じりに挨拶をすると、ジャニーさんは「おーっ!えっちゃん!」と声を弾ませた。「すごくお元気だったんです。その日ジャニーさんは、演出サポートをしている先生と別の作品の打ち合わせもされていたのですが、私にも『えっちゃんも、そう思うだろう?』って、意見を求められて……」担当外の作品に首をつっこむのがはばかられ答えに窮していると、ジャニーさんは優しい眼差しで彼女を見つめ、そっと言った。「えっちゃんの振りは、いつ見ても、本当に男っぽくてかっこいいよね」川崎さんの背骨に電気が走った。「ジャニーさんには、『すごくいいよ』と言われたことはありましたが、こんなにハッキリ褒められたのはあの時が初めてで……」振付師という仕事の先駆者として、活躍の場を自ら開拓していった川崎さん。そんな彼女にとっても、稀代のプロデューサーからの褒め言葉は特別なもので、大きな自信を与えたのだ。ジャニーさんが倒れたのは、その2カ月ほど後のこと。7月9日に逝去したジャニーさんから、もう、「えっちゃん」と呼ばれることはない。手放しの賛辞が川崎さんへの遺言となった。「最後に大きな勲章を贈っていただいたように思っています」そう話す川崎さんの目元には、光るものがあった。ジャニーさん亡きあとの舞台『DREAM BOYS』の振付にも関わった川崎さん。演出に携わった堂本光一(40)とはこんなやり取りがあったという。「光一くんは、過去の上映映像を見て、一部、振付を変更したかったようでした。そのシーンは、ジャニーさんのオーダーで作って、すごく気に入ってくださった部分。そのことを彼に伝え『ここを生かしてここを変えよう』と、やりとりを重ね、アレンジしました」偉大な先人が残した作品に、若い世代が新たな発想を加えて、次の世代に残していく。生き物のように進化する表現の世界に、川崎さんは身を置き続けているーー。
2019年12月09日本日12月2日に初日を迎える東京・歌舞伎座の十二月大歌舞伎。昼の部ではトリプルキャストの『阿古屋』が話題だ。『壇浦兜軍記(だんのうらかぶとぐんき)』のハイライト「阿古屋」は遊君阿古屋が恋人・景清の居所を知っていて隠しているかを確かめるため、尋問の場で琴・三味線・胡弓の3曲を弾かされるという場面。阿古屋を演じるということは、おのずと舞台の上で実際に3つの楽器を自在に操れなければならない。そのため「女方屈指の大役」と言われ、20年以上、坂東玉三郎だけがこの役を担ってきた。昨年玉三郎が若手の中村梅枝と中村児太郎に稽古をつけ、舞台にも上げてから一年。今回もBプロは梅枝と児太郎が8日ずつ阿古屋を勤める。Aプロは初日と千穐楽を含む9日間で、阿古屋は玉三郎。Aプロでは梅枝と児太郎は『村松風二人汐汲(むらのまつかぜににんしおくみ)』、Bプロでは玉三郎が『保名』を踊る。玉三郎が『保名』に出演するのは1993年の歌舞伎座以来、26年ぶりとなる。A・B共通の『たぬき』は市川中車主演。死んだと思ったが焼き場で息を吹き返した商家の婿養子・金兵衛は、家に帰らず妾と第二の人生を送ろうとするが、待っていたのは描いた青写真と違う未来。可笑しくもほろ苦い人情喜劇だ。夜の部の『本朝白雪姫譚話(ほんちょうしらゆきひめものがたり)』は、グリム童話『白雪姫』を翻案したもの。玉三郎が白雪姫で、鏡の精が梅枝、野分の前(継母)が児太郎という配役だ。2007年5月に歌舞伎座で行われた俳優祭でも『白雪姫』を上演しており、その時も玉三郎は白雪姫役で出演したことがあるが、今回は本格的な歌舞伎として作り直すという。夜の部もう1作品は、『神霊矢口渡(しんれいやぐちのわたし)』。江戸時代に多分野で活躍した才人、平賀源内が「福内鬼外」のペンネームで描いた浄瑠璃の傑作で、渡し守頓兵衛の娘お舟の悲恋を描く。お舟を梅枝、お舟が一目惚れする義岑に坂東亀蔵、義岑の命を狙うお舟の父親・頓兵衛を尾上松緑が勤める。12月26日(木)まで。文:仲野マリ
2019年12月02日歌舞伎俳優の市川海老蔵が監修・主演を務める「スター・ウォーズ歌舞伎」に、長男・堀越勸玄くんも出演し、親子共演が実現することが19日、明らかになった。「スター・ウォーズ」シリーズ完結編『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(12月20日日米同時公開)の公開を記念して開催される「スター・ウォーズ歌舞伎」は、「スター・ウォーズ」の世界観を表現する映像演出と、日本の伝統芸能である歌舞伎が融合した1日限りのスペシャルパフォーマンス。映画シリーズの根幹をなすスカイウォーカー家の「家族の愛と喪失」をテーマに描く。海老蔵が演じるのは、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』より登場し、祖父ダース・ベイダーの遺志を受け継ぎ、銀河の圧倒的支配者となったカイロ・レンを歌舞伎の世界で描く“魁 煉之介(かい れんのすけ)”。魁煉之介は父親である半蔵(ハン・ソロ)との親子関係に葛藤し、上司である敷能角(スノーク)との確執、そして唯一無二のジェダイマスターにして師でもある琉空(ルーク・スカイウォーカー)との関係に悩み、正義と悪の狭間で揺れ動く人物。勸玄くんは、海老蔵演じる魁煉之介の幼少期を演じる。家柄と世襲という実際の血縁関係によって演技の技が受け継がれる歌舞伎では、劇中の人物の内面の葛藤を表現するために、主演俳優の実際の親や子の俳優をその人物の分身として登場させて、その役柄の心理を象徴的に表現する。大の「スター・ウォーズ」ファンとして知られる海老蔵は、父である市川團十郎さんと初めて映画館で観た作品が「スター・ウォーズ」であったこと、そして実の息子である勸玄くんが今回出演するということで、父から子へ世代を超えて受け継がれる「スター・ウォーズ」とのさらなる深い縁を感じさせる。海老蔵は「この度、息子の堀越勸玄が11月28日に開催するSTAR WARS歌舞伎に出演する運びとなりました。彼が演じるのは私が演じる魁煉之介の幼少期になります。映画でも描かれる事のなかった、あのカイロ・レンの揺れ動く幼少期の心情を表現する難しい役どころになります。スター・ウォーズは我々家族にとっても大切な作品であり、『最後のスター・ウォーズ』のプロモーションに親子で出演させて頂くことに、この上ない喜びを感じています。是非、ご期待くださいませ」とコメントしている。同公演は、11月28日に都内某所にて開催予定。(C)2019 ILM and Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
2019年11月20日モデルの滝沢カレン(27)が11月2日にインスタグラムに投稿した手料理が注目を集めている。《みなさん、こんばんは》と切り出し、《今日は突如ジムの先生からお味噌汁は体にいいんだから、と言われたことを丸呑みして味噌汁目当てのご飯作りました》とつづった滝沢。だが《はっきり言って最後の最後までお味噌汁作るの忘れていて、サバの味噌煮が最大の目当て&好きです》と続け、肝心の味噌汁を作るのが最後になってしまったというのだ。そんな滝沢が作った食事は、ご飯と味噌汁、サバの味噌煮に副菜3品を添えたバランスの良い食事だ。さらにハッシュタグには「#食べないダイエットは」「#あまりに身体がかわいそうだと知る」といった“滝沢語録”が並んだ。この投稿に反響が続々と上がっている。《滝沢カレンさんがインスタにアップしてる食事の栄養バランスが完璧だし、ハッシュタグにめちゃくちゃ名言書いてあって最高。文章は相変わらず面白くてさらに最高。みんなに見てほしい》《(キッチンペーパー濃厚)と(飲まないでください)でもうダメだった あと、常備菜の気持ちになってる文章のとことか、天才だと思いました》《お料理めっちゃ上手ですね!説明も面白いです!》そんな滝沢の料理上手ぶりは、これまでにも注目を集めてきた。16年5月に放送された『モシモノふたり』(フジテレビ系)で、スピードワゴン・井戸田潤(46)と2泊3日の同居生活をした滝沢。井戸田に「まかせていい?」と料理を頼まれた滝沢は、「え!」と驚きつつもブリの照り焼きや味噌汁を手際よく作って視聴者を驚かせた。「滝沢さんは幼い頃から食の好みがはっきりしていたそうです。ですがお母様とは好みが異なっていたようで、独学で料理を習得したと明かしていました。今では、ほぼ毎日自炊していると語っていました」(ファッション誌関係者)料理の腕も確かな滝沢のレシピを手本とするファンが増えそうだ――。
2019年11月05日歌舞伎役者の市川海老蔵(41)が11月28日に東京都内で「スター・ウォーズ歌舞伎」を上演すると発表された。本作は海老蔵が監修・主演を務め、映像技術と歌舞伎を融合させた特別パフォーマンスだという。この意外なコラボレーションが、ネットで反響を呼んでいる。《スターウォーズ歌舞伎、海老蔵さんがカイロレンやるのもびっくりだし、タイトルが『煉之介光刃三本』なのも良いな…… レン之介》《スター・ウォーズ歌舞伎?面白そうじゃないか。 元々、スターウォーズは日本の影響受けているというし、相性良さそう》《スターウォーズ歌舞伎めっちゃくちゃ面白そうだな……》海老蔵が演じるのは祖父ダース・ベイダーの遺志を受け継ぎ、銀河の圧倒的支配者になった「カイロ・レン」。ハン・ソロを父親に、ルーク・スカイウォーカーを師に持つ正義と悪の狭間で揺れ動くキャラクターだ。本作はシリーズ第7、8作目のポイントとなった3シーンを中心に、「家族の愛と喪失」をテーマに3部構成で上演するという。そんな海老蔵は4日にブログを更新し、本作を上演することを報告した。《この度私、スターウォーズさんから白羽の矢が立ちまして、シリーズ完結編の公開記念にスターウォーズ歌舞伎つとめる事になりました。私自身 監修 主演を仰せつかり身の引き締まる思いです。是非見に来てくださいませ》海老蔵といえば、スター・ウォーズファンとしても広く知られている。また海老蔵は、父・團十郎さん(享年66)と初めて映画館で観た作品が本シリーズ1作目だったという。さらに、18年に公開された「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」では、日本語吹替版に声優でのカメオ出演も果たした。このような新たな試みに期待が高まるいっぽうで、本作は12月20日公開予定のシリーズ完結編「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」の公開を記念した1日限りのパフォーマンスだ。そのためにこんな声も上がっている。《1日だけ!?もったいないー!》《観たい。でも1日限りではチケットも到底手に入るまい》《スターウォーズ歌舞伎って1日だけなんか!激レアすぎるな!》
2019年11月04日お笑いタレントの明石家さんまが、19日に放送されたMBSラジオの番組『ヤングタウン土曜日』(毎週土曜22:00~)で、モデルでタレントの滝沢カレンの魅力を語った。滝沢がラジオでさんまについて「初めて私の話を最後まで聞いてくれた第一人者。茶々入れながらも聞いてくれて、最後はおいしいご飯にしてくれる」と話していたと、リスナーから情報が寄せられ滝沢の話に。さんまは「カレンちゃんって売れて3年。ディレクターとかが言うには『さびないのがすごい』って。浅田美代子さんがそうなんだけど、カレンちゃんもさびないのよ。普通ああいうキャラってさびてくるもんだけど、さびないのがすごい」と感嘆。さらに、「おそらく半分以上は計算だろうけど、言葉のチョイスは素晴らしい」と称賛した。
2019年10月20日歌舞伎俳優・尾上菊之助が新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』に挑む。宮崎駿の全7巻の漫画を原作に、映画版では描かれなかったすべてのストーリーを、昼の部・夜の部通しで上演。あの壮大な物語がどう歌舞伎になるのか。座頭として一座を率いながらナウシカを演じる菊之助の挑戦に、期待が募る。【チケット情報はこちら】宮崎駿が『風の谷のナウシカ』の連載を始めたのが1982年。原作の2巻の途中までを映画化して話題となったのが1984年だった。描かれているのは、戦争によって産業文明が滅んでなお、人間同士が争う世界。主人公の少女ナウシカは、人々が恐れる巨大な蟲や有毒な瘴気を発する腐海と親しみながらその世界に希望を求めていく。「宮崎監督が原作を書かれてから30年以上経ちましたが、このディストピア(反理想郷)のなかで描かれる、環境、エネルギー資源、遺伝子操作、核、戦争といった問題は、変わらず考えていかなければいけない普遍的なテーマだなと改めて思います。歌舞伎もまさしく普遍的なテーマを持つものが古典として残ってきました。また、歌舞伎には『仮名手本忠臣蔵』『菅原伝授手習鑑』『義経千本桜』など丸1日かけて上演する通し狂言という上演方法があり、この物語のスケールの壮大さはそれに匹敵すると思ったんです」。この作品を歌舞伎にしたいと考えた理由を菊之助はこう語る。確かに、歌舞伎と『風の谷のナウシカ』、意外に遠くないのかもしれない。では、具体的にどのように進めてきたのか。「たとえばナウシカの衣裳に関しては、パッと観た瞬間にナウシカだとわかるように漫画に寄り添っていこうと思っています。漫画そのままではなく、青い色、ブーツ、手袋などのエッセンスを抽出して歌舞伎と上手く融合できればと思っています。それから、王蟲や巨神兵といった大きな生き物たちは、歌舞伎でもキツネや猪などのいろんな生き物が出てきますので、その延長線上の表現方法で考え、登場させようかと考えています。また、映画版に登場した音楽も、古典歌舞伎の黒御簾音楽をベースに、一部和楽器の編成で演奏します」と、菊之助のなかにはすでに構想がある様子。そして何より頼もしいのが、「古典の技法が必ず力になると思っているんです」という言葉だ。「新作歌舞伎を創作するときに助けになるのは、やはり古典の蓄積だと思っています。『風の谷のナウシカ』のあらすじをざっと大づかみして来ていただければ、あとはもう歌舞伎の世界にどっぷり入って楽しんでいただけるはずです」。400年もの間、様々な人間と物語を表現してきた歌舞伎である。『風の谷のナウシカ』の真髄がそこに見えてきても不思議はない。公演は12月6日より新橋演舞場にて。チケットは10月19日(土)より一般発売。取材・文:大内弓子
2019年10月18日梅原猛と市川猿翁が平成3年(1991年)につくり上げ、演劇界に新風を巻き起こした伝説のスーパー歌舞伎『オグリ』。令和元年の今年、スーパー歌舞伎Ⅱ(セカンド)『新版 オグリ』として装いも新たに上演される。注目は、市川猿之助・中村隼人の二役交互出演だ。芸の引き出しが豊富な猿之助が、猿翁の築いた『オグリ』の世界観を熟知した上で自らの構想をどのように展開するのか、その猿之助により主演に指名された若手・隼人が、旬の勢いでどこまで猿之助に肉薄できるのか?競演によってそれぞれの魅力が浮き彫りになるだろう。前作のスーパー歌舞伎Ⅱ『ワンピース』は動員40万人を超える大ヒットとなった。今回も各ジャンルから精鋭のクリエイティブスタッフが集結している。脚本は『八犬伝』や『カグヤー新竹取物語ー』などのスーパー歌舞伎を手がけた横内謙介、演出は「木ノ下歌舞伎」で多くの古典歌舞伎を新解釈で換骨奪胎させている杉原邦生。客席左右同時の両宙乗りのスペクタルな演出も楽しみの一つだ。キャストも歌舞伎俳優以外から多数起用。『ワンピース』で活躍した浅野和之や下村青のほか、蜷川演劇でおなじみの高橋洋やベテラン俳優・石橋正次の初参加も注目を集めている。物語は、武芸学問に通じた美貌の若者・藤原正清(後に小栗判官=オグリ、市川猿之助・中村隼人のWキャスト)が、「なんでも手に入る」勘違いから地獄に落とされ、逆に「持たざる者」として現世に送り返され生き直すという構成。輿入れ行列から奪取した照手姫(坂東新悟)と強く惹かれ合い夫婦となることを誓ったものの、姫の父に拒否されてオグリは殺されてしまうのだった。顔も手足も重い病に侵された姿で生き返ったオグリは、遊行上人(市川猿之助・中村隼人のWキャスト)の導きで善意の人が曳く土車に乗り、熊野を目指す。道中偶然にも照手姫と再会するが、姫はオグリに気づかない……。一見奇想天外なオグリと姫の人生に、恵まれ過ぎる現代の若者たちの、本当の自由や幸せを探し続ける満たされない思いを重ねていくという。衣裳などにもストリートファッションを取り入れるとか。江戸時代の庶民なら誰もが知っていたという説経節「小栗判官ストーリー」が、現代の若者の物語としてどのように展開していくのか楽しみだ。公演は10月6日から11月25日まで東京・新橋演舞場、来年2月に福岡・博多座、3月に京都・南座で上演される。文:仲野マリ
2019年10月06日モデルの滝沢カレンが28日、千葉・幕張メッセで開催中の「Rakuten GirlsAward 2019 AUTUMN/WINTER」に出演した。滝沢はオープニングの「MSGM」ステージで、個性的なデザインのブラウスにシルバーのミニスカート、シルバーのショートブーツをあわせたコーディネートを披露。すらりとした美脚をあらわにしながらランウェイを歩き、抜群のスタイルで観客を魅了した。「GirlsAward」は、2010年から年2回、「渋谷からアジアへ。そして世界へ。」をスローガンに開催している日本最大級のファッション&音楽イベント。20回目となる今回は幕張メッセにて、“女の子のわがままが全部詰まったKIRA KIRAの魔法に包まれる夢のような空間”という意味を込めた「KIRA KIRA CELEBRATION」をテーマに、人気モデルによるファッションショーやアーティストによるライブステージなどを開催する。撮影:蔦野裕
2019年09月28日「ジャニーさんの“後継者”として、おもにJr.の育成を担当する事務所の子会社社長となった滝沢さんですが、KinKi Kidsの2人も多忙な滝沢さんのサポートをすることになりました。光一さんは9月から開幕する舞台『DREAM BOYS』の演技指導と台本の修正を。剛さんは10月からの舞台『ジャニーズ伝説2019』の楽曲をそれぞれ担当します」(舞台関係者)ジャニー喜多川さん(享年87)の背中を追って裏方に回ったジャニーズ・アイランドの滝沢秀明社長(37)。先輩であるKinKi Kids・堂本光一(40)と堂本剛(40)の2人に後輩たちの舞台を支えるように依頼したという。光一が担当するのは、9月3日から東京・帝国劇場で開幕する『DREAM BOYS』。04年に滝沢主演の初演から、ジャニーさんの作・構成・演出だった。その後も、亀梨和也(33)や玉森裕太(29)主演で上演され、今回、King&Princeの岸優太(23)が4代目座長を務める。「滝沢さんはJr.時代に、キンキのバックダンサーを務めていました。舞台に対する情熱が人一倍強い滝沢さんにとって、00年から始まり今春に上演1,700回を達成した『SHOCK』のステージに立ち続ける光一さんは憧れの先輩。もともと『DREAM BOY』として初演時のテーマ曲を光一さんが書き下ろしていたんです。今回、滝沢さんが直接、光一さんに後輩たちの舞台指導を頼んだそうです」(前出・舞台関係者)光一は9月11日から大阪で舞台『Endless SHOCK2019』を控えていたが…。「光一さんは滝沢さんからの依頼を快諾したんです。『彼は今、多くを抱えすぎているから手の回りにくい部分で力になりたい』と話していました」(別の舞台関係者)昨年10月、滝沢の“引退”が発表された直後、光一は『日経エンタテインメント!』18年11月号のインタビューで、こう語っている。《滝沢が昔からジュニアとの接点が多いことは僕ら先輩もよく分かっています。彼は自分の活動を通じてジュニアの面倒を見ることにずっと取り組んでいました。それが年月とともにライフワークみたいになっていったんじゃないかな。素敵なことだと思います。我々も彼の覚悟を受け止めて、全力でサポートできたらと思っています》前出の舞台関係者は続ける。「今や所属タレント300人以上の大所帯となったジャニーズ事務所ですが、デビュー組の中ですら、コンサートの演出について、ジャニーさん本人から直接薫陶を受けていない人たちも出てきています。演出は若い世代の振付師が担当して、ジャニーさん流のステージの作り方が“薄まって”伝わってしまうことに、光一さんは危機感を抱いていたようですね」光一は40代を迎え、実体験を後輩に伝えるのがジャニーさんからの“特命”と痛感したという。先のインタビューでもこう力説する。《ジャニーさんのそばでエンタテインメントを実践してきた先輩タレントが直接後輩に意見してあげたほうが、ジャニーズが本来目指すステージになる。そうした現状を踏まえると今後は中堅以上の所属タレントが若いタレントたちのコンサートの現場に出向いて何か助言をするといったことが増えてくると思います。ジャニーさんもそれを望んでいますし。(略)中堅以上にはもちろん僕も含まれてますから今まで以上に後輩に目を向け、お手伝いする機会も増えていくでしょう》その思いは、剛も同じだった。「『YOU、やっちゃいなよ』というジャニーさんの名ゼリフは今でこそ有名ですが、そもそもジャニーさんのことをメディアで最初にユーモラスに話したのは剛さん。亡くなったときに剛さんは『宇宙一大好き』と追悼コメントを出し、その後ライブで『お別れにおでこにチューをした』と話すほど、ジャニーさんを心から慕っていました」(音楽関係者)8月10日に放送されたラジオ番組『堂本剛とFashion&Music Book』(bayfm)で剛はジャニーさんから、「君は、君が思っていることをステージで表現すればいいだけ。とても最高のファンを持っていることに自信を持つべき。君がやりたい世界をステージでぶつけて表現することが正解なんだ」と言われてうれしかったと明かしていた。そんなジャニーさんの言葉を胸に、剛は10月7日から東京・日生劇場で始まる『ジャニーズ伝説2019』で音楽を担当する。「作・構成・演出というクレジットはジャニーさんのままですが、実質のプロデュースは滝沢さん。彼が打ち合わせに剛さんを呼び、A.B.C-Zの河合郁人くんを引き合わせたのです。河合くんが“未来のジャニーズ”をイメージした楽曲提供をお願いしたところ、剛さんも『ええよ!』と引き受けてくれたそうです」(別の舞台関係者)光一そして剛もジャニーさんの“滝沢を支えてほしい”という願いを強く受け止めていたのだ。今秋の舞台から、キンキの2人が滝沢社長を支える形で、ジャニーさんの遺志を伝えていく――。
2019年08月27日