三谷幸喜が作・演出を手掛け、柿澤勇人が主演を務める舞台『愛と哀しみのシャーロック・ホームズ』が東京・世田谷パブリックシアターにて上演中。その開幕に先駆けフォトコール(マスコミ向け写真撮影会)と囲み取材が行われた。【チケット情報はこちら】本作は、シャーロック・ホームズファンである三谷が「シャーロック・ホームズは如何にして、偉大なる名探偵になったのか?」をテーマに書き下ろした新作。若きホームズとワトソンが、小説シリーズ最初の作品『緋色の研究』で描かれた最初の事件に遭遇するまでの数カ月間を描く。囲み取材にはホームズ役の柿澤、ワトスン役の佐藤二朗、依頼人ヴァイオレット役の広瀬アリス、そして三谷が出席。三谷は「ホームズは子供の頃から大好きだったので、いつか自分のカタチで新しいホームズができないかなと思っていました」と肝いりの作品であることを明かし、「ホームズにも当然若い時代があったわけで。描かれてない、まだ未熟な彼はどんな人だったんだろうと思ったとき、柿澤さんの芝居を観て“あ、ここにホームズがいた”と思いました」と語る。それを受けて柿澤は「稽古最終日にそのような言葉をかけていただいて。泣きそうでした」と笑顔を見せる。三谷とは初タッグとなる3人。佐藤が「三谷さんは憧れに近い存在。でも憧れと言っていても誰のためにもなりませんので、この期間は忘れて“幸喜ちゃん”と呼んでいます」と話すと、三谷は「柿澤さんも廣瀬さんもすごく一生懸命。でも二朗さんがちょっと僕にはめんどくさい」と仕返し(?)し、取材陣を笑わせる。広瀬が「稽古場での三谷さんは母のよう。やさしく見守ってくださって、やさしくいろいろおっしゃってくださる。“そこで変顔して”とか」と話すと、三谷は「彼女は言えばなんでもやってくれるんです。素敵なおもちゃをいただいたみたい」と絶賛した。最後に柿澤が「皆さんご存知のシャーロック・ホームズが誕生する瞬間が見られると思います。ホームズを知らない方でも楽しめます!」と話した。フォトコールでは冒頭15分を公開。三谷が「最高のホームズ」と語った柿澤は、小説のホームズの片鱗も見せつつも子供のような言動が愛らしい。ホームズが甘え放題わがまま放題の同居相手ワトスンは父親のようで、既に名コンビの香りが漂う。そこに依頼に訪れるヴァイオレットは癖が強く、さてどんな展開に…というところでフォトコールは終了した。公演9月29日(日)まで東京・世田谷パブリックシアターにて上演後、10月3日(木)から6日(日)まで大阪・森ノ宮ピロティホール、10月12日(土)13日(日)に福岡・久留米シティプラザ ザ・グランドホールを巡演。9月7日(土)12:00~立見席・見切れS席をチケットぴあにて販売。取材・文:中川實穂
2019年09月02日アイドルグループ、Aphrodite(アフロディーテ)の倉澤雪乃がこのほど、東京・秋葉原のソフマップで最新イメージDVD『女神のまどろみ』(発売中 4,104円税込 発売元:竹書房)の発売記念イベントを行った。ゴシック&ダークスタイルをコンセプトに活動しているアイドルグループ、Aphrodite(アフロディーテ)のメインボーカルとして活躍している倉澤雪乃。上からB88・W55・H86というスレンダーボディーに豊満バストという凹凸ボディーが魅力の21歳で、資質的にも今後のグラビア界を賑わす逸材だ。初リリースとなる同DVDは、今年3月にハワイで撮影。全体的には彼氏とハワイを旅行するという設定がある中、初めてのDVDということでフレッシュな姿が見られる作品となっている。大人っぽい黒のビキニ水着で報道陣の取材に応じた倉澤は「映像でグラビアが残るということは私にとって初めてなので感動しました」と完成したDVDに満足そうで、「シーン的にはまず朝起きて寝起きでゴロゴロしたり、彼氏とラブラブするシーンがあったり、海で一緒に走ったり砂で遊んだりするシーンがあります」と具体的なシーンを紹介した。「初めてのDVDということもあって慣れてない感じの初々しいDVDになっていると思います」という倉澤は今回、野外で大胆にも"手ブラ"を披露している。「どうったんだろう? 恥ずかしいという記憶しかないですね(笑)」としつつ、「守られている面積が少なかったので最初はどういう表情をしていいのか分かりませんでしたが、やっていく内に大胆になっていったと思います。開放的になりました」とアピールした。初めてのDVDを自己採点すると「94点です! 出来あったものを見たら、もうちょっとこうしたかったとかが出てきたので、次に出す時はそれをクリアにして100点にしたいです」と課題を口にし、「初々しい作品が1枚できたので、それを取っ払って自分らしい作品をどんどん作っていきたいと思います」と次回作にも意欲。そんな彼女は現在、Aphroditeのメンバーとして活動しているが、「将来は東京ドームとかでやりたいですが、海外で活躍したいなって思っています」と意気込みを語っていた。
2019年08月14日アイドルグループ、Aphrodite(アフロディーテ)の倉澤雪乃が、最新イメージDVD『女神のまどろみ』(4,104円税込 発売元:竹書房)をリリースした。ゴシック&ダークスタイルをコンセプトに活動しているアイドルグループ、Aphrodite(アフロディーテ)のメンバーとして人気を博している倉澤雪乃。上からB88・W55・H86というスレンダーボディーに豊満バストという凹凸ボディーが魅力の21歳で、資質的にも今後のグラビア界を賑わす逸材だ。グラビアデビュー作とあって、全体的にはソフトの仕上がりだが、随所で水着姿となって豊満バストの谷間を見せつけるなど、そのプロポーションは圧巻の一言。グループのライブパフォーマンスで鍛え抜いたボディーを披露している。イチオシは、ベッドでうさぎのコスプレをしたシーン。胸の膨らみが感じられるセクシーな水着を着用しながら、現役アイドルらしいキュートで甘い仕草で見るものを惑わす。なお、同DVDの発売を記念したイベントが8月10日、東京・秋葉原のソフマップAKIBA 4号店 アミューズメント館(12:00~)で開催される。
2019年08月08日KAT-TUNの亀梨和也が、27日に放送されたラジオ番組『KAT-TUN 亀梨和也のHANG OUT』(FM NACK5/毎週土曜10:20~10:50)で、故・ジャニー喜多川さんや滝沢秀明氏への思いを打ち明けた。今年5月に放送された音楽番組『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)で、ジャニーズアイランド社長の滝沢秀明氏の演出のもと、自身のファーストソロシングル「Rain」を歌唱した亀梨。収録スタジオには、9日に亡くなったジャニーズ事務所代表取締役社長・ジャニー喜多川さんも駆けつけていたことを明かし、「そのときは、ジャニーさんがまさかこういう形になるとは思ってなかったんですけど。CDデビュー組の現場に来ることは本当に珍しいんですが、来てくれましたね」としみじみ振り返った。また、演出を手掛けた滝沢氏について、「ジャニーズJr.という存在をグッと引き上げてくれた方」だと話した亀梨。滝沢氏とはジャニーズJr.時代から交流があり、「非常にお世話になったなという思いがあって。それこそ、自宅には何回もお泊りさせてもらいました。舞台のときなんかは、住み込みで通わせてもらってた時期もあって。そのときは、タッキーが洗濯もしてくれたり、ご飯もごちそうしてくれたり」というエピソードを披露しつつ、「滝沢くんとこういう形でお仕事ができるのは、有意義な時間だなと思います」と感慨深げ。さらに、ジャニーズの一員として、「僕としては、自分のパフォーマンスはもちろん、後輩のみんなと共有できるものを少しでも多く持ちたい。滝沢くんとの関係も、僕にできることが少しでもあれば」と語った亀梨は、最後に、「いつも言っているのは、ファンの方にどういう風に楽しんでもらえるか。僕らがエンターテインメントを提示するとか、意思を提示するとか。とにかく本当に広い範囲で、ジャニーズのエンターテインメントという部分を応援してくださっている方たちの存在に感謝しております」とリスナーやファンに向けてメッセージを送った。
2019年07月27日KAT-TUNの亀梨和也が、1日に放送されたラジオ番組『KAT-TUN 亀梨和也のHANG OUT』(FM NACK5/毎週土曜10:20~10:50)で、先月17日に放送された音楽番組『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)でのソロパフォーマンスについて振り返った。同番組では、雨が降りしきるステージで、自身のファーストソロシングル『Rain』を熱唱。ステージ演出を滝沢秀明氏が手掛け、ジャニーズJr.とのダンスコラボレーションも見どころとなったが、当初は、「一人でやろうかな」と考えていたという。一方で、「自分がJr.だった時に、KinKi KidsやV6、タッキー&翼、嵐のバックにつけてくれていた」ことを思い出し、「自分の仕事の中で、何か感じてもらえることがあったら、それは素敵なことだなと思って。誰をバックにつけるかというところから、滝沢くんと色々ご相談しました」と、そのきっかけを打ち明けた。ジャニーズJr.との接点が少なかったと話す亀梨は、「せっかく出るなら、彼らのビジュアル部分もしっかり出してあげたいと思って。ああやって絡むと愛着がわくし、僕としても良い時間でした」と後輩とのコラボレーションに満足した様子。「Jr.の頃は、『Mステ』の席に座れるのがめちゃくちゃうれしいんですよ。だから、せっかく一人だし、出れる隙間もあるっていう話だったから、『ユーたちも座っちゃいなよ』って言って、一緒にね。ジャニーズ孝行じゃないですけど、お兄さんできたかなと思います」と後輩思いの一面ものぞかせていた。また、生放送当日は、ジャニー喜多川社長もスタジオに駆けつけたそうで、「リハーサルの時点から、タッキーがいて、ジャニーさんも来てくれて。なんか懐かしいなってすごいうれしかったんですよ」と事務所のバックアップに感謝。さらに、たまたまスタジオにいた俳優の綾野剛が楽屋に遊びに来たことも明かし、「初めてソロでの『Mステ』だったけど、ファミリー感があってすごい楽しかった。緊張してたけど、ある意味、身内感を感じながら、やさしさに包まれながらやることができました」とリラックスして本番に臨めたようだ。『ミュージックステーション』以外でも、『ミュージックフェア』(フジテレビ系)など多数の音楽番組で、ソロアーティストとして『Rain』を歌唱した亀梨。「KAT-TUNだと、その看板背負って、その感じでいれるんだけど、この亀梨くんってどういう感じでいればいいのか。一人でああいう空間にいるのが初めてで、すごく不思議な感じ」と最初は戸惑ったそうだが、「一人バージョンの亀梨くんも、最近になってやっと固まってきました。グループやユニット活動とは違った、刺激的な良い時間でしたね。これも僕の一部にしていきたいと思った瞬間でした」と感慨深げに振り返っていた。
2019年06月03日嵐の二宮和也が、26日に放送されたラジオ番組『BAY STORM』(bayfm/毎週日曜22:00~22:30)で、俳優や歌手としての活動において、自身のこだわりを打ち明けた。「練習が嫌い」だというリスナーからの悩み相談に、二宮は、「俺も大っ嫌いなんですよ」と共感。映画やドラマの撮影では、「テストとかいらないもん。本番だけでいいっていつも思ってる」そうで、「それじゃ無理だよ。俺だって大人だし、社会の波にちゃんとのまれて、テストだってするよ。でも、本質はいらないと思ってる。一発目が一番良いって思ってる人間だから、練習したくならないんだよ」と正直な気持ちを吐露した。また、コンサートなどのダンスパフォーマンスについても、「人様に見せるものだから、ちゃんと精度と質を上げなきゃいけないから、練習は必要なんだけど……。でも、どこかでそんなのは必要ないぜって思ってる」という二宮は、「踊る前に準備体操とかもしないし、コンサートの前にストレッチとかもしないし。本番一発で出た感じで、ぶつかりたいって思ってるわけ。もったいないなって思ってるわけ」と自身のこだわりを熱弁した。一方で、練習が楽しいときもあるようで、「アクロバットの練習をふわふわのマットでやってるときは面白い。より無茶な技をやってみようってなりますね」と明かす場面も。さらに、大のゲーム好きの二宮は、ゲームアプリ『パズル&ドラゴンズ』について、「裏闘技場で10分切りたいって目標を立てるでしょ? じゃあ、この1階層は黄色5で行けるって書くの。それを、25階層まで書くのよ。全部書いて完成したら、本番はやらないの。絶対できるから試さないの。だから、練習が好きな時もあるのよ」と楽しそうに話していた。
2019年05月28日嵐の二宮和也が、21日に放送されたラジオ番組『BAY STORM』(bayfm/毎週日曜22:00~22:30)で、メンバー間の自宅訪問に関するエピソードを語った。3月に放送されたラジオ番組で、メンバーの相葉雅紀が、嵐全員が自宅に遊びに来たことがあると告白。このエピソードを受け、リスナーから「嵐全員が自宅に遊びにきましたか? 嵐全員の家に行ったことがありますか?」と質問された二宮は、「いや、リーダーの家がないんじゃないかな?」と打ち明けた。相葉は、松本潤が訪問したことで、「20年かけて嵐コンプリートした」と語っていたが、二宮は、「多分、マッサンだけじゃないんじゃないの? 何人かいた中でマッサンもいたっていう。1対1って感じじゃないと思うけどね。あの2人が1対1で何かするって見たことがないもん」と憶測しつつ、「でも、嵐が家に来ると気を使わない? 何出していいか分かんなくない?」と正直な気持ちをぶっちゃけた。また、8月24日から25日にかけて放送される『24時間テレビ42 愛は地球を救う』(日本テレビ系)で、6年ぶり5度目のメインパーソナリティを務めることになった嵐。「まだ何も知らないんだよね。何やるんだろう? 24時間も起きてるなんて大変ですね……。さすがにもう休憩したほうがいいよね……」とハードな仕事に戦々恐々しつつ、「時間のある方はお付き合い願いたいと思います」とリスナーにメッセージを送った。
2019年04月23日嵐の二宮和也が、14日に放送されたラジオ番組『BAY STORM』(bayfm/毎週日曜22:00~22:30)で、ゲーム愛について熱弁した。リスナーから好きな言葉を聞かれた二宮は、「貯蓄」だと即答。「安定した老後を過ごすために大切だよね。『安定』も好きかもしれないな」と話し、自身の老後について、「ゲームを毎日やり続けるおじいちゃんはいないだろうと思って、1日1本づつゲームをやっていくことですかね」と夢を語った。大のゲーム好きで知られる二宮だが、「趣味のひとつがゲームだと思ってる人が多いんですよ。趣味ではないから。本当に生活ですよね。お風呂とかご飯を食べるとかと全く同じだから」と断言する場面も。「子供のころにゲームボタンが2つから4つになって難易度が上がったからね。『パズドラ』に関しては、ゲーム形態としてボタンがないからね。すごい時代ですよ」とこれからのゲーム進化にワクワク。また、同じ趣味を持つ友人の話題になると、「俺もゲームで知り合った同い年の友達いるけど。普通の一般人だけど、それも最初は『パズドラ』だったもんな。不思議な縁だよな」と打ち明け、「ずっと横浜にいたんだけど、昨年『田舎に帰る』って言って岩手に帰って。『今度、東京に来るから、泊まらせてくれ』って言ってました。だから『どうぞ』って言っときました。いいよね。そういうの」と一般人との交流エピソードも披露していた。
2019年04月15日歌手の倉木麻衣、元サッカー日本代表の澤穂希が21日、都内で行われたプロジェクションマッピング上映イベント「TOKYO VISION ~500 Days to Go! Night~」に出席した。「TOKYO VISION ~500 Days to Go! Night~」は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開催500日前を迎え、大会に向けた気運醸成と東京の魅力を発信する目的で実施。約8分間のプロジェクションマッピング映像が、21日から24日までの4日間、東京2020大会時には会場エリアとなる有明の「東京ビッグサイト」と「パナソニックセンター東京」の壁面に投影される。ステージに登壇した倉木は、開催まで500日に迫ったことについて、「もうすぐですね。私もワクワクしています」と期待に胸を膨らませ、「選手のみなさんはメダルを獲得しようと日々、頑張っていらっしゃると思います。みなさんの夢が形になってほしいです」とエール。「また、世界の方たちが日本に来て、『日本で開催してよかったな』と思ってもらえるオリンピック・パラリンピックになればなと思います。私も音楽で応援させていただきたいと思います」と歌手としての意気込みも語った。あいさつを終えると、「短い時間ですが精一杯、心を込めて、選手のみなさんに声援を届けていきたいと思います。2020年! オリンピック! パラリンピック! みなさん、一緒に応援して行きましょう!」と呼びかけ、「Stand Up」「ベスト オブ ヒーロー」の2曲を熱唱。ライブパフォーマンスを間近で体験した澤も「かっこよかったです」と感激していた。その後、プロジェクションマッピングが披露され、澤は「なんだか選手に戻ったような気分になってしまいました。『今から戦うのだな!』という感じの勢いになってしまいましたね。気持ちが高まります」と興奮。一方の倉木も、「感動しました。もう1回見たい」と声を弾ませ、「たくさんの方に観て頂きたいです。『前に、前に!』と、気持ちがどんどんわき上がってくるような、とても情熱的なプロジェクションマッピングでした。この先、わくわくした気持ちで2020年を迎えられそうです。オリンピック・パラリンピックがすごく楽しみになりました!」と感想を述べていた。
2019年03月22日KAT-TUNの亀梨和也が、2日に放送されたラジオ番組『KAT-TUN 亀梨和也のHANG OUT』(FM NACK5/毎週土曜10:20~10:50)で、女優の二階堂ふみとダブル主演する新ドラマ『ストロベリーナイト・サーガ』(フジテレビ系/4月スタート)について、撮影の心境を語った。リスナーからの応援メッセージを読み上げた亀梨は、「このチャレンジっていうのは、難しくもあり、大きくもあり、お話をいただいた時には驚きもあり」と正直な気持ちを明かしつつ、「そこに立つ決断をしたからには、自分なりに模索しながら、みなさんに楽しんでもらえる作品にしなきゃいけない。良い緊張感の中で時間を過ごしております」と撮影への意気込みを語った。誉田哲也の警察小説『姫川玲子シリーズ』を原作として、2010年には女優の竹内結子主演で連続ドラマ化された本作。亀梨が演じる巡査部長・菊田和男は、前作で俳優の西島秀俊が演じており、「前作のドラマのイメージを持たれてる方もいるだろう」としながら、「プレッシャーもありますけど、だからこそ、今回は変に意識せずというか。僕自身が持っている原作のイメージ、意見というものを、菊田として話し合いながらの撮影になっていくんじゃないか」、「菊田を演じるにあたって、疑問に思うことは非常に細かくしつこいくらいに話させてもらってる」と熱弁した。また、「ありがたいことに、自分というパーツを呼んでくださる。そういう場所に、自分は今立っている。僕自身もある意味、チャレンジングなものに向き合おうとしてる気持ちがあるのかな」と、自身について語った亀梨。「(世間の)イメージに合ってる役も、もちろんやっていくべきだと思うし、そうじゃないものにも向き合う。みなさんの想像を超えるもの、新たな要素として受け入れられるものが作れるんじゃないかというところは、常にチャレンジしていきたい」と役者への思いを打ち明けた。
2019年03月05日アイドルグループ・嵐の二宮和也が出演する、JCBカードの新TV CM「相棒のように〜はじまり」編が9日から全国でOAされる。CMでは、引越しで新生活を迎える二宮が、"相棒"のJCBカードに「全部お前と払ってんなぁ」「お疲れ様です」と話しかける様子を叙情的に描く。また前作の共演(看護師役)で話題となった伊藤修子がスーパーの店員役として再登場し、カードから「お疲れさまです」と返事が来たかとびっくりした二宮に、背後からレジを案内する役どころとなっている。伊藤は表情を変えず高いトーンでセリフを話す独特の持ち味を惜しみなく発揮し、カメラが止まるたびにスタジオ内は笑いで包まれたが、前回のCM撮影で免疫ができている二宮は平常心を維持して演技に臨み、NGを一つも出すことなく撮影を完了した。撮影は昼前から20時までを予定する長丁場で、頻繁にセットが変更されるスタジオでは、中腰の姿勢でカメラ前に立つこともあり、ガスコンロの火を付けるシーンでは、足のしびれを人知れず気にしていた二宮。しかし休憩を求めることもなく、表情を変えずに撮影をクリアし、ラストシーンは予定よりも1時間以上早く終了した。二宮は撮影後のインタビューで、「意外に知られていないかもしれませんが、JCBカードは引っ越し代や家賃も支払えるんですよ」と紹介。「ボクは引っ越し代をJCB以外で払ったことがないんです(笑)。家賃もJCBでしか払ったことがない。逆に知りたいです、どうやってJCB以外で払えばいいのか(笑)」とJCB愛を見せる。「カードの番号もセキュリティコードも言える」と、実際に"相棒"となっているようだった。また前回のCM撮影では、「JCBカードで靴を買って松本潤にプレゼントした」と話していたが、履いている姿は「見てないですね」と苦笑。「間違えたのかなぁ......違う『松本潤』に送ったのかもしれません(笑)。『履くよ』とは言ってるんです。こういうインタビューコメントを彼が見ているんじゃないかと、数パーセントは期待しているんですけど......。でも、まだ見ていないんですね。真っ赤な靴なんです。『松本潤にはこれくらいとがっているものを履いてもらいたい』と贈ったんですけど、一向に......ですね(笑)」と語った。買い物は携帯電話のウォレットに入れたJCBカードで支払っているという二宮は、明細が見られる「MyJCB(マイジェー シービー)」も利用。「タイムラグなく履歴をさかのぼることができるので楽です。確定申告も楽です(笑)」と明かす。今回が平成最後の同CMになるが、「新元号最初のCMの出演依頼も、お待ちしております!」とアピールした。
2019年03月05日「嵐」二宮和也が主演を務めるTBSドラマ「ブラックペアン」が先日、約4か月に及ぶ撮影を終え、無事オールアップしたことが分かった。■二宮和也、「もう卒業します!」一足先にクランクアップ今作が日曜劇場初主演となり、主人公・渡海征司郎として初の外科医役に挑戦した二宮さんは、「テレビの力を信じて、見てくれる人に何かを届けたいという思いで約4か月の間撮影に参加させていただきました。この作品に携わり、なおかつこのキャストの方々とご一緒できたのは本当に貴重な経験だったと思います」とコメント。そして、「みなさんはまだ撮影が残っていますが、私はもう卒業します!(笑) 最後まで怪我の無いよう、笑って締めてください」と、まだ撮影が残っている出演者&スタッフにエールを送った。■竹内涼真&葵わかな、過酷な撮影をふり返るまた、研修医・世良雅志役の竹内涼真は、「いままでのドラマで一番キツかった」と言いつつ、「ひとつのシーンをみんなで作り上げるこの現場は本当に楽しかったです」と充実した表情。本作が朝ドラ後初めてのドラマ出演となった、新人手術室看護師・花房美和役の葵わかなも、「すごく楽しみにしてたのですが、まさかここまで大変だとは思いませんでした」とその過酷さをふり返り、「大変でしたが勉強になることも多かったですし、みなさんに支えられながら伸び伸び演じることができました」と笑顔で挨拶。■内野聖陽、「いつになくすごい現場」劇中で渡海と敵対する、日本屈指の腕を持つ心臓外科医・佐伯清剛役を演じた内野聖陽は、「日曜劇場の出演は3度目ですが、いつになくすごい現場で、本当にスタッフさんの頑張りが随所に見えて、歯を食いしばりながら頑張っている姿を何度も目にしました。そういう姿が僕たちを支えてくれて、そしてそれが番組の底力となっていくのだなと痛感しました」と、キャストだけでなく、スタッフも一丸となって作り上げられたドラマだと語っている。■怒涛の盛り上がりをみせる「ブラックペアン」、気になる最終回は?倒れた佐伯教授(内野さん)の緊急手術を行った渡海(二宮さん)。しかしこれはあくまでも応急処置であり、渡海は完治させるための再手術を行う条件として、自分が探している“飯沼達次”の居場所を明らかにすることを佐伯に求める。だが佐伯は「命よりも大事なものがある」とそれを拒み、東京に向かう。一方の東城大では、美和(葵さん)が藤原師長(神野美鈴)の命で秘密裏に担当していた患者の容体が急変。それは高階(小泉孝太郎)や香織(加藤綾子)の知るところとなり…。渡海と佐伯の知られざる過去と確執、そしてブラックペアンに隠された秘密がついに明らかになる最終回。ぜひお見逃しなく!「ブラックペアン」最終回は6月24日(日)21時~TBSにて15分拡大で放送。(cinemacafe.net)
2018年06月20日こんにちは。赤澤 えるです。思い出の服を持ち寄る連載『記憶の一着』、第11回です。たくさんの服が捨てられる世の中で、残る服って何だろう。それはどうして残るのだろう。それを手放す時ってどんな時…?服の価値、服の未来、ゲストのお話をヒントに考えていく連載です。本日のゲストは、人気ブランド「earth music&ecology(アース ミュージックアンドエコロジー)」をはじめ、15ブランド・900店舗を国内外で展開するストライプインターナショナルの創業者である、石川康晴さん。私がディレクターを務める「LEBECCA boutique(レベッカブティック)」も同社のブランドです。社会に多大な影響を与え、全く無名の私に人生最大の転機を与えた彼が選ぶ、「記憶の一着」とは?石川さんと赤澤える初めて作った服、最後に作った服赤澤 える(以下、える):『記憶の一着』について聞かせてください。石川 康晴(以下、石川):20年前に作ったTシャツです。90年代後半、僕が27歳の時。初めてデザインしたものと最後にデザインしたものを両方持ってきました。石川さんが20年前に作ったTシャツえる:石川さん、デザイナーもしてたのですね。石川:うん。これは「e hyphen sixty-six(イーハイフン シックスティーシックス)」というブランドなんだけど、今も会社にあるブランド「E hyphen world gallery(イーハイフンワールドギャラリー)」の前身に当たるブランドです。える:もう既に会社を作って、社長業をしていましたか?石川:やってた。小さなアパレル会社を岡山で始めて4年目の時。今の規模になるなんて想像していなかった頃だね。こんなのばっかり着てたよ。この2枚には5年の差があるし今となってはブランド名も変わったけど、なんだかテイストが似ていると思わない?赤澤:そうですね。今のイーハイフンの軸に通ずるところを感じます。これを作った頃って、今の会社を代表するブランドであるearth music&ecologyはどんな感じでしたか?石川:無かった。このTシャツを見てアースだって思わないでしょ。オーガニックもナチュラルも程遠い感じだよね。20年ぶりに始めたデザインの仕事える:遊牧民族という表現がありましたが、次に水や草木があると石川さんが感じることは何ですか?石川:実は僕、20年ぶりにデザインを始めたんです。koe(コエ)というブランドでね、退職したメンズデザイナーの代打だけど2,3年くらいやってみようかなと思っています。もう一回色々見つめ直すには良いタイミング。このTシャツのようなデザインにはならないよ。20年経って、反骨精神やボディピアスがお洒落で人気者という時代じゃない。える:大きく変わったのですね。次のデザインにはどんなコンセプトがあるのですか?石川:僕がkoeでやりたいと思っているのは“新しいトラッドを作る”ということ。koeのメンズは “ドロップ&テーパード”というのが軸にあって、それを日本のスタンダード、新しいトラッドにしたいと思っています。そのコンセプトで自分たちの考え方や着方を作っていきたい。社会を作るとか社会に何か問いかけるということにおいて、服の力って凄くあると思うんです。20年前とそこは変わらない。けど、このTシャツでの思いとは全然違うね。今少し服ができてきたけどまだ50点くらいかな。でもやりたいことが半分はできている。える:やりたいことって?石川:高い値段で良いものを作るって誰でもできるけど、3,000円だとかそういう制限がある中で良いものを作るとなると能力差が出るんです。koeでは、これが3,000円で買えるのか!ってものを作りたい。すごく楽しいです。今はお金を使う先がたくさんあるので、色々なことに生きている人たちがいますよね。そういう人たちに服を提供していきたい。お客様の限られた予算の中で最高のパフォーマンスやデザインを提供していきたいと思って、koeのメンズを作っています。える:20年前とはまた違う、新しい挑戦ですね。石川:そうだね。earth music&ecologyも立ち上げ時もデザインをしていたんだけどその時ともまたテーマが違うし、僕が今まで作ったことのないものです。パンクからエコロジー、そして次はトラッド。何をやっても楽しいけど、いつも新しいカルチャーを作りたいと思っていて。日本のネオ・トラッドを世界中の人が着てくれるようになってほしいなと思って、ファッションの街である渋谷でこれを仕掛けていきたいです。える:世界中の人の“記憶の一着”になる可能性がありますね。石川:そうなったら嬉しいね。える:すごい!石川:僕たちはバーゲンでは安く売ったりするけれど、他ではブランディング維持のために安くせずに大量に廃棄する方法をとるブランドもある。ブランドイメージを下げないようにするためだけど地球には悪いことをしている、というブランドはすごく多いです。earth music&ecologyの場合はいつも安いねってイメージだけど、実は一番服を捨てていないんです。ブランド名にエコロジーと付いているけど、オーガニックコットンやヘンプを使ったり草木染めをすることだけじゃなくて、本質的に一番大切なエコロジーって“捨てないこと”でしょ。だから、これからもearth music&ecologyが一番大切にしてきた消化率100%に近づけるということは実現したいし、えるはえるで違う視点でやって行ってほしいと思う。根底にあるものは近いよね。える:私も近いと思います。石川:大量に作っていると、大量に廃棄しているだろうと決めつけられてしまうんです。それは世界中のファストファッションがやっているかもしれないことでearth music&ecologyがやっていることではないんですよね。大量に作っていても大量に捨てていないブランドがあるということは胸を張って言いたいし、社会に伝わるといいなと思っています。叩かれても“ハーフオーガニック”える:このTシャツは良い生地を使っているからこそ残ったのかもしれませんよね。答えにくいかもしれませんが、良い素材を使わないで安く作っていたらすぐボロボロになって結局捨てません?石川:その点で言うと、 “ハーフオーガニック”という裏コンセプト的なものがkoeにあるんです。これを言うと叩かれてしまうかもしれないんだけど。胸を張って“ハーフオーガニック”と言っています。コーラも飲むけどハーブティーも好き、ジャンクフードも食べるけどオーガニックの野菜も好き、僕はそれが人間な気がしていて。える:確かにそれが人間な気がする。石川:koeの服もそういう感覚でありたいんです。このナイロンブルゾンはケミカルな作り方だけど耐久性に優れているとか、オーガニックコットン100%のTシャツは製造工程は良いけど耐久性の面ではちょっと弱くて廃棄に繋がりやすいとか、このどっちもどっちな感じが良い意味で“ハーフ”。える:わかるかもしれない。石川:この“ハーフオーガニック”ってきっと10年くらいかかるんだよね。僕たちの言うオーガニックというのはオーガニックコットンを使うことだけじゃなくて。“この商品は貧困国の製造現場で働く工員のボーナスをあげるために販売する商品です“というものを作りたいんです。僕たちの中ではこれもオーガニック。ナイロンを作ってリユースし続けることもオーガニックだし、店内の1割をオーガニックコットンの製品にすることもオーガニック。まだ確定とはいかないけど、渋谷のhotel koeでは年に一度エシカルウィークを開催したいなぁなんてことも考えています。hotel koeの写真 Photo by Kenta Hasegawaえる:それは嬉しい!石川:カオスでケミカルな渋谷から、自分たちのフィロソフィーに合ったゲストを呼んでトークショーをしたり、世界中のエシカルマインドの人に来てもらって…。える:フィロソフィーって前述の“ハーフオーガニック”ですか?石川:そうだね。なんというか、全身草木染めしか着ませんというのは僕たちとはちょっと違うんです。僕たちは“ハーフオーガニック”が今一番ベストなパフォーマンスだと思っているから。大きなファストファッションブランドが“ハーフオーガニック”になったら、100%オーガニックで1億円くらいの規模のところよりもよほどソーシャルインパクトが強いと思う。僕たちは規模を選んだ会社だから、それを選んだ会社としてソーシャルインパクトを出す。これを考えた場合“ハーフオーガニック”を取り入れたいと考えています。ただ、えるのような匠の規模で徹底的に100%に向けていくというブランドもあって良いと思うんですよ。える:私たちのブランドも実際のところ今は“ハーフオーガニック”です。石川:僕は、“100%オーガニック”という50年の活動より、僕たちの“ハーフオーガニック”という数年の活動の方が地球は青くなると思っています。世界で展開するブランドが、エシカル業界の人から叩かれることを覚悟で“僕たちはハーフオーガニックです”と言うことは大きい。える:そうですね。石川さん、やっぱりいつもどこかにパンクの精神がある。20年前と同じ。石川:そうかもしれない。今は僕たちの製造ラインに関わっている人たちに喜んでもらいたいとか、そういうことを考えてやっています。毎年5%ずつくらいしか改善しないかもしれないけど、10年くらいかけて僕が57歳になった頃には“ハーフオーガニック”が店全体に散りばめられていて、“ハーフオーガニックなkoe”が世界にソーシャルインパクトを与え出す、というのが今の僕たちのイメージです。僕たちは新品も作るし、中古ビジネスもやるし、レンタルビジネスもやるし、捨てられないように仕組みを作るっていうのも大事なオーガニックかなと思っています。Eru Akazawa(赤澤 える)Twitter|InstagramLEBECCA boutiqueブランド総合ディレクターをはじめ、様々な分野でマルチに活動。特にエシカルファッションに強い興味・関心を寄せ、自分なりの解釈を織り交ぜたアプローチを続けている。
2018年06月01日こんにちは。赤澤 えるです。思い出の服を持ち寄る連載『記憶の一着』、第9回です。たくさんの服が捨てられる世の中で、残る服って何だろう。それはどうして残るのだろう。それを手放す時ってどんな時…?服の価値、服の未来、ゲストのお話をヒントに考えていく連載です。本日のゲストはスタイリスト・清水文太くん。スタイリストとしての活動だけでなく、アート展示やZINE制作、コラム執筆など、アーティストやライター活動でも知られる彼。バイイングした古着や生み出したオリジナルグッズなどを並べたポップアップストアも、開催の度に注目されています。服への価値観や、想像を絶する壮絶な過去、マイノリティとして堂々と生きている現状について、包み隠さずありのままを語ってくれました。東京ファッションの最先端を生きる彼が選ぶ、「記憶の一着」とは?赤澤えると清水文太氏▶︎赤澤えるのインタビュー記事はこちら最悪な家庭環境の中で出会った『記憶の一着』とは赤澤 える(以下、える):『記憶の一着』について聞かせてください。清水 文太(以下、文太):このコートです。ANREALAGE(アンリアレイジ)というブランドのもの。これは高校生の時、初めてのバイト代で頑張って買いました。中学生の時にショーの写真や映像を見て感動して、その後たまたまANREALAGEのフラッグシップに行った時に好きになって。当時憧れだったブランドです。このコートは13万くらいなんだけど受注会の時に勢いで頼みました。える:文太くんの言う「お金が無い」っていうのはお小遣いが貰えないっていうレベルじゃないように聞こえる。文太:生活に困窮していてごはんを食べるお金も交通費すらも無い状況だった。学校まで電車に乗るお金もなかったから、往復5時間半もかかる道のりを毎日歩いて通っていました。教科書もなかったし、ごはんも交通費もなくて家も最悪だったし、もうどうすれば良いんだろうって思ってた。える:そんなに壮絶だったとは思ってなかった…。文太:その前も結構酷かったけどね。でも服が好きとか欲しいって気持ちはずっとあった。たまにもらえる500円を持って原宿まで歩いて行って、古着屋の100円コーナーで掘り出し物がないか漁ってました。俺がそういう状況っていうことがどこからか知られて、瞬く間に学校中に広まって、教科書をみんなが買ってくれたり、「お弁当1つ多く買っちゃったからあげるよ」とか言ってごはんを恵んでくれたり、そういうあたたかいこともあった。預けられたその家での生活は1年半くらい続いたかな。その後は、今住まわせてもらっている家。える:今の家にはどういう経緯で?文太:苦しかった時代によく遊びに行ってた家で、俺そこから歩いて帰る途中に体調を崩して倒れちゃったんです。救急車で運ばれるってなったけどそうすると警察に連絡がいく。そうなると児童相談所に行けって言われる。でも児童相談所には半年前に行ったけど環境が良くなった実感なんて少しも無くて信じてなかったんです。今住まわせてもらっている家の人は俺のことをすごく気にしてくれていて、児童相談所にも一緒に行ってくれていたから状況をよく知っていたの。その時はもう行く場所がないって思ったけど「家に住みなさい」って言ってくれて、迎え入れてくれました。える:物凄い苦難を乗り越えてきたんだね。文太:家でみんなでごはんを食べるとか、ベッドがあるとか脚を伸ばして寝られるとか、最初は変な感覚だった。苦しい思いをしたから有り難みが分かるのかなと思います。だから服を捨てるなんて考えがないのかも。そんな概念ないです。服を捨てたら俺、何のために生きてるんだろうって思っちゃう。そう考えると無駄にしてしまう人になってしまうよりこっちの方が良かったって思えますね。思い返すと本当にあの時は毎日苦しくて先が見えなかった。このコートはそんな環境なのにも関わらず必死に手に入れたコートだからこそ、思い入れが深いです。「今のファッションとリンクするか」って言われたらそうじゃないところもあると思うんだけど。他に持ってるコートも好きなんだけどね、これは違う。これだけは絶対に人に渡せないな。何をどうやっても好きになる対象って変えられないえる:この服をもし手放すとしたらどんな時?文太:もし、だよね?俺は子どもの支援をしたいと元々思っていて、俺が設立したその場所に集まった子から欲しいって言われたらあげるかな。それもポンってあげるんじゃなくて、その子が20歳になったらとかそう言うタイミングであげたい。える:文太くんは子ども欲しいって思う?文太:欲しい。俺は男同士で恋愛をする人、“ゲイ”だから今すぐは無理なんだろうけど、技術が進歩して俺と俺の彼氏の遺伝子を持った子どもができたら一番良い。純粋にそう思う。養子も考えたけど、引き取られた先が男同士のカップルってなったら、今の日本だと子どもが傷つくかもしれないよね。どう見られるかとか俺自身は気にしてないけど。養子に関しては、児童支援の夢が叶った場でそのくらいの気持ちを持って子どもと接することの方が俺には良い気がしてます。だから、俺の子どもなら俺の遺伝子でつくりたいかな。俺らの遺伝子でできた子どもだったとしても絶対何か言われちゃうだろうからもう仕方ないけどね。それに養子でも自分の子どもに変わりはないし愛せるから、養子も良いと思ってるけど。難しいね。まぁどうなったとしても、俺は色々な面において全てに責任を持って子どもを育てたい。今の気持ちを素直に話すとそんな感じかな。もしかしたら将来異性愛者に変わるかもしれないし。える:私の友達にも同性同士の恋愛をしている人が何人かいるけど、みんなそれぞれ少し苦しそうな印象を受ける。色々なところにハードルがあるというか。海外でもラクなことではないだろうけど、日本国内では特に窮屈そう。ただその人を愛してるってだけなのに変なのって思う。同性同士の恋愛を理解できないっていう人の言っていることも全てわからないわけではないけど、人が人を好きっていうことに必要以上にルールがあるのってやっぱりおかしい。不倫しているわけじゃないんだし。文太:日本じゃ結婚もできないしね。どんなに愛し合って長年一緒にいても、入院しても面会する権利がないとか、親族として何かに参列することにも権利がないとか、そういう現状。パートナーシップ制度みたいなのもあるけど、何故か結婚するのに金がかかったりする。金?俺らだって男女のカップルと変わらない人間同士だけど?って思う。でもこれは日本だけじゃないから、今は我慢時かなって感じ。海外の歴史ある有名ブランドが同性同士のキス写真を使った時にものすごい数のヘイトコメントが来ていて、それを見て日本だけじゃなくて世界的に難しい問題なんだと思った。こういうのって社会全体の意識が変わっていかないとなかなか解決しない。だから俺もこういうことを隠さずに仕事したり、今こうやって答えたりしてるんです。清水文太=ファッションじゃないえる:これからの仕事でやっていきたいことってある?文太:俺、別に服だけにこだわってないんですよね。だから服と農業とか、服と児童福祉とか、そういうリンクの仕方で仕事を続けたい。今はまず顔を売りたい。そうじゃないと次に繋がらないから。「清水文太=ファッション」じゃなくて10年後は違うことをやってても良いって思ってるから、あまり難しく考えていないです。える:農業とか、その発想はどこから生まれてくるの?文太:農業は、通ってたのが農業高校だったし園芸部で畑に関わることをやっていて面白いと思ったからかな。あと、スタイリングさせてもらっている「水曜日のカンパネラ」のコムアイが元々そういうことをやってたから詳しくて、単純に食べ物を自分で作ってみたいなって思っていて。児童福祉は、自分の家庭環境が悪かった経験から。俺の働き方や形態も特殊だから色々参考になったら良いな。正社員っていう働き方がまだまだ世の中的に強いけどそうじゃない働き方っていっぱいあるし。こういう働き方をしていても、こういう恋愛やファッションをしていても、家が借りやすいとか暮らしやすいとかそういう日本にしていけたら良い。マイノリティでも普通に生きられるっていう選択肢を増やしたい。「文太さんのおかげで毎日頑張れてます」って言ってくれる人がたくさんいるから、その人たちのためなら何でも頑張れるって思います。える:しかもそういう人の中にもファッションが好きな人は確実にいて、モノを大切にする人だってちゃんと存在するんだよね。文太:そうそう。日本の給料が上がるか、良いとされているものがもう少し手に取りやすくなるか、どっちかしかないのかも。どちらにしても俺は“服を捨てる”って行為が嫌。単純に勿体無いし、他の選択肢ないの?っていつも思う。「服はゴミじゃねぇんだよ」って思う(笑)せっかく自分の元に迎えたんだから、捨てるくらいなら集めて何か作っちゃいなよって感じ。捨てるっていう行動が無駄すぎる。そういう意味ではファストもハイも一緒。もっと買い方から考えなよって思います。える:最後に1つ質問。文太くんは自分のブランドを作りたいって思う?文太:思うことはある。けど、今は色々経験しておきたい。経験していく中でその構想が1つにまとまっていけば良いし、そうやって1ランク上にいけたら理想だよね。良い大学、良い企業、っていうことだけがステータスっていう風に思っている人たちと真逆にいるし、俺は色々な意味でマイノリティ。俺はもうあまり気にしないけど世の中の人はそうじゃないから、俺がどんどん経験値を増やして前に進んでいく姿で勇気付けられたら今は一番良いと思います。Eru Akazawa(赤澤 える)Twitter|InstagramLEBECCA boutiqueブランド総合ディレクターをはじめ、様々な分野でマルチに活動。特にエシカルファッションに強い興味・関心を寄せ、自分なりの解釈を織り交ぜたアプローチを続けている。また、参加者全員が「思い出の服」をドレスコードとして身につけ、新しいファッションカルチャーを発信する、世界初の服フェス『instant GALA(インスタント・ガラ)』のクリエイティブディレクターに就任。▶︎これまでの赤澤えると『記憶の一着』・#008「未来の自分が納得できる服が欲しい」。25歳のアーティストが“ただ可愛い服”よりも、古着が好きな理由・#007 ガールズバンド「suga/es」佐藤ノアの『記憶の一着』・#006 マカロニえんぴつ はっとりの『記憶の一着』・#005 読者モデル 荒井愛花の『記憶の一着』・#004 音楽家 永原真夏の『記憶の一着』▶︎オススメ記事・「無条件で子どもを愛してあげて」。10歳のドラッグクイーンと母に学ぶ“自分らしく生きることの大事さ”・“平和ボケ”の日本人へ。社会がいう“正しい答え”ではなく、自分にあった答えを探すための冊子を作る若者All photos by Ulysses AokiText by Eru AkazawaーBe inspired!
2018年04月20日こんにちは。赤澤 えるです。思い出の服を持ち寄る連載『記憶の一着』、第8回です。たくさんの服が捨てられる世の中で、残る服って何だろう。それはどうして残るのだろう。それを手放す時ってどんな時…?服の価値、服の未来、ゲストのお話をヒントに考えていく連載です。本日のゲストはアーティスト・MICOさん。エレクトロポップユニット“ふぇのたす”のボーカル“みこ”としてメジャーデビュー後、2016年4月より“MICO”名義でソロプロジェクト“SHE IS SUMMER(以下、SIS)”を始動。『とびきりのおしゃれして別れ話を』のミュージックビデオの再生回数は約200万回を誇ります。ガーリーな印象を与える独自の世界観で観る者を惹きつけ続けている彼女が選ぶ、『記憶の一着』とは?MICOさんと、赤澤える▶︎赤澤えるのインタビュー記事はこちら最後の瞬間を彩った『記憶の一着』とは赤澤 える(以下、える):『記憶の一着』について聞かせてください。MICO:3年間活動していたバンド「ふぇのたす」の解散ライブで着ていた衣装を持ってきました。23歳の時かな。もうそんなに経つかぁってかんじ。バンドを解散するって決まって、どういう風に解散するかっていうのを決めずに「解散」っていう結論だけが先に出たから、最後ライブするの?ってところから話し合ってたなぁ。3年間活動していたバンド「ふぇのたす」の解散ライブで着ていた衣装える:なんとなくだけど覚えてるよ。その時はまだMICOちゃんと友達じゃなかったけど、解散のニュースを知った時は本当にびっくりした。解散することが公になってから本当に解散するまでが一瞬だったような気がする。MICO:そう、解散発表から解散ライブまでの期間が短くて本当にギリギリだった。ライブハウスのスケジュールもなかなか空いてなかったけど、なんとか新代田FEVERを押さえられたの。最初は夜公演だけのつもりだったんだけど即完しちゃったから昼も追加公演したんだ。今日の撮影は思い出の場所で…ということだったから、その新代田を選びました。える:なんだか懐かしいね。じゃあこれは2回ステージに上がった服ってことか。MICO:そうだね。1日で2回の解散ライブをした服。これはバンドグッズのリメイクなの。グッズは最初のうちは私の手書きで作ってたんだけど、メジャーデビューしてからはロゴをデザイナーの方に作ってもらっていて。でも最後は初心に返るというか、最初にやっていたことを大切にしようってことになって、当初のやり方でグッズを作ったの。これは解散するって決めてから作ったんだ。える:大切に持ってるんだね。MICO:私、今までの衣装は全部持ってるよ。グッズも。大切だからね。える:じゃあ、この服をもし手放すとしたらどんな時?MICO:え…!そんなこと考えられない。自分からは手放すつもりはないかな。卒業アルバムみたいなものだと思うんだよね。でも、どのアーティストもそうだと思うんだけど、衣装って一度ツアーとかで着たらもう着れないというかもう一度着ることはないと思う。それはどうにかできないかなっていつも思うんだけど、あげるのも捨てるのも売るのも無理だもん。える:そうだよね。日常で着る服も捨てられないタイプ?MICO:捨てることはあまりないかな。服は元から大量買いするタイプじゃないけど、入れ替えは激しい方かもしれない。友達からもらったりすることも多いし、誰かにあげることも多い。解散ライブ当日の楽屋でのMICOさんの写真解散についての、本当のことえる:解散ライブで着ていた衣装ということだけど、解散した時の話を聞かせて。MICO:うーん。あの時のことは言葉にするのが難しくて、2年かかってやっとブログに書けたんだ。思い返せば、今まで通り今できる一番最高のライブをしようって思ってたし、お客さんからも「二人がいつも通りで救われた」って言われた。える:これを読むまではMICOちゃんは隠して生きているのかと思ってたよ、正直。聞いちゃいけない感じもしてた。大切な人が亡くなってしまっているわけだしね。MICO:そうだよね、みんなにそう思われているだろうなって思ってたよ。でも私は、本当に大事なことだったからこそSNSに簡単に書けなかったの。かと言って他に話せる場所もないし、みんなに隠し事をしているみたいでなんだか気持ち悪かった。でもこのブログを書いたらみんながほっとしてくれて、「聞けて良かった」って言ってくれる人もいた。える:解散ライブ当日はどうだった?MICO:私の中では解散=悲しいことではなくて、自分でちゃんと決めたことだったし前に進むためのことだった。逆に解散しないことの方がその場に立ち止まっているっていうことな気がしたの。だから最後のライブでは、解散についてのことは話さなかったんだよね。変かもしれないけどこれを着ている時の私は生き生きとしていたよ。ちゃんと自分で歩けてるし、これからも歩いてく!って。音楽をやめようかなって思ったえる:解散を決めた時って、次の音楽活動をするつもりはあった?MICO:次に何をしようって考えて解散したわけじゃなかったし、なんならここから歌わないっていう選択肢もあるのかなって思ってた。積み重ねてきたことでもこんなに一瞬でなくなっちゃうなんて、こんなことあるんだな…って呆然としてしまって。また積み重ねてもなくなっちゃうのかなって思ったりもした。える:そういうことを思ったのは初めて?MICO:私はバンドをやる前から音楽活動をしていて、その頃も何度か音楽をやめようかなって思ったこともあったりしたんだけど、やめている時ほど家で歌を歌ってしまっていて。結局歌が好きなんだなって。解散した頃も本当は「バンドをもう一度やりたい」って気持ちがあったと思う。バンドやる前は自分のことがすごく嫌いで、自分を変えたいと思っていて、バンドを始めてから自分の中にないキャラクターに出会えて。それが自分に馴染んできて、ある意味そっちが本当の自分だったのかもって思えてきて。だからまずは本当の自分というものをもう一回フラットに探すところから始めようって思って探し始めた。今までにやったことがないことをやってみようって思ったの。える:具体的にはどんなことを?MICO:海外に行ったことがなかったからロンドンに行ってみたり、とにかく今まで食わず嫌いしていたものとかやってこなかったことに挑んでみようって。それは小さいことでも良くて、定食を選ぶ時も「自分って本当はどっちが好きなんだろう」って向き合ってみるとか、そういうこともしてみた。える:新鮮に、丁寧に、生活していくってイメージかな。MICO:そうかも。友達の食べてるものが良く見えたり、誰かが着ている服の方が可愛いなって思ったりすることってあるでしょ?今自分が選んでいるものが自分らしくないなら、それは本当の自分じゃないのかも。憧れているものが本当の自分なのかもって私は思ってて。そういうものに自分が一歩でも近くためにまずはたくさんのものを見たいって思った。える:自分探しに近い感覚かもしれないね。MICO:次の活動はどうなるの?って心配してくれる人たちもいたからなるべく早く伝えたいって思っていたけど。SISの最初の頃はかなり手探りだった。2nd EPを出したあたりでやっとSISってこういうものだって確立できた気がする。それは自分に向き合う時間を作れたからかもしれない。2nd E.P.「Swimming in the Love E.P.」収録『出会ってから付き合うまでのあの感じ』MV※動画が見られない方はこちら外見は、今の私にとっては一番大事なことじゃないえる:「MICOちゃんの世界観が好き」って声をSNSとかでよく見るけど、それはどこで培われたと思う?MICO:お母さんの影響が強いかなぁ。お母さんは服が好きな人で、小さい頃から色々な可愛い服を着せてもらってた。小さい頃の子供服でもまだ持ってたりするの。それを持ってきても良かったなって思えるくらい大切に持ってる。える:それも見たいなぁ。MICO:お母さんには「女の子はお洒落で可愛いことが一番良いこと」って教えられてきたんだ。中身の可愛さっていうより、純粋に見た目の可愛さがまず大切だよって。その教えのもと育てられてきてそれを信じてきたんだけど、ここ数ヶ月、人生で初めて “お洒落をする”っていうことに興味が湧かない期間があったの。こんな気持ちになるのは初めて!える:何があったの?MICO:自分を見つめてみて、お洒落をするということ以外に大切なことってあるって思ったのが大きいかも。母は“モノが大切”ってタイプだから、旅行に行くよりも可愛い服を買って何回も着ようっていう考え。でも私は、旅行する方が一生残る思い出になるよなって思ったの。ロンドンに行った時に思った。これは一生忘れないなって。える:どちらも正しい考え方ではあるけど、割と対極の考え方に変わるってすごいね。MICO:今ちょうど自分の中でのモノの選び方とか価値観が変わっていってるのかな…って。最近は服が全然買えなくなった。どれも欲しいと思わなくなっちゃった感じ。何が揃えば自分は「この服なら大切にできる」って確信を持てるのかまだわかってなくて。どの服を買ってもどんな服を着ても何年か経ってその写真を見ると「すごくダサい!」って感じてしまって、それがもう嫌なの。服を選ぶ時に「2年後の自分が見たらダサいんだろうな」って思ったら何も選ぶ気力がなくなっちゃう。える:その時その時で可愛いと思うものが変わっていくのって悪いことじゃない気もするけどな。MICO:未来の自分も納得したいって思ってるのかもしれない。今は外見のイメージにほとんど興味がなくなってしまってる。可愛いということは意味がないことではないけど、今の私にとっては一番大事なことじゃない。SISが始まった時って私はもっとガーリーなものが好きだったし、写真とか映像とかで作品を残していくことが好きだったから結構衣装らしいものを着ていたけど、もしかしたらそういうところが変わっていくかもしれない。える:新しいね。一皮むけたらどうなっちゃうんだろう!MICO:こんなこと初めてなの!この気持ちは何度か文章にしてみようとも思ったけどまだ答えが出ていないから書けないでいるんだ。でもね、やっぱり古着が好きかもって思う。こういう服なら今の私をちゃんと表現できるんじゃないかなっていう気持ちで古着屋さんを見てる。その気持ちにフィットすれば好きだと言えるかな。える:お洒落や可愛くいることに興味が薄れている今でも、それをキャッチする心はちゃんと動いているんだね。MICO:その日の自分を表現するためのものとして捉えているんだと思う。着飾るってことと表現するってことは私の中では別。表現は意思表示。今はそういう意味で服を選んでるんだと思う。“思い出の服の祭典”出演にあたって思うことえる:最後にもう1つ。この連載は、SHE IS SUMMERが出演してくれる『instant GALA 〜思い出の服の祭典〜』に連動しているんだけど、MICOちゃんは4/22当日どんな服を着て来るの?MICO:まだ悩んでる!どうしようかな。えるちゃんは?える:当日までのお楽しみということにしておこうかな。MICO:私もそうしよう。ドレスコードが“思い出の服”のイベントって、新しいよね。楽しみだな。Eru Akazawa(赤澤 える)Twitter|InstagramLEBECCA boutiqueブランド総合ディレクターをはじめ、様々な分野でマルチに活動。特にエシカルファッションに強い興味・関心を寄せ、自分なりの解釈を織り交ぜたアプローチを続けている。また、参加者全員が「思い出の服」をドレスコードとして身につけ、新しいファッションカルチャーを発信する、世界初の服フェス『instant GALA(インスタント・ガラ)』のクリエイティブディレクターに就任。▶︎これまでの赤澤えると『記憶の一着』・#007 ガールズバンド「suga/es」佐藤ノアの『記憶の一着』・#006 マカロニえんぴつ はっとりの『記憶の一着』・#005 読者モデル 荒井愛花の『記憶の一着』・#004 音楽家 永原真夏の『記憶の一着』・#003 モデル 前田エマ の『記憶の一着』・#002 れもんらいふ 千原徹也の『記憶の一着』▶︎オススメ記事・「自分の好きな自分でいると、自信が持てる」。イケメンな彼女に聞いた、“モテるファッション”への違和感・「好き」を仕事にするから成功する。ポートランドが教えてくれた「人間らしい働き方」とは。All photos by Ulysses AokiText by Eru AkazawaーBe inspired!
2018年04月17日こんにちは。赤澤 えるです。思い出の服を持ち寄る連載『記憶の一着』、第4回です。たくさんの服が捨てられる世の中で、残る服って何だろう。それはどうして残るのだろう。それを手放す時ってどんな時…?服の価値、服の未来、ゲストのお話をヒントに考えていく連載です。赤澤える▶︎赤澤えるのインタビュー記事はこちら本日のゲストはミュージシャン・永原真夏さん。人気バンド「SEBASTIAN X」の活動休止後すぐにソロ活動をスタートさせ、今年3月には初のソロアルバムをリリースしたばかり。顔立ちからは想像のつかない力強い歌声と圧倒的な歌唱力を持つ彼女が選ぶ、「記憶の一着」とは?このライダースが“正装”真夏:このライダースはいつも着ているから、思い出を挙げようとしたらもうありすぎるんだけど…着ていて楽しかったなって思い出すのは、サンフランシスコに行った時のこと。夜は少し寒かったからこれを着ていたんですけど、昼は暑かったからつばの広い麦わら帽子をかぶっていたんです。ライダースと麦わら帽子を組み合わせている私を見て、街ゆく人が「最高の組み合わせだね!」って次々言ってくれたんです。雑な組み合わせになっちゃったと思っていたけど意外と関係ないのか!って、1つ自分のスタイルになったかもしれない。でももう、このライダースとの思い出はそれだけじゃなく色々あります。える:真夏さんにとってはトレードマーク的な存在ですかね。真夏:そうですね、定番です。寒かったら着る。私にとってはこれが正装でもあります。それを着るまでは何を着ていたかは…あれ、なんだろう、分からない…える:それだけこのライダースが自分にしっくりきて着続けているんですね。真夏:あ、でもその前の服が1つある!私、中学生の時に着ていたピーコートを20代になっても着ていました。多分、気に入ると延々と着るタイプなんです。好きなものがずっと変わらない。困ったなぁってくらい。える:物持ちが良いだけでなく、自分の定番を作るのが上手なんですね。真夏:でも、リリースの度にビジュアルや印象で変化を表現したい気持ちはあるんです。けど、自分の趣味が変わらないからもう仕方ないなって最近思い始めました。える:それってすごい良いところですよね。変えちゃいけないって思っていたり、誰かから指示されているわけじゃないんですもんね。真夏:好きなものが変わらないっていうのと不精な性格が合わさっているだけなんですけどね。これより好きなものがないっていうシンプルな気持ち。私はこれなんだ!っていう気持ちよりも、ただただこれより気に入るものが見つからないんだっていうだけ。える:おばあちゃんになっても着てるんだろうな。真夏:そうですね。でもこれ小さいから太らないようにしないと。ちょっと太ったらパツパツになっちゃうから(笑)でもね、この小ささが可愛くて。もしかしたら新しいのに出会えるかもしれないって思って探したこともあるんですけど、大きすぎたり長すぎたり、仲がボロボロだったり革の臭いが気になったり。結局これなんだなって思っています。もう自分に馴染んでる。最高の一着ですね。える:この服をもし手放すとしたらどんな時ですか?真夏:えー!手放さないです。最後まで自分の元が良いです。自分の子どもでも「自分で買いな」って言います。自分のスペシャルは自分で探してほしい。だからあげたりはしないかな。ひとりぼっちで聴いてほしいえる:あたたかいコミュニティですね。場所を作りたいっていうのはライブも含むと思うんですけど、真夏さんは自分の楽曲をどういう風に聴いてほしいですか?真夏:うーん、ひとりぼっちで聴いてほしいかな。自分の音楽の向き合い方がそうだったので。ライブハウスでは楽しんでほしいから自分も盛り上げたり煽ったりはするんですけど、自分がお客さんだったらその輪の中には入らないです。バーカウンターのところでじっとしているタイプ。ステージから盛り上げるのは大好きなんですけどね。私はみんなと盛り上げるのが好きなキャラクターだと思われがちなんです。歌がパワフルだと言われるからなのか、人見知りしないと思われているからなのか。そういう“パブリックイメージと実際の自分はイコールではない”っていうことにはもう慣れちゃったんですけど。える:ギャップがあるというのは散々言われてきたんですね。真夏:うん。そういうわけで、基本的にはひとりで聴くってことしか知らない。私はイヤホンやヘッドホンで聴いていたい。レコードやスピーカーでも、ひとりで。そうやって音楽に向き合ってきたから。だからライブを観に行っても盛り上がりたいって思ったことはないです。そういう場所で友達を作りたいって思ったこともない。むしろ誰とも友達になりたくないし、友達は少ない方が良いと思っています。でも、それでも友達になった人たちがいる。私がライブをするライブハウスってそういうところ。でもライブハウスに来る人たちって、実は誰も友達を作りたいと思って来ていないんじゃないかな…って思います。誰とでも仲良くなれてコミュニケーションが取れる人たちじゃなくて、誰もわかってくれなくていいやって思ってるんだと思う。それで「お前も誰もわかってくれないよな〜!」っていう出会いをする。わかってくれよ!っていうのが内心にあるとは思う。やっぱりはぐれた人たちが来るところだから。える:真夏さんの歌声を聴いている時に孤独を感じたことってなかったから、改めてひとりでじっくり聴いてみたい。精神的にひとりぼっちの時、どう聴こえるか感じたい。真夏:うんうん。そういう時とか、帰り道とかで聴いてほしい。《アルバム INFO》永原真夏「GREAT HUNGRY」instant GALAクラウドファンディングあの日、あの時、あの場所で、あなたは何を着ていましたか?「載せたら終わり」の新時代、載せても終わらないものは何ですか?服への愛着・愛情を喚起し、ソーシャルグッドなファッションのあり方を発信する、思い出の服の祭典。4月22日(日)渋谷WWW Xにて初開催です。
2018年03月16日(撮影/藤澤由加) 2月23日、亀梨和也(32)が初めてのフォトブック「ユメより、亀。」を発売。それを記念し同日、ラジオ番組「KAT-TUN 亀梨和也のHANG OUT」(FM NACK5)の公開収録が行われた。 会場には90名ものファンが集った。ガラス越しとはいえ至近距離での収録に「近いなぁ!」と驚きを隠せない亀梨だったが、順調に収録は続いた。 当日は、亀梨にとって32回目の誕生日。同書の撮影を担当した若木信吾(46)がケーキを持って突然登場すると、ファンは「ハッピーバースデー」をサプライズで合唱。はじめは亀梨も照れた様子だったが、「誕生日おめでとう、俺!乾杯!」と若木とグラスを交わした。 収録後の会見で亀梨は、「誕生日にファンの方と過ごすイベントはあまり記憶にないんですよ」と話し、“サプライズ”に照れた理由を明かした。バースデーケーキを前に取材陣からカメラを向けられると、「誕生日にこんなに写真撮ってもらうのって、アイドルだね」とハニカみながらも“アイドル・スマイル”で応じる。 さらに同書について、「自分がやってきたことがこうして一冊にまとまるのは、ありがたいです」と明かした亀梨。同書のタイトルは、スタッフと相談するなかで「いちばんピンときた」という。 「“ユメ”というワードは、グループとして充電期間前の最後の楽曲(『君のユメ ぼくのユメ』)にも入っていたり、『DREAM BOYS』という舞台をやっていたり、KAT-TUN亀梨和也として活動していくなかで、外せないワード。受け取ってくださるファンの方が何か感じ取っていただけたらと思って……」 撮影シーンでは特に、子供のころによく遊んでいた公園でのものが印象に残っているそうだ。 「大人になってからは踏み込んでいなかった場所で、しっかり写真として残すことができて、しかもそれをみなさんと共有させてもらったのはすごくよかったなぁと思います」 さらに亀梨は、自身にまつわる数字のジンクスを明かした。亀梨は、2月23日生まれ。23には縁があるという。23は逆から読むと32、KAT-TUNのデビュー日である3月22日も逆から読むと“2月23日”だ。さらに2月23日(2、2、3)と32歳(3、2)を足すと、“12。”今年でKAT-TUNは12周年を迎える。 「KAT-TUNが動き出す年の今日という日に発売できて、すごく縁を感じる」 最後に亀梨は、KAT-TUNの再始動に触れた。32歳はKAT-TUNの“グループとしての可能性”について模索していきたいと目標を掲げた。 「自分発信で何か波を大きく動かすよりは、来た波にどう対応していくかに重点を置いた年にできたらいいなと思います」
2018年02月24日火9ドラマ「FINAL CUT」に主演する亀梨和也が、大阪のカンテレのバラエティー番組「マルコポロリ!」のスタジオ収録に参加。まもなくクライマックスを迎えるドラマの内容に合わせてもう一度“リベンジ”したいことや、再始動した「KAT-TUN」について、好みの女性のタイプなどを“ポロリ”と告白した。亀梨さんは、1月23日、「FINAL CUT」の大阪キャンペーンのため来阪。この日、「カンテレがカメテレに!」と銘打ち、午前中の情報番組「よ~いドン!」生出演を皮切りに、ファンとのトークイベントやドラマの生CM、夕方の報道番組「報道ランナー」にも生出演するなど、カンテレならぬ“カメテレ”を1日ジャック。その間にも、新聞や雑誌の取材をこなすなど、分刻みのスケジュールの合間をぬって、2月25日(日)放送の「マルコポロリ!」(毎週日曜13時59分~※関西ローカル)のスタジオ収録にも参加した。ドラマの最大の見どころの1つになっている、亀梨さん演じる主人公の慶介が、致命的弱点を捉えた映像“ファイナルカット”を復讐相手に突きつけるときに必ず着ている役衣装で、意気揚々と登場した亀梨さん。しかし、MCの東野幸治をはじめ、“芸人リポーター”の月亭方正、メッセンジャーあいはら、「シャンプーハット」、月亭八光、「千鳥」、「ダイアン」と手強い関西芸人たちからの容赦ない質問攻めで、関西コテコテバラエティーの洗礼を受け、逆に“ファイナルカット”突きつけられる状態となった様子。「好みのタイプは?」にスターらしからぬ返答も!?そんな亀梨さんをスタジオに迎えた今回の企画は、芸人リポーター陣が“亀梨に聞いてみたいこと”を質問し、トップアイドルの知られざる素顔を丸裸にしようというもの。亀梨さんが最初に指名した月亭八光の質問は、「もう一度、リベンジしたいことは?」。亀梨さんが「FINAL CUT」で演じている主人公・慶介が母親を死に追い込んだテレビ番組の関係者に復讐を仕掛け、リベンジを遂げていくドラマのストーリーにちなんで聞いてみた。これに対して亀梨さんは、「もうひとつ人生があるとしたら、野球でどこまでいけたのかな?とは思います」と、ジャニーズきっての腕前を誇る“野球”を挙げ、小学校時代にリトルリーグで活躍し、世界大会にも出場するなど本気でプロ入りを目指していた過去を告白。すかさず東野さんから「だからってジャニーズの野球大会でピッチャーやって、子ども相手にインハイ突いたりカーブ投げたりすんねんよ。最低やで(笑)!」とツッコまれると、「そこは真剣勝負ですから!」と返し、芸人リポーターらを笑わせる一幕も。続いての、「ダイアン」津田さんからの「こんな女性にグッとくる!という好みのタイプは?」という、女性ファンにとって気になる問いには、スターらしからぬ(?)意外にも素朴な答えが飛び出し、スタジオ一同をうならせることに!あまりのシュールな要求に亀梨さんも思わず苦笑…そのほか、2016年5月からの充電期間を経て今年“再始動”した「KAT-TUN」のメンバー3人が、互いの熱い思いを確かめ合ったという昨年の緊急ミーティングの様子や、「仕事の帰りの車の中で“もっとあんなことができたのに…”と反省する日々」と語ってストイックな一面を明かすなど、知られざる秘話が続々。また、思わず亀梨さんが「クセがすごい!」と芸人リポーター・千鳥のギャグでツッコんだ、大悟さんのぶっ込み質問も飛び出す中、ついに問題のこいでが「ポロリバス」ではおなじみの「超こいでカード3」を放つことに。これを引いてしまうと、ゲストはこいでのどんなリクエストにも応えなければならないという恐ろしいカードだが、今回のこいでの要求のあまりのシュールさに亀梨さんも思わず苦笑…。最後にようやく“PR”を引き当てた亀梨さんは、「FINAL CUT」の見どころについて「メディアの影響力が大きい一方で、誰もが情報を発信できるいまの時代だからこそ改めて感じてもらえることが多い作品」とコメント。関西芸人から次々と放たれるボケやツッコミにも終始笑いっぱなしで、「すごい距離感でフランクに絡んできてくださるので、すごく楽しかったです!」と、番組に出演した感想を語っていた。そして、ドラマ「FINAL CUT」は、来週2月27(火)は枠を20分拡大して第7話をオンエア。テレビで正体をさらされ、迫りくる慶介(亀梨さん)への逆“ファイナルカット”攻勢!さらに、真犯人探しにミスターメディア・百々瀬(藤木直人)も参戦!真犯人はなぜ捜査線上から消えたのか?黒い交友関係を探る慶介の前に、高田(佐々木蔵之介)が意外な形で現れて…というストーリーとなっている。なお、これまで放送した6話分のOAが無料で一気に楽しめる動画配信企画も、カンテレドーガとGYAO!で実施中(第7話当日の2月27日20時まで)。「FINAL CUT」は毎週火曜日21時~カンテレ・フジテレビ系にて放送中。(text:cinemacafe.net)
2018年02月20日こんにちは。赤澤 えるです。思い出の服を持ち寄る連載『記憶の一着』第2回です。たくさんの服が捨てられる世の中で、残る服って何だろう。それはどうして残るのだろう。それを手放す時ってどんな時…?服の価値、服の未来、ゲストのお話をヒントに考えていく連載です。運命の出会いを生んだ、千原徹也の『記憶の一着』とは赤澤 える(以下、える):『記憶の一着』について聞かせてください。千原 徹也(以下、千原):「nakEd bunch(ネイキド バンチ)」のニット。28歳くらいの時、まだ京都に住んでた頃に代官山で買ったの。イラストレーターのエドツワキさんが昔10年やってたブランドでね。僕は単純にエドさんのファンで、京都から代官山に毎シーズンわざわざ買いに行ってたんです。いつも好きな服を買うだけのために東京に行ってた。みんなが買っているものは買わないえる:この服をもし手放すとしたらどんな時ですか?千原:もうボロボロだから、人にあげるにしてもねぇ。14年も着てるから、もはや他の人が着れるのかっていう…。でも自分の子どもが欲しいって言ったらあげるかな。そしたらアレンジとかしてもらっても良いね。える:モノを大切にされるんですね。物持ちが良いと言うか、結構どれも長く持ってますよね?千原:そんなことないよ。着ないやつはサラッとあげちゃってる。いっぱいあっても同じ服しか着ないんだよね。える:千原さんって、いつも個性的な服を選ぶイメージ。千原:着るモノで個性というか、性格が分かるよね。えるちゃんは赤ばっかり着てるからこだわりが強い人なんだろうなとか、ちゃんとそういうのを整理できて決められる人なのかなとか、ちょっと大変な人かもなとか。笑赤い服ばっかり着てるっていうだけでどういう人か想像ができる。服って自分に対して一番見られてるものじゃない?だからみんな常に自分の性格とか好きなものとか考えて買うと良いと思う。える:確かにそうですね。私の場合は色と大体のシルエットで覚えてもらえていることが多いかも。私にとってこのスタイルは正装のようなものです。一番好きな色とアイテムと髪型が変わらないから変える必要も今はない。これ以上の好きなものがないんです。千原:そうそう。1個で良いからこれは誰も着ないだろうとか買わないだろうっていうもの、その人の気持ちで買ったものがあれば。思い切ったやつが1個でも。それで自然に他のものもコーディネートされていくと思う。これ誰が買うの?ってものをじゃあ僕が買う!ってなるものがやっぱり1つは無いと。僕は最近デカすぎる帽子を買いました。デカすぎて中が余ります。笑試着しながらお店の人に「これサイズ変ですよね?」って言ったら「そうなんですよ、だから誰も買わないんです」って言うから、…じゃあ僕が買おうって。でもやっぱりデカすぎて中が空洞になるから、この前は小銭入れをここに。笑える:ははは。笑千原:服を作ってる側もヒントになると思うんですよ、みんなが買っているものは買わないっていうことが。これ売れてるんですっていうものは絶対買いたくない。千原さんにとってファッションとは、個性そのものなのだと思います。彼らしい服装というものが確かに存在していることが何よりの証。千原さんは私にも同じことを言ってくれました。それは強い武器だよ、とも。大切な人と自分を繋ぐものが自分という個性をつくっているなんて、とても素敵。千原さんのニットのように、未来の自分への贈り物になるようなものが今1つでも選べていたら良いなと思います。これから迎え入れるものをより丁寧に選びたくなる時間でした。Tetsuya Chihara(千原 徹也)Twitter | Instagramれもんらいふ公式サイト▶︎オススメ記事・「服をたくさん持つことがおしゃれではない」。“普通のバイヤー”じゃなかったからこそ気づけた「服を大切にする精神」・#001 「ファストファッションでも大事にすればいい」。エシカルファッションプランナー鎌田安里紗の『記憶の一着』|赤澤えると『記憶の一着』Interview photos by Ulysses AokiText by Eru AkazawaーBe inspired!
2018年02月13日こんにちは。赤澤 えるです。思い出の服を持ち寄る連載『記憶の一着』、スタートです。たくさんの服が捨てられる世の中で、残る服って何だろう。それはどうして残るのだろう。それを手放す時ってどんな時…?服の価値、服の未来、ゲストのお話をヒントに考えていく連載です。 ちなみに、私のクローゼットは『記憶の一着』だらけ。自分なら何を紹介するか、この連載が終わるまでにじっくり考えてみることにします。Eru Akazawa(赤澤 える)Twitter|InstagramLEBECCA boutiqueブランド総合ディレクターをはじめ、様々な分野でマルチに活動。特にエシカルファッションに強い興味・関心を寄せ、自分なりの解釈を織り交ぜたアプローチを続けている。また、参加者全員が「思い出の服」をドレスコードとして身につけ、新しいファッションカルチャーを発信する、世界初の服フェス『instant GALA(インスタント・ガラ)』のクリエイティブディレクターに就任。イベントの公式ウェブサイトは2月中旬にオープン予定。最新情報は赤澤えるのSNSをチェック。
2018年01月30日「今日はぶりっ子禁止!裸の付き合いしよーぜ!」と、オープニングからSexyなセリフを飛ばした亀梨和也(31)。 7月にスタートした初のソロコンサート『The-〜Follow me〜』(10月30日江戸川区総合文化センターまで)の東京公演が行われ、和装に和傘で妖艶なダンス&歌いながら赤い口紅(ルージュ)を塗るといった色気だだ漏れの姿や、トロッコに乗りながらマイクに「チュッチュッ」とKISS連発など、エロスを極めた演出に会場は妖艶ムードに包まれた。 特に、新曲『〜Follow me〜』を歌う場面では、蠱惑的な手つきでポールダンスを踊ったあとに、ベッド上でシーツをかぶって腰振りダンスを魅せ、ファンを悩殺。ほかにも舞台『DREAM BOYS』コーナーや、主演ドラマの主題歌、KAT-TUNコンサートでのソロ曲など、「私たちの好きな亀梨和也が満載!」と、ファンも大満足のラインナップ。 また、昨年5月から充電期間中のKAT-TUNについては「またグループとして皆さんと再会できるよう頑張ります」との活動再開への意欲を見せ、客席を沸かせた。
2017年09月08日「澤さんは長女のことを本当にかわいがっています。先日も『この子は私の娘ということで、周囲からいろいろと期待されると思う。でも、サッカー選手にならなくてもいい。ただ健康で好きなことを頑張ってほしい。それでどんな形であれ、世界で活躍できる人間になってくれたら嬉しい』と笑っていました」(サッカー関係者) 1月9日、第一子となる長女を出産した澤穂希(38)。女子サッカー界のレジェンドが現役引退してから1年8カ月。引退後の彼女は「ベガルタ仙台」の広報部長を務める夫・辻上裕章氏(40)とともに、仙台で暮らしていた。38歳にしてなでしこジャパンのスーパースターから一児のママとなった澤だが、そこには“意外な誤算”があったという。 「彼女は出産前『出産って本当に大変。覚悟しておいたほうがいい』と脅かされていたんです。でも実際に出産してみるとものすごい安産。しかも育児もあまり手がかからない。娘さんは授乳中以外ほぼ寝ているような子で、夜泣きもしない。あまりの“優等生ぶり”に周囲も『レジェンドの子はやっぱり違う』と驚いています。澤さんも『思っていたより楽』と拍子抜けした様子で、元気がありあまっているようです」(前出・サッカー関係者) そんな時間を持て余している彼女に目を付けたのが、女子サッカー日本代表の高倉麻子監督(49)だ。就任2年目となる高倉監督だが、新生なでしこジャパンは低迷中。そこでチーム再建のため高倉監督が白羽の矢を立てたのが、澤だった。 「澤さんと高倉監督は91年から98年まで『読売ベレーザ』のチームメイトとしてプレーしていました。同じ釜の飯を食べた仲だけに、高倉監督は彼女の“ピッチの外での影響力”も十分知っています。だから澤さんの手があいていると知った高倉監督は『低迷する今の日本女子サッカー界を救えるのは、澤しかいない』と言っているそうです。澤さんも“再オファー”自体は嬉しいでしょうが、悩ましいところでしょう」(別のサッカー関係者) さすがに出産半年で“現役復帰”とまではいかないだろうが……。レジェンドなら“まさかのサポートメンバー入り”もありえるかも!?
2017年09月02日8月に上演される『昆虫戦士コンチュウジャー2 ~激突!恐怖の戦士、ネオコンチュウジャー!~』のキャストである海老澤健次、斉藤秀翼、百瀬朔、須藤茉麻、伊勢大貴の5人が、東京・東京スカイツリータウンにて開催中の「大昆虫展」に来場。カブトムシやクワガタと触れ合いながら、公演の見どころを語った。【チケット情報はこちら】本作は、地球の平和を守る昆虫戦士の中にひとりだけ中年男性(モト冬樹)が紛れている――という新感覚のヒーローコメディ。2016年6月に第1弾、2017年5月に再演を果たし、今回はその続編が繰り広げられる。脚本・演出はこれまでと同様に、劇団犬と串を主宰するモラルが手がける。熱血漢の「カブトムシ」戦士こと、万里チョウジ役の海老澤は「キャストには特撮ヒーローの出身者が多く、“戦隊あるある”がふんだんに盛り込まれています。みんなでアイディアを出し合いながら、笑って泣いて感動できる作品に仕上げたいですね。記者の皆さん、そこは太字でお願いします!」と猛アピールする。ナルシストの「アゲハチョウ」戦士こと、エッフェル・トーマス役の斉藤は「今回からコンチュウジャーの新たな敵、“ネオコンチュウジャー”が登場します」と新キャラクターを紹介。「コンチュウジャーの成長と、悪のヒーローたちがどのように自分たちの道を見出していくかにご注目ください」と続けた。ここでMCから「役柄とご本人のキャラがぴったり、という方は?」という質問が。互いに指をさしあい、過半数の3票を獲得した須藤は「ちょっと待って!」と焦りを隠せない。コンチュウジャーの紅一点、須藤演じる「テントウムシ」戦士こと、桜田‘ファミリア’明日香は、可愛いキャラを演じることに疲れ切っているズボラな役どころ。わざとらしく小首をかしげた彼女に飛んだ、4人からの「わかるだろ!」というツッコミに、会場は大きな笑いに包まれた。ビッグマウスだが小心者の「ハチ」戦士こと、多安島ハルオ役の百瀬は「稽古場の雰囲気から楽しい作品になる予感」と笑顔を見せつつ、「映像効果にはない、手作り感あふれる舞台ならではのヒーローモノに仕上がると思います」と特撮ヒーロー経験者の立場から期待を覗かせる。初演で多安島ハルオ役だった伊勢は今回、ネオコンチュウジャーの雷モン役。「IQが70000もある天才ですが、それゆえ時代と迎合できなかったキャラクター」と役柄を述べたあと、「彼がコンチュウジャーとどう絡んでいくかを楽しんでいただけたら」と見どころを語り、イベントを結んだ。公演は8月12日(土)から20日(日)まで、東京・全労済ホール / スペース・ゼロにて。取材・文:岡山朋代
2017年07月20日4月9日放送の『行列のできる法律相談所 3時間SP』(日本テレビ系)で、亀梨和也(31)が苦手な女性のタイプを告白した。 ドラマの打ち上げ女性スタッフと話すことも多い亀梨だが、唯一苦手な女性が「意外~!」を連発する女性だという。 亀梨が女性からの質問に対し「車、運転します」「自炊します」「パスタとか作ります」と返すと、その女性はそのたびに「意外~!」を連発。何度も何度も「意外~!」と言われた亀梨は「さっきから何が意外なの?」とイライラ。 そのくせ、亀梨が女性に「ちなみに昨日は何食べたの?」と質問すると「秘密~!」と返されたという。このように亀梨は会話が成立しない女性に心底腹が立っているらしい。 このVTRを見たスタジオの男性陣たちは大いに共感。「そういう女の子いるよね」と盛り上がった。 しかし、「意外」は恋愛マニュアル本などでよく紹介される“モテワード”の1つ。それなのになぜこの女性は嫌われてしまったのだろうか? 週3で合コンに参加するという20代女性はこう分析する。 「確かに『こんなの初めて』と並んで『意外~!』や『秘密』というのも、男心をくすぐるワードではあると思います。でも、なんの脈絡もなく使ってしまうと逆効果。何に対しても同じ言葉を返されると、『この子、俺の話聞いてるのかな?』という印象を与えかねません。さらに、恋愛マニュアル本に載っているような“ベタ”なモテワードはあからさまに使うと『モテを意識しているな』と気づかれてしまいます。なんでもそうですが、適度にさりげなく、がいちばんです」 男心を掴むのはそう簡単じゃないかも!?
2017年04月10日ハワイを舞台に繰り広げる「テラスハウス」新シリーズ、「テラスハウス ALOHA STATE」に出演していた現役高校生ギタリスト/ウクレレ奏者・EDEN KAI(鮎澤悠介)が、この度劇中で披露した話題の“卒業ソング”を緊急発売することが明らかになった。EDEN KAIこと鮎澤さんは、若干18歳の現役高校生ながら“ハワイのグラミー賞”と呼ばれる「ナホク・ハノハノ・アワード2016」にノミネートされる実績を持つハワイ在住のシンガー・ソングライター/ギタリスト/ウクレレ奏者。現在「Netflix」とフジテレビ系列にて放送中の番組「テラスハウス ALOHA STATE」では、素朴なルックス、ピュアな性格でマスコット的なキャラクターとは裏腹に、ひとたびギターやウクレレを持つと非常にテクニカルで独創性のある高度な演奏を披露、そのギャップからいま人気急上昇中のアーティストだ。今回リリースが決定したのは、日本デビュー・デジタル・シングル「モノガタリ(Monogatari)」。これは、「テラスハウス」で仲間たちと共同生活する中で得た経験から感じた感情を唄にしたもの。「Netflix」で放送された第10話放送分にて、彼が「テラスハウス」を卒業する考えを仲間たちに独白するシーンでパフォーマンスし、仲間たちと出会えた感謝や淡い恋心を歌詞に込めた卒業ソングとなっている。すでに放送を見た視聴者は、「ウクレレが癒されるしカッコ良すぎる!」「名曲!心に響いて涙が出る」など早くも話題に。なお、日本デビュー・アルバムは5月に発売が予定されているという。EDEN KAI/日本デビュー・デジタル・シングル 「モノガタリ(Monogatari)」はiTunes、レコチョクほかにて配信中。(cinemacafe.net)
2017年02月15日なでしこジャパン前監督の佐々木則夫が、関西テレビ・フジテレビ系トーク番組『さんまのまんま』に出演し、澤穂希に対する意外な評価を明かす。関西テレビは17日(13:56~14:25)、フジテレビは18日(13:00~13:30)に放送される。最近、佐々木の娘が結婚したそうで、娘を持つさんまは「どんな感じでした?」と質問。佐々木は「娘が30歳だったので、やっと結婚できたか、という気持ちでした」と答えると、さんまは「娘の年齢にもよるかー」と深くうなずく。今年11月には孫が生まれる予定で、さんまは興味津々で聞いていく。また、話題は元キャプテンの澤穂希に。優勝を決めた2011年W杯決勝のアメリカ戦で活躍した澤を、佐々木は「特筆するほどうまい選手じゃないけど、ここぞという時に決められる何かを持っているんです」と評する。ほかにも、女性チームをまとめる立場に、さんまが「タイプの人がいて、ヤラシイ気持ちになったりしないんですか?」と切り込むと、佐々木は「年齢差があるので全くないですね」ときっぱり。女子選手たちからは呼び捨てにされていたことを明かす。なお、同番組は10月7日(21:00~22:52)にスペシャルを放送。ゲストに古舘伊知郎、吉田沙保里、土性沙羅、栄和人を迎える。
2016年09月10日ミュージカル「ラディアント・ベイビー~キース・ヘリングの生涯~」の稽古の模様が5月13日(金)、報道陣に公開され、主演の柿澤勇人、演出の岸谷五朗らが取材に応じた。柿澤さんは昨日亡くなった蜷川幸雄との思い出について語り、声を詰まらせた。アンディ・ウォーホルと並んで、1980年代のアメリカ現代アートを代表する存在とされるキース・へリングが31年という短い生涯を駆け抜けるさまを描き出す。この日は、オープニングに加え、キースがのちに恋人となるDJのカルロスと出会うディスコ「パラダイス」でのパワフルなナンバー、そして、全キャストで歌い上げるバラード「STAY」が披露された。岸谷さんはキースについて「これから人生いろんなことがある時期に亡くなってますが、駆け抜けた人生が魅力的」と語る。楽曲も多く、振り付けも複雑とあって「必死に戦ってます。丁寧に作って、いい感じに遅れています(笑)」とも。キースを演じる柿澤さんは「(稽古は)まだ第2幕に差し掛かった段階で、全貌がどうなるのか?みんなで探しています。熱い奴らが詰まって、80年代のいろんなものが混在したエネルギーが映し出されるんじゃないかと思います」と意気込みを口にした。昨日、演劇界の巨匠・蜷川さん死去のニュースが伝えられたが、岸谷さんは「ショックを受けていない演劇関係者はいないと思う。子どものころから見てたので…」と語る。さらに「演出家ってのは、やる前にはたくさん不可能があって、それを具現化していく仕事。本当にそれをものともせず、可能にしていった人でした」と語り、まさに本作でキースが時間が足りないと人生を駆け抜けていくさまに言及し「あの爆発的な蜷川さんの演出と共通してます。だからこそ、吠えるし、パワーを持ってないと作品作りができなかったんだと思います。僕らにはまだ芝居を作れる幸せがある。(蜷川さんが)見て、恥じない作品作れるように頑張りたい」と語った。柿澤さんは「海辺のカフカ」で蜷川演出を受け、世界ツアーにも参加した。蜷川さんの死について「いまでも信じられない」と悲痛な表情。「初演のときは、千本ノックでした(苦笑)。『死ね!このヤロー!』とか言われて、家に帰って泣いて、40度の熱出て…でも食らいついていきました。ムカついたけど、世界ツアーが成功したとき、『いい役者になったな』と言われて、励みになりました。いつも『自分を疑えよ』と言われてて、その言葉が胸にあります。あっちの世界でも僕の芝居を見て『相変わらず、つまんねー芝居してるな』って思われてるかも(苦笑)」と時折、言葉を詰まらせながら思い出を口にし「芝居を変えてくれた人、僕の考える世界を変えてくれた人です」と言い尽くせぬ感謝の思いを口にしていた。「ラディアント・ベイビー~キース・ヘリングの生涯~」は東京・シアタークリエにて6月6日(月)~22日(水)、大阪・森ノ宮ピロティホールにて6月25日(土)、26日(日)上演。(text:cinemacafe.net)
2016年05月13日お笑いコンビ・ハライチの澤部佑(29)に27日、第2子となる女児が誕生した。所属事務所が同日、発表した。6時31分に夫人が都内病院にて出産。澤部も出産に立ち会い、その後すぐに仕事に向かったという。澤部は「4月27日に第二子の女の子が産まれました。母子ともに健康でございます」と報告し、「長女同様だんだん僕似から離れてってくれるのを願います」と冗談交じりにコメント。相方の岩井勇気も「オフの時は暗めの相方に、明るい家族が増えて良かったです。おめでとう」と祝福している。澤部は2013年12月3日に一般女性と入籍。2014年5月14日に第1子女児が誕生した。
2016年04月27日今季限りでの現役引退を表明した澤穂希のプレーが、まだ見られる。12月19日に行われた『第37回 皇后杯全日本女子サッカー選手権大会』準々決勝、澤が所属するINAC神戸レオネッサはASエルフェン埼玉に2-0で勝利し、12月23日(水・祝)・等々力陸上競技場での準決勝に進出したのだ。第37回皇后 杯全日本女子サッカー選手権大会 チケット情報スタメン入りした澤はフル出場を果たし、ゴールこそ奪えなかったが、中盤の位置から積極的に攻撃参加し2本のシュートを放った。澤が起点となり、前半9分に先制点を挙げたDF・近賀ゆかりが試合後に「澤さん、また澤さん。澤さんって何人いるんだろうと思った」とコメントしたように、ピンチの場面には必ず顔を出し、体を張って敵の攻撃の芽を摘み、守備にも貢献した。90分間、誰よりもピッチを縦横無尽に走り回った。また、I神戸には澤以外にも、GK・海堀あゆみ、DF・近賀、MF・鮫島彩・田中明日菜・中島依美、FW・川澄奈穂美・大野忍・高瀬愛実・京川舞・増矢理花と、なでしこジャパンに名を連ねる顔ぶれが揃う。「最後にこのメンバーで『皇后杯』で優勝して笑顔で終わりたい」という澤の願いは、メンバー全員の願いでもある。準々決勝で2点目を決めた高瀬が「今シーズン積み重ねたものを、試合でしっかり出せれば優勝できる」と語った通り、一丸となり持てる力を余すことなく発揮すれば、澤の現役引退の花道を飾れるはずだ。準決勝では、浦和レッズレディースをPK戦の末に撃破したベガルタ仙台レディースと対峙する。今季のベガルタは攻守両面で主力を失いながらも、『なでしこリーグ・エキサイティングシリーズ』を2位で終えた。今シーズン得点ランク3位タイの9得点を挙げたMF・川村優理を筆頭に、DF・坂井優紀、FW・有町紗央里ら日本代表メンバーがチームを牽引している。今季『レギュラーシリーズ』ではホーム・アウェイともにI神戸に敗北を喫しているが、10月24日に行われた『エキサイティングシリーズ』では4-2で勝利を収めた。両軍ともに、相手にとって不足はない。女子サッカー界のレジェンドの有終Vまであと2つ。『第37回 皇后杯全日本女子サッカー選手権大会』準決勝は、12月23日(水・祝)・等々力陸上競技場にて第一試合・ベガルタ仙台レディース×INAC神戸レオネッサのほか、第二試合・日テレ・ベレーザ×アルビレックス新潟レディースの試合が行われる。決勝は12月27日(日)・等々力陸上競技場にてキックオフ。チケット発売中。
2015年12月22日先日、結婚を発表したばかりの女子サッカーの澤穂希(INAC神戸レオネッサ)が8月23日(日)に映画『わたしに会うまでの1600キロ』の試写会に来場。映画への共感や主人公と重なる部分などについて語った。『ダラス・バイヤーズ・クラブ』のジャン=マルク・ヴァレ監督がアカデミー賞女優のリース・ウィザースプーンを主演に迎えて実話を基に作り上げた本作。3か月間、たった一人で1600キロを歩くことで自らの人生を見つめ直し、成長していく女性の姿を描く。大きな拍手に迎えられた澤さんだが「サッカー以外が得意分野ではないので…試合のときより緊張しています」と映画の試写会という“アウェー”の場でやや硬い表情。それでも聞き手を務める「AERA」の浜田敬子編集長より、まず結婚について「おめでとうございます」と声を掛けられると「ありがとうございます」と笑顔を見せた。映画については「自分と重ね合わせながら見ていたりもしました」と語り「人生でここまで来るのにいろんな困難があったけど、目標や夢を持ったら最後までやり抜くところは共感しました」と明かした。主人公は歩き始めてから何度も「やめたい」と思いつつ、それでも歩みを進めていく。澤さん自身、子どもの頃からサッカー漬けの日々を送り、15歳で日本代表入りし、その後、アメリカにも渡ったが、やめたいと思ったことはなかったのか?と問われると「『やめよう』とは思わなかったけど、いろんな困難がありました。最近では1年ほど代表に呼ばれず、ワールドカップのメンバーに選ばれるのか?と不安もありましたし、諦めてはいなくても心が折れそうになることはあった」とふり返る。ただ、そんなときでも投げ出すことはなかった。「やるべきことはコンディションを上げることや、練習に取り組む姿勢。いまの主人にもいろいろ聞いてもらってアドバイスをもらったり、いろんな人に支えてもらって今があります。急に上には行けないので一歩ずつですね」と頷く。人生の転機については20歳前後でのアメリカ行きを挙げる。「英語も全く話せず、荷物ひとつで行った感じ」と述懐。当時、そもそもいまのように海外リーグに挑戦する女性選手はほとんどおらず「何もない状態で飛び込んだ。いまのようにネットもなくて、家族への手紙も届くのに1週間かかって、返事もまた1週間かけて届く」と苦労を明かす。それでも「とにかくうまくなりたかった。日本で通用しても世界で戦うには体の大きさもメンタルもまだ勝てなかった」と貪欲に足りないものを補うためにサッカーに打ち込んだ。「少しでも道は作れたかな?」と日本の選手たちが次々と海外へと飛び立っていくようになった現状に先駆者として喜びを口にした。サッカー選手としての今後については「あと5年も10年も現役でやっているということはないと思うので、『やりきった』と思えるように全力で1日1日を頑張りたい」と目標を口にした。これまでも支えとなってくれたという夫とは現在、澤さんが神戸のチームに所属していることもあり「別々に暮らしている」とのことだが「お互いの信頼関係がしっかりしていれば。私も相手を尊敬しているので。毎日コミュニケーションはとってます」とニッコリ。「役所関係で名字が変わったくらいでまだそこまで(変化を)感じてないです」とも。また「結婚したから引退するとかではなく、そういう(=結婚や出産を経ても現役を続行する)選手が増えたら嬉しいです」と語っていた。『わたしに会うまでの1600キロ』は8月28日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:わたしと会うまでの1600キロ 2015年8月28日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開(C) 2014 Twentieth Century Fox. All Rights Reserved.
2015年08月23日