北海道東川町では、昨年、長編映画『莉の対』(れいのつい)の撮影に協力しました。その作品が、第53回ロッテルダム国際映画祭(オランダ) のメインコンペティション部門である、タイガーコンペティション部門に入選したことをお知らせいたします。舞台を中心に活動をしている俳優・田中 稔彦(たなか としひこ)が初監督・脚本を務めた作品になります。今作は映画制作経験が全くなかった、監督の田中と監督補の池田 彰夫(いけだ あきお)の2名が、豪雪の雪山で撮影をするところからスタート。その後、二人の声かけによって集った畑違いのアマチュアスタッフ達だけで全編を撮影。リアルな春夏秋冬をカメラに収めるため撮影期間は約1年にわたり、北海道 東川町(ひがしかわちょう)や占冠村(しむかっぷむら)をはじめとした数多くのロケ地の協力も得ながら、今年の1月に無事にクランクアップを迎えました。雪山でのホワイトアウトや、気象条件が非常に厳しいロケ地での撮影も多々クリアし、少人数で作ったとは思えないほど豊かな自然の表情が観られる作品に仕上がっています。日本国内での上映も来春に決定しており、2024年1月ロッテルダム国際映画祭でのワールドプレミア上映を皮切りに、国内はもちろん、世界各国での上映も目指している、海外からの注目度も高い作品となっています。来春以降東川町での地域上映も予定しておりますので、どうぞご期待ください。作品概要タイトル:『莉の対』(れいのつい) ※ 英語版タイトル『Rei』監督:田中 稔彦 (たなかとしひこ)上映時間:190分キャスト:鈴木タカラ、大山真絵子、森山祥伍、池田彰夫、勝又啓太、田野真悠、菅野はな、内田竜次、築山万有美/田中稔彦公式X:@reinotsui公式HP: あらすじ自分の存在の希薄さを感じながら生きている光莉。ある日、ふとしたきっかけで1枚の写真に心惹かれた光莉は、その写真を撮った人物に自分のポートレイト写真を撮ってくれないかとメールで依頼する。光莉の元に返ってきた返信は「人物の写真は撮った事がありません。あと。僕は、耳が聴こえません。なので、喋ることもできません。うまくコミュニケーションが取れないと思います。それでもよければ・・・」風景写真家である真斗からのメッセージ。真斗は失聴者だった。光莉と真斗、それぞれを取り巻く人間関係が少しずつ影響を与えあい、そして脆く崩れていく。自然の美しさと対比されるように描かれていく人間模様。『莉』は単独ではほとんど意味を持たない。他と結びつくことで初めて意味を持つ。監督プロフィール田中 稔彦(たなか としひこ)1983年生まれ。大学卒業後、某都市銀行に就職。その後退職し、俳優に転身。2022年に制作会社、株式会社NoSaint.& Bloomを設立。『莉の対』は自身初の長編映画になる。>予告編 YotubeURLRei Trailar (International Ver.) : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年12月22日マンダリン オリエンタル ホテルは、「マンダリン オリエンタル 瀬戸内」として3軒の新規リゾートホテルを香川の高松、直島などの瀬戸内エリアにオープン。2027年から2030年にかけて、順次開業する。「マンダリン オリエンタル 瀬戸内」高松、直島など3つの新ホテル「マンダリン オリエンタル 瀬戸内」は、東京に次いで国内2か所目となるマンダリン オリエンタル ホテル グループのホテル。香川の高松、直島にそれぞれブティック型ホテルをオープンする他、瀬戸内エリアの他の島にもウェルネス施設を併設したホテルを開業する見通しだ。それぞれのホテルでは地域の美しい自然と豊かな伝統を尊重し、周囲の環境と調和するようなデザインを計画。四国地域の伝統工芸士・芸術家とのコラボレーションや、地域の素材・建築様式が随所に採用される予定だ。各施設間を移動できるプライベート・ヨットツアーまた、「マンダリン オリエンタル 瀬戸内」では、宿泊客がプライベートヨットで各施設間を移動できるクルーズサービスの導入も計画。プライベート・ヨットツアーを通して、瀬戸内エリアの島々の多彩な魅力、景観を楽しむことができそうだ。「マンダリン オリエンタル 瀬戸内 − 高松」駅隣接のリゾートホテル都市型リゾートホテル「マンダリン オリエンタル 瀬戸内 − 高松」 は高松駅に隣接し、まさに瀬戸内への玄関口にオープン。高松空港からも車でわずか30分程の好立地で、瀬戸内海の島々をボートで探索する際の宿泊拠点としても最適なロケーションとなっている。美しいオーシャンビューを楽しめる客室は計92室を用意。この他、館内にはレストランやバー、スパ、ウェルネス施設も完備する。「マンダリン オリエンタル 瀬戸内 − 直島」モダンな旅館スタイル国際的な現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」や、クロード・モネの《睡蓮》シリーズを展示する地中美術館、草間彌生の代表作ともいえる《南瓜》などを鑑賞できる、現代アートの聖地として知られる直島には、「マンダリン オリエンタル 瀬戸内 − 直島」が開業へ。全22室を備えるモダンな日本旅館スタイルのホテルとして、800年以上の歴史を誇る名家・三宅家の屋敷がある場所に誕生する。「マンダリン オリエンタル 瀬戸内 − 直島」本館内には旅館スタイルのスイートとヴィラを用意する。また、町に溶け込むような形で点在する離れ3棟にも宿泊可能。それぞれプライベートテラスと日本庭園が併設されており、直島の暮らしを体感しながら豊かな時間を満喫することができる。【詳細】■マンダリン オリエンタル 瀬戸内 − 高松開業時期:2027年夏場所:香川県高松駅隣接■マンダリン オリエンタル 瀬戸内 − 直島開業時期:2027年夏場所:香川県香川郡直島町
2023年12月18日映像ジャーナリスト・伊藤詩織による初監督映画『Black Box Diaries』(原題)が完成、第41回サンダンス映画祭《国際長編ドキュメンタリーコンペティション部門》に正式出品されたことが分かった。本作は、伊藤監督自身が被害にあった性的暴行への勇気ある調査に乗り出していくその姿を自ら記録した、これまでにない形のドキュメンタリー映画。映画の製作は、2017年、伊藤監督が元テレビ局員の記者からの暴行被害を訴えた記者会見の直後に遡る。実に6年もの製作期間を併走したのは、『新聞記者』(19)や『月』(23)などを手掛けたスターサンズ。イギリス、そしてアメリカとの国際共同製作として完成し、この度、2024年1月にアメリカで開催される第41回サンダンス映画祭の国際長編ドキュメンタリーコンペティション部門への正式出品も決定した。最も権威のある映画祭の1つであるサンダンス映画祭は、アメリカ最大のインディペンデント映画祭。過去には、『セッション』『ミナリ』『コーダ あいのうた』などアカデミー賞を多数受賞した作品が出品されてきた。今回選出されたコンペティション部門へは、数千本を超えるエントリーの中から12本のみが出品されており、日本製作作品の出品は史上2本目。なお、伊藤監督による性暴力被害についてのノンフィクション「Black Box」(文藝春秋社)は本屋大賞ノンフィクション部門にノミネート。第7回自由報道協会賞では大賞を受賞し、9か国語/地域で翻訳。また、伊藤監督は2019年ニューズウィーク日本版の「世界が尊敬する日本人100」、2020年米TIME誌の「世界で最も影響力のある100人」にも選出されている。『Black Box Diaries』(原題)は日本公開未定。(シネマカフェ編集部)
2023年12月07日文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業 連携企画2023年11月2日(木)〜6日(月)までの5日間、新千歳空港を舞台に開催した「第10回 新千歳空港国際アニメーション映画祭」では、文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業と連携し、過去採択クリエイターとアドバイザーを招いたトークイベントを11月5日、新千歳空港ポルトムホールにて実施しました。過去に文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業に採択された、土屋萌児さん(『耳なし芳一(仮)』)と矢野ほなみさん(『その牛、えり(仮)』)をお招きし、本事業採択企画である各作品について、当時アドバイザーを担当した森まさあきさん、今年度より同事業のアドバイザーを務めるモンノカヅエさんを交えて、現在制作中の新作アニメーションの制作過程についてお話をお伺いました。左から、森まさあきさん、土屋萌児さん(オンライン登壇)、矢野ほなみさん、モンノカヅエさん文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業とは文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業は、若手クリエイターの創作活動および発表機会を支援するプログラム。メディア芸術各分野に応じた適切な評価・助言ができる識者をアドバイザーとし、企画内容に応じたアドバイスを通じて、採択されたクリエイターが次のステップへと進む機会となることを目指すものです。2011年からスタートした本事業は、令和5年度までの採択者も含めてこれまで120組のクリエイターを支援しています。今年度から支援事業としての規模が拡大し、以下2つの枠で、レベルアップサポート、広報協力、クリエイターとの交流、発表サポートなどの発表活動に対する支援を行っています。・創作支援プログラムとして予算上限500万円までの応募枠(活動歴5年以上、または国内外で受賞歴等のある概ね40代までのクリエイターが対象)・発表支援プログラムとして予算上限100万円までの応募枠(活動歴3年以上の概ね40代までのクリエイターが対象)Home : 支援事業を受けた二人のクリエイターの今に迫る切り絵作家の土屋萌児(ほうじ)さんは、「耳なし芳一」をモチーフにした10分ほどの短編アニメーション作品を2011年から作り続けています。令和3年度に採択された土屋さんは、「現時点で3分と数10秒くらいまで出来ています」とその制作進捗について説明し、「ただ切り絵だけではなくて、プロジェクションを用いた表現をこのプログラムで実験させてもらい、取り入れてます。」と、ミュージシャンや音楽マスタリング、声優の採用など、支援を受けて進めたそうです。さらにご自身でネット上で作品販売も行っていて、作品の制作過程を公開しながら作っていくスタイルをとっています。これについて、原画を購入した矢野さんは、「このクオリティでやっているのかと驚愕しました」と、手元に届いた時に感動したことを伝えてくれました。土屋さんのプロジェクトの詳細や制作プロセスは以下のページで詳しくご覧いただけます。アニメーション「耳なし芳一」をつくる|土屋萌児/Hoji Tsuchiya : HOJI TSUCHIYA : 一方、令和4年度に採択された矢野ほなみさんは、今回、”牛”をテーマした作品を制作しています。主人公であるホルスタインのえりがジャージー牛である爽に熱烈な恋をして、試練を課しながら狂気的な片思いをしていくストーリー。自身のセクシュアリティに関して深く考えていた学生時代に出会った『ほかに誰がいる』(著:朝倉かすみ、幻冬舎、2008年)を原作・原案とする短編アニメーション作品です。矢野さんはこの支援について、「書籍や参考資料などの購入させていただき、加えてのびのび生きる牛たちに会いたいと思い、このプログラムで支援いただき取材を重ねるなかで、山地で生きるこの牛たちの物語を立ち上げたいと思った」と言い、今回は360度カメラを導入した絵作りを試しているなど制作状況や、新たな表現方法の試行錯誤について説明しました。また、今回の支援事業で支援される制作費について「支援されたディレクター(私)自身への報酬はでないので、向こう2年の生活費・家賃を稼ぐ時間が必要で、なかなか専心しきれないもどかしさがあった」と言い、今回の本映画祭に参加しているクリエイターたちともよく「どう生活しているのか?」という話題になると、アニメーション制作と生活の両立の厳しさについて語りました。矢野さんのプロジェクトの今後はスタジオのページをぜひご覧ください。Au Praxinoscope : 森まさあきさんは、「創作する人たちをどうサポートするかをいつも考えています。とても心配しているし、とても期待しているので、いつでも相談に来て欲しい」と二人を激励し、締め括りました。成果発表会及び来年度事業応募のお知らせ令和5年度に本事業で採択された企画の成果発表は、2024年2月17日(土)~2月25日(日)まで、表参道ヒルズスペースオーにて開催する予定です。文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業は、令和6年度も実施を予定しております。クリエイターのみなさまからのご応募をお待ちしております。フォトセッションの模様 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年12月04日映画宣伝プロデューサー・叶井俊太郎の作品を上映する『第1回東京国際叶井俊太郎映画祭』が、12月16日(土)・17日(日) にヒューマントラストシネマ渋谷で開催されることが決定した。叶井は、1990年代前半から約30年にわたり、日本映画界で誰にも真似のできないような映画宣伝を繰り広げてヒットを飛ばす一方、壮絶な大コケ記録も作り、TVドラマ『東京ラブ・シネマ』のモデルになるなど、映画業界のみならず幅広い業界で語り草となってきた。そんな彼は1年半前に余命半年の宣告を受けており、満身創痍の身で今日も新作映画のために働き続けている。本映画祭で上映されるのは、盟友・河崎実監督とのタッグにして最大のヒットとなった『日本以外全部沈没』(06)、叶井が手がけた動物パニック映画の中で最大のヒットを記録した『キラーカブトガニ』(23)、世界初の劇場上映となる『ムカデ人間2』(12)のカラー版、劇場で途中退席者が多数出て物議を醸した『屋敷女 ノーカット完全版』(21)の4作品。映画祭開催について叶井は「マジで映画界初!フルネームでの映画祭やってくれるとは!死ぬ前に伝説作れた!」と喜びを明かしている。また各作品とも、叶井と彼の映画人生を語る上で欠かすことのできない映画評論家・江戸木純とのトークを予定しており、作品にまつわる秘話や裏話が語られるとのことだ。<イベント情報>第1回東京国際叶井俊太郎映画祭12月16日(土)・17日(日) ヒューマントラストシネマ渋谷【上映作品】『日本以外全部沈没』『キラーカブトガニ』『ムカデ人間2(カラー版)』『屋敷女 ノーカット完全版』特設サイト:
2023年12月01日歴史と自然を感じるウォーキングイベント 瀬戸内倉敷ツーデーマーチは、2024年3月9日(土)と10日(日)に岡山県倉敷市で開催します。毎年3月第2週の土・日曜日に開催される春の恒例イベントで、温暖な気候の中、自分のペースで歩き自然と歴史を楽しみます。開催概要について会場は倉敷市役所。参加費は大人が2,000円(当日申し込みは2,200円)、高校生・中学生が500円、小学生以下は無料です。参加費は1日のみでも2日間参加でも同額になります。コースは、3月9日は瀬戸大橋・鷲羽山コース(40km)、新熊野史跡コース(20km)、源平史跡コース(10km)。3月10日は、吉備真備コース(30km)、高梁川コース(20km)、酒津公園コース(10km)です。美観地区コース(5km)は、両日とも実施されます。せっかく倉敷に来たのなら“倉敷の観光地”を歩こう今回は4年ぶりに観光ウオークが3月9日(土)と10日(日)に開催されます。観光ウオークでは、観光ガイドと一緒に美観地区コースを歩きます。募集は先着140人まで。その他、ツーデーマーチ恒例の提携企画「せっかくウオーク」も2024年3月11日(月)に行われます。参加費は5,000円(バス・弁当・記念品他)。瀬戸内海を存分に堪能できるコースが設定されいます。(画像は公式サイトより)【参考】※「瀬戸内倉敷ツーデーマーチ」の公式サイト
2023年11月29日2019年の東京国際映画祭にて『悪なき殺人』(原題:Only The Animals/映画祭当時は『動物だけが知っている』)が観客賞と最優秀女優賞を受賞し、日本公開でも口コミでヒットしたドミニク・モル監督による最新作『12日の殺人』が、2024年3月15日(金)より劇場公開されることが決定した。10月12日の夜、女子大学生クララが突然焼死体となって発見される。事件を担当することになったのは、昇進したばかりの刑事ヨアン(バスティアン・ブイヨン)とベテラン刑事のマルソー(ブーリ・ランネール)。捜査が進む中、彼女の周りの容疑者となり得る関係者への聞き込みをするが、男たちは全員クララと関係していたことがわかる。クララの殺害が明らかに計画的な犯罪であることは判明したが、取り調べに浮上する人物たちを誰一人として容疑者と特定することができない...。事件解決への糸口が見えなくなるなか、班長に昇格したばかりのヨアンは、事件の闇へと飲み込まれてしまう。彼はまだ知らなかった。この事件が、未解決事件として自分自身を蝕んでいくことをーー。本作は、2020年のノンフィクション本ポリーヌ・グエナ作「18.3. Une année passée à la PJ」を基に、ドミニク・モル監督がジル・マルシャンと共同執筆した脚本によるスリラー作品。第75回カンヌ国際映画祭プレミア部門に出品されたほか、第48回セザール賞で10部門にノミネートされ、作品賞・監督賞・助演男優賞・有望若手男優賞・脚色賞・音響賞と6部門で受賞。さらには、第28回リュミエール賞で作品賞、脚色賞を受賞するなど、世界で高く評価された。キャストは、前作『悪なき殺人』にも出演しているバスティアン・ブイヨンが主人公の刑事ヨアン役を務めている。さらに、今回解禁される場面写真では、ヨアンとマルソーが事件にのめり込んでいく心情を想像させる。物語は警官たちの熱い士気と絆、そして日常生活をも描きながら、彼らの心の奥底に存在する弱さも段階的に映し出していく。舞台となる辺境の小さな町では、誰もが顔見知り。そんな環境が住民たちを未解決事件の闇にいざない、一層の混乱を巻き起こす。『12日の殺人』は2024年3月15日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年11月25日東京工芸大学(学長:吉野 弘章、所在地:東京都中野区、以下 本学) 芸術学部は、2023年12月1日(金)まで「芸術学部フェスタ2023」百花繚乱~これまでの100年 これからの100年~(以下 本イベント)を開催します。本イベントは本学芸術学部の教員が制作した作品や最新の研究成果を発表することで、本学芸術学部の「メディア芸術」を中心とする研究内容を広く周知することを目的としています。今年は本学創立100周年を迎えたことを記念して教員全員が参加し、まさに「百花繚乱」の展示・上映イベントとなっています。芸術学部フェスタ2023芸術学部フェスタは、芸術学部の教員が制作した作品と最新の研究成果を年に1度発表する場です。10回目となる今年の芸術学部フェスタは、創立100周年を迎えたことを記念し、芸術学部の教員全員が参加しており、各々、或いは共同し、総数70点以上の作品を展示・上映しています。オープニングセレモニーは、2023年11月6日(月)に本学中野キャンパス1号館1階エントランスで行われ、学長の吉野 弘章、大学公開委員長の高山 隆一が挨拶を述べました。本学は、テクノロジー(工学)とアート(芸術)を融合させた新たな価値の創造をこれからも続けていきます。そして、日本国内のみならず世界的なメディア芸術の教育・研究機関を目指し、取り組んでいきます。■芸術学部フェスタ2023・主催:東京工芸大学・会期:2023年11月6日(月)~12月1日(金)※日・祝日及び11月10日(金)、11月11日(土)、11月18日(土)は閉館・時間:10:00~18:30(土曜日は17時まで。12月1日(金)は16時まで。)・場所:東京工芸大学中野キャンパス(東京都中野区本町2-9-5) /【URL】 ■東京工芸大学 芸術学部1994年に芸術学部設置(所在地:東京都中野区)。写真学科、映像学科、デザイン学科、インタラクティブメディア学科、アニメーション学科、マンガ学科、ゲーム学科の7学科を有します。芸術学部全学年の就学地が中野キャンパスに集約された、メディア芸術のすべてを都心の1キャンパスで学べる唯一無二の大学です。現在芸術学部には86名の教員が在籍しており、設立以来社会で活躍するための総合的な力を備え、クリエイティブ産業や文化を牽引するメディア芸術分野のプロフェッショナルを育成しています。【URL】 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月21日第73回ベルリン国際映画祭にて史上最年少で主演俳優賞(ソフィア・オテロ)を受賞し、先日は第36回東京国際映画祭ワールド・フォーカス部門でも仮題『20000種のハチ』として上映された『ミツバチと私』から予告編が解禁、新場面写真と監督からのメッセージが到着した。今回解禁された予告編は、ソフィア・オテロ演じる主人公のアイトールが「私はなんでこうなの?」とつぶやくシーンから始まる。男の子の体で生まれたアイトールは、名前や髪型や水着…日々の様々なことに違和感を覚え、自分のことが分からない不安を募らせていく。そんなアイトールに戸惑いを隠せない家族。スペイン・バスク地方の柔らかな光が差し込む緑豊かな美しい自然を背景に、家族に寄り添われながら、自分らしく生きていきたいと顔を上げる繊細な表情が映し出されていく。併せて解禁となった新場面写真は、養蜂用の防護服に身を包んだアイトールの姿や、休暇でバスクへ向かう車の後部座席で並ぶ兄弟3人、叔母と植物を植えていたアイトールがハチに驚いて顔をしかめる場面。ドレスを着たアイトールと母親が鏡を見つめるシーンのほか、池で水着を交換したアイトールと友達の2ショットのカットなどが収められている。本作が第36回東京国際映画祭で上映された際、観客からは「傑作」「涙が止まらなかった」「主演の子の演技が素晴らしい」といった声が多くあがり大好評を博し、連続で満席に。さらに、今年度新設されたアワード「エシカル・フィルム賞」の第一回受賞作品に選ばれた。エシカルとは人・社会・環境を思いやる考え方や行動のこと。近年ではSDGsに積極的に取り組む企業が増えたことでエシカルの認知度が高まり、エシカルに沿った意識行動がSDGsの目標達成には必要不可欠とされている。本賞は、世界でも注目されるエシカルに特化した部門で、ジェンダー平等、環境、貧困、多様性、差別といった現代の重要な社会テーマに向き合った作品が対象。審査委員でエシカルディレクターの坂口真生氏は、選考理由を「一言で言えば優しさ。この映画に出ていたすべての人がすべての人に優しい思いやりを持った一面が見てとれた」と語っている。監督エスティバリス・ウレソラ・ソラグレンよりメッセージ日本で私の映画を上映していただけてとても幸せです。皆様にこの映画を観ていただきたい理由はいくつかあります。ひとつは、子どものトランスジェンダーというとても重要なテーマを扱っているからです。しかし、それだけではありません。家族の問題も含まれていますし、私たちは時々、自分はいったい誰なのだろうと自問することがあります。それは、自分自身を取り巻く人々が自分をどのように見ているかにも関係します。この映画は、光に満ちていて繊細で優しく感動的です。主人公のソフィア・オテロだけではなく、母親や祖母、叔母役の俳優たちも素晴らしい演技をしています。また、この映画を見て私の生まれ故郷であるバスクを発見してほしいと思います。バスク語という言語、そしてバスクの風景をです。映画館で皆様を待っています。『ミツバチと私』は2024年1月5日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ミツバチと私 2024年1月5日より新宿武蔵野館、 ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開© 2023 GARIZA FILMS INICIA FILMS SIRIMIRI FILMS ESPECIES DE ABEJAS AIE
2023年11月15日杉咲花が痛ましいほどの過酷な家庭環境で育ちながらも“生き抜くこと”を諦めなかった女性を演じる、主演最新映画『市子』。第28回釜山国際映画祭ではコンペティション部門であるジソク部門に正式出品されたことに続き、第36回東京国際映画祭でも正式出品され話題を呼んだ。全国公開を前にいち早く鑑賞した映画ファンからは、「観終わった後は市子のことばかり考えてしまう」「演ずることを超越したかのようなリアリティ」「市子と市子を取り巻く人間模様が胸に突き刺さる」といった声が上がり、国内外から高く評価され、今後の公開に期待が高まっている。さらに、この秋冬は本作同様、映画祭で世界を賑わせた日本映画が続々と公開される。実際に起きた障がい者殺傷事件をモチーフにしている『月』、さらに朝井リョウのベストセラーを映画化した『正欲』と、いずれも現代に生きる我々の心を大いに揺さぶり訴えかける作品たち。国内の映画賞レースの流れもこれから本格化していくが、監督、スタッフ、キャストらによる並々ならぬ覚悟で制作されたこれらの衝撃作が注目を集めるはず。これを観ずして今年は終われない、映画ファン必見の3作品を紹介する。2023年、世に問う大問題作が放たれるーー『月』全国公開中第28回釜山国際映画祭 正式出品実際の障がい者殺傷事件を題材にした辺見庸の小説「月」(角川文庫刊)を、『舟を編む』『茜色に焼かれる』『愛にイナズマ』などの石井裕也監督が映画化。『新聞記者』や『空白』『ヴィレッジ』などを手掛けてきた故・河村光庸が企画・エグゼクティブプロデューサーを務めた。社会が、そして個人が問題に対して“見て見ぬふり”をしてきた現実をつまびらかに描く。本作が世に放たれることは、「映画」という刃が自分たちに向くということを意味する。“書けなくなった”元・有名作家・堂島洋子(宮沢りえ)は、深い森の奥にある重度障がい者施設で働き始める。洋子は他の職員による入所者への心ない扱いや暴力を目の当たりにするが、それを訴えても聞き入れてはもらえない。そんな世の理不尽に誰よりも憤っているのは、さとくん(磯村勇斗)だった。彼の中で増幅する正義感や使命感が、やがて怒りを伴う形で徐々に頭をもたげていくーー。傑作か、問題作か――観る前の自分には戻れない『正欲』全国公開中第36回東京国際映画祭 最優秀監督賞・観客賞W受賞第34回柴田錬三郎賞を受賞した朝井リョウによる長編小説を、『あゝ、荒野』『前科者』の岸善幸監督が映画化。ある事件をきっかけに、まったく関わりがないかと思われた人物たちの人生が交錯していく様を描く。誰ともつながれない、だからこそ誰かとつながりたい、とつながり合うことを希求する彼らのストーリーは、この世界で生き延びるために大切なものを、強い衝撃や深い感動とともに提示する。いま、この時代にこそ必要とされる、心を激しく揺り動かす痛烈な衝撃作が誕生した。横浜に暮らす検事の寺井啓喜(稲垣吾郎)は、息子が不登校になり、教育方針を巡って妻と度々衝突している。広島のショッピングモールで販売員として働く桐生夏月(新垣結衣)は、実家暮らしで代わり映えのしない日々を繰り返していたなか、中学のときに転校していった佐々木佳道(磯村勇斗)が地元に戻ってきたことを知る。ダンスサークルに所属し、準ミスターに選ばれるほどの容姿を持つ諸橋大也(佐藤寛太)。学園祭のダイバーシティをテーマにしたイベントで、大也が所属するダンスサークルの出演を計画した神戸八重子(東野絢香)はそんな大也を気にしていた…。川辺市子の魂の叫びが、心に突き刺さる『市子』12月8日全国公開第28回釜山国際映画祭/第36回東京国際映画祭正式出品本作は、監督の戸田彬弘が主宰する劇団「チーズtheater」旗揚げ公演作品でもあり、サンモールスタジオ選定賞2015では最優秀脚本賞を受賞した舞台「川辺市子のために」が原作。観客から熱い支持を受け2度再演された人気の舞台が映画化された。過酷な宿命を背負った、ひとりの女性の切なくも壮絶な人生を描く唯一無二の衝撃作だ。市子は、3年間一緒に暮らしてきた恋人の長谷川義則(若葉竜也)からプロポーズを受けた翌日に、忽然と姿を消す。長谷川が行方を追い、これまで彼女と関わりがあった人々から証言を得ていくと、切なくも衝撃的な事実が次々と浮かび上がる…。市子の人生を狂わせた悲しき宿命。名前を変え、人を欺き、社会から逃れるように生きてきた。なぜ、彼女はこのような人生を歩まなければならなかったのか?市子が、幸せな暮らしを手放しても手に入れたかったものとは――。抗えない境遇に翻弄された市子の壮絶な半生を、主演の杉咲さんが凄まじい熱量で体現。これまでも演技力に定評があった杉咲さんだが、鑑賞したマスコミ関係者からは「女優としての本領発揮」「本作が代表作となるのは間違いない」と言わしめるほど圧巻の演技を披露、芝居を超えて役を生き抜く姿がスクリーンに映し出される。『市子』は12月8日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:正欲 2023年11月10日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開ⓒ 2021 朝井リョウ/新潮社ⓒ 2023「正欲」製作委員会月 2023年10月13日より新宿バルト9、ユーロスペースほか全国にて公開(C)2023『月』製作委員会市子 2023年12月8日よりテアトル新宿、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開©2023 映画「市子」製作委員会
2023年11月11日バーチャルな世界で学園生活を楽しむオンラインコミュニティ「キャラフレ」では、秋の学園祭『2023翔愛祭』を開催します。ユーザーイベントの祭典『2023翔愛祭』には、45のユーザー団体および外部参加団体が出展いたします。ゲーム開発を手がける株式会社エイプリル・データ・デザインズ(本社:東京都世田谷区。代表取締役:濱田功志。以下、エイプリル。)は、ブラウザで手軽に楽しめる、多人数参加型学園コミュニティ「キャラフレ」( にて、秋の学園祭『2023翔愛祭』の開催をお知らせします。キャラフレ - charafre.net : キャラフレ|2023翔愛祭秋の学園祭『2023翔愛祭』■ 開始/終了日程11月11日(土) 21:00 ~11月26日(日) 21:00□ 開会式11月11日(土) 21:00~□ 閉会式11月26日(日) 21:15~出展内容のご紹介体育館ステージイベント翔愛学園の体育館では、参加団体によるトークやライブが連日開催されます。11月11日(土) 21:00から行われる開会式に続いて、出展団体の開会宣言を紹介する『CSSSWWML(不夜城!カメ研。)』や、著作権の切れた往年の名曲を鑑賞する『童謡・唱歌友の会♪&Classical Music友の会♪』など、18団体のステージが予定されています。キャラフレ・ライブイベント : スペシャルゲスト『秋廣優莉恵』さんが、アバターでライブに登場11月18日(土) 20:00~秋廣優莉恵『秋廣優莉恵』千葉県佐倉市出身1st 写真集「Too...Love」はトップ28位を記録した。CD、写真集共に売り上げは好調を見せている。歌、トーク、モデルとマルチに活動を行う。宮城県歌謡作家協会主催作品発表会ではゲストをつとめた。また地域との関わりも深め鹿島田商店街の催しに積極的に参加している。今冬から来春までにタイアップ写真集発売予定。<リリース実績>1st Single「Too say,もうLove...」2nd Single「流星のフルーレ」<写真集>「Too…Love」「1.5」運動場テントブース翔愛学園の運動場テントでは、主に臨海パークで活動を行っているサークル団体が出展致します。栃木県足利市の広告代理店『いいね!プロジェクト推進委員会』や、キャラフレの紹介動画を制作しているユーザー団体『「みんなで育てるキャラフレ」同盟』など14団体がブースを構えます。校舎内部活ブース翔愛学園の校舎内で、普段授業が行われる教室がある東棟では、学園内で部活動を行っている団体が出展致します。自分たちで撮影したかわいい猫の写真をスライドショー形式で展示する『ねこねこ写真館』。キャラフレ内で遊べるオリジナルのミニゲームを多数展示している『ミニゲーム制作同好会』など、32団体が出展致します。以上 全47団体が出展キャラフレとは『キャラフレ』は、webブラウザで動作する学園生活コミュニティゲームです。プレイヤーはオンライン上の仮想学園、『翔愛学園』の生徒となり、ゲーム内のキャラクターや、ゲームに参加する他のプレイヤーとの出会いを通じて、学園生活を疑似体験することができます。webブラウザで動作するため、特別なアプリケーションをインストールする必要が無く、ノートPCやタブレット、スマートフォンでも快適に遊ぶことができます。学園生活コミュニティ「キャラフレ」キャラフレの特徴・「多人数同時参加型2Dアドベンチャーゲーム」という、独自システムを開発・採用。・2Dアドベンチャーゲームのシステムと多人数参加型オンラインゲームのシステムを融合。・“天使の羽”を集め、無料ポイントと交換。・チャット未経験者でもコミュニケーションを楽しめるゲームチャット。・豊富で個性的な登場人物。・たくさんの髪型や表情、細かく描き込まれたコスチュームなどで個性を演出。タイトル概要サービス名称:キャラフレURL: 対応ブラウザ:Microsoft Edge、Chrome、FireFox等主要なブラウザに対応価格:基本無料プレイ・アイテム課金開発:株式会社エイプリル・データ・デザインズ 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年11月10日「都会で生きながら、ゆったりした時間と森の中で静かに呼吸しながら生きる人だと思った」10月23日、東京国際映画祭が開幕。日本で初披露された映画『PERFECTDAYS』で演じた主人公について、そう語ったのは役所広司(67)。「『PERFECTDAYS』は世界的巨匠のヴィム・ヴェンダース監督の作品です。渋谷で働くトイレ清掃員・平山を演じた役所さんは、5月にカンヌ映画祭で最優秀男優賞を受賞。ニューヨークでの上映も好評でした。また、この作品は来年のアカデミー賞国際長編映画賞の対象となる日本代表作品にも選ばれています。役所さんが出演し、7月期に放送されたドラマ『VIVANT』(TBS系)も、海外から注目を集めています。10月にフランスのカンヌで開催された世界最大級のコンテンツ見本市『MIPCOM』でグランプリを受賞しました。役所さんの国際的な評価も急激に高まっているのです」(映画関係者)67歳での快挙に、役所も自信を深め、俳優業への情熱をさらに強めているという。役所の仕事関係者はこう証言する。「9月に、役所さんと数人の仕事仲間たちが食事会を開いたのです。『VIVANT』の演技に手ごたえを感じていたのか、意気軒高でした。繰り返し語っていたのは、『これからはおカネではなく、自分も刺激を受けることができるプロデューサーや監督と仕事をしていきたい』ということ。そして『ハリウッドでは、やり残したことがあるし、また挑戦してみたいんだ』と、力強く話していました」役所にとってハリウッド・デビューは、ほろ苦い思い出になっていたという。「’05年の映画『SAYURI』はチャン・ツィイーやコン・リーなど、アジアを代表する俳優たちが出演した話題作でした。しかし役所さんは英語のオーディションにも苦戦。監督の小言を受けてしまったとも報じられています。同じ作品に出演していた渡辺謙さんは、その後も『インセプション』『GODZILLA ゴジラ』など、次々とハリウッド作品に出演していますから、じくじたる思いを抱いたのではないでしょうか」(前出・映画関係者)それから18年、挫折を乗り越え、“ハリウッド再挑戦への怪気炎”を上げるまでにいたった役所。英語力を磨くとともに、語学に頼らない演技力も培い続けたという。’19年の日中合作映画『オーバー・エベレスト陰謀の氷壁』に出演した際、彼はこう語っている。《語学ができたら言葉での表現の幅は広がるでしょう。でも、言葉とは別に、キャラクターの空気や風格で伝わるものがあります。それをシチュエーションに合わせて表現できれば、世界中の人たちに伝わる》(朝日新聞DIGITAL・’19年11月12日)演技の新たな地平を切り開いた彼が“世界のヤクショ”と呼ばれる日も近い。
2023年11月03日バーチャルな世界で学園生活を楽しむオンラインコミュニティ「キャラフレ」では、秋の学園祭『2023翔愛祭』を実施します。ユーザーイベントの祭典・秋の学園祭『2023翔愛祭』には、45のユーザー団体および外部参加団体が出展いたします。ゲーム開発を手がける株式会社エイプリル・データ・デザインズ(本社:東京都世田谷区。代表取締役:濱田功志。以下、エイプリル。)は、ブラウザで手軽に楽しめる、多人数参加型学園コミュニティ「キャラフレ」( にて、秋の学園祭『2023翔愛祭』の出展団体をお知らせします。キャラフレ - charafre.net : キャラフレ|2023翔愛祭秋の学園祭『2023翔愛祭』■ 開始/終了日程11月11日(土) 21:00 ~11月26日(日) 21:00□ 開会式11月11日(土) 21:00~□ 閉会式11月26日(日) 21:15~出展団体のご紹介運動場テントブース・「みんなで育てるキャラフレ」同盟・あいはら部・スクリプト研・カリッシュ事務局・翔栄モード研究所・ネコミミクオリティーズ・Aⅲ’s(アイス)・クイズ研究会・「GCC」・CSSSWWML(タブン…カメ研?)・CCA~シュシュエール~・辻蔵さんが好きなことをするサークル・舞龍総合事務局・いいね!プロジェクト推進委員会校舎内部活ブース・ねこねこ写真館・童謡・唱歌友の会♪ & Classical Music友の会♪共催・ミニゲーム制作同好会・小梅の学園祭ゲート展示室・ネットラジオDJ部・スライド制作部・翔愛学園鉄道友の会・ぱんだんすを広める会・ナッツ&プティン部・「学校」「虹の足」制作委員会・エッセイのようなものを出展しようとする部・天文部&天文部・七夕イベント製作委員会・翔愛さんぽ倶楽部・ゆどうふ・写真同好会・TMG (Towahara Music Gallery)・オリジナルイラストの会・CRF48・ゲーム実況部・一条 蜜希(キャラフレユーザーアイドル)・天使研究会(仮)・黒ノ州~クロノス~・ストーンマニア協会・おいでよ♪なぞ部・キャラフレインディーズ (CFI)・翔栄交通研究会・765プロダクション・弁当屋!ほか弁・ゆかり王国 翔愛支部・ハピネス事務局・愛を求めるハリセンうさぎ団(アムド)ステージイベント・開会式終了直後~24:00|CSSSWWML(元…カメ研?)・11月12日 (日) 21:00~22:00|童謡・唱歌友の会♪&Classical Music友の会♪・11月17日 (金) 23:00~24:00|天使研究会(仮)・11月18日 (土) 21:00~22:00|TMG (Towahara Music Gallery)・11月18日 (土) 22:00~23:00|一条蜜希・11月18日 (土) 23:00~23:59|ゆかり王国・11月19日 (日) 21:00~22:00|ストーンマニア協会・11月23日 (祝) 22:00~23:00|CRF48・11月24日 (金) 22:00~23:00|CCA~シュシュエール~・11月24日 (金) 23:00~00:00|カリッシュ・11月25日 (土) 21:00~22:00|CCA~シュシュエール~所属・双星 亜美(個人)・11月25日 (土) 22:00~23:00|キャラフレインディーズ(CFI)・11月25日 (土) 23:00~24:00|ネットラジオDJ部以上 全45団体が出展キャラフレとは『キャラフレ』は、webブラウザで動作する学園生活コミュニティゲームです。プレイヤーはオンライン上の仮想学園、『翔愛学園』の生徒となり、ゲーム内のキャラクターや、ゲームに参加する他のプレイヤーとの出会いを通じて、学園生活を疑似体験することができます。webブラウザで動作するため、特別なアプリケーションをインストールする必要が無く、ノートPCやタブレット、スマートフォンでも快適に遊ぶことができます。学園生活コミュニティ「キャラフレ」キャラフレの特徴・「多人数同時参加型2Dアドベンチャーゲーム」という、独自システムを開発・採用。・2Dアドベンチャーゲームのシステムと多人数参加型オンラインゲームのシステムを融合。・“天使の羽”を集め、無料ポイントと交換。・チャット未経験者でもコミュニケーションを楽しめるゲームチャット。・豊富で個性的な登場人物。・たくさんの髪型や表情、細かく描き込まれたコスチュームなどで個性を演出。タイトル概要サービス名称:キャラフレURL: 対応ブラウザ:Microsoft Edge、Chrome、FireFox等主要なブラウザに対応価格:基本無料プレイ・アイテム課金開発:株式会社エイプリル・データ・デザインズ 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年11月02日アジア最大級の映画の祭典、第36回東京国際映画祭が11月1日(水)に閉幕。TOHOシネマズ 日比谷スクリーン12にて『ゴジラ-1.0』の上映とクロージングセレモニーが行われ、セレモニーでは各部門における受賞作品が発表、最優秀監督賞・観客賞で『正欲』が2冠、最優秀女優賞・審査員特別賞で『タタミ』が2冠を受賞。東京グランプリ/東京都知事賞には『雪豹』が選出された。10月23日より開幕した本映画祭は、10日間で上映動員数は7万4,841人、上映作品本数は219本と昨年の第35回との比較では125%以上増加。そのほかのリアルイベント動員数は7万3,081人、海外からのゲストは約2,000人に上った。また、上映本作品における女性監督の比率(男女共同監督作品含む)は22.4%となった(219本中38本、同じ監督による作品は作品の本数に関わらず1人としてカウント)。クロージング作品『ゴジラ-1.0』からは山崎貴監督、神木隆之介、浜辺美波が登壇。神木さんは16年ぶりの本映画祭となり、「この作品がクロージング作品ということでこんなに光栄なことはない」とコメント。「日本を代表し、そして世界でも愛されている『ゴジラ』という存在に関われて、その作品の主役をやらせていただくというのはとても大きなものを背負わなければいけないのかと、というプレッシャーが大きかった」としながらも、「今は、そのプレッシャーというのはなくて、みなさんに愛されている『ゴジラ』という作品をどう楽しんでいただけてどう感じていただけるかを楽しみにしています」と語った。また、浜辺さんは「こんなにも熱のあるイベントだとは思っていなくてかなり驚きました。楽しんでこの初めてのイベントに参加できて嬉しかった」とコメント。『ゴジラ』に出演することは「念願だった」と明かし、「それが叶うということで嬉しさと頑張らなきゃいけないなという気持ちになりまして、皆さんと一緒に共に作品を作る中で、皆さんの今まで培ってきたものを全力で出せるように、胸に飛び込むような気持ちで頑張っていきたいなと思います」と決意を新たにした様子。『ロクサナ』で最優秀男優賞に選ばれたヤスナ・ミルターマスブは、パルヴィズ・シャーバズィ監督に喜びを伝えたいと語りつつ、「ムスリムだろうがクリスチャンだろうがユダヤだろうが関係ないと思います。我々の命の中で一番最低なのは、もちろん戦争ですし、子供がその中で亡くなっていくのはやはりいけないことだと思います、戦争を止めましょう」とコメント。ヤスナ・ミルターマスブイスラエル選手との対戦を避けるため、イラン政府から棄権を強要された女子柔道選手とコーチとの葛藤を描いた『タタミ』で最優秀女優賞を受賞したザル・アミール(共同監督/俳優)は、ビデオメッセージにて「これは私にとって特別で大きな意味をもつ受賞です。イラン人アスリートは常にスポーツと国の間に置かれて恐怖を乗り越え尊厳を失わないようにしています。その立場は私も共感できることばかりでした」と喜びを語る。現在の戦乱について触れ、「この映画は憎しみ合うように育てられた人々の奇跡的な組み合わせにより生まれた物語です。イスラエル(共同監督ガイ・ナッティヴ)とイランの監督が一緒に仕事をするのはとても大変なことです」と話し、「日本で『柔道』という言葉は柔和な道を意味すると聞きました。それこそが私たちが進みたい道です。未来ある唯一の道です。この映画は、普遍的な問題を語っています。憎しみに向き合い敬意を示す勇気をどう持ちうるかです」と力を込めた。『タタミ』審査委員長のヴィム・ヴェンダースは、受賞結果について「15本のコンペティション作品を観てその中から満場一致で東京グランプリと他の5つの賞を選ぶことができました」とふり返ってコメント。審査委員長ヴィム・ヴェンダース監督さらに審査委員記者会見では、「『タタミ』を選んだ理由は、物語の力強さであったり役者たちの演技の力強さであったりと、映画という言語が明確であったというところで、私たちはこの作品が好きでした」と話し、「今回イラン系の女性監督とアメリカ系イスラエル人の監督とが共同制作として一緒に仕事をしたというのはとても良い例になっていると思います。それにより平和というのは実行可能であるということを示していますし、その平和の敵というのはお互いを除外する過激な思想、過激な行動であるということだと思います」と思いを明かした。また、5月に急逝した『雪豹』ペマ・ツェテン監督に代わって賞を受け取ったジョン・ハオ(エグゼクティブ・プロデューサー)は「監督の精神を、意思を継いでこれからも映画を作っていきたいと思います」とコメントした。『雪豹』キャスト・スタッフ第36回東京国際映画祭各賞受賞作品・受賞者<コンペティション部門>■東京グランプリ/東京都知事賞『雪豹』(中国)■審査員特別賞『タタミ』(ジョージア/アメリカ)■最優秀監督賞岸善幸(『正欲』、日本)■最優秀女優賞ザル・アミール(『タタミ』、ジョージア/アメリカ)■最優秀男優賞ヤスナ・ミルターマスブ(『ロクサナ』、イラン)■最優秀芸術貢献賞『ロングショット』(中国)■観客賞『正欲』(日本)■アジアの未来 作品賞『マリア』(イラン)■Amazon Prime Videoテイクワン賞『Gone with the wind』 ヤン・リーピン(楊 礼平)■Amazon Prime Video審査委員特別賞『ビー・プリペアード』 安村栄美■エシカル・フィルム賞『20000種のハチ』(日本公開タイトル『ミツバチと私』)■黒澤明賞グー・シャオガン、モーリー・スリヤ■特別功労賞チャン・イーモウ(シネマカフェ編集部)■関連作品:ゴジラ-1.0 2023年11月3日より全国東宝系にて公開©2023 TOHO CO.,LTD.
2023年11月02日国内最大の文化の祭典である『「清流の国ぎふ」文化祭2024(第39回国民文化祭・第24回全国障害者芸術・文化祭)』と文化部のインターハイである『清流の国ぎふ総文2024(第48回全国高等学校総合文化祭)』が、来年の2024年に岐阜県で開催されます。両文化祭の更なる盛り上がりを醸成することを目的に、2023年11月18日(土)に、『「清流の国ぎふ」文化祭2024 PRイベント~君が明日と呼ぶものを~』を開催します。本イベントは、地歌舞伎の隈取・着イベントイメージ付けの実演や、新庁舎開庁後初となる20階の展望ロビーを夜間開放し、NHK交響楽団メンバーと県内演奏者の奏でる音楽とともに岐阜県の夜景を堪能できるなど、誰もが文化芸術に親しみ、体験できるイベントです。イベントイメージ「国民文化祭」は、本県では平成11年度の第14回大会以来25年ぶり2回目、「全国障害者芸術・文化祭」は平成14年度の第2回大会以来、22年ぶり2回目の開催。また、「全国高等学校総合文化祭」は昭和59年度の第8回大会以来40年ぶり2回目の開催となります。<『「清流の国ぎふ」文化祭2024 PRイベント~君が明日と呼ぶものを~』開催概要>◆開催日時 : 2023年11月18日(土) 13:30~19:30◆開催会場 : 岐阜県庁(ミナモホール、20階清流ロビー、ぎふ結のもり など)◆主なイベント:主なイベント一覧イベントの詳細は下記よりご確認ください。 <『「清流の国ぎふ」文化祭2024 PRイベント~君が明日と呼ぶものを~』イベント紹介>※プログラムより一部抜粋日時:2023年11月18日(土)/入場無料会場:20階清流ロビー◆地歌舞伎の舞台裏~地歌舞伎役者ができるまで~/13:30~16:30隈取イメージ地歌舞伎の隈取・着付を実演します。隈取は歌舞伎独特の化粧方法です。普段は見ることのできない、地歌舞伎役者になるまでの過程を間近でお楽しみください。◆ステージぎふ総文/13:30~16:00ステージぎふ総文清流の国ぎふ総文2024に参加する県内高校生によるステージです。来年40年ぶりに岐阜県で開催される「文化部のインターハイ」に向けて練習を積んだ学生が美しい音色を響かせます。※1階ホワイエでも実施◆美濃和紙あかりアート 岐阜和傘 展示/13:30~19:30岐阜県の和傘美濃和紙を使用したあかりのアートと日本の和傘生産シェア1位を誇る岐阜県の和傘職人が2か月以上手をかけて手作りする繊細な岐阜和傘を各所に展示。日没後は、あかりを点灯し、清流ロビーを彩ります。◆夜景~night view~/日没~19:30 ※清流ロビー初めての夜間開放清流ロビーからの夜景NHK交響楽団メンバーと県内演奏家が奏でる音楽とともに岐阜県の夜景をお楽しみいただくスペシャルなひとときです。2023年1月に開庁した「清流ロビー」は、約90メートルの高さから360度の夜景を見渡すことができます。ゲストとしてオカリナ奏者の宗次郎氏も出演。癒しの時間をお過ごしください。◆アクセス方法 ※お越しの際は、できるだけ公共交通機関をご利用ください会場:岐阜県庁(〒500-8570 岐阜県岐阜市薮田南2丁目1番1号)【公共交通機関をご利用の場合】JR西岐阜駅よりバスで約10分、JR岐阜駅よりバスで約20分【車をご利用の場合】名神高速道路岐阜羽島ICから約20分、東海北陸自動車道岐阜各務原ICから約20分※庁舎駐車場をご利用ください。なお、駐車台数には限りがありますので、ご注意ください。<【参考】『「清流の国ぎふ」文化祭2024』とは>「清流の国ぎふ」文化祭2024「清流の国ぎふ」文化祭2024とは、第39回国民文化祭と第24回全国障害者芸術・文化祭の統一名称で、各種の文化活動を全国規模で発表・共演・交流する祭典です。期間中は県内全42市町村で300を超える文化イベントを開催します。◆開催期間 : 2024年10月14日(月・祝)~11月24日(日)の42日間◆キャッチフレーズ: ともに・つなぐ・みらいへ~清流文化の創造~◆詳細URL : <【参考】『清流の国ぎふ総文2024』とは>清流の国ぎふ総文2024全国高等学校総合文化祭は、全国の高校生による芸術文化活動の祭典です。総合開会式やパレードからなる開会行事から始まり、19の規定部門と3つの協賛部門で発表・展示・競技などが行われます。全国から約2万人の高校生が集い、約10万人の観覧者が訪れる、国内最大規模を誇る「文化部のインターハイ」です。◆開催期間: 2024年7月31日(水)~8月5日(月) の6日間◆規定部門: 演劇、合唱、吹奏楽、器楽・管弦楽、日本音楽、吟詠剣詩舞、郷土芸能、マーチングバンド・バトントワリング、美術・工芸、書道、写真、放送、囲碁、将棋、弁論、小倉百人一首かるた、新聞、文芸、自然科学 (19部門)◆協賛部門: 特別支援学校、郷土研究、花いけバトル (3部門)◆詳細URL: ~『清流の国ぎふ総文2024』プレ大会が開催中!~2023年10月15日(日)、『清流の国ぎふ総文2024』プレ大会の開会行事(総合開会式・パレード)が開催されました。総合開会式は岐阜市の長良川国際会議場にて開催され、県内の高校生ら約350人が参加しました。パレードでは、岐阜メモリアルセンター周辺道路で約600人の高校生たちがパレードをしました。プレ大会はリハーサル的な位置づけとして開催されるもので、大会の企画・運営等を担う県内の高校生から成る生徒実行委員会が中心となって実施します。各部門のプレ大会は、2023年12月まで開催されます。参加した県内の高校生たち大会イメージソングを合唱する生徒<【参考】岐阜県で大切に受け継がれてきた伝統文化の紹介>岐阜県は、古来、山紫水明の自然に恵まれ、世界に誇る伝統と文化を育んできました。豊かな森を源とする「清流」は、県内をあまねく流れ、里や街を潤し、飛騨の木工芸、美濃和紙、関の刃物、東濃の陶磁器など匠の技を磨くとともに、千有余年の歴史を誇る鵜飼などの伝統文化を育み、大切に受け継がれています。また、古くから交通の要衝・東西文化の結節点であったことから、様々な交流を通じて、祭り・踊り・地芝居など、地域に根付いた多彩な文化が生まれ、今なお大切に受け継がれています。◆地歌舞伎地歌舞伎江戸時代から地元の素人役者たちによって神社の祭礼や芝居小屋などで演じられてきた地域に根付いた歌舞伎のことを、岐阜県では地歌舞伎と呼んでいます。岐阜県には歴史ある芝居小屋が9軒現存しているほか、30を超える地歌舞伎保存団体が活動し、江戸時代から伝わる演目や振付が今もなお人々の手によって大切に受け継がれ演じ続けられています。 ◆郡上踊郡上踊郡上踊は、例年7月中旬~9月上旬までの間、30数夜にわたって岐阜県郡上市八幡町市街地一帯で行われる盆踊りで、日本三大民謡踊りのひとつです。特に、8月13日~16日の4日間でおこなわれる徹夜おどりは、全国から毎年多くの踊り客達が集い、浴衣姿で下駄を鳴らし、観光客も地元の人もひとつ輪になって翌朝まで夜通し踊ります。1996年に国重要無形民俗文化財に指定され、2022年にはユネスコ無形文化遺産に登録されました。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月02日稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗、佐藤寛太らが出演する、朝井リョウ原作映画『正欲』が、「第36回東京国際映画祭」コンペティション部門観客賞&最優秀監督賞をW受賞した。家庭環境、性的指向、容姿――様々に異なる背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのか、というテーマを炙り出していく衝撃的な物語を、原作とは違い、ある種のラブストーリーとして、『あゝ、荒野』『前科者』の岸善幸監督と脚本家・港岳彦が映画化。稲垣さん主演映画の本映画祭での観客賞受賞は、『半世界』(阪本順治監督)、『窓辺にて』(今泉力哉監督)に次ぐ3度目となり、本映画祭が開催されて以降、主演作が3度の観客賞を獲得するのは初めてとなった。また岸監督は、初の国際映画祭コンペティション部門出品にして、監督賞受賞というこちらもWの快挙。プレゼンターのアルベルト・セラ監督は本作を「ソーシャルメディアに支配された社会のなかで、アイデンティティを確立することの難しさ、複雑さを描き出した」と評した。授賞式に出席した岸監督は、「東京国際映画祭の審査員のみなさん、本当にありがとうございます。この作品は『すべてのひとが自由で自分を偽らずに生きていける社会とは何か』ということを問いかけています。日本のみならず世界中が自分のアイデンティティを確立するのがなかなか難しい時代です。この映画を観て『多様性』の意味を考えていただけたら嬉しいです。素敵な賞をいただけて幸せです」とメッセージ。妻と息子と3人で暮らす検察官・寺井啓喜を演じた稲垣さんは「東京国際映画祭で『正欲』が監督賞と観客賞をダブル受賞できたことを大変嬉しく思います。岸監督、おめでとうございます」と喜び、ショッピングモールで契約社員として働く桐生夏月役の新垣さんも「監督賞、観客賞、受賞おめでとうございます!作品に関わる一人として本当に嬉しいです」「この受賞をきっかけに映画『正欲』がさらに多くの皆さんに観ていただけること願っています。改めて、おめでとうございます!」とコメントを寄せている。『正欲』は11月10日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:正欲 2023年11月10日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開ⓒ 2021 朝井リョウ/新潮社ⓒ 2023「正欲」製作委員会
2023年11月02日「第36回東京国際映画祭」(TIFF)のクロージングセレモニーが1日、都内で開催され、『正欲』(岸善幸監督/稲垣吾郎主演)が観客賞と最優秀監督賞を受賞した。朝井リョウ氏による小説『正欲』を、監督・岸善幸氏、脚本・港岳彦氏で映画化した本作。稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香を出演者として迎え、家庭環境、性的指向、容姿――異なる背景を持つ人たちを描きながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのかというテーマを炙り出していく。観客賞、さらに最優秀監督賞にも輝き、2度ステージに登壇した岸監督。「4作目の作品ですが、名誉ある賞をいただけてこれからの映画作りの励みになります。これからも頑張っていこうと思います」と語った。そして、「この作品は、多様性の意味を、すべての人が自由で、自分を偽らずに生きていける社会は何かということを問いかけています。なかなか自分のアイデンティティを確立するというのは難しい時代です。この作品を見て多様性の意味を皆さんに考えていただけたら本当にうれしいです」と本作に込めた思いを説明。「これを励みにこれからもいろんな映画をいろんなテーマで作っていきたいと思います」と決意を新たにし、「ありがとうございました」と感謝した。なお、コンペティション部門は、114の国・地域から寄せられた1942本の中から15作品が選ばれ、日本からは『正欲』(岸善幸監督/稲垣吾郎主演)、『曖昧な楽園』(小辻陽平監督/奥津裕也主演)、『わたくしどもは。』(富名哲也監督/小松菜奈&松田龍平主演)の3作品がノミネートされていた。
2023年11月01日東京・丸の内に誕生した新たな映画祭「丸の内映画祭」が、10月28日から30日の3日間、丸ビルホールで開催。記念すべき第1回の今年は、第36回東京国際映画祭のコンペティション部門審査委員長を務める巨匠ヴィム・ヴェンダース監督作品や、今泉力哉をはじめ、国内外から注目を集める日本映画監督の作品など、計7タイトルの上映とトーク・レクチャーが行われた。最終日の30日には、『裸足で鳴らしてみせろ』の工藤梨穂監督と、『ケイコ 目を澄ませて』で第46回日本アカデミー賞の最優秀主演女優賞を受賞した岸井ゆきのによるトークイベントを開催。日本映画界を担う若き映画人の2人が、同日上映されたヴェンダース監督作の『夢の涯てまでも』(ディレクターズカット 4Kレストア版)について、その魅力を語った。工藤梨穂地球の滅亡が近づく中で、主人公のトレヴァー(ウィリアム・ハート)は、父親が発明した装置を使って、世界中を旅して集めた映像を、盲目の母親の脳に送り込もうとしていた。フランス、ドイツ、日本など世界各地でロケが行われた壮大な作品で、詩情豊かな映像、追跡劇、SF的な設定、そして小津作品への深い愛情が結集した287分の超大作だ。工藤監督は「美術1つ1つが世界を作っている。世界観やばっ」とヴェンダース監督のこだわりに驚きの声。本作に限らず「ロードムービーが好き」だといい、「旅の中で、何かをしたいというのがある。青春、かな?」とその理由を説明し、『天国の口、終りの楽園。』(アルフォンソ・キュアロン監督)、『イントゥ・ザ・ワイルド』(ショーン・ペン監督)も好きだと明かすと、岸井は「最高ですね」とうなずいた。岸井ゆきの岸井は『夢の涯てまでも』について、「SFのような、でもすんなり入り込める地続きのSF」とコメント。ヴェンダース監督の最新作で、第36回東京国際映画祭のオープニングを飾った『PERFECT DAYS』も鑑賞したといい、「ヴェンダースの作品は、音が意外な方向から来ることがあって、この作品もそういうシーンがありました。歌を口ずさむシーンでは、アフレコと口の動きが合っていなくて、これもヴィム・ヴェンダースの世界なんだと思った」と独自の批評眼を披露していた。取材・文・撮影:内田涼<開催概要>第1回丸の内映画祭会期:10月28日(土)・29日(日)・30日(月)会場:丸ビルホール10月28日(土)15:00~『ハッシュ!』『ちひろさん』2本立て19:45~今泉力哉監督ビデオトーク10月29日(日)12:00~『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』14:30~『リスボン物語』17:00~『東京画』18:45~「小津安二郎とヴィム・ヴェンダース」特別講義10月30日(月)12:00~『夢の涯てまでも』ディレクターズカット4Kレストア版、『裸足で鳴らしてみせろ』2本立て19:10~工藤梨穂監督+岸井ゆきの対談
2023年10月31日三島アートプロジェクト実行委員会(実行委員長=山森達也)は、静岡県三島市を舞台とした市民参加型の芸術祭「三島満願芸術祭2023」を11月11日(土)~26日(日)に開催いたします。初の開催となる「三島満願芸術祭2023」は、市民メンバーが発起人となって立ち上げた「三島アートプロジェクト実行委員会」を中心に、三島市内の空き店舗を会場として、アートを通して街の魅力を伝えていきます。展示作品は、3人の現代アートのアーティストが三島の街に暮らす人々とともにつくりあげた新作です。制作途中のプロセスにも、三島の場所や人が関わっています。また会期中は地域と連携し、三島の街をアートで巡る各種プログラムを実施します。三島満願芸術祭2023<開催期間>11月11日(土)~11月26日(日)<開催時間>月~金:15時~20時土日祝:10時~20時(初日は13時開始/最終日は17時終了)三島満願芸術祭2023 公式ホームページ ●「三島満願芸術祭2023」3つの見どころ(1) 三島のリサーチに基づく現代アートの新作展示絵画やインスタレーション、映像など、多様なメディアで活躍するアーティストたちが、三島を切り口とした新作を発表します。作品展示は、アーティストが市民メンバーとともに街を歩き、映像を撮影し、三島に暮らす人々の協力のもとで制作されました。作品展示の会場は、すべて歩いて巡ることができます。本芸術祭の会場が位置する商店街の街並みや、生活のそばにある豊かな三島の自然も合わせてお楽しみください。(2) 多様なプログラムの展開三島にまつわる歴史や文化を出発点とした多様なプログラムを実施します。ワークショップやイベントは、三島ならではの資源を活用した本芸術祭だけのスペシャルな企画です。作品展示とあわせてワークショップやイベントに参加することで、本芸術祭をより深く味わうことができます。三島に暮らすメンバーで企画されたプログラムも、見どころのひとつです。(3) 三島の街の魅力を知る展示作品だけでなく、市民による三島の街歩きやトークで、三島の魅力をより深く知ることができます。会場は、アート散歩としても歩いて移動のしやすいところに位置しています。アート作品やワークショップを通じて街をめぐりながら、三島のユニークなカフェや居酒屋をめぐるのもいかがでしょうか。●展示コンセプト― 個の物語が「公」となるとき、公の物語が「個」となるとき三島満願芸術祭は、この街を、アートを介して見つめ直し、街の中にひそむ問いにクリエイティブに応答していくものです。三島で書かれたという太宰治の『満願』。作者は語り手の「私」といわれています。作中で繰り広げられる三島を舞台とした光景は、読み手に確かな日常を想像させ、生きることのたくましさと矛盾を思い出させてくれるものです。三島にはそんな物語を書かせた文化的背景が残っています。街がもつ固有の物語とアーティストの視点を交差させ、市民とアーティストの協働でつくりあげる作品は、「今・ここ」という物語を積み重ねていきます。単なる個の物語にとどまらず、多くのひとと共有していく。ひとりひとりの願いをかなえるように、新たなナラティブを創出します。(アーティスティック・ディレクター 戸塚愛美)●アーティスト/作品展示3人のアーティストによる三島のリサーチに基づく現代アートの新作を展示します。<辻梨絵子>辻梨絵子会場:Q鈴木商店(三島市広小路町1-31)集まった方とともにビーズで編み上げた富士山のカーテン。かつてタバコの看板が残る雑貨屋として市民に愛されていた会場は、富士山モチーフのビーズがきらめく空間に生まれ変わります。作家が三島を訪問する前/後の印象を出発点とし、集まった市民メンバーと三島の街から見える富士山を探して練り歩き、イメージを構築していきました。三島の人の暮らしを見つめ直し、見過ごされがちなものに光を当てていきます。- 辻梨絵子 Rieko Tusji1991年東京生まれ。京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)美術工芸学科現代美術・写真コースを卒業し、東京藝術大学大学院美術研究科グローバルアートプラクティス専攻修了。在学中にチューリッヒ芸術大学・バウハウス大学へ交換留学。作家の活動は、主に作家の個人的な体験やあまり有名でない神話・伝説などの物語から着想されることが多い。作品を通じて人々にあまり認識されていない価値観や思想などを、鑑賞者と共有するのが彼女の制作の目的のひとつ。<古川諒子>古川諒子会場:Q後藤ガラス(三島市芝本町7-1)ことばを切り刻んで分解し、あらたに並べ直した後に、絵画作品としてイメージを紡ぐ手法で知られる古川諒子。集まった方とともに「三島の言葉集め」を行い、実際にテキストを解体し再構築するプロセスを経た絵画作品を展示します。三島に暮らす人々の日常のメモや日記も、作品の素材となっています。三島の言葉から生成された、やわらかな絵画の空間をお楽しみください。- 古川諒子 Ryoko Furukawa1994年生まれ。2020年広島市立大学芸術学部油絵専攻卒業、22年広島市立大学大学院芸術学研究科油絵研究博士前期課程修了。作品とタイトルの相互関係に着目し、タイトルの生成を起点に絵画を制作している。主な個展に、「火星にコンピュータの本は2つしかない」(ARTDYNE、東京、2023)、「太平洋は銀製」(ヒロセコレクション、広島、2023)、「回る羽根を切る貼る」(MONO.LOGUES、2022、東京)。滞在制作に「ニュー・リアリティ」(アートギャラリーミヤウチ、広島、2021)<山本篤>山本篤会場:Qたまるや1F(三島市本町1-32)芸術祭の名前にもなっている太宰治の『満願』からインスピレーションを受けた映像作品と笑栄通商店街を舞台としアートの力で商店街のシャッターが次々と開いていく、コミカルでハートフルな映像作品を展示します。作品を通じて、個のみならず公の物語を交差させ、この街で暮らすことを再考していきます。- 山本篤 Atsushi Yamamoto1980年東京都生まれ。多摩美術大学絵画学科卒業後、2003年に単身ベルリンへ渡り映像制作を始め、これまでに250本以上の作品を制作している。生真面目なまでに日常生活の中で制作を実践し続ける姿勢は、勤め人として、父親として生活を営む現在でも変わらない。主な展覧会に「MY HOME IS NOT YOUR HOME」シュウゴアーツ(2022)、「祈りのフォーム」Art Center Ongoing(2020)、「どう生きるか #2 六本木にて」シュウゴアーツ(2018)、「MAMスクリーン07」森美術館(2017-18)、「国立奥多摩映画館」国立奥多摩美術館(2016)など●関連イベント作品展示を行うアーティストによるワークショップや、三島満願芸術祭2023ならではの三島の街を主題にした関連イベントを開催します。三島満願芸術祭2023をより深く味わうことができるプログラムです。<三島をめぐる3つの詩のワークショップ/カニエ・ナハ(詩人)>三島をめぐる3つの詩のワークショップ三島の新芸文「はめ字文」、三島生まれの詩人・大岡信の「連詩」、三嶋暦と水の流れ(喩としての時間)をテーマとし、参加者とともにインフラとしての文学を再考し、三島ならではの詩を紡いでいきます。1. mangan篇/三島の詩のかたちとあそぶ 11月12日(日)10時~12時2. oriori篇/「うたげと孤心」に詩をまなぶ 11月19日(日)13時~15時3. seseragi篇/三嶋暦と水の流れに詩を描く 11月25日(土)10時~12時4. yuukoku篇/三島の詩のかたちとあそぶ 11月25日(土) 15時~17時・参加費 :無料・お申し込み方法:ウェブサイトをご覧ください<映像作品鑑賞会 ―山本篤のマージナルな世界―/山本篤>映像作品鑑賞会 ―山本篤のマージナルな世界―作品展示作家の山本篤による過去の映像作品の上映会。参加した方とともに対話を行いながら、アーティスト山本篤の作品を鑑賞していきます。知れば知るほど謎に包まれる時間をお楽しみください。・11月26日(日)14時~15時30分・参加費:無料・事前申し込み不要<見えない風景を描く ―私の風景を伝える・相手の風景を聴く/灰原千晶>見えない風景を描く ―私の風景を伝える・相手の風景を聴く自分のいるところからは、ひとつの景色しか見ることができません。他の人が見ている風景を、お互いの言葉を使って探り、作品として表現していきます。・11月26日(日)15時~17時・参加費 :無料・お申し込み方法:ウェブサイトをご覧ください<絵画ワークショップ:にじみの中から、かたちを探る/古川諒子>絵画ワークショップ:にじみの中から、かたちを探る画家・古川諒子の扱うステイニングという技法。ステイニングとは、キャンバスに薄く溶いた絵具で直接描く技法を指します。本ワークショップは、三島由来の言葉の持つイメージから、実際にステイニングをつかって、参加者それぞれが作品を制作していきます。画面に広がる揺らぎを観察しながら、色彩と染みのかたちから美しさや面白さを発見していきます。・11月18日(土)16時~18時・参加費 :500円(材料費)・お申し込み方法:ウェブサイトをご覧ください※汚れてもいい服装、またはエプロンなどをお持ちの上、お越しください。●オープニング トークセッション芸術祭のアーティスティックディレクターや参加アーティストから本展のコンセプトや作品にまつわる制作プロセスをお話します。また、今回初めての試みとなる芸術祭の立ち上げにあたり、三島の街からみたアートの関わりを三島の街の人々とともに探っていきます。・日時 :11月11日(土)13~14時・場所 :佐藤塾(三島市本町13-2)・ゲスト:豊岡武士(三島市長)、西原宏夫(三島市観光協会会長)、坪井則子(佐野美術館館長)・申し込み不要(ライブ配信予定)・報道関係者に限らず、どなたでもご参加いただけます。【開催概要】名称 :三島満願芸術祭2023開催期間 :2023年11月11日(土)~26日(日)開催時間 :月~金 15時~20時/土日祝 10時~20時(初日は13時開始/最終日は17時終了)作品展示会場 :●Q鈴木商店(三島市広小路町1-31)●Q後藤ガラス(三島市芝本町7-1)●Qたまるや(三島市本町1-32)その他プログラム・イベントは街中各所で開催インフォメーション:MITOWAみしま1F特設会場(三島市一番町17-1)入場料/視聴料 :無料 ※ワークショップ等は一部有料主催 :三島アートプロジェクト実行委員会後援 :三島市、三島市教育委員会、三島市観光協会、三島商工会議所支援 :アーツカウンシルしずおか 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月27日俳優の稲垣吾郎が25日、都内で開催中の「第36回東京国際映画祭」(TIFF)内で行われた映画『正欲』(11月10日公開)のワールドプレミア舞台挨拶に、新垣結衣、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香、岸善幸監督とともに登壇した。コンペティション部門に選出されている『正欲』は、朝井リョウ氏による同名小説が原作。家庭環境、性的指向、容姿――異なる背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのかというテーマを炙り出していく。検察官として横浜検察庁に務め、妻と息子と3人でマイホームに暮らす主人公・寺井啓喜を演じた稲垣は、「大きな覚悟が必要な役を皆さん演じた。それが報われるような形で監督が素晴らしい作品に仕上げてくださって感謝しています」と語った。稲垣の主演作は同映画祭で観客賞を2度受賞。2018年は『半世界』、2022年は『窓辺にて』で受賞した。稲垣は、主演作が再び東京国際映画祭で上映されることが決まったときの心境を聞かれると、「うれしかったですね。またこの場所に帰ってこられたというのは光栄に思っています。東京国際映画祭は映画を愛するみんなにとって特別な場所。世界中の人に見ていただけるこういう機会は本当にうれしく思っています」と喜びを述べ、「ちょっとドキドキしますね。皆さんに見ていただくのが初めてなので、早く皆さんが見終わったあとの声が聞きたいです」と笑顔で話していた。
2023年10月25日六甲山観光株式会社(本社:神戸市 社長:寺西公彦)は、現代アートの芸術祭「六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond」を11月23日(木・祝)まで開催しています。本芸術祭は、神戸・六甲山上で2010年から毎年開催してきましたが、14回目を迎える今年は、招待アーティストの拡充や芸術祭の象徴となる拠点づくり・一部作品の展示期間の延長、各会場を繋ぐトレイル(遊歩道・山道など)沿いへのアート作品展示、こどもたちがアートに触れ合える機会の創出といった新施策により内容を大幅に拡充しています。その中のこども施策の一つとして、ワークショップ「1日こどもキュレーター」を開催します。実際に「六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond」を企画・展示しているキュレーターが講師となり、芸術祭におけるキュレーターの役割や仕事について伝えるとともに、一緒にプランを考え展示を組み立てていきます。本企画によって、参加者が一般的な視点だけではなく、異なった観点からアートを体験するきっかけになればと考えています。このような次世代の文化芸術の担い手を育てていく取り組みは、芸術祭として果たすべき重要な役割であると考え、今回のワークショップを実施します。◆キュレーターとは博物館・美術館などの、展覧会の企画・構成・運営などを行う専門職。またその展示を通して社会に対する教育活動も行っており、学芸員とも呼ばれます。◆ワークショップ開催概要芸術祭のキュレーターの仕事を疑似体験していただくワークショップ。風の教会エリアの作品の中から、3作品を選んで、展示室の模型の中に各自で考えた展示プランに沿って展示を行います。最後はその展示プランについて発表してもらいます。【企画名】六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyondこども施策ワークショップ「1日こどもキュレーター」【日時】11月4日(土)、11月12日(日)、11月18日(土)12時50分集合~15時45分終了予定【会場】旧六甲スカイヴィラ本館1階【講師】六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyondのキュレーター【対象】小学校3年生~6年生【人数】各日8名【参加】おさえるネットで事前予約制(前日まで予約可能)URL: 【料金】無料 ※当日有効な六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond鑑賞パスポートが必要です。※完成した展示模型は、六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond会場(旧六甲スカイヴィラ本館1階)に展示いたしますが、ご希望の方は会期終了後に着払いにて発送いたします。◆ワークショップの流れ(1)芸術祭のキュレーターの仕事について話を聞く。(約10分)▼(2)キュレーターと一緒に風の教会エリアの作品を見て回る。(約45分)▼休憩▼(3)展示作業。(約60分)・3作品を選ぶ。・展示プランを考える。・展示室の模型展示を行う。▼(4)参加者全員の前で展示についてそれぞれ発表。(1人2~3分程度)◆その他開催予定のこども施策イベント・10月29日(日)土屋さやか/ふわふわ もこもこの「まる・さんかく・しかく」ブローチをつくろう!・11月3日(金・祝)橘宣行/タチバナノブユキのプラモアート・11月4日(土)大興印刷ワークショップ/ボードゲームで遊んでみよう・11月5日(日)chockmi(チョクミ)/どうぶつをつくろう・11月11日(土)金野雅美/墨すり体験・落ち葉、草花を配して字を書こう、辻本愛/君だけの異世界人をつくろう・11月12日(日)MIZPAM・MOYA/おおきなキャンバスに絵をかこう・11月19日(日)田岡和也/メンコバトル 天空に導かれし者たち・11月23日(木・祝)柴山水咲/スクラップブックを作ろう《詳細は、次をご覧ください。また上記以外にも、様々なイベントを開催予定です。最新情報は、随時webページ( )にてアップいたします。》◆土屋さやか/ふわふわ もこもこの「まる・さんかく・しかく」ブローチをつくろう!綿がぎっしり詰まった「まる・さんかく・しかく」の形をした布のブローチの中から好きなものを選び、自分で色を塗ったり飾りを付けてオリジナルのブローチを作ります。【日程】10月29日(日)【時間】10:00~16:00 ※受付終了 15:30【場所】風の教会エリア 旧六甲スカイヴィラ【料金】500円【対象】幼児~大人まで ※小学3年生以下は保護者同伴◆橘宣行/タチバナノブユキのプラモアートバラバラになったプラモデルのパーツを使ってアート作品を作るワークショップ。幼児から大人まで参加いただけます。※小学3年生以下は保護者同伴【日程】11月3日(金・祝)【時間】13:00~16:30 ※受付終了 16:00【場所】風の教会エリア 旧六甲スカイヴィラ【料金】1,000円【対象】幼児~大人まで ※小学3年生以下は保護者同伴◆大興印刷ワークショップ/ボードゲームで遊んでみようボードゲームの楽しさを体験するワークショップ。ルールに沿って遊ぶことで学び、考えることで想像力を豊かにします。【日程】11月4日(土)【時間】12:00~16:00【場所】風の教会エリア 旧六甲スカイヴィラ【料金】無料【対象】6歳~大人まで◆chockmi(チョクミ)/どうぶつをつくろう紙を切ったりちぎったり、好きな形にして動物を作ります。どの紙をどんなふうに切り取れば想像どおりの動物ができるのか、頭と手を使って想像力豊かに作るワークショップ。【日程】11月5日(日)【時間】12:00~16:00【場所】風の教会エリア 旧六甲スカイヴィラ【料金】無料【対象】6歳~大人まで◆金野雅美/「墨すり体験」「落ち葉、草花を配して字を書こう」硯で墨を磨り、毛筆で文字を書く本格的な書道を体験します。日々の速度から離れたもうひとつの時間を過ごすワークショップ。【日程】11月11日(土)【時間】12:00~16:00【場所】風の教会エリア 旧六甲スカイヴィラ【料金】無料【対象】6歳~大人まで◆辻本愛/君だけの異世界人をつくろう顔、うで、あし、からだのパーツを組み合わせて、みんなが驚く新異世界人を作るワークショップ。【日程】11月11日(土)【時間】12:00~16:00【場所】風の教会エリア 旧六甲スカイヴィラ【料金】無料【対象】6歳~大人まで◆MIZPAM・MOYA/おおきなキャンバスに絵をかこう50号のキャンバスを並べ、青空のもとでこどもたちと一緒に絵を描くワークショップ。【日程】11月12日(日)※雨天時は11月18日(土)に変更【時間】10:00~16:00【場所】風の教会エリア 旧オリエンタルホテル跡地【料金】無料【対象】6歳~大人まで◆田岡和也/メンコバトル 天空に導かれし者たちおりがみで作るメンコで“マスター田岡”との対戦やトーナメントを行い、「メンコマスター」を決めます。【日程】11月19日(日)【時間】11:00~15:00【場所】六甲ガーデンテラスエリア 見晴らしの塔前【料金】無料【対象】6歳~大人まで◆柴山水咲/スクラップブックを作ろう今日の思い出、もらったチラシ、六甲山の植物など好きなものを自由に貼ってスクラップブックを作ります。【日程】11月23日(木・祝)【時間】12:00~16:00【場所】風の教会エリア 旧六甲スカイヴィラ【料金】無料【対象】6歳~大人まで※上記のイベントのご参加には、当日有効な六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond鑑賞パスポートが必要です。六甲山ポータルサイト リリース 発行元:阪急阪神ホールディングス大阪市北区芝田1-16-1 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月25日日韓共同作品のAmazon Original映画『ナックルガール』が10月25日(水)、開催中の第36回東京国際映画祭にて特別上映され、主演を務める三吉彩花、共演する窪塚洋介と前田公輝、チャン監督が舞台挨拶に立った。本作は、「梨泰院クラス」(「六本木クラス」)などの原作で知られる韓国の企業Kakao発の大人気Webコミック「ナックルガール」を原作にした、日本のAmazonスタジオと韓国の映画制作会社クロスピクチャーズ(Kross Pictures)による日韓共同制作作品。オーディションを経て主演の座を射止めた三吉さんは、「チャン監督とお会いしたときは、私自身が作品をどんな風にかき回し、革命を起こしていけるのか、不安と緊張でぐちゃぐちゃな感情になった」とふり返り、「なので、とてもうれしかったです!」と出演が決まった際の喜びを告白。「世界配信ということで、全世界たくさんの人に見ていただけるので、気合いが入った」と語った。三吉彩花アクション満載の本作でボクサー役を演じるにあたり、クランクインのおよそ半年前から過酷なトレーニングを積み、「初めてボクシングに触れたので、体育館で5~6時間、毎日毎日練習を重ねた。よくやり切れたなと感無量の思い」としみじみ。韓国クリエイター陣とともに、限界に挑み「作品を届けたいという力強い気持ちで、チームワークが生まれた」と両国のコラボレーションに手応えを示した。窪塚洋介犯罪組織のリーダーを演じた窪塚さんは「本当はいい人なんです」と笑いを誘い、チャン監督が、窪塚さんのために映画オリジナルのキャラクターを生み出したことについては、「率直にうれしかったですし、日韓合作でどんな作品が生まれるのか、ワクワクが大きかった」と話していた。一方、主人公の元恋人を演じる前田さんは「正義感が強くて、情に厚い。ずるいところで登場します」と見せ場を語った。前田公輝「この場に立てて、胸がいっぱいです」と喜びを語るのは、韓国映画界の新鋭であるチャン監督。「ここにいる皆さんや、たくさんのキャスト、スタッフが1年余りをかけて、一生懸命に流した汗と努力がスクリーンに染み込んでいる」と力説し、「もしも、面白くないと感じたら、ぜひ周りには内緒にしていただければ」とジョークも忘れなかった。チャン監督【あらすじ】将来有望なボクサーの橘蘭(三吉彩花)は、ある日突然、大切な妹が失踪し自殺したと警察からの知らせを受ける。蘭は警察の検視結果を信じることができず、独自の調査を開始。監視カメラの映像から妹がまだ生きていることを確信する。やがて辿り着いたのは、目的のためには手段を選ばない最大の敵・二階堂陽輝(伊藤英明)や、そのボスである白石誠一郎(窪塚洋介)が牛耳る巨大犯罪組織と、ガレージと呼ばれる無法地帯のコロッセオ。「何が何でも絶対闘う」と決意する蘭は、元恋人の神谷(前田公輝)、頭脳明晰な天才ハッカー・成瀬(細田佳央太)と協力しながら、大切なグローブを外し、ナックル1つで妹を救う壮絶な闘いに身を投じる。Amazon Original映画『ナックルガール』は11月2日(木)よりPrime Videoにて世界独占配信開始。(シネマカフェ編集部)
2023年10月25日第36回東京国際映画祭が10月23日に開幕し、東京ミッドタウン日比谷・日比谷ステップ広場及び日比谷仲通りにて、レッドカーペットセレモニーが行われた。コロナ禍を経て、行動制限が撤廃された今年は、国内外220人を超える豪華ゲストが駆けつけ、10日間にわたる映画の祭典の幕開けを華々しく宣言した。第36回東京国際映画祭は、10月23日(月)~11月1日(水)、日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区で開催。オープニング作品は、ヴィム・ヴェンダース監督の最新作で、主演の役所広司が第76回カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を受賞した『PERFECT DAYS』、クロージング作品は、山崎貴監督による『ゴジラ-1.0』が上映される。『ゴジラ-1.0』に主演する神木隆之介は、共演する浜辺美波、山崎貴監督とともにレッドカーペットの先陣を切り、「このチームで歩けて、光栄に思っています」と誇らしげ。「ゴジラは、日本が世界に誇るコンテンツ」だと力説し、「画面いっぱいに顔がありますので、迫力満点でアトラクションのように楽しんでいただければ」と世界に向けてアピールしていた。世界の国際映画祭で注目された話題作や邦画の最新作などを上映するガラ・セレクション部門には、第80回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で最高賞の金獅子賞を受賞した『哀れなるものたち』(ヨルゴス・ランティモス監督)をはじめ、『ネクスト・ゴール・ウィンズ』(タイカ・ワイティティ監督)、『ほかげ』(塚本晋也監督)、『首』(北野武監督)、『怪物の木こり』(三池崇史監督)など、全14本がラインナップされた。また、今年のコンペティション部門は2023年1月以降に完成した長編映画を対象に、114の国と地域から1942本の応募があった(昨年は107の国と地域から1695本)。審査委員長を務めるヴィム・ヴェンダース監督をはじめ、アルベルト・セラ(映画監督)、國實瑞惠(プロデューサー)、チャン・ティ・ビック・ゴック(プロデューサー)、チャオ・タオ(俳優、プロデューサー)が審査員として、コンペティション部門の全15作品を審査する。日本からは3作品がコンペティション部門に選出されており、そのうちの1作『正欲』に主演する稲垣吾郎は、「華やかな映画の祭典にお招きいただきまして、誠にありがとうございます」と映画ファンや海外からの報道陣も集まる会場を見渡し、感謝の意。「出演者の覚悟が必要とされた作品でしたが、それが報われる作品に育てていただきました」と手応えを示した。関連イベントとして、10月28日(土)~10月30日(月)、丸ビルホールにて「丸の内映画祭」が開催される。記念すべき第1回は、ヴェンダース監督にフォーカスし、その代名詞とも言えるロードムービーや、珠玉のドキュメンタリーの他、ヴェンダース監督が敬愛してやまない小津安二郎監督との関わりをドイツの研究者が解説するスペシャル講義も企画。また、次世代に反響し続けるヴェンダース映画の魅力を、新鋭の映画監督が語りつくすイベントも行われる。併せて、日本映画企画として「今泉力哉監督 創作の秘密を語る」として、今泉監督の『ちひろさん』と橋口亮輔監督の『ハッシュ!』が2本立て上映される予定だ。取材・文・写真:内田涼■開催情報「第36回東京国際映画祭」期間:10月23日(月)~11月1日(水)会場:日比谷、有楽町、銀座地区で開催公式サイト()オープニング作品:『PERFECT DAYS』(ヴィム・ヴェンダース監督)クロージング作品:『ゴジラ-1.0』(山崎貴監督)「TIFFCOM2023」期間:10月25日(水)~10月27日(金)公式サイト()会場:東京都立産業貿易センター浜松町館「第1回丸の内映画祭」期間:10月28日(土)~10月30日(月)公式サイト()会場:丸ビルホール
2023年10月23日モデルで女優の玉城ティナが23日、東京・日比谷で行われた「第36回東京国際映画祭」(TIFF)のレッドカーペットに登場した。「Amazon Prime Video テイクワン賞」の審査員を務める玉城は、黒のタイトなドレスに身を包み、デコルテや美脚を披露。抜群のスタイルが際立つコーディネートで観客を魅了した。なお、同賞は、国内外で優れたオリジナル作品を製作し多様な映像作品を配信するPrime Videoの協賛を得て、東京国際映画祭が更なる才能の発掘を目指して2021年に設立された。今年の「東京国際映画祭」は、10月23日から11月1日の10日間、昨年に引き続き日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区にて開催。上映作品数は昨年の174本から219本に増加し、海外ゲスト数も昨年の104人から600人以上と大幅に増える見込みとなっている。コンペティション部門は、114の国・地域から寄せられた1942本の中から15作品が選ばれ、日本からは『正欲』(岸善幸監督/稲垣吾郎主演)、『曖昧な楽園』(小辻陽平監督/奥津裕也主演)、『わたくしどもは。』(富名哲也監督/小松菜奈&松田龍平主演)の3作品が選出されている。撮影:蔦野裕
2023年10月23日第36回東京国際映画祭が10月23日(月)に開幕。東京ミッドタウン日比谷・日比谷ステップ広場及び日比谷仲通りにて、レッドカーペットセレモニーが行われ、国内外220人を超える豪華ゲストが駆けつけた。同日、オープニング上映されたのは『PERFECT DAYS』(役所広司主演、ヴィム・ヴェンダース監督)。世界の国際映画祭で注目された話題作や、邦画の最新作などを上映するガラ・セレクション部門には、第80回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門で最高賞の金獅子賞を受賞した『哀れなるものたち』(ヨルゴス・ランティモス監督)、『ほかげ』(塚本晋也監督)、『首』(北野武監督)、『怪物の木こり』(三池崇史監督)など、全14本がラインアップされ、ゴジラ生誕70周年記念作品となる最新作『ゴジラ-1.0』(山崎貴監督)がクロージングを飾ることになっている。山崎貴監督、神木隆之介、浜辺美波/第36回東京国際映画祭レッドカーペット『ゴジラ-1.0』(クロージング作品)レッドカーペットの先頭を切った『ゴジラ-1.0』主演の神木隆之介は、「このチームで歩けて、光栄に思っています」と共演する浜辺美波、山崎貴監督との登壇に誇らしげ。「ゴジラは、日本が世界に誇るコンテンツ」だと力説し、「画面いっぱいに顔がありますので、迫力満点でアトラクションのように楽しんでいただければ」とアピールしていた。稲垣吾郎、新垣結衣/第36回東京国際映画祭『正欲』(コンペティション)また、コンペティション部門に出品されている『正欲』に主演する稲垣吾郎は、会場を見渡しながら、「華やかな映画の祭典にお招きいただきまして、誠にありがとうございます」と感謝の言葉。「出演者の覚悟が必要とされた作品でしたが、それが報われる作品に育てていただきました」と手応えを示した。自身が演じる役柄については、「ずっと眉間にしわを寄せています(笑)。皆さんと対峙するので、嫌なやつに思われるかもしれません」と話していた。役所広司、ヴィム・ヴェンダース監督/第36回東京国際映画祭『PERFECT DAYS』(オープニング作品)映画祭の柱であるコンペティション部門は2023年1月以降に完成した長編映画を対象に、114の国と地域から1942本の応募があった(昨年は107の国と地域から1695本)。審査委員長を務めるヴィム・ヴェンダース監督をはじめ、アルベルト・セラ(映画監督)、國實瑞惠(プロデューサー)、チャン・ティ・ビック・ゴック(プロデューサー)、チャオ・タオ(俳優、プロデューサー)が審査員として、コンペティション部門の全15作品を審査する。チャン・イーモウ/第36回東京国際映画祭『満江紅』(ガラ・セレクション)今年は4年ぶりのフィジカル開催となる映画祭併設のマーケット「TIFFCOM」をはじめ、国内外の独自で豊かな映画文化を紹介する「第1回丸の内映画祭」、ジェンダー平等、環境、貧困、多様性、差別といった社会テーマに向き合った作品が対象の「エシカル・フィルム賞」、また昨年復活した「黒澤明賞」や「Amazon Prime Videoテイクワン賞」「交流ラウンジ」、カンヌ国際映画祭でも実施されている映画界やアート界の様々なポジションで活躍する女性たちに光を当てるケリング「ウーマン・イン・モーション」のトークプログラム、ヴェネチア国際映画祭生涯功労賞受賞の俳優トニー・レオンによる主演作『2046』上映後のマスタークラスなど、バラエティ豊かな関連イベントが予定されている。第36回東京国際映画祭は10月23日(月)~11月1日(水)、日比谷・有楽町・丸の内・銀座エリアにて開催。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ゴジラ-1.0 2023年11月3日より全国東宝系にて公開©2023 TOHO CO.,LTD.PERFECT DAYS 2023年12月22日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2023 MASTER MIND Ltd.
2023年10月23日映画『ゴジラ-1.0』(11月3日公開)に出演する神木隆之介、浜辺美波が23日、東京・日比谷で行われた「第36回東京国際映画祭」(TIFF)のレッドカーペットに、山崎貴監督とともに登場した。クロージング作品として上映される『ゴジラ-1.0』は、ゴジラ70周年記念作品であり、日本で製作された実写版ゴジラの30作品目という特別な節目である最新作。主人公・敷島浩一を神木隆之介、ヒロイン・大石典子を浜辺美波が演じた。レッドカーペットのトップを飾った神木と浜辺。神木は「このチームでレッドカーペットを歩くことができて光栄に思っています」と喜びを語った。今年の「東京国際映画祭」は、10月23日から11月1日の10日間、昨年に引き続き日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区にて開催。上映作品数は昨年の174本から219本に増加し、海外ゲスト数も昨年の104人から600人以上と大幅に増える見込みとなっている。コンペティション部門は、114の国・地域から寄せられた1942本の中から15作品が選ばれ、日本からは『正欲』(岸善幸監督/稲垣吾郎主演)、『曖昧な楽園』(小辻陽平監督/奥津裕也主演)、『わたくしどもは。』(富名哲也監督/小松菜奈&松田龍平主演)の3作品が選出されている。撮影:蔦野裕
2023年10月23日現在「さいたま国際芸術祭2023」でも展示中の現代美術家・今村源の個展『今村源遅れるものの行方』展が、11月3日(金)〜2024年1月28日(日)、水戸芸術館現代美術ギャラリーで開催される。1980年代に活動をスタートし、京都を拠点として関西を中心に活動してきた今村にとって、10年ぶり、関東以北では初の美術館での個展となる。ボール紙、発泡スチロール、石膏、針金、ビニールなどの日常にありふれた軽量の素材が、今村の手にかかると浮遊感あふれる彫刻に変わる。その作品の根源には、森の地下に菌糸を張り巡らし、時折地上に姿を表すキノコの世界がある。人間には目に見えないが、確実に世界と共生し、世界を支えている菌類に対する今村の思索は、私(個)を超えて、連綿と続く生命への営みへと広がってきた。同展では、2019年に宮城県石巻市で開催された「リボーン アート・フェスティバル2019」で発表した巨大なキノコの彫刻作品《きせい・キノコ・2019》も、エントランスホールに登場する。ありふれたものに少しの隙間を与える、あるいは天地を入れ替えたり、裏返したりしたインスタレーションは、しばらく見つめていると、使われているものの意味を離れ、例えば水面に映る世界のように、虚実入り混じる詩的で深遠な世界に見えてくる。初日には、関西を拠点に国内外で活躍する動態ダンスの角正之と即興ユニット[.es ドットエス]のsaraが、今村の作品を舞台としてダンス&パフォーマンスを展開。その後、今村自身のアーティストトークが行われる。会期中には、茨城県内のキノコや植物、発酵食品の専門家を訪ねる「今村源とたずねる見えない世界のフィールドワーク」、身の回りの素材と針金でキノコをつくるワークショップもあるのでぜひチェックを。キノコとアートと哲学の意外な関連性を深掘りしてみよう。<開催情報>『今村源遅れるものの行方』展会期:2023年11月3日(金・祝)~2024年 1月28日(日)会場:水戸芸術館 現代美術ギャラリー、エントランスホール時間:10:00〜18:00(入場は17:30まで)休館日:月曜(1月8日は開館)、12月9日(土)、10日(日)、12月27日(水)~1月3日(水)、1月9日(火)料金:一般900円公式サイト:
2023年10月23日映画と美食の街として名高い、スペインのサン・セバスチャンで毎年9月に開催されるサン・セバスチャン国際映画祭。スペイン最大の国際映画祭であり、ヨーロッパにおいてカンヌ、ベルリン、ヴェネチアに次いで重要な映画祭に位置づけられるこの映画祭を舞台にした、ウディ・アレン監督『Rifkin's Festival』(原題)が2024年1月19日(金)より公開決定、海外版予告が解禁された。ニューヨークの大学の映画学の教授で、売れない作家のモート・リフキン(ウォーレス・ショーン)は、妻スー(ジーナ・ガーション)に同行し、サン・セバスチャン映画祭に参加。妻は有名なフランス人監督フィリップ(ルイ・ガレル)の広報を担当している。モート・リフキンが映画祭に同行したのには理由がある。いつも楽しそうな2人を横目に妻の浮気を疑っているのだ。モート・リフキンが街を1人ふらついていると、突如、フェデリコ・フェリーニ監督の『8 1/2』の世界が目の前に現れる!さらに夢の中では、自分がオーソン・ウェルズ監督の『市民ケーン』、ジャン=リュック・ゴダール監督の『勝手にしやがれ』に出ていたりと、傑作クラシック映画の世界に没入する不思議な体験が次々に巻き起こる。そんな中、妻への疑惑のストレスで心気症となったモート・リフキンは医師ジョー(エレナ・アナヤ)と出会うのだった――。今回解禁された海外版予告では、モート・リフキンが映画の広報をする妻に同行してサン・セバスチャン映画祭に訪れるところから始まる。妻スーと映画監督フィリップは、美しい街と高揚とした映画祭の空気の中で、急接近。ひとり苦虫を噛み潰したような顔のモート・リフキンは、自分は何者なのか? 何を求めているのか? と自問自答しながら街を彷徨う。なぜかボンゴを叩くフィリップ。踊る妻。スペイン人医師ジョーとの出会い。そして「人生は、まるで映画だ。人生は、ときに喜劇だ。ドラマチックで、ロマンチック。そしてミステリーだ」のコピーが現れ、最後はモート・リフキンが男性に、「今までの人生を振り返ってみて気づいた。間違った決断ばかり。ここまで聞いて僕に何か言いたいことは?」と語りかけるシーンで締めくくられる。『Rifkin's Festival』(原題)は2024年1月19日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年10月21日第36回東京国際映画祭が、10月23日(月) から11月1日(水) にかけて開催される。このたび、新たなプロモーションキャンペーン「Tokyo Cinema Days」の実施が発表された。「Tokyo Cinema Days」は、世界中の映画が一堂に会する東京国際映画祭をフックに、改めて東京の多様な映画館で多彩な映画を観る愉しさを広げたいという思いから、都内の全映画館を対象に実施。10月20日(金) から11月5日(日) までの間に「#Tokyo映画(ハッシュタグトーキョーエイガ)」をつけて東京都内の映画館名を入れた形で、そこで上映中の作品の感想をX(旧Twitter)、Instagram、noteへ投稿(インスタのストーリー投稿は対象外)した人の中から抽選で映画グッズがプレゼントされる。<イベント情報>第36回東京国際映画祭開催期間:10月23日(月)~11月1日(水)会場:日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区「Tokyo Cinema Days」の詳細はこちら:公式サイト:
2023年10月19日品川インターシティ セントラルガーデンでは、アウトドアシアター「品川国際映画祭」を11月6日(月)より開催。品川インターシティの開業25周年となる今年は、映画上映を行うメインシアターのほか、サブシアターも登場。さらに、毎年恒例のイルミネーションもエリアを拡大して実施する。同イベントでは、幻想的なアウトドアシアターを敷設し、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」を手掛けるショートフィルムの総合ブランド「ShortShorts」と、五感で体感できる移動式野外映画館プロジェクト「CINEMA CARAVAN」(シネマキャラバン)がコラボし、世界各国から厳選されたショートフィルムを中心とした全10セレクション26作品を上映。フランスのコメディ・ドラマ『誕生日おめでとう』、井上博貴監督の『おばあさんの皮』や、最終日には特別上映プログラムとして、『恋愛小説家 AS GOOD AS IT GETS』を上映する。さらに、「煮込屋赤ねこ」「TOKYO CAMP」などのキッチンカーの出店、EMINATA、金子巧ら注目のアーティストによる音楽ライブも催され、初日オープニングイベントには齊藤工、永野、金子ノブアキ、映像ディレクター・清水康彦を加えた、映像制作プロジェクトチーム「チーム万力」が登場。品川インターシティ屋外広場のメイン会場のほか、品川グランドコモンズ・イベントプラザに「チーム万力シアター」を増設し、「チーム万力」が手掛けた4作品を上映する。オープニングイベントでは、「チーム万力」のほかにも、井桁弘恵が登壇し、トークとイルミネーション点灯セレモニーが行われる。「品川国際映画祭」は11月6日(月)~11月11日(土)品川インターシティ セントラルガーデンにて開催。(シネマカフェ編集部)
2023年10月17日