新国立劇場の2017/2018シーズンのラインアップ発表会が1月12日に同劇場で行われた。新国立劇場オペラのチケット情報オペラ芸術監督の任期最終年を迎える飯守泰次郎は「4年間にわたる皆さまの力強い応援に深く感謝しています」と挨拶。「20周年にふさわしく、豪華で多彩」というラインアップは全10演目。新制作は3本(うち日本初演は1本)、再演7本。うち2演目は、開場20周年を記念した特別公演として上演される。シーズンオープニングを飾るのは、新制作の1本目、ワーグナー作曲『神々の黄昏』。飯守芸術監督の任期最初のシーズンより毎年1作品ずつ上演してきた「ニーベルングの指環」四部作がいよいよ完結。前3作品と同様、ドイツの名演出家ゲッツ・フリードリヒによるプロダクション。指揮は飯守芸術監督が務める。新制作の2本目は日本人作品。「国立のオペラハウスで日本人作品を上演する重要さ」を強調する飯守芸術監督が「念願だった」と語る細川俊夫作曲『松風』。音楽と舞踊、声楽が一体となったコレオグラフィック・オペラである本作は、2011年にベルギー・モネ劇場で初演。すでに欧州では絶賛を博しており、待望の日本初演の実現となる。作曲家自身が最も信頼を寄せるサシャ・ヴァルツの演出・振付による初演プロダクションを上演する。新制作の3本目は、ベートーヴェン唯一のオペラ『フィデリオ』。演出は、リヒャルト・ワーグナーのひ孫で、現バイロイト音楽祭総監督カタリーナ・ワーグナー。本公演の指揮を務め、長年バイロイト音楽祭で経験を積んだ飯守芸術監督とタッグを組む。ベートーヴェンの深い精神性と高貴な理想を表現した本作は、開場20周年記念特別公演にふさわしい作品といえる。その他、再演の演目は、『椿姫』(ヴェルディ作曲)、『ばらの騎士』(R.シュトラウス作曲)、『こうもり』(ヨハン・シュトラウス作曲)、『ホフマン物語』(オッフェンバック作曲)、『愛の妙薬』(ドニゼッティ作曲)、『トスカ』(プッチーニ作曲)。2018年4月には、開場20周年記念特別公演のもう1作『アイーダ』(ヴェルディ作曲)を上演。巨匠フランコ・ゼッフィレッリが演出・美術・衣装を手がけ、これまでも人気を博してきたプロダクションがメモリアルイヤーに華を添える。■新国立劇場開場20周年記念2017/2018シーズン オペラ ラインアップ10月神々の黄昏 (楽劇「ニーベルングの指環」第3日) 【新制作】11月椿姫11~12月ばらの騎士1月こうもり2月松風 【新制作・日本初演】2~3月ホフマン物語3月愛の妙薬4月アイーダ【新国立劇場開場20周年記念特別公演】5~6月フィデリオ 【新制作/新国立劇場開場20周年記念特別公演】7月トスカ
2017年01月13日イギリスの名門歌劇場「英国オペラハウス」で公演されたバレエ・オペラの人気作品を、全国の映画館で上映する「英国ロイヤル・オペラハウス 2016/17シネマシーズン」が2016年11月25日(金)からスタートしています。◆「英国ロイヤル・オペラ・ハウスシネマシーズン2016/17」予告編ロンドンのコヴェント・ガーデンで上演されたオペラとバレエそれぞれ6作品、計12作品が映画館の大スクリーンで順次上映されます。すべての上映作品には、ナビゲーターたちによる舞台裏でのインタビューや特別映像が追加されており、スペシャルな映像となっています。各作品の上映期間は1週間と短いので、気になる作品はぜひお見逃しなく!世界最高レベルの芸術!上映予定の全12作品をご紹介それでは気になる12作品をご紹介しましょう。11月25日の一作品目公開から順次開幕していくので、公開日もあわせてチェックしてくださいね。●「ノルマ」2016年11月25日(金)公開まずシリーズ第一弾となるのは、ロイヤル・オペラ「ノルマ」。ロイヤル・オペラ音楽監督であるアントニオ・パッパーノ指揮でおくるオールスターキャストによるペッリーニの名作オペラの新演出版です。自らの宗教にそむいて敵である男を愛し、子をもうけた女性ノルマの物語。次第に男の心が離れ、別の女性への心変わりを知った彼女の破滅的な決断とは…。男女の心情を美しい音楽で表現します。●「コジ・ファン・トゥッテ」2016年12月9日(金)公開セミヨン・ビシュコフが指揮する、愛の本質を描くモーツァルトの代表的オペラです。2人の男たちが恋人の誠実さを試すために、互いの恋人を誘惑すする賭けにでるというストーリー。2組のカップルにおこる騒動を、コミカルに描いています。●「アナスタシア」2016年1月13日(金)公開©Tristram Kentonケネス・マクミラン振り付けによる全長版のバレエ「アナスタシア」。ロシア革命に運命を翻弄される皇女アナスタシアが主人公です。死んだはずのアナスタシアを名乗る女性が語る言葉は真実なのか、妄想なのか…映画館の大スクリーンで、役者の繊細な表情に注目して見たい作品です。●「ホフマン物語」2017年1月27日(金)公開フランスの作曲家ジャック・オッフェンバックによるドラマティックなオペラです。詩人ホフマンが自身を主役に書いた小説がもととなっています。豪華絢爛な衣装にも注目したい作品です。●「くるみ割り人形」2017年2月10日(金)公開英国ロイヤル・バレエの中でも人気の高い、チャイコフスキーのバレエです。少女クララがもらったくるみ割り人形が、彼女を不思議な世界へと連れ出します。おもちゃの兵隊の動きや、少女のピュアな表情から目が離せません。●「イル・トロヴァトーレ」2017年3月3日(金)公開罪なき母親を殺された男が復讐にもえる物語です。激しい愛と復讐の連鎖が悲劇にむかっていくオペラの名作。ドラマティックな展開に思わず息をのんでしまいそうです。●「ウルフ・ワークス」2017年公開マックス・リヒターの音楽が、バージニア・ウルフの小説「ダロウェイ夫人」「オルランド」「波」にインスパイアされた3つのバレエをつなぎあわせます。●「眠れる森の美女」2017年公開ロイヤル・バレエでの初演にあたる1946年の「眠れる森の美女」の上演から70年となる記念碑的作品です。邪悪な妖精の呪いいよって眠り続ける王女と、彼女を助けようとする王子の愛の物語です。●「蝶々夫人」2017年公開プッチーノの代表作のひとつである「蝶々夫人」。日本を舞台に描かれた、世界中で愛されつづけるオペラの名作です。アメリカ人士官の夫が任期を終えるのを、幼い息子をともに日本で待ち続ける蝶々。彼女が突きつけられる、あまりに残酷な現実とは…全身で語る悲劇の物語は必見です。●「ジュエルズ」2017年公開タイトルのとおり、宝石をモチーフにしたバレエです。エメラルド、ルビー、ダイヤモンドをそれぞれフォーレ、ストラヴィンスキー、チャイコフスキーの音楽によって構成しています。●「真夏の夜の夢」「シンフォニック・ヴァリエーションズ」「マルグリットとアルマン」2017年公開ロイヤル・バレエが誇る振付師フレデリック・アシュトンの遺産ともいえる3つのバレエです。世界を代表する振付師が魂をこめた踊りを、臨場感たっぷりの大スクリーンで楽しめます。●「オデロ」2017年公開ヴェルディの情熱的なオペラを、オペラ界のスーパースター、ヨナス・カウフマンが演じます。策略により愛する妻の誠実さを疑うようになったオデロ。嫉妬と疑惑がおこすシェイクスピアの悲劇「オセロ」をもとに作り上げています。普段なかなかオペラやバレエに接することがない人も、映画館なら気軽に楽しめそうですね。世界最高レベルの芸術を、ぜひご覧ください。■映画情報名称:英国ロイヤル・オペラハウス 2016/17シネマシーズン期間:2016年11月25日(金)より順次公開配給:東宝東和公式HP:
2016年12月03日バレエ、オペラともに世界最高の名門歌劇場、英国ロイヤル・オペラ・ハウスの人気公演の舞台映像を映画館で上映する『英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン2016/17』。このほど、6本のオペラと6本のバレエによる上映作品12本が決定、圧巻の日本版予告映像が到着した。昨シーズンも、オペラ「椿姫」やバレエ「ロミオとジュリエット」「くるみ割り人形」などが上陸し、好評を博した英国ロイヤル・オペラ・ハウスのシネマシーズン。ロンドンのコヴェント・ガーデンで上演されたバレエとオペラを、TOHOシネマズ系列を中心とした全国の映画館で鑑賞できるこの上映は、今シーズンは、オペラ「ノルマ」を皮切りに、オペラ「蝶々夫人」やバレエ「眠れる森の美女」といった人気作品12演目。すべての上映作品には、ロイヤル・オペラ・ハウスで人気の高い案内人による舞台裏でのインタビューや特別映像が追加されており、映画館の大スクリーンと大迫力の音響で、まるでライブ観劇しているような臨場感と、スペシャルな映像を同時に楽しむことができる。<全12演目ラインナップ>【ロイヤル・オペラ】「ノルマ」「コジ・ファン・トゥッテ」「ホフマン物語」「イル・トロヴァトーレ」「蝶々夫人」「オテロ」【ロイヤル・バレエ】「アナスタシア」「くるみ割り人形」「ウルフ・ワークス」「眠れる森の美女」「ジュエルズ」「真夏の夜の夢/シンフォニック・ヴァリエーションズ/マルグリットとアルマン」『英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2016/17』は11月25日(金)よりTOHOシネマズ日本橋、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国10館の劇場にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年10月21日ポップスとオペラの歌唱を融合させた“ポップオペラ”の第一人者、藤澤ノリマサ。今年は織田信成、荒川静香らが出演するアイスショー『Fantasy on Ice 2016』で、フィギュアスケートとのコラボレーションに挑戦。8月には4年ぶりとなるオリジナルフルアルバム『MESSAGE』をリリースし、現在は11月16日(水)の新潟まで続く全国ツアー『藤澤ノリマサ CONCERT TOUR 2016』の真っ最中。【チケット情報はこちら】「今回のツアーは、ピアノ、ギター、パーカッションという初のアコースティック3ピースをバックに、歌をじっくり聴いて頂けるスタイルで行っていますが、12月の『Xmas with you』コンサートでは、いつも通りバンド編成でやる予定」というように、全国ツアーが終わるとすぐに、クリスマス・コンサートが控える。編成だけでなく、クリスマスならではの構想も。「昨年歌った、高橋真梨子さんの『for you』の評判がよかったので、昭和の名曲や日本のスタンダード、クリスマスの名曲みたいなものをカバーしようかと思っています。暖かで、クリスマスにピッタリなコンサートを目指しているのですが……」と、選曲に頭を悩ませているところ。クラシック界の12月の風物詩といえばベートーヴェンの『第九』だが、彼の代表曲『希望の歌~交響曲第九番~』はこの曲をモチーフにしたものだ。「年末だけではなく、僕は1年中歌ってますけど(笑)。サビの部分をみなさん一緒に歌ってくださるのが毎回楽しみ」というが、もうひとつ楽しみにしているのが、久々となるオーチャードホールでの公演だそう。「僕にとって特別な場所なんです。長年、オペラからTOTOといったバンドまで見ていますが、独特の雰囲気があるし、音響も素晴らしい会場。憧れの場所だったので、2013年、僕の5周年コンサートで初めてステージに上がったときは、すごく緊張しました。静寂のあとの拍手が爆発するような感じだったのを覚えています。また、あの場所で歌えるのがうれしい。あるファンの方に“フェイクの王様になってください”っていわれたんです。その場の雰囲気で自由に変わるフェイク。オーチャードホールに、どういう舞台の神様がいるかわからないけど、オーチャードらしいフェイクを楽しんでみたいですね」『藤澤ノリマサCONCERT2016~Xmas with you~Vol.2』は、12月2日(金)大阪・森ノ宮ピロティホール、16日(金)東京・Bunkamuraオーチャードホール、24日(土) 北海道・道新ホールで開催。チケットは発売中。取材・文:坂本ゆかり
2016年10月19日毎日使える新感覚ルージュイミュ株式会社が展開する化粧品ブランド「オペラ」より、2016年10月14日(金)からティントタイプのルージュ「オペラ リップティント」が新発売された。毎日使えるをコンセプトにあざやかな透け感、さりげないツヤで染まったような質感と、漂うようなピュアな色気が特徴的だ。「オペラ リップティント」はルージュとティントの融合と、さらったしたオイルにより新たな質感を作ることができる”ティントオイルルージュ”だ。時間がたってもキレイティントとは塗ると唇自体が色づいたかのように仕上げるリップのことで、「オペラ リップティント」では唇の水分に反応し血色感が出る処方のため、時間がたっても自然な血色感をキープすることができる。どの色でもそれぞれの唇自体が発色しているかのようになじんでくれる。サラサラのオイルを使用しているので伸び方もなめらかで、ムラになりにくい。価格は税抜1,500円で、色はレッド・ピンク・アプリコット・オレンジ・コーラルピンク・ピンクレッドの全6色。全国のバラエティショップなどで購入可能。これなら飲み会の時や、化粧直しをしにくい時に重宝してくれるかもしれない。(画像はプレスリリースより)【参考】※イミュ株式会社プレスリリース(@PRESS)
2016年10月18日ヴェルディ、プッチーニなどのイタリアオペラを始め、三島由紀夫の小説をオペラ化した『金閣寺』や、軽妙洒脱なオペレッタ『チャールダーシュの女王』、ミュージカル『三銃士』でも、シャープで洞察的な演出が大きな話題を呼んだ演出家・田尾下哲。数多ある演出の可能性から「原典」と「スコア」の分析を重要視し、入念なプランによって全体を構成していく手法は、多くのプロダクションで優れた演劇効果を上げている。モーツァルトの『後宮からの逃走』はテーマ的にもとても難しい、という田尾下さんのコメントからインタビューははじまった。オペラ『後宮からの逃走』全3幕 チケット情報「ドイツ語の翻訳をドラマトゥルクの庭山由佳さんと見ていって、原語をそのまま日本語のセリフに移し換えて上演するのは大変難しいことに気づきました。テーマが、宗教差別や人種差別を扱っているので、いわゆる今日的な状況では『不適切な表現』が数多く出てくるのです。ですから、ドイツ語で理解した上で原作にある偏見を洗い流した台本を編み直しました。演出プラス、上演台本を担当するという形になっています」通のオペラファン以外は、ストーリーを知らない観客も少なくない『後宮からの逃走』。物語の神髄を伝えるために重要な役として浮上してきたのが、黙役であるトルコ太守セリムだという。俳優の宍戸開さんが演じる。「オペラの序曲で、セリムが南アフリカ時代にどういう目にあい、どういう人間関係を経験して今に至るかを、パントマイムや合唱の方の芝居で表現する予定です。モーツァルトのオペラで、これほど黙役が大きい意味をもつものは存在しないんですよ。歌わない役の「赦し」がこのオペラの大きなテーマになっている…だからこそ婚約者への貞節を誓うコンスタンツェの信念の強さが意味をもつんです。セリムが許すことで、心の中で犠牲にしなければならなかったもの…たとえば復讐心といったものを表していかなければと思います。「赦す」って、生ぬるいことではないんですよ」指揮者の川瀬賢太郎さんは、長い間年上の指揮者としか仕事をしてこなかった田尾下さんにとって、一回りも年下世代のマエストロ。川瀬さんからの質問には、こんな答えが。「どこで演出のアイデアを考えるか? というと、場所は関係なく楽譜を見ているときに色々思いつきます。特にオーケストラのフルスコアを見ていると色々なイメージが湧くんですよ。モーツァルトで一番好きなオペラは、『フィガロの結婚』で、次に川瀬さんとやりたいのも『フィガロ』がいいですね。(田尾下さんは天然ですか?の質問には)どちらかというと計算ずくです。アシスタント時代が長かったので、人を言葉で傷つけないように意識的に振る舞うことを心がけています。いつも冷えピタシートを貼っているのは…片頭痛のせいです。脳がオーバーヒートすると頭痛が起こるので…でも、友人のすすめで先日MRIを撮影して、異常がないとわかってから、片頭痛も起こらなくなりました(笑)」11月11日(金) から11月13日(日)まで東京・日生劇場にて。取材・文:小田島久恵
2016年10月12日橋田壽賀子ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」が、この秋に1年半ぶりに放送されることが分かった。「渡る世間は鬼ばかり」(通称:「渡鬼」)は、1990年、TBSが開局40周年の企画として開始したドラマ。主人公の岡倉大吉(第1~第7シリーズでは藤岡琢也、第8シリーズ以降は宇津井健)と小島五月(泉ピン子)ら5人の姉妹家族を中心とした物語。当初は1年間という期限付きだったものの、好評であったため断続的にシリーズ化され、2010年の第10シリーズまで続いた。その後は、第10シリーズから1年後の岡倉家を描いた「ただいま!!2週連続スペシャル~前後編」を2012年に、翌年には「2013年2時間スペシャル~前後編」が放送された。そしてその翌年もスペシャル枠での放送を予定していたが、2015年、大吉役・宇津井さんが死去し、大吉が急逝した後の岡倉家を描いた「2015年2時間スペシャル~前後編」が昨年放送された。そしてこの秋再び返ってくる「渡鬼」の人々。今回は、泉さん演じる五月が家族の中で孤立してしまうという。中華料理店・「幸楽」が店を改装することになった。勇(角野卓造)の跡を継ぐ誠(村田雄浩)と愛(吉村涼)夫婦が言い出したことで、いまは使わなくなった住居部分を客席にし、店を大きくするというのだ。勇は誠と愛に理解を示したものの、寝耳に水の五月は激怒。すでに工事中に五月と勇が暮らすマンションまで手配済みだった。怒った五月は愛に親子の縁を切るとまで言うが、「皆から嫌われていることが分かっていない」という彼女の一言に、強いショックを受ける。改装工事の期間は1か月。愛は「いままで働きずくめだった両親にはのんびりとした生活を送ってほしい」と、30万円の小遣いまで用意していた。勇はこの間に久しぶりに「おやじバンド」の活動ができると大喜びで、なにもやることがないと呆然とする五月をよそにさっさとバンド練習に出かけてしまう。家族の誰からも見放され、ひとりぼっちになってしまったと消沈するする五月は、弁当を作って練習中の勇たちに届けるが、すでに出前が手配されていて、無駄骨に終わる。おまけに、二度と余計なことはするなと勇から釘を刺される始末…。ひとりぼっちでやることもなく、気がつけば気軽に話ができる仲間も、愚痴をこぼせる友達もいない。姑や小姑で苦労を重ね、必死で子どもたちを一人前に育て、働きずくめでここまでやってきたのは何のためだったのか。五月はこの孤独と失望にどう立ち向かうのか…?あらすじからも分かるように、今回の物語は五月がメイン。泉さんは「まさに『渡る世間は五月ばかり』。いままでで初めてです。セリフもたくさんあるけど、自分としてはいままでの集大成だと思って、初心にかえって演じています」とコメント。そして1年半ぶりとなった本ドラマだが、「幸楽改装のため夫と仮住まいで生活を始めるんですが、1年半ぶりなのに角野さんといるとすぐに 『夫婦』になれる。やっぱり26年もこの役を演ってますからねえ。それでも2人だけの芝居はセリフもいっぱいあって大変でした」と述懐した。また、「幸楽も自分たちの時代から娘夫婦の代に移っていく。世代交代は仕方がないけど、長い間親しんできた店が改装で変わってしまうのは寂しいですね」と、シリーズの大きな変化に寂しさも吐露した。「幸楽」の改装問題、そして五月たち小島家が大きく揺れはじめる。「渡る世間は鬼ばかり」2016年スペシャル(仮)は、この秋TBS系で放送。(text:cinemacafe.net)
2016年08月23日劇団四季が上演しているミュージカル『オペラ座の怪人』が来年3月、横浜で上演されることが決定し、5月23日、製作発表会見が行われた。会見には劇団四季の吉田智誉樹代表取締役社長と、黒岩祐治神奈川県知事が出席。4年ぶりとなる四季の横浜公演に対する両者の熱い思いが語られた。名古屋公演 チケット情報『オペラ座の怪人』はパリ・オペラ座の地下に棲み、歌姫クリスティーヌに恋をする“怪人”の悲しい愛の姿が描かれたミュージカル。巨匠アンドリュー・ロイド=ウェバーの美麗な楽曲が全編を貫く、ミュージカル界を代表する傑作であり、全世界で30か国・13言語で上演され、1億4千万人以上が観たというメガヒット作だ。日本ではブロードウェイと同じ1988年に初演、以降現時点で6645回上演されている。首都圏では、東京・電通四季劇場[海]で上演されていた2013年6月以来の登場だ。また、劇団四季の横浜公演は2012年11月まで上演されていた『キャッツ』以来。吉田社長は「あざみ野に本社と稽古場を構える四季にとって、横浜はお膝もと。横浜に更なるマーケットを作り、微力ながら経済に貢献したい」と横浜での上演に気合を入れる。黒岩県知事も「私も『オペラ座の怪人』の大ファン。CATSシアターがなくなったときは、寂しいなと思っていました。神奈川県では“マグカル(マグネット・カルチャー)”の考えのもと、横浜をNYのブロードウェイのようにしたい、とやってきた。“ミュージカルが溢れる神奈川”というものが、一気に広がっていけば」と期待を寄せる。さらには「これをひとつのきっかけとして、劇団四季さんとは長い付き合いをし、色々な形で連携を深めていきたい。本当は劇団四季の全国の劇場を、すべて神奈川に持ってきて欲しいくらいです!」と話すほど、熱いラブコールを四季に送っていた。会場は、KAAT 神奈川芸術劇場 ホール。自主制作公演もさかんな公共劇場を、約5か月ものあいだ劇団四季が使うことになるが、「KAATの創造性ある作品が減るということは、まったくない。むしろ劇団四季さんから大いに刺激を受けたいと思っている」と眞野純館長。黒岩県知事も「KAATにはホール(大劇場)以外にも、スタジオやアトリエといった、公演が出来るスペースがある」と説明。劇団と県(及び横浜市)と劇場、それぞれにメリットがある公演であることを強調していた。『オペラ座の怪人』横浜公演は2017年3月開幕予定。同年8月までのロングランを予定している。なお、同演目は現在、愛知・新名古屋ミュージカル劇場にてロングラン上演中。こちらは8月21日(日)が千秋楽となる。
2016年05月24日年間820万人が訪問するオーストラリア最大の観光地であるシドニー・オペラハウス。シドニーの北側、ポートジャクソン湾に突きだした絶景が展望できる場所に、白いヨットの帆が幾重にも重なるような近代的な建物が水面に浮かぶように立つ。世界遺産にも登録されている、このオーストラリアを代表するシドニー・オペラハウスがAdobeと2年にわたるパートナーシップを組み、デジタル化を促進していくことが3月1日(現地時間)に発表された。このシドニー・オペラハウス。コンサートホールには世界最大級のパイプオルガンを備え、オーケストラやオペラ、ミュージカルやバレエなど数々の催し物が開かれるが、ユーザーは実際に現地に訪れるユーザーだけではない。オフィシャルサイトの「Events」タブには、オペラ、ダンス、手品、シアターなど13種類の分類が設けられており、週に"40回"は開かれるという各種イベントのページに紹介文、スケジュール、数種類の座席シートごとに購入ボタンが設置してある。ほかにも、PDFで用意されたモバイルマップにアクセシビリティマップ、ディナーメニューを配信してくれるメールサービス。夜景をバックにした美しいオペラハウスの写真から建築中の状態を記録した歴史的な写真までがアーカイブされているフォトギャラリーや、イベントを含む映像の数々と豊富なコンテンツを持つWebサイトを構築している。Adobeが提供するAdobe Marketing Cloudは、分析からコンテンツ管理、ターゲットへの適切なキャンペーン施策とクロスチャネルでユーザーに最適な体験を提供するクラウドソリューション。デジタルコンテンツの充実したシドニー・オペラハウスとの提携は、シドニー・オペラハウスにかつてない"デジタル変容(Digital Transformation)"をもたらす可能性がある。今回の提携について、シドニー・オペラハウスのCEO、Louise Herron AM氏は、「イノベーションはシドニー・オペラハウスのDNAの一部です。このパートナーシップは、ただ単に新しいマーケティングソリューションの実行ではなく、Adobeのテクノロジーの潜在能力を代表するようなコラボレーションになり得るでしょう。リニューアルは、建物自体やステージで上演されている経験と同様に、進化し続ける人類の創造性を守るこの世界遺産を確実にするものです」と述べている。また、Adobe Asia Pacific PresidentであるPaul Robson氏は、「シドニー・オペラハウスは、創造性(Creativity)の象徴であり、Adobeはクリエィティブカンパニーであるが故に、私たちのブランド間に生じるシナジーは特別なものになります。私たちは、ブランドが"物質"と"デジタル"の双方が作用する時代に生きています。特別なカスタマーエクスペリエンスをすべての顧客接点において作り出すことは、重要でAdobeプラットフォームは、観衆やビジターをかつては実現できなかったレベルへ誘います。創造性に添ったこの新しいデジタルイノベーションの体験が、オーストラリアの中だけではなく世界の人々に届けられることを楽しみにしています」とコメントしている。
2016年03月03日新国立劇場で初めてのヤナーチェク作品上演となるオペラ《イェヌーファ》が、2月28日(日)に幕を開ける。18日、ピアノ伴奏による舞台での通し稽古中の同劇場を訪れた。新国立劇場オペラ『イェヌーファ』チケット情報《イェヌーファ》は、チェコの作曲家レオシュ・ヤナーチェク(1854~1928)の代表作。まぎれもなく傑作だ。まず何といっても音楽が、美しく、かつ雄弁。1904年初演の20世紀の音楽だけれど、けっして晦渋ではない。調的な音の重なりを失うことのない濃厚な響きには、しかし自由なふるまいが与えられていて、私たち現代人にとっては、「ちょうどいい緊張感」の音楽だ。しかも、美声を誇示するためだけのアリアのような、19世紀オペラ的な「見得」がないぶん、演劇としてのリアリズムが担保されているのだ。今回の舞台は、2012年にベルリン・ドイツオペラで上演されたプロダクション(クリストフ・ロイ演出)。2014年にも同じ顔ぶれで再演され、ライヴ映像も発売されている評判の演目だ。今回はその主要キャストがほぼそのまま来日したので、稽古と本番を重ねて細部まで練り込んだチームによる、理想の舞台になるはず。それでもこの日の全体稽古の開始直前、ひとりでステージに現れたイェヌーファ役のミヒャエラ・カウネが、指揮者とピアニストにリクエストして、ある箇所の入りのタイミングと音程を念入りに確認しながら繰り返していた。準備を怠らないのは一流の証だろう。そのカウネの演じるイェヌーファは聡明な村一番の美人。資産家の跡取り息子シュテヴァの子を身ごもりながら、図らずもその義弟ラツァをも虜にする。カウネのセクシーな歌声を聴けば、男たちが魅かれるのも無理がない気がしてくる。そのラツァ役はヴィル・ハルトマン。このオペラの成功の鍵を握る重要な役だ。説得力ある深めのテノールは、劣等感ゆえに逆上して暴力さえ振るい、それでもイェヌーファに無条件の愛を捧げる男の、内面の移ろいや多面性を見事に表現している。そしてイェヌーファの継母コステルニチカにジェニファー・ラーモア。原作戯曲のタイトルが『彼女の養女』であることでわかるように、物語の実際の主役だ。後妻ながらイェヌーファを実の子のように愛し、その幸せを望むあまり彼女が産んだ赤ん坊を殺してしまう。厳格な道徳家が堕ちていく狂気に、ラーモアが屈指の表現力で迫っている。質の高い上演となるのは間違いない。公演は2月28日(日)から3月11日(金)まで東京・新国立劇場 オペラパレスにて。取材・文:宮本明
2016年02月22日劇場版『探偵オペラ ミルキィホームズ~逆襲のミルキィホームズ~』完成披露上映会が2016年2月17日、東京・新宿バルト9で行われ、ミルキィホームズの三森すずこ、徳井青空、佐々木未来、橘田いずみと、桜井弘明監督が登壇した。本作は2月27日公開予定の「ミルキィホームズ」シリーズ初となる劇場アニメ。偵都ヨコハマの迷探偵・ミルキィホームズはもちろん、怪盗帝国やGenius4といったTVシリーズでおなじみのライバルたちが登場するオールスタームービーとなっている。上映前に行われた舞台挨拶に、ミルキィホームズの4人が衣裳姿で登壇し、「ヨコハマ一の名探偵、ミルキィホームズです!」とおなじみの決めポーズ。7年目を迎えての劇場版に「そういえば劇場版ってやってなかったね!」と盛り上がる4人は、作品についてそれぞれ、「アフレコをしたのが10月頃だったんですが、その頃からあまり時間がたっていない感覚なので、もう公開? となってます。あの楽しい劇場版を早く皆に観てもらいたくて高まっています!」(三森)、「ミルキィが結成した頃から、いつか武道館でできたらいいね、劇場版になればいいねと言っていたことがどんどん叶って嬉しいです。7年間にいろいろなことがあって、劇場版にももちろん登場するフェザーズも仲間になりました。いろんなキャラクターが登場するところも見てほしいです」(徳井)、「皆さんに劇場に来ていただいて、ようやく劇場版をやる実感が湧いています。監督やスタッフさんの愛がたくさん詰まっていて、何回も何回も見たくなる作品になっていると思います。頭を空っぽにして楽しんで頂ければと思います!」(佐々木)、「早く観てほしいの一言です。観たファンの人のひとりひとりに感想文を書いてもらいたいです。私たちはすごく楽しくて100%の自信を持っているので、感想が楽しみです!」(橘田)と感想を語った。劇場版の桜井監督は「森脇さんのミルキィそのままはできないので」とTVアニメ1期・2期シリーズについて触れつつ、「『ミルキィホームズ』のアニメを始めた森脇監督も忙しい中、総監督として少し手伝ってくれています。それからメンバー4人も映画の最後にちょっと手伝ってくれたりしているので、楽しみにしてほしいです。画面が大きいから、あまりに激しく動き回りすぎると見る人の目が回っちゃうかと思ったんですが……途中から忘れて(動かしまくって)しまいました(笑)」と作品を振り返ると、ミルキィの4人も「ドタバタなミルキィが帰ってきた!」「懐かしい感じ!」と、TVシリーズ原点回帰的な"楽しいミルキィ"を楽しんでいる様子だった。舞台挨拶中には新日本プロレスのレスラーであり、フェルダー役として本作の声優にもチャレンジした真壁刀義選手が登場。「この俺様、真壁刀義が声優として出演しているからよ、どこに出ているか当ててみな! 楽しんで帰れよ、それだけだ!」と人の良さがにじみ出るアピールをしていた。舞台挨拶のラストは4人が「涙あり笑いあり!」「1秒1秒瞬き禁止」「思った以上にしっかりした見応えがあります!」と口々に語ると、最後は橘田が「この映画はここにいる皆さんのつぶやき(ツイート)にかかっているので、この映画からまた『ミルキィホームズ』が大ブレイクして、逆襲できるように盛り上げてください! これが正直な気持ちです! 宣伝してね!」と熱烈にアピールしていた。『探偵オペラ ミルキィホームズ~逆襲のミルキィホームズ~』は、2016年2月27日(土)より、新宿バルト9、池袋HUMAXシネマズほか全国ロードショー。 配給はポニーキャニオン/ブシロードミュージック。(C)劇場版ミルキィホームズ製作委員会 (C)HiBiKi
2016年02月17日ジャパネットたかたは2月1日、タイムセール拡大版の「鬼安・鬼得セール」を開始した。期間は2月21日24時まで。鬼安・鬼得セールでは、超目玉商品として、ダイソンのコードレス掃除機やシャープのプラズマクラスター搭載エアコンを10,000円引きで販売。このほか、JVCケンウッドのビデオカメラ、パナソニックのブルーレイディスクレコーダー、フジ医療器のマッサージチェアなどを特価で用意する。数量限定の商品についてはなくなり次第終了する。
2016年02月01日セブン-イレブン・ジャパンは26日、「鬼のとら柄パンツのパン」を、「セブン-イレブン」店舗で発売した。○節分にピッタリの、"鬼のとら柄パンツ"をイメージした菓子パン同商品は、生地の真ん中をカットしチョコレートをかけて仕上げることで、鬼が履いている"鬼のパンツ"を菓子パンで表現した商品。生地に切れ目を入れるというひと手間を加えて火通りをよくすることで、さっくりとした食感の生地に仕上げたという。さらに、パンにふんだんにふりかけた砂糖のザクザクした食感も楽しめるとのこと。価格は130円(税込)。
2016年01月26日新国立劇場の2016/2017シーズンのラインナップ発表会見が1月15日に開催。オペラ部門に関しては、同劇場のオペラ芸術監督を務める指揮者の飯守泰次郎から、新制作作品3本を含む計9演目の説明がなされた。「新国立劇場オペラ」各公演のチケット情報2014年9月に飯守氏が芸術監督に就任し、来シーズンで3期目を迎える。ここまでの2シーズンを振り返り、1期目は「オーソドックスな作品群」、2期目は「あまり上演されないけれど、『上演してくれ』という声の多い作品」を上演してきたと説明。勝負の来シーズンについては「哲学的なドイツ作品とイタリアの作品のコントラストを強調するラインナップ」になっていると明かす。新制作となる作品は3作品。注目は2017年の同劇場開場20周年に向け、今シーズンより3年がかりで上映される運びとなっているワーグナーの『ニーベルングの指環』四部作。すでに序夜『ラインの黄金』が上演され、大きな反響を呼んだが、来シーズンは第1日『ワルキューレ』が10月のオープニングに、第2日『ジークフリート』がシーズンの終わりを飾る6月に上演される。昨年10月の『ラインの黄金』に引き続き、2作とも指揮は飯守氏、演出はゲッツ・フリードリヒとなるが、管弦楽に関しては『ワルキューレ』では東京フィルハーモニー交響楽団が、『ジークフリート』では東京交響楽団が務める。なお、残る第3日『神々の黄昏』は、2016/2017シーズンの上演となるが、こちらは読売日本交響楽団が管弦楽を務める予定であることも発表された。『ワルキューレ』のジークムントおよび『ジークフリート』のタイトルロールは、新国立劇場では『ラインの黄金』に加え、『トリスタンとイゾルデ』、『オテロ』などでおなじみのステファン・グールドが演じる。『ワルキューレ』のジークリンデ役は注目の新星ジョゼフィーネ・ウェーバーが務め新国立劇場初お目見えとなる。この2作に挟まれる形で3月に上演される新制作の作品はドニゼッティのイタリアオペラ『ルチア』。難役のタイトルロールをロシアの注目の新鋭で新国立初登場となるオルガ・ペレチャッコが演じ、日本からはライモンド役で妻屋秀和もキャスト陣に名を連ねている。上記3作以外のレパートリーで注目は2月『蝶々夫人』。栗山民也の演出で、同劇場の研修所出身の安藤赴美子が蝶々夫人を演じる。飯守氏は「やっと日本人の蝶々夫人が見つかった!」と満足そうにうなずく。このほか、『ラ・ボエーム』、『セビリアの理髪師』『カルメン』『オテロ』『フィガロの結婚』と定番のタイトルが並んでおり、飯守氏は「新鮮なスター、信頼の置けるベテランがキャスティングされており、世界レベルの劇場として高いクオリティを楽しんでいただけると思っています」と来季に向けて自信をのぞかせた。取材・文:黒豆直樹
2016年01月18日幕末の乱世を疾走した新選組と、ひとりの少女との悲恋を描いた人気ゲーム『薄桜鬼』。そのスピンオフ企画として生まれた『薄桜鬼SSL~sweet school life~』は、物語の舞台をとある高校に移したラブコメディだ。これまでゲーム化、ドラマ化を果たし、来年には映画版も公開されるが、クリスマスに向けて胸キュン必至の舞台版がもうすぐ幕を開ける。舞台『薄桜鬼SSL』チケット情報「『薄桜鬼SSL』実写化のお話をいただいたのが今年の1月。そこからゲームや新選組について勉強して、春にドラマと映画を撮り、今、舞台の稽古中。1年間、全員同じメンバーで作品に取り組んできたので、意思疎通がちゃんと取れた状態で稽古をスタートできているのがうれしいですね」。そう語るのは今作で土方歳三を演じる中村優一だ。この物語における土方は、舞台となる「私立薄桜学園」の風紀の乱れを正す、厳しい教頭。もともと男子校だった学園にたったひとりの女子生徒・千鶴を入学させたキーパーソンでもある。「新選組に関する小説や映画では『鬼の副長』と呼ばれる土方ですけど、いかんせん僕がまったく怖くないらしくて(笑)。ただ、ドラマでの土方は、生徒たちを厳しく指導する教師でしたけど、舞台版はちょっと違うんですね。教師でありながら千鶴への恋心に揺れてしまう、とても繊細な人物像。教師としてはガンガン行けるんだけど、恋愛面については臆病というか、器用じゃなくて」。オリジナル版の『薄桜鬼』では壮絶な運命に飲み込まれていく土方や沖田総司や藤堂平助が、本作『薄桜鬼SSL』ではのびのびと学園生活を楽しみ、恋愛に邁進している。「(舞台版では)登場人物の性格とか感情の機微みたいなものが、ひとりひとり全員についてきめ細かく描かれているんですね。だから稽古を見ていても面白いです。千鶴の前に、ぜんぜん色の違う男たちが、目まぐるしく現れては消えるので(笑)」。だから、中村は胸を張る。1年間かけて磨きをかけてきたチームワークと作品力が、彼と仲間たちの誇りでもあるのだ。「稽古を重ねることで、ドラマや映画とはまた違った深まり方をしつつありますね。僕自身、今まではどちらかというと生徒側の役が多かったので、今回の教師役は本当にいい経験です。なので『舞台化ってどうなるの?』って思っておられる方にこそ、観に来ていただきたいですね。どれだけ進化したか、パワーアップしたかを見届けていただきたくて」。今回の舞台版では、ゲームやドラマでは謎に満ちていた「千鶴の父親」と「芹沢鴨」も登場するという新たな要素も。若者が疾走するドラマの中にあって、物語に厚みを与えるふたりの登場にも期待が高まる。公演は12月11日(金)から20日(日)まで、東京・シアターサンモールにて上演。チケットは発売中。取材・文:小川志津子
2015年12月04日前作「鬼、登場」篇で松田翔太が扮する桃太郎に退治され、いまは友達となった菅田将暉の“チョー軽い”鬼ちゃんが再び登場するau“三太郎”シリーズの新TVCMが完成。さらに、有村架純が演じる桃太郎の妻・かぐや姫も、なんと“鬼嫁”として登場していることが分かった。実は友達だったことが判明した、鬼ちゃんと桃太郎こと桃ちゃん。今回は、金ちゃんこと金太郎(濱田岳)と浦ちゃんこと浦島太郎(桐谷健太)とともに桃ちゃんの自宅を訪れ、妻・かぐや姫に紹介されることに。なんと、鬼ちゃんは結婚しており、5人の子の父親(!)だということが分かり家族トークで盛り上がるが、桃ちゃんのある不用意な発言がかぐや姫の逆鱗に触れ、かぐや姫が鬼嫁に豹変してしまう、という衝撃のストーリー。「ういっす。どうもっす~」と、いつものチョー軽いノリでかぐや姫に挨拶。そんな鬼にもかぐや姫は「いつもお世話になってます~」と良妻らしく笑顔で返すと、鬼ちゃんは「かわいい奥さんじゃないっすか~」と、調子よくかぐや姫を褒めます。「そんなことないよ~」と謙遜する桃ちゃんの発言を横で聞いたかぐや姫は、「オイ!」と一喝。この豹変ぶりに浦ちゃん、金ちゃんも慌てふためき、鬼も驚いた様子で、一瞬、その場が凍りつく。焦った桃ちゃんが「えっと、鬼ちゃんちは、どう?」と話題を振ると、鬼は「うち、5人目生まれたんすよ」と予想外の近況を報告。「え、子どもいんの?」、「結婚してたんだ!!」と浦ちゃん、金ちゃんは驚くが、鬼は余裕の表情で「家族一人一人を養う的な?」とどこかで聞いたような言葉で返答。「え、どんな奥さん?」と浦ちゃんが尋ねると、鬼は「あ、鬼嫁です」と告白。これを聞いた桃ちゃんはうっかり「あ、一緒~」。すると、かぐや姫は、さっきよりもさらに強い口調で「オイ!!」。浦ちゃんと金ちゃんは怯え上がり、桃ちゃんはやってしまったと言わんばかりの表情。しかし、同じ鬼嫁を持つ鬼ちゃんにはこの様子が可笑しく、桃ちゃんを指差してほくそ笑むことに…。また、話題は変わり、金ちゃんに「てか育児とかしてんの?」と聞かれた鬼は、「自分、イクメンっすよ」と、またも予想外の告白。浦ちゃんに「いまっぽーい」と褒められると、したり顔でピースサイン。予想外のかぐや姫の鬼嫁への豹変っぷりを目の当たりにしても、鬼ちゃんのチョー軽いノリは相変わらずなのだった。今回のCM撮影では、ついに“三太郎”、かぐや姫、鬼をそれぞれ演じた松田さん、濱田さん、桐谷さん、有村さん、菅田さんという5人の人気俳優が初めて勢ぞろい。最初こそ、5人での初めての演技にそれぞれタイミングを計っていた様子だったが、それぞれがキャラクターや台詞にこだわり、徐々にアドリブの応酬に。特に、有村さんの“鬼嫁”への豹変っぷりは、普段のキュートさとのギャップで現場でも笑いが起こってしまうほど。さらに、鬼役の菅田さんと5人のカワイイ子鬼たちもキチンと並んでフレームに収まり、撮影はスムーズに進んでいたという。au「三太郎シリーズ」新CM「鬼と鬼嫁」篇は10月23日(金)よりOA。(text:cinemacafe.net)
2015年10月23日狂言とオペラ、日本とヨーロッパの伝統的な芸能を結びつけ、高い芸術性と無類の面白さで好評を博している狂言風オペラ。その最新作『狂言風オペラ モーツァルト“コジ・ファン・トゥッテ ”』が来年2月上演される。狂言風オペラシリーズは、京都の大蔵流狂言師、茂山千之丞らを中心に2002年にスタート。モーツァルトのオペラを換骨奪胎し、クラシックの名門、ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン管楽ゾリステンの演奏に乗せて、狂言師たちが物語を演じるというユニークなスタイルが話題を呼び、『ドン・ジョヴァンニ』(02年)、『フィガロの結婚』(06年)、『魔笛』(09年)と順調に回を重ねて来た。11年には『魔笛』を携えてドイツ公演も行い、7ヵ所のステージを成功させるなど高い評価を得ている。『コジ・ファン・トゥッテ』の製作に際しては、ウィーン在住の気鋭の演出家、伊香修吾が新たに参加。京の都を舞台にオペラの主人公フェランドとグリエルモを太郎冠者、次郎冠者に置き換えた脚本も書き下ろす。また茂山一門に加え、今回、特別出演として名を連ねるのが落語家、桂米團治。オリジナルにはない、語り手という意表を突いたポジションから物語に絡んでゆく。9月に行われた記者会見には出演の茂山正邦、茂山茂、茂山童司、網谷正美、桂米團治ほか、伊香修吾らが出席。席上、米團治は「年来のモーツァルトファンですが、オペラの語り手というのは初めて。伊香さんのアイデアで、僕らは自分たちが思っていたところとはどんどん別のところに連れて行かれる」と面白さを語った。また出演のほか、監修も行う茂山童司は「『狂言風オペラ』は亡き祖父、千之丞が描いたイメージを引き継いで今まで続けて来たもの。この度、新しい演出、新しい出演者を迎えるのを機に、改めて緊張感を持って僕らの『狂言風オペラ』を作っていきたい」と語った。公演は2016年2月20日(土)、愛知・豊田市コンサートホールを皮切りに、2月21日(日)、福岡・宗像ユリックスハーモニーホール、2月23日(火)、岡山・津山文化センター、2月24日(水)、大阪・NHK大阪ホール、2月25日(木)、東京・すみだトリフォニーホール、2月27日(土)、滋賀・ひこね市文化プラザグランドホールの6会場にて。チケットは宗像ユリックスハーモニーホールが11月14日(土)発売。その他は発売中。
2015年10月19日10月に二期会が上演するR.シュトラウスのオペラ《ダナエの愛》は幻の傑作。上演機会の滅多にないレア作品だ。国内では2006年に若杉弘が演奏会形式で初演したが、舞台上演は今回が日本初演となる。公演初日まで10日を切った9月23日、都内の稽古場を訪れた。東京二期会オペラ劇場「ダナエの愛」jチケット情報この日はオーケストラが入る前の最終の通し稽古。題名役の佐々木典子ら、10月3日のキャストによる稽古だった。すでに基本的な演出は完成しており、いくつかの場面の動きを詰めたあと、全幕をピアノ伴奏で通してゆく。幕ごとの休憩の間に演者に駆け寄って細部を確認するのは、これがオペラ初演出となる深作健太。映画監督・深作欣二を父に持ち、自身も映画監督、舞台演出家として活躍する気鋭のクリエイターだ。「こんなに楽しい現場は初めて。映画も演劇も、セリフとセリフの間を埋めて作っていく作業なんですけど、オペラの場合はそれがすでに音楽としてスコアに書き込まれている。それを発見していくのが非常に楽しいです。それに、新劇からアイドルまでさまざまな経歴の俳優さんが集まる演劇の現場では、1か月の稽古の間にそこから共通言語を探していかなければなりません。でもオペラは、伝統をベースにした約束事を共有している方たちばかりなので、いきなりすごく高いところから入っていける。芸術文化としての専門度の高さを感じました」スコアに対する全面的なリスペクト。演出優位のプロダクションも少なくない中、こういう立ち位置のオペラ演出家がまたひとり誕生したのは実に頼もしい。といってもアグレッシブな仕掛けもありそう。この日は衣装も装置もまだ本番のものではなかったのでディテールは定かではないものの、「ん!?」と目を見張るような独自の解釈がいくつも施されていた。《ダナエの愛》はギリシャ神話の世界を舞台にした、そのままバロック・オペラになっていても違和感のないような物語だが、音楽はまさにR.シュトラウス。ドラマティックで色彩豊かなオーケストレーションをバックに、歌手たちにはかなりドラマティックな声と表現が要求されていて聴きごたえがある。主役の3人(ダナエ、ミダス、ユピテル)以外の役にも歌いどころ・聴かせどころが満載で、「歌」を存分に楽しめるオペラだ。これを逃すと、次はいつ観られるかわからない。チェック済みだけど行こうか行くまいか迷っているアナタ。観ないと絶対後悔します。今すぐ購入サイトへ!取材・文:宮本明
2015年09月25日幕末を舞台に新撰組隊士たちと鬼の仲間の女の子の悲恋ストーリーを描いた恋愛アドベンチャーゲーム「薄桜鬼」のスピンオフとして人気を博す「薄桜鬼SSL~sweet school life~」。このほど、「仮面ライダー電王」の中村優一や、ミュージカル「テニスの王子様2nd」に出演した染谷俊之、木村敦、石渡真修、稲垣成弥、そして井深克彦ら若手実力派俳優を迎え、今秋テレビドラマ化&今冬舞台化されることが明らかとなった。「薄桜鬼SSL~sweet school life~」(以下「薄桜鬼SSL」)は、「薄桜鬼」で活躍する土方歳三や斎藤一などのキャラクターはそのままに、舞台を現代の学園に移し“ラブコメディ”として描かれたゲームコンテンツ。「こんな時代だからこそ誇り高き武士であれ」という時代遅れの教育方針を掲げる私立薄桜学園を舞台に、学内唯一の女生徒である主人公・雪村千鶴の慌しくもほんのり甘い学生生活が描かれ、世の女性たちから絶大な人気を誇っている。本作の魅力のひとつといえば、幕末の隊士が教師や生徒になるパロディ設定であるが、本作でも人気の高いキャラクター・土方歳三は教頭という設定に。演じるのは、元「D-BOYS」として活動し、体調不良による休養を経て昨年より俳優活動を再開させた中村さん。「仮面ライダー電王」桜井侑斗役で人気を博し、「KAT-TUN」亀梨和也らが出演したTVドラマ「ごくせん 第2シリーズ」や映画『風が強く吹いている』など幅広く活躍した経歴を持つ実力派俳優だ。風紀委員で生真面目な性格・斎藤一(2年2組生徒)役を務めるのは、ミュージカル「テニスの王子様2nd」をはじめ、舞台「弱虫ペダルインターハイ篇 The Second Order」(石垣光太郎役)など数多くのステージで活躍する舞台俳優の染谷さん。同じくミュージカル「テニスの王子様2nd」に出演した木村さんは、人をからかうことが好きな剣道部、沖田総司(2年1組生徒)役を担当する。ミュージカル「八犬伝―東方八犬異聞―」の公演が今夏に控える石渡さんは、主人公の幼馴染・藤堂平助(2年1組生徒)役を、TVドラマ「タンブリング」や「荒川アンダーザブリッジ」にも出演した稲垣さんは、主人公の担任である原田左之助役を、それぞれ演じる。そして、第21回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストファイナリストに選ばれ、2010年に俳優デビューして以来、2011年から2014年まで年に10作以上の舞台に出演、現在も舞台「龍狼伝」に出演中で、夏には舞台「DIABOLIK LOVERS」の出演も決定している本格派舞台俳優・井深さんが、主人公を「嫁」と呼ぶ風間千景役を務める。さらに主人公を、紅一点の若手女優・大野未来が演じ、TV・舞台などで活躍中の若手実力派キャストたちが豪華競演を果たす本作。ファン待望の実写化に加え、2015年秋にテレビドラマが放送、そして冬には舞台化という贅沢な展開にも注目しながら、テレビドラマならでは躍動感、舞台の臨場感をぜひ続けて楽しみたい。(text:cinemacafe.net)
2015年05月09日人気テノール、錦織健のプロデュースで2月22日(日)より上演されるモーツァルトのオペラ「後宮からの逃走」。先日行われた通し稽古は、このオペラの普遍性と個性が生き生きと伝わってくる画期的なものだった。錦織健プロデュース・オペラ vol.6 モーツァルト「後宮からの逃走」の公演情報モーツァルト・オペラは、声楽的には大変几帳面できっちりしており、オーケストレーションも端正(モーツァルトによる直筆譜も大変綺麗)。その一方で、オペラそのものはとても奇抜でセンセーショナル、という性格を持っている。特に「後宮…」は形式的には厳密でありつつ、ストーリーと登場人物のキャラクターはとてもユニークなのだ。錦織自身がこのオペラに愛着をもっているのは、「古典的な世界を愛し、なおかつ精神は新しくありたい」というスピリットが、このオペラには渦を巻いているからではないだろうか。トルコ太守の後宮(ハーレム)に捕らわれた恋人を取り戻そうとするスペインの貴族ベルモンテを演じる錦織健と、太守の家臣オスミンを演じる志村文彦の掛け合いは、冒頭からモーツァルトの魅力全開で、音楽はロココな優美さと端正さを湛えながら、設定はシリアスなのに、お腹がよじれるほどおかしい。吉本新喜劇に実際に足を運んでコメディの研究しているという錦織とベテラン志村の呼吸感には、オペラ歌手としての極意を感じる。「芸術的に価値のある古典を、生き生きと鮮烈に新しく演じる」という使命感。型崩れさせることなく、面白くする、これはいつ何時でも美しく保たれる錦織健の歌唱法にも通じている。恋人コンスタンツェを演じる佐藤美枝子は正統派中の正統派ソプラノ。超難役として有名なドニゼッティのオペラ「ランメルモールのルチア」のルチア役を完璧に歌える佐藤美枝子だからこそ、今回のコンスタンツェ役での超絶技巧も光っていた。コケティッシュなブロンデ役の市原愛、愉快な召使ペドリロ役の高柳圭も大活躍し、台詞のみで歌わないトルコ太守の役にバス・バリトンの池田直樹が配役されるという豪華さも見逃せない。そして、太守の寛大さによって平和がもたらされるというエンディングには、戦いなき公平な世界を目指す芸術家の理想が託されている。困難な社会情勢の中、「タイムリーに」イスラム教の寛容さが描かれているのは偶然なのだが、この作品の上演が今行われることは、とても大きな意味をもつはずだ。◆錦織健プロデュース・オペラ vol.6 モーツァルト「後宮からの逃走」2月22日(日) サンシティ越谷市民ホール2月25日(水) 静岡市民文化会館3月1日(日) 栃木県総合文化センター メインホール3月7日(土) 神奈川県民ホール3月13日(金) 東京文化会館3月15日(日) 東京文化会館3月22日(日) フェスティバルホール3月24日(火) アクロスフ福岡 福岡シンフォニーホール
2015年02月20日人気テノール歌手・錦織健がプロデュースし、自らも出演する「錦織健プロデュース・オペラ」の第6弾として、モーツァルト《後宮からの逃走》が、2~3月に全国7都市で上演される(全8公演)。「錦織健プロデュース・オペラ」は、ビギナーも気楽に楽しめるエンタテインメントとしてのオペラ上演を理想に掲げて2002年にスタートした、彼曰く「旅まわりの一座」。抵抗なくオペラに入るためには笑いが一番と、毎回喜劇を題材にした作品を採り上げている。何事も同じだと思うけれど、初体験にはなるべく上質なものを勧めたい。「オペラは初めて」という観客も重視しているからこそ上演クオリティにはこだわっている。日本のトップクラスの歌手たちに「座長」の錦織自身が声をかけて集めるキャストはいつも豪華な顔ぶれ。加えて、稽古の質の高さと内容の濃さは、オペラ歌手たちの間でも評判になっているほどだという。若い頃からテレビのバラエティ番組でロックやポップスを熱唱したりと、オペラを囲む垣根を取り払って広い層のファンを獲得してきた錦織ならではの経験と熱意と本気が結実したプロジェクトと言ってよいだろう。《後宮からの逃走》は「ジングシュピール」と呼ばれ、歌と歌をつなぐたくさんのセリフによって物語が進行してゆくタイプの作品。今回は歌の部分は原語のドイツ語だが(日本語字幕つき)、セリフは日本語で上演するからわかりやすい。わりに単純な物語なので、特別な予習なしでも理解できるはずだ。筋さえわかってしまえばあとは歌芝居。モーツァルトの軽快で美しい音楽と声の魅力を、耳が感じるままに楽しもう。実は歌い手にとってはかなり技巧的で難しい曲も多いのだけれど、観る側としてはそれも大きな楽しみのひとつだ。オペラの筋は、公演タイトルに添えられた錦織発案の「ハーレムから助け出せ!」というキャッチコピーのとおり、スペイン貴族の青年ベルモンテが、誘拐された恋人コンスタンツェを奪還すべく、トルコの後宮(ハーレム)に単身乗り込むという、恋と冒険の物語。最後には大どんでん返しのハッピーエンドが待っている!文:宮本明
2015年02月05日2月1日、真冬の寒空の下、オシャレな鬼たちが渋谷109前に登場した。○「オシャレ鬼」からの挑戦状!?同企画は、「ソイジョイ」「ソイカラ」といった大豆製品を展開する大塚製薬のプロモーションの一環で企画されたもの。節分といえば、日本古来から行なわれている厄払いの伝統行事。豆で鬼を追い払い福を呼ぶ「豆まき」を行なう日としておなじみだ。今回のキャンペーン「スマート節分」は、この従来の文化をよりスタイリッシュに進化させ、幅広い世代に節分を楽しんでもらうことを目的に行なわれている。「オシャレ鬼」たちは、厳しいトレーニングと「ソイジョイ」や「ソイカラ」を摂取することによって、従来の太った醜い姿から新しい姿を手に入れたという。「スマート」に変貌を遂げたオシャレ鬼には、もはや従来の大豆など華麗に避けられてしまうのだ。そんなオシャレ鬼の活躍をもまとめた動画がYoutube上にもアップされている。イベントでもオシャレ鬼は大人気で、そのスマートな姿に人間たちはメロメロ。鬼たちと一緒に写真が撮れるとあって、子どもから大人までたくさんの人がその姿に足を止め、笑顔でポーズを決めていた。また、この日のイベントでは、大豆粉だけを生地に使用したシリアルバータイプの製品「ソイジョイ」と大豆をまるごと主原料として使われており、1袋で大豆50粒分も使用されているという「ソイカラ」が配布された。○なぜオシャレ鬼?仕掛け人が明かす企画意図今回、現場にいる“オシャレ鬼”を実施した大塚製薬の担当者である、同社Soylutionプロジェクトの田中拓野氏に、企画意図などを聞いてみた。――今回、節分の日にこの企画を実施した理由は?日本人にとっては、この日が1年でもっとも大豆に注目が集まるタイミングだというのが理由ですね。昔から健康にいいとされながらも、意外と大豆を食べている人が少ないというのが背景にあります。しかし、今は手軽で簡単に大豆を摂取することができるようになっています。そこで、新しいスタイルでの大豆を食べる習慣を楽しいかたちで表現したいと思ったのです。――当日、渋谷の街には3組の鬼が登場しました。一番こだわった部分を教えて下さい。スマートでおしゃれであるというのが第一ですね。通常、鬼というとメタボ体型な醜いイメージでしたが、現代の鬼はそれに反してスマートというのが設定です。ソイジョイやソイカラを食べているから鬼もスマートなんだということで、カッコよく見えることにこだわりました。それから、男女どちらにも伝えたいということで、女性の赤鬼と男性の青鬼を登場させました。――いわゆる一般的な鬼ではなくて、スマートでオシャレな鬼に設定したのは、若者に訴求したいという意図があったのでしょうか?“スマート”という言葉には、オシャレでかっこいいという意味のほか、スリムでかっこいいという体型的な意味も含まれていると考えたんです。大豆を簡単に楽しく食べてもらいたいというのが弊社からの提案。スマートなスタイルで手軽に大豆の栄養を摂取し、健康的に体型もスマートになってほしい、本来は大豆が苦手なはずの鬼が「ソイジョイ」や「ソイカラ」といった先進的な食べ方でスマートに大豆を摂っているから体型もスマートなんだというメッセージを込めています。そういう意味では、若者層だけでなく、中高年や男女問わず、幅広い層にPRしたいと考えています。――ありがとうございました。健康に良いことがわかっていても、大豆をなかなか普段の食生活にそのままとりいれるのは難しいところ。イベントで配られた「ソイジョイ」や「ソイカラ」などの大豆を使った製品でスマートに大豆を摂取して、「オシャレ鬼」に負けないスマートなボディを、ぜひ我々人間も目指していきたい。
2015年02月02日新国立劇場2015/2016シーズンラインアップが発表された。オペラ部門は全10演目。例年同様、新制作3・再演7(内、邦人作品1)となる。新国立劇場オペラの公演情報飯守泰次郎オペラ芸術監督が「新国立劇場は、世界の主要歌劇場として、国際的に高いクオリティを保ち、さらに発展させていくべき存在。そのためには国際的な水準・技量をもったキャスト、そしてレパートリーが重要」と語るように、充実のスタッフ・キャストが揃うラインアップとなった。新制作1本目は、シーズン開幕公演。ワーグナーの超大作「ニーベルングの指環」(4部作)から『ラインの黄金』を取り上げる。ドイツの名演出家ゲッツ・フリードリヒが晩年にフィンランド国立歌劇場で作り上げたプロダクションを上演する。指揮は、ワーグナーの聖地、バイロイト音楽祭で長年キャリアを積んだ飯守オペラ芸術監督が自らタクトを振る。新制作2本目は、同劇場初上演となるヤナーチェクの『イェヌーファ』。世界の主要歌劇場では必ず取り上げられるヤナーチェクだが、日本での上演機会は少ない。演出にはドイツの権威あるオペラ専門誌『オーパンヴェルト』で「年間最高の演出家」を受賞したクリストフ・ロイを迎える。新制作3本目はマスネの『ウェルテル』。演出にはフランスのベテラン、ニコラ・ジョエルを迎える。飯守芸術監督は「(ジョエル)は1976年のバイロイト百年祭で苦楽を共にした仲。久々の再会が楽しみ」と期待を寄せる(同音楽祭で飯守はピエール・ブーレーズの助手、ジョエルはパトリス・シェローの助手を務めた)。再演演目もこれまで好評を博してきた人気作が並ぶ。壮大で華麗な舞台・衣装が魅力の『トスカ』。ヴェルディ最後のオペラで唯一の喜劇『ファルスタッフ』。大人から子どもまで楽しめるファンタジー『魔笛』はオール日本人キャストで。『サロメ』は、ウィーン、パリ、ベルリンでも同役を演じて聴衆を虜にした世界的ソプラノ、ニールントが登場。イタリアのヴェリズモ・オペラの名作からは『アンドレア・シェニエ』を。飯守オペラ芸術監督がタクトを振る『ローエングリン』は、2012年上演時に大好評を博したクラウス・フロリアン・フォークトが再登場。邦人作品は和製オペラの傑作『夕鶴』を上演する。■新国立劇場オペラ2015/2016シーズン2015年10月ワーグナー/楽劇「ニーベルングの指環」序夜ラインの黄金【新制作】11月プッチーニ/トスカ12月ヴェルディ/ファルスタッフ2016年1月モーツァルト/魔笛2・3月ヤナーチェク/イェヌーファ【新制作】3月R.シュトラウス/サロメ4月マスネ/ウェルテル【新制作】4月ジョルダーノ/アンドレア・シェニエ5・6月ワーグナー/ローエングリン7月團伊玖磨/夕鶴
2015年01月23日MeiPAMは12月28日まで、東京・南青山にて柳生忠平氏の作品展「百鬼創造展」を開催している。同氏は香川・小豆島を中心に活動しているアーティストで、妖怪などの「眼に見えない存在」を題材とした作品を発表している。同展では、連作シリーズ「妖怪製造装置」なども展示する。また、12月26・27・28日の14:00~17:00には柳生氏が在廊し、来展者を妖怪に見立てた似顔絵を描く「妖怪似顔絵」を実施する。料金は2,000円~(税込)で、所要時間は15分~30分間となる。
2014年12月22日東京都新宿区の東京オペラシティは10月2日~4日、「オペラシティフェスティバル」を開催する。○音楽やパフォーマンスを無料で観賞同フェスティバルは、芸術の秋にちなんださまざまな催しを開催するイベント。10月2日、3日には「ミュージック&パフォーマンス」と題し、ミュージシャンやパフォーマーが出演する無料観覧イベントを開催。出演アーティストは、2日の18時30分~、19時30分~、20時30分が、ボーカル、ギター・バンジョーの姉妹とバイオリンの女性3人組「Tinysun」によるジャズライブ。同日18時~21時が、「PEPPI THE CLOWN」によるパントマイムのパフォーマンス。3日の18時30分~、20時~が「SANBA NOVA」によるサンバショー。同日18時~21時が「笑太夢(しょうたいむ)」によるマジック+パントマイムパフォーマンス。その他、2日、3日の17時~21時には、東京オペラシティレストラン&ショップの屋台が登場するビアガーデン「オペラキッチン」、射的やスマートボールなどが登場する「オペラ縁日」を開催する。4日の11時~17時には、「MOTTAINAI手づくり市」「楽器体験や手づくり教室などのワークショップ6種」(一部有料)、「アート輪投げ」「謎解き探検ゲーム」などを開催。有機野菜などの宅配サービスを行う「らでぃっしゅぼーや」によるマルシェ「元気市」も開かれる。場所は東京都新宿区西新宿3-20-2東京オペラシティ。
2014年09月30日芸術監督・飯守泰次郎の任期1年目となる新国立劇場オペラ2014/2015シーズンのオープニング公演『パルジファル』が、10月2日(木)に開幕を迎える。新国立劇場オペラ『パルジファル』の公演情報ワーグナー最後のオペラ『パルジファル』は、聖槍と聖杯をめぐる壮大で深淵な物語を、神秘的で荘厳、そして官能的な響きに満ちた音楽が描く。指揮は芸術監督・飯守泰次郎自らが執り、歌手陣には、ジョン・トムリンソン、クリスティアン・フランツ、エヴェリン・ヘルリツィウスなど世界的なワーグナー歌手が集結。また、バイロイト音楽祭ほかで数々の名舞台を手がけてきた巨匠ハリー・クプファーが新演出を担うことも話題のひとつだ。舞台神聖祝典劇と名付けられた『パルジファル』は、宗教色、特にキリスト教的作品としての面が強調されるが、これまでベルリン州立歌劇場ほか一流オペラハウスで幾度も本作を手がけてきたクプファーは、作品の中にある仏教的要素も見逃せないと語る。「ワーグナーは敬虔なキリスト教徒でしたが、生涯を通じて仏教に興味を持ち、仏教という宗教にも取り組んでいました。ワーグナーは本来相容れることのない哲学をミックスして自らの哲学を導くことが出来た人なのです。この作品に登場するクンドリーという女性を例に挙げてみましょう。彼女は、十字架にかけられたキリストを嘲笑したために呪われ、何度も生まれ変わって苦しい人生を歩まなければならない運命にありますが、これはまさに仏教の輪廻の考え方に基づくものです」登場人物の在り方や関係性、物語の結末に至るまで、多様な解釈が成り立つのが本作の大きな特徴だが、今回の演出では、何が善悪かをきっぱりと分けることはしないとクプファーは言う。「登場する人物はそれぞれが“道”を探しています。辛い人生の苦しみからの解放、救済と言い換えても構わないでしょう。その道の先にあるのは“神”であり、キリストかもしれないしブッダかもしれない。それはそれぞれが決めればいいことではないでしょうか」作品の結末はあえて提示せず、観客ひとりひとりに委ねるというクプファー。ワーグナーが描いた壮大な世界観と同様に、あらゆる可能性を内包した演出で、どのような舞台を見せてくれるのか注目だ。新国立劇場オペラ『パルジファル』は、10月2日(木)から14日(火)まで開催(全5回)。◆新国立劇場オペラ『パルジファル』10月2日(木) 16:00開演10月5日(日) 14:00開演10月8日(水) 14:00開演10月8日(水) 14:00開演10月14日(火) 16:00開演新国立劇場 オペラパレス
2014年09月26日神でなく人の手が創造したもので、一番美しいものと言われると何が思い浮かびますか?音楽、美術、文学、映像…、芸術と呼ばれる中にもいろいろありますが、やはりバレエではないでしょうか。素材である肉体を過酷なまでに鍛錬し、緻密に限定された伝統の中で完成度を競う世界は「人間の肉体は美しい!」と認識させてくれる、他に類を見ない美の殿堂だと思うのです。両親ともに著名なバレエ・ダンサーという恵まれた資質を持ち、現在、30歳の若さでオペラ座の顔となったマチュー・ガニオ。世界最高峰のバレエ団パリ・オペラ座で、20歳でエトワールという最高位に昇進し、今年で10年。その美しさの魅力に迫ります。テクニックだけではNG 王子役を踊るため必要なもの「ダンスール・ノーブル」という言葉をご存じですか?これは美しい容姿と高貴な雰囲気を兼ね備えた、いわゆる「王子」役が似合うダンサーのこと。技術的に優れていても、ワイルド過ぎる容姿では王子役は務まりません。最近、2015年末の引退を表明して話題になったシルヴィ・ギエムをかつて取材した時、かなり長身で驚いたのですが、彼女は25歳でオペラ座のエトワールを辞めてしまいました。それもやはり長身を生かしたダイナミックなダンス、つまり「ボレロ」などを踊るためだったのか、と納得したものでした。王子は王子らしく、王女は王女らしく(小柄で)というのは、厳然たるクラシック・バレエの掟です。そして、まさに「ダンスール・ノーブル」を体現しているのがマチューなのです。彼の日々行っているレッスンを紹介している「パリ・オペラ座エトワール マチュー・ガニオのノーブル・バレエ・クラス」というDVDがあるのですが、これがとても感動的です。それは、彼ほどのスターが、あくまで基本に忠実に丁寧にレッスンを課しているのがわかるから。男性舞踊手は、高いジャンプなどの大技以外に、女性の身体を支えるリフトといわれる命にかかわる技も必要です。先日「エトワール・ガラ2014」の舞台で観たマチューは、フィッシュ・ダイブという技で、逆さになったままエビ反るバレリーナの身体をほぼヒザだけで支えながら、顔は役柄のままにシャイで爽やかな笑顔をキープしており、至芸だと思いました。マチューの「清潔なテクニック」のピュアさに癒される映画「ブラック・スワン」の振りつけをして主演であるナタリー・ポートマンと結婚したバンジャマン・ミルピエが、2014/15シーズンから芸術監督に就任したことでも話題となっているオペラ座。このDVDでは、前任者ブリジット・ルフェーブルやオペラ座バレエ学校校長エリザベット・プラテルも、マチューの容姿の美しさを褒めています。同時に、技術の高さ、練習熱心な姿勢、性格の良さ、謙虚さなどを口々に言及しています。まるでバレエ・ダンサーは顔が命!とばかりに、美貌だけを話題にしてはいけないかのようです。とはいえ、以前、英国の2つのロイヤル・バレエ団でプリンシパルを勤めた吉田都さんをインタビューした時、渡欧当初の頃、容姿の違いにものすごく悩んだと伺いました。また、オペラ座初の日本人バレリーナ、藤井美帆さんは「アン・ドゥオール(両脚全体が付け根から足先まで外側に開いている状態)が難しくて苦労しました」とも仰っていました。バレエとはもともと西洋人のための踊りなので、東洋人では肉体の違いを克服するだけでも大変なようです。マチューは、生まれ持った肉体に慢心せず、さらに磨き抜いていると考えると感慨深いものがあります。彼のバレエは、DVDの中で「清潔なテクニック」と評されていました。気負いがなく気品がある王道で正統派な美しさは、壮観ですがとてもピュアなのです。その姿は、リクツでなく生きる力と癒しを与えてくれる気がしています。DVDや写真集で、その一端に触れてみてはいかがでしょうか。・ マチュー・ガニオ DVD ・ マチュー・ガニオ写真集
2014年09月12日3月より4月中旬まで上野で開催中のクラシック音楽祭「東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2013-」で、ストラヴィンスキーの「春の祭典」初演100周年を記念した公演が開催される。東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2013-「東京春祭のStravinsky vol.2 ストラヴィンスキー・ザ・バレエ~ド・バナの《アポロ》、ベジャールの《春の祭典》」の公演情報ディアギレフ率いるバレエ・リュスのためにストラヴィンスキーが作曲した「春の祭典」は、「火の鳥」「ペトルーシュカ」と並ぶストラヴィンスキー三大バレエ音楽のひとつ。1913年のパリでの初演は怪我人も出る大騒動となり、音楽史上最大の「スキャンダル」と称されるほどの賛否両論を巻き起こした。不協和音や変拍子、混合拍子が大々的に取り入られ、今日では20世紀音楽の嚆矢とみられている。初演100周年を記念した今回のプロジェクトでは、20世紀後半のバレエに革命的変革をもたらした巨匠モーリス・ベジャールの振付作品を上演。担当するのは、生前のベジャールと密接な関係を築いていた東京バレエ団。英国の名匠ジェームズ・ジャッド指揮、東京都交響楽団の演奏とともに、作品への深い理解と愛情に基づいた感動的な舞台を見せてくれるはずだ。「春の祭典」とのカップリングで上演されるのは、同じくストラヴィンスキーのバレエ音楽「ミューズを率いるアポロ」。作曲者のキャリア最初期に生まれた「春の祭典」から15年後に書かれた本作は、弦楽合奏と群舞ともに小編成(今回はオーケストラ17名とダンサー5名)。100名超のオーケストラと大群舞による「春の祭典」との比較で、ストラヴィンスキーの音楽の多様性が浮き彫りとなるだろう。また注目の振付は、1980年代後半から90年代初頭までベジャールのバレエ団で活躍していたパトリック・ド・バナの新作。ベジャール振付の「春の祭典」との師弟の比較という側面からも興味深い舞台となりそうだ。東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2013-「東京春祭のStravinsky vol.2 ストラヴィンスキー・ザ・バレエ~ド・バナの《アポロ》、ベジャールの《春の祭典》」は、4月14日(日)に東京文化会館 大ホールで開催。チケットは発売中。
2013年04月05日ハーゲンダッツ ジャパンは12月3日、新商品のハーゲンダッツ スペシャルエディション「オペラ」を全国のコンビニエンスストアで発売した。また同時に、「ショコラルージュ」も全国のセブンイレブン限定で販売。このほど発売したスペシャルエディション「オペラ」は、パリのスイーツ“オペラ”をハーゲンダッツが表現。芳(かぐわ)しいラム酒入りのコーヒーシロップと、洋菓子で使用する「ビスキュイ・ジョコンド」をイメージした香ばしいアーモンドクッキーが奥深さを演出している。アイスクリームは2種類のバタークリームを使用。つややかなチョコレートソースと金箔(きんぱく)で、高級感ある仕上がりとなっている。価格は420円。「ショコラルージュ」は濃厚な「ミルクチョコレートアイスクリーム」と、ほのかなローズが香る「ラズベリーアイスクリーム」をバランスよく組み合わせた。ローズの香り付けには、希少性が高いダマスクローズを使用。アイスクリームの中央には、なめらかなチョコレートソースが入っている。また、鮮やかな赤いラズベリーソースと金箔で、見た目にも豪華なアイスクリームとなった。全国のセブンイレブン限定発売で、価格は420円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月05日ハーゲンダッツ ジャパンは12月3日から、ハーゲンダッツ スペシャルエディション「オペラ」(400円・税別)を全国のコンビニエンスストア、ハーゲンダッツ オンラインショップおよびハーゲンダッツショップで期間限定で販売する。同商品は、パリを代表するケーキ”オペラ”をハーゲンダッツならではの味わいで表現。アーモンドがほのかに香る生地にラム酒で香り付けしたコーヒーシロップを染み込ませ、2種類のバタークリームアイスクリーム、つややかなチョコレートソースを重ねた。さらにチョコレートソースの上には金箔があしらわれている。パッケージは、パリのオペラ座の舞台をイメージしたとのこと。同商品は昨年11月に1都7県で限定発売され、好評を得たという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月17日