2016年3月3日 21:02
世界遺産シドニー・オペラハウスがAdobeと提携 - 乗り出すデジタル変容
年間820万人が訪問するオーストラリア最大の観光地であるシドニー・オペラハウス。シドニーの北側、ポートジャクソン湾に突きだした絶景が展望できる場所に、白いヨットの帆が幾重にも重なるような近代的な建物が水面に浮かぶように立つ。世界遺産にも登録されている、このオーストラリアを代表するシドニー・オペラハウスがAdobeと2年にわたるパートナーシップを組み、デジタル化を促進していくことが3月1日(現地時間)に発表された。
このシドニー・オペラハウス。コンサートホールには世界最大級のパイプオルガンを備え、オーケストラやオペラ、ミュージカルやバレエなど数々の催し物が開かれるが、ユーザーは実際に現地に訪れるユーザーだけではない。オフィシャルサイトの「Events」タブには、オペラ、ダンス、手品、シアターなど13種類の分類が設けられており、週に"40回"は開かれるという各種イベントのページに紹介文、スケジュール、数種類の座席シートごとに購入ボタンが設置してある。ほかにも、PDFで用意されたモバイルマップにアクセシビリティマップ、ディナーメニューを配信してくれるメールサービス。夜景をバックにした美しいオペラハウスの写真から建築中の状態を記録した歴史的な写真までがアーカイブされているフォトギャラリーや、イベントを含む映像の数々と豊富なコンテンツを持つWebサイトを構築している。