1978年から、日本テレビが毎年放送している、チャリティー番組『24時間テレビ』(日本テレビ系)。その名の通り、およそ24時間の生放送で行う特別番組であり、さまざまな企画を通して社会福祉について啓発します。『愛は地球を救う』をキャッチコピーとし、視聴者からの寄付を募っている同番組。その影響力は大きく、45年間の寄付金総額は、およそ424億円と報告されています。『24時間テレビ』寄付金の着服が発覚多額の寄付金は、一人ひとりの善意によって集まったもの。『24時間テレビ』はウェブサイトを通して、寄付金の総額と使い道について報告しています。しかし、2023年11月28日、同番組の一部の寄付金が、元関係者によって着服されていたことが発覚しました。この日、日本テレビの系列局である、鳥取県鳥取市の日本海テレビジョン放送株式会社がウェブサイトを更新。同社の元幹部社員が、寄付金を含む同社の売上金を着服していたことを報告しました。報告によると、元幹部社員が着服していたのは、およそ1118万円。そのうちのおよそ264万円が、『24時間テレビ』で集まった寄付金だったといいます。元幹部社員は2014~2021年の間、番組終了後に社内で保管していた寄付金を持ち出し、自分の銀行口座へ移すといった行為を8回ほど行っていたそうです。動機について、元幹部社員は「2014年頃、親族のために金を用意する必要があった」と話しています。日本海テレビジョン放送株式会社は、今回の件について「一般のみな様から寄せられた善意を踏みにじって、私腹を肥やした行為であり、到底許せない」とコメント。寄付をした人を始め、番組制作に関わった人や、ボランティア活動に参加した人に対して謝罪の言葉を述べています。みな様の善意を裏切る行為を幹部社員が行ったことについて、浄財を寄付してくださったみな様、ボランティアで活動にご協力いただいたみな様、同番組に関わるみな様、ご関係のみな様に深くお詫びを申し上げます。弊社は再発防止策と社員教育を徹底するとともに、チャリティーをはじめ、みな様のお役に立てる活動にこれまで以上に積極的に取り組むなどし、信頼回復に努めてまいります。今回の件に対し、ネットからは「本当に信じられない」「寄付金をなんだと思っているのか」といった怒りの声が相次ぎました。前述したように、寄付金は多くの人の「障がいや病気で困っている人を助けたい」「世の中をよりよいものにしたい」という想いが詰まったもの。本来ならば、福祉や環境問題の改善、災害支援に使われるお金を、いち個人が私腹を肥やすために盗み出すのは、許しがたい行為といえます。報告によると、元幹部社員はおよそ448万をすでに返還。今後、残りの金額も弁済していくとのこと。返還された寄付金は、同社が責任を持って公益社団法人24時間テレビチャリティー委員会に届けるとのことです。[文・構成/grape編集部]
2023年11月28日11月28日、日本テレビのチャリティー番組『24時間テレビ』の寄付金を系列局である日本海テレビの幹部社員が、10年間にわたって着服していたことが、わかった。番組の存在意義を揺るがす不祥事に、人々の怒りが爆発している。日本海テレビは同日、公式サイトで謝罪文を発表。《弊社の元経営戦略局長が、弊社の売上金など総額1118万2575円を着服していたことがわかりました》とした上で、《うち264万6020円はチャリティー番組「24時間テレビ」に寄せられた寄付金から、また853万6555円は売上金など弊社の資金から着服したものです》と説明した。さらに元経営戦略局長は懲戒解雇になったとし、《弊社は責任をもって保管すべき皆様の浄財が着服されるのを10年間、見落としてしまいました》《深くおわび申し上げます》と謝罪。また同社は、元経営戦略局長が後輩らとの飲み歩きやスロットに着服したお金を使用していたと考えているという。10年にわたって寄付金がテレビ局幹部のポケットマネーになっていたという、チャリティー番組としての信頼を揺るがす不祥事が発覚した『24時間テレビ』。’78年の放送開始以来、毎夏の恒例番組となっているが、これまでもその存在意義を疑問視する声は少なくなかった。「障害を持ったひとたちが頑張る姿を放映する番組内容に、『お涙頂戴』『感動ポルノ』と批判する声も少なくありませんでした。またチャリティー番組にも関わらず、出演タレントにギャラが支払われることを疑問視する声も聞こえてきます。ですが、福祉や災害復興支援の現場などにきちんと寄付が行われていたのも事実。46年間の寄付金総額は436億円になり、批判を受けながらも続けてきた実績は大きい。それゆえ、寄付金を着服していた系列局員が出たとなると、今回の件に限らず、今までの使い道にも疑問を覚えてしまう人も出てくるでしょう」(テレビ局関係者)今回の件で番組の存在意義が総崩れしかねない事態に。Xでは非難が殺到し、「偽善番組」がトレンドワードに。さらに番組終了を求める声もこう相次いでいる。《番組側の人間が10年間皆からの寄付金を盗んでたってこと?立派な詐欺番組じゃん!もう来年からは中止でいい》《24時間テレビについては、これまで様々な問題提起があったけど、ついに超えてはいけない一線を超えた。寄付金を着服されたらもう信用できない》《電気の無駄遣いだし、もう打ち切りでいいでしょ。募金詐欺番組は》《偽善番組さっさと終われ》《24時間テレビ、募金着服事件!? ありえない!! 打ち切り待ったなしですね》「公益社団法人24時間テレビチャリティー委員会」は本件について、公式サイトで《今回の事案を受けて、当委員会を構成する民間放送31社では、皆様からお預かりする寄付金について、さらなる厳重な管理を行い、徹底して再発防止に努めて参ります》と綴っているがーー。来年も無事放送となるだろうか?
2023年11月28日皆さんは、イベントの運営者をやったことがありますか?今回は「保護者会の活動でのママ友の驚きエピソード」を紹介します。イラスト:Fujitaそれって着服じゃ…大事な経費を会長のママ友いわく距離を置こう…保護者みんなの会費を自分の取り分にしてしまうなんて…お金のトラブルがある人とは、関わらない方が身のためだと思います。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2023年08月17日行政からの連絡で…コンビニ大手のファミリーマートは9月17日、am/pm熊本市役所前店のスタッフが、健康保険などの代行収納金を着服したことが判明したとして公表し、謝罪した。事件は8月30日に、「支払ったはずの国民健康保険の督促状が来た」との申し出が熊本市に入り、連絡をうけたファミリーマート社が直ちに調査を行ったところ、一旦預かった収納が取り消されている事実が判明。9月1日に、取消し日時に勤務していた、28歳男性に対し聞き取り調査を行い、借金返済のため着服したことを認めたという。男性従業員は懲戒解雇。22万円以上の着服同社の調べによると、未払扱いとなっていた代行収納金は全部で16件で、合計221,620円にのぼる。内訳は以下のようになる。・国民健康保険7件(合計金額:86,600円)・国民年金 9件(合計金額:135,020円)今回の事件の手口は、深夜の勤務中に取消し作業を行い、その取消した分の金額を着服したというもの。同社は再発防止策として、「今後代行収納の取消しがあった場合、本部から店舗に対して書面による確認を行う」など4点をあげた。
2010年09月21日