映画『死にゆく妻との旅路』の完成披露試写会が2月2日(水)に東京・有楽町のよみうりホールで開催され、夫婦役を演じた三浦友和と石田ゆり子が、塙幸成監督と共に上映前の舞台挨拶に登壇。劇中で11歳差カップルを演じた2人の軽妙なトークに会場は大きな盛り上がりを見せた。実際に起こった事件に基づき、借金を背負った夫と末期がんを患った妻の、切なくも愛に満ちた最初で最後の旅が綴られる本作。三浦さんは「一昨年の夏と昨年の1月に撮影を行いました。夏のパートの後、もしかすると(製作が)やめになってしまうかもという状況にも陥ったのですが、いろんな方のお力で出来上がりました」と感慨深げ。石田さんも「いろんなことがあって、こうしてみなさんにお披露目できることができて涙が出そうです」としみじみと語った。未婚の石田さんの“妻っぷり”について三浦さんは「素敵な奥さんでした!」と感謝の弁。「(石田さんの魅力は)透明感ですよね」と力強く語るも、隣りで石田さんが吹き出してしまい「何笑ってるんですか!?」と心外そう。石田さんは「無理しないでください」と控えめに語るも三浦さんは「ただでさえスレンダーなのに、(役作りのために)もっとやせなくちゃいけなくて、みんなと一緒に食事にも行かず、小さなおにぎり食べてました」と石田さんの苦労を代弁。石田さんは「そうですか?いつもおいしいものをごちそうになってた記憶しかないですよ…」と照れくさそうに謙遜。そんなやり取りの中からも2人が撮影を通じて育んだ夫婦のきずなが垣間見えた。11歳差の夫婦を演じた2人だが、実際の年齢差は18歳。石田さんは、三浦さんとの共演について「(三浦さんは)光り輝くスターで、子供の頃…小学生の頃から拝見してましたので。そんな素敵な三浦さんを(劇中で)“おっさん”と呼ばなくてはならず、いたたまれない気持ちでした」と申し訳なさそうに告白。一方の三浦さんは18歳差を改めて痛感したのかちょっぴり渋い顔で、会場は笑いに包まれた。この作品に出たことで夫婦について改めて考えさせらたのでは?という質問に三浦さんは「何らかの影響は受けていると思います」と照れくさそうにかわしつつ「まあ、普段からちゃんとしてますので」とポツリ。これには会場から拍手が沸き起こった。一方、未婚の石田さんは「演じながら、弱ってきたときに誰かがそばにいてくれたら…と現実的に考えましたね」と本音を漏らし、すかさず三浦さんから「いい人見つけてくださいよ!」と突っ込まれ、再び会場は温かい笑いに包まれた。『死にゆく妻との旅路』は2月19日(土)より石川県、富山県にて先行上映ののち、2月26日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて公開。■関連作品:死にゆく妻との旅路 2011年2月19日よりワーナーマイカルシネマズ金沢、ワーナーマイカルシネマズ御経塚、TOHOシネマズ高岡で先行上映、2月26日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて公開© 2011「死にゆく妻との旅路」製作委員会■関連記事:深くて繊細かつ壮絶なる愛の実話『死にゆく妻との旅路』試写会に15組30名様ご招待
2011年02月02日かつて人気を博したTVドラマシリーズを新たに映画化した『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』の公開を記念して、劇中の元特殊部隊の4人の男たちによる“Aチーム”の日本版を結成!7月29日(木)にその結成式が東京タワーで行われ、石田純一、ISSA、武蔵、小島よしおが巨大な戦車と共に登場した。今回の映画では、何者かの策略により無実の罪で逮捕されたAチームの面々が、刑務所を脱獄してチームを再結成。汚名を返上すべく、自分たちを罠にはめた黒幕を追う姿が描かれる。この日結成された“日本版Aチーム”では、リーダーであるハンニバル(リーアム・ニーソン)の日本版を石田さん、女性を虜にするイケメン、フェイス(ブラッドリー・クーパー)をISSAさんが担当。タフガイなメカニック、B.A.(クイントン・“ランペイジ”・ジャクソン)に武蔵さん、奇人・変人の天才パイロットのマードッグ(シャルト・コプリー)に小島さんがそれぞれ扮している。石田さんは「日本の夏を熱くすべく、猛者たちと共に日本版Aチームを結成しました!この映画を熱く熱く応援をしていきたいと思います!」とハンニバルさながらに葉巻をくわえて語り、ISSAさんは「フェイスはセクシー過ぎて、劇中でもカッコイイ!僕も日本中の女性を虜にしたいと思います」とプレイボーイ宣言。開口一番「押忍!」という挨拶で気合を入れた武蔵さんは「この夏、一番スカッとする映画です。B.A.は、僕のようにタフガイで、気持ちの優しい一面もあります。ぜひ応援をよろしくお願いします」と呼びかけた。小島さんはパイロットという役どころだが「芸能界という空をかなり低空飛行していますが、まだまだ頑張っています。この夏はAチームとともに盛り上がっていきたいと思います」と自虐交じりに語り、会場を盛り上げた。リーアムら4人に加え、女性捜査官役のジェシカ・ビールらの来日が発表されており、本物のAチームと日本版Aチームが日本での公開を前に一堂に会する可能性も。オリジナルと和製、どっちが勝つか――?『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』は8月20日(金)よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開。8月14日(土)に先行上映を実施。■関連作品:特攻野郎Aチーム THE MOVIE 2010年8月20日よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開© 2010 TWENTIETH CENTURY FOX■関連記事:奇想天外なミッションが始まる!『特攻野郎Aチーム』女性限定試写会に25組50名様ご招待TVシリーズに負けじ!戦車&ヘリも登場の『特攻野郎Aチーム』L.A.プレミアに熱狂
2010年07月30日イケメン&美女たちが苦悶の表情を浮かべながら走る走る走る!全国の“佐藤さん”を対象に“真の”鬼ごっこが展開されるという斬新な設定が話題を呼び、ヒットを記録した『リアル鬼ごっこ』から2年、原作小説でも明かされなかった「その後」を描く形で『リアル鬼ごっこ2』が誕生した。運動から遠ざかり、駅までの道のりを駆けただけで肺が燃え尽きそうになっている身からしたら、続編と聞いてまず思ったのは、よく俳優陣が出演を承諾したな、ということ…。主演の石田卓也にいたっては前作からの続投であり、“新参”三浦翔平も、今秋公開の『THE LAST MESSAGE 海猿』撮影終了に続いてクランクインというスケジュールだったとか…。いやはや、この2人、何を考えてこの鬼ごっこに参戦したのか?映画の公開を前に石田さん、三浦さんに直撃!――「続編製作決定!」この一報を聞いたときの反応は?石田:え?やるんだ?とビックリ。『1』が相当ハードな撮影でしたからね。「また走るのかよ?」って気持ちにはなりましたよ。で、届いた本を読んでみて「あぁ、これは間違いなく結構走るな…」と(苦笑)。――三浦さんはオファーが来る前から原作も読んでおり、映画も観ていたとのことですが…三浦:そう。僕が演じている洋(ひろし)は、前作では大東俊介さんが演じられた役。大東さんが前作の最後で入院して、続編の始まりで退院したら俺になってる(笑)。プレッシャーはありました。それと、今回は現実世界とパラレルワールドの2つの世界でそれぞれ生きる、2種類の洋を演じるので、そこは楽しみでした。――では、問題のアクションについて。事前の準備、そして実際の撮影はどのようなものだったのでしょうか?石田:結構、(事前に)走り込んだりしましたね。前回を知ってる分、「ヤバいぞ!」という意識はありましたから。でも撮影で走った量は前作の方が多いですね。その分、アクションの種類が圧倒的に増えました。ワイヤーアクションもあって…あと、銃を使ったアクションもありましたが、爆発するギリギリのところを通ったり、弾丸が近くで破裂して破片が刺さって頭に怪我したり、前回と違う意味でかなりハードでした。三浦:『海猿』を撮り終えてすぐに、(本作の)アクションの練習が1か月ほどあって、そこで体力つけましたね。『海猿』があったので体ができててラクだったかというと、そういうわけでもなくて…。使う筋肉が違いましたね、過呼吸になりかけたりしましたから。――現実の世界とパラレルワールド、2種類の洋を演じてみての感想は?三浦:2人の洋を足して2で割ると、僕!って感じですかね?結構、ピュアです!石田:…(笑)。――三浦さんはピュアさが“ウリ”ということでよろしいですか(笑)?三浦:そういうことになっちゃいますね(苦笑)…やめましょう、それ。2つの役を同時に演じるというのは勉強になりましたね。パラレルワールドの洋はストレートで情に厚い。現実世界の洋は思ってることと口にすることが違ってて、本当は優しいけどそれを隠すために強がってる。でも、物語が進むにつれて、2人の洋がシンクロしていくんですよ。そこは見てほしいですね。あと、愛(吉永淳)とのラブシーンもあるのでそこも!――石田さんと三浦さん、2人一緒のシーンも多いですが互いの印象を自由にどうぞ!石田:最初はすごくクールな感じだったのに、現場に入って日が経つにつれて面白い人になってきましたね。冗談ばっかり言って…。三浦:まるで仕事をしていないかのように(笑)?――映画の中ではクールな印象でしたが…三浦:決してクールではなく…。石田:じゃないね(笑)。三浦:でも、やんちゃというわけでもなく…。卓也は最初は静かな印象だったんですが、でも結構しゃべるようになって。実は家も近いし(笑)。笑顔に癒やされましたね。石田:人見知りなんですよ。何を話したらいいんだろう?って。――シーンを重ねるごとに互いに分かり合ってきて?石田:2人で協力して鬼を倒すとこはバッチリ息合ってました!インタビュー中も絶妙のコンビネーションを見せてくれた2人。走って走って走りつつ見せる劇中のコンビネーションにもご期待あれ!■関連作品:リアル鬼ごっこ 2008年2月2日よりテアトル新宿にて公開©「リアル鬼ごっこ」製作委員会リアル鬼ごっこ2 2010年6月5日より全国にて公開© 2009 リアル鬼ごっこ2 製作委員会■関連記事:家庭内“リアル鬼ごっこ”を告白IZAMが吉岡美穂の妊娠を喜びつつも戦々恐々“佐藤”さん、再び要注意!『リアル鬼ごっこ2』試写会に10組20名様をご招待佐藤さんを集めて『リアル鬼ごっこ2』石田卓也らが舞台挨拶に登壇!石田卓也、前作超え宣言『リアル鬼ごっこ2』撮影現場初公開“佐藤”を待ち受ける次なるゲーム…『リアル鬼ごっこ』前作の大ヒット受け続編決定!
2010年06月04日作家・山田悠介の同名小説の実写版として大ヒットを記録した作品の続編、『リアル鬼ごっこ2』。劇中、“佐藤”姓の者が鬼たちに狩られるという設定にちなんで、4月22日(木)に全国から佐藤さんを観客として集めた特別試写会が実施され、主演の石田卓也、三浦翔平らが舞台挨拶に立った。会場には、石田さんの役名と同じ“佐藤翼”さんも来場しており、これには石田さんも大喜び!一方、“佐藤美沙”を演じた渡辺奈緒子は「美沙はいないんですか?」とちょっぴり不満そう。石田さんと渡辺さんは前作に続いての出演となったが、石田さんは「(続編製作が決まり)びっくりしたのもあったし、撮影がハードだったので、『またあれやるの?』という気持ちにも…」と胸の内を語った。渡辺さんは、前作では石田さん演じる翼の母親役だったが、今回は全く別の役柄とあって「前作では(石田さんを)息子と思って演じていたので、正直、戸惑いましたね。イケナイことしているような…」と苦笑を浮かべた。三浦さんは「山田さんの作品は好きで読んでいました」と言うが、役柄については「前作では大東俊介くんが演じていた役で、大東くんが前作の最後で入院して、続編の始まりで退院したら俺になってる(笑)。プレッシャーも感じました」と語った。蕨野友也は現実世界では刑事、パラレルワールドではレジスタンスを演じているが、12月の寒い時期の撮影にもかかわらず、衣裳がタンクトップだったということで相当辛かったよう。渡辺さんが「(蕨野さんが)『寒い!』って言って腕立て伏せとかやってました」と明かしたが、蕨野さんは「撮影後にみんなは風邪引いたのに、俺だけなぜか大丈夫だった」とアピール(?)。会場は笑いに包まれた。この日「人生初めての舞台挨拶」に臨んだ吉永淳は少し緊張した表情を浮かべながら「石田さんに『散歩でもするようにやればいいよ』と先ほどアドバイスをいただきました」と明かし、映画出演についても「最初はどうなるかと思いましたが、優しい共演者のみなさんに囲まれてできました」と笑顔で語った。この日は、主題歌を歌う「High Speed Boyz」も登場。柴田一成監督は彼らを主題歌に抜擢した理由を聞かれ「真面目に、名前で選びました(笑)」と映画とぴったりのバンド名であることを挙げた。最後に一同は、全国から集まった佐藤さんと一緒に記念撮影し、舞台挨拶は幕を閉じた。『リアル鬼ごっこ2』は6月5日(土)より全国にて公開。■関連作品:リアル鬼ごっこ2 2010年6月5日より全国にて公開■関連記事:石田卓也、前作超え宣言『リアル鬼ごっこ2』撮影現場初公開“佐藤”を待ち受ける次なるゲーム…『リアル鬼ごっこ』前作の大ヒット受け続編決定!
2010年04月24日俳優の石田純一が3月16日(火)、都内で行われた映画『マイレージ、マイライフ』(ジェイソン・ライトマン監督)の記者会見に花束プレゼンターとして出席し、女子プロゴルファー、東尾理子との新婚旅行について「できれば世界一周旅行に行きたい」と話した。同作は、ジョージ・クルーニー演じる、仕事は“リストラ宣告人”で私生活はマイレージ依存症の男が、人間関係と人生について再認識する姿を描く人間ドラマ。石田さんは、マイレージについて「50万マイルくらい貯まっている」と言い、6月8日に予定のカリフォルニア州ナパバレーでの挙式用に「使えそうですね」と満面の笑み。「できればそのまま世界一周旅行に行きたい。ちょうどワールドカップがあるので南アフリカへ飛んでいきたい。調整中なんですけど」とハネムーンプランを告白。7月12日に東京・帝国ホテルで予定されていた披露宴を8月8日に延期したことが先ごろ、報じられたばかりだが「全米女子オープンと重なってしまったので。彼女のゴルフ関係の方々にも来ていただきたいですから」と説明した。ジョージと昨年まで同じ、元“おひとりさま”で「僕もおひとりさまが長かった。何が一番大切か考えさせてくれる映画」と感銘を受けた様子。「クルーニー演じる主人公は変わりますが、僕は変わらず“マイ理子、マイライフ”」とおノロケ。「理子に切られないようにしたい。この歳で切られると寂しい」と56歳の男心を吐露した。この日は、同作でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされた女優アナ・ケンドリックが会見に出席。石田さんはアナに5本指ソックスを「長旅でも疲れないように」とプレゼント。アナから「昨日原宿で靴下を買ったけど5本指のタイプは買ってないから嬉しい!」と大喜びされてニンマリ。自身はいつも裸足のスタイルを貫いているが取材陣から靴下を履かなくても履く人の気持ちは分かるんですね、と感心され、「ハハハハ」と照れ笑いしていた。一方、アナは、オスカーノミネートの感想を「どんな賞であれ夢にも思わなかったこと、大変驚いています。夢が叶ったとも言えるわ。でも怖い気もする。私がこれまでアカデミー賞のノミネートや受賞の女優へ抱いた期待を、人々から抱かれていると思うと怖い気もするし、ストレスもある」と“セレブブルー”を吐露。ハリウッドの超モテ“おひとりさま”男、クルーニーの印象については「心から周囲を和ませようと努力する人。私の緊張をほぐそうとしてくれたんだと思うけど、撮影中はずっと私をからかっていたわ。彼がティーンエイジャーで、私がたしなめる母親みたいだったわ」と裏話も。靴はジミー チュウ(Jimmy Choo)、ドレスはアルベルタ フェレッティ(ALBERTA FERRETTI) といういずれも人気ブランドのキュートなデザインのファッションで、カメラマンのフラッシュ放射を浴びた。ほかに自身のリストラ体験を綴った曲「UP IN THE AIR」(※本作の原題と同じ)が同作のエンディングに使用されて一躍、全米注目の人となった“リストラシンガー”ケヴィン・レニックも出席。ナマ歌を披露し、温かい歌声で取材陣をうっとり聴き入らせていた。『マイレージ、マイライフ』は3月20日(土)よりTOHOシネマズ シャンテほかにて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:マイレージ、マイライフ 2010年3月20日よりTOHOシネマズ シャンテほかにて公開© 2009 DW STUDIOS L.L.C and COLD SPRING PICTURES. All Rights Reserved.■関連記事:ジョージ・クルーニー、ハワイのカウアイ島で新作を撮影中【アカデミー賞】ファッションチェック!〜番外編<セレブカップル>〜【アカデミー賞】ファッションチェック!〜レッド&ブラック編〜オスカー主演男優賞のゆくえクルーニー&フリーマンの戴冠阻むは“過小評価の男”?本家オスカーを控え激戦、混戦!英国アカデミー賞で『ハート・ロッカー』6冠
2010年03月16日辻仁成の人気小説を、彼の妻で女優の中山美穂主演で映画化した『サヨナライツカ』が1月23日(土)に公開を迎え、都内の劇場で中山さんと共演の西島秀俊、石田ゆり子を迎えて舞台挨拶が行われた。タイのバンコクを舞台にした、婚約者(石田さん)との結婚を控えたサラリーマンの豊(西島さん)と、自由奔放な女・沓子(中山さん)の燃えるような恋、さらにその25年後を描いた本作。12年ぶりの映画主演を果たした中山さんに、客席から「おかえり!」という声援が飛び、「緊張して昨夜は眠れなかった」という中山さんもホッとしたような笑顔を見せた。3人には、これまでに試写会などで映画を観た観客から寄せられた質問が投げかけられた。「“女の本性”、“男の本性”を感じさせられたシーンは?」という質問に、中山さんは「(石田さん演じる)光子に対して、本性というか妻としての強さを感じました」と回答。中山さん自身、この12年の間に妻となり、母となっただけになかなか興味深い答え。石田さんも「光子が沓子に会いに行く“怖いシーン”は女の本性を感じます(笑)。優しい顔して『いなくなって』って言うんですからね。キツイことを言うときは余裕を持っていたい、という気持ちでしょうか」とうなずいた。一方、西島さんは婚約者がいながらも、魅力的な女性を前に、恋に落ちてしまうところに“男の本性”を感じたようで「初めて沓子と結ばれるシーンは…まあ、しょうがないんじゃないかと(苦笑)。いろんな人に『ひどい男だね』とか言われましたが、しょうがないんじゃないかなぁ…」と苦笑いを浮かべつつ「しょうがない」を連発していた。西島さんは劇中、タイ語での演技を披露しているが、タイ語の難しさ…というよりもイ・ジェハン監督の要求にかなり苦労した様子。「一応、勉強して現場に行ったんですが、監督はひどい人で、撮影直前に違うセリフを持ってくるんですよ、『これ覚えて』って」。そんな西島さんにタイ語のセリフの再現をお願いすると「やれますよ!」と快諾。タイ語でバンコクの長〜い正式名称を諳んじてみせ、会場は大きな拍手に包まれた。3人にはさらに、また海外の監督と仕事がしたいか?という質問が。中山さんは「スペイン映画に出てみたい」、西島さんも「一緒に仕事をしてみたい人はたくさんいます」と乗り気。石田さんは「私は、メリル・ストリープさんが大好きなので、おこがましいですが、ご一緒にお仕事できるなら何でもやります!」と語った。最後に、中山さんはこの“サヨナライツカ”というタイトルが持つ意味について「私は“始まり”を意味するニュアンスを持っていると思います。人生の中にはたくさんのサヨナラがありますが、同じ数だけ出会いもある。その繰り返しの中で永遠が見えてくるのではないでしょうか」と語り、観客に向けて「25年後に、もう一度観られたらいかがでしょうか?」と粋な言葉で呼びかけた。『サヨナライツカ』は新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開中。■関連作品:サヨナライツカ 2010年1月23日より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開© 2009 CJ Entertainment Inc. All Rights Reserved.■関連記事:【シネマモード】恋する女心を解く鍵は衣裳にあり?『サヨナライツカ』を彩るのは…中山美穂号泣、中島美嘉の歌声に「心に響いてきた」主演作『サヨナライツカ』試写会『サヨナライツカ』中山美穂×イ・ジェハン監督 12年ぶりの現場で感じたデ・ジャヴュ川島なお美、ワケあり恋愛を一刀両断「頭と心と身体が一つになって本当の恋愛!」中山美穂12年ぶり主演作の女のバトルに、辛酸なめ子が“本妻”支持!?
2010年01月23日ヒット映画の続編『リアル鬼ごっこ2』の撮影現場がこのほど、東京・千代田区内で初公開され、続投で主演の石田卓也、新加入の三浦翔平らが前作超えを誓った。人気作家、山田悠介氏の同名小説を原作に、現実世界と無数に併存するパラレルワールドに迷い込んだ主人公の佐藤翼(石田さん)が、“佐藤”姓の人々を狩る謎の殺戮集団と捕まれば処刑という命がけの“鬼ごっこ”に巻き込まれるサバイバルアクション第2弾。昨年公開の前作は、当初の36館から100館以上に拡大公開され、興行収入約5.5億円とミニシアター系では異例の大ヒットを飛ばした。今作は、前作のラストの続きから物語が始まり、“鬼”を率いる“将軍”と“佐藤”姓らのレジスタンスの壮絶な戦いが展開する。撮影の合間の会見に姿を見せた石田さんは「続編をやると知った瞬間は正直、『あーまたやるのか』と思いました、撮影もハードだったので」とふり返りつつ「前作の反省点を踏まえて体力作りをして今回の撮影に入りました。受け身、殴り方、殴られ方、銃の構え、ラックルジャンプなど前作以上にアクションがスケールもスピードもアップしています」と精悍な顔つき。翼の幼なじみ・洋役に前作の大東俊介からバトンタッチして演じる三浦さんは「『あっち(前作)がよかった』と思われないよう、どうしようかと悩みに悩みましたが、いまはもうこれでいいんだと思ってやっている、自分のモノになっています」と気持ちが乗っている様子。同じく翼の妹・愛を谷村美月からバトンタッチして演じる映画出演2作目の吉永淳は「前作を見ていましたが、撮影で実際に追いかけられると本当に怖い。体力的にも精神的にも映画に追いかけられている感じ」と苦笑い。前作から続いてメガホンを取り、今回オリジナルストーリーを練り上げた柴田一成監督は「怒濤のアクションにキャラの掘り下げ。前作以上にこんな所へ逃げるのかよ、となっているし、あとラブストーリーを盛り込みました。かなり力を入れてバッチリです」とパワーアップを強調した。この日、石田らは自動車に乗って逃げる場面を撮影。暗闇の中、それぞれの役柄の緊張感を体現してみせる一方、合間には和気あいあいと会話しチームワークの良さをうかがわせた。年内いっぱい撮影予定。映画『リアル鬼ごっこ2』は2010年、6月公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:リアル鬼ごっこ 2008年2月2日よりテアトル新宿にて公開©「リアル鬼ごっこ」製作委員会リアル鬼ごっこ2 2010年6月、全国にて公開■関連記事:“佐藤”を待ち受ける次なるゲーム…『リアル鬼ごっこ』前作の大ヒット受け続編決定!「どこか人と違うことをやっていきたい」『グミチョコ』石田卓也の役作りと映画“鬼は内!”&恵方巻でヒット祈願!『リアル鬼ごっこ』初日舞台挨拶「気持ちの奥の奥の僕の根本的なものを出し切った」大東俊介『リアル鬼ごっこ』を語る世の“佐藤さん”に朗報!『リアル鬼ごっこ』“佐藤さん割引き”実施
2009年12月16日山田洋次監督の最新作『おとうと』の完成披露試写会が12月1日(火)に行われ、山田監督に主演の吉永小百合と笑福亭鶴瓶、小林稔侍、石田ゆり子が舞台挨拶に登壇したのに加え、スペシャルゲストとして鳩山由紀夫総理大臣も出席。思わぬ大物ゲストの登場に会場は大きな盛り上がりを見せた。東京で真面目に生きる姉と放蕩を尽くす弟の姿を描いた本作。鳩山首相は「私も、弟ともっといい関係になりたい。今日も弟は私のことを何か言っているようですが…」と弟の鳩山邦夫氏との関係性に触れ、会場は大きな笑いに包まれた。12月1日は「映画の日」に制定されており、首相は映画という芸術の素晴らしさについて熱弁をふるいながらも「事業仕分けされないようにしたい」、「妻(幸夫人)は『亭主の面倒見るよりも映画を作りたい』と言っています」などと語り、観客の笑いを誘った。残念ながら首相は挨拶のみで、映画を鑑賞することは出来なかったが、代わりに幸夫人が二階席に座り、しっかりと映画を最後まで鑑賞!山田監督は「新しい政府を担う鳩山総理に映画の発展のためにご協力いただけたら」と語った。首相の降壇後、キャスト陣の挨拶がスタート。吉永さんが「私は1959年に初めて映画に出演いたしまして、とうとう50年が経ちました。あっという間で信じられない気持ちです」と語ると会場からは大きな拍手が。続けて「新しい技術に、心の部分が置いていかれそうで、私はついていけないのでは?と思うこともありましたが山田組はいまでもみんなで手作りで映画を作っています」と、優しい笑みを湛えながら語った。あれこれと問題を起こし、姉(吉永さん)に迷惑ばかりかける弟役の鶴瓶さんは「どうも。(弟の役が)私で申し訳ございません」と笑顔で挨拶。そして、吉永さんについては「初々しい!」と感想を語り「何でそんなに初々しいのか?50年ですよ!それで、メイク室で直接聞いてみたんです。そしたら『慣れてないんです』って。私は反省しました。慣れちゃいけませんよ!」としみじみと語った。石田さんは「憧れの山田監督の作品に出演できて、嬉しくてたまりませんでした。私の役はモデルとなった方が実在するのですが、身寄りのない人々や病が芳しくない方々を看取られていらっしゃるんです。こんなに心の美しい人の役を私が演じていいのか?という気持ちでした」と心境を明かした。小林さんは、首相夫妻の登場でかなり緊張している様子。首相が去った後も「えー、奥様がいらっしゃるということで…」とガチガチ。すかさず鶴瓶さんが「さっきまでずっと、石田さんにセクハラしてたのに」と暴露し、会場は再び大きな笑いに包まれた。『おとうと』は2010年1月30日(土)より全国にて公開。■関連作品:おとうと 2010年1月30日より全国にて公開© 2010「おとうと」製作委員会■関連記事:山田洋次が描く日本の“家族”『おとうと』試写会に20組40名様ご招待“ダメ弟”鶴瓶、吉永小百合に甘えっぱなし!蒼井優のことは「この女」呼ばわり
2009年12月02日中山美穂の12年ぶりの映画出演作となる『サヨナライツカ』の完成披露試写会が、記者会見に続いて10月27日(火)の夜に行われ、中山さんを始め西島秀俊、石田ゆり子、そしてイ・ジェハン監督が上映前の舞台挨拶に登場した。中山さんは昼間の会見時の肩出しドレスとは趣きを変えて、華やかな黄色いワンピースで登場。作品について「何度でも観たくなる作品になっています」と力強くアピールした。久々の映画出演を決めた経緯に話が及ぶと、「話をいただいたときは驚きましたが、以前、一度(本作の映画化の)お話があったときの気持ちが甦り、演じたいと思いました」と語った。西島さんは、婚約者(石田さん)がいながら、中山さん扮する奔放な女性、沓子との愛に溺れていくサラリーマンを演じたが、その中山さんを西島さんは絶賛!「中山さんじゃなかったら、この映画は完成しなかったと思います。役柄を演じるだけでなく、現場を支えてくださいました。中山さんは、自分のことは全く考えず、作品のことだけを考える人なんです。そんな姿勢に勇気づけられました」と称賛を惜しまない。中山さんは少し照れくさそうに「西島さんも、すごく忍耐強い方で、スタッフを盛り上げたりとかしてくださって、私も現場で支えられました」と笑顔で返した。こんな2人の相思相愛ぶりに石田さんは少し嫉妬気味?西島さんは「石田さんが現場にいらっしゃるとホッとするんですよ」と語るも、石田さんは「西島さんは、本当は私に対して、特に感想はないと思います…。いいんです、私は。この2人(中山さん&西島さん)の素晴らしいラブストーリーになってますので」と寂しそうな笑顔を浮かべての自虐コメントで、会場は笑いに包まれた。イ・ジェハン監督は「全てのシーンを丁寧に作り上げました。細かいところまで観ていただければ嬉しいです」と静かな口調ながら自信をにじませた。最後に中山さんは、詰めかけた観客に「観終わったらみなさん、いろんな感想をお持ちになっていろんなお話をしたくなると思います。それは、愛についてであったり、人生についてであったり、生きるということについてだったりするでしょう。そんな話を日本中の人々がしてくれたら嬉しいです。壮大なラブストーリーになっています!」と呼びかけ、舞台挨拶は幕を閉じた。『サヨナライツカ』は2010年1月23日(土)より、新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開。■関連作品:サヨナライツカ 2010年1月23日より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開© 2009 CJ Entertainment Inc. All Rights Reserved.■関連記事:中山美穂、撮影現場よりも久々の会見に緊張?現場では西島秀俊に嫉妬も!中山美穂×西島秀俊『サヨナライツカ』主題歌に中島美嘉!切ない詞に涙必至?中山美穂、12年ぶりの銀幕に出会いと別れ語る「壊れてしまうのではないかと思った」
2009年10月28日TVドラマに映画に活躍する人気若手俳優の3人、林遣都と大東俊介、石田卓也が行き当たりばったりのバックパック旅行に挑戦!持ち物は、各々1日1万円の軍資金と往復の飛行機チケットのみ。彼らの7日間の旅を追った、紀行ドキュメンタリー・クリップ「7days,backpacker」が発売された。10月24日(土)、これを記念して3人によるインストアイベントが行われ、大勢の女性ファンが駆けつけた。行き先もスケジュールも自身で決めた3人。大東さんが旅先に選んだのはトルコ・イスタンブール、カッパドキア。初の海外旅行となった林さんと石田さんはそれぞれベトナム&カンボジア、インドネシア・バリ島一周の旅行を敢行した。仕込みは一切なし、通訳もいない状況で3人が揃ってまずぶち当たったのが「言葉の壁」だったという。石田さんが「電車などの乗り物がないので移動が大変だった。いろんな人に聞きまくった」と言えば、大東さんも「言葉が通じないので、無心で声を聞いて、気持ちで会話してました」と感慨深げに語った。林さんは「1〜2か月の映画の撮影をやったような達成感だった」と語るが、旅の醍醐味である「食」には苦戦したようで、「香草がダメなので、いかにそれを避けるかの戦いでした…」と苦笑い。対照的に大東さんが「カッパドキアで気球に乗るのが最終目的だったので、相当節約したが、ご飯は絶対に妥協しなかった。ケバブや郷土料理など、ハズレは一つもなかった」と語ると、林さんは心底羨ましそうな表情を見せた。それぞれいろんな思い出があるようだが、初めての貴重な経験に充実した様子を見せた3人。林さんは「(現地に)友達も出来たので、もう一度会いに行きたい」と決意を語ると、大東さんは「1週間で出来ることをやり尽くした」と達成感のコメント。石田さんも「観たら旅に出たくなると思います」も自信を持って作品をアピールした。「7days,backpacker林遣都/大東俊介/石田卓也」価格:各3,990円(税込)発売元:「7days,backpacker」Partners販売元:東宝発売中© 2009「7days,backpacker」Partners■関連作品:引き出しの中のラブレター 2009年10月10日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開©2009『引き出しの中のラブレター』製作委員風が強く吹いている 2009年10月31日より全国にて公開© 2009「風が強く吹いている」製作委員会■関連記事:小出恵介&林遣都から独占動画メッセージが到着!【TIFFレポート】川村陽介&ダンテ・カーヴァー箱根のゴールの瞬間の顔は素?小出恵介『風が強く吹いている』インタビュー「男が何かを背負って走る姿は美しい」あなたの人生を変えた出会いは?『風が強く吹いている』扇風機を5名様にプレゼント小出恵介、“絆”を強調!『風が強く吹いている』完成披露に富士山もお目見え
2009年10月25日