『シンデレラ』『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』のリリー・ジェームズと、『君の名前で僕を呼んで』『ナイル殺人事件』のアーミー・ハマー共演で贈る心理サスペンス『レベッカ』が、10月21日(水)よりNetflixにて配信されることが決定。予告編が到着した。リゾート地・モンテカルロで運命的な出会いを果たし、恋に落ちた若い女性(リリー・ジェームズ)と、妻を亡くしたハンサムな男マキシム・ド・ウィンター(アーミー・ハマー)。やがて結婚を決めた彼女は、荒涼とした海岸沿いにある夫の豪華な大邸宅マンダレーに新妻として移り住むことに。新婚夫婦の夢のような時間は永遠に続くかと思いきや、亡くなったはずの優雅で洗練されたマキシムの前妻レベッカの影に苦しめられていき…。本作は、イギリス人作家ダフネ・デュ・モーリアが1938年に発表し、代表作となった小説を基に、新たな解釈で描く心理サスペンス。1940年には名匠アルフレッド・ヒッチコックがジョーン・フォンテインとローレンス・オリビエで映画化した。この度到着した予告編では、夫との甘いロマンスに酔いしれるリリー演じる新妻が、美しい大邸宅で、亡くなったはずの前妻レベッカの影に徐々に翻弄されていく様子が緊迫感たっぷりに映し出されていく。主人公には、レベッカを慕うあまり新妻に悪意を抱く家政婦ダンヴァース夫人(クリスティン・スコット・トーマス)の容赦ない洗礼が浴びせられる。さらには、香水や髪の毛など、亡き元妻レベッカの痕跡も至る所に残されていた。愛する夫にレベッカのことを尋ねてもはぐらかされるばかり、彼もまたレベッカの死に関して何か秘密を抱えている様子。果たして、彼の抱える恐るべき秘密とは?前妻の影に翻弄され次第に憔悴していく彼女の運命は…。併せて、熱い視線で夫を見つめる女と、彼女から視線を外しどこか別の場所に視線を移す男を写した、妖艶かつ不穏なキービジュアルも解禁されている。運命的な恋に落ちる女性を演じるのは、実写版『シンデレラ』で世界一有名なプリンセスを演じて日本でも脚光を浴び、人気ドラマ「ダウントン・アビー」でも知られるリリー・ジェームズ。その夫マキシムを演じるのは、『君の名前で僕を呼んで』や『ホテル・ムンバイ』、10月23日公開予定『ナイル殺人事件』にも出演する実力派アーミー・ハマー。さらに、『トゥームレイダー ファースト・ミッション』『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』などで幅広い役を演じてきたクリスティン・スコット・トーマスや、『マレフィセント』ではアンジェリーナ・ジョリー演じるマレフィセントに仕えるディアヴァル役で知られるサム・ライリーも参加。監督を務めるのは、トム・ヒドルストン主演でJ・G・バラードの近未来小説を見事に映画化した『ハイ・ライズ』や、ブリー・ラーソンはじめアーミー、サムら豪華キャストが出演した『フリー・ファイヤー』など、唯一無二の作品を世に送り出してきたベン・ウィートリー。衣装デザイナーは『ボヘミアン・ラプソディ』で英国アカデミー賞の衣装デザイン賞ノミネート歴を誇り、『インフェルノ』『ロケットマン』などの衣装も手掛けてきたジュリアン・デイ、プロダクションデザイナーは『アンナ・カレーニナ』『美女と野獣』など数々の名作のデザインを手掛けてきたサラ・グリーンウッドと、今年の賞レースでも注目を浴びそうな美しい劇中のファッションや造形も見逃せない。Netflix映画『レベッカ』は10月21日(水)より独占配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2020年09月09日テレビ東京の「サタ☆シネ」枠は“6月は女と罪のサスペンス”と題して作品をお届け。6月6日(土)深夜はクリント・イーストウッド主演の異色サスペンス作『白い肌の異常な夜』を放送する。『ダーティハリー』シリーズのヒットで世界的スターとなると、俳優だけでなく監督、プロデューサーとしての手腕も発揮。『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』でアカデミー賞作品賞、監督賞のダブル受賞を果たしたほか、日本から二宮和也、中村獅童らを起用した『硫黄島からの手紙』など、アクションから文芸作まで幅広く出演、監督、製作を手掛けてきたクリント・イーストウッド。アカデミー賞に輝いた『許されざる者』は彼が“盟友”ドン・シーゲルに捧げた作品でもあるが、2人は『マンハッタン無宿』でイーストウッドが主演、ドン・シーゲルがメガホンを取って以降『真昼の死闘』や『ダーティハリー』『アルカトラズからの脱出』といった作品を共に世に送りだしてきた。本作はそんな2人がコンビを組んだ一連の作品群のなかでも異彩を放つ傑作ゴシックスリラー。南北戦争末期、南部の森深くにマーサ校長(ジェラルディン・ペイジ)が農園内に開いた女学園があった。そこでは教師のエドウィナ(エリザベス・ハートマン)と12歳から17歳の生徒の少女6名、黒人奴隷のハリー(メエ・マーサー)が暮らしていた。ある日12歳のエミー(パメリン・ファーディン)が大ケガをした敵の北軍兵士マクバニー伍長(クリント・イーストウッド)を見つける。マクバニーを南軍に引き渡したらすぐ死んでしまうと思った彼女たちは、彼を治療してから引き渡すことに。女の園に迷い込んだ若い男の存在に色めき立つ学園。傷が回復し松葉づえで動けるようになったマクバニーだが、マーサ校長はかつて愛した兄に彼をダブらせ南軍への引き渡しを躊躇する。彼に初めての恋をするエドウィナ。彼に迫る生徒のキャロル(ジョー・アン・ハリス)、生き残るため自らも彼女らを誘惑するマクバニーだったが…というのが本作のストーリー。昨年公開された監督最新作『リチャード・ジュエル』では、1996年のアトランタで起こった爆破テロ事件をテーマにするなど、いまだ精力的に映画を作り続けるイーストウッドのキャリアのなかでも異色を放つ『白い肌の異常な夜』は、6月6日(土)27時15分~テレビ東京「サタ☆シネ」枠で放送。(笠緒)
2020年06月06日映画『ルース・エドガー』が、2020年6月5日(金)に公開される。少年は“優等生”か、それとも“テロリスト”なのか『ルース・エドガー』は、誰からも称賛される少年の“知られざる真実”を巡って展開するサスペンスフルなヒューマンドラマ。主人公でアフリカ系黒人のルース・エドガーは、成績優秀なスポーツマンで、誰とでも分け隔てなく接するオープンな性格の持ち主。幼少期に、戦場へ駆り出された過酷なトラウマを見事克服し、自由の国アメリカで希望を象徴する存在へと成長した。ある日、同じアフリカ系の女性教師ウィルソンに危険な過激思想に染まっているのではという疑惑をかけられる。若きバラク・オバマの再来とも称されるルースは“完璧な優等生”か、それとも“恐ろしいテロリスト”なのか。謎めいたルースの内面に迫ることで、人間の謎めいた本質とアメリカの現実をリアルに描きだす。ナオミ・ワッツら豪華キャスト陣本作には、アカデミー賞にノミネート歴のある実力派が勢揃い。主人公のルースを演じるのは、映画『WAVES/ウェイブス』でも主演を務め、次世代スターとして注目を集めるケルヴィン・ハリソン・Jr.。また、ルースを育てた白人の養父母を、ナオミ・ワッツとティム・ロスが演じる。さらに、ルースに疑念を持つ女性教師ウィルソンに、『シェイプ・オブ・ウォーター』で好演したオクタヴィア・スペンサーが抜擢された。あらすじアフリカ、エリトリア出身のルース・エドガーは文武両道に秀でた17歳の高校生。彼は幼少期に戦場へ駆り出された過酷なトラウマを克服し、自由の国アメリカで希望を象徴する存在へと成長した。そんなルースは、ある課題のレポートをきっかけに、同じアフリカ系の女性教師ウィルソンと対立し、順風満帆の日常が大きく揺らぎ出す。ルースが危険な過激思想に染まっているのではというウィルソンの疑惑は、ルースの養父母である白人夫婦エイミーとピーターの胸にも疑念を生じさせていく。そして、奇妙な事件がウィルソン教師の身に降りかかることに。はたしてルースは本当に“完璧な優等生”なのか、それとも世間を欺く“恐ろしいテロリスト”になり得るのだろうか…。【詳細】『ルース・エドガー』公開日:2020年6月5日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開監督・脚本:ジュリアス・オナー製作:ジュリアス・オナー出演: ナオミ・ワッツ、オクタヴィア・スペンサー、ケルヴィン・ハリソン・Jr、ティム・ロス配給:キノフィルムズ/東京テアトル
2020年03月14日西島秀俊と西田敏行のW主演で、今野敏による人気小説「任侠」シリーズを映画化した『任侠学園』。西島さん、西田さんを筆頭にベテランの実力派キャストが勢揃いした本作で、それに負けじと強烈なインパクトを放つ、不思議カワイイ系男子を演じる葉山奨之の場面写真がシネマカフェに到着した。真面目過ぎるがゆえ空回りしながらも、世のため、人のために走り回る不器用な地元密着型ヤクザ“阿岐本組(あきもとぐみ)”が、学園を舞台に大奮闘を見せる(!?)人情コメディとなる本作。葉山さんが演じたのは、学園一の問題児・沢田ちひろ(葵わかな)の大ファンで、カメラ片手にストーカーばりに彼女を追っかけまくる、一風変わった不思議系男子の祐樹。変わり者ながら、なんだかほっとけないほどにいじらしく、反則級に可愛い笑顔には、思わず阿岐本組のメンバーも手を貸してしまう、人たらしぶりを発揮する存在だ。学園の生徒の中でも特に阿岐本組との関わりも深く、個性豊かな面々との共演に葉山さんは「こんなにも多彩で個性豊かな色んな世代の方が集まっている現場は珍しかったです」と語り、西田さん、生瀬さんといったアドリブの名手が揃ったキャスト陣について、「毎日笑いをこらえるのが大変でした。どこから台詞なのかアドリブなのか、それが分からなくなるくらい掛け合いが面白くて(笑)」と撮影時をふり返った。とはいえ、そんなクセが強すぎるキャストたちが扮するキャラクターにも負けない抜群の個性を放つ祐樹を、「とにかく見た目にインパクトのある役」と解説。ひとりだけ制服のネクタイがすごく短かったり、左手首にパンダのぬいぐるみがついたブレスレットをしていたり細かなこだわりを反映。中でも、パンダのぬいぐるみについては「僕のアイディア」と、葉山さんが提案したアイディアを木村ひさし監督が採用した模様。しかもこのパンダは、実はとある阿岐本組メンバーと祐樹の絆をつなぐ大事なアイテムともなっている。ベテランキャストに負けないインパクトを放つ葉山さんの熱演をチェックしてみて。『任侠学園』は9月27日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:任侠学園 2019年9月27日より全国にて公開©今野 敏 / ©2019 映画「任俠学園」製作委員会
2019年09月23日西島秀俊と西田敏行のW主演で今野敏の小説を映画化する『任侠学園』。この度、伊藤淳史、葵わかな、桜井日奈子ら第2弾キャストが発表された。今回新たに出演が明らかになったのは、西島さん演じる阿岐本組ナンバー2の日村、西田さんが演じる阿岐本組長を支える阿岐本組の組員を担う伊藤淳史、池田鉄洋、佐野和真、前田航基。さらに、彼らが理事となって再建を図る高校の生徒として、葵わかな、葉山奨之、桜井日奈子。“昭和過ぎる”阿岐本組メンバーは…伊藤さんが演じるのは、小物感満載のチンピラ風ヤクザの稔。兄貴分である日村役の西島さんとは、これまでにも「チーム・バチスタ」シリーズや先日放送された「名探偵・明智小五郎」、CMなどで多く共演しており、カタブツ日村とチンピラ稔の息ぴったりのコミカルなやり取りは必見だ。本作について伊藤さんは「本音で面と向かってお互いの感情をぶつけあう。そんな熱いものがたっぷりとつまっていて、本気で笑えて本気で泣ける」と熱いコメントを寄せている。そして料理上手の武闘派、健一役に「サラリーマンNEO」「警部補 矢部謙三」の池田さん。チャラ男風の金髪若手組員・真吉役に「オトメン(乙男)」「ガチバン」シリーズの佐野さん。切れ者で頭脳派の徹役に「まえだまえだ」の前田さんと、個性豊かな役者たちが揃った。池田さんは「きっとどこか懐かしさも感じさせてくれると思います」と言い、佐野さんも「観たらきっと人にやさしくなれるんじゃないかな」と本作について明かし、前田さんは「人情に生きるアツさを少しでも思い出させてくれる、そんな映画になったら良いなと思っています」と語っている。生徒役にフレッシュな注目キャスト生徒役には、学園一の問題児で男勝りなちひろ役に、連続テレビ小説「わろてんか」でヒロインを務め、“問題児”とは程遠いイメージの葵さん。これまでのイメージを覆す、ハチャメチャな役で新たな魅力を存分に発揮する。「はじめての役柄で最初は戸惑いました」と葵さん。しかし、「監督と相談しながら、身を任せて飛び込んでいくつもりで撮影にのぞむと、気づけば脚本ではじめにイメージしていたキャラクターと真逆なくらいになっていて、今まで演じさせていただいた役の中でも特に楽しくて好きな役になりました」と意外とはまり役でもあったようだ。そんなちひろの大ファンで、カメラ片手に追っかけまくる不思議カワイイ系男子・佑樹役に、「セトウツミ」『青空エール』の葉山さん。抜群の笑顔の破壊力で、コワモテ阿岐本組員も虜に…!?葉山さんは「撮影現場はとにかく楽しくて、毎日笑いをこらえるのが大変でした。どこから台詞なのかアドリブなのか、それが分からなくなるくらい掛け合いが面白くて(笑)作品から、現場の面白さが伝わるといいなと思います」と撮影現場の様子を明かしている。そして、幼なじみのちひろとは対象的に、生徒会に所属する学園の優等生と見せかけて実はワケアリな生徒・美咲役に、『ママレード・ボーイ』『ういらぶ。』の桜井さん。「いつも笑いの絶えない現場でした」と葉山さん同様に楽しい撮影現場だったと明かす桜井さんは、「美咲は闇をかかえている子で、初めて演じる役柄だったのでチャレンジでした。木村監督は現場でのひらめきから演出されることもあるのですが、ベテランキャストの皆様がそれを軽やかに笑いに変えて表現されていて、私は感動していました」とコメントしている。『任侠学園』は秋、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:任侠学園 2019年秋、全国にて公開予定©今野 敏 / ©2019 映画「任俠学園」製作委員会
2019年04月24日今野敏による人気小説「任俠」シリーズより、特に根強く愛され続ける『任俠学園』が、西島秀俊と西田敏行のダブル主演で映画化される。2019年9月27日(金)より全国公開。任侠と人情を重んじる“正統派ヤクザ”が主役、人気小説「任侠」シリーズ「任俠」シリーズは、累計45万部を突破する今野敏による人気小説。善悪の基準が問われる時代、任侠と人情を重んじ、正論で攻めていく地元密着型ヤクザ“阿岐本組(あきもとぐみ)”の活躍を描いた同シリーズは、「仕事をする上でとっても勉強になる!」、「彼らと一緒に働いてみたい!」など書店員からの口コミから人気を博すようになった。そんなシリーズの中でも特に根強い支持を集めるのがる『任俠学園』。高校を舞台に繰り広げられる、⼈情コメディが幕を開ける︕『任俠学園』あらすじ困っている人は見過ごせない、義理と人情に厚すぎるヤクザ”阿岐本組”。組長は社会貢献に目がなく、次から次へと厄介な案件を引き受けてしまう。今度はなんと、経営不振の高校の建て直し。いつも親分に振り回されてばかりの阿岐本組NO.2の日村は、学校には嫌な思い出しかなく気が進まなかったが、“親分の言うことは絶対”!子分たちを連れて、仕方なく学園へ。待ち受けていたのは、無気力・無関心のイマドキ高校生と、事なかれ主義の先生たちだったー。西島秀俊と西田敏行のW主演阿岐本組員である主人公を演じるのは、西島秀俊と西田敏行。日本映画界には絶対に欠かせない2人の俳優の競演が叶った。阿岐本組ナンバー2の日村:西島秀俊西島は、『任俠学園』までに「義理と人情の任俠役を演じてみたい」と熱望し続けていたという。2018年には、『散り椿』や『人魚の眠る家』へ出演、2019年も主演作『空母いぶき』の公開を控える西島が、本作では、時に空回ってしまうお茶目な側面を持つ、昭和過ぎる阿岐本組ナンバー2の日村を演じる。阿岐本組・阿岐本組長:西田敏行そして、西田敏行が演じるのは、西島演じる日村やその弟分たちを、振り回しながらも、そのストレートな言葉で多くの人の心を揺さぶる阿岐本組・阿岐本組長。『釣りバカ日誌』シリーズで20年以上にもわたり演じた“浜ちゃん”の陽気さに、『アウトレイジ』シリーズで日本中を震撼させた強面っぷりをも加えた、西田にしか演じられない“究極のキャラクター”は必見だ。主演を取り巻く個性派俳優そんな阿岐本組組員を迎え撃つべく集まった生徒役には、葵わかなや葉山奨之、桜井日奈子といったフレッシュな顔ぶれが揃う。無気力・無関心の“イマドキ”高校生の彼らと、情熱を燃やす阿岐本組組員とのコミカルなやりとりに注目だ。・小物感満載のチンピラ風ヤクザの稔(みのる)役…伊藤淳史・料理上手の武闘派というトリッキーな男・健一役…池田鉄洋・チャラ男風の金髪若手組員・真吉(しんきち)役…佐野和真・切れ者で頭脳派の徹(てつ)役…前田航昭和を代表するベテラン俳優勢も⽣瀬勝久、中尾彬、光⽯研、⽩⻯、⾼⽊ブー、佐藤蛾次郎といった、パワ ー全開な豪華ベテランキャスト勢も出演。ヤクザの組長から、生徒の父親役まで、様々な役柄に扮するようだ。・永神組の組⻑であり、学園の再建を兄弟分の阿岐本に押 し付けた張本⼈…中尾彬・学園の⽗⺟会代表であり、学園で⽣徒会を務める優等⽣・美咲の父親役…光⽯研・巨⼤ヤクザ 組織・隼勇会組⻑…⽩⻯・学園の校⻑…⽣瀬勝久・⾼⽊組の組⻑…⾼⽊ブー・阿岐本組馴染みのガラス⼯務店・⻄潟役…佐藤蛾次郎『劇場版 ATARU』を手がけた木村ひさしが監督監督は、「99.9 –刑事専門弁護士-」シリーズや「民王」などの人気ドラマ、そして『劇場版 ATARU』を手がけた木村ひさしが務める。原作者の今野が「主人公が主人公だけに、映像化はないものと思っていた」という『任俠学園』をどのように繰り広げるのか。観る機会が減った“ヤクザ”映画を、笑いあり涙ありの温かくコミカルな人間ドラマは、是非スクリーンで。東京スカパラダイスオーケストラが主題歌書き下ろし映画『任俠学園』のため、東京スカパラダイスオーケストラが新曲「ツギハギカラフル」を書き下ろし。主題歌として作品に彩りを添える。なお、東京スカパラダイスオーケストラにとってコメディー映画への書き下ろしは、初めての試みとなる。またそんな東京スカパラダイスオーケストラと、本作で阿岐本組の組長を演じる西田敏行が奇跡のコラボレーションを実現。メンバーの演奏に合わせて、西田が情熱的に歌い上げる楽曲「また逢う日まで」は、劇中の挿入歌として使用される。【詳細】任俠学園公開日:2019年9月27日(金)出演者:西島秀俊、西田敏行、伊藤淳史、葵わかな、葉山奨之、池田鉄洋、佐野和真、前田航基、桜井日奈子 ほか原作:今野敏「任俠学園」(中公文庫刊)脚本:酒井雅秋監督:木村ひさし企画・制作プロダクション:ROBOT幹事・配給:エイベックス・ピクチャーズ製作:映画「任俠学園」製作委員会
2019年01月28日俳優の西島秀俊と西田敏行が、今野敏氏の人気小説「任俠」シリーズを原作とした映画『任俠学園』(2019年秋公開)でダブル主演を務めることが25日、発表された。経営不振に陥った仁徳京和学園高校を立て直すべく、新理事長に就任したのは、曲がったことが大嫌いなヤクザ・阿岐本組。強面で荒々しいが義理人情の正義を貫いていく彼らの情熱に、次第に周りの空気も変わりはじめる。ところが、金儲けのために学校乗っ取りをたくらむ大人たちによる罠が仕掛けられていた。西島が演じるのは、真面目過ぎるがゆえに時に空回りしてしまう阿岐本組ナンバー2・日村。「本作はこれまでのキャリアの中で大きな意味を持つ作品の一つになると確信しています」と語る通り、「義理と人情の任俠役を演じてみたい」と思い続けてようやく巡ってきた役だ。なお、2012年10月にTBS・WOWOWの共同制作で放送された『ダブルフェイス』では、織田組若頭補佐に扮する潜入捜査官を演じていた。また、「日村という役は今まで演じたことのない、全く新しいキャラクターです」と捉え、「何が正しく何が間違っているのか、誰もが迷うこんな時代だからこそ、“昔気質”の真っ直ぐ過ぎる日村のような男が新たな道を切り開いてくれるのではないでしょうか」と問いかける西島。「念願の親分役、西田敏行さんの怒涛のアドリブに日々応え続けた素晴らしい共演者の皆さんのキレッキレの名演」と振り返り、「平成から新しい時代へ変わる節目の年、笑って泣ける世直しエンターテインメントを是非劇場でお楽しみください」と呼びかけている。一方、『アウトレイジ』シリーズでの怪演も記憶に新しい西田は、日村や弟分たちを振り回しながらも、そのストレートな言葉で多くの人の心を揺さぶる阿岐本組・阿岐本組長を演じる。「この映画は今の時代にとって、とても画期的な作品になりそうでワクワクしています」と手応えを感じている様子で、「本作で生きるヤクザたちが示す、『お互いを愛し合い、見つめ合い、そして理解し合う』というある種の一本筋を通すという“任俠道”は、万国共通の人々が幸せになるための一本の道だと思います。この映画が、今悩んだり、くすぶっている皆さんを勇気づけるエネルギーとなるような作品になれば嬉しいです」とアピールする。また、木村ひさし監督は「今では絶滅危惧作品と言える程、観る機会が減った“ヤクザ”映画。フィクションである映画の中のヤクザな人たちは悪いヤツらもいれば、義理人情に厚い、人間味のある人たちも多く描かれていました。人付き合いが薄くなった現代社会にタイムスリップしたかの様な阿岐本組が、今の世の中で何が出来るのか? 楽しんでいただければと思っています」、原作の今野敏氏は「主人公が主人公だけに、映像化はないものと思っていました。こうして映画にしてもらえたのは感激です。また、西島秀俊さんと西田敏行さんのダブル主演と聞き、とてもうれしく思いました。一日だけ撮影の様子を見学させていただきましたが、阿岐本親分が現場に入るだけでぴりっと緊張感が走るのが印象的でした。親分、本当に怖かった。きっと私の想像をはるかに超えた映画になると信じています」とコメントを寄せている。(C)今野 敏 / (C)2019 映画「任俠学園」製作委員会
2019年01月25日今野敏による人気小説「任侠」シリーズが、西島秀俊と西田敏行のW主演で映画化されることが決定。木村ひさし(「99.9 -刑事専門弁護士-」「民王」)が監督を務め、全力で笑わせ、ホロっと涙を誘う、温かくコミカルな人間ドラマを作り上げる。経営がうまくいかなくなった仁徳京和学園高校。高校を建て直すため、新しい理事が就任した。現れたのはなんと、曲がったことが大嫌いな昔気質のヤクザ、阿岐本組。見た目は怖く荒々しかったが、義理人情の正義を貫いていく彼らの情熱に、次第に空気が変わっていく。しかし、金儲けのため学校乗っ取りを図る大人たちによる罠が仕掛けられる…。昔気質のヤクザ者が世のため、人のため、義理と人情を武器に、倒産寸前の私立高校や出版社、病院などの経営再建を試みる小説「任侠」シリーズ(中公文庫)。累計45万部を突破し人気を博す本シリーズは、2月1日からはシリーズ第5弾「任侠シネマ」が、読売新聞オンラインでの連載開始を予定している。今回映画では、シリーズの中でも特に根強く愛され続ける「任侠学園」を映像化。主演を務めるのは、現在放送中の「メゾン・ド・ポリス」や、4月ドラマ「きのう何食べた?」へ出演することでも話題の西島さんと、「釣りバカ日誌」シリーズから『アウトレイジ』シリーズまで、幅広いジャンルの作品で唯一無二の存在感を放つ西田さん。「義理と人情の任侠役を演じてみたい」と熱望し続けた西島さんが、今回真面目過ぎるがゆえ、時に空回ってしまうお茶目な側面を持つ、昭和過ぎる阿岐本組ナンバー2の日村役を、そして日村やその弟分たちを振り回しながらも、そのストレートな言葉で多くの人の心を揺さぶる阿岐本組・阿岐本組長を西田さんが演じる。「チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋」では天才救命医を、「MOZU」では公安のエースを、連続テレビ小説「とと姉ちゃん」では仕事も家庭も大切にする良き父など、これまで様々な役を演じてきた西島さんだが、「本作はこれまでのキャリアの中で大きな意味を持つ作品の一つになると確信しています。日村という役は今まで演じたことのない、全く新しいキャラクターです」と新たな挑戦であると語る。また「西田敏行さんの怒涛のアドリブに日々応え続けた素晴らしい共演者の皆さんのキレッキレの名演。平成から新しい時代へ変わる節目の年、笑って泣ける世直しエンターテインメントを是非劇場でお楽しみください」と呼びかけている。一方、西田さんも「この映画は今の時代にとって、とても画期的な作品になりそうでワクワクしています」と完成に期待。「本作で生きるヤクザたちが示す、『お互いを愛し合い、見つめ合い、そして理解し合う』というある種の一本筋を通すという“任侠道”は、万国共通の人々が幸せになるための一本の道だと思います。この映画が、今悩んだり、くすぶっている皆さんを勇気づけるエネルギーとなるような作品になれば嬉しいです」とコメントしている。『任侠学園』は秋、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:任侠学園 2019年秋、全国にて公開予定(C)今野 敏 / (C) 2019 映画「任俠学園」製作委員会
2019年01月25日来年2月に日本でも公開が決定しているデンマーク発の新感覚サスペンス『THE GUILTY/ギルティ』が、ジェイク・ギレンホール主演でハリウッドリメイクされることが決定した。犯人は、音の中に、潜んでいる――。本作は緊急指令室のオペレーターを主人公に、「電話からの声と音だけで、誘拐事件を解決する」という異色のサスペンスドラマ。シンプルな設定ながらも、予測不可能な展開で観る者を圧倒させ、第34回サンダンス映画祭では『search/サーチ』(NEXT部門)と並び、観客賞(ワールド・シネマ・ドラマ部門)を受賞。その後も世界中の映画祭で観客賞を総なめにした。そんな注目作が、今回ジェイク・ギレンホールの製作会社ナイン・ストーリーズと、ボールド・フィルムズ(『ナイトクローラー』『セッション』など製作)がリメイク権を獲得し、ハリウッドリメイクが決定。電話からの音だけの誘拐事件に挑む主人公を演じるのは、『デイ・アフター・トゥモロー』『ナイトクローラー』『ノクターナル・アニマルズ』などに出演する個性派俳優のジェイク。今回のリメイク決定に関して彼は、「サンダンスで『THE GUILTY/ギルティ』を見て圧倒された。モーラーの映画は、緊張感を巧みに登場人物の鋭い性格描写に織り交ぜている。まさにナイン・ストーリーズが求めていた素材そのものだ。ボールド・フィルムズとともにアメリカの観客に届けられることを誇りに思う」とコメントも寄せている。また、オリジナル版のグスタフ・モーラー監督とプロデューサーのリナ・フリントが、エグゼクティブ・プロデューサーとして関わることも決定している。『THE GUILTY/ギルティ』は2019年2月22日(金)より新宿武蔵野館/ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:THE GUILTY/ギルティ 2019年2月22日より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 2018 NORDISK FILM PRODUCTION A/S
2018年12月12日サスペンス映画の巨匠ヒッチコックが映画化した、ダフネ・デュ・モーリアの長編小説「レベッカ」。2006年にミヒャエル・クンツェ(脚本・歌詞)とシルヴェスター・リーヴァイ(音楽・編曲)のヒットメーカー・コンビがミュージカル化し、2008年に日本初演。2010年の再演を経て、3度目の日本版公演が決まった。主人公は“わたし”。南フランスで出会った上流紳士マキシムと結婚し、広大なマンダレイの屋敷で暮らし始めるが、そこはマキシムの亡くなった先妻レベッカの影に支配されていて…。初演から“わたし”を演じてきた大塚千弘が来阪、作品への想いと初演から10年目で挑む今回の“わたし”を語った。ミュージカル「レベッカ」チケット情報「今でも人生で一番大事な作品と言ってもいいくらい、思い入れのある作品です。とても好きで、大切な作品です」と話す大塚。初演と再演で200回以上演じ、10年の再演では第36回菊田一夫演劇賞を受賞している。「絶対にやり抜きたいという一心で、とにかく必死でした。21歳の“わたし”は年相応で、自分に自信がなくて。でも、私は“わたし”から自信をもらいました」。演じる上で大切にしたのは「身寄りもなく孤独で愛を知らない女の子だけれど、愛によって自信を得る。そこを強く描きたいと」。そして初演から10年を経た今回、“わたし”は平野綾、桜井玲香と初めてのトリプルキャストだ。「この10年間に私生活や仕事面でいろいろな経験をしてきたので、それをたくさん取り入れて、もっと繊細に表現して深みのある“わたし”ができたらと思います。今回は、おふたりの“わたし”に対する解釈が楽しみです。新鮮さや、私が考えていないことをきっと感じることもあると思うので」。秘密を抱え苦しむマキシム。彼を支える“わたし”。レベッカ亡き後も彼女を崇拝する家政婦頭ダンヴァース。レベッカの死に隠された謎の真相とは?3人の関係を軸に衝撃の結末へ向かう。濃密な台本、登場人物の心理をダイナミックで幻想的な旋律で綴る名曲の数々。「メロディが素晴らしく、歌える方がそろっている。そしてストーリーがものすごくしっかりしたサスペンス。ほんとに豪華な作品です。名前のない“わたし”に、お客様が感情移入して物語が進んでいくという構成を楽しんでいただけると思います。女性が強くなるというお話なので、女性の方は是非!」。今回の公演では、クリスマスとイブにも登板する。「ロマンチックですよね、クリスマスにラブストーリーを演じることができるなんて。平成最後の年末に『レベッカ』に出演ができるのも、特別なのでうれしいです」。公演は、東京・THEATRE1010でのプレビュー公演、愛知、福岡公演を経て、12月20日(木)から28日(金)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、2019年1月5日(土)から2月5日(火)まで東京・シアタークリエにて上演。取材・文:高橋晴代
2018年10月29日◼︎NEXT『カメラを止めるな!』はこの映画で決まり!DRESS読者のみなさん、こんにちは。今回みなさんにご紹介したいのは、なんと全編がPC画面の中で展開される斬新なサスペンンス『search/サーチ』です。新人監督の初長編作品ながら、2018年のサンダンス映画界で大評判を呼び観客賞を受賞した本作。行方不明になった16歳の娘・マーゴットを必死で探そうとする父親・デビッドの姿が、SNSやメール、You Tubeの動画、防犯カメラの記録、担当刑事との電話もFacetimeのカメラ機能が使われるなど、最初から最後までPC画面から一度も出ずに描かれます。その絶妙な映像マジックは、今年話題を呼んだ映画『カメラを止めるな!』を彷彿とさせるような出来の良さです!◼︎『search/サーチ』のストーリー3年前に愛する妻・パムを病気で亡くして以来、高校生の娘・マーゴットと暮らしているデビッド・キムは、シングルファーザーとして思春期を迎えた娘と、ぎこちないながらも良好な日々を過ごしていた。そんなある日、ゴミを捨てずに学校に行ったマーゴットにデビッドがFacetimeで連絡を入れると、友人の家で勉強会をしているというマーゴットからは「徹夜になるかも」というメッセージが返ってくるのだった。その日の深夜、マーゴットからデビッドに着信が入る。熟睡していて着信に気づかなかったデビッドは、翌朝からマーゴットにあらゆる手段で連絡を入れるが、まったくコンタクトが取れない状態が続いた。娘が行方不明になったと警察に相談したデビッドは、事件の担当者となったヴィック刑事とともにマーゴットのインスタグラムやツイッター、フェイスブックなどのSNSから情報を集めていくが、それまでまったくと言って良いほど知らなかった、娘・マーゴットの驚愕の事実が次々と明らかになり……。◼︎「最初から最後までPCモニターから一度も出ず」に物語が展開このあまりに斬新な映画のメガホンを取ったのは、本作が長編監督デビュー作となる現在27歳のインド系アメリカ人、アニーシュ・チャガンティです。南カリフォルニア大学で映画製作を学んだチャガンティは、23歳のときにGoogle Glassだけで撮影した2分半の短編映画『Seeds』がYou Tubeで24時間の間に100万回以上再生され、話題を集めました。この短編をきっかけにNYのグーグル・クリエイティブ・ラボに招かれ、2年間グーグルのCM制作などに携わったチャガンディは、本作で斬新な映像体験を生み出しました。行方不明になった娘のPCに父親が潜入するという斬新な映像手法から展開される『search/サーチ』。友人との会話からネットショッピングや銀行振込まで、あらゆることがPCやスマートフォンで済ますことができるようになった現代社会を生きる私たちにとっては、その怖さをリアルに感じられるような作品になっています。マーゴットの行方不明事件が二転三転するストーリーの面白さはもちろん、思わぬ会話や写真が伏線となる後半の急展開や、最後までPC画面から出ない「仕掛け」の面白さに、きっとあなたも夢中になってしまうことでしょう。あまりに良く出来た第一級サスペンス『search/サーチ』。ぜひ劇場のスクリーンでお楽しみください!◼︎『search/サーチ』公開情報『search/サーチ』10月26日(金)全国ロードショー監督:アニューシュ・チャガンティ出演:ジョン・チョー、デブラ・メッシング、ジョセフ・リー、ミシェル・ラー配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント上映時間:102分公式サイト:
2018年10月27日オードリー・ヘプバーン主演の映画でも知られるフレデリック・ノットの名サスペンス劇『暗くなるまで待って』が、深作健太演出で上演される。盲目の主婦スージーの家に、ひょんなことから麻薬の隠された人形が持ち込まれ、これを奪おうとする男達を相手にスージーが孤軍奮闘する物語だ。【チケット情報はこちら】スージーが相手にする悪党のひとり、ロートを演じる加藤和樹は「2007年に日本で上演された舞台を観て、“なんだこの芝居は!”と衝撃を受けたんです。ロート役は浦井健治さんがやっていらして、“この人、すごいな!”と思って。いつかこのお芝居をやりたいという願いが叶って、嬉しいです」と目を輝かせる。加藤にとって、2010年、2017年の『罠』でもタッグを組んだ深作が演出を手がけることも大きいという。「健太さんはいつも、役者に寄り添い、一緒に考えてくださる。同じペースで歩んでいける演出家なんです。健太さんが初めて舞台の演出を手がけた『罠』では、稽古が“よーい、スタート!”で始まり、演技が終わったら“カット!”とおっしゃったのが、今でも忘れられません(笑)。その後、僕はミュージカルにも出演し、健太さんはオペラの演出もなさり…と、お互い経験を重ねて再会するたび“健太さんはこんなカードを出してくるんだ!じゃあ自分はあのカードを出してみよう”というふうに、良い関係性が築けています」『暗くなるまで待って』は、その『罠』と同じワン・シチュエーション・プレイのサスペンス。「決め事が多くなり、1個でもボタンをかけ違ったらおしまい。大変ですが、良い緊張感にもなるはずです。視覚的なものに加えて、サスペンスの醍醐味なのが、会話。膨大な情報を、台詞でお客様に与えていかなければなりません。この台詞は立てなければならないとか、でも立て過ぎるとわざとらしくなる、とか、そういったところに難しさもやり甲斐もありますが、相手役に言葉をきちんと届けることができれば、お客様にも伝わると思っています」加藤がロートのような悪人を演じるのは珍しい。「ここまでの極悪人は初めてかもしれません。役者が役の1番の理解者でないといけないので、彼がどんな人間で、どういう私生活を送っているのかを考えていく必要がある。見た目だけでなく中身も彼として舞台上で立っていられることが目標ですね」台詞をどう届けるか、役をどうとらえるかを語るその口ぶりからは、役者としての充実がうかがえる。「20代後半くらいの頃、演出家の白井晃さんとの出会いもあって、“自分と役を別物に考えるのではなく、自分のベースに自分の言葉として出てくるものが役になるんだ、役者って難しいことをやってるんだな”と気づいて。そこから面白くなってきました。来年は僕も34歳。これまでやってきたことを生かして、若さだけではないものを表現したいです」公演は2019年1月25日(金)から2月3日(日)まで東京・サンシャイン劇場で上演。その後、大阪、愛知を周る。ぴあでは10月9日(火)午前11時まで東京公演のプレイガイド最速先行受付中。取材・文:高橋彩子
2018年10月02日デンマーク発のサスペンス・アクション「BELOW THE SURFACE 深層の8日間」が、海外ドラマ専門チャンネル「スーパー!ドラマTV」にて独占日本初放送される。この度、本作の主人公の声を人気実力派声優・神谷浩史が担当することが明らかになった。■ストーリー対テロ特殊部隊の指揮を執るフィリップ・ノアゴーは優秀な指揮官だが、1年ほど前に中東で捕虜となり、そのときに受けた拷問で悪夢に悩まされていた。ある日、デンマークの首都コペンハーゲンで、3人のテロリストが地下鉄の電車をハイジャック。乗客15人を人質にして工事中の地下駅に立てこもる。テロリストたちは人質の命と引き換えに400万ユーロを要求するが、同時に女性ジャーナリストのナヤ・トフトに人質への独占インタビューをもちかける。インタビューの最後に登場した覆面姿のテロリストのリーダー格、通称“アルファ”は、カメラに向かって警察と自分はパートナー関係になることを願うと語りかけるが、最後の「よう、パートナー?」という一言にフィリップは凍りつく。それは、自分を拷問した男の言葉に酷似していた――。■デンマーク発の最新サスペンス・アクション次々とハリウッドでリメイクされている注目のデンマーク発のドラマ。本作は、近年ヨーロッパで頻発しているテロ事件を題材に、テロリストVS対テロ特殊部隊の攻防と、事件に絡む人々の心理や人間関係を描いたダイナミックなサスペンス・アクションだ。また全8話からなる本作は、同じデンマーク発の大ヒットドラマ「THE KILLING/キリング」と同様に、1つの事件が解決するまでの8日間を1日1話で描き、さらに1話の中で登場人物のうちの1人の過去が回想の形で語られるというスタイルになっている。■神谷浩史、北欧ドラマ初主演!本作の主人公でヨハネス・ラッセンが演じる対テロ特殊部隊の指揮を執るフィリップ・ノアゴーの吹き替えを務めるのは、「夏目友人帳」「進撃の巨人」「おそ松さん」、吹き替えでは『ハンガー・ゲーム』シリーズのピータ・メラーク役ほか数多くの人気作に出演し、ラジオパーソナリティーやアーティスト活動など様々なシーンで活躍する神谷浩史。初の北欧ドラマに挑戦する神谷さんが演じるフィリップは、過去にトラウマを抱えながらも人質テロ事件の犯人を相手に果敢に立ち向かう役どころ。「海外ドラマ自体の経験も浅い中、今作に抜擢していただけたのは本当に有り難かったです」と出演を喜んだ神谷さんは、「フィリップはデンマークでは英雄として扱われている人物ですが、当の本人はその自覚があまりない…それは何故なのか?と言うのがポイントになってくると思います。北欧デンマークを舞台に繰り広げられる、それぞれの登場人物たちの真相に迫る8日間の物語を、ぜひお楽しみください!」と見どころを語っている。ほかにも、地下鉄テロ事件でフィリップと共に仕事をすることになるルイーセ・ファルク(サーラ・ヨート・ディトレセン)を安藤瞳、女性ジャーナリストのナヤ・トフト(パプリカ・スティン)を松熊つる松が吹き替える。「BELOW THE SURFACE 深層の8日間」は10月4日(木)22時~スーパー!ドラマTVにて独占日本初放送。(cinemacafe.net)
2018年08月15日映画『search/サーチ』が、2018年10月26日(金)に公開される。全てが“PC画面”の中で完結するサスペンススリラー『スター・トレック』シリーズのスールー役で知られる俳優ジョン・チョー演じるデビッドは、忽然と姿を消した16歳の娘・マーゴットの行方を追うため、彼女のPCにログイン。SNSにアクセスしその行方のヒントを探そうとするが、そこで自分の全く知らない娘の一面を知る…。と、ここまでは一見すると何の変哲も無い物語のようにも思えるが、本作最大の特徴はその映像にある。普通はシーン毎に様々なカメラワークの映像を組み合わせながら物語が進行していくが、本作では100%全てがPC画面の映像だけで完結する。この全く新しい巧みな手法により生み出した新感覚のサスペンススリラーは、米サンダンス映画祭でも話題を呼び見事観客賞を受賞している。監督は、若干27歳のインド系アメリカ人アニーシュ・チャガンティ。「グーグル グラス(Google Glass)」だけで撮影した「Seeds」というYouTube動画がインターネットで話題を巻き起こし、映画界デビューへのチャンスを掴んだだという異色の経歴を持つ注目の人物だ。ストーリー忽然と姿を消した16歳の女子高生マーゴット。行方不明事件として捜査が始まる。家出なのか、誘拐なのかわからないまま37時間が経過。娘の無事を信じる父デビッドは、彼女のPCにログインしSNSにアクセスを試みる。インスタグラム、フェイスブック、ツイッター…。そこに映し出されたのは、いつも明るく活発だったはずのマーゴットとはまるで別人の、自分の知らない娘の姿だったーー。作品情報映画『search/サーチ』公開日:2018年10月26日(金)原題:Searching監督:アニーシュ・チャガンティ製作:ティムール・ベクマンベトフ(『ウォンテッド』監督・『アンフレンデッド』製作)脚本:アニーシュ・チャガンティ&セブ・オハニアン出演:ジョン・チョー(『スター・トレック』シリーズ)/デブラ・メッシング(「SMASH」「ウィル&グレイス」)/ジョセフ・リー/ミシェル・ラー
2018年07月30日「え、元カノと連絡取るの、何が悪いん? 別にやましいことなければよくね?」付き合っている彼が、ちょっと聞くに耐えないような発言をさも「常識だろ」みたいなトーンで言い放ったとき、「ああちょっと今日はもう無理。少し一人になりたいわ・・・・・・」みたいな気持ちになってしまいますよね。こんなときには、「ちょっと少し一人で考えさせて」という一言を口にすることがあるかもしれません。「少し距離を置きたい」とかも同義ですね。決まってこのとき、男子は、「え、今答えほしいんだけど。一緒に話し合おう」みたいに、なぜか「今すぐ」の答えを欲しがります。欲しがりさんなんだから。こんなとき「いやだから聞いてる? 『少し』、『一人で』、『考えたい』って3つのキーワードを散りばめたよね?」との思いから、泣きつく彼をなだめてとにかく帰路につく。誰もが一度は体験したことのある場面かもしれません。■■この一言は、男子にとって最高(悪?)の「サスペンス」密室で人がバーっと殺されて、刑事や探偵がバーっと推理して、犯人がバーっと白状するのでおなじみの「サスペンス」もの。サスペンス(suspense)のもともとの意味は、精神的に宙ぶらりんの状態とか、どっちつかず、不安、気がかりといったもので、観ている人をこういった気持ちにさせることから「サスペンス映画」とか言われるようになったものです(英語では「スリラー」という方が一般的かもしれません)。男子が「ちょっと少し一人で考えさせて」と言われるのが嫌いなのは、まさにそう言われることで、彼女との関係が宙ぶらりんで、不安な状態に陥ってしまうから。**でも、「ただの」サスペンスだったら、本当はそこまで気が気じゃない状態、もっと言えば彼女に泣きついて「今すぐ答え出してよー!」なんてことにはならないはず。そもそもサスペンスもののドラマを、本当に手に汗握って観ている人なんてそんなにいないはずで、暇な母ちゃんとかが、おせんべいをボリリながら「絶対犯人これだろ(笑)」とか言いながら楽しく愉快に観てるものだと思います。男子にとって、彼女が与えるこのサスペンスが最強に効く(正確に言えば、心がすり減らされる)のは、ふたつ理由があります。ひとつは、「マジで振られる」リスクがあるから。「一番怪しくないやつが犯人」なんてお決まりの展開になるサスペンスものとは違って、このサスペンスはマジでサスペンス。「ちょっと考えさせて」なんて言われるわけだから、そりゃ彼女にとって聞き捨てならない一言を言ってしまっているわけで、激怒した彼女が、本気でお別れを考え始めている可能性だって十分に想定できてしまいます。もうひとつは、決定権を彼女に取られてしまっているから。「ちょっと考えさせて」とか言われたとき、少なくとも大事な部分では自分が彼女を引っ張る側でいたい(優位に立っていたい)と思っている男子の場合、二人の恋愛の行く末を、彼女一人が考えて、そして決定するという状態に耐えられないのです。■■考えるためにも、「ちゃんと」待ってもらいましょうあなたの恋愛は、あなたのもの。いくら彼にとって究極のサスペンスだろうが、あなたには考える権利があって、それを邪魔される筋合いはありません。でも、いくら考えたいからといって、彼を必要以上に不安にさせる必要はありません。もしもあなたの言う「考える」が、「別れるつもりはないけど、少し気持ちを落ち着けたい。少なくとも今日はこのまま笑顔でデートなんて無理だし、また改めて、スッキリした気持ちで会いたい」というような、いい意味での「考える」だったら、あえて言葉を絞り込んで「ちょっと少し考えさせて」とだけ言うのではなく、「別れるとかそういうことは考えてないけど」とか、少しでも彼が安心できるような一言を添えてあげてください。もちろん、「ムカつくこと言われたし、ちょっと懲らしめよう」みたいな気持ちでわざと(怒りはしたけど本当は別れる気まではないのに)「わかんない。もう無理かも」とか必要以上に冷たく言ってみるのも、なるべくやめた方がいいでしょう。あなたが傷ついてしまったことは、決して彼を傷つけ返すことを正当化しないからです。それに、彼に安心して大人しく待ってもらった方が、自分もゆっくりと考えられるし、それに、大人しく待っててもらわないと、その日の夜にも早速「答え出た?」とか「やっぱり二人で話し合おうよ」とか、あなたが彼にさらにうんざりしてしまうような惨めな言動に走らせてしまいかねません。自分が伝えたいことは伝えるべき。でもそれが、相手にとってショッキングかもしれないときには、いつにもまして、言葉遣いや言い方はマイルドにしてあげるのが、恋愛に限らず人間関係を上手に運ぶ、コツかもしれませんね。(遣水あかり/ライター)(ハウコレ編集部)(三方優加/モデル)(gaku/カメラマン)
2018年02月01日『MASTER マスター』『密偵』など、今年、韓国映画の出演作が目白押しのイ・ビョンホンの主演最新作『エターナル』。イ・ビョンホン史上最高のラブ・サスペンスといわれる本作の予告映像とポスタービジュアルが公開された。カン・ドンウォン、キム・ウビンと競演を果たした『MASTER マスター』では、韓国犯罪史上最大の金融投資詐欺事件を起こした“犯罪者”に扮したイ・ビョンホンが、本作で演じるのは、勤務する証券会社の不良債権に巻き込まれ、すべてを失ったエリートビジネスマンのジュフン。ジュフンは離れて暮らす妻スジン(コン・ヒョジン)と息子との約束を果たすため、家族が暮らすオーストラリアに向かうが、妻と子にはすでにオーストラリア人の男性の影が…。ショックを受けたジュフンは妻子の秘密を探り始めるが、辿り着いた先には驚愕の事実が待ち受けていた――。このたび、解禁となった本予告映像では、オーストラリアの崖に立つビョンホンの姿から始まり、さらに不良債権のため倒産を告げた顧客から平手打ちされるという、これまでのカリスマ性あふれるイメージを覆すようなシーンへと続く。妻子に会うためオーストラリアまで向かったが、そこにもジュフンの居場所はなかった。「1人で勝手にここに来たように、1人でそっと消えるべきなのか」――。苦悩するジュフンが辿りつく衝撃のエンディングとは!?そして映像のラストでは号泣するビョンホンの姿が。映画本編は、想像をはるかに超えるラストを予感させている。また、ポスタービジュアルは、舞台となるオーストラリア・シドニーのオペラハウスをバックに失意のビョンホンが哀愁を漂わせえつつ海を眺める姿と、オペラハウスに向かう謎の女性の姿が印象的なビジュアルとなった。本作は、ビョンホン自身が惚れ込んだ脚本に衝撃のラストが待ち受ける、本年度ナンバーワンの呼び声も高いサスペンス映画。妻・スジンには「大丈夫、愛だ」などで知られる実力派女優のコン・ヒョジン、現在公開中の映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』にも出演している元「Wonder Girls」のアン・ソヒらが脇を固める。監督は、本作が長編映画デビューとなるイ・ジェヨン。語り手としての優れた能力と、広告界で築いた演出力にビョンホンが惚れ込んだという。『エターナル』は2018年2月、TOHOシネマズ 新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月10日グラビアアイドルの今野杏南がこのほど、東京・秋葉原のソフマップで最新イメージDVD&ブルーレイ『あんな夢、こんな恋~Anna Konno Final Image』(ともに発売中 各4,104円税込 発売元:ラインコミュニケーションズ)の発売記念イベントを行った。グラビアアイドルの登竜門「日テレジェニック2012」に選ばれてから、雑誌のグラビアやテレビなどで一躍人気グラビアアイドルとなった今野杏南。2014年には自ら執筆した官能小説『撮られたい』を発表するなど、グラビア以外の活躍も目立っている。そんな彼女のDVDラストとなる今作は、今年5月に沖縄で撮影。2日間というタイトなスケジュールで悪天候と過酷な条件も、最後のDVDに相応しい大胆ショットを惜しげもなく披露している。今野は「設定は特になく、チャプターごとにストーリーがある感じとなっています。看護婦さんになったりベビーシッターになったり水泳の先生になったりと、色んな設定があります」と最新作を紹介。「今回初めて長ズボンを穿いたんですが、意外に『イイね!』と言われたしエロいと思います」と自信をのぞかせて、「ナース服のシーンやビスチェのシーンなどは妖艶さが出ていて、エッチになってますよ(笑)。もう大人なので、大人のセクシーさは出せたと思います」と最後のDVDに満足げだった。同じグラドルの安枝瞳や森下悠里がラストグラビアを宣言して結婚を発表(森下は結婚を発表した後にグラビア卒業を宣言)したが、今野も結婚が理由でラストDVDと思いきや、「(周囲から)結婚するの? って結構言われるんですけど、全然ないので(笑)。本当、羨ましい限りですよ」と寂しげな表情も、本当の理由を「28歳になり、ちょっと区切りをつけたいというか、気持ちに変化が出てきました。自分の中で一歩先に進みたい思いがありました」と赤裸々に告白し、「お芝居をずっとしたかったので、これからはお芝居のお仕事を頑張りたいです。今は日々勉強です」と今後は女優に転身することも明かしていた。今野杏南(こんの あんな)1989年6月15日生まれ。神奈川県出身。O型。身長156cm。スリーサイズはB88・W59・H83。中学3年生時にテレビ東京で放送された『シブスタ』のコーナー『フェロモン中学生』に出演したのを機に芸能界デビュー。2011年から本格的にグラビアアイドルとして活動をスタートさせる。2012年にはグラドルの登竜門的ミスコン『日テレジェニック2012』に選出されて一躍人気グラドルに。グラビア以外では映画『みんな!エスパーだよ!』に出演するなど、女優としても活躍中。特技は官能小説を書くこと、フットサル。趣味は官能小説を読むこと、舞台鑑賞。
2017年09月02日「ST警視庁科学特捜班」シリーズで知られる今野敏の「碓氷弘一シリーズ」が、「警部補・碓氷弘一 ~殺しのエチュード~」としてテレビ朝日で初映像化されることが決定。12年ぶりの刑事役で主演を務めるユースケ・サンタマリアと、相棒には相武紗季が初刑事役で挑む。目撃者が多数いる中で、女性が刺殺された連続通り魔事件。それぞれの被疑者は目撃者によって取り押さえられ事件解決と思われたが、2人の被疑者は犯行を否認。現行犯逮捕の裏付けをとるため、捜査一課から装備課へと異動していた碓氷弘一と、プロファイリングの専門家だという科警研の藤森紗英が加わった捜査一課5係が動き始める。目撃者の事情聴取に立ち合った紗英の巧みな心理分析に刺激を受けた碓氷は、紗英とともに事件を調べ直すと、次々と不可思議な事実が明らかに。そして事件は思わぬ方向へと展開し、ついには警察組織の闇にまでにまで行き着くことに…!?原作は、「隠蔽捜査」「ハンチョウ~神南署安積班~」「ST警視庁科学特捜班」シリーズなど数々の映像化作品を世に送り出している、警察小説の第一人者・今野氏の「碓氷弘一シリーズ」。本シリーズは、毎回事件解決のために警視庁の外から風変わりな専門家が呼ばれ、碓氷刑事がコンビを組む。つまり、毎回碓氷刑事の相棒が変わる異色の警察小説だ。今回は、警察庁から来た美人心理捜査官が碓氷の相棒となる、シリーズ第4弾の「エチュード」をドラマ化する。また監督は、「BORDER」「コールドケース~真実の扉~」『SP~野望篇&革命篇』の波多野貴文が手掛ける。本作の主人公は、別居中の妻子を呼び戻すため、自らの希望で多忙な捜査一課から総務部・装備課へと異動した警部補・碓氷弘一。演じるのは、刑事役としての主演は『交渉人・真下正義』以来12年ぶり、テレビドラマでは初となるユースケさん。また、捜査一課に派遣され碓氷の相棒となる、科学警察研究所(科警研)の心理捜査官・藤森紗英役を、相武さんが演じる。優秀なプロファイラーとして的確な助言をし碓氷をサポートしつつも、ときに空気が読めない発言で碓氷をイラッとさせるなどユニークなヒロインだ。久々の刑事役だという思いは全然なかったと言うユースケさん。碓氷という役については、「周囲の人間に助けられる才能がある男なんです」と説明し、「原作では、碓氷のバディが何人も代わって、その都度バディの力を借りて2倍、3倍と力を出している。だから、僕としては連ドラになって欲しいという夢があるんです」と思いを述べた。また「思った以上にいい作品になったので頑張った甲斐がありました。ぜひご覧になっていただきたいですね」と自信を見せる。そして相武さんは、「プロファイラーとしての才能はある一方で、自信のない女性だと思いました」と演じた役柄について話し、「能力を発揮するプロファイラーの紗英とプライベートの天然な紗英、そのギャップが出来るだけ大きくなるように演じました」と役作りを語る。また刑事役初挑戦の相武さんは、「台詞の言い回しで難しいと感じるところがありましたが監督や共演者の先輩方に色々教えて頂きました」と撮影をふり返った。そのほか共演には、内勤の装備課に異動した碓氷を嫌悪する捜査一課の同期・高木隆一役に滝藤賢一、碓氷の捜査一課の後輩で若手刑事“洋梨”こと梨田洋太郎役に三浦貴大、碓氷と別居中の妻役に紺野まひる、碓氷を捜査一課の援軍に引き戻し、紗英とコンビを組ませる参事官・西川周作役に羽場裕一、碓氷とぎくしゃくする高木らに手を焼きながらも捜査一課5係をまとめる係長・鈴木滋役に佐野史郎らが扮する。ドラマスペシャル「警部補・碓氷弘一 ~殺しのエチュード~」は4月9日(日)21時~テレビ朝日にて放送。(cinemacafe.net)
2017年03月07日1935年にイギリスで発表された戯曲が、この秋日本へ。『夜が私を待っている』、心理サスペンスの決定版と言われる傑作が80年の時を経て、どう現代に息づくのか。演出の河原雅彦と出演の入江甚儀、秋元才加に話を聞いた!舞台『夜が私を待っている』チケット情報多彩な作品を手がけるなかで、「久しぶりにストレートな翻訳劇」と、河原雅彦。ロンドン郊外、身体が不自由な未亡人ブラムソン夫人(前田美波里)と姪のオリヴィア(秋元才加)が暮らす邸宅に、青年ダン(入江甚儀)がやって来る。弁舌巧みなダンに気難しい夫人も魅了され、森の中では失踪事件が…。とかく不満の多い未亡人を筆頭に、登場人物は人間味あふれるキャラクターがそろう。物語のカギとなるのは、ダン。「すべては入江くんにかかっています」と河原が言うように、絶対的な魅力が求められる。そんな期待を、入江は真っ正面から受けとめているようだ。「今までにない危うさ、もろさのある役でうれしい。それがある種のかわいらしさに見えたら……。ダンがコミュニティをどう崩していくか、お客様も一緒にぞくぞくしながら楽しんでいただきたい」。一方の秋元も、気持ちを内に秘めた複雑な役柄だ。「やればやるほど難しいですが、やりがいのある役でしたと言えるようがんばりたい」。ふたりとも河原の演出は初めてだが、「入江くんは最初の本読みから「いいじゃん」と感じさせてもらえたし、秋元さんは堂々としたもの」と、手応えを感じている様子。そんな稽古場を前田美波里が、「花が咲いたような存在感」で引っ張っているとか。「人間力がないと難しい作品ですが、本当にキャストに恵まれました。魅力的な登場人物をどう見せるか、あとは物語の運びやちょっとした空気感が粒立っていくように」と、河原。事件の展開はもちろん、登場人物と彼らが紡ぐニュアンスが観客の想像力を刺激するようだ。さらに、クラシカルなムードも見どころのひとつ。「タイムスリップしたかのような感覚が味わえるかも。時代の感覚に共感したり、考えたりして楽しんでいただきたい」と秋元が話せば、「その通り!」と河原もうなずく。「犯人すら人間味があって興味深い、古き良きサスペンスです。クラシカルなイギリスの雰囲気が、逆に新鮮にうつると思います」(河原)。舞台『夜が私を待っている』は、10月15(土)から30(日)まで、東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAにて上演。チケット発売中。取材・文/大西美貴
2016年09月30日シャーリーズ・セロンが主演を務める、記憶にまつわるヒューマンサスペンス『ダーク・プレイス』が、6月24日(金)より公開される。このほど、「ゴーン・ガール」のギリアン・ フリンが手がけた長編ミステリーを原作とする本作に、“日本ミステリー界の女王”山村美紗の娘として知られる女優・山村紅葉や、日本のミステリー界の著名人が絶賛の声を寄せていることが分かった。本作は、28年前に一家殺人事件に遭い、 唯一生き残った少女が真実を見つめ直す物語。主演と製作を務めるのは、現在『スノーホワイト/氷の王国』では邪悪な女王を圧倒的な迫力で演じているシャーリーズ・セロン。さらに、彼女演じるヒロインの“真実探し”を助ける“殺人クラブ”の主催者、ライル役には、本作ほか主演作『アウトバーン』など活躍著しいニコラス・ホルト。事件を起こし終身刑の身となる長男のベンには、 スティーブン・スピルバーグの次回作『ゲームウォーズ』で主演を射止めタイ・シェリダン。この内気なベンを翻弄する恋人を、ブルックリン・ベッカムと交際宣言したクロエ・グレース・モレッツが熱演する。目を疑うスキャンダラスな事件の記憶と、狂気に満ちた世界を漂流するヒロインばかりでなく、誰の心にも潜む“ダーク・プレイス”をも呼び覚ます本作。“サスペンスドラマの女王”との異名をとる山村さんをはじめ、多数の人気ミステリー作家の心をも、ざわつかせている。<コメント一覧>■山村紅葉(女優)予想外の結末!伏線は見事に張りめぐらされていたのに…。シャーリーズ・セロンの見事な演技に脱帽!!■♪akira (翻訳ミステリー・映画ライター)被害者としてしか生きられず、世界に置き去りにされたリビー。原作とは異なる印象のラストをぜひ見届けてほしい。■中谷友紀子(『ダーク・プレイス』原作本「冥闇」訳者)あの嘘がなければ、あの偶然が起きなければ、悲劇は避けられたのか。心えぐる真実にたどりついたあと、きっともう一度観直したくなる。■千街晶之(ミステリー評論家)この物語では、人生も犯罪も、決して計算通りには進まない。愛情も悪意も、すべては気まぐれな運命によって織り成される糸にすぎない。■福田和代(ミステリー作家)悲劇をきっかけにやさぐれた主人公のシャーリーズ・セロンが、カッコいい!ミステリー好きは二回観てしまいます。■水生大海(ミステリー作家)原作のキャラが目の前に!特にディオンドラは、クロエ・グレース・モレッツの凄みある演技が迫ってきます。■桜木紫乃(作家)真実という傷と戦うリビーに「自分がいま見ているものを疑うことができるのか」と問われている気がしました。『ダーク・プレイス』は6月24日(金)よりTOHOシネマズみゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月12日お笑いコンビ・麒麟の川島明と、ピン芸人となった今野浩喜が、4日に放送されたフジテレビ系バラエティ番組『IPPONスカウト』で優勝し、6月11日(21:00~23:10)に放送される本戦の『IPPONグランプリ』に初出場することが決まった。大喜利好きの10名の芸人が、"一本"の数を争って勝者を決める同番組は、ダウンタウン・松本人志が大会チェアマンを務め、2009年に深夜番組でスタートしてから、今回で15回目の放送。川島と今野は、全国のお笑い芸人1,405人が挑んだペーパーテストから勝ち上がり、最後は、川元文太(ダブルブッキング)、こいで(シャンプーハット)、永野というメンバーを破って、初の2人同時優勝で本戦出場を決めた。本戦の収録を終えた川島は「1問目の最初にボタンを押せたのが良かったかもしれないですね。押せていなかったら、雰囲気に飲まれてしまっていたかもしれません」と話し、実力を発揮できた様子。一方の今野は「個人的には、採点される際の、自分の顔のアップが一番嫌でしたね(笑)。途中から、目をつぶっていました」と、同番組独特の演出に手を焼いたようだ。このほか、本戦には、サンドウィッチマンの伊達みきお、ナイツの塙宣之が初出場。秋山竜次(ロバート)、千原ジュニア(千原兄弟)、博多大吉(博多華丸・大吉)、バカリズム、堀内健(ネプチューン)、若林正恭(オードリー)という常連メンバーたちに挑む。さらに、観覧ゲストとして、大地真央、ローラに加え、KinKi Kidsの堂本剛が初出演。堂本はサプライズで大喜利をさせられてしまい、「ちょっと気軽な気持ちで来てしまった」と反省したが、あらためて松本から正式に参戦のオファーがあった場合は「昔からあこがれている大スターですので、『はい』と言いますけれど、放送後、1カ月くらいは芸能活動休止ですかね。たぶんちょっと変になると思うので(笑)」と恐れていた。
2016年06月04日近ごろ何かと世間を騒がせている不倫…。このほど、第72回ゴールデン・グローブ賞TVドラマ部門にて「作品賞」「主演女優賞」をW受賞した衝撃の不倫サスペンス「アフェア ~情事の行方~」が、6月3日(金)よりリリースされることが決まった。作家になる夢を叶えた教師のノア(ドミニク・ウエスト)は、有名作家の娘で妻のヘレン(モーラ・ティアニー)、4人の子どもと、すべてが満たされた毎日を送っていた。ある夏、州郊外の避暑地モントークにある義父母の豪邸を一家で訪ねる途中、立ち寄ったレストランでウェイトレスのアリソン(ルース・ウィルソン)と偶然出会う。そんなアリソンは近くにある牧場のオーナー、コール(ジョシュア・ジャクソン)の愛妻で、夫妻はかつて幼い息子を失った悲しみを乗り越えようとしていた。だが、互いに惹かれ合い急接近するノアとアリソン。しかも、ただの不倫では終わらず、2人はある事件の関係者にもなっていく――。作品のクオリティの高さや演技力が評価され、第72回ゴールデン・グローブ賞「ドラマ作品賞」「ドラマ主演女優賞」の2部門を獲得した本作。各話がノアの視点、アリソンの視点からそれぞれ語られるパート1・2(それぞれ約30分)からなり、黒澤明監督の名作『羅生門』を彷彿とさせるユニークな構成となっている。第1話の各パートの最後で、2人が個別に警察署の取調室で聴取されていたことが分かり、事故と思われていたある人物の死亡が事件だった可能性が浮上する。ノア、アリソンへの尋問が、“それぞれの目線から語る不倫劇”というスタイルとなっており、一つのストーリーをそれぞれの目線から描くことで、「なぜ、2人の関係がヒートアップしていったのか」を浮き彫りにさせ、見る者をグイグイと物語に引き込んでいく。また、2人が語る事実によって、パズルのピースが1つ1つ組み合わさるサスペンスドラマとしても目が離せない。さらに、印象的な主題歌は、第40回グラミー賞で最優秀女性ロック・ヴォーカル・パフォーマンス賞に輝いたフィオナ・アップルが、本作のために書き下ろした新「Container」。彼女の長年のファンであった製作総指揮サラ・トリームの強い希望により、起用が実現した。幻想的な映像と共に流れる彼女の力強く美しい歌声が、危険な香り漂う極上の不倫サスペンスドラマを盛り上げている。「アフェア ~情事の行方~」DVD-BOXは6月3日(金)よりリリース、同日DVDレンタル開始。(text:cinemacafe.net)
2016年03月23日『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のシャーリーズ・セロンとニコラス・ホルトを迎え、『ゴーン・ガール』の原作者ギリアン・フリンの衝撃サスペンス「冥闇」(小学館文庫)を実写映画化する『ダーク・プレイス』。このたび、本作の日本公開が6月に決定した。1985年、カンザス州の田舎町で母親とその娘2人が惨殺される一家惨殺事件が起こる。家の壁には悪魔崇拝を示唆する血文字が残されていた。犯人として逮捕されたのは15歳の長男・ベン。ただひとり生き残った末っ子の少女・リビーが、兄の犯行を目撃したと証言したため、ベンは終身刑を宣告された。アメリカ全土で注目されることになったこの事件後、まだ8歳だったリビーは親戚の家々を転々とし、いつしか自嘲的で、無気力な人間になっていた。そして31歳になった現在、貯えも底もつき生活費を稼ぐ必要に迫られていた。そんなとき彼女のもとに、有名事件の真相を語り合う“殺人クラブ”のから招待状が届く。兄の事件の真相が迷宮入りするまで、残り21日。“殺人クラブ”ではタイムリミットが迫る兄の事件について語れば謝礼を支払うと申し出るのだった。忘れ去りたい過去だが、生活に困っていたリビーは、お金のため、これまで決して振り返ることのなかった忌まわしき事件の真相を探り始める…。本作は、世界39の国と地域5,270の劇場で公開され、公開週末には2,460万ドルを稼ぎだし世界的大ヒットを記録した『ゴーン・ガール』の原作者ギリアン・フリンの長編小説2作目「冥闇」を元に映画化されたもの。この「冥闇」もまた、ニューヨーク・タイムズ紙でベスト・セラーをはじめ、ニューヨーカー誌の“批評家選書”、パブリッシャーズ・ウィークリー誌の“2009 年の最高の本”など数々の賞を受賞するなど、世界中で話題を呼んだ。主人公・ビリーを演じるのは、特殊メイクを施して連続殺人鬼を演じた『モンスター』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したシャーリーズ・セロン。過去に呪縛され、歪んでしまった自己の世界と血塗られた過去の真実と向き合おうとするヒロインを好演している。またリビーの真実探しを助ける“殺人クラブ”の主催者、ライル役には『マッドマックス 怒りのデス・ロード』でシャーリーズと共に荒野を駆けずり回ったニコラス・ホルト、さらに容疑者となった兄・ベンの恋人役には、『キック・アス』のヒット・ガールでブレイクし、近日日本でも公開される『フィフス・ウェイブ』で大人の色気を見せつけた、クロエ=グレース・モレッツが扮し、これまでの出演作品で見せることのなかった艶やかな小悪魔的な魅力をふりまいている。そして監督・脚本はナチス占領下のフランスで起こったユダヤ人迫害事件の真相を、現代のジャーナリストの取材を通して描いた『サラの鍵』のジル=パケ・ブランネールが務める。 目を疑うスキャンダラスな事件と、禍々しさと狂気に満ちた世界を漂流するリビーを軸に描いた切実な人間ドラマは、観る者の心に何を呼びかけるのか――。公開を楽しみに待ちたい。。『ダーク・プレイス』は6月、TOHOシネマズみゆき座ほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年03月10日寒い日は外へ出かけず、彼とおうちでまったり過ごすのもよいですよね。そんなおうちデートを盛りあげてくれる3作の海外ドラマシリーズを紹介します。サスペンスに絞り、男女ともに楽しめる作品を厳選しました。■『HOMELAND(ホームランド)』アメリカで2011年に放送を開始した『24 -TWENTY FOUR-』の製作陣が手がけた人気沸騰中のサスペンスドラマ。ゴールデン・グローブ賞を2012年と2013年の2年連続で受賞し、全米で称賛を浴びている話題作です。アルカイダの捕虜として捕らえられていたニコラス・ブロディと、ブロディの正体を暴こうとするCIAのキャリー・マティソンを中心に、CIAとテロ組織の攻防を描いた物語。『24 -TWENTY FOUR-』と比較すると、銃撃戦や爆破シーンは控えめでアクション性は低いものの、緊迫したストーリー展開は息をのむものがあります。主演のキャリーを演じるクレア・デインズは、映画『ロミオ&ジュリエット』でレオナルド・ディカプリオと共演を果たし、アイドル的女優として脚光を浴びました。しかし、このドラマでは当時のあどけなさはまったくなく、双極性障害を患うCIAの作戦担当官役を見ごとに演じきっています。2015年にシーズン5まで制作されており、国内ではシーズン4まで見られます。■『クリミナル・マインド FBI行動分析課』アメリカで2005年より放送を開始し、2015年でシーズン11を迎えたロングラン・ヒット作です。FBIのエリートチーム「BAU(行動分析課)」が、次々と起こる凶悪犯罪に挑むクライム・サスペンス。このドラマの見どころとなるのが、犯罪者の心理を探る“プロファイラー”です。プロファイラーとは、過去のデータや犯罪歴を分析しながら犯人像を割りだしていく「犯罪心理分析官」のことをいいます。犯罪描写はリアリティがあり、少しゾッとする場面もあるものの、スリルあるストーリー展開に目が離せなくなります。■『THE BLACKLIST/ブラックリスト』アメリカで2013年に放送開始。視聴率ナンバーワンを記録したサスペンスドラマです。「犯罪のコンシェルジュ」と呼ばれる重要指名手配犯レイモンド・レディントンが、ある日突然FBIに出頭。面識もない新人捜査官エリザベス・キーンを指名し、凶悪犯罪者たちの捜査に協力すると申しでます。突然の指名に困惑するエリザベスですが、レイモンドをパートナーに数々の犯罪捜査にあたることに…。レディントンこと“レッド”は、冷酷ながらもやさしさも兼ねそなえた謎の多い人物です。このくせのあるレッドという役どころを主演のジェームス・スペイダーは、見ごとに体現しています。また、新人捜査官のエリザベスがストーリーとともにベテラン捜査官に成長していく姿も見逃せません。緊迫感あふれるアクションと先が読めないストーリー展開に、くぎづけになることまちがいなしです。1本見たらもう1本と、ついつい彼のおうちに長居しちゃうかも!? 彼と一緒にハラハラドキドキしながらスリリングな時間を楽しんでくださいね。
2016年02月06日板尾創路、今野浩喜、カラテカの矢部太郎ら5人のお笑い芸人が、俳優・松山ケンイチの主演で漫☆画太郎氏のギャグ漫画を実写化した映画『珍遊記』(2016年2月27日公開)に出演することが、このほど発表された。原作は、1990年より漫画誌『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載され、シリーズ累計販売部数約400万部を記録した『珍遊記~太郎とゆかいな仲間たち~』。脚本は、お笑いトリオの鬼ヶ島のリーダー・おおかわら、はちゃめちゃなギャグセンスで話題を呼んでいるTVアニメ『おそ松さん』(放送中)などを手掛ける放送作家の松原秀氏が担当する。お笑いコンビ・130Rのボケ担当の板尾や矢部のほか、発表された追加キャストは、キングオブコメディを解散したばかりの今野、鬼ヶ島・大ボケ担当のアイアム野田、おおかわらら。板尾が務めるのは、主人公・山田太郎(松山)に街中で声をかける子連れ紳士役。シルクハットにステッキを携え、娘と手をつなぎながら、謎めいた雰囲気を演出する。そんな板尾は、「くだらない原作、くだらない脚本を豪華キャストで海外ロケまでやって! 一体、いい大人が何を考えてるんだ! 最高にくだらない映画ができたじゃないか!」とナンセンスな作風に合わせて、ひねくれながらも本作の出来をたたえている。矢部が演じるのは、太郎退治にやってきた賞金稼ぎのザコで、「僕の初めてをささげた山口雄大監督にあの『珍遊記』にザコという役で呼んでいただき大変光栄」と歓喜。カンフースーツにヌンチャクを手にしているものの、弱々しい小物の匂いを醸し出す。一方の今野は山田太郎に恨みを持つ龍翔(溝端淳平)の追っ掛け・アキバ。上半身裸でメガネとバンダナを身に着け、完全にオタク風の役柄に成り切っている。原作の単行本をすべてそろえているほどのファンという今野は「今作の脚本家おおかわらくんが所属するトリオ鬼ヶ島を初めて観た時『画太郎みたいだな』って感じていたので当然面白くなると思いました」と太鼓判。「当然の結果を観に来てください」と呼びかけている。このほか、本作脚本も手掛けるおおかわらは龍翔の側近・張明役を、野田は世界最強の武闘家・中村泰造(温水洋一)の一人息子のたけし役を、それぞれ担当する。(C)漫☆画太郎/集英社・「珍遊記」製作委員会
2016年01月04日リコーイメージングスクエア新宿にて2016年1月6日~18日、中西敏貴氏の写真展「ORDINARY」が開催される。同氏は2012年に北海道美瑛町に移住した風景写真家。「ORDINARY」では、北海道美瑛町の丘の風景を既成概念にとらわれず大胆かつ繊細に表現した作品を展示。アワガミ和紙にプリントしたカラー作品約50点で構成される。また、2016年1月初旬には風景写真出版より写真集「ORDINARY」が発売される予定だ。リコーイメージングスクエア新宿の場所は、東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービルMB (中地下1階)。同写真展の入場は無料となっている。
2015年11月18日トム・クルーズ主演映画で知られる軍事法廷サスペンス『ア・フュー・グッドメン』が、鈴木勝秀脚本・演出の舞台劇として新たに登場する。映画『ソーシャルネットワーク』、TVドラマ『ニュースルーム』の人気脚本家アーロン・ソーキンが手掛け、1989年にブロードウェイで上演されたオリジナル戯曲は20人以上の登場人物を要したが、鈴木はそれを7人の出演者のみで構築するドラマにブラッシュアップ。米海軍基地を舞台に奮闘する若き弁護士ダニエル役にTVドラマ『昼顔』で注目された新鋭、淵上泰史を抜擢し、紅一点の女性法務官ジョアン役を瀬奈じゅん、基地司令官のジェセップ大佐役を田口トモロヲが演じるなど、個性派による新鮮な顔合わせが実現した。舞台『ア・フュー・グッドメン』チケット情報6月19日の開幕を前に、公開舞台稽古が行われた。稽古場に入るや取材陣が見たものは、検察官ロス役の小西遼生、判事ランドルフ役の阿部丈二、被告人ドーソン役の平埜生成の3名による快活なウォーミングアップだ。海兵隊の物語よろしく、腹筋や腕立て伏せなど、顔を真っ赤にして息を弾ませるほどに入念に動く様子を、瀬奈が笑いながら見守っている。その横では初舞台にして初主演の淵上が、一心に台詞をつぶやき続けていた。演出の鈴木が所定の位置につくのに合わせて、各々もスタンバイ。演出家が自ら音響を操作して、海兵隊の訓練音を流す。それと同時に冒頭から立ち稽古がスタートした。いかにも鍛えられた海兵隊員のように、感情を見せず、声を張って堂々と事件を供述する平埜。彼の弁護人に志願するジョアンの熱意を、背筋の伸びた美しい立ち姿で表現する瀬奈。ダニエルの若さゆえの大胆不敵な勢いを、全身で軽快に見せる淵上。最小限のセットのみで展開する序盤は、各キャラクターの個性が観る側にはっきりと迫ってくる。ダニエルの友人ながら事前取引を持ちかけられても揺るがないロス役の小西は、瞬時に甘さを消す怜悧な瞳が魅力的だ。事件のカギを握るケンドリック中尉に扮した菅原永二も、少ない言葉の中に不穏なムードを漂わせ、気になる存在である。俳優の空間移動による場面転換、テンポのよい会話の応酬によって、スリリングな空気が見事に増幅していった。欠席の田口の代役を途中まで務めていた阿部が、判事として舞台中央に立つ。芯のある穏やかな声が響き、いよいよ緊迫の法廷シーンへ突入か……と思ったその時、鈴木が「じゃあここまで」とストップをかけた。取材陣に向けられた「続きは劇場にて」という微笑みまじりの言葉に、思わず脱力。たった7人による巧妙な会話劇、その濃さとスピード感にまんまとあおられてしまった。この後に控える手に汗握る法廷対決は、なんとしても劇場で確かめなければならない。映画ではジャック・ニコルソンの怪演が光ったジェセップ大佐を、田口がどう立ち上げてくるかにも期待したい。公演は6月19日(金)から28日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて。取材・文:上野紀子
2015年05月28日トム・クルーズの同名映画で知られる傑作軍事法廷サスペンス『ア・フュー・グッドメン』。映画公開より23年の時を経て、日本オリジナル版の上演が決定した。舞台『ア・フュー・グッドメン』キューバの米海兵隊基地で起きた殺人事件。その弁護にあたった法務総監の若きメンバーたちは、軍隊内の落ちこぼれに対する暴力的制裁「コード・レッド」の存在を知り……というストーリー。元の作品では20人以上の人物が登場するが、今回の上演にあたり演出の鈴木勝秀が脚本を一部改定、キャストは7人に絞りこまれた。殺人の被疑者として裁かれる若き海兵隊・ドーソンを演じるのは平埜生成。アミューズ所属の若手俳優で構成される「劇団プレステージ」所属、昨年は蜷川幸雄演出『ロミオとジュリエット』に出演するなど近年活躍の幅を広げている注目の俳優だ。出演にあたり映画作品を観て「いろんな事を考えさせられた」という。「法廷ものなんですけど、今よくある法廷ものとは違うんですよね。けして華やかな演出などではないですし。あくまで法廷が舞台になっているだけというか……裁判の争点になっているのは軍隊内部での話ですけど、今でも色々なところにある話だと思うんですよ。学校とか会社とか、そこでしか生きられない人たちの起こしてしまったこと、という意味ではどこでも起こりうるなと」けして単純な「正義対悪」の二項対立ではないこの作品。それだけに殺人を犯し裁かれるドーソンの存在……“なぜ”彼が罪を犯すに至ったか、そしていかなる葛藤を持っているか、ということが物語上で大きな意味を持つ。「多分、登場人物それぞれが“間違ったこと”はしていないというか、それぞれの正義があるんですよね。ドーソンにはドーソンの正義がある。それをきちんと演じることで、ラストシーンがより意味を持つのでは、と思っています」近年劇団以外の作品も目立ってきた彼だが、今は「舞台に出るのが楽しくて仕方ない」という。それは昨年の『ロミオとジュリエット』で、蜷川演出の強烈な洗礼を受けたことが大きいようだ。「本当にきつかったです(苦笑)。でもボロボロになって『今の自分には価値がない』ということに気付かされたから、今“演じる”ことがどんどん面白くなってます」物語上のキーマンともいえる役柄に抜擢されたことで、やはりプレッシャーもある模様。「ドキドキですよ(笑)」と語るが、新たな出会いがもたらす刺激への期待が上回っているようだ。さらなる成長を遂げた姿を舞台上で観られるのも楽しみに待ちたい。公演は6月19日(金)から28日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて。チケットは発売中。取材・文:川口有紀
2015年05月08日『マイティ・ソー』のクリス・ヘムズワースが主演を務めるサスペンス大作『ブラックハット』の公開日が5月8日(金)に決定し、予告編映像が公開になった。タイトルの“ブラックハット”とは、コンピューターやネットワークに攻撃をしかけるハッカーのことで、劇中ではヘムズワース演じる主人公が追跡不能の凶悪犯に挑む。『ブラックハット』予告編映像このほど公開された予告編映像では、何者かが仕掛けた攻撃によって香港の原子炉が爆破される事件が発生し、全世界に衝撃がはしる場面から始まる。犯人はネットワーク技術を駆使して攻撃を仕掛けており、世界中が標的になる。そこで、ハッキングの罪で服役中のハサウェイ(ヘムズワース)が召還され、謎の犯人に挑む。監督を務めるのは『ヒート』や『コラテラル』などを手がけてきたマイケル・マンで、映像でも主人公と犯人の息つまる頭脳戦だけでなく、重厚なアクション描写や、激しい銃撃戦、極限状況下でのロマンスなど、マン監督らしい場面が次々に登場。ヘムズワースのシリアスな表情も大きな見どころになっている。『ブラックハット』5月8日(金) TOHOシネマズ みゆき座 他全国ロードショー
2015年02月20日ちょくちょく、西村京太郎や山村美紗などのサスペンスドラマがよく放映されていますよね。誰しも一度は見たことがあると思います。ああいったサスペンスドラマを見ていると、被害者が続出するたびに「えぇ~!またぁ~?」と、何だか背筋がゾワゾワしてしまいませんか?これ、自分だけかと思っていたら、結構な人がそう思っていることがわかりました。それでは、一体何人目の被害者からなりやすいんでしょうか?そこで20~30代の男女100人に「「サスペンスドラマを見ている時、あなたは何人以上被害者が出るとゾワゾワしますか?」というアンケート調査を実施しました。すると、ゾワゾワしないは37人、被害者1~3人が32人、4~5人は24人、7人以上7人、平均すると3.81人。意外に高いと思いませんか?具体的に、背筋がゾワゾワする被害者の人数とその理由を聞いてみました。寄せられたコメントの中からいくつかを紹介しますね。■ドラマ被害者が3人以上になると背筋ゾワゾワ!サスペンスドラマで3.81人ぐらい人が死ぬと背筋がゾワゾワし始める理由は、どうやら3という数字がキーワードの様子。人間は“3以上の数を大きいと認識する”という説があります。それで、3人以上になると「多い」と感じて、ゾッとしてしまうみたいです。「3人で十分。あまり多すぎると推理より次は誰がしか考えれなくなる」「2人くらい。3人目が出ると、犯人を見つける側が無能な感じがしてしまう」「3人以上。まだまだ被害が拡大しそうな予感がするから」「テロものでもなければ5人くらいが限界。2時間ドラマが多いので、あまり被害者が多いと話をまとめるのが雑になりつまらなくなります」「多くても5人。多すぎると“殺しすぎ!”と逆に笑えてきてしまう」「5人くらい。それ以上出ると事件が複雑になってわかりづらくなる」また、被害者があまり多いと2時間じゃ収まらないとか、事件の内容が分からなくなるとかもあるようです。■被害者の人数より内容にゾワゾワしたい派も!多くの被害者を望む人は、ちょっと過激な意見も……。「7人くらいが限度。あんまり続くとまたか、ってなる。殺人の動機が練ってあれば気にならないけれど」「別に何人でも。サスペンスドラマの規模にもよる、爆破魔とか大規模だったら100人死んでもおかしいと思わない」一方、ゾワゾワしないという人は「ドラマだから」というのが主な理由でした。サスペンスドラマを冷静に観ているんですね。「特に被害者の人数は気にしない。話の中で人が死にすぎてもいいと思うし、それで面白くなるなら全然いいと思う」「個人的には何人亡くなろうともゾワゾワしない。現実じゃないからと割り切って見ている。でもさすがに6人以上は、世間的に無理があるかもしれない」「こういったサスペンスは殺される方にも理由があるから何とも言えないです。それに、サスペンスドラマに求めるのは犯罪を暴くストーリー性だから一人で十分だと思います」「出来が良ければ死ななくても背筋ゾワゾワできる。演出、演技、シナリオ次第です」確かに被害者があまり多いと内容が分かりずらくなるし、現実味に欠けますね。要するに、被害者の数というよりもドラマの内容なんですよね。というわけで、サスペンスドラマを見る時は被害者がいくら増えても「ひ~!」と怯えないで、純粋に展開を楽しんでみては?それに振り回されないと、ドラマの面白さが変わるはずですよ!(文/森美奈)【調査概要】調査方法:インターネットリサーチ『簡単アンケート』調査期間:2014年11月27日(木)調査対象:全国の20~30代の男女100名
2014年12月14日