「第19回東京蚤の市」が、2023年6月2日(金)から6月4日(日)まで、東京・国営昭和記念公園にて開催される。「第19回東京蚤の市」アンティーク&ヴィンテージの雑貨などが集結全国各地の古道具店や古書店、古着屋等が集結する「東京蚤の市」は、「紙博」など人気イベントを手がける「手紙社」によるフリーマーケット。第19回目となる今回は、日本各地に加え海外から240組以上の店舗やメーカー、作り手が集結し、アンティークやヴィンテージの品々が販売される。「アウトドア」「クラフト」エリアが初登場会場には「アウトドア エリア」が初登場。東京下町の職人たちによって立ち上げられたアウトドアガレージブランド「DOWN TOWN GEAR」や旅をコンセプトに、厳選したアウトドアグッズや作品を展開する「Purveyors」などが出店し、自然豊かな場所で楽しむキャンプから、険しい登山まで、屋内外で活躍するキャンプギア、ウェア、フードなど、盛りだくさんのアイテムがラインナップする。また、「クラフト」エリアも新たに登場。木工や金工、ガラス、陶、革といった素材を用いて手作業により生み出される道具や芸術品、装身具など、多彩なクラフトアイテムを取り揃える。カラフルな磁器で制作されたキュートな器、動物モチーフの酒盃など、キュートでユニークなアイテムの数々が揃う。古着や古書などそのほか、南青山の骨董通りに位置し、大人向けな古着のスタイリングを提案する「verandah aoyama」や、ヨーロッパ、アメリカのヴィンテージウェア&ファブリックを多数取り扱う「MOTHER LIP」の古着、絵本や洋書の古書、さらにはドライフラワーや多肉植物といった植物など、盛りだくさんのラインナップで用意する。なお会場では、ジューシーチキンや肉まん、ドーナツといったフード、コーヒーなど冷たいドリンクも提供するため、お気に入りのアイテム探しの合間に腹ごしらえをすることができる。【詳細】「第19回東京蚤の市」開催期間:2023年6月2日(金)~6月4日(日)会場:国営昭和記念公園 みどりの文化ゾーン ゆめひろば(無料エリア)住所:東京都立川市緑町3173時間:9:30~17:00入場料:・会場販売チケット 1,700円・オンライン販売チケット 1,300円※中学生以下無料
2023年04月23日東京ディズニーシーでは5月18日(木)から、ダッフィー&フレンズとミッキーマウスの絆を表現したデザインの“ダッフィー&フレンズのフロム・オール・オブ・アス”のグッズや、スーベニア付きメニューの第二弾が新たに登場する。4月に発売した第一弾では、ダッフィー&フレンズ7人が長い航海に出るミッキーマウスのために<いってらっしゃいの会>を開催。自分たちの大切なものをつなぎ合わせてプレゼントを準備する様子を表現した。今回の第二弾では、東京ディズニーリゾートで4月15日(土)から開催しているアニバーサリーイベント「東京ディズニーリゾート40周年“ドリームゴーラウンド”」の“みんなで一緒に繋がってお祝いする”というテーマに合わせ、ダッフィー&フレンズからプレゼントを受け取ったミッキーマウスを囲み、みんなが笑顔になる様子をデザインしたグッズとスーベニア付きメニューを販売。また、ディズニーリゾートラインでも“ダッフィー&フレンズのフロム・オール・オブ・アス”をモチーフにしたフリーきっぷが登場する予定だ。※取材時の状況に基づいて記事化しています。紹介したイベント、メニューなど、すべての掲載情報は、予告なく変更になる場合があります。(C) DisneyAs to Disney artwork, logos and properties: (C) Disney(text:cinemacafe.net)
2023年04月23日東京を拠点とするコンテンツスタジオ・BABEL LABEL所属の監督・藤井道人が、第17回 日藝賞を受賞した。「日藝賞」は、全ての日本大学藝術学部出身者を対象にその年に最も活躍した人物へ贈られるもの。社会に貢献する功績を残し、芸術を志す学生に夢を与える人物を、日藝在学生と教職員が選考している。このたび日藝卒業生として第17回 日藝賞を受賞した藤井は、第43回日本アカデミー賞最優秀賞受賞作品『新聞記者』や『余命10年』などの話題作で知られている。また、映画学科・松島哲也教授がプログラムマネージャーを務める令和5年度後期の「芸術総合講座Ⅹ 映像ビジネス」を、日藝とBABEL LABELが共同で実施することが決定。本講座は9月から全15回にわたって行われる予定で、各回にはBABEL LABELに所属するクリエイターをはじめ、ゆかりのあるゲストも登壇する予定だ。■藤井道人 コメントこの度は、本当にありがとうございます。18年前、日本大学芸術学部に入学した僕は、映画のことを何も知らない少年でした。「二科目で入学できて、映画学科って何か楽そう!」そんな軽い気持ちで入学した僕でしたが、入学してすぐに映画の虜になりました。出会った先生方、仲間たちのお陰で、今も映画を作る喜びを感じることが出来ている毎日です。これからは、自分が誰かのためになれるように、卒業生として母校の発展に尽力したいと思っています。BABEL LABEL 公式サイト:
2023年04月12日ミュージカル『ザ・ミュージック・マン』の公開ゲネプロが11日に東京・日生劇場で行われ、坂本昌行、花乃まりあ、小田井涼平、六角精児、森公美子、剣幸が取材に応じた。同作は作曲家メレディス・ウィルソンと劇作家フランクリン・レイシーによって共同制作されたブロードウェイ・ミュージカルで、2022年にヒュー・ジャックマン主演によってリバイバル上演され、話題を呼んでいる。アイオワ州にある田舎町リヴァーシティに、音楽教授と名乗る主人公ハロルド・ヒル(坂本)がやってくるが、彼は実は“ミュージック・マン”と呼ばれる詐欺師。ヴァーシティで図書館の司書として働くマリアンと出会い、徐々に惹かれていく。ほか藤岡正明(※休演中のためゲネプロにはスウィングの高木裕和が登場)、山崎大輝、水嶋凜らが出演する。主演の坂本は「この作品は『ウエスト・サイド・ストーリー 』とほぼ同時にできたけど、『ウエスト・サイド・ストーリー』を抑えてトニー賞を獲ったと。初めて作品に触れた時に『なるほどな』と感じましたし、観に来てくださったお客さまにも『なるほど、素晴らしい作品なんだ』と感じ取っていただけたらと思います」と意気込む。稽古については、坂本が「音楽に乗せられて純粋に楽しんでますし、子役の子たちがめちゃくちゃたのしそうにやってるんですよ。稽古ってそんなに楽しいかな? と思うくらいやってるので、お子さんに引っ張られて楽しくやらせてもらいましたね」と和気藹々とした様子。座長ぶりについて聞かれると、森は「すばらしいですよね、本当に」と絶賛し、六角は「何かコミュニケーションを発してる人じゃないんですよ。ただ黙々とお芝居の稽古をなさってて、その稽古に我々もついていけるなという感じがして、無言の統率力を感じました」と表す。花乃も「背中で引っ張ってくださる。拝見してても、技術的なことはもちろん、ダンスでもちょっと回った後の余韻とか、ジャケット羽織る仕草とか、ご本人にもお伝えしたんですけどお衣装の着こなしとか、そういったところに人生の年輪、大人の男性の魅力が詰まってて素敵だなと思っています」と称え、坂本は「ありがとうございます」と神妙な顔で応えていた。初ミュージカルの小田井は「初めてなので、逆にこれをやらなきゃあれをやらなきゃというよりは目に飛び込んでくるもの耳に聞こえるものを楽しもうという感じでやっていて、坂本さんが座長で恵まれてるなと思ってます」と語る。「こないだまでWBCやってたじゃないですか。大谷(翔平)選手とかダルビッシュ(有)選手を見てる感じで見てますから」と喩えた。共演者陣から褒められた坂本は「どの作品もそうなんですけど、座長という意識があんまりなくて、ただセリフの量や出番が多いだけで、板の上に立つ人はみんな主役だと思ってます。たまたまやることが多くて自主稽古をやってるのを、皆さんが見て『ストイックだな』とか思ってくださるんですけど、ただの心配性で、僕的には座長という仕事は一切やってない。それをしっかり支えてくださる皆さんがいらっしゃるからそうなってる」と感謝する。森が「うそうそ、ちゃんとやってます、差し入れがいっぱい入ったりとか」とツッコむと、坂本は「そういうこと!?」と驚きつつ、「みなさん差し入れしてくださって、子供たちが喜んじゃってバクバク食べてたんですけど、制限がかかって。お菓子だったりするからね」とかわいらしいエピソードも。小田井は「保護者の方から『家に帰ってご飯を食べたくなるので』って。まさかですよ」と苦笑していた。会見では詐欺師という役どころに絡め「騙すのがうまそうな人は?」という質問も。「せーの」で思う相手を指差すと、六角に集中する。一方、六角は坂本を指し「表情から真意を見出すことが非常に難しいんですよ。とっても優しい人なんですけど、そんなに表情に出す形の人じゃないんですね。付き合った時に、もしかしたら真実と虚実がないまぜになってる感じでもわかりづらいんじゃないか。そこがいいところでもあるんですけどね」と分析する。逆に坂本は「六角さんは一つのものに対して、答えが何十通りもあるような感覚があるんですよね。一瞬セリフが飛んだとしても、何かしら言葉を出す。どんな状況でも適当なことを言って何か言葉を出すんじゃないかな。その場を凌ぐみたいな。そう考えると、1番騙す人なんじゃないかなと」と想像。森が「たしかに、私2回目の夫婦(役)ですけどそれあります」と納得すると、六角は「いい夫婦になってると思いますよ」と訴えていた。東京公演は日生劇場にて2023年4月11日~5月1日、愛知公演は御園座にて5月6日~7日、大阪公演は梅田芸術劇場メインホールにて5月13日~15日、静岡公演は静岡市清水文化会館マリナートにて5月20日~21日、福岡公演は博多座にて5月26日~28日。
2023年04月12日韓国のTVドラマ、映画などの優秀作品を表彰する、栄誉ある総合芸術の祭典「第59回百想芸術大賞」のノミネート作品が発表。TV部門作品賞や演技賞には、Netflixで配信され日本でも話題となった女性主人公のヒットシリーズが多数ノミネートされた。また、映画部門作品賞にはパク・チャヌク監督による『別れる決心』、イ・ジョンジェ初監督作品である『ハント』(原題)、ペ・ドゥナ主演の『次のソヒ』(原題)などが選出。是枝裕和監督の『ベイビー・ブローカー』からは演技賞にソン・ガンホ、ペ・ドゥナ、IUがノミネートされた。TVドラマ部門主なノミネート作品賞「私の解放日誌」「ザ・グローリー~輝かしき復讐~」「私たちのブルース」「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」「シスターズ」「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」男性最優秀演技賞ソン・ソック「私の解放日誌」イ・ビョンホン「私たちのブルース」イ・ソンミン「財閥家の末息子~Reborn Rich~」チョン・ギョンホ「イルタ・スキャンダル ~恋は特訓コースで~」チェ・ミンシク「カジノ」チョン・ギョンホ「イルタ・スキャンダル ~恋は特訓コースで~」女性最優秀演技賞キム・ジウォン「私の解放日誌」キム・ヘス「シュルプ」パク・ウンビン「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」ソン・ヘギョ「ザ・グローリー~輝かしき復讐~」スジ「アンナ」キム・ヘス「シュルプ」男性助演賞カン・ギヨン「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」キム・ドヒョン「財閥家の末息子~Reborn Rich~」キム・ジュンハン「アンナ」パク・ソンフン「ザ・グローリー~輝かしき復讐~」チョ・ウジン「ナルコの神」カン・ギヨン「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」女性助演賞キム・シンロク「財閥家の末息子~Reborn Rich~」ヨム・ヘラン「ザ・グローリー~輝かしき復讐~」イ・エル「私の解放日誌」イム・ジヨン「ザ・グローリー~輝かしき復讐~」チョン・ウンチェ「アンナ」イム・ジヨン「ザ・グローリー~輝かしき復讐~」男性新人演技賞キム・ゴンウ「ザ・グローリー~輝かしき復讐~」キム・ミノ「新兵」(原題)ムン・サンミン「シュルプ」チュ・ジョンヒョク「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」ホン・ギョン「弱いヒーローClass1」(原題)ムン・サンミンのInstagramより女性新人演技賞キム・ヒアラ「ザ・グローリー~輝かしき復讐~」ノ・ユンソ「イルタ・スキャンダル ~恋は特訓コースで~」イ・ギョンソン「私の解放日誌」チュ・ヒョニョン「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」ハ・ユンギョン「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」ノ・ユンソのInstagramより映画部門主なノミネート作品賞『次のソヒ』(原題)『フクロウ』(原題)『ハンサン―龍の出現―』『ハント』(原題)『別れる決心』『ハンサン―龍の出現―』男性最優秀演技賞リュ・ジュンヨル『フクロウ』(原題)マ・ドンソク『犯罪都市 THE ROUNDUP』パク・ヘイル『別れる決心』ソン・ガンホ『ベイビー・ブローカー』チョン・ウソン『ハント』(原題)マ・ドンソク『犯罪都市 THE ROUNDUP』女性最優秀演技賞ペ・ドゥナ『次のソヒ』(原題)ヤン・マルボク『同じ下着を着るふたりの女』ヨム・ジョンア『人生は美しい』(原題)チョン・ドヨン『キル・ボクスン』タン・ウェイ『別れる決心』チョン・ドヨン『キル・ボクスン』男性助演賞カン・ギヨン『交渉』(原題)キム・ソンチョル『フクロウ』(原題)パク・ジファン『犯罪都市 THE ROUNDUP』ピョン・ヨハン『ハンサン―龍の出現―』イム・シワン『非常宣言』イム・シワン『非常宣言』女性助演賞パク・セワン『6/45』(原題)ペ・ドゥナ『ベイビー・ブローカー』アン・ウンジン『フクロウ』(原題)ヨム・ジョンア『宇宙+人』(原題)イ・ヨン『キル・ボクスン』ペ・ドゥナ『ベイビー・ブローカー』男性新人演技賞ノ・ジェウォン『ユン・シナが消えた』(原題)パク・ジニョン『聖なる復讐者』ピョン・ウソク『20世紀のキミ』ソ・イングク『オオカミ狩り』オン・ソンウ『人生は美しい』(原題)ソ・イングク『オオカミ狩り』女性新人演技賞コ・ユンジョン『ハント』(原題)キム・シウン『次のソヒ』(原題)キム・ヘユン『ブルドーザー少女』IU『ベイビー・ブローカー』ハ・ユンギョン『キョンアの娘』(原題)IU『ベイビー・ブローカー』「第59回百想芸術大賞」は4月28日(金)に開催される予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-ベイビー・ブローカー 2022年6月24日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開ⓒ 2022 ZIP CINEMA & CJ ENM Co., Ltd., ALL RIGHTS RESERVED犯罪都市 THE ROUNDUP 2022年11月3日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©ABO Entertainment Co.,Ltd. & BIGPUNCH PICTURES & HONG FILM & B.A.ENTERTAINMENT CORPORATION非常宣言 2023年1月6日より全国にて公開© 2022 showbox and MAGNUM9 ALL RIGHTS RESERVED.別れる決心 2023年2月17日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 CJ ENM Co., Ltd., MOHO FILM. ALL RIGHTS RESERVEDハンサン―龍の出現― 2023年3月17日よりシネマート新宿ほか全国にて公開©2022 LOTTE ENTERTAINMENT & BIGSTONE PICTURES CO.,LTD.ALL RIGHTS RESERVED.
2023年04月08日主演のブレンダン・フレイザーが第95回アカデミー主演男優賞を受賞した映画『ザ・ホエール』が7日(金)から公開になる。本作は、孤独な男の最期の5日間を描いた作品で、監督を務めたダーレン・アロノフスキーは入念に準備を重ねて、俳優の演技、キャラクターの感情を細部まで描き切る演出を試みた。観客が主人公のそばにいると感じられる濃密な作品はいかにして生まれたのか? アロノフスキー監督に話を聞いた。ダーレン・アロノフスキーは、アメリカの映画監督。デビュー作『π』で注目を集め、『レクイエム・フォー・ドリーム』『レスラー』『ブラック・スワン』など数々のヒット作を手がけてきた。その内容は時に重厚で、衝撃的。人間の内面に深く入り込んでいく作品が多い。そんな彼はある日、劇作家サミュエル・D・ハンターが手がけた舞台『ザ・ホエール』に出会った。「舞台を観た時に、サムが作り上げたこの物語とキャラクターは、まだ世界の様々な人々に出会う余地があり、彼らが心を動かされる可能性を秘めていると感じました。映画は舞台よりも多くの人に届くメディアですから、この時点でこの物語を映画化する理由は十分にあると思いました」本作の主人公チャーリーは、過去に起こったある出来事がきっかけで妻と娘と別れ、ひとりで暮らす自宅のソファからほとんど動くことはない。オンライン講義の講師をしているが、カメラは常にオフで、自分から人に会うこともなく、現実逃避と過食を繰り返した結果、体重は歩行器がないと移動できないほどに増加し、病状も悪化している。しかし、彼は入院を拒み続け、ついに自分の余命がいくばくもないことを知ると、疎遠だった娘のエリーとの関係を修復しようとする。なぜ、彼はこの部屋で暮らすようになったのか? 彼が入院しない理由は? そして彼が娘に伝えたかったことは?劇中ではブレンダン・フレイザーが特殊メイクで体重が増加したチャーリーに扮し、物語のほとんどが彼が引きこもっている自宅を舞台に描かれる。「この物語では、彼の部屋をキャンパスに見立てて、そこですべてが起こる作品ですから、この空間でどのようにすれば映画的なものがつくれるのかチャレンジすることにも魅力を感じました」ダーレン・アロノフスキー監督(写真左)と撮影監督のマシュー・リバティークそこでアロノフスキー監督は、これまで繰り返しタッグを組んできた撮影監督マシュー・リバティークに声をかけた。「マシューと仕事するのは本当に最高です。今回も彼とは撮影前に徹底的に話し合いました。特に“光”をどのように扱うのか?ということにこだわりました」チャーリーは自由に移動するのが難しいほど体重が増加し、部屋に引きこもっているため、彼が部屋から出ることはない。しかし、ドアは施錠されておらず、窓からは外の世界が伺え、外部の音と光は絶えず変化し、天候も変わっていく。一方で、彼の自宅には鍵のかかった部屋があり、チャーリーでさえも足を踏み入れることはないようだ。この映画のポイントは、チャーリーの暮らす家と環境が“物語の舞台”ではなく“彼の内面”と相似形になっていることだ。「それは意図したところです。この映画では、すべてのものを駆使してキャラクターの感情を表現したいと思いました。部屋のどのエリアにキャラクターがいるのか? どの家具やパーツを使用するのか? あらゆる方法を試していったのです。また、物語の進行にあわせて光を変化させるようにしました。この映画では光のあり方がキャラクターの内面と呼応するようにしたのです。屋外での撮影であれば光はコントロールできませんが、本作はそのほとんどをセットで撮影しましたから、照明も天候も完全に制御することができたわけです。すべての画づくりと光がキャラクターの感情面と紐づいている。マシューと最も話し合ったのは、この点でした」「観客の目がとにかくキャラクターに向くような画づくり」を目指すさらに彼らは本作の画面比を「縦1:横1.33」で撮影することに決めた。現在のテレビ画面のような横が広い「縦9:横16」よりも正方形に近い画角で、リバティークは熟考してソニーのシネマカメラ、CineAlta VENICEを採用した。高感度センサーを搭載した機材を使用することで照明機材や現場スタッフの数を可能な限り減らして、カメラはあえて遠隔で操作。役者の目線に無駄なものを置かず、演技に集中できるようにするためだ。「この画角にすることは初期の段階から決めていました。この映画の核にあるのが演技と言葉だと思ったからです。観客の目がとにかくキャラクターに向くような画づくりというのものをしたいと考えていました」ワイド画面のような左右の広がりのない本作の画では、キャラクターの表情の変化や仕草がクローズアップされる。さらにチャーリーは体重が増加して自由に動けないが、カメラは彼の周囲を時にゆるやかに、時に鋭く動き、彼の感情の微細な変化に寄り添っていく。『ザ・ホエール』は、チャーリーというひとりの男の過去、現在を描きながら、彼がひた隠しにしてきた”強い想い”が明らかになっていく。それは、多くの人には理解されない行為かもしれない。反発する人もいるかもしれない。しかし、チャーリーは、過去のアロノフスキー作品の主人公同様、あらゆる逆境や周囲の声に背を向けて、自らの信念を貫こうとする。「私はインディペンデントで映画を作り始めましたから、初期の頃は主人公が外から敵対する力と戦うような映画をつくるだけのお金がなかったんです。そこで私は主人公が“人の心理”と戦う映画をつくることになり、道が拓けていきました。だから、自分自身の心理や人類の心理、そういうものに踏み込んでいく作品が多くなったのだと思います」なお、アロノフスキー監督は成功をおさめ、大きな予算を投じた作品であっても、繰り返し、逆境の中で自分と向き合い、信念を貫こうともがく主人公の物語を描き続けている。『ザ・ホエール』を彼が手がけたのは偶然ではない。生きているのがやっとなほど体調が悪化しても、彼が入院しないのはなぜだろう? 彼は久々に再会した娘に何を伝えたいのだろう? それが明らかになった時、巨体のチャーリーと彼が引きこもった部屋に強い光が差し込む。主人公の内面に寄り添い、まるでその場にいるかのように描かれる本作を観ているあなたはその光を“見る”のではなくチャーリーと共に“浴びる”ことになるはずだ。彼が抱えてきた、そして人生の最期に語る“ひとつの想い”をしっかりと受け止めてほしい。『ザ・ホエール』4月7日(金) TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー(C)2022 Palouse Rights LLC. All Rights Reserved.
2023年04月06日ザ・ストリート・スライダーズが、ライブ映像作品『天国と地獄 LIVE AT BUDOKAN 1987 40th Anniversary Edition』を5月3日(水) にリリースすることが決定した。デビュー40周年を記念した本作は、Blu-ray2枚&CD2枚からなる完全生産限定盤。三浦麻旅子の日本武道館公演(1987年~2000年)の写真と、データを掲載した「BUDOKAN LIVE BOOK」も封入され、LPジャケットサイズのスペシャルパッケージとして発売される。ディスク1には、今回が初の映像作品化となる1987年に行われた第一回日本武道館公演の模様を収録。サウンドはオリジナルマルチテープから再ミックスが行われ、ディスク2とディスク3にはそのライブ音源が高品質のBlu-spec CD2に収録される。そしてディスク4はボーナスディスクとして、かつてEpic Records映像制作チームが製作し、1988年4月から1992年9月までテレビ東京にて放送された番組『eZ』で製作されたスライダーズの貴重な映像をまとめた『SLIDERS on eZ TV』が初Blu-ray化され、収められる。併せて、ディスク1に収録される第一回日本武道館公演のダイジェスト映像が公開された。『天国と地獄 LIVE AT BUDOKAN 1987 40th Anniversary Edition』ダイジェスト映像<リリース情報>ザ・ストリート・スライダーズ『天国と地獄 LIVE AT BUDOKAN 1987 40th Anniversary Edition』5月3日(水) リリース●完全生産限定盤:15,000円(税込)※LPジャケットサイズパッケージ仕様※BUDOKAN LIVE BOOK(40P)DISC 1:天国と地獄 LIVE AT BUDOKAN 1987 <Blu-ray 103 min.>DISC 2:天国と地獄 LIVE AT BUDOKAN 1987 <ライブ音源CD(Blu-spec CD2)>DISC 3:天国と地獄 LIVE AT BUDOKAN 1987 <ライブ音源CD(Blu-spec CD2)>DISC 4:SLIDERS on eZ TV <Blu-ray 60 min. >【収録内容】■DISC 1 天国と地獄 LIVE AT BUDOKAN 1987 <Blu-ray>TOKYO JUNKカメレオン天国列車あんたがいないよるtsumuji-kazeTIME IS EVERYTHING TO ME道化者のゆううつDancin’ DollToa·Lit-Tone (踊ろよベイビー)Back To BackAngel Duster蜃気楼パラダイスLay down the city酔いどれDancerLet’s go down the streetSpecial WomenBoys Jump The MidnightSo HeavyBlow The Night!のら犬にさえなれない■DISC 2 天国と地獄 LIVE AT BUDOKAN 1987 <ライブ音源CD (Blu-spec CD2)>TOKYO JUNKカメレオン天国列車あんたがいないよるtsumuji-kazeTIME IS EVERYTHING TO ME道化者のゆううつDancin’ DollToa·Lit-Tone (踊ろよベイビー)Back To Back■DISC 3 天国と地獄 LIVE AT BUDOKAN 1987 <ライブ音源CD (Blu-spec CD2)>Angel Duster蜃気楼パラダイスLay down the city酔いどれDancerLet’s go down the streetSpecial WomenBoys Jump The MidnightSo HeavyBlow The Night!のら犬にさえなれない■DISC 4 SLIDERS on eZ TV <Blu-ray>Spot/Harry in Bari風が強い日/eZ 1st ON AIR/1988/ClipSpot/HOLD ONTOO BAD/eZ 5th ON AIR/1988.05.01 横浜文化体育館HYENA/eZ 7th ON AIR/1988.08.12 日本武道館ありったけのコイン/eZ 8th ON AIR/1989/ClipSpot/Oh!神様かえりみちのBlue/eZ 11th ON AIR/1989/ClipBaby, Don’t Worry/eZ 11th ON AIR/1989/ClipSpot/RH・Yooo!Hey, Mama/eZ 14th ON AIR/1988.12.26 日清パワーステーションSpot/Harry&宮本浩次/おかかえ運転手にはなりたくないSpot/HarryYooo!/eZ 18th ON AIR/1989.04.21 市川市文化会館Spot/DocumentBack To Back/eZ 22nd ON AIR/1989.08.17 富士急コニファーフォレストSpot/Harry InterviewSpot/Kohey InterviewSpot/いい天気HOLD ON/eZ 33rd ON AIR/1990.06.03 日比谷野外大音楽堂ハートに風穴/eZ 33rd ON AIR/1990.06.03 日比谷野外大音楽堂Spot/1990IT’S ALRIGHT BABY/eZ 36th ON AIR/1991/ClipSpot/1991<ライブ情報>『The Street Sliders 40th ANNIVERSARY SPECIAL PREVIEW GIG』4月28日(金) 豊洲PIT18:00 開場 / 19:00 開演※CD『On The Street Again -Tribute & Origin-』購入者限定『The Street Sliders Hello!!』5月3日(水・祝) 日本武道館16:00 開場 / 17:00 開演関連リンクオフィシャルサイト:::
2023年04月03日スポーツと観光がコラボした新しいスポーツ「第2回 シティロゲ in 岡山」は、2023年5月21日(日)に岡山市で開催します。シティロゲニングは、運動しながら観光スポットや歴史遺産、飲食店などに設置されたチェックポイントを制限時間内に回るイベントです。開催概要集合場所は下石井公園。種目は3時間コースと5時間コースの2種目。部門はソロの部、一般の部、ファミリーの部(中学生以下の子どもが1名以上と保護者として大人1名以上含むチーム)です。参加費は3時間コースのソロの部が3,500円、一般・ファミリーの部が1人3,000円(高校生以下:1,500円、未就学児:無料)。5時間コースはソロの部が4,500円、一般・ファミリーの部が1人4,000円(高校生以下:2,000円、未就学児:無料)です。ナビゲーションスポーツの一つ参加者にはスタート前にチェックポイントが記載された地図を渡されます。チェックポイントにたどり着く難易度によりポイントが異なるので事前に渡される地図で回るルートを検討します。チェックポイントでは、専用のアプリで写真撮影し、決められた時刻までにフィニッシュします。フィニッシュ時刻より遅刻1分につき20点のマイナス、10分以上遅刻すると失格です。コース選びは、ゆっくり街歩きを楽しみたい人は3時間コース。ポイントをたくさん集めたい、体力に自信がある人は、5時間コースがおすすめです。(画像は公式サイトより)【参考】※「第2回 シティロゲ in 岡山」の公式サイト
2023年03月28日日生劇場60周年イヤーの幕開きを飾る『ザ・ミュージック・マン』。作曲家メレディス・ウィルソンと劇作家フランクリン・レイシーによって共同制作されたブロードウェイ・ミュージカルの傑作が、主演に坂本昌行を迎え、装いも新たに4月11日から上演される。現在、稽古に励むヒロイン役の花乃まりあ、昨年末にムード歌謡コーラスグループ「純烈」を卒業し、本作でミュージカルに初挑戦する小田井涼平が取材に応じ、意気込みを語った。今までの経験が間違っていなかったんだと自信に1912年の夏、アイオワ州にある田舎町リヴァーシティを舞台に、この町で一儲けを企む“ミュージック・マン”こと詐欺師のハロルド・ヒル(坂本)が巻き起こす騒動によって、町の人々はもちろん、ハロルド自身も変化を遂げていく姿が描かれる。ブロードウェイのみならず、世界各国の演劇シーンで活躍するダニエル・ゴールドスタインが演出を担当する。元宝塚歌劇団花組トップ娘役で、退団後は幅広いジャンルで活躍する花乃が演じるのは、ハロルドが想いを寄せる図書館の司書マリアン・パルー。海外の演出家とタッグを組むのは初めてで「まず1回褒めて、肯定してくださるので、今までの経験が間違っていなかったんだと自信につながっています。言葉の壁もあるので、ダニエルが思い描いていること、伝えようとしていることを繊細にキャッチできるかが課題になっている」と語る。物語の前半では、マリアンはハロルドの素性を怪しんでおり、「言い合う場面もあるんですけど、だからこそ惹かれ合う部分もあって。ダニエルは『人間はケンカしたら、もうその後にすることは、キスしかないから』って言っていますし(笑)」。ハロルドとの出会いをきっかけに、「つらい過去を抱えて、鎧を身にまとっているマリアンが解き放たれる」といい、その心情の変化を大切に演じたいと抱負を語った。一方、小田井は、ハロルドの古い仲間マーセラスを演じている。いわば“同業者”だが「ハロルドをサポートしていた時代は優秀だったんですけど、単独の詐欺師としては、だいぶ抜けていて(笑)。副委員長タイプで、お調子者なところは、素の自分に似ていますね。本来のキャラクター像は違うのかもしれませんけど(笑)、チャーミングさが伝われば」と早くも役柄を自分流につかんでいる様子だ。ミュージカルという新たな挑戦には「コロナ禍で味わえなかった『たくさんの人と、ものを作る』喜びと言いますか、やっと日常が戻ってきたという感覚が大きかったですね」と声を弾ませ、「グループ時代の座長公演は、客席に向けて作っていたので、ステージ上でお芝居を作るミュージカルはやはり違いますね。今回は演劇的な要素も強いので、自分にとって初めてのミュージカルが『ザ・ミュージック・マン』なのは、とてもありがたい」と話していた。劇中にはソロ歌唱シーンもあり「とはいえ、紅白に5回出場しているので」と胸を張り、「まあ、1回目の紅白は『シュワシュワ』しか言ってないですけど(笑)。今回のソロはお芝居にリンクしているので、音楽の流れに沿って、状況を伝えたり、僕らしさも乗っかればいいかなと思っています」と方向性にも迷いはない。「(坂本は)物語の中心にいながら、縦横無尽に駆けめぐっている」(小田井)主演を務める坂本について、花乃は「スーパースターです」と即答。「ハロルド役は、あらゆる面で大変だと思うんですけど、それを軽やかにこなしていらっしゃる印象で。お稽古場でも全然座らないですし、なんてストイックな方なんだと感銘を受けています」と尊敬の念。ふたりで披露するペアダンスは「坂本さんと手を組んだら、何もしなくても勝手に踊れちゃうんです。『私、どうしたらいいですか?』って聞くと、『何もしなくていいよ』って言ってくださる」といい、すでに確かな信頼関係が築かれている。小田井は「坂本さんとは同い年なんですけど、全然違いますよね」と苦笑い。「川をスイスイ泳ぐ魚のように、物語の中心にいながら、縦横無尽に駆けめぐっている」と驚きを示し、「大谷(翔平)選手やダルビッシュ(有)選手みたいに、具体的にあれこれは言わないけれど、背中を見せられたら『こっちも頑張らないとあかん』って勝手に思わされる。そういうカリスマ性があります」と、花乃同様に最敬礼だ。さらに「関係性が築けたかなと思った後で、坂本さんと花乃さんの稽古を見ていると、そっちの方が楽しそうだなって、ちょっと嫉妬するんです。何やろ、この気持ち、恋かなって(笑)」と複雑な胸中も明かしていた。取材・文・撮影:内田涼<公演情報>ブロードウェイ・ミュージカル『ザ・ミュージック・マン』脚本・音楽・歌詞:メレディス・ウィルソン原作:メレディス・ウィルソン&フランクリン・レイシー演出:ダニエル・ゴールドスタイン【出演】坂本昌行花乃まりあ/小田井涼平/藤岡正明/山崎大輝/水嶋凜/六角精児/森公美子/剣幸■アンサンブル今村洋一/植木達也/尾川詩帆/片岡栞/伽藍琳/後藤裕磨/今野晶乃/佐々木誠/管谷孝介/鈴木昌実/鈴木大菜/多岐川装子/常川藍里/富田明里/中村ひかり/新橋和/松谷嵐/門馬和樹/蘆川晶祥【東京公演】2023年4月11日(火)~5月1日(月)会場:日生劇場【愛知公演】2023年5月6日(土)・7日(日)会場:御園座【大阪公演】2023年5月13日(土)~15日(月)会場:梅田芸術劇場 メインホール【静岡公演】2023年5月20日(土)・21日(日)会場:静岡市清水文化会館マリナート 大ホール【福岡公演】2023年5月26日(金)~28日(日)会場:博多座【「ぴあ」アプリ限定 割引チケット販売中!】東京・日生劇場ぴあ半館貸切公演 詳細は こちら()
2023年03月24日第535回日経ミューズサロン『ザ・ベース・ギャング(コントラバス・カルテット)躍動のコントラバス・リサイタル』が2023年6月28日(水)に日経ホール(東京都千代田区大手町1-3-7)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ トップクラスのソロ・コントラバス奏者4人が魅了するエキサイティング・ステージ超絶テクニック、抱腹絶倒のユーモア、歌心あふれる音楽性、そして天才的アレンジセンス。イタリアが世界に誇るスーパー・コントラバス・カルテット、待望の再来日決定。レパートリーはポピュラーなクラシックの名曲やジャズ、タンゴ、ロックまで幅広く、これまでイタリア各地に加え、ベルリン・フィルハーモニーなど世界の殿堂にも登場。出演:アンドレア・ピーギ(元ローマ・サンタ・チェチーリア管弦楽団、ザ・ベース・ギャング創設者)アントニオ・シャンカレポーレ(ローマ・サンタ・チェチーリア管弦楽団首席奏者)アルベルト・ボチーニ(元フィレンツェ五月祭管弦楽団、ジュネーヴ音楽院教授)アメリゴ・ベルナルディ(元マーラー・チェンバー・オーケストラ、レッジョ・エミリア音楽院教授)【プログラム】ベースの四季(原曲:ヴィヴァルディ「四季」ほか)モリコーネ・メドレー月光三部作~ムーン・フラワー(カルロス・サンタナ)ごらん、なんて月だ(フレッド・ブスカリオーネ)月影のナポリ(ミーナ)ニューヨーク・ニューヨーク(カンダー)赤とんぼ(山田耕筰) ほかプロフィールザ・ベース・ギャング The Bass Gang(コントラバス・カルテット)これまでのカルテット界に例を見ない全く新しい団体ザ・ベース・ギャング。トップクラスのソロ・コントラバス奏者4人で結成。コントラバスと言えば一般的に取り扱いが厄介な楽器と思われているが、4台集まることによって、この楽器が潜在的に持っているバラエティに富んだ音色、幅広い音域、豊かなハーモニーを聴衆に気付かせてくれる。ポピュラーなクラシックの名曲やジャズ、タンゴ、ロック、歌謡曲まで多くのレパートリーを披露することで、コンサートホールには普段あまり縁のない人々をも新たな聴衆として獲得し、魅了し続けている。また、際立った特色と広範なレパートリーで、コントラバスのゲーリー・カー、フランコ・ペトラッキ、テノールのジュゼッペ・サッバティーニら国際的なアーティストとの共演も実現している。これまでにローマ・システィーナ劇場、フィレンツェ・ピッティ宮殿、クレモナ、アレッサンドリアなどイタリア各地に加え、国外でも数多くのコンサート活動を行なっており、サントリーホール、ベルリン・フィルハーモニーなど世界の音楽の殿堂にも登場した。2003年の初来日以来度々来日を重ね、全国各地で熱狂的に迎えられている。CDはキングレコード、NBBレコードより多数 、21年に「四季」をテーマした新譜がリリースされた。公演概要第535回日経ミューズサロン『ザ・ベース・ギャング(コントラバス・カルテット)躍動のコントラバス・リサイタル』公演期間:2023年6月28日(水)18:00開場/18:30開演会場:日経ホール(東京都千代田区大手町1-3-7)■出演者アンドレア・ピーギ(元ローマ・サンタ・チェチーリア管弦楽団、ザ・ベース・ギャング創設者)アントニオ・シャンカレポーレ(ローマ・サンタ・チェチーリア管弦楽団首席奏者)アルベルト・ボチーニ(元フィレンツェ五月祭管弦楽団、ジュネーヴ音楽院教授)アメリゴ・ベルナルディ(元マーラー・チェンバー・オーケストラ、レッジョ・エミリア音楽院教授)■チケット料金全席指定:4,000円(税込)主催:日本経済新聞社/協賛:ファンケル 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年03月23日女性たちが実際にやっている、身近なエコ活動をご紹介。86回目は、ecocoメンバーの宮本志保さん。今回はオール電化住宅のおうちでのメリット、デメリットについてご紹介します。オール電化のメリット・デメリット【最近やってるecoなこと】vol. 86宮本さんは2017年から約6年間、オール電化生活をしています。マンションを契約する際にオール電化住宅だったことは、特にマイナスにもプラスにも感じてはいなかったようですが、最近話題の電気代高騰で感じていることを聞いてみました。オール電化住宅とは家庭で使用するすべてのエネルギー源にガスを使わず、電力のみを使用する住宅のことを「オール電化住宅」といいます。宮本さん例年と比較して電気料金が約1〜2万円上がりました。契約当時はこんなに値上がりするなんて思わなかったです。ーー電気代が値上がりし続けている現在。月10万円値上がりしたというかたの例も耳にします。それでもオール電化で良かったことや少し不便なことは何なのでしょうか。床暖房も電気です!オール電化のメリットキッチン回りのお手入れがしやすい宮本さんIHクッキングヒーターだと天板がフラットなのでお手入れもしやすく、調理後気になる箇所を布巾でさっと拭くだけで簡単にきれいになります。料理中は火を使わないので危険が少ない宮本さん火を使わずに調理することができるので、燃え移りの心配がなく火事の心配がありません。最近子どもが炒め物や鍋の中の具をかき混ぜるなどのお手伝いをしてくれるので、安心して見守ることができます。ガスコンロでは五徳がついているのでガタ付きなどの心配がありますが、その心配も無いので快適です。子育てをしながら料理をすることができるのは良いですね。デメリット電気代の値上げが家計に響く宮本さん全てのエネルギーを電気でまかなっているので、電力会社が電気代を値上げすると、水道代を除く光熱費が全て値上がりしてしまうことになるので、けっこう痛いです。停電すると使えない宮本さんまだ停電は経験がないのですが、停電がきたら怖いな、と思っています。ーーオール電化に限らず、停電するとエアコンが使えなくなるので夏や冬の防寒対策が必要になります。そしてIHクッキングヒーターも使えないので、調理もできなくなります。カセットコンロやガスボンベがあると安心です。お湯を使い切ると一定時間はお湯が使えない宮本さんエコキュートで使えるお湯の量は設定されたタンク量によって決まります。床暖房、食洗機、食器洗い、お風呂を使っているとお湯がかなり減るので、電気をよく使う冬は、お湯を沸かす量を増やしたりと設定を変えながら使っています。いかがでしたか?ガスを使わない分、火災やガス漏れなどの危険を回避でき安全性が高いオール電化住宅。宮本さんはオール電化で電気代は上がったものの、光熱費の見直しが水道と電気だけに単純化されることもあり、オール電化にしてよかったと思っているそうです。メリットやデメリットもわかった上で判断するのがおすすめです。――筆者の家もIHクッキングヒーターを使用しています。上にプラスチック製品を置いたままグリルを付けようとしてヒーターのボタンを押してしまい、プラスチック製品に火が付き危うく火事になりそうだったことがあります。なので、オール電化住宅でも火事等に気をつけてくださいね。宮本志保イラストレーター、オシャレ大好き母さん、母親5年目、35歳。最近は、ゴミ拾い、podcast「オーバーザ・サン」を聴くこと、下半身トレーニングにハマっています。ecoco代表平野絢子エコをテーマとし全国の女性を集めた団体「ecoco」を立ち上げ、身近にできるエコ活動、エコを通した地域活性とウーマンエンパワーメントを推進している。また岡山県の観光特使として東京を拠点に行き来するデュアルライフを行いながら、せとうちの農園や市場、工場などに自ら足を運び、創り手の‟想い”を伝えるため、商品開発、営業、PRなどを企業と一緒に行っている。文・平野絢子 イラスト・宮本志保
2023年03月22日音楽制作者必携のバイブルの改訂版!株式会社ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス(本社:東京都豊島区代表取締役:堤 聡)は、新刊「ミュージッククリエイターハンドブック 【2023年改訂版】 MIDI検定公式ガイド」を、2023年3月28日に発売いたします。ミュージッククリエイターハンドブック 【2023年改訂版】 MIDI検定公式ガイドこれまで数多くのミュージッククリエイターを支えてきた、音楽制作の総合ガイドが完全リニューアル!機材、技術などは最新のものに刷新。MIDI検定1級、2級、3級に対応したガイドブックとしても使える必携の一冊。CHAPTER1音楽の表現CHAPTER2音楽制作にまつわる機材の知識CHAPTER3MIDIについてCHAPTER4MIDIと音楽表現CHAPTER5デジタルオーディオの知識CHAPTER6電子楽器の知識CHAPTER7DAWによる音楽制作方法CHAPTER8音楽の活用CHAPTER9MIDI検定について商品詳細ミュージッククリエイターハンドブック 【2023年改訂版】MIDI検定公式ガイド定価:3,850円(10%税込)仕様:B5判縦/272ページ発売日:2023年3月28日ISBN:978-4-636-10616-9商品コード:GTB01100848 amazonにてご予約受付中! : お求めは、全国ヤマハ特約楽器店・書店または弊社オンラインショップ >まで。【本商品に関するお問い合わせ】(株)ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス ミュージックメディア部問い合わせフォーム: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年03月20日本年度第95回アカデミー賞、作品賞を含む“最多”7部門受賞の偉業を達成した『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』から、抱腹絶倒のNGシーン集が到着した。公開初週の洋画興収第1位を獲得、「マルチバース」と「カンフー」が融合した、かつてない異色SFアクション大作であり、まさかの超感動作として先日のアカデミー賞授賞式でもその圧倒的な無双ぶりを見せつけた本作。SNSでも「年間ベストどころか映画史に残る超絶ミラクル面白大傑作」「最高の最高の最高の最高の最高でした」という絶賛評から「開始5分からエンドロールまで涙」「奇天烈な映画なのにびっくりするくらい涙出てた」など、笑いと涙に溢れたカオスな感想が溢れかえり、空前の“エブエブ旋風”を巻き起こしている。コインランドリー店を営むフツーの主婦ながら、突如全宇宙を救う宿命を背負った主人公・エヴリンを演じ、約40年のキャリア史上初となるアカデミー賞主演女優賞に輝いたミシェル・ヨー。解禁された映像では、謎のダンスを踊り狂ったり、真面目なシーンで大ゲップをかます往年の名優ジェームズ・ホンに「最悪!笑」と叫んだかと思えば、自身も衝撃の変顔を披露するなど、最高にカオスなキャラを楽しむ彼女の様子が映し出されている。実は撮影当初、そんなミシェルの姿を見たアシスタントから、こっぴどく叱られていたというダニエルズ監督。「撮影が始まってからの数日間、アシスタントはすごく怒っていたんだ。“ミシェルをそんな風に見せたらダメ。そんなことしないで!あのカツラはやめて!ミシェルには白髪なんてない!”なんてまくし立てていたよ…(笑)」と裏話を告白しつつ、誰よりも撮影を楽しむ彼らの情熱に、ミシェルはもちろん全てのキャスト・スタッフが引き込まれていたことが伺える。また、エヴリンを支える夫・ウェイモンドを演じて助演男優賞を受賞したキー・ホイ・クァンが、うっかり役名を忘れ、撮影中に「ミシェル!」と本名を呼んでしまうお茶目なNGシーンも。脚本段階ではミシェルの役名はエヴリンではなく、本名のミシェルが使われていたそうで、脚本を読み込んでいた真面目なキーは撮影中に何度もNGを出してしまったようだ。そのほか、助演女優賞を獲得したジェイミー・リー・カーティスらとの注目のアクションシーンの舞台裏や、ファンの間で話題となっている“ソーセージの世界”や“石の世界”、そして日本でも「glee/グリー」で人気のラカクーニ(アライグマ)を頭に乗せたハリー・シャム・Jr.のシュールすぎる撮影シーンまで見どころ盛りだくさん。カオス極まりない現場の中で、まるで家族のように本作を創り上げたスタッフ&キャストの絆が感じられる映像となっている。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 2023年3月3日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 A24 Distribution, LLC. All Rights Reserved.
2023年03月17日「第38回ふくい桜まつり」が、2023年3月25日(土)から4月9日(日)まで福井市内各所で開催される。「第38回ふくい桜まつり」福井市内の桜が一斉に開花期間中は「日本さくら名所100選」に選出されている足羽川と足羽山を中心に、福井市内の桜が一斉に薄紅色に開花。足羽川の壮大な桜並木、樹齢370年以上とされる足羽神社のしだれ桜など、様々な桜の情景が楽しめる。壮大な桜並木は必見中でも、全長約2.2km・総本数600本の桜並木は必見スポットの一つ。その美しい桜並木は、昭和28年に戦災・震災を経て復興した福井市の市民によって植樹されたもので、夜間はライトアップによる幻想的な景色が広がる。このほか、福井城址やその周辺の桜の名所もライトアップされ、街全体が桜色に彩られる。開催概要「第38回ふくい桜まつり」開催期間:2023年3月25日(土)〜4月9日(日)場所:福井市内各所足羽川左岸堤防(JR北陸本線木田橋〜新明里橋)、足羽山、福井市中央公園、福井城址、一乗谷朝倉氏遺跡、他参加料:無料(一部有料コンテンツあり)アクセス:[足羽川桜並木ライトアップ区間会場まで]JR「福井駅」下車、徒歩約10分[臨時駐車場まで]北陸自動車道「福井IC」より車で約15分臨時駐車場:[自家用車]・旧文化会館横駐車場(約70台)・福井市競輪場南側共用駐車場(約300台)[バス専用]・花月橋下臨時駐車場※各臨時駐車場とまつり主要会場を繋ぐシャトルバス運行。
2023年03月16日第95回アカデミー賞授賞式が3月13日(日本時間)、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が作品賞をはじめ、監督賞と脚本賞(ダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート)など7部門に輝く圧勝で幕を閉じた。誰も止められない!大旋風を巻き起こした『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』カンフーとマルチバース(並行宇宙)の要素を融合させた異色のアクションエンターテインメント。困窮した生活に息詰まる中年女性が、突然「全宇宙にカオスをもたらす強大な悪を倒す」という驚きの使命を背負わされ、無数に広がるマルチバースを行き来しながら、カンフーをはじめ、さまざまなスキルを手に入れ、全人類の命運をかけた戦いに身を投じる。作品賞受賞した『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』は前哨戦で圧倒的な強さを見せていたミシェル・ヨー(主演女優賞)、キー・ホイ・クァン(助演男優賞)に加えて、劇中の“ヴィラン”を演じたジェイミー・リー・カーティスが、大本命だった『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』のアンジェラ・バセットを猛追し、見事に助演女優賞を獲得する逆転劇も。これで『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』は候補となった演技部門をすべて受賞するという快挙も成し遂げた。「夢は実現する」を証明した元人気スターの復活劇そんな今年の受賞式は、元人気スターの復活劇が大きな注目を浴びることになった。まずは、前述のキー・ホイ・クァンだ。子役として出演した『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』や『グーニーズ』などで人気を博すも、ルーツや年齢的な壁により、キャリアの低迷を余儀なくされた彼が、スクリーンに復帰し、オスカー像を手にするなど、半年前まで誰が想像できただろうか。助演男優賞を受賞したキー・ホイ・クァン受賞スピーチでは、涙ながらに「まるで映画みたいと思うかもしれませんが、実は僕の人生なんです。これこそがアメリカン・ドリームだと思います。諦めかけたこともありました。でも、夢というのは、信じなければ実現しません。皆さんも、夢を諦めないでください!」と力強く訴えかける姿が、印象的だった。会場には、『フェイブルマンズ』で監督賞候補になったスティーブン・スピルバーグがおり、作品賞発表の際には、ハリソン・フォードがプレゼンターとして登場。一瞬ではあるが、同じ空間に『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』の関係者が顔を揃える、感動的な展開が待っていた。壇上でハグをするハリソン・フォード&キー・ホイ・クァン復活劇といえば、もうひとり忘れてはいけないのが『ザ・ホエール』のブレンダン・フレイザー。ダーレン・アロノフスキー監督(『レスラー』『ブラック・スワン』)の最新作で、フレイザーは恋人を亡くしたショックから逃れるため、過食を繰り返してきた結果、体重が272キロになってしまった主人公のチャーリーを演じた。巨体を演じるにあたり、自身の体重増量に加え、特殊メイクとファットスーツを着用する全身全霊の役作りが高く評価された結果だ。主演男優賞を受賞したブレンダン・フレイザーフレイザーといえば、『ハムナプトラ』シリーズで一世を風びしたスター俳優だが、その後は、プライベートでの不幸が重なり、ハリウッドの表舞台から長らく遠ざかっていた。それだけに、この夜の受賞スピーチでは「当時は自分の恵まれた状況に、感謝することはあまりありませんでした。今夜、評価していただき、本当にありがたいです」と感無量の面持ちだった。そんな復活劇を体現した2人は、1992年に製作された『原始のマン』で共演していたという不思議な縁も。ともに、ハリウッドの悪しき慣習によって、キャリアの機会を奪われた側面が強いため、キー・ホイ・クァンの「皆さんも、夢を諦めないでください!」という言葉にはより一層の重みと説得力が感じられた。映画が結び付けた、時空と国境を超えた“マルチバース”昨年起こったビンタ事件の影響なのか、授賞式はよくも悪くも“滞りなく”幕を閉じた印象が強いが、受賞者の感動的なスピーチや、歌曲賞候補アーティストたちのパフォーマンスは感動的で見応えがあった。MVPは間違いなくインド映画『RRR』の劇中歌「Naatu Naatu」だ。この夜、一番の盛り上がりで会場を熱くさせただけでなく、レディー・ガガやリアーナといった大物シンガーを抑えて、見事に歌曲賞を受賞してしまった展開は、痛快の一言だった。歌曲賞受賞『RRR』の劇中歌「Naatu Naatu」パフォーマンスそんな熱気が象徴するように、アジア圏から世界に発信された作品が、第95回アカデミー賞を席巻した。ミシェル・ヨー、キー・ホイ・クァンの快挙については、もはや説明不要だが、例えば短編ドキュメンタリー映画賞では、インドで製作された『エレファント・ウィスパラー:聖なる象との絆』が受賞を果たしている。短編ドキュメンタリー映画賞受賞『エレファント・ウィスパラー:聖なる象との絆』『RRR』に話題を戻すと、オスカーに輝いた「Naatu Naatu」のダンスシーンは、ロシア侵攻のわずか数か月前、ウクライナの首都キーウで撮影された。一方、ロシアの弁護士で政治活動家のアレクセイ・ナワリヌイが、自分を毒殺しようとした犯人を自ら追い詰め、政府の暗部に切り込む姿を捉えた『ナワリヌイ』が、長編ドキュメンタリー賞を受賞。また、圧倒的なスケールで、戦争の不条理と非情を現代社会に突き付けた『西部戦線異状なし』(ドイツ)が、撮影賞、美術賞、作曲賞、国際長編映画賞の4部門を獲得し、存在感を発揮した。国際長編映画賞を受賞した『西部戦線異状なし』こうした受賞作から見いだされる“結びつき”は単なる偶然ではなく、映画というメディアが過去と現在、そして国境を超えたマルチバースを見事に捉え、描いている証ではないだろうか。その頂点として、マルチバースが舞台になった意欲作『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が第95回アカデミー賞を制した結果に異論はない。世界は確かに、つながっているのだ。(text : Ryo Uchida)■関連作品:エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 2023年3月3日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 A24 Distribution, LLC. All Rights Reserved.
2023年03月13日第95回アカデミー賞授賞式が3月13日(日本時間)、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が作品賞に輝いた。『ミッドサマー』で知られる新進気鋭の製作・配給スタジオ「A24」史上No.1ヒットを記録している本作。作品賞、監督賞(ダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート)、主演女優賞(ミシェル・ヨー)、助演男優賞(キー・ホイ・クァン)など10部門11ノミネートを果たし、本年度の台風の“目”として注目された『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が、下馬評通りの大暴れ。最多7部門を受賞し、オスカーを制圧した。カンフーとマルチバース(並行宇宙)の要素を融合させた異色のアクションエンターテインメント。困窮した生活に息詰まる中年女性が、突然「全宇宙にカオスをもたらす強大な悪を倒す」という驚きの使命を背負わされ、無数に広がるマルチバースを行き来しながら、カンフーをはじめ、さまざまスキルを手に入れ、全人類の命運をかけた戦いに身を投じることになる。オスカー前哨戦を振り返ると、第80回ゴールデングローブ賞の最優秀作品賞(ミュージカル/コメディ)こそ逃したが、以降は、第28回クリティクス・チョイス・アワード(放送映画批評家協会賞)で作品賞を含む4冠、第75回米監督組合賞(DGA)の長編映画部門、第34回アメリカ製作者組合(PGA)賞の映画部門で最高賞にあたる作品賞、第29回全米俳優組合(SAG)賞で4冠、第38回インディペンデント・スピリット賞で作品賞など最多7冠と、主要な映画賞を総なめにしていた。受賞コメントキャストとクルーのおかげでこの映画ができました。みなさまを代表し、アカデミーに感謝したいと思います。私たちの奇妙なものをずっとサポートしてくれました。私たちが映画をともにつくりました、父の教えに従いました。決して忘れることはできません、ダニエルズありがとうございます。<ダニエル・クワン>私たちは互いに混乱から自分たちを守るということが大切でした。私たちの物語が十分に追いついていないと感じることがあります。このような物語によって私たちの人生が変わりました。何世代にもわたって続いています、ありがとうございました。(text:cinemacafe.net)■関連作品:エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 2023年3月3日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 A24 Distribution, LLC. All Rights Reserved.
2023年03月13日第95回アカデミー賞授賞式が3月13日(日本時間)、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』のミシェル・ヨーが主演女優賞を獲得。アジア人俳優初の快挙を達成した。カンフーとマルチバース(並行宇宙)の要素を融合させた異色のアクションエンターテインメントで、ミシェル・ヨーが演じたのは、経営困難なコインランドリーを抱え、日々の困窮に追い詰められる主婦エヴリン・ワン。要介護の父親、優しいだけで頼りない夫、大学を中退し、恋人と家を出ようとする娘、そして確定申告とやること・考えることが山積みの彼女が、突然、「全宇宙にカオスをもたらす強大な悪を倒す」という驚きの使命を背負わされ、無数に広がるマルチバースを行き来しながら、カンフーをはじめ、さまざまスキルを手に入れ、全人類の命運をかけた戦いに身を投じることに。そんな、文字通り“マルチ”なヒロインを、ハリウッドに進出したアジア人俳優の先駆者として、『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』『クレイジー・リッチ!』、そして『シャン・チー/テン・リングスの伝説』など多種多彩な映画で活躍したミシェル・ヨーが心身ともに体現。国籍、年齢、性別といった、いわゆるガラスの天井を突き破り、アジア人俳優にとって、初めてとなる快挙を成し遂げた。オスカー前哨戦を振り返ると、第80回ゴールデングローブ賞の最優秀主演女優賞(ミュージカル/コメディ)、第29回全米俳優組合(SAG)賞の主演女優賞、第38回インディペンデント・スピリット賞の主演俳優賞(今回から演技賞の性別区分を廃止)など、圧倒的な強さを見せていた。受賞コメントありがとうございます。今夜、この様子を見ている私のような小さな子どもたちにとって、(オスカー像を掲げながら)これは希望と可能性、「夢は実現する」という証なのです。女性の皆さん、もう誰にも『あなたはもう旬を過ぎている』なんて言わせてはダメ。決して諦めないでください。(監督コンビの)ダニエルズ、A24、素晴らしいキャストとクルーがいなければ、私はここに立ってはいません。同時に私の84歳になる母親、世界中のお母さんたちに、この賞を捧げたいです。彼女たちは皆、スーパーヒーローなのです。彼女たちがいるから、私たちがいる。お母さん、これ持ち帰ります。そして、キャリアの始まりだった香港の家族、皆さんの助けがあったおかげで、今ここにいます。本当にありがとうございます。アカデミー賞、ありがとう!これは歴史的な出来事です。(text:cinemacafe.net)■関連作品:エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 2023年3月3日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 A24 Distribution, LLC. All Rights Reserved.
2023年03月13日第95回アカデミー賞授賞式が3月13日(日本時間)、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、『ザ・ホエール』のブレンダン・フレイザーが主演男優賞を初受賞した。A24が製作したダーレン・アロノフスキー監督(『レスラー』『ブラック・スワン』)の最新作。フレイザーが演じたのは、恋人を亡くしたショックから逃れるため、過食を繰り返してきた結果、体重が272キロになってしまったチャーリー。病状の悪化で自身の死期が近いと悟った彼は、長らく押し込め続けたトラウマと向き合うことを決意し、離婚して以来音信不通だった娘との絆を取り戻そうとする。巨体のチャーリーを演じるにあたり、フレイザーは自身の体重増量に加え、特殊メイクとファットスーツを着用し、かつての面影も一変。『ハムナプトラ』シリーズなどで、スター俳優として人気を博すも、プライベートでの不幸が重なり、ハリウッドの表舞台から長らく遠ざかっていたフレイザーが、“生涯最高の演技”と称される熱演で、初ノミネートにして、オスカーを手にした。オスカー前哨戦では、クリティクス・チョイス・アワード(放送映画批評家協会賞)の主演男優賞、第29回全米俳優組合(SAG)賞の主演男優賞などを受賞。第80回ゴールデングローブ賞で最優秀主演男優賞(ドラマ)を受賞したオースティン・バトラー(『エルヴィス』)同賞の最優秀主演男優賞(ミュージカル/コメディ)に輝いたコリン・ファレル(『イニシェリン島の精霊』)らライバルとの戦いを制した。受賞コメント信じられません。これもまた、(『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』にからめて)マルチバースなんでしょうか。A24、ダーレン・アロノフスキー監督、脚本のサム・D・ハンター、そして主演男優賞にノミネートされた方々。皆さんがホエール(クジラ)のような大きな心を持っています。ショービジネスの世界に足を踏み入れたのは、30年前のことです。当時は自分の恵まれた状況に、感謝することはあまりありませんでした。今夜、評価していただき、本当にありがたいです。まるでダイビングをしているような体験ですね。皆さんが水面から見ていてくれた。家族にも感謝しています。(text:cinemacafe.net)
2023年03月13日第95回アカデミー賞授賞式が3月13日(日本時間)、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、監督賞に『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』のダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート(ダニエルズ)が輝いた。エキセントリックな設定で話題を集めた『スイス・アーミー・マン』の監督コンビが、監督賞を過去2度受賞のスティーヴン・スピルバーグ(『フェイブルマンズ』)、昨年のカンヌ国際映画祭でパルムドールに輝いた『逆転のトライアングル』のリューベン・オストルンド、2度目の監督賞ノミネートとなったマーティン・マクドナー(『イニシェリン島の精霊』)、16年ぶりの新作を発表したトッド・フィールド(『TAR/ター』)といった巨匠、著名監督に勝利を収めた。カンフーとマルチバース(並行宇宙)の要素を融合させた異色のアクションエンターテインメント。困窮した生活に息詰まる中年女性が、突然「全宇宙にカオスをもたらす強大な悪を倒す」という驚きの使命を背負わされ、無数に広がるマルチバースを行き来しながら、カンフーをはじめ、さまざまスキルを手に入れ、全人類の命運をかけた戦いに身を投じることになる。受賞コメント▼ダニエル・クワン天才とは、こうしてステージにあがる私たちだけではなく、集団の中にあってその才能を発揮するものです。移民の親にも感謝します。映画が好きな父が、その愛情を私に伝えてくれました。役者にはなれませんでしたが、兄弟や高校時代の友人が手助けしれくれました。クリエイティビティの自由というものを教えてくれた人たちにも感謝しています。この状況は、信じがたい驚異です。とてつもないことです。一人一人の人間が、偉大な存在になりえるのです。そして才能を発揮できるのです。▼ダニエル・シャイナート世界中の母親、私の母親、そして両親に捧げたいです。これまで、ホラーやコメディなどいろいろ作ってきましたが、今回、誰にも脅威を及ぼさない作品を生み出すことができました。素晴らしい天才たちが集まり、魂を込めて、僕らために尽力してくれました。(text:cinemacafe.net)■関連作品:エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 2023年3月3日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 A24 Distribution, LLC. All Rights Reserved.
2023年03月13日第95回アカデミー賞授賞式が3月13日(日本時間)、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』のジェイミー・リー・カーティスが助演女優賞を初受賞した。『スイス・アーミー・マン』の監督ダニエル・シャイナート&ダニエル・クワン(通称:ダニエルズ)がミシェル・ヨー主演で描く、「マルチバース」と「カンフー」が融合した、かつてないカオスな世界観で繰り広げられる壮大な異色作。本年度ゴールデン・グローブ賞では2部門受賞4部門ノミネート、第95回アカデミー賞では作品賞、監督賞(ダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート)、主演女優賞(ミシェル・ヨー)、助演男優賞(キー・ホイ・クァン)など10部門11ノミネートを果たし、公開前から大きな注目を集めていた。ジェイミーは、主人公・エヴリン(ミシェル・ヨー)に立ちはだかる“ヴィラン”の中の一人、ディアドラを好演。第80回ゴールデン・グローブ賞では、主演賞発表時にミシェルの名前が読み上げられ、感動のあまり両手で顔を覆ったミシェルと両手を上げて大喜びするジェイミーの姿が話題になっていた。大ヒットシリーズ『ハロウィン』のローリー・ストロード役でおなじみのジェイミー。これまで『大逆転』(83)で英国アカデミー賞受賞、『ワンダとダイヤと優しい奴ら』(88)でゴールデン・グローブ賞と英国アカデミー賞、『トゥルーライズ』(94)でゴールデン・グローブ賞、『フォーチュン・クッキー』(03)でゴールデン・グローブ賞にノミネートされるなど数々の作品にて受賞・ノミネートを果たしてきたが、アカデミー賞のノミネートは今回が初めてとなる。受賞コメント私はここに一人で立っているように見えると思いますが、もちろん、そんなことはなくて、多くの方々と一緒なのです。すばらしいアーティストたちのおかげで、オスカーに輝く作品となったのです。私の両親(俳優のトニー・カーティスと女優のジャネット・リー)は異なった部門でノミネートされてきました。そして、私はオスカーを獲得することができました!(text:cinemacafe.net)■関連作品:エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 2023年3月3日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 A24 Distribution, LLC. All Rights Reserved.
2023年03月13日第95回アカデミー賞授賞式が3月13日(日本時間)、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』のキー・ホイ・クァンが助演男優賞に輝いた。『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』や『グーニーズ』といった80年代を代表するヒット映画に出演し、映画ファンに愛された元人気子役のキー・ホイ・クァン。キャリアの低迷を経験した後、南カリフォルニア大学で映画を学び、スタント・コーディネーターやアシスタント・ディレクターとして裏方の活動をしていた。Netflix配信映画『オハナ』で久しぶりに俳優活動を再開させ、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』で華麗なるスクリーン復活を果たした。助演女優賞と助演男優賞に輝いたジェイミー・リー・カーティス&キー・ホイ・クァンカンフーとマルチバース(並行宇宙)の要素を融合させた異色のアクションエンターテインメント。困窮した生活に息詰まる中年女性が、突然「全宇宙にカオスをもたらす強大な悪を倒す」という驚きの使命を背負わされ、無数に広がるマルチバースを行き来しながら、カンフーをはじめ、さまざまスキルを手に入れ、全人類の命運をかけた戦いに身を投じることになる。キー・ホイ・クァンが演じるのは、主人公エヴリン(ミシェル・ヨー)の夫で、優しいだけで頼りないウェイモンド。ある日、“別の宇宙のウェイモンド”と名乗り、エヴリンを未知なる世界に誘うというキーパーソンだ。ユーモアとシリアスの両面を演じ分けるだけでなく、広東語、北京語、英語を“マルチ”に使いこなし、作品のもつカオスを体現した。オスカー前哨戦を振り返ると、第80回ゴールデングローブ賞の最優秀助演男優賞、第29回全米俳優組合(SAG)賞の助演男優賞、第38回インディペンデント・スピリット賞の助演俳優賞(今回から演技賞の性別区分を廃止)など、圧倒的な強さを見せていた。受賞コメントありがとうございます。私の84歳にある母が、見てくれていると思います。お母さん、オスカーを受賞したよ。私の旅路は、ボートに乗ってたどり着いた難民キャンプで始まりました。今はこうして、ハリウッド最高の舞台に立っています。まるで映画みたいと思うかもしれませんが、実は僕の人生なんです。これこそがアメリカン・ドリームだと思います。(スタッフや親族への感謝に続き)、妻・エコに感謝します。何か月も、何年も、そして20年間「いつか、あなたの時が来るわよ」と言い続けてくれたんです。諦めかけたこともありました。でも、夢というのは、信じなければ実現しません。皆さんも、夢を諦めないでください。本当にありがとうございました。ありがとう、ありがとう、ありがとう!(text:cinemacafe.net)■関連作品:エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 2023年3月3日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 A24 Distribution, LLC. All Rights Reserved.
2023年03月13日「第38回ふくい桜まつり」が、2023年3月25日(土)から4月9日(日)まで福井市内各所で開催される。「第38回ふくい桜まつり」福井市内の桜が一斉に開花期間中は「日本さくら名所100選」に選出されている足羽川と足羽山を中心に、福井市内の桜が一斉に薄紅色に開花。足羽川の壮大な桜並木、樹齢370年以上とされる足羽神社のしだれ桜など、様々な桜の情景が楽しめる。壮大な桜並木は必見中でも、全長約2.2km・総本数600本の桜並木は必見スポットの一つ。その美しい桜並木は、昭和28年に戦災・震災を経て復興した福井市の市民によって植樹されたもので、夜間はライトアップによる幻想的な景色が広がる。このほか、福井城址やその周辺の桜の名所もライトアップされ、街全体が桜色に彩られる。開催概要「第38回ふくい桜まつり」開催期間:2023年3月25日(土)〜4月9日(日)場所:福井市内各所足羽川左岸堤防(JR北陸本線木田橋〜新明里橋)、足羽山、福井市中央公園、福井城址、一乗谷朝倉氏遺跡、他参加料:無料(一部有料コンテンツあり)アクセス:[足羽川桜並木ライトアップ区間会場まで]JR「福井駅」下車、徒歩約10分[臨時駐車場まで]北陸自動車道「福井IC」より車で約15分臨時駐車場:[自家用車]・旧文化会館横駐車場(約70台)・福井市競輪場南側共用駐車場(約300台)[バス専用]・花月橋下臨時駐車場※各臨時駐車場とまつり主要会場を繋ぐシャトルバス運行。
2023年03月12日イラストレーター&漫画家のフカザワナオコさんは、アラフィフ女子の日常についてマンガにされています。今回は、初めてオールインワンジェルを使ってみたときの体験についてお届けします。★前の話前から気になっていたオールインワンの美容液を、お姉さんからもらったフカザワさん。「あれこれ塗らなくてもいいなんて最高!」とノリノリで試してみたのですが……。姉にもらったオールインワンジェルで、口コミも良いし、お値段もなかなかするものだったのですが……。残念ながら、49歳の私の砂漠のように乾いた肌には、それだけじゃ潤いを補い切れなかったようです。塗って5分ぐらいで肌が乾燥しちゃって、小ジワも出てくるし、カッサカサ~。たまらずいつも使っている部分クリームとかを塗って、なんとか保湿できました。化粧水、乳液、美容液っていう機能を1つにまとめたオールインワンジェルは、時短になるし良いと思ったんだけどなー。もう少し若いときだったら、宣伝文句の通り「これ1つでスキンケア完了!」ってなったかもですね。とはいえ、せっかくのオールインワンジェル。活用しないのはもったいないと思い、あれこれ塗り方を試行錯誤した結果……。化粧水→オールインワンジェル→保湿クリームっていう感じで、いわゆる乳液のポジションで使うと、保湿具合もちょうど良くて。メーカーからしたら「ちょっとちょっと! 使い方違うよ!?」ってツッコミたくなるかもですが、今の私の肌にはこの使い方がちょうど良いみたいだわ。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/フカザワ ナオコ(49歳)イラストレーター&漫画家。コミックエッセイを主に描いている。2021年9月8日に新刊『40代が、こんなにしんどいなんて聞いてなかった』(1430円/幻冬舎)が発売。絵日記ブログ「ひとこま作者」を日々更新中。 Instagram:@fukazawanaoko1973
2023年03月10日俳優の安藤サクラが、『ある男』で第46回日本アカデミー賞の最優秀助演女優賞を受賞。第42回『万引き家族』で最優秀初演女優賞を受賞したことも記憶に新しい安藤さんだが、4年ぶりの本格的な映画出演となった『ある男』での受賞となった。スピーチでは様々な感情が交差したのか、涙を流しスピーチしていた。優秀助演女優賞は、有村架純(『月の満ち欠け』)、尾野真千子(『ハケンアニメ!』)、清野菜名(『ある男』/『キングダム2 遥かなる大地へ』)、永野芽郁(『母性』)、松本穂香(『“それ”がいる森』)と、安藤さんも入れて例年になく6名の選出となった。写真提供: 東京写真記者協会『ある男』では、再婚した夫(窪田正孝)が偽名を使っていたことを彼の死後知り、弁護士に身元調査を依頼する妻・里枝を演じた安藤さん。一度は疑心暗鬼になるも、最終的には自分は感じたことを信じる里枝を凛とした存在感で、温かく包容力のある演技で見せた。撮影前も今も「すごく難しい役だったなと感じていた」と語った安藤さん。およそ4年ぶりの映画出演はすごく緊張していたそうで、「うーん。苦しかったです、ははは。くよくよしていました、ずっと。でも途中から現場が大好きだと改めて思って、変わっていきました。この現場がないと、ずっとくよくよしたままだったかもしれない」と意外な胸の内を明かした。共演の妻夫木聡も「撮影中に、ある日『私やっぱり女優に向いてないと思うの。この作品で引退しようと思う』と言われて“えっ!? 引退作になってしまうのか…”と思っていた」と話し、くよくよエピソードを明かされた安藤さん。受賞後のスピーチで、安藤さんは「ありがとうございます。今ここで話したときにあまりにも自分が…」と一瞬止まり「泣いちゃう…」と涙を浮かべた。「本当にやめようと思っていたことがこんな形でばらされると思っていなくて、情けなくて」と涙を流して話す安藤さんに、会場中が温かく拍手でエールを送った。安藤さんは、「この作品の最中に、やっぱり現場がすごく好きなんだと。それは自分ができる・できないとか関係なく、それをも超えて私は撮影の皆さんの中にいることが何よりも好きなんだとはっきりと思えました。もうくよくよを超えて、そんなものほかに見つけられないなとはっきりと思えたので、また現場に今向かうことができています」とコメント。さらに、最後は「ただやっぱり子育てと撮影は今のところうまくできない。それはたぶん撮影のシステム的なこともあると思う。でもそれは私はどうしたらいいのかわからないけど悩みつつ、家族で会議しながら、みんなで協力し合ってまた頑張れたらいいな、大好きな現場に戻れたらいいなと思ってます。ありがとうございます!」と会場にいた(夫の)柄本佑に向かって微笑みかけ、柄本さんもピースサインを返し、場内も大きな拍手と笑顔を送っていた。(cinamacafe.net)
2023年03月10日淑徳大学(千葉県千葉市、東京都板橋区、埼玉県入間郡/学長 山口 光治)は、2023年3月7日(火)に発表された「第35回社会福祉士国家試験」、「第25回精神保健福祉士国家試験」の結果を踏まえ、淑徳大学が合格率全国1位(※)となったことを報告いたします。(※淑徳大学調べ)淑徳大学キービジュアル「想い、共に、彩る。」◆社会福祉士国家試験新卒合格者 92名(合格率76.7%) 合格率全国1位(※)全国平均 65%(新卒のみ)※新卒受験者100名以上の大学◆精神保健福祉士国家試験新卒合格者 10名(合格率100%) 合格率全国1位(※)全国平均 78.8%(新卒のみ)※新卒受験者10名以上の大学※合格者10名の内9名は、社会福祉士と精神保健福祉士の両資格で合格『強さの秘密は、淑徳大学ならではのサポート体制!』淑徳大学 総合福祉学部 社会福祉学科(千葉キャンパス)では、社会福祉士と精神保健福祉士の国家試験対策に力を入れるべく、国家試験受験対策室を設置し、スタッフが常駐する環境をつくって、試験対策や学生相談に応じており、毎年高い合格実績を残しています。2021年度からは、講座内試験における振り返りや再試験の実施、外部講師による対面・Web講座への取り組み、グループ学習の促進(精神保健福祉士)、学生の相談サポート等の徹底を図り、2022年度において社会福祉士・精神保健福祉士共に合格率全国1位(※)となる結果を残すことができました。(※)社会福祉士 新卒受験者100名以上の大学、精神保健福祉士 新卒受験者10名以上の大学今後とも学内模試問題の振り返りや毎週のテストなどで確実に力を伸ばしていくことで、更なる合格率の維持向上を目指してまいります。【淑徳大学HP:社会福祉士、精神保健福祉士 国家試験サポート 紹介ページ】 ▼淑徳大学について【設立】1965(昭和40)年4月【学長】山口 光治【公式HP】 【広報誌】 【所在地】千葉キャンパス 〒260-8701 千葉県千葉市中央区大巌寺町200千葉第二キャンパス 〒260-8703 千葉県千葉市中央区仁戸名町673埼玉キャンパス 〒354-8510 埼玉県入間郡三芳町藤久保1150−1東京キャンパス 〒174-0063 東京都板橋区前野町2-29-3【概要】淑徳大学は、社会福祉への関心が今日ほど社会的に高まっていなかった1965(昭和40)年に、時代を先取りして、社会福祉学部社会福祉学科の単学部単学科の大学として開学しました。大乗仏教の理念である「利他共生」を建学の精神とし、淑徳ならではの実学教育(実証にもとづく学び、実践による学び、自己実現にいたる学び)を進めております。現在は千葉、埼玉、東京に4キャンパスを設置しており、2020年に創立55周年を迎えました。2023年度より、「総合福祉学部、コミュニティ政策学部、看護栄養学部、教育学部、地域創生学部、経営学部、人文学部」の7学部13学科へと発展し、さらに幅広い分野での学びを提供していきます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年03月10日東京神楽坂組合主催、『第38回 神楽坂をどり』が2023年4月15日 (土)に四谷区民ホール(東京都新宿区内藤町87)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ 東京神楽坂組合は、神楽坂花柳界の伝統芸能(日本舞踊、清元、長唄、常磐津、鳴物など)および新宿区地域無形文化財の保存を趣旨とし、神楽坂から伝統文化を発信しています。本公演『神楽坂をどり』は神楽坂芸者衆が総出演する年に1度の踊りの会で、今年は第38回を迎えます。 踊りを指導する花柳輔太朗氏が構成・演出・振り付けを担当します。1日3公演、各約1時間半という短い公演時間ではありますが、凝縮された複数の演目と、終盤には吹寄せ「神楽の賑わい」により華やかな舞台を堪能いただきたいと思います。開催概要新宿区地域文化財認定『第38回 神楽坂をどり』開催日時:2023年4月15日 (土)<第1部公演>11:40開場/12:00開演<第2部公演>13:40開場/14:00開演<第3部公演>15:40開場/16:00開演会場:四谷区民ホール(東京都新宿区内藤町87)■出演者神楽坂芸者衆夏栄・由みゑ・眞由美・万り・舞子・千佳・英子・小夏・福子・櫻子・史帆・㐂よ乃・はる菜・小陽・ひな乃幾子・公子・典子・あきら・かす美・なほ子■スタッフ指導常磐津文字大夫・花柳輔太朗・清元志寿子太夫・東音宮田由多加・堅田喜三代■チケット料金全席指定:5,000円(税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年03月09日「第95回アカデミー賞」にて、『私たちの声』(原題:Tell It Like A Woman)の主題歌が歌曲賞にノミネートされたことを受け、短編『私の一週間』に出演した杏と、呉美保監督が授賞式へ出席することが分かった。『私たちの声』は、世界の映画界で活躍する女性監督と俳優が集結し、女性が主人公の物語を紡ぎ出した7つの短編から成るアンソロジー映画。実際の出来事から着想を得たエピソードや、物語仕立てのフィクションなど、世界各地を舞台に感動的で力強い物語が描かれる。キャストには、ジェニファー・ハドソン、カーラ・デルヴィーニュ、エヴァ・ロンゴリア、マーシャ・ゲイ・ハーデン、マルゲリータ・ブイらが名を連ねる。また、『私の一週間』という短編では、杏さんが主演。『そこのみにて光輝く』の呉監督がメガホンをとり、育児に仕事に多忙な日々を送る2児の母親のある1週間が描かれる。そしてこの度、歌曲賞にノミネートされた主題歌「Applause」は、セリーヌ・ディオンやシェール、レディー・ガガなどに多数の楽曲を提供したダイアン・ウォーレンが作詞・作曲を務め、ソフィア・カーソンが歌唱。2人はアカデミー賞授賞式内で生パフォーマンスすることが決定している。また、今回のノミネートで、これまでアカデミー賞に13回ノミネートされているダイアン・ウォーレンが、14回目のノミネートで初の受賞となるのか注目が集まっている。そんなノミネートを受けて授賞式に出席する杏さんは、「性に対してさまざまな議論がされはじめた昨今。完全なる一つの答えというのはいつまでも出ないかもしれません。ただ、考えるきっかけが増えている現状に、私たちは何かを変えたい、それに向かって行動したいと言う思いが世界中のそこここにあるのだと思います。作って発信し続けることに、意義を感じています。私は今回この映画に、呉美保監督と参加することができて、大変光栄に思っております。そして授賞式にも!日本での公開も決まり、これから楽しみがいっぱいです!」とコメント。呉監督も「まさか授賞式に参加できるなんて、身に余る光栄です。杏さんの世界デビューを誰よりも至近距離で見られることが、今からとっても楽しみです」と心境を明かしている。WOWOWでは、授賞式の模様を生中継するが、レッドカーペットからの中継には、2人も出演する予定。レポートを担当する中島健人(Sexy Zone)がインタビューを行う。「生中継!第95回アカデミー賞授賞式」は3月13日(月)7時30分~WOWOWプライム&WOWOWオンデマンドにて生放送・ライブ配信(※日本時間)、字幕版は22時~。『私たちの声』は秋、新宿ピカデリーほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2023年03月06日インディペンデント・スピリット賞が発表された。作品賞に輝いたのは、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』。今作では、ダニエル・クワンとダニエル・シェイナートが監督賞と脚本賞、ミシェル・ヨーが主演賞、キー・ホイ・クァンが助演賞、ステファニー・スーがブレイクスルー演技賞、ポール・ロジャースが編集賞を受賞した。撮影監督賞は『TAR/ター』。ドキュメンタリー賞は『All the Beauty and the Bloodshed』。監督またはプロデューサーにとって初の作品である映画に贈られるファースト・フィーチャー賞は『Aftersun』、初めての脚本に贈られるファースト・スクリーンプレイ賞は『Emily the Criminal』だった。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』公開中(C)2022 A24 Distribution, LLC. All Rights Reserved.『TAR/ター』5月12日(金) TOHO シネマズ日比谷ほか全国ロードショー(C)2022 FOCUS FEATURES LLC.文=猿渡由紀
2023年03月06日第80回ゴールデン・グローブ賞で主演女優賞、助演男優賞に輝いたのをはじめ、本年度の映画賞を席巻している映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』がついに明日3日(金)から公開になる。本作は、マルチバース(多元宇宙)を舞台にした壮大なドラマが描かれるため、すでに映画を観た人の中には“複雑”や“カオス”といったフレーズを挙げる人もいるようだ。しかし、本作の主軸に据えられているのは、誠実で、シンプルで、まっすぐな人間ドラマだ。本作を手がけたふたりの監督は「自分たちの経験を基に地に足のついた物語にしたかった」と語る。大丈夫。本作は複雑でもカオスでもない。別の言い方をすれば、私たちの日常と同じぐらい複雑でカオスだ。ダニエル・クワンとダニエル・シャイナートのコンビ“ダニエルズ”は、これまでに数々のミュージックビデオやCMなどを手がけてきた。2016年製作の『スイス・アーミー・マン』は無人島に流れ着いた男が、そこで発見した死体を“スイスアーミーナイフ”のように駆使して危機を乗り切ろうとする物語で、驚愕のアイデア、巧みな物語運び、強烈な映像が観客から好評を集めた。そんなふたりは次回作で何に挑む? 前作よりも“攻めた”アイデアはあるのか? しかし、ふたりは意外にも「この作品をつくりはじめた時から、自分たちの経験を基に地に足のついた物語にしたかった」と語る。「だから最初は主人公の一家がアジア系だとは想定していませんでした。ただある時、ダニエル(・クワン)がDJスネイク&リル・ジョンの『Turn Down For What』のミュージックビデオに出演して好評だったことを思い出しました。そこで僕らはアジアというプラットフォームを持っているのに、これまでちゃんと描いてこなかったことに気づいたんです。だとすると、アクションの要素のある物語にしたくて、アジア系のキャストで……となると主演はミシェル・ヨーにお願いしたいな、とか、家族や移民やジェネレーションギャップの話をしたいな、とか自然に題材やテーマが浮かび上がってきたんです」(シャイナート)「脚本を書いているときにプロデューサーのジョナサン・ワンのお父さんが亡くなりました。彼は中国の人で、僕たちもお葬式に伺ったので、そこで中国系の方の話をたくさん聞きました。そんな流れの中で自然とこの映画はアジア系の家族の話になっていったんです」(クワン)ふたりの願いが叶い、本作は名女優ミシェル・ヨーが主演を務めることになった。彼女が演じるエヴリンは、家族でコインランドリーを経営している女性だ。しかし、彼女の人生は難題だらけ。商売では税金問題に頭を悩ませ、夫は優しいけど頼りなく、娘は反抗期で、父の介護もしなければならない。店に来る客もややこしくて、さらに娘が紹介したい人がいると言い出す……難題だ。難題しかない。そんなある日、彼女は税金の督促を受けて、説明に向かった先で“別の次元にいる夫”に出会う。あの頼りない夫とは同じ姿だが、似ても似つかぬキャラクターの彼は、エヴリンに全宇宙の命運を託す。さっきまで税金の書類の山に埋もれ、嫌味な客の相手をしていたエヴリンはなぜか強大な悪に立ち向かうことになる。本作はマルチバースを行き来しながら物語が進んでいくため、主人公エヴリンは反抗期の娘を抱える母かと思えば、次の瞬間にはカンフーの達人になっていたりする。さらに頼りないと思っていた夫は別の宇宙ではまったくの別人として存在するのだ。エヴリンは世界なんか救いたくない。税金の問題を解決して、家族のトラブルをうまくおさめたいだけだ。しかし、彼女は強制的に別の宇宙に運ばれ、屈強な男たちとカンフー対決することになる。一見すると複雑に思えるが、すべては我々が日々、生活している中で味わう感情や体験がベースになっているのが本作のポイントだ。「映画の冒頭では私たちの現実と地続きの世界で、エヴリンをはじめとする家族がうまくコミュケーションをとれずにいる状況が描かれます。なぜなら、“私たちが暮らす現実世界もマルチバースなんだ”ということを言いたかったからです。エヴリンが良い例ですが、彼女は夫、娘、父、そして店に来る客に対して違った接し方をしていて、まったく違った顔を見せます。他のキャラクターも、まるで“自分が主演の作品”のように振る舞っているんですが、そこに家族や他人の要望だったり干渉が入って邪魔されてしまう。そういうことって現実に普通に起きているんですよ」(シャイナート)「マルチバースについて考える時には、いろんな分野・視点から考えることができると思います。たとえば数学の世界におけるマルチバースもあるでしょうし、物理、SF、哲学、宗教的な解釈……さまざまなアプローチができます。そういえば昔、キリスト教関連の本を読んでいたら“信徒が自分とは違う道徳的宇宙を持っていることに気分を害した哲学者”の話が載っていました。これは言ってしまえば“モラル上のマルチバース”が起こっている(笑)。面白いですよね。それに私たちはみな、誰しもが生きていく上で、何かしらパフォーマンス(演技)している部分があると思うんです。対する人が違えば見せる顔も違いますし、ふれあい方も違います。一般的にはひとりの人間のパーソナリティはひとつだと思いがちですけど、ひとりの人間の中にはもっといろんなものが詰まっているんです」(クワン)本作が目指す“ゴール”とは?そこで彼らは本作で、ひとりの人間の中に詰まっている“いろんなもの”をマルチバースの設定を援用して丸ごとエンターテイメントにしてしまうことに挑んだ。クワンは「作りはじめた時から“大きくてグチャグチャしたもの”を作りたいと思っていましたが、その材料が何なのかは最初はわからなかったんです」と笑い、シャイナートは「シチューをつくりたいんだけど、メインの食材がわからない感じです。だからメインの食材が決まるまでは、まるで科学の実験でもするみたいに何度も書いてはやり直し……を繰り返しました」と振り返る。結果として本作には家族ドラマ、移民の物語、哲学的な語り、SF的なアイテム、カンフー、クラシカルなショットで見せるロマンス劇の要素、頭がよろしいとは言いがたいギャグ、観ていてせつなくなる描写……などがシチューのようにグツグツと煮込まれた映画になった。結果として“複雑”や“カオス”のフレーズが頭に浮かんだ人もいるかもしれないが、本作のメインの食材はちゃんとある。シャイナートは「映画を作っていく中で、ゴールになる“北極星”のようなものは常にちゃんとあったし、そこからはズレないようにしていた」と振り返る。「昔、スタンリー・キューブリックが『2001年宇宙の旅』について語った言葉で大好きなものがあるんです。“宇宙というものが怖いのは、我々に対する敵だからではなく、宇宙が我々人間に対して無関心だったからだ。もし、そのこととを我々が受け入れることができるのであれば、混沌としている中でも人生を意義深いものにすることができる。この広大な闇の中で我々は自分の光を自分で照らさなければならない”これこそがまさに映画の冒頭でエヴリンが置かれている状態だと思うのです。彼女は映画のはじまりでは世界が自分に対して“敵”のように振る舞っていると思っています。でも彼女はやがて、世界は敵なのではなく自分に対して“無関心”なんだということを知るんです。その上で彼女はこの真実を受け入れて、自分自身のストーリーを自ら書き直していく。この映画が描くストーリーはそのようなものだと思っています。だから、この部分については、どれだけ新しいアイデアが出ても、どれだけ脚本を書き直しても、絶対にブレないようにしましたし、これこそがこの映画のガイド/北極星だと思っていました」クワンは「映画の中に哲学的なメッセージを全面的に出すつもりはなかった」と言うが、同時に「観ている方に誤解されたくもなかった」と語る。「だから、自分たちの言いたいことはハッキリと誤解されることのないように入れて、他の要素とのバランスを見つけていく作業になりました」映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』は、次から次へと予想外の展開が飛び出す、アクション満載の一大エンターテインメント作品だ。同時に本作は、我々の暮らす世界の、我々の物語でもある。この世界はそもそもがマルチバースだ。我々の日常はいつも複雑でカオスだ。大きなスクリーンに向き合って、 “広大な闇の中に灯った光”を見つけだしてほしい。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』3月3日(金) TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー(C)2022 A24 Distribution, LLC. All Rights Reserved.
2023年03月02日フリー(購読無料!)の本格的な電子版音楽雑誌「ERIS/エリス」第38号は3月9日(木)発行。巻頭には、北中正和「ボブ・ディランの後姿を追いながら」と、萩原健太「ボブ・ディラン、ブートレッグ・シリーズ全ガイド」の2本を掲載。ボブ・ディラン Photo by Mark Seliger4月に5年ぶりの来日を果たすボブ・ディランをエリスならではの視点で大特集します。新刊『ボブ・ディラン』(新潮新書)を発表した北中正和は、ウッドストック隠遁生活中のザ・バンドとのセッションから生まれた名曲「アイ・シャル・ビー・リリースト」などについて考察。萩原健太は、<ブートレッグ・シリーズ>を第1集から最新の第17集『断章~タイム・アウト・オブ・マインド・セッションズ』まで徹底解説。未発表音源を通して、正規盤の謎やディランの凄さに迫ります。好評連載モア・ザン・ライナーノーツは音楽評論家、元朝日新聞編集委員の篠崎弘が登場。取り上げるのはヴァージン・レコード第1回新譜として発売されて大ヒットしたマイク・オールドフィールドの『チューブラー・ベルズ』。このアルバムを50年間「擦り切れるほど」聴き続けてきた筆者による必読のエッセイです。【雑誌概要】タイトル :「ERIS/エリス」第38号( )発行日 :2023年3月9日(年3回発行、2012年創刊)出版社 :エリス メディア合同会社発行場所 :webサービス「BCCKS」( )商品形態 :本誌HPでのメールアドレス会員登録により無料で購読編集人 :萩原健太 (購読登録者数:27,000人)記事内容 :通常の音楽誌が扱う新譜、ライヴ情報などは載せず、個性溢れる著名執筆陣が1万字のボリュームで音楽を熱くマニアックに語ります。音楽を読む楽しさ満載! 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年03月02日