くらし情報『演技、光、部屋……すべては“感情”表現。監督が語る映画『ザ・ホエール』』

2023年4月6日 12:00

演技、光、部屋……すべては“感情”表現。監督が語る映画『ザ・ホエール』

『ザ・ホエール』


主演のブレンダン・フレイザーが第95回アカデミー主演男優賞を受賞した映画『ザ・ホエール』が7日(金)から公開になる。本作は、孤独な男の最期の5日間を描いた作品で、監督を務めたダーレン・アロノフスキーは入念に準備を重ねて、俳優の演技、キャラクターの感情を細部まで描き切る演出を試みた。観客が主人公のそばにいると感じられる濃密な作品はいかにして生まれたのか? アロノフスキー監督に話を聞いた。

ダーレン・アロノフスキーは、アメリカの映画監督。デビュー作『π』で注目を集め、『レクイエム・フォー・ドリーム』『レスラー』『ブラック・スワン』など数々のヒット作を手がけてきた。その内容は時に重厚で、衝撃的。人間の内面に深く入り込んでいく作品が多い。そんな彼はある日、劇作家サミュエル・D・ハンターが手がけた舞台『ザ・ホエール』に出会った。


「舞台を観た時に、サムが作り上げたこの物語とキャラクターは、まだ世界の様々な人々に出会う余地があり、彼らが心を動かされる可能性を秘めていると感じました。映画は舞台よりも多くの人に届くメディアですから、この時点でこの物語を映画化する理由は十分にあると思いました」

本作の主人公チャーリーは、過去に起こったある出来事がきっかけで妻と娘と別れ、ひとりで暮らす自宅のソファからほとんど動くことはない。

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