第36回東京国際映画祭コンペティション部門正式出品である映画『正欲』が、11月10日(金) に公開される。このたび、本作のメガホンを取った岸善幸監督のQ&A付き上映会が、10月31日(火) にTOHOシネマズ 日比谷で行われた。読者の価値観を激しく揺さぶる内容が多くの読者の支持を得てベストセラーとなり、発行部数はすでに50万部を突破している、朝井リョウの同名小説を映画化した本作。メガホンを取った岸監督は、「個人的に原作が衝撃的な内容だったので、“マイノリティ中のマイノリティ”の人々がどう世界を見ているのか、自分自身も知りたいと思い、色々調べました。物語の骨格は原作で、そこに刻まれている素敵な言葉と、現実を見つめる視点を大切にしながら、キャストやスタッフとも議論を重ねて作り上げていきました」と、あらためて映画化への思いを語った。観客から、原作を読んで受けた衝撃について問われた岸監督は、「理解する側や受け入れる側で、多様性という言葉を認識していた自分がいる、ということを気付かされたのが何よりも衝撃でした」と、あらためてそのインパクトについて回答。そんな原作を映画化するにあたり、本当に必要なものは何かをシンプルに考え、原作者の朝井や脚本の港岳彦、プロデューサーたちとは何度も打ち合わせを重ねていったという。「特に朝井さんは、映画化で大切にしてほしいことについて、都度意見をいただいて、それを守りながら脚本も進めていきました」と、原作者含め製作陣の入念な話し合いのもと、映画作りが進められたことを明かしている。また、稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗といった本作の出演者についての質問が上がると、岸監督はまず、「とにかく各キャスト全員と、話し合いながら進めていきました」と一貫して俳優陣と向き合ってきたことを語った。検事の寺井啓喜役で主演を務めた稲垣については、「稲垣さんの出演する映画を観て、僕がお願いしました」と岸監督が熱望していたことを明かし、「啓喜役は、観る人やその時の状態によって、共感もできるし悪役のようにも見えるという、非常に難しい役どころ。稲垣さんは本当にジェントルマンでエレガントなのですが、どこか狂気性のようなものも垣間見える方で。啓喜は“普通”の側に立つ検事ですが、だんだんと“普通”の価値観が揺らいでいき、狂気性が出てくるキャラクターなので、そういう意味で稲垣さんはピッタリでした」とキャスティング意図についてコメント。「最初にご本人にお会いした時も、“観客は稲垣さんを基準に映画を観て、やがて自分たちのことに翻って、あれ?と疑問が持てるような存在として演じていただきたい”とお伝えしました。啓喜役が稲垣さんですごく良かったと思っています」と、主演の稲垣を絶賛する一幕も。“ある秘密”を抱える桐生夏月役を演じた新垣については、岸監督は「プロデューサーが企画の段階で新垣さんに交渉していて、新垣さんがその後原作を読まれて、ぜひやりたいと言っていただけたんです」と出演経緯についてコメント。「夏月役を演じていただくことで、新垣さんに対する世間のイメージを覆すほどの存在感が示されて、映画にも相乗効果があると思いました。新垣さんには、感じたことを表現しながら演じることを最優先してもらいましたね」と、新垣に大きな期待を寄せていたことを明かした。夏月と秘密を共有する中学時代の同級生・佐々木佳道を演じた磯村については、『前科者』(2022)に続いての監督作出演ということもあり、確かな信頼を感じているという岸監督。「磯村さんは感情表現が豊かで、表情だけでなくて目や全身も使い、表現にグラデーションを感じるんです。自分でも演技設計をされていると思うのですが、相対する役者や芝居に対してもまた磯村さんの表現が生まれてくるというか、とても信頼しています」とコメント。さらに、「佳道という人物は、ノーマルとアブノーマルが分けづらいというか、日常的にある意味社会に紛れて暮らしています。そういう根幹に、生きづらさを感じている役なので、どう表現するかは磯村さんにまず演じてもらって、その度に対話しながら作り上げていきました」と、役作りのプロセスについても語った。さらに観客からは、映画のキーアイテムとして重要なシーンで度々登場する、“水”の描き方についての質問も。岸監督は、「水をどう撮ろうかということは、スタッフともよく話し合いました。水には美しいという大前提がありますが、暴力性もある。登場人物たちの心の表現のように、まるで水だけれど“乾いている”ような捉え方をしたいということを議論しましたね」と、水の表現について強いこだわりを持っていたことを語った。また、水の音についてもスタッフと議論を重ねたといい、「赤ちゃんを包み込む羊水のように、水を通して母親の心臓の音を聴くものであったり、水の音には命の源という考え方もある。一方で、暴力的な水もあるなと思ったので、そうしたことをそれぞれのシーンで、音楽とは別に、加工した水の音をつけたりしていきました」と、映画に深みを与えるために細部までこだわり抜いていたことを明かした。<作品情報>映画『正欲』11月10日(金) 公開(C)2021 朝井リョウ/新潮社(C)2023「正欲」製作委員会(C)2023 TIFF関連リンク公式サイト::
2023年11月01日東京・丸の内に誕生した新たな映画祭「丸の内映画祭」が、10月28日から30日の3日間、丸ビルホールで開催。記念すべき第1回の今年は、第36回東京国際映画祭のコンペティション部門審査委員長を務める巨匠ヴィム・ヴェンダース監督作品や、今泉力哉をはじめ、国内外から注目を集める日本映画監督の作品など、計7タイトルの上映とトーク・レクチャーが行われた。最終日の30日には、『裸足で鳴らしてみせろ』の工藤梨穂監督と、『ケイコ 目を澄ませて』で第46回日本アカデミー賞の最優秀主演女優賞を受賞した岸井ゆきのによるトークイベントを開催。日本映画界を担う若き映画人の2人が、同日上映されたヴェンダース監督作の『夢の涯てまでも』(ディレクターズカット 4Kレストア版)について、その魅力を語った。工藤梨穂地球の滅亡が近づく中で、主人公のトレヴァー(ウィリアム・ハート)は、父親が発明した装置を使って、世界中を旅して集めた映像を、盲目の母親の脳に送り込もうとしていた。フランス、ドイツ、日本など世界各地でロケが行われた壮大な作品で、詩情豊かな映像、追跡劇、SF的な設定、そして小津作品への深い愛情が結集した287分の超大作だ。工藤監督は「美術1つ1つが世界を作っている。世界観やばっ」とヴェンダース監督のこだわりに驚きの声。本作に限らず「ロードムービーが好き」だといい、「旅の中で、何かをしたいというのがある。青春、かな?」とその理由を説明し、『天国の口、終りの楽園。』(アルフォンソ・キュアロン監督)、『イントゥ・ザ・ワイルド』(ショーン・ペン監督)も好きだと明かすと、岸井は「最高ですね」とうなずいた。岸井ゆきの岸井は『夢の涯てまでも』について、「SFのような、でもすんなり入り込める地続きのSF」とコメント。ヴェンダース監督の最新作で、第36回東京国際映画祭のオープニングを飾った『PERFECT DAYS』も鑑賞したといい、「ヴェンダースの作品は、音が意外な方向から来ることがあって、この作品もそういうシーンがありました。歌を口ずさむシーンでは、アフレコと口の動きが合っていなくて、これもヴィム・ヴェンダースの世界なんだと思った」と独自の批評眼を披露していた。取材・文・撮影:内田涼<開催概要>第1回丸の内映画祭会期:10月28日(土)・29日(日)・30日(月)会場:丸ビルホール10月28日(土)15:00~『ハッシュ!』『ちひろさん』2本立て19:45~今泉力哉監督ビデオトーク10月29日(日)12:00~『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』14:30~『リスボン物語』17:00~『東京画』18:45~「小津安二郎とヴィム・ヴェンダース」特別講義10月30日(月)12:00~『夢の涯てまでも』ディレクターズカット4Kレストア版、『裸足で鳴らしてみせろ』2本立て19:10~工藤梨穂監督+岸井ゆきの対談
2023年10月31日第36回東京国際映画祭「ガラ・セレクション」に出品された岡田将生主演のサスペンス『ゴールド・ボーイ』が10月29日、ヒューリックホール東京でワールドプレミア上映された。中国のベストセラー作家・紫金陳(ズー・ジェンチン)の「悪童たち」(上・下/早川書房)を映画化。岡田さん演じる殺人犯と、犯行を目撃した子どもたちの心理戦を描いた本作は、20年に動画サイト「iQIYI(アイチーイー)」でドラマ化され、総再生回数20億回を突破する大ヒットを記録。日本では「バッド・キッズ隠秘之罪」の邦題で、2021年1月にWOWOWで放送された。この日は、上映前に舞台挨拶が行われ、物語の鍵を握る子どもたちを演じる羽村仁成、星乃あんな、前出燿志がお揃いのTシャツ姿で登場。羽村さんは「岡田さんと心理戦を繰り広げる映画なので、共演シーンも多く、たくさんのことを学ばせていただいた。共演できたことが、とてもうれしかったです」と充実した表情で、撮影をふり返った。本作が初めての映画出演となる星乃さんは、「撮影期間中は、初めてなことばかりで、勉強になることがたくさんありました」と初々しい挨拶を披露した。「オーディションのお話をいただき、絶対に勝ち取りたいと思った」と明かす前出さんは、「出演が決まってからも、僕なりに役について、いろいろ研究しました。とても挑戦しがいのある役でした」と手応え充分。共演した岡田さんについては「とても美しく、尊いです。惚れちゃうと思います!」と声を弾ませた。3人は10月23日、同映画祭の開幕を飾るレッドカーペットにも出席しており、「緊張しましたが、楽しい経験になりました」(羽村さん)、「初めての映画で、レッドカーペットを歩けて、とてもうれしかったです」(星乃さん)、「とても緊張していたんですけど、それでも皆さんが『絶対見に行くね』『映画楽しみにしているね』と言ってくれて、緊張が解れて、最後まで楽しむことができました」(前出さん)と思い出を語っていた。舞台挨拶には、メガホンをとった金子修介監督、白金(プロデューサー)、許華(企画)が同席した。【『ゴールド・ボーイ』あらすじ】主人公の東昇(岡田将生)は、崖の上から義理の両親を突き落として殺害する。しかし、少年たちは偶然その瞬間を録画していた…。少年たちはそれぞれの事情で金を求めており、金のために殺人犯である東昇を強請ることを決意する。『ゴールド・ボーイ』は2024年春、公開予定。物語の鍵を握る少年・安室朝陽の母親役に黒木華、主人公・東昇の妻役に松井玲奈、安室朝陽の父親役に北村一輝、東家の一族で刑事役を江口洋介が演じる。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ゴールド・ボーイ 2024年春、公開予定©2024『ゴールド・ボーイ』製作委員会
2023年10月29日~11月4日(土)、5日(日)麗澤大学にて開催~麗澤大学(千葉県柏市/学長:徳永澄憲)は、2023年11月4日(土)、5日(日)に大学祭である「第59回 麗陵祭(れいりょうさい)」を対面にて開催します。昨年3年ぶりに対面で開催した大学祭を、リアルコミュニケーションを大事にしたい、人と人、人と地域の繋がりをよりリアルに感じて欲しいという想いから今年も対面で実施をいたします。学生の人間力と実務能力を身に付ける貴重な機会として先輩から後輩へと引き継がれてきたこともあり、本学の大学祭は予算の管理からイベントの企画、協賛金の募集、大学内の装飾、出展団体の管理、広報、警備を含めた当日の運営まで全て一から麗陵祭実行委員会に所属する学生スタッフが、一丸となり創り上げています。今回の大学祭のテーマは「永劫回帰」(えいごうかいき)。この言葉には同じ事象が永遠に繰り返していく様子を意味しています。この言葉から、昨年対面実施を実現した大学祭が、この先も例年通り対面で開催できることを強く願い今回のテーマに設定をしました。2023年度の麗陵祭実行員会の委員長を務める外国語学部3年次生の小室瑠海(こむろるな)さんは、「昨年度、副委員長として麗陵祭の運営に携わっていました。久しぶりの対面開催の麗陵祭を何とか成功させようとする前委員長の姿を見て、私も前委員長のようになりたいと思い委員長を務めさせていただいています。昨年度先輩たちがほぼ一から手探りで築き上げた麗陵祭を、今年度は私たちがさらにグレードアップして開催できるようスタッフ一丸となって頑張ります。」と述べています。大学祭の概略は以下をご確認ください。【第59回麗陵祭(れいりょうさい)】日程:2023年11月4日(土)、5日(日)時間:10:00~19:00場所:麗澤大学主催:麗澤祭実行委員会内容:ステージイベント、模擬店の出店 、レクリエーションイベント、課外活動団体やゼミ団体による作品展示、フリーマーケット等【麗澤大学について】麗澤大学は昭和10年、創立者の廣池千九郎(法学博士)が「道徳科学専攻塾」を現在のキャンパス(千葉県柏市光ヶ丘)に開塾したことから始まります。「知徳一体」という教育理念のもと、心豊かな人間性を養い、、国際社会に貢献できるグローバルリーダーの育成を目指し、教育改革を進めています。「THE 日本大学ランキング」の国際性分野では2017年から連続して千葉県1位の評価を受けています。【プレスリリース】麗陵祭.pdf : 麗澤大学公式HP : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年10月27日ナム・ジュヒョクが主演、10月に韓国で開催された第28回釜山国際映画祭「オンスクリーン」セクションにて第1話~第3話までが初上映され、期待と注目を集めているディズニープラス スターオリジナルシリーズ「ヴィジランテ」。この度、日本語版本ポスター&本予告が公開された。現在、入隊中の人気俳優ナム・ジュヒョクが昼夜で異なる顔を見せる孤独な主人公という難しい役どころと、自身初となる激しいアクションに挑んだ話題作。警察学校で首席クラスの成績を誇るジヨン(ナム・ジュヒョク)は、昼間は法律を遵守する模範的な学生。しかし、夜は法の網を搔い潜る悪人たちを裁く<ヴィジランテ>として生きるダークヒーロー。幼い頃に母親を殴り殺されてしまったことへの復讐を誓い、歪んだ社会に立ち向かっていく。キム・ギュサム原作の韓国発ウェブトゥーン漫画を実写ドラマ化した。この度解禁となったのは、警察官の制服に身を包み、冷たい眼差しを向けるジヨンと、フードを被り顔に血しぶきを浴びて強い眼光でこちらを睨みつけるヴィジランテの顔が半分ずつ映し出された本ポスター。「これから俺が再び裁く」というポスター中央のメッセージからも昼夜で二面性をもったそれぞれの顔を使い分けながら、彼が“ダークヒーロー”として暗躍していく決意が見て取れる。さらに本予告では、自警団を意味する“ヴィジランテ”と名付けられたジヨンが「お前を釈放した法を恨め。俺が地獄を見せてやる」という強い意志のもと、法で裁くことができなかった罪人に次々と制裁を加えていく場面が映し出される。一方で、優れた知能、緻密な計画、断固たる犯行の手口から「私たちをよく知る者かも」と警察や身内への疑惑を高めていく刑事チョ・ホン(ユ・ジテ)。「ヴィジランテは人々の記憶から消される、私が必ずそうしてみせます」とヴィジランテを執念深く追い詰めていく。ジヨンとチョ・ホンが顔をあわせて、「俺と以前会ったな?」と対峙する緊迫のシーンから、迫力のあるアクションや手に汗握るカーチェイス、爆破シーンまで、見どころ満載の本予告に。さらに熱狂的なファンとして、権力と金、情報力でヴィジランテを追従していく財閥の副社長チョ・ガンオク(イ・ジュニョク)、スクープのためにヴィジランテを利用するテレビ局員チェ・ミリョ(キム・ソジン)など、それぞれの思惑が交差する中、ジヨンは“ダークヒーロー”として彼の“正義”を全うできるのか?ボクシング、柔道、武術訓練などで準備を重ね、自身初となる激しいアクションシーンにも挑戦したナム・ジュヒョク。彼が兵役前に全身全霊で挑んだ本作に注目だ。「ヴィジランテ」は11月8日(水)よりディズニープラス「スター」にて配信(全8話/毎週水曜2話ずつ配信)。(シネマカフェ編集部)
2023年10月26日俳優の稲垣吾郎が25日、都内で開催中の「第36回東京国際映画祭」(TIFF)内で行われた映画『正欲』(11月10日公開)のワールドプレミア舞台挨拶に、新垣結衣、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香、岸善幸監督とともに登壇した。コンペティション部門に選出されている『正欲』は、朝井リョウ氏による同名小説が原作。家庭環境、性的指向、容姿――異なる背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのかというテーマを炙り出していく。検察官として横浜検察庁に務め、妻と息子と3人でマイホームに暮らす主人公・寺井啓喜を演じた稲垣は、「大きな覚悟が必要な役を皆さん演じた。それが報われるような形で監督が素晴らしい作品に仕上げてくださって感謝しています」と語った。稲垣の主演作は同映画祭で観客賞を2度受賞。2018年は『半世界』、2022年は『窓辺にて』で受賞した。稲垣は、主演作が再び東京国際映画祭で上映されることが決まったときの心境を聞かれると、「うれしかったですね。またこの場所に帰ってこられたというのは光栄に思っています。東京国際映画祭は映画を愛するみんなにとって特別な場所。世界中の人に見ていただけるこういう機会は本当にうれしく思っています」と喜びを述べ、「ちょっとドキドキしますね。皆さんに見ていただくのが初めてなので、早く皆さんが見終わったあとの声が聞きたいです」と笑顔で話していた。
2023年10月25日坂本龍一の最初で最後の長編コンサート映画『Ryuichi Sakamoto | Opus』が第36回東京国際映画祭で10月24日に上映され、上映前に坂本龍一と親交のあった役所広司が登壇したトークショーが行われた。また2024年春に日本公開されることも決定した。2023年3月に逝去した音楽家、坂本龍一。闘病生活を続けていた彼が最後の力を振り絞り演奏したソロ・コンサート。2022年9月、東京のNHK 509スタジオで行われた撮影に、2000年に坂本さんのためにカスタムメイドされ、長年コンサートで愛用したヤマハのグランドピアノだけで臨んだ。「Merry Christmas Mr. Lawrence」、2023年に発表された最後のアルバム「12」からの曲、初めてピアノ・ソロで演奏された「Tong Poo」まで、自身が選曲した20曲から構成。ボーダーを越え活動を続けた坂本さんの軌跡を辿る曲目、鍵盤を奏でる指と音楽家の息遣い、その人生が刻みこまれた手。坂本さんが全面的に信頼を寄せた監督と撮影クルーたちが入念に撮影プランを練り上げ、親密かつ厳密な、世界でひとつしかない宝物のような映画空間を生み出した。坂本さん自身がアプルーブし、入念なポストプロダクションを経て完成した、最初で最後の長編コンサート映画である。東京国際映画祭での上映に登壇した役所さんは「坂本さんに最初にお会いした時から、人間としてとても魅了され、尊敬し、勝手に恩師だと思っています」と坂本さんとの交流について語り、「以前に坂本さんがお元気だった頃に対談させてもらって、その時にスタジオで演奏される姿を目の前で観たことがあります。その時は筋力に溢れていらして、その演奏もとても素晴らしかったけど、今日これから観ていただく作品の坂本さんは、その時のような筋力はないんですね。でも筋力はないけれど、一音一音に気を込めて弾いてらっしゃる姿が、そして色々なものを削ぎ落として演奏されている姿がとても美しく、人間はここまで美しくなれるのかと感動しました」と本作の魅力を語った。『Ryuichi Sakamoto | Opus』は2024年春、109シネマズプレミアム新宿ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:Ryuichi Sakamoto | Opus 2024年春、109シネマズプレミアム新宿ほか全国にて公開ⓒ KAB America Inc. / KAB Inc.
2023年10月25日日韓共同作品のAmazon Original映画『ナックルガール』が10月25日(水)、開催中の第36回東京国際映画祭にて特別上映され、主演を務める三吉彩花、共演する窪塚洋介と前田公輝、チャン監督が舞台挨拶に立った。本作は、「梨泰院クラス」(「六本木クラス」)などの原作で知られる韓国の企業Kakao発の大人気Webコミック「ナックルガール」を原作にした、日本のAmazonスタジオと韓国の映画制作会社クロスピクチャーズ(Kross Pictures)による日韓共同制作作品。オーディションを経て主演の座を射止めた三吉さんは、「チャン監督とお会いしたときは、私自身が作品をどんな風にかき回し、革命を起こしていけるのか、不安と緊張でぐちゃぐちゃな感情になった」とふり返り、「なので、とてもうれしかったです!」と出演が決まった際の喜びを告白。「世界配信ということで、全世界たくさんの人に見ていただけるので、気合いが入った」と語った。三吉彩花アクション満載の本作でボクサー役を演じるにあたり、クランクインのおよそ半年前から過酷なトレーニングを積み、「初めてボクシングに触れたので、体育館で5~6時間、毎日毎日練習を重ねた。よくやり切れたなと感無量の思い」としみじみ。韓国クリエイター陣とともに、限界に挑み「作品を届けたいという力強い気持ちで、チームワークが生まれた」と両国のコラボレーションに手応えを示した。窪塚洋介犯罪組織のリーダーを演じた窪塚さんは「本当はいい人なんです」と笑いを誘い、チャン監督が、窪塚さんのために映画オリジナルのキャラクターを生み出したことについては、「率直にうれしかったですし、日韓合作でどんな作品が生まれるのか、ワクワクが大きかった」と話していた。一方、主人公の元恋人を演じる前田さんは「正義感が強くて、情に厚い。ずるいところで登場します」と見せ場を語った。前田公輝「この場に立てて、胸がいっぱいです」と喜びを語るのは、韓国映画界の新鋭であるチャン監督。「ここにいる皆さんや、たくさんのキャスト、スタッフが1年余りをかけて、一生懸命に流した汗と努力がスクリーンに染み込んでいる」と力説し、「もしも、面白くないと感じたら、ぜひ周りには内緒にしていただければ」とジョークも忘れなかった。チャン監督【あらすじ】将来有望なボクサーの橘蘭(三吉彩花)は、ある日突然、大切な妹が失踪し自殺したと警察からの知らせを受ける。蘭は警察の検視結果を信じることができず、独自の調査を開始。監視カメラの映像から妹がまだ生きていることを確信する。やがて辿り着いたのは、目的のためには手段を選ばない最大の敵・二階堂陽輝(伊藤英明)や、そのボスである白石誠一郎(窪塚洋介)が牛耳る巨大犯罪組織と、ガレージと呼ばれる無法地帯のコロッセオ。「何が何でも絶対闘う」と決意する蘭は、元恋人の神谷(前田公輝)、頭脳明晰な天才ハッカー・成瀬(細田佳央太)と協力しながら、大切なグローブを外し、ナックル1つで妹を救う壮絶な闘いに身を投じる。Amazon Original映画『ナックルガール』は11月2日(木)よりPrime Videoにて世界独占配信開始。(シネマカフェ編集部)
2023年10月25日日韓共同作品のAmazon Original映画『ナックルガール』が第36回東京国際映画祭の特別上映作品に選出され、初日に行われたレッドカーペットに主演・三吉彩花、窪塚洋介、前田公輝、チャン監督が登場した。本作の主人公で、将来有望なボクサーの橘蘭は、ある日突然、大切な妹が失踪し自殺したと警察からの知らせを受ける。蘭は警察の検視結果を信じることができず、独自の調査を開始。監視カメラの映像から妹がまだ生きていることを確信する。やがて辿り着いたのは、容赦なく人を痛めつける二階堂や、そのボスである白石が取り仕切る、巨大な犯罪組織とルール無用のコロッセオ、GARAGE(ガレージ)と呼ばれる無法地帯。人を死に至らしめるほどの暴力が横行する犯罪組織に「何が何でも絶対闘う」と決意する蘭。元恋人の神谷、頭脳明晰な天才ハッカー・成瀬と協力しながら、大切なグローブを外しナックル1つで妹を救うべく命をかけた闘いに挑んでいく。橘蘭役を演じた三吉さんは、本編中のスポーティーな蘭の印象とは一転、真っ黒なドレスに身を包みクラッシーな装いでレッドカーペットに登場。「皆さんと一緒にカーペットを歩かせていただけてとても光栄な気持ちです」と喜びを明かした。「今回初めてボクシングに触れた」という三吉さん。本格派アクションにも初挑戦となった本作について、「約半年ほどボクシングやアクションの練習をしていたんですが、普段ジュエリーなどをつけさせていただくお仕事が多いので、手元はジュエリーを魅せるような動きをすることが多くて…拳を握って構えるファイティングポーズになかなかなじみがなくて、そこが大変でした。でも前田さんにもアクションの先輩としてサポートしていただけて、とても刺激的な日々でした」と撮影時をふり返っていた。また、犯罪組織のボス白石誠一郎役を演じた窪塚さんはレザージャケットでクールに決めて登場。「三吉さんや前田さんとは作中での絡みはなかったんですが、作品を見るととてもかっこよくて衝撃を受けました。だから今日みんなで一緒に歩けて嬉しかったし、僕もまた次の作品も頑張ろう、“負けねえぞ”っていうエネルギーをもらいました」と、三吉さんや前田さんの迫力満点なアクションシーンに圧倒されたことを明かした。蘭の元恋人の神谷瞬役を演じた前田さんは紺色のタキシードでシックに。「『ナックルガール』は世界配信される作品ですが、アクション作品なので言語の壁を超えて伝わる部分があると思います。観た人からどういうリアクションをもらえるのか、今からすごく楽しみです」と本作への想いを語った。さらに、いま韓国で最も注目を浴びるクリエイターの一人であるチャン監督も来日。「東京国際映画祭に来るのは5年ぶりと本当に久しぶりで、とても嬉しいです」と感慨深げ。「撮影をスタートしたばかりの頃は韓国と日本との違いもあって大変でしたが、すぐに日韓のスタイルを融合させることができて楽しく撮影できました」と語り、日韓共同作品である本作の撮影をふり返る。チャン監督は三吉さんを主演に抜擢した理由について、「初めてお会いした時点で、既にアクション映画を撮る心の準備や覚悟ができていました。半年以上にわたって身体を作るためのトレーニングが必須条件だったんですが、そういう意味で非常に適任者だったと思います」と称えた。そんな三吉さんも韓国の制作陣と日本の俳優陣がタッグを組んだ本作について、注目ポイントは「とにかくアクションです!」と断言。「スタッフも俳優陣も、全員で魂を込めて撮影しました」と自信をみせ、「どれもすごく爽快でかっこいいシーンになってると思うので、ぜひ注目していただきたい」と改めて力を込めていた。Amazon Original映画『ナックルガール』は11月2日(木)よりPrime Videoにて世界独占配信開始。(シネマカフェ編集部)
2023年10月24日女優の菜々緒が23日、東京・日比谷で行われた「第36回東京国際映画祭」(TIFF)のレッドカーペットに登場した。ガラ・セレクション部門に出品された映画『怪物の木こり』(12月1日公開)に出演している菜々緒は、主演の亀梨和也、三池崇史監督、そして劇中に登場する“怪物”とともに登場。ステージ登壇時など、亀梨にエスコートされながら歩いた。この日は、胸元がざっくり開いたセクシーなドレス姿で色気を放ち、背中も大胆に披露。圧巻のスタイルで観客を魅了していた。今年の「東京国際映画祭」は、10月23日から11月1日の10日間、昨年に引き続き日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区にて開催。上映作品数は昨年の174本から219本に増加し、海外ゲスト数も昨年の104人から600人以上と大幅に増える見込みとなっている。コンペティション部門は、114の国・地域から寄せられた1942本の中から15作品が選ばれ、日本からは『正欲』(岸善幸監督/稲垣吾郎主演)、『曖昧な楽園』(小辻陽平監督/奥津裕也主演)、『わたくしどもは。』(富名哲也監督/小松菜奈&松田龍平主演)の3作品が選出されている。撮影:蔦野裕
2023年10月23日女優の前田敦子が23日、東京・日比谷で行われた「第36回東京国際映画祭」(TIFF)のレッドカーペットに登場した。TIFFシリーズ部門に出品された小津安二郎生誕120年記念『連続ドラマW OZU~小津安二郎が描いた物語~』(WOWOWにて11月12日より放送・配信)の第3話「非常線の女」で主演を務める前田は、第1話「出来ごころ」の主演・田中圭、第2話「生れてはみたけれど」の主演・柄本佑らとともに登場。黒のドレス姿で笑顔を見せながらレッドカーペットを歩き、ロングスカートから美脚をのぞかせていた。今年の「東京国際映画祭」は、10月23日から11月1日の10日間、昨年に引き続き日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区にて開催。上映作品数は昨年の174本から219本に増加し、海外ゲスト数も昨年の104人から600人以上と大幅に増える見込みとなっている。コンペティション部門は、114の国・地域から寄せられた1942本の中から15作品が選ばれ、日本からは『正欲』(岸善幸監督/稲垣吾郎主演)、『曖昧な楽園』(小辻陽平監督/奥津裕也主演)、『わたくしどもは。』(富名哲也監督/小松菜奈&松田龍平主演)の3作品が選出されている。撮影:蔦野裕
2023年10月23日女優の新垣結衣が23日、東京・日比谷で行われた「第36回東京国際映画祭」(TIFF)のレッドカーペットに登場した。コンペティション部門に出品された映画『正欲』(11月10日公開)に出演している新垣は、主演の稲垣吾郎、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香とともにレッドカーペットに登場。ブラックのパンツコーデで美貌を放ち、フォトセッションでは笑顔を見せながらカメラに手を振っていた。今年の「東京国際映画祭」は、10月23日から11月1日の10日間、昨年に引き続き日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区にて開催。上映作品数は昨年の174本から219本に増加し、海外ゲスト数も昨年の104人から600人以上と大幅に増える見込みとなっている。コンペティション部門は、114の国・地域から寄せられた1942本の中から15作品が選ばれ、日本からは『正欲』(岸善幸監督/稲垣吾郎主演)、『曖昧な楽園』(小辻陽平監督/奥津裕也主演)、『わたくしどもは。』(富名哲也監督/小松菜奈&松田龍平主演)の3作品が選出されている。撮影:蔦野裕
2023年10月23日第36回東京国際映画祭が10月23日に開幕し、東京ミッドタウン日比谷・日比谷ステップ広場及び日比谷仲通りにて、レッドカーペットセレモニーが行われた。コロナ禍を経て、行動制限が撤廃された今年は、国内外220人を超える豪華ゲストが駆けつけ、10日間にわたる映画の祭典の幕開けを華々しく宣言した。第36回東京国際映画祭は、10月23日(月)~11月1日(水)、日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区で開催。オープニング作品は、ヴィム・ヴェンダース監督の最新作で、主演の役所広司が第76回カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を受賞した『PERFECT DAYS』、クロージング作品は、山崎貴監督による『ゴジラ-1.0』が上映される。『ゴジラ-1.0』に主演する神木隆之介は、共演する浜辺美波、山崎貴監督とともにレッドカーペットの先陣を切り、「このチームで歩けて、光栄に思っています」と誇らしげ。「ゴジラは、日本が世界に誇るコンテンツ」だと力説し、「画面いっぱいに顔がありますので、迫力満点でアトラクションのように楽しんでいただければ」と世界に向けてアピールしていた。世界の国際映画祭で注目された話題作や邦画の最新作などを上映するガラ・セレクション部門には、第80回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で最高賞の金獅子賞を受賞した『哀れなるものたち』(ヨルゴス・ランティモス監督)をはじめ、『ネクスト・ゴール・ウィンズ』(タイカ・ワイティティ監督)、『ほかげ』(塚本晋也監督)、『首』(北野武監督)、『怪物の木こり』(三池崇史監督)など、全14本がラインナップされた。また、今年のコンペティション部門は2023年1月以降に完成した長編映画を対象に、114の国と地域から1942本の応募があった(昨年は107の国と地域から1695本)。審査委員長を務めるヴィム・ヴェンダース監督をはじめ、アルベルト・セラ(映画監督)、國實瑞惠(プロデューサー)、チャン・ティ・ビック・ゴック(プロデューサー)、チャオ・タオ(俳優、プロデューサー)が審査員として、コンペティション部門の全15作品を審査する。日本からは3作品がコンペティション部門に選出されており、そのうちの1作『正欲』に主演する稲垣吾郎は、「華やかな映画の祭典にお招きいただきまして、誠にありがとうございます」と映画ファンや海外からの報道陣も集まる会場を見渡し、感謝の意。「出演者の覚悟が必要とされた作品でしたが、それが報われる作品に育てていただきました」と手応えを示した。関連イベントとして、10月28日(土)~10月30日(月)、丸ビルホールにて「丸の内映画祭」が開催される。記念すべき第1回は、ヴェンダース監督にフォーカスし、その代名詞とも言えるロードムービーや、珠玉のドキュメンタリーの他、ヴェンダース監督が敬愛してやまない小津安二郎監督との関わりをドイツの研究者が解説するスペシャル講義も企画。また、次世代に反響し続けるヴェンダース映画の魅力を、新鋭の映画監督が語りつくすイベントも行われる。併せて、日本映画企画として「今泉力哉監督 創作の秘密を語る」として、今泉監督の『ちひろさん』と橋口亮輔監督の『ハッシュ!』が2本立て上映される予定だ。取材・文・写真:内田涼■開催情報「第36回東京国際映画祭」期間:10月23日(月)~11月1日(水)会場:日比谷、有楽町、銀座地区で開催公式サイト()オープニング作品:『PERFECT DAYS』(ヴィム・ヴェンダース監督)クロージング作品:『ゴジラ-1.0』(山崎貴監督)「TIFFCOM2023」期間:10月25日(水)~10月27日(金)公式サイト()会場:東京都立産業貿易センター浜松町館「第1回丸の内映画祭」期間:10月28日(土)~10月30日(月)公式サイト()会場:丸ビルホール
2023年10月23日「第7回関西蚤の市」が、2023年12月1日(金)・2日(土)・3日(日)に大阪・万博記念公園で開催される。「第7回関西蚤の市」万博記念公園で開催全国各地の古道具店や古書店、古着屋等が集結する「関西蚤の市」は、「紙博」などの人気イベントを手がける「手紙社」によるフリーマーケット。関西では4年ぶり、7回目の開催となる今回も、世界各国・日本全国から集められたアンティークやヴィンテージの品々が販売される。古道具や雑貨店など200組以上が出店会場に並ぶ商品は、古くから大切に使われてきた古道具や古着、日々の暮らしを豊かにしてくれる雑貨や日用品、舌を唸らすお菓子やグルメまで様々。「関西蚤の市」でお馴染みの常連から初参加となる店舗まで、200組を超える出店者が出店予定だ。つじあやのやカジヒデキが出演する音楽ライブもまた、つじあやのやカジヒデキ、蔡忠浩らが出演する音楽ライブを全日程で開催。このほか、会場各所で行われる大道芸やパフォーマンス、スタンプラリー、アトラクションなど、子供連れでも楽しめる企画が用意されている。開催概要開催概要「第7回関西蚤の市」開催日:2023年12月1日(金)・2日(土)・3日(日)時間:9:30~16:30会場:万博記念公園 東の広場(大阪府吹田市千里万博公園10-10)入場料:・オンライン販売チケット 1,200円・当日会場販売チケット 1,500円・手紙社の部員限定入場デジタルチケット 1,100円※中学生以下無料。<ライブ>■メインステージ[12/1] ザッハトルテ / 樽木栄一郎/ビューティフルハミングバード[12/2] カジヒデキ / 蔡忠浩/関取 花[12/3] コトリンゴ / つじあやの /ラッキーオールドサン■場内パフォーマンス[12/1,2,3] Koji Koji Moheji[12/1,2,3] TheWorthless[12/1,2,3] p0p0baloon[12/1,2,3] WAO!! パントマイムコメディ[12/1] バブリン先生[12/2,3] 野木青依
2023年10月23日モデルで女優の玉城ティナが23日、東京・日比谷で行われた「第36回東京国際映画祭」(TIFF)のレッドカーペットに登場した。「Amazon Prime Video テイクワン賞」の審査員を務める玉城は、黒のタイトなドレスに身を包み、デコルテや美脚を披露。抜群のスタイルが際立つコーディネートで観客を魅了した。なお、同賞は、国内外で優れたオリジナル作品を製作し多様な映像作品を配信するPrime Videoの協賛を得て、東京国際映画祭が更なる才能の発掘を目指して2021年に設立された。今年の「東京国際映画祭」は、10月23日から11月1日の10日間、昨年に引き続き日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区にて開催。上映作品数は昨年の174本から219本に増加し、海外ゲスト数も昨年の104人から600人以上と大幅に増える見込みとなっている。コンペティション部門は、114の国・地域から寄せられた1942本の中から15作品が選ばれ、日本からは『正欲』(岸善幸監督/稲垣吾郎主演)、『曖昧な楽園』(小辻陽平監督/奥津裕也主演)、『わたくしどもは。』(富名哲也監督/小松菜奈&松田龍平主演)の3作品が選出されている。撮影:蔦野裕
2023年10月23日女優の杉咲花が23日、東京・日比谷で行われた「第36回東京国際映画祭」(TIFF)のレッドカーペットに登場した。Nippon Cinema Now部門に出品された映画『市子』(12月8日公開)で主演を務める杉咲は、共演の若葉竜也、戸田彬弘監督とともにレッドカーペットを闊歩。デコルテあらわな黒のドレスに身を包み、笑顔を見せていた。今年の「東京国際映画祭」は、10月23日から11月1日の10日間、昨年に引き続き日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区にて開催。上映作品数は昨年の174本から219本に増加し、海外ゲスト数も昨年の104人から600人以上と大幅に増える見込みとなっている。コンペティション部門は、114の国・地域から寄せられた1942本の中から15作品が選ばれ、日本からは『正欲』(岸善幸監督/稲垣吾郎主演)、『曖昧な楽園』(小辻陽平監督/奥津裕也主演)、『わたくしどもは。』(富名哲也監督/小松菜奈&松田龍平主演)の3作品が選出されている。撮影:蔦野裕
2023年10月23日俳優の田中圭が23日、東京・日比谷で行われた「第36回東京国際映画祭」(TIFF)のレッドカーペットに登場した。TIFFシリーズ部門として出品された小津安二郎生誕120年記念『連続ドラマW OZU~小津安二郎が描いた物語~』(WOWOWにて11月12日より放送・配信)の第1話「出来ごころ」で主演を務めた田中は、第2話「生れてはみたけれど」の主演・柄本佑、第3話「非常線の女」の主演・前田敦子らとともにレッドカーペットに登場。「僕たちは小津安二郎さん生誕120周年を記念して小津作品をリメイクで6本、オムニバスとなっております。今日は6分の3が集まっております。小津さんの心温まる喜劇をぜひ楽しんでいただけたらと思います」と作品の魅力をアピールした。今年の「東京国際映画祭」は、10月23日から11月1日の10日間、昨年に引き続き日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区にて開催。上映作品数は昨年の174本から219本に増加し、海外ゲスト数も昨年の104人から600人以上と大幅に増える見込みとなっている。コンペティション部門は、114の国・地域から寄せられた1942本の中から15作品が選ばれ、日本からは『正欲』(岸善幸監督/稲垣吾郎主演)、『曖昧な楽園』(小辻陽平監督/奥津裕也主演)、『わたくしどもは。』(富名哲也監督/小松菜奈&松田龍平主演)の3作品が選出されている。撮影:蔦野裕
2023年10月23日第36回東京国際映画祭が10月23日(月)に開幕。東京ミッドタウン日比谷・日比谷ステップ広場及び日比谷仲通りにて、レッドカーペットセレモニーが行われ、国内外220人を超える豪華ゲストが駆けつけた。同日、オープニング上映されたのは『PERFECT DAYS』(役所広司主演、ヴィム・ヴェンダース監督)。世界の国際映画祭で注目された話題作や、邦画の最新作などを上映するガラ・セレクション部門には、第80回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門で最高賞の金獅子賞を受賞した『哀れなるものたち』(ヨルゴス・ランティモス監督)、『ほかげ』(塚本晋也監督)、『首』(北野武監督)、『怪物の木こり』(三池崇史監督)など、全14本がラインアップされ、ゴジラ生誕70周年記念作品となる最新作『ゴジラ-1.0』(山崎貴監督)がクロージングを飾ることになっている。山崎貴監督、神木隆之介、浜辺美波/第36回東京国際映画祭レッドカーペット『ゴジラ-1.0』(クロージング作品)レッドカーペットの先頭を切った『ゴジラ-1.0』主演の神木隆之介は、「このチームで歩けて、光栄に思っています」と共演する浜辺美波、山崎貴監督との登壇に誇らしげ。「ゴジラは、日本が世界に誇るコンテンツ」だと力説し、「画面いっぱいに顔がありますので、迫力満点でアトラクションのように楽しんでいただければ」とアピールしていた。稲垣吾郎、新垣結衣/第36回東京国際映画祭『正欲』(コンペティション)また、コンペティション部門に出品されている『正欲』に主演する稲垣吾郎は、会場を見渡しながら、「華やかな映画の祭典にお招きいただきまして、誠にありがとうございます」と感謝の言葉。「出演者の覚悟が必要とされた作品でしたが、それが報われる作品に育てていただきました」と手応えを示した。自身が演じる役柄については、「ずっと眉間にしわを寄せています(笑)。皆さんと対峙するので、嫌なやつに思われるかもしれません」と話していた。役所広司、ヴィム・ヴェンダース監督/第36回東京国際映画祭『PERFECT DAYS』(オープニング作品)映画祭の柱であるコンペティション部門は2023年1月以降に完成した長編映画を対象に、114の国と地域から1942本の応募があった(昨年は107の国と地域から1695本)。審査委員長を務めるヴィム・ヴェンダース監督をはじめ、アルベルト・セラ(映画監督)、國實瑞惠(プロデューサー)、チャン・ティ・ビック・ゴック(プロデューサー)、チャオ・タオ(俳優、プロデューサー)が審査員として、コンペティション部門の全15作品を審査する。チャン・イーモウ/第36回東京国際映画祭『満江紅』(ガラ・セレクション)今年は4年ぶりのフィジカル開催となる映画祭併設のマーケット「TIFFCOM」をはじめ、国内外の独自で豊かな映画文化を紹介する「第1回丸の内映画祭」、ジェンダー平等、環境、貧困、多様性、差別といった社会テーマに向き合った作品が対象の「エシカル・フィルム賞」、また昨年復活した「黒澤明賞」や「Amazon Prime Videoテイクワン賞」「交流ラウンジ」、カンヌ国際映画祭でも実施されている映画界やアート界の様々なポジションで活躍する女性たちに光を当てるケリング「ウーマン・イン・モーション」のトークプログラム、ヴェネチア国際映画祭生涯功労賞受賞の俳優トニー・レオンによる主演作『2046』上映後のマスタークラスなど、バラエティ豊かな関連イベントが予定されている。第36回東京国際映画祭は10月23日(月)~11月1日(水)、日比谷・有楽町・丸の内・銀座エリアにて開催。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ゴジラ-1.0 2023年11月3日より全国東宝系にて公開©2023 TOHO CO.,LTD.PERFECT DAYS 2023年12月22日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2023 MASTER MIND Ltd.
2023年10月23日俳優の綱啓永が23日、東京・日比谷で行われた「第36回東京国際映画祭」(TIFF)のレッドカーペットに登場した。「アジアの未来」部門に出品された『違う惑星の変な恋人』に出演している綱は、莉子らとともにレッドカーペットに登場。ブラックスーツを身にまとい、フォトセッションではカメラに向かって笑顔で手を振っていた。今年の「東京国際映画祭」は、10月23日から11月1日の10日間、昨年に引き続き日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区にて開催。上映作品数は昨年の174本から219本に増加し、海外ゲスト数も昨年の104人から600人以上と大幅に増える見込みとなっている。コンペティション部門は、114の国・地域から寄せられた1942本の中から15作品が選ばれ、日本からは『正欲』(岸善幸監督/稲垣吾郎主演)、『曖昧な楽園』(小辻陽平監督/奥津裕也主演)、『わたくしどもは。』(富名哲也監督/小松菜奈&松田龍平主演)の3作品が選出されている。撮影:蔦野裕
2023年10月23日Go!Go!kidsの羽村仁成が23日、東京・日比谷で行われた「第36回東京国際映画祭」(TIFF)のレッドカーペットに登場した。「ガラ・セレクション」部門に出品された映画『ゴールド・ボーイ』に出演している羽村は、星乃あんな、前出燿志、金子修介監督らとともにレッドカーペットに登場。赤いシャツが華やかなスーツ姿を披露し、フォトセッションではカメラに向かって笑顔で手を振っていた。今年の「東京国際映画祭」は、10月23日から11月1日の10日間、昨年に引き続き日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区にて開催。上映作品数は昨年の174本から219本に増加し、海外ゲスト数も昨年の104人から600人以上と大幅に増える見込みとなっている。コンペティション部門は、114の国・地域から寄せられた1942本の中から15作品が選ばれ、日本からは『正欲』(岸善幸監督/稲垣吾郎主演)、『曖昧な楽園』(小辻陽平監督/奥津裕也主演)、『わたくしどもは。』(富名哲也監督/小松菜奈&松田龍平主演)の3作品が選出されている。撮影:蔦野裕
2023年10月23日俳優の吉沢亮が23日、東京・日比谷で行われた「第36回東京国際映画祭」(TIFF)のレッドカーペットに登場した。Nippon Cinema Now部門で上映される映画『かぞく』(11月3日公開)で、永瀬正敏、小栗旬、阿部進之介とともに主演を務めた吉沢は、阿部、澤寛監督らと並んでレッドカーペットに登場。ブラックコーデでビシッと決め、フォトセッションでは優しい笑顔を見せていた。今年の「東京国際映画祭」は、10月23日から11月1日の10日間、昨年に引き続き日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区にて開催。上映作品数は昨年の174本から219本に増加し、海外ゲスト数も昨年の104人から600人以上と大幅に増える見込みとなっている。コンペティション部門は、114の国・地域から寄せられた1942本の中から15作品が選ばれ、日本からは『正欲』(岸善幸監督/稲垣吾郎主演)、『曖昧な楽園』(小辻陽平監督/奥津裕也主演)、『わたくしどもは。』(富名哲也監督/小松菜奈&松田龍平主演)の3作品が選出されている。撮影:蔦野裕
2023年10月23日女優の三吉彩花が23日、東京・日比谷で行われた「第36回東京国際映画祭」(TIFF)のレッドカーペットに登場した。特別上映されるAmazon Original映画『ナックルガール』(11月2日よりプライム会員向けに世界独占配信)で主演を務めた三吉。ナックル一つで命を懸けた闘いに果敢に挑む主人公の女性ボクサー・橘蘭を演じた。共演の前田公輝、窪塚洋介、チャン監督とともにレッドカーペットに登場した三吉。胸元がざっくり開いた美しいスタイルが際立つ黒のロングドレスに身を包み、ステージに登壇すると、「緊張しました。レッドカーペットが久しぶりなので、素敵なドレスで来ようと思ったのですが、想像以上の階段ですごくドキドキしました」と笑顔で語った。今年の「東京国際映画祭」は、10月23日から11月1日の10日間、昨年に引き続き日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区にて開催。上映作品数は昨年の174本から219本に増加し、海外ゲスト数も昨年の104人から600人以上と大幅に増える見込みとなっている。コンペティション部門は、114の国・地域から寄せられた1942本の中から15作品が選ばれ、日本からは『正欲』(岸善幸監督/稲垣吾郎主演)、『曖昧な楽園』(小辻陽平監督/奥津裕也主演)、『わたくしどもは。』(富名哲也監督/小松菜奈&松田龍平主演)の3作品が選出されている。撮影:蔦野裕
2023年10月23日映画『ゴジラ-1.0』(11月3日公開)に出演する神木隆之介、浜辺美波が23日、東京・日比谷で行われた「第36回東京国際映画祭」(TIFF)のレッドカーペットに、山崎貴監督とともに登場した。クロージング作品として上映される『ゴジラ-1.0』は、ゴジラ70周年記念作品であり、日本で製作された実写版ゴジラの30作品目という特別な節目である最新作。主人公・敷島浩一を神木隆之介、ヒロイン・大石典子を浜辺美波が演じた。レッドカーペットのトップを飾った神木と浜辺。神木は「このチームでレッドカーペットを歩くことができて光栄に思っています」と喜びを語った。今年の「東京国際映画祭」は、10月23日から11月1日の10日間、昨年に引き続き日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区にて開催。上映作品数は昨年の174本から219本に増加し、海外ゲスト数も昨年の104人から600人以上と大幅に増える見込みとなっている。コンペティション部門は、114の国・地域から寄せられた1942本の中から15作品が選ばれ、日本からは『正欲』(岸善幸監督/稲垣吾郎主演)、『曖昧な楽園』(小辻陽平監督/奥津裕也主演)、『わたくしどもは。』(富名哲也監督/小松菜奈&松田龍平主演)の3作品が選出されている。撮影:蔦野裕
2023年10月23日MORCコマ撮りアニメーションフェスティバル事務局が主催する、クレイや人形アニメーションでおなじみのコマ撮りアニメに特化した映画祭が2023年11月18日~12月17日に東京のミニシアター、Morc阿佐ヶ谷にて開催いたします。そして映画祭のメインイベントである国際コンペティションプログラムは94の国・地域から応募総数1337本、グランプリには副賞100万円、現在第一次選考中で、12月1日~4日にザムザ阿佐谷を会場にして上映やトークイベント等開催します。【国内では未配給の作品もラインナップ。】<長編アニメーションプログラム>TAAF2023コンペティション部門グランプリを受賞した「イヌとイタリア人、お断り!」、新潟国際アニメーション映画祭とEUフィルムデーズ2023で上映されたチェコのベストセラーの児童書を映画化した人形アニメ「ネズミは天国がお似合い」の2本は国内未配給作品。ネズミは天国がお似合いイヌとイタリア人、お断り!加えて今年公開したばかりの「愛しのクノール」はザ・プロディジーのミュージック・クリップ制作などを手掛ける女性映像作家 マッシャ・ハルバースタッドによるキュートで楽しい人形アニメ。そして第95回アカデミー賞長編アニメ映画賞ノミネート、新しいコマ撮り映画の潮流を予感させる「マルセル 靴をはいた小さな貝」、30年の歳月かけ完成させた特殊効果の巨匠フィル・ティペットによる「マッドゴッド」といったジャンル横断した手作りの人形アニメーション映画たち。愛しのクノールマルセル 靴をはいたちいさな貝マッドゴッドそして、故・川本喜八郎の呼びかけで集まった総勢35人のアニメーション作家による「連句アニメーション 冬の日」の久しぶりのスクリーン上映、特撮映画の古典、無声映画「ロスト・ワールド」を活弁上映。連句アニメーション冬の日ロスト・ワールドその他、ヘンリー・セリック監督の名作「コララインとボタンの魔女」、数々の特殊造形アーティストとクリーチャーとの関係性に迫るドキュメンタリー「クリーチャー・デザイナーズ ハリウッド特殊効果の魔術師たち」を含めた9本の長編作品を上映。コララインとボタンの魔女【国内外作家・スタジオ特集】<短編アニメーションプログラム>映画祭のメインは国際コンペティション、その審査員をつめる土屋萌児とアニータ・キリの短編をほぼ網羅する短編集や、国内の主要コマ撮りスタジオの作品集を上映。■『土屋萌児の実験と挑戦(短編作品集)』ポカリスエットwebムービー「スカフィンのうた」などのミュージックビデオやEテレ「シャキーン!」の「惑星家族」「はったけさん」など愛らしくもシュールなキャラクター、カラフルな色づかいと、描かれ切り抜かれた大量の素材によるアニメーションが圧倒する気鋭のアニメーション作家 土屋萌児の初期作品から最新作までおよそ18年間の表現の実験、手探りで見つけ出すその表現の変遷を10本以上の短編作品をまとめて上映します。(土屋さんは今回の国際コンペティションの審査員も務めています。トークは12月3日予定)スカフィンのうた青春おじいさん (C)HojiTsuchiya■ノルウェー発の切り紙アニメ『アニータ・キリ 作品集』母と娘の関係や問題を抱えた家庭などの社会的な問題を温かみのある切り紙アニメで寓話的に描き出すノルウェーのアニメーション作家アニータ・キリによる1992年から2020年までの主要5作品を上映。今回は国際コンペティションの審査員も務めており、12月1~4日のコンペティションプログラム期間中には来日も決定。(12月3日トーク予定)AngryManMother didn't know■『ドワーフ20周年記念プログラム(1)&(2)』2003年に合田経郎がそれまでのCMディレクターのキャリアからアニメーションへと活躍の場を広げるべく立ち上げたドワーフは、今年でなんと20年。「どーもくん」や「こまねこ」などの数々の魅力的なキャラクターを生み出し、Netflixシリーズ「リラックマとカオルさん」、木彫り人形によるストップモーション時代劇「HIDARI」、ゼスプリ「キウイブラザーズ」TVCMや「コジコジ」、アニメ「BEASTARS」のOP映像など、卓越したコマ撮りの技術をもつアニメーションスタジオから、初期作品から代表作、新作まで2つのプログラムに分けてたっぷりご紹介。こま撮りえいが こまねこ (C)dwarfドワーフ20周年記念 (C)dwarfその1「こまねこコレクション」(「こま撮りえいが こまねこ」「こまねこのかいがいりょこう」他、こまねこシリーズ 計1時間27分。その2「コマ撮りコレクション」は「ぼくもくま」や「とうときょう」「モリモリ島のモーグとペロル」などスタジオドワーフでの様々な短編集を。■『スタジオTECARAT 作品集』太陽企画にてCMディレクターとして活動する傍ら、様々なコマ撮りの手法も扱ってきた八代健志が2015年に立ち上げたスタジオで、主に映像・美術制作を行う。2019年制作、新美南吉原作の「劇場版 ごん GON,THE LITTLE FOX」は、世界中の映画祭で受賞し高い評価を得る。八代による木彫りをベースとする人形が日本の里山といった作品世界と深く調和している。プラネタリウムで上映されている数々短編映画やスタジオワークスや最新の作品などを2つのプログラムに分けて上映します。ノーマン・ザ・スノーマン~北の国のオーロラ~ (C)TECARAT劇場版 ごん GON,THE LITTLE FOX (C)TECARATTECARAT作品集 (1)「ノーマン・ザ・スノーマン~北の国のオーロラ~」「kanjigram1&2」「眠れない夜の月」「プックラポッタと森の時間」TECARAT作品集 (2)「ノーマン・ザ・スノーマン~流れ星のふる夜に~」「kanjigram3」「11月うまれの男の子のために。」「劇場版 ごん GON,THE LITTLE FOX」ほか■『「PUIPUIモルカー」シーズン1 全12話一挙上映』2021年に大ヒット。東京藝大大学院映像研究科卒の見里朝希監督や、熟練から若手までさまざまなコマ撮りスタッフも参加した1話2分40秒のコメディアニメ。シーズン1を全話一挙上映。スクリーンの大画面で楽しもう!PUIPUI モルカー (C)見里朝希JGH・シンエイ動画/モルカーズ【人形劇から、人形アニメーション映画へ】■『高橋克雄 作品集』1932-2015。テレビ開局時代、移動困難な人形劇を撮影して、人形劇映画を初放送。EXPO'70大阪万博では多数の万博映画を制作。また日本の文化を海外へ紹介する目的で制作された「かぐやひめ」「一寸法師」は海外で多数配給され東洋人初の「レオニード・モギー賞」を受賞。放送規格としての初のビデオ・アニメーション・システムを開発するなど、独自の撮影技法を展開。その高橋の代表作「かぐやひめ」「野ばら」「一寸法師」「メルヘンシアター」「ピーターうさぎのおるすばん」など普段見ることのできない貴重な作品を上映。野ばら (C)KatsuoTakahashiその他『NOBODY KNOWS チャーリー・バワーズ-発明中毒篇』や国際コンペティション審査員の、伊藤有壱、宮澤真理や一次選考員を務めるやたみほ、細川晋らの作品も上映。審査・選考員プログラム「ハーバーテイル」「Walts」「アメチャウ国の王様」「DINO!」「ファウスト 蚤の歌」★国際コンペティション作品は現在選考中です。11月上旬に上映作品を発表いたします。ハーバーテイル (C)ITOON.ltdWaltz (C)MariMiyazawa■展示と特別上映「ねじ式」1968年漫画界のみならず作家、芸術家らに大きすぎる衝撃を与えた、つげ義春の「ねじ式」を原作にした人形アニメーションが現在製作中。美術セットなどの企画展示や映像の一部を特別上映!共同監督で熟練のアニメーター野中和隆ほかメインスタッフも多数登壇予定。■そして選考員・審査員らによるトークイベント、ワークショップも開催!ビギナー向けで親子でも参加できる毛糸アニメワークショップから、少しステップアップの方向けの半立体カットアウトや経験者向けのマスタークラスといった、コマ撮りを楽しむファンの方からはじめてみたい方、進行形の制作者の方まで参加できます。11月23日(木・祝) 合田経郎「こまねこコレクション」上映後トーク11月19日(日) やたみほの毛糸でつくるポンポン人形アニメワークショップ12月1日(金) 伊藤有壱オープニングセッション(上映+トーク)真賀里文子 トーク12月2日(土) 八代健志 トーク(上映+トーク)宮澤真理 マスタークラス12月3日(日) 土屋萌児 トーク(上映+トーク)アニータ・キリ トーク(上映+トーク)12月4日(月) 野中和隆、角井孝博、中川晋介ほかメインスタッフ登壇12月9日(土) 鈴木沙織 半立体マルチカットアウト ワークショップ12月17日(日) 細川晋 マスタークラス※ワークショップやマスタークラスへの参加には事前に申込みが必要なものもございます。スケジュールや料金などは映画祭公式サイトにて最新の情報をご確認ください。<チケット種類>・一般 1,200~1,500円/学生・シニア 1,000~1,300円/会員 800円~1,200円(※一部を除く)・【回数券】 5回券 3,500円/3回券 2,500円・【おやこ券】 1,500円(おとな1名+子ども(小学生以下)1名、子ども1名追加につき+500円)・【フリーパス】 10,000円※回数券、おやこ券、フリーパスはMorc阿佐ヶ谷の劇場窓口での販売のみとなります。また回数券、おやこ券、フリーパスの方は鑑賞時オンライン予約できません。(上映日を含め1週間前より窓口にて発券することで予約可能です)■MORCコマ撮りアニメーションフェスティバル2023開催場所:Morc阿佐ヶ谷、ザムザ阿佐谷、アート・アニメーションのちいさな学校開催期間:2023年11月18日(土)~12月17日(日)@Morc阿佐ヶ谷映画祭コンペティションプログラム上映は12月1日(金)~4日(月)@ザムザ阿佐谷映画祭公式サイト : Morc阿佐ヶ谷 ホームページ: 主催:株式会社ふゅうじょんぷろだくとアート・アニメーションのちいさな学校、Morc阿佐ヶ谷助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京【芸術文化魅力創出助成】 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月23日●東京国際映画祭ナビゲーターとしてのゴールは「光」今年で36回目を迎える東京国際映画祭が明日23日に開幕する。今回、映画祭でフェスティバル・ナビゲーターを務めるのが、映画監督の安藤桃子氏だ。父は俳優の奥田瑛二、妹も女優の安藤サクラと映画一家と言える安藤にとって、映画とはどんなものなのだろうか――話を聞いた。昨年までフェスティバル・アンバサダーという名称で映画祭の顔となっていた役割が、今年から“ナビゲーター”という肩書きに変更された。「この変化の意味をすごく考えました。車などナビゲーションシステムを使われる方は多いと思いますが、それってゴールを設定しないと起動しませんよね。その意味で、この映画祭をナビゲートするという役割に置いて、我々の行く先、ゴール設定を、と思いました」安藤監督が東京国際映画祭をナビゲートする役割を担うと決まったとき、設定したゴールは「光」だという。「この映画祭で上映される作品は219本。年間公開される映画も1,000本以上あるなかで、すべてを観ることは叶わない。時に人によって全然響かない映画というのも存在する。でも、どんな作品でも人の心を描いていて、その奥にはドラマがある。誰かの心に刺さって、観た人の進む道に光を照らしてくれる。ロマンチックに表現すれば、映画は『光と影』でできています。映写には『光』がなければ、スクリーンに何も映らない。私たちの心を照らしてくれるメディアなんですよね」こうした安藤監督の考える“映画愛”を象徴するのが、生誕120周年、没後60年となる小津安二郎さんの特集だという。「小津安二郎監督は日本映画の父であり、小津監督作品が象徴しているものというのは、どこまでも優しく謙虚な目線。人生に偉いとか順位などはなく、どこを切り取っても愛がある視点というのは、今回の東京国際映画祭のテーマであると思います。戦争やシビアなテーマも心が震えるような温かさや愛で包んでいる。そんなことを感じていただければと思っています」○■ポスタービジュアルで父・奥田瑛二と共演映画の持つ“愛”へと観客をナビゲートする役割を担う安藤監督。そして映画人としては、先人から受け継いだものを、これからの人たちに繋いでいくという役目もある。そんな思いを象徴するのが、映画祭のメインビジュアルだ。安藤監督と父である俳優・奥田瑛二が並んでいる姿が印象的だ。「ポスター撮影のとき、父が『俺らの世代は、映画だけではなく白黒はっきりさせなければいけない時代で育った。納得しなくても歯を食いしばってこらえて物事を成し遂げてきた。そういうメンタリティを教えられた時代』と話していました。確かに父の世代というのは、映画界も男性社会でした。でも今は女性監督の活躍も珍しくないですし、世界中を見ても性別、年齢などを超えた多様性が求められています」父親が苦しい思いをしながらも努力して受け継いできた映画界。そんな世界を知りつつも、新たな時代へと移り変わる過渡期にいる安藤監督。「父親の時代の映画界と今の映画界、そして未来の映画界。父がビシッとした黒のスーツを着ているなか、私は白のフワッとした衣装です。風になびいたら揺れ動いて変化する柔らかさがあります。どんな方向からの風でも柔軟に対応できるような……そういう存在として未来に映画を繋いでいけたらと思っています」●映画を通じて子供たちに優しさを伝えていきたい安藤監督は現在、高知に在住。市内でミニシアター「キネマミュージアム」を主催し、子供向けに映画製作のワークショップなども行っている。「これから生まれてくる子供たちを含め、未来に向けて、映画というメディアの魅力と本質を伝えられたらうれしいです。『老人や子供たちという社会的に弱い人たちを敬うことで、中間層の世代が元気に活躍する』というのを聞いたことあります。まさにそうだなと思っていて、社会的に立場が弱い人に優しい視線を持つことで、社会全体が優しくなる。だからこそ、映画を通して子供たちに優しさを伝えていくことはとても重要だと思います」世界中の映画を通して“愛”をナビゲートしていくという安藤監督のミッションは非常に重要だ。それだけ“伝える”価値があるのが映画というメディアだという。「映画って本当に奥深いです。特に映画館で映画を鑑賞するということは、とても尊い。以前、大林宣彦監督が、1秒24コマのフィルムにはコマとコマの間に、目に見えない黒みがあって、そこに答えがあるとおっしゃっていました。人は目を閉じて、心で亡き人を思ったり、記憶を蘇らせる。映画の黒みは瞬きで、心の奥の記憶を呼応する。そういったことを体験できるのも映画館ならではなんです」コロナ禍で海外ゲストが減ってしまった東京国際映画祭も、今年は600人以上の映画関係者の来日が見込まれている。安藤監督は「映画は世界を変えると思っています。今年はたくさんの作り手が海外から東京のスクリーンにやってきます。この機会を逃すことなく体験してほしいです」と映画への熱い思いを語った。■安藤桃子1982年3月19日生まれ、東京都出身。ロンドン大学芸術学部卒。高校時代にイギリスに留学、大学卒業後、ニューヨークで映画作りを学び、2009年『カケラ』で映画監督デビュー。2011年、小説『0.5ミリ』(幻冬舎)を出版。同作を実妹・安藤サクラを主演に自ら映画化し、多数の賞を受賞。2014年、高知県へ移住し、ミニシアター「キネマM」を開設し代表を務めるほか、子供たちが笑顔の未来を描く異業種チーム「わっしょい!」では、農・食・教育・芸術などの体験を通し、全ての命に優しい活動にも愛を注いでいる。父は俳優で映画監督の奥田瑛二で今年度の「東京国際映画祭」のビジュアルには親子で登場。現在、日本テレビ系情報番組『DayDay.』に隔週水曜レギュラーとして出演中。
2023年10月22日映画と美食の街として名高い、スペインのサン・セバスチャンで毎年9月に開催されるサン・セバスチャン国際映画祭。スペイン最大の国際映画祭であり、ヨーロッパにおいてカンヌ、ベルリン、ヴェネチアに次いで重要な映画祭に位置づけられるこの映画祭を舞台にした、ウディ・アレン監督『Rifkin's Festival』(原題)が2024年1月19日(金)より公開決定、海外版予告が解禁された。ニューヨークの大学の映画学の教授で、売れない作家のモート・リフキン(ウォーレス・ショーン)は、妻スー(ジーナ・ガーション)に同行し、サン・セバスチャン映画祭に参加。妻は有名なフランス人監督フィリップ(ルイ・ガレル)の広報を担当している。モート・リフキンが映画祭に同行したのには理由がある。いつも楽しそうな2人を横目に妻の浮気を疑っているのだ。モート・リフキンが街を1人ふらついていると、突如、フェデリコ・フェリーニ監督の『8 1/2』の世界が目の前に現れる!さらに夢の中では、自分がオーソン・ウェルズ監督の『市民ケーン』、ジャン=リュック・ゴダール監督の『勝手にしやがれ』に出ていたりと、傑作クラシック映画の世界に没入する不思議な体験が次々に巻き起こる。そんな中、妻への疑惑のストレスで心気症となったモート・リフキンは医師ジョー(エレナ・アナヤ)と出会うのだった――。今回解禁された海外版予告では、モート・リフキンが映画の広報をする妻に同行してサン・セバスチャン映画祭に訪れるところから始まる。妻スーと映画監督フィリップは、美しい街と高揚とした映画祭の空気の中で、急接近。ひとり苦虫を噛み潰したような顔のモート・リフキンは、自分は何者なのか? 何を求めているのか? と自問自答しながら街を彷徨う。なぜかボンゴを叩くフィリップ。踊る妻。スペイン人医師ジョーとの出会い。そして「人生は、まるで映画だ。人生は、ときに喜劇だ。ドラマチックで、ロマンチック。そしてミステリーだ」のコピーが現れ、最後はモート・リフキンが男性に、「今までの人生を振り返ってみて気づいた。間違った決断ばかり。ここまで聞いて僕に何か言いたいことは?」と語りかけるシーンで締めくくられる。『Rifkin's Festival』(原題)は2024年1月19日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年10月21日今年で41回目を迎える『サントリー1万人の第九』が、12月3日(日)大阪城ホールにて開催される。本公演は、1万人がベートーヴェンの「第九」を合唱するコンサートで、総監督・指揮を25年連続で佐渡裕が務める。「サントリー1万人の第九」チケット情報佐渡裕とともに、コンサートを盛り上げる今年のメインパーソナリティーには俳優の田中圭、第1部で楽曲を披露するゲストにはEXILE TAKAHIROの出演が決定した。素晴らしいゲストを迎え、今年は「ブラボーの復活」をテーマに、2019年以来4年ぶりに、一般から募集した1万人の合唱団を大阪城ホールに迎え、力強い歌声とハーモニーを奏でる。ソロ活動10周年イヤーを迎えたEXILE TAKAHIROは、佐渡裕総監督の指揮、オーケストラとの演奏で共演し、1万人の第九合唱団と一緒に歌うスペシャルバージョンの楽曲も披露する。チケットは、10月20日(金)18:00から24日(火)11:00まで先行抽選プレリザーブの受付を実施。
2023年10月20日10月28日(土) から30日(月) に丸ビルホールで開催される、第1回『丸の内映画祭』に登場するゲスト陣が発表された。本映画祭では、アジア最大級の国際映画祭「東京国際映画祭」に参加する国際的な映画人と、日本映画の未来を担う若手映画人にフォーカスし、様々な角度から映画を紹介。第1回は、新作『PERFECT DAYS』の公開も控える巨匠、ヴィム・ヴェンダース監督と、1年に2本のペースで新作を発表し続けている今泉力哉監督を特集。ふたりの監督作をはじめとする7作品の上映と、ここでしか見ること、聞くことのできないトーク&レクチャーが行われる。10月29日(日) のヴィム・ヴェンダース監督特集企画『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』上映回には、本作に主要楽曲を提供し、ヴェンダース監督とも親交の深い音楽家・三宅純がアフタートークを実施。また同日夜『東京画』上映後には、ドイツのバンベルク大学教授でヴィム・ヴェンダース研究家として国際的に知られているイェルン・グラーゼナップ教授が来日し、「小津安二郎とヴィム・ヴェンダース」と題したレクチャーを行う。そして10月30日(月) の「ヴェンダースの世界に強く共鳴した若手映画人が語り合う」企画には、ヴェンダース監督作『夢の涯てまでも』と併映する『裸足で鳴らしてみせろ』の工藤梨穂監督と語り合うゲストとして、『愛がなんだ』『ケイコ 目を澄ませて』などで知られる俳優・岸井ゆきのが登壇する。また、10月28日(土) の日本映画企画「今泉力哉監督 創作の秘密を語る」の開催に向けて、今泉監督からメッセージ動画が到着。メッセージ動画では、「(自身が監督を務めた)『ちひろさん』は『ハッシュ!』に影響を受けたところ、真似した部分もありまして、2作品上映して創作の秘密を話したいと思います」と意欲を明かし、ヴェンダース監督については、「僕の『街の上で』という作品の中で、ヴェンダース作品について語っていまして、いつか、ヴェンダース監督に見てもらえたら、と思っています」と告白する場面も。映画祭当日のビデオトークでは、今泉監督が両作の関連性と創作秘話を深掘りして語る予定だ。今泉力哉監督 メッセージ動画<イベント情報>第1回『丸の内映画祭』10月28日(土) ~30日(月) 丸ビルホール第1回『丸の内映画祭』メインビジュアル特設サイト:チケット情報:
2023年10月19日第36回東京国際映画祭が、10月23日(月) から11月1日(水) にかけて開催される。このたび、新たなプロモーションキャンペーン「Tokyo Cinema Days」の実施が発表された。「Tokyo Cinema Days」は、世界中の映画が一堂に会する東京国際映画祭をフックに、改めて東京の多様な映画館で多彩な映画を観る愉しさを広げたいという思いから、都内の全映画館を対象に実施。10月20日(金) から11月5日(日) までの間に「#Tokyo映画(ハッシュタグトーキョーエイガ)」をつけて東京都内の映画館名を入れた形で、そこで上映中の作品の感想をX(旧Twitter)、Instagram、noteへ投稿(インスタのストーリー投稿は対象外)した人の中から抽選で映画グッズがプレゼントされる。<イベント情報>第36回東京国際映画祭開催期間:10月23日(月)~11月1日(水)会場:日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区「Tokyo Cinema Days」の詳細はこちら:公式サイト:
2023年10月19日「第56回シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭」で上映された映画『怪物の木こり』から、主演の亀梨和也と監督の三池崇史がスペインに上陸。映画祭を楽しむ2人のスチールが公開された。現地時間の10月13日、オービタ部門のクロージング作品として上映された本作のプレミアイベントには、約1,200人の観客が集まり、大熱狂。亀梨さんと三池監督は、レッドカーペットを歩いた。「スペインに着いた当日のホテルのロビーや取材の合間でも、温かく出迎えてくれている感じがして、三池監督の作品を愛してやまない方たちの熱量の高さはもちろんですが、自分のことを知って来てくれる方たちもいてくださって、すごくありがたいですね」と確かな手応えを感じていた様子。その夜に控えるワールドプレミアを前に、取材の合間を縫って亀梨さんと三池監督はシッチェスの街中を訪れ、スペインの空気を存分に堪能、そして映画祭オフィシャルフォトコール&記者会見にも参加した。12日、ホテルを出て、映画祭の会場ともほど近い旧市街や海岸沿いを散策。過ごしやすい気候に恵まれ、雲一つない空と海、絶好の環境の中で迎える映画祭に2人のテンションも自然と上昇し、今回が人生初のスペインとなった亀梨さんは、「僕はバルセロナに到着して、衣装がロストバゲージになるというところからはじまりまして(笑)」と到着早々に起こったまさかのトラブルを告白。またこの日の取材では、街を歩きながら「どこを見ても絵になりますね。ワクワクします!」と終始笑顔だった。そして翌日のワールドプレミアを前に、映画祭主催のフォトコールと記者会見に臨んだ2人。ロストバゲージとなった衣装が無事見つかり、亀梨さんはフォトコールと記者会見にはそれぞれ事前に準備した衣装で、ワールドプレミアにはスペインで用意した衣装で参加。フォトコールは海をバックにした絶好のロケーションで写真撮影が行われ、撮影後にはサインや記念撮影を求める現地の映画ファンが殺到。2人とも終始笑顔で応じ、ファンとの交流を楽しんだ。その後の記者会見では、「初めての三池監督との仕事はいかがでしたか」という記者からの問いに、「今回の作品にはもちろん血もたくさん出てきますし、壮絶な現場になるのかなと思いきや、非常に穏やかな現場でした。笑顔が素敵な監督でいらして、現場は作風とはまったく逆で、非常に楽しく過ごさせていただきました。作品についても、絵の強さはもちろんのこと、人間ドラマがしっかりと描かれていて僕も大好きな映画の1本になりました。次回またご一緒させていただける機会があるのであれば、さらに激しい、このシッチェスの皆さんが好きなものを存分に詰め込んだ作品でまた戻ってこられたら光栄です」と亀梨さん。続いて、「サイコパス役をどのように自分の中に注入していったか」という、役へのアプローチ方法についての質問には、「派手にサイコパスというころを意識しないということを心がけていました」とした上で、「二宮というキャラクターの変化という点では、目の使い方、首の動かし方、目線の送り方というのは、僕なりに細かくこだわって演じました」とこだわりを明かした。夕刻より行われたワールドプレミアでは、血しぶきの出る描写や衝撃的なシーンでは拍手や歓声が何度も起こるなど、観客は熱狂。上映後、三池監督は思わず「血に飢えているんですかね。スペインの人って(笑)」と笑い、亀梨さんも「皆さんから満足だというようなリアクションがいただけたので、すごく安心しましたね」と安堵の表情を見せた。なお本作は、「第36回東京国際映画祭」ガラ・セレクション部門(Gala Selection)での特別招待上映も決定している。『怪物の木こり』は12月1日(金)より公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:怪物の木こり 2023年12月1日より公開©2023「怪物の木こり」製作委員会
2023年10月19日