来年1月に決定する第73回ゴールデン・グローブ賞のノミネート発表が10日午前(現地時間)、ロサンゼルスのビヴァリー・ヒルトン・ホテルで発表になり、坂本龍一が『レヴェナント:蘇りし者』で作曲賞にノミネートされた。坂本さんは1987年の『ラスト・エンペラー』、1990年の『シェルタリング・スカイ』で同賞を受賞している。映画部門の候補は以下の通り。最優秀作品賞ドラマ部門『キャロル』『マッドマックス怒りのデス・ロード』『レヴェナント:蘇りし者』『Room』(原題)『スポットライト』(原題)ミュージカル・コメディ部門『マネー・ショート 華麗なる大逆転』『Joy』(原題)『オデッセイ』『Spy』(原題)『Trainwerck』(原題)最優秀男優賞ドラマ部門ブライアン・クランストン(Trumbo/原題)レオナルド・ディカプリオ(レヴェナント:蘇りし者)マイケル・ファスベンダー(スティーブ・ジョブズ)エディ・レッドメイン(リリーのすべて)ウィル・スミス(Concussion/原題)ミュージカル/コメディ部門クリスチャン・ベイル(マネー・ショート 華麗なる大逆転)スティーヴ・カレル(マネー・ショート 華麗なる大逆転)マット・デイモン(オデッセイ)アル・パチーノ(Dear ダニー 君へのうた)マーク・ラファロ(Infinitely Polar Bear/原題)最優秀女優賞ドラマ部門ケイト・ブランシェット(キャロル)ブリー・ラーソン(Room/原題)ルーニー・マーラ(キャロル)シアーシャ・ローナン(Brooklyn/原題)アリシア・ヴィカンダー(リリーのすべて)ミュージカル/コメディ部門ジェニファー・ローレンス(Joy/原題)メリッサ・マッカーシー(Spy/原題)エイミー・シュマー(Trainwreck/原題)マギー・スミス(The Lady in the Van/原題)リリー・トムリン(GRANDMA/原題)最優秀助演男優賞ポール・ダノ(ラブ&マーシー終わらないメロディー)イドリス・エルバ(ビースト・オブ・ノー・ネイション)マーク・ライランス(ブリッジ・オブ・スパイ)マイケル・シャノン(ドリーム ホーム99%を操る男たち)シルヴェスター・スタローン(クリード)最優秀助演女優賞ジェーン・フォンダ(Youth/原題)ジェニファー・ジェイソン・リー(ヘイトフル・エイト)ヘレン・ミレン(Trumbo/原題)アリシア・ヴィカンダー(Ex Machina)ケイト・ウィンスレット(スティーブ・ジョブズ)最優秀監督賞トッド・ヘインズ(キャロル)アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ(レヴェナント:蘇りし者)トム・マッカーシー(スポットライト(原題))ジョージ・ミラー(マッドマックス 怒りのデス・ロード)リドリー・スコット(オデッセイ)最優秀脚本賞エマ・ドノヒュー(Room/原題)トム・マッカーシー、ジョシュ・シンガー(Spotlight/原題)チャールズ・ランドルフ、アダム・マッケイ(マネー・ショート 華麗なる大逆転)アーロン・ソーキン(スティーブ・ジョブズ)クエンティン・タランティーノ(ヘイトフル・エイト)最優秀アニメーション映画賞『Anomalisa』(原題)『アーロと少年』『インサイド・ヘッド』『I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE』『映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~』最優秀外国語映画賞『The Brand New Testament』(フランス、ベルギー、リュクセンブルグ)『The Club』(チリ)『The Fence』(ドイツ、エストニア、フィンランド)『Mustang』(フランス)『サウルの息子』(ハンガリー)最優秀作曲賞カーター・バーウェル(キャロル)アレクサンダー・デスプラ(リリーのすべて)エンニオ・モリコーネ(ヘイトフル・エイト/原題)ダニエル・ペンバートン(スティーブ・ジョブズ)坂本龍一、アルヴァ・ノト(レヴェナント:蘇りし者)最優秀歌曲賞Love Me Like You Do(フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ)One Kind of Love(ラブ&マーシー終わらないメロディー)See You Again(ワイルド・スピード SKY MISSION)Simple Song #3(Youth/原題)Writing’s on the Wall(007 スペクター)ゴールデン・グローブ賞の結果発表は来年1月10日(現地時間)になる。(text:Yuki Tominaga)
2015年12月11日イソップ(Aesop)が福岡に直営2号店目にして九州初の路面店、イソップ 福岡店(福岡県福岡市中央区天神2-4-5)をオープンする。同ショップは、緒方慎一郎率いるシンプリシティ(SIMPLICITY)とのコラボレーションによりデザインされた。武士の街としての地元の歴史と調和する空間に仕上げられている。店舗面積56平方メートルの店内には、両側の黒い壁に左右対称になるように棚を配置。白い麻布で覆われた天井から暗いセメントの床を照らし出すなど、素材のコントラストで武士の規律正しい質実剛健さと潔さを表現している。また、中央には武士の大切な武器である刀にインスピレーションを得て、磨かれたスチール製のシンクが設置された。同ショップでは、厳選された植物やラボで開発された高品質の成分を配合したイソップのスキンケア、ヘアケア、ボディケア製品をフルラインアップで展開。高度なトレーニングを受けたイソップのコンサルタントが、ひとりひとりのニーズに最も合ったアイテムを見極めて提案してくれる。
2015年11月22日音楽家の坂本龍一が、レオナルド・ディカプリオ主演映画『レヴェナント:蘇えりし者』(2016年4月公開)の音楽を手掛けることがこのほど、明らかになった。実話からインスピレーションを受けた『レヴェナント:蘇えりし者』は、一人の男のサバイバル・アドベンチャーと人間の偉大な精神力を描いた作品。2015年アカデミー賞で最多4部門を受賞した『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のアレハンドロ・G・イニャリトゥが監督・脚本・製作を務める。イニャリトゥ監督作『バベル』(06)で、坂本のオリジナル・アルバムの楽曲「美貌の青空」が使用されたが、タッグを組むのは今回が初めて。坂本は「今、世界で一番力のある監督と仕事をする機会を得て、これ以上に光栄なことはありません」と感激、イニャリトゥ監督も「やっと龍一と協力することができてうれしい。彼は類まれな才能の持ち主で、私は長年にわたって彼の作品の大ファンだ」と喜んでいる。坂本は、『ラストエンペラー』(87)でアカデミー賞オリジナル作曲賞を受賞。そのほか『戦場のメリークリスマス』(83)、『リトル・ブッダ』(93)など、数々の映画の音楽を手掛けてきた。本作は、今年12月25日に北米で限定公開、その後2016年1月8日に北米公開。2016年のアカデミー賞レースの大本命との呼び声も上がっており、ディカプリオの悲願のオスカー獲得、イニャリトゥの2年連続オスカー獲得に注目が集まっている。(C)2016 Twentieth Century Fox
2015年10月13日昨年より病気療養中であった坂本龍一が音楽を担当することで注目を集める山田洋次監督の83作目の最新作『母と暮せば』。吉永小百合が「嵐」の二宮和也と母子役で初共演を果たす本作品。この度、9月14日(月)に行われた坂本さんのレコーディング風景が解禁された。1948年8月9日、長崎で助産婦をして暮らす伸子の前に、3年前に原爆で亡くしたはずの息子・浩二がひょっこり現れる。「母さんは諦めが悪いからなかなか出てこられなかったんだよ」。その日から、浩二は時々伸子の前に現れるようになる。二人はたくさんの話をするが、一番の関心は浩二の恋人・町子のことだった。「いつかあの子の幸せも考えなきゃね」。そんなふたりの時間は、奇妙だったけれど、楽しかった。その幸せは永遠に続くようにみえた――。作家の井上ひさしが広島を舞台に描いた『父と暮せば』と対になる作品を、長崎を舞台に作りたいと発言していたことを井上さんの三女・麻矢さんを通じて知った山田監督が、終戦70年となる今年、その井上さんの想いに捧げ映画化を決定したもの。母・伸子役には吉永小百合、息子の浩二役に「嵐」の二宮和也が演じる。また浩二の恋人・町子役に『舟を編む』でブルーリボン賞新人賞を受賞するなど多くの新人賞を受賞し、今年2月の第38回日本アカデミー賞では最優秀助演女優賞を受賞し圧倒的な存在感を見せつけている黒木華が演じる。坂本さんと山田監督が初タッグを組む本作品。この度9月14日に東京オペラシティコンサートホールにてレコーディングが行われた。東京フィルハーモニー交響楽団演奏による坂本さんの本作へ向けた音楽は、本作より感動へと導く暖かなものとなった。坂本さんは本楽団と一緒に行うのは1年4か月ぶりとなる。坂本さんが「今の日本で山田監督と吉永さんに何かお願いされて断る勇気のある人はいないでしょう(笑)。もちろん断るつもりはなかったですけど。光栄です」と語ると、オーケストラはあたたかい笑いに包まれた。会場には山田監督も訪れ、レコーディング前にオーケストラに向けて「この映画の音楽はどうしても坂本さんにお願いしたかった」「長崎、広島の原爆の犠牲者を含めて戦争の犠牲者への鎮魂の思いをこめて、そんな気持ちでどうぞみなさん演奏なさってください」と作品や音楽へ込めた熱い想いを語っていた。また演奏後には奏者も「坂本さんの復帰第一弾のお仕事にご一緒できて感無量でした。いつもより思いの籠った演奏ができたと思う」と語った。山田監督が坂本さんにラブコールを送り、実現した本作。映画と共に思いが込められた楽曲にも期待がかかる。『母と暮せば』は12月12日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年09月25日音楽家の坂本龍一が今月14日、東京オペラシティ・コンサートホールで山田洋次監督作『母と暮せば』(12月12日公開)のレコーディングを行い、25日、その模様が公開された。昨年、中咽頭がんのため治療に専念することを報告した坂本。今年8月、山田監督と初タッグとなる『母と暮せば』の音楽担当で仕事復帰することを発表し、ファンを喜ばせた。今回のレコーディングには東京フィルハーモニー交響楽団が参加。会場には山田監督も訪れた。坂本はオーケストラに向けて「よろしくお願いします。長い一日になると思います。みなさんと一緒にやるのは1年と4か月ぶりです」とあいさつし、「この音楽を頼まれたのがちょうどツアー中でした」と回顧。「今の日本で、山田洋次さんと吉永小百合さんに何かを頼まれて断れる勇気のある人はいないと思います(笑)。もちろん断るつもりはなかったですけど。ご一緒できて光栄です」と心境を語った。一方の山田監督は本作を「お母さんが長崎の原爆で生き残って、息子は原爆で死んでしまい、亡霊になってお母さんのところに現れるという物語です」と説明し、「もう撮影は終わりましたが、この映画の音楽はどうしても坂本龍一さんにお願いしたかった。吉永小百合さんと相談して、坂本さんにお願いして、こうして今日この日を迎えられたわけです」と経緯に触れた。「長崎、広島の原爆の犠牲者を含めて戦争の犠牲者への鎮魂の思いをこめて、そんな気持ちでどうぞみなさん演奏なさってください。どうぞよろしくお願いいたします」と呼びかけた。本作は、戦後間もない長崎を舞台に描かれるファンタジー。3年前に原爆で亡くなったはずの息子が突然現れるという物語で、楽しかった思い出話や残していった恋人の話をして過ごす2人の日々が描かれる。母・伸子役を吉永小百合、息子・浩二役を二宮和也、浩二の恋人・町子役を黒木華が演じる。(C)2015「母と暮せば」製作委員会
2015年09月25日昨年、中咽頭がんのため治療に専念することを発表していた音楽家の坂本龍一が、山田洋次監督の映画『母と暮せば』(12月12日公開)で仕事復帰することが3日、明らかになった。坂本は3日、公式サイトでコメントを発表。「一年が過ぎ、おかげさまで今は体調もよくなり、仕事に復帰しようと思います。当分は家でできる作曲の仕事を優先させるつもりで、復帰後第一弾には、日本映画の大御所である山田洋次監督の『母と暮せば』の音楽を担当することになっています」と復帰の詳細について説明する一方、「当分ライブは控えるつもりです」と、しばらくは体力に配慮しながら活動していくことを明かした。坂本にとって山田監督と初タッグとなる本作は、戦後間もない長崎を舞台に原爆をテーマとして描かれた映画。助産婦として暮らす母のもとへ、3年前に原爆で亡くしたはずの息子が突然現れる。楽しかった思い出話や、残していった恋人の話をして過ごす2人の日々がつづられている。映画では母・伸子役を女優の吉永小百合、息子の浩二役を二宮和也、浩二の恋人・町子役を黒木華が演じている。映画の企画が立ち上がってすぐ、山田監督から坂本の名前が挙がり、映画音楽の制作をオファー。山田監督の「男はつらいよ」シリーズの大ファンだという坂本は、すぐさま快諾し実現に至ったという。坂本は、「『寅さん』映画は、歳をとるほどに味わい深く感じられます。最近などはタイトルバックの江戸川が見えるだけで、涙目になってしまいます。もう帰ってくることのない昭和の日本への郷愁でしょうか。小津安二郎や成瀬巳喜男の映画にも共通のものを感じます」と山田作品の魅力を語り、「その山田洋次監督から、次回作の音楽を頼まれました。しかも吉永小百合さんが同席しています。この二人に何かを頼まれて断れる日本人がいるでしょうか」と今回の出演の経緯を説明した。さらに今作が原爆をテーマにした作品であることについては、「核のない世界を望んでいるぼくとしては、これはやるしかありません。このような大作が、病気からの復帰後第一弾の仕事なのですから、ぼくは本当に幸せ者です」と語っている。山田監督は、「『母と暮せば』の企画を発想したとき先ずぼくの念頭にあったのは、主役は吉永小百合、音楽は坂本龍一、このお二人しか考えられないということでした」と、今回の構想が当初からあったことを告白。「最初に吉永さんの承諾を得てそのあと、彼女と二人でコンサート中の坂本龍一さんの楽屋に押しかけ口づてで企画を話しました」と内幕を明かした。「彼の口から快い承諾の返事を聞いたときは本当にうれしかったものです」と振り返る山田監督は、「坂本龍一さんと組んで仕事をするのは長年の夢でした。ぼくの頭の中にはすでに坂本龍一の美しい音楽が鳴り始めています」と大きな期待を寄せる。二人をつなぐのに一役買った吉永も「坂本さんが『母と暮せば』の音楽を創って下さることになって、うれしくてうれしくて舞い上がっています」と喜びを語った。映画は4月下旬から7月中旬までの約2カ月半におよぶ撮影を終え、秋の完成に向けて、現在編集中であるという。(C)2015「母と暮せば」製作委員会
2015年08月03日吉永小百合が「嵐」の二宮和也と母子役を演じる、山田洋次監督の83作目となる最新作『母と暮せば』。このほど、本作の音楽を、昨年より病気療養中だった坂本龍一が担当することが決定。坂本さんと親交があった吉永さんが縁を取り持ち、山田監督と初タッグを組むことが明らかとなった。映画の舞台は、1948年8月9日長崎。助産婦として暮らす母・伸子(吉永小百合)のもとへ、3年前に原爆で亡くなったはずの息子・浩二(二宮和也)がひょっこり現れ、楽しかった思い出話や、残していった恋人・町子(黒木華)の話をして過ごす日々を描く、山田監督初のやさしく泣けるファンタジー。作家・井上ひさしが、広島を舞台にした『父と暮せば』と対になる作品を、長崎を舞台につくりたいと発言していたことを、井上さんの三女・麻矢さんを通じて知った山田監督が、終戦70年となる今年、その想いに捧げる形で映画化した。もともとは、主演の吉永さんは、ライフワークとして携わっている原爆詩の朗読で坂本さんがピアノ伴奏を担当するなど、坂本さんとは親交があった。本作の企画立ち上げまもないとき、サントリーホールで行われた坂本さんのコンサートで、吉永さんが山田監督に坂本さんを紹介。監督が映画音楽の仕事をオファーしたところ、『男はつらいよ』シリーズの大ファンという坂本さんが快諾し、これまでありそうでなかった初タッグの実現に、吉永さんがひと役買った形となった。坂本龍一コメント『寅さん』映画は、歳をとるほどに味わい深く感じられます。最近などはタイトルバックの江戸川が見えるだけで、涙目になってしまいます。もう帰ってくることのない昭和の日本への郷愁でしょうか。小津安二郎や成瀬巳喜男の映画にも共通のものを感じます。その山田洋次監督から、次回作の音楽を頼まれました。しかも吉永小百合さんが同席しています。この二人に何かを頼まれて断れる日本人がいるでしょうか。そして内容は井上ひさしさんの『父と暮せば』へのオマージュとして呼応するように、長崎が舞台となっています。核のない世界を望んでいるぼくとしては、これはやるしかありません。このような大作が、病気からの復帰後第一弾の仕事なのですから、ぼくは本当に幸せ者です。山田洋次監督コメント『母と暮せば』の企画を発想したとき、先ずぼくの念頭にあったのは、主役は吉永小百合、音楽は坂本龍一、このお二人しか考えられないということでした。最初に吉永さんの承諾を得てそのあと、彼女と二人でコンサート中の坂本龍一さんの楽屋に押しかけ口づてで企画を話しました。彼の口から快い承諾の返事を聞いたときは本当に嬉しかったものです。坂本龍一さんと組んで仕事をするのは長年の夢でした。ぼくの頭の中にはすでに坂本龍一の美しい音楽が鳴り始めています。吉永小百合コメント昨年の4月、山田監督とご一緒に坂本さんのコンサートに伺いました。坂本さんが『母と暮せば』の音楽を創って下さることになって、嬉しくて嬉しくて舞い上がっています。『母と暮らせば』は秋の完成に向け、現在ポストプロダクション中、12月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月03日四季の変化を通じて日々の果子を提案する、東京・銀座の和菓子店「ヒガシヤ(HIGASHIYA)」の社長でクリエイティブディレクター・緒方慎一郎の初となるコンセプトブック『HIGASHIYA』が本日(6月20日)に刊行。同日、これを記念した企画展「HIGASHIYA」が、東京・銀座のポーラ ミュージアム アネックスでスタートする。書籍には、数百年続く日本の伝統“和菓子”の精神を通じて、「菓子(つくる)」「包(そえる)」「茶(ふるまう)」「店(むかえる)」「室礼(くつろぐ)」「同期(つどう)」など様々な角度から表現し、挑戦を続ける緒方慎一郎の軌跡と、そこに漂う哲学や美意識が写真と言葉で綴られている。今回の企画展では、書籍で語られる彼の哲学の一部を抜粋し、言葉と、その思いを形造っているものの数々を展示。自身の哲学を含んだ菓子やパッケージ、器、茶道具などが整然と並ぶ空間からは、2003年の創業以来、「HIGASHIYA」が日本のアイデンティティを再認識させる役割として、今そこにある意味を紐解くことができるはずだ。企画展の開催前日に会場を訪れた緒方氏は、「自分の背景にあるものの考え方や哲学、感性を少人数でいいので共感してもらいたいと思い『HIGASHIYA』をスタートさせた。私はその方々を“同朋”と呼んでいるが、書籍や企画展を通じて1人でも多くの同朋が増えればいいなと思っています。『HIGASHIYA』は、その同朋が集う場、空間、コミュニティーであり、これからもずっと繋がっていきたい」と話していた。【イベント情報】企画展「HIGASHIYA」会場:ポーラ ミュージアム アネックス住所: 東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3階会期:6月20日~28日時間:11:00~20:00(入場は19:30まで)入場無料
2015年06月20日日本の和菓子店「ヒガシヤ(HIGASHIYA)」の社長でクリエイティブディレクターの緒方慎一郎が、初の著書『HIGASHIYA』を6月中旬に刊行する。緒方慎一郎は98年に「シンプリシティ(SIMPLICITY)」を設立し、“現代における日本の文化創造”というコンセプトのもと、和食料理店「八雲茶寮」、「HIGASHI-YAMATokyo」、和菓子店「ヒガシヤ」、プロダクトブランド「Sゝゝ(エス)」などを展開。自社ブランドのみならず、建築、インテリア、プロダクト、グラフィックなど多岐に渡るデザインやディレクションを行っている。同書では、緒方慎一郎が手掛ける和菓子店「ヒガシヤ」にフォーカス。菓子、器、空間など様々な角度から、03年の創業以来、「ヒガシヤ」で緒方慎一郎が表現してきたことを自ら紐解いていく。現代における日本文化の創造や次代へと繋がる日本の伝統など、日本のアイデンティティを再認識できる1冊となっている。また、同書の刊行を記念して6月20日から28日まで、企画展「HIGASHIYA」をポーラ ミュージアム アネックスで開催。様々な角度から日本を表現する緒方慎一郎の哲学が写真と言葉で綴られる。【書籍情報】『HIGASHIYA』著者:緒方慎一郎出版社:青幻舎言語:日本語発刊:2015年価格:3,900円【イベント情報】企画展「HIGASHIYA」会場:ポーラ ミュージアム アネックス住所: 東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3階会期:6月20日~28日時間:11:00~20:00(入場は19:30まで)入場無料
2015年06月11日人気アニメ『アイドルマスター シンデレラガールズ』に登場する「緒方智絵里」がフィギュア化され、2015年10月にコトブキヤより発売されることが決定した。現在「コトブキヤオンラインショップ」にて予約受付中で、価格は8,424円(税込)。2015年7月17日よりTVアニメ2ndシーズンの放送も控えている『アイドルマスター シンデレラガールズ』から、クローバー集めが趣味の気弱で控え目なアイドル・緒方智絵里が、1/8スケールフィギュアで立体化。全高は250mmで、原型製作は秋蔵氏が担当している。実際のフィギュアでは、恥ずかしげにポーズを取った可愛らしい瞬間を表現。これで2015年8月発売予定の『双葉杏』(7,344円/税込)、9月発売予定の『三村かな子』(8,424円/税込)と合わせて、ユニット「CANDY ISLAND」の3人が揃い踏みとなる。商品価格は8,424円(税込)で、現在「コトブキヤオンラインショップ」にて予約受付中。商品の発送は、2015年10月を予定。なお「コトブキヤショップ」(秋葉原館、大阪日本橋、オンラインショップ)限定特典として、「ラバーストラップ 緒方智絵里 フィギュアver.」が用意されている。(C)BNEI/PROJECT CINDERELLA
2015年05月12日青山商事は10月1日、音楽家・坂本龍一氏とのコラボレーション企画から生まれたスーツ「HILTON 坂本龍一モデル」を発売する。「HILTON 坂本龍一モデル」は、同社のハンドメイドスーツ「HILTON プレステージライン」をベースに、同社の生地やディテールへのこだわりと、坂本龍一氏の着用感へのこだわりを反映させ、両者の理想を具現化したというもの。独特のヌメリ感と光沢、しっとりしたドレープ感が特徴というニュージーランド製の「NIKKE MAF」(ニッケマフ)と、イタリアで130年以上の歴史を持つという老舗ブランド「CERRUTI」(チェルッティ)のウール生地を表地に採用。さらに、より動きやすく快適な着用感を実現するために、背部にストレッチ裏地を、縫製の一部にストレッチ糸を使用した。また、襟付、肩付け、袖付、穴かがりに同社のハンドメイド技術を施し、本水牛ボタンや特別仕様の毛芯を使用するなど、細部にもこだわったとのこと。上着内ポケットには刺しゅうで坂本氏のサイン入りネームロゴが入る。カラーはブラック・ネイビー・グレー・ブラウンの4色で、価格は8万3,000円(税別)。「洋服の青山」全店および「洋服の青山オンラインストア」で順次発売される。
2014年09月30日青山商事は、10月1日より音楽家である坂本龍一氏とのコラボレーション企画から生まれたスーツ「HILTON 坂本龍一モデル」を販売する。同プロジェクトは、同社の創業50周年を記念したもの。「HILTON坂本龍一モデル」は、「洋服の青山」において2013年秋に発売したハンドメイドスーツ『HILTON プレステージライン』をベースに作成。坂本氏のこだわりとして、背部にストレッチ裏地、縫製の一部にストレッチ糸を使用し、動きやすく快適な着用感を実現しているという。○上着内ポケットには刺繍で坂本氏のサイン入りネームロゴが表地には、高品質ウール「NIKKE MAF(ニッケ マフ)」と「CERRUTI(チェルッティ)」の2種類を用意した。通常のHILTONスーツよりラペル巾を広く設定、本水牛ボタン、特別仕様の毛芯を使用するなどディテールにおいてもこだわり、上着内ポケットには刺繍で坂本氏のサイン入りネームロゴが入る。また期間限定企画として、同商品の販売売上の一部が森林保全団体「モアツリーズ」(代表・坂本氏)への活動支援として寄付される。商品購入特典として、同商品購入者先着で、坂本氏が「洋服の青山」のために作曲した『Blu』のコンサート映像を収録したDVDをプレゼントする予定だ。(非売品/数量限定)カラーはブラック、ネイビー、グレー、ブラウンの4色、販売価格は83,000円(税抜)。 「洋服の青山」全店、及び「洋服の青山オンラインストア」にて購入できる。
2014年09月25日北海道札幌市は17日、日本外国特派員協会(東京都)のゲストディレクターである坂本龍一氏と上田文雄札幌市長による記者会見を実施。坂本龍一氏から、2014年度に開催する現代アートの祭典「札幌国際芸術祭2014」のテーマ&メッセージが発表された。テーマは「都市と自然」、サブテーマは「自然」「都市」「経済・地域・ライフ」。各テーマを生かした作品を、ふさわしい場所に展示する予定という。坂本氏は、「一過性のものでなく、例えば北海道庁赤レンガ庁舎や札幌市資料館などのような歴史的建造物を、市民に開放されたアートセンターとして活用するためのコンペを提案したい。同様に、日本の近代化のエネルギー政策の一端を担ってきた炭坑跡、例えば夕張に残る施設を補修し、アート作品として残せたら素晴らしい」などとコメントした。同芸術祭は、北海道立近代美術館、札幌芸術の森美術館をメイン会場としつつ、北海道庁赤レンガ庁舎や、北海道大学、モエレ沼公園、さらには公共空間として札幌市内地下鉄駅・札幌駅前通地下歩行空間などとの連携も考えているとのこと。詳細は同市公式ホームページで確認できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月28日東京・赤坂の米国大使公邸で、8月28日、ニューヨークを拠点に活動する音楽家の坂本龍一が、10月6日(土)から東京都美術館で開催される「メトロポリタン美術館展大地、海、空―4000年の美への旅」のために書き下ろした楽曲「wind, cypresses & absinthe」を、ルース駐日大使や報道関係者らに初披露した。本楽曲のオリジナルCDは、展覧会場で、図録購入者に数量限定で贈呈される。詳細は同展HPまで。メトロポリタン美術館展 開催情報同展覧会では、ニューヨークのメトロポリタン美術館のコレクションの中から133点を出展。古代メソポタミア文明の工芸品から20世紀の写真作品まで、4000年にわたる歴史から各時代を代表する珠玉の作品を一堂に集める。レンブラント、セザンヌ、モネなど、西洋美術を代表する巨匠たちの油彩画も多数出品され、中でも日本初公開となるゴッホの傑作「糸杉」は早くも話題となっている。■メトロポリタン美術館展大地、海、空―4000年の美への旅2012年10月6日(土)~2013年1月4日(金)会場:東京都美術館 企画展示室開室時間:9:30~17:30、(金)9:30~20:00、(土)9:30~18:00
2012年08月29日「“映画音楽”で語り合う」をコンセプトに、作曲家・坂本龍一が主催する「坂本龍一 Selections スコラ映画祭」が8月6日(月)よりスタートし、『リリー・シュシュのすべて』や『花とアリス』などで知られる岩井俊二監督が初日を飾るスペシャルゲストとして登壇。映画音楽の魅力について、予定されていた時間を超えるディープなトークを繰り広げた。坂本龍一の総合監修で、TV放送、公開講座、各種イベントなどへ展開している音楽全集「commmons:schola」(コモンズ・スコラ)のうち、第10巻「映画音楽“FilmMusic”」で選曲された楽曲が使われている名画が特集上映される本映画祭。「YMO」での音楽活動のほか、『戦場のメリークリスマス』を始め、村上春樹の短編小説を映画化した『トニー滝谷』や三池崇史監督作『一命』など、数多くの映画に楽曲を提供していることで知られる坂本さんだが、「もちろん僕も子供の頃から映画が好きでしたが、まさか自分が携わることになるとは思ってもいませんでした(笑)」との語る。そんな坂本さんの音楽から、岩井監督は多大な影響を受けているようで、「坂本さんの『戦場のメリークリスマス』のインパクトはすごかったです。革命的でした。当時、20歳くらいで学生映画を作っていましたが、将来のことは何も考えてなかったです」と若かりし日の思い出を明かした。さらに、「当時は、自分たちで作った映画に好きな曲を(無許可で)どんどん勝手に入れていってましたが、そういう意味では坂本さんの曲にも相当お世話になりました(笑)」とのカミングアウトもあり、会場を沸かせた。そして、話題はそれぞれのライフワークへ。「音楽には音楽のテンポと文法があるので、なるべく映画と一致させようとは思うんですけど、音楽が勝手に盛り上がってしまうこともあります。でも、音楽としては正解でも、映画音楽としてはダメなものもあるんですよね」と映画音楽の奥深さと難しさを坂本さんが語れば、岩井監督は「僕の場合は、音楽の癖に映像の癖を合わせてみようかなと思ったりします。以前、プロデュースした作品で音楽が良かったのでそれに合わせて、最初は5秒だったシーンを40秒にしたこともあります」と知られざるこだわりを明かした。すると、胸に秘めた不満を思い出した坂本さんは「こんな優しい映画監督は世の中にいないですよ!大概の監督は、映像と同じで音楽も“切ればいい”と思ってるからね(笑)」と漏らし、「これからは、岩井監督と仕事したいです」と監督に熱烈なラブコールを贈っていた。その後も、岩井監督がプロデュースを手がける中山美穂&向井理主演の『新しい靴を買わなくちゃ』(10月6日公開)の音楽制作に坂本さんが携わった話なども飛び出し、最後まで熱いトークを交わしていた。「坂本龍一 Selections スコラ映画祭」開催期間:8月10日(金)まで会場:アカデミーヒルズ六本木(東京・六本木)公式サイト:特集「シネカフェくんのふらっと映画祭」■関連作品:新しい靴を買わなくちゃ 2012年10月6日より全国にて公開© 2012「新しい靴を買わなくちゃ」製作委員会ヴァンパイア 2012年9月15日よりシネマライズほか全国にて公開© 2011 Rockwell Eyes, Inc. All Rights Reserved.
2012年08月07日