『さらば あぶない刑事』完成披露試写会が1月12日(火)に開催され、歌舞伎町でのレッドカーペットに続き、舘ひろしに柴田恭兵、浅野温子、仲村トオル、ベンガル、伊藤洋三郎、長谷部香苗、菜々緒、夕輝壽太、吉沢亮、入江甚儀に村川透監督が舞台挨拶に登壇した。1986年のTVシリーズ誕生から30年を数え、6本目の劇場版にして完結編となる本作。鷹とユージの横浜港署の破天荒コンビがついに定年退職を迎えるまでの最後の5日間を描く。大歓声に迎えられ、舘さんも柴田さんも感激の面持ち。柴田さんは「みなさんのいっぱいの思いで、この映画を作ることができました」とファンへの感謝を口にする。さらに「本当は70歳を超えてからやろうと思ってたんです。それなら舘さんがセリフを覚えてなくても言い訳できるから(笑)。でもこの歳でやれて、舘さんもセリフ言えたし、僕もなんとか走れて、本当に楽しかったです」と笑顔で振り返った。舘さんも「寒い中、お越しくださってありがとうございます」と詰めかけたファンに優しく微笑む。完成した映画について「10年ぶりの映画ということで、原点回帰しようと、脚本段階から携わらせていただきました。港署のみんなが集まるとすごいエネルギーがありました」と振り返るが、一方で「オンコ(=浅野さん)だけは、(物語の流れと関係なく)ドワッと入ってきて(笑)、予想外でした」と述懐!これを受けて浅野さんは「原点って何?私なりに真面目にやってたのに、私だけブルドーザーのように全部なぎ倒して帰ったように言われて、失礼しちゃうわ!」とおかんむり。変わらぬやり取りに会場からは温かい笑いが起きる。続いてコメントを求められた仲村さんは「最近、この順番でコメントを求められて話しづらい!」と肩をすくめつつ、自身の前に課長のイスに座っていた故・中条静夫さんについて言及。「撮影中は意識しなかったけど、完成した映画を見て、(自身が演じた)町田透から中条さんのニオイを感じた」としみじみ。と、ここでもいい話で終わるかと思いきや“先輩”柴田さんから「おれは感じなかったけど!」と厳しいツッコミが入り、「あ、自分に甘すぎですか…?」と苦笑い。それでもファンに向けて「中条さんもちゃんといらっしゃいます!」と予告。自身、TVシリーズ開始時は20歳だったが「30年後に同じ役を演じている可能性は考えてなかったです。これまでも“ラスト”と言われるのは何度かあったけど(笑)、今度こそ、最後ということで寂しく、切ないです。みなさんの応援で、もしかして奇跡が起こったりするのではないかと期待しています」とさらなる続編への期待と意欲を口にし、会場は熱い拍手に包まれた。長谷部さんは、感激のあまり声を詰まらせながら「30年間、最高のスタッフとキャストと一緒に仕事ができました」と語る。長谷部さんの父は、TVシリーズおよび、劇場版1作目のメガホンを握った故・長谷部安春監督だが「父もちょっと悔しがりながら喜んでるんじゃないかと思います」と語った。最後の挨拶で、柴田さんは「絶対にヒットする自信があります!」と大見得を切りつつ「でも、万が一があるので(笑)」とユージそのままの口調で口コミでの映画のアピールを呼びかけ、最後まで笑いを誘う。退場間際には観客のひとりが大きな花束を持って舞台に駆け寄ると、舘さんは「ありがとう」と笑顔で受け取った。『さらば あぶない刑事』は1月30日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月12日約10年ぶりとなるシリーズ最新作『さらば あぶない刑事』の完成披露イベントが1月12日に、東京・新宿の“日本一あぶない街!?”歌舞伎町で行われ、舘ひろし、柴田恭兵、浅野温子、仲村トオルらおなじみの『あぶデカ』メンバーが勢ぞろい。約50メートルのレッドカーペットが敷かれた歌舞伎町セントラルロードには、当選倍率20倍を勝ち抜いた幸運なファン1000人が駆けつけ、寒さを吹き飛ばす声援を送っていた。『さらば あぶない刑事』完成披露イベントその他の写真1986年のドラマ放送以来、根強い人気を誇る『あぶない刑事』の劇場版第7作にして、完結編。定年退職まであと5日と迫った横浜港署捜査課刑事のタカこと鷹山敏樹(舘)&ユージこと大下勇次(柴田)が、凶悪な中南米マフィアとの戦いに立ち向かう。大声援を浴びた舘は「寒いなか、皆さんの暖かい気持ちが胸にしみます。どうも、ありがとう」と感謝の意。「今回の映画は、すごく面白いです。『原点に戻った作品をつくりたい』という気持ちがうまく映像化できた。ぜひ楽しんで」と自信をこめてアピールした。“相方”の柴田も「胸を張れる映画になった。1度より2度、2度より3度楽しめるので、何度でも映画館に足を運んでもらえれば」と誇らしげ。名コンビを見守り続けた浅野は「ぜひ、ロングランになるよう、お力を貸してください」とファンに呼びかけた。また、仲村は「一緒にカラオケに行った先輩がなかなかマイクを話さず、僕は30年間、横でタンバリンを鳴らしていた。今回も一生懸命鳴らしています(笑)。『あぶデカ』ファンとしては、さみしい気持ちもあります」とシリーズ完結に感慨しきりだった。この日のイベントにはベンガル、伊藤洋三郎、長谷部香苗、菜々緒、夕輝壽太、吉沢亮、入江甚儀、村川透監督が出席した。『さらば あぶない刑事』1月30日(土)から全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2016年01月12日伝説的刑事ドラマシリーズの完結編となる『さらば あぶない刑事』の完成披露試写会が1月12日(火)に開催。主演の舘ひろし、柴田恭兵におなじみの浅野温子、仲村トオルらキャスト陣が新宿・歌舞伎町に敷かれたレッドカーペットを歩き、千人のファンの歓声を浴びた。1986年にTVシリーズがスタートした「あぶない刑事」の6本目の劇場版にして完結編。定年退職を5日後に控えた鷹とユージの最後の事件を描く。この日は、都内で初雪を観測するなど、この冬一番の冷え込みとなったが、TOHOシネマズ新宿前に敷かれたレッドカーペット脇には早朝から熱烈なファンが並び、最終的に1千人もの人々が詰めかけた。登壇陣は次々と車でレッドカーペットに乗り付ける。最初に姿を現したのは、劇場版ゲスト出演者の菜々緒、夕輝壽太、吉沢亮、入江甚儀。続いて、シリーズのレギュラー人であるベンガル、伊藤洋三郎、長谷部香苗、そしてTV版からメガホンを握ってきた村川透監督が登場し、会場は徐々にヒートアップしていく。最後に、白塗りのベンツから舘さん、柴田さん、浅野さん、仲村さんという“レジェンド”が降り立つと、会場の熱気は最高潮に達した。舘さんと柴田さんはサングラスにスーツでキメて、軽やかにレッドカーペット上を歩き回り、ファンの歓声に応える。会場のあちこちから「鷹さ~ん!」「ユージ!」といった歓声が飛び交う。壇上に上がった舘さんは「本当に今日は、寒い中ありがとうございます。みなさんの温かい気持ちが胸にしみました。どうもありがとう」と挨拶。柴田さんは「みんなに応えられる映画ができました」と完結編に自信をのぞかせる。浅野さんは、満面の笑みでカーペットを駆け回っていたが「朝早くからいらしてくださったという方もいると聞いて、嬉しくて歩きながら申し訳ないような気持ちでした」と感激を口にする。仲村さんは「これで『さらば』と言われると僕もファンとして寂しいけど、出演者としては、先輩とカラオケに行ったらずっと先輩がマイクを離さずに閉店を迎えたような気持ち(笑)。僕は30年間、ずっとタンバリンを叩いていたようなもので、今回の映画でも一生懸命、タンバリンを叩いてます!」と語り、会場は笑いと歓声に包まれた。『さらば あぶない刑事』は1月30日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月12日テレビドラマ放送開始から30年、そして2005年の劇場版最新作から10年。社会現象を起こし、ドラマと映画史上において“伝説”を作った舘ひろしと柴田恭兵主演で贈る「あぶデカ」。今月ついに『さらばあぶない刑事』として本当のラストを迎える本シリーズから、2016年最初の新年の挨拶映像が到着した。定年を目前にしたタカ(舘ひろし)とユージ(柴田恭兵)は、かつて2人が壊滅した銀星会の残党を追って、危険ドラッグ・覚せい剤・拳銃の取引がされるブラックマーケットを2人だけで襲撃したりとまだまだ暴れ放題。そんな2人の前に現れたのは、世界の闇市場を暴力で牛耳り縄張りを広げる中南米マフィア。このままでは横浜が犯罪都市にされてしまう。史上最強の敵を前に、命を賭けた戦いの火蓋が切って落とされる――。キャストには、定年退職を5日後に控えたタカとユージ役の舘さんと柴田さんのほかに、浅野温子、仲村トオルを始めとするレギュラー陣が総出演! さらにゲストとして、吉川晃司、菜々緒が参加し、スクリーンを華々しく彩る。今回解禁された映像では、ポスターをバックに、ダンディー鷹山こと舘さんとセクシー大下こと柴田さんが新年のご挨拶。公開を迎える新年を祝うと共に、舘さんが「2016年、僕たちはついに“定年退職”を迎えます。」と話し、柴田さんが「今年で“ドンパチ”は卒業です」と宣言!さらには舘さんが「蛍の光」を熱唱し、ラストには柴田さんが「劇場で観ないと俺たちに撃たれちまうぜ!」と言い放ち、まさに「あぶデカ」節満載の映像に仕上がっている。公開まであとわずかとなった本作。大スクリーンで2人を見ることができるのも今回がラスト!最後までこの2人から目が離せない。『さらばあぶない刑事』は1月30日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年01月01日舘鼻則孝の作品は、ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館をはじめ、数々の美術館に永久収蔵されている。自然が描く光景が、時空を越えてなおそこにあるように、舘鼻の作品には凛とした佇まいがあり、どこまでも本質的な美を追求しているように思える。舘鼻の美意識はどのように構築されたのか。そして今年30歳を迎えた舘鼻が考える「人間が生きる目的」とは?ー東京藝術大学在学中は、日本美術を学ばれた舘鼻さんですが、なぜ、日本美術を選んだのでしょうか?高校生の頃、ファッションデザイナーになりたいと思い、ヨーロッパに留学してファッションを学ぼうと考えました。でもその時に、洋服はヨーロッパのものだなと感じたんです。というのも、ヨーロッパの学生達にとってファッションを学ぶことは、自国の文化を学んでいることになるんですよね。でも、僕にとっては異国の文化を学ぶことになる。そのような環境では、自分が彼らに勝てる訳がないと思い、自分にしか出来ない事は何かを徹底的に考えました。その時に、日本にも和装というファッションがあるじゃないか、と気がついたんです。そこで、和装文化や伝統技法を深く学べる東京藝術大学で、友禅などの伝統工芸や日本美術を学ぶことを選びました。ー自然が残る鎌倉・源氏山のふもとで育ったと伺いました。ご自身が育った環境は、クリエイションにどのように影響していますか?自然に近い環境で育ったことに影響を受けていると思います。ファッションは独学で、大学でも美術の勉強をしていたので、自然界の動物や植物から多くを学びました。芸術の世界では、自然界の中に綺麗な形があって、その本質を捉えることができるかが問われます。表面的な美しさではなく、物事の本質を捉えるということが重要です。つまり、客観的に物事を判断する能力が問われる。自然の中で暮らすということは、自然の中から“本質的な美”を自分で見つけていく力が養われるということ。自然に囲まれた環境で育ったことで、感覚的に物の善し悪しを推し量ることを教わりましたね。ー西洋美術と東洋美術では、空間の捉え方や自然との距離感がだいぶ異なりますね。洋服のパターンの立体感と、和装の持つ平面性にも相反するものがあるように感じますか?すごく簡単に言うとですが、西洋美術は空間的な物事の把握の仕方。一方、東洋美術は様式的に物事を捉えます。その違いは、環境に由来する点が大きいと考えています。例えば、ヨーロッパは空気が乾いていて、光が綺麗。だから、物に光があたった時に、しっかりとそのシルエットが見えます。でも、日本は湿気が多く、光が乱反射してしまうので、シルエットがじんわりしていますよね。東洋では、光と影のコントラストが強く見えることはないので、それが結果的に平面的に物事を捉えるということにつながり、様式化された美を創造したと言ってもおかしくないと思います。ーレディー・ガガが履いたことで一躍有名になったシューズも立体的なプロダクトですよね。東京藝大では、友禅など日本文化を学んでいた舘鼻さんが、そこから立体的な作品に飛躍していく時に、何があったのでしょうか?確かに藝大で勉強したのは、日本の古典的な様式ですが、それは要素として必要だっただけで、クリエイションにおいて、日本の古典的な表現をしたかった訳ではありませんでした。現代の日本人は和装ではなく洋装で暮らしていますし、自分は新しいことをしたかったので、作品を言葉にするならば現代的でなくてはいけなかった。作品になった時に、現代の日本の暮らしにあったカタチである必要があったわけです。ー古典的な技法を使いながらも、現代の美意識や暮らしにあった形を追求した作品だということですか?結局、古典的な日本と現代の日本がコラボレーションしているのが、僕の作品だと思っています。要するに、古典的な日本はそのままに、西洋文化が入ってきた文明開化以降の日本で育った文化と融合させる。言い換えれば、西洋と東洋のコラボレーションとも言えると思います。自分が海外で評価される理由は、作品の中に西洋と東洋が要素として共存しているからです。ー今日の撮影で用意して頂いた下駄とシューズもまさに西洋と東洋の対比、そして融合が表現されているということでしょうか?この(花魁が履くような高下駄を連想させる)下駄の作品は二次曲面だけで構成されています。一方、この(踵が地面につかない構築的な)ヒールレスシューズには二次曲面がなく、三次曲面しかありません。三次曲面で構築されたシューズは、下駄とは作品を作るにあたってイメージした時代が違います。下駄の作品が日本古来の文化が息づく江戸時代までであるならば、ヒールの作品は、西洋文化が入ってきて立体的な美しさが追求されてきた時代のものというイメージです。この二つの作品には、ギリシャ彫刻のように立体的な美を捉えたものと、日本的な様式化された平面的な美の違いが込められています。だから、この二つは両方作らないと作品として成立しないんです。ー今後やっていきたい活動はありますか?大学生の頃は「自分が一番になりたい」という気持ちもありました。でも、今はチームで動くことが好きで、みんなで共有していくことを大切にしています。僕はまだ若いかもしれないけど、技術や知恵、そして文化を伝承していく仕組み=プラットフォームを作っていきたいと思っています。ケーススタディをわかりやすいパッケージにして残していくことの方が、すごく大事なことだと思っています。伊勢神宮の式年遷宮も、まさに技術と文化の継承の仕組みですよね。ーデジタルテクノロジーが発展し、デジタル化が進むからこそ、チームの必要性を感じる時代だということでしょうか?カリスマ性を持ってブランドを導いていくデザイナーになる選択肢もあったかもしれない。でも、それは自分が死んだ後、終わってしまう気がして、僕のブランドでは、チームであることをアピールすることにしています。技術が高いとか、作品がかっこいいとかは当たり前で、そこのレベルはクリア上で仕事しているつもりです。だから、そういったことはもうどうでもよくて、もっとこれからどういう働き方をして、後世に繋げていくかということの方が大事な気がします。ー(舘鼻さんの)後世に繋げていくことが大事という思いは、なぜ強くなったのでしょうか?僕の靴を初めて履いてくれたのはレディー・ガガさんでしたが、はじめて靴を買ってくれたのは美術館でした。だから、キャリアのかなり早い段階で、自分の作品が美術館に収蔵されて後世まで残ることが決まっていた。自分が物を生み出すことに責任が生じるからこそ、どういう動き方をして、何を生みだすべきかを深く考えるようになりました。それまでのエゴイスティックな作品と決別し、技術や発想を共有すること、継いでいくことが大切だという思いが大きくなりましたね。美術館は人類の文化を保管する場所。戦争や武力抗争時でも、美術館や博物館は攻撃してはいけないと決まっている(※1)ように、人類共通の目的として、作り上げてきたものを共有するということは大切なことなんです。人間が生きる目的は共有することですから。※1武力紛争の際の文化財保護条約前編、テックとアルチザンが織りなす美は日本の職人技なしでは生まれない--アーティスト舘鼻則孝1/2に戻る。【舘鼻則孝プロフィール】85年、東京に生まれ、鎌倉で育つ。15歳より独学で洋服や靴の制作を開始。06年、東京藝術大学に入学し染織を専攻。10年、卒業と同時に自身のメゾン「NORITAKA TATEHANA」を設立しコレクションを発表。15秋冬のイリス・ヴァン・ペルヘンでは3Dプリンタを使ったシューズを担当。14年12月から15年1月にかけて、渋谷ヒカリエで初の個展「舘鼻則孝展」を行った。レディー・ガガやダフネ・ギネスが作品を愛用するなど、ファッション界からもアート界からも注目を集めている。
2015年12月17日3Dプリントを採用した舘鼻のヒールレスシューズが、寒空に突き刺さる氷河のようランウェイのモデルの足元を彩る。15秋冬パリコレクションで、最先端テクノロジーをファッションに昇華させるデザイナー、イリス・ヴァン・ヘルペンが選んだのが舘鼻則孝のヒールレスシューズだ。舘鼻が語る、日本の職人技と最先端テクノロジーの融合とは?ー15秋冬のパリコレクションではイリス・ヴァン・へルペンのランウェイシューズを担当されました。3Dプリンティングを採用した構築的なデザインは、現代から、未来を感じる要素を組み込んだ作品でした。あれは日本で作られたものですか?僕が担当したイリスの靴は、3Dプリントだけは今回のスポンサーであるカリフォルニアの3Dシステム社で行ったのですが、他はすべて日本で制作しました。きっと、あのシューズは日本でなくては作れなかったと思います。日本人には手仕事が得意な職人的な文化がある。まだまだ発展途中の技術を使いながらも、いいものを作れるというのは、日本の職人の技があってのことだと制作を通じて感じました。ー3Dプリンティングを使った作品作りはどうでしたか?イリスとのコラボ以前から、いつも同じチームで3Dプリントを採用した作品を製作してきました。最初は3Dプリントで作品を作るのは、データを入稿したら出来上がってくるみたいに、簡単だというイメージでした。でも、実際やりはじめたら、モデリングでも、プリント工程でも問題が山積みで…。例えば、3Dプリンタの性能まだ低いので、積層の線が出てしまって、その線を職人さんが磨くには高度な技術が必要だったり。だから、3Dプリントにはコンビニエンスなイメージがありますが、実はものすごく手間と労力がかかっているんです。ーそれでも3Dプリントを使った作品づくりを続けるのは、どんな理由からでしょうか?今の3Dプリントは、コストも高いのですが、作れないカタチを生み出したりとか、制作時間を短縮したりという工業化だと考えています。工業化されたものを芸術に使うという矛盾はありますが、3Dプリントを芸術の域に昇華させるためには3Dプリンタのマシンがあればいい訳ではなくて、プリントするデータをモデリングする職人や、コンピューターというツールを使いこなせることが必要だということに気づいたからです。それは、昔の人が漆を塗る刷毛を使いこなすのと全く同じことだと思います。ーだからこそ、日本で制作する意味があるということでしょうか?そうですね。日本にいろんな分野の技術者がいるということが、上手くいく秘訣だと思います。日本というのは、古くから各地のお殿様がパトロンになって技術を発展させてきた職人の国。手仕事で色んな物が作れる国なんです。昔は、そのツールが刷毛であったり、絵の具の筆だったりしたけれど、それが時代を経てコンピューターやソフトウエアに変わった。だけど、日本人が得意とする手仕事は今も残っていて、それを活かせたからこそ、僕たちの作品が作れた訳です。だから、これを海外の人がやるのは難しいと思います。ーなんだか逆説的で面白いですね。新しいテクノロジーを取り入れたからこそ、モデリングをする新しい職人と、磨きを極めた昔ながらの職人の技、その両方が必要になってくるんですね。スタジオに置いてあった一面に文様が切り抜かれたステンレス素材の大きなパネルは、何に使うんでしょうか?あれはエンボスの型押しに使います。文様部分は、富山の工房がレーザーカットで切っています。富山県高岡市は、小学校にある二宮金次郎像がベストセラーというくらい、金属の加工が優れた鋳物の街です。こういったツールを持っているのは、型押しのパートを外注せず、僕らが手仕事で作品を作っているからなんですよね。板金を加工してもらった後は、自分達の工房で手作業でレザーに型押ししていく。だから、僕らは通常の型押しには使用しないような独自の型を発注しているんです。ー高岡の鋳物のような伝統的な技術と、舘鼻さんチームのクリエイティビティ、さらにはレーザーカッターのようなテクノロジーがあって成立する作品ということでしょうか?これまで色んな作品を作ってきましたが、最終的には人の手でフィニッシュするというのが面白いですよね。靴だったら、僕が最後の仕上げをしますし、金属の作品でも最後は職人が手仕事で磨いていきます。そういう磨きという作業は、抑揚がある工程なのでなかなか数値化できない。だから、数値をベースに機械に任せることが難しい。だから、人の手は絶対必要で、人の手がものづくりにおいて、なくなることはないだろうと思います。ー取材で様々な土地を訪ねるのですが、高齢の方も多く、この素晴らしい技術の未来を考える時があります。舘鼻さんは、日本の文化や技術の行く先を考えることはありますか。職人さんは、技術者なんですよね。つまり、技術者は僕らみたいな発信者ではないということなんです。それは、問題ではなくて、根本的な事実。職人はこれまで、自分たちがどのブランドのどのアイテムのパーツを作っているのかを知らずに働いている時代がありました。問屋が間に入っていたから、職人は受注を受けたパーツを納品することが仕事だったんです。ただ、そのままでは自分達は発信者でなく、注文をこなしているだけという思いになってしまう。さらには、誰かが仕事を持ってきてくれない限り、仕事にありつけなくなってしまうんです。僕はそういった職人さんたちも自分のチームに引き込んで、彼らのことも発信したいと考えています。彼らにアーティストになれということではなくて、お客さんや鑑賞者にそういう仕事があるということを知ってもらうだけでも違うと思います。作品にそれだけの人が関わっているということを知ってもらいたいし、その技術がどういった地域で行われているか伝えたいと思っています。どういう環境で、どうしてその場所でなくてはいけないのかという必然性を知ってもらいたい。例えば、鋳物の街・富山は、立山連峰の積雪による水源が豊富で水がきれいな土地です。そういう理由が技術にはあって、そういうところに日本らしさが隠れている気がするんです。ー日本の職人たちは与えられた環境の中で、ベストな解答を出すのが得意だと?地の利を活かしたクリエイションが得意だと思います。未来がどうなるかは正直分からないんですけど、僕の作品を作ってくれているおじいちゃんも70歳を超えていて、跡継ぎがいなくて。もし、このおじいちゃんがいなくなったら、この作品は作れないな…と思う時もあります。後編、昔はエゴイスティックだった。でも今は、文化を継承するプラットフォームを作りたい--アーティスト舘鼻則孝2/2に続く。
2015年12月17日9日、都内にある旧細川伯爵邸和敬塾でアーティスト舘鼻則孝による1日限りの展覧会「舘鼻則孝:面目と続行」が開催された。会場では新作であり、舘鼻が着想から3年の時を経て創作した座禅を組む黄金色の骸骨『Trace of Continuing History』(2015)をはじめ、新作、未発表作を含む約30作品が来場者を迎えた。今回、初披露となる強烈な存在感を備えた座禅する骸骨は、舘鼻自身の骨格をCTスキャンするところからはじまり、そのデータを3Dでモデリング。さらに、3Dプリントした樹脂の型を原型に、真鍮で鋳造したもの。舘鼻は「この作品は、2011年の東日本大震災で感じた死への恐怖を拭い去るための装置ともいえる。自分の死の姿を見いだすための想像は、翻って生む行為に近かった」と作品を前に語った。東京藝術大学に在籍中、花魁文化を学んでいた舘鼻。これまで彼が手掛けた作品には、花魁の高下駄を想起させるヒールレスシューズ、2メートル以上ある彫刻作品になった花魁のかんざしなどがある。同展覧会で初披露された『Theory of the Elements,(2015)』には、電子タバコ「プルーム」が納められている。同アイテムを目にした舘鼻は「これは、現代における花魁の煙管(きせる)のようだ」と感じたという。高下駄、かんざしに続き、「花魁のアイコニックなアイテムの最後のピースを埋めるような作業だった」と語る本作品では、現代の技術に触発されて古から伝わる技術を新たな視座から構築する。舘鼻が本展覧会で披露した作品は、どれも時空間を越えていくような生命力を備えているようだ。過去から現代、そして未来へと時が流れているとしたとしても、彼の作品の前にすると、そのどれもが一時に束ねられたような不思議な感覚になる。「見えるもの以上に大切なものは何かを問い、目に見えないものを信じる力を表現した」という舘鼻の言葉を反芻し、深く納得した展覧会であった。
2015年12月14日シリーズ最終作『さらば あぶない刑事』の公開を控える舘ひろしのブルーノート東京でのライブに、サプライズゲストとして浅野温子が出演。館さんの歌手デビュー40周年を祝福した。1986年のテレビドラマ放映開始から30年、2005年の劇場版最新作から10年を経て、本作で復活を遂げるとともにラストを迎える「あぶデカ」シリーズ。舘さん&柴田恭兵のコンビをはじめ、浅野さんや仲村トオルといったレギュラー陣が総出演し、ゲストに吉川晃司や菜々緒が参加し、シリーズ最終作を彩る。「あぶデカ」シリーズでタカこと鷹山敏樹を務めてきた舘さんは、今年で歌手デビュー40周年のアニバーサリーイヤーを迎え、全レーベルの垣根を越えた自身初のオールタイムベストアルバム「ANTHOLOGY ~40th ANNIVERSARY BEST ALBUM~」を先日リリース。その発売を記念し、JAZZの殿堂・ブルーノート東京にて、「舘ひろし "JUST ONE NIGHT"-デビュー40 周年記念スペシャルライブ- 」と題した1夜限りのスペシャル・ライブが実施された。超満員となった2回の公演では、観客から「舘さ~ん」「かっこいい」「タカー」と呼び声が上がるほどの盛り上がりをみせた。そしてサプライズゲストとして浅野さんが登場すると、会場はさらにヒートアップ。「オンコー」「カオルー」と呼び声が上がり、舘さんは『さらば あぶない刑事』のエンディングテーマ「冷たい太陽」を浅野さんの前で熱唱した。ライブMCでは、浅野さんは「たっちゃんにいつも『うるさい』『いい女をやれ』『いい女の服を着ろ』と言われ、今日は声のトーンを低くして、こんなセクシーなドレスにしてみました。 たっちゃんが、ちゃんと歌詞を間違えないで、格好良くできるのかなと思ったけど、格好良かったね。いつも言いますが、無駄にスタイルいいでしょ。でも本当無駄なんです。いろんな意味で、現役感バリバリで(笑) 」と、「あぶデカ」でのタカと浅野さん演じるカオルさながらの“あぶない”トークが披露されたライブを終えて館さんは「ファンの皆さんの温かさを感じたステージで、幸せ者だなって思いました。もう65歳だし、曲によっては体力的に辛かったけれども楽しかったです。オンコが来てくれると、力強いし心強いね。どんなときでも。オンコは素敵だよ。何十年もやってますけど、恭さまとトオルとオンコと俺の4人が並ぶととすごいパワーを感じるんですよ」と、改めて浅野さんをはじめ「あぶデカ」への愛を述べた。最後に館さんは、「面白いです。手応えを感じてます。後悔はさせません!!」と本作をアピールした。『さらばあぶない刑事』は、2016年1月30日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月14日浦和レッズにとって、最終節・ヴィッセル神戸戦は勝利が至上命題だ。『明治安田生命J1リーグ』2ndステージ第16節では、得点ランクトップの大久保嘉人を欠く川崎フロンターレを相手に引き分けに終わった。痛恨のドローが響き、年間1位のサンフレッチェ広島に勝点2差をつけられる2位に甘んじている。浦和レッズ×ヴィッセル神戸 チケット情報「今年こそ」の浦和サポーターの思いは、「今年も」叶わないのか。昨季の最終節を思い出してほしい。第33節にガンバ大阪が1位に躍り出て、得失点差7差で浦和は2位となった。G大阪の最終節の相手は早々にJ2降格が決まった最下位の徳島ヴォルティス。G大阪絶対有利の中、19勝5分9敗のG大阪は3勝4分26敗の徳島を崩せないまま、スコアレスドローに終わった。時を同じくして、浦和は名古屋グランパスに1-2で敗れた。G大阪0-0徳島の知らせを聞き「もし勝っていれば、再逆転優勝だったのに……」と嘆いたのは後の祭りだった。そう、勝負事は何が起こるかわからない。広島は最終節で対戦する湘南ベルマーレに1stステージは引き分けたが、その前まで8連勝を飾っている。それでも、湘南は侮れない。湘南は第14節・FC東京戦、第15節・鹿島アントラーズ戦、第16節・アルビレックス新潟戦と年間3位争い、2ndステージ優勝争い、J1残留争いの最中にいる相手に3連勝を飾っている。湘南が広島を相手に何かを起こす可能性はないとは言い切れない。何かを起こすためには、神戸に勝たないことには始まらない。だが、浦和にとって、神戸は厄介な相手である。神戸はここ2試合でJ1残留争いを展開していた松本山雅FC、モンテディオ山形を相手に連勝している。『天皇杯』4回戦で横浜F・マリノスを1-0で下すなど、チーム状況は上向きである。しかも、相手は『天皇杯』準々決勝で対峙する浦和だ。年間12位、2nd11位の神戸だが、モチベーション低下の心配はない。直接対決の成績では浦和が15勝5分11敗とリードするが、2010年以降、6勝2分1敗と神戸が圧倒する。GK・西川周作、DF・槙野智章、MF・柏木陽介は『W杯 アジア2次予選』の疲労もあるだろう。苦しい局面には、昨年、一昨年に失速した嫌なシーンが脳裏をよぎることがあるかもしれない。事実、10月以降は1勝2分1敗と今年も失速している。だが、ここで勝たなければ、過去2年間の教訓は生きない。もちろん、勝利したとしても、広島がすんなり年間1位の座に輝く可能性は高い。それでも、最終節を勝利で飾るのと、敗戦か引き分けで『明治安田生命2015Jリーグチャンピオンシップ』へ突入するのでは、雲泥の差がある。浦和レッズ×ヴィッセル神戸は11月22日(日)・埼玉スタジアム2002でキックオフ。試合当日は16年間在籍したMF・鈴木啓太の退団セレモニーも実施される。チケット発売中。
2015年11月20日舘ひろしと柴田恭兵を主演に迎え、ドラマや映画史上において“伝説”を作り、社会現象をも巻き起こした「あぶデカ」。来年1月、ついに本当のラストを迎える『さらばあぶない刑事』の前売り券の発売を記念して、主演2人が演じるタカとユージのスペシャルコメントが解禁された。本作は、1986年のテレビドラマ放送開始から30年、2005年の劇場版最新作から10年。社会現象をも巻き起こし、日本中から愛され続けてきた「あぶない刑事」シリーズの完結編。定年を目前にしたタカ(舘ひろし)とユージ(柴田恭兵)は、かつて2人が壊滅した銀星会の残党を追って、危険ドラッグ・覚せい剤・拳銃の取引がされるブラックマーケットを2人だけで襲撃したりとまだまだ暴れ放題。そんな2人の前に現れたのは、世界の闇市場を暴力で牛耳り縄張りを広げる中南米マフィア。このままでは横浜が犯罪都市にされてしまう。史上最強の敵を前に、命を賭けた戦いの火蓋が切って落とされる――。また今回、舘さん、柴田さん、浅野温子、仲村トオルを始めとするシリーズレギュラー陣総出演という奇跡をも観ることができる本作。さらに、ゲストとして、吉川晃司、菜々緒らも参加し、これまでの「あぶデカ」に加え、華々しくスクリーンを彩るキャスト陣が集結している。今回解禁された映像は、主演の舘さんと柴田さんが演じるタカとユージのコメント映像。シリーズを見ていた人なら思わず懐かしいと思ってしまう“歴代劇場版復刻チラシ”が映る映像から始まる。復刻チラシを見て舘さんは「懐かしい」柴田さんは「どの映画も全部同じような感じ」と笑ってコメント。印象に残っているチラシを聞かれると舘さんは『もっともあぶない刑事』を指し「おねがい。タイホして。あのコピーがすきだったなあ」と語る一方、柴田さんは「全部同じだと思ってます。全部楽しかったです」と歴代のビジュアルについてコメント。また、思い出に残っているシーンを問われると、「どの作品も舘さんのハーレーだけです。使い回しで良かったんじゃないかな」とシリーズを振り返り、思わず笑いを誘ってしまう劇中さながらのやり取りが垣間見えるそんな映像となっている。タカとユージのコンビを見ることができるのも本作が最後。ぜひ大スクリーンで2人の“最後の5日間”を目撃してみて。そして、10月31日(土)より本作の前売り券が発売開始となる。今回の前売り特典には、「さらばクリアファイル」に加え、「歴代劇場版復刻チラシ」もついており、シリーズ最後にふさわしい垂涎の豪華特典となっている。『さらばあぶない刑事』は2016年1月30日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年10月30日来年1月30日(土)に公開を控える、“刑事=バディ”物の原点にして頂点となるシリーズの完結編『さらば あぶない刑事』。本作で主演を務める舘ひろしが、デビュー40周年となる今年、レーベルの垣根を越えた初のオールタイム・ベストアルバムを発売することが決定。さらに、本作の公開に併せて「冷たい太陽 Final Version」を新たに収録、あの伝説的エンディングテーマがスクリーンに蘇ることも分かった。連続ドラマの放送開始より30年、劇場版としては2005年以来、10年ぶりにタカ(舘ひろし)とユージ(柴田恭兵)の名コンビがスクリーンに還ってくる本作。定年を間近に控えるタカとユージは、このまま退職か? それとも殉職か? 刑事生活最後の5日間をめぐるドラマが、迫力のアクションと共に繰り広げられる。仲村トオル、浅野温子らおなじみのメンバーに加え、吉川晃司、菜々緒といったゲストも華やかに登場、子どもから大人まで幅広いファン層を持った「あぶデカ」シリーズがついに完結を迎える。さらに、デビュー40周年のアニバーサリーイヤーを迎えた舘さんは、歌手としての足跡を辿る歴史的集大成ベスト・アルバム「ANTHOLOGY ~40th ANNIVERSARY BEST ALBUM~」が12月9日(水)に発売されることになった。1975年のロックバンド「クールス」時代のデビュー曲「紫のハイウェー」からソロ作品「朝まで踊ろう」、初CD化となるシングル「ベイビー・ドール」など、当時の楽曲から厳選なる選曲を舘さん自らが行い、大ヒット曲「泣かないで」、石原裕次郎の没後25年を記念したカバーしたアルバム「HIROSHI TACHI sings YUJIRO」から「嵐を呼ぶ男」など、全35曲を収録。そして、「あぶデカ」シリーズには欠かすことのできない、舘さんの歌うエンディングテーマ「冷たい太陽」が新たに「Final Version」として収められ、これで見納めとなる“タカ”&“ユージ”の名コンビとともにスクリーンでも復活する。また、“TVあぶない刑事オープニングテーマ用”「She’s So Good」のDemo Versionも新たに見つかり、ボーナストラックとして収録される。今回、ジャケット写真も発表されたが、約40年前にソロ第一弾として発表したシングル「朝まで踊ろう」のジャケットと同じポージングで新たに撮りおろし。当時の舘さんがまるでタイムスリップしたかのようでもあり、スタイリッシュで大人の色気が漂う写真となっている。なお、アルバム発売を記念して12月13日(日)には「舘ひろし"JUST ONE NIGHT"-デビュー40周年記念スペシャルライブ-」と題した一夜限りのライブも決定。「さらばあぶない刑事」サウンド・トラックも12月9日(水)より発売される。<舘ひろしコメント>気がつけば私もデビューして40年という歳月が過ぎたそうです。私自身はあまりピンとこないのですが…。その節目に今までの音楽活動をアルバムにまとめてみないかとお話を頂戴し、私が所属した数社に跨るレコード会社の垣根を乗り越えた初のアルバムをリリースすることになりました。自分で懐かしい音を聴きながらの選曲です。自ら選曲しその時代時代の自分の曲を聴き返しますと、その時代その時代で支えてくださった多くの方々がいらしたのを実感します。もちろん今このアルバムを手にとってくださった皆様もそのお一人です。心より感謝します。『さらば あぶない刑事』は2016年1月30日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年10月12日ドラマ放映から30年、さらに最後の映画から10年となる舘ひろし&柴田恭兵主演の“刑事=バディ”物の原点にして頂点「あぶない刑事」シリーズの劇場版最新作『さらば あぶない刑事 』。このたび本作のポスタービジュアルが解禁になると共に、公開日が2016年1月30日(土)に決定したことが明らかとなった。減らず口をたたきながら、クールに洒落たコートの襟を立てる二人。横浜の街は多少姿を変えたが、港署のタカとユージは今も犯罪者にとって最悪の刑事だ。 タカとユージにとって最後の事件は暴力団銀星会の残党を叩いたのが発端。背後に最強の敵の影が。二人の命を賭けた戦いの火蓋が切って落とされる――。舘さんと柴田さん、仲村トオル、浅野温子らレギュラー共演陣に加え、舘さん演じるタカの恋人役で菜々緒の出演も決定した本作。そしてこの度、モノクロ写真が印象的なクールなポスタービジュアルが解禁となった。本ポスターのアートディレクターにはトヨタ「ReBORN」、サントリー「GREEN DA・KA・RA」シリーズを手がけた佐野研二郎、カメラマンに雑誌「SWITCH」5月号の“ジャズタモリ”特集を撮影した巨匠・操上和美、コピーライターに『STAND BY ME ドラえもん』の「いっしょに、ドラ泣きしません?」、「アースミュージック&エコロジー(earth music&ecology)」の「あした、なに着て生きていく?」などの名コピーを手がけてきた児島令子という一流のアーティストが集結!クランクアップ直後となる5月28日に撮影が行われ、現場の熱気そのままにタカとユージがスタジオに登場。操上さんの切るシャッター音に呼応するかのように2人のテンションもあがり、モニターに写真が上がってくるたび、現場スタッフからは「カッコイイ…」と声が漏れるほど。キャストもスタッフもノリに乗ったセッションで完成したのはアップと全身の2種ポスターは、今週末から劇場に掲出されるという。来年の1月は熱すぎる冬を迎えることになりそうだ。『さらば あぶない刑事』は2016年1月30日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月16日舘ひろしと柴田恭兵の刑事コンビでおなじみの人気シリーズ『あぶない刑事』が、約10年ぶりに劇場公開作品『さらば あぶない刑事 ―long good-bye―』(2016年正月公開予定)として復活することが2日、都内で行われた「2015年東映ラインナップ発表会」で発表された。『あぶない刑事』は、1986年に日本テレビ系のテレビドラマとして誕生した刑事物語。横浜を舞台に、港警察署捜査課の"タカ"こと鷹山敏樹(舘ひろし)、"ユージ"こと大下勇次(柴田恭兵)の破天荒な活躍をコメディタッチで描いている。1987年に劇場版第1作となる『あぶない刑事』が公開された後、1988年に『またまたあぶない刑事』、1989年に『もっともあぶない刑事』、1996年に『あぶない刑事リターンズ』、1998年に『あぶない刑事フォーエヴァーTHE MOVIE』、2005年に『まだまだあぶない刑事』とこれまで6作の劇場版が公開された。シリーズを通して広域暴力団「銀星会」との抗争も描いてきたが、最新作ではタカとユージが最後の事件としてその銀星会の残党を叩いたことで、背後に"最強の敵"の影が浮かび上がる。果たして2人は、「夢見る優雅な年金生活」を無事に送ることができるのか。おなじみの仲村トオル演じる町田透、浅野温子演じる真山薫も登場。劇場版の3作目と4作目のコンビ、村川透監督と脚本・柏原寛司が再びタッグを組む。この日の発表に際し、主演の2人からコメントが寄せられた。舘は「タカ・ユージと共に時代を駆け抜け"オトナ"になった皆さんとスクリーンで再会できる日が今から楽しみです」と早くも公開が待ち遠しい様子。「私、恭様、そしてオンコとトオル、4人のあぶない顔ぶれがお茶目に軽やかに大奮闘する最後のあぶない刑事を是非ご高覧ください」と呼びかけ、「足腰は多少パワーダウンしましたが…いまでも特技はバイクアクション!」とアピールした。一方の柴田は「『さらば』です。ファイナルです。大下勇次を演じるのはこれで本当に最後です」と断言し、「これまで30年応援してくださった方々に、感謝の気持ちを込めて、愛を込めて『さらば あぶない刑事』を贈ります」とシリーズを支えたファンにメッセージ。「いつもどおりジョークも添えてスクリーンで派手なお別れパーティーを開きたいと思います。ご参加ください。参加料は劇場窓口でお支払いください。お待ちしています」と冗談を交えて劇場への来場を呼びかけた。そのほか、出演者や主題歌についてなどの詳しい情報は明かされなかったが、当日配られた資料にはタカとユージのこんなやりとりが掲載されていた。大下「俺たちがバケーションを楽しんでる間に港署も変わっちまったらしいな」 鷹山「薫は?」 大下「結婚するみたいよ」 鷹山「え!? 相手はもしかして愚かな動物か?」 大下「トオルのこと? あいつは県警本部にゴマすって出世一筋」 鷹山「ハマもまた悪党どもがのさばってるってよ」 大下「最高だぜ、復帰のタイミングとしちゃ」 鷹山「休み明けのデカの恐ろしさを見せてやるか、たっぷりとな」「東映ラインナップ発表会」は、東映がその年に配給する作品を発表する目的で、毎年この時期に行われている。今年は『悼む人』『ドラゴンボールZ 復活の「F」』『王妃の館』『海難1890』『幕が上がる』など20作品。多田憲之社長は冒頭のあいさつで、今年のテーマを「娯楽度1000%」と掲げた上で、『さらば あぶない刑事 ―long good-bye―』について「大変な大人なエンターテイメントになるのでは」と期待を寄せていた。■2015年の東映配給作品(公開予定順)1.『悼む人』2月14日公開2.『花とアリス殺人事件』2月20日公開(※)3.『さいはてにて~やさしい香りと待ちながら~』2月28日公開4.『幕が上がる』2月28日公開(※)5.『映画プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪』3月14日公開6.『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』3月21日公開7.『ドラゴンボールZ 復活の「F」』4月18日公開8.『王妃の館』4月25日公開9.『ズタボロ』5月9日公開10.『天才バカヴォン~蘇るフランダースの犬~』5月23日公開11.『おかあさんの木』6月6日公開12.『白魔女学園 オワリトハジマリ』6月13日公開(※)13.『アリのままでいたい』夏公開予定14.『劇場版 仮面ライダードライブ(仮)』『手裏剣戦隊ニンニンジャーTHE MOVIE(仮)』夏公開予定15.『ガールズ・ステップ』秋公開予定16.『映画Go!プリンセスプリキュア(仮)』秋公開予定17.『起終点駅 ターミナル』秋公開予定18.『海難1890』12月公開予定19.『仮面ライダー×仮面ライダーMOVIE大戦2016(仮)』冬公開予定20.『さらば あぶない刑事―long good-bye―』2016年正月公開予定※配給協力作品およびODS作品
2015年02月03日舘ひろし&柴田恭兵主演の人気刑事ドラマ「あぶない刑事」シリーズの10年ぶりとなる新作にして、完結編となる『さらば あぶない刑事 -long good-bye-』の製作が2月2日(月)に開催された東映のラインナップ発表会で明らかになった。「あぶない刑事」は1986年にTVシリーズがスタートし、その後も「もっとあぶない刑事」(’88~’89)が放送されているのに加え、1998年にはスペシャルドラマとして「あぶない刑事フォーエヴァー」も放送。劇場版もTV放送直後の1987年の第1作から計6作が製作されており、もっとも最近では2005年に『まだまだあぶない刑事』が公開されている。横浜を舞台に港署の“タカ”こと鷹山敏樹と“ユージ”こと大下勇次の破天荒な刑事コンビが暴れ回る姿を描き高い支持を集め、舘さんと柴田さんに加え、仲村トオル、浅野温子らレギュラー共演陣も人気を誇った。今回の最新作は誕生から30年目の2016年公開予定で、実に10年ぶりの新作となる。現時点で、配布された資料により明らかになっているのは、2人にとって最後の事件となるのは、暴力団「銀星会」の残党を叩いたことに端を発し、タカとユージは「銀星会」の裏にいる最強の敵との対決を余儀なくされるということ。第1シーズンから演出陣に名を連ねており、劇場版3作目『もっともあぶない刑事』、4作目『あぶない刑事リターンズ』でもメガホンを握った村川透が監督を務め、同じく第1シーズンから劇場版に至るまでずっと、本シリーズの脚本を担ってきた柏原寛司が本作でも脚本を執筆している。撮影はこれからだが、今回の発表に際し、舘さんと柴田さんからコメントも到着。<以下、コメント全文>■舘ひろし「タカ・ユージと共に時代を駆け抜け“オトナ”になった皆さんとスクリーンで再会できる日が今から楽しみです。私、恭様、そしてオンコとトオル、4人のあぶない顔ぶれがお茶目に軽やかに大興奮する最後のあぶない刑事を是非ご高覧下さい。足腰は多少パワーダウンしましたが…いまでも特技はバイクアクション!」■柴田恭兵「『さらば』です。ファイナルです。大下勇次を演じるのはこれで本当に最後です。これまで30年応援してくださった方々に、感謝の気持ちを込めて、愛を込めて『さらば あぶない刑事』を贈ります。いつもどおりジョークを添えてスクリーンで派手なお別れパーティを開きたいと思います。ご参加ください。参加料は劇場窓口でお支払いください。お待ちしています」舘さんは今年の3月の誕生日で65歳、柴田さんは8月で64歳を迎える。2人合わせて130歳に届こうかという2人が最後の「あぶ刑事」でどんな走りとアクションを見せてくれるのか?期待が高まる。『さらば あぶない刑事 -long good-bye-』は2016年正月、全国にて公開予定。(text:cinemacafe.net)
2015年02月03日東京都・渋谷の8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Galleryでは、レディー・ガガの専属シューメイカーとして知られる舘鼻則孝の個展を開催する。開催期間は12月17日~2015年1月12日まで、開場時間は11:00~20:00。入場無料。同展は、舘鼻則孝のアーティストとしてのさまざまな側面をみせるべく、いくつかの美術館に収蔵され、彼のアイコンとも言えるヒールレスシューズのほか、かんざしをモチーフとしたオブジェなど、十数点を展示する。今回の個展に際して舘鼻は、「『ヒールレスシューズ』と称される私の大学卒業制作は、海外のファッション業界で注目されたところから始まりました。しかし、それは花魁の履く高下駄から着想を得たものなんです。日本の伝統的な染色技法である友禅染を学んだ大学時代には、古典に倣って着物や下駄の制作をしました。日本的な様式化された平面的な芸術と、西洋的な身体研究に基づく空間的な芸術は、相対する価値観のように感じられますが、それらが共存しているのが現代の日本でもあります。戦後の日本、西洋文化が流入してきた現代だからこそ共有できる価値観が、日本の文化価値を再構築する可能性を秘めているのではないでしょうか」と語っている。なお、舘鼻則孝は1985年生まれのアーティスト。2006年に東京藝術大学美術学部工芸科に入学、染織を専攻。2010年、大学卒業時に制作した底の厚い靴(ヒールレスシューズ)がレディー・ガガのスタイリストの目に留まり、専属シューメイカーとなったことで脚光を浴びる。近年は、「Future Beauty」(2012年、東京都現代美術館ほか)、「イメージメーカー展」(2014年、21_21 DESIGN SIGHT)などの展覧会に参加するなど、積極的にアートの領域に踏み込みながら、作品の発表を行なっている。
2014年12月01日渋谷ヒカリエ8階のアートギャラリーで、アーティスト舘鼻則孝の個展が開催される。期間は12月17日から1月12日まで。舘鼻則孝は東京藝術大学を卒業するとともに、レディー・ガガの専属シューメイカーとなったことで一躍注目を集めたデザイナー。花魁の高下駄にインスピレーションを得たという厚底靴は、後に“ヒールレスシューズ”と呼ばれ、ブランド「NORITAKA TATEHANA」を代表する作品となった。最近ではアーティスティックな作品を数多く発表しており、14年には世界で活躍するクリエイターによる幻想的で斬新な作品を集めた展覧会「イメージメーカー展」にも参加している。今回の展覧会にはヴァレリー・スティールが館長を務めるニューヨーク州立ファッション工科大学美術館、メトロポリタン美術館、ヴィクトリア&アルバート博物館、京都服飾文化研究財団といった各地の美術館に収蔵された舘鼻則孝の作品が集結。ヒールレスシューズをはじめ、かんざしをモチーフとするオブジェなど、舘鼻の作品が十数点展示される。【イベント情報】舘鼻則孝 展会場:8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery住所:東京都渋谷区渋谷2-21-1会期:12月17日から1月12日時間:11:00から20:00料金:無料
2014年11月26日日本では最近、11月11日は某お菓子の日として知名度が高まっているが、中国でも同じく最近急激に知名度が上がってきた記念日がある。それが「光棍節」だ。○おひとり様をなぐさめるセールも「光棍」とは独身を表す言葉。「棍」とは棒のことで、4つも棒(1)が並んでいる11月11日がめでたく光棍節と制定された。なお、本数の少ない1月1日は小光棍節、1月11日と11月1日は中光棍節と呼ばれている。この日が「独身の日」とされたことにはといくつかの説がある。つまり、よく分かっていないということなのだが、有力なのは1990年代に南京大学の学生が言い始めたという説だ。この記念日の社会的な認知度が上がってきたのはここ数年のこと。ネット通販大手各社がかわいそうなフリーの若者たちに向け、「光棍節セール」という大幅値下げセールを始めるようになってからのことだ。一人っ子政策のあおりを受けて圧倒的女子不足の中国で、シングルの若者たちが自虐的にこの日を祝い続けている。○「もうひとりで光棍節を過ごしたくない」中国版ツイッター「ウェイボー」には、この日を目前にした若者たちの悲しい声があふれている。「昔は22歳で結婚して子どもを産んでって思ってたんだけど……21回目の光棍節を過ごすことになったわ…」、「光棍節は毎年きっちり祝うんだけど、バレンタインデーはいっつも楽しみ損ねるんだ。なれれば大丈夫、大丈夫なんだ」。中にはホントかウソか、こんな商売を始める人も。「光棍節用の貸し出し、一緒に食事: 100元、街をデート: 200元、一緒に月を眺める: 400元。事前にご予約を! 地球外の方は応相談」。ウソでもいいから異性と過ごし、「光棍」を卒業したいという人がいるのは確かなのかもしれない……。中には光棍節を前に積極的に動く人もいる。「もうひとりで光棍節を過ごしたくないので、結婚相手募集します。写真をつけました。独身のお子さんをお持ちのご両親はウェイボーを使えないだろうから、独身の兄弟がいる方はこの書き込みを転送してください!」。この書き込みには実際に女の子の写真がつけられていた。あと数日で光棍節、彼女にすてきな恋人が見つかることを祈らずにはいられない。※本文と写真は関係ありません
2014年11月07日「ナイキ(NIKE)」のエア・ジョーダンや「リーボック(Reebok)」ポンプ・フューリーなどのプロジェクトに関わり、「世界のスニーカーカルチャーに影響を及ぼした50人」にも選出されたシューズディレクターの北舘洋一郎と、レディー・ガガも愛用するシューズブランド「ノリタカタテハナ(NORITAKA TAKEHANA)」のアーティスト舘鼻則孝の2人が手掛けるスニーカーブランド「ザ・ドウターズ(THE DAUGHTERS)」の直営店でもあり、ライフスタイルグッズも取り扱うセレクトショップ「ティー・シックス・エム(T6M)」が東京・恵比寿にオープンした。住所は東京都渋谷区恵比寿南1-20-3。“BREATH TO COMFORTABLE LIFE(自分にとって心地よい息づかい)”をコンセプトに、シューズや洋服、雑貨を始め、食品やインテリアなど、衣食住にまつわるアイテムを取り扱う。シューズは13SSにスタートしたザ・ドウターズをメインに、洋服はコムデギャルソン社のメンズブランド「ガンリュウ(GANRYU)」や、ニューヨーク発のスノーボードウエアブランド「イサオラ(ISAORA)」などをラインアップ。今後はウィメンズアイテムも取りそろえていく予定。他にも、オランダのオーガニックスープや、イタリアのオリーブオイル、「ザ・テイストメイカーズ・アンド・コー(The Tastemakers & Co.)」のソックスなども並ぶ。店内に併設されたアートスペース「ポケット」のキュレーションは舘鼻が担当。3ヶ月ごとに、彼がセレクトしたアーティストの作品を展示・販売する。現在は、「ザ・ドウターズ」のイラストレーションを手掛けた山崎義太郎と加藤ノブアキによるアートポスターを展示。すべてポケットのためにデザインされたもので、50枚限定のシリアルナンバー入り。全8種類で、価格は1万8,900円。「日本では、アート作品に対してお金を払うという感覚があまりないので、この場所からアートに触れ、親しんで欲しい」と同店を運営するザシックスマン有限会社営業部部長の壹岐文寛氏。壹岐氏は「アパレルにフォーカスする時期があったり、食にフォーカスする時期があったり、期間を決めて扱う商品を変えていく事で、お客様にさまざまな提案をしていきたい」と話す。
2013年11月27日世界のセレブに愛されるシューズデザイナー・舘鼻則孝(NORITAKA TATEHANA)が、シューズディレクター・北舘洋一郎と共に、新たにスニーカーブランド「ザ・ドウターズ(THE DAUGHTERS)」を7月31日にローンチする。デビュー時に展開されるのは、メンズ「アクター(ACTOR)」(4万1,790円)とウィメンズ「スターリング(STARRING)」(4万9,140円)の2型。日本の伝統技法であるオーガニック藍染めを施したインディゴレザーと、野球の公式球に使用されているベースボールレザーなどを使用。表面はレーザーを使用してデニムのようなデザインが施されている。新ブランドは、現在伊勢丹新宿店2階で開催されているポップアップショップで同日より発売される。また、8月3日と10日の14時から17時には、 舘鼻本人が来店しオーダーを受ける。北舘は、エア・ジョーダン、ポンプ・フューリーなどのプロジェクトに携わり、「世界のスニーカーカルチャーに影響を及ぼした50人」に選出されたシューズディレクター。大学時代より『ナンバー(Number)』『チェックメイト(Checkmate)』などでファッションとスポーツの執筆に携わり、その後、マイケル・ジョーダンを取材するためにシカゴへ移住。スポーツジャーナリストとして活動をスタートさせる。帰国後、1997年に「ザ・シックスマン(The 6th Man)」を創業し、数々のセレクトショップやブランドを開業。2000年にはナイキ(NIKE)とコラボレーションし「エア・ジョーダン1 Millennium model」をデザイン。2001年にはリーボック(Reebok)とのコラボレーションブランド「ジーアールユーヴィ(gruv)」を開始。その他に、ニューバランス(New Balance)や、漫画家・井上雄彦作『リアル(Real)』とのコラボシューズを発表している。
2013年07月31日元横綱の朝青龍が6月23日(水)、東京・新宿フェイスで行われた、映画『プレデターズ』の宣伝“横綱”就任イベントに出席。新聞記者への恨み節を噴出させた。最強の地球外生命体=プレデターと人類側の戦闘エリートたちとの戦いを描く本作にちなみ、オーダーメイドのプレデターコスチュームで登場した朝青龍は「あれ(アーノルド・シュワルツェネッガー現カリフォルニア州知事が主演した1987年公開の『プレデター』)、大好きだったから。今回迫力あるもの(コスチューム)作りたいと思っていろいろ注文したよ。記念に欲しいなぁ」とゴキゲン。俳優業進出についてMCから聞かれると「興味津々だね。いまの顔を映画で残して子供たちに見せたい」とやる気満々だった。さらに、人類を狩るプレデターそのままに、網を撃ち放ち標的を捕獲するネットランチャーを手にすると、「昔の新聞記者いないかな?」と獲物探し。万一の危険性を考慮し、主催者があらかじめ用意した男性へ発射させたが、気が収まらないのか取材者席をキョロキョロと見渡して「その辺にいる人でやりたいね」と自身が起こした数々の不祥事を書き立てた記者たちへの逆恨みを“噴射”。集まった約200人の取材陣を笑わせた。一方で、開催中のFIFAワールドカップの話題になり、MCから「横綱もサッカーをたしなまれますよね?」と聞かれると、2007年に疲労骨折したとして夏巡業を休場しながらモンゴルでのサッカーイベントに参加し処分された騒動を思い出し「まあ、いろいろありました。子供とサッカーを見ると、仕事を忘れちゃう」と頭を掻くひと幕も。24日(木)深夜に決勝トーナメント進出をかけたデンマーク戦を控える日本代表に「厳しいことを言われていますけど」と同情を寄せつつ「ぜひ勝ってください、応援しています。ハンデはありますけど、あるものを全て出し切ればいい。岡田監督にエールを送りたい」。と言いつつも「アルゼンチンが1番いいかな!」と全勝でグループリーグを突破した優勝候補に魅了されている様子だった。『プレデターズ』は7月10日(土)より全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:プレデターズ 2010年7月10日よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開© 2010 TWENTIETH CENTURY FOX■関連記事:『プレデターズ』特別映像先行配信!R・ロドリゲス監督自ら解説「最も危険な男」
2010年06月23日