俳優の城田優が、菅田将暉主演の映画『明烏 あけがらす』(5月16日公開)でチャラいホストを演じている最新動画が17日、公開された。公開された映像は、城田演じるアオイが「人間としてサイテーだかんな!」と、ホスト遊びをしたが金が払えない明子(吉岡里帆)に叫ぶシーン。その場に居合わせ、1000万円の借金に苦しむナオキ(菅田)は、その言葉に思わず目を閉じる…。チャラいチャラいと、ちょっとだけ甘く見ていたアオイにまともなことを言われ、ナオキは落ち込んでしまう。本作は、『明烏』『品川心中』などの、古典落語の演目をベースに物語を構築。ドラマ『アオイホノオ』『勇者ヨシヒコ』シリーズや、映画『HK/変態仮面』(2013年)、『女子ーズ』(2014年)などで独自の世界観を見せてきた福田雄一監督がメガホンをとり、ムロツヨシや佐藤二朗など、福田組おなじみの2人に加え、菅田や城田をはじめとする話題の若手が顔をそろえている。アオイを演じた城田は、「僕の俳優人生で最もアドリブにあふれた作品になっています。どこまでが台本で、どこからがアドリブかわかりません」と振り返る。福田組での撮影を「いままでで一番笑った現場」と話す城田は、「ムロツヨシさんと佐藤二朗さんのタッグが最強で、その中に、僕演じるアオイは負けずに入っていかなくてはならず…その戦いが非常に大変でした」と奮闘ぶりを語った。(C)2015「明烏」製作委員会
2015年04月17日若手実力派俳優・菅田将暉を主演に迎え、ドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズや、鈴木亮平の主演作『HK/変態仮面』などを手がける福田雄一監督が贈る最新作『明烏 あけがらす』。借金返済に追い込まれるホストと頼りにならない仲間たちの12時間をコメディタッチに描いた本作から、城田優の叫びが木霊する特報第2弾が公開された。借金返済期限が迫ったホストのナオキ。返済金1,000万円を用意出来た事を祝って同僚と宴会を開く。翌日の夕方に目を覚ますと、お金がどこにもない。お店の同僚に聞いても誰も、そんなお金を見ていない。どうやらお金を用意出来たのは夢だったらしい。金を用意できなければ東京湾の底に沈められる。同僚ホスト、金の払えない女性客、上京してきた父親、そして借金取り。人はどんどん出てくるが、全員頼りにならず…。今回公開された特報第2弾では、チャラくてバカだが人気抜群のホスト“アオイ”役を演じる城田さんが、「人間としてサイテ―だかんな!」と大絶叫する姿が映し出される。ホストクラブ「明烏」でホスト遊びをしたが金が払えない、吉岡里帆演じる明子に説教しているのだが、その場に居合わせた借金1,000万円の金策に苦しむ、菅田さん演じるナオキも思わず目を閉じる…チャラホストから「人間としてサイテ―だかんな!」と言い放たれた2人の行方が気になる映像となっている。本作の収録を振り返り、城田さんは「(福田監督の現場は)非常に面白かったです!これまで色々な映像作品に参加させていただきましたが、一番笑った現場だと思います。 ムロツヨシさんと佐藤二朗さんのタッグが最強で、その中に、僕演じるアオイは負けずに入っていかなくてはならず…その戦いが非常に大変でした。」とその奮闘振りを語った。福田監督は城田さんの出演に「今までタイミングがあわなくて実現できなくて、今回出演してもらえたのは念願でした。撮影中は何回もきて『(コメディの演技が)行き過ぎてたら止めてください』と言ってました。でも役柄が、どんどんいっちゃっていい役だったので思いっきり演じてくれてました。本当に出てもらえてよかったです。」と初出演を喜ぶコメントを寄せた。「僕の俳優人生で最もアドリブに溢れた作品になっています。どこまでが台本で、どこからがアドリブかわかりません。これは迷作であり、名作です(笑)!」と自信を覗かせる城田さんの意気込みに、さらに本作への期待が高まる。『明烏 あけがらす』は5月16日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年04月17日マガジンハウスは4月1日、『anan』(No.1949)「いい恋ができる男の選び方。」(税込500円)を発売した。表紙を飾るのは東方神起。スペシャルグラビア「東方神起が語る、男らしさのかたち。」が掲載されている。「いま選ばれる男たち。惹かれてしまうのには、理由があった!」として窪田正孝さん、菅田将暉さん、野村周平さんが登場するほか、「イマドキ"いい男"、26の証言。」「あなたの男選びにひそむ、"天使と悪魔"のメッセージ。」「"恋の合流力"があなたを変える!」「ただならぬ好感を与える、"次につながる初対面"とは?」といった恋にまつわるレッスンを展開。さらに、ジェーン・スーさんによる「あなたが男選びに失敗しているのには、それなりの理由があってだな。」、杉作J太郎さんによる「男選びの"女の盲点"講座。」、『美少女戦士セーラームーンCrystal』とコラボした「チャートで発掘、あなたの魅力のCrystal!」なども誌面を盛り上げる。
2015年04月01日俳優の菅田将暉が主演を務める、福田雄一監督最新作『明烏 あけがらす』(5月16日公開)の予告編が27日、公開された。全カット初公開の映像となる。予告編は、借金返済期限が迫った最下位ホストのナオキ(菅田)が返済金1000万円を用意できたことに大喜びし、余った金で宴会を開く提案をする場面から始まる。しかし、それは夢だったようで、絶対絶命の状況に陥ったナオキ。ホストクラブの仲間たちはまったく頼りにならず、途方に暮れてしまう。動画には、チャラいホスト・アオイ役の城田優、真面目ホスト・ノリオ役の若葉竜也、無銭飲食をした客・明子を演じる吉岡里帆、ホストクラブ「明烏 あけがらす」の切り札・レイ役の柿澤勇人、ナンバー1ホストのヒロ・松下優也、そして店長のアキラ役・ムロツヨシ、ナオキの親父・五郎役の佐藤二朗らが登場。「女、ババアはダマしても仲間だけは裏切らない」「子どもが食べてる途中でしょうがー!」などの衝撃のセリフとともにホストたちが躍動し、「どうする? ねぇ、どうしよう…」「一緒に死ぬか…」と追い込まれたナオキが頭を抱えながら目を見開き「うわー!」と絶叫する場面も収められている。後半には、福田監督作品常連の個性派・ムロツヨシらしさを存分に味わえるやりとりも。「去る者は追わずだ。とっとと行け」とクールに振る舞うものの、No.1ホストのヒロに「なら行きます」とすげなくされると、ウソ泣きしてしまう店長・アキラ(ムロ)。ヒロに「今軽く泣きませんでした?」とツッコまれると、「泣いてないよ、全然泣いてない」と強がるが、また去られようとするとまた駄々をこねだす。そしてとどまると、さらにかっこつけるというコミカルなやりとりを繰り広げる。本作は、『明烏』『品川心中』などの、古典落語の演目をベースに物語を構築。ドラマ『アオイホノオ』『勇者ヨシヒコ』シリーズや、映画『HK/変態仮面』(2013年)『女子ーズ』(2014年)などで独自の世界観を見せてきた福田監督がメガホンをとり、福田組初参加にして主演を務める菅田をはじめ、福田監督がオーディションで即決したという吉岡など話題の若手が顔をそろえている。(C)2015「明烏」製作委員会
2015年03月27日若手実力派俳優・菅田将暉が借金返済で追い込まれていく最下位ホストを演じる『明烏 あけがらす』。 このほど、ムロツヨシ&佐藤二朗という福田雄一作品の常連メンバーに加え、城田優、若葉竜也、柿澤勇人、松下優也らが注目の顔ぶれが続々と集った本作の予告映像が解禁された。借金返済期限が迫ったホストのナオキ(菅田将暉)。返済金1,000万円を用意できたことを祝って同僚と宴会を開く。だが、翌日の夕方に目を覚ますと、お金がどこにもない。お店の同僚に聞いても、誰もそんなお金を見ていない。どうやらお金を用意できたのは“夢”だったようで…。ドラマ「アオイホノオ」「勇者ヨシヒコ」シリーズ、映画『HK/変態仮面』『女子ーズ』の福田監督が最新作の舞台に選んだのは、ホストクラブ。今回解禁された予告映像は、菅田さん演じるアフロ姿の主人公ナオキが、同僚と宴会を開く提案をする場面から始まる。ナオキの同僚であるアオイ(城田優)・ノリオ(若葉竜也)、レイ(柿澤勇人)にNo.1のヒロ(松下優也)など個性豊かな面々に加え、無銭飲食をした客・明子(吉岡里帆)、鬼の借金取り(新井浩文)と人はどんどん出てくるものの、全員全く頼りにならない様子。さらに店長・アキラ役のムロさん、ナオキの親父・五郎役の佐藤さんという“福田組”を支える“風神雷神” が抜群の安定感(?)を発揮する、ファンにはたまらない映像となっている。また、いま最も注目されているバンド「Alexandros」が初めて手掛けた映画主題歌「ワタリドリ」も、本作の映像と併せて初登場。シュールなのに疾走感あふれる映像を盛り上げる楽曲にも要注目だ。「明烏」「品川心中」などの古典落語の演目をベースに、“福田節”がさく裂する本作。個性豊かな俳優たちの熱演(?)を、まずはこちらから堪能してみて。『明烏 あけがらす』は5月16日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月27日「Hey! Say! JUMP」の山田涼介が映画初出演にして初主演を務める映画『暗殺教室』が3月21日(土)に公開初日を迎え、謎のタコ型超生物“殺せんせー”の声を演じた「嵐」の二宮和也がサプライズで登場。観客はもちろんこと、事情を知っている羽住英一郎監督をのぞく、登壇中の山田さん、菅田将暉、山本舞香、知英、椎名桔平も驚き、会場が騒然となった。舞台挨拶も終盤に差し掛かり、「写真撮影のために“殺せんせー”にも登場していただきましょう」と司会者が告げると、会場が暗転。舞台袖から“殺せんせー”の着ぐるみがスポットライトを浴びながら登場し、再び会場が明るくなると、羽住監督の隣にいつの間にか二宮さんが並んでいるという趣向が。このサプライズに、二宮さんの存在に気付いた観客はもちろん、事情を知らないキャストも「うわ!ちょっと!」「ビックリした!」「なになに!なんでそこに?」と一様に驚く中、二宮さんが“殺せんせー”の声を演じたことが発表されると、山田さんは「え…!俺、事務所から何も言われてないですけど!」と驚愕。「俺、そのことで親と一回、討論したんですよ!予告で流れている声を聞いた親から『あれ、二宮くんじゃない?』と言われたんですけど、『いや、違うでしょ(笑)。俺、主演なのに何も言われてないし』って、バチバチしたんですよ。これ、謝らないとダメじゃないですか。すみません、お父さん、お母さん、うそをついていた訳じゃないんです!」と、“殺せんせー”の声をめぐる騒動を明かし、会場を爆笑させた。そんな山田さんに対し、二宮さんは「嵐のメンバーはみんな知ってましたけど、それ以外には絶対バレちゃいけないって言われてましたから(笑)。でも、じゃあ、俺はいつ出るんだ、と。初主演はおめでたいことですから、悪目立ちしないようにと思っていたんですけど、初日に出ないともう出られないので、出てきちゃいました。すみません」と、裏事情を説明。サプライズ演出のために、会場で上映されたのは“殺せんせー”のクレジットが伏せられた試写会バージョンだったため、「私の名前が入っていますので、もう一回観てもらってもいいですか?」と観客にもアピールもして沸かせていた。『暗殺教室』は全国東宝系にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:暗殺教室 2015年3月21日より全国東宝系にて公開(C) (C)2015 フジテレビジョン 集英社 ジェイ・ストーム 東宝 ROBOT(C) 松井優征/集英社
2015年03月22日松井優征の人気コミックを、Hey! Say! JUMPの山田涼介主演で実写映画化した『映画 暗殺教室』の初日舞台あいさつが、3月21日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催。山田、椎名桔平、菅田将暉、山本舞香、知英、羽住英一郎監督が登壇した。週刊少年ジャンプで連載中の『暗殺教室』は、地球を破壊する力を持ちながら、中学校の教師となった謎の生物・殺せんせーと、政府からその暗殺を依頼された中学生たちのユニークな攻防を描く話題作。主演の山田は「僕にとって初出演、初主演映画は、今日が最初で最後となります。楽しんでいってほしいなと思います」と笑顔であいさつ。この日は「殺せんせー」の声の正体が二宮和也だと発表され、観客のボルテージが一気に高まる。まず「ヌルフフフフ」と不敵な笑い声を発して殺せんせーが現れた後、二宮がサプライズ登場すると、場内は大興奮。山田も目を丸くし「え!?事務所から何も言われてないですけど」と動揺し、会場は爆笑の渦となった。二宮は「いつもどおりにやらなきゃいけないと言われていましたから」と、してやったり顔。先日、番組で二宮と共演した椎名も「この間、何も言ってなかったじゃん」とブーイングすると、二宮は「嵐の人たちは知っていました」といたずらっぽい笑顔を見せた。山田は「親と口論したんです。『この声、二宮くんじゃないの?』と言われたけど、『いや、絶対に違うから』と言いました。親に謝らないとダメじゃないですか」と苦笑いし、会場の笑いを取った。二宮は後輩の山田の演技について「素晴らしいですよ。ドラマも何本も出ていますし。でも、おめでたいことだから、(自分が)あまり悪目立ちしないようにしようとしていました」と言った後、会場に向かって「やくなよ!」と言うと、観客から「キャーッ」と黄色い歓声が上がる。山田は「本当にサプライズで、頭の整理がついてないけど、こういう形で先輩と共演できたのはうれしいです」と大喜び。最後に山田は「僕のひとつの夢だった映画に出られて、すごくうれしく思いますし、初出演映画が『暗殺教室』で良かったなと思います」と力強く締めくくった。舞台あいさつの模様は、全国114スクリーンで生中継された。
2015年03月22日人気グループ「Hey! Say! JUMP」の山田涼介が初主演する『暗殺教室』の学生限定試写会が3月16日(月)、都内で行われ、9人組のボーカル&ダンスグループ「せんせーションズ」がサプライズ登壇!主題歌「殺せんせーションズ」を初披露した。本作をプロモーションするため結成された同グループ。9人のメンバー(コマンダー、ドクター、バレット、SHINOBI、ファルコンJr.、ラピッドファイヤー、ギーク、ソニックハンター、スコープ)がステージに登場すると、駆けつけた約600人の生徒たちは割れんばかりの歓声をあげていた。原作は2012年から「週刊少年ジャンプ」で連載され、累計発行部数1,200万部を突破する人気漫画。進学校の落ちこぼれ生徒たちが、担任教師として突如目の前に現れたタコ型の超生物・殺せんせー(ころせんせー)の暗殺任務を託された生徒たちは、あの手この手で暗殺を試みるが、やがて劣等生である彼らの殺(や)る気を引き出そうとする、殺せんせーの教育熱心な姿に感化されていき…。試写会には山田さんをはじめ、共演する菅田将暉、山本舞香、竹富聖花、上原実矩、羽住英一郎監督が出席。もともと原作の大ファンだったと言う山田さんは、「まさか自分が主演できるなんて思ってもいなかった」と感激しきり。久しぶりの中学生役だったが、客席から「かわいい!」の声が飛ぶと、山田さんは「マジで?」と照れ笑いを浮かべ、会場を盛り上げていた。この日は“特別授業”として、学生時代によくあるシチュエーションに関して、登壇者が二択の質問にチャンレジ。「親友が思いを寄せる相手を、自分も好きになってしまったら?」と問われると、山田さんは「長い目で見れば、やっぱり友情が大切。僕の周りは、いいヤツいっぱいいるので…」と優等生な返答で、「好感度、上がったかな?(笑)」。一方、菅田さんは「そんなことで壊れる友情は、本当の友情じゃない」と言い、恋愛を取ると主張していた。『暗殺教室』は3月21日(土)から全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:暗殺教室 2015年3月21日より全国東宝系にて公開(C) (C)2015 フジテレビジョン 集英社 ジェイ・ストーム 東宝 ROBOT(C) 松井優征/集英社
2015年03月16日20~30代の現代女性に熱烈な支持を集めるジョージ朝倉の大人気コミックを、多部未華子&綾野剛、さらに松坂桃李、菅田将暉ら豪華キャストで俳優・田口トモロヲが映画化する『ピース オブ ケイク』。その公開日が9月5日(土)に決定し、併せて「ピース オブ ケイク 番外編」と題された新連載がスタートすることが決まった。これまで、仕事も恋愛も自分から行動することなく流されるまま生きてきた、24歳の志乃(多部未華子)。このままではいけないと心気一転引っ越した先でばったり出会った隣人、しかも新たなバイト先の店長・京志郎(綾野剛)に運命を感じてしまう。しかし、京志郎には同棲中の彼女・あかり(光宗薫)がいたり、志乃も彼女を誘惑するバイト仲間・川谷(菅田将暉)がいたりと、その恋は前途多難。今度こそ本気の恋愛がしたい志乃は、幸せを手にいれることができるのか……。原作は、2003~08年まで「FEEL YOUNG」(祥伝社)にて連載され、全5巻の単行本が累計発行部数43万部を誇る、ジョージ朝倉による人気コミックス。現代女性の切ない恋や仕事におけるリアルな心情を描き、ファン待望の実写映画化となった本作には、多部さん、綾野さんを始め、松坂さん、菅田さん、木村文乃、光宗薫、柄本佑、峯田和伸ら個性豊かで豪華な人気俳優陣が集結。6年ぶりにメガホンを取る田口監督を盛り上げる。その本作の公開が9月5日(土)に決定したことを受け、「ピース オブ ケイク 番外編」の連載が3月7日(土)発売「FEEL YOUNG」4月号より6年ぶりにスタート。多部さん演じる志乃と綾野さん演じる京志郎の気持ちを揺るがす、京志郎の元カノでミステリアスな小説家“渋谷ナオミ”ことあかりに迫った内容で、夏にはコミックスとして発売する予定もあるという。原作者のジョージ朝倉は、完成した映画を観て「これ以上の映画化はありえない」と太鼓判を押しており、その出来上がりが連載再開の刺激にもなったそう。6年ぶりに再開した伝説的コミックの番外編、映画を盛り上げてくれる力作が期待できそうだ。『ピース オブ ケイク』は9月5日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月07日映画『暗殺教室』の完成披露試写会が3月4日(水)に開催され、主演の山田涼介をはじめ、菅田将暉、山本舞香、竹富聖花、上原実矩、加藤清史郎、橋本環奈、椎名桔平、知英、高嶋政伸という個性あふれる豪華な面々が舞台挨拶に登壇した。「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)連載中の人気漫画の実写化で、期限内に自分を暗殺できなければ地球を破壊すると宣言した謎の生物にして有名進学校の教師である通称:殺せんせーと、彼を何とか殺そうとする生徒たちの姿を描く。この日の完成披露試写会のチケットの倍率はなんと125倍!登壇陣が客席後方の扉から登場し、客席の間の通路を歩いて壇上に向かうと、125分の1の選ばれしラッキーな観客たちは割れんばかりの歓声を送った。撮影は1か月ほどの合宿形式で行われ、生徒たちは一緒に生活を送りながら撮影に臨んだというが、ホテルは男性陣と女性陣で別々で、しかも山田さんによると「旅のしおりまであって『夜十時を過ぎての外出禁止』『男女でごはんに行くの禁止』とかあった(笑)。男臭かったです…(苦笑)」とのことで、山田さんのファンはホッとひと安心…?ちなみに、生徒役の中で、“2.5次元”の生徒(=自立思考固定砲台)を演じた橋本さんだけは、他のキャストとは別の撮影で「グリーンバックでみなさんを想像しながらやってた」とのことで、この日が共演陣とは初対面!壇上で共演陣に「はじめまして(笑)」と挨拶していたが、山田さんは劇中のCG映像ではなく、本物の橋本さんの印象を尋ねられると「CGよりも全然かわいいです。メンバーの出ているドラマに出られたりしていて、話は聞いていたし、早くお会いしたかったです」とニッコリ。この言葉に女性ファンからは悲鳴が上がったが、山田さんは「妬くなよ(笑)!」とピシャリ!会場は笑いに包まれた。さらに、セクシーな教師役で、映画初出演を果たした元KARAの知英さんは「“セクシー”って何ですか?という感じだった(笑)」と役柄への戸惑いを口にしたが、完成した映画の中では色気ムンムン!山田さんは共演の感想を問われ「こういう話題ばかり僕に振るのやめて!」と苦笑しつつ、「そりゃ、目のやり場に困りました…」とやはり、知英さんの色気にノックアウトされたようだった。『暗殺教室』は3月21日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:暗殺教室 2015年3月21日より全国東宝系にて公開(C) (C)2015 フジテレビジョン 集英社 ジェイ・ストーム 東宝 ROBOT(C) 松井優征/集英社
2015年03月05日映画『暗殺教室』の完成披露試写会が3月4日(水)に開催。映画初出演にして主演と務めた「Hey! Say! JUMP」の山田涼介、共演の菅田将暉、椎名桔平、高嶋政伸らが舞台挨拶に登壇し、ファンの歓声を浴びた。「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)にて連載中の人気漫画の実写化。地球の破壊を宣言した謎の生物を暗殺するため、この生物(通称:殺せんせー)が担任を受け持ち、“暗殺”のスペシャリストとして育てられていく進学校の落ちこぼれクラスの生徒たちの成長、青春を描き出す。山田さんが客席後方から登場すると、会場全体から黄色い歓声が沸き上がる。山田さんは開口一番「お元気ですか?」と観客に向けて語ったが、その瞬間にワッと会場が大歓声に包まれた。山田さんは「こういう感じなんですね…。すごいところにいま、立ってるんだなと感じて光栄です」と驚いた様子だった。今回、映画初主演となったが「プレッシャーを感じながらもキャスト、スタッフのみんなで一丸となって作品を作り上げることができました」と充実した表情を見せた。元々、原作漫画のファンだったそうで「まさかこの作品が実写化される日が来るとは…。『この世界に飛び込みたい』と思って読んでいたので」と喜びを語った。ちなみに、映画出演を知らされたのはなんとライヴの直前のタイミングだったそうで「出番の何分か前に『出るよ』と言われ、『なんでライヴ前に…!?』と思いました」と苦笑交じりに明かすと会場は笑いに包まれた。椎名さんは、山田さんら生徒たちを支え、守り、指導する副担任を演じたが、山田さんについて「初出演、初出演ということですが、全然そう思わなかった。ビックリしました」と堂々たる座長ぶりを絶賛する。菅田さんは、山田さんのクラスメイトの役だが、この日も挨拶の際に、山田さんが菅田さんをけしかけ、一発芸を披露させるなど仲の良い様子をうかがわせた。撮影は1か月におよぶ合宿形式で、男女で宿も違ったそうで、“男組”は山田さん曰く「男臭かった!将暉がギターを持ってきててみんなでずっと歌ってました」と明かした。高嶋さんは“鬼”体育教師を演じたが、山田さんと“対決”するシーンでは、山田さんの顔を踏みつけなくてはならなかったそうで「最初に…すいません!」と山田さんと会場の山田さんファンに謝罪。「革のブーツで」「下は石がゴロゴロしてて」と撮影の状況が明かされるたびに会場からは悲鳴が上がったが、高嶋さんは「山田くんの役者根性がすごかった!役者生命をかけて踏みつけました」と山田さんを称賛。山田さんも「全力で応えてくださって、良いシーンになったと思います。いまだから言えるけど、けっこう痛かったですが…(笑)」と満足そうに語っていた。山田さんは最後に、「Hey! Say! JUMP」のメンバーも原作漫画のファンであることを明かした上で、「ひと足先に映画を観て『原作の再現率高いね』、『おもしろかった』と言ってもらえた」と仕上がりに自信を見せ、会場からは期待を込めた拍手が送られた。『暗殺教室』は3月21日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:暗殺教室 2015年3月21日より全国東宝系にて公開(C) (C)2015 フジテレビジョン 集英社 ジェイ・ストーム 東宝 ROBOT(C) 松井優征/集英社
2015年03月04日映画『サムライフ』のプレミア試写会が18日、都内で行われ、キャストの三浦貴大、松岡茉優、加治将樹、柾木玲弥、山本涼介と森谷雄監督が出席した。実話をもとにした本作は、元高校教師の長岡秀貴氏が民間教育施設を設立するまでを描いた青春群像劇。高校教師を辞めたナガオカ(三浦)は、4人の元教え子(松岡、加治、柾木、山本)とともに、自分が理想とする学校を作ろうと奔走する。一方で、様々な事情で学校に通えない子どもたちと出会ううち、ナガオカは責任の重さに押しつぶされそうになり――というストーリーで、映画は28日から全国順次公開。主演の三浦は、「スタッフとキャストが夢を持って作った作品」とアピールしつつ、「熱い役はなかなか無いので、最初は不安だった。でも、長岡先生が魅力的な方なので、そのままコピーしようと思った」と役作りに苦労した様子。そんな三浦を、「腕の組み方やタバコの吸い方が、まるで同じで生き写しみたいだった」と大絶賛した紅一点の松岡は、「男子校のような雰囲気で。みんなに『手を洗いなよ~!』って言ったりしてたけど、ちょっとお節介が過ぎたかな?」と反省しながら撮影を振り返った。また、今月16日に20歳の誕生日を迎えたばかりの松岡。共演者のマキタスポーツから、「2つの意味でおめでとう!」と、この日登壇していた加治との熱愛報道に絡めたビデオメッセージで祝福。サプライズでバースデーケーキが登場するも、「汗がすごい! 今日は服がベージュなので、汗が染みる前に去りたい。もうケーキも撤収で!」と大焦りで顔を真っ赤にする松岡に、三浦は、「汗だくじゃないですか~」とニヤけ顔。その後、森谷監督にケーキを食べさせてもらった松岡は、「こんなの初めて!」と照れ笑いを浮かべていた。
2015年02月19日ドラマ「アオイホノオ」「勇者ヨシヒコ」シリーズや、鈴木亮平の主演作『HK/変態仮面』などを手がける福田雄一監督の最新作『明烏 あけがらす』。この度、ホストクラブを舞台に描く本作の主演に『共喰い』、『海月姫』の菅田将暉が抜擢。共演に城田優、若葉竜也など若手注目株が出演していることが明らかになった。借金返済期限が迫ったホストのナオキ。返済金1,000万円を用意出来た事を祝って同僚と宴会を開く。翌日の夕方に目を覚ますと、お金がどこにもない。お店の同僚に聞いても誰も、そんなお金を見ていない。どうやらお金を用意出来たのは夢だったらしい。金を用意できなければ東京湾の底に沈められる。同僚ホスト、金の払えない女性客、上京してきた父親、そして借金取り。人はどんどん出てくるが、全員頼りにならず…。借金返済に追い込まれる最下位ホストと、頼りにならない仲間たちの12時間を描く本作。主人公・ナオキに福田監督作品に初出演となる菅田将暉を始め、チャラくてバカな人気抜群のホスト、アオイに城田優、どこまでも真面目なホストに若葉竜也が出演。さらに吉岡里帆、柿澤勇人、松下優也、新井浩文、さらに福田組常連俳優のムロツヨシ、佐藤二朗を配し万全のキャスティングとなっている。公開決定と同時に公開された特報映像では、黄色いスーツにアフロという菅田さんの強烈なホスト姿が。ひと目見るだけで個性的なキャラクターが集結しているだろうと想像できる映像だ。主人公の菅田さんは「素晴らしい特等席でムロツヨシさん、佐藤二朗さんら怪物だらけの福田組で、ただひたすら毎日爆笑したいという僕の夢が叶いました。大感謝です。かつてないほど短期間で一気に撮り上げた作品ですが、永く愛すべき作品になりました」と喜びのコメントを寄せた。福田監督は今回のキャスティングについて、「僕の作品に出演したいと言ってくれてたキャストが集まってくれたのが嬉しかった。今回は、長回しのシーンが多いので役者さんの力量が出てしまいやすいなかで、みんなが楽しんで、素晴らしい演技を披露してくれました」と語った。主題歌には、クチコミを中心に一気に話題になったバンド「Alexandros」を起用。「KASABIAN」、「MUSE」、「Primal Scream」の海外ロックバンドのオープニングアクトにも抜擢され、洋楽ファンからも大きな注目を集めている彼らにとって、今回が初映画主題歌となった。若手実力派俳優に加え、福田組常連俳優という万全のメンバーで贈る本作。ホストクラブで繰り広げる会話とアドリブの応酬に期待が高まる。『明烏 あけがらす』は5月16日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月12日女優の能年玲奈、篠原ともえが18日、東京・新宿ピカデリーで行われた、映画『海月姫』のスペシャルイベントに出席した。イベントでは、ツイッターで一般募集した質問に主演の能年が答えるスペシャル企画を実施。奇抜なカラフルファッションで登場した能年は、「自身を色に例えると?」と聞かれると、「難しいなー色んな色を使うのが好きなので虹色かな?」とはにかみ笑い。また、「『海月姫』展に行った時に、すごく楽しくて1人ではしゃいじゃった」と嬉々として語り、自宅でも『海月姫』のコスプレをするほど本作にハマっているようで、この日の朝作ったという"クラゲヒゲ"を披露。「ユニークなヒゲが好きです」と微笑んでいた。トークでは、クラゲを飼っているヒロインにちなみ、飼ってみたい生き物の話になり、能年は「クラゲを飼ってみたいけど、調べたら飼うのは難しいみたいで。熱帯魚店に行ったら、店長さんにエビを勧められたのでエビを飼ってみたい」とにっこり。そんな能年との共演を「能年ちゃんとご一緒して、女優スイッチを見れたのがうれしかった。普段とは全然違う(笑)」と振り返った篠原は、デザイナーとして活躍していることもあり、「映画女優としてレッドカーペットを歩く時は、篠原にドレスをデザインさせて!」とラブコールを送り、能年は顔をほころばせて喜んでいた。本作は、東村アキコの同名漫画(講談社『Kiss』で連載中)を実写化したコメディ作品。自らを"尼~ず"と呼ぶオタク女子たちと暮らしているクラゲオタクの月海(能年)は、ある日、女装男子・蔵之介(菅田将暉)と出会う。"尼~ず"が住んでいる古いアパート・天水館が取り壊されそうになり、月海と蔵之介はタッグを組んで大勝負に出る――というストーリーで、映画は全国公開中。
2015年01月19日新星女優・森川葵と若手実力派の菅田将暉が共演した青春ドラマ『チョコリエッタ』が1月17日(土)、東京・新宿武蔵野館で封切られ、2人が初日舞台挨拶に登壇。自由奔放な発言で、天然ぶりを発揮する森川さんに、菅田さんはすっかり振り回されていた。森川さんは『渇き。』『劇場版零ゼロ』などで女優としても活躍する人気モデル。かたや菅田さんは、『共喰い』『海月姫』など相次いで話題作に出演する売れっ子だ。映画は大島真寿美の同名小説を原作に、孤独な少女・知世子が映画好きな青年・正宗とのバイク旅行を通して再生していく姿を描く。舞台挨拶中に「この映画にキャッチフレーズをつけるなら?」と質問されると、菅田さんは「いま、森川さんの第一声聞きました?『キャッチフレーズって何ですか?』ですって…」とタジタジ。「知世子は、森川葵そのものですね」と話していた。一方、森川さんは「何も考えず、そこにいるだけで演技している、不思議な感覚の現場だった。私にとっては一番思い入れがある作品。知世子イコール森川葵と言っていい」と菅田さんの意見にうなずいていた。森川さんは役作りのため、潔く黒髪を刈り上げ、丸刈りになっただけに、公開初日に感激しきりの様子だ。劇中では正宗が知世子に翻弄される場面も多く、「でも、知世子本人は振り回しているつもりはなかった」(森川さん)、「そうですね。正宗が勝手に振り回されていた。思春期の男女ってそういうものだと思う」(菅田さん)とコメント。撮影中は2人でよくカレーを食べに行ったそうで「菅田先輩がおごってくれた」(森川さん)、「ホウレンソウ入りカレーと、チーズナンにハマり過ぎました」(菅田さん)と明かした。舞台挨拶には本作で10年ぶりのメガホンをとった風間志織監督、ヒロインの少女時代を演じた子役・梅垣日向子ちゃんが駆けつけた。『チョコリエッタ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2015年01月17日国民的アイドル「NEWS」の加藤シゲアキが2012年1月に刊行し、日本中に衝撃を与えた処女作「ピンクとグレー」(角川文庫)が、行定勲監督により映画化することが決定。併せて「Hey! Say! JUMP」の中島裕翔を主演に迎え、菅田将暉、夏帆ら最旬俳優陣が競演することが明らかになった。売れない俳優・河田大貴は一躍世間の注目を集めていた。彼の少年時代からの親友にして兄弟以上の絆で結ばれていた、今をときめく人気俳優・白木蓮吾が急逝したからだ。彼の死は、自殺なのか、それとも殺されたのか。その死に立ち会った大貴は、何を語るのか――。加藤さんは、デビュー作「ピンクとグレー」に続き「閃光スクランブル」「Burn.-バーン-」を加えた渋谷サーガ3部作を上梓。シリーズ累計32万部のベストセラ―となっている。『GO』『世界の中心で、愛をさけぶ』『北の零年』など、メジャー大作だけでなく、近年は舞台の演出も手掛け、研ぎ澄まされた演出で常に挑戦をし続けながら日本映画界を牽引する行定勲監督が手がける本作。脚本は、2009年「まほろば」で第53回岸田國士戯曲賞を受賞した、今後の演劇界・映像界を支える若手作家・蓬莱竜太が担当。彼らのアイデアにより原作を大胆にアレンジして再構築し、小説では描かれなかったエピソードも描く。芸能界での活躍を夢見て友人と上京するも現実の厳しさに直面し、友人の成功を目の当たりしながら葛藤する主人公・河田大貴役には、「半沢直樹」(TBS)「水球ヤンキース」(フジテレビ)などTVドラマで若手注目株として活躍する「Hey! Say! JUMP」の中島裕翔が抜擢。映画初出演にて、初主演を務める。また、河田とともに、芸能界という荒波の中で熱くも危うい青春を演じる共演キャストには、『そこのみにて光輝く』『海月姫』実写版『暗殺教室』の菅田将暉を始め、『天然コケッコー』『海街 Diary』の夏帆、『ランウェイ☆ビート』『銀の匙 Silver Spoon』の岸井ゆきの、『誰も知らない』「まっしろ」(TBS)『最後の命』の柳楽優弥が決定。若き実力派俳優達の競演と、国内外50もの賞に輝いた『GO』以来のストレートな青春映画に挑む行定監督との化学反応に期待が高まる。以下、キャスト&スタッフコメント■原作者:加藤シゲアキ(NEWS)5年前に小説を書いたときは、映画化されるなんて夢にも思っていませんでした。行定監督の作品は好きでよく観ていたので、自分の世界観が行定監督の手で表現されるのはとても光栄で、心から楽しみです。自分を投影した小説を、後輩が演じてくれることはあまりない機会ですが、中島君ならできると信じています。愛情を持って取り組んでもらって、作品の一部になってくれれば嬉しいです。■中島裕翔(Hey! Say! JUMP)映画に初出演であると同時に初主演を務めさせていただくということで、全く実感が湧かずどこか他人事の様に驚いています。周りの出演者の方々もお芝居がとてつもなく上手な方ばかりなので、飲み込まれないようにしっかりと自分の力を発揮し、あくまでも楽しんでいままで見せてこなかった顔を出せていければと思います。■菅田将暉面白いぐっちゃぐちゃな脚本、面白い一度参加してみたかった行定組、面白い過去お世話になったスタッフさん方と、面白い脇汗だくだくの本読みを経て、いま面白いモノを期待せざるを得ません。心拍数上がりっぱなしです。俳優部として真摯に阿呆な様を貫いて演じ生きたいと思います。■夏帆脚本を読んでから、早く撮影が始まってほしい、とずっとうずうずしていました。いつかご一緒したいと思っていた行定監督の演出を受けられるなんて、胸が高鳴っています。普段は人様にみせることのない、自分の隠しているものを、ひっぱりだして、どれだけさらけだせるか、年明け早々、最大の挑戦になりそうです。■岸井ゆきのハッとするような展開。脚本を読んでそう思いました。『ピンクとグレー』に参加できることを光栄に思います。そして撮影を前にワクワクしています。■柳楽優弥生々しく説得力ある原作に完全に引き込まれました。自分が演じる役に対して誠意を持って挑みたいと思います。映画『ピンクとグレー』は2016年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年01月14日活躍目覚しい若手女優の森川葵と菅田将暉が主演を務める映画『チョコリエッタ』の初日舞台あいさつが、1月17日(土)に新宿武蔵野館で行われる。その他の写真本作は、大島真寿美の青春小説を『冬の河童』『せかいのおわり』の風間監督が10年間構想を温めて映画化した青春ロードムービー。居場所が見つけられず「犬になりたい」と進路調査書に書いた16歳の女子高生と、彼女を主人公にした映画を撮ろうとする映画部の先輩が、あてもない撮影旅行に出るさまを描く。『劇場版 零~ゼロ~』やドラマ『ごめんね青春!』で瑞々しい存在感を放った森川と、『そこのみにて光り輝く』『共喰い』の菅田が、思春期特有の複雑な感情を持った主人公を演じる。新宿武蔵野館で行われる初日舞台あいさつには、森川と菅田、風間監督が登壇する。チケットは、1月10日(土)午前10時より一般発売が開始される。『チョコリエッタ』初日舞台あいさつ1月17日(土)会場:新宿武蔵野館9:00の回上映後/12:15の回上映前登壇者(予定):森川葵、菅田将暉、風間志織監督料金:2000円(税込) ※お一人様 2枚まで。チケット発売:1月10日(土)10:00AMより
2015年01月07日人気少女コミックを能年玲奈が主演を務めて実写映画化し、並みいるお正月映画において絶賛公開中の『海月姫』。このほど、本作を鑑賞した又吉直樹(ピース)や藤井隆、漫画家の石田拓実、辛酸なめ子、ひうらさとるといった著名人から絶賛のコメントが到着。さらに、TwitterなどのSNSには、原作コミックファンからも高評価の感想が相次いで上がっていることが分かった。本作は男子禁制のアパート・天水館に住む、筋金入りのオタク女子集団=尼~ずが、女装美男子と力を合わせ、天水館が奪われる危機に立ち向かう、笑いと涙と“萌え”のシンデレラ・エンターテインメント。公開前から、能年さんのオタク女子姿や、菅田将暉の女装美男子、尼~ずの再現率の高さなど話題となっていたが、公開後も「登場人物の見た目の再現度は完璧」「素晴らしい配役の演技に感心」とやはり好評の様子だ。特に、“平成のコメディエンヌ”といわれる能年さんに関しては、クラゲ好きなオタク女子の姿はハマり役であり、そのオタク女子姿に「可愛い!」という声が圧倒的。さらに、「菅田さんの女装も思った以上に完成度が高い」「海月をモチーフにした数々の衣装が、どれも可愛く、それを着こなす管田くんが思いのほかキュートでビックリ」と、蔵之介を演じる菅田さんの女装美男子っぷりに、ビジュアル解禁時以上に驚きと感嘆の声が多数寄せられている。原作「海月姫」は、2008年に連載開始されて以降、累計発行部数325万部突破(1~14巻)、また第34回「講談社漫画賞」少女部門を受賞、2010年にはフジテレビ“ノイタミナ”にてテレビアニメ化もされた、東村アキコによるベストセラー・コミックス。その人気の高さから、公開決定当初は実写化を危惧する声もあったが、能年さん、そして菅田さんらの劇中ビジュアルが明らかになると、期待の声が一気に上昇。満を持して公開されてからは、「漫画を実写にしたときにありがちな寒さやグタグタ感もなく、登場人物の濃さやギャグはそのまま」「大事な所をちゃんと再現していて面白かった」「キャストが原作に忠実で実写では珍しく原作のイメージを壊さない良い作品」と、その仕上がりに原作ファンも太鼓判を押すほど。映画全体としても、「気楽に気軽に肩の力を抜いて観れる良作に仕上がってる」「コミカルでバタバタしている感じだけど、全体的に、とても心温まるストーリーで、切なくて、胸にジーンとくるシーンもある」「笑えて、泣けて、ほっこりして。マンガと割り切って見られればこんなに楽しい作品はない」「とても楽しい,多幸感あふれる映画」といった、新年の始まりにふさわしい、笑いながら心温まる内容に好評の声が相次いでいる。さらに、同業者にもファンは多いようで絶賛のコメントが多数到着している。<著名人コメント>■「ピース」又吉直樹(芸人)役者さん一人一人の個性が爆発していて面白かったです。元気が出ました。ありがとうございます!■藤井隆会社でポスターを見たとき、馬場園さんの仕上がりに目を奪われました。「ぜったい、面白い。」そう確信しました。■ブルボンヌ(女装パフォーマー・ライター)オタクが創造の才能を開花させたり、個性派ビジュアルがモデルの武器になるのはホント! そんなくすぶり女子たちを輝かせるのが女装男子だなんてステキな連携プレイね。でも蔵子キレイすぎ、月海モテすぎなのはイラっとする!(笑)■辛酸なめ子(漫画家・コラムニスト)人生には、クラゲみたいにゆらゆらしている時期があっても大丈夫だと心強くなりました■ひうらさとる(漫画家)尼~ずが!シュウシュウが!蔵之介がマンガから飛び出した! 能年ちゃん演じる月海の挙動不審ぶりと超絶なかわいさに観てるこちらが溺れる2時間です!■石田拓実(漫画家)…いやもう尼~ず、まじ尼~ず!半端なく尼~ず!!月海も何て月海!他のキャストも皆あまりにハマってました!個人的には花森さんと稲荷さんがたまらんです。また、蔵之介が…漫画とはまた違った魅力というか、女装だからこそなぜか際立つ男の子っぽさがたまらないというか…。漫画ではシュウシュウ派の知人も映画ではうっかり蔵之介に転んでました。凄く分かります。テンポも良くて楽しい!いや単純に楽しかったです!『海月姫』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:海月姫 2014年12月27日より全国にて公開(C) 2014映画『海月姫』製作委員会(C) 東村アキコ/講談社
2015年01月07日2014年は“こじらせ女子”という言葉をよく耳にした一年でした。その言葉の意味は「自らの女子力に満足しきれていない女子」だそう。そんなこじらせ女子が実際に巷でも増えているとか……。「どうせ自分なんて」と言ってしまう女子はこじらせ予備軍かも!今回はそんな、繊細でめんどくさい女子たちがこじらせた自意識の殻を破って、新たな自分に出会う映画、『海月姫』(12/27公開)を紹介します。「オタクこじらせ女子」が大切なものを守るべく、一念発起!クラゲオタクの月海(能年玲奈)は、男を必要としない人生をモットーとするオタク女子集団「尼~ず」と共に、男子禁制のアパート「天水館」に暮らす女の子。そんな月海が近所のペットショップで、女装が趣味のイケメン・蔵之介(菅田将暉)に出会い、取り壊しの決まった天水館の危機を救うべく立ち上がる!というお話。おしゃれや恋愛に疎い月海は、まさにこじらせ女子!しかし自分たちの憩いの場がなくなる時、いつまでも尼~ずたちとワイワイ楽しくしているばかりでもいられなくなり……。好きなものは最大の武器!こじらせをさらにこじらせ、いざ出陣!そんなピンチを打破するために、蔵之介が提案した作戦が、まさに月海のクラゲ愛を武器にしたものだったのです。「どうせ私なんてクラゲオタク……」そんな月海だけど、それは最大の武器になることを蔵之介は教えてくれます。自分に自信がなく、自意識をこじらせている月海も、好きなものをとことん突き詰めていくことで、大切なものを救えると知ります。そして奮起し、尼~ずの仲間たちを巻き込み、まずは自分たちの周りから、少しずつ世界を変えていくことに。そう、「他人に何を言われようと、好きなものは好き!」どんなものでも、そう胸を張って言える女の子の姿は、かっこいいものです。オタクでも、こじらせていても女の子は誰でもシンデレラになれる?こじらせオタク女子の月海の持っている魅力や武器に気づいた蔵之介。蔵之介がいたから月海は、自分の殻をやぶり、自分を受け入れることができます。「女の子は、みんな大きくなったら美しいお姫様になる」それは月海がお母さんに小さい頃言われた言葉。「どうせ私には、なれるはずはずがない」そう諦めていたお姫様だけど、蔵之介がいたことで、一歩踏みだすことができ、一歩踏み出せたことで、お姫様になってもいいと思えるようになるのです。こじらせてても誰だってお姫様になれる。お姫様になっていい。そんなことを教えてくれます。そして、王子様が気づかせてくれるのではなく、それを気づかせてくれる人が王子様なのかも……?なんて思ったり。みなさんも「どうせ私なんて」そんな言葉で諦めてませんか?何かを大きく変える必要なんてありません。好きなものを「好き!」と胸を張り、自分自信を受け入れることから、脱“こじらせ女子”もお姫様への道もはじまるのではないでしょうか。
2015年01月06日少女コミックの実写化で絶大な人気を獲得した福士蒼汰を始め、新年早々に人気女優との結婚を決めた染谷将太や東出昌大、大ヒット中『海月姫』の菅田将暉や長谷川博己、大河ドラマの熱演の後は華麗なヴァイオリニストに扮している松坂桃李など、昨年も大活躍で魅せてくれた人気俳優たち。では、2015年はどうだろう?ネクストブレイク必至の8人の若手たちを、シネマカフェが厳選してご紹介!■山崎賢人&葉山奨之、全国的ブレイク必至枠“朝ドラ「まれ」”まずは、2014年のブレイク男子のひとりとしても紹介し、主演した『L・DK』から“壁ドン”の立役者といわれた山崎賢人(20)だ。今年は3月スタートのNHK朝の連続テレビ小説「まれ」で、ヒロイン・土屋太鳳演じる津村希(まれ)の同級生・圭太役に抜擢。近年、朝ドラヒロインの相手役といえば、向井理を始め、高良健吾、松坂さん、福士さん、東出さんに、昨年同時期の「花子とアン」からは鈴木亮平、窪田正孝といったブレイク男子を続々と生み出してきた“枠”。それだけに、山崎さんの人気は10~20代の女性のみならず、幅広い年代+全国区へとさらに拡散する可能性大。山崎さんは、雑誌「ピチレモン」のメンズモデルとしてデビュー後、2010年から俳優として活動を始め、橋本愛とW主演の『管制塔』で映画デビュー。『Another アナザー』や『ジンクス!!!』、TVドラマ「35歳の高校生」などから注目を集め、2014年は『L・DK』ほかドラマ「弱くても勝てます ~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~」「水球ヤンキース」に次々出演。「水球ヤンキース」で披露した、サッカーで鍛え抜かれた“細マッチョ”な筋肉に目を奪われた女子たちは数知れず、年末に行われた2nd写真集の発売イベントには4,500人ものファンが殺到した。初舞台にして初主演を務めた「里見八犬伝」を終えたいまは、熱いハートを持つ演技者としてひと皮向けた格好だ。同じく「まれ」からは、希の弟・一徹役の葉山奨之(19)にも注目。『渇き。』や『シャンティ デイズ365日、幸せな呼吸』では、そのルックスとは裏腹に怪しげな若者を好演、スクリーンに強い印象を残し、ドラマ「Nのために」では榮倉奈々の弟役でも注目を集めた。大河ドラマ「軍師官兵衛」の最終話では、成長した豊臣秀頼の姿で登場していたことも記憶に新しい。2015年は「まれ」のほか、「ごめんね青春!」や能年玲奈との「カルピスウォーター」CMなどでこちらも注目株の小関裕太、『at Home』『ストロボ・エッジ』『ストレイヤーズ・クロニクル』と映画3本が控える“ネクストブレイク女子”のひとり・黒島結菜と共演する『あしたになれば。』などが公開に。岩井俊二初プロデュースで話題となったドラマ「なぞの転校生」や、「乃木坂46」の秋元真夏、生田絵梨花、橋本奈々未と共演する山下敦弘監督の『超能力研究部の3人』(公開中)と有名監督からもお墨付き。卓越した演技力と美少年のルックスを兼ね備えた、将来、“大化け”する可能性を秘めた若手の登場といったところだ。■さらなる覚醒を見せる!? ブレイク女子と共演する野村周平&村上虹郎&柳楽優弥ブレイク女子のお相手といえば、『日々ロック』で二階堂ふみをヒロインにはじけた熱演を見せた野村周平(21)。「顔が小さくて手足が長いイマドキのイケメン」を封印し、ダサくて情けないヘタレの主人公を見事演じ切ったことに、監督の入江悠を始め映画関係者から高い評価を得た。佐藤浩市&樋口可南子共演の感動作『愛を積むひと』(初夏公開)では、佐藤さん演じる主人公の“石積み”を手伝う青年・徹役に。相手役を務めるのは、早くも“2015年の顔”といわれているネクストブレイク女子・杉咲花だ。また、「JR SKISKI」のCMで広瀬すずと共演している若き個性派・村上虹郎(18)も要チェック。父は俳優の村上淳、母は歌手のUAという2世俳優で、昨年カンヌ国際映画祭を沸かせた河瀬直美監督作『2つめの窓』で映画初主演にしてデビュー。独特の存在感を放ち、河瀬監督や父・村上さんとともにカンヌの地も踏んだ。川口春奈、本田翼らも出演し、“ブレイク女子”輩出CMとして知られるJRのスキーCMでは、広瀬さんが一瞬でときめく、ちょっと素朴な役柄で「あの子は誰?」と話題になっている。今年は、『百瀬、こっちを向いて。』の元「ももクロ」早見あかりと『忘れないと誓った僕がいた』に主演。また、小出恵介主演で薬丸岳の江戸川乱歩賞受賞作を連続ドラマ化する「天使のナイフ」(WOWOW)では、少年犯罪の加害者役で北村匠海、清水尋也らと問題作に挑む。これらでも、親の七光りだけではない個性派イケメンぶりを発揮してくれることだろう。さらに、昨年、テレビ東京の隠れた人気枠(?)「ドラマ24」にてドラマ化された人気マンガ原作の「アオイホノオ」では山本美月と共演し、映画『闇金ウシジマくん Part2』では門脇麦と共演するなど、作品ごとに全く違った役柄ながら圧倒的な存在感を発揮していた柳楽優弥(24)にも再ブレイクの兆しが。ナース版“白い巨塔”といわれる堀北真希主演のドラマ「まっしろ」(TBS)では、アメリカ帰りのエリートドクター・仲野孝太郎役で連続ドラマのレギュラーに。瀬戸康史とW主演を務める映画『合葬』(秋公開)も控えており、もはや“『誰も知らない』の~”という形容詞が不要な実力派俳優として、引っ張りだこになる可能性を秘めている。■特撮枠は「ファブリーズ」高杉真宙、『アオハライド』千葉雄大&吉沢亮にも注目一方、福士さんや菅田さん、さらには佐藤健、綾野剛ら名だたる人気俳優を輩出してきた「仮面ライダー」シリーズを始め、若手の登竜門といわれる特撮出身者も見逃せない。まずは、「仮面ライダー鎧武」の呉島光実/仮面ライダー龍玄役で名を馳せ、「ファブリーズ」のCMでもすっかりお馴染み、現在は「レオパレス21・学割編」のCMで堀北さんと共演中の高杉真宙(18)だ。『渇き。』では別人のような強烈なキャラに扮していた高杉さんは、1月13日(火)スタートの新ドラマ「ゴーストライター」(フジテレビ)で、13年ぶりに連ドラに主演する中谷美紀が演じる“天才作家”・遠野リサの、手に余る反抗的な息子・遠野大樹役に。『渇き。』での共演シーンはなかった2人だが、昨年、大きな騒動となったテーマを取り上げた問題作で、水川あさみ扮する“ゴーストライター”に頼らざるを得ないほど才能の枯渇に直面する中谷さんの、もうひとつの悩みのタネとなる高校生の息子をどう演じてくれるのか、期待が膨らむ。そして、年末年始も大ヒット中の『アオハライド』と人気ドラマへの出演でいっそうファンを増やした、元「仮面ライダーフォーゼ」の朔田流星 / 仮面ライダーメテオこと吉沢亮(20)と、元「天装戦隊ゴセイジャー」のレッド、千葉雄大(25)も今後さらなるブレイクを見せそうだ。ネクストブレイク筆頭の山崎さんとは「水球ヤンキース」ですでに共演済み。吉沢さんは、フォーゼ役の福士さんがひと足先に大ブレイクを果たしてはいるが、そのキラキライケメン度の高さは小湊亜耶役にぴったりと“アオハル”ファンも太鼓判。菅田さん&野村さん共演の『男子高校生の日常』、佐藤さん主演の『カノジョは嘘を愛しすぎてる』や「地獄先生ぬ~べ~」などに立て続けに出演し、ファンが急増中だ。もちろん千葉さんも、「きょうは会社休みます。」で仲里依紗演じる大川瞳に想いを寄せる同僚、加々見龍生役をキュートに演じていたことでも話題に。『アオハライド』では一転、本田さんを追いかける“肉食ぶり”も垣間見せているほか、秋元才加との料理トーク番組「カップルキッチン」(CS・フジテレビTWO)の新米夫ぶりなどから、その“天使系”を超えた柔軟な“ギャップ”キャラが引く手あまたとなりそう。さて、あなたが注目するネクストブレイク男子は、いったい誰?(text:cinemacafe.net)
2015年01月03日残りわずかとなった2014年。映画、ドラマ、あるいはCMにおいても、今年もイケメン俳優たちが大活躍。何本もの主演作をこなした大ブレイクイケメン・福士蒼汰や東出昌大、話題作でキラリと光る存在感を発揮する若手実力派・菅田将暉や池松壮亮、さらにドラマをきっかけに一躍ブレイクを果たした斎藤工や鈴木亮平といった30代の演技派イケメンに注目しながら、2014年をふり返ってみた。■あなたは“東出”派?“福士”派? 少女マンガの世界を体現する2トップまずは26日、NHK朝の連続テレビ小説「ごちそうさん」で共演した女優・杏と元旦入籍を発表し、西島秀俊、向井理に次ぐ電撃結婚を決めた東出さん。現在、咲坂伊緒・原作の大人気少女コミックを映画化した主演作『アオハライド』が大ヒット中。原作の空気感そのままに、W主演の本田翼との息もぴったり。アンニュイでどこか寂しげな眼差しが原作ファンのみならず、多くの女性たちをキュンキュンさせている。『桐島、部活やめるってよ』で日本アカデミー賞「新人俳優賞」を受賞したのが、2012年。昨年は「あまちゃん」「ごちそうさん」と異例の朝ドラ2作連続出演を果たし、純朴な青年役ぶりを見せていたが、2014年は『クローズEXPLODE』で一転、不良高校生に。また、『アオハライド』とは対極の世界観を持つ『寄生獣』では、そのイケメン顔が割れるなど、演技の幅を広げたといわれる怪演ぶり。来年は、早くも大河ドラマ版“花男”といわれている「花燃ゆ」で、井上真央演じるヒロインを取り囲む“幕末男子”のひとり、久坂玄瑞を演じるほか、真木よう子主演ドラマ「問題のあるレストラン」、伝説的バイオレンス・アクションの続編『GONIN サーガ』への主演、そして初舞台となる「夜想曲集」など各方面での活躍が期待されている。一方、福士さんは若手俳優の登竜門「仮面ライダーフォーゼ」から、朝ドラ「あまちゃん」を経て、今年に入ってその勢いはさらにパワーアップ。4月クールドラマ「弱くても勝てます~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~」、7月は川口春奈と“本気チュー”した『好きっていいなよ。』、9月は元・仮面ライダー俳優として“本気アクション”に挑んだ『イン・ザ・ヒーロー』、秋にはローマ国際映画祭で流暢なイタリア語と英語を披露したことも記憶に新しい『神さまの言うとおり』と立て続けに出演。特に、“こじらせ女子”綾瀬はるかを相手に頼りになる“年下男子”を好演した「きょうは会社休みます。」は、演じた“田之倉くん”がすっかりハマり役に。ドラマが終了したいま、“田之倉ロス”になる人が続出しているという。こちらも「Cocohana」(マーガレットコミックス)にて現在連載中の藤村真理の同名人気マンガが原作だ。さらに、KDDI「au 4G LTE」などCMでもコミカルな一面を披露し、爽やかな笑顔を振りまいていた福士さん。2015年は『アオハライド』と同じ咲坂伊緒・原作の『ストロボ・エッジ』で、多くの女子たちの心をわしづかみにするに違いない。■話題作に必ずいる! 躍進する若き演技派、菅田将暉&池松壮亮少女マンガの世界を体現といえば、12月27日に封切られたばかりの映画『海月姫』で、女子顔負けのキラキラ“女装美男子”に扮している菅田さんもそうだろう。見た目は超絶キュートなのに、中身は熱い男らしさを持つ菅田さん演じる鰐淵蔵之介は、能年玲奈ら“オタク女子”たちを日の当たるところへと導くキーパーソン。10kgに及ぶ減量やエステ、骨盤矯正などで体得した女性らしさで(?)話題を独占している。「仮面ライダーW」でのデビューからわずか5年あまり、『共喰い』(’13)で映画賞を席巻し、『闇金ウシジマくんPart2』ではチャラいヤンキーに。“坊主頭”が初々しかった朝ドラ「ごちそうさん」の後も、大野智主演、中田秀夫監督による深夜ドラマ「死神くん」で好演。監督の呉美保がモントリオール世界映画祭「最優秀監督賞」を受賞した綾野剛主演の『そこのみにて光輝く』でも強い印象を残していた。来年は、『海月姫』の熱狂と興奮も冷めやらぬうちに、阪神・淡路大震災から20年を記念したNHKドラマ「二十歳と一匹」に主演するほか、「問題のあるレストラン」、映画『暗殺教室』『ピース オブ ケイク』などでさらなるブレイクを予感させている。そして、『ラストサムライ』(’03)でトム・クルーズと対峙したあの少年役から10年あまり、ついに、シネマカフェの予想どおり大ブレイクを果たした池松さん。昨年、日大芸術学部映画学科を卒業後、俳優活動を本格化させ、2014年は実に8本の映画に出演。確かな演技力とさりげなさの中に光る存在感で、どこにでもいそうな等身大の若者を演じさせたら右に出る者はいないほど、日本映画界で引く手あまたとなった。衝撃作『愛の渦』で門脇麦と絡んだかと思えば、『大人ドロップ』では橋本愛と高校生役に。また『春を背負って』『わたしのハワイの歩きかた』と脇役でも魅せ、西島さん主演の「MOZU」では一人二役で壮絶な殺人者にもなった。『海を感じる時』では市川由衣、『紙の月』では宮沢りえを翻弄する若者を演じ切り、大胆なラブシーンでは“背中も美しい”と注目を集めていた。『ぼくたちの家族』の石井裕也監督と妻夫木聡と再タッグとなった現在公開中の『バンクーバーの朝日』では、野球経験を生かしてチーム「朝日」の一員となり、改めてその魅力を振りまいている。菅田さん、池松さんとも、少年ぽさを残すルックスでありながら、実際は骨太の演技派。間違いなく、これからも楽しみな若手実力派といえるだろう。■ドラマからブレイク! 多才な30代俳優は、そのキャラも魅力ドラマ「僕らのいた時間」で難病ALSの主人公を演じた三浦春馬の恋のライバル、後によき理解者となる先輩役で注目を集め、物議を醸した「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」で全国の人妻のみならず、相手役・上戸彩の同世代から母親世代に至るまで、幅広い層の女性たちの心を捉えた斎藤さん。その端正な顔立ちとは裏腹に(?)、独特の教育哲学で知られるシュタイナーの学校に通っていた幼少期、海外放浪、パリコレモデルというエキセントリックな経歴や、役柄や監督業に対するストイックな一面、あらゆるジャンルに精通する映画通ぶりも多くの女性を魅了した。今年はその色気溢れる声で『西遊記~はじまりのはじまり~』で吹き替えにも初挑戦。先日、「週刊文春」で披露したヌードも話題となったが、竹内結子主演の新春ドラマ「上流階級~富久丸百貨店外商部~」でもその肉体美と色気を披露することになる。また、31日の紅白歌合戦で特別コーナーが企画されている朝ドラ「花子とアン」で、吉高由里子が演じた主人公・花子を、その体格さながらの包容力と温かさで支え続けた“村岡印刷さん”こと鈴木さんも、瞬く間にお茶の間の人気者に。ムキムキ・ボディの『HK 変態仮面』で注目を集めた鈴木さんは、東京外国語大卒、英検1級、世界遺産検定1級も有する博学のインテリ俳優。知的で柔らかな物腰と、花子を思わずナマケモノに例えてしまう村岡印刷さんのキャラは、鈴木さん自身が珍獣好きであることが生かされたという。その一方、園子温監督『TOKYO TRIBE』では180度違う振り切れた悪役を熱演。今後も、生田斗真主演の『予告犯』、綾瀬はるか&長澤まさみらが四姉妹となる『海街diary』など話題作への出演が続いている。2015年も気になる、魅力たっぷりの彼ら。さらなる飛躍を楽しみしておこう。(text:cinemacafe.net)
2014年12月31日映画『海月姫』の初日舞台あいさつが27日、東京・新宿ピカデリーで行われ、キャストの能年玲奈、菅田将暉、長谷川博己、太田莉菜、篠原ともえ、片瀬那奈、速水もこみちと川村泰祐監督、原作者の東村アキコが出席した。本作は、東村の同名漫画(講談社『Kiss』で連載中)を実写化したコメディ作品。クラゲオタクの月海(能年)は、自らを“尼~ズ”と呼ぶオタク女子とともに古びたアパート・天水館で暮らしている。ひょんな事から、女装男子・蔵之介(菅田)と政治家秘書・修(長谷川)の兄弟に出会った月海は、取り壊されそうな天水館を守るため、蔵之介と大勝負に出る――というストーリーで、映画は全国公開中。三つ編みにメガネというオタク女子を演じた主演の能年は、クラゲを思わせる白いファッションで登場し、「これからも"クラゲ祭り"をやっていきます。『ロッキー・ホラー・ショー』みたいに、月海のコスプレで観て楽しんで」と笑顔でアピールし、そんな月海に恋する役どころを演じた長谷川は、「月海ちゃんに付きまとうシュウシュウ(修)が、変態のおじさんにならないかと。出来るだけ、若さを出そうとしたんですが……」と照れ笑い。また、“尼~ズ”の面々である太田は、「適当に過ごしてもメイクをしなくても、誰にも咎められなかった」と振り返ると、篠原も、「気配を消すことを、女優として習得しました」と普段とは違う役柄にすっかりハマった様子だった。一方、「この日を迎えらえてうれしい。マネージャーさんと、『今日はブラジャー記念日にしよう!』と言ってました」とあいさつした菅田は、劇中で美しい女装姿を披露して話題に。「男どもが誘ってきたり、ゲスい反応ばかりでした……」と周囲の反応に苦笑いを浮かべる菅田に、フワフワのミニスカートから覗く美脚で観客を魅了していた片瀬は、「RIKACOさんのような美脚でした!」と大絶賛。また、本作では、天水館の取り壊しという"大切なものを取り上げられる"ことが描かれているが、「アメコミのフィギュアを取り上げられたら嫌ですね」と話した速水は、片瀬に、「フィギュアにオイルかけられたら嫌だもんね?」とニヤけ顔で悪ノリされ、「みなさんバカにしてます?」と突っ込んでいた。
2014年12月28日俳優の長谷川博己が12月27日(土)、都内で行われた出演作『海月姫』の初日舞台挨拶に登壇。現在37歳の長谷川さんは「(ヒロインに)つきまとう30歳のエリート役なので、変態おやじにならないように、できるだけ若さを出すのが難しかった」と語った。舞台挨拶には長谷川さんをはじめ、主演を務める能年玲奈、共演する菅田将暉、太田莉菜、篠原ともえ、片瀬那奈、速水もこみち、原作者の東村アキコ、川村泰祐監督が勢揃い。クラゲ命の月海(能年さん)ら「男を必要としない人生」をモットーとする筋金入りのオタク女子軍団“尼~ず”の面々が、取り壊しの危機に直面した自分たちの男子禁制アパートを守ろうと奮闘する。能年さんは「いよいよ今日から、海月祭りの本番。ぜひたくさんの皆さんに参加していただければ」と上機嫌。カルト的人気を誇るミュージカル映画『ロッキー・ホラー・ショー』を引き合いに、「コスプレや女装して、みんなで合唱しながら観てほしい」とアピールしていた。また、本作で女装にチャレンジした菅田さんは「周りの男たちからはゲスな反応ばっかりでしたが、今日は僕にとってブラジャー記念日。この日を迎えられて嬉しい」とニッコリ。長谷川さん演じるエリート政治家秘書の修と、菅田さん扮する女装男子の蔵之介は正反対の兄弟という設定で、修は月海にひと目惚れするという役どころだ。個性豊かなキャラクターを演じきったキャスト陣に対し、原作の東村さんは「漫画以上」と太鼓判を押し、「続編がある感じのラストでしたよね。(客席に向かって)続編作ってほしい人、いますかあ?」とシリーズ化に意欲的。川村監督も「紆余曲折あったが、こんな素晴らしいキャストが揃ってくれて嬉しい」と感無量の表情だった。『海月姫』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:海月姫 2014年12月27日より全国にて公開(C) 2014映画『海月姫』製作委員会(C) 東村アキコ/講談社
2014年12月28日能年玲奈が主演する『海月姫』の初日舞台あいさつが12月27日に東京・新宿ピカデリーで行われ、能年をはじめ、共演する菅田将暉、長谷川博己、太田莉菜、篠原ともえ、片瀬那奈、速水もこみち、原作者の東村アキコ、川村泰祐監督が出席した。豪華な実写版キャストを前に、東村は「漫画以上に皆さん、キャラクターになりきってくださった」と太鼓判。「続編がありそうなラストでしたよね」とシリーズ化に期待を寄せた。『海月姫』舞台挨拶その他の写真男子禁制アパートに集まるオタク女子集団“尼~ず”の一員である月海(能年)が、童貞エリートの修(長谷川)、その弟で女装美男子・蔵之介(菅田)と出会い、クラゲを溺愛する日常に変化が訪れる。一方、“尼~ず”が暮らすアパートが、土地再開発による取り壊しの危機に陥り……。『ホットロード』に続き、再び新境地を切り開いた能年は「いよいよ今日から海月祭り、本番であります。たくさんの皆さんに参加していただければ」とあいさつ。「例えば『ロッキー・ホラー・ショー』みたいに、みんなでコスプレや女装して、合唱しながら観てもらえれば」と提案した。女装に挑んだ菅田は「今日は僕にとって、ブラジャー記念日。この日を迎えられてうれしいです」とご満悦。一方、長谷川は30歳の童貞エリートという役どころに「もうすぐ38歳なので、変態おやじにならないように(笑)、できるだけ若さを表現するのが難しかった」と苦労を語った。『海月姫』公開中取材・文・写真:内田 涼
2014年12月27日●「ショートヘア案」を断った理由とは?2013年のNHK連続テレビ小説『あまちゃん』のヒロインに抜てきされ、多くの人に知られる存在となった能年玲奈。朝ドラで演じたアイドルの卵から一転、今年8月公開の『ホットロード』では人生初の茶髪で不良少女に扮し、世間を驚かせた。そんな能年が次なる作品として選んだのが、『海月姫』(2014年12月27日公開)。三つ編みにメガネ姿でオタク女子・月海を演じる。映画『海月姫』(くらげひめ)は、漫画家・東村アキコが2008年から漫画雑誌『Kiss』(講談社)で連載中の同名漫画を原作に、『L・DK』(2014年)などで知られる川村泰祐監督がメガホンを取った作品。クラゲをこよなく愛する主人公・倉下月海(くらした つきみ)と、自らを"尼~ず"と称して「男を必要としない人生」を掲げる"オタク女子"たちとの共同生活を描いている。人々が抱える"コンプレックス"がテーマとなる本作は、登場人物のシンデレラストーリーが肝。筋金入りのクラゲオタクで異性を苦手とする月海は、ドレス作りに目覚めることで、新たな人生を見出していく。その1つの物事に没頭する姿は、能年いわく自身と「共通している」内面性。本人インタビューで、彼女が抱えるコンプレックスや思い描く未来を探る中、"女優・能年玲奈"の思わぬ一面が浮かび上がった。「遅刻しちゃいけないと思って」とはにかみながら、定刻より早く取材部屋に現れた能年。その後にワールドプレミア試写会を控えていたことから、クラゲをイメージした特注ドレスで登場した。「存在は存じ上げていた」という原作は、出演が決まってから読み、「コメディができると思ってワクワクしました」。そこまで胸が高鳴ったのは、「こんなに濃いキャラクターの、どうかしている女の人たちがたくさん出てくる作品はそんなに参加できないので」という理由で、撮影を終えて、「あらためて私はコメディが好き」と再認識したという。役柄に近づけるためにまず行ったのは、お笑い芸人のコントの研究。ドランクドラゴンや柳原可奈子のネタを参考に、「これは使える!」という動きや特徴を拾っていった。ヘアスタイルは、原作に合わせて三つ編みに。当初はショートヘア案もあったが、「月海のお団子みたいなぶっとい三つ編みは重要だと思ったので、『三つ編みがいいです!』としつこくお願いしました」と能年たっての希望でウィッグを着用することに決まった。そこまで強くこだわるのは、「私は原作モノをやらせていただく以上、それを尊重しないと意味がないと思っています」という信念があるから。「やっぱり漫画と映画で表現が違うので、映像にするにはどうしたらいいのかというのを考えなきゃいけないと思うんです」と言葉を1つ1つ選びながら、ゆっくりとした語り口で映画化への思いを語る。●大切なものは「まっすぐでいること」容姿と共に掘り下げていったのが、月海の内面。「すごくナイーブで自分のことはダメな人だと思い込んでいる女の子。でも、集中しはじめるといろんなことがそっちのけで、おかまいなしになるところは、切り替えがあって面白いなと思いました」と読み解き、「私もひとつのことに集中すると周りがおかまいなしになるところがあるので、そこが共感できるなと思います」と共鳴しながら、演じ切った。役柄と自身とを重ね合わせながら、自身のコンプレックスについて「普段は運動とかやりたくない人なんですけど、映像だと走ったり、泳いだり、体を張っているパワフルな映像が好きなので、仕事だとがんばれるんです」とその一面を説明し、「仕事じゃないとがんばれないところが欠点というかダメなところ」とはっきりと言い切る。「演技オタクっていえたらいいなって思います」と照れ笑いを浮かべる能年。「このお仕事を始めて『がんばれる』って気づいた時に、本当によかったと思いました」と作品を重ねるごとに女優の魅力に引きこまれていった。劇中で、菅田将暉演じる"女装美男子"鯉淵蔵之介の「大切なものはなくなる。だからなくしたらダメだ」というセリフがある。この言葉を本人に置き換えてもらったところ、「自分がやりたいと思うことに対して、まっすぐでいること。その気持ちを大事にしたいなと思います」。激動の日々を送った朝ドラを終え、時間に余裕ができた時にふと頭を「何かをやらなきゃ」とよぎったそうで、「『できるかな?』とか思わずに"やっちゃえ"ば楽しいので、いろんなことに飛び込んでいきたい」と行動派な一面をうかがわせた。現在、具体的に"やっちゃえ"モードで実行しているのは、「秘密の創作」。内容を尋ねると、「秘密です(笑)」とはぐらかし、「(お披露目は)いつかとは思っているんですけど、ちょっと今はタイミングを見計らっています」といたずらっぽい表情を見せた。「30歳になってもブレずに、ドストレートでいたい」が能年の描く将来像。「月海はファッションショーを終えてすごく自信がついたと思うんですけど、その自信というのは『自分みたいなダメな人でもすごいことができるんだ』という自信じゃないかなと思っていて。それがすごくいいなと思ったので、私も今のままでもいいんじゃないかなと(笑)」。クランクアップから現在に至るまで、能年には「やり遂げた」という手応えが残っているという。■プロフィール能年玲奈1993年7月13日生まれ。兵庫県出身。身長162cm。2006年、第10回ニコラモデルオーディションでグランプリを獲得し、芸能界デビュー。第11代「カルピスウォーター」CMキャラクターで一躍脚光を浴び、2010年に映画『告白』で女優デビューを果たした。NHK連続テレビ小説『あまちゃん』(13年)でテレビドラマ初主演、映画『ホットロード』(14年)で長編映画初主演を務めた。そのほか、映画は『カラスの親指』(12年)、『グッモーエビアン!』(12年)、ドラマは『高校生レストラン』(11年)、『鍵のかかった部屋』(12年)、『サマーレスキュー ~天空の診療所~』(12年)などに出演。(C)2014『海月姫』製作委員会(C)東村アキコ/講談社
2014年12月27日誰よりも女らしく、誰よりも男らしい。菅田将暉はそんなキャラクターを驚くほど丹念に、心を込め、真摯に作り上げた。東村アキコの同名ベストセラーコミックを映画化した『海月姫』(くらげひめ)で、菅田さんは女装美男子・鯉淵蔵之介を熱演。その“女装美男子”と呼ぶに相応しい女性的な美に、まずは目が行く。しかしながら、程なく浮かび上がってくるのは、女性的な美の中にある男性的なカッコよさ。この複雑な役に、いったいどう取り組んだのか。「とりあえずやれることはやろう」。全てはそこから始まったという。「キャラクターとして成立するのかなって、すごく不安でしたね。分からないことだらけだったし、そもそもゴールが分からない。なので、とりあえずやれることはやろうという気持ちでした。やっぱり男性が女性の服を着ると、絶対に違和感が出るんです。その違和感をなくすことが、まず最初の目標でしたね」。「今まではスカートから出た自分の脚なんて見たことがなかったし」と笑う菅田さんが、違和感をなくすために取り組んだことの1つは“減量”。「数字を気にしていたわけではないんですけど」と前置きしつつも、当時の体重より、結果的に10kg以上減ったと明かす。「女性の服って、すごく小さいんです。こんなの着るの?って思ったくらい。なので、きちんと着られるように何とかしなきゃという思いでしたね。炭水化物を摂るのをやめて、野菜とフルーツだけの生活に切り替えました。2か月くらいかな…。撮影が終わった日には、思いっきりラーメンと餃子を食べました」。そもそも、なぜ蔵之介は“女装美男子”と化したのか。政治家の家に生まれながらも、ファッションの世界で生きることを夢見る彼の女装を、菅田さんは「鎧」と表現する。「蔵之介はずっと、自分の居場所を探しているんです。アイデンティティーの問題ですよね。彼は容姿端麗だし、生まれは政治家の家だし、きっともてはやされて生きてきたと思うんです。自分の力じゃないもので評価されてきた。でも、そういう人間の中には、恐怖があるんです。だからこそ自分で何かをすることによって、反応が欲しかったんじゃないかな」。「そういった蔵之介の生き様が、カッコよく見えたらいいなって思いながら演じました」。女性的な美の中にある男性的なカッコよさは、そんな思いに起因しているようだ。「誰よりも男らしい蔵之介の男らしさを、ちゃんと表現することが重要でしたね。人に影響を与えていくカリスマ性、言葉遣い、パワー、熱量。それらを持って物語を生きているうちに、ビジュアルがどうでもよくなればいいなって。要は不自然なんです。女性としての生き方を捨てた女性たちの中に、男性の姿をしていない男性がいるわけで、よく分からない世界(笑)。でも、それが不自然に思われないようになればいいなって」。菅田さんの言う「女性としての生き方を捨てた女性たち」とは、クラゲオタクの主人公・月海(つきみ/能年玲奈)をはじめとするオタク女子集団のこと。物語は、古びたアパートで共同生活を送る彼女たちが、蔵之介と出会うところから展開していく。自分の殻にこもってオタク道を突き進む月海たちに、勇気と自信を与えようとする蔵之介。「これは僕自身も蔵之介と同じ意見なんですが…」と、菅田さんも引きこもり系オタク女子たちに物申したいことがある様子?「勿体ないなと思いました。特に蔵之介みたいに囚われている人間からすると、自分の好きなものを大事に生きている人が輝いて見える。だからこそ、それを武器にすればいいのになって、お節介を焼きたくなるんです。そこが僕と蔵之介の一番の共通点でしたね」。そんな中、気になるのは月海と蔵之介のほのか過ぎる恋愛模様。男女のことに疎い月海と、勘がいいわりに自分の恋心には気づかない蔵之介。月海に一目惚れする蔵之介の兄・修(長谷川博己)の存在も加わり、事態は混乱していく。とは言え、ベタな三角関係に陥ることはない。“ほのかさ”こそが、この作品を味わい深くする。「それがこの映画の悩ましいところなんです(笑)。月海と蔵之介って、不思議な距離感なんですよね。月海のエリアに蔵之介はなかなか入れず、強引に入るわけにもいかない。その空間を大切にしつつ、関わる方法を模索していくんです。だからこそ、2人をベタベタさせたくはなかった。触れ合わせることで何かが壊れてしまう気もしたし、それよりも言葉や視線だなって。月海が違和感なく自分を見ているだけで、蔵之介的には満足なんです。僕はそこが好きですね。もどかしいけど、恋愛なんてもどかしいものだし。もどかしい自分に酔うこともあるだろうし、すんなり行かないのがいいんじゃないかなって」。女装美男子と化し、『海月姫』の世界を生き、感じたことが2つある。それは「女性がデートに出掛けるまでにする支度を考えると、男はデート代くらい喜んで払うべき!」ということ、そして「自分が好きなものを裏切らないでいることの大切さ」だそう。「だって好きなんだもん。で、いいんじゃないかなって。これはちょっと男性的な考え方かもしれないですけど、人間っていつか戦う時が来るので」と続ける。「だって好きなんだもん」を掲げながら戦う。この状況に、今年の菅田将暉ほど当てはまるものはないのではないか。NHKの連続テレビ小説「ごちそうさん」出演に始まり、公開映画は本作を含め3本。夏には舞台「ロミオとジュリエット」の主演を務めた。すでに撮影済みの出演映画も来年の公開を待っている。「今年はだいぶ戦いましたね。でも、戦おうと思って戦ったので。戦えるって、いいですよね。そんな場はなかなかあるものじゃないですし。自分の首をどんどん締めていく感じです(笑)。傍から見たら“いい感じ”でありたいんですけど、自分の中では“いい感じ”じゃない方がいい。なるべく苦痛を味わいたい。それは、何かを自分で開拓していかなきゃいけないってことなのかなとも思っています」。「芝居が好き。もっともっと芝居がしたい」。こう呟く一方、「どう好きなのかも分からなくなっている」という。「よく分からないけど楽しんでいたら、“ああ、もう50歳だ”ってなるのが理想。走り続けたいけど、走り方にもいろいろあるんだなって学んだ1年でもありました。夏に舞台をやった時、パワーで圧倒してやろうと思っていたんですけど、変に力を入れない伝え方もあるんだと気づいたんです。スキップしてもいいし、四つん這いになってもいいし、逆立ちしてもいいし、後ろ向きで走ってもいい。結果論で評価されることが多い中、過程もフィーチャーしてもらえる役者の仕事だからこそ、そこを楽しんでいきたいですね」。(text:Hikaru Watanabe/photo:Nahoko Suzuki)■関連作品:海月姫 2014年12月27日より全国にて公開(C) 2014映画『海月姫』製作委員会(C) 東村アキコ/講談社
2014年12月25日12月27日(土)公開の『海月姫』で、女子が凹みそうなほどの美しい女装男子ぶりを見せている若き実力派・菅田将暉が、『劇場版 零~ゼロ~』やドラマ「ごめんね青春!」などで瑞々しい魅力を発揮した人気モデルの森川葵とW主演する青春映画『チョコリエッタ』。そして、2015年に映画デビュー60周年を迎えるアメリカの名女優シャーリー・マクレーンと、『人生はビギナーズ』でオスカーを獲得したクリストファー・プラマーという2大ベテラン俳優で贈るラブストーリー『トレヴィの泉で二度目の恋を』。一見、何のつながりもないように見える、対照的なこの2つの作品が、いずれも2015年1月、劇場公開される。実はこの2作には、偶然にも、「映画の魔術師」との異名を持つイタリア映画界の巨匠フェデリコ・フェリーニ監督にオマージュを捧げて作られているという意外な共通点があった。フェデリコ・フェリーニといえば、『道』『カビリアの夜』『8 1/2』『フェリーニのアマルコルド』で4度のアカデミー賞「外国語映画賞」に輝き、1992年にはアカデミー賞「名誉賞」を受賞した、20世紀が生んだ映画監督として十指に挙げられる巨匠。夢や幻が重層的に現実世界に広がる手法が特徴的で、映画製作関係者からは「魔術師」という異名で呼ばれている。そのフェリーニの代表作のひとつ『道』(’54)の製作60周年を記念して誕生したのが、『チョコリエッタ』だ。大島真寿美の同名小説を原作に、世界の映画祭でも高い評価を受けている風間志織監督が10年の構想を経て撮りあげた本作は、大切なものを失い、これからの未来に戸惑う少女(森川さん)と映画研究部の先輩(菅田さん)が、“ここではないどこかへ”旅に出るひと夏を映し出していく。「私がジェルソミーナで、先輩がザンパノ」と、ジュリエッタ・マシーナ&アンソニー・クインが演じた『道』の主人公たちのように、旅に出る若きふたり。体験する夢と現実がオーバーラップする映像世界は、ちょっぴり不思議で、フェリーニのエッセンスが至るところに散りばめられた新しいカタチの日本映画となっている。また、もう1本は、『イル・ポスティーノ』『ヴェニスの商人』の名匠マイケル・ラドフォード監督が手掛ける、チャーミングな大人のラブストーリー『トレヴィの泉で二度目の恋を』。主人公エルサ(シャーリー・マクレーン)の夢は、フェリーニの傑作映画『甘い生活』(’60)のヒロインのように、愛する人とローマのトレヴィの泉に行くこと。そんなエルサが人生の黄昏時に偶然出会ったのは、妻を失い心を閉ざしていたフレッド(クリストファー・プラマー)。出会いは最悪だったものの、いつしか心を通わせていくふたり。果たして、エルサの夢は叶うのか…。『愛と追憶の日々』(’83)でオスカーを受賞、現在は「glee/グリー」や「ダウントン・アビー」と人気ドラマにもゲスト出演する大ベテラン、シャーリー・マクレーン。そして『サウンド・オブ・ミュージック』(’65)でのトラップ大佐で知られ、数多くの受賞歴を持つ名優クリストファー・プラマーによる豪華競演。絶世のモテ男マルチェロ・マストロヤンニがグラマラスなハリウッド女優と戯れたトレヴィの泉を始め、『甘い生活』の名シーンも度々登場し、晩年に訪れた二度目の恋を盛り上げている。奇しくも、世界で長らく愛されている“魔術師”フェリーニの名作にオマージュを捧げた2作。あなたはどちらの旅に出る?『チョコリエッタ』は2015年1月17日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。『トレヴィの泉で二度目の恋を』は2015年お正月第2弾、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月22日映画『海月姫』に出演している篠原ともえが12月21日(日)、得意の裁縫の腕前を生かして、劇中にも登場するクラゲのぬいぐるみを作るワークショップを開催し、一般のファンに裁縫をレクチャーした。クラゲオタクの主人公・月海を始め、“尼~ず”を名乗るオタク女子たちが自分たちが暮らすアパートを地上げから守るべく奮闘する姿をコミカルに描く本作。篠原さんは年配の男性を好きになる“枯れ専”女子・ジジ様を演じている。「“和”のクラゲをイメージした」というシルクの絞り染め模様のドレス姿の篠原さんは、往年の“シノラー”のノリで受講者たちの前に登場する。元々「10歳くらいから」裁縫に親しみ、アクセサリーなども自作してきたというだけあって、服飾の技術に関してはプロ顔負け!この日は、劇中で月海たちが資金源にしようと手作りで製作し販売するクラゲのぬいぐるみを、映画にも協力している「オカダヤ」のキットに沿いつつ、アレンジしながら製作したが、基本的な糸を針の穴に通すコツや玉結びに始まり、篠原さんは受講生に丁寧に様々な技術を教えていき「裁縫は指の腹を使って!」など指示が飛ぶ。映画撮影中の空き時間には、主演の能年玲奈に裁縫を教えたこともあったそう。「能年ちゃんにも玉止めの猛特訓してスパルタで教えました(笑)。空き時間にセットにあった生地を使って糸の通し方やボタンのつけ方もレクチャーしました。能年ちゃんは目をキラキラさせて、裁縫に夢中になってました。“尼~ず手芸部”を作って、(共演の)菅田将暉くんも参加してました。私も人に教える楽しさを能年ちゃんから学びました」と嬉しそうに明かした。過去に松任谷由実のコンサートの衣装デザインを担当するなど、服飾の分野での活躍も目立つ篠原さん。年が明けて1月には東京芸術劇場にて行われるコンテンポラリーダンスの公演「近藤良平のモダン・タイムス」に出演するが、ここでも出演者の衣裳のディレクターを務めている。この日のワークショップも篠原さんにとって大いに刺激になったよう。「“手作り”での仕事は自分でもやりたいこと。こうやって身近でレクチャーすることができて、楽しませていただきました」と笑顔で語る。まもなく公開の映画についても「オタクというのは“熱中”とか“夢中”ということが擬人化したものだと思う」と語り、「手作りをキーワードに、尼~ずが集結していく姿が気持ちよく、賑やかでカラフルなフェスティバルのような作品です。手作りの楽しさが伝わればと思います」とアピールした。『海月姫』は12月27日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:海月姫 2014年12月27日より全国にて公開(C) 2014映画『海月姫』製作委員会(C) 東村アキコ/講談社
2014年12月22日能年玲奈を主演に迎え、講談社「Kiss」にて大人気連載中のコミックを実写映画化した『海月姫』。本作で個性的なキャラクターが登場する中、「綺麗!」「可愛すぎる!」と話題となっていた菅田将暉の女装姿。この度、女子も嫉妬するほどの女装美男子写真が一挙解禁となった。「男を必要としない人生」をモットーとする、筋金入りのオタク女子軍団“尼~ず”と、ゆる~い日常を過ごしながらオタク道を極める月海(能年玲奈)。ある日、彼女の前に現れた、女装美男子・蔵之助(菅田将暉)と童貞エリート・修(長谷川博己)の兄弟。彼らとの出会いによって、その楽しい日々が少しずつ揺るがされていく…。今回新たに解禁されたビジュアルは、黄色のニットにカラフルなシャツを着て驚いた表情やクールなサングラス姿、白のブラウスにフレアスカートで上から覗き込みあどけない表情を見せたりと様々な菅田さんを楽しむことができる。目をくりくりとさせ、見つめるビジュアルはもはや女子!と断言したくなるほどの可愛さ。近づいてじっくり見たいという女子も少なくはないはず。このために10kg以上減量し、毛も剃り、エステ、骨格矯正に通い、ヒールでの歩く練習をするなど徹底的にこだわりを持って挑んだという菅田さん。これには能年さんも「女子として見習わないと」と菅田さんの“女子力”に完敗といった様子。衣装をスタイリングしたのは、きゃりーぱみゅぱみゅの衣装を手がける飯嶋久美子。菅田さんが着こなすポップでカラフルな可愛い衣装はもちろん、彼女(?)の行動力によって能年さん含むオタク女子たち=“尼~ず”の変貌ぶりにも注目だ。『海月姫』は12月27日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:海月姫 2014年12月27日より全国にて公開(C) 2014映画『海月姫』製作委員会(C) 東村アキコ/講談社
2014年12月19日東村アキコの人気コミックを能年玲奈主演で映画化する『海月姫』のキャストと監督による初日舞台あいさつが、12月27日(土)に新宿、日本橋で開催されることが決定した。その他の写真本作は、クラゲを愛する主人公・月海(つきみ)を始め、三国志を熱烈に愛する“まやや”、枯れたオジ様専門の“ジジ様”ら、男子禁制のボロアパート“天水館”で暮らす男性を必要としない人生を送っているヲタ女子たちが、自分たちの聖地を守るために奔走する姿を描く。初日舞台あいさつは、新宿ピカデリー、TOHOシネマズ日本橋で行われ、能年のほか、菅田将暉、長谷川博己(新宿ピカデリーのみ)、太田莉菜、篠原ともえ、片瀬那奈、速水もこみち、原作者・東村アキコ、川村泰祐監督が登壇する。チケットは、いち早プレリザーブ(最速抽選)が受付中。プレリザーブ(先行抽選)は、21日(日)より受付を開始し、一般発売は、25日(木)午前10時より開始される。『海月姫』初日舞台あいさつ12月27日(土)■会場:新宿ピカデリー10:10の回上映後/舞台あいさつ■会場:TOHOシネマズ日本橋13:00の回上映後/舞台あいさつ登壇者(予定):能年玲奈、菅田将暉、長谷川博己(新宿ピカデリーのみ)、太田莉菜、篠原ともえ、片瀬那奈、速水もこみち、東村アキコ(原作者)、川村泰祐監督料金:2000円、プレミアボックスシート2700円(※日本橋のみ)いち早プレリザーブ:受付中~22日(月)11:00AMまでプレリザーブ:12月21日(日)11:00AMより~24日(水)11:00AMまでチケット発売:12月25日(木)10:00AMより
2014年12月18日