「真犯人フラグ 真相編」の19話が3月6日放送。ついに明かされた菱田家の押し入れの秘密や、佐野勇斗演じる一星の“真意”、そしてさらに過熱する“真犯人”探しでタイムラインが白熱している。秋元康と「あな番」スタッフ再結集により描かれたきた壮大な謎解きストーリーとなる本作。主人公の相良凌介を西島秀俊が演じるほか、いまだ行方不明で真犯人説も浮かんでいる凌介の妻・真帆に宮沢りえ。信じていた彼氏が逮捕された娘・光莉に原菜乃華。何か秘密を隠している様子の息子・篤斗に小林優仁。凌介と知り合う前から真帆と接点があったことが判明した二宮瑞穂に芳根京子。光莉と交際していたITベンチャー起業家で、ずっと凌介に協力していたが逮捕された橘一星に佐野勇斗。真帆のママ友で自室の押し入れに何かを隠している様子の菱田朋子に桜井ユキ。菱田とともに何かを隠しているらしい山田元哉に柿澤勇人。凌介の息子・篤斗を誘拐、元夫らを殺害までした木幡由実に香里奈。一星の命で光莉を誘拐した葬儀屋・本木陽香に生駒里奈。凌介の大学時代の友人で週刊誌編集長の河村俊夫に田中哲司。同じく学生時代からの友人で真帆とも旧知の日野渉に迫田孝也。別れさせ屋などをしているらしい強羅誠に上島竜兵。YouTuberのぷろびんこと徳竹肇に柄本時生。刑事の阿久津浩二に渋川清彦。そのバディの落合和哉に吉田健悟といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回、これまで隠されてきた菱田家の“押し入れ”の秘密が明かされた。“真犯人”から脅迫されていた菱田は、ふすまに“しゃべりすぎだ”と書かれていたことで、ふすまを裏返し、他人に見られないようにしていた…。「菱田さんの家に入れる人が真犯人、、?」「押し入れで重要だったのは、中身ではなく襖の脅迫の方。菱田家に入れるのって真帆だけでは」など押し入れの秘密が明かされたことで視聴者の新たな“考察”が過熱。その後、一星の無実を信じる光莉によって彼が“真実”を語り出す。一星もまた母親の写真とともに脅迫文を受け取っており、真犯人として振る舞うよう脅されていた…。一星の無実を訴える配信をすると言い出す光莉を号泣しながら止める一星に、「一星と光莉のあのやり取りに思わず涙 佐野きゅん演じる一星くんが犯人じゃなくてホント良かった」「勇斗くんの涙に私は弱いです 物語とかに感情移入したのもあるかもと言われるかもだけど…」「一星信じてたよ!一星は母親想いの彼女想いの優しい人だもんね!守るための嘘良きです!あの涙にはつられました」など、一星の涙を見ながら号泣する視聴者多数。さらに瑞穂のもとに向かう河村を追って凌介と日野が店を出て行くシーンにも多くの視聴者が注目。「日野がナイフみたいの持ち出したぞ。俺はまだ日野が犯人だと思ってる」と、店を出る際に日野が何かを持ち出した点に注目した声とともに、「個人的な考察として、あの小説は河村と瑞穂が真犯人である日野を誘き出す為に考えた行動だと思う」「真犯人日野さんでブルじゃない?二宮さんと河村さんが組んで日野さんを誘い込んだんじゃない?」「瑞穂は真犯人おびき出すために行動していた。河村かと思わせて違うと分かり…日野が豹変するのでは」などの考察も多数投稿されている。(笠緒)
2022年03月07日西島秀俊主演「真犯人フラグ 真相編」12話が1月16日オンエア。バタコと菱田の“バトル”にSNSが「2人とも格闘慣れしてる」等ざわめくなか、バタコが凌介に放った“セリフ”と“葬儀屋”本木の行動に「それぞれ誘拐犯は違う」など新たな考察が過熱中だ。企画・原案を秋元康が手がけ「あなたの番です」の制作スタッフが再結集。中堅運送会社・亀田運輸に勤務し、建築中のマイホームの完成を心待ちにしていた相良凌介が、突然妻と2人の子どもが失踪するという事件に巻き込まれ、さらに犯人の疑いをかけられる…という展開の本作。主人公の相良凌介を西島さんが演じるほか、凌介の“真犯人”探しに協力するなか、彼が気になり出す二宮瑞穂に芳根京子。誘拐された凌介の娘・光莉と交際しているITベンチャー起業家の橘一星に佐野勇斗。凌介の友人で週刊誌「週刊追求」編集長の河村俊夫に田中哲司。過去に不倫していた妻の真帆に宮沢りえ。「父を殺して」という動画が公開された娘・光莉に原菜乃華。凌介の息子だが父親は別の可能性がある篤斗に小林優仁。前回のラストで刺殺された真帆の不倫相手・林洋一に深水元基。合鍵で凌介の自宅に勝手に出入りする菱田朋子に桜井ユキ。凌介に復讐心を抱いている“バタコ”こと木幡由実に香里奈。謎の葬儀屋・本木陽香に生駒里奈といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回は光莉の動画が拡散され、凌介を狙うアカウントなども誕生、ついに女子高校生に階段から突き落とされてしまう。心配した瑞穂と一星が凌介の家を訪ねると、そこに朋子がリンゴを持ってくる。リンゴを切ろうと瑞穂が包丁を取り出すと、包丁には血がこびりついていて、さらに刃先も欠けていた…それは林を殺害した凶器で、凌介への疑いはますます強まってしまう…というストーリーが展開。前回のラスト、篤斗の病室で出くわしたバタコと菱田…12話では冒頭から2人の“バトル”が展開する。兵士のように武器を駆使して篤斗の周囲で格闘する2人の姿に「真犯人フラグふたりとも格闘家かよっ!」「この女子2人は格闘家並みじゃん」「あの格闘シーンからして2人とも只者じゃないぞ...」「2人とも格闘慣れしてるとか何!?」などの声が殺到。その後凌介と篤斗に血縁関係がないことが判明。ショックを受ける凌介だが、そんな彼に篤斗の病室の前で話しかけてくるのがバタコ。バタコを自分でさばいたフグの毒を凌介に摂取させる。病院で倒れ込む凌介に「ほんとの子どもじゃないのに」とつぶやくバタコ。さらにどこかの部屋の風呂場に閉じ込められている光莉のもとに本木が現れ、何かを注射する…という展開に。このラストに「篤斗誘拐と真帆、光莉誘拐は別タイミングって事?それとも誘拐犯が別々なのか」「やっぱり篤斗誘拐と光莉誘拐は別」など、光莉と篤人の失踪は別々の事件だという考察や、凌介と篤人に血縁関係がないのをバタコが知っていたことに「篤斗はバタコさんの子なのでは…??」「リスクを犯してまで病室へ忍び込むほどの篤斗への執着ぶりを考えると、バタコが篤斗の実母だと考えるのが最も自然」「冷凍遺体で送られてきた息子が凌介と真帆の本当の息子」と、篤斗がバタコの子どもでないかとする説も登場。新たな情報を基にした考察も過熱中だ。(笠緒)
2022年01月17日「真犯人フラグ 真相編」11話が1月9日放送。SNSでは凌介の息子・篤斗の心を開くためコスプレ姿で見舞う瑞穂に「可愛い」の嵐が吹き荒れるとともに、菱田とバタコの“遭遇”、さらに“真犯人”と目されていた林の辿った運命に数多くの反応が寄せられている。西島秀俊演じる主人公の妻と子どもたちが突如失踪。同情をかったかと思えば疑惑の念を向けられ…メディアやSNSに翻弄されながら、主人公たちが“真犯人”を探そうとするノンストップ考察ミステリーとなる本作。中堅運送会社・亀田運輸でカスタマーサービス部に勤務、生きて帰ってきた息子の篤斗に犯人と名指しされる相良凌介を西島さんが演じるほか、過去の不倫が発覚した妻・真帆に宮沢りえ。高校2年生の娘・光莉に原菜乃華、凌介が犯人だと口にした小学4年生の息子・篤斗に小林優仁。凌介の同僚で彼とともに真犯人探しをする二宮瑞穂に芳根京子。光莉の彼氏でITベンチャーのスキルを駆使し凌介に協力する橘一星には佐野勇斗。凌介の学友で週刊誌「週刊追求」編集長の河村俊夫に田中哲司。凌介の部屋の合鍵を持ち勝手に出入りする菱田朋子に桜井ユキ。凌介に復讐しようとしており新興宗教の一員でもある“バタコさん”こと木幡由実に香里奈。相良家の新居を担当する住宅メーカーの営業マンで、凌介たちが“真犯人”として追っている真帆の不倫相手・林洋一には深水元基。謎の行動をする葬儀屋・本木陽香に生駒里奈。また坂東龍汰、柄本時生、渋川清彦、吉田健悟、平田敦子らも出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。篤斗の病院の前で報道陣に取り囲まれるなか、警察に任意同行を求められる凌介。事情聴取のあと凌介は篤斗の病室に向かうが、参考人である凌介を被害者の篤斗に会わせるわけにはいかないと警察に止められる。さらに志乃生(丘みつ子)と三郎(浜田晃)にも制止され…というのが今回のストーリー。そんな凌介に代わり密かに篤斗を見舞っていたのが瑞穂だった。篤斗が好きなアニメのキャラクターのコスプレ姿で病院に現れるが、病室の前で凌介とばったり遭遇。カウンセラーの先生にウイッグを自作だと言われると「中途半端は良くないかなと思いまして…」と、こだわったことをほのめかす…。そんな瑞穂に「今日は二宮のコスプレ見れただけで神回でした」「コスプレ瑞穂たんが可愛すぎて脳裏に焼き付いている」などの声が上がる一方で「変なこと吹き込んでない…?」「二宮さん、今この状況で篤斗に会ってるのは怪しさ極まりない」「コスプレ→変装しますフラグってことで合ってる?」など疑念を抱く視聴者も。一方、凌介の襲撃に失敗したバタコは篤斗の病室の前をうろつくように。夜の病院で火災警報器を鳴らし、警察官が目を離したすきに篤斗の病室へ…しかしその眼前には篤斗の上に覆いかぶさるようにして包丁を突きつける菱田の姿が。2人の遭遇に「菱田とバタコの対面は混ぜるな危険って感じがしてゾクゾクしたな」「ラストの菱田さんとバタコの危ないやつ同士の対面は面白い」「バタコVS菱田の続きが気になって仕方がない」などの反応が上がるなか、逃走中の林が死亡するというラストとなった。「林を殺したのはそのまんま考察したら等々力建材に雇われた強羅なのか」「林を殺したのは河村かな」「多分殺ったのは葬儀屋さんの人かなぁ。と…」など、SNSでは林の死に対する考察も過熱している模様だ。(笠緒)
2022年01月10日2,000万円必要といわれる“老後のお金”問題を解決するために、資産の切り札である「持ち家」を活用する手段を紹介。“老後の理想の暮らし”を思い描きながら、持ち家の活用術について考えてみようーー。「年をとったら家をバリアフリーにリフォームしたい」「将来は高齢者住宅に住み替えたい」などと、セカンドライフの希望はたくさんあるが、ネックとなるのが“お金”。特にコロナ禍の今、収入が減少して老後の資金計画が狂ったという人も少なくない。「定年後、主な収入源は公的年金のみとなってしまいます。手元資金を使ってリフォームや建て替え、住み替えをするとその後の生活に支障をきたしてしまうことがあります。また、保有している資産は主にマイホームだけ、という人は意外と多く、“持ち家”を活用してセカンドライフの希望をかなえる方法に注目が集まっています」そう語るのは、ファイナンシャルプランナーの菱田雅生さん。自宅を売却する意思はなく、子どもに家を残したいという人は、賃貸で家を貸して、家賃収入を得る方法がある。【賃貸のしくみ】(1)利用者が不動産会社、移住・住みかえ支援機構などに自宅の賃料査定を依頼(2)不動産会社、移住・住みかえ支援機構などが入居者を募集する(3)入居者が、不動産会社、移住・住みかえ支援機構などに家賃を支払う。または入居者が利用者に直接家賃を支払う(4)不動産会社、移住・住みかえ支援機構などが、利用者に管理手数料を差し引いた賃料を支払う【賃貸が向いている人】・高齢者住宅に引っ越しても、自宅は手放したくない【賃貸のメリット】・持ち家を賃貸で貸すので、毎月賃料収入が得られる【賃貸のデメリット】・空き家になると賃料収入が得られなくなるリスクがある・固定資産税を払い続ける・メンテナンス費用がかかる持ち家を活用した、セカンドライフの夢のかなえ方を菱田さんに教えてもらった。【ケース】子どもに家を残したいC子さん(70代後半)一軒家に一人で暮らすC子さんは、高齢者施設に移り住みたいと考えていた。「家は子どもに残したいので、できれば売りたくないのですが、高齢者施設に入るお金がどうしても足りない。入居一時金がいらない『サービス付き高齢者向け住宅』でも、月々の費用が、あと5万円ぐらい足りないので、いい方法はないか考えています」(C子さん)自宅は子どもに残したい、でも自分は高齢者施設に移りたいという人には、自宅を賃貸で貸し出す方法を菱田さんはお勧めする。「C子さんの年金では、サービス付き高齢者向け住宅に毎月支払う費用が5〜10万円ほど足りません。自宅を賃貸として貸し出して、家賃収入をプラスすると、入居が可能になります。若い世代は不動産を持たない人が増えていますので、ファミリー向けに戸建てはニーズがあります」(菱田さん)賃貸住宅には空き家になったときに、家賃収入が得られなくなる「空き家リスク」があるが、一般社団法人移住・住みかえ支援機構の「マイホーム借上げ制度」は、空室が発生しても家賃が保証される。利用の対象となる住宅は、住宅ローンが完済して、かつ耐震基準を満たしているなどの条件があるのでチェックしてみよう。「女性自身」2020年11月17日号 掲載
2020年11月11日2,000万円必要といわれる“老後のお金”問題を解決するために、資産の切り札である「持ち家」を活用する手段を紹介。“老後の理想の暮らし”を思い描きながら、持ち家の活用術について考えてみようーー。「年をとったら家をバリアフリーにリフォームしたい」「将来は高齢者住宅に住み替えたい」などと、セカンドライフの希望はたくさんあるが、ネックとなるのが“お金”。特にコロナ禍の今、収入が減少して老後の資金計画が狂ったという人も少なくない。「定年後、主な収入源は公的年金のみとなってしまいます。手元資金を使ってリフォームや建て替え、住み替えをするとその後の生活に支障をきたしてしまうことがあります。また、保有している資産は主にマイホームだけ、という人は意外と多く、“持ち家”を活用してセカンドライフの希望をかなえる『リースバック』という方法に注目が集まっています」そう語るのは、ファイナンシャルプランナーの菱田雅生さん。「リースバック」とは、リースバックを取り扱う不動産業者に自宅を売却して、代金を受け取るのと同時に不動産業者と賃貸契約を結ぶ。その後は、毎月家賃を支払って自宅に住み続ける方法。【リースバックのしくみ】(1)利用者が不動産会社に自宅を売却(2)利用者が不動産会社から売買代金を受け取る(3)その家を不動産会社が利用者に賃貸物件として貸す(4)不動産会社に利用者が家賃を支払う【リースバックが向いている人】・年金が少ないので生活費が足りない・事業資金が足りない・売却したことを周囲に知られたくない【リースバックのメリット】・自宅を売却した後、賃貸借契約を結び、そのまま自宅に住み続けられる・資金用途は問われない・売買契約の際、年齢は問われない【リースバックのデメリット】・売却した不動産会社が家を転売すると、賃貸借契約先が変わるため、途中で契約内容が変わることがある持ち家を活用した、セカンドライフの夢のかなえ方を菱田さんに教えてもらった。【ケース】子どもの学資が支払えないB子さん夫婦(50代後半)子どもの大学の費用が予想外にかかってしまったというB子さんは、夫の退職金を充てるつもりだったが、想定外のことが起きてしまった。「夫の会社がコロナ禍で業績が悪く、退職金はアテにできないことがわかったのです。自宅を売却した資金で費用を捻出するしかないと思ったのですが、私自身、パートの仕事が忙しく引っ越しが難しいのと、新しい住まいを見つける時間がなくて……」(B子さん)そこで、B子さんは、売却してもそのまま自宅に住み続けられる「リースバック」という方法があることを知った。「リースバックは、自宅を売却して得た資金の用途は問われないので、B子さんのように教育費に使ってもいいですし、家業の事業資金や生活費に使ってもいい。売却する自宅もマンションや戸建てでマイホームを持っていればほとんどの人が利用できます。契約によっては後で買い戻すことができます」(菱田さん)売却したことを他人に知られることはなく、その後は家賃を支払いながら同じ家に住み続けられるので、急場をしのぐにはいい。「売却した不動産を所有する会社が、転売する可能性があります。そうなると退去を求められることがありますので、賃貸契約を結ぶ際にはよく契約書を確かめる必要があります。また、リースバックは、業者によって価格面での差が生じてきます。売却金額や家賃の設定など、複数の業者から見積もりを出してもらい、きちんと比較するようにしましょう」(菱田さん)「女性自身」2020年11月17日号 掲載
2020年11月11日2,000万円必要といわれる“老後のお金”問題を解決するために、資産の切り札である「持ち家」を活用する手段を紹介。“老後の理想の暮らし”を思い描きながら、持ち家の活用術について考えてみようーー。「年をとったら家をバリアフリーにリフォームしたい」「将来は高齢者住宅に住み替えたい」などと、セカンドライフの希望はたくさんあるが、ネックとなるのが“お金”。特にコロナ禍の今、収入が減少して老後の資金計画が狂ったという人も少なくない。「定年後、主な収入源は公的年金のみとなってしまいます。手元資金を使ってリフォームや建て替え、住み替えをするとその後の生活に支障をきたしてしまうことがあります。また、保有している資産は主にマイホームだけ、という人は意外と多く、“持ち家”を活用してセカンドライフの希望をかなえる『リバースモーゲージ』という方法に注目が集まっています」そう語るのは、ファイナンシャルプランナーの菱田雅生さん。「リバースモーゲージ」とは、高齢者向けの貸付制度のひとつで、所有する自宅などを担保に金融機関などから融資を受けて、亡くなったときにその自宅を売却して一括返済する仕組み。【リバースモーゲージのしくみ】(1)金融機関・社会福祉協議会などに、利用者が自宅を担保として提供(2)金融機関・社会福祉協議会などから、利用者に融資(3)死亡後、担保を売却などで返済【リバースモーゲージが向いている人】・自宅をリフォームしたいが、資金がたりない・持ち家はあっても年金が少ない・高齢者住宅に引っ越したいが、資金が不足している・子どもがいない。または、家を継ぐ子どもがない【リバースモーゲージのメリット】・住宅や土地を担保にして、借り入れができる(ただし、資金用途は金融機関によって限定されていることが多い)・毎月の支払いは利息のみ。借入人が亡くなったら売却する・自宅を子どもに残す必要がない人は相続税対策になる【リバースモーゲージのデメリット】・相続人の同意が必要・建物、土地の価値が下落すると、融資限度額を見直されることがある・変動金利なので金利上昇リスクがある・長生きすると融資がたりなくなることがある持ち家を活用した、セカンドライフの夢のかなえ方を菱田さんに教えてもらった。【ケース】年金しか主な収入がないA子さん夫妻(60代後半)都内に住むA子さん夫妻(60代後半)は、子どもたちが巣立った後、夫と将来について考えていた。「収入は年金しかなく、貯金は介護が必要になったときのためにとっておきたい。問題なのは家で、子どもは独立したので継ぐ人がいない、バリアフリーにして住み続けるか、高齢者住宅に移り住むのかまだ決めていませんが、いずれにしても先立つもの“お金”が足りないので、どうしたらいいのか悩んでいます」(A子さん)リバースモーゲージはメガバンクなどの金融機関や社会福祉協議会といった公的機関でも融資を行っている。「金融機関のリバースモーゲージは銀行によって条件に差がありますが、年齢は主に55歳以上が融資の対象で、一括でまとまった金額を受け取れる一括融資方式、決められた金額内であればいつでも融資が受けられる随時融資方式などがあります。金利は変動金利で、毎月利息を返済する、融資する金額に利息を組み入れるコースがあります。また、お金の使い道は、趣味や旅行など自由に使えるものから、住み替えや家のバリアフリーの資金にも使えるものまで。一方、公的機関が扱うリバースモーゲージは65歳以上が対象で、毎月定額しか受け取ることができません。融資の対象となる不動産も一軒家に限定されることが多く、資金の使い道も生活費などに限られているので、セカンドライフを決めてから金融機関を比較することをおすすめします」(菱田さん)金融機関によっては、借入金の用途や担保となる不動産が、マンションは不可など、制限されていたり、保証人が必要となったりすることもある。さらに、いつまでも元気で長生きなのは喜ばしいが、借入額が融資限度額を上回ってしまい、追加融資を受けられないため、自宅を売却せざるをえないケースも出てくる。地価が下落して担保割れすると、途中で一括返済を求められるといったリスクもあるので、メリット・デメリットをよく確かめよう。「女性自身」2020年11月17日号 掲載
2020年11月11日