モデルとして華々しく活躍し、注目されるKoki,(※oの正式表記はマクロン付き)が、映画『牛首村』で女優として初挑戦・初主演を務めることで話題を呼んでいる。同作は清水崇監督による『犬鳴村』『樹海村』に続く「恐怖の村」シリーズの第3弾で、北陸に実在する最凶の心霊スポット坪野鉱泉を舞台としたホラー映画となる。心霊動画を見たことから恐怖体験に巻き込まれていく女子高生・雨宮奏音と、心霊動画で失踪した妹・詩音の一人二役という難役に初主演ながら挑んだKoki,。さらに奏音に恋する同級生・香月蓮役には萩原利久、詩音の恋人・倉木将太役には高橋文哉と、注目の若手俳優が集まった。今回は撮影を通して仲を深めていったという3人にインタビュー。お互いの印象から、演じた計4人の人物から誰派!? といった話も聞いた。○■完成した作品には「ウルウル」——実際に完成した作品を観て、出演されている皆さんはどのような感想を持ちましたか?Koki,:1カ月半、皆さんと一緒にチームで作ったものがひとつの映画になったのだなということに感動しました。撮影の裏側を思い出してウルウルしてしまいました。萩原:撮影している時はCGを想定していて完成が見えない部分が多かったので、完成した作品を観るのがすごく楽しかったですし、自分の想像していた以上のものがスクリーンあったので、心がワクワクするような感覚でした。高橋:僕はホラー映画を最初から最後までちゃんと見たことが、人生で1度もなかったんです。清水監督が手がけられた『犬鳴村』『樹海村』のDVDもいただいて見ようと試みたんですけど、最初の5〜10分で目をつぶりすぎて断念しました。それぐらい本当に僕自身苦手だったんですけど、こうして参加させていただいて『牛首村』が初めてちゃんと見たホラー映画になり、魅力やハラハラドキドキを感じられて、すごく新しい発見でした。——Koki,さんは今回一人二役、さらに姉妹役ということだったと思うんですが、なんか普段の姉妹の感じがちょっと出たなとか、実際にお姉さんがいることが役作りに役立ったってことはありますか?Koki,:「もし自分が奏音だったら」と考え、詩音を守りたいという気持ちや、奏音が詩音のことを大切に思っている気持ちに共感することができたので、役作りにも反映することができました。自然と、相手を大切に思う気持ちが出てきました。——一人二役を演じるKoki,さんの姿を見て、お二人はどう感じましたか? 奏音と詩音が一緒にいるシーンもけっこうあって、苦労があったのかなと作品を見ていて思いました。萩原:僕は一人二役を経験したことがないので、Koki,ちゃんがどう演じられるのか想像つきませんでした。奏音と詩音を同じシーンで演じ、すぐに切り替えなければいけないという日もあったんですけど、本当に変わるんですよね。衣装なども変わりますけど、それ以上に人が変わる。だからこちらも一緒に現場にいて戸惑うこともないし、肌で感じ取れるのはすごいです。高橋:本当にKoki,ちゃんは大変だろうなと思いながら演じていました。奏音で1度お芝居をやって、そのあとに自分がやった奏音が前にいるのを想像して詩音を演じなければいけないということも何回かあって、そこに立ち会っていたので、初出演の作品でこれを演じるなんてプレッシャーなんじゃないかな、と思って。でも僕が演じる将太から見ても、本当に詩音と奏音にしか見えなかったです。——今回が初共演となり、お互いの印象はいかがでしたか?Koki,:利久くんはとても明るい印象で、文哉くんは優しい雰囲気のある方だなと思いました。 撮影を通じて、利久くんがさらにお茶目でキュートでフランクな人でしたし、文哉くんはとても優しくて明るくて、こちらを笑顔にさせてくれる人でした。萩原:嬉しいです。僕は最初勝手に構えていて、一応最年長だし先輩らしくいようと考えていたんですけど、2人に会ってみたらその考えが吹き飛ぶくらい明るくてまっすぐで素直で、同級生のような感覚で話してくれたんです。Koki,ちゃんは3人の中で1番明るいんじゃないかなと思うくらい、太陽のようなエネルギーを持っていました。文哉は、実は僕よりもさらにお茶目なんじゃないかな。少年のようなところがあって撮影中に何度も救われました。高橋:僕もKoki,ちゃんにお会いするまで勝手にクールなイメージを持っていたんですけど、いざお会いすると明るくて太陽のような存在だったので、ギャップにすごく驚きました。利久くんは初対面の時に2人だけになる瞬間があって、僕は人見知りなところがあるのでどうしようと戸惑っていたんですけど、たくさん質問をして沈黙の時間を作らないように気を使ってくださって、優しい先輩でした。現場にもすごく明るい雰囲気があって、僕がその馴染みやすい空気をKoki,ちゃんも利久くんも作ってくださって、感謝しかないです。○■蓮or将太、奏音or詩音——Koki,さんは奏音として蓮と、詩音として将太と接することが多かったと思いますが、実際はどっち派なのかということも気になりました。Koki,:“どっち派”ですか!? どうしよう……。萩原:おお〜。Koki,:蓮は、奏音がいくら冷たくしてもずっと寄り添ってくれるところがあって。将太は詩音を守ってくれるし、一緒にいられる時間が空いてしまってもずっと思い続けてくれる。両方素敵だなと思います。萩原:いやもう、光栄でございます。Koki,:(笑)萩原:どう答えるんだろうとドキドキしてたんです。ありがとうございます!(笑) 蓮としては、奏音がよくやり取りに付き合ってくれてるなあ、と。日常のシーンを撮り終わるたびに「蓮、馬鹿だよなあ」みたいな会話をしてました。でも、めげないメンタルの強さにはリスペクトがあります。Koki,:本当に。高橋:将太も、すごいですよ。だって、高校生であんな戦えないもん。萩原:たしかに。でも大前提として、蓮が将太を助けているってことは忘れないでいただきたい! 命の恩人と言っても過言ではないので!(笑)高橋:まあ、たしかに蓮に助けてもらったことは大きい(笑)Koki,&萩原:(笑)高橋:僕は将太を演じて、すごく蓮に惹かれました。萩原:本当!? 将太と2人で寝るときに会話しているシーンも、面白かったね。ずっと緊張感のあるホラーシーンを撮っていた中で、久々に来た日常的なシーンだったので、急にスタッフさんのテンションが上がっていて。高橋:「撮るぜ撮るぜ〜!」みたいな感じだった(笑)——どちらもKoki,さんが演じていますが、逆に男性お二人は奏音派か詩音派かと言われたらいかがですか?高橋:高橋文哉として考えると、ちょっと難しいな……。萩原:僕は奏音かな。周りの方から「子供っぽい」言われることが多いので、お姉さん的な人のが引っ張ってくれてくれそう。高橋:僕はやっぱり、詩音ですね。髪を結んでいるのが好きなので……。Koki,:そこなの!?(笑)高橋:(笑) あとはやっぱり、僕が将太として見た詩音の顔がすごくかわいらしくて、助けたいと思えるような表情をたくさん見てしまった分、影響を受けています。僕も末っ子なので、利久くんと同じように普段は支えられた方が良いから奏音派のはずなんですけど、将太を演じている効果で、今回は詩音派になりました。——最後に、Koki,さんが注目して欲しいシーンもぜひ教えて下さい。Koki,:本当にたくさんあって決めるのが難しいんですけど、台本をいただいてはじめて読んだ時からずっと自分の中で好きなシーンとして、クライマックスの崖のシーンをぜひ見ていただきたいです。奏音がどうやって感じているんだろうとすごく考えたシーンなので、自分としても特に印象に残っていて、注目していただけたら嬉しいです。■Koki,2003年2月5日生まれ、東京都出身。2018年5月『エル・ジャポン』のカバーで、モデルデビュー。その後、国内外のファッション誌のカバーやラグジュアリーブランドのアンバサダー、CM出演や、2019年5月にはパリでランウェイデビューを果たすなど異例の早さでキャリアを積み上げる。また、音楽分野でも、中島美嘉や三浦大知、工藤静香に楽曲提供するなど、作曲の才能を発揮している。女優としては、本作が初出演となる。■萩原利久1999年2月28日生まれ、埼玉県出身。2008年デビュー。2016年に『イノセント15』で映画初主演を果たす。ドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(19年)、『美しい彼』(21年)などで注目を浴び、若手の実力派俳優として活躍中。近年の映画出演作に『アイネクライネナハトムジーク』『十二人の死にたい子どもたち』『恐怖人形』(19年)、『花束みたいな恋をした』『Bittersand』(21年)など。■高橋文哉2001年3月12日生まれ、埼玉県出身。2019年に令和初の仮面ライダー『仮面ライダーゼロワン』の主演に抜擢され、降多数の話題作に出演。2021年の出演作に『夢中さ、きみに。』『着飾る恋には理由があって』『うきわ-友達以上、不倫未満』『僕らが殺した、最愛のキミ』『最愛』、映画『DIVOC-12「死霊軍団 怒りのDIY」』『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜ファイナル』など。
2022年02月23日映画『牛首村』(2月18日公開)の完成披露舞台挨拶が19日に行われ、Koki,、萩原利久、高橋文哉、芋生悠、大谷凜香、松尾諭、田中直樹、清水崇監督が登場した。同作は清水崇監督による『犬鳴村』『樹海村』に続く「恐怖の村」シリーズの第3弾。北陸に実在する最凶の心霊スポットを舞台に、Koki,が女優デビュー・初主演を務める。急性穿孔性虫垂炎で1月19日に行われた完成披露試写会を欠席していた萩原は「ご心配をおかけしました。本日初日にここに立てることを非常に嬉しく思っています」と挨拶。「本当に嬉しいです。完成披露の時に来られなかったので、なんとか今日迎えられてよかったなと思いますし、何より見ていただけるのが嬉しい」と気持ちを表した。高橋もコロナ禍での公開に「ほっとした気持ちと嬉しい気持ちとあふれてるんですけど、撮影から考えると意外にあっという間だったなという気持ちがあって、皆さんに今日から届くという意味で始まりのような感覚でワクワクしています」と感慨深い様子。またこの日は特製「モーモークッション」を客席にプレゼントするということで、出演者陣は手を消毒した上で客席にクッションを投げ入れて盛り上がっていた。
2022年02月18日TBS新金曜ドラマ「妻、小学生になる。」にて、愛川蓮司役で出演予定だった萩原利久が、急性穿孔性虫垂炎のため撮影への参加が困難となり、代わって同役を杉野遥亮が務めることが決定した。本作は、10年前に愛する妻を亡くし、生きる気力を失った夫とその娘が、生まれ変わって小学生になった姿の妻(母)と再会するところから始まる、ちょっと変わったホームドラマ。堤真一が主人公・新島圭介役、石田ゆり子が他界した妻・貴恵役、蒔田彩珠が娘・麻衣役で出演。近年では、「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」の黒川森生役が話題となり、弟役で出演する「僕の姉ちゃん」が配信中の杉野さん。今回演じる愛川は、父が経営する工務店に勤務しており、麻衣と出会い、深く関わっていく存在だ。今回のキャスト交代に杉野さんは「先日、監督とお会いした際、蒔田彩珠さん演じる麻衣ちゃんが幸せになってほしいと話されていたことが印象的でした。愛が伝わるものがどこかある、そんな愛川蓮司を現場で築き上げていきたいです」と意気込む。そして「台本を読んでいると、涙ぐんじゃうんですよ。いままでにはない夫婦・親子の関係性ですが、とても温かく、しっかりと軸のあるお話に共感ができるし、僕は好きだと思いました。こんな毎日だからこそ、ドラマを見て癒される。その一つのピースになれるように一生懸命、頑張りたいと思っています」とコメントしている。「妻、小学生になる。」は1月21日より毎週金曜日22時~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2022年01月20日ヨルシカの新曲「月に吠える」が、2021年10月6日(水)に配信リリース。ヨルシカ、萩原朔太郎の詩集「月に吠える」に着想した新曲ヨルシカは、ボーカロイドクリエイターのn-buna(ナブナ)が、女性ボーカルsuis(スイ)を迎えてスタートしたコンセプチュアル・バンド。2021年8月にはローソンとのコラボレーションドリンクを発売、ヘミングウェイの小説をモチーフにした楽曲「老人と海」もリリースするなど、ホットなニュースが絶えない。そんなヨルシカが新たに世に送り出す新曲「月に吠える」は、“日本近代詩の父”と称される萩原朔太郎の詩集『月に吠える』からインスピレーションを得たもの。「又三郎」「老人と海」等と同様、文学作品をオマージュを捧げた。2021年8月に全国のローソン店内で先行放送されており、多くのファンからリリースが待ち望まれていた楽曲でもある。新曲「月に吠える」絵画的でサスペンスフルなMV新曲「月に吠える」のミュージックビデオも公開に。ミュージックビデオのディレクションは、米津玄師「パプリカ」などを手掛けている加藤隆が担当した。海辺の街を徘徊する孤独な青年の欲望と妄想を、詩情あふれるアニメーションで描いた、サスペンスフルな作品に仕上がっている。【詳細】ヨルシカ 新曲「月に吠える」配信日:2021年10月6日(水)
2021年10月07日「ウルトラマンタイガ」で注目を集めた井上祐貴と、「3年A組 -今から皆さんは、人質です-」などの萩原利久、「ウルトラマンR/B」「シンデレラはオンライン中!」などの木下彩音という次世代の注目俳優が共演する『Bittersand』。この度、謎が謎を呼ぶ冒頭映像が到着した。この度到着したのは、井上さん扮する暁人が、萩原さん演じる親友の井葉に教室の黒板に描かれていた【3年1組相関図】を自分が描いたと噂を流して欲しいと懇願する謎が謎を呼ぶ冒頭映像。このシーンを演じた井上さんと萩原さんが、青春ミステリーの魅力や、謎を解くヒントにもなるキャラクターについて、思春期ならではの感情を語った。冒頭映像の前半では、暁人が井葉に詰め寄り「俺の“噂”を流して欲しい」と頼み込む様子が描かれる。興奮気味に懇願する“噂”とは、教室の黒板に描かれた【3年1組の相関図】を自身が描いたことにして欲しいというのだ。その相関図の内容が映像の後半で映し出されており、【石川絵莉子の本性】という木下さん演じる絵莉子についての相関図で、“ビッチ”、“裏切り”、“友情と愛情、人間関係を跡形ものなく破壊する女”と本人も、観る者も傷つけるネガティブな言葉ばかりが描きなぐられている。暁人から相関図という言葉を聞いただけで、井葉が「あれ、エグいよな」と動揺していることからも分かるように描かれた絵莉子はもちろんのこと、描いた人物もクラスメートからは、冷たい視線を浴びることは必至。それなのになぜ、暁人はそんな嘘をつくことを頼むのか?はたまた、それは嘘ではなく、本当に暁人が描いたのか?謎が謎を呼ぶシーンだ。本編では、この謎が7年後の暁人と絵莉子の運命的な再会をきっかけに、明かされていくことになる。冒頭からミステリー要素満載の本作だが、同じ“青春ミステリー”「3年A組」でも重要な役どころを演じた萩原さんは、「学生だからこそ起こる不安定な危うさが良いと思います」と子どもから大人に移行していく不安定な学生時代を描いていることこそが、このジャンルの魅力だと分析する。続けて「多くの人が学生を経験しているので、登場人物の心情だったり、感情にどこかしらで、共感できるポイントがあって、作品に入り込みやすいのも青春ミステリーの魅力なんじゃないかなと思います」と、登場人物に感情移入できることもこのジャンルが誰からも愛される理由と推察する。井上さんもまた「暁人は、芯はあるけど本当に不器用な人だなと先ず初めに思いました。それは暁人だけでなく登場人物みんなに言えることなのですが、きっとみんなが素直に感情を伝えることが出来ていたら、高校時代の記憶は"変えたい記憶"や"消したい記憶"には、なっていなかったんじゃないかなと思います」と、思春期ならではの不器用さがこの事件を起こしてしまったと明かす。さらに「ウルトラマンタイガ」『劇場版 ウルトラマンタイガ ニ ュージェネクライマックス』ではE.G.I.S.の新人実働部隊員、『NO CALL NO LIFE』では不良少年を演じてきた井上さんだが、「暁人は頼り甲斐もないし不器用だけど、確固たる自分がある。でもそれをうまく伝えることが出来ない人なんだろうなと思っています」と自身の演じた暁人を分析しており、確固たる自分がある暁人だからこそ、冒頭シーンで描かれる“頼みごと”をしているのかもしれない。『Bittersand』は6月25日(金)よりシネ・リーブル池袋、UPLINK吉祥寺ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:Bittersand 2021年6月25日よりシネ・リーブル池袋、UPLINK吉祥寺ほか全国にて順次公開©Bittersand 制作委員会
2021年06月13日女優の萩原みのりさんが、映画監督の内山拓也さんと結婚したことを自身のSNSを通じて発表しました。 この投稿をInstagramで見る 萩原みのり(@hagi_mino)がシェアした投稿 萩原みのりさんは、2021年3~5月にかけて放送されたテレビドラマ『RISKY(リスキー)』(毎日放送)で主演を務めたことで、一躍知名度がアップ。同作は、『めちゃコミック』にて連載され、累計ダウンロード数が1700万を突破した、たちばな梓さん原作の同名漫画を実写化したドラマです。萩原みのりさんのほか、アイドルグループ『Travis Japan』の宮近海斗さんや、人気若手俳優の古川雄輝さんら、豪華出演者が集結したことでも話題になりました。萩原みのりさんの結婚に、ドラマ『RISKY』スタッフも祝福コメント萩原みのりさんの代表作でもあるテレビドラマ『RISKY』のスタッフも、今回の嬉しいニュースにTwitter上で祝福のコメントを発表しています。∴∵∴ ୨୧ ∴∵∴ ୨୧ ∴∵∴ ୨୧ ∴∵∴ ㊗️ご結婚 #萩原みのり さん ∴∵∴ ୨୧ ∴∵∴ ୨୧ ∴∵∴ ୨୧ ∴∵∴嬉しいニュースが届きました☺️⋆͛*͛ひなた役を演じていただいた萩原さん❕素敵なご家庭を築かれて下さい‧✧̣̇‧心よりお祝い申し上げます #リスキー スタッフより pic.twitter.com/aHpVhBkciR — RISKY(リスキー)【ドラマ特区公式】@8月4日Blu-ray発売 (@risky_drama) June 1, 2021 SNS上でファンや関係者に向けて感謝のコメントをつづるとともに「役者として、そしてなによりも人として、素敵な人になれるように、素敵な大人になれるように、素敵な夫婦になれるように、2人で日々を丁寧に積み重ねていけたらと思います」と決意を新たにした、萩原みのりさん。女優としてますます輝きを増す萩原みのりさんから、今後も目が離せません。[文・構成/grape編集部]
2021年06月01日過去からの再生を描く映画『Bittersand』より、井上祐貴、萩原利久、木下彩音の3人がそれぞれ“高校生”と“25歳”を演じ分けたビジュアルが到着。併せて予告編も公開された。何者かが描いたクラスの男女の爛れた相関図によって、誹謗中傷の的となり、日常が暗転した暁人(井上さん)と絵莉子(木下さん)。そして悪友・井葉(萩原さん)。ビジュアルでは、制服姿の高校時代と、大人の雰囲気感じられる25歳の姿を比較することができる。まず井上さんは、ヘアスタイルの変化だけでなく「声のトーンを少し変えるように意識しました」と明かし、加えて「親友の井葉とのシーンでは、学生の頃の仲の良さと社会人になってからの仲の良さを比べた時、社会人の方はより一緒に居ることに慣れてる風に見える様にと思って演じました」と井葉との親密さでも時間経過を創出。一方、井葉に扮した萩原さんは「いい意味で、井葉はあまり変えないことを意識しました。見た目はかなり変化しているのに、中身はそこまで大きく成長してない。というのが井葉らしいのかなと思いました。変わりすぎないことで学生時代から引きずり続けている暁人に寄り添えるような気がしました」と語る。2人とは異なり、7年間高校時代の友人と会っておらず、消したい過去を持つ絵莉子について木下さんは「高校生と25歳とでは物事の考え方など大きく変わる時だと思います。まだ私は撮影時19歳でどちらの歳にも近かったので、演じやすかった感じがします」とふり返り、「高校生は自由に自分ペースで生きているように演じ、一方25歳はそのギャップを見せる為に大人な女性の落ち着いた感じをイメージして演じました」と明かしている。併せて到着した予告編では、25歳の暁人が、絵莉子と再会する様子が映し出される。しかし、彼女にとっては、彼を含めたその頃の思い出は全て消したい過去となっていた。そこで暁人は、当時の事件を“無理やり忘れたふり”をするのではなく、“ちゃんと終わらせたい”と、井葉の力を借り、自分と絵莉子のために記憶を塗り替える企てを進める。映像では3人のほかにも、同級生の姿も確認することができる。『Bittersand』は6月25日(金)よりシネ・リーブル池袋、UPLINK吉祥寺ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:Bittersand 2021年6月25日よりシネ・リーブル池袋、UPLINK吉祥寺ほか全国にて順次公開©Bittersand 制作委員会
2021年06月01日2020年以降の出演映画は実に10本を数え、いま最も業界が注目する萩原みのりの単独主演最新作『成れの果て』の製作が決定。撮りおろしスチールと特報映像、キャスト陣のコメント到着。クラウドファンディングもスタートすることになった。萩原さんが演じるのは、8年前のある事件によって心に傷を負い、上京した小夜。その事件に関わった男性が自分の姉と婚約したことを知り、居ても立ってもいられず帰郷。彼女の過激な行動と言動は、周囲の人々をも巻き込み、それぞれの隠された人間性を抉り出してゆく......。原作は、劇作家・映像作家のマキタカズオミ主宰の劇団「elePHANTMoon」が2009年に上演した同名戯曲。出演者の鬼気迫る演技と巧みなシナリオが評判を呼び、2009年度サンモールスタジオの最優秀脚本賞を受賞した。主演は、『37セカンズ』『転がるビー玉』『ステップ』『僕の好きな女の子』『13月の女の子』『アンダードッグ 前編・後編』『佐々木、イン、マイマイン』、さらに『花束みたいな恋をした』『街の上で』と、作品ごとに多彩な表情で魅了する若手実力派・萩原みのり。その活躍はテレビドラマや配信ドラマにも波及し、「RISKY」主演や「やっぱりおしい刑事」、「お茶にごす。」「賭ケグルイ 双」など出演作が相次いでいる。脇を支えるキャストには、『千と千尋の神隠し』の千尋役をはじめ、数々の映画や舞台で活躍する柊瑠美、『あの頃。』『21世紀の女の子』の木口健太、『カメラを止めるな!』のヒロイン役で話題となった秋山ゆずき、「全裸監督」「来世ではちゃんとします」の後藤剛範など、確かな実力を持った面々が集結。監督は、映画『gift』『恐怖人形』ほか、テレビドラマでは「ひぐらしのなく頃に」「噂の女」などの演出も手がける注目の若手、宮岡太郎。また、『成れの果て』の完成および2021年後半の劇場公開を目標にしたクラウドファンディングの実施も決定。クラウドファンディングプラットフォーム「MotionGallery」にてスタートしている。萩原さんをはじめとする俳優陣のスペシャルインタビュー動画、エンドロールへのクレジット掲載、メイキング動画、完成披露試写会への招待、舞台版の台本PDFなど、様々なリターン(特典)が用意されている。萩原みのりらキャスト陣からコメント到着●萩原みのり(小夜 役)このお話を最初にいただいた時、正直お受けする方がいいのかとても悩みました。わたしは最後に小夜がとる選択が理解できず、 小夜の苦しさをきちんと共に感じることができる自信がありませんでした。ですが、とにかく小夜を守りたくて、小夜を守らなきゃいけない気がして、挑戦させていただくことにしました。想像したよりも遥かに苦しく、本当にこれが正しかったのか、今のわたしにもまだ分からないけど、わたしなりに必死に彼女を守り抜いたつもりです。 ぜひ劇場で観ていただけると嬉しいです。●柊瑠美(あすみ 役)最初にこの役のお話をいただいた時、とんでもない役だなあと思いました。でも、恐る恐る台本を読み進めていくと、そこにいたあすみという役は、孤独で、幸せになりたくて、ただただ生きていく為に必死にもがいている女性でした。この物語に出てくる登場人物たちは皆醜い姿を見せながらも必死に生きています。その生きようとするパワーを観て、感じていただけたら嬉しいです。●木口健太(布施野 役)僕自身に出来る今のすべてを注ぎ込みました。僕に出来ることは役を裁くことではありません。役を演じること、そして、この物語を1人でも多くの方に届けることです。監督のこの作品に対する想い。原作のマキタさんのこの作品に対する想い。すべてを背負って駆け抜けた日々でした。善悪の判断はこの物語をご覧頂く方々、1人1人の心の中にのみ存在していると思います。どうか1人でも多くの方に、この作品がこの世に生まれてよかったと思ってもらえるような、そんな作品になることを願っております。●秋山ゆずき(絵里 役)宮岡監督からお話を頂いた時、「秋山さんの声で、いっぱいしゃべり続けてもうやめて! って思うようなシーンにしたい」と言って頂いたので、そこを存分に愉しみながら臨ませて頂きました。大福娘のこし餡担当という私自身初めての役柄で宮岡組初参加作品、どうか一人でも多くの方に見て頂けますように。●後藤剛範(エイゴ 役)作家はエレファントムーンのマキタさん。監督は宮岡さん。この二人の世界観は皆さんの想像より奇妙で人間っぽいものになってるんじゃないでしょうか。●宮岡太郎(監督)かつて本作を舞台で観劇したその瞬間から、登場人物たちが抱えたコンプレックスがぶつかり合う熱量に心震わされ、いつか映画にしてみたいと考えてきました。今回、これ以上無 い最高のキャスト・スタッフに囲まれてクランクインすることができ、その芝居のエネルギーは自分の想像をも遥かに超えたものになりました。そこには、苦しみながらも必死に生きてゆこうとする生々しい人間たちがいました。この壮絶で愛おしいヒューマンドラマを、一人でも多くの観客の方にお届けしたいです。(text:cinemacafe.net)
2021年04月29日映画『花束みたいな恋をした』や『佐々木、イン、マイマイン』『街の上で』など話題作に次々と出演する萩原みのりが地上波連続ドラマに初主演、「めちゃコミック」ランキング1位を獲得した大人気漫画「RISKY~復讐は罪の味」を実写ドラマ化する。本作は、「めちゃコミック」のオリジナル作品で、累計ダウンロード数は1,700万超えの超人気作。幼い頃に両親を失い、姉に育てられたヒロインが、姉の人生を狂わせた“女性”に復讐を仕掛けていく、スリリングで急展開な痛快ラブ・サスペンス。恐ろしい復讐を企む主人公・広瀬ひなた役には、本作が地上波ドラマ初主演となる萩原みのり。姉の仇を討つために、ひなたが仕掛ける復讐の数々は深夜に“ゾッ”とさせられ、その先を知りたいとクセになること間違いなし。話数を重ねるごとにヒートアップしていく復讐劇が展開する。さらに、素性が謎に包まれた好青年・浅井光汰役には、「ジャニーズJr.」の一糸乱れぬシンクロダンスが人気の7人組ユニット「Travis Japan」でリーダーを務め、ドラマや舞台でも活躍中の宮近海斗。徐々に明らかになってくる、光汰の驚きの素顔にも期待したい。光汰がアルバイトをする職場に勤め、ひなたの姉・広瀬かなたから婚約者を奪った女・黒田美香役には、芸歴14年以上と確かな演技力に定評があり、映画『朝が来る』や『樹海村』『あのこは貴族』といった最新作にも出演中の実力派・山下リオ。両親を事故で失い、妹のひなたを一人で育てた親代わりの姉・広瀬かなた役には、主演映画『おもいで写眞』が現在公開中で、大河ドラマ「青天を衝け」にも出演するなど女優としての活躍の場を広げている深川麻衣。かなたの元婚約者で、美香と現在婚約中の将来有望なエリート商社マン・桜井亨役には、昨年公開の映画『リスタートはただいまのあとで』で主演を務め、2021年「weibo account festival 2020微博日本群英会」で「注目俳優賞」を受賞するなど、海外からも人気が高い実力派俳優・古川雄輝が決定した。メガホンを取るのは、ドラマ「100万円の女たち」や「日本ボロ宿紀行」「絶メシロード」などで監督を務めた新進気鋭の原廣利監督。脚本はドラマ「コウノドリ」や「おじさんはカワイイものがお好き」など、話題のドラマを数多く手掛ける脚本家・坪田文のタッグで描く。原作の“突き抜けた復讐劇”を、映像美にこだわりながらサスペンス要素を絡めつつ、原作にはないドラマオリジナルストーリーを展開、復讐の結末もドラマオリジナルの内容となるという。萩原みのりコメント初めてこの作品を読んだ時、自分の想像を毎度上回る展開に魅了され、ページを捲る手が止まりませんでした。そして今、ひなたを自分が演じられることが本当に楽しみで、撮影が始まる日を毎日ドキドキしながら待っています。今回ドラマでは原作とは少し違ったエンディングが待ち受けています。原作を好きな方にも、これからこの作品に出会う方にも楽しんでいただけるよう、ひなたの気持ちをしっかり受け継いで、キャスト、スタッフの皆様と丁寧に作り上げていけたらと思っています。是非、是非!楽しみに待っていてください。宮近海斗コメント浅井光汰役の宮近海斗です。このお話を聞いた時に原作を読ませて頂きました。少し大人なスリリングでドキドキさせられワクワクしてたら、ほろっと涙が出るような、アトラクションのように心が動いて読む手が止まらず あっという間に読み切ってしまいました。そんな作品「RISKY」を映像で自分が光汰を演じて皆さんに届けることを担いました。作品に真摯に向き合って、見ている人の心を動かせたら良いなと思っております。 是非楽しみにしていて下さい。山下リオコメントこの原作をドラマ化することに驚きつつ、気づいた時には、やります!!と即答していました。誰よりも貪欲に幸せを求める美香。私にとっても今までにないような、riskyな挑戦になりますが、手段を選ばない愛と憎しみのエネルギーのぶつかり合いが今から楽しみです。。。ふふふ是非、ご覧下さい!深川麻衣コメント原作の漫画も読ませていただき、この人間の愛と憎しみ渦巻く物語が、映像化されたとき皆さんの目にどのように映るのだろうかと、今からドキドキしています。始まった復讐からそれぞれがどのような結末を迎えるのか、自由に想像しながら楽しんでいただけたら嬉しいです。原作のファンの皆さんにも楽しんでいただけるよう、心をこめて撮影に挑みます。古川雄輝コメント人気のある原作の映像化作品に出演できる事大変嬉しく思います。原作ファンの皆様にも納得して頂けるように演じたいと思います。復讐劇という事で難しいシーンも多いですが、キャストの皆様とお芝居するのを楽しみにしています。今回紳士的なエリート商社マンを演じますが、復讐によって変化していく亨にも注目して頂きたいです。「復讐ラブサスペンス」を是非お楽しみ下さい。原廣利監督コメント初めて原作を読んだ時、読む手が止まりませんでした。スピーディーな展開、この後どうなる!?と登場人物にハラハラされっぱなしでいつの間にか最終話までノンストップで読み終えてしまいました。たちばな梓先生の世界観を実写にするというプレッシャーを感じつつ、全力でこのドラマをスタッフ・キャストと共に盛り上げていきたいと思います!坪田文コメント最近、ほのぼの系の作品が多かった私ですが、久々に「人の業」を描いたスリリングな作品に関われ、台詞を書くのが楽しくて仕方がなかったです。ドラマはオリジナルの展開もありますが、執筆する中でたちばな先生がいつも寄り添って下さり、その言葉に励まされました。素晴らしい原作と共にドラマ版の「RISKY」もお楽しみください。原作・たちばな梓先生よりお祝いイラストドラマ特区「RISKY」は3月25日より毎週木曜24時59分~MBSほかにて放送開始。各話放送1週間前よりTSUTAYA プレミアム/TSUTAYA TVにて先行独占配信(第1話は3月18日より配信開始、第2話以降は毎週木曜深夜配信開始)。(text:cinemacafe.net)
2021年02月19日最初に映画『佐々木、イン、マイマイン』の台本を読んだ時、面白すぎて、その世界観に飛び込めるのか不安になったという萩原みのりさん。同世代の役者たちが集まって生まれるお芝居合戦が楽しい。「主人公の悠二(藤原季節)と私が演じたユキは同棲をしているものの、恋愛は終わってしまっているという繊細な関係性。恋愛を経て生まれる感情や、長年一緒にいた二人の空気感を果たして説得力を持って演じられるだろうか…と考えました。でも今まで悩みをさらけ出してきて、一切カッコつけないでいられる季節くんとならいけるんじゃないかと思ったし、悠二が季節くんならユキは私がやるしかないと確信しました」藤原さんとは上京したての18歳の頃、ワークショップで知り合い意気投合。以来、兄のように慕っている存在だという。本作は、俳優の細川岳さんが内山拓也監督に「この映画が撮れないのなら俳優をやめようと思う」と持ち込んだ実話をもとにしたもの。細川さんの高校時代のクラスメイト、佐々木(細川岳)の話だ。「ユキ役は岳くん直々のオファーで、彼もまた、もともと付き合いのあった役者です。初めて見かけたのは、数年前のあるオーディション会場。その後、私の主演映画を観に来てくれた時に『すみません、名前を教えてください!』って逆ナンみたいなことして(笑)。だって、初めて観た時のお芝居があまりにも魅力的で、この役者さんを知らないといつか後悔するって思っていたから。この物語は、男の友情を描いた青春映画です。とはいえ佐々木の人柄や人生などを含め濃く深く描かれ、簡単には語れない。女子校だった私は、男子たちのじゃれ合うシーンも可愛くて仕方なかったり(笑)。女性でもきっと興味深く観てもらえるはずです」若手実力派の役者が多く出演し、萩原さんもそのひとり。「作品を重ねるごとに自信もつき、最近はお芝居を楽しめるようになったし、同世代の役者たちが集まって生まれるお芝居合戦がすごく楽しい。ようやく人に『今ちょっと忙しい』って言えるようになったけど、これがいつ終わるかわからないから、あまり大きな声では言えません(笑)」『佐々木、イン、マイマイン』俳優を目指しているが鳴かず飛ばずの日々を送っている27歳の悠二。ある日、高校の同級生と再会し、高校時代に存在感の強かった佐々木と、仲間たちの日々を思い起こす…。11月27日より全国公開。©「佐々木、イン、マイマイン」はぎわら・みのり1997年3月6日生まれ、愛知県出身。主演ドラマ『Memories~看護師たちの物語~』(BS日テレ)が放送中。代表作は主演映画『転がるビー玉』。来年公開予定の映画『街の上で』にヒロインで出演。※『anan』2020年12月2日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・早川すみれ(KiKi inc.)ヘア&メイク・石川奈緒記インタビュー、文・若山あや(by anan編集部)
2020年11月29日映画『滑走路』が、2020年11月20日(金)に全国で公開される。“非正規歌人”による魂の叫び - 滑走路原作となるのは、32歳で命を絶った“非正規歌人”萩原慎一郎の歌集「歌集 滑走路」でデビュー作にして遺作。彼は非正規の契約で働いていた自らの経験を基に短歌を発表し続けた歌人だ。「歌集 滑走路」に描かれる、生きる希望、そして苦悩は、多くの人々の胸に突き刺さり、多くの共感を集めた。映画『滑走路』では、原作となる歌集をモチーフにし、オリジナルストーリーとして繊細で濃密な人間の闇と美しさを描いていく。さまざまな人生が交差する群像を豪華キャストで描く物語は、将来への不安を抱える切り絵作家、非正規雇用問題に向き合う官僚、中学校でいじめにあう学級委員長、と3つの物語が重なり合いつつ進んでいく。翠(みどり) - 水川あさみ切り絵作家。30代後半にさしかかり将来への不安を抱える。若手官僚・鷹野 - 浅香航大非正規雇用問題に向き合う。官僚という仕事につき、膨大な仕事量、責任感などに圧倒されつつ苦悩する。学級委員長 - 寄川歌太中学二年。幼馴染をかばったことでいじめの標的にされる。大切なものを守ること、貫くことで自分が辛い状況に陥っていく。陽子 - 坂井真紀学級委員長の母。シングルマザーとして育てる。拓己 - 水橋研二翠の夫。高校の美術教師として働く。雨宮 - 吉村界人鷹野の同期。少し高飛車で表面的には強いサラリーマンだが本音をなかなか言えない繊細なところもある。明智役 - 染谷将太鷹野が死の原因を探る青年の元同僚。天野 - 木下渓学級委員長のクラスメート。包み込む様な優しい強さを持つ。裕翔 - 池田優斗学級委員長の幼馴染。親友を裏切りたくないが、かといって自分がいじめられてしまう怖さも持つ。脚本・桑村さや香×西谷弘監督『滑走路』の脚本を務めるのは、劇場アニメ『ジョゼと虎と魚たち』の公開を控える桑村さや香。また監督は、『マチネの終わりに』『シン・ゴジラ』といった数々の話題作品で、名助監督として活躍してきた大庭功睦が担当する。大庭監督は、オリジナルストーリーの着想源について「考案した企画の端緒となったのは、webに数多く書かれていた、原作読者の方々の書評でした。萩原さんの歌を、まるで自分自身の事が歌われたかのように感受した読者の方々が、自らを投影しつつ気持ちのこもったレビューを多数書かれているのを目にし、その深い交流に感銘を受け、“この読者の方々を登場人物に据えた群像として、ストーリーを紡げないか”と考えたのです」とコメント。さらに鑑賞者の期待を裏切らない作品を残したいと思いの丈を述べている。主題歌に、Sano ibukiの新曲「紙飛行機」なお本作の主題歌を務めるのは、アニメーション映画『ぼくらの 7 日間戦争』でも主題歌を務めたいシンガー・ソングライターのSano ibuk。以前より原作歌集を愛読していたという彼が、映画の製作途中から映像を何度も見返し、作品の世界観に寄添う新曲「紙飛行機」を書き下ろした。映画とのコラボレーションに関してSanoは「表面的な希望ではなくその奥にある絶望や妬み、悲しみを包み込む優しさのようなものを感じるこの作品に出会えたことで、僕自身救われたような気持ちになりました」とコメントを残している。『滑走路』ストーリー厚生労働省で働く若手官僚の鷹野。彼は激務の中で仕事への理想も失い無力な自分に思い悩んでいた。ある日、陳情に来たNPO団体から非正規雇用が原因で命を絶ったとされる人々のリストを持ち込まれ追及を受ける。そのリストの中から自分と同じ25歳で自死した青年に関心を抱き、その死の理由を調べ始める。■作品詳細映画『滑走路』公開日:2020年11月20日(金)原作:「歌集 滑走路」(角川文化振興財団/KADOKAWA刊)監督:大庭功睦脚本:桑村さや香出演:水川あさみ、浅香航大、寄川歌太、木下渓、池田優斗、吉村界人、染谷将太、水橋研二、坂井真紀主題歌:Sano ibuki「紙飛行機」(EMI Records / UNIVERSAL MUSIC)
2020年07月16日「今の芸能界にご意見番がいますか?意外といないんですよ!アッコさん(和田アキ子・70)も、ほかのご意見番といわれた方々も年を取っちゃって。滑舌も悪いし、ネットでネタ拾ってるだけだしね?」記者も思わず苦笑いするほど、あっけらかんとぶっちゃけるのは先日、還暦を迎えたばかりの山田邦子(60)だ。’80年代から’90年代にかけて、『オレたちひょうきん族』や『邦ちゃんのやまだかつてないテレビ』(ともにフジテレビ系)などで一時代を築いた山田。昨年6月には長年所属した太田プロダクションを退社し、今年で芸能生活40周年となる山田だが、コロナ禍に悩まされているという。「コロナで40周年のお祝いイベントがぜんぶ延期かキャンセルになっちゃって。今ごろは舞台中だったんですけど、それもなくなって。コロナは憎いですよ!」そんななか、ふたたび山田への注目が集まっている。今年2月に開設したYouTubeチャンネル「山田邦子クニチャンネル」が今、各所で話題を呼んでいるのだ。「北野武さん(73)や木村拓哉さん(47)といったこれまでに共演した大御所芸能人との秘話からアンジャッシュ・渡部建(47)の不倫といった最新の芸能ニュースまで次々と斬り込んでいく動画が好評です。すでに60本以上の動画を公開し、総再生回数は470万回を超える反響ぶりです」(ITジャーナリスト)2月21日に中居正広(47)がジャニーズ事務所退所を発表した際には、すぐさま「山田邦子が知るSMAP時代の中居正広との裏話」と題された動画をアップ。共演した際の思い出を振り返りながらSMAP解散についてこう語った。「仲悪かったのかなあ。話をまったくしないのか、いつからそうなったのか。あのころ子どもだったSMAPにインタビューしたとき本当に仲よさそうだったし、時の流れというか……」また、「有名タレントが今、『大手芸能事務所を辞める』のは?」と題された回では、昨年6月に退所した太田プロダクションについてもバッサリ。《私もやめましたよ。理由?嫌だったから》山田が、今、YouTubeを始めた背景には芸能界を長年生き抜いてきた山田ならではの使命感があった――。「今の芸能界全般のことや時事ネタをちゃんとれるのは意外と私なのかなって。あるときふっと思って」これだけの反響となると、動画の広告収入も期待できそうだが意外にも……。「それがゼロ、まだ一銭も入ってないんです。チャンネル登録者数がある程度増えてから収入になるみたいで。だからそろそろじゃないかな。あたしも楽しみなの(笑)」「女性自身」2020年7月7日号 掲載
2020年06月25日雑誌「NYLON JAPAN」の創刊15周年プロジェクトとして製作した長編映画『転がるビー玉』より、“どこにも行けない”吉川愛、萩原みのり、今泉佑唯の3人の姿を映し出す予告編が公開された。再開発が進む渋谷の片隅にある古い家で共同生活する愛、瑞穂、恵梨香。悩み、もがきながらも夢を追い求める彼女たちだったが、ある日、部屋の立ち退き勧告の通達が届く。本作は、いずれ出て行かなくてはならないその部屋で3人が過ごした、ささやかな日常の物語――。今回到着した予告編では、吉川さん演じるモデル・愛、萩原さん演じる編集者の瑞穂、そして今泉さん演じるストリートミュージシャンの恵梨香が、期間限定の共同生活を送る様子が映し出されていく。花火をしたり、スイカ割りをしたり。様々な人たちと出会い、刺激や言葉をもらい、想いや感情を吐き出したり分かち合ったりしながら、何気ない日々過ごしていく3人。本作の主題歌は「きのこ帝国」佐藤千亜妃による書き下ろし楽曲「転がるビー玉」。今回予告編公開と併せて発表。予告編でもバックに流れており、3人を暖かく包み込む。佐藤さんは「生きていれば少しずつ傷が増えていくけど、同時に少しずつ重荷がとれていく。上手く言葉に出来ない想いを抱えている全ての若者に、この作品が届きますように!3人の感情に音楽で寄り添うことが出来たことを、とても光栄に思います」とコメントしている。『転がるビー玉』は2020年1月31日(金)よりホワイトシネクイントにて先行公開、2月7日(金)より全国にて順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:転がるビー玉 2020年1月31日より渋谷パルコ ホワイトシネクイントにて先行公開、2020年2月7日より全国にて順次公開
2019年11月15日俳優の吉沢悠がこのほど、都内のスタジオで特別ラジオ番組『追悼・萩原健一傷だらけの天使ラジオ~天使のビルに集う人たち』 (文化放送/27日19:00~20:00) のナレーション収録を行い、収録後に取材に応じた。3月26日に死去した俳優の萩原健一さんを偲ぶ同番組は、代表作であるドラマ『傷だらけの天使』(日本テレビ系)のロケ地であり、ファンの聖地として知られる東京・代々木会館、通称「傷だらけの天使ビル」(※現在は解体工事中)に集う人たちのインタビューをベースに展開されていく。吉沢は「これ、形見分けでいただいたんですよ」と言って、木の額縁に大切そうに保管された黄色のスカーフを見せてくれた。吉沢と萩原さんは、2016年に放送されたNHK BSプレミアムのドラマ『鴨川食堂』で共演した間柄。吉沢含めた『鴨川食堂』のメンバーは、萩原さんの訃報を受けて追悼式を行ったらしく、その時に関係者から譲り受けたという。収録を終えた吉沢は「改めて萩原さんのことを想う時間になりました」としみじみ。番組の中で様々な世代のファンが『傷だらけの天使』への思いを語っていたことに触れて、「これだけ時代が経ってても愛される普遍的な作品だったんだな」と感じつつ、「ファンの方にとってアンチヒーローというか、自分のできないことをやって、夢を見させてくれた人だったんだなと強く感じました」と話した。初めてごあいさつさせていただいたのは、『鴨川食堂』ドラマ撮影スタート時の主要キャストが一同に介するタイミング。そこで吉沢が見たのは、主演を立てて後ろのほうに位置取り、ニコニコと優しそうな笑みを浮かべている萩原さんだったという。恐る恐るあいさつすると、「そっか、そっか。お願いしますね」と気さくに応じてくれ、「何、この仏様みたいな方は!」と驚いたことを振り返った。しかし、いざ本番になると「ガラッと目の色が変わった」と言い、「あの時たしかご病気されていたと思うんですよ。身体の調子も100%じゃなかったと思うんです。それでも目の生きてる感じが、もう、映像で見た若い頃の萩原さんと変わらなかった」と証言し、「ちょっと目をそらしちゃうくらいの目力でしたね」と振り返った。そんな萩原さんを総じて「色気のかたまり」と形容した吉沢。「若い時はギラギラした色気、往年は座ってるだけ感じる色気というか…。この人の中で、いろいろな痛みとか楽しみとか、散々やってきてこうなってるのかな、みたいな。それもある意味、色気ですよね」と回顧していた。
2019年08月24日ドラマ『3年A組―今から皆さんは、人質です―』で、教師と内通していた出席番号1番の生徒を演じ、人気上昇中の萩原利久さん。今夏、アーデンの森を舞台に、青年と前公爵の娘の恋愛模様を描いたシェイクスピアの恋愛喜劇『お気に召すまま』に挑む。シェイクスピア作品というと、やはり難解?「自分の中になかったものを表現したい欲が出てます」「僕も、“シェイクスピア=難しい”という固定観念を持っていたひとりでした。実際、聞き慣れない言葉もあって、簡単ではありません。でも、描かれている感情や欲はとてもシンプル。今回の翻訳では隠語もあって、いろんな解釈ができます。でもこれが正解ということはないので、感じたままを受け入れてもらえたら」演じるのは、羊飼いの娘に猛烈にアタックする羊飼いシルヴィアス。「これ以上ないくらい、欲望むきだし!僕が現代の日本であそこまで欲望のまま動いたら、絶対に嫌われてしまいます(笑)」満島ひかりさん、坂口健太郎さんと豪華なキャストにも注目が集まる本作品。その誰しもが稽古場では「可能性を探し続けている」そう。「僕以外の皆さんからは、初日からアイデアがポンポン出てくるんです。そうした刺激的な場にいると、自分の中になかったものを表現してみたい欲が出ますね。そしてすごく自由。失敗が怖くなくなったことがすごくありがたいです」20歳を迎えて、お酒を嗜むようになった萩原さん。特に酌み交わしてみたい共演者は?「(満島)真之介さん。二人ともNBAが好きだから、一回ぐいっと深いところまで話したい。僕、興味あることに対しては絶対に負けたくないんで、自分より知識があったらものすごく悔しいだろうな(笑)」はぎわら・りく1999年2月28日生まれ、埼玉県出身。’08年デビュー。’15年、『イノセント15』で映画初主演。『帝一の國』などにも出演。映画『アイネクライネナハトムジーク』が9月20日公開予定。『お気に召すまま』オーランドはロザリンドと恋に落ちるが、兄オリバーに命を狙われアーデンの森に逃げる。そこでは人間のあらゆる欲望がうごめいていた。7月30日(火)~8月18日(日)※追加公演も決定東京芸術劇場プレイハウス演出/熊林弘高出演/満島ひかり、坂口健太郎ほかS席8500円*税込み東京芸術劇場 TEL:0570・010・296※『anan』2019年7月31日号より。写真・小笠原真紀インタビュー、文・小泉咲子(by anan編集部)
2019年07月26日日本を代表する名バイプレーヤー・松重豊が待望の映画初主演、北川景子と夫婦役を演じる『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』。この度、最新予告映像と本ポスターが解禁となった。ひと回り以上年が離れた妻・サチ(北川景子)と仲良く楽しい毎日を過ごしている49歳の作家・ヒキタクニオ(松重豊)の、“男の妊活”をユーモアあふれる語り口で描く本作。今回解禁となった予告映像では、子どもは作らずに夫婦ふたりだけでやっていこうと思っていたヒキタとサチの幸せな日常が描かれる中、ある日、サチから飛び出した「ヒキタさんの子どもに会いたい」というひと言がきっかけで、その生活が一変。医師からの「精子の8割は動いていない」という衝撃の宣告を受け、ヒキタの身に起こっている現実が明らかになっている。健康な精子を取り戻すため、“禁酒”や“運動”はもちろん、様々な情報を基に“桃缶を食べる”ことや“断食”、さらには“墓参りに行く”など、“男の妊活”がスタートする。「やれることは全部やる!!」と奮闘するヒキタの姿とは裏腹に、なかなか結果に現れない中でヒキタがつぶやく「子どもが普通に生まれることだけで、神様が担当するくらいの奇跡なのだ」という真理をついたセリフに思わず心揺さぶられる。ほかにも父親(伊東四朗)からの強い反対に遭うサチが「ヒキタさんとだから頑張ってるの!」と力強い言葉を放つシーン、悔しさとともに自身を殴りつけるヒキタの姿など、“妊活”を通して確かめられる夫婦の愛にますます期待は高まるばかり。また、併せて解禁された本ポスタービジュアルは、満開に咲いた桜並木をバックに、どんな困難が立ちはだかっても、ふたりで支え合い、明るく前向きに乗り越えていくであろうヒキタ夫妻の姿が印象的に映し出されている。『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』は10月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ヒキタさん! ご懐妊ですよ 2019年10月4日より全国にて公開©2019「ヒキタさん! ご懐妊ですよ」製作委員会
2019年07月19日6月30日放送のNHK大河ドラマ「いだてん」に萩原健一さん(享年68)が登場した。高橋是清役を演じた萩原さんにとって遺作となった同作。視聴者からは《萩原健一氏の威厳、「いだてん」史上最高の緊張感》《存在感が重厚で凄かった》《いだてんが最後だと思うと淋しい》など声が上がっている。そんななか、28日に萩原さんの代表作であるドラマ「傷だらけの天使」の舞台になった東京・代々木のビルが解体されると判明した。ファンにとっては“聖地”とも言える場所だ。ドラマの最終回では、ビルが解体されるストーリーだった。放送開始から45年がたち、ついに現実となってしまった。このドラマについて萩原さんは著書「ショーケン」で述懐していた。萩原さんはアイデアが浮かぶたび、監督の恩地日出夫氏や脚本家の市川森一さん(享年70)などに昼夜問わず電話をかけて相談をしていたという。さらに印象的なオープニングの“朝食シーン”は時間がなく、アドリブだったとも明かしていた。そんな萩原さんの思い出の場所が失われようとしている。ファンからは《あぁ、いよいよなくなるのかぁ》《ショーケンと共に去るのね》《目に焼き付けておきたい》と惜しむ声があがっている。
2019年07月01日「弟の急逝により、私たち親族の動揺はいまもおさまりません……」と語るのは、埼玉県内に住む故・萩原健一さん(享年68)の実姉。ショーケンという愛称で親しまれたスターの逝去から2カ月。彼を知る人々は、いまも寂寥感を募らせ続けている。実姉のもとにも、萩原さんを偲ぶファンレターが届いているという。「(ファンの方は)どうやって私の居場所を知ったものでしょうか。でも《ずっとショーケンさんの存在に励まされていました》《苦しいときには歌を聴いて力をもらいました》といった文面を拝読して、弟はいい人たちに応援されていたんだなぁとあらためて感じました。生前は(離婚や逮捕など)いろいろお騒がせしましたが、ファンでい続けてくれた人たちには本当に感謝しています」5月17日には、萩原さんの最後の著書である『ショーケン最終章』(講談社)が発売された。昨年10月から今年2月にかけて行われた9回のインタビューをまとめたものだ。著書の担当編集者は、出版の経緯について次のように語る。「昨年秋に萩原さんから、『自分の口で真実を語りたい』というお申し出がありました。すでに“余命1年半”という宣告を受けていらしたそうです。萩原さんは映画やドラマに関するご自分なりの演技論を持っているのに、それが世間にはうまく伝わっていないという思いを長年抱いていたようです。それから月に2回ほどのペースでご自宅に伺ってインタビューしましたが、声にも張りがあって、滑舌もしっかりしていました」『ショーケン最終章』には、往年の名作である『傷だらけの天使』『太陽にほえろ』から最晩年の作品までの制作秘話がつづられている。なかでも萩原さんが存命中に放映されたなかでは最後のドラマになった『不惑のスクラム』(NHK総合)にまつわるエピソードは非常に印象的だ。’11年に人間ドックに入ったことで発見されたGIST(消化管間質腫瘍)は、一度は切除手術が成功したものの、その4年後の’15年に再発し、萩原さんは抗がん剤による治療を続けていたという。『不惑のスクラム』出演のオファーがあったのは’18年のこと。“末期の胃がんを患っている初老のラガーマン”という役柄に萩原さんは不思議な因縁を感じたという。だが主治医は猛反対だった。《ドラマ出演の可能性を尋ねると、主治医からは即座に「ダメです」と否定された。「いますぐ入院していただきたい。そういう段階です」》(『ショーケン最終章』より)「自殺行為」とも言われた撮影だったが、妻のリカさん(57)は萩原さんの気持ちを尊重し、出演に賛成してくれたのだ。萩原さんはドラマの設定について、プロデューサーにこう提案したという。「好きなラグビーができるのは、家庭があってこそ、支える妻があってこそなんじゃないか」それは、自分が俳優という仕事に取り組めるのは妻の支えがあってこそ、という萩原さん自身の実感だったのだ。撮影は無事に終了したものの、《病状はその短期間で急速に進行していた》という。しかし著書からは命を削った最後のドラマへの満足感が強く伝わってくる。前出の担当編集者が続ける。「インタビューの際は奥様もいつも同席してくださいました。8年間の結婚生活については奥様のほうが詳細に記憶していて、補足してくださることもありましたね」冒頭でファンたちへの“お礼”を話してくれた萩原さんの実姉は、こんな“感謝の思い”も語っていた。「弟にとって最後の結婚になりましたが、リカさんには本当にお世話になりました。あの方がいたから、弟も闘病に耐えることができたのだと思います。とても甲斐甲斐しい看護で、私は弟に『奥さんの言うことを聞きなさいよ』と、言うぐらいでした」天国の萩原さんも“最期の花道”を飾らせてくれた愛妻に感謝していることだろう。
2019年05月24日4月8日(月)深夜の日本テレビ「映画天国」枠では先日逝去した俳優の萩原健一氏を追悼して、萩原さんの代表作でもある探偵ドラマ「傷だらけの天使」の第1話と最終話を急きょオンエアする。「ザ・テンプターズ」のボーカルとして17歳で歌手デビューすると、解散後は映画の道へ。当初は裏方志向だったが1972年公開の『約束』での演技が評価され、「太陽にほえろ!」のマカロニ刑事役も大きな話題を呼び本格的に俳優の道を歩むことになった萩原さん。映画『青春の蹉跌』でキネマ旬報の最優秀主演男優賞を受賞し、勢いづいたところで出演したのが本作「傷だらけの天使」である。その後も黒澤明監督の『影武者』、鈴木清順監督の『カポネ大いに泣く』、深作欣二監督の『いつかギラギラする日』など日本を代表する監督たちと仕事を続け、現在放送中の大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」にも高橋是清役で出演するなど最近まで精力的に俳優業をこなしていた萩原さんだが、3月26日に68歳でその生涯に幕を下ろした。「傷だらけの天使」は1974年10月から75年3月まで放送され、萩原さん演じる探偵事務所「綾部情報社」の調査員・木暮修が、水谷豊演じる調査員の乾亨と権力や体制の理不尽さなど非情な社会と向き合っていくという作品。今回は第1話「宝石泥棒に子守唄を」と最終話「祭りのあとにさすらいの日々を」を放送。第1話は、修が貴子(岸田今日子)の命令で宝石店に押し入り多額の宝石類を強奪するが、子どもにケガをさせたことから仕事は思わぬ方向に進んでしまう…という展開。最終話は修が暮らすペントハウスが突然取り壊されることになり、綾部事務所も全員姿を消す。京子(ホーン・ユキ)から貴子が修を連れて海外へ逃亡しようとしていると聞きすがる亨を振り切って、出て行こうとするのだが…というストーリー。「映画天国」枠「傷だらけの天使」は4月8日(月)深夜25時59分~日本テレビでオンエア。(放送予定だった『ホットロード』は後日改めて放送)(笠緒)
2019年04月08日3月26日、ショーケンの愛称で親しまれた、俳優で歌手の萩原健一さんが都内の病院で亡くなった。享年68。新元号発表を目前にして、昭和を代表するスターがまた1人逝ってしまったのだ。萩原さんは11年から8年間も消化管間質腫瘍(GIST)との闘いを続けていた。10万人に1~2人しか発症しない、希少がんの1つで日本人では胃に発生することが多いという。3回の結婚と離婚のほかにも多くの女性と恋に落ちてきた萩原さんの最期を看取ったのは、妻でモデルの冨田リカさん(57、本名・萩原理加)だった。萩原さんとリカさんが出会ったのは’09年10月、月刊誌『美ST』の対談だ。その後、萩原さんが猛アプローチして’11年2月に入籍。しかし、その直後にGISTが発見され、結婚生活のほとんどが闘病生活となったが、2人はその事実を限られた友人たちにしか明かしていなかったのだ。本誌が萩原さんとリカさんをインタビューしたのは結婚5年目の’15年11月。当時、萩原さんは14年ぶりの連続ドラマ『鴨川食堂』の撮影に臨んでおり、演技論も熱く語り続けた。その元気な姿からは、まさかがんと闘っているとは想像もできなかった。だがインタビュー前に萩原さんがポツリともらした言葉は印象的だった。「夫婦で取材に応じるのは、今回が最初だけど、きっと次はないんじゃないかな」自分の命がもう長くはないことも悟っていたのだろうか。萩原さんのその言葉どおり、“最初で最後の夫婦インタビュー”となってしまったのだ。“永遠の不良少年”とも呼ばれた萩原さんだったが、取材中は終始穏やかで、少し前にシンガポールに移住したことも教えてくれた。《実はいまは、2人で相談して拠点を東南アジアに移しているんです。1年ぐらい前からかな。今後もしばらくは、仕事がないときは海外で過ごすことになると思います》(本誌’15年12月8日号・以下同)現地生活のすばらしさについて夫妻は口々に語っていた。萩原「日本では、ずっと闘ってきて本当に嵐のような人生だった気がするんだよ。それがね、アジアの家では、買い物をしてカフェでお茶を飲んで、家に帰ったら、家内の作ったごはんを食べて……。これがね、本当に幸せなんだ」リカ「確かに海外にいるほうが、気持ちが楽になるのか、(主人の)表情も、笑ったり、泣いたりと豊かになります」スター・萩原健一が、リカさんといっしょに見つけたのは、“ささやかだが人間らしい幸せ”だったのだ。リカさんは、萩原さんにその生活を続けさせるために全力を尽くしていたのだろう。彼女は繰り返し、“人間として幸せになってほしい”と、語っていた。《萩原の妻を務めるのは並大抵のことではなく、一日一日が真剣勝負で……。主人も俳優として最終章をむかえました。俳優は幸せなどを削って、作品に身を投じている人もいるそうで、主人もそうだったと思います。ただ私の幸せは、“人間・萩原敬三(※本名)”が幸せになることで、主人が笑顔で仕事をしてくれることが何よりもうれしいんです。》インタビューで萩原さんは目を潤ませながらリカさんへの感謝の言葉をはっきりと口にしていた。「……僕は家内と出会っていなければ死んでいたんじゃないかな。彼女と結婚して本当に人生が変わったんだ……」それから3年、萩原さんの容体が急変したのは今年3月25日。病院に救急搬送されたが、翌日に帰らぬ人となった。夫婦最期の病室についてリカさんはこうコメントしている。《本人の強い意向により、病のことは公表せずに参りました。最期は、とても穏やかで安らかに、ゆっくりゆっくり、眠る様に息をひきとりました》“病気のことなどで騒がれず、俳優として毅然と逝きたい”という美学を理解してくれた妻に看取られた萩原さん。だがリカさんにはまだ安息の日々は訪れていないようだ。弔意を伝えた編集部にリカさんからはこんなメッセージが寄せられた。《主人に最期の花道を歩かせることが私の最期の役目です。だからまだ気を抜くことはできません》たとえ逝去後であっても俳優・萩原健一の姿を汚させない……、“夫の花道”を追求し続ける妻の姿に、天国の萩原さんは、あの日のように目を潤ませていることだろう。
2019年04月02日萩原健一さんが消化管間質腫瘍のため、3月26日に亡くなった。68歳だった。各メディアによると萩原さんは11年から闘病していたが、本人の意向で病名を公表していなかったという。「67年に若干17歳でザ・テンプターズのボーカルとしてデビューした萩原さんは、俳優業に進出。『太陽にほえろ!』『傷だらけの天使』『前略おふくろ様」(すべて日本テレビ系)といった名作ドラマで一躍大スターとなりました。晩年も09年の映画「TAJOMARU」で日本映画批評家大賞・審査員特別男優賞を受賞。昨年には22年ぶりの新曲をリリースし、大きな話題に。ミュージシャンとしても個性派俳優としても、多くのファンを魅了してきました」(芸能関係者)そのいっぽう私生活は破天荒そのもので、“永遠の不良”と呼ばれることも。交通事故や恐喝騒動、4度の結婚で世間を賑わした。何より話題となったのが83年、大麻所持で逮捕されたことだった。人気俳優として活躍するさなかだったため、非難の声が殺到。実はその際に頼りにしたのが瀬戸内寂聴さん(96)だった。萩原さんは判決が出た翌日に「寂庵」へと向かい、剃髪。各地で2週間に及ぶ厳しい修行をした後、「監獄より辛かったけど、想像もしない世界で、いままでできなかった体験をした」とまっすぐな瞳で語ったという。そんな萩原さんに寂聴さんは「寂照」という名前を与えた。もともとテレビドラマの原作者と主演俳優として出会った2人だが、以来親交を深めていった。生前の萩原さんは、寂聴さんを“お母さん”と呼ぶほど慕っていたという。03年に萩原さんは、13年ぶりにライブツアーを開催。そのキッカケも寂聴さんだった。本誌03年11月25日号で、萩原さんはこう感謝の思いを語っていた。「やるきっかけになったのは、お世話になった瀬戸内先生がもう80歳を過ぎてるじゃない?いまのうち何かご恩返しをと思ったら『コンサートしてよ』というんだよね」萩原さんは10年に還暦を迎えた際も、寂聴さんからの言葉を明かしている。「瀬戸内先生ともよく話したけど、躓いて絶望感に包まれても、決して自分を嫌いにならないことだよね。自分を愛せない人間を他人が愛してくれるわけないからね。そんなことを心がけて、過ごしていきたい」(「女性自身」10年1月26日号)そんな萩原さんのことを寂聴さんは、我が子のように可愛がっていた。本誌10年9月7日号では「いろいろな事件を起こすたびにハラハラさせられますけど、“出来の悪い子供ほど可愛い”っていうでしょう」としたうえで、こう話していた。「彼は母性本能をくすぐるんです。何かあると私のところに“お母さ?ん”と電話してくるのですけど、どんなに悪いことをしても憎めない。男には、しっかりしていて頼れるタイプと、なんだかちっとも頼りにならないタイプがいるでしょう。ショーケンは頼りにならないタイプで、なんだか見捨てられない」本物の親子のような仲だった2人。“一人息子”を無くした寂聴さんの心痛は想像に難くない。
2019年03月29日ショーケンの愛称で親しまれた俳優で歌手の萩原健一さんが26日に消化管間質腫瘍(GIST=ジスト)のため亡くなったことを、28日に所属事務所が発表した。68歳だった。俳優・歌手として日本の芸能界に輝かしい功績を残した萩原さんだが、プライベートでは3度の離婚を経験。さらには4度も逮捕されるなど、破天荒な生涯だった。そんな萩原さんの“素顔”に密着した番組が話題になっていた。「09年9月放送のドキュメント番組『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)で、『ショーケンという「孤独」』と題して密着していました。ショーケンさんはカメラの前で本音をさらけ出しており、『彼があそこまで自分をさらけ出した番組はなかなかない』と業界からも注目を集めていました」(芸能記者)萩原さんは恐喝事件で逮捕され、05年6月に懲役1年6カ月・執行猶予3年の有罪判決を受け活動休止。番組では、復帰に向けて始動する萩原さんに密着していた。「白いスーツを着こなしてスーパーへ買い物に行き、1日1食の自炊生活。親戚の家に行くと叱責され、映画『TAKJOMARU』(09年公開)では役作りに苦悩する姿などがカメラに収められていました。当時は独身だったこともあり、孤独感をにじませていました。しかしその後、11年に妻でモデルの冨田リカさん(57)と結婚。ショーケンさんは明るくなったといわれるようになりました。今回、彼は愛する冨田さんに看取られて天国へと旅立ちました。最後は孤独じゃなかったのです」(前出・芸能記者)最愛の妻と過ごしたことで、萩原さんの心から孤独感はぬぐい去られていたはずだ。
2019年03月29日俳優の萩原健一さん(本名:萩原敬三さん、享年68)が3月26日、都内の病院で亡くなっていたことが分かった。病名はGIST(消化官間質腫瘍)で11年からひそかに闘病生活を送っていたが、本人の強い希望で公表を控えていたという。実は、萩原さんは闘病中だった15年12月、妻でモデルの富田リカさん(57)と本誌のインタビューに答えている。萩原さんは終始リカさんに感謝しきりで、《僕は家内と出会っていなかれば死んでいたんじゃないかな。彼女と結婚して本当に人生が変わったんだ》と話していた。2人は09年10月、月刊誌『美ST』(光文社)での対談がきっかけで出会った。萩原さんの猛アプローチで交際が始まり、11年2月に入籍。萩原さんにとっては4度目の結婚だった。本誌のインタビュー当時は結婚5年目で、夫婦円満ぶりがうかがえた。また本誌では10年ごろから東南アジアに拠点を移したことを告白。インタビューの最後には、萩原さんは顔をほころばせながらこう語った。《何事も決めつけることはせずに、これからも家内といっしょに生きていきたい。(中略)人生ってそれでいいんだよな》余生は愛する妻と過ごしたい。そう願った萩原さんはリカさんに見守られながら天国へと旅立ったという――。
2019年03月28日戸田恵梨香と大原櫻子のW主演映画『あの日のオルガン』(2月22日公開)で、俳優・萩原利久の登場シーンを捉えた場面写真が20日、公開された。同作は、戦時下の日本を舞台に、子どもたちを守るために保育園の疎開に挑んだ保母たちの真実の物語。疎開保育園で奮闘する女性たちが中心となる中、唯一若き男子として彼女たちを支えるのが、地元の青年・信次を演じた萩原利久だ。同作の舞台である埼玉県出身で2月28日で二十歳を迎える萩原は、2008年に芸能界デビューし、近年では『ちはやふる 上の句/下の句』(16)、『3月のライオン 前編/後編』(17)、『あゝ、荒野』(17)などの話題作に数多く出演。堤幸彦監督が未来に期待するキャストを集結させた『十二人の死にたい子どもたち』(1月25日公開)、現在放送中の日本テレビ系『3年A組 ー今から皆さんは、人質です-』(毎週日曜22:30~)に起用されるなど、業界内の注目度も高い。ドラマ解説者・木村隆志氏によるマイナビニュース年始恒例企画「今年注目の若手俳優」にも選ばれた萩原。『あの日のオルガン』で演じた信次は、口数が少なく不器用ながらも、力仕事をこなして保母たちを支える、村一番の頼れる男。戦争で目を負傷したことから黒い眼帯を付け、陰のある雰囲気も漂う。今回公開された場面写真もその魅力を伝え、佐久間由衣演じるよっちゃん先生とのピュアな恋を予感させるシーンも捉えている。萩原は「撮影現場では、女性の方が多くコミュニケーションを取れるか不安でしたが、皆さん気さくで楽しかったですし、子どもたちの無邪気で元気な姿が癒しであり、エネルギーでもありました。保母さんと子どもたちの関係を傍らからみていると、現場に入るたびに距離感が近くなっていくのをすごく感じました」と撮影を振り返り、「スクリーンを通して皆さんにも見ていただけるのではないかと思います」と呼びかけている。(C)2018「あの日のオルガン」製作委員会
2019年01月20日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は女優の萩原みのりさんです。新体操で培った負けず嫌いな性格で険しい女優の道を突き進む!地元、名古屋でのスカウトが人生の転機に。「長年続けてきた新体操をやめたときだったんです。上京しても不安より楽しい気持ちが大きくて、レッスンに没頭しました」。幼い頃から培った負けず嫌いな性格が、仕事にも活きている。「監督から厳しい指導を受けることもありますが、そのほうがむしろ頑張れるんです」。7月公開の主演映画『ハローグッバイ』ほか映画出演も続き、忙しい毎日。癒しは?「実家です。時間を見つけては帰省していて。超ファザコンで、母とは父の取り合いです!(笑)」頑張ったあとは必ずドクターマーチン!自分へのご褒美に購入。色物や柄物を着ないので、足元で少し遊びます!お母さんに嫉妬するほど、お父さんLOVE!大好きなパパ。お父さんと結婚したお母さんが羨ましい~!運動も兼ねて、できるだけ徒歩移動。歩きながら音楽を聴くのが好き。極力、バスや電車には乗りたくない!はぎわら・みのり1997年生まれ。2013年、テレビドラマ『放課後グルーヴ』で女優デビューを果たす。11/4より『ゆらり』、11/11より『一礼して、キス』の映画が共に全国順次公開。※『anan』2017年11月1日号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花(by anan編集部)
2017年10月28日ショーケンこと俳優で歌手の萩原健一(66)が芸能界デビュー50周年記念日にあたる10月25日に7年ぶりニューアルバム「Last Dance」を発売すると、一部スポーツ紙が報じた。 今年は音楽活動を本格始動。5月に東京と大阪のビルボードライブで計4日間8公演を行った。アルバム発売に先立ち、8月2日にはフジテレビ系の音楽特番「FVSうたの夏まつり」で30年ぶりに同局系音楽番組へ出演。9月28日からは自身初のライブハウスツアーを行うなど、精力的に音楽活動をこなす。 「GSバンド『ザ・テンプターズ』のボーカルとしてデビューしたショーケン。同バンド時代から72年に俳優に転身しても“スター街道”まっしぐらでした。90年以降は俳優業が中心で、音楽活動をほとんど行ってきませんでした。そして2000年代に入ってからはあまりオファーがなく、すっかり表舞台から消えていたのです」(映画業界関係者) 04年には交通事故を起こし現行犯逮捕。05年には降板した映画のプロデューサーとのトラブルが発覚。逮捕・起訴され執行猶予付きの有罪判決を受けるなど、“冬の時代”を迎えた。しかしそこから見事に表舞台に復帰。メモリアルデーを華々しく迎えることになった。 「公判で判決が出てから、彼は自分を見つめ直すことに。徹底した食事管理やウォーキングを日課にして体を絞り込みました。11年にはモデルの冨田リカ(55)と結婚。“内助の功”を得て、仕事に集中できるように。そして16年8月には所属タレントと共演したのをきっかけに、所属する個人事務所が大手プロと業務提携。その結果、今の地位を築いたのです。今後ますますメディアへの露出が増えそうだと言われていますね」(芸能デスク) 一部スポーツ紙に対し「気持ち的にはラストダンスではなくてラストスタートにしたい」と、意気込みを語ったショーケン。往年のファンのみならず、全盛期を知らない世代にも存在感をアピールすることになりそうだ。
2017年07月25日俳優の萩原健一が、フジテレビのトーク番組『かたらふ~ぼくたちのスタア~』(毎週土曜17:00~17:30)に、10・17日の2週連続で出演する。この番組は、小堺一機とゲストが、秘蔵映像を交えながら"憧れのスタア"について語り合うというもの。今年4月にスタートした同番組の初回・第2回で、サンボマスターの山口隆と語り合ったのが"ショーケン"(萩原)で、萩原本人がそのときの放送を見て、2人をプライベートの食事会に誘ったことが、今回の出演につながった。1週目(10日)の放送で、小堺は「ご本人を前に語れる、こんな幸せなことはない」と興奮気味で、山口とともに萩原とのエピソードを披露。萩原も、その時の思い出などを次々に語っていく。そして、2週目(17日)の放送では、未来について語るうちに話がどんどん盛り上がり、サンボマスターへのゲスト参加を萩原本人が約束してしまう。
2016年12月08日俳優で歌手の萩原健一が、27日に放送されるフジテレビ系バラエティ番組『ダウンタウンなう』(毎週金曜19:57~20:54)に登場。松本人志が、大みそかの特番『笑っていけない』シリーズでドタキャンされたことを暴露する。萩原は、ダウンタウンと坂上忍が酒場を巡ってゲストと語り合う企画「本音でハシゴ酒」に登場し、ダウンタウンとは1987年の『4時ですよ~だ』(毎日放送)以来、29年ぶりの共演。松本は、萩原が登場する前に「2~3年前に年末の『笑ってはいけない』(日本テレビ系)に出演OKをいただいたあと、前日かな、『やっぱりやめる』と連絡があって…」と、ドタキャンされたエピソードを披露する。そして、いよいよ萩原が登場。29年前のダウンタウンとの共演時に、舞台裏で見た松本の印象的な姿が記憶に残っていると語り、浜田雅功とは、プライベートで訪れた温泉でバッタリ会ったというエピソードを明かす。浜田はその時、小さい子どもを連れていたが、萩原は「僕が憧れていることをしている」と言い、その真意を語り始める。また、萩原主演ドラマ『傷だらけの天使』のオープニングが好きだったダウンタウンが、バラエティ番組『ダウンタウンのごっつええ感じ』でパロディ化した映像を、本人に見せる場面も。さらには妻のリカさんも登場し、意外な一面を明かして本人をタジタジにさせる。
2016年05月24日声優・浪川大輔が「萩原さんは、馴染みやすさが凄い!これまでずっと一緒に収録してきたんじゃないかと思うくらい」と、その信頼の程を明かせば、「僕は、声の仕事をしょっちゅうできる環境では無いのですが、浪川さんとは、なんか縁があるんですよね」とこれまでの共演をふり返り、繋がりの強さを感じさせる俳優・萩原聖人。声優と俳優という、普段活躍するフィールドこそ異なれど、根っこには同じ“役者”としての熱量を抱え、認め合う2人の男たちが、同じ“守りし者”でありながら、守る者の違い故に交差する男たちを演じたのが『牙狼<GARO>-DIVINE FLAME-』だ。日本を代表するクリエイター・雨宮慶太が生み出したヒーロー「牙狼<GARO>」。2005年の誕生から10周年を迎える記念作品として誕生した本作は、シリーズ初のアニメ作品として2014年秋から放送された「牙狼<GARO>-炎の刻印-」から4年後の物語が描かれる。主人公は、黄金騎士ガロの称号を受け継いだレオン。彼は、ヴァリアンテ王国王子アルフォンソと共に、父・ヘルマンがヒメナとの間に残した子ども・ロベルトを次代の騎士として育てていた。そんな折、レオンたちに隣国バゼリアに巣食う“最も美しい”と言われているホラーの討伐指令が下る。時を同じくしてロベルトが何者かに誘拐されてしまう。必死に追走するレオン。だが、敵に阻まれ窮地に陥ってしまい――。本シリーズ初参加の荻原さんは、「もともと僕は、ヒーロー作品や変身ものが大好きで、ずっと子どもの頃から憧れていたんです。男の子はやっぱり変身願望があって、何かを守りたいみたいな気持ちは、幼心に思い続けていた。でも、変身しようと思ってもできませんし(苦笑)。ですから、あくまで役ですけど、“守りし者”を表現させていただけるというのは非常に光栄に思います」と出演を喜ぶ。主人公のレオンを演じる浪川さんは、アニメ収録時から劇場版の話を聞いていたそうで、「スタッフさんから『本作は気合いが入っている』ということも、ずっとプレッシャーのように聞いていた」という。制作陣の“気合い”の表れは収録スタイルからも感じたそう。アニメ収録では、声優陣が全員揃った状態ではなく、個別で収録する“抜き”と言われる手法が存在する。今作では、萩原さんをはじめ声優陣一堂で収録ができたそうで、「バトルシーンがあり、人間味溢れる話でもあるので、掛け合いが一緒にできたのは良かった」と心境を語った。萩原さんも「一緒にいるから生まれるニュアンスは絶対にある」と話し「確かに、全員が常に揃うのは難しいことですけど、今回は極力そういう形が取れた。だからこそ生まれたコミュニケーションもあって、僕はすごく楽しかった」「でもそれぞれがプロなので、(一緒に収録しないからと言って)何か大きな変化が出るかと言われれば、比べられないので分からないですが…やはり生身の声を聴くのは大事なことだと思う。その意味は、本作にちゃんと出てるんじゃないかな」。収録の仕上がりに自信を覗かせる萩原さんが演じるのは、新キャラクターであるダリオ・モントーヤ/黒曜騎士ゼム。物語の舞台となるバゼリア国の姫・サラを守る者で、レオンの窮地を救いに突如現れる。しかし、彼は敵か?味方か?その正体は謎のままだ。ただ、守りたい者や強い愛情を持った人物であり、その想いが発端で物語は大きな展開を見せるのだが…。「ダリオは激情型です!」と考察する浪川さん。劇中で、ダリオが姫・サラを守るためにとった行動の数々を挙げ「重いです!絶対重い!『お前やりすぎじゃないか』って、友だちだったら確実に止めます」と正直な感想を告白。すると、萩原さんは「僕は理解できますよ。理屈じゃないです」と一刀両断。「人が唯一コントロールできない感情が、“好きになること”と“嫌いになること”なんです。好きになるのも、嫌いになるのにも、理由なんかない!それを、世の中は理屈や間違った偽善、正義感とかでとやかく言いますが…そんなの、どうだって良いんですよ!」「でも(登場人物)全員がそうだと思う。大切なモノを守るのは、理屈じゃないんじゃないかな。理屈があるものは、その理由がなくなれば守れなくなりますから」と、ダリオへの“男”としての熱き共感をほとばしらせた。逆に、萩原さんは、浪川さん演じるレオンにどんな思いを抱くのか?「一度、大切な人を守れなかった経験がある。それを受け入れたレオンは、とても大人だし、とても前向き」。それ受けた浪川さんも「レオンの“変化”って凄く分かりづらいんです。とても。表面に出ないタイプなので。でも、諦めたり苦い経験を積んで、確実に変わってる」と、アニメシリーズを経てきたからこそ味わえる、彼の“変化”に言及した。さらに、その“変化”について、劇場版でこだわったことがあるという。「表には出ないけど、にじみ出る変化した部分を、出し過ぎないようにしようと。パッと見、伝わらないけども、実は愛情深いなって想ってもらえるようにしたいなって」「ただクールで、カッコつけで、強くて…だけではない。優しさや本当に守りたいという気持ちが、にじみ出るように伝わってくる。そういうニュアンスを出したかった。女性にも『敢えて言わずに我慢している』男のカッコ良さを感じてもらえたら嬉しい」。表現は違えど、根っこには同じく熱く、純粋な愛情を抱えた“守りし者”たち――。彼らが戦う理由、そして彼らを奮い立たせるのは、いつもそこに守りたい相手がいるからだろう。本シリーズは、特撮・アクション作品としての人気が高く、“守る側”に注目が集まりがちだが、本作ではドラマチックなストーリーの中に、“守られる側”の物語や女性キャラクターたちの心情が綴られ、観客は様々な目線から感情移入することができる。萩原さんは「そういう意味では、今回は『守られる者』たちが見たら、いろいろ感じるものがある作品になってるんじゃないでしょうか。ただのアクションバトル作品ではない。いろんな感情に投げかけてくるものがある」と見どころを述懐。さらに「劇中に登場する女性キャラクターや、『守られる者』たちの立ち位置に、もし、ご自身がなったとき…守ってくれる人に何をされたら嬉しいのか?」と、女性が見ても楽しめる目線を提案した。また浪川さんも、本作にはこれまでのイメージとは違う魅力が込められていることに触れ「レオンが、スタイリッシュに格好良く守るのではなく、生身のまま、がむしゃらに守るシーンがあるんです。本当に守りたい者が目の前にあるとき、必至になって何が何でも守ろうとする。守り方は下手くそなんですけど、這いつくばってでも守るという覚悟で戦う。それが心を打つなって思いますし、声を入れたときもそれくらいの覚悟でやりました。それが伝わるといいなと思います。ぜひ『守られて下さい』」と胸熱メッセージを送った。(text:cinemacafe.net)
2016年05月19日人気シリーズの劇場版アニメ『牙狼<GARO>-DIVINE FLAME-』の完成披露試写会が5月16日(月)に開催。声優の浪川大輔、ゲスト声優を務めた萩原聖人、林祐一郎監督が舞台挨拶に登壇した。人気特撮シリーズとして誕生10周年を迎えた『牙狼<GARO>』のシリーズ初のアニメーション作品『劇場版『牙狼<GARO>-炎の刻印-』の4年後をオリジナルストーリーで描き出す。浪川さんは今回の完全新作について「(制作が決まり)嬉しかったですが、TVシリーズの『炎の刻印』が熱い作品だったので、そこからどうなるのか?どう1本の映画にまとめるのか?期待して待ってました」とふり返る。完成作に関しては「すごいです!」と誇らしげ。特にバトルシーンに関し「30年、この仕事をやってて、こんな大変なバトルシーンは初めて!」と言うほど!「いままでにないスピード感のある映像が見られると思います」とファンの期待をあおる。萩原さんは実は「もともと、(『牙狼<GARO>シリーズの)ファンで、とにかく、何でもいいので出たかった」と明かす。謎に包まれた新キャラクターのダリオを演じているが「己の愛と正義を貫く哀しい戦士」と説明。だが、主人公のレオン役の浪川さんからは「愛が…重いっす!」と苦情が…!?萩原さんは「上映前なので喋れない…」と言葉を濁すが、浪川さんは「男ならダリオの気持ちが分かるかな?でも僕が女性なら、彼氏にはちょっと…(苦笑)」と思わせぶりに語り、これには萩原さんも「こっちからお断りです!」と返し、会場は笑いに包まれていた。元々、旧知の仲の2人とあって、萩原さんは収録にリラックスして臨めたのかと思いきや「よく知っている人たちが集まっていて、だからこその緊張感があって最高にやりづらかった!」と苦笑。それでも「楽しんでやれました」と笑顔を見せる。浪川さんは「萩原さんはストイックで、突き詰めていく姿はさすがだと思いました」とたたえつつ「ボールペンを貸したら2~3日でなくしちゃって…」と暴露!萩原さんは謝りつつも「小さい男でしょ(笑)」と語り、2人の壇上での掛け合いに会場は再び笑いに包まれた。浪川さんは改めて、完成した映画について「最高傑作と言われるように頑張りました」と力強く語り会場は大きな拍手に包まれた。劇場版『牙狼<GARO>-DIVINE FLAME-』は5月21日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月16日