俳優の藤岡弘、(74)と長男の藤岡真威人(16)が2日、都内で行われた映画『ジェミニマン』DVD&Blu-ray発売記念イベントに登場した。イベントでの親子共演は今回が初めて、真威人のイベント出演も初となり、弘、は「私の方が緊張している。ドキドキしちゃって」と吐露し、「身長の伸びが早いんですよ。最強の敵ですね」と息子の成長に驚いている様子。テレビに出演した際にイケメンぶりが話題となった真威人は「イベントは初めてなので緊張しています」と言うも、「(父親が)いる分、軽くなっているんじゃないかなと」と笑顔を見せた。ウィル・スミス主演の本作について、弘、は「ハラハラドキドキ。ストーリー展開が見事」と絶賛。真威人が「バイクシーンとか、躍動感あふれるアクションが詰まっていてすごいなと思いました」と語り、「バイク乗りたい」と興味を示すと、弘、は「好奇心旺盛で、僕の若い頃に似てる。没頭して集中しちゃうと周りの声が聞こえなくなる」と笑い、真威人は「外見的な面でいったら眉毛。人にもよく言われるんですけど、自分でも濃いなって思います」と共通点を挙げた。テレビ出演時に俳優志望を明かしていた真威人は「メディアに出させていただいてから、選択肢の一つとして役者をやりたくて。この間、一度芝居をさせていただいて面白かった。燃える何かというか、楽しくて」と意欲。「役者もやってみたいですし、今後機会があればお父さんと共演したいなという夢はあります」と親子共演を目標に掲げた。弘、は「小さい頃から映画につれていって見せたりして、影響を受けたんですかね。最近映像に興味を持ち始めている。基礎を伝え、身体能力があるうちに、自分の持っているスキルを教えようかなって。バイクとかあらゆるものをチャレンジさせようかなと思います」と応援する姿勢。「夢ですね!」と親子共演の実現を願った。『ジェミニマン』のDVD&Blu-rayは3月4日発売(発売・販売元:NBC ユニバーサル・エンターテイメント)。
2020年03月02日「みんな全然性格が違うんでね。僕は保育園の園長みたいだよ」うれしそうにそう話す藤岡弘、(73)。’01年に結婚し子宝に恵まれていたが、最近になり子どもたちをメディアに初公開。美男美女ぶりが話題になっている!――家族仲はいいですか?舞衣(次女・11歳)「家でもずっとしゃべって基本的にみんな笑ってます」真威人(長男・15歳)「パパは世間的には怖いイメージだと思うんですけど、とことん怒っても、それ以上に優しくしてくれるんです」――家族で出かけたりも?天音(長女・14歳)「あまり人が多いところは行けないからキャンピングカーで自然のあるところ、あとは海外によく行きます!」弘、「子どもの存在を公表していなかったから、演劇も離れた席で見たり、外食も時間をあけて入ったり一緒に行動できなかったからかわいそうでね」――パパの好きなところは?舞衣「いろんなところに連れてってくれる!遊園地とかじゃなくて、ふつうの人が行けない山とか、誰もいない野性的なところとか」天音「おいしい料理をつくってくれる!好きな料理は甘いうどん」真威人「パパの料理は全部おいしいよね」――藤岡家の家族ルールは?舞衣「ペットボトルは口をつけて飲まない!」弘、「菌が繁殖するからね」天音「添加物が多く入ったものを食べない!選んで食べるようにしています」弘、「体によくないからね」――今後、芸能活動に興味は?舞衣「これからモデルの仕事が始まるのでそれを頑張りたい」天音「踊ったりステージ見るのが好きだからやってみたい!」真威人「音楽と俳優の仕事。あとはパパに教えてもらっている武道をもっと頑張りたいです」芸能界に興味津々の子どもたち。弘、「人生はサバイバルだから生き抜く力を養えと言い続けています。大きくなるまでは心配でね。子どもたちに恋人を紹介されたら?……怖いなぁ。今は考えたくないね(笑)」
2019年12月01日俳優の吉沢悠がこのほど、都内のスタジオで特別ラジオ番組『追悼・萩原健一傷だらけの天使ラジオ~天使のビルに集う人たち』 (文化放送/27日19:00~20:00) のナレーション収録を行い、収録後に取材に応じた。3月26日に死去した俳優の萩原健一さんを偲ぶ同番組は、代表作であるドラマ『傷だらけの天使』(日本テレビ系)のロケ地であり、ファンの聖地として知られる東京・代々木会館、通称「傷だらけの天使ビル」(※現在は解体工事中)に集う人たちのインタビューをベースに展開されていく。吉沢は「これ、形見分けでいただいたんですよ」と言って、木の額縁に大切そうに保管された黄色のスカーフを見せてくれた。吉沢と萩原さんは、2016年に放送されたNHK BSプレミアムのドラマ『鴨川食堂』で共演した間柄。吉沢含めた『鴨川食堂』のメンバーは、萩原さんの訃報を受けて追悼式を行ったらしく、その時に関係者から譲り受けたという。収録を終えた吉沢は「改めて萩原さんのことを想う時間になりました」としみじみ。番組の中で様々な世代のファンが『傷だらけの天使』への思いを語っていたことに触れて、「これだけ時代が経ってても愛される普遍的な作品だったんだな」と感じつつ、「ファンの方にとってアンチヒーローというか、自分のできないことをやって、夢を見させてくれた人だったんだなと強く感じました」と話した。初めてごあいさつさせていただいたのは、『鴨川食堂』ドラマ撮影スタート時の主要キャストが一同に介するタイミング。そこで吉沢が見たのは、主演を立てて後ろのほうに位置取り、ニコニコと優しそうな笑みを浮かべている萩原さんだったという。恐る恐るあいさつすると、「そっか、そっか。お願いしますね」と気さくに応じてくれ、「何、この仏様みたいな方は!」と驚いたことを振り返った。しかし、いざ本番になると「ガラッと目の色が変わった」と言い、「あの時たしかご病気されていたと思うんですよ。身体の調子も100%じゃなかったと思うんです。それでも目の生きてる感じが、もう、映像で見た若い頃の萩原さんと変わらなかった」と証言し、「ちょっと目をそらしちゃうくらいの目力でしたね」と振り返った。そんな萩原さんを総じて「色気のかたまり」と形容した吉沢。「若い時はギラギラした色気、往年は座ってるだけ感じる色気というか…。この人の中で、いろいろな痛みとか楽しみとか、散々やってきてこうなってるのかな、みたいな。それもある意味、色気ですよね」と回顧していた。
2019年08月24日6月30日放送のNHK大河ドラマ「いだてん」に萩原健一さん(享年68)が登場した。高橋是清役を演じた萩原さんにとって遺作となった同作。視聴者からは《萩原健一氏の威厳、「いだてん」史上最高の緊張感》《存在感が重厚で凄かった》《いだてんが最後だと思うと淋しい》など声が上がっている。そんななか、28日に萩原さんの代表作であるドラマ「傷だらけの天使」の舞台になった東京・代々木のビルが解体されると判明した。ファンにとっては“聖地”とも言える場所だ。ドラマの最終回では、ビルが解体されるストーリーだった。放送開始から45年がたち、ついに現実となってしまった。このドラマについて萩原さんは著書「ショーケン」で述懐していた。萩原さんはアイデアが浮かぶたび、監督の恩地日出夫氏や脚本家の市川森一さん(享年70)などに昼夜問わず電話をかけて相談をしていたという。さらに印象的なオープニングの“朝食シーン”は時間がなく、アドリブだったとも明かしていた。そんな萩原さんの思い出の場所が失われようとしている。ファンからは《あぁ、いよいよなくなるのかぁ》《ショーケンと共に去るのね》《目に焼き付けておきたい》と惜しむ声があがっている。
2019年07月01日「弟の急逝により、私たち親族の動揺はいまもおさまりません……」と語るのは、埼玉県内に住む故・萩原健一さん(享年68)の実姉。ショーケンという愛称で親しまれたスターの逝去から2カ月。彼を知る人々は、いまも寂寥感を募らせ続けている。実姉のもとにも、萩原さんを偲ぶファンレターが届いているという。「(ファンの方は)どうやって私の居場所を知ったものでしょうか。でも《ずっとショーケンさんの存在に励まされていました》《苦しいときには歌を聴いて力をもらいました》といった文面を拝読して、弟はいい人たちに応援されていたんだなぁとあらためて感じました。生前は(離婚や逮捕など)いろいろお騒がせしましたが、ファンでい続けてくれた人たちには本当に感謝しています」5月17日には、萩原さんの最後の著書である『ショーケン最終章』(講談社)が発売された。昨年10月から今年2月にかけて行われた9回のインタビューをまとめたものだ。著書の担当編集者は、出版の経緯について次のように語る。「昨年秋に萩原さんから、『自分の口で真実を語りたい』というお申し出がありました。すでに“余命1年半”という宣告を受けていらしたそうです。萩原さんは映画やドラマに関するご自分なりの演技論を持っているのに、それが世間にはうまく伝わっていないという思いを長年抱いていたようです。それから月に2回ほどのペースでご自宅に伺ってインタビューしましたが、声にも張りがあって、滑舌もしっかりしていました」『ショーケン最終章』には、往年の名作である『傷だらけの天使』『太陽にほえろ』から最晩年の作品までの制作秘話がつづられている。なかでも萩原さんが存命中に放映されたなかでは最後のドラマになった『不惑のスクラム』(NHK総合)にまつわるエピソードは非常に印象的だ。’11年に人間ドックに入ったことで発見されたGIST(消化管間質腫瘍)は、一度は切除手術が成功したものの、その4年後の’15年に再発し、萩原さんは抗がん剤による治療を続けていたという。『不惑のスクラム』出演のオファーがあったのは’18年のこと。“末期の胃がんを患っている初老のラガーマン”という役柄に萩原さんは不思議な因縁を感じたという。だが主治医は猛反対だった。《ドラマ出演の可能性を尋ねると、主治医からは即座に「ダメです」と否定された。「いますぐ入院していただきたい。そういう段階です」》(『ショーケン最終章』より)「自殺行為」とも言われた撮影だったが、妻のリカさん(57)は萩原さんの気持ちを尊重し、出演に賛成してくれたのだ。萩原さんはドラマの設定について、プロデューサーにこう提案したという。「好きなラグビーができるのは、家庭があってこそ、支える妻があってこそなんじゃないか」それは、自分が俳優という仕事に取り組めるのは妻の支えがあってこそ、という萩原さん自身の実感だったのだ。撮影は無事に終了したものの、《病状はその短期間で急速に進行していた》という。しかし著書からは命を削った最後のドラマへの満足感が強く伝わってくる。前出の担当編集者が続ける。「インタビューの際は奥様もいつも同席してくださいました。8年間の結婚生活については奥様のほうが詳細に記憶していて、補足してくださることもありましたね」冒頭でファンたちへの“お礼”を話してくれた萩原さんの実姉は、こんな“感謝の思い”も語っていた。「弟にとって最後の結婚になりましたが、リカさんには本当にお世話になりました。あの方がいたから、弟も闘病に耐えることができたのだと思います。とても甲斐甲斐しい看護で、私は弟に『奥さんの言うことを聞きなさいよ』と、言うぐらいでした」天国の萩原さんも“最期の花道”を飾らせてくれた愛妻に感謝していることだろう。
2019年05月24日4月20日、元男闘呼組で俳優の岡本健一(49)がトーク番組の『メレンゲの気持ち』(日本テレビ系)にゲスト出演。レギュラー出演しているHey! Say! JUMPの伊野尾慧(28)との共演にファンが喜びYahoo!トレンドランキング2位に「岡本健一」がランクインし話題となっている。岡本健一の息子である岡本圭人(26)はHey! Say! JUMPのメンバー。伊野尾は同じグループに所属している。番組冒頭、伊野尾は岡本健一に対し「ジャニーズ事務所の先輩であると同時に息子さん、岡本圭人はHey! Say! JUMPのメンバーなので、友達の家に遊びに行く感覚で行くと健一さんが登場する」と岡本との複雑な関係を説明。さらに、伊野尾は岡本とのエピソードを披露。「圭人の家に遊びに行った時に健一さん急に登場してきたりしてリンゴを剥いてくれて」と話し出し、最初は岡本がリンゴを剥いている姿を見守ったというが、次第に「八乙女光も一緒にいる中で 健一さんがリンゴ剥いてくれてるぞって 俺らどうする?って。先輩だから やりますよ って言った方がいいのかパパだから見守ってる方がいいのか どっちがいいんだ?」と2人で悩んだそうだが、「結果 パパ~って言っていただきました」とほっこりするエピソードを紹介した。番組を見ていたファンからは「けーとのお父さんと伊野ちゃんの仲も分かったし、けーとの名前出てたし何もかもが良すぎた」「メレンゲの気持ち 伊野ちゃんと岡本健一さんが一緒にいる世界」「メレンゲの気持ちさぁ、岡本健一さん(圭人桾のお父様)と伊野尾桾が共演してるの普通に凄い」と伊野尾と岡本の共演に感動するコメントが多く見られた。
2019年04月20日4月8日(月)深夜の日本テレビ「映画天国」枠では先日逝去した俳優の萩原健一氏を追悼して、萩原さんの代表作でもある探偵ドラマ「傷だらけの天使」の第1話と最終話を急きょオンエアする。「ザ・テンプターズ」のボーカルとして17歳で歌手デビューすると、解散後は映画の道へ。当初は裏方志向だったが1972年公開の『約束』での演技が評価され、「太陽にほえろ!」のマカロニ刑事役も大きな話題を呼び本格的に俳優の道を歩むことになった萩原さん。映画『青春の蹉跌』でキネマ旬報の最優秀主演男優賞を受賞し、勢いづいたところで出演したのが本作「傷だらけの天使」である。その後も黒澤明監督の『影武者』、鈴木清順監督の『カポネ大いに泣く』、深作欣二監督の『いつかギラギラする日』など日本を代表する監督たちと仕事を続け、現在放送中の大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」にも高橋是清役で出演するなど最近まで精力的に俳優業をこなしていた萩原さんだが、3月26日に68歳でその生涯に幕を下ろした。「傷だらけの天使」は1974年10月から75年3月まで放送され、萩原さん演じる探偵事務所「綾部情報社」の調査員・木暮修が、水谷豊演じる調査員の乾亨と権力や体制の理不尽さなど非情な社会と向き合っていくという作品。今回は第1話「宝石泥棒に子守唄を」と最終話「祭りのあとにさすらいの日々を」を放送。第1話は、修が貴子(岸田今日子)の命令で宝石店に押し入り多額の宝石類を強奪するが、子どもにケガをさせたことから仕事は思わぬ方向に進んでしまう…という展開。最終話は修が暮らすペントハウスが突然取り壊されることになり、綾部事務所も全員姿を消す。京子(ホーン・ユキ)から貴子が修を連れて海外へ逃亡しようとしていると聞きすがる亨を振り切って、出て行こうとするのだが…というストーリー。「映画天国」枠「傷だらけの天使」は4月8日(月)深夜25時59分~日本テレビでオンエア。(放送予定だった『ホットロード』は後日改めて放送)(笠緒)
2019年04月08日4月7日、木村拓哉(46)のラジオ番組『木村拓哉 Flow』(TOKYO FM)に元男闘呼組の岡本健一(49)が出演。そこでの木村へのアドバイスに、称賛の声が殺到している。ジャニーズ事務所の先輩にあたる岡本。木村はSMAPとしてデビューする以前から岡本と親交が深かったといい、思い出話を披露した。男闘呼組で活動していた当時の岡本は髪の毛を伸ばしたり、ピアスをあけたりとハードロックの影響をうけていたという。木村はそんな岡本の影響を受け、「先輩がやってるなら俺もやろう」と金髪にメッシュを入れたと告白した。また木村がブレイクし始めたころ、岡本は事務所から「拓哉のことで相談がある」と呼び出されたそうで、「事務所の偉い人と担当マネージャーから『拓哉が髪の毛を伸ばしたり、メッシュを入れたり、ピアスをしたり……。あなたからものすごい悪い影響を受けているから、やめなさいって言ってあげて』と言われた」と明かした。だが後日、木村を呼び出した岡本は「今とにかく好きなことを全部やれ!髪を伸ばしたいなら膝まで伸ばせ、絶対切るな!って言ったのを思い出したよ」と木村に別のアドバイスをしたと振り返った。そんな岡本のアドバイスに称賛の声が殺到している。「二人の思い出話最高過ぎた!!!!!『やりたいこと全部やれ』マネージャー含め事務所の上の人の願いとは異なることを話した岡本大先輩、最高!!!!!」「岡本さん事務所から注意される。にもかかわらず、拓哉には『今のうちやりたいこと全部やっとけ。なんなら髪も膝まで伸ばせ』とアドバイス!かっこいい先輩だね」「今の拓哉くんがあるのは岡本くんのおかげ!」放送後、Yahoo!トレンドランキングに「岡本健一」がランクイン。知られざる男同士の交流は、ファンの胸を打ったようだ。
2019年04月07日3月26日、ショーケンの愛称で親しまれた、俳優で歌手の萩原健一さんが都内の病院で亡くなった。享年68。新元号発表を目前にして、昭和を代表するスターがまた1人逝ってしまったのだ。萩原さんは11年から8年間も消化管間質腫瘍(GIST)との闘いを続けていた。10万人に1~2人しか発症しない、希少がんの1つで日本人では胃に発生することが多いという。3回の結婚と離婚のほかにも多くの女性と恋に落ちてきた萩原さんの最期を看取ったのは、妻でモデルの冨田リカさん(57、本名・萩原理加)だった。萩原さんとリカさんが出会ったのは’09年10月、月刊誌『美ST』の対談だ。その後、萩原さんが猛アプローチして’11年2月に入籍。しかし、その直後にGISTが発見され、結婚生活のほとんどが闘病生活となったが、2人はその事実を限られた友人たちにしか明かしていなかったのだ。本誌が萩原さんとリカさんをインタビューしたのは結婚5年目の’15年11月。当時、萩原さんは14年ぶりの連続ドラマ『鴨川食堂』の撮影に臨んでおり、演技論も熱く語り続けた。その元気な姿からは、まさかがんと闘っているとは想像もできなかった。だがインタビュー前に萩原さんがポツリともらした言葉は印象的だった。「夫婦で取材に応じるのは、今回が最初だけど、きっと次はないんじゃないかな」自分の命がもう長くはないことも悟っていたのだろうか。萩原さんのその言葉どおり、“最初で最後の夫婦インタビュー”となってしまったのだ。“永遠の不良少年”とも呼ばれた萩原さんだったが、取材中は終始穏やかで、少し前にシンガポールに移住したことも教えてくれた。《実はいまは、2人で相談して拠点を東南アジアに移しているんです。1年ぐらい前からかな。今後もしばらくは、仕事がないときは海外で過ごすことになると思います》(本誌’15年12月8日号・以下同)現地生活のすばらしさについて夫妻は口々に語っていた。萩原「日本では、ずっと闘ってきて本当に嵐のような人生だった気がするんだよ。それがね、アジアの家では、買い物をしてカフェでお茶を飲んで、家に帰ったら、家内の作ったごはんを食べて……。これがね、本当に幸せなんだ」リカ「確かに海外にいるほうが、気持ちが楽になるのか、(主人の)表情も、笑ったり、泣いたりと豊かになります」スター・萩原健一が、リカさんといっしょに見つけたのは、“ささやかだが人間らしい幸せ”だったのだ。リカさんは、萩原さんにその生活を続けさせるために全力を尽くしていたのだろう。彼女は繰り返し、“人間として幸せになってほしい”と、語っていた。《萩原の妻を務めるのは並大抵のことではなく、一日一日が真剣勝負で……。主人も俳優として最終章をむかえました。俳優は幸せなどを削って、作品に身を投じている人もいるそうで、主人もそうだったと思います。ただ私の幸せは、“人間・萩原敬三(※本名)”が幸せになることで、主人が笑顔で仕事をしてくれることが何よりもうれしいんです。》インタビューで萩原さんは目を潤ませながらリカさんへの感謝の言葉をはっきりと口にしていた。「……僕は家内と出会っていなければ死んでいたんじゃないかな。彼女と結婚して本当に人生が変わったんだ……」それから3年、萩原さんの容体が急変したのは今年3月25日。病院に救急搬送されたが、翌日に帰らぬ人となった。夫婦最期の病室についてリカさんはこうコメントしている。《本人の強い意向により、病のことは公表せずに参りました。最期は、とても穏やかで安らかに、ゆっくりゆっくり、眠る様に息をひきとりました》“病気のことなどで騒がれず、俳優として毅然と逝きたい”という美学を理解してくれた妻に看取られた萩原さん。だがリカさんにはまだ安息の日々は訪れていないようだ。弔意を伝えた編集部にリカさんからはこんなメッセージが寄せられた。《主人に最期の花道を歩かせることが私の最期の役目です。だからまだ気を抜くことはできません》たとえ逝去後であっても俳優・萩原健一の姿を汚させない……、“夫の花道”を追求し続ける妻の姿に、天国の萩原さんは、あの日のように目を潤ませていることだろう。
2019年04月02日萩原健一さんが消化管間質腫瘍のため、3月26日に亡くなった。68歳だった。各メディアによると萩原さんは11年から闘病していたが、本人の意向で病名を公表していなかったという。「67年に若干17歳でザ・テンプターズのボーカルとしてデビューした萩原さんは、俳優業に進出。『太陽にほえろ!』『傷だらけの天使』『前略おふくろ様」(すべて日本テレビ系)といった名作ドラマで一躍大スターとなりました。晩年も09年の映画「TAJOMARU」で日本映画批評家大賞・審査員特別男優賞を受賞。昨年には22年ぶりの新曲をリリースし、大きな話題に。ミュージシャンとしても個性派俳優としても、多くのファンを魅了してきました」(芸能関係者)そのいっぽう私生活は破天荒そのもので、“永遠の不良”と呼ばれることも。交通事故や恐喝騒動、4度の結婚で世間を賑わした。何より話題となったのが83年、大麻所持で逮捕されたことだった。人気俳優として活躍するさなかだったため、非難の声が殺到。実はその際に頼りにしたのが瀬戸内寂聴さん(96)だった。萩原さんは判決が出た翌日に「寂庵」へと向かい、剃髪。各地で2週間に及ぶ厳しい修行をした後、「監獄より辛かったけど、想像もしない世界で、いままでできなかった体験をした」とまっすぐな瞳で語ったという。そんな萩原さんに寂聴さんは「寂照」という名前を与えた。もともとテレビドラマの原作者と主演俳優として出会った2人だが、以来親交を深めていった。生前の萩原さんは、寂聴さんを“お母さん”と呼ぶほど慕っていたという。03年に萩原さんは、13年ぶりにライブツアーを開催。そのキッカケも寂聴さんだった。本誌03年11月25日号で、萩原さんはこう感謝の思いを語っていた。「やるきっかけになったのは、お世話になった瀬戸内先生がもう80歳を過ぎてるじゃない?いまのうち何かご恩返しをと思ったら『コンサートしてよ』というんだよね」萩原さんは10年に還暦を迎えた際も、寂聴さんからの言葉を明かしている。「瀬戸内先生ともよく話したけど、躓いて絶望感に包まれても、決して自分を嫌いにならないことだよね。自分を愛せない人間を他人が愛してくれるわけないからね。そんなことを心がけて、過ごしていきたい」(「女性自身」10年1月26日号)そんな萩原さんのことを寂聴さんは、我が子のように可愛がっていた。本誌10年9月7日号では「いろいろな事件を起こすたびにハラハラさせられますけど、“出来の悪い子供ほど可愛い”っていうでしょう」としたうえで、こう話していた。「彼は母性本能をくすぐるんです。何かあると私のところに“お母さ?ん”と電話してくるのですけど、どんなに悪いことをしても憎めない。男には、しっかりしていて頼れるタイプと、なんだかちっとも頼りにならないタイプがいるでしょう。ショーケンは頼りにならないタイプで、なんだか見捨てられない」本物の親子のような仲だった2人。“一人息子”を無くした寂聴さんの心痛は想像に難くない。
2019年03月29日ショーケンの愛称で親しまれた俳優で歌手の萩原健一さんが26日に消化管間質腫瘍(GIST=ジスト)のため亡くなったことを、28日に所属事務所が発表した。68歳だった。俳優・歌手として日本の芸能界に輝かしい功績を残した萩原さんだが、プライベートでは3度の離婚を経験。さらには4度も逮捕されるなど、破天荒な生涯だった。そんな萩原さんの“素顔”に密着した番組が話題になっていた。「09年9月放送のドキュメント番組『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)で、『ショーケンという「孤独」』と題して密着していました。ショーケンさんはカメラの前で本音をさらけ出しており、『彼があそこまで自分をさらけ出した番組はなかなかない』と業界からも注目を集めていました」(芸能記者)萩原さんは恐喝事件で逮捕され、05年6月に懲役1年6カ月・執行猶予3年の有罪判決を受け活動休止。番組では、復帰に向けて始動する萩原さんに密着していた。「白いスーツを着こなしてスーパーへ買い物に行き、1日1食の自炊生活。親戚の家に行くと叱責され、映画『TAKJOMARU』(09年公開)では役作りに苦悩する姿などがカメラに収められていました。当時は独身だったこともあり、孤独感をにじませていました。しかしその後、11年に妻でモデルの冨田リカさん(57)と結婚。ショーケンさんは明るくなったといわれるようになりました。今回、彼は愛する冨田さんに看取られて天国へと旅立ちました。最後は孤独じゃなかったのです」(前出・芸能記者)最愛の妻と過ごしたことで、萩原さんの心から孤独感はぬぐい去られていたはずだ。
2019年03月29日俳優の萩原健一さん(本名:萩原敬三さん、享年68)が3月26日、都内の病院で亡くなっていたことが分かった。病名はGIST(消化官間質腫瘍)で11年からひそかに闘病生活を送っていたが、本人の強い希望で公表を控えていたという。実は、萩原さんは闘病中だった15年12月、妻でモデルの富田リカさん(57)と本誌のインタビューに答えている。萩原さんは終始リカさんに感謝しきりで、《僕は家内と出会っていなかれば死んでいたんじゃないかな。彼女と結婚して本当に人生が変わったんだ》と話していた。2人は09年10月、月刊誌『美ST』(光文社)での対談がきっかけで出会った。萩原さんの猛アプローチで交際が始まり、11年2月に入籍。萩原さんにとっては4度目の結婚だった。本誌のインタビュー当時は結婚5年目で、夫婦円満ぶりがうかがえた。また本誌では10年ごろから東南アジアに拠点を移したことを告白。インタビューの最後には、萩原さんは顔をほころばせながらこう語った。《何事も決めつけることはせずに、これからも家内といっしょに生きていきたい。(中略)人生ってそれでいいんだよな》余生は愛する妻と過ごしたい。そう願った萩原さんはリカさんに見守られながら天国へと旅立ったという――。
2019年03月28日スティーヴ・マーティン作の舞台『ピカソとアインシュタイン~星降る夜の奇跡~』が2019年4月、5月に上演される。1997年の日本初演から出演する岡本健一と川平慈英に話を聞いた。【チケット情報はこちら】本作は、同時代を生きながらも会うことはなかった画家ピカソと物理学者アインシュタインがもし出会っていたらどんな化学反応が起こるのか?を描くファンタジック・コメディ。1993年にシカゴで初演され、日本では1997年と2000年に今回同様ランダル・アーニーの演出で上演。19年ぶりの上演となるが、引き続き岡本健一と川平慈英が出演し、三浦翔平、村井良大の4人の役をシャッフルした2チームで上演する。約20年ぶりの上演となることについて、川平は「これは僕の大大大好きな作品なんです。なぜなら、僕が大師匠だと思っているスティーヴ・マーティンが作ったっていうことがひとつと、もうひとつは演出家のランダル・アーニーさん。彼との出会いは大きかった。いろんな意味でポジティブな化学反応、再び、という感じです」と喜ぶ。岡本もランダルの演出は「楽しい時間しかなかった」と振り返り、「でも稽古場では“これで大丈夫なのかな?”と思うことも多かったですよ。おもしろいのかな?っていう。しかもアメリカンコメディだから日本人の感覚と合うのか心配もしましたし。だから“笑いがなくてもいいや!”という気持ちで挑んだのですが、実際に幕が開くとお客さんは笑っていて。おもしろかったですね」と語る。2チーム制となる今回、「チームROSE」ではピカソを岡本、アインシュタインを川平、シュメンディマンを村井、未来からの訪問者を三浦が演じ、「チームBLUE」ではピカソを三浦、アインシュタインを村井、シュメンディマンを川平、未来からの訪問者を岡本が演じる。チームROSEで当時と同じ“20代の”ピカソとアインシュタインを演じるが、岡本は「当時、(本作にも登場するピカソの作品)『アヴィニョンの娘たち』をニューヨークまで観に行き、これを描いた人をやるんだ…と思ったことを覚えています。あれから約20年経ちますが、男の人は特に歳をとればとるほど子供になっていくと思うので……僕らもよりアホな子供になるんじゃないかな(笑)」、川平は「稽古で“人生を邁進している人間をやれば自然とアインシュタインになる”“あなたがエンジョイしてるのを見たい”と言われたのを覚えています。20年の間にいろんな気付きがあって、“コントロール”という意味での成長はしていると思うのですが、でもそれがプラスにいくかはわからないのでね。子供のままやろうと思います!」公演は4月25日(木)から5月9日(木)まで東京・よみうり大手町ホール、5月12日(日)に大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演。チケットぴあでは1月12日(土)から1月15日(火)まで抽選先行を受付。取材・文:中川實穗
2019年01月10日声優・鈴村健一が総合プロデュースを務める、即興劇「AD-LIVE(アドリブ)」をご存じだろうか?大まかな世界観と、「電話が鳴る・誰かが来る」といった舞台上で起こるいくつかの出来事が決められているのみで、出演者の役柄もセリフもすべてアドリブによって紡がれる90分──そんな前代未聞の即興劇「AD-LIVE」は、今年で10周年を迎える。初代『AD-LIVE』をリブートした“究極のアドリブ”がテーマそもそも、声の芝居に特化した声優がなぜ舞台劇をプロデュースしようと思ったのだろう。そのヒントは、鈴村さんが声優を目指しデビューしたのが90年代だったというところにある。「もともと声優という職業は、俳優がアルバイト的にやる仕事でした。その流れで、僕が声優について勉強していた時代は…今みたいに声優に特化したレッスンだけでなく、いろんなスタイルの勉強法があったんです。なかでも僕は、演劇畑のお師匠さんに師事していたので、20代半ばぐらいまではずっと演劇について勉強していて。『舞台をやりたい』と思うのは、僕にとっては自然なことだったんです。」演劇を学ぶなかで、鈴村さんがとくに惹かれたのがエチュード(即興劇)と呼ばれる演劇メソッドだ。その場で生まれた設定やセリフを瞬時に“役として”感じとり、芝居を止めることなく繋げていく。「養成所時代はエチュードが苦手だった」という役者が多いなか、鈴村さんは即興で芝居することが「非常に面白かった」と語る。「演劇の空間では、発したセリフがそのまま真実に変わります。例えば『僕は医者だ』と言えば、その空間では医者になれるのがお芝居なんですよね。『自分じゃないものになりたい』という願望の原点って、まさにこれだと僕は思っていて。役として言ったことが真実に変わっていく感覚が僕は若い頃からすごく好きだったので、そうやってセリフがどんどん真実に変わっていくところを…お芝居のトレーニングとしてではなく、舞台上でお客さんに観てもらうっていうのは相当面白いんじゃないかと、二十歳のときに思いついたのがきっかけです」。こうして鈴村さんの構想が初めてカタチとなったのが2008年。以降、“声優による、90分の即興劇”という前代未聞の舞台は話題となり、ライブビューイングも含めると、いまや7万人に近い観客動員数を誇る人気の公演へと成長する。そこまでに至った理由のひとつとして、鈴村さんをはじめ演出スタッフ陣が毎回新しいテーマや設定、仕掛けを用意していることが挙げられるだろう。「毎回同じフォーマットで作って円熟させていく、というエンターテインメントの作り方もあると思いますが、僕はとにかく新しいことが好きなんです。“毎回違う”というドキドキ感を僕も味わいたいし、お客さんにも味わってほしい…でも今回は10周年ということで、一度しっかりとふり返る必要があるんじゃないかと思ったんですね」。これまでのAD-LIVEをふり返り、行き着いたのは2008年、前進座(吉祥寺)で行なった初回公演だった。地球最後の日を洋館で迎える登場人物たち。電話が鳴る、停電する、死体を見つける、隕石が落ちるといった出来事が各公演共通して差し込まれる以外には制約がないなか、それぞれが自由に状況を受け止め、演じきった初回公演は、鈴村さんにとって忘れられない舞台となった。「構造としてはいちばんシンプルでしたね。各公演、器は共通しているけれど、中に何を入れてもOKというスタイルで、どんな展開にも成り得るように作られていた。ならば、10周年となる今年は原点に戻って、この初代AD-LIVEを“今の自分”で作ってみたらどうだろうと思ったんです。そこで思いついたのが、“世界観だけが決まっているなか、設定を含めたすべてを出演者に委ねてみる”ということだったんですね。初代AD-LIVEでは『隕石が落ちてきたから、電源が切れたんだろう』と、役者がみんな同じ想像をしていましたが、今回は『停電を仕掛けたのは俺だ』と言い出す役者が出てくる可能性もある。そういう意味で、今年のテーマには“究極のアドリブ”を掲げているんです」。「大きな化学変化を起こしたい」こだわりの人選とマッチング“究極のアドリブ”をテーマに掲げた「AD-LIVE 2018」は、初参加となる石川界人、福圓美里、前野智昭の3名を加えた総勢18名の声優により繰り広げられる。6月末に行なわれた出演者発表会でも、すでに各ペアの個性が光るやり取りが垣間見られたが、この絶妙な人選とマッチングはどのようにして決められているのだろう。「AD-LIVE 2018」出演者「まず第一に、僕が『この人のAD-LIVEが見たい』と思う人にお声がけして、『この2人が組んだら面白いんじゃないか?』と想像を広げていく作業を行ないます。例えば今回の関智一さんと福圓美里ちゃんペアは、2人とも演劇を自分でプロデュースしていて、座長を務めていらっしゃいます。そんな2人がガチンコで即興劇をやったらどうなるんだろう?って…本当に見たくて(笑)、マッチングしましたね」。加えて、鈴村さんがマッチングするうえで重視しているのは、役者たちの相性だ。声優としてアフレコ現場で顔を合わせることが多いメンバーゆえ、人間性はもちろん、それぞれがどういったタイプの役者なのかを互いに熟知していることもAD-LIVEの面白さに繋がっている。「“地ならしタイプ”と“荒らしタイプ”といいますか…ひとつずつ丁寧にストーリーを構築していく役者さんを“地ならしタイプ”とすると、出てきたものをバンバン拾って勢いで繋いでいく、出たとこ勝負の役者さんが“荒らしタイプ”ですよね。この2タイプでペアを組むのが、いちばんスタンダードなマッチングです。一方、“地ならしタイプ”同士だと緻密にストーリーが構築されていく可能性があるし、“荒らしタイプ”同士だと本当にワケのわからないことが起こる可能性もある(笑)。そんななかで、大きな化学変化が起きそうなペアを考えていくんですね。“地ならしタイプ”同士が、スーッと2人で地ならししたまま終わってしまうなんていうのは面白くないですから」。例えば今回トップバッターを務める寺島拓篤&中村悠一ペアは、“地ならしタイプ”と“荒らしタイプ”がピッタリとハマりそうなマッチングだという。鈴村健一&寺島拓篤/「AD-LIVE(アドリブ)」2018年発表会「寺島くんは、非常に緻密な構築をするタイプで…芝居のなかに布石を置いていって、後でそれをちゃんと回収して、物語を繋げることができるんですよね。それに対して中村くんは、前に出てくれたときに『自分の舞台をイメージして、朝から晩までシミュレーションを繰り返した』と言っていたぐらい“予習型”ではあるんですけど…なんていうのかな?やろうとすることが、荒唐無稽なんですよね(笑)。2人とも準備してくるタイプではありますが、優等生の寺島くんと、暴れん坊の中村くん。このペアはたぶん大きな化学変化が起こるだろうと思っています」。出演者発表会で独特な空気を作り出していた、櫻井孝宏&前野智昭ペアも面白い。初代AD-LIVEから出演し、今回3年ぶりに登場する櫻井さんと、初参加の前野さんをマッチングしたのにも深い理由があった。櫻井孝宏&前野智昭/「AD-LIVE(アドリブ)」2018年発表会「前野くんは非常にクールですが、虎視眈々と面白いことを爆発させようといつも狙っているタイプ。これって実は、櫻井くんも同じなんですね。なので、同系統の2人を合わせたいと思ったんです。それに…前野くんには以前から何度も声をかけていましたが、『まだちょっと俺には早いっす』って断られていて(笑)、いよいよ出てくれることになったので、万全の状態で挑んでほしい。それにはやっぱり、櫻井くんと組み合わせるのがベストなんじゃないかと思ったんです。というのも、櫻井くんは究極の“柳型”なんですね(笑)。どんな相手が来ても、どんな大きい打撃を受けても、しなってからビーンと戻れるんです」。櫻井さんが“柳型”であることを強く印象付けたのは、2014年の櫻井孝宏&森久保祥太郎ペアで行なった、「AD-LIVE史上、記憶に残る回のひとつ」と言われている舞台だった。櫻井孝宏&森久保祥太郎ペアで行なった「AD-LIVE」2014年公演の場面写真「森久保くん演じる“多重人格者”を、櫻井くんが驚くほどキレイに捌いた回でしたね。人格がコロコロ入れ替わる森久保くんを…まあ、まずAD-LIVE初登場でそんな攻め手を持ってきた森久保くんがオカシイんですけど(笑)、それを櫻井くんが驚いた表情ひとつ見せずに、『あなたは何々という人格ですね?』って、舞台上で常にメモをとりながら(笑)、ひとつずつ受け止めていく。あの柳のような櫻井くんの性質って本当にすごいなあと思っているので…初参加の前野くんが自由に振舞えるように、ペアを組むならば絶対に櫻井孝宏だろうと思いました」。価値観から外れる瞬間を生み出すのが“エンターテインメント”前野さんが出演をためらったように、90分間の即興劇という前代未聞の舞台は、初参加の役者にとって未知なる領域である。出演前は「ほぼ全員が」不安を訴える一方で、一度「AD-LIVE」の舞台に立った役者はその魅力にとりつかれ、「また出たい」と必ず言うそうだ。中村悠一&鳥海浩輔/「AD-LIVE(アドリブ)」2017年公演の場面写真「『ほぼ全員』と言いましたが、櫻井孝宏くんと宮野真守くんは不安を訴えなかったですね。とくに宮野くんは、『面白そう!』ってニコニコしていたのを覚えています(笑)。ともあれ、みなさんが不安や緊張を抱えて挑むAD-LIVEですが、もうひとつ…これは100パーセント、全員が『面白かった。また出たい』と言ってくれます。それってやっぱり、即興がお芝居の原点だからだと思うんです。お芝居というのは『起きた出来事にどう対応していくか』なんですね。すなわち…乱暴な言い方をすれば、リアクションの羅列だと思うんです。セリフを覚えたのちに、それを忘れて、あたかもいまその瞬間に生まれた言葉のように喋る…それぐらい新鮮に反応したいというのが僕ら役者が目指しているところで、そういう意味でAD-LIVEって、起きたことに新鮮に反応できるように作ってあるので、お芝居の原点に触れられる舞台でもあるんです。だからみんな、『改めてお芝居って面白いなと思えた』って言ってくれるのかなあと、個人的には思っています」。なかでも梶裕貴は、「AD-LIVE」に強く魅了されたひとりと言えるだろう。2014年から3年続けて出演し、今回2年ぶりに戻ってきた梶さんは、「去年なぜ出なかったのか、自分でもわからない。それくらいAD-LIVEが好き」と出演者発表会で語っていたほど「AD-LIVE」愛に溢れている。梶裕貴&堀内賢雄/「AD-LIVE(アドリブ)」2016年公演の場面写真「梶くんはAD-LIVEのことが本当に好きで…彼のなかでは“声優である”ということがすごく大きな割合を占めていますが、だからこそ、声優の世界ではないところから声優に還元される何かを得たいと貪欲に渇望しているんです。そんな彼にとって、AD-LIVEはまさに自分が望むような、声優とは違うところで何かを得られるものがある場なんでしょうね。声優さんがやっているけれど、声優ファンだけじゃなく、誰にでも見てもらえる舞台というつもりで僕も作ってきましたから…梶くんが2014年に初めて出てくれたときに、『これは誰に見せても笑ってくれるし、感動してくれるものだと思います』と言ってくれて、僕は自信を持てたし、その思いはいまでも変わらないです」。梶裕貴&羽多野渉「AD-LIVE(アドリブ)」2018年発表会“誰にでも見てもらえる舞台”を目指して「AD-LIVE」を作ってきたように、鈴村さんは常に声優という枠にとらわれない視点で自身の表現を行なってきている印象だ。2008年から続けているソロアーティストとしての音楽活動はもちろんのこと、最近では実写映画『亜人』(2017年)に出演したことも話題になった。これらすべてに共通するのは“エンターテインメントの世界で表現する”ということ。では、エンターテインメントを通して鈴村さんはいったい何を伝えたいのだろう?「それについて、僕もたまに考えるんですけど…2018年のいまの時点で思っているのは、『驚いてもらいたい』、これがいちばん大きい気がします。AD-LIVEでは何が起こるかわからない驚きがありますし、音楽活動では僕が書いた詩を読んだ人が『こんな考え方もあるんだ!』と思ってくれることだってある…これってひとつの驚きだと思うんです。普段は静かな人が、僕のライブでは自然と大きな声を出して一緒に歌って『声が枯れました』なんていうお手紙もよくいただくんですが、それだって驚きですよね。そういった…自分にとっての価値観から外れる瞬間を生み出すのがエンターテインメントであってほしいと僕は常に思っているので、そこがやっぱりいちばん大きいですね」。声優とは“何でもできる仕事”だと信じて25年間やってきた「価値観から外れる瞬間を生み出すのがエンターテインメント」という基準で考えると、できることは無限に広がっていく。例えば、鈴村さんが若い頃から夢として抱いている「飲食店の店主になりたい」というのも、彼の言うエンターテインメントの延長線上にあると考えると、実はそこまで荒唐無稽な話ではないというのがわかる。「飲食ってエンタメだなと思っているんです。そもそも僕は高校時代、『将来は声優か調理師になるか』の二択で考えていましたから。『調理師の道に進んでいたら、僕はどうなってたかな?』っていまでもよく思います。でも、よく考えてみると…これだけいろんなことができるようになったいまだからこそ、役者のまま飲食店をやってもいいんじゃないかな?とも思うんです。若い頃はそんな器もなかったけれど、もう40歳も半ばになろうとしていますから、自分で自分にリミッターをかける必要はないんじゃないか。誰に何を言われようと、いまやりたいことをやっていきたい…なんだか、若い頃よりもいまのほうがエネルギッシュになっている感覚がありますね」。声優という職業が時代とともに変わってきたことも、鈴村さんにとっての追い風になっているのだろう。というのもいまの時代、声優たちはアニメのアフレコや洋画の吹き替えといった声に特化した仕事だけでなく、音楽ライブやバラエティ番組、テレビドラマ、実写映画への出演など、幅広く活動しているからだ。だからこそ、例えば「鈴村健一が飲食店を始めた」と言ってもほとんど違和感なく受け入れられることが容易に想像される。それこそが、時代とともに大きく変わった声優という仕事の良い点であるのだと思う。「ええ、まさにそうだと思います。僕は19歳で声優業界に入りましたが、そのときに『声優って何でもできそうな仕事だな』と思ったんです。当時はそこまで自由な環境ではなかったけれど、僕はずっと『そうなるといいな』と思って25年間やってきました。みんなで飲みに行って酔っぱらった勢いで夢を語ると、『お前、何やりたいの?役者だろ?』って先輩によく怒られましたが、僕はそうじゃないと思っていたし、いつか時代が変わるだろうと信じてやってきた。そうしたら、やっぱり時代は変わって…自分たちで範囲を決めて、『ここからはみ出さないように、声優としてやっていこう』って思っていたのが、『あれ?はみ出してみたら面白い!』って、すごくシンプルなことに気付いて、一緒に楽しんでくれる人が増えてきたんですよね。そうやってはみ出したことが、すべて役者としての表現に還元されるという実感を得られたのも大きいです。AD-LIVEはまさにその象徴的なものだと思います」。以前「僕は100パーセント、エンターテインメントの分野に存在していて、そこに居なければ存在意義を持たない」と語っていた鈴村さん。エンターテインメントにかける情熱は、彼の存在意義そのものだ。そんな鈴村さんの信念が詰まった究極のエンターテインメント「AD-LIVE」は、10周年を迎えて、さらに加速していく。「おかげさまで10周年を迎えることができました。最初はチケットも売れずに苦戦していたAD-LIVEですが、いまやライブビューイングも含めて7万人に近い方が観てくださる公演となりました。僕が二十歳のときに抱いた小さなイメージから始まったものが、たくさんの方に支えられてここまで来れたことが本当に嬉しいですし、そこにあぐらをかいていたらダメだとも思っています。AD-LIVEらしさを失わずに、常に新しいものをしっかりと提示し続けられるように、観てくださったみなさんが『観てよかった』と思えるものを作れるように…一生懸命準備していますので、ぜひ遊びに来ていただきたいです。そして、今後も支えていただければ幸いです。これからもAD-LIVEをよろしくお願いします」。「AD-LIVE(アドリブ)」2018年発表会(text:とみた まい/photo:You Ishii)
2018年09月14日8月8日放送の「梅沢富美男のズバッと聞きます!」(フジテレビ系)に、元チェキッ娘の藤岡麻美(36)が出演。ディーン・フジオカ(37)の実妹でもある彼女の現在が、注目を集めている。番組によると藤岡はチェキッ娘の解散後、台湾に移住。香港映画の名優サモ・ハン・キンポーの息子であるジミー氏の目にとまり、CM専門タレントの道へ。毎度難関をくぐる麻美は現在、“台湾のCM女王”として君臨しているという。「麻美さんのいたチェキッ娘は98年から約1年ほどだけ活動していた伝説のグループ。熊切あさ美さん(38)や下川みくにさん(38)もその一員でした。aikoさん(42)が楽曲提供をしたことのある唯一のアイドルグループで、その音楽性から根強いファンがいます」(音楽関係者)Twitterでは、「ズバッと聞きます!」を見た視聴者から《お兄ちゃん似てキレイな人だ~》《目がすごく似てる!!!》と絶賛の声が。兄と同じく、音楽活動にも積極的なようだ。「麻美さんはチェキッ娘から派生したグループchee’sにも参加。ドラムやボーカルを務めました。解散後もシンガーソングライターとして活躍しており、まさに兄譲りの音楽好きです」(前出・音楽関係者)同日付のスポーツニッポンによると、藤岡はディーンと同じく日本に“逆輸入デビュー”も果たすという。ファンの間では俳優業はもちろんのこと、音楽活動でのコラボに期待する声も。2人のこれからに目が離せない!
2018年08月10日2009年の『ヘンリー六世』に始まり、『リチャード三世』、『ヘンリー四世』と鵜山仁の演出で、浦井健治、岡本健一らを迎えシェイクスピアの歴史劇を上演してきた新国立劇場。その集大成とも言える『ヘンリー五世』がまもなく幕を開ける。【チケット情報はこちら】前作『ヘンリー四世』(2016年)では、浦井はハル王子として、放蕩三昧の暮らしを送ったかと思えば、あっさり悪い仲間たちと手を切り、戴冠しヘンリー五世に即位した。本作では冒頭から、王子時代の若気など一切感じさせぬ、怜悧かつ威厳に溢れた王の姿を体現。ハル王子時代はヘッドフォンを首から下げ、ハイテンションの芝居が印象的だったが、今回は王冠に王笏、ローブという“王道”スタイルで、目は据わり、セリフ回しにもどっしりと重みが感じられる。仏王の挑発を落ち着いて受け止め、裏切り者の諸侯を苛烈に処断し、戦争となれば、先頭に立って躍動し、勇ましく兵たちを率いていく。『ヘンリー四世』でタイトルロール、つまりハル王子の父親を演じたのは、昨年、急逝した中嶋しゅう。演出の鵜山は「このシリーズはいわば、浦井健治がいろんなものを食べて、成長していくという話。しゅうさんのことも含めて、いろんな“エコー”を背負って、吸収し、変化していくのを感じる」と浦井が背負うドラマに言及する。そんな王が象徴する「国家」と相反する「個」を象徴する存在として描かれるのが、王にとっては王子時代の悪友であるピストル。前作に続き、岡本が演じているが、こちらは子どもがそのまま大きくなったかのような悪童ぶり。言葉遣いは乱暴で酒好き。欲張りで器が小っちゃく、勇ましいことは言いつつも戦には及び腰、しかし仲間の命のために奔走する情の厚さも持つ男を岡本は人間臭く、魅力的に演じている。鵜山はこのピストルを「大義名分よりも個の幸せや欲望。大陸を巻き込んだグローバルに対するローカルを象徴している」と評す。浦井と岡本は過去のシリーズでは、様々な関係性で一騎打ちを見せてきたが、本作では直接やりあうシーンはない。後半、ふたりが顔を合わせるシーンでは、ピストルは目の前の相手が王でかつての悪友であることを認識せぬまま、王に対する評価を口にする。「直接、ぶつからないのが厄介(笑)。このすれ違いを掘り下げていくと何か見えるんじゃないか」(鵜山)。もうひとり、物語…というよりも歴史の歯車を大きく回すことになるのが、中嶋朋子が演じるフランス王女でヘンリー五世に嫁ぐことになるキャサリン。英語の会話もままならぬ状態で、“戦果”として英国に渡ることになるが、彼女の存在が『ヘンリー六世』、そして『リチャード三世』へと繋がっていくことを想像しながら見ていると、英語を必死で練習し、片言で受け答えをするコミカルなやり取りがどこか恐ろしく感じられる。『ヘンリー五世』は5月17日(木)より東京・新国立劇場中劇場で上演。取材・文・撮影:黒豆直樹
2018年05月16日俳優で武道家の藤岡弘、が23日放送のTBS系情報番組『ビビット』(毎週月~金8:00~9:55)にVTR出演し、21日に亡くなった俳優・大杉漣さんへの思いを語った。2016年公開の映画『仮面ライダー1号』で大杉さんと共演した藤岡は、21日に訃報を聞き、「たまらなかったですね。一晩中寝られなかったですね」と悲痛な思いを明かした。同映画で大杉さんは、藤岡演じる本郷猛/仮面ライダー1号と戦う地獄大使役として出演。番組では、戦いに敗れそうになった地獄大使が「待て本郷、俺と戦ってくれ」と呼び止め、本郷猛が「体をいたわれ地獄大使」と返すと、「待て、頼む。待ってくれ本郷」と叫ぶシーンが紹介された。藤岡は「お互い見つめながら、『俺と戦ってくれ』と言った切ない哀願と『体をいたわれ地獄大使』と言ったあのシーンのあの言葉は、私の中でも一生忘れることができない」とそのシーンを振り返り、「いやーつらいね、つらい。あまりにも早すぎるね。この映像界にとっての大きな損失ですね。映画界にとっても」と早すぎる死を惜しんだ。また、「非常にきさくでね。あの強面の顔とは裏腹に、本当に人間くさい、心優しい温かい心の、とても深い方でしたね」と語り、「スタッフに差し入れでお芋をいただいて、みんなで焼いて食べた。非常に思いやりのある方で本当に楽しい撮影でした」と大杉さんの人柄が伝わるエピソードを語った。
2018年02月23日声優・鈴村健一が総合プロデューサーを務め、人気声優が多数出演し90分間全てアドリブで紡ぐ舞台劇「AD-LIVE」が、舞台を飛び出し、TVに進出することが決定。2月18日(日)にTOKYO MXで放送後、BS11、MBSでも放送されることが分かった。「AD-LIVE」にはこれまで、櫻井孝宏、岩田光央、宮野真守、谷山紀章、浪川大輔、梶裕貴など錚々たる面々が出演。最新作となる「AD-LIVE2017」は鈴村さんのほかに、てらそままさき、鳥海浩輔、中村悠一、関智一、羽多野渉、豊永利行、森久保祥太郎、高垣彩陽、津田健次郎、蒼井翔太、浅沼晋太郎を迎え、“ヒミツ”をテーマに全12公演、異なる世界観・シナリオという過去にない挑戦作となり、ライブ・ビューイングを含めて約7万人を動員した。そんな常に進化をし続ける本作が、「AD-LIVE TV(アドリブティービー)」としてTVに進出することが決定!総合プロデューサーの鈴村さんが、「AD-LIVE」に縁の深いキャストと共に繰り広げる“AD-LIVEな”トークバラエティとなっており、今回は2014、2015、2016に出演した「AD-LIVE」常連の梶裕貴(「進撃の巨人」エレン・イェーガー役 ほか)をゲストに迎え収録。しかし何やらある人に異変が…!?さらに、まさかのあの人がギターを持って登場?なお、アニプレックス公式YouTubeでは、現在番宣CMが公開中。梶さんが思わず「これはヤバイ」と言ったその訳とは…。そしてギターを弾く“あの人”の姿も!「AD-LIVE TV」は、2月18日(日)20時~TOKYO MXにて、19日(月)23時30分~BS11にて、22日(木)27時15分~MBSにて放送(※放送日時は予告なく変更になる場合あり)。「AD-LIVE 2017」Blu-ray&DVDは2月28日(水)より順次発売。(cinemacafe.net)
2018年02月03日声優の鈴村健一が、佐藤健主演の映画『亜人』(9月30日公開)に出演することが1日、わかった。作は、桜井画門による同名漫画を映画化。研修医の永井圭(佐藤)はある日交通事故に遭って死亡するが、直後に肉体が復活し、生き返る。絶対に死なない新人類【亜人】と発覚した圭は研究施設に監禁され実験のモルモットとなるが、【亜人】仲間に救出される。しかし、人間でいたい圭は亜人の仲間と対立していくことになる。鈴村は報道センターのアナウンサー・岩清水憲明役で登場。同作にはアニメ版『亜人』主人公の宮野真守がナレーションと、亜人同士にしか見えない黒い粒子による人型のようなIBM(インビジブル・ブラック・マター)の声を担当することがすでに発表されているが、鈴村は本人が出演することとなる。亜人最凶のテロリスト・佐藤(綾野剛)が世間を賑わせた際、熱心に情報を伝える。アニメ版『亜人』で、実写版には登場しない戸崎の後輩・曽我部を演じている鈴村だが、今回の出演はその縁からではないという。アクション監督補佐を務める鈴村正樹が鈴村健一の実弟ということでオファーがあり、出演が決定。2007年に放送されていた『仮面ライダー電王』では佐藤健とも共演しており、10年ぶりの再共演となった。○鈴村健一コメント自分が出演していたアニメーションの実写映画作品に声ではなく出演することになるとは夢にも思いませんでした。この度は私の弟、鈴村正樹が本広組の監督補佐ということで、ありがたいことにお声がけいただきました。出演時間はほぼ一瞬ですが、いつもとはちがうフィールドでの撮影はとんでもなく長く感じました。幸いだったのは弟が別の現場に出ていて、撮影をリアルタイムに見られずにすんだことでしょうか(笑)。以前、主演の佐藤健さんとは僕も思い入れの強い作品で共演させていただいたことがあったりと、沢山のご縁が繋いでくれた今回の出演。素敵な経験の場を頂き感謝しております。少しでも本作の彩りになっていれば幸いです。亜人は深いテーマを内包しつつ、エンターテインメント作品としての楽しめる上質な作品です。今回の映画化でまたこの作品に触れる方々が増えることを喜ばしく思っております!皆様、是非劇場の大スクリーンでご覧ください!
2017年09月01日ショーケンこと俳優で歌手の萩原健一(66)が芸能界デビュー50周年記念日にあたる10月25日に7年ぶりニューアルバム「Last Dance」を発売すると、一部スポーツ紙が報じた。 今年は音楽活動を本格始動。5月に東京と大阪のビルボードライブで計4日間8公演を行った。アルバム発売に先立ち、8月2日にはフジテレビ系の音楽特番「FVSうたの夏まつり」で30年ぶりに同局系音楽番組へ出演。9月28日からは自身初のライブハウスツアーを行うなど、精力的に音楽活動をこなす。 「GSバンド『ザ・テンプターズ』のボーカルとしてデビューしたショーケン。同バンド時代から72年に俳優に転身しても“スター街道”まっしぐらでした。90年以降は俳優業が中心で、音楽活動をほとんど行ってきませんでした。そして2000年代に入ってからはあまりオファーがなく、すっかり表舞台から消えていたのです」(映画業界関係者) 04年には交通事故を起こし現行犯逮捕。05年には降板した映画のプロデューサーとのトラブルが発覚。逮捕・起訴され執行猶予付きの有罪判決を受けるなど、“冬の時代”を迎えた。しかしそこから見事に表舞台に復帰。メモリアルデーを華々しく迎えることになった。 「公判で判決が出てから、彼は自分を見つめ直すことに。徹底した食事管理やウォーキングを日課にして体を絞り込みました。11年にはモデルの冨田リカ(55)と結婚。“内助の功”を得て、仕事に集中できるように。そして16年8月には所属タレントと共演したのをきっかけに、所属する個人事務所が大手プロと業務提携。その結果、今の地位を築いたのです。今後ますますメディアへの露出が増えそうだと言われていますね」(芸能デスク) 一部スポーツ紙に対し「気持ち的にはラストダンスではなくてラストスタートにしたい」と、意気込みを語ったショーケン。往年のファンのみならず、全盛期を知らない世代にも存在感をアピールすることになりそうだ。
2017年07月25日ロッテのガムをイケメンに擬人化した「ガム彼!」のラジオ公開収録イベントが2月2日(木)開催。キャラクターの声優を務める神谷浩史、鈴村健一、下野紘、逢坂良太が登壇し、学園授業をイメージしたさまざまな企画や書き下ろしミニ朗読劇を披露。さらに、石川界人がサプライズ登場し大いに会場を沸かせた。「ガム彼!」は「ブラックブラックガム」「キシリトールガム」「ACUO」「グリーンガム」「Fit’s」「クールミントガム」「グラマティック」「フルーティオ」がイケメンとなり、ある日突然 “歯”になってしまった主人公の女子高生と繰り広げる学園恋愛ストーリー仕立ての擬人化企画。現在は、公式サイトにて第4弾企画となる「ガム彼!タイリープ修学旅行」が公開中だ。この日は、イベントタイトル「ガム彼!2017 クラスメイトになろうよ!」にちなんで、学園風のセットのなか授業形式でコーナーが進行。冒頭20分間はAbemaTV FRESH!にて動画生中継が実施され、「ガム彼!」の変遷をふり返る「歴史」の授業を開始。神谷さんは「『ガム彼!』の企画の意味自体が分からない!ロッテ売り方間違えてるぞ!」と訴え、鈴村さんも「“新撰組”に扮した企画では、いよいよどうなるんだ…と思いました」と心境を告白。そんな様子を見て、AmebaTV FRESH!ではリアルタイムでコメントが寄せられ、「『ガム彼!』はほんと、どうかしてる。いい意味で」など率直な意見が寄せられた。そして「音楽」の授業では、双子のアイドル「ジェミニカ」の果実てぃお&果実ふるうを演じる逢坂さんと石川さんが歌った「一粒イノセント」についてトーク。逢坂さんは「(石川)界人くんは歌苦手だって言ってたのに、これで解禁したんだ!って思って」と明かし、神谷さんは「めっちゃいい曲じゃん!」と絶賛。歌詞については、相変わらず(?)のハチャメチャな内容に会場からも笑いが起きたそして、石川さんのビデオメッセージが流れると「僕、これから行くから!」とサプライズ発言!会場の喜びの声に神谷さんは思わず「目当ては俺たちじゃなかったんだー!」とヤキモチを焼く素振りを見せ、さらに黄色い悲鳴が飛んだ。「休み時間」では事前に応募した「修学旅行の夜 男子に話してほしいトークテーマ」について討論。「これをすればモテる!と思っていた中二病的考えは?」との問いに、鈴村さんは「世界を制服できるかもって思ってた。僕、左手と右腕にあるほくろが合わさると、地球が滅ぶって、いまでも本気で思ってます」と激白し、周囲を引かせた。そのほか、それぞれの修学旅行先の思い出や、「ガチで4人で旅行に行くならどこで何をしたい?」との質問には、満場一致で「沖縄!」。逢坂さんは沖縄に言ったことがないそうで「実はこれまでも鈴村さんからお誘いを受けてるんです。今年こそは」と語った。そして、とうとう石川さんが到着!5人揃って「体育」と題し体力測定を実施。前屈、垂直跳び、肺活量で競った。垂直跳びでは「おっぱいとかあればもっと必至に飛べるのになー」と神谷さんと鈴村さん。おっぱいを取り合うなどしてはしゃぎつつ、息も絶え絶えに行った肺活量測定では、神谷さんが下野さんの鳩胸を揉みしだいたり、神谷さんが鈴村さんを笑わせたり…さらに大はしゃぎ!会場も大盛り上がりのなか、石川さんが見事優勝。ガム1年分を獲得し喜んだ。最後の挨拶では、初参加となった石川さんが「温かい空気で迎えてくれて嬉しかった」「これからも演じたいので、今後も皆様に愛してほしい」、逢坂さんも「次の機会がもしありましたらキャラクターのことを理解した上で皆さんの前で演じたいです」と今後への意欲満々。下野さんは「3年目ということで…やればやるだけわけが分からなくなりますが(笑)。皆さんが喜んでくださるのが嬉しいです!」と話し、鈴村さんも「なんか楽しければ良いんだ!」とイベントを一緒に楽しんだ様子。神谷さんも「皆さんの笑顔が見られてとても充実感があります」と笑みをみせ、「いつかキャラクター勢ぞろいできたら良いなと思っておりますので、皆様応援よろしくお願いします!」と締めくくっった。なお、本イベントの模様は「文化放送ウェンズデープレミアム<ロッテ presents 「ガム彼!2017 クラスメイトになろうよ!」>」と題して、2月22日(水)21時より文化放送AM1134kHzにて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年02月02日俳優の萩原健一が、フジテレビのトーク番組『かたらふ~ぼくたちのスタア~』(毎週土曜17:00~17:30)に、10・17日の2週連続で出演する。この番組は、小堺一機とゲストが、秘蔵映像を交えながら"憧れのスタア"について語り合うというもの。今年4月にスタートした同番組の初回・第2回で、サンボマスターの山口隆と語り合ったのが"ショーケン"(萩原)で、萩原本人がそのときの放送を見て、2人をプライベートの食事会に誘ったことが、今回の出演につながった。1週目(10日)の放送で、小堺は「ご本人を前に語れる、こんな幸せなことはない」と興奮気味で、山口とともに萩原とのエピソードを披露。萩原も、その時の思い出などを次々に語っていく。そして、2週目(17日)の放送では、未来について語るうちに話がどんどん盛り上がり、サンボマスターへのゲスト参加を萩原本人が約束してしまう。
2016年12月08日俳優のディーン・フジオカ(36)の妹でシンガー・ソングライターの藤岡麻美(34)が4日、自身のブログを更新し、台湾在住の日本人男性と結婚したことを報告した。アイドルグループ・チェキッ娘の元メンバーである藤岡は、「ご報告」というタイトルで更新。ウエディングドレス姿の写真を添えて、「私ごとではございますが、この度、私、藤岡麻美は結婚いたしました。相手の男性は台湾在住の日本人です」と報告した。そして、「かつて、私は人間不信になり、この先どうしたら良いのか、長く悩んでいた時期がありました」と打ち明けた藤岡。その頃に台湾を訪れて「ここに住みたい」と感じ、それから1年後の2013年3月31日に台湾に移住し、再スタートを切ったという。「必死に中国語や中国武術を学び、日々の失敗や悔しさに一人涙しながらも、気がつくとたくさんの方に支えられ、CMやドラマ、映像等のお仕事をさせていただけるようになりました」と振り返り、「全てを捨ててやって来た台湾で、今まで経験しなかった貴重な体験をたくさんさせていただき、映画のヒロインにまで抜てきしていただくこととなりました」と感慨深げにつづった。続けて、「日本人の少ない台湾で奇跡的にも夫と巡り合うことができ、あの時、勇気を出して日本を出た自分を、今、褒めてあげたい気持ちです」とコメント。「私は優柔不断で慎重すぎる一面もありますが、相手の方の誠実さと強い想いに心打たれ、知り合ってから一年経たずに、この方と生涯を共にしようと決めました」と経緯を説明し、「まだまだ未熟で至らない私ですが、感謝の気持ちを忘れずに、これからは夫婦で協力し合い、笑いの絶えない家庭を築いていきたいと思っております」と誓った。
2016年11月04日俳優の藤岡弘、が10月3日、都内で行われたTVシリーズ『ウエストワールド』のジャパンプレミア試写会に出席。「頭から離れない衝撃的な展開、映画のようなスケール感と臨場感あふれる映像美。早く続きが見たくなるワクワク感が止まらない。これがドラマだなんて、時代は変わったねえ」と興奮しきりだった。その他の画像1973年に公開された同名のSFミステリー映画を下敷きに、西部劇の世界を再現したテーマパークで巻き起こる人工知能の覚醒と反乱を描いたTVシリーズ。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のJ.J.エイブラムズが製作総指揮を務め、アンソニー・ホプキンス、エド・ハリスら豪華キャストが顔を揃える。この日は、現地アメリカでの初オンエアから、わずか9時間後のプレミア上映となった。ウエストワールドの創造主であるフォード博士役で、連続ドラマ初主演を務めるホプキンスについては、「長いキャリアを積んできた俳優としての存在感が圧倒的。オーラと自信に満ちているし、内面から説得力が醸し出される」と大絶賛。「僕にとっては目指すべき、尊敬できる大先輩」とリスペクトを示した。また、作品のテーマである人工知能に話題が及ぶと「果たして、我々人間は(人工知能と)共存できるのかという疑問、不安、恐怖を感じる」と来たるべき将来に戦々恐々。「今こそ考えなければいけない課題、受け止めなければいけない警鐘が込められている」と話していた。『ウエストワールド』10月13日(木)より スターチャンネルにて独占日本初放送(C)2016 Home Box Office Inc. All rights reserved. HBO (R) and related channels and service marks are the property of Home Box Office Inc.
2016年10月04日俳優で歌手の萩原健一が、27日に放送されるフジテレビ系バラエティ番組『ダウンタウンなう』(毎週金曜19:57~20:54)に登場。松本人志が、大みそかの特番『笑っていけない』シリーズでドタキャンされたことを暴露する。萩原は、ダウンタウンと坂上忍が酒場を巡ってゲストと語り合う企画「本音でハシゴ酒」に登場し、ダウンタウンとは1987年の『4時ですよ~だ』(毎日放送)以来、29年ぶりの共演。松本は、萩原が登場する前に「2~3年前に年末の『笑ってはいけない』(日本テレビ系)に出演OKをいただいたあと、前日かな、『やっぱりやめる』と連絡があって…」と、ドタキャンされたエピソードを披露する。そして、いよいよ萩原が登場。29年前のダウンタウンとの共演時に、舞台裏で見た松本の印象的な姿が記憶に残っていると語り、浜田雅功とは、プライベートで訪れた温泉でバッタリ会ったというエピソードを明かす。浜田はその時、小さい子どもを連れていたが、萩原は「僕が憧れていることをしている」と言い、その真意を語り始める。また、萩原主演ドラマ『傷だらけの天使』のオープニングが好きだったダウンタウンが、バラエティ番組『ダウンタウンのごっつええ感じ』でパロディ化した映像を、本人に見せる場面も。さらには妻のリカさんも登場し、意外な一面を明かして本人をタジタジにさせる。
2016年05月24日3月26日に公開される映画『仮面ライダー1号』で主演を務める俳優の藤岡弘、が21日、Hondaウエルカムプラザ青山にて公開記念トークショーに出演し、45年という歳月を経て再び「主演」として仮面ライダー1号/本郷猛を演じる心境を語った。映画『仮面ライダー1号』のストーリーは次のとおり。45年もの間、悪と戦い続けてきた仮面ライダー1号/本郷猛が、一人の少女を守るため3年ぶりに帰国。悪の秘密結社「ショッカー」に狙われているその少女=立花麻由を探るべく行動を開始していた仮面ライダーゴースト/天空寺タケル、そして仮面ライダースペクター/深海マコトは本郷と力を合わせ、ショッカー、および新世代の組織「ノバショッカー」に戦いを挑んでいく。大人から子どもまで、大勢の仮面ライダーファンが待ち受ける中、ステージに藤岡弘、が登場。まずは客席に向かって深々と一礼した後、映画についてのトークが始まった。テレビシリーズ以来、本郷猛単独で「主演」を務めるにあたって、並々ならぬ覚悟をもって取り組んだという藤岡は、企画段階から参加。シナリオ作りにも自身の意見を盛り込みながら、綿密にアイデアを練り上げていったという。これについて藤岡は「45年前、本郷猛を私が演じた『原点』に戻り、同じ思いで表現したいと思いました。これが仮面ライダーだ、ライダー魂だということ、仮面ライダーは愛と、勇気と、夢と、希望を与えるために存在する、それを強調した映画を作りたいという思いがありました」と、映画の根本の部分を説明した。特に映画の中に込めたメッセージとして、「命」の大切さを挙げた藤岡は、続けて「私は世界100カ国以上を渡って、ボランティアや社会貢献の活動をしてきました。そこで、幼い命が簡単に失われていくという光景を何度も見てきました。今この時にも、世界の各地では尊い命が失われています。全世界の子どもたちは未来を背負っていく。命を大事にしてもらいたい。この思いが、映画に『命』のメッセージを入れようと思わせたのです。命とは、先祖から自分へと、連綿と繋いできたもの。そういうことを感じながら、生きて、生きて、生き抜くんだ、という思いを映画の中に込めているんです」と、真剣な眼差しで訴えた。映画の撮影は昨年末、真冬の寒い時期に行われたが、藤岡の思いを十分に受け止めるだけの熱意が、監督、撮影スタッフ、共演者全員にもあったという。藤岡は「昔、仮面ライダーを応援していた子どもだった人たちが今では撮影スタッフとなり、映画を共に作っている。仮面ライダー愛に満ちた熱気あるスタッフだった。立花麻由を演じた岡本夏美さん、最新ライダーゴーストの西銘駿くんなど、若手の方たちも寒さの中、弱音を吐かず撮影を頑張った。僕がいろいろと話をすると、真剣な眼差しで聴いてくれてね。僕の言葉を自分の中で消化して、演技をしてくれた。そんなふうに彼らが必死で頑張ったところなど、ぜひ楽しんでほしい」と力を込める。藤岡にとって、自分の思いを最大限に込め、しかも45年前と同じようにアクションシーンもこなした主演映画が完成した時は、どんな気持ちだったのだろうか。「実は、これまで3回映画を見ているんですが、見ていて毎回、涙がにじんできます。3回とも、違うところでジーンと来るんですよ。昔の思い出がよみがえるんでしょうね。45年前のあの時はバイクに乗って怖かったなあとか、危険なことにもチャレンジしたのを思い出すと、体が震えてきます」と、自分で変身後のスーツを着てアクションをしたり、バイクに乗って階段を駆け上がったり、まさに体当たりで本郷猛を作り上げていった若き日を懐かしそうに振り返った。ステージに展示されているネオサイクロン号は「HondaゴールドウイングF6C」をベースに、仮面ライダーの愛車・サイクロン号を思わせるカラーリングを施したもので、仮面ライダー(立花レーシングチーム)のエンブレムもしっかりとついている。1800ccエンジンを搭載したモンスターマシンと撮影以来の再会を果たした藤岡は、「今回の仮面ライダーは、45年間の戦いで自らを強化した設定で、昔よりも進化したスタイルに。それに合わせてバイクもバージョンアップしていて、感動しました。熱くて重くて、なんともいえない感動が押し寄せます」とネオサイクロン号を絶賛。もともと子どものころからバイクをはじめ動く機械、乗り物に興味を持っていた藤岡は『仮面ライダー』終了後に、初めて750ccのバイク(ホンダCB750)を購入したという。ステージ中央のスクリーンにはその当時の記念写真が映し出され、興奮した観客のどよめきが響いた。これについて「僕が最初に買ったバイクがこれです。宝物ですよ。これに乗って高速道路を走った時の快感は忘れられない」と語った藤岡は、続けて意外なエピソードを披露。「750ccに乗るために、大型自動二輪の免許を取りにいったんですが、教習所に通わずいきなり試験を受けたら3回も落ちましてね。それでも取れるまであきらめずに何度もチャレンジして、4度目でようやく免許を取りました。こういう性格なんですよ(笑)」と、最高の笑顔をのぞかせた。バイクには人間の感覚を研ぎ澄ます力があると強く主張する藤岡は「今の若者も、自然の中でバイクを駆って、五感を研ぎ澄ませてほしい。便利なものばかりに頼って感覚をさびつかせてしまうと、いざというときに生き残るチャンスを失ってしまう。感覚を鋭敏にして、常に刺激を与えておかないと、たちまち劣化しますから」と、若者にもっと「人生サバイバル」能力を備えよと熱きエールを贈った。今回の映画『仮面ライダー1号』は、かつて45年前の本放送や再放送、映像ソフトなどで仮面ライダー1号/本郷猛に憧れた大人のファンを感動させるシーンが随所に見られる。これについて藤岡は「今日ここにお集まりの方も、かつて『仮面ライダー』を見てくださっていた方なんですね。うれしいなあ。そういう方々が今度の映画を見たら、泣くよ(笑)」と期待をあおりつつ、「今度も『ライダー変身』の変身ポーズを取りますが、今回は、役者生活50年のすべてを内包し、熱くて、重くて、深くて、鋭い気が入っています。昔とは違った、俳優道が濃縮した変身(ポーズ)になっていると思います!」と、45年後の今だからこそ見せられる俳優・藤岡弘、そのものの本郷猛像、仮面ライダー1号像をアピールした。そして「経験を重ね、鍛えてきた今の自分があるから、ネオサイクロンの1800ccにも乗ることができる。昔は1300ccしか乗っていなかった。世界中のバイクに乗りましたが、日本の二輪車は世界一。日本人の技術力は素晴らしいんです。今、世界中でさまざまな問題がありますけれど、世界の人々、日本の人々の英知がある限り、どんな困難でも突破できると信じています。集中力、忍耐力、持久力。これらは日本人の持つ宝です」と、世界を回った者ならではの説得力を含んだ強い言葉を発した。最後に、あらためて映画の見どころをと聞かれた藤岡は、「世界の子どもたちにとって、ヒーローは必要。仮面ライダーは、日本の心ある大人が作った、世界に誇るべきヒーローです。映画『仮面ライダー1号』は当時子どもだった親の世代もそうですが、今の子どもたちにぜひ見てほしいんです。本郷猛の生き様を見せることで、子どもたちの心に愛と、勇気と、夢と、希望、そして正義を伝え、どんな困難にぶちあたっても生きて、生きて、生き抜く子どもになってほしい……という願いを込めています」と、世界の未来を担う子どもたちへの熱いメッセージでトークショーを締めくくった。
2016年03月22日俳優・藤岡弘、が3月15日(火)、東京・新宿バルト9で行われた主演映画『仮面ライダー1号』の完成披露イベントに出席。約45年ぶりに演じる初代仮面ライダーのスーツに身を包み、「あっという間の45年。ライダー魂の血が騒ぎ、感無量であります」と語った。この日、ファンを歓喜させたのは藤岡、さんがスーツを着た状態で、マスクを外す“マスクオフ”での登場!この“マスクオフ”は1971年4月3日放送の「仮面ライダー」第1話で、本郷猛が悪の秘密結社「ショッカー」に体を改造されるシーンで登場したが、それ以降は一切映像として世に出る機会はなかった。公開を控える映画『仮面ライダー1号』にも“マスクオフ”状態は登場せず、さらにファンを前にした公開イベントでのお披露目は、史上初の激レアな瞬間となった。「奇跡のごとく、また本郷猛を演じられるなんて。愛と正義、勇気の象徴であるスーツを着て、より進化した重厚感を感じている」と語る藤原、さんは、原作者である石ノ森章太郎氏をはじめ、伝説を築いた盟友らの名前を挙げ、「当時は不安やプレッシャーもあったが、全力で戦い続けた。皆さんの思いも背負っている」と45年の時空にしみじみ。そして、「仮面ライダーは世界に誇る、日本のヒーロー」と力強く断言し、ファンの喝さいを浴びていた。世代を超えて愛される特撮ヒーロー「仮面ライダー」シリーズの45周年記念作品。長年にわたり、海外で悪を打ち倒してきた仮面ライダー1号=本郷猛は、“おやっさん”こと立花藤兵衛の孫・立花麻由がショッカーに狙われていると知り、急きょ帰国。仮面ライダーゴースト=天空寺タケルらニュー・ジェネレーションと共闘する。この日は藤岡、さん(仮面ライダー1号/本郷猛役)をはじめ、西銘駿(仮面ライダーゴースト/天空寺タケル役)、岡本夏美(立花麻由役)、阿部力(ウルガ役)、長澤奈央(イーグラ役)、武田幸三(バッファル役)、大沢ひかる(月村アカリ役)、山本涼介(仮面ライダースペクター/深海マコト役)、柳喬之(御成役)、大杉漣(地獄大使役)が出席した。文字通りの大先輩と共演した西銘さんは、「本当に夢のような現場で、たくさんのことを勉強させていただいた」と背筋ピーン!『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』以来、2度目の地獄大使を演じる大杉さんは、「再びオファーをいただき、地獄大使ですが、気持ちは天国で(笑)、二つ返事でお受けした。敵役のはずが、藤岡、さんにコーヒーを淹れていただき、現場の雰囲気づくりをしてくださった」と話していた。『仮面ライダー1号』は3月26日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月15日超人気声優の神谷浩史と鈴村健一が、ロッテガムをイケメン男子に擬人化したコンテンツで大人気の「ガム彼!新選組」のラジオ公開収録にパーソナリティーとして登場。さらに、昨年のイベントにも出演した下野紘が今回もサプライズで登場し、梶裕貴がビデオレターで参加するなど、会場に詰めかけたファンを“ガム”トークで沸かせた。ある日突然“歯”になってしまった主人公と、ロッテのガム(「ブラックブラックガム」「キシリトールガム」「ACUO」「グリーンガム」「Fit’s」「クールミントガム」「グラマティック」)をイケメン化させた“ガム彼”たちとが繰り広げる恋愛ストーリーを楽しむコンテンツが展開される本企画。それぞれの声優に、鈴村さんや神谷さん、下野さん、梶さんほか、中井和哉、杉田智和、そして新キャラクターに福山潤と超人気声優が起用されたことでも話題に。最新の第3弾企画では、舞台設定を学園から幕末時代へと移し、“新選組”という乙女に人気な要素が加わり、さらなる盛り上がりを見せている。この日は、「ガム彼!新撰組 弥生編 ~春が来ても離さない~」と題し、土方くうる役の神谷さん(「おそ松さん」三男・松野チョロ松役など)と、山南ぐりん役の鈴村さん(「銀魂」沖田総悟役など)、そして藤堂ふいつ役の下野さん(「うたの☆プリンスさまっ♪」シリーズ来栖翔役など)がサプライズで登場し、ラジオの公開収録を開催。下野さんは昨年の同イベントをはじめ、本企画のイベントには毎回参加。下野さんも「サプライズっていうの、もうやめませんか。恥ずかしいです…」と明かすと、鈴村さんは「確かに会場もね、『あ~、また来たのね』って感じですもんね(笑)。もうレギュラーだよ(笑)」と突っ込み、イベント冒頭から息のあった会話で会場の笑いを誘った。イベントでは、沖田あくお役の梶さんがビデオレターで出演。また2月10日に放送されたラジオ番組「ガム彼!新撰組 如月編」内で募集した「ガム彼!プロモーション」に投稿された作品を紹介。「ガムで作ってみた」「ガムで踊ってみた」などをテーマに、ガムの包み紙アクセサリーや、ガムのポエム・川柳、さらにはラジオ内で下野さんが披露した“即興ソング”をピアノ&フルートでアレンジした動画など、渾身の作品が紹介され、3人とも「器用ねー」と感心しきりだった。最後には、ロッテ賞、神谷賞、鈴村賞、下野賞が選出され、サイン入りオリジナル色紙がプレゼントされることが発表された。中でも、「あざといなかわいすぎるよふいつくん」というガム川柳が紹介されると、鈴村さんは「あざといソング聞きたい!」と下野さんに恒例の無茶振り!「あざとい戦士 あざといマン」をテーマに、下野さんは見事な即興ソングを披露し、「すごいわ!何なのその才能!」「(戦隊モノがテーマなので)ちゃんと70年代のメロディーなんだよ!」と鈴村さんも神谷さんも大絶賛!どうしてそんなことができるのかと聞かれると「いろんなピンチに遭ってきたから…」とこれまで幾度とない無茶振りをくぐり抜けてきた過去を振り返った。そして、ラジオでは放送されない“アフタートーク”では、事前に観客から集計したアンケートを元に、壇上の3人が観客に話しかけ、会話をしながらコーナーを進行。ここでも下野さんの“即興ソング”が大活躍!別れの季節・3月にかけて“遠距離恋愛になるので好きだけど告白を断った話”が持ち上がると、神谷さんから下野さんに「その話をブルース調で曲にして」と注文が。しかし、出来上がった曲がブルース調ではなかったことを反省した下野さんは「さらなるスキルアップを目指します」と誓った。さらに、高校受験に合格した観客から「高校合格おめでとう」というテーマが与えられると、下野さんはミディアムバラードの即興ソングを熱唱。神谷さんも鈴村さんも、観客もすっかり聞き惚れた様子だった。結果下野さんは、オンエアに乗らない曲も含め、この日3曲の即興ソングを披露した。また、「“歯の浮くようなセリフ”リクエスト」のはずが、ある観客から「ボケ!ボケ!ボケ!」というセリフをリクエストされた3人。リクエストした張本人に向かって渾身の「ボケ!」を言い放った神谷さんは「おれはもう皆の気持ちが分からない…」と困惑していた。この公開収録の模様は3月23日(水)19時より文化放送にて放送予定。(text:cinemacafe.net)
2016年03月10日変身ヒーローブームの火付け役となった「仮面ライダー」シリーズを、藤岡弘、の再演で映画化する『仮面ライダー1号』。この度、変身シーンやアクションシーンが収められた本作の待望の予告編が解禁された。いまから45年前、男は悪の秘密結社ショッカーの手によって改造人間にされた。あの日以来、人間の自由を守るため、男は戦い続けている。彼の名は、本郷猛。この世に誕生した、最初の仮面ライダーである。長年にわたり、海外で悪と戦ってきた猛は、ひとりの少女の危機を知り、急遽帰国する。少女の存在が、かつての最高幹部・地獄大使を復活させるために不可欠なのだ。猛は、ショッカーが少女を狙う理由を探っていた仮面ライダーゴースト=天空寺タケルや、その仲間たちと出会う。しかし、あまりにも過酷な日々を過ごしてきた猛の肉体は、すでに限界へと近づいていた。少女の危機、そして新たな組織・ノバショッカーがもたらす日本の最大の危機に、伝説の戦士・本郷猛が「変身」する。闘い続けてきた本郷猛を待つものは安らぎか、それとも…。「仮面ライダー」の放送が開始された1971年より時を越え、45周年記念作品として満を持して送り出される本作 。元日の映画化決定発表に続き、藤岡さんの1号/本郷猛役続投決定 、さらにパワーアップした仮面ライダー1号と愛車・ネオサイクロン号の実写ビジュアルが解禁されるなど、次々発表される話題に盛り上がりをみせている。さらに本郷猛のバイクの師匠であり、本郷猛の支援者である“おやっさん”こと立花藤兵衛の孫・立花麻由役に岡本夏美、シリーズきっての悪役として人気を博したキャラクターである地獄大使役に大杉漣など、本作に縁の深い俳優陣がキャステイングされ、ますます期待値が高まっている。そんな話題沸騰中の本作からついに予告編が到着。映像では、藤岡さん演じる本郷猛が懐かしの立花モーターズの倉庫に入るシーンから始まる。写真を見つけ、「おやっさん、帰ってきたよ」と語りかける本郷。するとそこには、立花藤兵衛ことおやっさんが本郷猛のために遺したネオサイクロン号の姿があった。おやっさんの想いを胸にネオサイクロン号に乗り出撃する本郷の姿は、往年のファンにはたまらない映像だ。また、世界中で悪の秘密結社ショッカーと戦い続けてきた本郷が、45年の時を超え最後の変身ポーズも披露。時を経てパワーアップした変身ポーズは、掛け声や切れ味ともに45年前を凌駕しているといっても過言ではないほどの迫力!本郷の生身のアクションも披露され、45年の時を感じさせない身のこなしも見ることができる。『仮面ライダー1号』は3月26日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年02月19日仮面ライダー45周年を記念して製作される映画『仮面ライダー1号』で、藤岡弘、が44年ぶりに本郷猛を演じることが発表され、特報映像が公開になった。藤岡は「改めて主演するというのは感慨深いものがあります。お話を聞いたときは血が騒ぎました」とコメントを寄せ、「映画では生のアクションも見ものだと思います。いろんなものが進化してパワーアップしている」と明かした。『仮面ライダー1号』特報映像藤岡が仮面ライダー1号/本郷猛を演じるのは、1972年公開の映画『仮面ライダー対じごく大使』以来。「今回演じるに当たり、当時どういう気持ちで取り組んだのか原点を振り返りました。当時観ていた人を失望させたくないですからね。自分としては、一生懸命頑張らせていただきました」とコメント。さらに「世界各地で難民の支援活動などをしてきて“命の大切さ”や“尊さ”をどこかで伝えたいと思っていたところ、今回のお話をいただいて、これはよいチャンスだと思いました」といい、「はじめはシナリオにその要素がなかったんですが、命の尊さを子供たちに伝えたくて何度も練りました」と企画段階から参加し、脚本にも携わったという。それについて白倉伸一郎プロデューサーは「『仮面ライダー』という番組は本郷猛を主演として最後までまっとうするのが本来あるべき姿であったのですが、当時怪我(※注1)という事情がありそれが果たせなかった。テレビでは成しえなかった本郷猛の単独主演を全うして欲しかったという思いがあった」と経緯を語った。※1:藤岡は『仮面ライダー』9、10話撮影中にバイクで転倒し、全治6か月の重傷を負う。そのため“本郷猛は海外のショッカー支部との戦いに赴き、そのあとを継ぐ新しい仮面ライダーが登場する”という設定が生まれ、仮面ライダー2号に受け継がれた。新作映画は、長年にわたり海外で悪と戦ってきた本郷猛が、ひとりの少女の危機を知り、急遽帰国するという設定で、猛はショッカーが少女を狙う理由を探っていた仮面ライダーゴーストや、その仲間たちと出会い、少女を守り、日本の危機を救うべく伝説の戦士・本郷猛が“変身”する。『仮面ライダー1号』3月26日(土)ロードショー(C)「仮面ライダー1号」製作委員会 (C)石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映
2016年01月28日