2020年6月現在、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の影響で一時は品薄状態となったマスクも、だいぶ市場に流通するようになりました。しかし、マスクの需要が収まったというわけではありません。むしろ、夏に向けて『暑さ対策』『熱中症対策』といった夏ならではの機能を備えたマスクが数多く登場しています。ユニクロが『エアリズムマスク』を販売!ネットで「待ってました」「絶対買う」の声寝具を取り扱う『布団の西川』こと西川株式会社もまた、夏用マスクの生産・販売を開始しました。『西川 洗えるクールマスク』西川の本気がつまったマスク『西川 洗えるクールマスク』の特徴は、ずばりひんやりとした着け心地と洗濯時の耐久性を兼ね備えている点でしょう。フィット感に優れた伸縮性生地に接触冷感加工を施し、なんと100回洗濯しても、接触冷感機能が持続するという、西川のこだわりがつまったマスクです。用意されているサイズは、全部で2種類。サイズもMサイズとLサイズの2種類用意され、各4枚セットで、Mサイズが2190円(税込み)、Lサイズは2390円(税込み)。「ちょっと高いかも」と思ってしまいますが、1枚につき100回洗って繰り返し使える点や、4枚セットと思えば、むしろコスパはいいほうなのかもしれません。『西川だからつくれるこだわりマスク』も登場さらに、同月16日からは、『西川だからつくれるこだわりマスク』も西川公式オンラインショップで先行予約を受け付け開始。100回の洗濯にも耐え、繰り返し使える点や、洗濯しても接触冷感機能が持続する点は『西川 洗えるクールマスク』と同じです。しかし、『西川だからつくれるこだわりマスク』では、接触冷感素材と麻素材の2種類を用意。接触冷感素材は、すばやく熱を拡散し、ひんやりとした肌触り。一方、麻素材は、水分の吸収や発散性に優れ、天然素材ならではの清涼感が得られるといいます。なお価格は種類によって異なり、接触冷感素材の場合は、MとLサイズそれぞれ2000円(税込み)で、ジュニアサイズは1800円(税込み)。麻素材はMとLサイズのみでそれぞれ2400円(税込み)です。感染予防のためとはいえ、暑い夏場もマスクをつけることを考えると、少々気が滅入ってしまうもの。だからこそ、着け心地や冷感素材の生地にこだわるなど、少しでも快適に過ごせるマスクを選びたいですね。[文・構成/grape編集部]
2020年06月16日通販を利用する人は、『通販あるある』に要注意です!T.M.Revolutionの西川貴教さん(@TMR15)があるものを購入し、思わず「やってしもた…」とツイートしています。やってしもた... 「ミニ」て書いてたし、お手頃価格!と思って買ったら、ほんまに「ミニ」やった... これで取れるんオロナインくらいやん... ( ⌯᷄௰⌯᷅ ;) #スパチュラ #通販あるある pic.twitter.com/G1O2jlaDci — 西川貴教 (@TMR15) April 24, 2020 西川さんが購入したのは、パスタソースを混ぜたり、ケーキにクリームを塗ったりする時に便利な『スパチュラ』。おそらく左側のスパチュラは西川さんが元々持っていた物なのでしょう。「もう少し小さいサイズを」と購入したのかもしれませんが、なんと届いたのは右下にある小さいもの…。小さいというか…これはもはや極小すぎて、親指サイズしかありません。購入時に『ミニ』と書いてあったそうですが、まさかここまで小さいとは西川さんも想像していなかった様子。「これで取れるんオロナインくらいやん…」とポツリ。お手頃価格につられてしまったようです。そんな西川さんの叫びに、『通販あるある』経験者から同情の声が寄せられています。・通販ではよくあることですよ。・通販あるあるですね。ちゃんとサイズ書いてあるのになぜ自分はこれをポチってしまったのだ。ほかにも、極小スパチュラの使い道を一緒に考えてくれる人たちまで現れました。・海苔の佃煮やジャム用にどうでしょうか。・メイク用にしますか!・これは逆にオロナインを買えってことだと思います。ポジティブシンキング!数々の使い道アドバイスは西川さんの届いたのでしょうか。もしかしたら、今ごろは極小スパチュラでオロナインを塗り塗りしてるかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2020年04月30日2020年4月現在、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の影響を受け、全国で緊急事態宣言による外出自粛が叫ばれています。遠出や帰省をしたい気持ちをぐっとこらえ、自宅で過ごしている人も多いでしょう。しかし、その一方で気持ちが抑えきれず、人が密集する場所へ遊びに出かけたり、旅行をしたりする人も…。同月20日に、ミュージシャンである西川貴教さんがTwitterに投稿したメッセージが話題になっています。西川貴教「自粛期間を延長させない努力を」西川さんは滋賀県出身です。地元の友人から、次のような滋賀県の現状を耳にしたといいます。「営業しているパチンコ店に行列ができている」「離島の行楽地に人が集まってきて困っている」友人からの連絡を受け、西川さんは離島で感染者が出た際のリスクを述べた上で「自粛期間を延長させない努力をどうかお願いします」と呼びかけました。地方の友人から、開いてるパチンコ店に行列が出来たり、離島など行楽地に人が集まってきて困っていると連絡が来ました。島には高齢者も多いうえに医療施設も脆弱、唯一の交通機関が船しかない島では、感染が確認されたら生活物資も届かなくなります。自粛期間を延長させない努力をどうかお願いします。— 西川貴教 (@TMR15) 2020年4月20日 西川さんの投稿に対し、さまざまな地域で暮らす人たちから、共感の声が寄せられています。・花見をするために他県からたくさんの観光者が来ています。残念な気持ちでいっぱいです。・自分の行動がどんな状況を及ぼすのか、想像できない大人の多さにショックを受けています。・離島には高齢者がたくさんいます。感染者が出た時のことを思うと怖くてたまりません。残念ながら滋賀県だけでなく、各地域で同様の光景が繰り広げられているようです。コロナウイルス感染者を1人でも多く減らすには、密閉・密集・密接という『三密』の状況を避ける行動が必須です。ほとんどの人が三密を守った行動を心がけなくては、事態の収束は厳しいでしょう。「自分だけはいいだろう」といった考えは今すぐに止めて、周囲の人を思いやる姿勢を持ってほしいですね。[文・構成/grape編集部]
2020年04月29日2020年4月12日、がんにより55歳で亡くなった、声優の藤原啓治さん。野原ひろし役などの声優・藤原啓治さん逝去「早すぎる」「もうあの声が聴けないなんて」出演した数多くの作品の中でも、特にアニメ『クレヨンしんちゃん』(テレビ朝日系)に登場する野原ひろし役として、たくさんの人に親しまれてきました。ファンが悲しみにくれる中、同月16日、『クレヨンしんちゃん』の公式サイトが追悼メッセージを公開し、話題になっています。その全文が、こちらです。【訃報】藤原啓治さんご逝去1992年の放送当初から2016年8月までの24年間、野原ひろしの声優を務めていただいた、藤原啓治さんが逝去されました。いつも優しく、ここぞという時に男らしい野原一家の大黒柱・ひろしを演じてくださった藤原啓治さんのご冥福を心からお祈りいたします。クレヨンしんちゃんーより引用24年という長い期間、野原ひろし役をつとめた、藤原さんへの想いが詰まったメッセージ。藤原さんが持つ唯一無二の声だからこそ、「いつも優しく、ここぞという時に男らしいキャラクター」を一貫できたのかもしれません。公式のコメントを見たファンからは、悲しみの声が上がっています。・コメントがまさにその通りで、本当に悲しい。・長年慣れ親しんだ声がもう聞けないなんて、さびしいです…。・『野原ひろし』に命を吹き込んでくれたこと、感謝してもしきれません。・クレヨンしんちゃんを見て育ちました。たくさんの笑いと感動を、ありがとうございました。今後も藤原さんは、『クレヨンしんちゃん』を始めとするたくさんの作品の中で生き続け、深みのある声で、人々を魅了するのでしょう。[文・構成/grape編集部]
2020年04月17日声優の藤原啓治さんが、2020年4月12日に亡くなっていたことが分かりました。55歳でした。藤原さんが代表取締役を務める事務所『株式会社 AIR AGENCY』の発表によると、死因はがんとのことです。2016年8月、藤原さんは病気のため声優業を一時休業していました。その際、病名はプライバシーに配慮し非公表とされていました。持ち前の深みのある声で数多くの作品に出演してきた藤原さん。2006年に独立し、現事務所を立ち上げました。中でも、長寿アニメ『クレヨンしんちゃん』の野原ひろし役は多くの人の印象に残っていることでしょう。藤原さんの訃報に対し、ネットからは「あまりにも早すぎる」「もうひろしの声が聴けないなんて」といった悲しみの声が相次いでいます。今後も数多くの作品に藤原さんは生き続けることでしょう。ご冥福をお祈りいたします。[文・構成/grape編集部]
2020年04月16日歌手の西川貴教が27日、日本公演にスペシャル・ゲストシンガーとして出演するダンスエンタテインメントショー『バーン・ザ・フロア BE BRAVE. NO LIMITS.』(5月28日~6月1日 東京・日本青年館ホール、6月3日~8日 クールジャパンパーク大阪 WWホール)の大阪市内で行われた取材会に出席した。世界トップレベルのダンサーたちが鍛え抜かれた肉体を駆使し、さまざまジャンルのダンスで観客を魅了する『バーン・ザ・フロア』の来日公演は、今年で11回目。過去に日本人ダンサーが出演したことはあったが、歌手として参加する日本人アーティストは西川が初となる。公演では、西川とLUNA SEAのベーシスト・Jがタッグを組んだことでも話題となった『仮面ライダーゼロワン』の主題歌「REAL×EYEZ」をダンサーとのコラボ演出で披露するほか、クイーンの名曲を歌う。出演に先立ち、昨年の韓国公演を鑑賞したという西川は、エネルギッシュなステージに魅せられたといい、「ダンサーの身体能力がすごい。まるで競技のよう」と印象を語った。また、ストイックに筋トレに打ち込む西川らしく、ダンサーの肉体美にも注目。「筋肉の細かい動きがとにかくすばらしかったので、僕も公演に向けて、トレーニングメニューを変更して鍛えております(笑)」と明かして笑わせた。そんな西川の肉体美がステージで披露されるか否かは“未定”だが、衣装は『バーン・ザ・フロア』のスタッフが西川のイメージに合わせて作ったものを身につけるという。西川は「(衣装で)乳首が出てるか出てないかが心配。それ次第では、親戚に見せる度合いが変わってくるので(笑)」と露出度を案じながらも、「どんなものができ上がるか楽しみ」と期待を寄せていた。日本公演のみで実現する歌とダンスのコラボに「僕にとっても大きな挑戦で、緊張もしているが、トップダンサーと共演できるまたとない機会」と意気込む西川は「『バーン・ザ・フロア』の世界でまだ誰も見たことのステージを体感しにきてください」と呼びかけた。
2020年02月28日T.M.Revolutionの西川貴教(49)が2月25日、コロナウイルスの感染防止に対してコンサートの開催側が判断を求められることへの苦悩をツイート。ネットでは大きな話題となったが、否定的な声も。そのいっぽうで西川を慮る声も上がっている。同日、Twitterで《なぁなぁ、で結局のとこライブとかイベントはやっていいの?あかんの?どっち?》と切り出した西川。さらに《やっても怒られて、やめても怒られる… そろそろ政府でちゃんと決めて欲しい…》《「自己責任」は無責任ッスよ…》と心情を吐露した。主催者側に判断を委ねる政府方針に否定的な言葉をつづった西川のツイートは7.4万のリツイートと25万もの“いいね”を記録し、大きな反響を呼んだ。西川を擁護する声も上がったが、ネットでは《開催しても問題ないですよ。ただ、何があった時に自分が叩かれるのが怖くて逃げてるだけ》《それを決めるのが自己責任で興行する側の責任でしょ》といった厳しい声も。すると西川は26日に《一般の方は「やるも、やらぬ本人判断だろ」とお思いですが》と前置きをし、こうつづった。《会場は早くて2年前から手配がはじまり、お客様を入れずとも多くのスタッフを危険に晒します。一律に後ろにスライド出来るなら延期も即判断出来ますが、自己責任とされているので足並みは揃いません。保険もリスクを取って加入は難しいです》さらに《お金の問題よりもそれでなくてもコンサートインフラの問題は以前から叫ばれていて、延期にするにしてもどの会場も取り合いで日程が出せないのが一番の問題なんです》《収支より楽しみにして下さってた方々の想いにどうお応え出来るかが最大の悩みです》とつづった。コンサートの裏側を明かし、自身の苦悩を吐露した西川。Twitterでは《じゃあ会場側と協議しろよ》《ますます政府の問題じゃないですね》と指摘する声も上がるいっぽうで、西川の思いを汲み取るこんな声も上がっている。《開催・運営における全ての内容をクリアしないといけないわけですから、中止や延期の判断をするのは本当に苦しいものだとお察しいたします》《未知の感染病までは経験がなく想像できていなかったから、誰が悪いでもなく、みんなで乗り越えていくしかないですね》《正解なんてない事案ですし、西川さん達が出した結論なら支持します》《私含めたファンの皆さんはたとえ中止になったとしても、次の機会と、西川さんを信じて待っていると私は思います》
2020年02月26日ミュージシャンの西川貴教(49)が1月5日にTwitterを更新し、飲食店で未成年と間違えられたと報告した。《お正月だし外でごはん食べようとお店に来たら、入り口でおとそがふるまわれてたんで、年中行事好きの僕としては普段飲まないお酒だけど、これは頂戴しないと!と升に手を伸ばしたら、》と経緯を記した西川。すると、《お店の方に「未成年の方はご遠慮下さい」と強めで言わました…流石にそれは無理があると思います…今年50です…》と明かした。西川の思わぬハプニングは、37万件以上の「いいね!」を記録した。さらに、西川の実年齢に驚きの声が寄せられている。《えっ?もう50なんですか!!!ビックリです》《えーーーーーーーーー!!今年1番の驚きです!!!まさかの50!奇跡の50!》《いやいや、西川さんのつるつるの美肌と均整の取れた体は今年50歳とは思えませんから!でも未成年とは…なかなか面白い体験ですね》そんな西川はジムに通ってトレーニングに励むなど、肉体作りに余念がないことでも知られている。NHK連続テレビ小説『スカーレット』に出演した西川は、19年12月に本誌でこんなエピソードも明かしていた。「(共演の戸田恵梨香と)どんなサプリを飲んでいるとか、どんなトレーニングをしているか、という話で盛り上がっています。大阪暮らしでジムに行けない戸田さん自身、『体を動かさなきゃ』と自己流のトレーニングに励んでいたようですが、僕は『そんな量じゃ足りないんとちゃうか?』と(笑)。そこで、僕がトレーナーと戸田さんの橋渡し役になって、彼女にトレーニングメニューを伝達しているわけです」1月2日にも『みんなで筋肉体操 新春スペシャル 豪華筋肉祭り』(NHK総合)で、鍛え抜かれた筋肉美を披露したことも記憶に新しい西川。さらに、5月に開催される東京2020年オリンピックでは聖火ランナーにも抜擢された。実年齢に囚われず、今後も肉体的な活躍が期待されそうだ。
2020年01月06日ナノ・ユニバース(nano・universe)と寝具メーカー「西川」が手掛けるダウンウェア「西川ダウン」に新作が登場。全国のナノ・ユニバース店舗にて発売される。ホワイト グース コレクション今季から新たに展開となる「ホワイト グース コレクション(WHITE GOOSE COLLECTION)」には、モード感漂うスポーツテイストを意識したウィメンズ&メンズダウンがラインナップ。ダウンにはポーランドの最高級ブランドを採用した。程よいツヤ感のタフタ素材で仕上げたジャケットは、スマートなシルエットのロング丈とショート丈で展開。フードにはファーをあしらい、上品な雰囲気に仕上げている。フォトグラファーズ コレクションアウトドアウェアでも使われる軽量かつ頑丈な素材を採用した「フォトグラファーズ コレクション(PHOTOGRAPHERS COLLECTION)」は、メンズの3型を取り揃える。フード付きブルゾンには、シワの気にならない素材に撥水加工を施した。なお、いずれもインターダウンベストが付属する。トレンチダウンもさらに、ウィメンズのトレンチ仕様のダウンもラインナップ。ややゆったりしたシルエットで仕上げ、程よいきちんと感と防寒性を兼ね備えた1着に仕上がっている。上品なベージュとネイビーの2色を揃える。詳細西川ダウン 新作発売中 ※2019年11月現在取扱店舗:全国のナノ・ユニバース展開アイテム例:〈メンズ〉・フォトグラファーズ フーデッドブルゾン 52,800円+税カラー::ブラック、ネイビー、ブラウン・フォトグラファーズ ロングモッズコート 48,500円+税カラー::ブラック、カーキ・ホワイト グース ショートダウン 69,800円+税カラー:ブラック、カーキ〈ウィメンズ〉・東原亜希×西川ダウン/トレンチダウン 45,800円+税カラー:ベージュ、ネイビー【詳細】ナノ・ユニバース カスタマーサービスTEL:0120-705-088(受付時間 10:00~19:00)
2019年11月17日西川大貴作・演出のミュージカル『(愛おしき) ボクの時代』の1stプレビュー公演が11月15日(金)から上演される。その公開ゲネプロに潜入した。【チケット情報はこちら】本作は、日本発のミュージカルをオフ・シアターから育てていくというプロジェクトで、2期に渡るプレビュー公演を経て、本公演が上演されるというもの。脚本・演出は俳優としても活躍する西川大貴、音楽は桑原あい、振付は加賀谷一肇という若き面々。スーパーバイジング・ディレクターとしてダレン・ヤップが参加している。出演者は風間由次郎ら17名。開幕に先がけ西川は「いよいよプレビュー開幕です。1stプレビューは3,500円でご観劇いただけます。今回のトライアウトは、より良い作品を完成させるための第一歩。まだ「完成形」ではありません」「客席の皆様と一緒に作品を作り上げていくこのプロジェクト。その誕生の瞬間をぜひ目撃してください!」、桑原は「いつかこのミュージカルが大きくなった時、この作品が生まれた瞬間を見たと、変わっていく様子を見たと、何よりオリジナルキャストで見たと、多くの方にドヤ顔で語っていただきたいです」、加賀谷は「完成されたものを観て終わることが当たり前の日本で、客席でこの作品を育てる責任を買った皆様には、実感して頂けたら嬉しいです。何かが生まれて大きく育っていこうとしている素敵な時間に立ち会えていることを。愛を持って観て頂けますように。大きな一歩でありますように」とコメントを寄せた。物語の舞台は令和元年、つまり“今”。主人公・戸越(風間)は無気力な毎日を送っている。そんな戸越はある日、仕事で伊豆に行くが、なぜか考えないサル、名のある武士、弱気なナマハゲと共に“天狗様”に会いに行くことになり――。設定はファンタジー、登場人物も個性的だが、よくよく見ると、それぞれがどこかで会ったことのある人ばかり。そんな彼らが仕事や恋愛、家族などに悩み、けれど友情や素直さを手に入れることで前を向き、一歩踏み出していくという姿を、現代を生きる西川の表現で描いている。開演前に西川も「将来フルバンドでやることを想定して、今はピアノ1台でやっています」と話した通り、楽器はピアノのみ。衣裳も統一され、舞台セットもシンプルだ。その最低限ともいえるなかで、キャスト達の美しい歌やダンス、芝居が一気に世界を広げるというまさに舞台の醍醐味を味わえる作品。たくさんの意欲とエネルギーが詰まったプレビューと本公演、どちらも目撃してほしい。1stプレビュー公演は11月18日(月)まで、2ndプレビュー公演は11月23日(土・祝)から26日(火)まで、本公演は11月30日(土)から12月15日(日)まで、すべて東京・DDD 青山クロスシアターにて上演。取材・文:中川實穗
2019年11月15日劇団EXILE 町田啓太が25日、ジョルジオ アルマーニ ビューティの期間限定ポップアップストア「アルマーニ ビューティ KOYO」に登場し、招待者限定のトークショーを行った。同スポットは、18日より発売されたアルマーニ ビューティの"リップ マエストロ"新作「マット ネイチャー」から椅子パイアされた、紅葉をテーマにしたポップアップストアで、26日〜27日の2日間オープンする。エレガントな女性のイメージを聞かれた町田は、「電車の中で席を譲ってたり、気軽に手を差し伸べられる女性は素敵だと思いますし、写真におさめたくなりますよね。優しさが滲み出てる感じが、エレガントじゃないのかな」と表す。そんな女性につけてもらいたいリップとしては、「リップ マエストロ #405」をチョイス。「優しい感じもあるし、強さもあるし。このリップをつけてる方と紅葉を見に行ったら、思わず写真に撮りたくなるだろうなと思います」と、やはり写真を撮りたい様子だった。一方で「男性でも(リップを)つけてもいいと思いますし、もちろん」と男女問わないスタイルを提示する町田。「いろんな情報がたくさんある中で、自分らしくというのが一番いいと思いますし、自分なりのファッション、ライフスタイルを楽しんでいればいいなと思います。男女関わらず楽しく生きていけたらいいなと思っていますので」と語った。トークイベント後の取材では、観客15人という少数のイベントに「こんなに距離感近いこともなかなかないですし、不思議な感覚。メディアの方々の方が多くて、逆に新鮮でした」と笑顔に。女性の唇の好みを聞かれると、「目に焦点がいくくらい唇にもいくから、艶感がある方が好きです。僕は唇がすごく薄いので、厚めの方に憧れます」と回答する。2020年には劇団EXILE全員の舞台『勇者のために鐘は鳴る』公演も控えており、「メンバーみんなで、バーベキューしに行ったりはしてて、すっごく楽しかったですね」と振り返り、その場の酒は「レモンサワーが多かったかもしれないですね」と明かした。また、リップをプレゼントしたい人は? と聞かれると、「妹は全く化粧気がないので、プレゼントしてあげたいです。旦那さんも子供もいて、ふだんからドレスアップしないので、プレゼントしたい」と家族思いな一面も。家族間のプレゼントは「最近になってするようになりました」と言うも、よく考えると「僕だけもらってないです。せがまないとダメですね」と苦笑。しかし「気持ちなので。見返りがほしくて渡すわけではないので、プレゼントしようかな」と意欲を見せていた。
2019年10月25日タレントの西川きよしが18日、京都市内を中心に開催中の「京都国際映画祭2019」(~21日)で行われた「SDGs花月~漫才・落語に新喜劇~」に、「SDGs-1グランプリ」の審査員として登場。イベント後に囲み取材に応じ、同グランプリで優勝したお笑いコンビ・EXITについて語った。「SDGs花月」は、国連が定める「持続可能な開発目標=SDGs」を笑いを通じて伝えるイベント。第1部では、笑福亭鶴笑、かまいたち、アキナ、EXIT、ゆりやんレトリィバァの5組が即興でSDGsが定める17の目標をネタに盛り込み、誰が一番うまくメッセージを伝えることができたかを競う「SDGs-1グランプリ」を開催した。5組はそれぞれ、17の目標のうち2つを盛り込んだ即興ネタに挑戦。EXITは、「飢餓をゼロに」、「質の高い教育をみんなに」の2つを取り入れ、さらに詐欺撲滅も訴える内容に。おなじみのチャラ男キャラも炸裂させて会場を沸かせた。審査には、桂文枝、西川きよしに加え、会場の中から選ばれた観客も参加し、その“お客さん審査員”のプッシュもありEXITが優勝。西川は「僕は17項目を上手にバランスよく使ったのは鶴笑さんだと思いました」と言うも、「(EXITも)頑張っていた」と評価した。また、EXITについて「報道でも読ませていただいたり、そういう意味でもう1回スタートに戻って頑張ろうっていうのは伝わってきます」と再出発の決意を感じたと言い、「男同士のコンビの友情ってすごい」と、2人の絆にも感動しているようだった。EXITは、今月4日に放送されたTBS系『爆報!THE フライデーSP』に出演し、9月発売の週刊誌で兼近の過去の逮捕歴が報じられた件について、兼近本人が真相を赤裸々告白。コンビとしての再出発、そして2人の絆に注目が集まっていた。囲み取材には、吉本新喜劇の川畑泰史、すっちー、酒井藍も参加した。
2019年10月18日『ゆれる』『ディア・ドクター』『永い言い訳』など、デビュー以来、オリジナル脚本による作品を発表し続けてきた映画監督・西川美和が、作家・佐木隆三の「身分帳」を原案とした作品を手掛けることが分かった。オリジナル脚本のみならず、小説においても直木賞候補に名を連ねるなど、文学界・映画界から熱い視線を送られている西川美和監督が、自ら映画化権の交渉をしてまで挑戦したいと考えた小説「身分帳」。今村昌平監督が1979年に映画化した『復讐するは我にあり』の原作者として広く知られ、実際に起きた犯罪をテーマに小説やルポルタージュを数多く発表してきた作家・佐木隆三が、1991年度第2回伊藤整文学賞を受賞したこの小説は、人生の大半を獄中で暮らした実在する男性がモデル。出所して改めて戻ってきた日常社会に苦労を重ねながらも必死で向き合って生きる、純粋な魂の持ち主の人生を精緻に描いた傑作。今回、本作を映画化するにあたり西川監督は、社会の温かさと冷たさと両面に触れながら少しずつ進んでいく主人公の奮闘に強く惹かれたといい、「佐木隆三さんが書かれた小説は約30年前の日本を舞台にしていますが、もしも今の時代に主人公が出所してきたら、人々はどのように受け止め、彼にはどのような生活が待っているのでしょうか。現在の実情を取材して再検証し、この物語をもう一度届け直したいと考えています」とコメント。自ら手掛けた脚本の中で、原案小説の主人公を現在の社会システムや、いまの日本という日常の中に立ち上がらせ、普遍的な人間ドラマを鋭く深く描き起こしていく。映画のタイトルは未定となっており、10月より製作を開始。公開は2021年を予定している。原案小説「身分帳」は電子書籍版が講談社より配信中。(text:cinemacafe.net)
2019年10月18日劇団EXILEの町田啓太が、11月20日に自身初の写真集『BASIC』(光文社)を発売することが10日、明らかになった。写真はすべて撮り下ろしの2部構成。新宿・ゴールデン街で飲み歩く姿など大人の表情を映した第1部、地元・群馬で学生時代の思い出の地を巡る第2部にわたって、「29歳 俳優・町田啓太」の素顔を切り取った。1万字ロングインタビューのほか、素の姿を捉えた約20分のメイキングDVDも収録。撮影は気鋭の写真家・彦坂栄治氏が担当した。また、発売記念イベントとして、お渡し握手会を東京で12月1日、大阪と名古屋でも11月24日に開催予定。予約特典として、オフィシャルファンクラブ「EXILE TRIBE FAMILY」限定で「町田啓太直筆サイン本」、「EXILE TRIBE STATION」では「EXILE TRIBE STATION 限定版特製ポストカード本人直筆メッセージ付き(プリント)」が付く。さらに楽天ブックス限定で表紙違いの限定版も発売(特製しおり付き)。今回の発表を受け、町田は「この度、1st写真集を出版させて頂くことになりました! 僕が生まれ育った地元で懐かしの場所を巡りながらワクワクしたり、旧友たちとの対談での暴露話にヒヤヒヤしたり、ゴールデン街で雨に打たれながら撮影したり…素敵なスタッフさんたちと気の向くままに楽しみながら作った思い出の一冊です!」とアピールし、「この機会に僕の根本にある好きなことや興味のあること、感じていることをみなさんと共有させて頂ければと思いながら撮影に挑ませて頂きました。是非楽しみにしていてください!」と呼び掛けている。
2019年10月10日「西川さんがステージに現れて、中村さんと17年ぶりの共演を果たしたとき、ファンの中には感極まって泣きだす人もいました。西川さんも涙していましたね。ドリカムのツアースタッフの中には17年前と変わっていない人たちもいて、終演後は久々の再会に、固い握手を交わして喜び合う感動の光景も見られました」(音楽関係者)デビュー30周年を迎えた吉田美和(54)と中村正人(60)のDREAMS COME TRUE。現在、4年に1度の全国ツアー「ドリカムワンダーランド」を開催中だ。7月27日、北海道出身の彼らが札幌ドームで凱旋公演を行った。その“前夜祭”イベント「ドリカムディスコ」(通称ドスコ)のステージで中村がサプライズゲストとして呼んだのは、17年前に脱退した西川隆宏(55)だったのだ。「脱退後、覚せい剤取締法違反で逮捕された彼は、表舞台からしばらく姿を消しました。09年の6月に故郷・北海道でバーを開いた後、DJ Niehyaとして音楽活動を再開させたんです。中村さんと一緒に出演する機会はいままでなかったので“ドスコ”の盛り上がりは最高潮。吉田さんが参加しない“前夜祭”とはいえ、ファンは“3人のドリカム”を愛していたんだな、と思いましたね。中村さんは、西川さんの脱退後も、ずっと彼を気にして定期的に連絡を取り合い、彼が札幌にオープンしたバーにも何回か足を運んでいたそうです。今回の札幌ドーム公演終了後、今度は西川さん主催のイベントに深夜になって訪れていたと聞いています」(地方紙記者)今年3月21日。ドリカム30周年を記念するブログに、中村は3人時代のドリカムの写真を大きく掲げ、意味深なメッセージを掲載した。《やっとデビューできた時の言葉では表せなかった気持ち。それから30年間のうれしい気持ち。苦しい気持ち。たのしい気持ち。悲しい気持ち。大好きな気持ち。大嫌いな気持ち。今日を迎えて、やっぱり言葉では表せない気持ち。そんな色んな気持ち達を全て一旦受け入れ天に昇らせよう》「札幌での“ドスコ”終了後、実際に3人で会う機会を持ったそうです。その場には、ドリカムのサポートメンバーでもある吉田さんの旦那さんもいたようです」(前出・音楽関係者)今回の西川との“共演”に手を差し伸べた中村は現在、“吉田美和の音楽を世界に届ける”というコンセプトの音楽会社で代表取締役を務めている。「中村さんは自らライブやイベントの交渉や打ち合わせを行っています。最終的に吉田さんに確認をとり、彼女がOKを出さない限り、基本的に企画は通らないんです。中村さんは今年の30周年を逃すと西川さんの“復帰”はありえないとわかっていました。だからまずは故郷で、かつ吉田さんが出ないイベントのときにでも、と提案した。吉田さんが西川さんを再度“ドリカム”と認める許可を出しやすいようにと考えたのでしょう」(地元の放送局関係者)ドリカムの事務所関係者に、今回のイベントについて聞くと、「確かに中村と西川さんはドリカムディスコで共演しましたが、それは中村の個人的なつながりから。その後、3人では会っていません。3人で活動することはありません」現時点での西川のドリカム再加入は否定するが、別の音楽関係者はこう証言する。「今回のイベントでは大多数のファンが西川さんを歓迎し、大盛況でした。これを受け、西川さんは他都市で開催される“ドスコ”にも出演を依頼されたそうです。正直、吉田さんには当初、不安もあったようですが、ファンの反響を聞いてやはりうれしかったようです。西川さんが正式メンバーとして復活する“悲願”にはまだまだ時間がかかるかもしれませんが、大きな一歩です」動きだしたドリカム。3人の復活ステージは大きな話題になると力説するのはNHK関係者だ。「好評だった昨年の『紅白』に負けじとスタッフは令和初『紅白』の目玉探しに奔走しています。昨年は朝ドラ『まんぷく』の主題歌を担当するも辞退。今年の朝ドラ『なつぞら』の舞台が北海道ということもあり、30周年“同郷”のドリカム出場となれば、この上ない目玉となるでしょう」多くのファンは3人のドリカムに“会えたらいいね”と願っている――。
2019年08月09日7月1日、歌手の西川貴教(48)がTwitterを更新。西川はびわ湖の固有種である「ニゴロブナ」の稚魚を約40万匹、滋賀県の漁業関係者に寄付したことを報告した。同日は、びわ湖の環境を守る活動を象徴する「びわ湖の日」として制定されている。ファンからは、《故郷愛素敵です》《西川くんの行動には愛が溢れていて嬉しくなります》《いつも琵琶湖のために活動して下さってありがとうございます》と絶賛の声がよせられた。西川といえば、滋賀県出身のミュージシャンだ。今回の寄付は、西川が地元・滋賀県で毎年開催する「イナズマロックフェス」の収益の一部をあてたという。フェスのファンからも大きな反響があがった。《うちらのチケット代がフナになった》《こういうカタチで寄付できること嬉しく感じます》《毎年私もイナズマに参加しているのでこうやって少しでも寄付できていることは嬉しいです》このような西川の社会貢献活動には理由がある。西川は2008年に、初代「滋賀ふるさと観光大使」に任命された。そして「地元へ恩返しがしたい」という気持ちから同フェスを企画。当時の滋賀県知事に自ら提案し、実現させたのだ。そんな西川の“地元愛”がつまったフェスは今年で11年目を迎える。西川は《環境だけでなく、ヒトとモノをオモイを育むフェスであり、地域でありたいという気持ちで寄付させて頂きました!》と思いをつづった。
2019年07月02日元ロエン(Roen)デザイナーの高原啓(タカハラヒロム)とロックバンド「L’Arc〜en〜Ciel」のボーカル・HYDEによる「スイッチブレード(SWITCHBLADE)」、および高原啓による「ブラック ハニー チリ クッキー(BLACK HONEY CHILI COOKIE)」が、2019年3月28日(木)、合同ファッショショーを開催。ショーで発表された新作アイテムは、2019年4月より各取扱店舗で発売される。鬼龍院翔らも参加のイベント内で披露ファッショショーが実施されたのは、ゴールデンボンバーの鬼龍院翔らも参加したカルチャーイベント「- 遊 嬉 宴 楽 -」内。ショーモデルには、摩天楼オペラの燿をはじめとするヴィジュアル系メタルバンド、ロックバンドのメンバーらを多数起用した。会場中央に伸びたステージには、まずはじめに「スイッチブレード」、続いて「ブラック ハニー チリ クッキー」を纏ったモデルたちが登場。彼らは、4月より発売される新作と、これまでに発売されたアイテムを織り交ぜたコーディネートで、舞台の上を進んでいく。スイッチブレードショー前半を飾った「スイッチブレード」とは、“移り行く時代の中でも不良でいる良さを失くしたくない”そんな内に秘めたナイフをファッションで表現したい人たちに向けたストリート系ファッションブランド。高原啓とHYDEプロデュースのもと、2017年に誕生した。「スイッチブレード」は、グラフィックを配したTシャツやフーディー、背中にブランドロゴをあしらったロングシャツ、クラッシュデニムパンツなど、カジュアルなスタイルを多数披露。カラーはハードなブラックをベースに、鮮烈なレッドを差し込み、コントラストを効かせた。真っ赤なスカーフをアウターのエポレットに結んだり、レッドのベルトをブラックのシャツワンピースに配したり、といった具合だ。ブラック ハニー チリ クッキー会場を照らすライトがレッドからブルーへと変わると、高原啓が2017年、「甘さ」と「辛さ」と「腐った味」をキーワードに立ち上げた「ブラック ハニー チリ クッキー」のルックが姿を現す。序盤に登場した艶やかなレザーのマント風ジャケットや、ブラックのファーをたっぷりとあしらったコートは、力強くもエレガントなムードを放っている。その他、ブルーグラデーションのデニムとディアスキン(鹿革)を張り合わせたジャケットや、レオパード柄を配したワイルドなライダースジャケット、鋭い眼光の猫をカットソーなどを使ったルックも目を惹いた。【詳細】スイッチブレード&ブラック ハニー チリ クッキー 新作アイテム発売時期:2019年4月アイテム例:<スイッチブレード>・REVERSIBLE MA-1 48,000円・SARROUEL CARGO PT 32,000円<ブラック ハニー チリ クッキー>・Coating Parka 52,000円・Leather Shirt 98,000円取り扱い店舗:<スイッチブレード>ROYAL FLASH 神宮前店ほかROYALFLASH各店、DETRUIRE、second image、Hardi Vague、BRYAN、arco など<ブラック ハニー チリ クッキー>ROYAL FLASH 神宮前店ほかROYALFLASH各店、DETRUIRE、MENS SELECTION、second image、Hardi Vague、VILLAGE、BRYAN、arco、disruptive(住所:愛知県名古屋市中区新栄一丁目6-3 シャインビル2F) ほか
2019年03月31日映画『PRINCE OF LEGEND』で“先生王子”を演じている 町田啓太さん。同作の見どころから自分を王子に例えるなら何王子か、などまで語っていただきました。町田啓太 as 先生王子/結城理一(ゆうきりいち)普段の自分に王子らしいところなんてないのかも。僕が演じている結城理一は、「三代目伝説の王子」の座を巡る舞台となる、聖ブリリアント学園の英語教師。先生界の絶対的エースで、生徒にまぎれて自分も伝説の王子を目指しますが、バトルを繰り広げる王子たちがこぞって成瀬果音というひとりの女生徒に夢中になる中、自分は1ミリも興味ないっていうところに自問自答するんです。結城は美に対する執着が人一倍強く、他の王子も美意識は高いはずなのに、どうして自分だけ成瀬果音に惹かれないんだ、と。台本をいただいた時は、その執着が行きすぎているように感じて、どう表現すればいいのかと正直迷いました。でも、それが滑稽で、笑ってもらえるようなキャラクターになればいいのかな、と思うようになって。自問自答するシーンは、あえて子どものように感情的になり、思い切り演じました。基本的にはひとりで演技をしているシーンが多かったんですけど、TEAM 3Bの3人との絡みも、実はわりとありました。彼らは卒業生の役で、実際の年齢も僕と近かったから、すっかり意気投合して、4人でしょっちゅうごはんや飲みに行く仲に。大人同士、本当に楽しかったですね。それと3Bには、1回ターンしてから「彼氏にしてはいけない3B」と言ってポージングを決めるシーンがあるのですが、こだまたいちくんは、そこで毎回ヨレヨレッとフラつくんです。それが面白すぎて、なんだかキュンとしました(笑)。他にも、この王子はモテそうだと思ったのは、川村壱馬くん。選手権内で一人の女生徒に対して、王子一人ひとりが壁ドンをするという対決があったんですけど、撮影後、「誰の壁ドンが一番キュンとした?」って、みんなで女生徒役の方に聞いたら、「壱馬くん」と。それを言われた瞬間、普段は硬派な壱馬くんが、「よっしゃ!」って跳びはねて。あんなかわいらしい一面を見たら女子はキュンとするでしょうね。僕がキュンとされるような王子らしいところですか?どうなんでしょう…。プライベートの僕は、「しみったれた王子」ですからね。いや本当に、田舎育ちで、静か~なところが好きなんです。きちんとしている役柄が多いせいか、人からは「公務員みたい」って言われることがありますが、本人まったくきちんとしていないですし(笑)。そんな普段はさておき、この映画では“王子”を全うしています。とにかく僕のシーンは、箸休め的な感じで楽しんでもらえたら。全編を通しては、友達や恋人と、映画館で笑いながら観ていただけると嬉しいですね。あとは、奏役の涼太にしかできない素敵なシーンもあったりするので、それをぜひ楽しみにしてもらえたらなって思います。まちだ・けいた1990年7月4日生まれ、群馬県出身。俳優。劇団EXILEのメンバー。今年1月公開の映画『二階堂家物語』に出演。また、出演映画『L♥DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』が3月21日公開。ジャケット¥64,000シャツ¥28,000パンツ¥36,000(以上ウィーウィル/ウィーウィル ギンザTEL:03・6264・4447)その他はスタイリスト私物映画『PRINCE OF LEGEND』監督/守屋健太郎脚本/松田裕子出演/片寄涼太、鈴木伸之、佐野玲於、清原翔、町田啓太ほか3月21日より全国東宝系にて公開。©2019「PRINCE OF LEGEND」製作委員会※『anan』2019年3月27日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・壽村太一ヘア&メイク・KOHEY取材、文・菅野綾子保手濱奈美(by anan編集部)
2019年03月23日歌手の西川貴教(48)が3月13日、自身のTwitterを更新。「薬物なんて絶対に必要ありません!筋トレしましょう!」と持論を展開し、ネットで反響を呼び拡散されている。西川は「やっぱそうや!筋トレすればいいんですよ!」とツイート。続いて「筋トレすればドーパミンもエンドルフィンもノルアドレナリンも出ますし、『幸せホルモン』セロトニンと、テストステロンで精神的にも肉体的にも充実します!」と筋トレの効能を伝え、最後に「薬物なんて絶対に必要ありません!筋トレしましょう!」と呼びかけた。コカインを摂取したとして、俳優で音楽グループ・電気グルーヴのピエール瀧容疑者(51)が12日に麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたことを受けてのコメントとみられる。この投稿には、12万いいね!約5万のリツイート、800近いコメントが寄せられ反響を呼んでいる。普段から筋トレに打ち込んでいる西川の発言だけあって「さすが~、説得力がありすぎ」「確かに!筋肉は裏切らないwwww西川さんも我々の期待を裏切らない!」「西川さんの言うとおりですよ筋肉は全てを解決する」と賛同するコメントが殺到している。
2019年03月14日西川貴教(48)が3月6日、自身のTwitterを更新。自身に似ている商品パッケージの再現し反響を呼んでいる。あるツイッターアカウントが「みんなにこのパケがだんだん西川貴教に見えてくる呪いかけた」とコメントを添えてある商品のパッケージ画像を投稿。その商品とは、「静かに眠ってくれマスク」というもの。耳から顎にかけて黒いマスクベルトをして、眠っているモデルが映し出されている。このモデルが西川に似ていると拡散され、本人の元まで届いたよう。元のツイッターアカウントに向けて西川は「え?僕いつこんな広告やったんだっけ?( o言o; )<そ… そっくりやん」というコメントとともに画像を投稿した。画像には噂の商品パッケージ画像とともに、西川が顎から耳にかけて黒いガムテープを貼り眠っている再現写真が。投稿には約26万いいね!と10万近いリツイートがされ、800のコメントが寄せられるなど反響を呼んでいる。コメント欄には「そっくり双子ちゃんみたいですね」「本当にそっくり」「完全に一致」とモデルに似ていることへのコメントが多数浮上。また「ガムテの使い方プロってますね」「黒ガムテープで吹いた(爆笑)」「再現、すごいクオリティー!!ガムテープなのにね」と本人自らガムテープを使って再現することへの驚きと称賛のコメントも寄せられた。
2019年03月07日1月上旬の夕方。大阪市中心部のショッピングモールから、たくさんの買い物袋を抱えたカップルが現れた。女性をエスコートするように隣を歩く男性は、西川貴教(48)だ。この日は派手なキャップを後ろに被り、丸メガネに黒いマスクで口元を覆っている。上着は女性と左右のカラーが違うだけのペアルック姿だった。相手の女性は、昨年2月に写真週刊誌『FRIDAY』で熱愛を報じられた美女。当時、フリーアナウンサーだった23歳年下のAさんだ。当時の西川はAさんとのデートを楽しんだ後、高級ホテルで仲良く“お泊り”していた。ただ同誌が西川にAさんとの関係について直撃したところ、「友だちです」と否定していた。しかし、ひそかに交際は続いていたのだ。「人通りが少ないなかでペアルックですから、ひときわ目立っていました。ふたりとも互いに気を使うこともなく、慣れ親しんだ夫婦のようにもみえました。Aさんの地元が大阪市にあるそうなので、この日は彼女の実家へそろって新年のあいさつに訪れていたのではないでしょうか」(目撃した買い物客)昨年12月に登美丘高校ダンス部が西川の代表曲である『HOT LIMIT』のダンス動画を公開したことで、話題再燃。テレビにひっぱりだことなっている。そんな彼を支えていたAさんの故郷におしのびで訪れた西川。店内では、意外な“アイテム”を購入していた。「モールには無印良品やニトリなどが並んでいるのですが、引っ越しでもするのかというくらい大量に買いこんでいました。なかには、多忙な西川さんのために安眠枕も。寝具をいっしょに買っていることからも、親密さが伝わってきました」(前出・目撃した買い物客)店を出た2人は、仲良くタクシーへ。だがあまりに“爆買い”しすぎたことで、トランクに荷物が収まりきらないというハプニングも。西川は入りきらなかった荷物を助手席に積み込むと、繁華街を後にした。「最初に報じられたとき、Aさんはまだアナウンサーとして活動していました。しかし現在は所属事務所を退社し、事実上の“引退状態”です。このままゴールインという可能性もありそうです」(芸能関係者)再ブレークした48歳の西川。安眠枕をともにするHOTなAさんとの“結婚へのLIMIT”は間もなくかも!?
2019年01月25日『映画刀剣乱舞』(2019年1月18日公開)の主題歌が、西川貴教による「UNBROKEN(feat. 布袋寅泰)」に決定したことが20日、明らかになった。同作は、名立たる刀剣が戦士へと姿を変えた“刀剣男士”を率い、歴史を守るために戦う刀剣育成シミュレーションゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」を実写映画化。鈴木拡樹(三日月宗近役)、荒牧慶彦(山姥切国広役)、北村諒(薬研藤四郎役)、和田雅成(へし切長谷部役)、岩永洋昭(日本号役)、定本楓馬(骨喰藤四郎役)、椎名鯛造(不動行光役)、廣瀬智紀(鶯丸役)と、舞台を中心に活躍するキャストが勢ぞろいする。解禁となった映像では主題歌にのせて、特報を上回る刀剣男士たちの圧巻のアクションや刀剣男士たちの葛藤が描かれる。特別に書き下ろされた主題歌「UNBROKEN (feat. 布袋寅泰)」は、布袋寅泰が作曲・ギター、西川貴教がボーカルを務め、「最後の最後に最上のタマシイを見せろ 生きざま 死にざま 守るべきもの守るために果てるなら 何度だって何度だって咲き乱れてみろよ」と命を賭して戦う刀剣男士たちを表現した内容となっている。○西川貴教 コメント主題歌を担当するにあたり、これまでにない新たな試みと意気込みの詰まった本映画に相応しい楽曲にすべく、布袋寅泰という最強のサーヴァントを召喚させていただきました! ツアー真っ最中のお忙しい中でしたが、僕のリクエストを快く引き受けてくださったことに感謝しかありません。布袋さんとのレコーディング作業は刺激的で、ギターの音色、フレーズの1つ1つが斬撃、ギターソロはまさに立ち廻りの様でした。その唯一無二のギターに、僕も全力のボーカリゼーションで挑んでおりますので、ぶつかり合う2人のバトルにもご期待ください!○布袋寅泰 コメント全文西川くんとは今まで何度か音楽作りを共にしたが、ここまでガッツリ向き合ってコラボレーションしたのは初めてだ。『刀剣乱舞』の華やかに歌舞いた世界観と、西川くんのパワフルで疾走感のあるシャウトが、嵐に舞うサクラのように妖艶でドラマチックに絡む。僕のギターも忍術のように変幻自在で切れ味の良いプレイができた。様々な顔を持つ西川貴教だが、彼の本気のシャウトを侮ってはいけない。数少ない本物のボーカリストだ。
2018年12月20日二宮啓によるモンクレール ジーニアス(MONCLER GENIUS)のコレクション「6 モンクレール ノワール ケイ ニノミヤ(6 Moncler Noir Kei Ninomiya)」にフォーカスした特別なイベントが、ハウス オブ ジーニアス 東京(HOUSE OF GENIUS TOKYO)にて、12月8日から20日まで開催される。ハウス オブ ジーニアス 東京は、モンクレール ジーニアスに特化した12月30日までの期間限定コンセプトストア。今回行われるイベントでは、バルーンアーティストユニットのデイジー バルーン(DAISY BALLOON)とのコラボレーションによるインスタレーションを設置し、ストアはまるでアートミュージアムのような空間へと変貌する。二宮啓の持ち味であるナイロンとレザーによる小さなモジュールを掛け合わせた緻密なクラフトマンシップと、モンクレールのダウンならではのハイテクな素材を実験的に融合させ組み立てた「6 モンクレール ノワール ケイ ニノミヤ」が打ち出すのは、近未来的でありながらもダークロマンティシズムの世界観。それらアイテムと、いくつものバルーンの調和による神秘的なブラックの世界を堪能できるだろう。イベント期間中には、「6 モンクレール ノワール ケイ ニノミヤ」アイテムの購入者を対象に、モンクレールのアイコンキャラクター「モンダック」をラバーで象った「ミニチュアラバーモンダック」をプレゼント。数量限定で先着順なのでお早めに。【イベント情報】「6 モンクレール ノワール ケイ ニノミヤ×デイジー バルーン」インスタレーション会期:12月8日~12月20日場所:ハウス オブ ジーニアス 東京住所:港区南青山5-2-12 R2-A
2018年12月07日西川ダウンと、EXILE/三代目 J Soul Brothers NAOTO、モデル秋元梢、スタイリスト野口強がコラボレーションしたカプセルコレクションがナノ・ユニバース東京店にて発売。「西川ダウン」がコラボレーション西川ダウンは、1566年創業の寝具メーカー「東京西川」と、ナノ・ユニバース(nano・universe)によるダウンジャケット。コラボレーションでは、西川ダウンと各方面で活躍する3人がタッグを組み、それぞれのアイデアや個性をデザインとしてアイテムに落とし込んだ。EXILE&三代目JSBのNAOTO手がけるスタジオ セブンEXILEや三代目 J Soul Brothersとして活動する傍ら、自らのブランド「スタジオ セブン(STUDIO SEVEN)」のクリエイティブディレクションを務めるNAOTOからは、極寒でも着用可能なN3-Bが登場。その他にも、“Seven”のフォントロゴを施したダウンプルオーバーやトートバッグも展開する。スタイリスト・野口強マインデニム(MINEDENIM)を手掛けるスタイリストの野口強は、アウターとしても着用可能なチェック柄のネルシャツダウンをデザイン。カラーはネイビー、レッド、ブラックの3色を用意する。さらに、スウェットフーディも展開される。モデル・秋元梢モデルの秋元梢は、裏地にレオパード柄を配し、リバーシブルで着用できるオーバーサイズのMA-1などをデザイン。全5型のアイテムは、ショート、ロングの2型を用意するインナーダウンや、トートバッグに入ったダウンストールなど、日常使いしやすいアイテムも展開される。野口強コラボダウン追加アイテム野口強とコラボレーションしたビースティーボーイズのアートワークをプリントしたダウンパーカーが、2018年12月22日(土)から新登場。インパクトのあるポップなプリントがアイキャッチな仕上がりだ。オフホワイトとブラックの2色を展開する。詳細西川ダウン コラボレーションダウンジャケット発売日:2018年12月14日(金)販売店舗:ナノ・ユニバース東京店、ナノ・ユニバース公式通販サイト価格:・野口強 チェックシャツ 3色展開(ネイビー、レッド、ブラック) 31,320円(税込)・野口強 スウェットパーカー 2色展開(オフホワイト、ブラック) 35,640円(税込)・NAOTO N3-B 2色展開(ボルドー、ブラック) 76,680円(税込)・NAOTO P/O インナーダウン 2色展開(ブラック1、ブラック2) 27,000円(税込)・NAOTO トートバッグ ブラックのみの展開 15,120円(税込) ※大・NAOTO トートバッグ ブラックのみの展開 11,880円(税込) ※小・秋元梢 リバーシブル MA-1 2色展開(カーキ、ブラック) 49,680円(税込)・秋元梢 G ジャン 2色展開(インディゴ、ブラック) 39,960円(税込)・秋元梢 ロングインナー ブラックのみの展開 22,680円(税込)・秋元梢 ショートインナー ブラックのみの展開 19,440円(税込)・秋元梢 ストールバッグセット 7パターン展開 16,200円(税込) ※ストールとバッグの組み合わせはアソート。■野口強追加アイテム「西川ダウンコラボ スウェットパーカー」発売日:12月22日(土)販売店舗:ナノユニバース東京店、ナノユニバース公式サイト、ZOZOTOWN(受注予約)価格:35,640円(税込)カラー:オフホワイト、ブラック【問い合わせ先】ナノ・ユニバース カスタマーサービスTEL:0120-705-088(10:00~19:00)
2018年11月22日劇団EXILEの全メンバーが総出演することで話題のSABU監督最新作『jam』。この度、主人公のひとり、町田啓太演じるタケルにフューチャーした特別映像が公開になった。本作では演歌歌手のヒロシ(青柳翔)、やくざに復讐を誓うテツオ(鈴木伸之)、意識不明の恋人に献身的な愛を注ぐタケル(町田啓太)の3人の主人公の“因果応報”が描かれる。今回公開されたのは、タケルのパート。意識不明の恋人を献身的に看病しながら、毎日“善いこと”をして願掛けする青年の物語だ。タケルを演じるのは、町田啓太。現在放送中のTBSドラマ「中学聖日記」や大河ドラマ「西郷どん」にも出演しており、注目を集める若手俳優のひとりである。特別映像では、タケルが恋人のために“善いこと貯金”をする姿が映し出されている。彼の“善いこと”は少しずれていて、いつも他人から誤解されてしまう。なかなか愛が伝わらないタケルだが、その純粋な姿に世の女性たちは思わずキュンとするに違いない。また、すでに公開されている場面写真では、顔中傷だらけのテツオや、一万円札のネックレスを首にかけるヒロシの姿が確認できる。三者三様の”因果応報”物語がどのように絡み合っていくのか。その気になる結末は是非劇場で見届けていただきたい。『jam』は12月1日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:jam 2018年12⽉1⽇より新宿バルト9ほか全国にて公開©2018「jam」製作委員会
2018年11月09日女医でタレントの西川史子が20日、自身のインスタグラムを更新し、足底筋膜炎になったことを明かした。西川は、両足に湿布を貼った写真をアップし、「足底筋膜炎になり、足が痛くてたまりません」と告白。「予定していた韓国旅行も税関まで通ったのに中止になりました。しばらくヒールはけません」と伝えた。そして、「原因は扁平足の人、ヒール履く人、あとは年齢かなと」と原因についてつづり、「湿布と痛み止めの薬しかないようです」と記した。
2018年10月21日こんにちは、車椅子ジャーナリストの徳永 啓太(とくなが けいた)です。ここでは私が車椅子を使用しているマイノリティの一人として、自分の体験談や価値観を踏まえた切り口から“多様性”について考えていこうと思っています。今回は、私の価値観と取材対象者さまの価値観を“掛け合わせる”、対談方式の連載「kakeru」の第4弾です。様々な身体や環境から独自の価値観を持ち人生を歩んできた方を取材し、Be inspired!で「日本の多様性」を受け入れるため何が必要で、何を認めないといけないかを探ります。今回は「みせる」です。2018年1月からこれまでに7回、カワイイモンスターカフェで開催された“生き様ナイト”と題したバーレスクショー。そこで小人バーレスクとしてパフォーマンスをするちびもえこさん。前例のない小人バーレスクとして、人前で“見せる”そして“魅せる”ことをなぜやろうと思ったのか。これまでの経験や考えを本人にうかがいながら、彼女の魅力について紹介したいと思います。スタイリストを目指して上京ちびもえこ:中学の頃からスタイリストになりたいと思っていて、高校はファッションコースのある学校を選びました。おしゃれに興味を持ち始めた頃、自分の丈に合った服がなかったり着たい服が着られないという現実を痛感し、この悔しさをどうやって昇華しようか考えたときに、世の中にある素敵な服や自分が着たいと思う服を自分以外の人に着せようと思ったのがきっかけです。そして18歳でバンタンデザイン研究所のスタイリスト科に入学しました。徳永:専門学校に進むことを選んだのはやはり、ファッションが好きだったからですか?ちびもえこ:好きでもあったけど中学のときに痛感した現実に対して見返したいという気持ちが強いかもしれません。ファッションも好きですが反発精神の方が強かったので職業にしたいと思いました。本当に好きなものに関しては受け身でいたいタイプですね。徳永:そうでしたか。スタイリストは裏方のお仕事ですよね。今みたいに人前へ出るようになったのはいつ頃からですか?ちびもえこ:2016年の夏ごろには本格的にスタイリストを目指していたけど、もしなることができなかったらどうしようと考えていました。 そのころ、今まで知ろうとしなかった、私と同じ境遇の方はどういうお仕事に就いているのだろうと想像を巡らすようになったんです。ネットで検索するとモデルやイラストレーターとして活躍されている後藤仁美さんのお名前が上がってきて、彼女が色々情報を発信していらしたので、そこで初めて同じ境遇の方について知りました。そこからNHKのバリコレ(バリアフリーコレクション)という身体障がい者をモデルとしたファッションショーがあることを知り、とりあえずやってみようと思い応募しました。それにモデルとして受かって表に出たのが一番最初です。その経験から小人をモデルとしたファッションショーをやっている海外のデザイナーさんからオファーがきたりしましたが、特に専門学校在学中はそれ以上表に立つことはなかったですね。徳永:なるほど、小人モデルという要素だけではなく、自分の身体と向き合ってできたパフォーマンスとが合わさって魅せれるようになったから今のもえこさんがあるということですね。レスリー・キーさんの撮影がなかったら今のもえこさんはなかったということですか?ちびもえこ:そうですね。バーレスクは考えたことなかったですね。今を思えば自分の身体と向き合ったきっかけでもあります。これまで向き合ってこなかったので。バーレスクのイベントは私が出演する前からカワイイモンスターカフェであって、「そこに出ないか」とお誘いを受けて2018年1月から出演しています。オファーを受けたときはさすがに全部脱がないだろうと思っていましたが、結果脱ぎましたね(笑)「小人バーレスク」という新たな表現徳永:8月10日に行われた「生き様ナイト」で、7回目のバーレスクショーになりましたね。僕は最初に見させてもらったときにとても衝撃を受けました。小人バーレスクを見たことがなかったのもありますが、もえこさんの脱ぎっぷり、バーレスクらしい妖艶な雰囲気を醸し出していたことがとても新鮮に見えました。ご自身としてはいかがですか?ちびもえこ:初めの頃はとにかく勉強でした。バーレスクの存在は知っていたけれど、これまで見たことがなく右も左もわからなかったし共演させていただくKUMI(くみ)さんとIG(あいじ)さんはプロのポールダンサーの方なので緊張もしました。KUMIさんから振り付けを一から教えていただいたり、衣装なども全てコスチュームデザイナーの方にお借りしたり、メイクも教えてもらったり、本当に周りの方のお力をお借りして立たせていただきました。また小人バーレスクを見にきてくださるお客さまの反応もわからなかったので、本番は教わったことを全力でやりきるのに徹していたんです。そうやって初回から3回目まではいわゆるバーレスクの王道の衣装だったり演出をやらせてもらいましたが、お客さまの反応も少しずつわかってきたところで私なりの表現ってなんだろうと考えるようになりました。その頃、もともと単独イベントではなかったこのイベントが単独イベントとして開催させていただけるようになり「生き様ナイト」として始まったのです。私の生き様とは、と考えるようにもなりましたし、そのタイミングで共演者のIGさんが「海外のテレビでバーレスクは少しの笑いが必要と言っていた」とおっしゃっていたんです。さらにその言葉を踏まえた上で、その頃バーレスク界の大先輩の方が定期的に開催しているイベントに呼んでもらって初めて自分の身内がいない空間でパフォーマンスする機会をいただき、リアルなお客さんの反応も感じました。そしてその時初めて生でプロのバーレスクダンサーさんのパフォーマンスを見させていただいたんです。本当に感動しました。何よりもお客さんが楽しそうでみんなが笑顔の空間でした。そんな様々な出来事が重なり価値観が変わり、自分のパフォーマンスでも取り入れようと思って、自分の身体を見て皆さんに笑ってもらえるような演出をしたこともありました。徳永:表舞台に立つことで誰かに影響を与えることが増えてきたと思います。今だからこそ聞きたいのですが、世間や同じ境遇の方に伝えたいことはありますか?ちびもえこ:小人に対する固定観念を覆したいですね。この身体で生まれたことをかわいそうと思われがちだと普段から感じています。私がバーレスクとして脱ぐことでこの身体を見て欲しいというよりは、この身体でしかできない表現があると思っていて。“かわいそう”ではなく“羨ましい”と感じてくれたらおもしろい世の中になりそうですよね。なので同じ境遇の方だけじゃなくて世間一般に向けて発信したいと思っています。徳永:今回私の意見だけでなく、パフォーマンスを見ていた観客や関係者の方にもえこさんについてコメントをいただきましたのでご紹介いたします。もえこさんの固定観念を覆したい気持ちが伝わっているようです。・もえちゃんの素晴らしいところは小人で生まれてきたことですね。それと彼女はすごくポジティブでいつもパワーをもらっています。・ショーに登場しただけで他にはないものをもうお持ちです。私はいわゆる一般の体型をしているから身体一つで魅せれるかと言われればできないので、もえちゃんの存在はずるいなと、もちろんいい意味で武器だなと思いますね。・回数を重ねていくことに色気が出てきて素敵です。友達を連れてきたことがあるのですが、もえちゃんの方がよっぽどバーレスクだと言っていました。もえちゃんの良さは初めてバーレスクを見る方でも楽しめると思います。・もえちゃんは「なんでこの身体なんだろう」じゃなくて「むしろこの身体を選んで生まれてきたのよ!」って気持ちで踊ってます。見た目は最初だけであとは中身なので今後ともよろしくね!Keita Tokunaga(徳永 啓太)Blog|Instagram脳性麻痺により電動アシスト車椅子を使用。主に日本のファッションブランドについて執筆。2017年にダイバーシティという言葉をきっかけに日本の多様性について実態はどのようになっているのか、多様な価値観とは何なのか自分の経験をふまえ執筆活動を開始。
2018年08月29日モンクレール(MONCLER)の新プロジェクト「モンクレール ジーニアス(MONCLER GENIUS)」より、第2弾としてノワール ケイ ニノミヤ(noir kei ninomiya)のデザイナー二宮啓によるコレクション「6 Moncler Noir Kei Ninomiya」が、7月25日から販売を開始する。「6 Moncler Noir Kei Ninomiya」二宮は、自身の持ち味である精巧なデザインと実験的なアプローチによってこのコレクションを創り上げた。ダウンの持つ技術的な側面と芸術的な側面の限界を打ち破り、ウェアラブルに仕立て上げるという新たな概念を打ち出している。ナイロンとレザーを巧妙に使い分けた小さなモジュールの掛け合わせや、緻密なクラフトマンシップと巧みなファブリックの操作による組み立てなど、挑戦的で機能性の高い完璧な形状を作り上げている。フェミニンなシェイプのラウンドスカートやパンクのイデオロギーを持ちつつもロマンティックなシルエットのロングコートやクロップドジャケット、ストール、ボリュームのあるブーツなどが登場する。「6 Moncler Noir Kei Ninomiya」それぞれのアイテムは装飾的且つ幾何学的なデザインが特徴で、インターシャやキルティング、ステッチング、アップリケ、ラッフルの技法により施されている。オーソドックスな手法を取り入れながらも、フレッシュで新しい印象が特徴。幾何学的なカットアウトと挑戦的なレザー使いのフラワーはコレクションにステートメントを与える他、緻密なクラフトマンシップを応用し、ダウン入りのナイロンチューブを編みあげたボリューミーなニットは二宮のテクニックを物語る。彼が「モンクレール ジーニアス」の為に作り上げたコレクションは、妥協のない光沢感とフューチャリスティックなブラックにフィーチャーしたカラーパレットにより、ダークロマンティシズムな世界観を表現。「『モンクレール ジーニアス』は革命に対する挑戦であり、あらゆる点で一歩先を行くプロジェクトです。ダウンという素材を使い、新しいテクニックに挑戦する機会を得ました。物事はその生み出し方次第で進化が決まると思います」と二宮は語る。「6 Moncler Noir Kei Ninomiya」本コレクションは一部のモンクレールブティック、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DSMG)を含む主要セレクトショップにて発売。
2018年07月18日こんにちは、車椅子ジャーナリストの徳永 啓太(とくなが けいた)です。ここでは私が車椅子を使用しているマイノリティの一人として、自分の体験談や価値観を踏まえた切り口から“多様性”について考えていこうと思っています。そして、私の価値観と取材対象者さまの価値観を“掛け合わせる”、対談方式の連載「kakeru」第3弾です。様々な身体や環境から独自の価値観を持ち人生を歩んできた方を取材し、Be inspired!で「日本の多様性」を受け入れるため何が必要で、何を認めないといけないかを探ります。今回のテーマは「りかい」です。インタビューをしたのは、発達に障害がある方や自閉症の方を支援している笹本智哉(ささもと ともや)氏。彼は個人活動でSOCIAL WORKEEERZ (ソーシャルワーカーズ)というダンスチームを運営し、福祉施設を訪問してパフォーマンスしたり、自閉症啓発イベントなどに参加したりしています。徳永啓太(左)笹本智哉さん(右)▶徳永啓太のインタビュー記事はこちら今回私は6月9日に東海道新幹線内で起きた殺傷事件で「犯人は発達障害」と報道されて物議を醸した件について、彼に発達障害の当事者をサポートする者としての見解をうかがいたくインタビューをお願いしました。この機会に発達障害とはどのようなものなのか、正しい知識を理解し我々がどのように付き合っていけばいいのか、そして当事者が社会とつながるにはどうすればいいかを笹本氏の専門知識を交えながら、多くの方に「りかい」してもらいたいと思います。当事者と一緒に行動し、その場でサポートする仕事笹本:今回は、発達障害や自閉症の方について読者の方に理解してもらいたいと思い取材をお受けいたしました。東海道新幹線での殺傷事件の報道からは発達障害に対するメディアの偏見がみられたので、正しい知識を持ってほしいという思いがあります。事件を起こした容疑者を擁護するものでは決してありません。また今回被害に遭われた方、そしてそのご家族の方には大変心が痛い事件となってしまったことに対し、お悔やみ申し上げます。このような事件が再び起こらないことを心より願っております。徳永:このようなトピックでのインタビューとなりましたが、お受けくださり誠にありがとうございます。それでは笹本さんのされているお仕事の内容からうかがってもよろしいでしょうか。笹本:私は児童発達支援管理責任者という資格を持っていて、未就学(小学校の就学年齢に満たない児童)の発達障害児へ向けた「療育(りょういく)」の仕事をしてます。療育というのは、発達障害のある児童が日常生活で身に付けづらいコミュニケーションや運動機能、身辺自立*1に必要なスキルや学習を身につけるための支援(セラピー)です。例えば、絵の描き方・文字の書き方、「助けて」や「トイレに行きたい」などのサインの発し方、自分が何がしたいかという要求をうまく伝えるためのスキルを身に付けるのをサポートします。児童が集団で行動できるようなスキルを身につけ、友達と遊んだりする際のコミュニケーションがとれるよう、当事者と一緒に行動しその場でサポートしたり教えたりするのも支援の一つです。また児童発達支援管理責任者は、専門医から発達障害や自閉症と診断された児童やご家族、相談支援専門員、行政と一緒に考え、それぞれにあった支援の計画をたてる。それを親御さんと共有し、ご家庭でも実施してもらうよう促すことや、行政とのやりとりに必要な書類作成や発達障害の当事者が通う施設の運営・管理などをしています。(*1)洗面、着替え、歯磨き、食事、排泄などの身の回りの基本的な動作徳永:では発達障害や自閉症の方は、具体的に困ったときにどのような行動をとってしまうのでしょうか?笹本:わかりやすい例で言うとイレギュラーなことに対応できないということでしょうか。 例えば電車に興味がある子が運行時間を何時何分まで記憶していて、それが天候などの影響で時間が変わっただけでどうすればいいかわからずパニックになってしまうケース。 周囲の人の声や音をすべて拾ってしまい環境に適応できずパニックになってしまうケース。思ったことや見えたものを何でも口に出してしまうケースもあります。またそれとは反対に自分の要求をうまく言葉にできずストレスを抱え込んでしまう方もおられます。「発達障害、自閉症=犯罪を犯す」は根本的に誤った認識徳永:彼らの行動にはそれぞれ理由があるわけですね。知っていればなぜそのような行動をとっているのか理解できますが、知らないまま当事者を見かけると「変わった人」や「異常な人」ととらえてしまう。これが認識の差だと感じます。そこで今回取り上げたいのは「東海道新幹線で起きた殺傷事件にみるメディアのあり方」です。一部メディアが「犯人は発達障害」と報道し物議を醸しました。 メディア側も軽率な行動だったと謝罪をしていますが、こういった報道が流れるということは根本的に誤った認識をしている方がいるからだと思いました。当事者と接する仕事をしていて今回の報道をどうとらえていますか? 笹本:非常に安直だと思いますし、憤りを覚えます。少なくとも私が見てきたなかで発達に障害があるからといって殺人を犯すというのはありえません。以前は児童に限らず成人の方もサポートしていましたが、考えにくいです。そもそも前提として計画的に殺人を犯すという発想は私たちもしませんよね、それに発達に障害がある方は自ら計画的に何かをする行為が苦手な傾向にあるからです。もちろん私が知らないだけでなかには犯罪に興味を持ってしまう方もいるかもしれません。そのような偏った思想を持つ人は一般と同じで少数だと考えます。なので発達に障害があるからといって犯罪を犯すというイメージに直結するのはとても偏ったとらえ方で残念に思います。社会の「人間」に対する許容範囲が狭いことが生きづらさを生み出している笹本:「同じでなければいけない」という風潮は一般社会だけでなく、ヘルパーや就労支援など発達に障害がある方を支援をする現場でも感じることがあり、とても疑問に思っています。 例えば食事中は絶対に背筋をピンと伸ばさないといけないとか、日常生活の場でシャツは絶対ズボンの中にいれなきゃいけないとか。音楽イベントに来てるのに歌ったり踊ったりしたらヘルパーに注意されるとか。作業所で休み時間でも同僚に手を振ったら怒られるとか。当事者がちょっとでも要求を人に伝えたら怒るとか相手しないとか。そういった場面を目にしたことがあります。一般の方でも細かいことをすべてやれてるわけではないですし。それを当事者へ必要以上に求めている姿を見かけるととても残念な気持ちになります。私は当事者の主体性を引き出して生活をよりよくすることが支援だと思っているのですが、当事者を厳しく指導しているのは取り巻く関係者が恥をかきたくないからだと個人的に思っています。それは本当の意味で当事者支援にはならないのではないでしょうか。今回は大変難しい問題について答えてくれた笹本氏に感謝いたします。事件が起こった後に発達に障害がある方について取り上げるというのは不本意ではありますが、今回を機に発達に障害がある方や自閉症の方の正しい知識を持ってほしいという思いでおります。そんなインタビューのなかでも“社会が求める人間の能力の高さや人間像の理想が高い”という話題、そして“スタンプの版のように同じでなければ”というワードが印象的でした。私も「健常者」や「障害者」という言葉があるように、平均的なことができない人を分けたり、少し変わった考え方を持っている人に対して偏見を持つ傾向がある気がしていたからです。これでもっと社会が寛容になって、お互い認め合う余白ができればという課題が見つかり、連載のタイトルにも入っているワード「多様性」の根本を考える機会になったと思います。また最後に笹本氏がおっしゃっていた、もっと気軽に相談してほしいという点。日本は精神的に弱い方を受け入れようとしない風潮があり、そして当事者もカウンセリングを受けることに抵抗があると感じます。社会が多様性を認めようと動いているのであれば、こういったところも変えていく必要があるのではないでしょうか。最後に東海道新幹線での殺傷事件からメディアのあり方に疑問を持ったのでこの企画を提案いたしました。メディアや偏見についての異議申し立てであり、事件の容疑者を擁護するものでは決してありませんし、彼は完全に誤った行動をとったと思っております。私からも今回被害にあわれた方、そしてご家族の方にお悔やみ申し上げます。このような事件が起こらないことを心より願っております。Tomoya Sasamoto(笹本 智哉)Photo via SOCIAL WORKEEERZKeita Tokunaga(徳永 啓太)Blog|Instagram脳性麻痺により電動アシスト車椅子を使用。主に日本のファッションブランドについて執筆。2017年にダイバーシティという言葉をきっかけに日本の多様性について実態はどのようになっているのか、多様な価値観とは何なのか自分の経験をふまえ執筆活動を開始。
2018年07月11日初めまして、車椅子ジャーナリストの徳永 啓太(とくなが けいた)です。私が車椅子を使用しているマイノリティの一人として、自分の体験談や価値観を踏まえた切り口と、取材対象者さまの価値観を“掛け合わせる”対談方式の連載「kakeru」の第2弾です。ここでは様々な身体や環境から独自の価値観を持ち人生を歩んできた方を毎月取材し、「日本の多様性」を受け入れるため何が必要で、何を認めないといけないかを探ります。徳永 啓太▶徳永啓太のインタビュー記事はこちら今回のテーマは「ちがい」です。インタビューをしたのはプロダクトブランド「MUKU」を運営する松田文登(ふみと)さん、崇弥(たかや)さんの双子の兄弟。知的障がいのあるアーティストが描くアート作品をプロダクトに落とし込むことをコンセプトに、傘やネクタイと身近なものを老舗の職人とのコラボレーションにより展開し、社会と繋がることモットーにしている。今あるものとはちがう視点から、ちがう価値観を届けたいという彼ら。プロダクトや福祉、アートと様々な方面で活動する中で見えてきたこととは何か、そしてその「ちがい」にブランドとしてどうアプローチしているのかを探っていきます。左から文登さん、崇弥さんアートを超えるプロダクトを目指して徳永:まずはMUKUを始めるきっかけなどをお伺いしてもよろしいでしょうか?松田崇弥(以下、崇弥):知的障がいのある方のアート作品に興味を持ったきっかけは双子の上に自閉症の兄がいまして、 幼少期は週末など母親に連れられて福祉施設に通っている方たちとキャンプに行ったりした経験から、 小学校の卒業論文に「養護学校の先生になりたい」と書くぐらい福祉関係の仕事に興味がありました 。今は広告の仕事をしていますが、ある日母親から岩手県にある「るんびにい美術館*1」を紹介され 、主に知的障がいのある方のアートを展示している美術館があることを知りました。そこに展示してある作品のクオリティーの高さに驚き、これはちゃんとプロダクトに落とし込めば世の中に提供できると思いました。 このときの衝撃を双子で話し合い、MUKUをスタートすることに決めたのです。(*1)知的な障がい、精神的な障がいなどのあるアーティストの作品を多く展示する岩手県・花巻市にある美術館。館内のアトリエではアーティストたちが作品の制作を行っている徳永:MUKUの活動でお互いの役割分担はありますか?松田文登(以下、文登):僕が営業や施設の方とのお話をさせてもらっていて、 崇弥が企画や広告などを担当しています。 先ほど崇弥から知的障がいのある方のアート作品の活動についての話がありましたが、僕は日本の縫製工場が失われつつある現状を知り、職人仕事を盛り上げていきたいという気持ちがあるため、「知的障がいのある方のアート」と「職人仕事を盛り上げる」という二つを掲げてやっていきたいと思っています。徳永:MUKUとしてのブランドのこだわりを教えてください。文登:僕らは「アートを超えるプロダクトを作りたい」といつも話していて、 まずはじめに値段が高くなっても構わないので、最高品質のものを作ること、そして日本製品にすることを決めました。価格が上がるという面もありますが、「知的障がいのある方の中からアートを通じてヒーローを生み出す」ことをやりたいと思っていて、そのためには品質は徹底的にこだわりたいと思っています。現在お願いしている職人さんは山形に自社工房を構える創業明治38年の「銀座田屋」というネクタイを専門にしているところです。細い絹糸を使用していて、高密度かつ多色の織りが出来ることで、アート作品の細やかな表現が再現できプリントよりも上品な仕上がりが実現しています。また傘は日本橋にある洋傘一筋87年の小宮商店というところにお願いしています。蓋を開けてみるとどちらも自社以外の製品を作るのはMUKUとが初めてということで、職人さんは「技術をより多くの人に知ってもらう機会になった」と喜んでくださいました。Artwork by SASAKI SANAEアート作品では白色になっているものを、ネクタイでは銀色で表現することで高級感が出る仕上がりになっている徳永:絵のセレクトやアーティストとの契約はどのように行なっていますか?崇弥:MUKUには双子を合わせてメンバーが5人いるんですが、みんなで話し合って決めています。 我々のところに美術館や親御さんから直接情報をいただき、そこから素敵な作品を我々で選びご連絡させていただいて、契約を結ばせてもらっています。 また僕らは売上分ではなく、工場へ発注した段階でデザイン使用料として商品価格の一部をアーティストさんに渡す仕組みにしています。なので今後も製造した分に比例してアーティストさんへ貢献できます。徳永:なるほど!アーティストにしっかり使用料が渡る仕組みになっているわけですね。他にも知的障がいのある方のアートでプロダクト作りをしている企業はありますが、品質へのこだわりと若者に受け入れられやすいようなプロモーションをしていて、これまでにないものだと感じました。徳永:個人的にこういった施設に通っている方のアート作品を世の中に広める活動について思うことがあって、アーティストと紹介する前に“知的障がい”という言葉を説明に使うことが、ありかなしかという問題です。どんな人であれ、いいものはいいと判断したいのですが、僕は“知的障がい”という言葉をみると良くも悪くも偏った見方をしてしまうなと正直思っていまして、その言葉だけで物事に対する価値観が変わってしまうこともあるかなと思っています。崇弥:この活動を始めて約1年半になりますが、最初は“知的障がい”という言葉を使わなくていいんじゃないかと話をしていました。一方でその言葉を使わなくなると、ブランドとしてのアイデンティティがなくなっていることに気がつきました。 色々話し合い悩んだ末、最終的には“知的障がい”という言葉を使うことにしました。 文登:ある日るんびにい美術館のアートディレクターをされている板垣さんと話をする機会があり、 “知的障がい”という言葉をつけるかつけないかついて悩んでいたことを打ち明けました、板垣さんからは「出すも出さないも、最終的に出た答えでいいのでは」というご意見をいただきました。しかし正直なところ、まだすっきりとした答えが出ていないと思っています。理想は、MUKUの情報を知らずにアーティストの作品を見てかっこいいと思ってくださった方が、後から知的障がいのある方の作品だと知るというサイクルに持っていけたらいいなと思っています。 崇弥:この件に関しては、常に僕たちも考えていてそのサイクルができたら一番嬉しいのですが、今の段階だとその導線を作るのは難しいとも感じています。 例えばトークショーに呼ばれる機会も増えてきたのですが、知的障がいのある方と一緒に活動していることの話について聞かれることが多く、作品にあまり触れられてないなと感じる時があります。僕らは世の中によく思われたいからやっているわけではなくて、彼らのアートの価値が正しくつけられるように持っていきたくて活動していると思っているので、世間が期待していることと僕らの考え方に差があり、それに違和感を覚えています。 徳永:最近知的障がいのある方のアート作品が注目される機会が多くあると思いますが、「知的障がいのある方=アーティスト」というわけではないと思います。もちろん中にはとても優れた才能を持っている方もおられますが、そういった方ばかりではないですよね。そうした方の作品をすくい取るというか、プロダクトに落とし込む受け皿のような活動をデザインを通じてできたらいいなと前々から思っていて、MUKUさんは今後そういった活動の役割として重要な位置になると思いました。崇弥:そうですね。僕たちが使用許可も含めて交渉できるアーティストの作品は現在1000作ほどですが、 毎年MUKUとして世の中に発表できているのは10数作という現状があり、とてももったいなさを感じています。今後はいろんな企業や行政、クリエイターと彼らの作品をプロダクトに落とし込めないか企画、提案をしていきたいなと思っています。インタビューの中でも少し触れていますが、そもそもアーティストであることに“障がい”のあるなしは関係ないはずなのに、“知的障がいのある方のアート作品”と言葉で括って取材することは野暮だと思っていました。それは「いいものはいい」と判断したいのに、知的障がいという言葉を使った説明が私の判断を鈍らせているためでもあります。また福祉関連に関わることは、色々な方が色々な解釈をされる分野でもあり、とてもセンシティブな問題がつきまとうと思っていて、どのような話題にするか正直迷いました。しかしお話しすることが決まったとき、私が疑問に思っている事柄についてどのように考えているのか、あえて深く掘り下げてみようと考え質問を投げかけました。それに対してMUKUのお二人は知的障がいという言葉の扱い方から、福祉事業でしっかりビジネスを試みていることまで難しい問題に快く答えてくれました。特に「売って儲けることでアーティストへ貢献したい」と筋の通ったお答えにはとても感心いたしました。何事にも継続が必要で、そのためには資金が必要です。なのでビジネスをすることは、とてもまっとうな考えだと思います。MUKUさんのように、アートとプロダクトを通じて価値観を整理するような活動を今後とも期待したいです。MUKUWebsite|Facebook|Twitter|Instagram“ちがう視界から、ちがう世界を描き出す”をテーマに、強烈なアイデンティティをもつアーティストが描くアート作品をプロダクトに落とし込み、社会に提案するブランド。クリエイティビティを徹底的にブランディングすることで、社会に新しい価値の提案を目指す。2016年六本木アートナイト、国立新美術館の展示会、伊藤忠青山アートスクエアの企画展、代官山蔦屋書店のフェアへの参加、100個のプロジェクトがうごめく実験区100BANCHへの参画など、福祉の枠を越えた精力的な活動を行う。▶︎これまでの徳永啓太の「kakeru」・#001 乳がんを患ってから起業。病気にかかると行動に制限をかける人が多いなか、“新しい肩書き”を手にした女性▶︎オススメ記事・障害者という“レッテル”はやめよう。アートキュレーターが語る「言葉に左右されない審美眼」の重要性・使わなくなった毛皮製品を仕立て直す男が、いくら“社会にいいこと”でも「押し付けでは意味がない」と考える理由Portrait photos by Anne Yano (Website|Instagram)Other images via MUKUText by Keita TokunagaーBe inspired!
2018年05月08日