フォトグラファー・角田明子によるサンタクロースをテーマにした写真展『THE SANTA PARADISE~日本のサンタさん 20年目の夏』と『JULTOMTEN~スウェーデンのサンタさん』が開催。2017年12月7日(木)から12月25日(月)まで、青山にあるミュベール(MUVEIL)の旗艦店ギャラリー ミュベールと吉祥寺のギャラリー「「ブック オブスキュラ」にて同時開催される。角田明子は「世界のサンタクロースを撮り続けること」をライフワークに、子どもたちの夢を守り、喜びを届ける世界中のサンタクロースたちをカメラとともに追ってきた。今回、その中から日本とスウェーデンのサンタクロースにフォーカスし、彼らのサンタスピリットを作品を通して伝える。青山で開催される『THE SANTA PARADISE~日本のサンタさん 20年目の夏』は、アジア圏で初めてグリーンランド国際サンタクロース協会に公認されたサンタクロース・パラダイス山元の、サンタクロースに公認されてから20年目という記念すべき節目を撮影。角田は夏に行われた「第60回世界サンタクロース会議」に同行し、その旅での写真を展示する。吉祥寺で行われる『JULTOMTEN~スウェーデンのサンタさん』では、今までグループで会う機会が多かったというサンタクロース個人の活動を知るべく、2016年冬にスウェーデンサンタクロース協会公認のサンタクロース宅を訪れた際の写真が展示される。北スウェーデンの北極圏よりさらに北に位置する街、イエリヴァーレで暮らす「ユールトムテ(スウェーデン語でサンタクロースの意)」を紹介する。また、2017年12月16日(土)に吉祥寺のギャラリーでは、角田明子がこれまで追い続けた様々なサンタクロースの裏話や旅のエピソードなどを語るトークイベントも開催される。【詳細】角田明子サンタクロース写真展開催期間:2017年12月7日(木)~12月25日(月)■『THE SANTA PARADISE~日本のサンタさん 20年目の夏』会場:ギャラリー ミュベール住所:東京都港区南青山5-12-24 シャトー東洋南青山 B1営業時間:11:30~20:00TEL:03-6427-2162■『JULTOMTEN~スウェーデンのサンタさん』会場:ブック オブスキュラ住所:東京都三鷹市井之頭4-21-5 #103営業時間:11:00~20:00TEL:0422-26-9707<トークイベント>会場:ブック オブスキュラ日時:2017年12月16日(土) 18:00~19:30定員:30名参加費:1,000円(ドリンク代込)※事前予約制。※「角田明子さん トークイベント」と題し参加者名、人数、連絡先を明記の上、下記のアドレスに申し込むこと申込先:bookobscura@indoorbooks.jp
2017年11月27日中高生の頃、古文の授業は好きだったという角田光代さん。 「『枕草子』や『方丈記』などのエッセイ系が好きで、『源氏物語』には特に思い入れはなかったんですが、今回訳して面白さに気づきました」現代語訳に取り組んだ日本文学全集『源氏物語』の上巻は、「古文が苦手だった人でもすらすら読める」と評判だ。「目指したのは読みやすさ、格式のなさ(笑)。複雑な敬語、建物のつくりの説明などは省き、人の感情の動きを際立たせるようにしました」全体を俯瞰して、何が起きているのかもよく分かるようにしたかった、と角田さん。ひとつのエピソードを読むだけでは分からない、全体の流れが見えてくるのが本書の特徴。「たとえば上巻の後半で光君が都を離れて明石の君に出会いますが、それよりずっと前に、家来たちが明石の君の噂をする場面があります。その時からもう、明石の君との一連の出来事は始まっているんですよね」読み進めれば、エンタメ性の高さに改めてびっくり。「男の人たちが恋愛談議をするボーイズトークがあったり、光君と頭中将のやけに親しい感じがBL的だったり。みんなすぐ和歌を詠みますが、それは現代のインスタグラムのようなもの。日本人は今も昔も、瞬間を切り取ることが好きなんですね」さまざまなタイプの女性たちが登場するのも読みどころだが、「“気が強い”“おしとやか”といった性格ではなく、その場の感情によって個性が表現されているのも面白いです。その気持ちは理解できるぞ、というのが多いですね。光君があまりに美しくて引け目を感じる様子は、私も若い頃きれいな男性がいると“きれいだと思っていると思われないようにしなきゃ”と意識しすぎて言動がおかしくなったりしたので、よく分かります(笑)」また、翻訳を通して光君の印象もずいぶん変わったという。「スーパーヒーローだと思っていましたが、実はクヨクヨしたりすねたりと人間らしい。感情のある男の人だなと思って。それが魅力だし、だから女性たちはみんなこの人が忘れられないんでしょうね」現在、中下巻の翻訳作業中だが、さらに感情描写が深みを増しているとか。上巻を読んでしばし待たれよ。かくた・みつよ作家。1967年生まれ。’90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞してデビュー。’96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、’05年『対岸の彼女』で直木賞など多数受賞。『源氏物語』の現代語訳に角田光代さんが挑戦。上巻は二十一帖の「少女」までを収録。中巻は来年5月刊行、下巻は来年末の刊行予定。河出書房新社3500円※『anan』2017年10月4日号より。写真・土佐麻理子(角田さん)インタビュー、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2017年09月29日映画『月と雷』が、2017年10月7日(土)よりテアトル新宿ほか全国公開される。原作は直木賞作家・角田光代の、2012年に出版された長編小説『月と雷』。角田作品は世代を超えて女性の支持を得ており、今までに『八日目の蝉』や『紙の月』などが映像化され、大ヒットを記録している。映画『月と雷』は一つどころに定住しない根無し草のような女・直子とその息子の智、その母子と過去に一緒に住んだ男の娘・泰子の物語だ。「親と子」「家族」「生活」の意味を根源から問いかける角田光代の真骨頂ともいえる作品に仕上がっている。主人公の泰子を演じるのは、初音映莉子。映画『ノルウェイの森』 に出演、『終戦のエンペラー』でハリウッドデビューも果たしており、『月と雷』では自身と同年代の女性の繊細な心の機微を表現している。初音と共に主演を務めるのは俳優の高良健吾。『軽蔑』で第35回日本アカデミー賞新人俳優、『横道世之介』で第56回ブルーリボン賞主演男優賞を受賞。NHKドラマ「ぺっぴんさん」で主人公の幼馴染を演じるなど、その突出した演技力と存在感に注目が集まっている。高良が演じる智は、泰子と同じ過去を共有し、突如として泰子の日常に大きな変化をもたらす重要な役どころだ。監督を務めるのは『blue』『海を感じる時』の安藤尋。リアルな台詞と丁寧な演出で、地方都市で生きる登場人物の心理描写を強く描き、小説の世界観を新たに拡げている。【詳細】映画『月と雷』公開時期:2017年10月7日(土)テアトル新宿ほか全国公開出演:初音映莉子、高良健吾、藤井武美、黒田大輔、市川由衣、村上 淳、木場勝己草刈民代監督:安藤尋脚本:本調有香原作:角田光代©角田光代/中央公論新社 ©2017「月と雷」製作委員会【ストーリー】幼少の時に母が家出し、“普通”の家庭を知らぬまま大人になった泰子(初音映莉子)。仕事はスーパーのレジ打ちで、ほとんど家と職場を往復する代わり映えのない日々を過ごしている。婚約者も出来、結婚の準備を進めていた。亡くなった父が残してくれた持ち家で暮らし、生活の基盤はしっかりしている。刺激に満ちた生活を送っているわけではないが、「あたしはこれから普通の家庭を築き、まっとうな生活を 重ねていく―。」結婚を控え、そう考えていた。そんなある日、かつて父が愛人として連れてきた女・直子(草刈民代)の息子・智(高良健吾)が突然泰子の前に現れる。かつて半年間だけ一緒に暮らした男だ。無邪気な笑顔を浮かべる智。“普通”の家族を知らぬまま大人になった二人。大きな喜びはないが小さな不幸もない平板な泰子の生活が立ちどころに変わっていく。
2017年03月16日直木賞作家・角田光代の長編小説「月と雷」が、初音映莉子と高良健吾主演で映画化されることが決定。『blue』 『海を感じる時』の安藤尋監督がメガホンを取り、10月より公開されることが分かった。本作は、「対岸の彼女」「八日目の蝉」「紙の月」などで知られる、世代を超えて女性の支持を得ている作家・角田氏の2012年に出版された同名小説。一つどころに定住しない根無し草のような女・直子とその息子の智、そしてその母子と過去に一緒に住んだ男の娘・泰子の物語だ。幼少のときに母が家出し、“普通”の家庭を知らぬまま大人になった泰子。仕事はスーパーのレジ打ちで、ほとんどは家と仕事場を往復する日々を過ごしている。刺激に満ちた生活を送っているわけではないが、婚約者も出来、亡くなった父が残してくれた持ち家で暮らし、生活の基盤はしっかりしている。そんなある日、父の愛人の息子・智が突然泰子の前に現れたことによって、大きな喜びはないが小さな不幸もない平板な泰子の生活は立ちどころに変わっていく…。「親と子」、「家族」、「生活」の意味を根源から問いかける角田光代の真骨頂ともいえる作品。主人公・泰子を演じるのは、『ノルウェイの森』『ミツコ感覚』などに出演し、『終戦のエンペラー』ではハリウッドデビューも果たしている初音さん。そして、初音さんと共に主演を務めるのは、『軽蔑』で第35回日本アカデミー賞新人俳優賞、『横道世之介』で第56回ブルーリボン賞主演男優賞を受賞し、現在放送中の連続テレビ小説「ぺっぴんさん」では主人公の幼なじみを演じるなど、多くの映画監督から愛される実力派俳優の高良さん。本作では、泰子と同じ過去を共有し、突如として泰子の日常に大きな変化をもたらす役、智を演じる。泰子について初音さんは、「大好きな父を亡くし、東京に出るわけでもなく、清算しきれない過去を持ちながら、人の人生にかかわることに積極的でない女性」と説明し、「自分が持っていたもの、現場で感じたことを一番大切にし、心のアクセルとブレーキを小さく刻みながら、この役を作り上げました」と役作りを明かす。また高良さんは、「まず台本を読んで、智の行動を智自身掴み切れてないからこそ、智に対してしょうがないと思えるところがいくつもありました。多くを理解しながらというよりは、その場その場で演っていた記憶です。そして、そこには智の切なさがいつも側にあったと思います」とコメントしている。そして安藤監督は、「初音映莉子さんが、美人であることは面接で分かっていたのですが、実はかなりぶっ飛んだスンゲー女優であり、高良健吾さんがとにかくいいヤツに輪をかけたようにいいヤツで、さらに輪をかけてプロフェッショナルな俳優であることを目の当たりにし、とても貴重な体験でもありました」と主演の2人を絶賛。原作者の角田氏も「映画では、登場する人物のひとりひとりが、みんな、断然、小説よりもすてきな人だ。それは生身の人が演じているからかもしれない。俳優さんと女優さんが、登場人物たちの不器用な時間を、ていねいに真摯に生ききってくれているからかもしれない」と映像化についてコメントを寄せている。『月と雷』は10月、テアトル新宿ほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年03月12日お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志との確執を告白し、騒動となった格闘家の角田信朗のブログ「ウェルエイジング日記」が26日、リニューアルされた。この日、メッセージとして「リニューアルに伴い、メッセージ・コメントは当ブログでは受け付けておりませんので、ご了承下さい」と発表。「本人宛のメッセージがある場合は下記のアドレスまでお送りください」とメールアドレスを記し、「今後とも宜しくお願い致します。スタッフ一同」としている。角田は16日に更新したブログで、過去にダウンタウンの番組でゲームのレフェリーのオファーを受けるも、K-1のミスジャッジ騒動の渦中だったため出演を辞退。そのことで松本を怒らせてしまい、それ以降、ダウンタウンの番組に全く呼ばれなくなってしまったと告白した。この発言に対し、松本は22日のフジテレビ系『ワイドナショー』で、収録の2日前に角田サイドがドタキャンし、代役が見つからなかったためにその日の収録が中止になったと明かし、「8年経ってブログでというのもルール違反」と苦言。その後、角田は23日にブログで「私の認識が甘く、松本氏を始め、お仕事に携わられた多数の方々にご迷惑をおかけ致しましたこと、誠に申し訳ありません」「恥じるべき自己中心的な行動だったと猛省しております」などと謝罪した。
2017年01月27日格闘家の角田信朗が23日、自身のブログを更新。お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志との確執を告白したことについて謝罪した。角田は「この度は、私自身の思慮に欠ける突然の発信で、松本人志氏、そして関係各位の皆様に、大変不愉快な思いをさせてしまった事を、心よりお詫び申し上げます」と謝罪。「8年前に松本氏から最初に頂いたお仕事のオファーを一旦受けたにも関わらず、事務所を通じて私からお断りした事は事実です。それが収録直前であった事も当時の記録で判明しております」とし、「私の認識が甘く、松本氏を始め、お仕事に携わられた多数の方々にご迷惑をおかけ致しましたこと、誠に申し訳ありません」と記した。そして、「信義則違反をしておきながら、その事実を省みずに一方的に、ブログ記事中で、こちら側が被害にあったかのような表現をしてしまった事は、全くもって私の不徳の致すところです」と続け、「また、私の中でくすぶっていたからと言って、8年も経ってからブログの記事という手段で一方的に伝達したことについては、今更ながら、恥じるべき自己中心的な行動だったと猛省しております」とつづった。さらに、「この度も、性懲りも無く、このような騒動を起こしてしまった事は、慚愧に堪えません。特に松本氏に対しては、私と松本氏の個人間の話では到底無かった事柄だったにもかかわらず、名指しでブログ記事に書くという軽率な行為を行ってしまい、弁明の余地もありません」と角田。「一連の騒動を反省し、まずはこのような形でお伝えさせて頂きました。改めまして心よりお詫び申し上げます」と反省の言葉を重ねた。角田は16日に更新したブログで、ダウンタウンの番組への出演を断ったところ松本を怒らせてしまい、それ以降、ダウンタウンの番組に全く呼ばれなくなってしまったと告白し、関係修復を懇願。この発言に対し、松本は22日のフジテレビ系『ワイドナショー』で、収録の2日前に角田サイドがドタキャンし、代役が見つからなかったためにその日の収録が中止になったと明かし、「8年経ってブログでというのもルール違反じゃないか」と苦言を呈していた。
2017年01月23日お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志さん(53)が、2017年1月22日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」に出演し、先日から続いているタレントの角田信朗さん(55)との確執騒動について初めてコメントをしました。そもそもの発端は、角田さんが松本さんから共演NGにされているとブログで唐突に語ったこと。この日の放送で松本さんは、困惑した表情を浮かべつつも当時の状況を解説しました。松本さんの話によると、きっかけとなる事件が起きたのは8年前。某番組で角田さんに出演をオファーしたところ、角田さん側から了承が得られました。しかし収録2日前になって角田さんの方からドタキャンされたというのです。角田さんの衣装などすべてが手配済みだったことに加え、多数の芸人が出演する壮大なスケールの企画だったこともあり、『僕が怒っているとかの問題じゃない。吉本や日本テレビとの問題で、共演NGとかの小さい話ではない』と述べました。また、今になって突然ブログを介して伝えられたことについては、『なぜ8年も経って、僕を名指して話しているのか分からない。8年経ってブログで言うのはルール違反。ルールは誰よりも分かっている人なのに……』とコメント。番組のエンディングでは『角田さんへは全然怒ってはいない』と語り、今回の件が確執などではないと説明していました。●『何というガキっぽさ』『売名狙って失敗したな』ネット上では角田さんへのブーイングが加速この問題について、決して怒っているわけではないと説明した松本さん。しかし当時の顛末が明かされたことで、ネット上では角田さんに対してのブーイングが加速しています。『8年前のことだけなら別に大した問題でもなかったんだろう。でも今回、角田がブログで吼えたのが致命的にダメ。これでもう完全に見放されたわ』『いきなりドタキャンするってのは、角田の事務所がバラエティを下に見てる証拠。逆にK-1で試合が全て決まってるなか、2日前にドタキャンされたらどう思うよと問いたい』『松本は大人だな。それに引きかえ角田ときたら何というガキっぽさ』『松ちゃん、ずっと困り顔だったね。怒ってるっていうより、変なのに絡まれてさぞ困ってるんだろうな』『これ、当時の番組リアタイで見てた。観客も入れて2週に渡って放送される、相当大がかりな企画だったはず。巻き添え食った出演者やスタッフの数は知れないよ。これは角田がアカンやつ』『今回のことで他の会社やタレントたちも角田のこと使いづらくなったと思うよ。こんな騒動起こす奴とは一緒にやりたくないよね。売名ねらって、かえって自分の首しめちまったな』『こっちがすっかり忘れたころ、いきなりキバむいて攻撃してくる。こういう人、一般人にもよくいますよね。ほんとキライ』『松本個人というよりは、吉本興行と絶縁になってるって感じの話だったね。そこを、個人的な感情のもつれとか思ってる段階で角田は救いようがない。物事が客観的に見えてなさすぎる』『角田はコレ聞いて納得するんだろうか。それともまた懲りずにブログで反論してくんのかな。気になりすぎてしばらく角田ウォッチングしちゃいそうw』と、角田さんの姿勢に対する非難の声がネット上では多く見られました。角田さんの一方的な発信に対し、終始困惑しながら状況を語っていた松本さん。今後、角田さん側からのコメントはあるのでしょうか。ファンならずとも、これからの騒動のゆくえが気になりますね。【画像出典元リンク】・松本人志(@matsu_bouzu)(Twitter)/●文/ぶるーす(芸能ライター)
2017年01月23日歌手の和田アキ子が21日、ニッポン放送のラジオ番組『ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回』(毎週土曜11:00~13:00)に生出演し、角田信朗が原因で『ダウンタウンDX』の収録が中止になったとする話を否定した。角田は今月に入って自身のブログで、ダウンタウン・松本人志と確執があることを告白。10年前に『ダウンタウンDX』(読売テレビ・日本テレビ系)から出演オファーがあったものの、マネージャーから「松本さんが台本を見て角田の名前を見つけた途端に収録は中止や!!ということになった…」と聞かされたと明かしていた。しかし、この収録に参加したという和田は、中止になったということを明確に否定。和田は「マネージャーがおせんべいかおまんじゅうを持ってきて、『すいません、今日は角田が出る予定だったんですけど、都合で出られなくなってので、くれぐれもよろしくお伝えください』って言われた。でも番組は中止になっていません」と説明した。その後、和田は角田の弟子に空手を習っていたこともあり、角田に「どしたん?」と聞いたところ、「よく分からんのですけど、(K-1の)ミスジャッジの件からNGになったみたいで…」と言われたそう。ただ、和田は、それぞれに事情があるとして「松本アカンで、という話でもない」と伝えたそうだ。だが、それから年月がたって、角田がこの件を告白したことに、和田は「『は? どしたの? 今?』っていう感じです」と戸惑いを隠せない様子だった。和田は、27日に放送されるフジテレビ系バラエティ番組『ダウンタウンなう』(毎週金曜21:55~)で、「本音でハシゴ酒」企画にゲスト出演。この中で、ダウンタウン、坂上忍とともに「共演NGは誰か」という話題になっったそうだが、「(OAで)使われるかどうか分からない」とした。
2017年01月21日格闘家の角田信朗が17日、自身のブログを更新し、お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志との確執を告白したことについて、売名行為ではないと主張した。「波紋」というタイトルで更新した角田は、「ボクが投げ掛けたメッセージは思わぬ波紋を呼び…」と書き出し、「瞬く間に各ネットニュースがこれを取り上げ遂にはフジテレビの『みんなのニュース』が電話インタビューを依頼してきてそれが今日の生放送で流れるという事態に発展してしまいました」と伝えた。その上で、「よく"炎上商法"みたいな言われ方で売名行為だと叩かれるタレントさんがいますが憚りながらこの角田信朗今さら売名行為に走らなくてもそれなりに足跡は残してきてますので(笑)」と売名を否定。スポンサーの名前などを挙げて「一時期の様なバブリーな勢いは無くてもちゃんと人生を全うしていますから下世話なアクションを起こす必要はさらさら無いのです」と説明した。そして、「ボクは"松本人志"というこの世界の達人に何か言いたいのではなくて元から何の因縁もなかったボクと松ちゃんの関係がこうなった裏に不都合な真実の裏で自らの保身の為にこそこそしていつまでたっても関係修復に尽力しない連中がいたとしたらそいつらを燻し出してやろう…とまぁ、そこまで言いませんが(笑)ただただこうなってしまった事が残念なだけで」と、約8年前の"事件"で生まれた確執を告白した思いをつづった。続けて、「そんな事をわざわざほじくり返したら業界からは疎ましがられて売名どころか敬遠され居場所がなくなるかも知れませんだから長いものには巻かれて寄らば大樹の陰そんな生き方をボクが望むと思いますか?(笑)」とコメント。さらに、自身の生き方を記し、「ボクが投げ掛けた波紋を関係各所がどう受け止めどう動くかはわかりませんがボクは"流水"つまり水の低きに流れるが如く自然体で振る舞うだけです」と締めくくった。
2017年01月18日お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志との確執を告白した格闘家の角田信朗が17日、再びブログを更新し、確執の原因を推測した。角田は16日のブログで、「ある事件」をきっかけにダウンタウンの番組に全く呼ばれなくなったと告白していたが、「続 松ちゃんに伝えたいこと」というタイトルで再びこの件について言及。「ダウンタウンの松ちゃんとのちょっとしたボタンの掛け違いのお話をしましたがアクセス数が急上昇してそれなりに反響があったのだなと思います」と書き出し、「いつか松ちゃんの元に想いが届くといいのですが」と期待した。また、「携帯にあの時僕の相談に乗ってくれた芸人さんからのメールが今も大切に保存されている事を思い出しました」と文面を紹介。2009年3月3日に送られてきたというメールは、「了解いたしました!!いろんな人を介して気持ちが間違って伝わりしこりを残すというのがありがちな世界です。そういうのが一番つまらないですね。ですので、角田さんの誠意伝わるよう努力いたします。ご安心ください!!なにか変わったことありましたら連絡しますので。ご丁寧にありがとうございます。今後ともよろしくお願い致します」という内容だった。角田は「ボク自身が誤解を解くために取るべきだった行動取れた行動は他にもたくさんあったかも知れません」としながらも、「ボクはこのメールの言葉に全てを託した事も間違いであったとは思っていません」ときっぱり。「正しく伝わる事も間違って伝わることも含めてそれもご縁なのです」とした。そして、この芸人が数日後に携帯番号もメールアドレスも変えて連絡が取れなくなったこと、収録現場のスタッフが角田の直談判の申し出を頑なに拒んだことから、「当人同士の図り知らないところで何かの因子が働いてボタンの掛け違いはより複雑になったのだろうなぁ」と推測。「どこの世界にも不都合な真実は存在するのですそれが世の中の仕組みなのです」とつづった。
2017年01月17日K-1競技の統括プロデューサーを務める空手家の角田信朗さん(55)が、2017年1月16日にブログを更新し、ダウンタウン・松本人志さん(53)と関係を修復したい旨を訴えました。角田さんはかつて、ダウンタウンの2人が司会の番組にたびたび呼ばれていたものの、 ある確執によって長いあいだ番組に呼ばれなくなったことを告白。角田さんの説明では、ダウンタウンの番組から“叩いて被ってジャンケンポン”のレフェリーを依頼された際、当時自身が置かれていた立場から断ったことがあったということです。そしてその1年後、ダウンタウン司会の番組に呼ばれた際、台本に角田さんの名前を見つけた松本さんが収録を中止にした、と説明しています。ブログでは、松本さんの側近であるベテラン芸人に事情を説明して関係修復を試みたことなど、これまでの経緯が長文でつづられており、最後は『この真実が回り回って松ちゃんのもとに届くことを祈っています』と締めくくられています。翌17日には『続 松ちゃんに伝えたいこと』として、相談したという芸人さんとのメールのやりとりも公開。この角田さんの一連の言動に対し、ネット上ではさまざまな批判が巻き起こっているようです。●角田さんが番組に呼ばれないのは別の理由?ダウンタウン・松本さんとの確執を公表した角田さんに対しネット上では、『ブログで昔のこと掘り起こして勝手に書くとか女々しすぎだろ。格闘家らしくない』『全部、勝手な憶測で書いてるだけだろ?本人とはなにも話してないわけだし。一方的すぎると思う』『そもそも他の番組でも見なくなったけど…。単に需要がなくなっただけなんじゃ?』『松ちゃんに伝わってほしいとか書いてるけど、こんなとこで書いたら余計にこじれるだけ』『仕事に困ってるだけ。お仕事くださいのブログ』『話題作りおつかれさまです。仕事なくすだけだと思いますよ』『こういうことを書いちゃう空気の読めなさが呼ばれない理由なのでは?』『ムキムキ同士、リングで対決すればいい』『仮に松ちゃんが許しても、これによって世間のイメージが悪くなったからどっちにしても番組には呼ばれなくなる(笑)』『今度のワイドナショーが楽しみ!取り上げてくれるかな?』など、ブログで公表することではないという声が多く聞かれました。双方の言い分を聞くまでは真相はわかりませんが、松本さんが自身の番組『ワイドナショー』でこの話題を取り上げるかにも注目が集まっている様子。果たして2人の関係が修復されることはあるのでしょうか。【画像出典元リンク】・角田信朗オフィシャルブログ「ウェルエイジング日記」Powered by Ameba/●文/ぶるーす(芸能ライター)
2017年01月17日格闘家の角田信朗が16日、自身のブログを更新。お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志との確執を告白し、真実が本人に伝わって関係修復につながることを願った。角田は「ダウンタウン松ちゃんに伝えたいこと」というタイトルで更新。かつては日本テレビ系『ダウンタウンDX』や、浜田雅功が司会を務めるフジテレビ系『ジャンクSPORTS』に頻繁に出演していたことを説明した上で、「ある事件をきっかけにボクはダウンタウンの番組に全く呼ばれなくなってしまったのです」と告白した。事の発端は、あるダウンタウンの人気番組の制作から「芸人対抗・叩いて被ってジャンケンポン選手権」のレフェリーをやってほしいと出演オファーがあったこと。角田は喜んだが、「当時K-1はジャッジやレフェリングに様々な問題提起が為され物議を醸していた時期でしたミスジャッジの存在やそれこそ武田幸三引退試合のボクのレフェリング然り世界に広がる競技を統括する最高責任者のボクが果たしてそんな状況下でバラエティー番組に出て『叩いて被ってジャンケンポン』のレフェリーを務める事が格闘技ファンから許容されるだろうか」とジレンマがあったという。そして、K-1のイベントサイドからも自粛してほしいと言われたため、泣く泣く経緯を説明してレフェリーは断った角田。その際、「レフェリーが無理でも解説として実況席に座るとか何か別の形で松ちゃんからのお申し出に応える事は出来ませんか?」と提案したというが、結局出演はなくなり、ショックを受けたという。それから1年後、『ダウンタウンDX』から久しぶりに出演依頼があり、久々のダウンタウンとの共演、そして、松本に直接当時のお詫びができるチャンスがきたと喜ぶも、収録当日に中止に。マネージャーから「松本さんが台本を見て角田の名前を見つけた途端に収録は中止や!!ということになった…」と理由を聞かされた角田は、「もうとっくに丸く治まったことだと思っていただけにまさに青天の霹靂でした」と当時の心境を明かした。それから約10年が経過。角田は「松ちゃんの提案にボクの出演を安請け負いして名乗り出た担当者がまさかのNGの回答に松ちゃんに対する自分の体面を保つ理由を作るには他人(角田)を悪者にするしかなかったのではないか?」と推測しているそうで、「ボクは今でもダウンタウンが大好きで番組は欠かさず観て笑うたびに一抹の寂しさも痛感しています」と思いをつづった。さらに、「あの時強引にでも松ちゃんの控え室に乗り込んでいって直接経緯を説明すれば絶対にこんなふうにはなっていなかったろうという想いは強いです」と打ち明け、「このブログに書くことでこの真実が回り回って松ちゃんのもとに届くことを祈っています」と関係修復を願った。
2017年01月16日プロダクトデザイナーの角田陽太と鈴木啓太による特別展示が、10月31日から11月6日まで渋谷ヒカリエ内コワーキングスペース・Creative Lounge MOV内のSHOWCASE-aiiima 2にて開催される。角田陽太と鈴木啓太は、世界的に注目されるアンダー40のデザイナーを表彰する「HUBLOT DESIGN PRIZE 2016」にて、日本人として初めてファイナリスト8人に選ばれたデザイナー。今回開催する展覧会では、角田と鈴木が手掛けた様々なアイテムの他、モノを生み出す過程で作られたプロトタイプなども展示され、その過程や手法などについても知ることができる機会となっている。角田陽太は、07年ロイヤル・カレッジ・ オブ・アートを修了後、08年より無印良品のプロダクトデザイナーを経て、11年YOTA KAKUDA DESIGNを設立。家具、家電、生活用品、パッケージなど国内外で高い評価を受けている。鈴木啓太は、多摩美術大学卒業後、12年にPRODUCT DESIGN CENTERを設立。自ら手掛けるブランド「THE」では東京駅のKITTEに 「THE SHOP」を展開。これまでには、レッド・ドット・デザイン賞、iFデザイン賞など世界中のデザイン賞を受賞。【イベント情報】「YOTA KAKUDA + KEITA SUZUKI “Industrial Design”」会場:渋谷ヒカリエ Creative Lounge MOV SHOWCASE-aiiima 2住所:東京都渋谷区渋谷2-21-1会期:10月31日~11月6日時間:12:00~19:00
2016年10月31日セミがわんわんと鳴き、うだるような暑さが続く。クーラーの効いた部屋でアイスやかき氷を頬張り、涼を取る、そんな人も多いはず。でも、音楽でだって涼は取れる。今回は、この夏に聞きたい”クールダウンミュージック”をご紹介。選者は、カセットテープ専門店waltz代表の角田太郎氏。今年リリースされたものの中から、5つのアルバムを選んでもらった。カセットテープならではの、耳障りのやさしい音楽が出揃った。今夏は、耳から、涼しくーー。DAVID BAZAN/デイヴィッド・バザン『BLANCO』アメリカはシアトルを拠点とするシンガーソングライター、デイヴィッド・バザン(DAVID BAZAN)の3rdソロアルバム。もともとPedro the LionやHeadphonesといったインディーバンドの中心メンバーとして活躍していた彼の3枚目となるソロアルバムは、夕涼みに聞きたいフォークトロニカ。けだるい低音ヴォイスがゆったりと流れてゆく。カセットにはダウンロードコードが付く。『BLANCO』デイヴィッド・バザン(DAVID BAZAN)Plush/プラッシュ『PLEASE』サンフランシスコの4ピースバンド(女3・男1)プラッシュ(Plush)の3rdアルバム。囁くように歌う、透明感のある女性ヴォーカルに思わずうっとり。そして、ふわふわと浮遊感のあるポップなギターサウンドが、火照った体をじんわり癒していく。そんなどこか懐かしい、思い出の琴線に触れる楽曲が5曲。眼鏡の男の子が謎のポーズをキメている、シュールなジャケットもかわいい!『PLEASE』プラッシュ(Plush)不逞社『Alegrias y duelos de mi alma』マンガのようなジャケットと漢字のネーミングから、日本人かと思わせるが、実はイタリア人ギタリストのソロユニットFUTEISHA。オリエンタルなギターサウンドは、時にノスタルジックに、時に荘厳に鳴り響く。アヴァンギャルドで実験的なアンビエントサウンドも盛り込み、まるでディヴィッド・リンチのサウンドトラックのような世界が広がる。『Alegrias y duelos de mi alma』不逞社(FUTEISHA)ADELINE HOTEL/アデリン ホテル『It’s Alright Just The Same』NYブルックリンを拠点とするシンガーソングライターDaniel Knishkowyによるソロ・プロジェクト、アデリン ホテル(ADELINE HOTEL)。2作目となる本作は、とっても懐かしい、古き良きアメリカを感じるフォークサウンド。早く起きた朝、暑くなる前の涼しい時間帯に聞きたくなるような、静かでやさしい曲ばかり。穏やかな気持ちで一日を迎えられるはず。『It’s Alright Just The Same』アデリン ホテル(ADELINE HOTEL)Bitchin Bajes And Bonnie Prince Billy/ビッチン バジェス アンド ボニー・プリンス・ビリー『Epic Jammers And Fortunate Little Ditties』現代アメリカを代表するシンガーソングライターのひとり、ボニー・プリンス・ビリー(Bonnie Prince Billy)と、シカゴの実験音楽ユニット、ビッチン バジェス(Bitchin Bajes)の共演作。両者の即興演奏が織りなす、魅惑のサイケデリアが展開する。幻想的で雄大な、アメリカのプリミティブな原風景のような、静かな音世界に身を委ねて。『Epic Jammers And Fortunate Little Ditties』ビッチン バジェス アンド ボニー・プリンス・ビリー(Bitchin Bajes And Bonnie Prince Billy)【店舗情報】waltz住所:東京都目黒区中目黒4-15-5-101営業時間:13時~20時(月曜定休)電話:03-5734-1017
2016年08月15日カセットテープ専門店が話題だ。スマートフォン保有率が6割を超えるこのデジタルの時代に、だ。もしかしたらティーンエイジャーたちにとっては「カセットテープ?何それ美味しいの?」かもしれない。しかし、とにかくクリエイティブ界隈では話題となっている。昨年8月に、中目黒にオープンしたカセットテープ専門店「waltz」。中目黒駅を出て山手通りを目黒方面に向かう右手、都内でも指折りの高級住宅街の片隅に店を構える。大きなガラスの引き戸が連なった扉から、自然光がたっぷりと入り込む店内。配管や天井裏がむき出しになった店内には、想像性を掻き立てられるような空間が広がる。整然と佇む棚には、タイトルを背にしたカセットテープがぎっしりと並べられ、手が差し伸べられるのを待っている。ジャンルは、往年のジャズから、90sヒップホップ、そして若手アーティストたちによるインディーミュージックなど様々だ。もちろん再生機器であるいわゆる“ラジカセ”の品揃えも充実している。当時を知る人であれば思わず「懐かしい!」の一言がこぼれるだろう。その他には、希少なレコードやカルチャーマガジンのバックナンバーなどのビンテージブックも展開する。しかし、ここは閑静な住宅街。駅からもちょっと歩くのだ。ここでもまた一つハードルが上がる。しかし、このハードルこそが店主の角田太郎さんの狙いの一つだ。■デジタルの隆盛を逆手に取る実は、店主の角田さんは世界的なECサイト「Amazon」の日本法人で働いていた。「店を立ち上げて1年くらいしか経っていないのですが、テレビ、ラジオ、雑誌、webなどメディアの取材がひっきりなしです。なんでこういう状況になったかというと、僕が独立した後、インターネットビジネスをやってないからなんですよ。実際にここに来てはじめて目に見える“リアルな世界”を作っていて、そこに共感して、面白いと思ってくれる人が多いということなんだと思います」このご時世、カセットテープを専門に扱っているお店は世界でも稀な存在だろう。その証拠に、イギリス発のライフスタイル誌「Wallpaper」からも取材を受けた。「そういうお店が、中目黒の住宅地を歩いてくると突然現れるということ。また、Amazonというインターネットビジネスに長年携わってきた僕が、全く真逆のことをやっていること。双方含めてこの店のバリューになっているんです。そんな“ストーリー”も含めて、面白がってもらっている状況でしょう」■オープンのきっかけはある1冊の本との出会いデジタル化の波を肌で感じることができる最たるものの一つが音楽だろう。それまではラジオを通じて聞いていた音楽が、レコードになり、カセットになり、CDになり、データとなり、無形化した。「音楽が無形化した結果、アートではなくなってしまったんだと思います。自分自身、初めてiPodを手にした時、持っている何千枚ものCDをデータ化してやろうと思ったんですけど、あっという間に挫折しました。若いころから音楽を聞いてきた身からすると、やっぱり音楽ってデータじゃないよねと、気づく瞬間でもありました」「カセットテープに行きついたのは2004年頃、ある1冊の本がきっかけです。それがこの『mix tape』というタイトルのアートブック。著者が知人に、昔作ったミックステープを持ってきてと声をかけて、集めたものを収めてアートブックとして紹介しているんです。ミックステープを作った本人は、それがアートだなんてことは思っていないでしょう。ですが、ジャケットやインデックスの作り方に注目すると面白いんです。凝ったコラージュが施されていたり、タイポグラフィーの作品集にも見えます。この1冊の中では、カセットテープというものがアートとして表現されてるんです。この本でスイッチが入りました」■カセットテープのほうが“音がいい”それこそ「ハイレゾ」なんていう言葉もよく聞くようになった。音質もどんどん良くなっているような気もする。「音がいいっていうのは、すごく定義が難しい話です。技術的に“高音質”ということと、耳に聞こえる“心地よさ”っていうのは全然話が違うんですよ。それは例えば、高級メゾンのスラックスがいいのか、古着のリーバイス501がいいのかっていうのと同じ。ハイレゾみたいなものは高級メゾンのスラックスなんです。デジタルの音は固いんですよね。それに対して、周波数を上下でカットしたレコードやカセットは聴こえる範囲が狭いんです。だから高音質ではないという言い方もできるんですけど、でもその分パンチが効いてるんですよ。音は温かく聞こえるんです。加えてアナログ盤はノイズを含んでいます。ノイズを含んだ音は生々しく聞こえるんです」■デジタル=冷たい、アナログ=温かい、という二元論を超えて角田さんは「デジタルにはデジタルのよさがある」と前置きした上で、「アナログを古臭いものだと勘違いしている人も多い」と語る。「カセットは現在進行形のカルチャー。音楽業界全体が衰退していくなかで、音楽を伝えるメディアも弱体化している。だから若いアーティストたちが、カセットで新譜を出していることを知ることができない。今は、世界各国のカセットレーベルから直接扱ってほしいという問い合わせが来るようになりました。僕は常に『音楽には形がある』と言っているんです。それはモノを目で見て、触れることによって、音楽が聴きたいって衝動が生まれることにリンクします」「今は配信や動画サイトで、あまりお金を掛けずに音楽を聴くことができる。ですが、ありがたみが失われると、興味が損なわれるっていうのは音楽もファッションも同じで、ファストファッションが隆盛するとファッション全体がしらけてしまう。今また古着が流行していますよね。あれってカセットテープの再評価と同じなんだなって思います。珈琲だってスターバックスが流行っている一方で、サードウェーブ系が盛り上がっているじゃないですか。スタバはマジョリティだけど、サードウェーブを良いと思う人も多くいるんです。しかも、彼らはより文化的なこだわりをもった人種。アナログメディアの再評価が世界レベルで進んでいると実感しています」■そして音楽業界の再生へAmazon入社前は六本木WAVEで働いていた角田さん。六本木WAVEといえば、80年代文化の象徴ともいえるCDショップだ。地下には“尖った”単館系映画がかかる「シネ・ヴィヴァン」があり、美術書店「アール・ヴィヴァン」があり、ビル全体が一大カルチャー発信拠点となっていた。今ではそこに六本木ヒルズがそびえ立つ。時の流れは、早い。一度下降線を辿った文化が再び息を吹き返すということは、本当に難しいことのように思える。「このビジネスを巨大化しようとは思っていません。とはいえ、音楽レーベルの人たちもリサーチに来ますし、大手家電メーカーの社長さんがうちのお客さんだったりします。今の音楽業界に関して言うと、配信主流の状況を誰も良しとしてないんですよ。どんどん売り上げは落ちていき、アーティストは新作をリリースしにくい状況になっている。ビジネスのヒントを、みんなここで探ってるんです」「僕にとってこの店は、手始めのプレゼンテーションなんです。結果的には、音楽業界や家電業界の再生につなげるための大事な一歩と言えるような店にしていきたい。それはすごく大きな夢でもありますけどね。前例のないことだし、音楽のバックグラウンドを含めた“自分にしかできない”見せ方をすることによって、カルチャーにすらなりうると、そう思っています」私たちが肉体から離れて“デジタル化”することは絶対にない。もしくは相当遠い未来でのことだろう。フィジカル(=アンチデジタル)な体験は、これからもっと“ありがたみ”のあるものになっていくはずだ。懐かしがってなんかいられない。カセットテープカルチャーは、実はまだ始まったばかりなのだ。【店舗情報】waltz住所:東京都目黒区中目黒4-15-5-101営業時間:13時~20時(月曜定休)電話:03-5734-1017【イベント情報】みらいの夏ギフト’16「思い出」を贈ろうISETAN meets waltz send happy memories場所:伊勢丹新宿店本館3階=ステージ#3期間:16年8月3日~9日waltzからセレクトしたカセットテープと、時代を感じる雑誌のアーカイブやTシャツや小物を組み合わせて「思い出」と共に贈るギフトをwaltz × ISETANで提案する。
2016年08月02日角田明子の写真展「REGENBOGEN~a walk around Chiang Mai」が、7月30日から8月14日まで東京・南青山にあるミュベール(MUVEIL)の旗艦店GALLERY MUVEILにて開催される。同展は、角田明子がライフワークとして訪れた旅先での出会いをZINEとしてまとめた冊子シリーズ『レーゲンボーゲン(REGENBOGEN)』をもとに開催されるもの。同作では、今までにラトビア、エストニア、メキシコ、スウェーデン、デンマークと続き、角田ならではのやさしい光と色彩で世界の魅力を表現してきた。この春刊行したシリーズ初のアジア号タイ・チェンマイ編では、山岳民族たちのハンドクラフトとその暮らし、無数のコムローイ(ランタン)が空に舞うイーペン祭(ロイクラトン)の幻想的で美しい夜など、タイの“北方のバラ”とも言われる美しい古都・チェンマイの魅力溢れる情景が紹介されている。同展では、角田明子が旅先で出会った魅力あふれる世界のグランマ(おばあちゃん)たちの写真によるミニ展示コーナーも登場。また、角田明子がチェンマイを訪れるきっかけとなった、HIVに母子感染した孤児たちの生活施設としてスタートしたBan Rom Saiで作られた雑貨や、ミュベールのミューズでもあるグランマチャームの限定商品の販売も行われる。その他、8月4日には角田明子とNPO法人バーンロムサイジャパン代表である名取美穂による、“チェンマイ”をテーマにしたトークイベントも開催される予定だ。【イベント情報】「REGENBOGEN~a walk around Chiang Mai」会場:GALLERY MUVEIL住所:東京都港区南青山5-12-24 シャトー東洋南青山地下1階会期:7月30日~8月14日時間:11:30~20:00
2016年07月27日角田明子写真展「REGENBOGEN~a walk around Chiang Mai」が開催。2016年7月30日(土)から8月14日(日)まで南青山にあるミュベール(MUVEIL)のコンセプトショップ、ギャラリー ミュベールにて行われる。フリーランスのフォトグラファーとして広告、雑誌や書籍、CDジャケット、写真展開催など、さまざまな分野で活躍する角田明子。彼女が2012年から刊行しているZINE「レーゲンボーゲン」は、彼女が訪れたエストニア、メキシコ、スウェーデンなど、世界各国での出会いを記録しているシリーズだ。本展ではタイ・チェンマイを舞台に、山岳民族たちのハンドクラフトとその暮らしや、無数のランタンが空に舞うイーペン祭の幻想的で美しい夜など、美しいチェンマイの魅力を紹介する。彼女ならではのやさしい光と色彩があふれる作品に映し出されるチェンマイ人々や街並みは、あたたかくゆったりとした空気感に包まれている。さらに同展では、彼女が世界各地で出会った素敵なおばあちゃんを捉えた、グランマたちの写真のミニ展示コーナーも登場。会場では角田がチェンマイを訪れるきっかけとなった、HIVに母子感染した孤児たちの生活施設、Ban Rom Saiで作られた雑貨や、ミューベルのグランマチャームも限定販売される。また、8月4日には角田とNPO法人バーンロムサイジャパン代表、名取美穂による、「チェンマイ」をテーマにトークイベントも開催。【開催概要】REGENBOGEN~a walk around Chiang Mai会期:2016年7月30日(土)~8月14日(日)開催時間:11:30~20:00会場:ギャラリー ミュベール住所:東京都港区南青山5-12-24シャトー東洋南青山 B1F■角田明子・名取美穂 トークイベント開催日:2016年8月4日(木)開催時間:18:30~【問い合わせ先】TEL:03-6427-2162
2016年07月26日佐野瑞樹、大樹の兄弟ユニットによる公演WBB vol.10『懲悪バスターズ』が5月に上演される。作・演出・出演をする佐野大樹と、佐野の舞台に初出演する鈴木勝吾が、作品にかける想いを語ってくれた。WBB vol.10『懲悪バスターズ』チケット情報「今作は子供にも観に来てほしい。家族で楽しめる舞台にしたいです」と話す佐野。瑞樹演じる天才科学者と、田村亮(ロンドンブーツ1号2号)演じる悪霊によるハートフルコメディ。「落ちこぼれの悪霊とそれを退治する気難しい天才科学者が、お互いを知って仲良くなっていくストーリーです。今回のテーマは『知ること』。病気にしても何にしても知ることで怖くなくなるじゃないですか。未知なものにみんな恐怖を感じるから、そこを描けたらいいなって」鈴木は悪霊役。佐野は「色んなチラシ見るたびに(鈴木の)名前があるんですよ。きっとみなさんお願いしたがる方なんだろうなと思って」と話す。鈴木は「コメディはそんなに体験してきてないのですが、年々『勝吾くんっておかしいよね』って共演者から言われるようになって…(笑)。自分のズレてるところが出せたらと思っています」今作の構想を「お祭りのイメージ。普段はやらないダンスを取り入れたり、いつもより派手に。身体と体力で見せたいですね。どれだけ演劇的に表現できるか」と佐野が語ると、鈴木も「絶対そっちの方が楽しいと思います。演劇でしかできないことだから」と目を輝かせた。記念すべきWBB10作目。佐野は「今作の目標として、最後の最後までこだわり続けたい。どこまで追求できるか、その勝負はしたいです。大人になるとできないこともわかってしまうから、わがままを言わなくなったりもするんですけど、その時期を経て、それじゃだめだよなと思いました。嫌われてもいいからギリギリまで詰めていきたいです」。それに対し鈴木が「すごく共感します。それをやってこそ、ですよね。観客の前に出すものであること以前に、自分が選んでやっていることだったりするので、やっぱり納得いくまでやりたい」と話すと、佐野は「素晴らしい!」と笑顔を見せた。「大樹さんの想いを聞いて、僕ももっと頑張んなきゃなと思いました。夢が詰まった楽しい作品に必ずしようと思います。がんばって踊ります!」(鈴木)「今回は先輩方が多いのでプレッシャーはありますけど、そこは信じて、自分のやりたいものをまっすぐぶつかっていけたらなって思います」(佐野)WBB vol.10『懲悪バスターズ』は5月19日(木)から5月22日(日)まで東京芸術劇場 プレイハウスにて。その後、兵庫にて上演。チケットは発売中。取材・文:中川實穗
2016年04月25日フォトグラファー・角田明子による写真展「ノルウェーのサンタさんを訪ねて」が、12月15日から25日まで東京・青山にあるミュベール(MUVEIL)の旗艦店GALLERY MUVEILにて開催される。角田明子は「穏やかで優しい時間と希望の光」をテーマに、広告や雑誌、CDジャケットなどを手掛けるフォトグラファー。プライベートワークとして、サンタクロースを撮り続けている。同展では、そんな角田明子が昨年、友人のサンタクロースを訪ねたノルウェーでの旅の様子を写した数々の作品を出展。ノルウェー語でユーレニッセン(Juleniss=妖精)と呼ばれるサンタクロースは、小柄な姿で農家の納屋に住むとされており、家や土地の守り神として国民から愛されている。今回は、角田明子がそんなユーレニッセンたちから教わったクリスマスの過ごし方や、旅で出会ったノルウェーの美しい情景を紹介。なお、写真の展示に合わせて、写真集やグッズの販売も行われる。また、12月11日から25日まで、大阪では異文化体験スペース・SAAにて、「サンタさん in OSAKA」を開催。真夏のコペンハーゲンで行われた「世界のサンタクロース会議」にて撮影した写真を始めとしたサンタクロースの様々な写真が展示される。【イベント情報】「ノルウェーのサンタさんを訪ねて」会場:GALLERY MUVEIL住所:東京都港区南青山5-12-24 シャトー東洋南青山 地下1階会期:12月15日~25日角田明子写真展「サンタさん in OSAKA」会場:SAA住所:大阪市西区江戸堀1-16-32 E-BUILDING 1階会期:12月11日~25日休館日:日曜日入場無料
2015年12月15日ジャニーズ事務所所属の俳優、佐野瑞樹と、演劇ユニット*pnish*のリーダー、佐野大樹による兄弟演劇ユニット「WBB」。同ユニットの第9回公演、WBB vol.9『殺意は月夜に照らされて』が11月14日(土)より東京・赤坂RED/THEATERで上演される事が決定した。「WBB」は毎回、遇数回公演は弟の佐野大樹が企画を担当する通称「Side-B」、奇数回公演は兄の佐野瑞樹が企画を担当する通称「Side-W」のふたつの形式で行われている。奇数回となる今回は佐野瑞樹が得意とするワンシチュエーションコメディ作品。脚本を務めるのはフジテレビ系ドラマ『ロストデイズ』などで知られる徳尾浩司。キャストは佐野大樹、佐野瑞樹のほか、ミュージカル『薄桜鬼』、舞台『K』などに出演した俳優の荒牧慶彦、劇団「柿喰う客」に所属する俳優の永島敬三、劇団「動物電気」に所属する森戸宏明など、多彩な面々。物語は、豪雨の中、結婚式の参列者が車で2次会に向かう所から始まる。途中、車が動かなくなってしまい、とある洋館を訪ねる一同。彼らを迎えたのは、温かい食事、清潔なベッド、燃えさかる暖炉。だが、洋館の住人の姿はどこにもない。まるで、彼らが来ることが分かっていたかのような・・・。恐怖が笑いを、笑いが恐怖を誘うサスペンス風ワンシチュエーションコメディだ。同作の上演決定に際し、佐野瑞樹は「WBBもあっという間に9回目。来年には10回記念公演が待っています!その前に、僕が企画を担当するSide-Wの純粋なコメディの力というものを存分に魅せつけたいと思います!! まずは脚本。そしてガチな役者勢。それを支えるスタッフと一丸となって笑わせます!!こだわりのワンシチュエーションコメディ、観たことある人もない人も、好きな人もそうでない人もぜひ劇場まで足を運んでください!! きっとほっこりとした気持ちで帰れますよ(笑)」とコメントを寄せている。WBB vol.9『殺意は月夜に照らされて』は11月14日(土)から23日(月・祝)まで東京・赤坂RED/THEATERにて上演。チケットの一般販売は10月10日(土)午前10時より開始。
2015年09月07日佐野瑞樹・佐野大樹の兄弟プロデュースであるWBB Vol.8公演『ネバー×ヒーロー』が6月26日に幕を開けた。みず=WATER、だい=BIG、兄弟=BROTHERSの頭文字を取って名付けられた通り、佐野兄弟が全力でエンタメ舞台をお届けするユニットだ。今回、企画・演出を手がけたのは弟の佐野大樹。彼らが選んだ題材はヒーロー!【チケット情報はこちら】舞台は悪の組織“ヨゴス”に対抗して設立された正義の組織“ヒーロー協会”が正義の中枢と呼ばれていた時代。協会に雇われた彼らは給料制で、活躍によって決まる“ヒーローポイント”が0になるとライセンスを剥奪され、引退しなければならなかった……。しかし、ここにポイントの残りがわずか5点という崖っぷちヒーローがいた。その名もギブアップマン(佐野瑞樹)。「おばあちゃん、荷物重そうだね。このギブアップマンが持ってあげますよ」と、姑息(?)にポイントを集める彼をアシストするのは、優秀すぎるサポートヒーローのシュン(神永圭佑)。この日も、なんとかギブアップマンにポイントを稼いでもらおうと怪人ヨゴレール(小林健一)に立ち向かうが、強すぎて自分が倒してしまう。「スターゲイザーメテオストライク!」とカッコよく、必殺技を決めた後、「しまった!」と慌てるもすでに遅し。リポーターの平岡(稲垣成弥)にマイクを向けられ、逃げ出してしまう。そのシュンを目障りに思う、同じくサポートヒーローのキッド(安川純平)は「キライなんです」と愛らしい笑顔で毒を吐く。そんな彼がいやいやながらもサポートするビリーマン(ヒカリゴケ片山)も努力のわりにポイントは今ひとつ伸び悩み、ギブアップマンに「辞めようかな……」と愚痴る日々。しかし、それを聞いたギブアップマンは「俺はヒーロー以外にできることがないからなあ」と明るく、笑う。そんなある日、やることすべてが裏目に出て落ち込むシュンのもとに最強と謳われるヒーロー、アルティメット・ソリューション(小野健斗)からスカウトが……けれど、シュンには絶対にギブアップマンのサポートでいたい理由があった。一方、負け続けるヨゴレールはついに自分の上司であるドクロマンサー(佐野大樹)に退職を申し出る。しかし、ドクロマンサーは高笑いとともに「退職は契約不履行で違約金だ!」と言い放つ。失意のヨゴレールは謎の男が差し出す薬に手を伸ばし――暗躍する要注意人物(和田雅成)、ポイントを減点し続ける監察官(斉藤コータ)、彼らの記録を語る記者(権藤貴志)、果たしてその正体は?問われるのは辞めない強さと真の正義。これは、うんと笑えて情けなく、けれどとてつもなくカッコイイ伝説のヒーローの物語。今回もいかにもWBBらしい肩の力を抜いて観れるアクションコメディ作品に仕上がっており、照明、音響効果を駆使し、数々のシーンをコミカルに演出。パワーマイムで表現するヒーローバトルも見応え十分だ。公演は6月30日(火)まで東京芸術劇場シアターウエストにて。7月3日(金)~5日(日)にはグランフロント大阪北館4Fナレッジセンターにて上演される。取材・文:おーちようこ
2015年06月29日森永製菓は5月下旬から、「ミルクキャラメル」「あずきキャラメル」、6月2日新発売の「ココナッツミルクキャラメル」に、直木賞作家の角田光代氏、朝井リョウ氏による書き下ろし小説が掲載された限定品を発売する。価格は各・税込123円。期間は8月までを予定今回の小説コラボでは、角田氏、朝井氏という年代と性別が異なる直木賞作家の2人が「森永ミルクキャラメル」の魅力を表現。ミルクキャラメルと自分の思い出を投影できる、心温まるストーリーが繰り広げられているとのこと。一つの物語は3話で完結し、合計6種類のパッケージがある。
2015年05月22日ジャニーズ事務所所属の俳優・佐野瑞樹と、演劇ユニット*pnish*のリーダー・佐野大樹による兄弟演劇ユニット「WBB」の第8回公演、WBB vol.8『ネバー×ヒーロー』が決定した。偶数回となる今回は弟である佐野大樹による企画、通称Side-B。まるで漫画の世界観をそのまま舞台に持ってきたようなアクションコメディ作品になるという。脚本にコメディユニット磯川家の代表にして『朝ドラ殺人事件』等、数多くのドラマ脚本も手掛ける保木本真也を迎え、WBBでは初めて大樹自らが演出を担当する。物語は悪の怪人が現れる町を舞台に、ヒーローやそのサポート役のバディ達によるハートフルアクションコメディ。バカバカしくありながらも、熱い友情と人間ドラマにスポットを当てた、Side-Bらしい作品だ。出演は佐野兄弟の他、舞台や映像の世界から個性豊かな俳優陣が顔を揃える。最近では『学校のカイダン』等、TVドラマでも活躍中の神永圭佑。『タンブリング』等、数多くの舞台で人気を博している安川純平。そして、元お笑いコンビ「ヒカリゴケ」で、現在はピン芸人として活躍するヒカリゴケ片山。また、昨年1月より俳優としての活動を休止していた小野健斗が本作で舞台復帰を果たす。小野は過去に『天装戦隊ゴセイジャー』でゴセイブルー役を演じていたが、本作で再び「ヒーロー」役に挑むという点にも注目が集まる。他に小林健一、稲垣成弥、和田雅成が出演。公演は6月26日(金)から30日(火)まで東京芸術劇場 シアターウエストにて、7月4日(土)・5日(日)にグランフロント大阪北館4Fナレッジシアターにて上演される。チケットの一般発売は5月24日(日)午前10時より。
2015年04月07日映画『迷宮カフェ』の初日舞台あいさつが7日、東京の角川シネマ新宿で行われ、女優の関めぐみ、市川由衣、角田信朗らが登壇した。同作は、自殺願望や骨髄移植という重い題材を軸に、サスペンスと少しのユーモアを交えて紡ぎ出す心温まるヒューマンドラマで、「過去が謎に満ちている美しき店主・マリコが営む人里離れた一軒のカフェ。そこを訪れる客が次々に失踪するという噂を聞きつけて真相を探りにきた週刊誌記者・榎木田。そして秘密を抱えた3人の常連客。それぞれの心が『骨髄移植』を通してひとつに繋がっていく…」というストーリー。主演のカフェの店主役を務めた関は、今回の役を演じるにあたり「役をいただいたときに、女性としての強さと柔らかさを持ち合わせた人だなというイメージだったので、感情の起伏を出さずにフラットなテンションでいました。自分とは違うタイプですが、現場で個性豊かなキャラの中にいるときは、冷静でテンションを上げないようと思っていました」と気を付けたという。一方、自殺願望があるボディビルダー役を演じた角田は、「今回の映画のテーマが『骨髄移植』と『自殺』ということで、僕はK-1という大きな舞台で一緒に戦った、白血病で亡くなったアンディ・フグと、自らの命を絶ってしまったマイク・ベルナルドという2人の偉大なファイターに導かれるように、この映画にたどり着いたような気がするので、彼らにこの映画を捧げたいなと思いました」としみじみと語った。また、映画の内容にかけて、自身の14歳の頃の様子を聞かれた関は、「『入っちゃいけない』って書いてあったら入りたくなって、『熱い』って書いてあっても触ってみないと分からないということで、ケガはたくさんしていたらしいのですが、今も変わっていないと、最近、両親から聞きました」と意外な一面を明かし、市川は「ちょうどグラビアでデビューした年で、初めての仕事がオーストラリアでバンジージャンプをやるという仕事だったことが印象に残っています(笑)」と笑顔。角田は「いじめられっ子で仲間外れにされて過ごしてきて、14歳のときに『空手バカ一代』というマンガを読んで、このマンガに出てくるすごい空手家になりたいと思いました」と空手家になったキッカケを明かした。このほか、舞台あいさつには藤原薫、大迫一平、荒川ちか、帆根川廣監督が登壇した。映画『迷宮カフェ』は3月7日(土)より角川シネマ新宿ほかで公開中。
2015年03月08日正道会館最高師範の空手家で、世界的格闘技イベントのK-1では競技統括プロデューサーを務めた角田信朗さん。歌手、俳優、タレントとしても多彩に活動しており、お茶の間でもおなじみの存在ではないでしょうか。そんな角田さんですが、実は関西外国語大学外国語学部英米語学科卒で、英語科の教員免許も取得している一面もあります。しかしながら、英語留学経験は一切ないとのこと。では、どのように英語力を身に付けられたのか、格闘家としてのエピソードも併せてお話を伺いました。――まず、角田さんが最初に英語に興味を持ったきっかけを教えてください。小学生のころ、僕はすごいいじめにあっていて、強さに対するあこがれを人一倍持っていました。そんな時、当時はやっていたブルース・リーの映画を見ました。よく聞けばブルース・リーは、本当の武術家であり役者で、32歳の若さでたった4本の作品を残して亡くなった、と。僕はファンになって、何回も何回も、お小遣いをはたいて映画を見に行きました。映画館を出ると「アチョー!アチョー!」とブルース・リーのまねをする子供がたくさんいたのですが、僕もご多分に漏れずまねをしていました。学校で始めて英語の教科書を開いたばかりの中学生のころ、もっとブルース・リーに近づきたいからと、親に頼んで映画のサウンドトラックのLPを買ってもらったんです。サウンドトラックに入っていた映像のないドラマの音声を聞いて、付属のスクリプトを読んで、ブルース・リーのせりふやシーンを再現したり、次第にテーマ曲を覚えたりもしました。そうして、英語の授業で教科書を読まされると、先生に「なかなかうまいね」と言われます。褒められると嬉しいから、また家に帰ったらLPを聞いて……と繰り返していました。――英語は得意科目だったようですね。大事なのは、「どこに行くかより、何を学ぶか」だと思います。英語に興味があって行った関西外国語大学を卒業するまで、僕は海外旅行すら行ったことがありませんでした。「留学されていたんですか」とよく聞かれますが、「いえ、英語は大阪で習いました」と答えています。大学生のころ、キャンパスにいる留学生を捕まえて「空手を教えてやるから」と、一緒に飯を食いに行き、そこで覚えた生の英語が、一番役に立っていますね。――英語を好きになるためにはどうしたらよいでしょうか。日本人はアクションを起こすのが下手なんです。例えば、「on」と書くところを「to」と書いたら「×」とされ、「話しても通じないのでは」と考える人も出てくる。でも、そんなこと気にせず、僕が大学生のころにやったように、街やバーにいる外国人の方を捕まえればいいわけです。ほかにも、今は映画のDVDも「字幕付き」「字幕なし」を選べます。最初は「日本語字幕付き」でストーリーを頭に入れ、次は「英語字幕つき」で何を言っているのかを聞き、最後は「字幕なし」で見るというトレーニングは効果あると思います。僕もよくやっていますが、好きな映画なら退屈はしません。――「英語が話せてよかった」と感じたのはどんな時でしたか。海外の格闘家とのエピソードも聞かせてください。K-1の競技統括担当の立場では、大会前日のルールレビューも英語で行ったり、正道会館を海外に広めたいという方とも、コミュニケーションを取ったりしています。関西外国語大学で身に付けた英語は、こんなところで役立つんだなぁという感覚です。あとこんなエピソードもあります。かつて日本人に愛され、今年で13回忌を迎えるアンディ・フグという選手がいました。ドイツ語圏の彼でしたが、ハリウッドスターになりたいという夢もあって英語を一生懸命勉強していました。僕が英語を話せたこともあって、アンディは「カクタ、マイフレンド」と慕ってくれました。一緒にバラエティー番組に出ることもありました。通訳だったら普通に訳すところを、僕はアンディの言葉をバラエティーに慣れた人間としてアレンジするんです。例えば、とんねるずの番組で出演者が「ゲームに勝ったらアンディと戦いたい」と言って、アンディが「Good Spirits!」と返した時、「よい精神ですね」というのを、僕が「見上げた野郎だ」と訳すとウケるわけですよ。そうしたらアンディは「カクタとテレビに出る時は通訳はいらない。カクタンディだ」と喜んでくれたんです。そういった関係から、アンディに子どもが生まれた時は「日本語に聞こえる名前をつけてくれ」と言われました。「セイヤ」という名前をつけましたが、友達関係以上の厚い信頼を感じました。――これから角田さんが、英語を使ってチャレンジしたいことはありますか。海外で試合をやる時は、必ず現地の言葉でスピーチをしていました。こういった外国語でのパフォーマンスは今後もいろいろとやっていきたいです。あるいは、サッカーの国際試合で「君が代」を歌わせていただいたことがありましたが、そんな職業ありませんが、色んな国の国歌を歌う「国歌斉唱請負人」という職業を作って、やってみるのも面白そうです。あとは、これまではあまり考えていなかったけど、ハリウッドも視野に入れています。語学とリンクしたことでやりたいことを考えると、ハリウッドが出てくるんですね。そのため、最近錆び付き気味の英語力をもっと高度にするために、ネイティブスピーカーとのプライベートレッスンにも取り組んでいます。お金を出して学べば、それだけ真剣味も増しますし(笑)――最後に、英語を学ぶ人にメッセージをお願いします。さっきも言いましたけど、「どこに行くかより何を学ぶか」なんです。海外に半年おっても英語を全く話せない人がいる反面、大阪におっても英語を話せる人もいます。また、強くなりたいからと空手を始めた自分の可能性が、今はこんなに広がっているのは、英語を話せたことも理由にあります。皆さんも、英語を身に付けることで可能性を広げるチャンスをつかめるかもしれません。■お話を伺った人 角田信朗さん。大阪府出身。関西外国語大学英米語学科卒業 英語教員免許取得(中学1級、高校2級)。正道会館空手最高師範。空手家としてだけでなく、俳優、声優だけでなく、国歌斉唱を行うなど歌手としても活躍。多彩な才能を持つ。ギネスブック認定バット折り世界記録保持者でもある。■著書 「悔しかったらやってみぃ!!」(幻冬舎) 「角田信朗のフルコンタクト英会話」(講談社) 「角田信朗のボディトレーニング」(日本文芸社) 【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月03日小豆島ヘルシーランドは4日、瀬戸内海に浮かぶ小豆島にある、樹齢1,000年のオリーヴの大樹が開花したと発表した。1908年(明治41年)、日本で初めてオリーヴ栽培に成功したのが、瀬戸内海に浮かぶ小豆島。年間平均気温や降雨量、日照時間など、オリーヴ栽培が盛んな地中海に気候が似ていることや、さまざまな先人の努力もあり、いまや日本で唯一の「オリーヴの島」となった。日本で現存しているオリーヴは、樹齢で言えば一番古くて100年ちょっと。2011年3月12日、その古木の10倍以上の年月を生き抜いてきた大樹が、スペインのアンダルシア地方から、約1万kmの海路を約1カ月間かけて小豆島に到着。同社のオリーヴの森にやってきた。その夏には、しっかりと青く若々しい枝葉を伸ばしたその大樹を農園チームの精鋭が大切に管理し育てたところ、同社のオリーヴの森でついに開花した。もし、花が受粉すれば、オリーブの実が近日結実する可能性もあるという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月15日