自然治癒力や免疫力を高めたり、新陳代謝を上げてデトックスする効果があるといわれ、いま注目されている酵素。しかし酵素の力を普段の食事に取り入れたいとは思っていても、発酵食品を自宅で作るのは手間暇がかかりすぎるとか、話題のローフードは材料や作り方が少し特別でなかなか始められないという方も多いのではないだろうか。そこで酵素栄養学に興味をもってマクロビオティックやローフードを始めとする菜食普及活動をしていらっしゃる高嶋綾也さんに混ぜるだけの簡単レシピを教えていただいた。ひじきと春菊の酢醤油和え【材料】乾燥ひじき 20g春菊など旬の葉野菜 50g玉ねぎ 150g(約1個)<ドレッシング>醤油 大さじ1アガベ 小さじ1(メープルシロップ、みりんなどの甘味でも可)リンゴ酢 小さじ1白いりゴマ 小さじ11)乾燥ひじきは水につけて戻し、必要に応じて食べやすい大きさに切る。玉ねぎはスライスして必要に応じて水にさらす。春菊などの野菜は食べやすい大きさに切る。2)ドレッシングの材料をすべて混ぜて1と和える。すぐに食べてもいいが、翌日くらいまでなじませても玉ねぎがドレッシングを含んでおいしい。ポイントは旬の野菜を使うこと。春菊は10月から2月までが一番おいしいので、旬の野菜のサラダで酵素パワーを取り入れよう。またひじきなどの海藻類もデトックスを促してくれる。次のページで「バナナとキャロブ(ココア)ボール」をご紹介。バナナとキャロブ(ココア)ボール【材料】完熟バナナ 120gココナッツフレーク 60gキャロブ(ココア) 20gメープルシロップ 20gシナモン 少々バニラエクストラクト 少々1)バナナをフォークなどでよく潰す。2)1に残りの材料をすべて混ぜ、500円玉くらいの大きさのボール型に丸める。お好みで飾りのココナッツフレークを散らしても。本当に混ぜるだけで作れるのに、ココナッツフレーク入りのトリュフのような味わいのお手軽スイーツ。キャロブパウダーは自然食料品店やネット通販で購入できるが、砂糖などの加えられていないココアパウダーでも代用できる。シナモン入りなので、ハロウィンはもちろん、これから年末にかけてのパーティーシーズンでも喜ばれる簡単レシピだ。23歳頃から畜産業の実態や環境に与える影響、健康のことを考えて菜食を始められた高嶋さんは、現在では菜食普及活動家として有名。穏やかでやさいしい人あたりと透明感のあるルックスから、ローフード界のプリンスと言われるほど、全国にファンも多い。実際にはローフードだけにこだわることなく、菜食を中心にカラダにいいものをカラダが欲するように食べるのがモットーという高嶋さんはご自分で腕をふるう『そばカフェ』も毎月最終火曜日に開催している。メニューは蕎麦、カレー、スイーツから選べ、料金はお好きな金額だけを支払うというもの。有機石臼挽きそば粉を使用した手打ちそばに鰹や鯖などは使わず、きのこ、野菜、海藻などからとった出汁のそばつゆ、ルーやカレー粉を使わずにスパイスから味を作り、野菜と穀類、豆類を使ったスープ系のカレーを楽しむことができる。また高嶋さん手作りの器もお好きな金額で持ち帰ることもできる。実際に高嶋さんに会ってみたいという方にはオススメのイベントだ。『蕎麦カフェ』日時:毎月最終火曜日 11:00〜14:00(ラストオーダー) 要事前予約場所:Mooring Deck Deli&Cafe モーリンデッキ相模原市中央区東淵野辺4丁目31-14TEL:042-776-1050料金:お好きな金額を支払うドネーション方式予約メール:ryoya@peacefulcuisine.com取材/鶴賀奈穂乃
2011年10月19日