2013年に亡くなった桜塚やっくん<やっくん、おはよう><今日もお空から見守っててね><大好きだよ>10月5日、2013年に交通事故で亡くなったお笑いタレント・桜塚やっくんの命日を迎えた。上記の書き込みは、今も残されたやっくんのブログ『桜塚やっくんの見ないとがっかりだよ!!』の最後の投稿「ここ最近の事など。」に最近、書き込まれた読者からのコメント。やっくんが亡くなって今年で8年――。ブログのコメント欄には、今もファンによるコメントが続いている。その数、9万4000件以上。■思い出される飯島愛さんのブログ「やっくんといえば、セーラー服に竹刀を持った“スケバン恐子”の『がっかりだよ!』という決めフレーズで一世を風靡。『エンタの神様』を中心に数多くのバラエティー番組に出演していました」(テレビ局関係者)やっくんはお笑いタレントとしての活動に加え、全員男性のガールズバンド・美女♂men Zのボーカルとしても活動しており、亡くなったのは、バンドでライブ会場の熊本に向かっている最中だった。「やっくんらが乗ったワンボックスカーは山口県美祢市の中国自動車道で単独事故を起こし、車外に出たところを後継車にはねられてしまいました。死因は心臓破裂。当時やっくんは37歳で、突然の訃報に芸能界内外から悲しみの声が広がりました」(芸能関係者)そんな中、ひっそりと残されたやっくんのブログ。前述どおり、本人不在でありながら、毎日のように新しいコメントが増え続けている。「先月9月24日のやっくんの誕生日には、祝福コメントも相次ぎました。こういった現象で思い出されるのは、2008年に亡くなった元タレントの飯島愛さんのブログ(現在は閉鎖)。飯島さんが亡くなってからもブログにはコメントが相次ぎ、閉鎖されるまでの7年間、書き込みが続きました。飯島さんのブログは多くのファンにとって心の拠り所となっていたようです」(同・芸能関係者)ブログだけではない。例えば、昨年、新型コロナウイルスで亡くなった志村けんさんのインスタには、5万件を超えるコメントが。最近では、<園長!相葉くんが結婚したよ〜!>と、先日結婚を発表した嵐・相葉雅紀について報告する書き込みも多く見られた。同じく昨年亡くなった三浦春馬さんのインスタを見てみても同様で、最後の更新記事についたコメントはなんと40万件にも迫る勢いだ。ほか、竹内結子さん、小林麻央さん、元KARAのク・ハラさんの残されたSNSにも、今なお新たなコメントが書き込まれ続けている。亡くなった人(以下、故人)のSNSに、なぜコメントを続けるのかーー。■故人との対話の“窓口”「一般的に、大切な人と死別した事実との向き合い方には正解もなく、人によってさまざまな形があります。故人のことを、今の自分にとってどのような人と捉えるかも人それぞれ。ただ、故人に対して、かなり遠くに行ってしまった、心の交流ができない異次元にいる存在だと思う人は少ない。どちらかといえば、亡くなってからも、どこか近くで“自分のことを見てくれている”という距離感を持っている人の方が多いと思います」そう話すのは、精神科医であり産業医でもある井上智介先生。その距離感の中で、日本では故人との対話の“窓口”として、仏壇やお墓がその役割も果たしているという。「しかし、芸能人などの有名人は、それらの場所が一般的に公開されていません。そこで、ブログやインスタなどが、故人との対話の窓口となって活用されているのでしょう」(以下、カギカッコは井上先生)さらに、SNSに“書き込む”という行為は、心にこんな影響を与えるという。「仏壇に手を合わせ、故人と心の交流をすることで、自分の気持ちを落ち着かせることができる。故人のブログなどに書き込むことも、同じことが考えられます。さらには、モヤモヤとした気持ちをそのまま放置するのではなく、しっかり言葉に表すことで、自分の気持ちと向き合えるんです」これを繰り返すことで、少しずつ楽しい記憶を思い出し、過去のつらい気持ちをほぐしていくこともできるという。井上先生曰く、死別によって起こる悲しみをコントロールする方法として、“故人に向けて手紙を書く”という方法があるそうで、「手紙を書くことで、ゆっくりと自分のペースで、気持ちを整理することができます。さらに、相手が読んでくれるという期待が対話を成立させる。頭で思っているだけであれば、相手とつながっているという感覚を持ちづらく、対話が成立しにくい。SNSに書き込むという行為には、手紙を書く行為に通じるものがあると思います」また、書き込みにはファン同士の“絆”も。これには同じ体験をした者同士だからこそ、深くわかりあえることがあるという。「悲しいのは自分だけではないことが実感できたり、勇気をもらえたり、気持ちの整理の仕方を学ぶこともできる。孤独感を和らげ、ここなら大丈夫という自分の中の悲しい気持ちを安心して吐き出す場所にもなっていると思います」しかし、なぜ「生きてる人」ではなく「亡くなった人」のSNSなのだろう。「これは生きているか亡くなっているかの問題ではありません。大前提として、亡くなっている人のファンであり、その人とのつながりを感じる行為です。大切な人が命を落としたからといって、それで終わりではありません。だからこそ、生きているころと変わらぬ形で、そのままSNSに書き込みをするのでしょう」“目に見える形としては失われても、故人との関係がすべて失われたわけではない”と井上先生。生前、たくさんのものを届けてくれた芸能人たち。彼らは亡くなったあとも形を変え、私たちの中で生き続けているのかもしれない。
2021年10月05日今年5月に還暦を迎えた。7月31日には都内でバースデーライブを開催予定。詳細は公式ブログでかつて世間の注目を集めた有名人に「あのとき、何を思っていたか?」を語ってもらうインタビュー連載。当事者だから見えた景色、聞こえた声、そして当時は言えなかった本音とは? 第27回は、きょうだいグループ・フィンガー5のメインボーカルとして一世を風靡した晃。救急車で何度も運ばれ、点滴を打ってコンサートをしていた少年時代から、突然の芸能活動休止、サラリーマン転職を経て学んだこととは。「当時を振り返ると、まるでジェット機に乗っていたような感じだったね」’73年に発売した『個人授業』が100万枚を超える大ヒットとなり、一世を風靡したきょうだいグループ・フィンガー5。そのハイトーンボイスでメインボーカルを務めていたのが、四男の晃。彼の音楽ルーツは日本返還前だった地元・沖縄での活動だった。「父親が米軍基地に勤めるアメリカ人向けのAサイン(米軍公認)バーをやっていたこともあり、アメリカの音楽が身近だったんです。それで上の3人の兄貴がそのバーでバンド演奏をするようになって、“そんなに上手なら東京に行ってみたら? ”というアドバイスを真に受けて、家族で上京することにしたんです」■せっかく東京にきたから当時、沖縄から県外に出るときはパスポートが必要な時代。活動を行うための就労ビザが下りるまで1年ほどかかったという。「まったくコネも人脈もない状況で東京に来たから、最初は米軍基地で歌っていたんだ。当時は子ども=童謡を歌うという時代だったから、洋楽に影響を受けた音楽をやっている俺らはまったく需要がなかった。でもせっかく東京に来たから……と、同じ沖縄出身で東京ですでに活躍していた仲宗根美樹さんを頼ることにしたんだ」『紅白歌合戦』に出場するなど、沖縄出身歌手の先駆者的存在だった仲宗根の紹介もあり、『ベイビー・ブラザーズ』名義で同じレコード会社からレコードを発売できることに。そして噂を聞きつけた音楽プロデューサーの目に留まり、バンド名を変え、フィンガー5として再デビューすることになる。「最初はバンド形式だったけど、ダンスを入れたほうがいいと半年かけてレッスン。それで阿久悠先生たちを前に披露したところ気に入ってもらえて、『個人授業』をリリースすることに」再デビューが決まったものの、当時あった音楽番組のオーディションでは落選する日々が続いたという。「ようやく決まったNHKの番組に出たら、電話がパンクするぐらい反響があったみたい。それで今度はNHKラジオの番組に出たんだけど、リハーサルで布施明さんがかけていた大きなサングラスがカッコよく見えて。それで本番までの間にデパートに買いに行って、本番でかけたんだ。ラジオだからリスナーには見えないんだけど(笑)。そしたらプロデューサーが気に入って、そこから俺のトレードマークになったんだよね」■活動を続けていたら本当に死んでいた晃のハイトーンボイスや小学生がサングラスをかけるというギャップなどが受け、一気に大ブレイクを果たす。「小学生なのに深夜まで働くのも日常茶飯事。通っていた小学校の先生が理解があって、先生公認で授業中は寝ていたね(笑)。雑誌の取材なんかを入れると、1日に30本ぐらい仕事をこなす日も」あまりの多忙ぶりに当時の国会で問題視され、児童福祉法が厳しくなったほど。「それで『紅白歌合戦』には出られなくなったんだ。もともときょうだいの中でいちばん身体が弱かったこともあり、日ごろから点滴を打って活動していたし、何度も病院に運ばれた。でもマネージャーに“こんなに楽しみにしている人たちがいるのに、休んだら悲しむよ”と言われちゃうと、なぜか本番は元気にこなせるんだよね(笑)。主演映画を3日半で撮り終えるとか、とにかくめちゃくちゃなスケジュールだったね」変声期を迎えた7枚目のシングル『華麗なうわさ』を出すころにはこんな事件が。「声変わりをさせたくないマネージャーが、親の許可なく女性ホルモンの注射を打たせようとしたんだ。でも女性ホルモンを打つと、男性器などの成長も止まるらしい……と噂で聞いていたから、マセガキだった俺が断固拒否して難を逃れたのよ(笑)」テレビ局のセキュリティーも今ほど厳しくなかったこともあり、“誘拐未遂事件”も。「フィンガー5の関係者と名乗ってテレビ局に入ってきた女性に無理やり連れだされそうになったことも。そんな死ぬ気で働いて当時の月給は50万円ほど。俺らが物販を始めたタレントの先駆けなんだけど、サングラスや文房具、ぬり絵なんかも出して億単位で稼いでいただろうに、事務所はどんだけピンハネしていたんだって感じだよね」そんな芸能活動に疲れ果てたこともあり、人気絶頂だった’75年に日本での活動を休止しアメリカに渡ることに。「中学1年生で体重が30キロ台しかなく、あばら骨が見えるほどガリガリにやせ細っていたし、あのまま活動を続けていたら本当に死んでいたと思う。でも当時の芸能界は入れ替わりが激しかったから、半年ほど日本から離れただけで人気がなくなって、芸能界から離れることにしたんだ」■心をこめないとお客さんの心を動かせない最初に勤めた電器店の営業では知名度を利用してトップセールスマンに。「飛び込みセールスをしていたんだけど、訪問先でフィンガー5時代の曲を歌うと喜んでくれて商品がよく売れたよ(笑)。その後は兄のスナックを手伝ったり、不動産会社で設計の仕事を経験したね」勤務先の不動産会社が経営悪化したこともあり、好きだった音楽活動を再開させる。「まずはお金をいただいてお客さんの前で歌えればいい……と、知人のスナックや飲食店で歌わせてもらう日々が続いたね。また音楽だけで食えるようになるまでには、5年以上はかかったかな」紆余曲折を経たこともあり、今は客前で歌えることが何より幸せだと笑顔で語る。「新型コロナの影響で昨年から活動がほとんどできていない状況だけど、ダイレクトにお客さんの反応が見えるライブは1度やったら病みつきになるよね。新型コロナが収束したら、ソロで全国ツアーをやるのが目標なんだ」近年はパニック障害などを公表する芸能人も増えているが、殺人的なスケジュールをこなしていた先輩としてこうアドバイスする。「事務所社長が知人ということもあって、デビュー当時のMISIAにも長く活動していくうえで大切なことを聞かれたけど、何でも話せる友達をつくることじゃないかな。心のケアができないといい歌も歌えないし、演技もできない。やっぱり心がこもっていないとお客さんの心を動かすことはできないから」そして一緒に活動してきたきょうだいたちへ、こう感謝の気持ちを述べた。「本番直前まで殴り合いのケンカをすることも日常茶飯事だったけど(笑)。でも5人で活動していたから、“ひとりじゃない”という安心感であの多忙な時期も乗り越えることができた。やっぱり信頼できる仲間って大切だよね」
2021年06月14日タレントの小林礼奈(29)が、6月5日に投稿したブログが発端となった“タンメン騒動”。連日ネットニュースで取り上げられるなど、世間から大きく注目を集めた。同日、人気ラーメン店「蒙古タンメン中本」に娘と訪れた小林は、他の客から失礼な態度を取られた出来事を「酷い話だよ」と題してブログに投稿。ブログ内では店員の対応にも言及されていたため、店側は9日に公式サイトを通じて当時の状況を時系列で説明。店内に設置された防犯カメラの映像をもとに、小林の飲食時の様子を本社幹部と店長で確認したという。「小林さん親子の他に、知人女性とその子供も一緒だったといいます。店内に一卓しかないテーブル席で食事をしていたところ、その席が空くのを待っていた家族連れ客から『遅えよ』などと急かされたそうです。また小林さんは食事中にもかかわらず、店員から退店を促されたとも記していました。そのことがきっかけで、店側がコメントを出す事態になったのです。店側がカメラで確認すると、小林さんが座った席は厨房内から見えにくい場所だったといいます。小林さんへの声かけは、『店員の勘違いだった』として店側は謝罪しました」(スポーツ紙記者)騒動が大きくなったことを受けて、8日にブログで謝罪文を出した小林。日常的に書いているブログだったことから、《ありのままを何も考えずに思ったことを書いてしまいました》と釈明。そのいっぽうで、《ただ、、芸能人だから、タレントさんだからインフルエンサーだから、、影響力があるから。と正直にお店や食べ物やお洋服、商品の感想を書いたり発信できないの?そこは表現の自由だとも反面思います》とも綴った。■店名公表に「ホリエモンと同類」11日放送の『バイキングMORE』(フジテレビ系)にVTR出演した小林は、騒動について改めて説明。番組内では小林とラーメン店の社長が電話をする様子も映し出され、両者は和解したかたちとなった。小林は番組内でトラブルをブログに綴った理由を、「悔しくて書いちゃいました」とコメント。具体的な店名を出したことについて、「実名(店名)を出しちゃったのは今回が初めて。実名は出しちゃいけなかったな」と反省する様子を見せていた。いっぽうMCの坂上忍(54)は「店名を出しちゃうっていうのは、僕はしない」とし、「批判的になるときは、実名は出さないって言うのは基本的なルールですね」と見解を示した。ひとまず終息の兆しを見せた今回の騒動だが、大きな話題となった“あの騒動”を思い浮かべた人も少なからずいたようで……。それは、昨年9月に起きた堀江貴文氏(48)と餃子店とのトラブルだ。「堀江さんの場合は同行者がマスク未着用だったため、入店拒否されました。そのことを堀江さんは店名を伏せつつも、特定しやすい書き方でSNSに書き込んだのです。瞬く間に特定された餃子店は、誹謗中傷の電話が続くなどして休業に追い込まれました。小林さんの件でも、店側に『こんな対応をするのか?』『許せない!』といった声が届いているといいます。店側はそんな事態を受けて、防犯カメラをもとに時系列で説明するに至ったといいます。騒動は『客同士のトラブル』、ブログの投稿は『表現の自由』と主張した小林さんですが、著名人としての影響力があるだけに書き方が問われているのではないでしょうか」(前出・スポーツ紙記者)ネットでは、小林の“店名晒し”にホリエモン問題を重ねながら批判する声が上がっている。《堀江某と同様、店名出してトラブル報告するからだよ。同情求めて「こんな酷い目に遭いました。皆さんどう思いますか」って。批判する人だっているよ》《こいつも餃子騒動のホリエモンと同類だな。言い訳が見苦しい》《ホリエモンにしてもそうだが、店を特定できる形で投稿したらダメですね》
2021年06月12日大山加奈さん、双子育児と仕事再開の本音明かす女子バレーボール日本代表として2004年のアテネ五輪に出場した大山加奈さん。現在はスポーツ解説者として、また様々な方面からバレーボールの普及に努める活動をしてきました。同時に、生理や不妊など、女性アスリートの心身へスポーツが与える影響についても積極的に発信しています。大山さんは私生活では2015年に結婚し、自身も長く不妊治療を続け苦悩していたことを公表。2021年2月19日に無事、双子を出産しました。5月の終わりには、生後100日のお祝いとお食い初めを報告していました。そんな中、仕事を徐々に再開させ、「子どもたちに我慢させてまで、仕事をするべきなのか」という葛藤に直面していることを明かしています。大山さんが仕事で外出し、パパと愛犬と双子でお留守番をしていたという一日。しかし双子は最近、ミルクを拒否することが多く、母乳を飲んでいたため、ミルクで大丈夫かどうか大山さんは不安だったそう。結局、1人はミルクを飲んでくれましたが、もう1人は「断固拒否でまったく飲まずだったようです…」。ただ、哺乳瓶を拒否しているわけではなく、搾乳したおっぱいなら哺乳瓶から飲んでくれたそうで、ひとまず安心ではあるものの……。大山さんは、「すごく胸が痛みます」と記しました。「まだまだお仕事はセーブしていてぽつぽつと入っているだけですがこんな風にふたりにガマンさせたりしんどい思いさせてまでお仕事するべきなのか…って考えてしまってすごく胸が痛みます…」「とりあえずミルク飲んでくれればその思いも多少楽にはなるのですが…」「ある程度嫌がっても哺乳瓶で飲むことに慣れさせて行った方が良いのかなぁ」(大山加奈さん公式ブログより)大山さんのブログおよび、同じ投稿をしているInstagramには、「まったく同じ状況!」「すごく気持ちわかります」と共感するコメントから、「母乳と粉ミルク混ぜて哺乳瓶で飲ませてみたら?」「哺乳瓶の乳首の穴のサイズを替えたり、哺乳瓶のメーカーを色々と変えたりしてました」といったアドバイスまで様々な声が寄せられています。また、「加奈さんの体調のほうが気になりますまだまだ(産後)3ヶ月体はガタガタなはずなのに無理せずにーーあとからきますよー!」と、大山さんの体の回復を気遣うコメントもありました。双子を見守る愛犬だいずさん。幸せな光景にもほどがある! 頼れるものは全部頼ろう!産後の仕事復帰の時期は人それぞれ、環境によっていろいろですが、何のトラブルもなくスムーズに育児と仕事の両立が軌道に乗ることなんて、まずありません。保育園に預け始めれば、子どもはウイルスの洗礼を受けて免疫獲得に奮闘します。仕事の急な早退ももちろん出てきます。それ以前に、産後は女性ホルモンの減少などによる不調があるだけでなく、妊娠中の体力低下に授乳や夜泣き対応での睡眠不足が加わり、我が子の発育で細かいことも不安になったりもします。妊娠前と同じように仕事をできるだろうか、パートナーは仕事も趣味も以前と変わらないのにという不満等々……。悩める時期は誰でも訪れるものです。だからこそ、育児を全部、自分一人で抱え込もうとしないでください。仕事も子育てもママ一人の体でやろうなんて、大変すぎ!パパをはじめとした家族、実家や義実家、住んでいる自治体の制度、民間ベビーシッターや家事代行サービスなど、頼れるものはどんどん頼っちゃいましょう。また、6月3日には改正育休法が衆議院本会議で成立したばかり。これまで男性も育児休業を取得できる制度はあれど、実際の取得率はわずかに7%程度で、おまけにたった1週間内の短期間がほとんどという状態でしたが、いよいよ本格的に変わろうという機運が高まっています。改正法では、男性がパートナーの出産後から8週間のあいだに4週間の育休を取得できる仕組みができます。この4週間の育休は2回に分けての取得が可能なので、一度に長期間休むことが困難な働き方をしている場合でも、育休を取得しやすくなると見られています。
2021年06月08日タレント・おのののかが27日、自身のブログとインスタグラムを通じて、第1子妊娠を発表した。おのは「いつも応援してくださるファンの皆様、関係者の皆様へ」と呼びかけ、「私事ではありますが、この度第一子を授かりました。体調が安定してまいりましたのでご報告させていただきます」と伝えた。続けて「まずは、私たちのところに来てくれた大切な命を夫婦で力を合わせて守っていきたいと思っております」と現在の心境を明かし、最後は「どうか温かく見守っていただけたら幸いです」と締めくくった。おのは昨年9月、2016年リオデジャネイロ競泳男子五輪代表の塩浦慎理との結婚を発表。塩浦について「いつでも前向きで、周囲を明るくしてくれる彼と一緒にいる時間は、とても温かく、楽しくて、本当に幸せです」とコメントしていた。
2021年05月27日さまざまな動物を間近で見ることができる動物園は、幅広い年齢の人たちから愛されています。ですが残念なことに、来園者の中には『動物のリアル』について、あまり理解していない人も。においへの指摘に「やむを得ないものです」2021年5月10日、鹿児島県にある『鹿児島市 平川動物公園(以下、平川動物公園)』がブログを更新。入園ゲートに置いてある意見箱に寄せられた、「園内のにおいをなんとかしてほしい」という声を受けて、福守朗園長が返事を書いて注目を集めました。鹿児島市 平川動物公園の入園ゲート大前提として、「不潔な環境で飼育していることによってにおうのであれば、それはよくないこと」とつづった園長。続けて、平川動物公園では、飼育員が欠かさず担当エリアの清掃作業を行っていること。清潔にしても残る動物の体臭などは、ある程度やむを得ないことを説明しています。私たち人という生き物は、話したり読んだり、つまり聴覚や視覚に頼ったコミュニケーションを主にしています。一方で、においで情報を得たり、伝えたりする生き物も数多くいます。犬を散歩に連れ出すと、地面に鼻を擦りつけるようにして嗅ぎ、電柱などに尿でマーキングするのを見たことがある方は多いのではないでしょうか?これはにおいによるコミュニケーションのためなのです。においによって性別、年齢、繁殖適期であるかどうかなどの情報を伝え合っている動物たち。園長は、「いわばにおいは動物のプロフィール」なのだと指摘しています。大切なプロフィールであるにおいを、無臭にすることはできません。実物に会いに行く意味と、においまた、テレビや動画配信サイトで動物を見るのと、実物を見た場合の違いについても園長はつづっています。「画面越しで見ただけでは伝わらないものもある」として、その一例に、においを挙げているのです。いくら技術が進歩しても、テレビでにおいを伝えることは難しいでしょう。ですから、実物を目の前にして嗅覚でも動物たちを感じられるのは、「動物園ならでは」なのではないでしょうか。「においも含めて動物たちのことを知ってもらいたい」と考えています。同じ草食獣でも、キリンとシマウマでは違ったにおいがしますし、同じ類人猿でもオランウータンとチンパンジーではにおいが異なります。「動物園では見るだけではなく、『嗅ぐ』楽しみ方もある」として、園長はブログの最後をこのような言葉で締めています。「においがするからイヤ」などといわず、感覚をフルに使い、動物たちの立場に立って理解してもらえたら嬉しいです。平川動物公園の投稿はネット上で話題となり、園長の意見に肯定的な声が多数上がっています。・ビックリな意見が来るのですね。無臭の動物園とか怖い…。・ペットと一緒に暮らしたことのある人は、動物ににおいがあるのは分かってるよ!・人間も、ほかの動物からしたらくさいのかも。お互いさまです。・むしろにおいを嗅ぐために動物園に行ってます!五感をフル活用!・くさく感じる気持ちも分かるけど、それも含めて動物園なんだよね。においも含めて、動物と向き合うことが大切。せっかく動物園まで足を運んだのなら、画面越しでは味わえないリアルをしっかりと体感したいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年05月25日私たちは生きていく上で、さまざまな人と出会います。友達や同僚など、幾度となく顔を合わせる存在はもちろん、スーパーの店員や取引先の人なども、1つの出会いといえるでしょう。『近所のコンビニのおじさん』イラストレーターのカマタミワ(@kamatamiwa)さんは、コンビニで出会った高齢の男性とのエピソードをTwitterに投稿しました。カマタさんが深夜に立ち寄ったコンビニでは、高齢の店員がレジを担当していたそうです。カップに入ったスイーツやアイスを購入したのですが…。出典:ライブドアブログ近所のコンビニのおじさん pic.twitter.com/hFwJxWx3vF — カマタミワ (@kamatamiwa) May 8, 2021 「お箸はつけますか?」と聞かれたカマタさんは、困惑しながらも「いらないです」と流しました。その後、高齢の店員は自分の言動を頭の中で振り返ったのか、カマタさんの購入品を入れた袋の中身を見つめた後にこうつぶやいたのです。「今…お箸っていっちゃった…」その後、コンビニのおじさんと一緒に笑ってしまったというカマタさん。人は、誰でもミスをするものです。いい間違いを笑い飛ばしたカマタさんの対応に、高齢の店員もホッとした…かもしれませんね!カマタさんは、ほかにも実録漫画などをブログに公開しています。興味のある人は、チェックしてみてください!一人暮らしカマタミワの半径3メートルのカオスLINEでブログの更新通知を受けとる[文・構成/grape編集部]
2021年05月18日お笑いコンビ・アンガールズの田中卓志が13日、自身のブログとインスタグラムを更新。聖火ランナーを辞退したことを報告した。18日に広島県内で聖火ランナーを務める予定だった田中は、「緊急事態宣言延長の状況を鑑み、参加について慎重に考えて辞退をさせて頂きました」と説明。続けて「生まれ育った広島県府中市を走れることをとても楽しみにしていた反面、医療関係者の方達のご負担や関係各所のお気持ちを思うと、簡単に決められるものではありませんでした」と、辞退の決断に至るまでの思いを吐露した。そして最後には、「誰もが納得した形で迎えるのは難しいかもしれませんが、広島のランナーを務められる皆さん、調整を続けていらっしゃる関係者の皆さんにとって聖火リレーが良い形で残るよう、安全と成功を願っております」と、メッセージを送っている。
2021年05月14日2021年5月8日、お笑いタレントの山田花子さんがブログを更新。毎年5月の第2日曜日に訪れる『母の日』に関する投稿に、反響が上がりました。『母の日』前日に、息子から渡されたもの8歳と4歳の息子さんを育てる、山田さん。同日、保育園から帰った次男に「ママ、これあげる」と、ピンクの折り紙を渡されました。翌日が母の日だということもあり「手紙を書いてきてくれた」と思ったそうです。頑張って手紙を書く次男の姿を想像し、嬉しさがこみ上げたという山田さんは、その折り紙を開けてみました。すると…。広げた折り紙は、なんと白紙!何も書いていないことを疑問に思う山田さんの横で、次男は「なんで広げるの!折るの大変だったのに」と泣き出してしまったそうです。次男は上手に折れた折り紙を、大好きな母親にプレゼントしたかっただけ。山田さんは折り紙の中身を見て「そういえば、次男はまだ字が書けなかった」と思い出しました。読み書きができる小学生の長男がいるため、てっきり次男も文字が書けると思い込んでしまったのでしょう。一連の出来事に、山田さんはこんなひと言をつづっています。母の日の思い込みって、恐ろしい。山田花子オフィシャルブログーより引用投稿には、さまざまなコメントが寄せられました。・母の日じゃなかったら、「折り紙ありがとう」で済んだかも!・思い込んだら突き進むのは母親あるあるです!・山田さんのために、ピンクのバッグを折ったのかな?かわいいですね。我が子の成長とともに、大人もまた、成功や失敗を子供と共有し、『親』として成長していくのかもしれません。母の日である同月9日。山田さんを含め、多くの母親にとってかけがえのない1日になっていることでしょう![文・構成/grape編集部]
2021年05月09日2021年5月4日、元女子プロレスラーでタレントの北斗晶さんがブログを更新。ペットに対する想いがつづられた内容に、反響が上がっています。北斗晶「ペットの誕生日は嫌い」愛犬である花ちゃんが、同年7月で7歳の誕生日を迎えることをつづった北斗さん。ヒザに乗った花ちゃんをなでる写真を添えつつ、「ペットの誕生日は嫌いです」と吐露したのです。北斗さんが、愛犬の誕生日が嫌いな理由とは…。誕生日はおめでたいけどペットの誕生日は嫌いです元気でいて欲しいからお祝いしてあげるけどね〜。ずっと一緒にいられたらいいのにね。あ〜嫌だ!考えたくないペットと一緒に暮らしてる人は皆んなそう思うよね〜。だから今日も、ちょっとだけでも幸せにしてあげよう北斗晶オフィシャルブログーより引用動物の寿命にもよりますが、ペットの多くが、飼い主よりも先に天寿をまっとうします。北斗さんはペットの誕生日を迎えると、ついそのことを考え、さびしい気持ちになってしまうのでしょう。「だから今日も、ちょっとだけでも幸せにしてあげよう」という、愛犬への想いを明かしています。ペットの誕生日に対する北斗さんの持論に、共感の声が相次ぎました。・分かります。成長は楽しみですが、かわいいペットの年齢は増えないでほしいですよね。・私は実家で3匹の犬を飼っていました。今は3匹とも天国にいます。思い出すと泣いてしまう…。・「少しでも幸せに」って、常に思っています!決して裕福ではありませんが、毎日幸せな気持ちにさせてあげたい。言葉が伝わらなくても、ペットは大切な家族の一員です。少しでも大好きなペットと一緒にいられるよう、都度食事内容を見直したり、定期的に健康診断へ連れて行ったりするのは、飼い主の役目だといえますね。[文・構成/grape編集部]
2021年05月05日自身のInstagramやブログで綴る、育児マンガが大好評のイラストレーター・モチコさん。そんなモチコさんが、6歳のイチコちゃんと4歳の二太郎くん2人のお子さんとの愉快な日常を切り取る大人気4コマ連載。今回は、5月5日はこどもの日ということで、モチコさんに最近の子どもと、自分の子どもの頃の世代間ギャップを伺ってみました!私の子どもの頃からある手遊び歌……数年前に流行ったギャグが挟み込まれてる!ちょっと言葉は違うけど!こうやって昔からの文化が受け継がれつつ、現代的に変化もしていくんやろな……[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録は、毎月第1水曜日に更新です! 次回もお楽しみに♡LINE公式アカウントお友達登録で、育児マンガの新着情報をお届け!さらに、毎月応募できるプレゼント企画実施中![4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録の記事一覧[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.30「 ひな祭りといえば思い出す」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.29「年末年始」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.28「我が家で流行った歌」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.27「二太郎のダンス教室、習い始めて約2ヶ月」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.26「先生とのやりとりで親の知らない顔が…」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.25「コスパの良いおやつ」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.24「はじめてのwithコロナの夏」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.23「新生活で心がけていること」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.22「太った〜」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.21「遊びのアイデア」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.20「習いごと」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.19「入園準備」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.18「こわいもの」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.17「2020年」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.16「あったかご飯」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.15「子どものアウター事情」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.14「さつまいも掘り」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.13「リビング」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.12「暑さ対策」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.11「七夕」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.10「薄着の季節」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.9「動物園」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.8「新学期」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.7「いちごの季節」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.6「バレンタインの準備」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.5「お正月」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.4「クリスマスの準備」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.3「七五三」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.2「芸術の秋」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.1「秋ファッション」モチコ娘イチコ(2014.3生)と息子二太郎(2017.2生)に毎日ツッコミながら生きている関西人主婦です。基本親バカ。子育てや家族にまつわる4コマをInstagram(@mochicodiary)とブログ(かぞくばか~子育て4コマ絵日記)で公開しております。書籍に「育児ってこんなに笑えるんや!」(ぴあ株式会社) 、新刊『育児ってこんなに笑えるんや! 二太郎誕生編』も好評発売中! Amazon & text/モチコ
2021年05月05日フリーアナウンサーの登坂淳一(49)が28日、自身のブログを更新し、第1子となる女児が誕生したことを報告した。「【ご報告】生まれました!」と題してブログで、「元気に生まれてきてくれました」「女の子です」と報告し、娘を抱いた写真を公開。「これで本当に“白髪のパパ”になりました。こんな幸福感は、初めてです」と幸せいっぱいにつづった。また、「無事に出産させて下さったドクター、助産師さん、看護師さん、そして妻に 感謝です」と感謝の気持ちもつづり、「これから、娘の子育てを 明るく前向きに頑張ります」と決意を新たにした。登坂は2018年1月にNHKを退職し、フリーアナウンサーに転身。2019年3月に一般女性と結婚した。
2021年04月28日2021年4月23日に、俳優の真矢ミキさんがブログを更新。同日は、俳優の岡江久美子さんの命日です。岡江さんと親交の深かった真矢さんは、一周忌を迎える同日、自身の想いをつづりました。真矢ミキ「明るい人は遺された人間をも笑顔に変えてくれるから」岡江さんの逝去から1年の間、何度も思い出を振り返り、泣いては笑う日々を繰り返してきたという真矢さん。生前の岡江さんが、湿っぽいことに興味のない明るい性格だったため、さびしさがこみ上げるたびに「いけないいけない」と心を持ち直すことができたといいます。この一年、幾度貴方との思い出に泣き笑いし、アンバランスな歪んだ時間を過ごしたでしょうただ、いつも救いなのは、湿っぽい話題に興味がなかった貴方だから、いけないいけない、、、と、いつも心立て直す事ができました明るい人は遺された人間をも笑顔に変えてくれるから、又泣けるのだけど、、真矢ミキ オフィシャルブログーより引用真矢さんの言葉からは、受け入れがたい岡江さんとの別れを悔やみつつも、前を向いて過ごそうとする姿勢が伝わってきますね。真矢さんは、投稿の最後に岡江さんを「くみちゃん」と呼んで感謝の気持ちを述べ、「魅力的なお人柄、そして誰をも包む美しい笑顔、忘れません」とメッセージを送りました。投稿に対し、ネット上では「いまだに亡くなったことが信じられません」「分かります。親しい人との別れはしばらくつらいものなので…」「岡江さんらしく、天国でも朗らかに過ごしてほしいです」といった声が上がっています。真矢さんのコメントを読んで、岡江さんの明るい笑顔や優しい人柄を思い出し、胸がいっぱいになった人もいたのではないでしょうか。多くの人に笑顔を届けてくれた岡江さん。大好きな家族や友人のことを、ずっと見守っていることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2021年04月23日えなりかずき脚本家の橋田壽賀子さん(享年95)が亡くなった。その代表作のひとつ『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系)に30年近く出演した、えなりかずきもブログを8年ぶりに更新、別れを惜しんだ。■えなりの“実の母”はどんな人?ただ、ここ数年、彼は母親役の泉ピン子と共演NGになっていた。橋田さんが生前、語ったところによれば「一緒に出ると、えなり君がおかしくなるんですって。発疹が出たり」とのこと。実際、ふたりの絡みは2015年が最後だ。それ以降のスペシャル(’16、’17、’18年)でそういうものはなかった。とはいえ、その背景には、えなりの母親とピン子の対立があるという。つまり、実の母とフィクションの母の奪い合いという構図だ。フィクションといっても、多くの人にとって、えなりは『幸楽』の息子。あるいは、五月(泉ピン子)と勇(角野卓造)の息子であり、キミ(赤木春恵)の孫だ。いわば、国民的息子あるいは孫というキャラなのである。一方、実の母のステージママぶりも業界では有名だった。筆者が20数年前、テレビ誌でインタビューした際も、担当編集者に「お母さんがちょっとうるさい人なので」と、イメージに合わない質問はしないよう釘を刺されたものだ。’07年には、えなりが風俗好きだと報じた『日刊ゲンダイ』が抗議を受け、謝罪。また「そんなこと言ったってしょうがないじゃないか」というネタを開発した、ものまね芸人・ホリの「先にシャワー浴びてこいよ」という下ネタも、事務所の意向で封印させられたという。そんな環境は、むしろ子どもを息苦しくさせる。ドラマでもそれ以外でも“よき息子”でい続けるのはかなりのストレスだ。ただ、幼少期から“よき息子”に徹してきたえなりは反抗できない。ピン子は「母親から自立したほうがいい」ともアドバイスしたそうだが、そうするわけにもいかなかったのだろう。その板挟み的葛藤が「発疹」となって現れたのではないか。では、本当のところ、えなりはピン子をどう思っているのだろう。■えなりかずきの胸の内は?実は10年前のブログで、彼女について触れている。「おかあさま」と名乗る読者から寄せられた『渡鬼』の舞台を見に行った際、一緒にいた3歳の息子がピン子に声をかけてもらったという趣旨のコメントへの返事だ。えなりは「お母さん(ピン子さん)」は「お芝居好きの子どもさんとか、大好きですからね」と答えていた。「おかあさま」という読者にお母さん(ピン子さん)の話をするえなり。どこまで「息子」キャラなんだという感じだが、その2か月後には『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)でピン子と共演、彼はアニメのアテレコごっこが趣味だという近況を語った。すると、隣からピン子が、「『渡る世間』(のレギュラーシリーズ)も終わったんで、そういう仕事回してやって!」と、いかにも母親みたいに口を出したのだ。当時は不仲という雰囲気ではなかったが、実はすでに「発疹」が出ていたかもしれない!?だが、5歳から共演してきた彼女にとって彼はいつまでも「お芝居好きの子どもさん」なのだろう。よく考えたら、えなりのまわりは年上ばかりという印象。それも、おせっかいというか、束縛したがるような女性が目立つ気がする。つまり、渡る世間は“親”ばかり、という状況なのだ。36歳の大人にとって、これはなかなかきつい。「しょうがないじゃないか」ではすまされない問題である。PROFILE●宝泉 薫(ほうせん・かおる)●作家・芸能評論家。テレビ、映画、ダイエットなどをテーマに執筆。近著に『平成の死』(ベストセラーズ)、『平成「一発屋」見聞録』(言視舎)、『あのアイドルがなぜヌードに』(文藝春秋)などがある。
2021年04月22日2021年3月26日に、膀胱がんになったことを発表した、お笑いコンビ『サンドウィッチマン』の伊達みきおさん。伊達さんは、どこにも痛みはないものの血尿が出たため、病院へ行ったところ、ステージ1のがんを早期発見できました。伊達みきお、膀胱がんを公表手術によりすべて切除し、経過観察手術は無事に終了し、経過を見ながら仕事をしていくことを明かしています。同年4月14日に、伊達さんはブログを更新。伊達さんの腫瘍を切除した病院の先生から、ある報告を受けたのだそうです。その内容はというと…。先日、僕の膀胱腫瘍の切除手術をして下さった執刀医の先生から連絡が来ました。最近、血尿が出たとの理由で初診患者の方が増えていると。先生から、僕が公表した影響もありますって言われました。実際、僕の公表を聞いて……と言っていた患者さんもいた様です。本当に、病気、病名を公表して良かったと思いました。早期発見なら大概は治療出来るからね。サンドウィッチマン 伊達みきおオフィシャルブログーより引用自分と同じように「血尿が出た」という理由で、初診を受ける患者が増えたことを聞いた伊達さん。実際に、病院では「伊達さんの公表を聞いて受診することにした」と口にする人もいたそうです。この状況に対し、伊達さんは「本当に病気や病名を公表してよかったと思いました」と自身の行動を振り返っています。【ネットの声】・伊達さんの発表は、受診しようか迷っていた人の背中を押したのだと思います。・勇気を持って公表してくださったおかげです。知名度がある人の公表は、やっぱり影響力があるので…。・改めて早期発見できてよかったです。どうか身体を大事になさってくださいね。特に痛みなどの症状が出ない場合は、なかなか病院へ行く決心がつかないものです。伊達さんの公表は、病院へ行くのをためらっていた人が1歩を踏み出すきっかけを作ったといえるでしょう。少しでも身体に異変を感じたら、早めに受診することをおすすめします。[文・構成/grape編集部]
2021年04月14日2021年4月12日のブログで「内面はガチギレ!」と、強い言葉で不快感をあらわした歌舞伎役者の市川海老蔵さん。ブログにつづられていた内容に、同情の声が寄せられています。同日のブログでは、公園で素敵な出会いがあったことを報告している海老蔵さんですが、夜に訪れたジムでは神父を自称する男性から執拗に付きまとわれたことを明かしました。夜ジムではなにやら自称神父?の人につきまとわれ、ずっと、何回も風呂場まで、、しまいには私に触ってきて私は微妙に切れましたね、笑笑、内面はガチギレ!出力は微妙に、ありえないよね、市川海老蔵オフィシャルブログーより引用その後、相手から謝罪を受けたものの海老蔵さんは「最初からスナや!」と怒りは収まらない様子。それだけではありません。ジムを出た後には、酔った男性から写真撮影を求められたといいます。酔っ払いのアンチャンに写真撮ってくださーい!と言われて断りました。基本写真は身元のわからない方と写真撮るとね、何があるかわからないから遠慮しています。市川海老蔵オフィシャルブログーより引用一方で、「大勢のファンとか、身元がハッキリしている方とは、私も撮ります」ともつづる海老蔵さん。テレビ出演も多く歌舞伎役者という立場から、必要以上に周囲の注目を集めてしまうのは仕方がないことかもしれません。しかし、著名人といえど1人の人間です。礼儀に欠いた対応を受ければ、不快感を抱くことでしょう。ブログには海老蔵さんを気遣うコメントが多く寄せられました。・その『自称神父』がやったことは痴漢では?・見知らぬ人と写真を撮ると、後々厄介なことにつながりかねませんもんね。・そんな痴漢まがいなことをされたら怖い。ブログの終盤では「最低限のマナーを守ってくれていれば」とも海老蔵さんはつづっています。相手の立場や肩書に関係なく、誰に対してもマナーや気遣いをもって接したいものです。[文・構成/grape編集部]
2021年04月14日おしゃれで可愛い高感度ママ『ハグマグブロガー』たちの日々のブログやInstagramの投稿から、編集部が気になったトピックをピックアップ! 今回は、新しい季節に合わせてブルー、オレンジ、ピンク......ちょっと派手色なヘアカラーに挑戦した4名の投稿からご紹介! 初心者でも挑戦しやすいインナーカラーから、こなれ感がでるハイトーンカラーまで、 自分に合ったカラーを探してみて。ハグマグブロガー 01長尾あずささん「色落ち期間も楽しめる“ターコイズブルー”」元・保育士でありアパレルでの経験もある長尾さん。息子くんと恐竜図鑑を見ながら選んだ、青みがかったみどりのヘアカラーに♪ ブルー系のカラーは赤みを和らげてくれるから、色落ちまでしっかり楽しめます。ブログ: : @___azn.282___ハグマグブロガー 02生山アキさん「インナーカラーに“オレンジ”でアクセント」大人可愛い着こなしやヘアアレンジが魅力的な生山アキさん。最近は、全体カラーではなくチラッと見えるインナーカラーが気分だそう。インナーカラーは髪の一部の色を変えるだけなので、さりげないイメージチェンジがお手軽にできて挑戦しやすい♪オールバックにしても、片方耳にかけてもチラッとパキッとオレンジが見えるのでショートボブや短い髪の方にもおすすめ。シンプルなコーディネートでもおしゃれにまとまります!ブログ: : @oiyama_akiハグマグブロガー 03miharuさん「ロマンチックは“ピンク”が気分♡」Instagramでは息子くんの愛らしい成長記録のほかに、旅行やお出かけの様子などを発信してくれるmiharuさん。この春は髪をバッサリ切ってピンクヘアに♪ 前髪は最近ずっとオン眉だったので伸ばし中だそう。まつ毛も『uneven』のマスカラで髪色に合わせてピンクに統一! いくつになってもピンクはテンションがあがるカラーですよね。ブログ: : @mihayuu36ハグマグブロガー 04ERINAさん「エネルギッシュな“オレンジ”で気持ちも前向きに!」オリジナルのハンドメイドブランド『RIMIUE』を手掛けるデザイナーママのERINAさん。心機一転、30cmほどバツっとカットをして、気分もスッキリ。ハッピーカラーのオレンジで気分転換になったそう♪ オレンジは日本人の肌の色になじみやすいので肌のトーンを明るく綺麗にみせてくれる効果も!ブログ: : @enappi_148
2021年04月14日堀ちえみ今、特異なポジションにいる芸能人のひとりが、堀ちえみ(54)だ。3月には「ちょっと聞いてもらってもいいですか」と題したブログ記事で「詳しい経緯」は話せないとしつつ、予期せぬ引っ越しをすることになったと公表。これがネットニュースに取り上げられた。■堀ちえみの苦難……しかし、コメント欄には「引っ越し後に報告すればいい」「話題作りに人生かけてる」といったアンチ的なものが目立ち、逆に擁護する意見にはマイナス評価が殺到。実は彼女、2年前のがん告白でも「仮病なのでは」と心ない揶揄をされたりした。その後、舌の半分以上を切除する大手術とリハビリを経て、活動を再開。昨年1月の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)では手術後初めて肉声で出演し、こう締めくくった。「お聞き苦しい点がたくさんあったと思いますけれども、すみません、でも、頑張ります」そんな大病で死にかけたばかりの人を叩く風潮もいかがなものかと、アイドル時代はそれなりにファンだった筆者などは思うわけだが、ここはひとつ、冷静にその背景を考えてみたい。例えば、引っ越しのニュースについたコメントに「ドジでのろまなかまってちゃん」というものがあった。代表作『スチュワーデス物語』(TBS系)の名ゼリフ「ドジでのろまなカメ」をもじったわけだ。このドラマで演じたのは、いじめられても根性ではい上がるヒロイン。これが本人とも重なり、叩いてもいいイメージがあるのかもしれない。ただ「カメ」と「かまってちゃん」の違いは大きい。なぜ「かまってちゃん」呼ばわりされるかといえば、彼女の活動がもっぱらブログだからだろう。毎日、というより、1時間単位でブログを更新。その内容は、家族やペット、料理、掃除といったものだ。いわば「生活」を発信して、注目されるという活動である。もっとも、彼女のような元アイドルにはこういう人が多く、歌や芝居をメインにして食っている人のほうが少ない。また、インターネットが発達する前から彼女はとかくプライベートが話題になるタイプだった。■“夢を売る仕事”から“現実の切り売り”へ後藤次利との不倫騒動に激やせ、一時的な引退。結婚は3度、離婚は2度経験した。そのなかで子宝に恵まれ、現在の夫の連れ子2人も含めると計7人の母親に。その一方で、がんの前にもリウマチなどを患い、そんな生活すべてがが「売り」にもなっているという声もある。ちなみに、彼女は新人時代、初めて出演した『ザ・ベストテン』(TBS系)でアイドルについて「夢を売る仕事」だと語った。それが今では生活という「現実」しか売るものがないともいえる。いや、彼女の発信には勇気づけられる人もいて、そういう層にとっては彼女のブログも「夢」なのだろう。そこに彼女の正義もあるわけだ。しかし、そうじゃない層にしてみれば、芸能人なら芸を見せろ、という気持ちだろうし、それもまた、正義だったりする。引っ越しについてのブログのなかで、彼女は、《人生って何が起きるか分かりません。誰のせいでもなく、誰が悪いわけでもなく。全ては運命と必然》と書いたが、まさにそのとおり。人間の好き嫌いというのもまた、そういうものだ。ただ、40年前の夏、ホリプロタレントスカウトキャラバンでの可憐な姿を覚えている者にとっては、ちょっとせつなかったりもする。カメをいじめないでという、浦島太郎の気分なのである。宝泉薫(ほうせん・かおる)アイドル、二次元、流行歌、ダイエットなど、さまざまなジャンルをテーマに執筆。近著に『平成「一発屋」見聞録』(言視舎)『平成の死追悼は生きる糧』(KKベストセラーズ)
2021年04月08日元NHKのフリーアナウンサー・登坂淳一(49)が8日、公式YouTubeチャンネル『登坂淳一の活字三昧』を通じ、妻の第1子妊娠を発表した。登坂は「【ご報告】登坂淳一、パパになります!!!」と題した動画で、「実は私、もうすぐパパになります」と報告。春頃の出産を予定しており、「自分の人生で子どもを持てるかどうか、持ちたいと思ったことは若い頃はありましたが、そういう機会に恵まれて本当にありがたいと思っています」と喜びを伝えた。また、これを機に公式ブログを開設したことも明かし、「タイトルは『白髪のパパ』。言うとすごく恥ずかしいな(笑)」と照れ笑いを浮かべ、「頑張って子育てしたいなと思っていて、子育てをしながらいろいろ気づいたこととか、きっと奮闘すると思うのでそういうものをつづっていきたい」と抱負を述べた。「コロナの中ですごく大変な時代ですが、そういうときに子どもを持つことになって不安も少しはあるんですけども、明るく前向きに子育ても仕事も頑張っていきたいと思っております」と決意を新たにした登坂。ブログでは妻との記念写真を投稿し、「今年の6月で50歳。白髪はかなり前からですが、新米パパの子育てを色々綴っていきます。よろしくお願いします!」と呼びかけている。登坂は2018年1月にNHKを退職し、フリーアナウンサーに転身。2019年4月に一般女性と結婚していた。
2021年04月08日自身のInstagramやブログで綴る、育児マンガが大好評のイラストレーター・モチコさん。そんなモチコさんが、7歳のイチコちゃんと4歳の二太郎くん2人のお子さんとの愉快な日常を切り取る大人気4コマ連載。4月といえば入園・入学・進級の季節。イチコちゃんも新2年生に進級です。どんな成長がみられるのかな?あんなに嫌がってた1年生……もう一回やる分にはいいんや!流石に幼稚園に戻るのはやり過ぎって自覚もあるのかも……この「幼稚園に戻りたい」の愚痴、私も子どもの頃言ってました……が、妹と3歳、弟と6歳離れているので、小学校高学年になっても言ってたような。愚痴が成長してる分、イチコの方が大人やな……![4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録は、毎月第1水曜日に更新です! 次回もお楽しみに♡LINE公式アカウントお友達登録で、育児マンガの新着情報をお届け!さらに、毎月応募できるプレゼント企画実施中![4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録の記事一覧[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.30「ひな祭りといえば思い出す」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.29「年末年始」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.28「我が家で流行った歌」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.27「二太郎のダンス教室、習い始めて約2ヶ月」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.26「先生とのやりとりで親の知らない顔が…」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.25「コスパの良いおやつ」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.24「はじめてのwithコロナの夏」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.23「新生活で心がけていること」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.22「太った〜」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.21「遊びのアイデア」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.20「習いごと」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.19「入園準備」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.18「こわいもの」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.17「2020年」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.16「あったかご飯」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.15「子どものアウター事情」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.14「さつまいも掘り」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.13「リビング」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.12「暑さ対策」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.11「七夕」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.10「薄着の季節」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.9「動物園」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.8「新学期」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.7「いちごの季節」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.6「バレンタインの準備」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.5「お正月」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.4「クリスマスの準備」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.3「七五三」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.2「芸術の秋」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.1「秋ファッション」モチコ娘イチコ(2014.3生)と息子二太郎(2017.2生)に毎日ツッコミながら生きている関西人主婦です。基本親バカ。子育てや家族にまつわる4コマをInstagram(@mochicodiary)とブログ(かぞくばか~子育て4コマ絵日記)で公開しております。書籍に「育児ってこんなに笑えるんや!」(ぴあ株式会社) 、新刊『育児ってこんなに笑えるんや! 二太郎誕生編』も好評発売中! Amazon & text/モチコ
2021年04月07日2021年4月6日、俳優のえなりかずきさんはブログを更新。同月4日に急性リンパ腫のため逝去した脚本家、橋田壽賀子さんの訃報を受け、追悼の言葉を送っています。橋田さんが手がけたテレビドラマ『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系)に長年出演していた、えなりさん。訃報をニュースで知り、「橋田先生といえば週に何日もジムに通い、元気に世界を飛び回っているイメージだったので、信じられず、とても悲しい」と心情をつづり、生前に旅番組で共演した際のエピソードを明かしました。15年程前になりますが、旅番組で長崎県にご一緒した際、今までにないくらいの長い時間をご一緒させていただき、先生が生きてこられた時代の厳しさ、それに打ち勝つ強さ、目標に向かう努力の大切さを聞かせていただきました。語ってくださったそのお姿は今も目に焼きついています。常にトレーニングに真摯に取り組み、最新情報の収拾にも情熱を傾けていらっしゃった橋田先生に、畏敬の念を抱いております。そして、橋田先生のような、パワフルな人生を送れるように頑張りたいと思っております。橋田先生が「小島眞」というキャラクターを生み出してくださったからこそ、わたくしは今もテレビの世界でお仕事をさせていただいております。えなりかずきオフィシャルブログーより引用好奇心旺盛な橋田さんに魅了され、少しでも近付きたいと感じたという、えなりさん。また、「橋田先生にうかがってみたいことがたくさんあった。厚かましいと思われても、聞きたいことは聞いてみればよかったと後悔している」とつづっています。ネット上では「えなりさんが子役の時から、長年楽しませていただきました。残念ですね」「後から聞いておけばよかったと思うこと、あるよね」などのコメントが寄せられていました。脚本家として精力的に活動し、俳優をはじめ多くの人たちに影響を与えてきた、橋田さん。数々の作品を通して、その功績はずっと語り継がれるのでしょう。[文・構成/grape編集部]
2021年04月06日2021年3月20日に、お笑いタレントの山田花子さんがブログを更新。「親ばかです!」というコメントとともに公開された写真に、反響が上がっています。山田花子の本名が話題に2児の母親である、山田さん。ある日、4歳の次男が吉本新喜劇の台本である紙の裏に、ローマ字を書いていたといいます。息子さんが書いたのは、両親の名前です。山田さんが褒めたという、息子さんの字がこちら!とても上手に書けていますね。息子さんのほほ笑ましい行動に心が和む人が続出する一方で、注目をあびたのは、山田さんの本名でした。そう、山田さんは『花子』ではなくて…。KYOKOとは、私の本名です山田花子オフィシャルブログーより引用『きょうこ』がどんな漢字を書くのかは明かされていませんが、山田さんの可憐なイメージにピッタリの名前ですね。ちなみに、書いてあったローマ字を山田さんが褒めると、息子さんは喜んで「先生に見せる!」といいながら、園の連絡袋に入れようとしたとのこと。仕事の台本を持って行かれそうになった山田さんは「やめて!」と抗議したのでした…。【ネットの声】・本名を初めて知りました。かわいい!・親ばかでいいと思います。我が子にこんなことをされたら、嬉しいですもん!・4歳でこんなに書けるのはすごいですね。両親を大好きなことが伝わってきます。山田さん親子の、ほのぼのとしたやり取りにクスッとさせられた人が多かったようです。息子さんにとって、山田さんは世界に1人しかいない、大好きな『きょうこママ』なのでしょう![文・構成/grape編集部]
2021年03月24日8年ぶりに集結した3人。左から加藤、DJケミカル、モン吉(加藤の公式ブログより)「3人そろいました!」高ぶった声で挨拶したのはファンキー加藤。3月11日に放送された『音楽の日』(TBS系)でFUNKY MONKEY BABYSが“1夜限りの復活”を果たしたのだ。「’13年に解散した彼らにとって、約8年ぶりのステージ。ヒット曲『あとひとつ』の歌唱時は瞬間最高視聴率14・2%をマークしましたから、ファンは待ち望んでいたんですね」(テレビ誌ライター)東日本大震災から10年という節目で、宮城から歌声を届けた。そのわずか4日後の3月15日、彼らは活動再開を発表。えっ、“1夜限り”だったんじゃ……?「解散はDJケミカルさんが家業のお寺を継ぐことが理由でしたから、加藤さんとモン吉さんの2人で再始動します。『FUNKY MONKEY BΛBY’S』と表記が変わりましたが、読み方は変わりません」(音楽ライター)■「ソロじゃなくやっぱり一緒に」復活について、加藤は公式ホームページで、《心の奥のほうにずっと仕舞い込んでいた大切な思い出が、3月11日に解き放たれて、現在進行形の強い想いとなりました。もう隠しません》と、番組のリハーサルを重ねる中で気持ちを再確認したと説明。しかし、あまりに話が早すぎる。急転直下の再始動について加藤の知人男性はこう話す。「音楽業界の関係者から再結成の誘いはたまに来てたようだけど、ずっと否定してましたよ。周りに“やらないの?”と聞かれても“絶対ない”と答えてましたから」そんな彼の考えを変えたのが、番組出演後の反響だった。「そもそも17年前、ソロ活動をしていた加藤くんとモン吉くんがそれぞれの活動で行き詰まり、“なにか新しいことを”と考え結成したのがファンモン。11日の放送後の反響が予想以上に大きく、“ソロじゃなく、やっぱり一緒に……”と考え直したんじゃないかな」(同・加藤の知人)東京ドームでライブを行うほど人気を集めていた当時を思い出したのかもしれない。「’13年の解散後、加藤さんとモン吉さんはソロとして活動していましたが、グループ活動時のような結果を残せたとは言えません。加藤さんは’16年にダブル不倫のスキャンダルを起こしていて、イメージを一新したいはず。“応援ソング”が得意なのに、騒動の影響で説得力がなくなっていましたから、焦りもあったのでは」(スポーツ紙記者)活動再開の理由について所属事務所に問い合わせると、「メンバーたちが語っていることがすべてです」待っていたファンに対し“あとひとつ”説明がほしいところだが……彼らが今後、どんな曲を届けてくれるのかに期待したい!
2021年03月23日2021年3月16日に、お笑いタレントの平野ノラさんがブログを更新。初めての子育てについて感じたことをつづりました。平野ノラ「感謝の気持ちを忘れないように」同月2日に、第1子を出産したばかりの平野さん。夫に子供を預けて病院へ行き、1人で過ごす間、慌ただしい育児の日々を振り返り、こんなことを感じたそうです。この2週間、バブ子の成長と同じ位ハズバンドの成長も目を見張るものがあります!バブ子の存在はすごいですね私たちを親に成長させてくれます平野ノラオフィシャルブログーより引用平野さんは、我が子の存在によって、自分たち親も成長していることに気付かされたのだとか。さらに、自分の課題として「子供と同じように、夫に対しても優しく接するように気を付けたい」とつづりました。私も私で課題がありますバブ子と同じようにハズバンドにも優しく接する!笑ついついバブ子の事になると雌ライオンの様に牙を剥いてしまいます笑元々、ストロングスタイルなのに子を産みさらに千代の富士級に強くなっている!平野ノラオフィシャルブログーより引用子育てをしていると、必死なあまり、夫など周囲の人に強くいいすぎてしまうことはあるものです。子育てには「これ」といった正解がないため、夫婦間で意見が分かれてしまう場合もあるでしょう。平野さんは、子供のためにも夫婦ともに笑顔で過ごすことを忘れず、夫に『自分と同じレベルの振る舞い』を求めすぎてしまわないよう、感謝の気持ちを持ち続けることを誓いました。夫婦がニコニコ笑顔で子育てする為にも感謝の気持ちを忘れないように自分と同じレベルをハズバンドにもついつい求め過ぎないようにありがたい精神で穏やかに過ごそうと思います平野ノラオフィシャルブログーより引用平野さんらしい、ユーモアに富んだ文章でつづられた考えは、多くの人の共感を呼びました。・すごく分かります。子育てをしていると、ついイライラして、夫に強くいってしまうので…。・自分に当てはまりすぎて、胸にグサッと刺さりました。反省です。平野さん、ありがとうございます。・我が子への愛情だけでなく、夫への思いやりもしっかり忘れないよう、自分を見つめ直す平野さんは素晴らしいと思います。慣れない子育てに対し、戸惑ったり悩んだりするのは、妻だけでなく夫も同じです。不安な時こそ、お互いに思いやる心を忘れず、二人三脚で乗り越えていけたら素敵ですね。[文・構成/grape編集部]
2021年03月18日2021年3月現在、新型コロナウイルス感染症の流行を受け、外出時のマスク着用が一般的になりました。マスクを着けていると、周囲からは目元しか見えないため、パッと見て顔が判別しにくいですよね。カーリー(carly_japance)さんは、電車に乗っている時に、いつもスマートフォンでInstagramを見ているといいます。かわいい動物が写っている投稿をチェックしていると…。マスクがあるので、にやけていることは誰にも分からないだろうと思っていたカーリーさん。しかし、『目は口ほどに物をいう』ということわざもあるように、ニヤニヤとした目元は、バッチリと窓越しに映し出されていたのです…!さらに、背後に立っていた男性も、カーリーさんの手元を見てニヤニヤしています。きっと、男性もスマートフォンの画面に映し出されたキュートな動物の姿に、心を癒されていたのでしょう。クスッとするエピソードに、読者からは「オチに笑った!」「マスクをしていても意外に表情ってバレるよね」「後ろにいた男性も絶対に動物好きだな」といったコメントが寄せられました。たとえマスクをしていても、自分で想像している以上に、相手には表情が伝わってしまうものなのかもしれませんね。カーリーさんは、日常にまつわる実録漫画をブログに投稿しています。気になった人はチェックしてみてください!カーリーの日記[文・構成/grape編集部]
2021年03月12日自身のInstagramやブログで綴る、育児マンガが大好評のイラストレーター・モチコさん。そんなモチコさんが、6歳のイチコちゃんと4歳の二太郎くん2人のお子さんとの愉快な日常を切り取る大人気4コマ連載。今回は、ひな祭りといえば思い出すエピソードを教えてくれました!入院生活、上げ膳据え膳でめちゃくちゃ楽だった……!新生児をお預かりしてくれる産院だったので、夜はベッドで1人伸び伸び寝れて(授乳で細切れ睡眠でしたが)、昼間も授乳や調乳指導や退院指導以外は好きに過ごせてマイペースに動けて……ほんと楽でした!あれから4年、今年のひな祭りは、昼間は二太郎も幼稚園なので気ままなひとり時間!これまた最高!あ、ちなみに4年前の退院後は、実家に里帰りして、夜もちらし寿司を食べてイチコのひな祭りのお祝いをしました。嬉しそうなイチコを見ると「やっぱり今日退院できて良かったな」と思った記憶があります。[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録は、毎月第1水曜日に更新です! 次回もお楽しみに♡LINE公式アカウントお友達登録で、育児マンガの新着情報をお届け!さらに、毎月応募できるプレゼント企画実施中![4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録の記事一覧[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.30「 ひな祭りといえば思い出す」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.29「年末年始」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.28「我が家で流行った歌」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.27「二太郎のダンス教室、習い始めて約2ヶ月」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.26「先生とのやりとりで親の知らない顔が…」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.25「コスパの良いおやつ」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.24「はじめてのwithコロナの夏」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.23「新生活で心がけていること」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.22「太った〜」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.21「遊びのアイデア」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.20「習いごと」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.19「入園準備」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.18「こわいもの」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.17「2020年」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.16「あったかご飯」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.15「子どものアウター事情」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.14「さつまいも掘り」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.13「リビング」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.12「暑さ対策」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.11「七夕」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.10「薄着の季節」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.9「動物園」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.8「新学期」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.7「いちごの季節」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.6「バレンタインの準備」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.5「お正月」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.4「クリスマスの準備」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.3「七五三」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.2「芸術の秋」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.1「秋ファッション」モチコ娘イチコ(2014.3生)と息子二太郎(2017.2生)に毎日ツッコミながら生きている関西人主婦です。基本親バカ。子育てや家族にまつわる4コマをInstagram(@mochicodiary)とブログ(かぞくばか~子育て4コマ絵日記)で公開しております。書籍に「育児ってこんなに笑えるんや!」(ぴあ株式会社) 、新刊『育児ってこんなに笑えるんや! 二太郎誕生編』も好評発売中! Amazon & text/モチコ
2021年03月03日性交経験のないまま結婚し、“性交渉をしない妊活”をはじめた主婦のうなぎさん。その日々のことを綴ったブログをまとめたコミックエッセイ『奥さまは処女』(光文社)が2月25日(木)に発売されました。「なんで私は“普通”のことができないの?」と葛藤を抱えていたうなぎさん。でも、“普通の妊娠”って何だ?“普通”じゃなくちゃいけないの?そんな疑問を携えて、生殖心理カウンセラーの平山史朗さんと、妊活のモヤモヤについて語り合っていただきました。全4回の連載の最終回です。うなぎさん。長くてつらい迷走期を経たのち、シリンジ法キットにより妊娠。平山史朗さん。生殖心理カウンセラー。臨床心理士として、数多くの不妊や性にまつわるカウンセリングを担当。マイノリティになった自分を認めるつらさ——『奥さまは処女』の中で印象的だったのが、「なんで私は“普通”のことが“普通”にできないの」という言葉でした。普通のこと、当たり前のこと以外も選択肢のひとつだし、わざわざ自分から“普通”におさまりに行かなくてもいいわけですが、なかなかそれができない。平山史朗さん(以下、平山):“普通”の圧力って、すごく大きいんですよ。うなぎさん(以下、うなぎ):わかります。平山:マジョリティの集団にずっと属していた人が、マイノリティである自分を認めるのってすごくつらいんですよね。 “普通”に仕事して“普通”に結婚して“普通”に妊娠するつもりでいた方が、不妊になったとたんに「私なんて人間としての価値はないんです。社会に貢献してないんです」とかおっしゃるのもよく聞きます。“普通”でいた自分が“普通”じゃなくなるかもしれない、“普通じゃない”と他人から思われるかもしれない、という恐怖は、そう簡単に割り切れるものじゃないと思います。——「“普通”じゃなくていい」っていうメッセージも、もしかしたらある種の余計なお節介になってしまう側面もあるかもしれません。難しい。平山:難しいですよね。1対1のカウンセリングでお話ししていても、なかなか“普通”の枠組みをはずせませんから。——ほかにも、妊活中の心の持ち方についてお聞きしたいです。うなぎ:私の場合、一番つらかったのが、努力しても報われるわけじゃないし、自分の体のことなのに全然わからないという点でした。毎月生理が来るたびに、一喜一憂しないようにしようと自分に言い聞かせていました。「妊活はストレスが一番よくないんだよ」って言われるのもストレスになっていたのですが、どういう心持ちでいればよかったのでしょうか。平山:実は、不妊の心理学の専門家は、「ストレスで不妊になる」とは考えていない人が多数派なんです。「ストレスをなくす」ことは不合理うなぎ:えっ!?不妊治療をやめたとたんに妊娠したっていう報告が多くて。実際、私もそうだったので、「やっぱりストレスが一番ダメだったんだ」と思っていたのですが、違うんですか?平山:結果論としてそういうこともありますが、不妊治療を頑張って妊娠した方もいっぱいいるわけです。でも、そういう方はあまり情報発信しないでしょ。「不妊治療をやめたとたんに妊娠しました!」っていうほうが、情報として発信しやすいじゃないですか。うなぎ:じゃあ、それがたまたま目や耳に入ってきちゃってるだけということでしょうか?平山:はい。だって「不妊治療やめたら妊娠した」っていう報告のほうが嬉しいでしょ。私たちは欲しい情報を手に入れるクセがあるから、聞きたい情報ばかりが聞こえてくるんです。うなぎ:なるほど……。平山:それに、妊活中にストレスをなくすっていうこと自体が不合理なんです。無理なんです。だから、「ストレスをなくそう」っていうストレスのほうが、よっぽど大変。ストレスがあっても妊娠できる、妊娠にストレスは関係ないって思ったほうが、ストレスは少なくなるっていうことです。「平穏でいないといけない」と思うからツラくなる——もうちょっと詳しくお聞かせいただけますか。平山:ストレスが原因で男性が勃起障害になり、妊娠しないというケースはありえます。ストレスが原因で女性の排卵が止まって、妊娠しないというケースもありえます。この2つのケースを、ヨーロッパの生殖医学会では“心因性の不妊”と呼びます。心因性の不妊というのは、この2つのケース“だけ”です。なぜかというと、今は不妊は精子と卵子の問題だと、ハッキリわかっているからです。どんなにストレスがかかっていようが、いい精子といい卵子がちゃんと出会っていれば、ちゃんと妊娠するというのがハッキリわかっている。うなぎ:そうだったんですね。全然知りませんでした。平山:知っていても、ストレスがなくせないこともありますよね。特にストレスが高まるのは、シリンジ法でも人工授精でもタイミング法でも、試してから妊娠を待つ間の期間です。この10~14日間が一番不安だったりするわけです。ある文献によると、この時期のストレスレベルは心臓病やがんと同じくらいだそうです。そんな時期に、平常な気分でいられますか?うなぎ:……いられません。平山:ですよね。それなのに、平常な気分でいなきゃいけないと思うからつらいんです。だから、そのときの自分の気持ちの揺れとか、落ち込みや気分の波を許容することが大事なんです。許容というのは、自分がまず自分のその気持ちを許すということと、周囲の人がその知識をちゃんと持って、当人の気持ちの揺れに動揺しないということです。不安な気持ちを自分で認めてあげる——「またうまくいかないかもしれない」という不安に対しては、どう心構えを持っていればいいのでしょうか。平山:「ネガティブな気持ちをなくすにはどうしたらいいんですか?」って、とーってもよく聞かれます。でも、ネガティブな気持ち、不安っていうものは、自然に出てくるものなんですよ。だって、想像してみてください。不妊治療なり、シリンジ法なりを試したときの妊娠確率って50%より絶対低いですよね。体外受精ですらそうです。うまくいかない可能性のほうが、うまくいく可能性より高い、そういうものに今チャレンジしているんですから、「うまくいかないかもしれない」って不安が出てくるのって異常ですか?全然異常じゃないですよね。むしろ、合理的な考え方です。だから、その考え方を消す必要はないんですよ。うなぎ:ポジティブになれ、と言われてなれるものじゃないですよね。平山:おっしゃる通りです。だから僕らプロは絶対そんなことは言いません。ネガティブな気持ちが出てくるのは必然であり、だからこそ「私またちょっと不安に思ってるんだな」って自分でその気持ちを認めてあげたほうが、ネガティブな気持ちと付き合いやすくなる。ネガティブな気持でいちゃいけない、いちゃいけないって押さえつけるから苦しくなるんです。“ほどよい母親(Good Enough Mother)”——ネガティブ・ケイパビリティ*という概念もありますね。※詩人ジョン・キーツが提唱した、不確実なものや未解決のものを受容する能力のこと平山:ネガティブ・ケイパビリティ、僕も注目しています。うまくいかないとき、予測不能な状況に直面したときに、それができるといいんだろうなとは思っています。——最後に、これから出産を迎えるうなぎさんに、平山先生からメッセージをお願いします。平山:直接カウンセリングにいらっしゃっていたら、もっとお話できることはあるのですが、あくまで今日うかがったことの範囲で申しますと、パートナーと、それぞれ思いを伝えられるようなカップルでいてもらえるといいな、と思います。ご自身とパートナーとの思いが違うことって、特に子育てをしていくとどんどん出てくると思うんですよね。それを伝え合うというのは、自然にできるものではなくて、やっぱりちょっと意識してやらなきゃいけない。それは、これから産まれてくるお子さんに対してもなんじゃないかな、と思います。あとは、「よい母親、パーフェクトな母親を目指さないでください」。とても大事なことです。専門的な言葉でいうと、“ほどよい母親(Good Enough Mother)”っていう用語があります。うまくいかないことがあっても、うまくいくことのほうが多少多ければ、だいたい子どもってちゃんと育ってくれるんですね。ほどよく、ほどよく。うなぎ:ありがとうございました!■TENGAヘルスケアのシリンジパック「Seed in」発売記念で、平山先生が妊活コミュニケーションについて語った記事はこちら(外部リンク)(構成:須田奈津妃、編集:安次富陽子、取材協力:TENGAヘルスケア)
2021年02月28日性交経験のないまま結婚し、“性交渉をしない妊活”をはじめた主婦のうなぎさん。その日々のことを綴ったブログをまとめたコミックエッセイ『奥さまは処女』(光文社)が2月25日(木)に発売されました。「なんで私は“普通”のことができないの?」と葛藤を抱えていたうなぎさん。でも、“普通の妊娠”って何だ?“普通”じゃなくちゃいけないの?そんな疑問を携えて、生殖心理カウンセラーの平山史朗さんと、妊活のモヤモヤについて語り合っていただきました。全4回の連載の第3回です。うなぎさん。長くてつらい迷走期を経たのち、シリンジ法キットにより妊娠。平山史朗さん。生殖心理カウンセラー。臨床心理士として、数多くの不妊や性にまつわるカウンセリングを担当。シリンジ法キットの情報が少なくて…——うなぎさんは、シリンジ法の妊活を始めたときに、何か参考にされたりしたんでしょうか?うなぎさん(以下、うなぎ):それが、ブログやSNSでも「シリンジ法で授かりました!」って大々的に発信している人がいなくて。シリンジ法について書かれた本もありませんでしたし、自分が実験台みたいな気持ちでやっていました。——シリンジ法キットを選ぶ際は、大きさとかも考慮して?うなぎ:私が探したときは、Amazonで売ってる20本入りの商品しかなかったんです。それがすごいご立派なやつで……。平山史朗さん(以下、平山):うなぎさんからすると、ちょっと怖いですよね。膣の緊張が高い方を指導するときには綿棒のような非常に細いものから入れられるように練習する場合もあるくらいですから。「ひとりで」性液を採取とは?——シリンジ法キットを実際に使ってみて、不安に思ったことや疑問に思ったことはありましたか?うなぎ:説明書には「精子が液状化すると(スポイト状の器具に)吸い込みやすくなるので、10分くらい置いておいてください」と書かれていたんですが、一方で精子って乾燥に弱いじゃないですか。どのタイミングがベストなのか迷いました。採取してすぐがいいのか、液状化してからのほうがいいのか。平山:人工授精するときって、性液を液状化させるために30分から1時間程度は置くんですよ。うなぎ:そうなんですね。あと、シリンジ法キットの説明書や、医師がすすめるシリンジ法のホームページとかに、「男性がひとりで精液を採取し……」みたいなことが書かれていたんですが、「ひとりで」って重要なんでしょうか?パートナーがお手伝いをしてしまうと、他人の汗とか異物が混入するとか、そういうことでしょうか?平山:「ひとりで」というのは「マスターベーションで」という意味かと思います。感染症にさえ気をつければ、パートナーのお手伝いがあっても、もちろんいいと思います。ふたりで子づくりのために努力してるという実感も持てますしね。うなぎ:そうだったんですね。気になっていたので、スッキリしました!婦人科やカウンセリングに行くハードル——シリンジ法は、何回くらい試したんですか?うなぎ:妊活期間1年10カ月のうち、1年1ヵ月がシリンジ法にチャレンジした期間で、計30回くらいですね。月に2、3回のペースです。平山:排卵予測日は、クリニックで診てもらっていたんですか?うなぎ:1回だけ診てもらったんですが、それ以外はアプリで記録したものを参考にしていました。——クリニックで排卵予測日を調べてもらうには、注射したりホルモンチェックとかしてもらったりと負担が大きいですよね。うなぎ:そうなんです。だから私はあまりクリニックに行ってなくて。平山:日本の女性にとって、婦人科に行くこと自体がものすごくハードルが高い現状をどうにかしたほうがいいですよね。うなぎ:カウンセリングもそうだと思います。私はたぶん、悩んでいる当時にカウンセラーさんの存在を知っていたとしても行けなかったと思います。初めて会う人と性の話をするなんて無理です……。平山:性の話ってかなりプライベートなことなので、なかなか難しいとは思います。日本の性教育が遅れていることも大きくかかわってきますしね。本当に難しいところです。タイミングは人それぞれ——言い方がぶしつけで申し訳ないのですが、「道具で妊娠していいのだろうか」みたいな気持ちはあったりしましたか?うなぎ:それはまったくなかったです。私が始めた時点では、「もうこれしかない!なんてすばらしい道具なんだ!」って思っていました。実は、シリンジ法自体はブログを始めた当初から知っていたのですが、そのときはまだ「性行為の経験不足をなんとかしないと……」という思いのほうが先にあり、シリンジ法について詳しく調べることはなかったんです。“シリンジ”って、名前もなんか実験器具みたいで怖そうですし(笑)。でも、うまくいかないことが続き、改めてシリンジ法を調べたら、本当にすばらしい道具だと思えたんです。自分の経験から、「やりどき」「(心に)刺さるとき」っていうのが人それぞれあると思うので、そのときにやるのが一番いいかなって思います。最終回は2月28日(日)公開予定です。■TENGAヘルスケアのシリンジパック「Seed in」発売記念で、平山先生が妊活コミュニケーションについて語った記事はこちら(外部リンク)(構成:須田奈津妃、編集:安次富陽子、取材協力:TENGAヘルスケア)
2021年02月27日性交経験のないまま結婚し、“性交渉をしない妊活”をはじめた主婦のうなぎさん。その日々のことを綴ったブログをまとめたコミックエッセイ『奥さまは処女』(光文社)が2月25日(木)に発売されました。「なんで私は“普通”のことができないの?」と葛藤を抱えていたうなぎさん。でも、“普通の妊娠”って何だ?“普通”じゃなくちゃいけないの?そんな疑問を携えて、生殖心理カウンセラーの平山史朗さんと、妊活のモヤモヤについて語り合っていただきました。全4回の連載の第2回です。うなぎさん。長くてつらい迷走期を経たのち、シリンジ法キットにより妊娠。平山史朗さん。生殖心理カウンセラー。臨床心理士として、数多くの不妊や性にまつわるカウンセリングを担当。自分ひとり問題化して、焦っていた日々だった——「処女のまま妊活」を始め、自分が見えなくなって思い詰めてしまった時期を経た今、うなぎさんは「性交渉がなくてもいい」という考えにいたったんですよね。うなぎさん(以下、うなぎ):はい。私たち夫婦は、「夫婦のどちらかが性交渉を望んでいるのにそれができない」というわけではないので、それでいいと考えています。子どもがほしいと思ったときから、私が勝手に「夫婦間のセックスレス問題」をつくりあげて「それを解消しなくては!」と思い込んでしまっただけで、本当は挿入以外のスキンシップや普段のコミュニケーションで満足なんです。でも、迷走していた当時の私は「セックスレス問題を解消しなくては!」と思い詰めていましたし、ブログの読者の方からも「夫婦で話し合って」「カウンセラーに相談して」というアドバイスがたくさんあって……。平山先生にお聞きしたいのですが、本当に話し合いや相談だけで解消できるものなんですか?平山史朗さん(以下、平山):おっしゃる通り、話し合いだけで解決するとは限らなくて、性交の問題に対してはいろいろなアプローチがあります。たとえば行動療法といって、専門家が具体的な宿題を出したり、具体的な指導をしたりしたほうがうまくいくこともあります。ただ、日本にはちゃんとした専門家が少なくて、怪しげなカウンセラーやセラピストも多いので、そこは気をつけていただきたいところです。うなぎ:なるほど。話し合いは、大きな誤解を解くところから平山:あと、夫婦で話し合うにしても、話し合い方を知らなければうまくいきません。夫婦でのコミュニケーションの取り方を知らないままでは、いくら話し合ったって意味がない。「愛し合っているのだから、相手は私のことを理解してくれているだろう」とか、「私は相手のことを理解しているはず」というような、大きな誤解を解くことから始めないといけません。自分が思っていることは伝えないと伝わらないし、しかもそれは適切な形で、相手にわかる形で伝えないと伝わらない。うなぎさんは一生懸命頑張っていたけど、私から見ると、パートナーにちゃんと言えていない部分がすごくあるな、と事前にいただいた本やブログを読みながら感じました。うなぎ:当時、本心では、自分も話し合いたくなかったからだと思います。それもあってか、「夫が下ネタも話せないタイプだから、セックスに関する話し合いができない」とか夫のせいにして、私は悪くないって思うようにしていましたし、同時に「話し合いで解決するものなのか?」とずっとモヤモヤしていました。自然にできなくて当たり前平山:性の話ができないというのは、要するに「セックスって普通に誰でも学ばずにできるはず」という思い込みがあるからでもあると思うんですよ。多くの人が「生殖は本能だから、できて当たり前」って思い込んでいるのですけれど、人間は単に生殖のためにセックスするわけではありません。「セックスがうまくいかない=自然じゃない=よくない」と苦しむ方がいらっしゃいますが、人間のセックスが自然じゃないのは当たり前なんですよ。それなのに、「自然じゃないからよくないんだ」と考えるのがおかしいんです。うなぎ:たしかに!自然にまかせようとか自然妊娠のほうがいいとか、ついついそういう考え方をしてしまいますし、「自然なほうがいい」って思いがちです。——パートナーとはセックスするのが自然、みたいな固定観念もありますね。平山:セックスがなくても夫婦ふたりの穏やかな関係があって、全然問題なく過ごしていければそれでいいはずなんですけどね。そういう関係ならセックスは不要という考え方もあります。うなぎ:私たちもそういう考え方でした。ただ、子どもがほしいとなったときに、「じゃあセックスが必要だ」とおかしくなってしまって。平山:そういうパターン、すごく多いんですよ。でも、セックスしなくても人工授精や体外受精、うなぎさんのようにシリンジ法でも妊娠は可能だし、子どもをつくるために無理にセックスレスを解消する必要はないと思います。ただ、ちょっと付け加えさせてもらうと、「子どもができたからOKだよね、セックスしなくてOKだよね」だけでは済まないこともあります。実際にあったケースなのですが、セックスレスのまま体外受精でお子さんを授かったご夫婦が、50歳くらいになってやっぱりセックスレスが原因で「離婚したい」となってしまった。カップルのニーズが変化することもあるし、そのときは納得していてもあとから不満がわいてくることもあるんです。うなぎ:夫婦の関係は常に変化していきますもんね。平山:そうですね。「今はなくてもいい」と「生涯なくてもいい」っていうのはまた違ったりしますから、そのあたりはケース・バイ・ケースですね。ちゃんとお互いどう納得したり満足しているかを確認しておくべきだと思います。「あなた」はセックスレスの状態をどうしたいのか——そもそも論なのですが、セックスレスの定義ってなんですか?平山:日本性科学会が、「病気など特別な事情がないのに、1ヶ月以上性交渉がないカップル」と定義しています。便宜上この定義がありますが、何をもってセックスレスとするか、その状態やありようは人によってバラバラだと思います。パートナーのどちらかが望んでいるのにできないというパターンもあれば、本当にふたりともセックスが必要ないというパターンもある。うなぎ:私もこの定義は調べました。それで、「この定義にあてはまる自分たちはセックスレスなんだ」と、問題化してしまったんですよね……。平山:本来はセックスレスという一言でまとめられないですよね。だから、セックスレスの相談にいらした方に対し、カウンセリングではまず「あなたがおっしゃるセックスレスというのは、どういうことなんですか?」と聞きます。ご本人がどう問題にされているのか、どうしてカウンセリングに来てくださったのか、セックスレスをどうしたいのか。そこを聞くんですね。——人それぞれ、セックスレスを解消したい理由がありますもんね。子どもがほしいからということもあれば、パートナーとコミュニケーションをとりたいからということもある。平山:そうです。セックスがないままだと離婚させられるから、というケースもありますよ。ひとりひとり違う背景があるので、そこを個別に探っていくのが私たちの仕事なんです。発信が自己理解につながった、うなぎさんのケース——うなぎさんの場合、他人に相談するのではなく、ブログを書くことで自分の内面を見つめようとしていらっしゃいました。平山さんの目にはどう映りましたか?平山:ブログを拝読してすごいなと思ったのは、「脳内会議」をされてるじゃないですか。いろんな情報に振り回されている自分を、脳内会議しながらどうしようかと考えてらっしゃった。いろんな視点を持てる方なんだなと思いました。——ブログという手段は、自分を見つめるのに有効なんでしょうか。平山:ブログで情報発信することは自己表現ですよね。自己表現って、自分を確認する意味があるんです。カウンセリングでは、カウンセラーに話すことで自分が何を感じているのか、何を考えているのかを確認できて自己理解につながるのですが、ブログ等で表現するのにも同じ意味があります。外に出す、表現することによって、「私、こんなふうに考えていたんだな」「こんなふうに感じているんだな」と確認できるので、うなぎさんの場合、大きな効果がおありになったんだろうなと思います。うなぎ:今、先生の言葉でとても救われました。「ひとりで悩んでないでプロに相談しなさい」とおっしゃるのかと思っていたんですが、そういうかたちで自己表現して自己理解して、それで効果が得られていると言っていただけて、すごく救われました。ありがとうございます!第3回は2月27日(土)公開予定です。■TENGAヘルスケアのシリンジパック「Seed in」発売記念で、平山先生が妊活コミュニケーションについて語った記事はこちら(外部リンク)(構成:須田奈津妃、編集:安次富陽子、取材協力:TENGAヘルスケア)
2021年02月26日’20年7月、野上被告を取材すると、小倉美咲ちゃんの写真などをプリントし「小倉とも子が犯人だという証拠」と主張していた山梨県のキャンプ場で、当時小学1年生だった小倉美咲ちゃんが行方不明になって約1年5か月。母・とも子さんを自身のブログで誹謗中傷したなどとして、名誉毀損の容疑で昨年逮捕された野上幸雄被告。逮捕前から被告への取材を続けてきたノンフィクションライター・水谷竹秀氏が初公判の模様を伝える。また、水谷氏にかかってきた脅迫電話の音声も初公開。(情報提供:)静まり返った法廷内に、証言台に立つ男の荒っぽい声が響き渡った。「はっきり言ってねえ、小倉とも子が犯人じゃないっていう証拠がない」その瞬間、傍聴席の最前列に座っていた、スーツ姿の小倉とも子さん(37)は眉をひそめた。これは検察官による起訴状の朗読後、被告人に対して行われた罪状認否の場面での出来事だ。■名誉毀損とはこれっぽっちも思っていない男の証言に面食らった向井香津子裁判長が「ええっとですね」と制しようとするも、男は無視して続けた。「はっきり言って分かんないんですよ。それを追及したらたまたまこういうことになったんだけど、これ(起訴状)ねえ、インターネットで意味のない感想文をだらだらと書いてるけど、1番肝心なものが抜けているでしょ?」男は身振り手振りで、裁判長に訴えかける。耐えかねた裁判長から、「先ほど読まれた起訴状の内容は名誉毀損に当たらないということでいいんですよね?」と問われてもなお、男は曖昧な答えを繰り返す。「だから、それはねぇ、わかんないの」弁護士からも「簡潔でいいですよ」と突っ込まれ、男はようやく本題に入った。「名誉毀損とはこれっぽっちも思っていないよ。(起訴状は)全然チンプンカンプンなことを言っている」2月25日午後、千葉地裁第701号法廷。初公判で起訴内容を否認した男は着席し、腕を組んだ。マスクの上から見える目は鋭く、薄い眉が、どこか威圧感を与えている。この男の名前は、野上幸雄被告 (70)。山梨県のキャンプ場で2019年9月、行方不明になった小倉美咲ちゃん(8)の母・とも子さんを自身のブログで誹謗中傷したなどとして、名誉毀損の容疑で昨年10月、逮捕されていた。起訴状などによると、野上被告は、『怨霊の憑依』と呼ばれるブログを管理し、事件発生直後から毎日、とも子さんへの憶測や偏見を生み出す書き込みを続けていた。ブログの管理人名は野上ではなく、「和田隆二」。肩書きは「霊媒師」。野上被告はこのブログの中で、美咲ちゃんの行方不明について、《募金詐欺、美咲ちゃんの事件はかなり組織だってやっているそうです》(2020年2月13日付)《今までの流れで親が関与し人身売買、臓器売買が真相だろう》(2020年10月3日付)などと説明し、とも子さんの名誉を毀損した。初公判での野上被告は相変わらず質問への受け答えができておらず、話の内容も支離滅裂だ。検察官が起訴状を読み終えた直後には、その内容について、「感想文だなぁと思った」と言って、こう持論を展開した。「私は行方不明の子を探しているだけであって、それに対して誹謗中傷しておとしめているっていうのは関係ない」人身売買に関しては開き直った。「人身売買は世界中で摘発されている。1日に何十件も。みんな親が関与している。だからそういうふうなことを書いて何が悪いんだ!」こうした野上被告の供述に対し、弁護士も、「被告人においては(ブログへの投稿は)社会正義と公益をはかる目的のために必要と考えている」と正当性を主張。■「お前ちょっと家まで来いや!」この一連のやり取りを傍聴席から眺めていた私は、昨年7月に静岡県熱海市で、野上被告に会ったときのことを思い出した。その模様については、『小倉美咲ちゃんの母を誹謗中傷し続けるブログ主を直撃、支離滅裂な「正義」の主張』(同年7月17日付)というタイトルで週刊女性の記事にした。するとブログで私に対する事実無根の書き込みがなされ、その1か月半後には、私の携帯に野上被告から電話が掛かってきた。「この野郎、ナメた記事書きやがって。お前ちょっと家まで来いや!」いきなりそう怒鳴りつけられ、30分にわたって恫喝が続いた。そこで今度は『小倉美咲ちゃんの母への“誹謗中傷男”逮捕、記者にもかけていた「脅迫電話30分」』(同年10月16日付)というタイトルで追加記事を発表した。野上被告が逮捕されたのはちょうどこのタイミングだった。話は少しややこしくなるが、とも子さんへの誹謗中傷では同じ時期に、もう1人、別の男が逮捕、起訴されている。その初公判を傍聴した際には、野上被告の「信者」とみられる中年女性からしばらく睨み付けられた。無視して退廷したものの、野上被告のブログには私への書き込みが続いていたため、「野上一派」からマークされているのはほぼ間違いなかった。だから野上被告の初公判でも、同じような人間が傍聴に来るのではないかと、少し警戒していた。だが、杞憂に終わった。とも子さんに対しても、法廷内で野上被告が直接的な暴言を吐くことはなかった。初公判終了後、とも子さんは裁判所前に集まった報道陣に向かって、野上被告と対面した感想を、神妙な面持ちで語った。「美咲がいなくて苦しみのどん底に突き落とされたまま1年5か月が経っている。そうした家族にあのような言葉をネットに書き綴られていたのは言葉にならないぐらい辛かった。人身売買のために美咲に手を掛けたというようなことを言われたのは事実無根。それが社会正義のためと言われたら、何でも通ってしまう世の中になる」涙ぐんだとも子さんは、今でも毎週のように、何らかの手掛かりを探すため、山梨に通っているという。「どこかに美咲が無事で元気でいてくれれば、また笑顔で会えると信じている」その手には、美咲ちゃんのお気に入りだったプードルのぬいぐるみがしっかりと握られていた。PROFILE●水谷竹秀●ノンフィクションライター。1975年三重県生まれ。上智大学外国語学部卒業。カメラマンや新聞記者を経てフリーに。2011年『日本を捨てた男たちフィリピンに生きる「困窮邦人」』で第9回開高健ノンフィクション賞受賞。近著に『だから、居場所が欲しかった。バンコク、コールセンターで働く日本人』(集英社文庫)など。●情報提供のお願い【情報提供先】大月警察暑TEL:0554-22-0110情報提供はHP
2021年02月26日