日本銀行は30日、政策委員会・金融政策決定会合において、金融緩和を一段と強力に推進する観点から、以下の決定を行ったと発表した。長めの金利やリスク・プレミアムのさらなる働きかけを通じて、企業や家計などの金融環境をより緩和的にするため、資産買入などの基金を80兆円程度から91兆円程度に11兆円程度増額する。増額分の買入対象資産ごとの内訳は、以下の通りとし、2013年12月末までに増額を完了する。長期国債 : 5兆円程度国庫短期証券 : 5兆円程度CPなど : 0.1兆円程度社債など : 0.3兆円程度指数連動型上場投資信託 : 0.5兆円程度不動産投資信託 : 0.01兆円程度金融機関の一段と積極的な行動と企業や家計の前向きな資金需要の増加を促す観点から、金融機関の貸出増加額について、希望に応じてその全額を低利・長期で資金供給する。資金供給の総額の上限は設定せず、無制限とする。議長は、執行部に対し、この新たな資金供給の枠組みについて具体的な検討を行い、あらためて金融政策決定会合に報告するよう指示した。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月30日最近の報道などによると、日本銀行(以下、日銀)は今月30日に開催する金融政策決定会合で、「経済・物価情勢の展望(展望レポート)」をまとめる際、追加の金融緩和策の必要性を検討するとされています。日銀は今年2月の金融政策決定会合で、物価安定の下での持続的経済成長を実現するため、「中期的な物価安定の目処」を導入し、当面は消費者物価指数の前年比上昇率1%が見通せるようになるまで、実質的なゼロ金利政策と金融資産の買入れ等の措置により、強力に金融緩和を推進していくことを明確にしました。その上で、これまで「資産買入等の基金」を通じて長期国債などの買入れ額を増額することで、市場に資金供給を行なってきました。しかしながら、海外経済の減速長期化に加え、日中関係の悪化なども内外需に影響し、国内景気の下振れリスクが高まっていることから、4月の展望レポートで見通した、「『2014年度以降、遠からず』物価上昇率が目処とする1%に到達する」ことが難しい情勢になりつつあるようです。そのため、日銀は今月30日に公表する展望レポートで、経済成長率予想を引き下げ、物価上昇率の目処である1%への到達見通しを先延ばしするとみられており、デフレ脱却の道筋を踏み外さないために、今会合で追加の金融緩和が行なわれるとの見方が強まっています。さらに、緊急経済対策の策定方針を決めた政府が、日銀にも歩調を合わせ、強力な景気下支え策を取るよう求めていることなども、金融緩和期待を高めていると考えられます。なお、金融市場では、今回の追加の金融緩和において、国債などを買い入れる基金の枠の引き上げに加え、ETFやJ-REITなど比較的リスクの高い資産の買入れへの期待も高まっています。日銀が、経済成長の押し上げを狙い、より積極的な金融緩和姿勢を示せば、今年2月のように円安・株高が進行する可能性が考えられます。(※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。)(2012年10月25日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。→「楽読」【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月26日フジ医療器は直径約9cmの大きなもみ玉を搭載した「サイバーリラックスマッサージチェア」を、10月10日に発売開始した。広くじんわりともみ込むようなマッサージができるのが特長だという。価格はオープン。同製品は大型のもみ玉(直径約9cm)を最新技術のデジタルメカで制御する「ハイブリッドメカ」を搭載。大型のもみ玉を採用したことで、手のひらの付け根(手根)で、広くじんわりともみ込まれているような、優しいもみ心地が可能となった。肩と腰は8段階、背は2段階の強弱調節が可能で、計25タイプのもみ技を搭載している。また、本体各所に配置された30個のエアーバッグによって、身体のあらゆる部分のマッサージが可能。新しいもみ技「背筋開き」と「背筋ケア」のほか、肩周りをエアーバッグでマッサージする「肩療(けんりょう)マッサージ」。また、指先まで包む形状の腕部のエアーマッサージや、骨盤周りの筋肉をほぐす「骨盤周りのマッサージ」なども楽しめる。足先とかかとには、ヒーター機能付。足裏をじんわりと心地よく温めながらマッサージする。また、使う人に合わせた適切な肩位置を自動で検出する「もみ玉肩位置あわせ機能」、視覚性に優れた「フルカラー液晶リモコン」を採用。操作性もアップした。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月11日日銀は19日の金融政策決定会合で、政策金利を0~0.1%程度に据え置く一方、資産買い入れ基金の総額を10兆円増やし、80兆円とする追加の金融緩和を決定しました。日銀の声明文によると、追加の金融緩和に踏み切った背景として、海外景気の減速感が拡がる中、国内景気の下振れリスクや金融市場の先行き不透明感が強まったことなどが挙げられています。これまで、日銀が追加の金融緩和を行なうタイミングは、「経済・物価情勢の展望」(展望レポート)が公表される10月との見方が拡がっていました。しかしながら、9月に入り、ECB(欧州中央銀行)やFRB(米連邦準備制度理事会)が相次いで政策対応を講じたため、今会合で日銀が追加の金融緩和を見送った場合は、円高・株安が進むとの懸念が強まっていました。そのため、日銀が今会合で実施を決定したことは、タイミングやその内容ともに好感されたとみられ、19日の金融市場では、円安・株高の動きとなりました。こうした流れは、欧米の中央銀行が緩和姿勢を強める中、日銀が「中期的な物価安定の目処」を明示することを2月に決め、その後、株式市場が大きく上昇した展開を連想させます。ただし、市場を取り巻く環境は当時と大きく異なっており、世界経済の減速感の強まる中、株式市場が2月のように一段と上昇するためには、新たな支援材料が必要条件になるとみられます。そうした意味では、円安の進行が大きな鍵になると考えられます。今後、米国の量的緩和第3弾(QE3)の実施などを受けた、米国景気の回復期待を背景に日米金利差が拡大する、あるいは、日銀が更なる追加の金融緩和を行ない、デフレ脱却に向け強い姿勢を打ち出す、など、円安の追い風になるような動きがみられるかどうかに注目が集まります。(※上記は過去のものであり、将来を約束するものではありません。)(2012年9月20日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。→「楽読」【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月21日FRB(米連邦準備制度理事会)は、MBS(住宅ローン担保証券)の買入れによる新たな量的緩和策の実施と、”少なくとも14年終盤まで”としてきた、事実上のゼロ金利政策の継続期間を”少なくとも15年半ばまで”に延ばすことなどをFOMC(連邦公開市場委員会)で決定したと9月13日に発表しました。3回目の実施となることから”QE3”とも呼ばれる今回の量的緩和策において、FRBは、すそ野の広い住宅市場の回復を後押しすることで、失業率の押し下げを狙っています。具体的には、物価が抑制されている限り、労働市場の見通しが大幅に改善するまで、FRBはMBSを月額400億米ドルのペースで購入します。なお、購入の上限額(総額)や期間は経済動向次第であり、事前には定められていません。また、FRBは、追加の資産購入やその他の金融政策を必要に応じて実施する可能性に言及しています。市場では、QE3実施の観測が事前にかなり高まっていたものの、今回の発表を受け、米株式相場が大きく上昇し、ニューヨーク・ダウ工業株30種が約4年8ヵ月半ぶりの高値となったほか、原油や金などの商品価格も値上がりした一方、米ドルは下落しました。なお、円の対米ドル相場は一時、77.13円まで上昇し、約7ヵ月ぶりの円高水準となったものの、その後は77円台半ばでの推移となっています。また、米国債については、今回の資産購入の対象に含まれなかったことから、10年債の利回りが上昇する場面もありました。(※上記グラフ、データは過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。)FRBが今回のFOMCでQE3の実施と実質的なゼロ金利政策の延長を決定するとの観測は、今週に入ってかなり高まっていました。それにもかかわらず、FOMCの結果発表後、市場の反応は大きなものとなりました。この背景の一つに、このところのFRBのあまりに積極的な姿勢があると考えられます。これまで明らかになっている経済指標から判断すると、新たな量的緩和策が今すぐ必要という状況にはないと考えられるにもかかわらず、FRBが積極姿勢を示したのを見て、市場関係者の多くが驚いているとみられます。私は、FRBの今回の動きに、政治面への配慮が多少なりとも働いたとみています。なぜなら、共和党とバーナンキFRB議長との関係は微妙で、同党の副大統領候補であるライアン氏は、量的緩和策を快く思っていないことを明言しているだけでなく、同議長が任期を迎える2014年には交代させる意向まで示しています。バーナンキ議長は、任期問題に自ら積極的に関わるような姿勢は見せていませんが、11月の大統領選挙が近づく中、今回のFOMCを逃すと、政策面での制約が強くなるリスクを考慮したのかもしれません。なお、共和党と、FRBの中でも緩和策にさほど前向きでない理事たちは、今回のFOMCの決定に対する不満を示すかもしれませんが、新たな量的緩和策の実施は、民主、共和の政党に関係なく、次の大統領を助けることになる可能性があります。QE3の実施を投資家が好感し、リスク資産の価格がさらに上昇する可能性はあるものの、今回のFRBの決定が実体経済をどの程度支えることになるかという点では、大きな疑問が残ります。なぜなら、事実上のゼロ金利政策が2014年以降も継続されるという見方が、既にかなり高まっていただけでなく、米10年物国債やMBSの利回りが既にかなり低水準となっているからです。むしろ、11月の米大統領選挙で勝利するのは誰かということ、そして、民主・共和両党の激しい対立が続く中、いわゆる「財政の崖(※)」という問題の回避に向けて妥協が成立するかどうかということの方が、今回のFRBの決定よりも重要視される可能性があります。なお、幸い、今回のFOMCの決定後の円相場の上昇は限定的でしたが、FRBが量的緩和に動いたことは、来週、金融政策決定会合を開く日銀により積極的な政策運営を迫る圧力となる可能性があります。(2012年9月14日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、国内外での大きなイベント発生時の臨時レポート「フォローアップ・メモ」からの転載です。→「フォローアップ・メモ」【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月14日NEXCO中日本は、お盆期間の東名高速道路で発生することが予想される厚木IC~横浜町田IC間の大和トンネル付近を先頭とする渋滞を緩和するため、キャンペーンを実施する。渋滞の発生が予測されている時間帯を避けての利用を促すことで渋滞解消を狙う。NEXCO各社はお盆期間中の渋滞予想を発表しており、これによると新東名高速道路の開通で東名高速道路の渋滞は大幅に減少するとみられている。しかしその反動として、新東名高速道路がまだ開通していない区間では激しい渋滞となり、とくに上りの厚木IC~横浜町田IC間の大和トンネル付近を先頭とする渋滞は、最大で約35kmにおよぶと予想される。この渋滞を緩和するため、「東名お盆渋滞減らし隊キャンペーン」が実施される。実施期間は8月12日~19日の2時から14時。事前にキャンペーンサイトへ登録し、期間中に東名道の厚木IC以西(圏央道海老名ICを含む)の料金所から東名高速道路(上り)の横浜町田・横浜青葉・東名川崎・東京料金所のうちいずれかの出口料金所を通行した上で、アンケートに答えるともれなく1,000円分の買い物券「サービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)チケット」をプレゼント。抽選で100名に、東名道海老名SAと足柄SA、新東名のNEOPASA限定の買い物券5,000円分も当たる。CO2排出量削減など、エコのためにも協力を呼びかけている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月22日大和屋は、「すくすくチェア」の新製品として、ユーザーの声を詰め込み進化させたベビーチェア「sukusuku es」を発売した。「sukusuku es」は、成長に合わせて高さ調節ができ、大人まで使えるベビーチェア。ヨーロッパの安全基準をクリアする安心安全な商品として設計されている。座板・足置き板は、脚フレームの内側の溝にそって差し込み、脚フレームで挟み込んで固定。成長に合わせて座板・足置き板を細かく調整でき、ベビーチェア、キッズチェア、大人用のチェアとして長く使うことができる。座板の形状は、赤ちゃんが座りやすいよう、なめらかなカーブをつけた“足もとすっきり「ムーンシート」”を採用。ガードは工具を使わずに取り外せる仕様とし、食べこぼしなどの掃除がしやすくなっている。ガードを取り外した後の座板の形状も美しく、ベビーチェアとして使い終わったあとも、インテリアイメージを崩さず長く使い続けられる。テーブル使用時に、安全のため固定するボルトには「スプリングノブボルト」を採用。テーブルを後ろに回転させてもボルトがテーブルアームについたままなので、紛失の心配がない。また、従来の「すくすくチェア」より、ガード付で約1kg、テーブル&ガード付で約2kgの軽量化を実現。より安定性を増すためのスタビライザー(安定盤)も付属する。タイプは「ガード付」と「テーブル&ガード付」の2種類。天然ゴムの樹液を採取した後のゴムの木を使用するなど、環境にも配慮している。カラーは全7色。チェアにぴったりフィットする専用のチェアクッションも用意される。オープン価格。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月20日マッサージチェア専門メーカーのファミリーはこのほど、ストレッチトレーナーの兼子ただし氏監修による運動機能を搭載した「ファミリーメディカルチェア 3S」を発売。全国の量販店を中心に販売している。同商品は、ストレッチトレーナーの兼子ただし氏が監修した「S-レッチング・ストレッチ運動機能」を搭載している。S-レッチングとは美しい姿勢をサポートする兼子氏が考案した独自のストレッチのこと。腹部の柔軟性に着目し、ストレッチ角度とひねりを取り入れ、腹部のインナーマッスルに働きかける運動が行えるという。また、30枚のエアーバックともみ玉で全身をくまなくマッサージできる。エアーバックでの3D押し出しメカの搭載で、グッとした押し感でしっかりとしたもみ心地を実現。冷えを感じやすい手先・足先にはヒーターを搭載しているため、身体を芯からリラックスさせることができるという。カラーはブラックとアイボリーの2色。価格はオープン。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月12日タクシー都内最大手の日本交通は、母の日である5月13日に「陣痛タクシー」と名付けた、妊婦を対象とした新しいタクシーサービスの提供を開始する。「陣痛タクシー」は、「お迎え場所・かかりつけ病院・出産予定日」などを事前に同社ホームページ上から登録することで、日頃の通院時はもとより、陣痛時も「慌てず・簡単に」タクシーを呼ぶことができるサービス。同サービスでは、助産師による「妊産婦搬送時の注意事項と対応」と題した講習会を全乗務員に実施。いざという時にも、陣痛・出産の基礎知識を持った乗務員が、慌てず焦らずに対応することができる。メーター料金の他にお迎え料金400円がかかること以外は、通常のタクシー料金で利用可能。5月8日より「陣痛タクシー登録サービス」ページを開設、ページ内に登録フォームや問い合わせフォームを用意している。登録は無料で、通院以外での利用も可能となっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月09日