LINEは4日、最大200人まで同時に音声通話ができる無料アプリ「Popcorn Buzz」を公開した。Android版からの先行公開となり、Google Playでダウンロード可能。iOS版は近日中の提供を予定している。「Popcorn Buzz」は、最大200人が同時に音声通話できる無料のグループ通話アプリ。名前とプロフィール写真を登録し、グループごとに発行されるURLをメール・SMSなどを通じて送付・招待することで利用できる。また、「LINE」ユーザーであれば、「LINE ログイン」による会員登録と、「LINE」の友だち情報の同期も可能となっている。グループ通話画面では、参加ユーザーのアイコンを一覧で確認でき、発言者のアイコンの右下に印が表示されるなど、誰が発言しているのかが視覚的に判断できるユーザーインターフェースを採用している。今後は、グループビデオ通話機能や、「LINE」のグループとの連携機能の追加を検討していくという。「Popcorn Buzz」の対応OSはAndroid 4.0以降。対応言語は、日本語、英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、インドネシア語、マレーシア語、タイ語、トルコ語、ベトナム語、スペイン語、フランス語、ポルトガル語、ブラジル語、ドイツ語、イタリア語、ロシア語、アラビア語。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年06月04日Lenovoは28日、「Windows 10」に搭載する音声アシスタント「Cortana」に、同社の検索機能「REACHit」を連携すると発表した。「Cortana」と連携した「REACHit」は、Windows 10が発売を予定する2015年夏からベータ版を利用可能で、秋からは一般向けにダウンロードが可能になるという。「Cortana」は、米MicrosoftがWindows 10に合わせて提供を予定する音声アシスタント。ローカルストレージ内やOneDrive上のファイルを音声で検索できるほか、ユーザーの好みを学習し、ニュースや天気といった情報の表示、音声によるメール、リマインダーの作成などに対応するという。一方の「REACHit」は、ローカルストレージに加え、クラウド上にあるファイルや、デバイス間をまたいだファイル検索が行えるアプリケーション。「Cortana」と「REACHit」が連携することで、「Cortana」の検索機能を強化する。例えば、OneDriveやGoogleドライブ、Dropboxといったクラウドストレージのファイルを音声で検索できるようになるほか、複数のWindows 10デバイスをまたいで、ローカルストレージのファイルを検索、GmailやExchangeといったメールサービス、Googleカレンダーといったカレンダーサービスから予定を確認することもできるようになるとしている。LenovoのWebサイトでは、ベータ版サービスの提供に向けた事前申し込みの受付を開始している。
2015年05月28日帝人、タグキャスト、セルクロスの3者は5月25日、都内で会見を開き、O2O(Online to Offline)向けに信号を面で認識できるシート型ビーコン「PaperBeacon」を開発したと発表した。同製品はBluetooth LE(BLE)による通信とセルクロスが保有する「2次元通信技術」を活用することで、従来のビーコンと異なり、スマートフォンやタブレットを同製品の上を置くことで面としての通信を実現し、座席の位置などを特定し、テーブルなどに応じた機能を提供することを可能とするもの。具体的には、セルクロスが保有する電磁波をシールドするメッシュ状の金属の隙間から電磁波よりも短い波長がシート表面近傍に染み出す現象(エバネッセント波)を利用することで、面での近距離通信を可能とする「2次元通信技術」を利用した通信媒体である「セルフォーム」を帝人が開発し、それにタグキャストのビーコン技術「TAGCAST」を組み合わせることで実現したという。セルフォームを採用したシートは布だけでなく、堅いシートやワイヤ状の素材も実現できるため、ウェアラブルへの適用なども考えられるという。このシートは30cm間隔で配置しても、それぞれのPaperBeaconを認識することができ、各ビーコンが発行するIDをクラウド上にて管理することで、サービスの提供が行われる。サービス事業者側は、タグキャストのSDKを用いてアプリを開発することで、簡単にテーブルとビーコンを紐づけることができるようになる。なお、ビーコンにはリチウムイオン電池が搭載されており、1年程度の稼働が可能。導入費用は初期費用が5000円、管理システムの運用/保守で月額800円としているが、導入台数などによって価格は変わってくるとのこと。また、想定用途は飲食店や学校などを中心に考えているとするが、グローバルに需要があるとのことで、新たな利用方法の模索なども図っていき、セルフォームビジネスとして従来のIDタグによる物品管理などと併せて2019年度で20億円としているほか、同製品単体では初年度で1万枚の出荷を目指すとしている。国内発売は6月1日からで、設計/製造を帝人とセルクロスが担当し、販売/運用/保守をタグキャストが担当する。
2015年05月25日AHSは、VOCALOID用歌声音声ライブラリ「VOCALOID4 miki」を発表した。発売日は2015年6月18日。同社オンラインストア価格は、ナチュラルが税抜9,800円、スターターパックが税抜16,000円。同製品は、アーティスト「フルカワミキ」の生声を忠実に再現して制作されたボーカルライブラリ。従来製品である「VOCALOID2 SF-A2 開発コードmiki」に、新機能「グロウル」を加えてVOCALOID4音源としてさらにナチュラルにパワーアップさせた。その歌声は、高音域・中音域・低音域と、音域ごとに異なるキャラクターバリエーションがあり、広い音域でそれぞれの表情と魅力を発揮する。また、付属ソフトとして、簡単に音楽を作成できるソフト「Music Maker Silver」、手軽にミュージックビデオなどの動画を作成できる「キャラミん Studio 90日製品版」、動画編集ソフト「Video Easy SE」も収録。さらに、ヤマハ「VOCALOID4 Editor」の体験版も付属する。なお、ヤマハ「VOCALOID4 Editor」をセットにしたバンドルパック「VOCALOID4 miki スターターパック」もラインナップされている。
2015年05月22日ヤフーは5月19日、人工知能技術「ディープラーニング」を同社で開発した音声認識エンジン「YJVOICE(ワイジェイボイス)」に実装し、認識精度を大幅に改善させたと発表した。「ディープラーニング」のサービスへの実装は初めてのことで、同日より18のスマートフォン・タブレットアプリとウィジェットで、精度が向上した音声認識機能が利用できるようになった。この人工知能技術は脳神経細胞の働きを工学的にモデル化した手法。通常、こうした技術では様々な事例を学習させるための膨大なデータが必要だが、同社では、「Yahoo!検索」や「音声検索」などで蓄積したビッグデータを生かし、2013年より研究を開始していた。また、東京工業大学の篠田研究室の篠田 浩一教授との共同研究なども進めている。今回の実装によって特に向上したのは、騒音下における認識精度。従来は騒音などの影響で一定の場面で誤認識があったもののうち、約1/3で精度が改善された。例えば、駅ホームでの「Yahoo!乗換案内」、街頭での「音声検索」などが、従来より快適に利用できるようになったという。「YJVOICE」を搭載するスマートフォン・タブレットアプリ、ウィジェットは、iOS、Android用が、Yahoo! JAPAN、Yahoo!音声アシスト、Yahoo!カーナビ、Yahoo!地図、Yahoo!乗換案内の10種。その他、iOS用は、音声検索など3種。Android用は、Yahoo!ブラウザーなど3アプリ、2ウィジェットとなる。
2015年05月20日サンワサプライは13日、USB 3.0ポートからHDMI入力を備えた液晶TVなどに映像と音声を出力できる変換アダプタ「USB-HDMI変換アダプタ 500-KC008HD」を販売開始した。直販サイト「サンワダイレクト」での価格は7,852円(税別)。PCのUSB 3.0ポートに接続し、HDMIで映像と音声を出力する変換アダプタ。USBポートを利用して映像出力を増設できるので、HDMIポートを持たないPCなどでもディスプレイの増設が可能になる。表示モードは「拡張モード」と「複製モード」の2種類を用意。最大解像度は2,048×1,152ドット(60Hz)での出力に対応する。最大接続台数は6台。本体サイズはW46×D74×H19mm、重量は約42g。
2015年05月14日富士通ネットワークソリューションズ(FNETS)は4月20日、Microsoft Lyncで内線と外線通話機能を統合するために必要な音声ゲートウェイ装置としてSonus「SBC1000」「SBC2000」および、IP電話機としてポリコム「Polycom VVXシリーズ」を販売開始した。同社は既にLyncを活用した「統合コミュニケーションソリューション」を提供しており、これら製品の取扱開始により音声系ソリューションの拡充を図るとしている。販売目標は、Lyncエンタープライズボイス関連ビジネス全体で、今後3年間で12億円。Lyncは、社内のネットワーク環境の中で各自の端末を利用してプレゼンス(在席管理)表示/IM(インスタントメッセージ)/ビデオ通話などリアルタイム・コミュニケーションを実現する統合ソフトウェア。今回販売開始する周辺機器とLyncのVoIP外線通話機能である「Microsoft Lyncエンタープライズボイス」の接続により、社内の通話に加えて外線通話にも自分の端末を利用できる。これにより、例えば、顧客からの外線通話に対して自席のPCを始め、携帯電話やスマートフォン、IP電話機など、様々な端末で迅速なコミュニケーションを図ることができるとしている。Lync認定の音声ゲートウェイ装置であるSBC(Session Border Controller)シリーズは、Lyncクライアントから公衆網への音声通話を橋渡しする。PRI/BRI/アナログなど各種の公衆網インタフェースに対応する。SBC2000はINS1500を複数収容することができるため大規模な拠点、SBC1000は小規模な拠点向けと、導入企業の規模に合わせた設置が可能という。SBA(Survivable Branch Appliance)機能を搭載し、WANがダウンした場合でもLyncクライアントによる発着信通話を継続可能。Lync認定のIP電話機であるPolycom VVX シリーズは、IPアドレスの自動取得および手動設定が可能であり、導入企業のオフィス環境に合わせた柔軟な設置が可能という。VVX 300/VVX 310は、低~中程度の通話量を処理するユーザー向けのエントリー・レベルのIP電話機。VVX 400/VVX 410は、中程度の通話量を処理するオフィスワーカーやコールセンター・オペレータ向けのカラー・ディスプレイ付きミッドレンジIP電話機。VVX 500は、電話機の画面上でMicrosoft Outlookのカレンダーの表示などデスクトップPCと密な連携が行える、ナレッジワーカー向けの3.5インチ・カラー・タッチパネル付きIP電話機。VVX 600は、VVX 500の機能に加え、4.3インチの大きな表示領域を持つカラー・タッチパネル付きIP電話機となっている。
2015年04月21日富士ゼロックスは4月20日、スマートフォン向け観光音声ガイドサービス「SkyDesk Media Trek」を利用した、富士山や白川郷、平泉など日本国内14か所の世界文化遺産で音声ガイドの提供を発表した。観光客は、自分のスマートフォンで専用の無料アプリをダウンロード。アプリ内にある観光ガイドコンテンツ集から必要なコンテンツをダウンロードして利用する。音声ガイドを利用しながら世界遺産や、それに付随する建造物周辺を歩いていると、あらかじめ設定されたポイントで音声が自動再生される。例えば、平泉の毛越寺本堂に近づくと、「こちらは、毛越寺の本堂です。平安時代から残る、毛越寺のご本尊、薬師如来が安置されています」と音声が流れ、建造物などの景観を楽しみながら、その文化的価値や歴史的背景を知ることができる。なお、音声ガイドの内容は、各地の観光協会などの協力により、富士ゼロックスが独自で制作した。また、音声ガイドと合わせて、音声ガイドのポイントを記し、散策ガイドとしても利用できるマップも提供している。「SkyDesk Media Trek」は、GPSと連動した音声ガイド付きコンテンツを個人のスマートフォンで利用するためのクラウドサービス。それに伴い、コンテンツを制作するためのツールも提供している。このコンテンツを用いれば、簡単な操作で音声ガイドの作成が可能で、作成された音声ガイドは、スマートフォンにインストールされたアプリを用いて誰でも利用できる。今回の世界文化遺産紹介コンテンツは、各地の文化振興や地位活性化などに貢献するため、開発された。
2015年04月20日●4月28日より提供開始ワイヤレスゲートでは、音声通話とLTE通信が利用できる「ワイヤレスゲート Wi-Fi+LTE 音声通話プラン」を、4月28日から提供する。本稿では、ヨドバシカメラマルチメディアAkibaで14日に開催された記者説明会の模様をお伝えする。○「ワイヤレスゲート Wi-Fi+LTE 音声通話プラン」とは記者説明会の冒頭、ワイヤレスゲート 代表取締役CEOの池田武弘氏が登壇して挨拶した。「ワイヤレスゲート Wi-Fi+LTE 音声通話プラン」は、月額1,300円から3,500円(税込、以下同)で音声通話とLTEによるデータ通信が可能になるプラン。4月28日から全国のヨドバシカメラ店舗、および通販サイト「ヨドバシ・ドット・コム」で取扱う。ワイヤレスゲートではこれまで、データ通信にのみ対応したSIMカードを提供してきた。今回の対応について、池田氏は「ヨドバシカメラに来店された方からは、ワイヤレスゲートのプランを音声通話に対応させてほしい、という声を多数頂いている。ニーズを反映させたサービスを作っていくのが弊社の方針。音声通話対応プランを売らないわけにはいかない状況になってきた」ためと説明する。「ワイヤレスゲート Wi-Fi+LTE 音声通話プラン」では、4つのコースを用意する。すべてのコースで音声通話が可能なほか、全国に約4万カ所以上あるWi-Fiスポット「ワイヤレスゲート Wi-Fi」(通常価格390円/月)も無料で使えるようになる。容量無制限で最大通信速度が250kbpsのコースは1,300円/月、最大通信速度が150Mbpsで月の通信容量が3GBのコースが1,700円/月、同5GBのコースが2,300円/月、同8GBのコースが3,500円/月となっている。同プランでは、違約金が一切かからない。契約期間のしばりがなく、解約の手数料も発生しないという。しかしサービスの申込み後、MNP転出にて解約する場合のみ「MNP転出解約手数料」として11,880円が発生する。池田氏は「これからもお客様のニーズを汲み取って、リアルタイムにサービスに反映させながら展開していきたい」と意欲的に話した。●ヨドバシカメラと連携○ヨドバシカメラにサービスカウンターを設置続いて、ヨドバシカメラの常務取締役販売本部長、日野文彦氏が登壇。「SIMフリーサービスのニーズが高まってきている。しかしこれまで、売り場では充分な対応ができていなかった」と説明した。そこでヨドバシカメラでは、「ワイヤレスゲートWi-Fi+LTE 音声通話プラン」をその場で申し込め、即日開通手続きが可能なサービスカウンターを5月中旬から新規開設していく。マルチメディアAkibaを皮切りに、梅田、博多、京都、札幌などの各都市に設置する予定。1、2カ月に1から2店舗の間隔で、年内に10店舗の設置を見込んでいるという。日野氏は「複数のキャリアのプランを比較・提案し、開通できるカウンターにする。アフターサービスも充実させる」と説明。その上で「今年はSIMフリー元年になる。様々なサービスが出てくるのではないか、と予想している。ヨドバシカメラでは、スピード感をもって迅速にサービス展開していきたい」とアピールした。●MNP転出の場合のみ「転出解約手数料」が発生○利用最低期間は設けない記者説明会の終了後、ワイヤレスゲートの池田氏と、ヨドバシカメラの通信サービス商品事業部長である松月俊雄氏が囲み取材に応じた。最近の市場の傾向として、MNPでキャリアを変更した利用者に対してある一定の額を払い戻す、いわゆる「キャッシュバック」を提供する通信事業者が増えている。この対応策として「利用最低期間」を設ける通信サービスプランが増えているが、この点について池田氏は「ワイヤレスゲートでは利用最低期間を設けない」と説明している。同社では前述の通り、MNP転出の際のみ、MNP転出解約手数料として11,880円を発生させることで対応するようだ。このほかワイヤレスゲートの現行プランでは利用中のプラン変更ができないが、これについては「できるようにしたい。現在、検討している」とのことだった。ヨドバシカメラの松月氏は「SIMフリー端末のラインナップは、市場に出まわっているものをできる限り取り揃えていきたい。今後もZenFoneの新しいもの、ファーウェイ製の端末、freetelさんのスマホなどを揃えていきたい」と話した。松月氏は続けて「SIMフリー端末は、通信サービス、端末、アプリを自由に組み合わせられるのが魅力になっている。最近ではITリテラシーが高くないと思われるお客様からも、格安SIMってどういうことなの、という問い合わせをいただくようになった」と話す。今後の市場予測としては「利用期間が2年を越えた、月々のサポート期間が切れたユーザーを中心に、格安SIMサービスのニーズが高まっていくのでは。向こう3年間で、1,000万人くらいのお客様が利用されるのではないか」との認識を示した。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年04月14日カシオ計算機がiOS向けボイスレコーダーアプリ「キーワード頭出し ボイスレコーダー」を発表した。独自の音声キーワード検索技術を使い、録音音声を簡単に検索して聞き直しができるというアプリで、単なる「録音」だけでなく「録音の活用」を目指した製品だという。独自の音声キーワード検索技術がどんなものなのか、「キーワード頭出し ボイスレコーダー」を企画・開発したカシオ計算機 コンシューマ事業部企画部アプリ企画推進室の田中孝浩氏に話を聞いてきた。―― 「キーワード頭出し ボイスレコーダー」とは、どんなアプリでしょうか?一般的なボイスレコーダーと異なる点を教えてください。「聞き直しの時間を大幅に短縮する」というのがテーマのボイスレコーダーアプリです。音声キーワード検索機能を搭載している点が特徴で、録音した音声の中から特定の発言を検索することができます。例えば、弊社の製品発表会を録音した音源で、「カシオ」と発言しているところから再生したいとします。その場合、検索窓に「かしお」または「カシオ」とかな入力するだけで、音源の中から該当箇所を検索することができます。検索結果は、検索キーワードと似ている順にリストで表示され、上位の結果から再生していくと、「カシオ」と発言している箇所を、次々に頭出し再生できます。録音時間が長い音源でも簡単に聞きたい部分を探せるわけです。また、音声キーワード検索機能の高速性もポイントです。最新の端末では検索結果が5秒程度で出力できます。このほか、音声が検出されていない無音を飛ばして再生時間を短縮する「無音スキップ」という機能も搭載します。ほかにも、音の高さを変えずに再生速度を変えたり、ノイズキャンセリングの機能を搭載したり、指定秒数のスキップ機能も備えています。さらに、録音・再生時にマークやメモを貼り付ける「タグ付け」もできます。「キーワード頭出し ボイスレコーダー」のタグ付けでは、時間をさかのぼってマークすることができる点が特徴です。録音中にiPhoneがスリープ状態になっていて、マークしたい部分にタグ付けできなかった―― といった場合でも、「キーワード頭出し ボイスレコーダー」であれば、「10秒さかのぼってマークをつける」ということが可能です。―― 音声キーワード検索技術とはどういうものですか? 詳しく教えてください「キーワード頭出し ボイスレコーダー」では、録音した音声を”テキスト化”して、その中から検索したいキーワードを探すのではなく、検索ワードを”音声特徴化”し、録音音声と照合して検索している点が特徴です。テキスト化して検索する場合、その音声が何なのか“テキスト“として確定する必要があります。この確定したテキストが検索したい言葉と異なると、もちろん正しく検索できません。ですがキーワードを”音声特徴化”して検索する場合は、録音した音声と音響的に類似するキーワードも探すことができ、発音が曖昧であっても検索することができるんです。この技術を、高精度かつスマートフォンでも動作するような少ない演算量で行うにあたり、カシオの電子辞書の音声圧縮「TRUE VOICE」で培った経験が反映されています。―― 録音環境はどのぐらい検索精度に影響しますか。大きな会議室やイベントホールでマイクを使ったような環境でも検索はできますが、もちろんキレイな音声が理想です。雑音が多かったり、バックに音楽が入ったりした場合には精度が落ちます。―― ひとつの録音音声で話者が異なる場合や外国語が混じっている場合でも検索できるのでしょうか?話者が違う場合でも検索可能です。イントネーションや男女の声色が違う場合でもキーワードを検出することができます。ですが、外国語については、エンジンに日本語の音声特徴データを使用している関係から、上手く検出できません。例えば「ソリューション」と日本語発音なら検索できますが、ネイティブの英語の発音だと検出できません。外国語対応については、やりたいと思っています。「for English」といったように、別アプリで提供できたらいいですね。―― このほか、使い勝手でこだわった点はありますか?検索窓は、開発当初は1タップしてから表示するようにしていましたが、そうするとキーワードを検索するまで時間がかかってしまうため、画面の一番上に常時表示するようにしました。―― 今回はiOS向けのみですか、Androidスマートフォンへの展開は考えていますか?Android対応は技術的に難しくはないのですが、まずはiOSでいいものを作って、これが洗練されたらAndroidもと考えています。 具体的なスケジュールは、今回のiOSアプリの反応を見ながら考えていきたいと思います。―― 最後に「キーワード頭出し ボイスレコーダー」がどういったユーザーにオススメか教えていただけますでしょうか?「キーワード頭出し ボイスレコーダー」は、ボイスレコーダーを使う人の多くが、喜んでくれる機能を搭載しています。社会人であれば、会議などで活用できると思います。重要な議題を音声キーワード検索でスムーズに探すことができます。同様に学生の講義などでも活用できるでしょう。特に学生には、ぜひ使ってほしいと考えています。そのため、4月30日まで通常600円のところを360円の特別価格で提供しています。本稿で紹介した通り「キーワード頭出し ボイスレコーダー」は、カシオがこれまで培った技術力をもとに開発した音声キーワード検索機能が特徴だ。同機能を利用すれば、一般的なボイスレコーダーではできないスムーズな頭出しが可能。大学生の反復学習やビジネスシーンでの議事録作成などに便利に活用できるだろう。この4月から、新たな生活をスタートした学生・社会人は、ダウンロードしてみては、いかがだろうか?
2015年04月10日NECは4月1日、顔認証・画像認識技術を組み合わせて、大量の写真を自動的に人・料理・風景などに分類し、写真の検索や写真に関連する情報入手を行うクラウドサービスを発表した。同日からフォトサービスやSNS事業者向けに販売活動を行い、エンドユーザー向けサービスの提供開始は2015年9月を予定している。このサービスは、NECの顔検出・顔照合エンジン「NeoFace」と、画像認識サービス「GAZIRU」を組み合わせて提供されるもの。利用者が撮影した写真の特徴をもとに、被写体に応じてカテゴリーごとに分類してくれる。顔検出に関しては、「NeoFace」が写真から人物を検出し、その顔画像を事前に登録した顔の特徴量データベースと照合することで各個人ごとに分類する。人物以外の写真については、サーバー内に用意した様々な画像から学習した分類用データベースをもとに「GAZIRU」が料理・風景・その他などのカテゴリーに分類。例えば、パスタをナポリタン・カルボナーラ・ぺペロンチーノなどに分類することもできる。また、将来的には料理の画像から、その料理が提供されるレストランまで判定するなどの機能強化を計画してるという。想定される活用例としては、スマートフォン向け写真管理アプリの付加価値が挙げられる。具体的には、利用者が保存した写真を様々なカテゴリーに分類、整理して表示し、目的の写真を簡単に見つけることができるサービスなど。また、料理の写真を種類ごとに分類し、同類の料理を提供する近隣レストランや有名シェフ、口コミなどの情報をレコメンド表示するアプリや、写真から花の種類を分類し、それぞれの花を見られる観光名所を紹介するアプリなども実現可能。事業者向けサービスの価格は税別月額600万円から。2017年度までに300万エンドユーザーの利用を目指すという。
2015年04月03日アイエヌイー・システムは3月26日、ラジオCMの音声に連動してスマートフォンから動画を出すことができるサービス「eYASHI」の提供を開始したと発表した。同サービスでは、ネットラジオ「Radiko」と組み合わせて使うことで、CMの音声に反応して各種のコンテンツが出てくる仕組みを提供する。そのほかにも、「複数CMのコンテンツ(動画など)を連続して読み込む」「製品情報、SNS、商品購入サイトなどのコンテンツとつなぐ」などの機能がある。CMの音声ファイルを同社に送れば、同社でデータを埋め込んで返送。データを放送で流すだけで、設定したコンテンツが読み込めるという。
2015年03月27日みずほ銀行とソフトバンクロボティクスはこのたび、ソフトバンクロボティクスとフランスのALDEBARANRoboticsSASが共同で開発する世界初という感情認識パーソナルロボット「Pepper」を、次世代チャネルの構築を目的に、みずほ銀行店舗での接客に活用していくことに合意し、7月から一部の店舗にて試行を開始すると発表した。その後は全国展開を視野に入れ、導入店舗を順次拡大していく。なお、このように全国展開に向けて「Pepper」を銀行に導入するのは世界初の試みだという。みずほ銀行は、内外の環境変化に対応して機動的に新たなビジネスを創出していくため、今年度より「インキュベーション室」を設置し、次世代チャネルを起点とする新ビジネス創造、およびオムニチャネル化によるサービス向上を検討している。また、サービス提供力向上を目的として、各店舗のマーケットの特性に合わせながら店頭体制の変革を目指す取り組みを行っているという。具体的には、顧客がタブレット画面の案内に沿ってボタンを押していくことで簡単に伝票が作成できる、タブレット端末による記入サービスの提供などを進めている。そのような取り組みを進める中で、店舗における新たなチャネルとして、「Pepper」の活用を開始するという。みずほ銀行専用のアプリケーションが搭載された「Pepper」は、金融関連情報の紹介や待ち時間に楽しめるエンタテインメントの提供など、革新的なおもてなしを通じ、来店した顧客が快適に過ごせる空間を創造していくという。みずほ銀行は、「Pepper」と顧客とのコミュニケーション内容と既存取引情報や最新金融情報との融合によるOne to One対応、多言語対応、既にコールセンターで活用を開始している人工知能技術と連携させたインタラクティブな応対など、ユニバーサルコンシェルジュとしての活用を展望していくとしている。また、サービス提供力No.1の実現のため、顧客との接点がオムニチャネル化することを視野に入れ、次世代に向けたチャネルの高度化を図るとともに、新たな商品・サービスの開発に取り組んでいくとしている。ソフトバンクロボティクスは、これまでのソフトバンクショップなどに続き、銀行という新たな場への導入を通じて「Pepper」の活用の幅を広げ、さまざまな分野への展開を目指していくとしている。
2015年03月24日ログバーは、ジェスチャー認識エンジンを新搭載した指輪型ウェアラブルデバイス「Ring」の最新モデル「Ring ZERO」を発表し、Amazon.co.jpにて本日より先行予約を開始した。カラーは白と黒の2色を用意。発送開始は4月30日を予定。価格は1万6,900円。同製品は、人差し指につけてジェスチャーをするだけで、スマートフォンのアプリをリモートコントロールできる"指輪型"ウェアラブルデバイス。内側に内蔵されたセンサーで指の動きを検知することで、 照明を点灯させたり、テレビの電源をオンにするといった制御が行える。また、新たにジェスチャー認識エンジン"Maestro(マエストロ)"を搭載することで、昨年発表された第1世代の「Ring」と比べてジェスチャー認識率が300%向上したことに加え、ジェスチャー反応スピードも10倍となり、より簡単な入力が可能になっているという。なお、カラーは、Shiny White(白)とMatte Black(黒)の2色が用意される。サイズはS、M、Lの3サイズ展開で、内径および重量は、S:内径19.0mm、重量4.6g / M: 内径20.6mm、重量5.0g / L:内径22.2mm、重量5.4g。
2015年03月16日OKIは3月12日、IP対応コンタクトセンターの自動応答装置や音声会議システムなど音声処理を汎用サーバ上で実現するホストメディアプロセッシング(HMP)ソフトウェア「eおと エンジンfor Server」の会議機能を強化した最新版「eおと エンジンfor Server R3.5」の販売を開始した。今回の機能強化では、最大512者間での同時接続による大規模音声会議が可能となり、セキュリティ面では金融業界のグローバルセキュリティ基準であるPCIDSS準拠にも対応した。同ソフトウェアの採用により、明瞭な音声による大規模会議システムや高セキュリティなシステムを低コストで構築することが可能となる。また、OKI独自の効率的なアーキテクチャの採用によりCPU負荷を軽減し、大規模システムを少ないサーバ台数で構築できるため、低コストでシステムを構築できる。今回の機能強化では、従来からある会議機能(ミキシング、再生、録音、発言権制御、AGC)に加え、新たに独自のマルチコア負荷分散アーキテクチャにより512者会議を実現したほか、DTMFクランプ、発話者検出といった音声会議に有効な機能を追加・充実させた。また、発話者の音声のみをミキシングするための会議用ノイズ抑圧機能も追加し、大規模音声会議でも低ノイズを実現。さらに、暗号化録音、DTMF検出結果ログ抑止機能を追加することにより、セキュリティも強化されPCIDSS準拠に対応している。OKIは今後も、コンタクトセンター、通話録音装置、音声会議システムなどに、高品質かつ投資対効果の高いHMPソフトウェアとして「eおと エンジンfor Server」を積極的に販売していく方針。eおと エンジンfor Server R3.5の標準価格は1ライセンス当たり7000円(税別)から。2017年度までに14万ライセンスの販売目標を掲げている。
2015年03月13日三井住友銀行、日本総合研究所、NECは3月9日、NECの画像認識技術を活用したサービス向上の取り組みを開始したと発表した。今回の取り組みでは、NECの画像認識サービス「GAZIRU」を活用し、キャッシュカードやテレビCM、申込書などを、スマートフォンやタブレット端末のカメラにかざすことで、最寄りに設置されているATMの地図やインターネットの該当ページを表示したりする。これにより、顧客にとって利便性の高いサービスを提供するための技術検証やサービス検討を進める。「GAZIRU」は、スマートフォンなどのモバイル端末のカメラを通して食品や自動車などのさまざまな画像を形状などの特徴から高精度に分類し、その対象物の付加情報や広告配信など、画像認識と情報提供を組み合わせた新たなサービスの構築を可能とする基盤サービス。三井住友銀行と日本総研は、新たなビジネスモデルの創造や金融ITの高度化・活用に向け、ITをいち早く銀行業務に取り込む活動を行っており、今回の取り組みは金融業界で画像認識を活用したサービスの実用検証事例の一つとなるという。
2015年03月10日NEXXは3日、文字認識可能なペン型スキャナ「WorldPenScan X」を発売した。価格は税別22,000円。文字をなぞるだけでテキストを取り込める文字認識対応ペン型スキャナ。従来「miniScan EYE」シリーズとして展開しており、デザインを刷新した「WorldPenScan X」では、新たにWindowsやMacだけでなく、AndroidやiOSでも利用できるようになった。AndroidやiOSで使用する場合はBluetooth 4.0によるワイヤレス接続が可能。WindowsとMacと接続する場合はUSBとなりBluetooth接続はサポートされないが、後日の提供を検討するとのこと。本体はペン先が改良され、従来のボタンスイッチの代わりにローラー構造を採用。今まではスキャンが難しかった超薄紙伝票や金属表面のラベルなどでも使用できるようになっている。スキャンの開始点と終了点の視認性も高まり、位置をより正確に認識できる。PC版(Windows / Mac)の文字認識言語数は193カ国語に対応し、認識したテキストのエクスポートが可能。ビジネスモードを搭載し、バーコードやMCR文字などの認識も行える。テキストを読み上げるスピーチ機能も搭載。モバイル版(iOS、Android)は28カ国語に対応し、ビジネスモードは搭載しない。テキストのエクスポートやスピーチ機能などは利用できる。スキャン速度は10cm/s。読み取り可能サイズは6~22ポイント。リチウムポリマーバッテリを内蔵し、本体サイズはW114.7×D33×H22.5mm、重量は55g。対応OSはWindows XP(SP3) / Vista / 7 / 8、Mac OS X 10.6.8以降、Android 4.3以降、iOS 7以降。
2015年03月03日MVNOサービスOCN モバイル ONEにて行われていた「OCN モバイル ONE音声対応SIMカード追加手数料無料キャンペーン」の終了期間が2ヶ月延長となり、3月31日までとなりました。維持費の安さはもとより、このキャンペーンを使えば初期費用も抑える事ができます。お子様にスマートフォンを持たせることを検討している方、新生活用に追加で番号が欲しいと言う方にピッタリのキャンペーンではないでしょうか。今回は改めてキャンペーンの内容を確認してみたいと思います。○キャンペーンの内容キャンペーンの内容は以下の通りです。ざっくりとまとめると「キャンペーン期間中に」「OCN モバイル ONEユーザーが」「専用のWEB・電話で」「音声対応SIMカードを追加で申し込むと」「手数料3,240円が無料になる」と言うものです。OCN モバイル ONEの音声プランの最低月額料金を考えると「約2ヶ月分が無料」と言う事になりますので、気になっている方はこのキャンペーン期間中に申し込んだ方がいいと思います。○どんな人にオススメ?今回のキャンペーンは必然的にOCN モバイル ONEを2回線以上使う事を想定としたものですので、利用ケースがいくつか想定できます。ケース1:この春お子さんにはじめてスマートフォンを持たせる家庭お父さん・お母さんが既にOCN モバイル ONEユーザーで、お子さんがこの春スマートフォンデビューをするケース。大手携帯会社も学割キャンペーンを開始していますが、月額料金の安さ、最低利用期間が6ヶ月と短い事、そして今回の手数料無料キャンペーンは「デビュー」にはかなり魅力的な条件ではないでしょうか。ケース2:この春社会人デビュー既にOCN モバイル ONEユーザーでこの春に社会人デビュー、仕事用の電話番号を別で持ちたいというケース。仕事とプライベートは分けたいという考えの若い方も多いと思いますが、最初から電話番号を分けて管理することで、なし崩しで休日に仕事の電話がかかってくる事を防げると思います。2台維持しても料金は安いですし、使える通信容量も増えますね。大きく分けるとこの2つじゃないでしょうか。キャンペーンの終了期間まで約1ヶ月半ありますので、家族会議などをして検討する事をオススメします。もちろん、データ用のSIMカードを廃止するという考え方もOK。どのように使うかをしっかりと吟味しましょう。○まとめ今回のキャンペーンで無料になる金額そのものは3,240円ですので、大手携帯会社が行うような「◯◯のお客様は▲万円無料!!」と言うキャンペーンと比較する物足りなさを感じるかもしれません。しかし、もともと無駄を全て削って低下価格を実現しているMVNOがキャンペーンで更に手数料を無料にすると言う事は「ボクサーの減量」に近いストイックさがあります。OCN モバイル ONEをはじめ、他のMVNOサービスのキャンペーンも注目していきたいところです。※文中の金額は全て税込■ 記事提供:SIM通SIMフリー端末、SIMカード比較、格安SIM情報など、あなたのスマホライフに使える、役立つ、得する情報をお届けします! SIMカードをはじめとするお困りごとは「教えて!goo」で解決!
2015年02月27日業務用通信カラオケJOYSOUNDを展開するエクシングは、音声創作ソフトウェア「CeVIO Creative Studio S」向けのソングボイス「Color Voice Series」の第一弾となる男女2種類(「赤咲 湊」、「緑咲 香澄」)のボイスを発売した。なお、同シリーズは4月までに、演歌や歌謡曲、バラード、ジャズなど多様なジャンルの楽曲に対応する全6種のボイスが順次発売される。価格はボイス単体がそれぞれ4,000円、ソングボイスデュエットパック(ボイス2種パック)が7,000円(ともに税別)。「Color Voice Series」は、最新のHMM音声合成方式により人間の発声をシミュレートした自然な歌声を作成できるWindows向け音声創作ソフト「CeVIO Creative Studio S」用のボイスソフト。メロディと歌詞を入力したり、既存のMIDIやMusicXMLを読み込ませて発声タイミングやピッチ、ボリューム、ビブラート等を細かく調整することが可能だ。また、このたび第一弾として発売されたキャラクターは、J-POPやロックを歌うのにピッタリな力強い男声のソングボイス「赤咲 湊(あかさき みなと)」と、優しく透き通る歌声でバラードやジャズなどミディアムテンポの曲調にしっくりとマッチする「緑咲 香澄(みどりざき かすみ)」の2種類。商品紹介ページではそれぞれのサンプルボイスを2曲ずつ試聴することが可能だ。さらに、3月19日には第二弾として、演歌や歌謡曲、フォーク等に適した「銀咲 大和(ぎんさき やまと)」と「金咲 小春(きんざき こはる)」が、4月23日には第三弾としてバラード、ジャズ、アンビエントにピッタリな「白咲 優大(しろさき ゆうだい)」とポップス、R&B、ダンス等に合う「黄咲 愛里(きざき あいり)」の発売が予定されている。なお、価格はソングボイス単体が各4,000円、ソングボイスデュエットパック(ボイス2種パック)が7,000円、ソングスターターパック(ボイス1 種+「CeVIO Creative Studio S」のパック)が8,000円、ソングスターターデュエットパック(ボイス2種+「CeVIO Creative Studio S」のパック)が1万1,000円(価格はすべて税別)。対応OSは、Windows 8.1/8/7/Vista(SP2必須) 。ちなみに「Color Voice Series」はボイスソフトのため単体では利用できない。楽曲を歌わせるには「CeVIO Creative Studio S」が必要となる。
2015年02月20日サンワサプライは17日、HDMI信号をコンポジットビデオとアナログ音声に変換するコンバータ「VGA-CVHD3」を発売した。価格は10,584円。PCやゲーム機などのHDMI信号出力を、コンポジットビデオとアナログ音声の出力に変換するコンバータ。HDMI入力を持たないディスプレイやプロジェクターでの使用を想定する。HDCPに対応しているので、保護されたコンテンツも表示可能。ドライバを使うことなく利用でき、USBバスパワーで動作する。アナログ信号はNTSCとPALの両方に対応。対応する入力解像度は最大1,920×1,080ドットまでで、対応する入力音声はリニアPCM(2チャンネル)。出力解像度は最大720×280ドット。本体サイズはW60×D55×H20mm、重量は約40g。
2015年02月17日ソニーは2月12日、ランニング時の心拍数や走行ルートなどのランニングログの記録に加え、心拍数とリアルタイムに連動した音楽再生や音声アドバイスにより、トレーニングを楽しく効率的にサポートする「Smart B-Trainer」を発表した。「Smart B-Trainer」は、耳に装着してランニングログの計測とトレーニングに適した音楽再生を1台で実現するヘッドホン一体型のスポーツデバイス「SSE-BTR1」と、ランニングログをスマートフォンで管理し、多彩なトレーニングメニューを選択できるアプリケーションソフトウェア「Smart B-Trainer for Running」で構成されている。このうち、「Smart B-Trainer」は、"シンプルでスタイリッシュ"、"楽しく効率的"、"ゴール設定と達成感"をキーコンセプトに開発され、これまで培ってきたオーディオの技術と、最新のセンシングやソフトウェアの技術を融合させることにより、スポーツシーンに新しい体験をもたらすという。例えば、ランニングやジョギングは、ダイエットや体力づくり、レースへの参加など、さまざまな目的にむけて手軽に一人で始められる一方で、継続が難しく、途中でトレーニングを断念するケースも多く見受けられる。そうした課題を解消するために、音楽や音声の活用と合わせて、多彩なトレーニングメニューを提供することで、楽しくトレーニングを継続することをサポートする。メニューには、ベーシックトレーニングに加え、プレミアムトレーニングとして金哲彦氏監修のメニューや、アシックスが提供するトレーニングプログラム「MY ASICS」と連携したメニューが用意されている。自分の目的やレベルに応じたトレーニングを効率的に、かつ継続的に実施することができる。また、スポーツデバイス「SSE-BTR1」は、コンパクトな筐体に心拍、加速度、GPS、コンパス、ジャイロ、気圧の6種類のセンサを内蔵し、心拍数、消費カロリー、距離、時間、スピード、ペース、ピッチ、歩数、ストライド、走行ルート、高度の11種類のランニングログを計測・記録する。さらに、16GBの内蔵メモリには最大約3900曲の楽曲を転送でき、スマートフォンなど複数のデバイスを身に着けずに、これ1台で"シンプルでスタイリッシュ"にランニングログの計測とトレーニングに適した音楽再生を実現する。そして、心拍数をリアルタイムに計測し、事前に設定したユーザープロファイルと目標心拍数をもとに、その時のランナーの状況に応じた最適なテンポの楽曲を自動選曲、再生する。これにより、"楽しく効率的"なトレーニングをサポートする。例えば、目標に対して心拍数が高い場合は、遅いテンポの楽曲を再生することでランナーをガイドする。さらに、その時の気分で楽曲のテンポを調整することも可能。この楽曲のテンポ解析は、独自の12音解析技術により実現しているという。なお、「SSE-BTR1」と「Smart B-Trainer for Running」は3月7日より発売する。また、トレーニングメニューは今後順次追加される予定。
2015年02月17日三菱電機は2月17日、車内音声通話の「雑音除去技術」を開発したと発表した。同技術によって、雑音のなかでも目的の音声信号のみを抽出できる。車内でハンズフリー通話を行う際に邪魔になる、様々なノイズを除去するために開発された。このたび開発された技術は、音声とその他の雑音ではパターンが異なることを利用し、目的となる人の音声のみを抽出して雑音を除去する機械学習技術(ニューラルネットワーク)。声帯の振動や口腔の形状からくる人間の音声の特徴を、音声モデルとして構築したことで実現した。車内には、走行音などの定常雑音、ウインカー音やワイパー音などの非定常雑音が混在している。これまで非定常雑音を除去するのは難しいとされていた。このたびの技術は非定常雑音にも対応し、車内雑音の約96%を除去できるとする。同社では、2018年をめどに車載機器への搭載を目指す。また、雑音の多い工場やエレベーター内での音声通話への応用も検討している。
2015年02月17日NTTは2月16日、3次元物体をどのような方向から撮影しても高精度に認識・検索し関連情報を取得する「アングルフリー物体検索技術」を開発したと発表した。同技術では画像特徴の重要度をその出現頻度に基づき統計的に推定することで、物体などの検索精度を大幅に向上させた。また入力画像と参照画像の対応関係を正確に特定することにより、データベースとして用意しなくてはならない画像の数を従来の10分の1までに削減することを可能とした。これにより参照画像と異なる方向から撮影した入力画像からでも、3次元の物体を検索することができる。同社はスマートフォンなどを通じて、周囲の建物や店舗、商品を高精度に認識し、観光コンテンツや店舗・商品情報などを提示するサービスへの応用を見込んでおり、「2020年までに、見知らぬ土地を訪れる世界中の人々の移動や観光を支援するナビゲーションサービスを提供できるように取り組んでいく」とコメントしている。
2015年02月16日TMJとスマートメディカルは2月9日、スマートメディカル製ソフトウェアを用いて、コールセンターにおける音声気分解析技術の活用に関する共同研究を開始すると発表した。音声気分解析技術とは、音声・発話などの物理的な特徴量から、発話者の気分の状態を独自アルゴリズムで判定し、気分状態を測定する技術であり、昨今大きく注目されている。一方、コールセンターにおけるユーザー対応では、ユーザーの申し出、用件・課題をきちんと把握し、正しく答えることはもとより、感情・気分・気持ちに共感し、ユーザーに合わせたコミュニケーションを取り、満足してもらう対応を行うことが求められている。しかし、感情・気分を把握し、ユーザーそれぞれに合わせたコミュニケーションが取れるかどうかは、オペレータの技量に左右される傾向にある。また、オペレータの感情・気分の状態が声や話し方などの応対に現れる傾向にあり、特に不安や戸惑いはユーザーに伝わりやすくなる。現在、こうした状況により発生するユーザー対応のばらつきを抑制し、オペレータのモチベーションを向上させ、コールセンター全体の品質をどう向上させていくかが課題となっている。音声・発話を測定する音声気分解析技術を利用すると、ユーザーとオペレータの双方の発話と声により判定された気分に基づく対応が可能となるため、個人の技量に頼らないコールセンター構築・運営への活用が期待できる。そこで今回、TMJはコールセンターの構築・運営を進化させるため、スマートメディカルが提供し、同分野で実績をあげているソフトウェア「スマートコールセンターシステム新しいウィンドウが開きます」を用いて、同社と共同研究を開始する。これにより、コールセンターでのユーザー対応時の発話や声に基づき、気分の状態を測定・可視化することで、品質向上(CS・応対・ESなど)の効果を導くノウハウを蓄積して音声気分解析技術を用いた独自のコールセンター構築・運営手法を確立し、サービス化を目指すとしている。
2015年02月13日日本電信電話(NTT)とピーディーシー(PDC)は1月21日、自然な音声対話が可能な「接客型デジタルサイネージ」を開発したと発表した。同サイネージは、ユーザーに能動的に話しかけ、ユーザーの発した要望を解釈し、ユーザーが置かれた状況に応じたインタラクティブな情報提示を行うなど、自然な対話が可能。NTTが開発し、あらゆる騒音環境下で目的の音声をクリアに集音可能とする「インテリジェントマイク技術」を組み合わせ、ショッピングセンターのような騒がしい環境下でもユーザーの音声を認識することができる。同社によると、一般的な駅や商業施設の騒音レベルは60~80dBだが、NTTのインテリジェントマイク技術を用いると、100dBの騒音下においても音声認識が可能だという。また、詳細な粒度の固有表現を獲得する固有表現抽出技術や、低コストで作成可能な学習データに基づくタスク判定技術の活用により、これまでと同じ対話のシナリオを作成する場合には、対話ルール数の削減を実現する。
2015年01月22日NTTとピーディーシー(PDC)は1月21日、自然な音声対話が可能な接客型デジタルサイネージを開発したと発表した。NTTは、研究所が有する音響処理・音声認識・言語処理・音声合成をはじめとしたメディア関連技術を活用し、システムがあらゆる騒音環境下で音声を認識して自然な音声対話を行い、ユーザのさまざまなニーズに応える音声対話プラットフォーム技術の研究開発に取り組んでいる。一方、PDCは、商業施設や公共交通機関などを中心に、国内で急速に普及が進んでいるデジタルサイネージ市場において、大型施設向けシステム導入数でトップシェアを獲得しており、今後、東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年に向けて、さらなる普及・拡大と競争力の強化を狙い、より幅広いユーザが使いやすいユーザインタフェースを持つデジタルサイネージシステムの実現を推進している。今回、両社は、NTTが持つ研究開発成果と、PDCが持つデジタルサイネージシステムおよびデジタルサイネージに関するノウハウを組み合わせ、デジタルサイネージにおいて、"接客型"という新しい価値を提供することを目指している。接客型デジタルサイネージは、ユーザに能動的に話しかけ、ユーザが通常に人と話すような言葉で発した要望を解釈し、ユーザが置かれた状況に応じてインタラクティブな情報提示を行うことで、自然な対話を可能とするものである。具体的には、外部情報(API)と連携することにより、商業施設や駅などで、さまざまな情報の提示を可能とする。また、NTTが開発したあらゆる騒音環境下で目的の音声をクリアに集音可能とするインテリジェントマイク技術を組み合わせることで、ショッピングセンターのような60~80dB程度の騒がしい環境下でもユーザの音声を認識することが可能になる。この他、詳細な粒度の固有表現を獲得する固有表現抽出技術、および低コストで作成可能な学習データに基づくタスク判定技術を活用することにより、これまでと同じ対話のシナリオを作成する場合、対話ルール数を従来に比べて約50%削減できるという。
2015年01月22日NECは1月19日、同社が2012年6月から販売を開始している画像認識サービス「GAZIRU」を、スマートフォンアプリ「高島屋カタログスキャン」で利用し、配信を開始したと発表した。「GAZIRU」では、サービス事業者があらかじめ「GAZIRU(NECのクラウド)」のデータベースに対象物の画像を登録し辞書を作成。対象物が特定されたあとのアクションや付加情報(付加情報表示、指定広告URLへの誘導など)を定義しサービスを構築する。「GAZIRU」の利用者は、スマートフォン上で「GAZIRU」用アプリケーションを起動し、認識したい対象物の画像を「GAZIRU」に送信すると、あらかじめ登録されたデータベース上の画像との特徴情報を元に検索・分類し、対象物を認識。「GAZIRU」は、認識結果に基づき、事前に登録したアクションをスマートフォンに対して実行(付加情報表示、指定広告URLへの誘導など)する。「高島屋カタログスキャン」では、カタログ上の商品画像にかざすと瞬時に画像認識し、画面上に当該商品を紹介する高島屋オンラインストアへの誘導文章を表示。利用者は、文章をクリックするだけで、商品の詳細情報を入手できるとともに、そのままサイト上で購入が可能となる。高島屋では、同アプリを利用することで、カタログに掲載されている商品を購入する際に、店舗に出向くことなく、改めてオンラインストア上で検索をするなどの手間を省くことができ、利便性が向上するとしている。同社では今後、オムニチャネル化のインフラの1つとして、本アプリの他カタログへの対応などを進めていく予定。
2015年01月19日オンラインコンサルタントは1月13日、スマートウォッチを利用して、乗車中も音声でメッセージをやり取りできる法人向けアプリをリリースしたと発表した。同社によると同アプリは、業務用のスマートウォッチアプリとして日本初のリリース。Smart動態管理というスマートフォンアプリの機能の一部として利用できる。乗車中のスマートフォンを利用したメッセージのやり取りは「ながら運転」になり、事故に繋がる恐れがあることから、これらの問題を解決すべく、スマートウォッチで音声や簡単な操作によるメッセージの返答機能の開発に至ったという。Smart動態管理のアプリにメッセージが届くと、スマートウォッチの画面にメッセージが表示され、スマートウォッチから返信できる。また、返信は音声入力と、あらかじめ用意してある3つのメッセージから選択ができ、スマートフォンで開いてより詳細な情報を確認することができる。さらに、スマーフォン側の機能の使用により、住所を地図で送ることができるため、指定の地点へ、後どれぐらいの距離・時間で着くか、指定の地点までのナビをすぐに起動できる。価格は、月額950円(税込・スマートフォン1台あたり)で、7日間の無料お試し期間を設けている。
2015年01月14日アドバンスト・メディアは1月13日、音声認識・音声対話専用のバッジ型ウェアラブルデバイス「AmiVoice Front WT01」を開発したと発表した。近年、スマートデバイスの業務利用が増加しているが、スマートデバイスを使用するためには、画面を見ながら手で操作する必要があるため、ハンズフリー、アイズフリーのニーズに応えられないという欠点があった。また、これまでの眼鏡型や時計型のウェアラブルデバイスでは、内蔵マイクの耐騒音性能が脆弱なため、音声認識の性能を引き出すことができず、騒音環境下での実用が難しいという問題があった。同製品は、2マイクを用いた高指向性のマイクアレイとノイズキャンセル機能を搭載しており、騒々しい工場内などの高騒音環境下でも、高精度な音声認識を行うことができる。さらに、ヘッドセットマイク接続時においては、最大100dBの耐騒音性能、最大10mの耐風性能を有し、従来は音声認識が不可能とされてきた環境での利用を見込んでいる。加えて、屋外など雨天での作業にも対応できるIPX4相当の防水性能も備えており、本体背面スピーカによりヘッドホンを使用せずに音声出力できる他、首から掛けても使用できる。また、スマートデバイスやPC、眼鏡型ウェアラブルデバイスなど多種多様な端末とBluetooth通信で連携する。そして、本体にマルチファンクションボタンを搭載しており、音声指示に加え、ボタン操作によるコントロールも可能で、さまざまなアプリケーションと組み合わせることで、使用環境を問わず幅広い業種・業務で活用することができる。なお、8月より販売を予定している。また、同時期に無線機(インカム)の代わりとして利用可能なハンズフリーIP通話サービスも開始する予定。さらに、販売開始に先駆け、1月より数量限定で「AmiVoice Front WT01」のiOS/Andoroid版の開発キット(SDK)を、数量限定にて企業向けに販売するとしている。
2015年01月13日ドワンゴは、動画サービス「ニコニコ動画」の音声再生に特化した人気のiOSアプリ「NicoBox」を取得し、同社公式アプリとして1月8日より運用を開始した。「NicoBox」は、ニコニコ動画を音声で手軽に楽しめる動画プレイヤー。音声再生に特化したことで、既存のniconicoアプリによりも、さらにスピーディーにニコニコ動画の音楽を楽しめる。また、ランキングや検索からお気に入りの動画を見つけて、自分だけのプレイリストを作成・編集することも可能。バックグラウンド再生にも対応する。アプリは無料配信され、niconicoのアカウントがなくとも利用することができる。
2015年01月09日