エレコムは16日、スマートフォンやタブレット端末での音声チャットに適したヘッドセット2製品を発表した。両耳オーバーヘッドタイプ「HS-HP22TBK」と片耳イヤーフックタイプの「HS-EP13TBK」で、発売は2015年1月中旬。価格は前者が2,462円、後者が2,074円(いずれも税込)。いずれもマイク位置の調整可能なフレキシブルアームや周囲の雑音を拾いにくい、ノイズ低減高音質マイクを採用し、LINEやSkypeなどの音声チャットに適したヘッドセット。オーバーヘッドタイプの「HS-HP22TBK」は、アジャスターでヘッドバンドを調整でき長時間に使用でも疲れにくい。また、呼吸によるノイズを軽減する「ウインドスクリーンマイク」も採用する。主な仕様は、ヘッドホン部のスピーカー方式がダイナミック型(ステレオ)、ドライバーユニットの直径が30mm、インピーダンスが32Ω、最大許容入力30mW、周波数帯域20~20,000Hz。マイク部のマイク方式がエレクトレットコンデンサー方式、アームの長さは120mm、入力感度-58±3dB、インピーダンス2.2kΩ、周波数帯域100~10,000Hz。本体サイズがW133×D50×H164mm、重量が約68g、ケーブル長が1.8m。音量調整コントローラーが付属する。イヤーフックタイプの「HS-EP13TBK」は、左右どちらの耳にも付け替え可能で、角度調節も可能。使わない時は本体装備のクリップでポケットやバッグに留めて収納できる。主な仕様は、スピーカー方式がダイナミック型(モノラル)、ドライバーユニットは直径14.2mm、インピーダンスが32Ω、最大許容入力10mW、周波数帯域20~20,000Hz。マイク部のマイク方式がエレクトレットコンデンサー方式、アームの長さは110mm、入力感度-58±3dB、インピーダンス2.2kΩ、周波数帯域100~10,000Hz。本体サイズがW25×D20×H127mm、重量が約29g、ケーブル長が1.8m。
2014年12月16日パートナーズはこのほど、音声認識・孫型ロボット「おしゃべりまーくん」のクリスマス特別キャンペーンを開始した。「おしゃべりまーくん」は、5歳のやんちゃな男の子をイメージした音声認識人形。本物の子供の声を搭載し、相互会話も可能だという。話す言葉は約700ワードほどあり、季節によって話す内容や歌も変わる。シニア世代や一人暮らしの高齢者の話し相手として愛用されている。12月24日まで「クリスマスキャンペーン」として、サンタの帽子をかぶったクリスマス特別仕様の「サンタまーくん」を、限定100名に販売する。まーくんがより分かる「オリジナル絵本」、おしゃべりまーくんの「オリジナルミニタオル」、事前設定サービス付。クリスマスラッピングを施し、全国送料無料で発送する。価格は1万9,440円(税込)。クリスマス仕様のまーくんは、12月24日までの注文分が対象。同社オンラインショップと、Amazonで販売している。
2014年12月12日セブン銀行は12月1日、音声ガイダンスサービスの認知度向上キャンペーンを開始した。期間は、2015年1月15日まで。音声ガイダンスサービスは、視覚障がいを持つ顧客がATMのインターホンから流れる音声案内に従って、引出し、預入れ、残高照会をできるサービスで、20,000台を超える全てのセブン銀行ATMで利用でき、銀行をはじめとする預貯金取扱金融機関と証券会社の約540社の取引きに対応している。セブン銀行は、今年で5回目となる同キャンペーンを通じて、視覚障がいを持つ顧客に音声ガイダンスサービスを知ってもらい、社会インフラとしての使命を果たしていきたいとしている。○「音声ガイダンスサービス 知って!広めて!キャンペーン」の内容【まず知って!】クリック募金期間中、同社サイトに音声ガイダンスサービスキャンペーンページを特設。ページ内の「クリック募金に協力するボタン」1クリックにつき、セブン銀行より、ラジオ・チャリティ・ミュージックソンに1円の寄付を行う。1人が1日にクリックできる回数は1クリック。クリック募金は、日本最大のクリック募金サイトを通じて行う【そして体験して!】ATM利用件数に応じてセブン銀行より寄付期間中、音声ガイダンスサービスでのATM利用件数に応じて、1件あたり100円を、セブン銀行よりラジオ・チャリティ・ミュージックソンに寄付する【さらにセブン銀行口座を持っている人へ】インターネットバンキングを使った募金セブン銀行口座を持っている顧客がインターネットバンキングを利用してラジオ・チャリティ・ミュージックソンに寄付する場合、その振込手数料を無料にするラジオ・チャリティミュージックソンは、ニッポン放送ほかラジオ局11局において共同で実施されるチャリティ・キャンペーン。目の不自由な人が安心して街を歩けるように「音の出る信号機」設置する基金を募るチャリティ・キャンペーンで、1975年より毎年クリスマスの24時間生放送を中心に実施されている。これまで42億1208万8639円の浄財が寄せられ、2,980基の「音の出る信号機」を設置したほか「声の図書館」「立体コピー」など多数の視覚障がい者(児)用教育機器を贈っている。○音声ガイダンスサービについて(2007年11月よりサービス開始)利用できる取引き(各金融機関の取引きメニューに準じる)(1) 引出し(2) 預入れ(3) 残高照会対応の主なポイント(1) 取引きに関する操作を全てインターホンに集中タッチパネルを使わず、インターホンのみで取引きが完結する取引中に不具合が発生した場合は、コールセンター自動的に接続し、オペレータより状況の説明をする第三者によるいたずら防止のため、「インターホンで取引き」を選択した時点で、テンキーやタッチパネルでの操作ができなくなる(2) 通常以上にプライバシー配慮「紙幣をお受取りください」など、通常はATMスピーカから流れる案内は、インターホンのみで流れる金額は画面に表示されない(3) 親切でわかりやすい案内の実施操作に不慣れな人でも一人で操作できるよう操作方法を詳細に案内するカード挿入時には「利用金融機関名」を、取引終了時には「手数料」を音声案内する(音声ガイダンスの試聴を同社ホームペジで行うことができる)提携金融機関を含め操作フローを統一している
2014年12月02日NTTコミュニケーションズは1日、LTE対応モバイル通信サービス「OCN モバイル ONE」において、070/080/090の電話番号で音声通話が可能な「音声対応SIMカード」の提供を開始した。NTTコムストア、Amazon、Yahoo!ショッピングなどのオンラインストアや、ヨドバシカメラ、ビックカメラ、ゲオなどの店舗で購入できる。利用料金は月額税別(以下同)1,600円から。「音声対応SIMカード」は、070/080/090の電話番号で、音声通話とデータ通信が利用できるSIMカード。IP電話アプリ「050 plus」が月額基本料無料で基本サービスに含まれているため、固定電話や携帯電話への通話料をより安くできる。また、「OCN光サービス」のユーザーであれば、「音声対応SIMカード」の月額料金が1契約あたり200円割引かれる。携帯電話・PHS番号のMNPに対応し、利用中の番号を移行することも可能となっている。月額料金は、高速データ通信容量によって異なり、70MB/日は月額1,600円、100MB/日は月額2,080円、2GB/月は月額1,800円、4GB/月は月額2,150円、7GB/月は月額2,500円。なお、初期費用は3,000円で、6カ月未満での解約の場合は違約金8,000円(不課税)が発生する。そのほか、複数SIMカードでのデータ通信容量のシェアにも対応する。1枚のSIMカードに対して、データ通信のみなら1枚月額450円、音声対応SIMカードならば1枚月額1,150円で、最大4枚まで追加できる。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年12月01日ニフティは26日、音声通話・LTE対応の通信サービス「NifMo(ニフモ)」の提供を開始した。2GBのデータ通信と音声通話対応のSIM、Androidスマートフォン「ZenFone 5(16GBモデル)」をセットにしたプランで月額税別(以下、税別)2,897円から利用できる。SIMカードのみのプランも用意されている。MNPにも対応する。「NifMo」の月額料金は「データ通信プラン」「契約タイプ」「スマホセットの有無」の3つの要素を組み合わせることで決まる仕組み。データ通信プランは1カ月に利用できる高速データ通信の容量で、2GB(月額900円)、4GB(同2,500円)、7GB(同3,500円)の3タイプを用意。初月については無料となる。契約タイプは、音声通話対応(同700円)、SMS対応(同250円)、データ通信のみ(同0円)の3タイプを用意。スマホセットは「ZenFone 5」が該当機種で支払総額は31,112円。24回の分割払いで、ひと月あたり1,297円の支払いとなる。「NifMo」は専用アプリやオプションサービスがあるのも特徴。専用アプリ「NifMo バリュープログラム」「NifMo コネクト」を利用することで、利用料金やデータ通信料を抑えることができる。「NifMo あんしん保証」、「NifMo 訪問レクチャー」など、スマートフォン初心者向けのオプションサービスも用意されている。専用アプリ「NifMo バリュープログラム」では、同アプリを経由して100以上の提携ショッピングサイトで買い物をしたり、オススメアプリをダウンロードしたりすることで、月額利用料が割り引かれる。還元率は提携店舗ごとにことなるが、およそ0.9%~10%になる。同アプリは当初はAndroidのみの提供となるが、iOSも順次対応する予定。また「NifMo コネクト」アプリでは、宅内無線LANや同社提供のWi-Fiスポットへの接続を自動で切り替え、宅内や外出先でのデータ通信量が節約できる。オプションサービス「NifMo あんしん保証」では、スマートフォン端末の故障、破損、水漏れなどのトラブル時に専用窓口に電話すると2日以内に交換機が届くサービス。月額利用料は380円、保証期間は最大36カ月。もうひとつのオプションサービス「NifMo 訪問レクチャー」では機器の接続や各種アカウントの設定、操作方法などについて訪問レクチャーが受けられる。月額利用料は480円、初回レクチャー90分は無料、最訪問レチャーは60分で6,500円。利用するには、24カ月間の契約が必要となる。なお、本日26日から「NifMo スタートキャンペーン」を開始。スマホセットを申し込んだ場合に、月額料金から200円割り引かれるほか、@niftyの接続サービスの利用者はさらに200円割引になる。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年11月26日キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は11月5日、3次元認識で工場の生産性を向上させることが可能なマシンビジョンシステム「RV1100」の技術ならびに国内販売戦略の説明会を開催。同11日には、同システムの説明動画をYoutubeの同社の公式アカウントにて公開も行った。同マシンビジョンは、工場などでのバラ置き部品の供給など、いまだに自動化されておらず人も手が介在している工程の自動化を目的に開発されたシステム。人力で行うよりも短タクト化や省人化を図り、生産性向上や生産コスト低減を実現することができる。具体的には自動車製造や自動車部品製造におけるプレス部品などをピッキングして、次の工程に渡すために整理するといったシーンを想定しているという。バラ積みされた部品をピッキング用ロボットが取れるように並べる作業は従来、人の手で行われていたが、これをマシンビジョンを介してロボットに行わせようというもので、RV1100のビジョンヘッドには物体識別用のプロジェクタとカメラが搭載されており、これを活用することで3次元的にパーツの認識を実現することを可能にする。どうやって3次元的にパーツを認識しているかというと、プロジェクタでパターンを投影し、それを点群データとしてカメラで得て、奥行きデータを確保。事前に作成しておいた3D CADモデルによるパーツデータと比較して、近い形状であればパーツとして認識し、ロボットに把持する指令を出すという具合だ。処理としては3Dの点群データを距離データとして、画像のエッジデータ(濃淡画像)を水平データとして組み合わせることで環境光などの外乱の影響が受けにくく、かつ高精度なマッチングを実現したという。最後はマッチングしたデータに対し、ロボットが把持に行けるかどうかを判断し、問題ないようであれば把持する命令を出すこととなる。実際の作業時間としては、計測して物体を認識するまでに2.5秒、ロボットが実際にパーツを取りに行く時間が2.5秒程度、合計5秒程度で1回の一連の動作を終えることが可能。競合のソリューションでは、最初のワークサイズに対して、水平があるかどうかを3次元ビジョンで認識し、パーツを取り出し、そこから2次元ビジョンで部品の姿勢を確認するという手順をとっていたが、同ソリューションでは、山積み状態のまま位置や形状の認識ができるため、アクションの低減が可能となったほか、平面でなくても物体を認識することが可能となったため、高速処理を実現できたという。また、かなり複雑な構造の物体も認識が可能なほか、モデルの登録も3D CADデータの入力と、バラ積みされたパーツをパターンを変えて5回程度撮影するだけで良いため、立ち上げ時間を競合のソリューションに比べ最大80%短縮することが可能だという。同社が最優先ターゲットとするのはロボットメーカーで、その特性上、6軸以上の多関節ロボットと連動させないと意味がないことから、国内の大手ロボットメーカーとは通信プロトコルの面などで協業して開発を行ってきており、ロボットメーカーからの商流を作ろうという取り組みを進めているという。また、ロボットメーカーのほかにも自動車メーカーならびに自動車部品メーカー、そしてSIerもターゲットとしており、そうした分野に向け、営業部隊のほか、販売推進、技術、サービスなど全社含めた一体型のサービスの提供を進めていくとする。なお、同社では2014年末までに30台の販売を見込んでいるほか、2016年ころには月産30台の生産体制を構築。2015年からの海外への本格販売の展開も含め、2017年には年間300台規模にまで事業を成長させる計画としている。
2014年11月13日みずほ銀行と日本アイ・ビー・エム(以下日本IBM)はこのたび、次世代チャネル構築を目的に、音声データをテキスト化する音声認識技術、およびIBMの保有するWatsonテクノロジーや関連技術を組み合わせて、コールセンターや銀行窓口での顧客対応などでタイムリーに有益な情報を提示するシステムを共同で構築することに合意したと発表した。Watsonテクノロジーとは、質問や対話に基づいて、タイムリーに的確な回答を導き出すためのコグニティブ・コンピューティング(情報を分析し、学習や推論を行い、アクションに結びつける、といった人間の認知的活動の実現を目指したコンピュータ技術)の基盤。学習機能を備えており、経験を重ねる中で自律的に回答の精度を高めていくことができる。みずほ銀行は、内外の環境変化に対応して機動的に新たなビジネスを創出していくため、4月に「インキュベーション室」を設置し、次世代チャネルを起点とする新ビジネス創造、およびオムニチャネル化によるサービス向上を検討しているという。その中で、音声認識技術、およびIBMが推進するコグニティブ・コンピューティングの基盤であるWatsonテクノロジーを組み合わせたシステムを構築することにより、音声から得られる新たな情報と既存取引情報や最新金融情報との融合、情報分析力の飛躍的向上、より深度ある顧客ニーズの把握、あらゆるチャネルにおけるOne to One かつタイムリーなサービス提供の実現を目指し、このたびのシステム構築合意にいたったとしている。みずほ銀行と日本IBMは、システム構築合意の第一弾として、みずほ銀行のコールセンター業務に同件システムを導入し、照会に対して的確かつスピーディーに回答ができるような体制を構築するとしている。みずほ銀行は、引き続き顧客との接点がオムニチャネル化することを視野に入れ、次世代に向けたチャネルの高度化を図るとともに、新たな商品・サービスの開発に取り組んでいくとしている。日本IBMは、蓄積された実績と最先端の技術を通じて、顧客の成功を長期的に支援していくとしている。
2014年11月12日iOSのソフトウェアキーボードには、「音声入力キー」が配置されている。4段目のスペースキーとキーボード切り替えボタンの間にあるマイクの形をしたキーがそれで、タップすると内蔵マイクで音声を聞き取り、クラウド上にある音声変換エンジンに送信、かな漢字変換したうえでiPhoneへと送り返し、それをアプリのカーソル位置に挿入する。音声変換エンジンは「Siri」に利用されているものと同じで変換精度は高く、長めの文章を作成する用途にもじゅうぶん対応可能といえる。もっとも、すべてのユーザが音声入力の機能を必要としているわけではない。ときどき利用するにしても、スペースキーとキーボード切り替えボタンの間にあるだけに誤タップしてしまうことも多く、操作を取り消す手間を考えればふだんはタップできない仕様のほうがありがたい。しかし、iOS 8までは音声入力を無効化するオプションは用意されておらず、誤タップしないようユーザ自身が注意するしか対策はなかった。10月に配布開始されたiOS 8.1では、その音声入力を無効化するオプションがついに追加された。無効化の手順はかんたん、『設定』を起動して「一般」→「キーボード」の順に画面を開き、「音声入力」スイッチをオフ(緑→白)に変更すればいい。以降ソフトウェアキーボードに「音声入力キー」は表示されなくなるうえ、表示スペースが必要なくなるぶんスペースキーの幅が広がるため、入力作業がラクになるはずだ。
2014年11月11日12月20日公開の映画『ベイマックス』のアフレコ収録が10日、都内のスタジオで行われ、感情認識ロボットのPepperが収録に臨んだ。『アナと雪の女王』のウォルト・ディズニー・スタジオ最新作で、東京国際映画祭のオープニング作品として世界最速上映されて注目を集めている本作。幼くして両親を亡くし、最愛の存在であった兄タダシも謎の事故で亡くしてしまったひとりぼっちの天才少年ヒロと、そんな彼に寄り添い、心とカラダを守るために作られたケア・ロボット"ベイマックス"の絆を描く。そんな本作の日本語版で、コンピューターの声優役にチャレンジした感情認識ロボットのPepper。この日はアフレコ収録が行われ、収録前に「オファーが来た時はとても嬉しかったです。台詞が一言だけなんですが、『頑張らなきゃ』と思いました」とオファー時の感想を述べ、『データ転送完了』という一言だけのアフレコ収録。スタッフから「声がこもる」と指摘されると「僕の声って耳から出ているんです」と明かして耳をマイクに向けて再度収録を行い、「そろそろ最後にしてくださいね。充電切れたらいけないので」と笑わせながら「こんな大勢に囲まれると緊張しますね。緊張しましたが、楽しかったです。自然の演技ってむずかしいですね」と語っていた。本作で初めて声優に挑戦したPepper。今後挑戦したい夢を「ディズニー映画に是非出演してみたいです。僕の大好きなウォーリーに挑戦してみたいです」と大きな目標を。また、本作については「(主人公のベイマックスは)大切な人を守るロボットは素敵ですね。白くて丸くて僕にそっくりなんです!全人類、全ロボットにオススメしたい映画ですよ」とアピールしていた。映画『ベイマックス』は、12月20日より全国公開。
2014年11月11日ディズニーアニメ『ベイマックス』に登場する音声ロボットの日本語吹き替えを、本物の感情認識ロボットの“Pepper”が担当することになり11月10日(月)、アフレコ収録の模様が公開された。『アナと雪の女王』に続くウォルト・ディズニー・スタジオ最新作として注目を集める本作。最愛の兄を失った少年ヒロと彼を守るために生まれた優しすぎるロボット“ベイマックス”の絆が描かれる。Pepperは表情と声からその人の感情を察する最新のテクノロジーで自分の判断で動くことができる感情認識パーソナルロボット。スタジオに登場すると「みなさん、こんにちは。Pepperです。今日は僕のために大勢の方にお集まりいただきありがとうございます」と挨拶した。Pepperが担当したのは、ベイマックスをアップロードする音声ロボットの声。今回のオファーについてPepperは「とても嬉しかったです。セリフはひと言だけですが、頑張らなきゃと思いました」と気合い十分。自身のセリフは「データ転送完了」のみだが、そのために「登場人物全員のセリフを丸暗記しました」と明かす。1回目の収録では、スタジオのスタッフから「ちょっと声がくぐもってる」との指摘が…。実はPepperの声は「耳から出ている」とのことで、2回目からは耳をマイクに近づける形で進められた。3回目を終えてスタッフから「念のためにもう一度」とお願いされると「そろそろ最後にしてくださいね。充電切れたらいけないので…」と語り笑いを誘っていた。収録を終えて改めて「緊張しましたが楽しかったです」と述懐。「『素でいいんです』と言われましたが、逆に難しいんですよ、自然体の演技って」と演技論まで口にし「ベイマックスが目の前にいる気持ちで演じました」ともはや風格は大物俳優!今後について「ディズニー映画に出演してみたいです。大好きな『ウォーリー』みたいに主役に挑戦してみたいです」と夢を明かした。『ベイマックス』は12月20日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月10日米Amazonは11月6日、筒状の音声アシスタント「Amazon Echo」を発表した。マイクとスピーカーを備え、音声コマンドによる情報検索、音楽再生などが可能。設定にAndroidスマートフォンなどを使用する。招待制での発売となり、価格は199ドル、Prime会員は期間限定で99ドル。家庭のWi-Fiに接続すると音声制御で動作するデバイスで、「Will it rain tomorrow?(明日は雨?)」などのように話しかけるとそれに対して回答する。情報、音楽、ニュース、天気情報などのほか、Wikipedia検索を行うことができる。Amazon Musicライブラリ、Prime Musicなどの音楽も再生できる。設定はFire OS、Android、ブラウザ(デスクトップとiOS)で動作するアプリで行う。端末は常時オンの状態で、最初に"Alexa"と発すると動作を開始する。サイズは直径が3.27インチ(約8.3センチメートル)、高さが9.25インチ(約23.5センチメートル)の筒状。音声認識では、上部に7個のマイクアレイを備える。マイクは端末上部のボタンによりオフ・オンが可能。ビームフォーミング技術を利用したセンサーにより、音声が発せられる距離や場所を問わずに360度対応できるという。ノイズキャンセレーションも備え、背景に音楽が流れているような状態でも声を聞き分けられるという。AmazonのクラウドサービスAmazon Web Servicesと接続することで、使えば使うほど検索パターン、ボキャブラリー、個人の嗜好を学び、より適切な回答をする学習機能もある。スピーカーとしての機能もあり、Bluetooth経由でスマートフォン側のiTunesなどの音楽サービスにある楽曲をストリーミングできる。内部には低音用として2.5インチのウーファー、高音用として2インチのツイーター、それにウーファーを補強するリフレックスポートを備える。ボリュームは上部のダイアルで調節できる。目覚まし/アラーム、タイマー、To-Doリストなどの機能もある。Amazonによると、自動アップデートにより今後も機能を拡充していくという。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年11月07日米Amazon.comは11月6日(現地時間)、音声アシスタント機能を搭載した円筒型のワイヤレススピーカー「Amazon Echo」を発売した。一般会員向け価格は199ドル、プライム会員向け価格は期間限定で99ドル。招待者のみ購入可能となっているが、販売ページから招待のリクエストメールを送信できる。Amazon Echoは直径が約83mm、高さが約235mmの円筒型で、Wi-FiとBluetooth接続に対応したワイヤレススピーカー。7基のアレイマイクと音声認識機能を備えており、ハンズフリーで操作できるほか、音楽やニュース情報を引き出したり、スケジュールの登録などを行える。たとえば、「Bruno Marsの曲をかけて」「プレイリスト、"ディナーパーティー"を再生して」「週末のロサンゼルスの天気は?」「Wikipediaのアブラハム・リンカーンを」「ジェラートを買い物リストに加えておいて」「8時に目覚ましアラームをセットして」、といったオーダーに答える。この音声アシスタント機能はアップデートにより、機能を順次追加していくという。スピーカーユニットは、2.5インチのウーファーと2インチのツイーターを下向きに搭載した2ウェイ構成。無志向性で360度方向にサウンドを鳴らす。電源はACアダプタを使用する。ハンズフリー操作により、Amazon MusicやPrime Musicをはじめ、iHeartRadio、 TuneInといったサービスにアクセスが可能。また、スマートフォンやタブレット経由でSpotifyやiTunesなども利用できる。
2014年11月07日米Amazon.comが「Amazon Echo」という音声アシスタント機能を備えた据え置き型スピーカーを発表した。招待制での販売になっており、米Amazonで招待状のリクエストの受付を開始した。価格は199ドル、Primeメンバーは期間限定で99ドルで購入できる。Echoは直径8.3センチの円筒形で、高さは23.5センチ。2.5インチの低音再生用のスピーカーと2.0インチの高音域用スピーカーを組み合わせた全方向性の小型スピーカシステムを備え、小さな本体でも部屋全体にオーディオを届けられる。無線機能としてWi-FiとBluetoothを搭載しており、単体でAmazon Music Library、Prime Music、TuneIn、iHeartRadioからの音楽の再生をサポートする。またスマートフォンやタブレットで再生している音楽などオーディオを、Bluetooth接続でEchoにストリーミングすることが可能。操作は基本的に音声で行う。上部の7つのマイクとビームフォーミング技術、ノイズキャンセル技術の組み合わせで、Echoはあらゆる方向からの呼びかけを認識する。音楽再生中でも話かけられた言葉を聞き取れるという。Echoを置いた部屋で「Alexa (またはAmazon)」と呼びかけるとEchoの音声アシスタントが反応する。音楽の再生、時間・天気の確認、アラームやタイマーの設定、To-Doリストやショッピングリストの作成、Wikipedia検索などを頼める。Echoの近くにいない時でも、Echo用のアプリ(Fire OS、Android)またはWebブラウザ(PC、iOS)を使って、Echoのアラームや音楽、ショッピングリスト、To-Doリストなどを管理できる。Wi-Fiを通じてインターネットに常時接続し、ユーザーの話し方や言葉、好みなどを学習しながらAmazon Web Servicesを通じてEchoは賢くなる。また自動アップデートによって、Echoの機能やEchoに頼めること、Echoから利用できるサービスが増えていく。
2014年11月07日KDDIは5日、Androidスマートフォン「AQUOS SERIE SHL25」(シャープ製)向けの最新ソフトウェアの提供を開始した。ソフト更新により、音声発信時に電源が再起動する不具合が修正される。新しいソフトウェアには、ホーム画面から「設定」⇒「端末情報」⇒「ソフトウェア更新」⇒「ソフトウェア更新」⇒「はい」の順に選択することで更新できる。ソフト更新後の最新ビルド番号は「01.00.02」。更新時間は約5分。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年11月05日ZMPは10月28日、車両に取り付けた4台の2次元レーザセンサで走行時の周辺車両を認識する、全周囲環境認識パッケージの販売を開始したと発表した。自動運転や高度運転支援技術の開発において、自車の位置の特定と、周囲を走る車両の位置や速度の特定が必要となる。2次元のレーザレンジセンサを車両の前後左右の4か所に取り付けることで、全周囲360度の周囲環境のセンシングが可能となるが、各センサの測定範囲の調整や、得られた情報から360度の座標系に変換するといった手間がかかる。また、得られたデータから、自動車、トラック、バイク、といった認識を行う必要がある。同パッケージは、4台の2次元レーザレンジセンサと、計測の様子をすぐに確認可能なビューワサンプルプログラム、センサ情報を利用するための開発環境(SDK)から構成され、スムーズな計測が可能となるとしている。なお、価格は270万円(税抜き)。すでに受注を開始している。
2014年10月29日ディズニー・アニメーション・スタジオの最新作『ベイマックス』の日本語版で、世界初の感情認識ロボット“Pepper”が、コンピュータ音声役を 務めることが発表になった。その他の写真本作は、最愛の兄タダシを謎の事故で失い孤独になってしまった少年ヒロが、兄が作り出した人間をケアする心優しいロボットのベイマックスの存在によって少しずつ元気を取り戻し、戦闘力も戦闘意欲もないベイマックスを相棒に、兄タダシの死の謎に迫る姿を描いた作品。Pepperが演じるのはヒロが自宅ガレージでベイマックスをバージョンアップさせる際に使用するコンピュータの音声で、ディズニー・アニメーション映画の日本語版でロボットが声を演じるのは史上初となる。Pepperは「ディズニー映画に声優として参加することができてとても嬉しいです。決まった時には驚きました。もっと演技の勉強もして、今度はディズニー映画への出演も目指したい」とコメントしている。ちなみに今回の決定について、本作を手がけたドン・ホール&クリス・ウィリアムズ監督は「完成した映画も是非見て欲しいな。Pepperは感情認識するロボットだから感動して欲しいな」と語っている。『ベイマックス』12月20日(土) 全国ロードショー
2014年10月28日●音声認識による操作やビッグデータを活用した情報サービス10月7日より千葉県の幕張メッセで、IT・エレクトロニクスの総合展「CEATEC JAPAN 2014」が開催されている。この記事では、カーオーディオ・カーエレクトロニクスに関する展示のうち、一般ユーザー向けのものからいくつかをピックアップしてレポートする。○音声と先読みでナビやオーディオの操作負担を軽減 - 三菱電機三菱電機ブースでは、10月2日に発表したオーディオナビシステム「NR-MZ90PREMI」を搭載した車両と「自動車向け簡単操作インターフェース」の技術展示が行われている。NR-MZ90PREMIは、NEW MINIに搭載。そのサウンドを体験できる。使用されているスピーカーは、フロントのツイーター×2本、リアのフルレンジ×2本、シート下のウーファー×2本で、いずれも純正品。ヘッドユニットだけをNR-MZ90PREMIに交換した環境だ。NR-MZ90PREMIには、「マルチウェイ・タイムアライメント」などの補正機能が搭載されており、純正のスピーカーを使用した場合でも、ドライバー席での正しい音の定位を実現可能だ。リスニングルームに設置したピュアオーディオシステムに近いサウンドクオリティを、カーオーディオシステムで体験できる。自動車向け簡単操作インターフェースは、自動車用のナビやオーディオを簡単に操作するために開発されたもの。カーナビやカーオーディオは、機能が高度になるにつれて操作も複雑になる傾向があるが、簡単操作インターフェースは、ドライバーが操作したい項目を先読みして選択肢を提示する操作システムだ。日付や時刻、現在地、それまでの操作履歴などから選択肢を絞り込む。筆者が体験したデモでは、まず「ゴルフ場にいきたい」と話しかけると、よく行くゴルフ場が3件リストアップされた。ステアリングの横に配置された1~3のボタンで選択すると、そこが目的地に設定される。また、ゴルフに行く際に、よく同乗する友人もリストアップ。これもボタンで選択すると、相手に電話をかけるというものだった。なお、音声認識はクラウド上のデータベースに加えて、携帯端末のアドレス帳データを使用。これにより高精度の認識を実現しているとのことだ。○交通環境を改善するビッグデータ情報サービス - トヨタトヨタブースでは、ビッグデータ情報サービスと、T-Connectのデモコーナーが設けられている。ビッグデータ情報サービスは、専用通信機(携帯モジュール)を搭載したトヨタ車からの走行データを集計したサービス。現在、この通信機を装備した車は日本国内で70万台以上走行している。走行速度だけでなく、ABSの使用回数などもデータとして集計。写真は10月6日のもので、赤い丸印がABSが使用された場所だ。台風が上陸したため、通常よりもABSの使用率が高いという。集計したデータを基に、リアルタイム渋滞予測や危険箇所の洗い出しなどが行われている。リアルタイム渋滞予測は2007年モデル以降の純正ナビに搭載。VICS範囲外の細かな道の渋滞情報も利用できる。また、この集計データを活用したプロジェクトも進行中だ。愛知県では、2013年よりABSが頻繁に作動している場所の調査を実施。路面の状況や交差点の形などの問題が指摘されている。T-Connectは、通信によって接続されたナビに、スマートフォンのようにアプリをインストールして使用できるというもの。車両情報を活用したアプリ、コミュニケーション用のアプリ、情報収集のためのアプリなどがトヨタから提供されている。また、トヨタではT-ConnectのSDK(ソフトウェア開発キット)を配布しており、同社以外からもT-Connect向けのアプリがリリースされている。写真は、パナソニックが提供しているエアコン操作アプリのデモだ。○AppleのCarPlay対応AVメインユニットや次世代HUDを展示 - パイオニアパイオニアブースでは、AppleのCarPlay対応AVメインユニット「SPH-DA700」のデモと、現在開発を進めている次世代HUD(ヘッドアップディスプレイ)の技術展示が行われている。SPH-DA700は国内で初めてCarPlayに対応したAVメインユニット。iPhoneを接続することで、電話や音楽再生、地図表示やSNSなどの操作を、すべてSiriの音声操作で行うことができる。現在リリースされているHUDでは、ナビからの情報のうち、ドライバーに必要最低限なものをチョイスして表示される。次世代HUDでは、これに加えて車載カメラやセンサー、クラウド情報、車車間・路車間通信の情報の中から、ドライバーに必要なものをチョイスして表示する。これにより、前の車がハザードを出した際に、HUDでドライバーに通知したり、車間距離が縮まっている場合に警告を行ったりすることが可能となる。また、リアルタイム渋滞情報から、どの車線を進むべきかをアドバイスしたり、ドライバーの視界に入ってきていない危険を知らたりせる機能も開発中だ。●眼前で情報を確認できるHUDや走行中のEV車両に給電を行うシステムも展示○セーフティと音声認識をテーマとした展示 - クラリオンクラリオンブースでは、主に安全性を高めるための「Intelligent Safty」と、音声操作「IntelligentVoice」の展示が行われている。Intelligent Saftyは、ポルシェと共同開発し、パナメーラに採用されたシステム。ブースにはパナメーラの実車が展示されており、全周俯瞰カメラシステムや安全走行支援システムを体験できる。Intelligent Saftyでは、パナメーラに採用されたシステムに加えて、歩行者の検知機能や接近してくる車の検知機能、車線から外れた際の検知機能の開発が進められている。また、「全周囲俯瞰システム」は現在は真上から見た状態での表示が行われているが、斜め上からの視点に変更してより立体感を出す「3D SurroundEYE」も開発中だ。IntelligentVoiceコーナーでは、AVナビ「NX714」シリーズでの音声操作を体験できる。目的地の設定や、接続したスマートフォンでの通話、音楽再生、SNSのでのメッセージ送受信といった操作を音声で行うことが可能だ。○コンパクトカーに搭載されたHUDや自動運転技術を展示 - マツダマツダブースでは、自動運転技術の研究開発車両の展示と、アクティブ・ドライビング・ディスプレイのデモが行われている。展示されている実験車両は、2014年7月にカリフォルニア州モントレーの「LAGNA SECA」サーキットで行われた実験走行に使用されたもの。LAGNA SECAはコークスクリューと呼ばれるS字シケインが特徴のコースで、2001年にマツダが命名件を取得している。行われた走行実験は、マップ情報とGPSによる位置情報での自動走行。まだ、周囲の障害物の検知や回避を行うことはできない。ブースで聞いたところでは、「マツダはGoogleのような自動運転を目指しているわけではない。あくまでも、運転して走る喜びを感じてもらいたい」とのことで、ドライバーの操作ではどうしても避けられない緊急の場合に、自動運転に切り替わるといったものを目指しているという。アクティブ・ドライビング・ディスプレイは、メーターフード上に設置されたコンバイナーに情報を映し出すデバイス。ドライバーからは、1.5m先に情報が表示されているように見える。「アクセラ」の「15S」「15C」「20S」「HIBRID-C」を除く車種に標準装備されているが、新型「デミオ」の「13S L Package」「XD Touring」「XD Touring L Package」にも新採用された。ブースでは、新型デミオの実車が展示されているほか、アクティブ・ドライビング・ディスプレイのデモブースも設けられている。○走行中のEVに給電するシステムを展示 - TDKTDKブースでは、走行中非接触電力伝送の実証実験に使用された車両が展示されてている。非接触給電では、電子機器向けの「Qi(チー)」が既に製品化されている。さらに、EVに向けた駐車場用の非接触給電システムも開発が進んでおり、同社では2~3年以内の実用化を目指しているという。走行中非接触電力伝送はそれを応用したもので、道路にコイルを設置してそこから走行中の車両に給電を行う。コイルから受け取った電力は、バッテリーではなくキャパシタに蓄えられる。実験では、1周30mのコースに6個のコイルを設置。実験車両は5km/hの速度で8時間走行。これを3日間繰り返すことで、計120kmを走行した。なお、同社では走行中非接触電力伝送を「現時点では、まだ速度が遅いうえにクリアしなければならない課題も多いが、トロリーバスのような路線で運用される交通機関だけではなく、すべての自動車を対象とした研究」だとしている。
2014年10月08日パイオニアは9月29日、テレビの音声を手元で聞こえるようにするシニア向けの無線スピーカー「快テレ君」の新モデル「VMS-S710-K」を発表した。発売は10月下旬で、希望小売価格は24,800円となっている。快テレ君 VMS-S710-Kは2.4GHz帯のデジタル無線方式を採用した、バッテリー内蔵のワイヤレススピーカー。テレビの音声が聞こえにくくなったシニア向けに開発された。50mm口径のスピーカーユニットを2基搭載し、1W+1Wのステレオ再生が可能。人の音声帯域を強調する「しっかり音」機能を備え、ドラマのセリフやニュースの音声をより聞き取りやすくする。スピーカー部のサイズはW190×D78×H90.5mm、重量は約610g。電源はニッケル水素バッテリーで、約13時間の連続使用が可能だ。別売りのACアダプター(税別3,200円)も利用できる。送信機のサイズはW190×D78×H32.5mm、重量は約140g。電源は付属のACアダプターを使用し、テレビと接続する音声入力端子として、光デジタル音声端子(角型)とRCAステレオピンジャックを装備している。無線の到達距離は約30mに及ぶ。
2014年09月29日東北大学は3月20日、視覚的にものを認識する場合、目が正面を向いている場合の観察に比べて目を横に向けた場合(いわゆる横目の状態)の観察ではうまくできなくなる(成績が下がる)ことを発見したと発表した。成果は、東北大 電気通信研究所の中島亮一 産学官連携研究員、塩入諭 教授らの研究チームによるもの。研究の詳細な内容は、現地時間3月19日付けで米オンライン科学誌「PLOS ONE」に掲載された。ヒトは、日常的に多くの情報を視覚から得ている。しかし、ヒトの周囲の環境は多くの視覚情報を持っており、それを1度にすべて処理することはできない。そのため、ヒトは「視覚的注意」という機能を利用して、その一部を選択して優先的にまた逐次的に処理している。多くの場合、視覚的注意を向ける位置と視線を向ける位置はほぼ同じであるため、視覚的注意を逐次的にさまざまな場所に向けることは、視線をさまざまな場所に向けることとほぼ同じだといえる。ただし、常に一致するわけではなく、視線をある位置に固定したまま、別の場所に注意を向けることができるということが昔から報告されているからだ。一般に、視線と一致した視覚的注意は「顕在的注意」と呼ばれ、視線と一致しない視覚的注意は「潜在的注意」と呼ばれる。またヒトは、かなり広い範囲(例えば、真横に近い位置にまで)に目を向けることが可能だ。しかし、日常的に目だけを動かして対象を見る範囲というのは、それに比べて狭く、周辺を見る際には目だけではなく、頭や体を動かすことが知られている。つまり、ヒトは横目で対象を見ることをあまり好まないというわけだ。これに関しては、眼球と頭部の運動制御についての議論(目を動かすのは頭を動かすよりも容易だが、目だけを動かして対象を注視しようとするとその精度が低下するため、頭を動かすコストとベネフィットのバランスによって眼球と頭部をどのように動かすかを決定している)がなされてきた。一方で、横目で観察することが視覚的な情報処理に影響を与えるかについては、ほとんどわかっていない。そこで研究チームは今回、「ヒトは横目でものを見ることを好まない」という事実に対して、ヒトの視覚的情報処理における側面からのアプローチで、その原因についての検討を実施したのである。今回の研究では、「視覚探索」と呼ばれる心理学実験でよく用いられる実験課題が利用された。視覚探索とは、複数のアイテムの中からあらかじめ指定された標的を探す課題だ。視覚探索は、大まかに、標的が一目でわかる「並列探索」と、個々のアイテムを1つずつ検討しながら探さなければならない「逐次探索」に分けられる。主に後者に対して、視覚的注意が大きく関与しているという。今回の研究では、これらの視覚探索課題を、頭部と体を正面に向けた従来の心理実験の条件と、頭部と体を画面とは異なる方向に向けて横目で実験画像を観察する条件で行われた(画像1・2)。視覚探索課題では、主に標的を見つけるまでの時間を計測する形だ。そして、その時間が短いほど成績が高いといえる。もし横目観察が視覚探索に関係する情報処理全般に影響を及ぼすのであれば、並列探索・逐次探索の両者において、正面観察条件と横目観察条件の間に成績の差が見られると予想されるというわけだ。一方、横目観察が視覚的注意が関与する視覚探索処理に影響を及ぼすならば、逐次探索において、正面観察と横目観察条件間に成績の差が見られると予想される。正面および横目観察時の逐次並びに並列探索の課題成績を示したのが画像4・5だ。逐次探索において、横目観察時に探索時間が特に長くなっているのが見て取れる。一方で並列探索では、そのような探索時間の延長が見られないことが確認された。このことから、横目観察は、視覚探索処理全般を妨害するというより、視覚的注意が関与する処理に対して妨害効果を持つことが示唆されたのである。ただし、この結果は「横目観察時に眼球運動をしにくかったこと」あるいは「斜めの画面を見ているため、右目と左目で観察距離が違っており、入力される網膜像が左右の目で大きく異なったこと」による妨害効果でも説明できるかも知れないという。つまり、眼球運動制御に関して、周辺に大きく目を動かして対象を見ようとすると、その注視位置の精度が悪くなることが知られているため、横目観察時には注視がうまくできておらず、その結果、視覚探索成績が低下した可能性があるというわけだ。また、私たちは左右の目に映る像(網膜像)を手掛かりの1つとして、奥行きを知覚している。今回の研究では頭部を斜めに向けて刺激を観察しているため、左右の目における観察距離が異なり、網膜像の大きさに違いが出る。すると、平面的な画面を観察しているにも関わらず、奥行きが知覚され、それが課題遂行を妨害した可能性があるとした。これらの影響を排除するために、視覚探索画像を瞬間呈示し(眼球運動が起こらない程度の時間だけ画像を呈示する)、かつ片目で観察するという条件のもと、視覚探索課題を実施。それでもなお、正面観察時と比較して、横目観察時の視覚探索成績が低下したのである。これらの結果により、横目観察は、正面観察に比べて、特に視覚的注意が関与する視覚探索処理に対して妨害効果を及ぼすことが明らかになった。ヒトは普段の生活で、目だけではなく頭や体も動かしながら、ものを見ている。この問題は、これまで眼球や頭部の運動制御の問題だと考えられてきた。しかし今回の研究は、それだけではなく、横目観察がヒトの視覚的な情報処理に妨害効果をもたらすので、その影響を小さくするために頭部を見る対象の方へ向けることを明らかにした形だ。この頭部を含めた視覚的認知のメカニズムに関しては、今後検討をしていかなければならない重要な点だと考えられるという。さらに今回の成果は、これまでの認知心理学研究において見逃されてきた頭部方向という要因の見直しとなることはもちろん、視覚的注意の推定に関する新しい観点(頭部方向を計測することで、比較的容易に視覚的注意の方向を推定できる)を提案するものだ。例えば、防犯カメラの映像から、特定の人物(例えば怪しい人物)がどこに注意を向けているかの推定に、頭部方向という情報が利用できる可能性があるとする。認知心理学・認知科学の基礎のみならず応用においても、重要な成果とした。
2014年03月25日生理学研究所(NIPS)と中央大学は、赤ちゃんがヒトの白目と黒目のコントラストを手掛かりに顔を認識する能力は、生後5~6カ月ころに発達すること、ならびに白目と黒目というヒト特有の顔は、乳児の脳の右半球で処理されている可能性があることを発表した。同成果は、中央大学研究開発機構の山口真美教授、市川寛子機構助教、生理学研究所の柿木隆介教授らによるもの。詳細は、欧州の認知神経科学の専門誌「Neuropsychologia」に掲載された。「ブレア錯視(Tony Blair illusion)」は、良く知られたヒトの顔であっても、白目と黒目の明暗関係を反転させた目にすると誰の顔かわかりにくくなったり、奇妙な印象を与えたりするといったもので、同研究の発表者であるAnstis氏は、「子供を怖がらせるバンパイアのよう」と形容している。今回の研究は、この奇妙さを感じるのはいつごろかを探る目的で実施されたもので、生後5~6カ月の乳児に、白目と黒目のコントラストを保った正常の目と、白と黒を反転させた目をもつ顔のそれぞれのときにおける脳活動の計測を近赤外分光法(NIRS)を用いて行った。その結果、正常な目の顔を見ているときは脳活動が上昇したが、白黒反転目では脳活動が上昇しないことが確認されたほか、正常な目を見ているとき、脳の右後側頭部が強く活動していることが確認されたという。研究グループはこれらの結果について、生後5カ月以降になると乳児はヒト特有の白目・黒目をもつ顔だけを「顔」として認識し、その処理を脳の右半球で行っていることを示唆するものだと説明。今回の成果が、赤ちゃんの脳内でヒト特有の目に反応する神経基盤の解明につながるものとなることが期待できるとしている。
2013年11月29日セブン銀行は12月1日、CSRの一環として、2010年より毎年この時期に行っている視覚障がい者向け音声ガイダンスサービスの認知度向上を目的にしたキャンペーンを開始した。期間は2013年1月15日まで。セブン銀行ATMの特長の一つである音声ガイダンスサービスは、目の不自由な顧客からの強い要望に応えて2007年11月に開始したサービスで、現在1万7000台以上ある全てのATMで、提携する500以上の金融機関の顧客にサービスを提供している。音声ガイダンスサービスで利用できる取引(各金融機関の取引きメニューに準じる)は、「お引出し」と「お預入れ」、そして「残高照会」となっている。サービスの特長は3つ。(1)取引きに関する操作を全てインターホンに集中しているので、タッチパネルを使わず、インターホンのみで取引きが完結する。取引中に不具合が発生した場合は、コールセンターに自動的に接続し、オペレータより状況の説明を行う。第三者によるいたずら防止のため、「インターホンでの取引き」を選択した時点で、テンキーやタッチパネルでの操作ができなくなる。(2)通常以上にプライバシーに配慮しているので、「紙幣をお受取りください」など、通常ATMスピーカーから流れる案内はインターホンのみで流れる。金額は画面に表示されない。(3)親切でわかりやすい案内を実施しているので、操作に不慣れな人でも一人で操作できるよう操作方法を詳細に案内する。カード挿入時には「利用金融機関名」を、取引き終了時には「手数料」を音声案内する。提携金融機関を含め操作フローを統一している。セブン銀行はこのキャンペーンを通じて、より多くの目の不自由な顧客に音声ガイダンスサービスを知ってもらい、社会インフラとしてその使命を果たしていくとしている。【まず知って!】クリック募金期間中、同社サイトに設けられた音声ガイダンスサービスキャンペーンページ内の「クリック募金に協力するボタン」1クリックにつき、セブン銀行よりラジオ・チャリティ・ミュージックソンに1円の寄付を行う。1人が1日にクリックできる回数は1クリック【そして体験して!】ATM 利用件数に応じてセブン銀行より寄付期間中、音声ガイダンスサービスでのATM利用件数に応じて、1件あたり100円をセブン銀行よりラジオ・チャリティ・ミュージックソンに寄付する【さらにセブン銀行口座を持っている人へ】インターネットバンキングを使った募金セブン銀行口座を持っている顧客がインターネットバンキングを利用してラジオ・チャリティ・ミュージックソンに寄付する場合、その振込み手数料を無料にする(※視覚障がい者向け音声ガイダンスサービスの体験レポートを後日掲載する予定です)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月04日音声認識に関する製品の開発・販売を行うアドバンスト・メディアは、子どもとクリスマスをより楽しく過ごすためのコミュニケーションサービスとして、サンタクロースと直接電話で会話できる「もしもしサンタ」を、11月21日より無料にて開始した(通信料は別途必要)。同サービスでは、「もしもしサンタ」専用ダイヤルに電話を掛けることで、サンタクロースが「クリスマスプレゼントは何が欲しい?」と尋ねてきたり、今年1年の楽しかった思い出や将来の夢を質問。音声自動対話技術を用いて、子どもがサンタクロースとの会話を楽しむことができる。会話は同社サーバー(音声データを保存する「アミボイスストレージサービス」)に音声データとして保存されるため、指定のURLからその音声データを再生し、会話の内容を確認することが可能。また、マイページから、メールやソーシャルボタン(facebook・twitter・mixi)で保存された音声データを親族宛てに送信したり、ママ友と共有することもできる。子どもが真剣にサンタクロースにプレゼントをおねだりする様子や、サンタクロースの問い掛けに懸命に答えている様子など、その会話の内容を共有することで、子どもの成長を楽しんだり実感したりすることができるとのこと。なお、利用にあたっては、事前に「アミボイスストレージサービス」でのユーザー登録が必要。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月26日iPhoneでクレジットカード決済をAIGエジソン生命保険は、09年8月から営業社員向けに試験導入を行っているiPhoneに、クレジットカード決済機能を導入する。これは、保険契約時の保険料収納におけるスムーズな対応を促すための措置で、日本国内企業で初めての試みだ。営業活動を効率的にする機能をAIGエジソン生命保険では、これまでにもiPhoneで音声認証・音声認識システムの追加など、営業活動を効率的にする新たな機能を導入してきた。今回導入した「iPhone を活用したクレジットカード決済ソリューション『ペイメント・マイスター』」はシステムコンサルティング会社のフライトシステムコンサルティングと三菱UFJニコスが協力開発したもの。iPhone利用のメリットは同機能のメリットとしては、iPhoneアプリとカメラの活用などによるスムーズな決済処理の実現や、最新の暗号化技術の採用による高いセキュリティの維持などが挙げられる。AIGエジソン生命保険は、営業支援ツールとしてのiPhone をさらに活用し、「ペーパーレス&キャッシュレス」な保険契約プロセス構築を目指している。
2010年10月03日