富士フイルムは4月14日、マウスに経口で摂取させた抗酸化成分「アスタキサンチン」が皮膚まで到達していることを確認したと発表した。同成果は、同社ならびに京都大学 大学院農学研究科 海洋生物生産利用学分野の菅原達也 教授らによるもの。詳細は5月14日からパシフィコ横浜で開催される「第12回アジア栄養学会議(ACN2015)」にて発表される予定だという。これまでの研究にて研究グループは、アスタキサンチンをマウスが経口摂取すると、紫外線による肌のシワ形成と表皮からの水分蒸散が抑制されるという研究結果を報告していたが、この仕組みとして、経口摂取したアスタキサンチンが消化吸収され、皮膚まで到達。紫外線(UVA)により皮膚の真皮に発生した活性酸素を除去したことで、シワ形成抑制効果が生じたと推察したほか、経皮水分蒸散量の抑制効果も同様に、皮膚に到達したアスタキサンチンが、表皮のバリア機能を維持するのに必要なセラミドの産生や維持に影響を与えていると考え、今回、研究を行ったという。その結果、経口摂取したアスタキサンチンが皮膚まで届いていること、ならびにナノ乳化した場合はさらにその量が増加することを確認したという。なお同社では、美容ドリンクやサプリメントでアスタキサンチンを摂取することで、肌のシワ形成や経皮水分蒸散量が抑制されることが期待できるとしており、今後もアスタキサンチンの美容・健康における効能効果やメカニズムについての研究を進めていくとしている。
2015年04月15日リンクアンドコミュニケーションはこのほど、国立研究開発法人国立成育医療研究センターとの共同研究の一環として、食物アレルギーの最新情報を提供するWEBサイト「アレルギーラボ」を開設した。同サイトは、食物アレルギーに関する正しく新しい情報を、最前線の医療機関の協力のもとに発信していくことを目的にオープンした。食物アレルギーの人や、食物アレルギーの子どもをもつ家族を対象に、疾患治療やQOL(quality of life=生活の質)向上に役立つ情報を提供する。サイトでは、食物アレルギーに関する情報を、最新の診療ガイドラインやエビデンス(科学的根拠)に沿って解説する。最新の正しい情報を提供するため、出典と情報掲載日、監修者も明らかにしている。動画のコンテンツも取り入れ、スキンケアの方法を学べる動画などを公開する。また、食物除去をしながらも栄養バランスを考慮した食事の献立・レシピも掲載。安心して楽しく食べられる栄養バランスに優れた献立を紹介している。その他、食物アレルギー対応商品や、対応外食店、食物経口負荷試験が受けられる医療機関、患者セミナーなどの情報も掲載する。情報を公開するだけではなく、体験談などの投稿も受け付ける。食物アレルギーに関する"パパ・ママ体験談"や"ヒヤリハット体験談"、"これ食べられるんだ!"などを共有することができる。同社は同サイトを通じて、市販の食品・外食における食物アレルギーの情報を、医療機関や学校、企業がオープンに利用できる情報プラットフォームの構築を目指していくという。
2015年04月08日NECは4月7日、大量かつ多様なIoTデバイスをモバイルネットワークで利用する際に、ネットワーク負荷を低減する通信技術を開発したと発表した。通信の開始・停止を定期的に繰り返すスマートメーターや、ネットワークのエリア間を継続的に高速移動する自動車など、人と異なる特有の動きをするIoTデバイスでは、モバイルネットワークで不要な制御信号が大量に発生する。さらに、IoTデバイスの増加に伴ってネットワークの負荷が増大することで、モバイルネットワークの信頼性低下が懸念されている。今回開発された技術では、それぞれのIoTデバイス通信や移動の特性を把握してIoTデバイスの通信接続状態や位置に応じた制御を実施。シミュレーションではIoTデバイスに関わる制御信号数を従来の10分の1に削減できることが確認された。また、同技術は4G LTE-Advancedの拡張機能を規定する「3GPPリリース」の標準規格に採用されており、今後さまざまな製品・用途に利用される予定だ。NECは「今回の技術はIoTの情報通信基盤を担い、モバイルネットワークを活用した交通、エネルギー、物流、医療・ヘルスケア等の多様なソリューションの提供を加速するものです。」とコメントしている。
2015年04月07日Teledyne LeCroyの日本法人であるテレダイン・レクロイ・ジャパンは、USB 3.1試験ソリューションの中核となる物理層の送信機/受信機用自動コンプライアンス試験パッケージ「QPHY-USB3.1-Tx-Rx」を発表した。同製品により、USB 3.1の試験を最新のUSB 3.1の試験規格に準拠してGen1(5Gb/s)およびGen2(10Gb/s)で行うことができる。送信機の試験は、広帯域16GHzのデジタル・オシロスコープを用いて行い、受信機の試験は、Protocol Enabled Reciever and Transimetter Tolerance Tester (PeRT3)を用いて行う。同製品は、QualiPHY自動コンプライアンス試験フレームワークを利用しており、接続図の表示、オシロスコープの自動制御、試験レポートの自動作成をサポートする。同社のデジタル・オシロスコープと独自の機能を持つPeRT3の組み合わせると、統合送信機/受信機試験ソリューションを構築できる。例えば、QPHY-USB3.1-Tx-Rxでは、送信機試験においては、PeRT3を用いて被試験デバイスをコントロールして、各試験に必要な信号パターンを送信させて完全自動で試験を実施したり、受信機試験に先立ち、オシロスコープがPeRT3の構成を自動で行う。このように、2つの試験装置を組み合わせることで試験が簡単になり短時間で終える。複数の機器の設定を異なるインタフェースで行う他社のソリューションと比較して、QPHY-USB3.1-Tx-Rxは、単一のインタフェースで送信機と受信機の試験が行えるため、非常に簡素な操作で省力化にも寄与する。
2015年03月30日イオンリテールはこのほど、マンションのベランダや戸建ての庭向けに造園から保守までトータルに提案する「ガーデニングパック」の試験販売をイオン幕張新都心店にて開始した。○世界的ガーデンデザイナー石原和幸氏とコラボレーション同サービスは、近年、趣味の1つとしてG.G世代に人気のガーデニングを、自宅でも本格的な造園で楽しめるよう、新たなビジネスモデルへの挑戦として進めるもの。世界最高峰のガーデニングショー「英国チェルシーフラワーショー」で何度も金賞に輝くなど世界に認められるガーデンデザイナー石原和幸氏率いる石原和幸デザイン研究所が造園する。限られた空間でも、一流のセンスで緑あふれる上質なくつろぎの場を提案するという。ベランダや戸建てでも、洋ガーデンでも和風庭園でも、予算に応じて選べるプランを用意。洋風の「ベランダガーデンプラン」、和風の「坪庭パック」それぞれ30万円、50万円、80万円のプランを用意する。また、引渡しから3年間は、年に1回の点検付きなので安心できる。訪問時に、不明な点や管理方法についてアドバイスをし、より適切な手入れが可能となる。150cm以上の樹木は1年間保証付きとなり、初心者でも安心のプランとなる。
2015年03月26日計測技術研究所は、燃料電池(蓄電池)評価に対応した標準仕様を機能追加した大容量直流電子負荷装置「34100/34200/34300/36200/36300シリーズ」の販売を開始したと発表した。燃料電池の発電特性および蓄電池の放電特性評価で要望のあったCC+CV、CP+CVモードと太陽光発電パネル(PV)の発電評価としてMPPT(最大電力追従)モードを標準機能として新たに追加。さらにカーエレクトロニクス向けの設備で必須である非常停止ボタン(前面)ならびに非常停止入力(接点)も装備している。またPLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)によるリモート制御用として、外部アナログ信号(入力:3出力:2)/デジタル信号(入力:6出力;7)を追加装備し、PLC制御との組み合わせと親和性を向上した。今後大容量化されていく新エネルギーの評価用、電子負荷装置として、5kW~最大60kWまで幅広い発電素子の試験・評価や自動化に適している。なお、標準価格は172万円からとなっている。
2015年03月20日Rails技術者認定試験運営委員会は3月13日、Rails技術者認定試験のエントリー資格となる新試験「Rails4技術者認定ブロンズ試験」を実施すると発表した。なお、ベータ試験が4月25日より合計4回実施される。同試験は、Ruby on Railsの専門知識の習得を評価することにより、認定者の雇用機会や認定者が所属する会社のビジネスチャンスの拡大を図ることを目的としている。対応バージョンはRails 4.0。設問は全40問の選択式で、試験時間は1時間。7割以上の正解で合格となる。受験料は1万円(税抜)。第1回目のベータ試験は田町グランパークタワーにて4月25日に行われる。ベータ試験の受験料は無料で、合格者は本認定扱いとなる。本試験は今年の秋より全国160か所のオデッセイコミュニケーションズCBTテストセンターにて実施される。
2015年03月13日NTTドコモは、基地局が利用する電力の「ダブルパワー制御」技術の実証実験に成功したと発表した。これにより、 基地局の運用に必要な電力の95%以上を環境負荷の少ない電力で賄うことが可能になるという。「ダブルパワー制御」技術は、環境負荷の高い電力を使用する時間帯に、蓄電池の電力を優先して使うように制御する技術。蓄電池には、昼間の太陽光発電の余剰電力、夜間電力の2つを貯める。蓄電池に貯めた電力は、太陽光発電が停止する夕方から夜間電力が始まる23時までの間に優先して使う。これにより、基地局の運用に必要な電力の95%以上を環境負荷の少ない電力で賄えるという。同社では、フィールド試験用に設置しているグリーン基地局10局の内、3局に同技術を順次導入し、商用設備としての品質検証や地域別の特性評価を実施したうえで、早期の商用化を目指す。
2015年03月07日Visa、Pizza HutおよびAccentureの3社はこのほど、車での移動中にモバイルやオンラインによる商品購入が可能なコネクテッドカーの実証試験に、共同で取り組んでいると発表した。コネクテッドカーの概念は、車で移動することが多く忙しい消費者を念頭に、最先端の決済セキュリティとセルラーやワイヤレス技術を組み合わせて、同車での決済体験を検証するもの。今回実施する商品購入のデモンストレーションは、この種のものとしては業界初となるという。当面は対象をファーストフード店での注文に限定しているが、ガソリン購入や駐車場など様々な場面で活用できるとしている。コネクテッドカーのダッシュボードには、Visaのオンライン決済サービス「Visa Checkout」を内蔵し、車の中から簡単に食べ物を注文できる。また、自動音声応答装置(IVR)を利用することで、運転中でもハンドルから手を離さずにメニューの注文や認証が行えるという。同車にはこのほか、セルラー接続やBluetooth Low Energy(BLE)技術に加え、Pizza Hutの店舗に導入されている注文客が商品の受け取りに来たことをスタッフに知らせるビーコン(信号)技術も搭載される予定で、これら全ての技術のインテグレーションをAccentureが担当する。Visaは2015年3月2~5日、スペイン・バルセロナで開催中の「Mobile World Congress」にて、デモンストレーションを実施。また、商品購入実験は2015年春から3カ月間に渡り、米・北カリフォルニア地域でパートナー各社により行われる計画となっている。
2015年03月05日プロントコーポレーションは3月1日、食物繊維入りのパスタ麺「ファイバーパスタ」を使用した生パスタメニュー2種を全国の「カフェ&バー プロント」にて発売した。ファイバーパスタとは、慶応義塾大学SFC研究所ヘルスサイエンス・ラボの渡辺光博教授との共同開発によって生まれたパスタ麺。パスタ麺の中に食物繊維を練りこんでおり、ファイバーパスタを使用したメニューは、1皿でレタス2.5個分(「日本食品標準成分表2010」を基に、レタス可食部215gを1個、レタスの結球葉100g中の食物繊維を1.1gとして計算)の食物繊維を摂取できるという。ファイバーパスタを使用したメニューは、3・4月限定発売の「フレッシュトマトとモッツァレラのトマトソース」(税込790円)とグランドメニューの「海老とアボカドのバジルソース」(税込790円)。いずれも付加価値のある商品へとリニューアルした。今後も定期的にメニューに導入していく予定とのこと。
2015年03月03日富士フイルムは2月24日、抗インフルエンザ薬「アビガン錠200mg(一般名:ファビピラビル)」がギニアで実施されていたエボラ出血熱に対する臨床試験において、その有効性が示唆される中間解析結果が得られたと発表した。フランス国立保健衛生研究機構は2014年12月17日よりギニアの4カ所でアビガン錠の臨床試験を実施しており、今回、最初の80例の中間解析結果を公表した。臨床試験では、治療開始時のエボラウイルス量が中程度から高い患者群(血液1ml中のウイルスコピー数が108以下)で、試験開始3カ月間の同レベルの基礎療法(栄養分や水分を補給する治療法)と比べて死亡率が30%から15%へと半減した。一方、エボラウイルスが非常に高い患者群(血液1ml中のウイルスコピー数が108以上)ではアビガン錠投与による死亡率減少は見られなかった。また、同試験ではインフルエンザ治療に比べて高容量で10日間投薬したが、有害な事象は確認されなかったという。今回、一部のエボラ出血熱患者に対してアビガン錠が有効性を示したことを踏まえ、富士フイルムグループは「引き続きエボラ出血熱の感染終息に貢献するとともに、治療法確立に向けて、フランス政府やギニア政府、日本の関連当局に全面協力していく」とコメントしている。
2015年02月25日ライ麦・全粒粉・食物繊維が入った本格パン風味菓子コパン株式会社明治は、サクサクと香ばしいパン風味のお菓子「コパン」シリーズより、生地本来の旨みの「コパン バターソルト味」、食欲をそそる香ばしさと旨みの「コパン ガーリック味」、隠し味で使った黒糖の甘みが特徴の「コパン メープルシュガー味」の3品を、2015年2月10日から全国で発売を開始する。コパンは、ノンフライで素材の美味しさを味わう小腹を満たすにはぴったりな本格パン風味のお菓子だ。そのコパンに新たに、難消化性デキストリンを配合し、食物繊維が100g当たり約6gを摂取できる商品となった。人気の3種のフレーバーに食物繊維が100g当たり約6g配合従来品の本格的なパンの風味や美味しさはそのままに、ライ麦や全粒粉を使用したことで生地自体の旨みが味わえる。「コパン バターソルト味」は、塩で引き立つバターの香りが後をひく美味しさ。「コパン ガーリック味」は、しっかり濃いめの旨みがおつまみにもぴったりで、食欲をそそる香ばしさと旨み。「コパン メープルシュガー味」は、隠し味に黒糖を使いふわっと広がる優しい甘みがコーヒーや紅茶にもぴったりな味わいだ。参考希望小売価格:112円(税別)内容量:36g(プレスリリースより引用)食べ応えのある食感で、小腹を満たすのはもちろん、食事の代替品としても、おつまみとしても楽しめる。(画像はプレスリリースより)【参考】・株式会社明治プレスリリース
2015年02月09日リベリアで行われていた、エボラ出血熱の未承認治療薬「ブリンシドフォビル」の臨床試験が中止された。2月4日、国境無き医師団(MSF)が発表した。同試験は英オックスフォード大学主導のもと、MSFがリベリアで運営するエボラ治療センターで1月上旬より開始されたが、患者数が減少傾向にあったため、隣国シエラレオネの治療センターに試験を編入する検討を行っていた。ところが、「ブリンシドフォビル」を製造するChimerixがリベリアに限らず今後一切の臨床試験に参加しないと発表したため、同治療薬の臨床試験中止が決定した。患者数の減少は他の臨床試験にも影響を与えているが、MSFはギニアでの抗ウイルス薬「ファビピラビル(商品名:アビガン)」の臨床試験に継続して協力するほか、2月第2週にはエボラ回復者の血漿を用いる試験を開始するとしている。
2015年02月04日三菱航空機は現在開発を進めている「MRJ」(三菱リージョナルジェット)の、初飛行に向けた各種試験の最新動画を公表した。MRJは今春にも初飛行を予定しており、1月13日には飛行試験機初号機において右舷エンジンの試験運転を初めて実施した。ほかの飛行試験機2,3,4号機においても、最終組み立てを進めている。現在公開されている動画は、1月13日に実施した飛行試験機初号機における右舷エンジンの試験運転と、2014年12月25日に実施した全機静強度試験機の主翼上曲げ試験の様子となっている。飛行試験機初号機における右舷エンジンの試験運転の動画全機静強度試験機の主翼上曲げ試験の動画
2015年01月26日人生を左右する大事な試験のときや大事なプレゼンの日に限って、お腹を壊したことはありませんか?特に受験シーズンは気温の低下でお腹も冷えがちです。今回は良い眠りで、緊張による胃腸症状を改善する方法をお伝えします。試験で緊張すると、お腹を壊しやすいのはなぜ?冬の受験シーズンにお腹を壊しやすい人が増えるのは、主に温度変化とストレスが原因だそうです。脳と腸は、自律神経を介して直接つながっているといいます。気温の変化や試験による緊張が胃腸に出やすいのは、この自律神経の乱れが胃腸に伝わりやすいのが原因と考えられています。また、人は強いストレスを感じると、免疫を抑制するホルモンを分泌することが明らかになっています。免疫力は、腸内環境と密接に関わりがあるのだとか。試験やビジネスシーンでの大切な場面で強いストレスを感じると、免疫力が低下した上に腸内環境が悪化して腸内の悪玉菌が増えるので、下痢・便秘・胃もたれなどの症状が出てしまうようです。睡眠によって、免疫力や記憶力がUPする!?自律神経のバランスを整え、免疫力を上げるには質の良い眠りが欠かせません。入眠ホルモンとよばれるメラトニンには、自律神経を調節し、免疫機能を活性化する作用があるそうです。ストレスによる胃もたれは、交感神経が過剰に働いていることが原因になっているといいます。そのため、交感神経の亢進を抑える副交感神経が優位になれば、胃酸が過剰に分泌されるのを防げるといわれています。質の良い睡眠によって、胃腸症状が改善するのは副交感神経の働きによるものだそうです。また、睡眠には、記憶力を高める効果も期待できます。ある実験では、午後11時に寝たグループと夜中まで勉強して午前3時に寝たグループを比較。しっかりと睡眠を取ったグループの方が、英単語の暗記テストで良い成績を取ったのです。これは深い睡眠によって、脳の記憶を司る部位に記憶したものが刷り込まれるためだといわれています。試験やプレゼン本番で実力を発揮するための睡眠って?睡眠は胃腸の健康だけではなく、記憶力UPにも効果があることがわかりました。では、試験本番で実力を発揮するには、どうしたらいいのでしょうか?まず、しっかりとまとまった時間の睡眠を取ることが大切です。試験前で少しでも追い込んで勉強したい気持ちはあるでしょうが、睡眠不足によって記憶した内容を思い出す「想起力」が低下するそうです。せっかく詰め込んで学習しても、覚えたことを思い出せないと実力は発揮できませんよね。記憶を定着させる脳の働きは、眠りの前半に活発になるといわれています。こまぎれに睡眠を取るのではなく、ぐっすり眠って脳と身体をしっかりと休ませ、万全の体制で試験本番に臨みましょう!Photo by Timothy Krause
2015年01月19日ミクシィは14日、同社が運営するSNS「mixi」において、アカウント追加機能を試験的に提供開始した。PCとスマートフォンのブラウザ版にて利用できる。試験的に提供開始された機能は、自分のmixiアカウントにあたらしいアカウントを追加できる機能。この機能を利用することで、ユーザーは2つのmixiアカウントを保有することができる。同社は、ユーザーより利用用途に合わせアカウントを使い分けたいという要望があったと説明し、具体的な利用例として「友だちとのコミュニケーションと趣味のイベント情報の使い分け」、「学生時代の友だちと会社の同僚との投稿内容の使い分け」などを挙げている。追加されたアカウントについて、既存のアカウントと同一人物が作成したことはユーザーにはわからないが、mixi運営側は2つのアカウントが同一人物によるものだと把握できる。そのため、一方のアカウントで違反行為を行った場合、保有している2つのアカウントに対処するという。正式提供は、2015年3月を目指しており、その際にはログアウトせずにアカウントを切替えられる「アカウント切り替え機能」も提供する予定。また、スマートフォンアプリ版での提供については、順次対応していくとしている。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年01月14日三菱航空機は1月13日に初めて行った、「MRJ」(三菱リージョナルジェット)飛行試験機初号機右舷エンジンの試験運転の写真を公開した。MRJは今年第2四半期に予定しているYS-11以来約50年ぶりの国産旅客機かつ初の国産ジェットで、13日より初飛行に向けた本格的な各種試験が始まった。エンジンの初運転によって、機体に搭載されたエンジンなどの動力系統、各種システム(油圧・燃料・空調・電気系統など)が機体として総合的に作動したことが証明されたという。今回の全機静強度試験は、設計・製造された機体の強度が航空機を安全に飛行させるために必要な基準を満たしていることを検証する機体構造試験のひとつ。あらゆる飛行条件の中で想定される最大の力を負荷するもので、予測通りの試験結果が得られたという。
2015年01月14日大人気のまろやかな蜂蜜味「オールブラン ハニークランチ」が保存に便利に!日本ケロッグ合同会社は、おいしく手軽に食物繊維をたっぷり摂れることで世界中のユーザーから愛されている「ケロッグ オールブラン」シリーズの誕生100周年を記念し、同シリーズの全製品を「食物繊維ひとすじ 100年」アイコン付きパッケージに順次刷新する。100周年記念の第1弾として、ほんのり甘い蜂蜜味とサクサクの食感が楽しめるグラノラ「オールブラン ハニークランチ」をユーザーからのニーズが多い保存に便利なスタンディングパウチタイプとしてリニューアル。2月中旬より、全国のスーパー、ドラッグストア、 コンビニエンストア等において順次発売する。(一部取り扱いのない店舗あり。)同シリーズの主要製品の一つである「ブランフレーク」は、1915年に「世界初の食物繊維が豊富なシリアル」として米国で誕生した。以来、ユーザーのスッキリとした生活習慣を支えることで世界中で愛され続け、食物繊維ひとすじのブランドとして今年で100周年を迎える。「オールブラン ハニークランチ」は、同シリーズならではの豊富な食物繊維に加え、ほんのり甘い蜂蜜味と、サクサク食感が楽しめるグラノラで、ヨーグルトとの相性も抜群となっている。信頼できる食物繊維でおいしく手軽にスッキリ習慣をサポート!小麦の“ブラン”は外皮部分のことで、日本では小麦ふすまとも呼ばれており、1食分(40g)でレタス約1.7個分( 「2010年版 日本食品標準成分表2010」に基づいて計算)の主に不溶性の食物繊維を豊富に含む。同シリーズの主原料の小麦ブランは、保水性の高い自然由来の食物繊維を多く含んでおり、水分を吸収して膨らむ性質がある。そのため他の穀類、野菜、果物などに比べると、より効果的に「かさ」を増すと考えられ、「オールブラン ハニークランチ」は、おいしく手軽に、”スッキリ習慣”をサポートする。(画像はプレスリリースより)【参考】・日本ケロッグ合同会社プレスリリース/PR TIMES
2015年01月14日ライオンは、2015年のセンター試験を受験する予定の全国の高校3年生と、全国の浪人生(予備校生あるいは自宅浪人生)を対象に「ストッパ・センター試験に関する意識調査」を実施した。調査は2014年11月22日~24日に実施し、200名から有効回答を得た。○センター試験の受験、8割が「プレッシャー感じる」2015年のセンター試験の受験にプレッシャーを感じるか尋ねたところ、「とても感じている」(48.0%)、「やや感じている」(30.5%)と、合わせて約8割がプレッシャーを感じていることがわかった。また、新過程に対応している現役生に対して、浪人生はどう感じているのか聞くと、34.0%が「非常にプレッシャーに感じている」、41.0%が「ややプレッシャーを感じている」と回答した。合わせると75%の浪人生が現役生をプレッシャーに感じているようだ。○浪人生の7割が出題範囲の改定は「不利にはたらく」出題範囲の改訂が自分にどのように働くか聞くと、現役生の約6割は「有利にはたらく・やや有利にはたらくと思う」と回答した。一方、浪人生の約7割は「不利にはたらくと思う・やや不利にはたらくと思う」と回答している。出題範囲改定への捉え方がそれぞれ異なり、浪人生の方がより不安に感じていることがわかった。具体的にセンター試験の出題範囲改訂について不安に感じる点について聞いたところ、浪人生は「過去の傾向が読めず対策ができない。運が悪ければ落ちる可能性もある」「対策しなければならない範囲が広くなるため、対策も難しい」などネガティブな回答が多かった。一方現役生は「過去の傾向が読めず対策が出来ない分、皆、同じ条件となり安心」「運がよければ受かる可能性がある」「対策の範囲が広くなるため、周囲と差をつけやすい」など、ポジティブな回答が多くなっている。
2015年01月09日東京商工会議所はこのほど、管理職育成のサポートを目的とした新検定「ビジネスマネジャー検定試験」を創設した。企業では「労働生産性の向上」が課題となっており、企業の中核を担う管理職が人材・業務管理を徹底し、現場の生産性向上を主導することが重要になっている。しかし現場では、管理職の育成が十分に行われているとは言えない面が指摘されている。そこで、管理職が最低限知っているべき知識を体系的に学べるようにするため、新検定を実施する。同検定では、マネジャーのミッションを「チームとして成果を出すこと」とし、そのために必要な知識を大きく3つのカテゴリーに分類している。「人と組織のマネジメント」「業務のマネジメント」「リスクのマネジメント」で、ビジネスの場で必要不可欠な知識や情報を網羅している。カリキュラムは、企業とともに練り上げた実践的な内容であることも特長。地域総合経済団体である商工会議所が、企業の経営者・人事担当者とともに、「企業や職種に関係なく、あらゆる管理職の土台となる知識」を厳選した。同検定の受験は企業にとって「管理職人材の育成にかかる費用・時間・労力の軽減」というメリットがある。一方、受験者も、マネジメントに必要な総合的な知識を効率的に学習することができる。同検定は、各地商工会議所と連携し、全国主要都市で年2回実施する。第1回目となる試験は、2015年7月19日に実施予定。初年度は1万人の受験者を見込んでおり、5年後には年間10万人の受験者を目標としている。公式テキスト「ビジネスマネジャー検定試験公式テキスト」(2,800円/税別)は、12月19日頃から販売予定とのこと。
2014年12月17日受験日が近づくと、受験生は大忙し。連日連夜、追い込みで睡眠もままならないという人も多いのではないでしょうか。けれど、睡眠不足を続けていると、肝心の試験当日の本番で眠ってしまうかも!?そこで、簡単にできる、試験中に襲ってくる眠気退治の方法をご紹介します。受験会場でできる眠気解消法!冬場の受験シーズンは、特に室内は暖房が効いていて、静まり返っている試験会場で眠気が襲ってくることもあるでしょう。「試験中は、緊張しているから眠くなることなんてないだろう」と思っている方は要注意!眠気というのはいくら緊張していても襲ってくるものなのです。居眠りまではしなくとも、頭がぼーっとしてしまうときもくるかもしれません。そんなとき、おすすめなのが「あくび」をすること。実はこのあくび、目覚まし効果があるのです。なぜ「あくび」が効く?試験中にあくびをするなんて不謹慎!と思うかもしれませんが、実はあくびこそ、目を覚ますための大事な行為なのです。あくびが出る瞬間、まず口の周りの筋肉で、あくびをしようとする力と、あくびを我慢しようとする力が同時に働きます。この筋肉の力は、脳にとって強い刺激となり、覚醒が促されます。たちまち頭がスッキリとしてくるのを感じることでしょう。一般的に、あくびはだらしないと思われていますが、生理学的な見地からすれば、あくびが出そうになること自体、体が目を覚ます方向へと向かっている証拠だそうです。こんな対策もある!あくびだけでは退治できないほどの強い眠気を感じたら、ぜひ、ぐーっと伸びをしてみてください。疲れ始めた脳にもリフレッシュ効果が見込めるといわれています。また、咀嚼筋を動かすことも眠気解消にはよいそうです。奥歯を噛みしめるときにつかう咀嚼筋を、伸ばしたり縮めたりすると、脳に刺激が行き渡り、覚醒効果が見込めます。奥歯を強く噛みしめたり、頬の上から、上下のあごの間辺りの咀嚼筋をこすったりすると、さらに効果がアップするでしょう。一度しかない大事な試験。絶対に失敗したくないものです。もし、眠気に耐えられなくなったら、ぜひ試してみてください。Photo by EdTech Stanford University School of Medicine
2014年12月16日バラクーダネットワークスジャパンは12月2日、NSS Labsにより実施されたWebアプリケーションファイアウォールの製品分析試験で、競合他社6社のうち、最も高い攻撃検知率の99.97%をマークしたと発表した。NSS Labsは今回、Barracuda Web Application Firewall 960ファームウェアバージョン7.8.0.014のテストを単独で実施し、www.nsslabs.comに記載されているWeb Application Firewall Methodology v6.2に基づき、テキサス州オースチンのNSSの施設で一連の試験が行われた。NSSはバラクーダネットワークスから対価を受け取ることなく、無償で試験を実施している。今回の結果について、スティーブン・パオ氏(バラクーダネットワークス、セキュリティ担当ジェネラルマネージャ)は、「DDoS攻撃やアプリケーションレイヤ攻撃に対して、お客様に最新のプロテクション機能をご提供するために、私たちは常にBarracuda Web Application Firewallの性能の向上に努めています。今回のNSS Labsのテスト結果では、Barracuda Web Application FirewallがWebベースの攻撃のほぼすべてを防御することに成功しており、Webアプリケーションに対する最も強力なセキュリティソリューションの1つとして評価されました。」とコメントしている。また、ヴィクラム・ファタック(Vikram Phatak)氏(NSS labs、CEO)は、「NSS Labのレポートは、システム管理者によるセキュリティ製品の選定と運用に役立つ内容を前提としています。Barracuda Web Application FirewallはNSS Labsが実施したすべてのテストにおいて優れたパフォーマンス結果を出し、セキュリティ効果の測定において最高クラスの阻止率を達成しただけでなく、コスト効果も高いことが確認されました。」とコメントしている。
2014年12月02日食物アレルギーがある赤ちゃんや子どものパパママは、外食の際、アレルギー対応の食事メニューがあるかどうかに頭を悩ませることも多いでしょう。そこで今回は、東京ディズニーリゾートの食物アレルギー対応について紹介します。■公式ホームページには、食物アレルギーの対応情報が充実以前、東京ディズニーリゾートへ行く際には、事前に問い合わせをして、その都度新しい食物アレルギーの対応情報をファックスで送ってもらい、連れて行けるお店を探す計画を立てなくてはいけませんでした。しかし今は、東京ディズニーリゾートの公式ページに、レストランごとの低アレルゲンメニューの有無や、アレルゲン別に食べられるメニューが検索できるページがあります。これはとても心強い! アレルゲン検索 | 東京ディズニーリゾート アレルゲンについては、かなり詳細に分類されているので、アレルゲンが複数ある子どもも安心です。東京ディズニーリゾートでは、食物アレルギー以外の食事制限がある方へのサービスも充実していて、・レトルト食品の湯煎・電子レンジによるお弁当の加熱・ミキサー設置またはきざみ加工・ベジタリアン向けメニューの対応などの対応をしてくれます。詳しい対応については、必ずキャストへ確認してください。■丁寧な対応で安心! 東京ディズニーランドのアレルギー対応事前に情報が把握できることはわかりましたが、実際はどのように対応してくれるのでしょうか。先日、食物アレルギーの子どもを連れて、東京ディズニーランドに行った際の様子を紹介します。わが家の子どもには、卵と乳製品のアレルギーがあります。先日、東京ディズニーランドの「ポリネシアンテラス・レストラン」で行われる大人気のランチショー「リロのルアウ&ファン」に連れて行きました。このアトラクションは、子どもたちもステージに上がって踊れる、予約制のランチショー。子どもたちがディズニーキャラクターたちと踊る様子をビデオやカメラに収められたり、キャラクターたちがテーブルまで来て一緒に写真撮影ができたりするので、とても人気です。ショーの開演時間の1時間前(第1回目のショーの場合は30分前)までに、予約確認のためチケットを受け取りに行くのですが、その際に食物アレルギーがあることを伝えると、アレルギー担当の方が出て来て、子どものアレルギーについて話を聞いてくれました。わが家の場合は低アレルゲンプレートでOKだったので、それを勧めてくれました。アレルギーの状況ごとに食べてもOKなメニューを紹介してもらえるのは、とても助かりますよね。食事が提供される前には、シェフも確認しに来てくれるなど、丁寧な対応で安心できました。そのほか、ポップコーンを買う際もレストラン同様、お店の方がしっかりアレルゲンを調べてくれるので、安心して購入することができました。いつもは食物アレルギーの関係で、友だちと一緒にポップコーンをつまむことができないのですが、きちんと対応してくれたおかげで、貴重な経験ができました。(ちなみに、卵乳製品アレルギーの場合、塩味とキャラメル味のポップコーンであれば大丈夫だそうです。)食物アレルギーがあっても食べられるものがわかっていれば、東京ディズニーリゾードを思う存分楽しむことができますね! せっかくのディズニーの旅、子どもや家族と一緒に目一杯楽しんでください。
2014年11月15日鉄道・運輸機構は北陸新幹線長野~金沢間の列車走行試験について、10月31日をもってすべての試験を無事終了したと発表した。新幹線車両を用いた同区間の走行試験は、土木構造物・軌道・電車線・信号設備の機能確認を目的に8月1日から開始。8月5日以降、北陸新幹線の新型車両W7系などによる試験走行も行われた。予定された試験は10月31日までにすべて終了し、今後はJR東日本・JR西日本において、開業に向けた準備が進められるという。北陸新幹線長野~金沢間は2015年3月14日に開業予定。JR東日本・JR西日本によれば、東京~金沢間直通列車として、速達タイプの「かがやき」10往復、停車タイプの「はくたか」14往復が運転されるほか、長野~金沢間運転の「はくたか」1往復、富山~金沢間シャトルタイプの「つるぎ」18往復が設定され、「あさま」も東京~長野間で16往復運転されるとのこと。到達時分は東京~金沢間2時間28分、東京~富山間2時間8分とされている。
2014年11月04日前回はコンタクト試験の手順を説明しましたが、今回はファンクション試験を行ってみます。コンタクト試験というのは、いわば電気的に対象(今回ならMCU)が正常か? を確認するためのものですが、ファンクション試験はもうちょっと高レベルな「対象が正しく動作するか」を確認するものです。具体的にいえば、MCU内に診断用のプログラムをあらかじめロードしておき、これに対して外部から信号を入力、プログラムが入力信号にあわせて出力信号を生成、これをCX1000Pで取得、正しく動作を行っているかを確認することになります。これを実際に行う場合、手順としてはテスト内容を設計し、それに合わせてMCUのファームウェアを記述するMCUにテスト用のファームウェアをロードする(1)の内容に合わせて入出力信号をまとめてパターンファイルを記述、コンパイルするCX1000Pでパターンファイル(を基にしたオブジェクトファイル)を読み込んで、これにあわせて入力信号を生成、出力信号を取得して比較するという形になります。今回はスタータキットに合わせる形で、(1)~(3)の準備が完了しているので(これらについては後で少々触れます)、(4)について説明することにします。○IPの選択ファンクション試験を行うために必要なIPは、FunctionalMeasure_IPです(Photo01)。こちらはCTS Onlineでは「ロジック機能検証」として販売されています(Photo02)。現在は拡張データ・ログ・プラグイン(Photo03)も提供されていますが、これは説明にある通りデータログを2049サイクル以上記録するためのもので、こうした長いテストパターンを実施する場合には必要になりますが、今回はもっと短いパターンで検証を行うので、拡張データ・ログ・プラグインはインストールしておりません。これを(前回の「電流・電圧検証IP」と同じ手順で)入手・インストール後に起動すると、New Measure Itemに"FunctionalMeasure_IP"が出現します。○試験条件の設定今回の試験は、電源ピンに5Vを印加し、その上でRA3/RA5ピンに対して特定の入力信号を印加すると、RA0/RA1/RA2の各ピンに対して、これに対応した出力信号が出てくる形のものです。FunctionalMeasure_IPを選択して"Setup and Executions"画面に映ると、最初に出てくるのがこのParameter画面です(Photo04)。これは続くTabの中で出てくる細かな設定「以外」をまとめて設定するものです。今回のテストでは、"Power Sequence Off"を"ENABLE"に設定する必要があります(電源投入時に実施される、パワーオフシーケンスを実施するの意味)が、デフォルトで"ENABLE"なので、これが設定されていればそれ以上の変更は必要ありません。次がPower Supplyタブです(Photo05)。ここはMCUへの電圧供給の設定を行います。設定項目としてはSelectPinsボタンを押し、"VDD"を指定します。Bypass Capacitorをクリックして、On(接続)状態にします。右端の"Source Value[V]"に5を入力します。の3つです。これが完了すると、テスト中はMCUに5Vを供給する設定ができた事になります。ちなみにSource Valueに4V以上を入力すると、こんなダイアログ(Photo06)が表示されますが、これはただの通知なのでOKを押して下さい。さて、次が肝心の信号パターンの設定部ですが、まず基本的な考え方をちょっとご紹介します。Photo07はCTSのテキストからの抜粋ですが、CX1000ではある期間(Period値)の範囲で信号を監視し、そのPeriodごとに信号がどういう振る舞いをしたか、を0/1/H/L/Z/Xとして区別します。この例で言えば、ピンBを0に、ピンCを1にしたタイミングから2クロック後にピンDの出力がLになり、再びピンCを1にした次のサイクルでピンDがHになる事を確認する、という図式になります。この0/1/H/L/Z/Xそのものの指定は冒頭に出てきたパターンファイルで指定することになりますが、これにあわせてそもそも0/1/H/Lという信号はどういう電圧なのか、という事をCX1000側に設定するのが、次のSignalタブ(Photo08)です。ここではTS(Timing Set) 1の際のPeriodを31.25n(31.25ns)に設定します。CloudTesting Labは最大16種類のTiming Setを保持できるので、たとえばTS1は10MHz、TS2は5MHzといった様に複数の速度での動作を確認することが可能です。ここではまずTS1に31.25ns(32MHz相当)をセットします。ちなみに指定の際にs(second)の入力は不要で、単に"31.25n"だけで十分です。SelectPinsボタンを押して、"IO_PINS"を指定します。"Mode"に"I/O"を指定します。パターン0は立ち下がり(Photo09)、パターン1はダブルエッジ(Photo10)に設定します。この際、パターン1の<B<(ダブルエッジの立ち下がり)の部分の数字をダブルクリックし、"15.625n"(15.625ns)を入力します(Photo11)。VIHに"5"(5V)、VILに"0"(0V)、VOHとVOLに"2.5"(2.5V)を入力します。これは、「入力電圧は、Hが5V、Lが0Vとし、出力電圧は2.5V以上ならH、2.5V未満ならLと判断する」の意味です。LoadModeを"None"に設定します。これは出力に負荷は掛けない事を意味します。ここまでで、IO_PINSに対する設定は完了しましたが、さらにあと2つ、RA3とTRIG_PINについての設定も行います。2行目と3行目のPin NameにそれぞれRA3/TRIG_PINを入力します。設定値はRA3 : ModeはI/O、Timingのパターン0は立ち下がり、パターン1は立ち上がり。VIH/VIL/VOH/VOLはそれぞれ5/0/2.5/2.5に設定します。LZHには"15.625n"を指定します。またLoad Modeは"None"とします。TRIG_PIN : ModeはIn、Timingのパターン0は立ち下がり、パターン1は立ち上がり。VIH/VILは5/0に設定します。ModeがIn(入力)なので、VOH/VOLの設定、あるいはLoad Modeなどは指定出来ない様になる筈です。最終的には、Photo12の様な設定画面になったら、TS 1の設定は完了です。「TS 1の」と書いたからには、もうひとつあります。今度はTSを2に設定し、Periodを"1u"(1μs)にします。ほかの設定はほぼTS 1と同じですが、唯一違うのはIO_PINSの<B<で、こちらはPeriodの半分ということで"500n"(500ns)にすることです。設定が終わった状態がこちら(Photo13)になります。次に"Pattern"タブに移ります(Photo14)。ここは、先に説明したパターンファイル(正確に書けば、パターンオブジェクトファイル)を指定します。今回はスタータキットにあわせたパターンオブジェクトファイルを指定します。最後がPower sequenceタブになります。これは、テストの際に電源と信号をどのタイミングで投入するかを決定するものです。MCUに限らずどんな機器でも、電源投入直後にすぐ動作可能、というものは殆どなく、通常は一定のセットアップ時間が必要です。なので、電源投入から入力信号投入開始までの時間を指定する必要があります。また、テスト終了後、どのタイミングで電源をオフにするかも指定しないと、いつまでも電源が入りっぱなしになってしまいます。こうした設定を行うのがこの画面です。Photo15がその画面で、電源投入後、6ms後に試験を実行します。また、試験終了後、6ms後に電源オフになります。これが初期設定となっています。ここにALL_PINSを追加、2msで信号投入とする。TRIG_PINを追加、2msで信号投入とする。という2項目を追加します。Photo16が設定完了後の画面となります。○テストの実行ここまでの設定が全部終わったら、実行をしてみます。これは前回同様、画面上段の実行ボタンを押すだけで完了します。問題がなければ、Photo17の様に緑色で"Pass"の文字が示されると共に、ログ表示欄に正常実行したという結果のみが示されます。では異常があった場合はどうか? ということで、パターンファイルをちょっと書き換えてエラーが出るようにした場合の結果がPhoto18になります。このケースでいえば、Cycle 39~3Cの4cycleで、本来RA0ピンがHになるべきところが、Lになっているとして示されます。このテスト結果の後処理については来月ご紹介するとして、ここで少しパターンファイルについて説明したいと思います。パターンファイルそのものはテキストファイルで、拡張子は.patになっています。中身は? ということで、今回利用したpic12f1822_fmaxの冒頭をちょっと抜き出すとList 1の様になっています。List 1:Version 1.0;MainPattern{CommonSection{Timing "CTLabTiming.Tim:CTLabTiming";PinDescription "CTLabPins.pin";Domain _CTLabDPINDomain{NOP {V{ALL_PINS=XXX1X0; TRIG_PIN=0;} W{ALL_PINS=TS2;TRIG_PIN=TS2;}}IDXI 1 {V{ALL_PINS=XXX1X1;}}IDXI 4 {V{ALL_PINS=XXX0X1;}} #5uS MCLR=LOWIDXI 47 {V{ALL_PINS=XXX1X1;} W{ALL_PINS=TS1; TRIG_PIN=TS1; TRIG_PIN=TS1;}}IDXI 3 {V{ALL_PINS=LLL1X1;} W{ALL_PINS=TS1;}} #1IDXI 3 {V{ALL_PINS=LLL1X1;} W{ALL_PINS=TS1;}} #2IDXI 3 {V{ALL_PINS=LLL1X1;} W{ALL_PINS=TS1;}} #3IDXI 3 {V{ALL_PINS=LLL1X1;} W{ALL_PINS=TS1;}} #最初の10行ほどを飛ばして、次のNOP {V{ALL_PINS=XXX1X0; TRIG_PIN=0;} W{ALL_PINS=TS2;TRIG_PIN=TS2;}}という行を取り上げると、まず先頭のNOPはパターンニーモニックと呼ばれ、何をするかというコマンドです。NOPであれば続く行を1回実行することになります。次のV{}で囲まれた部分が値の設定です。ここの指定であればRA0/RA1/RA2/RA4 : 不定(チェックしない)RA3/TRIG_PIN : 1(High)を入力RA5 : 0(Low)を入力という事になります。最後のW{}で囲まれた部分はTimingSetの指定で、この場合はALL_PINSとTRIG_PINのどちらもTS2(つまりPhoto13の、Periodが1μsの方)で動作する形です。ちなみに続く行には末尾に #がついているものもありますが、これはコメントです。最初に述べたとおり、これは当然ながらMCU上で動くプログラムの動作と合わせる形で記述する必要があるわけですが、さすがにMCU側のプログラムを記述すると連携して自動的にこのパターンファイルが生成されるところまでは行かず(そもそもCTSは別にPIC12専用でも何でもないので、連携させようというのが無理です)、手でこれを記述することになります。ちなみにこの記述したパターンファイルですが、これをパターンオブジェクトファイルに変更するためにはPattern Compilerが必要になります。これはCloudTesting Labのソフトウェアをインストールすると自動的にインストールされています。使い方ですが、スタートメニューからこれを呼び出すと(Photo19)、コンソールが立ち上がります(Photo20)。このコンソールの中で、パターンファイルが保存してあるフォルダに移動してから、CTLab_patcom パターンファイル名と指定することで、パターンファイルをパターンオブジェクトファイルに変更できます。上でエラーが出るパターン例を示しましたが、これは元々のパターンファイルの一箇所を"L"から"H"に書き換えてコンパイルし直して指定したものです。こんな具合に、比較的簡単にパターンの変更が出来るようになっています。次回は、こうしたテストの集計や連続実行などの手順についてご紹介したいと思います。
2014年10月30日NECは10月15日、低加圧(圧迫)で医療用血圧計と同等な高精度の血圧測定を実現する低負荷血圧測定技術を開発したと発表した。同技術は、脈の波形を解析し、血流変化を推定することで、従来の測定で必須だった最高血圧以上での腕の圧迫が不要となり、圧迫を低減しても高精度な血圧測定を可能にするという。また、血圧測定時に腕を締め付ける腕帯(カフ)を小型化するとともに、従来は別々だったポンプや電源などの装置を全てカフに内蔵し一体化する技術も開発した。これらの技術により、血圧測定時の圧迫や血圧計装着の手間を軽減することで、日常生活下や就寝中など1日を通した血圧データの取得を可能にし、低負荷で無理のない24時間血圧測定の実現に貢献するとしている。
2014年10月20日AIRBUS(エアバス)は9月25日、新型旅客機「A320neo」の初試験飛行を、フランス南部のトゥルーズで行った。今回の試験飛行は2時間半行われ、今後1年間にわたっておよそ3000時間の試験飛行を予定しているとのこと。同機は近・中距離向けの「A320」の改良型で、サービス開始時点で1席あたりの燃費効率を15%、その後改良を続け2020年までに20%向上させる計画になっており、2014年第4四半期にカタール航空へ最初に納入される。「NEOシリーズ」には「A320neo」「A321neo」「A319」の3機種があり、同社のFabrice Brégier社長によると、すでに60社から3200機以上を受注しているという。
2014年09月26日(画像はプレスリリースより)「1杯でごぼう1/3本分のちから食物繊維たっぷりスープ」新発売株式会社永谷園は、1食当たり食物繊維3.4g含有の「1杯でごぼう1/3本分のちから食物繊維たっぷりスープ」、「同食物繊維たっぷりカップスープ」を、2014年8月18日(月)より全国で発売する。1食当たり、ごぼうに換算すると1/3本分相当となる3.4gの食物繊維を含有した、お湯を注ぐだけで手軽に作れる粉末タイプのインスタントスープだ。ごぼうの風味とごぼうの食物繊維の食感も残し、クリーミーな味わいで後味スッキリとしているスープにしあがっている。【商品概要】商品名:1杯でごぼう1/3本分のちから食物繊維たっぷりスープ表示内容量:34.2g(11.4g×3袋)荷姿:10P×8B希望小売価格:税込み131円商品名:1杯でごぼう1/3本分のちから食物繊維たっぷりカップスープ表示内容量:11.4g荷姿:5P×6B希望小売価格:税込み118円(プレスリリースより引用)不足分の食物繊維を1食でおぎなえる平成20年の国民健康・栄養調査結果から、食物繊維の目標量である厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2010年)」の1日の不足分は平均すると3.5gとなっている。食物繊維は特にごぼう等の根野菜に多く含まれており、健康維持に役立つ成分として若い女性を中心に注目されている。本商品1食分で日本人の不足量をおぎなう食物繊維を含有した。【参考】・株式会社永谷園プレスリリース
2014年08月09日食物アレルギーがあっても外食したい!世界の外食情報サイト有限会社ディー・エー・ティーは、2014年4月25日(金)、近年増加する食物アレルギーを持つ方々の情報提供・共有の場として、「ファミリーテーブル」ベータ版を開設した。(画像はプレスリリースより)開発の背景現在、国内では乳児の10%、幼児の5%が何らかの食物アレルギーを持っているといわれている。しかし、外出先でのアレルギー対応施設に関する情報について、色々なジャンルを網羅したサイトがなく、食物アレルギーを持つ子の家庭では、外出先での食事に苦労しているのが現状だ。同社では、食物アレルギーを持つ子の保護者が安心して外出できるよう、原材料表の有無やアレルギー対応メニューの有無などの条件でお店を検索することができる情報サイト「ファミリーテーブル」を開設した。サイトの内容同サイトでは、国内外の食物アレルギー患者数の推移やアレルゲン物質の割合といった食物アレルギーの最新情報を随時配信。また、国内や海外で何らかのアレルギー対応が可能なレストランや宿泊施設などを多数掲載している。掲載店舗にはユーザーが口コミを登録することができ、掲載されていない店舗の登録をリクエストすることもできる。さらに、英語やフランス語など複数の言語に対応した、レストランでアレルギーがあることを伝えるときに便利なアレルギーカードを用意。印刷して携帯することで海外旅行先でも安心だ。なお、サイトの情報が古かったり誤った内容が含まれたりする可能性もあるので、必ず保護者による確認の上摂取してほしいとしている。【参考リンク】▼プレスリリース
2014年05月01日(画像はプレスリリースより)手軽に食物繊維が摂取できる「食物繊維でできたキャンデー」を発売株式会社明治は、手軽に食物繊維が摂取できるハードキャンデー「食物繊維でできたキャンデー」を2014年4月15日から全国で発売する。食物繊維は、1日あたり18gを摂取することが推奨されているが、2010年に厚生労働省から発表された日本人の食事摂取基準によると、1日あたりの実際の平均摂取量は13.7gで平均4.3g不足していることがわかった。本商品はその不足部分の食物繊維を3粒で6g摂取することができる。製品中に食物繊維を50%以上含有し、食物繊維が不足しがちな現代人にぴったりのキャンデーで健康的な食生活をサポートする。商品名:食物繊維でできたキャンデー内容量:63g参考小売価格:189円(税別)主要栄養成分(1袋[63g]あたり):エネルギー115kcalたんぱく質0g、脂質0g、糖質23.5g、食物繊維37.3g、ナトリウム0mg(プレスリリースより引用)3粒分の食物繊維6gは、レタスなら約2.5個分野菜やフルーツでたとえると、にんじん1.2本分、リンゴ2個分、バナナ4.5本分ほどとなる。本商品ではたった3粒で、1日の不足分を補う6gの食物繊維を摂取できるうえ、人気の高いピンクグレープフルーツ味、レモン味、青リンゴ味の3種類のフレーバーでおいしく手軽に食物繊維を摂ることができる。【参考リンク】▼株式会社明治プレスリリース
2014年04月15日