F5ネットワークスは2月25日、イタリア・ミラノにおける「Cisco Live」で、クラウド環境向けアプリケーション配信の管理ソリューションである「F5 BIG-IQ」の新バージョンを発表した。新バージョンでは、アプリケーション・デリバリの集中管理とロールベース・アクセス制御(RBAC)を採用。これにより、ネットワーク・オペレーション・センターとDevOpsチームとの間のより密接な連携が可能になるという。また、運用を簡素化できると同時に効率性を改善し、ネットワーク・チームが個々のアプリケーション・デリバリ・ポリシーを策定する必要が無くなり、柔軟なアクセス制御の維持が可能とのことだ。アプリケーション・デリバリ・サービスの管理では、ソフトウエア定義によるオーケストレーションを通じ、ネットワーク全体のアプリケーション・デリバリ機能をロールベースで集中管理し機動性を向上した。クラウドでのアプリケーション・デリバリのオーケストレーションでは、サードパーティが提供するさまざまなオーケストレータとの連携が可能であり、利用環境に縛られない柔軟なBIG-IPの管理を実現するという。また、1つのウィンドウ上で複数のBIG-IPデバイスの一括管理を可能とし、セキュリティ・ポリシーの導入・管理・運営の集中化によりファイアウォール・ポリシーの管理を簡素化、簡素化したコンフィギュレーションと複数のデバイスの管理を不要にしたことで安全な変更管理を実現するとしている。新バージョンへのアップデートは、シスコが提唱するACI(Application Centric Infrastructure)のポリシー・コントローラーであるAPIC(Cisco Application Policy Infrastructure Controller)を通じて実行可能。従来のアーキテクチャおよびSDN環境の双方における物理および仮想プラットフォームのオーケストレーションにより、アプリケーション・サービスを初めて扱うネットワーク・エンジニアのラーニングパスを短縮できるという。またレイヤ4-7(L4-7)ファブリック全体にポリシー・ドリブン型アプリケーション・サービスを導入する際、同社製品ではセキュリティや可用性、パフォーマンスを保ちつつ、大幅なコスト削減を可能だとしている。ACIと、プログラム可能なSDNおよびF5 Synthesisアーキテクチャの中核となるBIG-IQソリューションの統合により、シスコのACI環境下でL4-7マルチテナントを実現できるとのこと。
2015年02月26日昨年制作が発表されたOVA作品『這いよれ!ニャル子さんF』のオープニングテーマとエンディングテーマが発表された。オープニングテーマは、ニャル子役の阿澄佳奈、クー子役の松来未祐、暮井珠緒役の大坪由佳の3人からなるユニット「後ろから這いより隊G」が歌う「這いよれOnce Nyagain」で、前作と同じく作詞を畑亜貴氏、作曲、編曲を田中秀和氏が担当。TVシリーズ『這いよれ!ニャル子さん』のオープニングテーマ「太陽曰く燃えよカオス」の「うー!にゃー!」を想起させる、「うー!にゃー! Once Nyagain!」というフレーズが盛り込まれている。そしてエンディングテーマのタイトルは、「きっとエンゲージ」。本作のビジュアルのウェディングドレス衣装を彷彿とさせる温かいイメージの楽曲となり、歌は「RAMMに這いよるニャル子さん」、作詞は藤林聖子氏、作曲、編曲をRAMMが手がけている。昨年制作が発表された『這いよれ!ニャル子さんF』は、TVシリーズ『這いよれ!ニャル子さん』『這いよれ!ニャル子さんW』に続く、完全オリジナルOVA。新キャラクターとして山本希望が演じる銀アト子も登場し、山本は「何を考えているかイマイチわからないアト子ですが、今後も活躍できるように応援してくださればうれしいです」と意気込みを語っている。なお、ファンからの投稿で収録曲を決定する『「這いよれ!ニャル子さん」ベストセレクション(仮)』(5月8日発売)や、『這いよれ!ニャル子さんW』Blu-ray BOX(5月22発売)の発売も決定している。(C)逢空万太・SBクリエイティブ/名状しがたい製作委員会のようなものF
2015年02月24日パナソニックは2月23日、マイクロフォーサーズ規格の単焦点レンズ「LUMIX G MACRO 30mm / F2.8 ASPH. / MEGA O.I.S.」と「LUMIX G 42.5mm / F1.7 ASPH. / POWER O.I.S.」を海外発表した。日本での発売については明らかになっていない。○LUMIX G MACRO 30mm / F2.8 ASPH. / MEGA O.I.S.LUMIX G MACRO 30mm / F2.8 ASPH. / MEGA O.I.S.は、35mm判換算時の焦点距離が約60mmとなるマクロレンズ。ステッピングモーターの採用によって、高速かつ静粛なAFが可能となった。LUMIX Gシリーズとの組み合わせにおいては、240fpsの合焦検知スピードに対応する。主な仕様は、焦点距離が30mm(35mm判換算で60mmの画角に相当)、開放絞りがF2.8、最小絞りがF22、絞り羽枚数が7枚(円形絞り)、画角が40度、最短撮影距離が0.105m、最大撮影倍率が1倍(35mm判換算で2倍)。光学式手ブレ補正機構「MEGA O.I.S.」を搭載。フィルター径は46mm、本体サイズは最大径が58.8mm、全長が63.5mm、重量は180g。レンズキャップ、レンズリアキャップ、収納用ケースが付属する。○LUMIX G 42.5mm / F1.7 ASPH. / POWER O.I.S.LUMIX G 42.5mm / F1.7 ASPH. / POWER O.I.S.は、35mm判換算時の焦点距離が約85mmとなる中望遠のポートレートレンズ。速くて小さい動きだけでなく、ゆっくりで大きな動きも補正する光学手ブレ補正機構「POWER O.I.S.」を採用している。AFシステムについてはLUMIX G MACRO 30mm / F2.8 ASPH. / MEGA O.I.S.と同様だ。主な仕様は、焦点距離が42.5mm(35mm判換算で85mmの画角に相当)、開放絞りがF1.7、最小絞りがF22、絞り羽枚数が7枚(円形絞り)、画角が29度、最短撮影距離が0.31m、最大撮影倍率が0.2倍(35mm判換算で0.4倍)。フィルター径は37mm、本体サイズは最大径が55mm、全長が50mm、重量は130g。レンズキャップ、レンズリアキャップ、レンズフード、デコレーションリング、収納用ケースが付属する。カラーはブラックとシルバー。
2015年02月24日図研エルミックは2月23日、IP監視カメラなどネットワークビデオ機器間を接続するための標準規格ONVIFネットワークと、FA分野で普及が進んでいるCC-Link IE Fieldネットワークをつなぐゲートウェイソリューション評価キット「Ze-Pro F/S EVA」をリリースすると発表した。評価キットには、三菱電機製シーケンサ関連機器、IPカメラ、ゲートウェイ評価ボード、センサー、Windows PC用アプリツールなどFAおよび監視システム機器、各種アプリケーションソフトウェアが含まれている。サンプルプログラムでは、センサーが人または物を検知すると、IPカメラがリアルタイムに撮影した画像をPC上に表示する。また、スナップショット画像の保持、動画の繰り返し再生などの機能により、対象の正確な認識が可能となる。さらに、ユーザー側でシーケンサを活用した制御開発も可能なので、IPカメラ/FAの2つのネットワークを連動させるゲートウェイソリューションによる、工場の「見える化」を分かりやすく体験することができる。なお、同製品の販売に関しては菱洋エレクトロが総代理店として3月より受注を開始する。価格はオープン価格で年間200式の販売を目標としている。
2015年02月24日2月16日~2月22日までの1週間に発表された、PC関連の注目ニュースをダイジェストでお届けする。先週は16日、VAIOが初のオリジナル開発PC「VAIO Z」(VJZ13A1)を発表した。13.3型のWQHD(2,560×1,440ドット)液晶を搭載したノートPC。液晶が回転しタブレット形状になるフリップ機構を備え、一見した外観は「VAIO Fit 13A」と似ているが、外観・中身ともに、歴代フラッグシップVAIOに与えられる「Z」の名を冠するPCにふさわしい仕様となっている。同日開催したファンイベントでは開発裏話や本体の分解も披露された。VAIOは同時にクリエイター向け試作PCの商品化も発表。「VAIO Z Canvas」として5月に発売することも明かした。21日にはシマンテックのソフトウェア「ノートン」シリーズの更新で、Internet Explorerが強制終了するなどの不具合が確認されたことが話題となった。原因は当初配布された「侵入防止システム(IPS)」の定義パッケージ「20150220.001」が破損していたため。23日現在では、ノートン製品のライブアップデートを適用することで解決する。ノートの公式Twitterや公式サイトが伝えている。
2015年02月23日ジャパネットたかたは、2月16日から2月22日調べの売れ筋商品ランキングを発表した。マッサージ機ではファミリーイナダ「リラクシア プラス FMC-J312(B)」が、パソコン・タブレットでは東芝「dynabook Tab S50/32M (PS50-32MNXG)」が、冷蔵庫の分野では東芝「べジータ GR-G43G(SS)」が1位となった。マッサージ機の売れ筋商品ランキングは以下の通り(価格はすべて税別)。1位:ファミリーイナダ <FMC-J312(B)> 198,000円2位:スライヴ <MD-8500> 19,800円3位:フジ医療器 <AS-760(BK)> 228,000円4位:スライヴ <CHD-5500(K)> 79,800円5位:大東電機工業 <CHD-5506(K)> 99,800円マッサージ機の売れ筋1位となった「FMC-J312」は、磁気センサーを採用した「アジャストセンサー指圧点自動探索システム」によって、身長・体型ごとに異なる指圧点をより正確に見つけ出し、体型に合ったマッサージをしてくれる。もみ玉にシリコン素材を使うなど、人の手に近いもみ心地を実現した。パソコン・タブレットの売れ筋商品ランキングは以下の通り(価格はすべて税別)。1位:東芝 <PS50-32MNXG> ワイモバイル同時加入で19,980円2位:東芝 <PTX57GP-SHA> 79,800円3位:東芝 <PD31NWP-SPB> 下取り後価格89,800円4位:富士通 <FMVA40SRJ> 89,800円5位:東芝 <PTX57GP-SHA> ワイモバイル同時加入で39,800円冷蔵庫の売れ筋商品ランキングは以下の通り(価格はすべて税別)。1位:東芝 <GR-G43G(SS)> 下取り後価格99,800円2位:三菱 <MR-JX56LX-W> 下取り後価格169,800円3位:東芝 <GR-G48FS(P)> 下取り後価格139,800円4位:三菱 <MR-JX61X-W> 下取り後価格189,800円5位:パナソニック <NR-F478TM-N> 下取り後価格148,000円
2015年02月23日マイナビは2月24日(火)、パレスサイドビル 東コア2F マイナビルームS(東京都千代田区)において、マイナビニュース「マーケティングセミナー」を開催する。参加費は無料。本セミナーは、オムニチャネルに取り組んでいる、またこれから取り組もうとしている企業からの申込が相次ぎ、定員まで残席わずかとなっている。申し込み締切は2015年2月23日の18時。同セミナーの基調講演には、「eコマース革命」以降、EC分野での領域を急速に拡大しつつある「Yahoo!ショッピング」から、営業本部の本部長を務める畑中基氏と、「24時間 PARCO」「オムニチャネル」をキーワードにお客様の購買行動の変化や多様化する販売チャネルへの対応に積極的に取り組んできた商業施設パルコの、WEBコミュニケーション部 唐笠亮氏を招聘。EC市場の未来や、実践的なオムニチャネル戦略について、語られる予定だ。基調講演には、「ECの今後と"Yahoo!ショッピング"の戦略」と題して、ヤフー株式会社ショッピングカンパニー 営業本部 本部長 畑中基氏を招聘。「Yahoo!ショッピング」営業本部の本部長を務める畑中基氏がEC市場の未来を予測し、それに対して「Yahoo!ショッピング」はどう対応していくのかが語られる。市場規模の予測を筆頭に、注文の自動化やパーソナライズの進化といった話から、物流・決済の未来までECにまつわるさまざまな事象の予測を行い、5年後の未来が示される予定だ。もう一人のキーノートには、「店頭の力を活かすオムニチャネル"店頭キュレーションEC~カエルパルコ"」と題して、株式会社パルコ WEBコミュニケーション部 課長 唐笠亮氏が決定。「24時間 PARCO」「オムニチャネル」をキーワードに掲げ、ユーザの購買行動の変化や、多様化する販売チャネルへの対応に積極的に取り組んできたパルコが提唱する、ショッピングセンターの新しいECのカタチとしての、ショップスタッフの接客力・発信力を活かした店頭キュレーションEC『カエルパルコ』について解説される。今回のセミナーは、現場のキーマンに向けて実践的な内容を盛り込んだ形で、オムニチャネル戦略はどう実践されるのか、ECビジネスの未来はどうなるのかが示され、地に足のついたマーケティングを実践しようとしているあらゆる企業のマーケターやシステム担当者、また経営層に必聴のセミナーとなっている。また、「次世代全社マーケティングの実践を支える、組織を超えたIT活用の勘所とは?」と題して、TIS株式会社 産業事業本部 東日本産業事業部 ストラテジックソリューション営業部 シニアエキスパートである秋野隆氏により、マーケティング部門やシステム部門に向け、SIerの立場から次世代の全社マーケティング基盤を実現するための勘どころについて、"今"何に取り組まなければならないかを、事例を交えながら紹介される。同セミナーの詳細は以下の通りとなっている。タイトル:ECビジネスの最新事例から学ぶ!デジタルマーケティング戦略セミナー開催日程:2015年2月24日(火)14:00(開場 13:30)~16:40定員:100名申し込み締切日:2015年2月23日(月) 18:00参加費:無料開催会場:パレスサイドビル 東コア2F マイナビルームS〒100-0003 東京都千代田区一ツ橋1-1-1主催:株式会社マイナビ マイナビニュースセミナー運営事務局協賛:TIS株式会社
2015年02月20日タキイ種苗が「おでんの日(2月22日)」を前に意識調査を実施2015年2月18日、タキイ種苗は「おでん」について20~60代の男女334人に対して調査を行った。同様の調査を昨年も行っている。調査したのは「好きなおでんの具材」、「おでんに入れると美味しい野菜」、「おでんの購入場所」、「変わったおでんの具材」、「余ったおでんの活用方法」。調査結果「好きなおでんの具材」のトップ3は「ダイコン」、「たまご」、「こんにゃく」。この順位は去年と同じ。「おでんに入れると美味しい野菜」は、「ダイコン」が2位の倍近い支持を集めた。2位のジャガイモも3位以下の2倍以上の支持を集めている。3位以下は僅差で、「キノコ類」(3位)、ゴボウ(4位)、サトイモ(5位)と続いた。「おでんの購入場所」は、「具材を購入して、家で作って食べる」、「コンビニストアで買って食べる」が昨年に続いて1、2位を守ったが昨年4位の「スーパーマーケットで調理済みを買って食べる」は、「居酒屋・小料理屋で食べる」を逆転して3位に入った。「変わったおでんの具材」にはハンバーグ、天ぷら、焼きアナゴ、てびち(豚足)があがった。「余ったおでんの活用法」はうどんを入れて煮る、餅を入れて雑煮風、ごはんを入れて雑炊などの定番の他にグラタンやカレーライスにするという活用方法を答えた人もいた。おでんの日「クチこみラジオ越後じまんず」(DAN番組制作実行委員会)が制定した日。当番組は終了しているが「越乃おでん会」が「おでんの日」に関するイベントを行っている。新潟のおでんをPRするとともに、オリジナルおでんの開発や全国おでん合戦などが行われる。(画像はプレスリリースより)【参考】・タキイ種苗プレスリリース(PR TIMES)・越乃おでん会ブログ
2015年02月20日パナソニックは2月19日、衣類乾燥除湿機「F-YHLX120」「F-YZLX80」「F-YZLX60」「F-YZL60」を発表した。発売は4月1日。価格はオープンで、推定市場価格はF-YHLX120が57,000円前後、F-YZLX80が40,000円前後、F-YZLX60が31,000円前後、F-YZL60が24,000円前後だ(いずれも税別)。このたび発表された4製品は、広い送風幅で洗濯物を効率的に乾燥する「ワイド送風」機能を搭載したモデル。吹き出し口に配置された「3Dフラップ」の枚数を増やすとともに、形状を改良することで、広い範囲に風を届けられる構造となっている。吹き出し口から約50cmの距離における送風幅は、F-YHLX120とF-YZLX80で約165cm、F-YZLX60とF-YZL60で約100cmになった。F-YHLX120はコンプレッサー式とデシカント式を組み合わせたハイブリッド式、他の3モデルはデシカント式を採用している。ハイブリッド式は、除湿効率が室内の温度に左右されにくいのが特徴だ。また、F-YHLX120とF-YZLX80、F-YZLX60の3モデルは「ナノイー」機能を搭載している。
2015年02月19日大阪府大阪市北区梅田のホテルグランヴィア大阪20F宴会場で、鹿児島の焼酎、果実酒を味わえる「鹿児島焼酎祭」が開催される。開催日時は2月23日の18時30分~20時30分まで。参加費は、前売り券6,000円・当日券6,500円(税込)。○鹿児島県限定酒など33銘柄が登場同イベントでは、鹿児島限定販売の焼酎やスパークリング焼酎など、関西では珍しい33銘柄の酒を味わえる。出品されるのは焼酎が18銘柄、スパークリング焼酎&リキュール4銘柄、そのほか日本酒や梅酒、果実酒、ビール。合わせて、「牛肉の鉄板焼き」「黒豚のローストポーク」「鶏のから揚げ」「鰤王の造り・寿司」など、鹿児島県産の食材を使ったグルメも味わうことができる。そのほか、大阪を中心に全国でライブ活動をしている内三千代さんによる「島唄ライブ」も開催。鹿児島の焼酎やさつま揚げ・ホテルギフト券などが当たる「お楽しみ抽選会」も開催する。
2015年02月19日北千住マルイはこのほど、B1Fまるい食遊館イベントスペースにて、シンガポールの有名店「ティラミスヒーロー」を期間限定で出店させた。「ティラミスヒーロー」は、2013年にシンガポールにオープンしたティラミスの人気店で、香り豊かなエスプレッソと、最高級のリキュールを使ったスイーツを販売している。お酒が苦手な人や子どもに向けて、ノンアルコールのティラミスも用意している。期間限定ショップでは、インターネットでは4カ月待ちという商品「ママヒーロー」(648円)も販売する。その他「チョコヒーロー」(691円)、「レモンヒーロー」(691円)、「抹茶ヒーロー」(691円)も販売する。同店は2月24日までの期間限定でオープン。価格はすべて税込。
2015年02月18日エフセキュアはこのほど、同社の主席研究員であるミッコ・ヒッポネン氏が10日のネットの安全を考える日「セイファー・インターネット・デー(Safer Internet Day)」に合わせて発表したコメントを公開した。同社がの調査によると、インターネットのセキュリティとプライバシーに関して対策を講じている場合、ある程度信用できると回答した人は46%、あまり信用できないと回答した人は39%、まったく信用できないと回答した人は11%となった。その一方で、インターネットを信用しており、セキュリティやプライバシーについてあまり心配していないと回答した人はわずか4%に過ぎなかった。しかしヒッポネン氏は「これは当然のこと」としており、実際に同社は、1日あたり25万件を超えるデスクトップにおけるマルウェアのサンプルと、9000件を超えるAndroidのマルウェアサンプルを検出しているという。こうしたマルウェアは、私たちの金銭やコンテンツ、個人情報を盗もうとしている。ヒッポネン氏は、オープンソースやビットコインなどの仮想通貨、IoTなど、ネット社会はイノベーションを起こしつつも"負の側面"があると指摘。「私たちは素晴らしいインターネット革命の時代を生きています。しかし、現在起きている問題に対処しないままでいると、自由に使えるオープンなインターネットを子供たちに残すことができなくなるかもしれません」と警鐘を鳴らした。その上で、セイファー・インターネット・デーのテーマである「より良いインターネットをともにつくる」を踏まえて、適切なネット上の情報管理や、各種使用許諾契約の確認を行うよう提案している。全文はエフセキュアWebサイトに掲載されている(英文)。
2015年02月18日2月12日から神奈川県・パシフィコ横浜で開催されている「CP+2015」。コシナブースでは、今年も「カールツァイス」ブランドと「フォクトレンダー」ブランドを展示している。カールツァイスが白、フォクトレンダーが黒を基調としたブース構成だ。○カールツァイスのエリアでは「Otus 1.4/85」を展示昨年(2014年)のCP+は「Otus 1.4/55」に燃えたが、今年は中望遠レンズの「Otus 1.4/85」をガラスケース展示。奥のスタッフがいるカウンターに行くと、自分のカメラに取り付けて試用できた。レンズ構成は「Otus 1.4/5」がディスタゴンだったが、新作の「Otus 1.4/85」はプラナータイプの9群11枚となっている。価格は49万円。単焦点レンズながら、重さが約1.1kgもある。フィルター径は86mmと、どれも一般的な望遠単焦点レンズとは異なる製品だ。○フォクトレンダーは「NOKTON F0.95」シリーズの超広角レンズフォクトレンダーのコーナーでは、マイクロフォーサーズ用のF0.95という非常に明るいNOKTONレンズに、焦点距離10.5mmという超広角レンズが展示されていた。この製品も、スタッフのいるカウンターで実機を見られ、自分のカメラで試用できた。10.5mmの焦点距離は35mmフィルム換算で21mmとなり、このシリーズで最も広角なレンズになる。○VMマウントの15mm超広角レンズVMマウントシリーズでは、画角が110度と超広角な「SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical III」を出展。後玉に非球面レンズを搭載している。このほか、ZMマウントの「Distagon T*1.4/35 ZM」や、Vintage Lineの「ULTRON 35mm F1.7 Aspherical」などが目についた。
2015年02月14日エプソンは12日、ビジネスインクジェットプリンタとして、印刷コストが約1.8円のモデル「PX-M350F」と「PX-S350」を発表した。2月下旬より発売する。価格はオープンで、店頭予想価格は「PX-M350F」が30,000円台中盤、「PX-S350」が20,000円台中盤。○PX-M350F「PX-M350F」は、印刷コストが約1.8円の4モノクロインクジェット複合機。同クラスのページプリンタと比較して、印刷コストを約半分に抑えている。動作時の消費電力も約20W(通常時)と低く、消費電力を気にすることなく使用できる。インクには顔料系を使用し、カートリッジに大容量インクを用意することで約10,000ページの印刷を可能にした。自動両面印刷にも対応する。操作用に3.5型のカラータッチパネルを装備。USBや有線LANだけでなく、無線LANでの接続にも対応しており、「Wi-Fi Direct」を利用してスマートフォンなどからの直接印刷も可能。スマートフォン / タブレット用アプリ「Epson iPrint」や、クラウドサービス「EpsonConnect」にも対応する。主な仕様は、印刷方式がPrecisionCore インクジェット方式、解像度が1,200×2,400dpi。対応用紙サイズはA4サイズまで。ファーストプリントタイムは約8秒。標準用紙カセットには最大250枚、背面のMPトレイには最大80枚の用紙をセットできる。ADFにセットできる原稿は約35枚。スキャン機能は、読み取り解像度が最大9,600dpi、読み取りサイズが最大216×297mm。印刷速度は約20ipm。インタフェースはUSB 2.0、Gigabit Ethernet対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN。本体サイズはW461×D655×H383mm(使用時)、重量は約14.4kg。対応OSは、Windows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1、Windows Server 2003 / 2003 R2 / 2008 / 2008 R2 / 2012 / 2012 R2、Mac OS X 10.6.8以降。○PX-S350「PX-S350」は、2.2型のモノクロタッチパネルを装備するA4インクジェットプリンタ。ファックスとスキャナの機能が省かれる以外は、上記の「PX-M350F」とほぼ共通。本体サイズはW461×D655×383Hmm、重量は約11.5kg。
2015年02月12日マイナビは2月24日(火)、パレスサイドビル 東コア2F マイナビルームS(東京都千代田区)において、マイナビニュース「マーケティングセミナー」を開催する。参加費は無料。同セミナーの基調講演には、「24時間 PARCO」「オムニチャネル」をキーワードにお客様の購買行動の変化や多様化する販売チャネルへの対応に積極的に取り組んできた商業施設パルコの、WEBコミュニケーション部 唐笠亮氏と、「eコマース革命」以降、EC分野での領域を急速に拡大しつつある「Yahoo!ショッピング」から、営業本部の本部長を務める畑中基氏を招聘。EC市場の未来や、実践的なオムニチャネル戦略について、語られる予定だ。今回のセミナーは、現場のキーマンに向けて実践的な内容を盛り込んだ形で、オムニチャネル戦略はどう実践されるのか、ECビジネスの未来はどうなるのかが示され、地に足のついたマーケティングを実践しようとしているあらゆる企業のマーケターやシステム担当者、また経営層に必聴のセミナーとなっている。基調講演には、「店頭の力を活かすオムニチャネル"店頭キュレーションEC~カエルパルコ"」と題して、株式会社パルコ WEBコミュニケーション部 課長 唐笠亮氏が決定。「24時間 PARCO」「オムニチャネル」をキーワードに掲げ、ユーザの購買行動の変化や、多様化する販売チャネルへの対応に積極的に取り組んできたパルコが提唱する、ショッピングセンターの新しいECのカタチとしての、ショップスタッフの接客力・発信力を活かした店頭キュレーションEC『カエルパルコ』について解説される。もう一人のキーノートには、「ECの今後と"Yahoo!ショッピング"の戦略」と題して、ヤフー株式会社ショッピングカンパニー 営業本部 本部長 畑中基氏を招聘。「Yahoo!ショッピング」営業本部の本部長を務める畑中基氏がEC市場の未来を予測し、それに対して「Yahoo!ショッピング」はどう対応していくのかが語られる。市場規模の予測を筆頭に、注文の自動化やパーソナライズの進化といった話から、物流・決済の未来までECにまつわるさまざまな事象の予測を行い、5年後の未来が示される予定だ。また、「次世代全社マーケティングの実践を支える、組織を超えたIT活用の勘所とは?」と題して、TIS株式会社 産業事業本部 東日本産業事業部 ストラテジックソリューション営業部 シニアエキスパートである秋野隆氏により、マーケティング部門やシステム部門に向け、SIerの立場から次世代の全社マーケティング基盤を実現するための勘どころについて、"今"何に取り組まなければならないかを、事例を交えながら紹介される。同セミナーの詳細は以下の通りとなっている。タイトル:ECビジネスの最新事例から学ぶ!デジタルマーケティング戦略セミナー開催日程:2015年2月24日(火)14:00(開場 13:30)~16:40定員:100名申し込み締切日:2015年2月23日(月) 18:00参加費:無料開催会場:パレスサイドビル 東コア2F マイナビルームS〒100-0003 東京都千代田区一ツ橋1-1-1主催:株式会社マイナビ マイナビニュースセミナー運営事務局協賛:TIS株式会社
2015年02月12日シグマは2月10日、超望遠ズームレンズ「SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM」を発表した。発売日は未定で、希望小売価格は税別150,000円となっている。マウントはシグマ用、キヤノン用、ニコン用を用意する。SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSMは、高画質かつ小型・軽量を実現するプロダクトライン「Contemporary」初の超望遠ズームレンズ。FLDガラス1枚とSLDガラス3枚の採用や、レンズ配置のパワー配置最適化などによって、望遠側での倍率色収差、ズーム全域での諸収差を補正する。フレアやゴースト対策にスーパーマルチレイヤーコートを採用。逆光時でもコントラストの高い描写を実現する。そのほか、加速度センサーを用いた手ブレ補正OS機構は、一般的な撮影向けのモード1と、流し撮り向けのモード2を用意。マウント部に施されたシーリングによる簡易的な防塵・防滴性能、主要な焦点距離ごとにズームリングを固定できる「ズームロックスイッチ」、取り外し可能な三脚座など、使い勝手にも考慮された設計となっている。主な仕様は、レンズ構成が14群20枚で、絞り羽枚数が9枚(円形絞り)、焦点距離が150-600mm、開放絞りがF5-6.3、最小絞りがF22。最短撮影距離は280cm、最大撮影倍率が1:4.9。フィルターサイズは95mm、本体サイズは最大径が約105mm、長さが260.1mm、重量は1,930g。
2015年02月10日シグマは2月10日、焦点距離24mmの大口径広角レンズ「SIGMA 24mm F1.4 DG HSM」を発表した。発売日は未定で、希望小売価格は税別127,000円となっている。マウントはシグマ用、キヤノン用、ニコン用を用意する。SIGMA 24mm F1.4 DG HSMはハイレベルな芸術的表現に向けた「Art」プロダクトラインに属する大口径単焦点レンズ。非球面レンズの配置や光の入射角の調整によって、大口径レンズで発生しやすいサジタルコマフレアを補正し、開放から高い描写性能を発揮する。また、FLDガラスとSLDガラスの採用によって、画面の周辺部で特に目立ちやすい倍率色収差や軸上色収差を補正。色にじみが少なく、シャープでコントラストの高い描写を得られるとする。フレアやゴースト対策にスーパーマルチレイヤーコートを採用。逆光時でもコントラストの高い描写を実現する。主な仕様は、レンズ構成が11群15枚で、絞り羽枚数が9枚(円形絞り)、焦点距離が24mm、開放絞りがF1.4、最小絞りがF16。画角は84.1度、最短撮影距離は25cm、最大撮影倍率が1:5.3。フィルターサイズは77mm、本体サイズは最大径が約85mm、長さが90.2mm、重量は665g。
2015年02月10日●SVGA/24bitカラー表示が可能な2D GDCを搭載したMCU「S6E2DHシリーズ」米国時間の2月2日、SpansionはHMI(Himan Machine Interface)向けにCortex-M4FベースのMCU2製品を発表した。この新製品に関する記者説明会が6日に都内で開催されたので、その内容をお届けしたい(Photo01)。Spansionは2020年のIoTには5つの柱があるとしており(Photo02)、そのうちの1つがHMIである。今回発表する製品は、そのHMIの中のVoiceとGraphicsをそれぞれ担う目的の製品となる。さすがにVoiceとGraphicsを両方担うのは無理(というか、現時点ではターゲットが異なる)であり、それぞれ別の製品という形になる(Photo03)。具体的に今回の製品のターゲットはこんな分野である(Photo04)。まず1つ目がグラフィックMCUである。名称は「S6E2DHシリーズ」とされる。このシリーズの特徴は、最大でSVGA(800×600pixel)、24bitカラーが表示可能な2D GDC(Graphics Display Controller)を搭載したCortex-M4F MCUである(Photo05)。こちらに搭載される2D GPUはご覧の通り非常に多くの機能を持つ(Photo06)。確認したところ、このGDCは、元々富士通が長らく自動車用や家庭向けなどに開発してきた「GDC」とルーツは同じであり、2Dのみにした上でMCU用に省電力化や機能の最適化を図ったものだそうである。内部構造はこんな感じ(Photo07)で、CPUコアとGDCが鎮座する形である。CPUコアはPhoto05にもあるようにCortex-M4Fの160MHz駆動で、Flash 384KB/SRAM 36KBが基本となる。これとは別に外付けSDRAM(これは66MHzのノーマルなSDRAMとの事)が接続可能で、色数あるいは画面サイズが大きくなって内蔵VRAMでは足りなくなった場合に利用される。この際には内蔵VRAMとSDRAMの両方が利用されるとの事だった。66MHzのSDRAMと内蔵の高速SRAMではだいぶアクセス速度が異なるが、そのあたりはGDCがうまく調整するとの話であった。またGDCはAlpha Brendingなどの機能を持つことからも判るように複数のレイヤが利用できる。グラフィックMCUの場合、最低でも5つのレイヤが利用でき、最大どこまでかは「メモリサイズに依存する」そうだ。また外部FlashあるいはSiPの形で接続されるQuad SPI Flashは先に説明した様にイメージ格納用である。ここに表示すべき画像を圧縮して格納しておき、利用時にはGDCが自動的に伸長してVRAMに展開するといった使い方になる。ちなみにSiPのパッケージは今のところ2MBのもののみ展開しているが、シリーズとしてはこれがハイエンドで、例えば4MBのものとかは考えていないとの事で、逆に今後はもう少し小容量のものをラインアップする可能性があるそうだ。またSiPパッケージ+外部HyperFlashという構成は考えていないとの事だ。ところでPhoto07を見直すと、液晶のタッチセンサはI2C/SPI、キーパッドはGPIOといった形で接続されるが、これを例えば(一緒の会社となった)CypressのCapSenseの様な容量式タッチセンサで接続する案は? と確認したところ、TFTパネルの90%にはすでにタッチセンシング用のコントローラが内蔵されているので、これとI2C/SPIで繋げば十分、という返事がかえってきた。会場では実際に、複数の画像の重ね合わせなどを含む動作デモが行われた(Photo08)。●100語以上の言葉を認識可能なMCU2つ目の製品がボイス制御MCUである(Photo09)。こちらはそのもので、複数の言語を認識するMCUである。具体的には100語以上の言葉をテキストファイルの形で定義して格納しておく(Photo10)と、それを認識して結果を返してくれる。もちろん用意されるのは音声の認識までなので、その先はアプリケーション次第ということになる。会場ではマイク入力でコマンドを認識すると、その結果をPCに送り、PCの側にリモコン機能を実装する形でTVを操作するデモが行われた(Photo11)。Photo12が内部構成であるが、動作周波数は160MHzないし200MHzということでやや高速である。さて、肝となるのがCPUの中にある「ASR(Automatic Speech Regognition)」であるが、これはハードウェアではなくソフトウェアである。核になる技術は、同社が2012年に発表したAcoustic Coprocessorである。これはNuance Communicationsをベースにしたものだが、今回の技術もこの延長線上にある。ただし同社はあれから実装の最適化をずっと進めていった結果、Cortex-M4ベースのMCUの50%程度の処理負荷で同等の音声認識機能を実装できるようになった、という話だそうだ。ちなみに音声辞書は0.5MB程度で済んでおり、Acoustic Coprocessorの世代で必要とされた2MBから大幅に削減が出来ている。また50%の処理負荷に関しては、CPUコアだけでなくDSPユニットもフル活用しているとのことだ。逆にFPUは(内蔵はしているものの)音声認識では特に利用しないという話で、むしろ先にでたグラフィックMCUで映像処理にFPUが多用されるとの事だった。ちなみに環境ノイズの有無とかしゃべり方(特にイントネーションの違い)などには処理負荷はほとんど影響しないそうである。面白いのはDual Flash Bankであるが、辞書が0.5MB程度なのでこれにプログラムを含めても1MBあれば十分である。最初は160/200MHz駆動に0waitで間に合わせるために、Interleave的な使い方をするのかと思ったのだが、確認したところそういう使い方はしない(Flash Accessは平均1~2waitが入るそうだ)との事。これはWi-Fiなどを経由したOver-the-Air Firmware Updateに対応したもので、片方のバンクをアクセスしながら、もう片方のバンクをUpdateし、完了したらそのままon-the-flyで切り替えといった事もできるとしている。またCodecが外付けとされたのは、とりあえず汎用的に利用してもらう(特定用途向けMCUではない)ために、あえてCodecは内蔵しなかったという話であるが、将来的に特定用途向けのニーズが強くなった場合は内蔵することもありえる、との話だった。どちらの製品も現在はサンプル出荷中であり、1万個発注時の価格はグラフィック制御MCU(S6E2DHシリーズ)が5.05ドルから、ボイス制御MCU(S6E2CCxxFシリーズ/MB9BF568Fシリーズ)が6.95ドルからとされる。また開発キットとしてはFM4 Graphics MCU Starter Kit、FM4 Voice Command Starter Kitともに3月から提供予定とされる。ついでにもう少し先の話も。同社はすでにCortex-M7のライセンスを受けており、すでにロードマップにも記載されている(Photo13)が、登場時期は「今年の後半にアナウンスを予定している」という話であった。さて、今回の2製品は90nmプロセスでの製造となるが、既に同社は40nmのeCT(embedded Charge Trap)の技術をモノにしており、2013年末にはこれをUMCに提供する事を発表しているので、普通に考えればCortex-M7ベースのFM7はUMCの40nmプロセスを使っての製造となると思われ、Handa氏もこれを肯定した。実際、氏は今年中に40nmを利用した製品の製造が始まるとしている。90nm→40nmというのは結構大きなジャンプであり、普通は中間ノード(65nmあるいは55nm)を挟みそうなものだが、氏によれば自動車向けMCUは55nmを利用するものの、汎用品は直接40nmに以降するようだ。理由は明確には述べて下さらなかったが、55nmのEmbedded FlashはすでにMatureな技術であり、複数社がこれを利用してMCUの開発を手がけている(自動車向けでは結構なメーカーがすでに55nmプロセスを使った製品の出荷あるいはサンプリングを行っている)から、ここでの差別化は難しい。ところが40nmは今のところ利用できるFabが限られており(UMCはすでに可能とされるが、TSMCはまだ開発中)、なので先行者利益を得やすいというあたりにアドバンテージがあると想定しているのではないかと思われる。またCypressの製品との統合に関しては「今まさにやり始めたところで、まだ答えるには早すぎる」ということ。それでも「数カ月後には何らかのロードマップが発表できるかもしれない」との事であった。
2015年02月09日キーサイト・テクノロジーは2月6日、1/f雑音測定システムの第4世代品「E4727A 1/fノイズ・RTN測定システム」を発売した。1/f雑音やランダムテレグラフ雑音(RTN:Random Telegraph Noise)などの、低い周波数で支配的になる雑音の大きさを測定するシステムである。1/f雑音は、周波数(f)にほぼ反比例してエネルギー密度が増加する雑音を指す。電子機器や電子回路ユニット、半導体集積回路、半導体素子、抵抗器などはすべて、1/f雑音を発生する。そもそもは真空管の電流雑音として1/f雑音は見つかった。このため1/f雑音の歴史は非常に長い。最近では低雑音MOS FETやCMOSイメージセンサ、低雑音アンプ、パワーデバイスなどで問題となっている。ランダムテレグラフ雑音(RTN)は主にMOS FETのチャンネル領域で発生する。半導体製造技術の微細化によって近年、注目を集めるようになった。電流が2つの値を行き来する、あるいはしきい電圧が2つの値を行き来するという、離散的な変動を伴う雑音である。キーサイトは15年以上も前から、1/f雑音やRTNなどの低周波雑音を測定するシステムを開発、市販してきた。100Hz以下の低い周波数領域で雑音のような微小な信号を測定することは、容易ではない。測定システムの構成は複雑で大掛かりになりがちである。従来品である第3世代の「E4725A」では、1.6mもの高さがあるラックマウントシステムや測定治具などで低周波雑音の測定システムを構成していた。第4世代品の「E4727A」では測定システムを大幅に小型化するとともに、測定性能を格段に向上させた。測定システムは作業机の上に構築できる。そして測定周波数範囲とバイアス電圧範囲を大きく拡大した。測定の下限となる周波数は0.03Hzである。従来品の下限は1Hzだった。最近ではデジタルカメラの手ブレ補正用センサーで1Hz未満の周波数領域を測定する需要があることなどに応えた。バイアス電圧は最大で200Vである。従来品は最大50Vだった。最近では自動車のエレクトロニクス化などで高耐圧パワーデバイスを測定する需要が高まっていることに応えた。そして測定限界を大きく左右する、測定システム自体の雑音を大きく下げた。雑音フロアは-183dBV2/Hzである。従来品の雑音フロアは-177dBV2/Hzだった。新製品(E4727A)のコーナー周波数は20Hzである。従来品のコーナー周波数は10kHzだった。雑音フロアとコーナー周波数が下がったことで、従来は測定が難しかった、抵抗器の低周波雑音特性を測定できるようになったという。さらに、これがたぶん最も重要なのだが、新製品では測定時間を大幅に短縮した。新製品の測定時間は、下限が1Hzのときに約40秒である。従来品の測定時間は、下限が1Hzのときに約2分(約120秒)。およそ3分の1に短くなった。例えば、シリコンウェハに作り込まれた数多くのダイの低周波雑音特性を測定する場合、検査コストを大きく削減することを期待できる。測定システムの構成では、入力端子用モジュール、出力端子用モジュール、基板バイアス用モジュールを新たに開発し、被測定デバイスの近傍に配置できるようにした。各モジュールと半導体デバイス・アナライザの間はケルビン三重同軸(トライアキシャル)ケーブルで接続してあるので、環境雑音の影響を受けない。さらにはモジュールを被測定デバイスの近傍に置くことで、被測定デバイスとモジュールを接続するケーブルを短くし、環境雑音の影響を抑えた。またモジュール本体は三重の電磁シールドが施されており、環境雑音の影響を受けない。そして各モジュールの底部には磁石が組み込まれており、レバーの操作によって磁石の効果をオン/オフできる。作業机の表面が鉄製の場合には磁石を効かせることで、モジュールの機械的振動やガタつきなどを抑えられる。「E4727A」の価格(税抜き)は約2,500万円から。納期は約3週間からである。
2015年02月09日ZOOMは、最も進化したハンディビデオレコーダー「Q8」を発表した。同製品では、コンパクトなボディーに、広角160°/F値2.0の明るいワイドレンズ、3M HDモード(2.3K画質)の高精細な映像、直感的なフルカラーのタッチパネル液晶、HDMI、USBなど、動画撮影に必要なすべてをワンパッケージに凝縮。ライティング環境に応じて、3つのシーンセレクト設定(Auto/Concert Lighting/Night)を利用できる。また、2系統のXLR入力と4トラック同時録音などもサポート。さらに、求めるサウンドにより標準付属のXYマイク(XYQ-8)を、5種類の別売マイクカプセルと交換可能となっている。なお、同社Hシリーズ(H5/H6)用マイクカプセルを、そのままQ8に使用することもできる。市販のカメラ用三脚およびアクションカム用マウントの両方に対応しているため、ギターヘッドやマイクスタンドに取り付けるなど、フレキシブルな撮影アングルが楽しめる。記録メディアには、SD/SDHC/SDXCカードを採用する(最大128GB対応)。
2015年02月06日本田技研工業(ホンダ)は6日、スポーティーな走行と快適なロングツーリングを楽しめるスポーツツアラーモデル「VFR800F」に、新色の「パールグレアホワイト」を追加して13日に発売すると発表した。VFR800Fは、水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ・V型4気筒エンジンの熟成を図るとともに、車体の軽量化、空力性能を追求した新形状のカウリングとトラクション・コントロール・システム(TCS)などを採用し、2014年4月に発売されたスポーツツアラーモデル。ツーリングに便利なETC車載器とグリップヒーターを標準装備するなどして、ベテランユーザーに支持を得ている。今回追加された新色は、フューエルタンクやカウル類のカラーリングに上質感のあるパールグレアホワイトを採用することで、洗練されたイメージとした。これによりカラーバリエーションは、現行の「ヴィクトリーレッド」「ダークネスブラックメタリック」と合わせて3種類となる。VFR800Fの価格は135万円(税込)。なお、同車は受注生産車となっており、「Honda二輪ETC標準装備車取扱店」で販売される。使用するにあたり、セットアップ、セットアップ費用、および決済用のETCカードが必要となる。
2015年02月06日キヤノンは6日、EOSシリーズ用の交換レンズとして、11mmからの焦点距離をカバーする超広角ズームレンズ「EF11-24mm F4L USM」を発表した。2月下旬から発売し、価格は450,000円(税別)。世界最広角となる(キヤノン調べ)、焦点距離11mmからの超広角ズームレンズ。フォトグラファー向けのLレンズで、外径87mmの研削非球面レンズを含む4枚の非球面レンズを採用。広角レンズで発生しやすい歪曲収差を抑え、画角と高画質を両立するため研削非球面レンズや、色収差を良好に補正するスーパーUDレンズ、UDレンズを搭載する。高い反射防止効果がある特殊コーティング「SWC(Subwavelength Structure Coating)」や「ASC(Air Sphere Coating)」を施し、水平方向の画角117度、対角線方向画角126度をカバー。人間の視界をほとんど収められるという。オートフォーカス用には超音波モーターの「ウルトラソニックモーター(USM)」を搭載する。リアフォーカス方式を採用するのでピント合わせの際も全長が伸びず、フルタイムマニュアルフォーカスにも対応。さらに防塵・防滴構造になっており、レンズ表面にはフッ素コーティングを施している。主な仕様は、焦点距離が11~24mm、画角が水平117度10分~74度、垂直95度~53度、対角線126度05分~84度、最小絞りがF22、レンズ構成が11群16枚、絞り羽枚数が9枚、最短撮影距離が0.28m(24mm時)、最大撮影倍率が0.16倍(24mm時)、フィルターが後部挟み込み式。本体サイズは最大径が108mm、全長が132mm、重量は約1,180g。
2015年02月06日富士フイルムは5日、0.06秒の高速オートフォーカスを実現した高級コンパクトデジタルカメラ「FUJIFILM XQ2」を発表した。ブラック、シルバー、ホワイトの3色を用意し、2月26日から発売する。価格はオープン、推定市場価格は45,000円前後の見込み。高速画像処理エンジン「EXRプロセッサーII」によって、起動時間が0.99秒、シャッタータイムラグが0.015秒、オートフォーカスが0.06秒、撮影間隔が約0.3秒と、優れた高速性能を発揮する。新機能として、ピントが合っているエリアを最大9点まで自動表示する「マルチターゲット オートエリアAF」を備えた。ローパスフィルターレスの2/3型「X-TransTM CMOSII」センサーと、F1.8フジノン光学式4倍ズームレンズを搭載。温かみのある人肌、抜けるような空の青色、鮮やかな木々の緑色など、美しい色再現を可能にしたという。レンズの光学性能や特性をもとに最適な画像処理を行う「点像復元処理」により、シャープでリアルな立体感も提供する。撮影機能「フィルムシミュレーション」には、深みある色合いと豊かな陰影の写真表現が得られる「クラシッククローム」モードを追加した。ほかにも9種類のモードを用意する。「アドバンストフィルター機能」では、ポップカラー / トイカメラ / ミニチュア / ダイナミックトーン / パートカラー / ソフトフォーカスなどを利用できる。レンズマウント部周辺には、絞りやシャッタースピードなど13種類の項目を割り当てられるコントロールリングを装備。任意の機能を割り当てておけば、リング操作のみで素早く設定を変更できる。Wi-Fi機能も搭載し、撮影した画像をスマートフォンやタブレットにワイヤレスで転送可能だ。主な仕様は、撮像素子が有効画素数1,200万画素の2/3型X-Trans CMOS IIセンサー、レンズが焦点距離25~100mm(35mmフィルム換算時)の光学4倍ズーム、開放F値がF1.8(広角端)~F4.9(望遠端)、レンズ構成が6群7枚(非球面4枚7面)、画像処理エンジンが「EXRプロセッサーII」、対応感度がISO100~ISO12800。背面の液晶モニタは3型で約92万ドット。記録メディアは内蔵メモリ(約66MB)のほか、SD/SDHC/SDXCメモリーカード(UHS-I対応)が利用可能。記録形式は静止画がJPEGおよびRAW、動画がMOV(H.264)。動画の記録画素数は最大1,920×1,080ドット(フルHD)/60p。本体サイズはW100×D33.3×H58.5mm、重量は206g(バッテリーとメモリーカード含む)。
2015年02月05日オリンパスイメージングは2月5日、マイクロフォーサーズ規格に準拠した高倍率ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II」を発表した。発売は2月下旬で、希望小売価格は税別81,000円となっている。M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 IIは、2010年に発売された「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6」の後継モデル。35mm判換算時において焦点距離28-300mmをカバーする高倍率10.7倍ズームレンズでありながら、レンズ最大径は約64mmでスリムさをキープしている。ゴーストやフレアの発生を低減する「ZERO(Zuiko Extra-low Reflection Optical)」コーティングを新たに施したほか、防塵・防滴仕様となった。同日に発表された防塵・防滴ミラーレス一眼カメラ「OM-D E-M5 MarkII」のキットレンズにもなっている。レンズ構成は11群15枚となっており、DSAレンズ1枚、EDAレンズ1枚、EDレンズ1枚、HRレンズ1枚、E-HRレンズ2枚を採用。ズーム全域で最短撮影距離50cm(レンズの先端から約33cm)を実現した。主な仕様は、焦点距離が14-150mm(35mm判換算で28-300mmの画角に相当)、開放絞りがF4.0-5.6、最小絞りがF22。絞り羽枚数は7枚(円形絞り)、画角は75度から8.2度、最短撮影距離は0.5m、最大撮影倍率は0.22倍(35mm判換算で0.44倍)。フィルター径は58mm、本体サイズは最大径が63.5mm、全長が83mm、重量は285g。レンズフード「LH-61C」、レンズキャップ「LC-58F」、レンズリアキャップ「LR-2」が付属する。
2015年02月05日オリンパスイメージングは2月5日、マイクロフォーサーズ規格に準拠した魚眼レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO」の開発を進めていると発表した。2015年夏の発売を目指しており、希望小売価格は未定だ。M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROは、防塵・防滴性能を持つフィッシュアイレンズとして世界初(オリンパスイメージング調べ)となる開放F1.8の明るさを実現したプロ向けレンズ。焦点距離は35mm判換算で16mmの画角に相当する。詳細な仕様は明らかになっていない。専用の防水レンズポートも開発を進めており、水中や夜空などのネイチャー撮影で活用できるとする。
2015年02月05日マイナビは2月24日(火)、パレスサイドビル 東コア2F マイナビルームS(東京都千代田区)において、マイナビニュース「マーケティングセミナー」を開催する。参加費は無料。同セミナーの基調講演には、「eコマース革命」以降、EC分野での領域を急速に拡大しつつある「Yahoo!ショッピング」から、営業本部の本部長を務める畑中基氏を招聘。EC市場の未来について多角的に語られる予定だ。今回のセミナーでは、より実践的な内容を盛り込みながら、EC市場の未来はどうなるのか、オムニチャネル戦略はどう実践されるのか。eコマースに関わるあらゆる企業人、マーケター必聴のセミナーです。今回のセミナーは、現場のキーマンに向け、実践的な内容を盛り込みながら、EC市場の未来はどうなるのか、オムニチャネル戦略はどう実践されるのかが示される。eコマースに関わるあらゆる企業人、マーケター必聴のセミナーとなっている。基調講演には、「ECの今後と"Yahoo!ショッピング"の戦略」と題して、ヤフー株式会社ショッピングカンパニー 営業本部 本部長 畑中基氏を招聘。「Yahoo!ショッピング」営業本部の本部長を務める畑中基氏がEC市場の未来を予測し、それに対して「Yahoo!ショッピング」はどう対応していくのかが語られる。市場規模の予測を筆頭に、注文の自動化やパーソナライズの進化といった話から、物流・決済の未来までECにまつわるさまざまな事象の予測を行い、5年後の未来が示される予定だ。その他にも、「次世代全社マーケティングの実践を支える、組織を超えたIT活用の勘所とは?」と題して、TIS株式会社 産業事業本部 東日本産業事業部 ストラテジックソリューション営業部 シニアエキスパートである秋野隆氏により、マーケティング部門やシステム部門に向け、SIerの立場から次世代の全社マーケティング基盤を実現するための勘どころについて、"今"何に取り組まなければならないかを、事例を交えながら紹介される。その他にも、実践企業によるセッションが予定されている。同セミナーの詳細は以下の通りとなっている。タイトル:ECビジネスの最新事例から学ぶ!デジタルマーケティング戦略セミナー開催日程:2015年2月24日(火)14:00(開場 13:30)~16:40定員:100名申し込み締切日:2015年2月23日(月) 18:00参加費:無料開催会場:パレスサイドビル 東コア2F マイナビルームS〒100-0003 東京都千代田区一ツ橋1-1-1主催:株式会社マイナビ マイナビニュースセミナー運営事務局協賛:TIS株式会社
2015年02月03日東芝は1月28日、ARM Cortex-M4Fコアを搭載したマイコン「TX04シリーズ」の新製品として、DCブラシレスモータを2個同時に制御可能で、シリアルインタフェース規格であるCANを搭載した「TMPM475FDFG」と、CANが非搭載の「TMPM470FDFG」2品種を発表した。近年、家電や産業分野向けのモータアプリケーションでは省エネルギー化がますます進んでいる。それに伴い、モータを高効率に運転するためのベクトル制御においても、より高い処理性能が求められている。同製品は、高性能なARM Cortex-M4Fコアにより最大動作周波数120MHzを実現している。さらに、プログラマブルモータドライバ、12ビットA/Dコンバータ(ADC)およびベクトルエンジンを2ユニット搭載し、1つのマイコンで2個のDCブラシレスモータの同時制御と高効率運転を可能にする。また、「TMPM475FDFG」では産業分野でニーズの高いCANを搭載しており、家電から産業分野向けの幅広いアプリケーションシステムの実現に貢献するとしている。なお、パッケージは14mm角で0.5mmピッチのLQFP100。価格は「TMPM470FDFG」が700円、「TMPM475FDFG」が800円。2月上旬よりサンプル出荷を開始する。
2015年02月03日NTTドコモは、「Xperia Z2 Tablet SO-05F」のソフトウェアアップデートを26日10時に行う。これにより、高音質通話が可能な技術「VoLTE」に対応する。VoLTEはLTE回線上で音声通話を実現する技術。従来の音声通話に比べて、高音質通話で、高精細かつ高音質なビデオコールも行えることなどが特徴。ただし、同一キャリアのVoLTE端末同士でなければ、VoLTEのメリットを享受できないといった制限がある。ドコモでは昨年6月24日に同サービスを開始。サービス開始当初は対応端末が数機種に限られていたが、次第に増え、今回のソフト更新で全13機種となる。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年01月23日タムロンは1月21日、全域F/1.0の明るさを実現し、標準スクリューマウントに対応した遠赤外用望遠3倍ズームレンズ「LQZ3X3510V」を発表した。1月28日より発売する。同製品は、全域F/1.0の明るさを持った遠赤外線レンズで、4群4枚で構成されている。独自の設計的工夫により、レンズ枚数を削減しながら、3倍望遠ズームを達成した。さらに、大幅な赤外光透過率向上を目指し、透過率の良いゲルマニウムレンズを採用。これにより、遠赤外監視にとっては厳しい環境である被写界内の温度差が極小の場合においても、画面ノイズの発生による映像の荒れを防ぎ、鮮明度の高い映像再現を可能にした。また、マウント形状は、遠赤外線カメラ市場で主流となっているM34 P0.5スクリューマウントを採用した他、レンズ制御は一般的な調歩同期式シリアル通信に対応させた。こうした汎用性の追及により、さまざまなアプリケーションに展開されることを期待しているという。そして、写真用交換レンズで定評のあるVC(防振抑制)機構を、遠赤外線レンズ用に新たに設計し、対応振動周波数、耐久性を最適化している。例えば、監視用途でカメラはポール構造で設置されることが多くある。こうした状態でのポールの振動周波数の主波長帯を独自に分析し、最適な帯域を有した防振機構とした。加えて、従来の3ボール、3コイル駆動式のメリットを継承しながらも、24時間監視に必要な耐久性を持たせた駆動方式を採用した。これにより、従来ではカメラ自体の振動が起因して被写体が動いているように撮像されることによって発生していた誤検知を低減し、カメラ本体の動体検知精度の向上に寄与するとしている。この他、レンズ内蔵のFB(フランジバック)調整プログラムにより、レンズとカメラの組み合わせごとにフランジバックを簡単に調整でき、ズーミングによるピントのずれを極小に抑えることができる。
2015年01月23日Ambiq Microは1月20日、4個の32ビットARM Cortex-M4Fを搭載したマイコン「Apollo」ファミリを発表した。同ファミリは、競合するマイコンに比べ消費電力を1/5~1/10に低減しており、ウェアラブルエレクトロニクスや他のバッテリ駆動用途において、バッテリ寿命の延長に寄与する。これは独自のSPOT(Subthreshold Power Optimized Technology)プラットフォームを使用して実現されたものであるという。また、アクティブモードとスリープモードの両方で電力が最適化されている。さらに、フラッシュから命令を実行するときの消費電流は30μA/MHz、スリープモードでの平均電流は最小100nAで、低い消費電力にもかかわらず性能を低下させない。そして、ARM Cortex-M4Fコアには、高精度の浮動小数点ユニットが搭載されており、センサやオーディオ、自動化ソースの使用の拡大につれてアルゴリズム処理の要件が拡大し続けている、IoTの世界において要求される計算能力を提供する。この他、最大24MHzのクロック速度で動作し、最大512KBのフラッシュと64KBのRAMを利用できるため、アプリケーションコードだけでなく、ラジオやセンサのオーバーヘッドにも対応できる。加えて、センサ、ラジオ、その他のペリフェラルや光ホストプロセッサとの通信はI2C/SPIポートおよびUARTにより実装される。また、オンチップリソースには10ビット、13チャネル、1MS/sのA/Dコンバータ(ADC)と、±2℃の精度を持つ温度センサが含まれている。なお、パッケージは50GPIOを持つ4.5mm×4.5mmサイズの64ピンBGAと、27GPIOを持つ2.4mm×2.77mmサイズの42ピンCSP。価格は1万個以上発注時で1.50ドルから。現在、一部顧客向けにサンプル出荷中。量産開始予定は今年春を予定している。
2015年01月21日