宮沢りえが第27回東京国際映画祭において『紙の月』での演技で「最優秀女優賞」を受賞。本作は「観客賞」にも輝いた。なお最高賞「東京グランプリ」は米仏合作の『神様なんてくそくらえ』が獲得。こちらも「監督賞」との2冠となった。宮沢さんは艶やかな着物姿で来場。すでに『紙の月』が映画祭に訪れた観客の投票による「観客賞」を受賞したことは授賞式前に発表されていたが、「女優賞」と併せて堂々の2冠獲得となった。審査員の韓国人監督イ・ジェハンは宮沢さんの受賞を「満場一致の決定」と説明。「意味深さと奥深さ、繊細さと脆さを表現し、目で全てを語り、真の自由を求めていた。そして何より、美しい」と称賛を送った。宮沢さんは、信じられないといった表情。なかなか言葉が出てこないようで「なんか震えています…」と苦笑い。「おみくじで大吉を当てて『やったー!』と思う気持ちの中で、『自分を引き締めなくては』と思う気持ちと似ています」と心境を語った。久々の映画主演となったが「7年ぶりということで、不安や緊張もありましたが、吉田大八監督の粘り強く厳しい、でも愛がたくさんこもった演出で、手ごわい役を乗り越えることが出来ました。もし(トロフィーが)半分に出来るなら半分は『最優秀演出賞』で監督にあげたい」と感謝の思いを口にし、席に戻ると吉田監督とガッチリと抱き合った。吉田監督は「観客賞」受賞に「映画を観た後で、コンペの素晴らしい作品の中でこの映画を『好き』と仰って下さった方が一番多いという重みを感じてます。これからの励みにしていきたい」と喜びを語った。「最優秀男優賞」はポーランド映画『マイティ・エンジェル』でアルコール依存症の主人公を熱演したロベルト・ヴィエンツキェヴィチが受賞。本人不在のため、監督が代わりにトロフィーを受け取った。そして、ジョシュア&ベニー・サフディの兄弟監督による作品で、ヘロイン中毒の若者たちを生々しく描いた『神様なんてくそくらえ』が最高賞の「東京グランプリ」と「監督賞」をW受賞。ジョシュアは「2つも受賞して本当に嬉しいです。この映画祭のコンペティションに入選したと聞いたとき『これ以上のことはない』と思いつつ、“極端”を描いたこの作品が日本の方に受け入れてもらえうるのでは?と感じもしました。東京に感謝したいと思います」と挨拶。ベニーは「いろんな犠牲を払いながら作り上げた作品だったけど、思いを込めて作り上げました」と感慨深げに語る。主演のアリエル・ホームズは「何て言っていいか…ありがとうございます」、共演のケイレブ・ランドリー・ジョーンズは「Thank you very very very very very very much!」と短い言葉に感激と喜びの思いをうかがわせた。この他、日本映画を対象にした日本スプラッシュ部門では安藤サクラ、新井浩文が出演する『百円の恋』が「作品賞」を受賞。同部門の「スペシャル・メンション(特別賞)」には沖田修一監督が無名の俳優ばかりを起用して作り上げた『滝を見に行く』が受賞した。<第27回東京国際映画祭/受賞結果一覧>■東京グランプリ:『神様なんてくそくらえ』■最優秀監督賞:ジョシュア・サフディ&ベニー・サフディ(『神様なんてくそくらえ』)■最優秀女優賞:宮沢りえ(紙の月』)■最優秀男優賞:ロベルト・ヴィエンツキェヴィチ(『マイティ・エンジェル』)■最優秀芸術貢献賞:『草原の実験』■WOWOW賞:『草原の実験』■アジアの未来 作品賞:『ゼロ地帯の子どもたち』■国際交流基金 特別賞:『遺されたフィルム』■日本映画スプラッシュ 作品賞:『百円の恋』■日本映画スプラッシュ スペシャル・メンション:『滝を見に行く』■SAMURAI賞:北野武/ティム・バートン■観客賞:『紙の月』(text:cinemacafe.net)
2014年10月31日駐日英国大使館が日本で初めて実施するファッション、ライフスタイル、フード&ドリンク関連ブランドを中心とした英国政府のフラッグシップキャンペーン「Shopping is GREAT Britain 英国ショッピングウィーク」が10月27日に開幕した。11月4日まで丸の内、銀座、原宿、青山などの都内ショッピングエリアと全国の英国ブランド取扱店で実施される。また、同キャンペーンに合わせて10月29日から11月11日まで伊勢丹新宿店メンズ館でも英国ウィークが開催される。初日のオープニングには英国スーヴェニールのポップアップショップが設置された丸ビル1階でテープカットが行われ、「ひつじのショーン」も来場。英国チャールズ皇太子がサポートする「キャンペーン・フォー・ウール」とともに、同イベントを後押しした。キャンペーンの期間中は同キャンペーンのメインビジュアルをラッピングしたダブルデッカーのラッピングバスとMINIが都内を運行。羊のフィギュアをラッキーキャラクターとして写真などによるツイッター、フェイスブックでの投稿を募る。同キャンペーンに際して今回49社の英国企業が日本でのビジネスパートナーとの関係構築を目的に来日。“手の届く洗練”をコンセプトに80ブランド以上が参加し、英国ショッピング旅行ほか、英国ブランド商品のオンラインプレゼントキャンペーン、丸ビル1階ではトークショーなども予定されている。
2014年10月28日TVシリーズ「ママと恋に落ちるまで」のニール・パトリック・ハリスが、次回のアカデミー賞授賞式の司会者に決定した。子役からキャリアをスタートさせ、映画やTV、舞台でも活躍し、これまでにトニー賞授賞式で4回、エミー賞授賞式で2回、司会を務めてきた経験を買われての起用で、オスカー受賞式プロデューサーのニール・ゼイダンは「ニールを司会者に迎えることができて、我々はとてもうれしく思っています」とコメントしている。ニール自身は「今年度のアカデミー賞授賞式の司会役を仰せつかり、本当に光栄でうれしく思っています。僕はオスカー受賞式のTV中継を見て育ちました。ジョニー・カーソン、ビリー・クリスタル、エレン・デジェネレスをはじめとする歴代の名司会者たちの後に続くことができて、バケットリストの夢が1つ叶いました」とコメント。ニールはインスタグラムなどSNSに動画も投稿。シリアスな表情で「やります」と言って電話を切ると、満面の笑みを浮かべて「ナイス!」と言う。次に、死ぬまでにやっておきたいことを列記した手書きの「バケットリスト」が映し出される。「トニー賞受賞」「TV番組に主演」「バンジー・ジャンプ」「子どもを持つ」「結婚する」など20項目がリストアップされ、最後の1つ以外はすべてチェック・マークがついている。最後の項目はもちろん「オスカー授賞式を司会する」。この項目をペンで丸く囲んで動画は終了。ニールは動画に「今日はすごい日だった…」とコメントを添えている。ここにチェックがつけられるのは来年2月22日(現地時間)、第87回アカデミー賞授賞式が行なわれた後になるだろう。(text:Yuki Tominaga)
2014年10月17日第87回アカデミー賞のホストに、俳優のニール・パトリック・ハリスが決まった。オスカーのホストを務めるのは始めてだが、ハリスは過去にエミー賞のホストを2回、トニー賞のホストを4回務め、好評を得た大ベテラン。歌と踊りの才能が豊かな上、テレビの人気コメディ番組で一般の視聴者への知名度もある。その他の情報ハリスは「アカデミー賞のホストをお願いされたことに、光栄と興奮を感じています。僕はアカデミー賞を見て育ち、いつもホストの方々のすばらしさに感激していました。ジョニー・カーソン、ビリー・クリスタル、エレン・デジェネレスをはじめとする過去のホストに続くことができて、死ぬまでに実現させたかった夢のひとつがかなった気がします」とコメントしている。ハリスが出演したデビッド・フィンチャー監督作『ゴーン・ガール』がオスカー候補入りするのではと言われており、ハリスの感激はさらに大きくなる可能性がある。文:猿渡由紀
2014年10月16日イギリスミュージカルの巨匠スティーブン・ダルドリーの初の長編映画監督作にして、英国アカデミー賞を受賞した『リトル・ダンサー』のミュージカル版が、ついに日本上陸。主人公ビリー・エリオット役を務めてきた歴代の27人のキャストが一堂に会した1夜限りのフィナーレ公演が、『ビリー・エリオット ミュージカルライブ/リトル・ダンサー』としてTOHOシネマズ日劇ほか全国順次公開されることになった。ジェイミー・ベル主演の映画『リトル・ダンサー』がイギリスで劇場公開されたのが、ちょうど14年前(2000年9月29日)。ストライキに揺れる炭鉱の町を舞台に、プロのバレエ・ダンサーになるという夢を叶えるため、大きな困難を乗り越えて奮闘する少年・ビリーの姿を描いた物語は、ダルドリー監督自らが、音楽監督にエルトン・ジョンを迎え、国際的な賞を多数受賞している製作陣を率いて舞台化。ブロードウェイで上演されるや、第63回トニー賞で「ミュージカル作品賞」「主演男優賞」など10部門を獲得。ロンドンのウエスト・エンドでは、現在でも週に8公演上演される超ロングランヒットで、観客を魅了し続けている。そのミュージカルで、現役およびかつてのビリー・エリオット役を演じた27人が、9月28日に上演された『ビリー・エリオット・ミュージカルライブ/リトル・ダンサー』の特別演出されたフィナーレにて夢の共演を果たした模様を収めたのが本作だ。史上最年少10歳でビリー役に抜擢されたリバプール出身のエリオット・ハンナ(現在11歳)が主演を務めており、2005年の初演でビリー役を演じ、今回の特別公演では成長したビリー役で帰ってきた22歳のリアム・ムーアと共演。さらに、ダルドリー監督が開演の挨拶を行い、音楽を担当したエルトン・ジョンからのスペシャルメッセージも紹介されたという。本ミュージカルの本拠地、ウエスト・エンドにあるヴィクトリア・パレス劇場から世界8か国に向けライブ配信され、ライブイベントの劇場公開としては史上最大規模となった本作は、イギリスの週末興行成績第1位を獲得する記録的大ヒットとなった。日本を含め世界9か国でも上映される予定で、観客からの好評の声に応えて、期間限定でイギリスの350館においてアンコール上映も行われることが決定している。『ビリー・エリオット ミュージカルライブ/リトル・ダンサー』は12月5日(金)~12月11日(木)TOHOシネマズ日劇ほか、全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月14日(画像はプレスリリースより)マッキントッシュからキルティングコート冬の寒さが厳しい英国は、コートや冬小物がオシャレで高機能のものが多いことで有名です。英国の老舗ブランドであるマッキントッシュのセカンドライン「マッキントッシュ フィロソフィー」から注目のキルティングコートが日本に上陸しました。高機能な中わたを採用キルティングコートといえば、暖かいけれど着ぶくれしてしまうという悩みがありましたが、「マッキントッシュ フィロソフィー」のコートはひと味違います。吸収発熱機能をもつ高機能な中わた「airpack(R)SV」を採用しており、皮膚からの湿気を吸収して発熱をすることで、今までにない暖かさと軽さを実現。見た目もスマートに仕上がり、この冬に大活躍してくれること間違いなしです。英国らしいデザインさらに、抗菌・消臭機能も付加されており、嫌なニオイがつきにくくなっているのも嬉しいポイント。従来品よりもソフトな中わたを使用しているので、着心地も抜群です。英国らしいクラシックなデザインの中にも、フェミニンでモダンなテイストを感じさせる「マッキントッシュ フィロソフィー」のコート。今年の冬は英国婦人を気取ってみてはいかがでしょうか。【参考】・三陽商会 ニュース・三陽商会 プレスリリース(PR TIMES)
2014年10月10日英国を代表するアウターウェアブランド「マッキントッシュ(MACKINTOSH)」が2014年10月17日(金)御殿場プレミアム・アウトレットにオープン。2014年1月に期間限定ショップとして出店していた「マッキントッシュ(MACKINTOSH)」が、大好評につき日本初のアウトレット常設店としてオープンする。同店では、代名詞でもある“ゴム引きコート”の他に、トレンチコートやベストセラーのキルティングジャケットなどを取り扱い、20~40%OFFとお得なアウトレットプライスにて購入することができる。19世紀当時の製法で今も職人によるハンドメイドで作られ、クラシックでありながら、袖を通すとモダンな印象であり、ずっと愛用できる普遍性が人気の“ゴム引きコート”。この機会に試してみてはいかがだろうか?【ショップ概要】マッキントッシュ(MACKINTOSH)御殿場プレミアム・アウトレット店オープン日:2014年10月17日(金)店舗面積:78.12平方メートル営業時間:10:00~20:00(季節により変動有)元の記事を読む
2014年10月08日ユーロ圏の景気回復が停滞する一方で、英国経済は好調を維持しています。9月30日に発表された2014年4-6月期の実質GDP成長率(前年比、年率)確定値は3.2%増と、リーマン・ショック前の水準を回復しており、英国の景気回復がこれまでの想定よりも強く続いている状況が示されました。このままいけば、今年の英国のGDP成長率は主要7ヵ国(G7)で最も高くなる見通しです。英国では、ユーロ圏の景気低迷や地政学的リスクの台頭により輸出の伸びは減速したものの、雇用の増加や消費者マインドの改善などを背景に、個人消費の増加による好調な内需が景気を牽引しました。こうしたことから、過去最低の0.5%に据え置かれている政策金利について、市場では利上げ期待が高まっています。イングランド銀行(中央銀行)はこれまで、失業率が大幅に改善する一方で賃金の伸びが停滞していることやインフレ率の減速などを考慮し、拙速な利上げに対して慎重な姿勢をみせていました。しかし、イングランド銀行のカーニー総裁は9月25日の演説で、将来についての不透明感に配慮しつつも、利上げ開始時期が近付いているとの認識を示しました。利上げが開始されると英国の経済成長はいくぶん緩やかなものとなる可能性があるものの、消費者マインドは高水準にあることから、今後も内需主導の成長が続くものとみられます。なお、一般に、利上げは通貨にとって好材料となるため、英ポンドへの投資妙味も高まるものと期待されます。(※上記は過去のものであり、将来を約束するものではありません。)(2014年10月6日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。→「楽読」※1 当資料は、日興アセットマネジメントが市況等についてお伝えすることを目的として作成したものであり、特定ファンドの勧誘資料ではありません。また、弊社ファンドの運用に何等影響を与えるものではありません。なお、掲載されている見解は当資料作成時点のものであり、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。※2 投資信託は、値動きのある資産(外貨建資産には為替変動リスクもあります。)を投資対象としているため、基準価額は変動します。したがって、元金を割り込むことがあります。投資信託の申込み・保有・換金時には、費用をご負担いただく場合があります。詳しくは、投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。
2014年10月06日創業から144年あまりの歴史をもつ、英国王室御用達の香水ブランド「ペンハリガン(PENHALIGON’S)」は、コレクション「ホリデーコレクション2014」を発売する。同コレクションでは今年新たにヴァーラ、アイリス、プリマ、バイオリアなどの最新作をラインアップ。19世紀のデカダン派からインスパイアされたパッケージには、ユーモラスな衣装をまとった古き紳士、淑女の肖像が描かれている。「ジェントルマンズ ミニチュア フレグランス コレクション」(8,500円)は、ジェントルマン御用達のクラシックな香り。ブレナムブーケ、サルトリアル、オーパス1870に加え、新作のバイオリア、ジュニパー スリングが加えられている。「レディース ミニチュア フレグランス コレクション」(8,500円)は、ヴァーラ、アイリスプリマを追加し、マラバー、エレニシア、クァーカスと、ウィメンズで人気の香りが集結した。「ブレナム ブーケ コレクション」(1万5,000円)は、ブレナムブーケのオードトワレとバス&シャワージェルをセット。ブレナム宮殿に由来するジェントルマンにふさわしい、フレッシュでほのかなシトラスが香るアイテムだ。「エレニシア コレクション」(1万6,000円)は、エレニシアのオードパルファンとハンド&ボディクリームをセット。ホワイトフラワーブーケの香りがエレガントな雰囲気を漂わせる。「アルテミジア コレクション」(2万2,000円)は、人気のフェミニンなフレグランス“アルテミジア”のオードパルファンとバス&シャワーをセットした。「ジュニパースリング コレクション」(2万2,000円)は、1920年代のロンドンにオマージュしたもの。当時生まれたドライジンからインスパイアされた香りは、爽やかさとほのかな甘さが特徴。フレグランスとバス&シャワージェルをセットした。これらのコレクションは、10月29日から伊勢丹新宿店、松屋銀座、うめだ阪急、阪急メンズ、高島屋、公式オンラインストアにて先行販売。11月12日より、全国で販売される。
2014年10月01日(画像はプレスリリースより)オーガニックでも効果を感じられる製品英国オーガニックスキンケアブランド、株式会社ニールズヤード レメディーズから、2014年9月25日、プレミアムエイジングケアアイテム「フランキンセンス インテンスクリーム」が全国発売されました。「フランキンセンス インテンスクリーム」は、オーガニックでもしっかりとした効果がある製品を使いたいというニーズにマッチした製品で、オーガニック、ナチュラルブランドが衰退するイギリスで、発売後10ヶ月以内に美容アワード4冠を取り、世界で毎週1000個以上売れている人気アイテムとなっています。クレオパトラや楊貴妃も好んで使っていたフランキンセンスフランキンセンスは、香料の中でも最も古く、クレオパトラや楊貴妃も好んで使い、青みがかった乳白色のフランキンセンスは、金と同様に希少な高級品として取り引きされていました。ニールズヤードは創業当初より品質の高いソマリア産を使用していましたが、安定供給が難しいため、ケニアで生産地の開拓をすすめ、FAIRWILD認定のオーガニックのフランキンセンスを配合しています。イタリアの国際研究機関で客観的に効果を証明!イタリアの国際研究機関で、30~65歳の30名の女性にモニターを実施したところ、「若々しく見違えた」、「ハリ、弾力感のUPに効果があった」という回答が得られ、客観的に効果が高いと証明されました。生体組織の修復や再生機能で注目を集めている、幹細胞をはじめ、ボタニカル成分により、ハリ、弾力、うるおい保持をサポートしながら、活性酵素から守ることで、ハリのある魅力的な肌を取り戻します。【参考】・株式会社ニールズヤードレメディーズプレスリリース/PRTIMES
2014年09月27日(画像はプレスリリースより)マニッシュでエレガント。一生ものの革靴世界的に有名な英国のシューズブランド「ジョセフ チーニー」のレディースシューズが、日本に初上陸を果たした。輸入代理店「BRITISH MADE(ブリティッシュメイド)」のオンラインショップと、各店舗にて販売されている。ジョセフ チーニーは1886年の設立。革靴の伝統的な技術で、世界から高く評価されている老舗ブランドだ。気品あふれる内羽根フルブローグモデルジョセフ チーニーのレディースシューズ「BESSIE」は、トラディショナルなデザインの、内羽根フルブローグモデル。カラーは黒と白のコンビがこの上なく高貴な「BLACK HI SHINE/LAVANDA SUEDE(BRITISH MADE別注モデル)」、落ち着いたブラウンカラーでどんなファッションにも合わせやすい「BURNISHED ESPRESSO」、光沢のある黒の輝きが上品な「BLACK」の3色。価格は46,000円(税別)。いずれもマニッシュなデザインの、極上の一足。ソールの交換が簡単なグッドイヤーウェルト製法で作られているので、何年も愛用できるのがうれしい。【参考】・渡辺産業株式会社のプレスリリース・ブリティッシュメイド | BRITISH MADE
2014年05月25日第37回日本アカデミー賞の授賞式が7日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪にて行われ、真木よう子、上戸彩、尾野真千子、中谷美紀、宮崎あおい、蒼井優といった優秀賞に輝いた女優たちが華やかな衣装で出席した。日本アカデミー賞は、1978年4月6日の第1回から毎年開催されている映画賞。37回目を迎える今回は、2012年12月6日から2013年12月14日までに公開された作品を対象とし、協会会員の投票によって全16部門(新人賞含む)の優秀賞が決定。新人賞を除く15部門の優秀賞受賞者および受賞作品を対象に協会員全員が最終投票を行い、最優秀賞が選ばれる。この日は、男優陣ほか優秀主演女優賞を受賞した上戸彩(『武士の献立』)、尾野真千子(『そして父になる』)、真木よう子(『さよなら渓谷』)、宮崎あおい(舟を編む)、吉行和子(『東京家族』)、優秀助演女優賞を受賞した蒼井優(『東京家族』)、中谷美紀(『利休にたずねよ』)、余貴美子(『武士の献立』)、新人俳優賞を受賞した忽那汐里、黒木華、壇蜜、濱田ここねといった女優陣が集結(尾野は『探偵はBARにいる2』、真木は『そして父になる』で優秀助演女優賞も受賞)。それぞれ個性的な衣装で出席し、授賞式に花を添えた。なお、真木が最優秀主演女優賞と最優秀助演女優賞を受賞。第2回(1979年)の大竹しのぶ以来、35年ぶりの女優賞ダブル受賞という偉業を成し遂げた。
2014年03月08日3月3日(日本時間)に開催されたアカデミー賞授賞式。ここで宅配ピザと共に話題になったのが、司会のエレン・デジェネレスが、ブラッド・ピット、ブラッドリー・クーパー、メリル・ストリープ、ジェニファー・ローレンス、ケヴィン・スペイシーら超豪華なハリウッドスターを集めて“Selfie(自撮り)”した写真だ。「ブラッドリーの腕がもうちょっと長ければ…でも最高の写真」というコメントと共にツイートされた写真は、一瞬にして10万リツイートを稼ぎ出し、ツイッターのサーバーをダウンさせてしまった。その後も1時間で100万件のリツイートを超え、オバマ米国大統領が持っていたリツイート記録を破り、目下記録更新中とのこと。この美味しい瞬間をハリウッドのクリエイターたちが見逃さなかった。まず人気長寿アニメ番組「ザ・シンプソンズ」でパロディ化、シンプソンズ一家の父・ホーマーの公式ツイッターアカウントに投稿された画像には、司会者のエレン、シャッターをきったブラッドリー・クーパー、メリル・ストリープ、ジャレッド・レト、ジェニファー・ローレンスなど、写真に写っていた大物セレブたちが全く同じ構図でシンプソンズ風の絵柄で描かれている。「“オスカー・セルフィー”の醜い真実がついに明らかになったぞ!」とコメントがつけられたこの画像、よく見ると写真に写り込もうとしていたホーマーをブラッドリーが足を使って遠ざけており、ホーマーはこの写真に参加することができなかったというストーリーになっている。授賞式を心から楽しんでいるように見えたジャレッド・レトは、この画像をリツイートし、「やった!正式にザ・シンプソンの一員になれた!」というコメントを寄せている。また、米マンチェスターにある「レゴ・ディスカバリー・ランド」は、写真そのままに、レゴの世界では有名なキャラクターたちをそれぞれセレブに見立て、同じポーズをさせている。また、イアイン・ハースというクリエイターは、実際にセレブたちをレゴで作り上げているという驚くべきもの。米エンタメ情報サイト「The Hollywood Reporter」によれば、当初あの演出は、実はブラッドリー・クーパーではなく、メリル・ストリープにシャッターを押してもらうものだったそうだが、メリルの両脇に人が詰め寄ったため、メリルは手を伸ばすのもままならない状態になり、結局は一番手前にいたブラッドリーが撮影し、あの奇跡の一枚が生まれたのだそうだ。(text:Mieko Nakaarai)
2014年03月07日『嫌われ松子の一生』で日本アカデミー賞「最優秀主演女優賞」など各映画賞を総ナメにし、『ゼロの焦点』『利休にたずねよ』など、その凛とした佇まいと高い演技力で唯一無二の魅力を発揮する女優・中谷美紀。そんな中谷さんが、『しあわせのパン』『ぶどうのなみだ』(仮)の三島有紀子監督のもと、人気漫画を映画化した『繕い裁つ人』で主演を務めることが明らかとなった。舞台は、町の仕立て屋「南洋裁店」。祖母が始めたこだわりの洋裁店を受け継いだ2代目の店主・市江(中谷さん)。どこか懐かしい、昔ながらの小さな店の古びたミシンで作る、彼女のオーダーメイド服は大人気だ。しかし職人スタイルを貫くため量産はできず、ブランド化の依頼が来ても断り続ける日々。なじみの客は、ここで仕立てた服と共に年を重ね人生を彩る。市江は、その人だけの服を繕う日々で十分だったのだが――。原作は「Kiss PLUS」(講談社)にて連載中の人気漫画。主演を務める中谷さんは、「おしゃれでエレガントな背景が取り巻くなか、たったひとりのために作られた“夢を見るための洋服”を大切に真摯に繕う市江の姿に惹かれました」と原作を読んだ感想を語っている。そして、「過去の遺物となりつつあるかもしれませんが、“ものづくり大国”日本の誇るべき職人のひとりを演じられることに魅力を感じました」と、出演への決意を証しながら、「老若男女を問わず肝心な人生をおきざりにしてお仕事に励む方や、単調な日常にわずかな豊かさを求める全ての方にご覧いただきたいです」と熱意たっぷりに本作をアピール。今回、中谷さんは本作のために、肩までかかっていた髪をばっさりと切り、ショートへアに!「“しつけの行き届いた野犬”という市江の人物評に相応しい髪型だと自負しております」と気合十分で撮影に挑んでいるという。共演は、『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』で日本アカデミー賞「新人俳優賞」を受賞した三浦貴大、映画・ドラマで圧倒的な存在感を放つ個性的女優、片桐はいり、『小さいおうち』でベルリン国際映画祭「銀熊賞」を獲得したばかりの注目の若手女優、黒木華、連続ドラマ「夜行観覧車」での演技力が話題になった杉咲花。さらに中尾ミエ、伊武雅刀、余貴美子などが名を連ねている。現在、3月下旬まで神戸、川西を中心にオール兵庫ロケを敢行中。服によって繋がる人々を優しく描いた本作の完成を、いまから楽しみにしていて。『繕い裁つ人』は2015年1月、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。(上原礼子(cinema名義))
2014年03月03日皆さんはゴールデンラズベリー賞をご存知だろうか。世の中にはアカデミー賞やゴールデングローブ賞といった数多くの映画賞が存在するが、そうした中でもひときわ異彩を放っているのが、このゴールデンラズベリー賞である。というのも、普通なら映画賞はその年の優れた作品に対して贈られるものだが、ゴールデンラズベリー賞は「その年の"最低"の映画」に贈られるという大変不名誉な賞なのだ。……しかも、授賞式はアカデミー賞の前夜ときたもんだ。いやはや、アメリカらしいといえばらしいユーモアセンスである。もっとも、この賞は単につまらない映画というよりは、「ある意味おもしろいんだけど個性的すぎる作品」や「前評判が高すぎてがっかり感が強かった映画」などが選ばれることも多い。むしろ、選ばれたことで注目を集め、評価されることさえある。よって、映画ファンにとっては、アカデミー賞と同様に見逃せない賞でもあるのだ。そんなゴールデンラズベリー賞の季節が今年もやってきた。いったいどんな作品が受賞するのか今から楽しみで仕方ないが、その前に前回のゴールデンラズベリー賞のおさらいをしておこう。ちょうど、前回受賞した2作品「スノーホワイト」と「バトルシップ」が、WOWOWで3月2日深夜に放送される。それぞれの見どころを紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。○もの◯け姫オマージュ?な「スノーホワイト」第33回のゴールデンラズベリー賞で最低主演女優賞を受賞したクリステン・スチュワートが出演している作品。作品賞こそ逃したものの、ツッコミどころ満載の展開はゴールデンラズベリー賞にふさわしい。といっても誤解しないでいただきたいのは、この映画、それをわかって見るとかなり面白いということだ。物語のベースになっているのは、誰もが知るグリム童話「白雪姫」だ。日本でもおなじみの名作童話だが、それを本作では大胆にアレンジしている。……"大胆にアレンジ"するのはいいのだけど、本作の場合はそれがちょっと大胆すぎたかな、という印象だ。何しろ、原作のほのぼの感はゼロ!剣と魔法、血と戦いに彩られたファンタジーになっているのである。えっ、どういうこと!?主人公はクリステン・スチュワート演じるスノーホワイト。言わずと知れた白雪姫である。国中から愛される姫君だったスノーホワイトだが、父王が魔女ラヴェンナを妃として迎えたことから運命は一変する。ラヴェンナは王を殺害して国を奪い、スノーホワイトを塔に幽閉したのだ。やがて成長したスノーホワイトは、ラヴェンナに殺される寸前で脱出。黒い森へと逃れるのだった――。「本当は怖いグリム童話」というシリーズがあるが、「もし本当に白雪姫の物語があったなら、こうだったんじゃないか」と思えるような内容だ。世界観はディズニーというよりはロード・オブ・ザ・リングのような中世ファンタジー世界で、魔法の鏡や毒りんご、7人の小人といった原作ならではの要素もしっかりと登場する(7人の小人は全員単なる小さいオッサンだけど……)。原作の重要なシーンや小道具がどんなアレンジで登場するのかを予想しながら見るのも、本作の楽しみ方の一つである。とはいえ、原作以外のオリジナル要素も満載だ。たとえばスノーホワイトが逃げ込んだ森で出会う白い鹿は、どう見ても「も◯のけ姫」のシシ神様である。なんかちょっとコダマっぽい精霊みたいなのも出てくるし、どう考えても意識しているとしか思えない。しかもこのシーン、映画全体から考えると別にいらないのである。「ああ、監督が『もの◯け姫』が好きで、これをやりたかったんだろうな」とニヤニヤできる場面である。とまぁこんなふうに様々な楽しみ方ができる本作だが、なぜか主演のクリステン・スチュワートがゴールデンラズベリー賞を受賞してしまっている。これ、クリステン・スチュワートが悪いというのではなく、悪の女王様役のシャーリズ・セロンがすごすぎたのだ。何しろ彼女は元モデルという美貌の持ち主で、さらにアカデミー賞やゴールデングローブ賞も受賞した経験を持つ超実力派女優!本作でもその演技力と存在感は圧倒的で、悪の女王ラヴェンナとして神々しいまでの演技を見せてくれている。「白雪姫」は穿った見方をするなら、白雪姫と悪の女王が比較され、対立する物語。その意味では本作も、クリステン・スチュワートとシャーリズ・セロンの女優対決の映画なのだ。若手の有望株クリステン・スチュワートではあるが、さすがに比較されてしまうと相手が悪いと言わざるを得ない。本作がゴールデンラズベリー賞を受賞してしまったのは、そのあたりにも理由があるのかも?●ゲーム的な展開をハリウッドが本気で実写化「バトルシップ」続いては、アルゼンチンの雑誌から発表されたボードゲームの『Battleship』を原案として制作されたハリウッド超大作。ユニバーサル・ピクチャーズ100周年記念作品で、2億ドル以上の制作費がかけられたものすごい映画である。○ゲーム的な展開をハリウッドが本気で実写化「バトルシップ」ゴールデンラズベリー賞では、人気歌手でもある女優リアーナが最低助演女優賞を受賞してしまっている。本作の見どころは、なんといっても米海軍と日本の海上自衛隊とが共に戦う熱い展開だろう。舞台となるのは太平洋ハワイ沖。宇宙から飛来したエイリアンと人類との手に汗握る攻防が繰り広げられるのだ。主人公はテイラー・キッチュ演じる米海軍大尉のアレックス・ホッパー。そして、浅野忠信演じる自衛官のナガタだ。米海軍と海上自衛隊が参加する環太平洋合同演習がハワイ近海で行われていたちょうどそのとき、太平洋各地に5つの謎の物体が飛来する。物体の正体は宇宙から飛来したエイリアンの戦闘メカ。アレックスは、地球征服を目指すエイリアンの攻撃によって艦長を失った米海軍の駆逐艦USSジョン・ポール・ジョーンズの指揮を執ることになり、海上自衛隊の護衛艦「みょうこう」のナガタらと協力してエイリアンを迎え撃つことになる――。本作の魅力の一つは、2億ドルをかけたというド派手なバトルシーンだ。エイリアンが操る巨大戦艦と人類側の戦艦との撃ち合いはもちろん、エイリアンと人間の肉弾戦や、ボール型の戦闘メカに次々と破壊されていく市街地など、遠慮なく破壊しまくる派手なバトルがたまらない。エイリアンの造形が比較的に人間に近かったり、ちゃんと宇宙服を着ていたりと、妙にリアリティを追求しているところにも注目したいところだ。とはいえ、本作は単純なドンパチ映画ではない。アレックスの人間的成長や、ナガタとのライバル関係など、ヒューマンドラマとしても見どころ満載の映画なのだ。さらに、アクション映画としても展開が練られている。エイリアン側は全力をもって人類を滅亡させにきているのではなく、やってきたのは様子見、つまり先遣隊なのだ。しかも地球に突入する際、事故で一機を失っている。このことから、彼らは本気で人類を滅亡させにかかるのではなく、まずは地球の通信所を乗っ取って母艦に応援を呼ぼうとしている。文明的にはエイリアンが圧倒しているが、戦力としてはまだ人類に勝てる見込みがあり、応援を呼ばれる前に潰さなければならない――この部分が本作のキモだ。まるで戦略シミュレーションゲームのような刻一刻と変わる展開が面白い本作だが、ボードゲームが原案と聞けばそれも納得。ゲーム的な展開をハリウッドが本気で実写化するとこうなるんだぜと言わんばかりだ。物語はラストに向かうにつれてさらに斜め上に進んでいく。「え、そんなのアリなの!?」と思わずツッコんでしまう超展開からの盛り上がりは最高潮だ。細かいツッコミどころを言い出したらキリがないが、本作はそういう楽しみ方をする映画ではない。人類 VS エイリアン。主人公とライバルの成長と友情。ハリウッドが本気を出して作った、ド派手で緊張感あふれるバトルシーン。それでもって最後は誰も予想しなかった展開を迎えて気持よくスッキリ!これぞエンターテインメント映画だろう。前述した通り、今年のゴールデンラズベリー賞を前に、「スノーホワイト」と「バトルシップ」がWOWOWで放送される。放送日は「スノーホワイト」が3/2(日)深夜3:50、「バトルシップ」が3/2(日)深夜1:35だ。(スノーホワイトは他特集にも登場し、2/11(火・祝)午前9:35と2/15(土)よる6:45にも登場する)詳細はこちらをご覧いただきたいが、まだ見たことがないという人は、この機会にぜひ。
2014年02月11日1年を通じて映画・テレビドラマで顕著な活躍をしたプロデューサーや新人俳優、作品に贈られる「第38回エランドール賞」の授賞式が6日、東京都内で行われた。出演した作品で新鮮かつ優秀な演技を披露し、優れた素質と魅力の持ち主で将来が大いに期待される俳優に送られる新人賞には、能年玲奈、橋本愛、福士蒼汰、東出昌大、綾野剛、木村文乃らが選出された。受賞者6人のうち能年、橋本、福士、東出ら4人は「じぇじぇじぇ!」が流行語大賞に選ばれたNHK連続テレビ小説「あまちゃん」の出演者で、天野夏を演じた宮本信子、磯野心平を演じた皆川猿時、足立ヒロシを演じた小池徹平ら“あまちゃんファミリー”も祝福に駆け付けた。能年は、演じたヒロイン・天野アキに成り切って「11月の海に何の躊躇もなく突き落としてくれてありがとう。雪や雹が降る中で夏の衣裳で撮影してくれてありがとう」と特別賞を受賞した「あまちゃん」制作チームに北三陸なまりで祝福。「女の子のパワーを感じられる最高の作品。ペーペーの私を引き上げてくれてありがとうございます。あまちゃん大好き! 次を期待しているので、その時は宜しくお願いします」と「あまちゃん セカンドシーズン」制作を熱望していた。新人賞表彰時には“夏ばっぱ”役の宮本から「初々しさと魂の綺麗さが出ていた。今の能年さんの良さを失うことなく、一つ一つ羽ばたいて行ってほしい」とエールを送られ、熱い抱擁を交わした能年。「舞台に立った時に袖に宮本さんがいるのが見えて、凄く興奮しました。仲間がたくさんいて楽しかった」と“あまちゃんファミリー”大集合に、劇中のアキのように大きな瞳を輝かせていた。また能年は「アキちゃんの一直線な真っ直ぐさが素敵で、脚本家の宮藤官九郎さんが提示してくれた“成長しないヒロイン”の素晴らしさを知りました。私の中でも躊躇していたことが解き放たれたような気がする」と作品を通しての心境の変化を語り「こんなに素敵な賞をいただけたのも、支えてくれたスタッフやファンのおかげです」と感謝していた。
2014年02月07日まもなく今年のゴールデン・グローブ賞の結果が発表され、1月16日(現地時間)には今年のアカデミー賞ノミネート作品が発表される。昨年末からの賞レースもいよいよ佳境を迎えることとなる。日本代表としては、「外国語映画賞」ノミネートにエントリーしていた『舟を編む』は、最終5作品のノミネート資格を得る、“ショートリスト”9作品入りを残念ながら逃し、日本映画でノミネートの可能性を残しているのは、『風立ちぬ』など、アニメーション作品に限られることになった。しかし、アメリカ映画ながらも、日本人夫婦を主人公とし、全編日本語が飛び交う映画が、「長編ドキュメンタリー映画部門」で、最終ノミネートの可能性を残していることをご存じだろうか?その作品とは、現在公開中の映画『キューティー&ボクサー』である。ニューヨークに在住の現代芸術家“ギュウちゃん”こと篠原有司男とその妻・乃り子の40年におよぶ結婚生活と創作を、現在29歳のアメリカ人監督、ザッカリー・ハインザーリングが5年にわたって追い続けたものだ。今年のアカデミー賞「ドキュメンタリー部門」の下馬評を見てみると、ジョシュア・オッペンハイマー監督による異色の実験的ドキュメンタリー映画『アクト・オブ・キリング』、昨年の山形国際ドキュメンタリー映画祭で上映され好評を博したサラ・ポーリー監督の家族を巡るドキュメンタリー『物語る私たち』、そして現在公開中の『バックコーラスの歌姫(ディーバ)たち』に注目が集まっている。そんな群雄割拠の中、N.Y.で堂々と闘い続けている日本人夫婦を主人公とする本作。篠原夫妻が公開前にプロモーションで来日した際には、81歳とは思えないほど明朗にして快活に、旺盛な創作意欲を語る夫・有司男、そして21歳年下の妻であり、またアーティストとして有司男のよきライバルでもある乃り子の異色な夫婦に、各メディアがラブコールを贈り、テレビ、ラジオへの出演が相次いだ。気持ちだけで突っ走る夫に、冷静な妻がツッコむ…絶妙な篠原夫妻のトークは、まるでベテラン芸人の夫婦漫才のようだ。テレビで篠原夫妻を知った方々は、まさかこの夫妻が由緒あるアカデミー賞に絡むことがあるとは予想もしていなかっただろう。しかし、彼らを追った『キューティー&ボクサー』は昨年のサンダンス映画祭で見事「監督賞」を受賞、その後も世界各国の映画祭に招待され、さらに今回のオスカー・ノミネート候補にもなるほどに評価を受ける作品として、いま大きな注目を集めているのだ。来る1月16日、15本のショートリストから5本のノミネート作品が選ばれるわけだが、つまりは確率、1/3。ギュウちゃんは『キューティー&ボクサー』初日舞台挨拶で、「アカデミー賞、いただくぜー!」と高らかに宣言したが、果たしてその願いは届くのだろうか?『キューティー&ボクサー』はシネマライズほか全国にて公開中。第86回アカデミー賞授賞式は2014年3月2日(現地時間)にアメリカ・ロサンゼルスにて開催。(text:cinemacafe.net)■関連作品:キューティー&ボクサー 2013年12月21日よりシネマライズほか全国にて公開(C) 2013 EX LION TAMER, INC. All rights reserved.
2014年01月11日日本の映画シーンでは、2013年は宮崎駿監督のスタジオジブリ作品『風立ちぬ』が圧倒的な強さを見せつけましたよね。興行収入では2位以下が2ケタ億円なのに、この作品だけは3ケタ億円をマーク。まさにひとり勝ちといった様相でした。そんな宮崎監督が引退宣言(3年ぶり5回目)をした映画界、2014年は誰がヒットメーカーとなるのでしょう。歯に衣きせぬトークが好評!芸能人もこぞってアドバイスを受けに行くという辛口鑑定師・魚ちゃんをはじめ、テレビや雑誌でもおなじみの人気占い師100人が大胆予想。今年大ヒット映画を作る強い運勢を持つ映画監督のランキングがこちらです!【今年大ヒット映画はこの人が作る!映画監督ランキング】1位園子温2位若松節朗3位ヴィム・ヴェンダース4位三木聡5位行定勲6位ガイ・リッチー7位ジョン・カーペンター8位ヴィンセント・ギャロ9位クエンティン・タランティーノ10位是枝裕和映画は国内だけでなく、世界にも市場が広がっています。世界的大ヒットを飛ばすことを考えると、やはり英語圏の監督のほうが言語の壁がないぶん有利かもしれませんね。3位に『ベルリン・天使の詩』のヴィム・ベンダースさん、6位に『スナッチ』のガイ・リッチーさん、7位はゴジラとAKB48の大ファンとしても知られる『遊星からの物体X』のジョン・カーペンターさん、そして8位に個性派俳優であり監督しても非凡な才能を見せつける『バッファロー’66』のヴィンセント・ギャロさん、9位は『キルビル3』に期待がかかるタラちゃんことクエンティン・タランティーノさんがランクインしています。すでに世界的な大ヒットを飛ばしている海外の監督たちに対抗することになる、日本映画界期待の星々。そのトップバッターとして最高の運勢の持ち主とされるのが、1位に輝く園子温監督です。現在52歳の園子温監督は、いわば早熟の天才タイプ。17歳の頃から『現代詩手帖』などに投稿し、自主制作映画でぴあフェルムフェスティバルのグランプリを受賞、そしてベルリン国際映画祭に正式招待されるなど、国内国外を問わずに活躍しています。海外評価がとても高いのが特徴ですから、運気の強さを味方につけて、世界的な監督として名を挙げることになるかもしれません。これまで『自殺サークル』、『奇妙なサーカス』、『愛のむきだし』など実験的ともいえる作風で映画ファンのハートをわしづかみにしてきた園監督ですが、今後はどのような作品を生み出していくのか期待が高まります。☆占い師さんからのコメント・自身の世界をアピールするのに絶好のチャンス期です。ちょっとマニアックな作品であっても、大きく評価されたり、受け入れられたりするでしょう。テレビでの活動を増やされるとより良い作品を作れそうです。家族を大切にしないと、仕事に影響が出てきそうですので、注意して下さい。(生田目浩美.先生│改運 姓名術)・今年は、勢いよく急成長するというよりも、これまでの実績を具体化して安定した形にしていくことで、大きく不動のものとなる。といった運気です。人と協調していく事は、先天的に能力は高いのですが、心の中の頑固さのようなものが表面化しますと、今の支援者は離れていくことも有りそう。しかしまた別の方の協力を得られるという徳運は、守りたいところです。(山倭厭魏先生│運命矯正鑑定)世界的に有名な監督が名前を連ねる中、特に気になるのは、2013年に亀梨和也さん主演の『俺俺』でウディネ・ファーイースト映画祭(イタリア)の観客賞を受賞した3位の三木聡監督です。イタリアのみならず、アメリカ、台湾、ロシアにシンガポールでも同作が公開され、世界的にも評価が高まっているところ。脱力系と称される独特のノリと不条理な展開、その中に感じられる「日本らしさ」が高評価のポイントのようですね。今年はクールジャパンはアニメだけじゃないんだと世界に知らしめてほしいものです。でも、宮崎駿監督がまた復帰しそうな気がするんだよなぁ…(笑)。(文=総合占術研究家橘のえる)100人の占い師が2014年の運勢を大予想!「2014年cocoloni超運ランキング」
2014年01月06日映画『しあわせの隠れ場所』(2009年)以来、2度目のアカデミー賞主演女優賞の獲得が期待されているサンドラ・ブロックが13日、映画『ゼロ・グラビティ』PRのために来日することが明らかになった。宇宙空間での船外活動中に、予期せぬ事故によりスペースシャトルを失ってしまったメディカル・エンジニアのライアン・ストーン博士(サンドラ・ブロック)と、ベテラン宇宙飛行士マット・コワルスキー(ジョージ・クルーニー)の様子を描いた同作。世界43カ国でNo.1を獲得し、全米週末興行ランキング3週連続第1位を記録するなど、すでに全世界で約470億円以上もの興行成績を収めている。このたび、来日が決定したS・ブロックは、2006年9月の映画『イルマーレ』PR以来、7年ぶり5度目の来日となる。12月4日に開催される来日記者会見と5日に行われるジャパン・プレミアイベントに登壇予定だ。同作で宇宙飛行士という難役に挑んだS・ブロックは、無重力を表現するため体力づくりに、撮影中毎日のようにワークアウトを敢行。体をシェイプアップし、男性のような強靭な体を手に入れたという。同作での役作りについてS・ブロックは「女性らしさと母性をすべて消したわ。だから身体を鍛えていくうちに体型も変化していったし、自分の体をただのマシンのようにしたの。それが彼女の心にも影響して、必要なミッションをこなしていくのに役に立ったの。だから大変だったけれど、それだけの価値はあったわ」と振り返る。また、作品の見所については「この素晴らしい作品を観て、最後には生まれ変わったような気分になるはずよ。劇場を出た後で、"今日を素敵な日にするためには何をしよう、もう時間を無駄にしたくない"と思って欲しいわ。勿体ないってね」とコメントしている。なお、同作の来日記者会見とジャパンプレミアには、S・ブロックのほか、アルフォンソ・キュアロン監督と同作の製作を務めたデイビッド・ヘイマンも登場する。映画『ゼロ・グラビティ』は12月13日より、全国公開。
2013年11月13日ロンドンブランドの「ダファー・オブ・セントジョージ」のウィメンズライン「フェミナ」が今秋冬、ダファーのDNAとも言える英国古着のテイストを生かしたツイードのアイテムを強化している。英国ラバットミル社のライトウエイトの別注ツイードのジャケット、ボトムなどをダブルステッチなどディテールにこだわりつつ、フェミニンな要素を取り入れて展開。今秋冬のトレンドでもある英国、ツイードの流れに乗ってブランド認知拡大を図る。同ブランドは、ポールスミスなどを日本で展開しているジョイックスコーポレーションが、ロンドンの古着とストリートをミックスしたセレクトで話題を集めていた同ショップのメンズラインを、2007年にスタート。ウィメンズは2年前より専任のデザイナーを起用し、現在全国16店舗で展開するダファーの店舗の内、9店舗で展開している。なお、10月11日より27日までキャンペーン対象のジャケット購入客に、商品と同じツイードのコサージュをプレゼントするツイードフェアを仙台エスパル2、金沢フォーラス店、新丸の内ビル店、クイーンズイースト店、ららぽーと横浜店、パルコ名古屋店・広島店、ミント神戸店、アミュプラザ博多店などウイメンズ取り扱い店舗で展開する。
2013年09月24日巨大ネイルボトルの中でショッピング!?英国のファッションコスメブランドとして知られる「Models Own」(モデルズオウン)が日本に初上陸することが分かった。注目の1号店は、LUMINE新宿店ルミネ2に、5月16日~6月12日までの期間限定でオープンするという。この期間限定ショップは「Bottleshop」と名付けられた、巨大なネイルボトルをモチーフとするデザインのユニークなショップ。同ブランドの主力製品である、カラフルなネイルポリッシュをはじめとしたキュートなコスメアイテムを、このボトル型のショップの中で販売するそうだ。(Models OwnサイトトップよりWestfield London店イメージ)海外セレブにもファン多数!この機会に足を運んでみて!「Models Own」は現在、発祥の地である英国はもちろん、世界20カ国でネイルグッズやアクセサリー、ファッション雑貨の販売を展開しており、セレブから一般ユーザーまで、多くのファンに愛されている。人気モデルのAlexa Chung(アレクサ・チャン)やアーティストのNicola Roberts(ニコラ・ロバーツ)らも愛用者だ。ネイルアートファンには、とくに注目されていたブランド。待望の日本初上陸となるこのポップアップショップは、昨年4月にWestfield London(ウエストフィールド・ロンドン)に登場した、巨大ネイルボトル型のデザインで来店者を迎える予定とされている。ネイルポリッシュ、ネイルアートペンなどのネイル関連商品のほか、リップグロス、リップバーム、アイシャドウ、マスカラなどのコスメアイテムも用意されるそう。ボトルの中に入るという楽しい体験をしながら、話題のコスメアイテムをショッピングできるという注目の期間限定ショップだ。ぜひこの機会にあなたも足を運んでみては。元の記事を読む
2013年05月13日コリン・ファースとキャメロン・ディアスが初共演を果たし、アカデミー賞監督のコーエン兄弟が脚本を手がけたコメディ映画『モネ・ゲーム』。『英国王のスピーチ』や『シングルマン』などで知られるコリンが、本作でこれまでのイメージを覆すような“史上最強のダメ男”に挑戦した理由を大解剖していこう。英国の美術鑑定士ハリー・ディーン(コリン・ファース)は、印象派の巨匠・モネの消えた名画を使って大掛かりな贋作詐欺を企てる。完璧な贋作、美人の相棒・PJ(キャメロン・ディアス)、億万長者(アラン・リックマン)が揃い成功は確実と思われたが、天然キャラのPJのおかげで計画はボロボロ。思わぬ展開にハリーも大暴走を始めるのだった――。『英国王のスピーチ』でアカデミー賞「主演男優賞」に輝き、『裏切りのサーカス』でもシリアスな演技を見せたコリン・ファース。堅物な紳士のイメージが強いコリンだが、本作ではなんとパンツ一丁で歩き回る姿を披露しており、これまでのイメージとはまったく違うちょっとマヌケなダメ男を嬉々として演じている。この由々しき(?)事態の原因は一体何なのだろうか。しかし、アカデミー賞の歴史を追っていくと、その答えがぼんやりと見えてきた。オスカー像を手にした後、俳優たちはこぞってコメディ作品へと出演しているのだ。ジェフ・ブリッジスはコーエン兄弟の『ビッグ・リボウスキ』に、ダスティン・ホフマンは『トッツィー』に出演。トム・ハンクスは、TV番組「サタデー・ナイト・ライブ」の常連であり、そもそもコメディアン出身なのだ。やはりオスカー俳優にとってコメディ映画は一度は通る道のようだ。「コメディはドラマよりも難しい…」と語るコリンだが、今回新たにコメディに挑戦する上で、大切な要素としてこんな分析をしている。「コメディに、優れた脚本は不可欠だ。意外だけど、コメディには神経がおかしくなるほどのシリアスな問題が生じるんだよ。大抵の俳優が同意すると思うんだけど、ヒューマンドラマの方が簡単なんだ。『死ぬのは簡単だが、コメディは難しい』と言った人もいたよ(笑)。コメディは称賛されない。コメディ作品がアカデミー賞を受賞することはめったにないだろ?でも、実は高度な技術が必要なんだ。綱渡りのように危険で1ミリでも踏み外せば落っこちてしまう。ドラマでのミスとは許容範囲がかなり違うよ。ドラマを成功させるには色々な方法があるからね」。本作で新境地を切り開いたコリンの相手役には、“コメディの女王”として名高いキャメロン・ディアス。そして『ハリー・ポッター』シリーズのスナイプ役のアラン・リックマンと『プラダを着た悪魔』のスタンリー・トゥッチが、綱渡りに挑んだコリンの脇をガッチリと支えている。ちょっとお茶目なコリン・ファース…ぜひ観てみたい!『モネ・ゲーム』は5月17日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:モネ・ゲーム 2013年5月17日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開(C) 2012 Gambit Pictures Limited
2013年04月19日フィンランドとスウェーデン、そしてロンドンのアーティストたちの、16のとっておきの庭をセレクトして紹介した本『北欧と英国のアーティストたちの庭』がジュウ・ドゥ・ポゥムより発売。表紙を飾るのは、2012年にヘルシンキで行われたワールド・デザイン・キャピタルで、シニア・コミュニケーション・オフィサーを務めたフィンランドのマーリットさんのお庭。春から夏までの間はクンプラ市民農園のコテージ付きのお庭を住まいにしているそうで、1927年の開園当時から残る、りんごなどの果樹や色とりどりの季節の花々がとてもきれい!イギリスでガーデンデザイナーをしているジニーさんのお庭は、白いウッドデッキが印象的。マウント・エトナ・ブルームと呼ばれる木の、黄色い花とのコントラストもすばらしく、ゆったりとしたひとときを過ごせそう。デッキから続く橋で小さな池を渡った先には、ハーブや草花が彩るナチュラルな空間が。フィンランドでスタイリストをしているアヌさんと、デザイナーのミッコさんのお庭。ふたりはパキラ市民農園の中にコテージ付きのお庭を持ち、子どもたちの学校がお休みのときはほとんどここで過ごしているとか。家庭菜園から収穫した採れたてのルバーブを使い、屋外のキッチンでホームメイドパイを焼いてくれたときの様子も紹介されている。スウェーデンの建築家、オレフさんのお庭は、海沿いから大きな丘の頂上まで広がる、セーデルマルム島の市民農園。子どものころから憧れていたというツリーハウスから眺める絶景には、ご本人も大満足の様子。フラワーガーデンや、ハーブ園、菜園など12ブロックに分けられたお庭からも、そのこだわりがうかがえる。ユニークなデザインの日時計や、陶器の人形、動物のオブジェといったデコレーションもポイント。個性豊かで、アイデア満載のお庭の数々が見られる本書は、インスピレーションを与えてくれるのはもちろんのこと、そのステキな暮らしぶりも垣間みられ、隅々まで楽しめること必至。春におすすめの一冊だ。『北欧と英国のアーティストたちの庭』編著:ジュウ・ドゥ・ポゥム判型:A5変型・本文128ページ・オールカラー定価:1890円発行:ジュウ・ドゥ・ポゥム発売:主婦の友社
2013年04月09日キャサリン妃やリアーナを抜いてあの人が1位に!英Daily Mail紙が発表したところによると、英国人女性がもっともそのワードローブやスタイリングにインスピレーションを受ける、“おしゃれセレブ”で、Blake Lively(ブレイク・ライヴリー)が見事1位の座に輝いた。テレビシリーズ「gossip girl」(ゴシップ・ガール)のセリーナ・ヴァンダーウッドセン役でブレイクし、日本でも人気の高い彼女。ファッションアイコンとして注目されることも多く、パーティーのドレスなども、スタイリスト任せではなく、すべて自分で用意しているともいわれている。ブロンドにモデル並みの抜群のスタイルで、知的な雰囲気も漂わせるところがあり、たしかにその姿はお手本にしたくなるところだ。加えて飾らない笑顔も魅力で、人気の秘密となっている。(IMDbより参考画像)意外とハリウッド志向?!英国といえば、ウィリアム王子と結婚したキャサリン妃が清楚な美しさで人気を集め、そのワードローブも注目されていたが、今回のランキングでは3位に。2位には、歌姫のリアーナがランクインしている。このほか、歌手のRita Ora(リタ・オラ・4位)、Sarah Jessica Parker(サラ・ジェシカ・パーカー・6位)、Kim Kardashian(キム・カーダシアン・8位)、Jennifer Lawrence(ジェニファー・ローレンス・9位)、Beyonce(ビヨンセ・10位)と10位以内に多くのアメリカンハリウッドセレブがランクインした点も特徴的といえるだろう。英国人女性は、おしゃれポイントにおいて、意外とハリウッド志向なのかも。元の記事を読む
2013年03月02日レッドカーペットに映えるペール系がトレンドに世界が注目する恒例、第85回米アカデミー賞の授賞式が現地時間24日、ロサンゼルスのコックシアターで開催された。賞に注目が集まるのはもちろんだが、今年も開場を華やかに彩る、セレブスターらの装いが話題を呼んでいる。大きなトレンドとしては、たっぷりとした存在感のあるドレスで、ホワイト系、ペールカラー系の淡い色調のドレスをチョイスする傾向が強く感じられたところだろう。主演女優賞のジェニファー・ローレンスも、クリスチャン・ディオールが手掛けたホワイトのオートクチュールドレスで、ウエスト部分を強調しつつも、ボトムはたっぷりとしたロマンチック回帰のドレスで、レッドカーペットにもよく映える輝きと存在感をみせていた。個性派には輝き系や強め色調も淡い色調のドレスが主流トレンドとして多くみられ、日本でも人気が高く、HOTな存在となっている、助演女優賞を獲得したアン・ハサウェイもプラダのベビーピンクなドレス。フェミニンでキュートな彼女の魅力が引き立つ装いだった。ほかジェシカ・チャスティンはアルマーニ・プリヴェのヌードカラードレス、シャーリーズ・セロンがクリスチャンディオールのホワイトドレス、エイミー・アダムスはオスカー・デ・ラ・レンタのパウダーブルーカラーなプリンセスドレス姿をみせた。いずれもやわらかく、フェミニンでイノセントな魅力を立たせるスタイルで、今年の大きな特徴であったといえるだろう。一方で、キャサリン・ゼタ=ジョーンズは輝きあふれるゴールドをチョイス。またサルマ・ハエックはダークメタリックなドレスで独特の存在感をみせた。ジェニファー・アニストンはヴァレンティノのレッドドレスを印象的に着こなし。ジェニファー・ガーナーはグッチのパープルドレス姿で、個性をみせた。それぞれの着こなしは、これからのトレンドにも影響を与えそう。春夏ファッションの参考としてもチェックしてみては。元の記事を読む
2013年02月27日今年も華やかな盛り上がりを見せたアカデミー賞授賞式。レッドカーペットの主役はやはり女性だが、フォーマルに身を包んだ男性たちの存在も忘れてはならない。ドレスほどの明らかなバリエーションはないものの、それぞれブランドや着こなしにさりげないこだわりが見える。今年のオスカーで注目を集めた男性陣のファッションをウォッチ!メンズの中でベスト・ドレッサーとして評価が高かった俳優のひとりが、『(500)日のサマー』や『インセプション』、『ダークナイト ライジング』に出演し、日本でもぐんぐん人気が高まっているジョセフ・ゴードン=レヴィット。知的なジョセフらしいスマートなブラック・タキシードに、合せたスリムなボウタイや、シャツの黒ボタンなどこだわりのディテールに個性が光る。『リンカーン』で共演したサリー・フィールドを連れ添って出席した。もうひとり次世代俳優の中でひときわ視線を集めたメンズといえば、エディ・レッドメイン。イギリス出身の彼は、『マリリン 7日間の恋』で注目され、『レ・ミゼラブル』ではマリウス役を好演し、人気急上昇中!「アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQUEEN)」のブラック・タキシードをチャーミングに着こなした。レッドカーペットを一緒に歩いたのは恋人のハンナ・バグショー。プライベートについてはあまり多くを語っていないが、パブリシスト曰く、ここ1年程いいお付き合いを続けているよう。また、『レ・ミゼラブル』で「主演男優賞」にノミネートされていたヒュー・ジャックマンは惜しくも受賞は逃したものの、「トム・フォード(Tom Ford)」のタキシードで“イイ男”オーラたっぷり。同じく同賞の候補に名を連ねていたブラッドリー・クーパーは誰と授賞式に出席するか?というのにも注目されていたが、そのお相手は…お母様!微笑ましい親孝行姿で株を上げていた。(text:cinemacafe.net)■関連作品:第85回アカデミー賞 [アワード] 2013年2月24日(現地時間)、ハリウッド・コダックシアターにて授賞式が開催
2013年02月26日“最高の映画”を決する「アカデミー賞」とは反対に、その年に公開された中で“最低の映画”を決める「第33回ゴールデン・ラズベリー賞」(通称:ラジー賞)の授賞式が23日(現地時間)に行われ、『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン part2』が「最低映画賞」、「最低女優賞」を含む最多7部門を制してしまった。同シリーズはラジー賞の常連でありながら、これまで1度も受賞したことはなかったものの、シリーズ完結編で見事に散る結果となった。同作は全10部門・11ノミネートを記録していた。この『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン part2』で「最低女優賞」を受賞してしまったクリステン・スチュワートは、なんと2日前に足の裏の親指のつけねを深く切ってしまうという事故に見舞われ、ラジー賞翌日の24日の第85回アカデミー賞授賞式には、「リーム・アクラ(REEM ACRA)」の美しいクリーム色のレースドレスに松葉杖という姿で現れるハメとなった。まさに踏んだり蹴ったりとはこのことである。しかし、プレゼンターを務めるクリステンは、助演女優賞を受賞したアン・ハサウェイに呼び止められ、松葉杖でステージに上がるのかと尋ねられると「いいえ、足を引きずってでも歩くわ」と気丈に答え、プロ根性を見せた。クリステンには、ビートニク小説の代表作としていまなお愛されるジャック・ケルアックの小説「路上」を基にした映画『On the Road』(原題)に出演後、新米詐欺師を演じるロマンティック・コメディー『Focus』(原題)、エリザベス・バンクスと共演する『The Big Shoe』(原題)そして『スノーホワイト』の続編撮影が控えている。ぜひ、ラジー賞受賞の汚名を返上してもらいたいものだ。前年の同賞を『ジャックとジル』での1人2役で全部門制覇したアダム・サンドラーの新作コメディー映画『That’s My Boy』(原題)は「最低男優賞」と「最低脚本賞」の2冠を獲得。また浅野忠信の出演で話題になった『バトルシップ』からは、リアーナが「最低助演女優賞」を受賞している。【「第33回ゴールデン・ラズベリー賞」受賞結果一覧】●最低映画賞『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン part2』●最低監督賞ビル・コンドン(『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン part2』)●最低女優賞クリステン・スチュワート(『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン part2』、『スノーホワイト』)●最低男優賞アダム・サンドラー(『That’s My Boy』)●最低助演女優賞リアーナ(『バトルシップ』)●最低助演男優賞テイラー・ロートナー『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 2』●最低スクリーン・アンサンブル賞『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン part2』●最低脚本賞『That’s My Boy』(原題)●最低リメイク・パクリ・続編映画賞『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン part2』●最低スクリーン・カップル賞マッケンジー・フォイ&テイラー・ロートナー(『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン part2』)(text:Mieko Nakaarai)■関連作品:トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン part2 2012年12月28日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2011 SUMMIT ENTERTAINMENT, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.第85回アカデミー賞 [アワード] 2013年2月24日(現地時間)、ハリウッド・コダックシアターにて授賞式が開催
2013年02月25日2月25(月)、ついに授賞式を迎えた世界最大の映画の祭典「第85回アカデミー賞」。様々なセレブたちが詰めかけた、この華やかな戦い。デザイナーの故石岡瑛子遺作となった『白雪姫と鏡の女王』で、今年唯一のノミネートとなった日本人として注目を集めていた「衣装デザイン賞」だったが、惜しくも受賞ならず。受賞を果たしたのは、キーラ・ナイトレイ主演で贈る『アンナ・カレーニナ』のジャクリーン・デュランが初の栄冠に輝いた。文学史上、最も美しく、最も哀しい愛の物語と言われるロシアの文豪レフ・トルストイの最高傑作「アンナ・カレーニナ」を映画化。物語は、19世紀末のロシアを舞台に満ちあふれる美貌を持ち、政府高官のカレーニンの妻であるアンナ・カレーニナ(キーラ)の破滅的な愛に溺れていく姿を描いたものだ。特集:アカデミー賞のBEST(text:cinemacafe.net)■関連作品:第85回アカデミー賞 [アワード] 2013年2月24日(現地時間)、ハリウッド・コダックシアターにて授賞式が開催アンナ・カレーニナ 2013年3月29日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開(C) 2012 Focus Features LLC. All rights reserved. photography by Eugenio Recuenco,Laurie Sparham
2013年02月25日近年、質・量ともに高水準を誇っているアニメ・特撮映画は、アカデミー賞をはじめ、国内外の賞を受賞することも多く、言うまでもなく日本映画の重要な一角を占めるジャンルへと成長した。今年は『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』や『ONE PIECE FILM Z』などの注目作が続々と公開され、劇場に足を運ぶ回数が増えたアニメファンも多かったのではないだろうか。そこで今回は、年の瀬の総決算として「2012年公開のアニメ・特撮映画でもっとも面白かった作品」を女性406名に聞いてみた。>>男性編も見るQ.2012年公開のアニメ・特撮映画でもっとも面白かった作品は?(単一回答)1位『おおかみこどもの雨と雪』 30.1%2位『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』 17.0%3位『劇場版 TIGER & BUNNY -The Beginning-』 12.3%4位『るろうに剣心 明治剣客浪漫譚 新京都編 後編』9.7%5位『映画 ONE PIECE FILM Z』6.8%6位『ももへの手紙』 5.4%7位『マダカスカル3』 4.0%8位『メリダとおそろしの森』 3.3%9位『映画 図書館戦争 革命のつばさ』 3.2%10位 『宇宙刑事ギャバン THE MOVIE 』 2.8%次点 『探偵コナン 11人目のストライカー』2.2%1位は、『時をかける少女』で国内外のアニメの賞を総なめにし、『サマーウォーズ』に続く細田守監督の最新作『おおかみこどもの雨と雪』。親子をテーマにしているだけあって「母親の強さを学んだ!映像も綺麗でよかった」(24歳/金融・証券/事務系専門職)という声が大部分を占めた。感動的なストーリーとともに、宮崎あおい、大沢たかおといったキャストも女性には惹きになったようで1位を獲得。2位は、テレビシリーズはもちろん、前作からも大幅に舵を切った『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』。「予想外の展開にびっくり!」(30歳/その他/その他)というように、予想の斜め上をゆくストーリーはファンのみならずさまざまな考察や議論を巻き起こし、来るべき最終章・第4作へ向けての期待感を大幅に引き上げる仕上がりで、劇場公開後1カ月で興行収入45億円を記録。そして、3位は2011年に放送されたヒーローアクションアニメの映画化作品『劇場版 TIGER&BUNNY-The Beginning-』は、テレビシリーズの第1話と第2話をベースに、新作カットや第2話と第3話の間となる新規エピソードも描いている。やはり女性票が圧倒的で「テレビアニメを全部見ていた自分でも楽しめる内容だった」(23歳/医療・福祉/販売職・サービス系)という声が寄せられている。■総評男性編では2位だった『おおかみこどもの雨と雪』は、ハートウォーミングなストーリーが支持を集め、1位に。興行収入では2位の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』や5位の『映画 ONE PIECE FILM Z』に届かないものの、11月末の時点で観客動員数341万人を突破、興行収入は41.8億円を記録。今年の代表作として挙げる人はこの2作を上回っている。細田監督は制作にあたり「1人の女性が、恋愛・結婚・出産・子育てを通じて自立する過程」を描いたと語っており、2時間で13年間という"時間"を丸ごと描き出すというアニメーションという手法だからこそ実現可能なエンターテインメント作品となった。ニュータイプのヒーローアニメとして話題を集めた『劇場版 TIGER & BUNNY -The Beginning-』も女性人気が高かった作品。現在は第2弾『劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-』の制作が進められており、テレビシリーズのその後を描く完全新作になるという。テレビアニメの劇場版が多くランクインした男性編と異なり、ディズニー作品『メリダとおそろしの森』、ドリームワークス・アニメーション作品『マダガスカル3』もランクインしている女性編は実にバラエティ豊か。年末年始の休日を利用して、ランキング内の見ていない作品をチェックするのもいいかもしれない。(文・塩澤真樹/C-side)調査時期:2012年12月6日~20日調査対象:マイナビ ニュース会員調査数:女性406名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【女性編】『100万回生きたねこ』や『大奥』など12月公開"お正月映画"の中で最も期待度の高い作品ランキング【女性編】No.1ヒーローアニメランキング、1位はあのキャラ!!最新作公開記念! 劇場版『ONE PIECE』ランキングTOP10発表完全版(画像などあり)を見る
2012年12月30日近年、質・量ともに高水準を誇っているアニメ・特撮映画は、アカデミー賞をはじめ、国内外の賞を受賞することも多く、言うまでもなく日本映画の重要な一角を占めるジャンルへと成長した。今年は『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』や『ONE PIECE FILM Z』などの注目作が続々と公開され、劇場に足を運ぶ回数が増えたアニメファンも多かったのではないだろうか。そこで今回は、年の瀬の総決算として「2012年公開のアニメ・特撮映画でもっとも面白かった作品」を男性363名に聞いてみた。>>女性編も見るQ.2012年公開のアニメ・特撮映画でもっとも面白かった作品は?(単一回答)1位『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』 32.7%2位『おおかみこどもの雨と雪』 17.6%3位『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ』前編・後編 10.3%4位『宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』 7.5%5位『探偵コナン 11人目のストライカー』6.8%6位『映画 ONE PIECE FILM Z』6.5%7位『宇宙戦艦ヤマト2199』6.0%8位『機動戦士ガンダムUC episode5「黒いユニコーン」』5.8%9位『009 RE:CYBORG』3.2%10位 『ベルセルク』黄金時代篇I・II 3.0%次点 『アシュラ』2.9%1位は、公開からわずか9日間で200万人を動員した『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』。本作は「かつてテレビで見たエヴァが、新たな表現と映像美でよみがえった!」(25歳/その他/その他)という声のとおり、テレビシリーズ中盤の流れを踏まえつつも大幅に新展開へと舵を切った第2作『破』を経て、まったく新しい第3作となった。テレビシリーズに登場しない使徒や新キャラクターの活躍、そして衝撃の展開はファンだけでなく、その外側の人々も巻き込み、大きな話題となった。2位はアニメファンからの評価が高い『時をかける少女』や『サマーウォーズ』を手がけた細田守監督の最新作『おおかみこどもの雨と雪』。「久しぶりにアニメで泣いた」(26歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)という意見が圧倒的で、主人公・花と"おおかみおとこ"の出会いをきっかけに恋愛から結婚、彼女たちの子供である"雨"と"雪"の出産と子育て、そして成長と自立の13年間を描いた大作。3位は2011年に惜しまれつつ終了したテレビアニメの総集編である『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ』前編・後編。「テレビシリーズの面白さがばっちり伝わってきた」(28歳/情報・IT/技術職)という意見のほか、テレビのダイジェスト版を超えるクオリティを称賛する声も寄せられた。■総評2012年アニメ・特撮映画の注目作品として外せないのは、1位の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』だろう。新劇場版4部作の3作目に当たる本作では、2作目の『破』以上に想像のつかない新たなストーリーが展開され、劇場公開後1カ月で興収45億円を記録し、大ヒットとなった。また、アンケート時期の関係でランキングは6位に終わったものの、尾田栄一郎が総合プロデュース、人気放送作家の鈴木おさむが脚本を務め、12月15日に公開された映画『ONE PIECE FILM Z』も公開10日間で261万人を記録。『ヱヴァ』に負けず劣らずの好調なスタートを切っている。この2つの作品はアニメの枠を飛び越え、日本映画史を塗り替える大記録を達成することは間違いないだろう。原作ありきや、テレビアニメの劇場版がランキングを占める中で、唯一オリジナル作品となった『おおかみこどもの雨と雪』は、細田作品としての期待を裏切ることなく、前作『サマーウォーズ』以上という評価の声もある。また、原作のスケール感を余すところなく伝えた『ベルセルク』シリーズ、特撮としては唯一のランクインとなった『宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』は子供たちとともに往年の特撮ファンを唸らせ、今年を代表する作品と言える。2012年に続き、2013年も注目の話題作が続々公開され、アニメ・特撮ファンには楽しみな1年になりそうだ。(文・塩澤真樹/C-side)調査時期:2012年12月6日~20日調査対象:マイナビ ニュース会員調査数:男性363名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【男性編】『007』『ONE PIECE』『仮面ライダー』など12月公開"お正月映画"の中で最も期待度の高い作品ランキング男性編】No.1ヒーローアニメランキング、1位は誰だ!?完全版(画像などあり)を見る
2012年12月30日