コトハヨコザワ(kotohayokozawa)が、2019年3月19日(火)に、2019年秋冬コレクションを渋谷ヒカリエで発表した。“ナイトアウト後”の楽し気なムードをコレクションにショーの始まりの合図と共に、会場に現れたのは今季のコレクションを思い思いに纏ったモデル全員。腕を組んだり、肩を寄せ合って上機嫌に歩く彼女たちの演出は、夜通しガールズナイトアウトを楽しんだ“後”の楽し気な様子を表現したという。身体はクタクタだけれど、気分はハッピー!そんな楽し気な空気をのせたモデル達のランウェイが、ポップな音楽と共にスタートした。“夏”のムードを感じるニット今季のコレクションを、年末を過ごした南国のタイでアイディアを練ったというデザイナーの横澤琴葉。その夏らしいムードは、ワードローブにも反映されていて、特に秋冬の定番ニットがその好例だろう。ブラックの水着を纏っているように見えるニットセーターは、胸元の谷間まで表現したセクシーな一着。また胸元のポケットにサングラスをかけているように見えるトロンプルイユのニットパーカーも登場した。温かな素材なのに“季節感”を感じさせない、デザイナーの遊び心を感じさせるシリーズだ。タイのグラフィックで彩るワードローブまたタイで見つけたグラフィックを入れた、Tシャツやスカート、パーカー、ワンピースなども登場。もともと何の絵柄だったのか?タイ語でどんなメッセージを綴っているのか?観客たちの中でその本当の意味を見いだせた者は恐らくいないだろう。しかし、レッドやブルー、グリーンなど、複数のポップな色合いで描かれたグラフィックは、コレクションの楽し気な雰囲気とマッチしていることは確かなのだ。コレクションを彩るプリーツまたランウェイで散見されたのは、細かいプリーツを施したワードローブ。一枚でさらりとワンピースを着るモデルもいれば、上から同じくプリーツを施したベストのようなものを纏っているモデルもいる。レイヤードすればするほど、異なる表情が顔を出し、プリーツ素材の面白みが引き出されていく。日常の“モノ”を取り入れた洋服づくり再びコレクション全体を通して感じられたのは、洋服作りの楽しさ。前シーズン、日常の愛用品を使用したコレクションを発表した横澤だが、彼女の“これも洋服にしたら面白いかもしれない!”というポジティブな姿勢は、今季も健在だった。アトリエで余ってしまった布を使用した豊富なリメイクジーンズは、全て一点物。また女性のブラジャーに見立てた、セクシーなバッグなども登場した。
2019年03月22日シュシュ/トング(SHUSHU/TONG)は、「愛してるって言わなきゃ殺す」をテーマにした2019年秋冬コレクションを2019年3月19日(火)に渋谷ヒカリエにて発表した。少女の複雑な心を表す“カワイイ服”テーマになった刺激的な言葉は、戸川純の曲「好き好き大好き」の歌詞からインスピレーションを得たもの。少女が抱いた「好き」なのに「殺す」という、愛と憎悪の表裏一体の想いをデザインに落とし込んだ。“好き”はとびきりの可愛さで「好き」の部分はとびきり可愛く。ロマンティックなAラインやトラペラーズライン、フレアワンピースのシルエットをベースに、フラワーモチーフや煌めくビジューが、溢れんばかりの愛を伝える。スカートにランダムに配された、まるで花のようなギャザーは、穴のあいた部分をギュッと閉じ込めるようにして、2つのリボンを結んで作ったものだ。そこから生まれた大胆なフォルムと、に忍ばせた繊細なチュールが、不安と幸せが往来するような“恋心”を思わせる。“憎悪”はあくまで控えめに好きという気持ちが1番だから、憎悪の感情は表に出しすぎるわけではなくさり気ない部分に表現している。スカートやパンツのヘムは切りっぱなし。パッチワークで配された抽象的な花柄も、それぞれ端が解れていて、荒っぽさが残っている。ハンドペイント風のギンガムチェックもまた、色がかすれた乱雑な雰囲気だ。ブルーやホワイトといった優しいカラーパレットが愛を示すならば、その反対にブラックとレッドの過激なコントラストが憎悪を示す。あどけなさを感じさせるはずのキルト生地のワンピースは黒のベルベットによってダークな印象にシフトした。ただカワイイだけではない、そのフェミニニティは、少女の恋心に見るダークファンタジーへと巻き込んでいく。
2019年03月22日ティート トウキョウ(tiit tokyo)は、2019年秋冬コレクションを2019年3月18日(月)に渋谷ヒカリエで発表。ランウェイには小松菜奈も登場した。夜にかかった虹を歩む物語夜を迎え、1日の終わりに流れる穏やかな時間だからこそ聞こえてくる様々な音。今シーズンはその繊細な音に目を向けた。掲げたテーマは「Voice」。明るく賑やかな昼間には気づくことのなかった、夜のささやかな音が集まることで生まれたドラマティックな物語は、ゆっくりと綴られていく。物語の舞台は虹の上。この世界にはたくさんの住人がいて、身長が高い人もいれば、低い人もいる。これまでのティートの提案にはなかった男性モデルの存在は、その空想の世界をリアルに近づけている。虹の上に広がる新しい世界とその住人水彩の滲みを繊細に表現したスエード、陰のある色とりどりの花柄プリントは、この架空の世界がもつ朧気な雰囲気を匂わせる。そして、ハンドニッティングでつくったカラフルなニットの数々は、物語の朗らかな1ページを感じさせた。ワンピースやワイドパンツなどで見る揺れるようなシルエットがある一方で、対照的なキルティングの硬質的なテクスチャーで構築するAラインのコートやジレも登場する。パッチワークのようにつなぎ合わせたファーのポンチョは、まるで跳ねるような躍動感で、この物語をラグジュアリーかつプレイフルに彩っていく。柔らかな空気感は同じでも、表現するものは“夜に聞こえる音”と同じく多様性に溢れている。そしてそれが、この世界の住人の個性を示しているみたいで面白い。そして、足元は刺激的なネオンカラー。カーキのオールインワンとグリーンのティアードスカートには爽やかなブルー、クラシックなストライプのペンシルスカートには目の覚めるようなグリーン、真っ白なワンピースと柔らかなベージュのシアーワンピースには弾けるようなオレンジをあわせて、虹色に負けないほどの存在感でこの物語の1ページを綴っていた。小松菜奈が前シーズンから引き続き登場前シーズンでもティート トウキョウのランウェイを歩いた小松菜奈。今季もまた登場し、“虹の上の物語”の登場人物となった。水彩画のような淡いブルーのワンピース、幻想的なバラ柄のロングドレス。たっぷりのラッフルをあしらったブラウスといった3つのルックで虹の上を歩いた。
2019年03月21日ジェニー ファックス(Jenny Fax)の2019-20年秋冬コレクションが、2019年3月18日(月)に発表された。ファーストルックはバルーン型ワンピースファーストルックを飾ったのは、ふっくらとした丸みのあるバルーン型のワンピース。通常より内側に設定された袖も相まって、どこかシュールなフォルムが生まれている。足元には今回のショーで一貫して起用した、ボーダーのレッグウェアとクリア素材を用いたサンダルを合わせた。続いて目を惹いたのは、ウエストがずり落ちてしまったかのようなディテールを持つデニムスカート。ミニスカートには、露になったショーツのようなボトムがレイヤードされている。ワンピースやオールインワンはミニ丈ボトムスやワンピース、オールインワンなどはミニ丈が主流で、ロングジャケットの裾を変形させたような仕立てのロンパースや、シャツにレーシーなミニスカートを縫い付けたワンピースなどが続々とランウェイを彩る。異素材ミックスを楽しむスタイリングコーディネートは異なるムードの素材を掛け合わせるミックススタイルを楽しんでいる様子。ハードなケミカルウォッシュのデニムスカートには、レーシーなジャケットを合わせたり、温かみのあるニット素材のフード付きポンチョには、光沢のあるサテンのスカートをスタイリングしたり...といった具合だ。ラストは"赤ちゃん"風ドレスやウェディングドレスショーが終盤に差し掛かると、光沢感のある素材で仕立てられたフード付きドレスが登場。フードは顔を覆うマスクのようになっていて、"赤ちゃん"を思わせるちょっぴりミステリアスなキャラクターが、にっこりと笑みを浮かべている。ラストを飾ったのはウェディングドレスを彷彿とさせる純白のマントドレス。モデルの頭上ではクマのカップルが結婚式を挙げている様子だ。フィナーレには結婚行進曲が響き渡り、どこか不可思議、だけど女の子の大好きなものが詰め込まれた、ジェニー ファックスのショーが幕を閉じた。
2019年03月21日アオイワナカ(AOI WANAKA)の2019年秋冬コレクションが、「Amazon Fashion Week TOKYO」初日の2019年3月18日(月)に渋谷ヒカリエで発表された。女性たちにとっての「休日のご褒美」前回、はじめて「Amazon Fashion Week TOKYO」に参加し、その後、子育てに奮闘するママから仕事に忙しいキャリアウーマンまで、たくさんの女性たちが展示会に足を運んでくれたという。そしてデザイナーの和中は、展示会に訪れてくれた人たちを含め、あらゆる女性の日常に寄り添う服を作りたいという想いをもった。今季のテーマは「休日のご褒美」。和中のあたたかな気持ちをカタチにしたシーズンだ。リラクシングなシルエットがベースとなり、秋冬コレクションらしからぬしなやかなワードローブがメインとなった。例えば、パンツは4タックの超ワイドタイプや、裾にギャザーの寄せたジョガーパンツのようなデザイン。スカートやワンピースは、軽いテクスチャーやアシンメトリーなカッティングで、エレガントな中にもリラクシングなムードを欠かさなかった。ディテールには、ご褒美感を盛り込む一方で、実用性を蓄えている。カフスは長めに設定して、フリルのようあしらったり、あえて肘あたりで二段階に袖を切り替えて、パフスリーブのように転換。あえて腕まくりすることで生まれた、スリムとボリュームの対比的なフォルムの袖は、カジュアルなプルオーバーやパーカーでさえ特別感を演出する。また、実用的な部分を取り上げるならば、多様に用いられたポケットがそうだ。ワイドパンツやサファリジャケットがその好例。ハーネスで取り付けた取り外しできる小さなバッグは、荷物の多い女性のためのちょっとした気遣いから生まれている。もちろん素材も、あらゆる女性たちへの想いから。メインに採用したウルトラスエードは、シルク素材と見まがうほどの軽やかさと滑らかさだが、洗濯も可能という機能性に溢れたファブリック。ニットはローゲージのカジュアルなものがある一方で、シースルーが混合する多彩な編地も採用している。そして、ひと際ラグジュアリーなレース素材は、女性たちの日常をひと際“特別な日”にするドレスとして登場している。
2019年03月21日サトコ オザワ(SATOKO OZAWA)の2019-20年秋冬コレクションが発表された。ヴィンテージの調度品から着想サトコ オザワは、デザイナー小澤聡子によるウィメンズウェアブランド。小澤は世界各地の古い調度品を収集するコレクターでもあり、彼女のプライベートなコレクションをデザインベースとした、大人の女性のためのウェアを提案している。プレゼンテーション形式で発表された最新コレクションにも、そんな小澤が重視し続けている"古き良き物を現代的な視点から解釈する"アプローチが反映された。たとえば繊細なプリーツスカートに採用された、オレンジやブルー、イエローといった色彩が織りなす鮮やかなマーブル模様は、古い書物の背表紙からインスパイアされたもの。シャツに飾ったゴールドのボタンも、重厚感のある花瓶から着想している。"1点もの"を扱う「リクチュール」から発想小澤が手掛けるもう1つのブランド「リクチュール」の本格始動も、今シーズンのクリエーションを紐解く上で欠かせないトピックの1つ。「リクチュール」は、小澤のプライベートなコレクションを再構築した"1点もの"を展開するブランドだ。祖母から母、そして自分へと受け継がれたミンクのファーコートとフランスの軍服をドッキングしたアウターや、祖母が愛用していたレーシーなセットアップをアメリカのミリタリーセーターと組み合わせたトップスなどを取り揃える。メインブランドとなるサトコ オザワにも、この「リクチュール」のクリエーションから発想したアイデアを落とし込んでおり、バックスタイルに上品なレースをあしらったブラウスは、その象徴とも言えるアイテム。ジャケットをリメイクする際、背中にアーム部分を切り貼りすることによって生まれたユニークなディテールを、大人の女性がデイリーに纏うことができる可憐なブラウスの装飾へと昇華した。
2019年03月20日ミューラル(MURRAL)の2019-20年秋冬コレクションが、東京・六本木で2019年3月16日(土)に発表された。テーマは「エバー グリーン(EVERGREEN)」。自然の景色が洋服と出会うと…自然への温かい思いが感じられるキーワードを掲げた今季。ミューラルが発信するテーマはファッションの世界に落とし込まれ、自然モチーフの洋服たちを誕生させた。雪が一面に降り積もる白銀の世界、寒空の下懸命に枝を伸ばす木々。そういった生命力を感じさせる冬の景色が、プリントになって登場している。キラキラ、チラチラ…角度によって表情をコロコロと変えるシャイニーな素材の上で表現されることで、自然のモチーフはより力強く映り、生命力を感じさせる。スポーツスタイルをMIXフェミニンで儚く、ちょっぴり毒々しい。そんな従来のミューラルのイメージを崩すようなパワーをコレクションピースからは感じられた。スポーツ、マスキュリンなど、男性的な要素の強いテイストがパワープッシュされている。スナップボタン付きのプルオーバーアウターやキルティングのロングコート、4つのポケット付きベストなどは、いますぐに冬の雪山へ冒険にいけそうなアクティブなピース。ミディ丈のスリムスカートもキルティング素材で仕立てられ、同素材のウエストポーチとコーディネートされている。ストレートパンツにはドローコードを取り付けて、躍動感をプラスした。海や森を想起させる寒色パンツスーツゆったりとしたスラックスをセレクトしたパンツスーツは、自然由来のカラーリングで。木々の生い茂る森、穏やかな海や空を想起させるグリーンやブルーで染め上げられている。異素材MIXで個性を引き出すまた、異素材をミックスさせることで、洋服の個性を際立たせるアプローチも見られた。首の辺りやショルダーラインにカッティングを入れて変形させたスウェットトップスには、光沢素材をパッチワークすることで、よりユニークに。トレンチコートも一部分に、ジャカードの柄を差し込むことでクラシカルなスタイルを回避。カットソーなどシンプルなトップスには、ニットのアームウォーマーをコーディネートすることで、ベーシックから脱している。
2019年03月19日ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)の2019年冬コレクションが、フランス・パリで発表された。ファッションを通じて“パワー”を発信今季ステラ マッカートニーが捧げたメッセージは「力強いパワー」。女性たちを元気づけたい、パワーを感じて欲しいとの思いからスタートしたコレクションは、力強さとソフトさを重ね合わせた、二面性のあるコレクションになっている。パワーショルダーをアイコンにパワーの象徴として登場したのは、大きく張ったショルダー。ジャケットは肩にパットを入れて張りを出し、ニットトップやワンピースなど、ソフトなテキスタイルを用いたルックは、アームとショルダーを2重構造にしてピンと張った、主張の強いショルダーラインを作り上げている。いずれもウエストをシェイプさせて、肩と腰回りでコントラストを効かせて、特徴的なボディシルエットを作り上げている。スタイルは、パンツスーツ、ロングワンピースなどクラシックな装いに、オールインワンやカーゴパンツなど、アクティブなピースを交えた。カラーもブラウン、ブラック、グレーなどのベーシックカラーに、グリーン、ビビッドブルー、ピンク、イエローなど、テイスト違いのカラーをミックスしている。アーカイブテキスタイルを起用したドレスドレスラインは、クリエイティビティが光るピースが勢ぞろい。ステラ マッカートニーのアーカイブからピックアップした花柄テキスタイルをランダムに配置し、クロコダイル風のエコレザーのリボンとミックスして、アーティスティックな絵柄を胸元にのせた。Tシャツを裂いて仕上げたドレスカラフルなドレスは、個性的なデザインが光る。ヴィンテージTシャツを集めて裂き、リボン状にしたパーツを編み込んで仕上げた、ドラマティックな一品だ。また、今シーズンは、ネブラスカ出身のテキスタイルアーティスト、シェイラ・ヒックスの作り出したアクセサリーがランウェイを彩った。先住民の技法を尊重し、様々な作品を作り上げたシェイラのアートピースは、今季のコレクションのアイコニックなルックと融合し、コレクションの魅力を際立たせた。ハンターとコラボシューズはブーツがメインに。中でも注目は、ハンター(HUNTER)とのコラボレーションフットウェアだ。ナチュラルラバーのソールに、植物由来のソックスインサートを組み合わせたサステナブルなブーツが完成している。
2019年03月14日LUSHの母の日ギフトイギリス生まれのナチュラルコスメブランド「LUSH(ラッシュ)」より、2019年のマザーズデイコレクションが発表されました。2019年3月15日(金)より、全国のLUSH店舗およびオンラインストアで発売されます。LUSHらしさ満点の母の日ギフト今回登場するのは、色鮮やかな花や蝶をデザインしたバスアイテムの数々。春らしく華やいだ気分になれる母の日限定ギフトです。「サンクス」(税込1,950円)は、花と蝶を型どったバスボム2種類がセットに。柑橘の香りでリフレッシュできます。「ワム バム サンキュー マム」(税込2,800円)は、シャワーボム、ソープ、シャワージェルの3点セット。苺のソープは見ているだけで気分が上がること間違いなし。甘いベリーの香りがバスルームに広がります。他にも予算に合わせて選べるギフトがたくさん。今年の母の日は、花束の代わりに花と蝶をモチーフにしたギフトで、感謝の気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社ラッシュジャパンのプレスリリース※マザーズデイ コレクション
2019年03月12日ゴールデンウィークの旅先は決まりましたか?史上もっとも長い連休となる2019年のゴールデンウィーク。どこかに旅行したいなら、クルーズ船はいかがでしょう。今からでも間に合うプランも!日本から発着する路線が増えたことで注目のクルーズ旅。かつては旅程が長く高価な旅スタイルといったイメージでしたが、近年では短い旅程とお手頃な料金で気軽に楽しめるプランが増えています。中でも特におすすめしたいのが、アジアンクルーズ。クルーズ船のよさに加えちょっとした学びがあり、ぜひ子連れで出かけたい旅なのです。15万トンの大型客船は外から見ると圧巻。アジアンクルーズはただ楽しいだけでなく、多様性を学ぶいいチャンス!アクティビティは盛りだくさん!退屈知らずのクルーズ船今回体験したのは、シンガポール発着の『ゲンティン ドリーム』。シンガポールまでは飛行機で行き、シンガポールの見どころを半日観光したのち、夕方から乗船。マレーシアのペナン島を目指してマラッカ海峡を進み、翌日のお昼過ぎに入港、下船します。観光を楽しんだら再び乗船し、アンダマン海をプーケットに向けて航海。3日目はプーケットで半日観光ののち、帰船。翌日は1日シンガポールに向けて航海を続け、4日目の18時に帰港、夜のフライトで日本へ向かい、翌朝に到着というプランです。アジアンクルーズでは初めてのプレミアム客船で、19のデッキ(フロア)に1600超の客室を擁する、まさに洋上のホテルといっても過言ではありません。インテリアも船の中とは思えないほどゴージャス!ダンスショーやロックコンサートまで開催できる本格的なシアターを備えているほか、最上階のデッキにはウォーターパークのような巨大なスライダーつきのプールまで。船内ではさまざまなアクティビティが常に開催されていて、すべてに参加しようとすると忙しくなってしまうほどです。シアターでのショーはかなり本格的で見ごたえたっぷり!どれもこれも無料だなんて、信じられないほどのクオリティ乗船してひと息ついたら、まずは船内スケジュールをチェック。室内に毎朝配られる船内新聞に掲載されていて、その日にどこでどんなイベントがあるのか網羅しています。予約や事前に参加登録が必要なものがあれば、初日に入れておくのが無難。わからないことは日本人スタッフに聞くことができるので、安心感もあります。ウェルカムパーティーに始まり、初日からアクティビティがぎっしりですが、最後まで疲れ知らずで遊ぶためには、のんびりする時間を組み込むのがおすすめ。船内のレストランやバーなどの飲食店の数は35にものぼるので、どのレストランに行くかをあらかじめプランしておくのもいいでしょう。なにしろ、朝食だけでも無料で利用できる(乗船料金に含まれている)レストランが3か所も。ビュッフェスタイルだけでなく、コースで供される本格中国料理も含まれているとあって、全部を制覇したくなることは請け合いです。船室はバルコニーつきの”外側”と、窓のない”内側”がある。内側の部屋でも、基本的には室内以外の場所で過ごすことが圧倒的に多いので、外が見えないことはほとんど気にならない朝食ビュッフェにも”学び”がその朝食ビュッフェで、なかなか感動的だったのはメインダイニングのひとつ『リド』。広々と開放的な雰囲気のカジュアルなレストランです。料理の品数が多いのがとてもうれしいのですが、よく見るとイスラム教徒向けのハラルや、ヒンズー教徒に多いベジタリアンなどのほか、ジャイナ教などふだんあまり耳にしない宗教による食文化に対応したメニューがそろっていて、非常に興味深い内容。実際に多様な食文化を背景とする人々が乗船しているので、並びながら近くにいる人に「これは何ですか?」「どのように食べるのですか?」なんて聞いてみるのもおもしろそう。これだけたくさんの食文化が一堂に会するのはアジアンクルーズならでは。さまざまな食文化体験ができるので、子どもと一緒に、ぜひいろいろ試してみたいものです。寄港地であるタイやマレーシアの代表的な料理のほか、宗教に配慮したものや洋食、中華などとにかく種類が豊富なことに驚かされるまた、数あるアクティビティの中でも印象深かったのは、ブリッジツアー(要予約)。操舵室を見学することができるだけでなく、オペレーションルームの中をキャプテンや上級船員に案内してもらえるオプション(有料)もあり、15万トンもの巨大なクルーズ船がどのように運航されているのかを間近で見ることができます。当然のことながら「面舵いっぱ~い!」の世界ではなく、たくさんの機械に囲まれたブリッジに入ってみるだけでもかなりの興奮!乗り物好きな子どもだけでなく、機械好きな子にも喜ばれるのではないでしょうか。ゴールデンウィーク向けプランも今回は3泊5日(帰国便機内泊)の短いクルーズで、2日目はマレーシアのペナン島、3日目はタイのプーケットに寄港、それぞれの街で下船して観光を楽しみました。1日ごとに違う国を体験するというのもクルーズならではのお楽しみですが、実は下船せずに船内で楽しむのもOK。無料レストランも営業していますし、船内アクティビティも開催されています。多くの人が下船するので、プールなどもすいているのがうれしいところ。特に小さな子連れなら、のんびりできるのでおすすめです。ゴールデンウィークにはこの短いプランの代わりに8日間のプランが登場。南シナ海をクルーズするコースで、マレーシアでもっとも美しいとされるレダン島や、近年開発著しいカンボジアのおしゃれリゾート・シアヌークビルなどに寄港します。なかなか行けない旅先ゆえ、こちらもとても気になるところ。一度乗ったら必ずまた乗りたくなるのがクルーズ船。ゴールデンウィークには、ぜひ!船の詳細:予約:(写真はすべて©岩佐史絵)<文・写真:フリーランス記者岩佐史絵>※写真はすべて©岩佐史絵
2019年03月09日日本ブランド「シクラス(CYCLAS)」が、パリコレクション公式スケジュールにて、2019年3月5日(火)に2019年秋冬コレクションを発表した。パリコレ公式スケジュールデビューシクラスは、2016年シーズンよりスタートしたクリエイティブディレクター小野瀬慶子による日本のファッションブランド。これまでパリコレクション期間中に、プレゼンテーション、ミニショー形式なので新作を発表していたが、今季は公式スケジュールにてランウェイショーを開催した。会場はパレ・ド・トーキョー。相反する要素を持つ現代女性へ知的で大胆、フェミニンでありながらも男性的な要素を持つ。相反するキーワードを並べ現代女性の姿を描いてきた、小野瀬慶子。パリショーでもこれまで同様に、素材・シルエット・カラーリングなどにこだわりを効かせ、相反する要素を共存させたモダンな女性像を描き出す。シンプルの中に異素材でアクセントを一見シンプルなウールのロングコート。大人の女性に相応しいエレガントなアウターであるが、ここに異素材をミックスすることで遊びを加える。ウエストのベルトは、毛足の長いファーやハードなレザーで仕上げることで、枠にとらわれないアグレッシブな姿を表現する。コントラストの効いたスタイリングまた、コーディネートでも素材のコントラストを強調させたものが多かった。ニットトップにテクニカル素材のアウター、シルクのブラウスに起毛のVネックトップなど。ファブリックのテクスチャー、光沢などで対峙させるだけでなく、ベーシックカラーに、サフランイエローやバイオレット、ライトグリーンなどの鮮やかカラーを投じて、面白みを加えているものもあった。アイテムは、男性的なピースはフェミニンに、女性的なピースはマニッシュに仕立てているものも見られる。トラウザー&白シャツという紳士定番のスタイルも、白シャツをロング丈にしスリットを入れてチュニック風にアップデート。ライダース風のレザージャケットも、アームラインを丸くし、淡いベージュカラーで仕上げることで甘さをプラスしている。シルエットはロング&ボリューム。ゆったりと着られるリラクシングなサイズ感が気分だ。シューズもフラットフォームや太いヒールのパンプスで、履きやすさにこだわったものが多い。スパンコール、ファーなど、シューズでは敬遠されがちな個性的なファブリックを使っている点も興味深い。
2019年03月08日セリーヌ(CELINE)の2019-20年秋冬コレクションが、フランス・パリで2019年3月1日(金)に発表された。新セリーヌウィメンが誕生エディ・スリマンによるセカンドシーズンは、デビューショーとは“印象の異なる”新しいセリーヌウィメンのスタイルを提案。エディがクリエーションを進めるにあたり探求したのは、セリーヌの歴史だった。シンボル「トリオンフ」だらけの洋服&小物一つは、1972年に生まれたセリーヌのシンボル「トリオンフ(TRIOMPHE)」。非対称のCが並んだような特徴的なマークは、凱旋門を囲むチェーンをモチーフにしたもの。今季は“セリーヌ印”と言わんばかりに、洋服、バッグ、小物、さらに革小物にまでこの「トリオンフ」を取り入れた。創業時の馬具モチーフのアイコン「モルス」が復活もう一つは、さらに歴史を遡り、子供の靴店として誕生したセリーヌの創業時からピックアップ。ブルジョワのキッズたちが好んで履いたというセリーヌのシューズのディテール「モルス(MORS)」を現代に蘇らせる。これまで様々なデザイナーが、セリーヌの歴史を繋いできたが、この馬具をインスピレーションにした「モルス」を復活させたのは、エディが初めてだという。いまの女性が着やすいデイウェアセリーヌの歴史をヒントに作られたのは、ブランドに伝わるアイデンティティを保持しながらも、現代の女性たちが着やすいウェアラブルなピースだ。シャツやデニム、メンズライクなジャケットなど、デイリーに取り入れやすいデザインが揃っている。スタイルは大きく分けて3種類。いずれも、過去のセリーヌの広告ビジュアルなどのスタイルを参考に生まれたものだ。70年代後半のパリジェンヌたちが好んだ、テーラードのジャケットとプリーツスカートのコンビ。フェミニンさを加えたシックなルックは、当時の趣は持ちながらも、ティアドロップのアイウェアを合わせるなど、ウィットに富んだアイデアで咀嚼され、モダンなデザインに進化している。「カレッジガール・スタイル」と称されたスクールガールイメージのルックは、より日常的に着こなしやすいデニムパンツ、スタジャン、レザーのジャケットなど。どれも膝上のニーハイブーツを合わせて、クールに着こなすのが新生セリーヌ流だ。フィナーレにかけて登場したのは、イブニング、カクテルドレスなどのピース。デビューコレクションでも見られた、アトリエの職人たちの繊細な技術が生かされたドラマティックなドレスが揃う。中には、 1,200時間9人の職人によって作られたクチュールピースも登場している。
2019年03月08日アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)の2019-20年秋冬コレクションが、フランス・パリで2019年3月4日(月)に発表された。北のイギリスを旅して…今シーズンは、クリエイティブ・ディレクターのサラ・バートンが生まれた英国の北エリアが着想源。豊かな自然に溢れ、ファッション関連の工場が連なるスポットに、アトリエチームが実際に訪れ、目にしたもの、学んだ技術などをインスピレーションに、クリエーションを始めた。ファッション工場で見た知識をテーラードに落とし込む工場エリアで得たテキスタイルの知識。職人たちの繊細な技術は、テーラードスーツに落とし込まれた。素材はもちろん英国産で、驚くほどやわらかな肌触りのカシミヤや薄く軽いフランネル素材を使ってスーツを仕立てる。スリムなボディに組み合わせたのは、流れるのようなアシンメトリーなライン。男性的な装いに流動的なアクセントを取り入れることで、女性らしさを引き出している。“人工的アクセ”でパンチを効かせる工場の機械が着想源となり、シルバーのハードなアクセサリーが生まれた。クラシックなスーツ、ドレッシーなワンピースには、ハードなシルバーチョーカーをプラス。また、英国ならではのアイデアで、パンクの要素も取り入れ、ドレスにハーネスやスタッズベルトを組み合わせる。豊かな自然を表すローズ豊かな自然が広がる北のイギリスを想起させる、ローズのモチーフも印象的だ。ふわっと広がったフレアドレスには、ローズのモチーフをまんべんなくプリント。ダークなカラーリング仕上げることで、寒い北の地域の雰囲気までもファッションの中に落とし込む。フィナーレにかけて登場したドラマティックなドレスは、まさにローズそのもの。テキスタイルを花びらのように重ねて、芸術品のようなピースを完成させている。マニッシュ×フェミニンのMIXコーデコットンポプリンのホワイトドレス、テープ状のフリルを全面にあしらったロングドレス、一度編んだニットをほぐし、ボーダー状の透かし模様に仕上げたニットドレス。今季は女性らしいデザインのドレスが多く、ショルダーをカットオフして肌みせしたり、センシュアルなディテールも見られた。一方で、フットウェアはザ・イングランドのパンクテイスト。ほぼすべてのルックには、ボリューミーなブーツが組み合わせられていて、パンチの効いた着こなしが提案されている。
2019年03月08日A.P.C.(アー・ペー・セー)の2019-20年秋冬コレクションが、フランス・パリで2019年3月4日(月)に発表された。キッチンをキーワードに、アトリエでショー開催A.P.C.のショーがアトリエにカムバック。ここ数シーズン別のスポットを会場にしたランウェイショーが続いていたが、今季はホームで再びショーを開催。吹き抜けになった会場上では、A.P.C.スタッフがショーの様子を覗いているなど、温かみのある雰囲気が広がっていた。コレクションのキーワードは「キッチン」。落ち着きや安らぎをもたらすキッチンのイメージをファッションに落とし込んで、リラクシングな雰囲気を作る。ショーの始まり前には、デザイナーのジャン・トゥイトゥのスピーチが行われ、ファッションを通して新しい何かを起こしていきたいというメッセージが伝えられた。他のアーティストと“調理”した限定ピースもまた「キッチン」のキーワードから派生して、他のアーティストと“調理”する共同製作も実施。A.P.C.で長年スタイリングを担当しているスタイリストのスーザン・カラー(Suzanne Koller)、ブレイン デッド(BRAIN DEAD)とタッグを組んだファッションピースも交えて、新しいA.P.C.流ファッションを届ける。スタイルは、シンプルでクラシック。落ち着きのあるカラーリングで仕上げた、ジャケット、シャツ、ワンピースなどオーセンティックなアイテムを主役にしている。そこにアクセントを加えるのが、色鮮やかなピース。パキっとイエローのベルベットトップスやネオンピンクのハイネックトップスなどが、アクセントカラーとなり遊び心をプラスする。また、ブラックレザーを積極的に取り入れたのも印象的。プリーツスカートのセットアップやノーカラーコートなど、上品なアイエムを黒革で仕上げることでシャープな印象に昇華させた。共同“調理”ピースも登場ブレイン デッドと共に作り上げたのは、ストリート色の強いポップなデザイン。胸元にグラフィックパッチを配したボアのベストは、重ねるだけで、フレンチシックを中和させる刺激的なピースだ。A.P.C.のアイコン・デニムを使ったジャケットには、前面にテキストを配置。また、Suzanne Kollerとはカーキのパーカーと、djellabaと呼ばれるダークネイビーのロングコートを作り上げた。カジュアルに着れるロングドレスでフィナーレラストにかけては、カジュアルに着こなせるロングドレスを提案。エレガントなストレートラインを描くドレスにはコットン地を使用し、小さな小花柄を散りばめることで、温かみのあるデザインに仕上げている。
2019年03月08日アニエスベー(agnès b.)は、メンズ・ウィメンズの合同ショーで2019-20年秋冬コレクションをフランス・パリで2019年3月4日(月)に発表した。「カーディガンプレッション」を男女で着こなすメンズ・ウィメンズの合同ショーでは、性差を越えたファッションの楽しみ方を提案する。特徴的なのは、男性モデルと女性モデルが同じデザインのアイテムを着用していること。40周年を迎えるブランドのアイコン「カーディガンプレッション」は、男女どちらも様々なアイデアで着こなしている。カーディガンの中にインナーを忍ばせ、首元でカラーコントラストを効かせたルック。パープルのカーディガンに、ブルーのコート、ネイビーのトラウザーを合わせて、クールなスタイルを披露。同じアイテムでコーディネートしても、男性が着るとシックに、女性が着るとポップに見えるのがユニークだ。ストリートのエッセンスを取り入れて、シャツ&カーディガンプレッションの上にフーディコートを重ねたスタイル。さらにキャップを取り入れて、プレイフルに着崩した。ロング丈にしたカーディガンプレッションは、ボーダートップス&ミニスカートを組み合わせて、フレンチシックにスタイリング。フーディ付きの進化版カーディガンプレッションも登場している。アフリカ出身の写真家の作品を再現アフリカ出身の写真家マリック・シディベからインスピレーションを得て、彼の作品を模した男女のルックは合同ショーならではの演出。女性はノースリーブドレスを、男性はホワイトのセットアップに白シャツを組み合わせ。マリック・シディベの作品のように、ランウェイでは2人のモデルがカップルのように楽しく踊る姿も見られた。美しい風景をファッションでも楽しむアニエスベーのプリントシリーズには、アニエスべー本人が撮影した冬の美しいシーンを起用。青空に向かって枝を伸ばす木々や夕陽の落ちる水面、寒風に吹かれながらも、目に入るとほっと安心できる美しい風景が切り取られ、ドレスやスカートなどで花を咲かせている。
2019年03月08日「あべのパンコレクション2019」が、大阪・あべのハルカス近鉄本店 ウイング館9階催会場にて開催される。期間は2019年3月20日(水)から26日(火)まで。「あべのパンコレクション2019」には、“47都道府県のパン”が集結。中部地区最大のパンイベント「パンマルシェ」のプロデューサーである石臥博代がセレクトした街のパン屋など、日本全国から約100ブランド、約1,300種類のパンが会場に登場する。注目は、初登場となるあべのハルカス近鉄本店限定コラボレーションパン。大阪のブーランジェリー グゥとリコ・エ・ベロがタッグを組んだ「牛肉の黒胡椒と赤ワイン煮のパニーノ」や、兵庫のケルン、ニック、ランドメイドがコラボレーションした「神戸ポークソーセージのカスクート」「ローストビーフカツサンドイッチ」などを味わうことができる。会場で出来たてが食べられる実演販売も実施。長崎のパンプラスによる「壱岐牛カレーパン」や岡山のシャノワールが作る「クロワッサン」を楽しむことができる。全国500種類以上の地元パンを食べ歩いた「地元パン手帖」の著者、文筆家・甲斐みのりがプロデュースする地元パンコーナーも登場。富山・パンのさわやの「コーヒースナック」や、滋賀・つるやのサラダパンなど、約60種類の地元パンを日替わりで展開する。また、噛んで味わうことができるほど濃厚な、クラムスバナナの「濃厚バナナドリンク」や「冷やし獺祭甘酒バナナドリンク」といった、パンと好相性のドリンクも特集する。【詳細】「あべのパンコレクション2019」期間:2019年3月20日(水)~26日(火) ※最終日は17:00閉場。場所:あべのハルカス近鉄本店 ウイング館9階催会場住所:大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43TEL:06-6624-1111(代表)メニュー例:・大阪<ブーランジェリー グゥ>×<リコ・エ・ベロ>牛肉の黒胡椒と赤ワイン煮のパニーノ 1個 864円・兵庫<ケルン>×<ニック>×<ランドメイド>神戸ポークソーセージのカスクート 1個 972円/コーヒー 1杯 324円/ローストビーフカツサンドイッチ 1箱 1,620円・長崎<パンプラス>壱岐牛カレーパン 1個 701円・岡山<シャノワール>クロワッサン 1個 210円他※価格は全て税込。
2019年03月07日ユニクロ(UNIQLO)とジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)の協業によるコレクション「UNIQLO and JW ANDERSON」の3シーズン目となる2019年春夏コレクション新作が、3月8日より全国のユニクロ店舗&オンラインストアで発売される。一般発売に先駆けて、前日にはプレビューが行われた。今シーズンは、英国のオーセンティックなスタイルをモダンにアップデート。ユニセックスでそろうベーシックなアイテムをレイヤードしたり、リバーシブルで着用したり、さまざまなスタイリングが楽しめるコレクションで構成される。ユニクロ銀座店の最上階12階では、「UNIQLO and JW ANDERSON」のフルアイテムを展開し、まるでショプインショップのような空間が表現されている。ウィメンズは、ボーダーのラッフルワンピースやタンクトップ、リネンスカーフなどマリンテイストなアイテムをベースに、全14アイテムの展開。フード付きのクロップドブルゾンとキュロットのセットアップ、また、JW ANDERSONのランウェイに登場したペイズリー柄にアレンジを加えたテキスタイルでのワンピース、ブラウス、スカートも登場する。シーズンビジュアルのモデルが、ベイズリー柄ワンピースに合わせたリバーシブルのトレンチコートはなかでも人気アイテムの予感。カラーは2色展開で、ベージュの裏地はピンクがベース、ネイビーはブルーがベースのチェック柄で、内側と外側で全く雰囲気の違ったスタイルが楽しめる欲張りな一着。リバーシブルトレンチコート(1万4,900円/全2色)、ギャザーワンピース(4,990円/全3色)、ソックス(390円/全6色)ラッフルネックブラウス(2,990円/全3色)、ラッフルスカート(3,990円/全3色)、タキシードロングシャツ(2,990円/全4色)メンズは、単色×チェック柄のリバーシブルブルゾン、ストライプのTシャツ、サマージャケットとドローストリングパンツのセットアップなど、組み合わせ自由なアイテムがラインアップ。昨シーズン人気を博したバケットハットはリバーシブルで、ストライプ、タツノオトシゴ、 フラワープリントの新柄が登場する。また、著名なラグビー選手だったジョナサン・アンダーソンの父に由来するモダンな配色のラガーシャツも今シーズンのアイコニックなアイテムだ。メンズにも登場するリバーシブルのコートは、大きめのフードがポイント。ネイビー×ベージュ、ネイビー×イエロー、カーキ×グリーンの全3色展開で、Sサイズはウィメンズが着るのもあり◎リバーシブルフーデッドコート1万2,900円/全3色)、エクストラファインコットンブロードシャツ(2,990円/全2色)、イージードローストリングパンツ(3,990円/全4色)価格帯は、ウィメンズのアウター4,990円から1万4,900円、パンツ・スカート2,990円から3,990円、ブラウス2,990円、ワンピース2,990円から4,990円、メンズのアウター2,990円から1万2,900円(一部ユニセックス)、パンツ2,990円から3,990円、シャツ2,990円、カットソー1,500円から3,990円、ジャケット6,990円、ユニセックスのグッズ390円から3,990円。
2019年03月07日クロエ(Chloé)の2019-20年秋冬コレクションが、フランス・パリで2019年2月28日(木)に発表された。オーロラを追い求める旅旅をキーワードに様々なクリエーションを展開するクロエだが、今季は、オーロラの広がる大地やロストフォレストへ歩みを進めた。絶景が望める一方、人には厳しい寒冷な地域。自然の美しさと厳しさを同時に感じられる地に足を踏み入れる、勇敢な女性像を描き出す。男性的なアウターが描く、勇敢な女性像寒冷地への旅に向けて用意したのは、暖かいアウター。勇敢なクロエガールにふさわしいマニッシュなデザインを基調としている。ウールとニットをコンバインさせたロングコートは、どことなくミリタリーな雰囲気も醸し出す。ファー付きのMA-1やチェック柄のダウンジャケット、ムートン、そしてクロエ自慢のケープも用意している。男性的な装いから派生して、ユニフォームのエッセンスも様々なピースから見て取れた。細身ラインのニットワンピースやトップスには、制服の定番モチーフであるアーガイル柄が刻まれている。グラフィックに隠された3つのキーワード今季のキーワードとして挙げられたLOVE、NATURE、commitmentの3ワード。これを表現するピースとしてグラフィカルなプリントのTシャツが登場。豊かな自然で佇む男女のカップルやペガサスのモチーフが、ファンタジックに描かれている。同時に、カップル・ペガサス・自然の絵柄は、トワルドジュイ風のデザインとなり、ブラウス上でも表現された。フェアリーなドレスでフィナーレへフィナーレにかけては、序盤とは一転フェミニンなウェアが勢ぞろい。フェアリーのイメージを投影したというドレスは、刺繍やプリント様々な手法で花々が描られている。スカート部分は、上下左右非対称的なアシンメトリーなシルエットが特徴で、今季はサイドにノットを配したデザインを提案。柔らかな素材をノットで調整することで、より流れるような美しいシルエットが表現されている。
2019年03月07日sacai(サカイ)の2019-20年秋冬コレクションが、フランス・パリで2019年3月4日(月)に発表された。ボリュームアウターの量感をコントロール今季のsacaiは、シルエットに緩急をつけたボリュームアウターが主役だ。ダウンや厚手のウール、さらに暖かさの象徴でもあるニットなど温かみのあるファブリックを起用。レングスも長めに整えて、寒風から身を守ってくれる女性に優しいピースを完成させた。シルエットは、ふわっと広がったAラインが基本。ふっくら厚みのある素材をAラインにそのまま取り入れてしまうと”大きくなってしまう”が、そこはベルトやギャザーなどによって女性らしいシルエットを形成。太いベルトやロープでウエストをシェイプさせたり、バッグスタイルにギャザーを寄せて、女性らしい砂時計型を作り出したり、メリハリのあるシルエットが印象的だ。遊び心あふれるディテールまた、ボリュームアウターというキャンバスには遊び心のある装飾で、個性という名の色を添えた。ピーコート風のウールコートは、胸下でカットアウトしジップを配して、ボディそのものをアンバランスな姿に変換。ダブルのウールコートには、ビックサイズのポケットを胸元にのせた。ヘムラインや袖口に異素材を配してフリルのようなふわっと広がったフォルムに仕上げているものもある。カラフルペインティングがアクセントにスタイルは、sacaiらしいテイストミックス。ミリタリー、ワーク、エスニック、スポーツ、クラシックなど、様々なスタイルが一つのガーメントの上で重なり合う。カラーはモノトーンやアースカラーなど、落ちつきのある色彩がメインだが、鮮やかなカラーを散りばめられたペインティングでアクセントを効かせている。
2019年03月07日ハイダー アッカーマン(HAIDER ACKERMANN)の2019-20年秋冬コレクションが、フランス・パリで2019年3月2日(土)に発表された。昨シーズンより合同ショーをスタートしたブランドは、今季も引き続きメンズ・ウィメンズの新作を同時に見せる。黒・白・赤たった3色で作る個性あふれる世界今シーズンは、シックなブラック、ピュアなホワイト、そして情熱的なレッドの3色がメインカラー。ほぼほぼ全てのルックがこの3色によって構成され、組み合わせ方や模様、モチーフの配置の位置を変え多数のデザインを作り出す。カラーブロックのように左右、前後で色を変えたロングコートや、袖口のみ赤を差したホワイトのオーバー、アームラインのみ赤色に染めたブラックのジャケットなど、色の配置を変えることで個性を引き出したルックたち。同じ3色を使いながらも、チェッカーフラッグモチーフをあしらったジャケットやシャツ、ストライプ柄のロングコートなど模様を組み合わせてアレンジしたルックもある。立体ディテールでスリムジャケットに動きをプラススーパースリムな細身パンツにタイトなジャケット。おなじみのハイダー アッカーマンのユニフォームは、折りを使ってアレンジ。胸元のテキスタイルを折り紙を折るように手を加え、立体的なモチーフを施したジャケットは、コンパクトな空間に遊び心のある動きを加えている。ボリュームアウターが充実反して、ハイダー アッカーマンらしい“スリムユニフォーム”と対峙させるように、オーバーサイズのピースも多く提案された。腕周りもゆったりと取ったドロップドショルダーのコートや、羽織り風の総柄コート、肩周りに丸みのあるウールコートなど、ゆったりとしたアウターが揃っている。
2019年03月06日コンバーストウキョウ(CONVERSE TOKYO)が、2019年春夏シーズンより、ミュベール(MUVEIL)とコラボレートしたウィメンズのカプセルラインをスタート 。ファーストコレクションとなる今回は、ミュベールが2018年春夏コレクションとして発表した『Wish Upon a Star -星に願いを-』の続編をコンバーストウキョウのフィルターを通し、新たに表現。アイテムは、2月下旬より展開が開催されている。 オフィシャルサイト:
2019年03月06日トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)は、2019年春コレクションをフランス・パリで2019年3月2日(土)に発表した。シャンゼリゼ劇場が、一晩限りのディスコにモンテーニュ通りのシャンゼリゼ劇場が、一晩限りトミー ヒルフィガーのディスコへと様変わり。ブランドカラーであるレッド、ブルー、ホワイトのネオンでランウェイは囲まれ、エキサイティングな空間が広がっていた。70年代を象徴する「ローラースケート」今季の着想源は70年代。ファンキーなディスコミュージックとともに、ファッションショーの前には、ダンサーたちのパフォーマンスを実施。足元には、70年代の象徴の一つであるローラースケートを纏い、思い思いに“踊り狂う”男女たちが入り乱れる。そこから70年代への“タイムトラベル”がスタート。女性たちの日常に寄り添う多様性のあるルックコレクションでは、オフィス・余暇・パーティーまで、様々なシーンに寄り添ったアイテムを展開。モデルの体型も様々で多様性に富んだ世界観が表現されている。ボーダー&ストライプがキーモチーフ多用されたのはボーダーやストライプなどのグラフィカルパターン。バーガンディ×ホワイト、ブラック×ホワイトのシックなカラーリングの模様がロングドレスやインナートップス、スイムウェアの上にのっている。トミー ヒルフィガーのアイコニックなデニムから、濃淡異なるデニム地を引っ張り、ストライプ柄に仕上げたパンツも登場した。ディスコナイトにぴったりなグリッターカラーまた、ディスコシーンに相応しい“キラキラ”と輝くメタリックカラーも印象的。ストライプ柄のグリッターパンツやミディ丈のスカート、ラメ入りのジャンプスーツなどが提案された。“すぐ買える”see now buy nowを実施ショーではアメリカのシンガーソングライター、ゼンデイヤ(Zendaya)とコラボレーション。フィナーレにゼンデイヤ本人がランウェイに現れ、パフォーマンスする姿も見られた。なお、トミー ヒルフィガーはこのショーでsee now buy nowを実施。ショー会場では、Tシャツやローラースケートが販売されていた。
2019年03月06日メゾン マルジェラ(Maison Margiela)の2019-20年秋冬「デフィレ」コレクションがフランス・パリで発表された。「デカダンス」をテーマに“本質”を追求コレクションの起点は、先に発表されたオートクチュール・アーティナザルコレクションから。「デジタル デカダンス」をテーマに、情報飽和の現代を表現したコレクションでは、一面鏡張りの空間で、どれか現実でどれが虚構であるか…本物のわからないカオスな空間を作りだした。対峙させるように生み出したのが、この2019-20年秋冬「デフィレ」コレクション。カオスな空間からカッティングなどの技術を使って、あらゆるものをそぎ落とし、純粋なもの=本質を突き詰める。このプロセスを「デカダンス」と呼び、コレクションのテーマに定めた。3Dから2Dへ変化させた洋服1つのアプローチとして、人が袖を通すことを考えて立体的に作られる、洋服の作り方そのものにもメスを入れた。アイテムは3Dから2Dピースへ変化。厚手のニットはふっくらとしたテキスタイルを潰し、平面的なニットに。フラットカットと呼ばれる手法で仕立てられたドレスは、前面と後面をピタッとくっつけたような平たい形に変化している。紳士服・婦人服の境界を取り払うまた、パンツ、スカート、コートなど洋服のカテゴライズを取っ払い洋服そのものと向き合う手法がある。本来男性のトラウザーであったものは、着る位置を移動させてケープドレスに変身。袖口のボタンなどのディテールに、元の形の余韻を残したジャケットも、ドレスへと様変わりしている。洋服の概念そのものを取り去ることで、紳士服・婦人服の線引きさえも消し去っていくのだ。洋服が持つ二面性前後で印象を変え、どちらが本物の服であるか揺さぶりをかける視点もあった。正面から見ると、フェルトやウールのヘリーボーンなど、紳士服に見られるオーセンティックな素材でできているのに、背面ではピンクフラミンゴをモチーフにしたエキセントリックなプリントのネオプレンを起用。二面性を持たせることで、洋服そのものをきちんと見る視点を持つことを訴えかける。
2019年03月06日ジュンヤ ワタナベ・コム デ ギャルソン(JUNYA WATANABE COMME des GARÇONS)の2019-20年秋冬コレクションが、フランス・パリで2019年3月2日(土)に発表された。お人形モデルがペアで登場今季は”双子ルック”のモデル2名が同時に登場し、2つのデザインを一緒に見せる演出を実施。モデルたちは”ぐりんぐりん”の巻き髪をツインテールにして、まるでお人形のようだ。花柄ワンピースをどう着る?キーピースとなるのは、色とりどりの花々をのせたロング丈のワンピース。軽やかな風を運ぶフレアシルエットのもの、クラシックな印象のプリーツタイプなど、様々なスタイルで提案されているのだが、”何か”が変わっている。どのワンピースも2つのワンピースがドッキングされていて、前後でまたは左右で違う柄、形のワンピースが顔を出している。正面から見ると2枚のワンピースを重ね着しているようだが、バックスタイルをみると、1枚のワンピースになっていたり、見る角度によって驚きがある。中盤からは、ワンピースだけでなく、アウターやニット、スウェットトップスなど、様々な種類のファッションアイテムと花柄ワンピースが交わる。前からから見るとレイヤードしているのに、後ろではセパレートしていたり、やはり見る角度によって表情が違うのが特徴だ。共通しているのは、いずれも洋服をリメイクしたような温かみがあること。MA-1やダブルのコートなどは、2人のモデルが表と裏、リバーシブルで着用。表では、ワンピースの上にアウターを重ねているのに、裏を返すとアウターがワンピースのインナーになっていたりと、洋服をひっくり返すことで、アイテムそのものの役割も変わっている。足元はウエスタンブーツで統一。柔らかさのあるウェアが続いた今季、フットウェアで統一。スタッズをたくさん取り付けられていたり、ブランドらしいパンクな雰囲気を感じられた。
2019年03月06日2019年夏、RMKより「THE NEW LIP COLLECTION」が登場。約4年ぶりとなるリップコレクションのテーマは「Color Summer Kiss」。リッチな夏の恋を連想させる高発色のルージュが、薄着の季節に色を着せます。マット・ブライト2つの質感で、夏の訪れをより盛り上げてくれるはず。【2019年4月19日(金)新発売】RMK 2019 THE NEW LIP COLLECTION― Color Summer Kiss ―撮影:GODMake.薄着になる夏。そんな季節は唇へ色をのせたくなるもの。RMKよりこの夏新発売するのは、ワンストロークで唇へと色を加えるリップコレクション。マット・ブライト、2つの質感でまばゆい陽射しが唇へと注ぐ、その瞬間を輝かせます。そしてその先の誘惑に微笑えめば…リッチな夏の、色と恋。COLOR SUMMER KISSのはじまりです。RMKリップスティックコンフォートマットフィット全7色各3,500円(税抜)撮影:GODMake.この夏新たに誕生するのは、恋のメッセージを秘めたマットリップ。ひと夏の恋や、大人の女性ならば誰もが経験したことがあるような恋の一瞬を切り取って色をのせたルージュには、7色7つの意味が込められています。色で選んでも、そのメッセージ性で選んでも、あなたの唇へと大人のときめきを運んでくれるはず。マットな発色ながら、弾力性のあるジェルを配合することで柔らかく唇にフィット。つけているのを忘れてしまうような心地よい仕上がりが特長。シルキーでふんわりとした発色は、肌色をクリアに見せながら、こなれ感が光るカジュアルモードを演出します。ベースメイクやアイメイクにツヤを加え、唇のみマットに仕上げれば、独特の存在感が生まれ印象的なメイクアップに。カラー01 ストロベリーソーダ~予感~02 ピンクフラッシュ~刺激~03 モードファクトリー~強がり~04 ホリデーローズ~秘密~05 アンティークワイン~過ち~06 イタリアンファブリック~駆け引き~07 サンセットフォーリング~誘惑~RMKリップスティックコンフォートブライトリッチ全10色各3,500円(税抜)撮影:GODMake.程よいツヤを演出するブライトリッチは、濃密な発色が魅力。凛とした美しさの中に色気が漂うセンシュアルな表情に彩ります。RMKらしいポップなカラーからナチュラル、大人の女性にぴったりのディープシックまで、肌の透明感を引き出す10色展開。唇に載せた瞬間、球状パウダーが均一に並んでカラー膜を形成。リッチなカラーがひと塗りで鮮やかに広がり、つけたての美しさが持続します。 カラー01 キャンディーピンク02 ベーシックコーラル03 フラミンゴダンス04 オレンジコーラル05 オレンジアップル06 コットンチェリー07 バレンタインデー08 ノスタルジックレッド09 ローズエデン10 1997新製品一覧2019年4月19日(金)発売新製品撮影:GODMake.RMKリップスティックコンフォートマットフィット全7色各3,500円(税抜)RMKリップスティックコンフォートブライトリッチ全10色各3,500円(税抜)
2019年03月05日オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)の2019-20年秋冬コレクションが、フランス・パリで2019年2月28日(木)に発表された。テイストチェンジで遊び心たっぷりに今季は、デザイナー ヴァージル・アブローのアイデアによって、シックなものはポップに、煌びやかなものはラフにアレンジされ、プレイフルな形で登場する。ブルーのパンツスーツは、ジャケットの身頃半分に異素材であるシルクを差し込んだ。マットな質感から顔を出すシャイニーな輝きが、フォーマルな世界に遊び心を加えている。ホワイトシャツ&ブラックパンツの正統派スタイルは、ボトムスにメスを入れた。光沢素材で出来たパンツは、別布を重ねることで、ショートパンツとロングパンツをレイヤードさせたような遊び心溢れるシルエットに仕上げている。パーティシーンにぴったりなロングドレスは、コットンのようなカジュアルなテキスタイルで仕立てることで、ドレスダウンさせる。ウエディングドレスのように床を引きずるレングスもまた、非日常的でユーモラスに映る。チェック柄を多用印象的に差し込まれたのはチェック模様。ランウェイ会場の床に配されたチェッカーフラッグと呼応する、リズミカルなモチーフが、コート、ジャケット、ショートパンツ、ドレスなどに度々起用。ネオンカラーでラインを描いたり、ロゴとミックスしたり、様々なデザインで提案された。キラキラシルバーがアクセントカラーは、キラキラと輝くシルバーがアクセントに。ボリューミーなダウンコート、ドレスに合わせたグリッターブーツなど、随所に差し込まれていた。なお、ショーにはジジ&ベラ・ハディッドをはじめ、イットガールたちが登場。フィナーレではモデル全員が立つランウェイに、ヴァージルが現れ、モデルたちにハグする姿も見られた。
2019年03月04日アン ドゥムルメステール(ANN DEMEULEMEESTER)の2019-20年秋冬ウィメンズコレクションが、フランス・パリで2019年2月28日(木)に発表された。キーカラーは温かみのある「暖色」厳粛な黒と白。このアン ドゥムルメステール独特の世界観から距離を置き、桃色や赤、紫など暖色を基調とした今シーズン。暖かみのあるカラートーンと呼応するかのように、コレクション全体にも穏やかなムードが漂っている。風にのって揺れ動くロングドレス穏やかさの象徴として登場したのは、カフタンを想起させるラフなロングドレス。シフォンなどの風にたなびく軽量な素材が使用され、いずれも量感はたっぷりだ。風にのってたゆたうその様は実に穏やか。ベストとのレイヤードまた、テーラードでかっちりまとめるのではなく、変形型のベストを起用した点も今季のゆったりとしたムードを助長する。紳士服で見られるスーツのベストをロング丈やスリット入りにアレンジ。フェザー付きのシースルー素材のベストを作り出したり、ドレスと共布のベストを仕立てたり。いい意味で少し“気の抜けた”ピースを上から重ねることで、パンツ・ドレスルックどちらもノンシャランなムードをプラスさせた。総柄の光沢素材70・80年代のアントワープを着想源とした2019-20年秋冬メンズコレクションとリンクする部分も多かった。光沢のあるシルクやベロアに総柄をあしらって、エレガントな雰囲気に仕上げたファブリックを繰り返し起用。パンツやロングコート、ベストとして提案されている。メンズコレクションで印象的に投じられたニットは、ウィメンズコレクションでも登場。ほぼほぼほどけてしまったようなブロークンニットは、ノースリーブのロングドレスの上にオン。肉厚のホワイトセーターはロングドレスとマッチさせ、エレガンスの中にカジュアルな要素をプラスしている。また、アン ドゥムルメステールにしては珍しい、フーディトップスなどのカジュアルウェアの登場も印象深かった。
2019年03月04日チカ キサダ(Chika Kisada)の2019-20年秋冬コレクションが、イタリア・ミラノで発表された。テーマは「アンナ・パヴロワ(Anna Pavlova)」。アンナ・パヴロワから着想今シーズンのインスピレーション源となったアンナ・パヴロワは、『瀕死の白鳥』などを代表作に持つ、20世紀初頭に活躍したロシアのバレリーナ。儚くも美しく、力強い彼女の舞踊に着想を得て、ブランドが得意とするバレエのエレガンスやパンクの生命力を表現していく。霧のように幻想的なホワイトドレスまず初めに現れるのは、混沌とした霧を彷彿とさせる、幻想的なホワイトのピース。ギャザーを複雑に手繰り寄せたボリューミーなチュールドレスや、コルセット風ベルトを締めてウエストを強調したロング丈のニットドレスなどが、ランウェイをホワイトに染め上げる。煌めくピンクのトレンチコート霧の中から現れるのは煌めくピンクのトレンチコート。続いて、キルティングのワンショルダーワンピースや、上品な光沢を秘めたパイソン柄スカートなど、キーカラーであるピンク色のピースが登場し、コレクション全体にアクセントを加える。深い夜に現るブラックのクリノリンショー終盤を彩るのは、深い夜を連想させるブラックのドレスたち。ロマンティックなムードが漂うレーシーなドレスは、コルセットベルトでエッジを効かせて。ラストを飾ったのはクリノリン風のパーツを纏ったダンサーだ。彼女を先頭に複数のモデルたちがモダンなダンスを披露する、というチカ キサダならではの演出でショーを締めくくった。
2019年03月03日ユミカツラ(Yumi Katsura)は、2019年ブライダルコレクションを東京国立博物館にて2019年2月27日(水)に発表した。平成最後、国内での発表は86回目となる2019年ブライダルコレクションは、「ONE LOVE STORY」をテーマに、華やかな新作80点から構成される。2人の大切な日、女性が一番輝く日にふさわしい最新作が揃った。吉田沙保里がウエディング姿で登場ショー中盤には、ゲストモデルとして吉田沙保里を迎えた。女子レスリング界で13大会連続世界一という偉業を成し遂げた、逞しい彼女のイメージとは異なり、この日は純白のプリンセスラインのウエディングドレスで登場。タレントの武井壮が新郎役を務め、ランウェイ上では“お姫さま抱っこ”も披露した。また、ショー後半には和装にお色直し。吉田は晴れやかなオレンジの着物、武井は威厳ある黒の着物で再びランウェイを歩いた。女性の憧れ、可憐なウエディングの数々従来のイメージにはない斬新な発想から生まれたウエディングドレスばかりのなか、モダンなストライプドレスはそこはかとなくゴシックな雰囲気さえ感じさせる1着。はたまた、フラワーガーデンを想わせるように花々が咲き誇る華やかなミニドレスは、ハッピーなムード満点だ。そして、ティアードの動きが楽しい水彩画のようなフラワーモチーフをあしらったドレスには、大きなリボンをセットし、フェミニンなデザインへと昇華した。和柄のファブリックもまた、可憐なドレスとして解釈されている。鶴が舞うドレスには、きちんと振袖があしらわれており、トレーンを引くように、袖が後ろへと流れているのが印象的だった。中盤にかけては、続々と登場する純白のウエディングドレスによって、会場には清純な雰囲気で満たされた。オフショルダーのプリンセスラインから、レース切り替えのエンパイアラインまで、すべてに共通してオートクチュールならではの繊細なエンブロイダリーやレースが施されている。煌びやかな和装もランウェイでは、グラデーションのドレスや純白のドレスが登場したのち、和装を続々と提案。朱、藍、緑と、日本古来の色彩を想わせる色打掛は、大和撫子な日本の女性像を想わせる。そんな色とりどりの和装のなかでも、まるでウェディングドレスと白無垢を合わせたようなワンルックも登場した。
2019年03月02日サンローラン(Saint Laurent)の2019-20年秋冬ウィメンズコレクションが、フランス・パリで2019年2月26日(火)にメンズコレクションと合同で発表された。「暗闇と光」ショー会場は、昨シーズン同様、パリ有数の観光スポット・トロカデロ庭園。エッフェル塔がキラキラと輝く20時に開始時間が設定されていたが、今季は特設されたショー会場で行い、エッフェル塔の光を遮断。変わるように、観覧席と対面のミラー奥に設けられライトが、真っ暗な空間の中で、エッフェル塔に負けず劣らず、キラキラと輝いていた。「暗闇と光」ーこれは今季のサンローランを象徴する一つのキーワードだろう。メゾンのコードであるブラックで統一されたレディトゥウェアには、サテン地などシャイニーなファブリックやスパンコールといった光を放つ装飾が、繰り返し使用され、「暗闇と光」の関係性を表現している。ブラックライト演出で浮かび上がるネオンカラーフィナーレにかけてはブラックライトの演出を用意。ブラックライトに照らされた洋服たちは、漆黒の世界でネオンイエローやオレンジ、グリーンなどの鮮やかなカラーを発光しながら浮かび上がり、ドレス、コート、パンプス、アイウェアのシルエットを露わにさせた。タイト&ショートの“お決まりスタイル”に変化また、クリエイティブ・ディレクター アンソニー・ヴァカレロの新しい試みも印象的だった。就任時からずっと追求していた、タイトフィット&ショートレングスを封じるかのように、ファーストルックでは、モデルの華奢な身体に合わないボリューミーなロングコートを投じた。肩周りを隆起させたスクエアショルダーが特徴的で、素材は厚手のウールのようだ。スリムパンツ&シースルートップスの“いつものスタイル”を覆い隠すように登場させた、男性的なアウターは意外性があり印象深い。極短パンツ 対 膝下アニマル柄スカートとにかく極短であることを追い求めていたボトムス群にも、変化。膝下まで伸びたタイトスカートとロングブーツのコンビネーションで、肌をみせないスタイリングをアクセント的に起用していた。レオパードやゼブラ模様と毛足の長いファー、異素材ミックスのアニマル柄スカートは、黒一色の世界ではやけに存在感があり、強いパワーを持っているように見える。スカートルックでも、膝下丈のティアードスカートを登場させ、ロングスリーブトップスとマッチさせることで、これまでのアンソニーとは異なる肌の露出の少ないスタイリングを披露していた。
2019年03月02日