11月30日(現地時間)、第89回ニューヨーク映画批評家協会賞が発表された。作品賞は、マーティン・スコセッシ監督の『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』、監督賞はクリストファー・ノーラン(『オッペンハイマー』)、主演女優賞はリリー・グラッドストーン(『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』)、主演男優賞はフランツ・ロゴフスキ(『パッセージ』)、助演女優賞はダヴァイン・ジョイ・ランドルフ(『The Holdovers』)、助演男優賞はチャールズ・メルトン(『May December』)、アニメ映画賞は宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』が受賞した。「Variety」誌によると、ニューヨーク映画批評家協会賞作品賞を受賞した映画は、アカデミー賞の作品賞に候補入りすることがほとんどであり、2009年から今年まで候補入りを逃したのは『キャロル』と『ファースト・カウ』のみとのこと。スコセッシ監督がニューヨーク映画批評家協会賞で作品賞を獲得したのは、『グッドフェローズ』『アイリッシュマン』に続く3度目。80年以上の歴史を誇る同賞で、ほかに作品賞を3度受賞した監督は、ハリウッド黄金期に活躍したウィリアム・ワイラーとフレッド・ジンネマンだけである。(賀来比呂美)■関連作品:君たちはどう生きるか 2023年7月14日より公開©2023 Studio Ghibliキラーズ・オブ・ザ・フラワームーン 2023年10月20日より世界同時劇場公開画像提供 Apple TV+
2023年12月01日11月27日(現地時間)、第33回ゴッサム賞授賞式が開催された。A24の『Past Lives(原題)』が最高賞の作品賞を受賞した。同作はセリーヌ・ソンの長編監督デビュー作。韓国・ソウルの幼なじみの男女が、片方の家族がカナダに移住したことで疎遠になるも、20年以上の時を経て再会するという恋愛ドラマだ。セリーヌ・ソンの半自伝的な物語であり、セリーヌ・ソンは脚本も手掛けている。主演はグレタ・リー(「ザ・モーニングショー」ステラ役)、ユ・テオ(『めまい 窓越しの想い』)。今年1月、サンダンス映画祭にて世界初公開された。ゴッサム賞の作品賞を受賞したことに、映画ファンは「とても美しい映画」「作品賞にふさわしい」「オスカーの作品賞にもノミネートされますように」「今年、私を泣かせた唯一の映画」などの感想をXに寄せている。山田太一の小説「異人たちとの夏」をアンドリュー・ヘイ監督が映画化した『異人たち』は、脚本賞(アンドリュー・ヘイ)、国際長編映画賞、主演賞(アンドリュー・スコット)、助演賞(クレア・フォイ)の最多4ノミネートを果たしたものの、受賞ならず。脚本賞&国際長編映画賞は『Anatomy of a Fall』、主演賞はリリー・グラッドストーン(『The Unknown Country』)、助演賞はチャールズ・メルトン(『May December』)が受賞した。(賀来比呂美)
2023年11月29日国内映画賞のトップを飾る第48回報知映画賞の各賞が決定。『ヴィレッジ』『春に散る』の演技が評価された横浜流星が、昨年の助演男優賞に続いて主演男優賞を初受賞。また、主演女優賞は『レジェンド&バタフライ』『リボルバー・リリー』の演技が評価された綾瀬はるかが初受賞した。『リボルバー・リリー』報知映画賞は、スポーツ新聞が単独開催する初の映画賞として1976年に誕生。年末から年明けにかけて日本各地で開催される映画賞の中でも、先陣を切って発表されるため、その年の受賞者・受賞作品を占う意味でも大きな注目を集めている。『月』作品賞・邦画部門は宮沢りえ主演、石井裕也監督による『月』が受賞し、同作に出演した磯村勇斗、二階堂ふみがそれぞれ助演男優賞、助演女優賞に選ばれ、3冠。監督賞は『ゴジラ-1.0』山崎貴監督が受賞した。第48回報知映画賞各賞作品賞・邦画部門『月』作品賞・海外部門『グランツーリスモ』アニメ作品賞『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』監督賞山崎貴『ゴジラ-1.0』主演男優賞横浜流星『ヴィレッジ』『春に散る』主演女優賞綾瀬はるか『レジェンド&バタフライ』『リボルバー・リリー』助演男優賞磯村勇斗『月』助演女優賞二階堂ふみ『月』新人賞アイナ・ジ・エンド『キリエのうた』(シネマカフェ編集部)■関連作品:リボルバー・リリー 2023年8月11日より全国にて公開©2023「リボルバー・リリー」フィルムパートナーズヴィレッジ(2023) 2023年4月21日より公開©︎2023「ヴィレッジ」製作委員会レジェンド&バタフライ 2023年1月27日より全国にて公開©2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会春に散る 2023年8月25日より全国にて公開©2023映画『春に散る』製作委員会ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー 2023年4月28日より全国にて公開(C) 2023 Nintendo and Universal Studiosキリエのうた 2023年10月13日より全国にて公開Ⓒ2023 Kyrie Film Bandグランツーリスモ 9月15日(金) 全国の映画館で公開月 2023年10月13日より新宿バルト9、ユーロスペースほか全国にて公開(C)2023『月』製作委員会ゴジラ-1.0 2023年11月3日より全国東宝系にて公開©2023 TOHO CO.,LTD.
2023年11月28日“韓国のアカデミー賞”とも称される第59回大鐘賞映画祭にて、映画『コンクリート・ユートピア』が作品賞をはじめ、イ・ビョンホンの主演男優賞、キム・ソニョンの助演女優賞ほか6冠を獲得。また、シリーズ部門では「ムービング」が作品賞に選ばれるなどディズニープラスオリジナル作品が圧倒した。大鐘賞映画祭は、青龍映画賞、百想芸術大賞とともに韓国の3大映画賞といわれる中で最も長い歴史を持つ映画賞。今回、京畿アートセンター大劇場にて11月15日(水)に行われた授賞式はYouTubeで生中継された。『隠された時間』で高評価を得たオム・テファ監督が、イ・ビョンホン、パク・ソジュン、パク・ボヨン、キム・ソニョン、キム・ドユンら豪華キャストを迎えた『コンクリート・ユートピア』(2024年1月5日より公開)は、大地震により一瞬にして廃墟と化したソウルで唯一崩落しなかったマンションを舞台に、生存者たちが極限状態で巻き起こす濃密な人間ドラマを描いた。崩落をまぬがれたマンション=“ファングンアパート”では居住者だけのルールを定め、“ユートピア”を築こうとする。そこで住民代表に選ばれるヨンタクを狂気を持って演じたイ・ビョンホンが、『白頭山大噴火』などに続いて自身4度目の主演男優賞を受賞。「愛の不時着」や『三姉妹』『人生は、美しい』など多くのドラマ・映画で知られ、“ファングンアパート”の婦人会会長としてヨンタクを支持するグメを演じたキム・ソニョンが助演女優賞に。美術賞、音響効果賞、視覚効果賞とディストピア的世界観の表現も評価された。同作は現地韓国では8月9日より公開され、初登場動員数1位、公開7日で観客200万人を突破する大ヒットスタートを切った。トロント国際映画祭、シッチェス・カタロニア国際映画祭、ハワイ国際映画祭などへ出品され、第96回アカデミー賞国際長編映画賞の韓国代表作品ともなっている。また、監督賞は同じくトロント国際映画祭で北米プレミアされた『密輸』(原題/英題『Smugglers』)のリュ・スンワン監督。新人女優賞は『あしたの少女』のキム・シウン、新人男優賞は『貴公子』(原題)のキム・ソンホ。キム・シウン『あしたの少女』2月9日(金)より日本公開の『梟ーフクロウー』のアン・テジン監督は新人監督賞と脚本賞を受賞。ドキュメンタリー賞ではヤン・ヨンヒ監督による『スープとイデオロギー』が受賞した。今年から初めて動画配信サービスの作品も対象になったシリーズ部門では、「ムービング」が作品賞・女優賞(ハン・ヒョジュ)、「カジノ」が監督賞・男優賞(チェ・ミンシク)という結果となった。ハン・ヒョジュ「ムービング」ディズニープラスにて配信中主な受賞結果作品賞:『コンクリート・ユートピア』監督賞:リュ・スンワン『密輸』(原題)新人監督賞:アン・テジン『梟ーフクロウー』脚本賞:アン・テジン、ヒョン・ギュリ『梟ーフクロウー』主演男優賞:イ・ビョンホン『コンクリート・ユートピア』主演女優賞:キム・ソヒョン『ビニールハウス』(原題)助演男優賞:オ・ジョンセ『クモの巣』(原題)助演女優賞:キム・ソニョン『コンクリート・ユートピア』新人男優賞:キム・ソンホ『貴公子』(原題)新人女優賞:キム・シウン『あしたの少女』ドキュメンタリー賞:ヤン・ヨンヒ『スープとイデオロギー』音楽賞:『PHANTOM/ユリョンと呼ばれたスパイ』シリーズ作品賞:「ムービング」シリーズ監督賞:カン・ユンソン「カジノ」シリーズ男優賞:チェ・ミンシク「カジノ」シリーズ女優賞:ハン・ヒョジュ「ムービング」(上原礼子)■関連作品:スープとイデオロギー 2022年6月11日よりユーロスペース、ポレポレ東中野、シネマート心斎橋、第七藝術劇場ほか全国にて公開© PLACE TO BE, Yang Yonghiコンクリート・ユートピア 2024年1⽉5⽇より全国にて公開© 2023 LOTTE ENTERTAINMENT & CLIMAX STUDIO, INC. ALL RIGHTS RESERVED.
2023年11月19日第33回ゴッサム賞授賞式で、グレタ・ガーウィグ監督の『バービー』が「グローバル・アイコン&クリエイト・トリビュート賞」を受賞することが分かった。ゴッサム賞を主催する「ゴッサム・フィルム&メディア・インスティチュート」が発表した。同賞は「文化的なアイコンと、そのアイコンに命を吹き込んだ映画製作者を表彰する」もので、今年の授賞式のために創設されたという。事務局長ジェフリー・シャープは、「『バービー』の独創的な世界とエッジの効いた脚本、生き生きとした映画製作、感情に訴え、楽しい演技、明るくてにぎやかなセットと衣装デザイン、そして衝撃をもたらすオリジナル音楽に世界中の観客が虜になりました」とコメントしている。『バービー』のクリエイティブチームは撮影監督のロドリゴ・プリエト(『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』)、プロダクション・デザイナーのサラ・グリーンウッド(『美女と野獣』)、衣装デザイナーのジャクリーン・デュラン(『アンナ・カレーニナ』『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』でアカデミー賞受賞)ら。第33回ゴッサム賞授賞式は11月27日に開催される。(賀来比呂美)
2023年11月15日「第48回報知映画賞」のノミネートが発表された。スポーツ新聞が単独開催する初の映画賞として1976年に誕生した「報知映画賞」。各賞は、作品/主演男女優/助演男女優/新人/海外作品の7部門を選出。第10回(1985年度)からは監督賞、第42回(2017年度)からはアニメ作品賞も加わり、年によっては特別賞が選定される。各賞とも、ファン投票上位から報知映画賞事務局(顧問・渡辺祥子)が選出。今後、選考委員会で厳正な審査が行われ、今月下旬以降に各賞の結果を発表。毎年12月に行われる表彰式では、受賞者に賞状と賞金(第16回から)、イラストレーター・和田誠デザインのブロンズ像を贈呈している。今回、作品賞(邦画部門)は、瀬々敬久監督×二宮和也主演タッグの『ラーゲリより愛を込めて』や、岸井ゆきのが主人公のボクサーを演じ新境地を切り開いた『ケイコ 目を澄ませて』。『劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~』、『BAD LANDS バッド・ランズ』、読者投票1位の『わたしの幸せな結婚』を含む17作品。主演賞には、岸優太や神木隆之介、鈴木亮平、二宮和也、横浜流星、綾瀬はるか、安藤サクラ、岸井ゆきの、黒木華、長澤まさみ、松岡茉優ら。新人賞には、アイナ・ジ・エンド、當真あみ、目黒蓮(Snow Man)らが選ばれた。作品賞(海外部門)には『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』、『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』、『グランツーリスモ』など、アニメ作品賞には『THE FIRST SLAM DUNK』、『名探偵コナン 黒鉄の魚影』、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』などがノミネートされている。なお、最多ノミネートは『仕掛人・藤枝梅安』の6部門6ノミネートとなっている。第48回報知映画賞主なノミネート▼作品賞・邦画部門17作品ラーゲリより愛を込めてケイコ 目を澄ませて仕掛人・藤枝梅安1、2茶飲友達エゴイストわたしの幸せな結婚★ロストケアヴィレッジ劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~銀河鉄道の父怪物春に散るこんにちは、母さん福田村事件BAD LANDS バッド・ランズ月ゴジラ-1.0▼監督賞16名足立紳石井裕也今泉力哉河毛俊作熊切和嘉是枝裕和瀬々敬久外山文治塚原あゆ子★原田眞人藤井道人松永大司三宅唱森達也山崎貴山田洋次▼主演男優賞12名岸優太★神木隆之介窪塚洋介倉悠貴佐藤浩市鈴木亮平豊川悦司二宮和也藤竜也松山ケンイチ役所広司横浜流星▼主演女優賞12名天海祐希綾瀬はるか安藤サクラ★岸井ゆきの菊地凛子黒木華さとうほなみ筒井真理子長澤まさみ松岡茉優宮沢りえ吉永小百合▼新人賞8名アイナ・ジ・エンド池川侑希弥大西利空黒川想矢當真あみ柊木陽太目黒蓮★山崎七海※50音順、作品は原則公開順★は読者投票1位(シネマカフェ編集部)■関連作品:ラーゲリより愛を込めて 2022年12月9日より全国東宝系にて公開ⓒ2022『ラーゲリより愛を込めて』製作委員会 ⓒ1989清水香子劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~ 2023年4月28日より公開©2023劇場版『TOKYO MER』製作委員会ケイコ 目を澄ませて 2022年12月16日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2022 映画「ケイコ 目を澄ませて」製作委員会/COMME DES CINÉMASロストケア 2023年3月24日より全国にて公開©2023「ロストケア」製作委員会わたしの幸せな結婚 2023年3月17日より全国にて公開ⓒ2023映画『わたしの幸せな結婚』製作委員会ヴィレッジ(2023) 2023年4月21日より公開©︎2023「ヴィレッジ」製作委員会エゴイスト(2023) 2023年2月10日より全国にて公開© 2023 高山真・小学館/「エゴイスト」製作委員会銀河鉄道の父 2023年5月5日より全国にて公開©2022「銀河鉄道の父」製作委員会福田村事件 2023年9月1日よりテアトル新宿、ユーロスペースほか全国にて公開(c)「福田村事件」プロジェクト2023こんにちは、母さん 2023年9月1日より全国にて公開©2023「こんにちは、母さん」製作委員会春に散る 2023年8月25日より全国にて公開©2023映画『春に散る』製作委員会仕掛人・藤枝梅安 2023年2月3日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C)「仕掛人・藤枝梅安」時代劇パートナーズ42社仕掛人・藤枝梅安2 2023年4月7日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C)「仕掛人・藤枝梅安」時代劇パートナーズ42社茶飲友達 2023年2月4日渋谷ユーロスペースほか全国にて順次公開©️2022茶飲友達フィルムパートナーズ怪物 2023年6月2日より全国にて公開©2023「怪物」製作委員会BAD LANDSバッド・ランズ 2023年9月29日より全国にて公開©2023「BAD LANDS」製作委員会月 2023年10月13日より新宿バルト9、ユーロスペースほか全国にて公開(C)2023『月』製作委員会ゴジラ-1.0 2023年11月3日より全国東宝系にて公開©2023 TOHO CO.,LTD.
2023年11月08日2021年夏から交際中のチャニング・テイタムとゾーイ・クラヴィッツが婚約したという。関係者が「People」誌に認めた。10月28日(現地時間)、2人はケンダル・ジェンナーが開催したハロウィンパーティーに手をつないでやってきた。ゾーイはホラー映画『ローズマリーの赤ちゃん』のローズマリー、チャニングは赤ちゃんの仮装で参加。おもちゃのナイフを握るゾーイの左手薬指に、大きなダイアモンドの指輪が輝いていたことから婚約がうわさされていた。2人は、ゾーイの監督デビュー作『Pussy Island(原題)』にチャニングが出演したことをきっかけに出会い、交際をスタート。チャニングは、初めて監督を務めることで緊張やストレスを抱えるゾーイを終始サポートしたという。2人の婚約に、Xには「そもそも2人が付き合っていることさえも知らなかった。びっくり!」「マジック・マイク&キャットウーマン、おめでとう!」「末永くお幸せに」「素敵なカップル」などのメッセージが寄せられている。ゾーイは俳優のカール・グラスマン、チャニングはジェナ・ディーワンとの婚姻歴があり、どちらも2回目の結婚となる。チャニングにはジェナとの間に10歳の娘エヴァリーちゃんがいる。(賀来比呂美)
2023年11月01日auスマートパスプレミアムは、2021年に開催されたK-POP授賞式「2021 Mnet Asian Music Awards(2021 MAMA)」のアーカイブを、19日から独占配信する。11月28日・29日に開催される「2023 MAMA AWARDS」の生配信を記念し、「2021 MAMA」のアーカイブ配信が決定。「2021 MAMA」は、2年ぶりの有観客で“make some noise”をコンセプトに、アーティストたちもファンと会える喜びを噛みしめながらパフォーマンスした。授賞式のオープニングは、初の女性ホストであるイ・ヒョリの舞台で始まり、続いてK-POP第4世代アイドルを代表する6グループからHyunjin(Stray Kids)、WOOYOUNG(ATEEZ)、YEJI(ITZY)、YEONJUN(TOMORROW X TOGETHER)、KARINA(aespa)、HEESEUNG(ENHYPEN)の6人による舞台が続いた。MAMAならではのスペシャルステージ、コラボレーションステージも行われ、中でも3年ぶりの復活となったWanna Oneのステージや、4つの大賞を総なめにしたBTSの快挙も話題となった。
2023年10月19日故ジャニー喜多川元社長が、菊田一夫演劇賞特別賞を取り消されたことが18日、明らかになった。同賞は、演劇界の巨星・菊田一夫氏の名を冠し、大衆演劇の舞台ですぐれた業績を示した芸術家(作家、演出家、俳優、舞台美術家、照明、効果、音楽、振付、その他のスタッフ)を表彰する賞。2003年4月4日に第28回(2002年度)菊田一夫演劇賞の選考結果を発表し、永年のショービジネスに対する多大な情熱と功績を讃え、故ジャニー喜多川氏に対して菊田一夫演劇賞特別賞が贈られていた。この度、一般社団法人映画演劇文化協会は、故ジャニー喜多川氏による性加害の実態が明らかとなったことから「菊田一夫演劇賞における顕彰に相応しくないとの判断に至りました」と発表。贈賞を取り消すとともに、協会のホームページ、菊田一夫演劇賞の授賞記録からも削除した。
2023年10月18日2024年に開催される第96回アカデミー賞の国際長編映画賞に、フィリピンからゲイのアニメーターを主人公としたアニメ映画『Iti Mapukpukaw(原題)/The Missing(英題)』が出品されたことが分かった。フィリピン映画開発評議会がSNSで発表した。監督・脚本はカール・ジョセフ・パパ。長編アニメ映画を手掛けたのは初めてだという。主人公のエリックはフィリピンでアニメーターとして働きながら、ごく普通の生活を送っていた。マンションに住み、高収入の仕事に就き、好きな男性もいる。唯一目立つことといえば、「口がない」ということだけだった。ある日エリックは母からの電話で、音沙汰のないおじの様子を確認してきてほしいと頼まれる。おじがすでに亡くなっていることを知ったエリックは、なぜだか知っているような気がする異星人と出会う。異星人はエリックの記憶と感情を紐解く手助けをしてくれるのだった。エリックの声は『Seasons: めぐりゆく季節の中で』のカルロ・アキノ、母ロザリンダは、今年『逆転のトライアングル』でゴールデングローブ賞助演女優賞にノミネートされたドリー・デ・レオンが担当。なお、日本からは同部門にヴィム・ヴェンダース監督×役所広司主演『PERFECT DAYS』が出品されている。(賀来比呂美)
2023年10月02日昨年のツアーではsold out続出のピアノリサイタルをお聞き逃しなく!2021年 第18回ショパン国際ピアノ・コンクールで第2位を反田恭平氏と分かち合い、併せてクリスチャン・ツィメルマン賞(ソナタ最優秀演奏賞)を受賞したアレクサンダー・ガジェヴのピアノリサイタルが、2023年11月12日(日)14時00分から東広島芸術文化ホールくらら(広島県東広島市)の大ホールで開催される。Profileゴリツィア(イタリア)生まれ。9歳でオーケストラと初共演、10歳で初リサイタルを開いた。17歳の時、イタリアの教育機関で最高評価を得た若手だけが競うコンクール「プレミオ・ヴェネツィア」(2013年)で優勝。その後2015年からは同年の浜松や、2018年モンテカルロ、2021年のシドニーなど、現在まで参加した国際コンクールでほぼすべて優勝している。2021年のショパン国際コンクールの第2位およびソナタ賞受賞は非常に注目された。2022年イタリアで権威あるフランコ・アッビアーティ賞を受賞。これまでルイージ指揮/RAI国立響、ゲルギエフ指揮/マリインスキー劇場管をはじめ、指揮者ではテミルカーノフ、ヴィト、井上道義、山田和樹らと共演している。今後はハレ管、ミラノ・ヴェルディ響などと共演を予定。ヴェルビエ音楽祭やオールドバラ音楽祭などにも参加している。《Program》J.S.バッハ:フランス組曲第4番 変ホ長調 BWV815C.フランク(H.バウアー編):前奏曲、フーガと変奏曲ロ短調 op.18ショパン:ノクターン 第4番 ヘ長調 op.15-1ノクターン 第5番 嬰ヘ長調 op.15-2ノクターン 第13番 ハ短調 op.48-1スケルツォ 第3番 嬰ハ短調 op.39ムソルグスキー:組曲『展覧会の絵』※曲目・曲順は変更になる場合もございます。~ガジェヴ氏より、リサイタルにむけてのメッセージです~今回のリサイタルは、「心の動き」を巡るプログラムです。最初に演奏するバッハの変ホ長調のフランス組曲第4番は、私たちの魂を高揚させてくれます。そこからフランクの「前奏曲、フーガと変奏曲」へと旅を続けます。オルガン作品に基づくその美しい旋律は、メランコリックなスロー・ワルツを思わせます。遠い過去に思いを馳せるひと時となるでしょう。続いて3曲取り上げるショパンの夜想曲は、美しくも不穏なざわめきを喚起します。その心の動揺は、スケルツォ第3番で頂点を迎えます。ポーランドの作曲家ショパンが残した最もドラマティックな作品の一つですが、激しい展開の中にも心穏やかなコラールが姿を現します。それは冒頭のバッハと繋がる世界なのです。後半はムソルグスキーの組曲「展覧会の絵」です。東方正教会の精神性を宿すこの作品は、キリスト教会と異教との主題が絡み合い、高雅と野卑、聖と俗、悲劇と喜劇とが融合して、ロシア文化の大いなる魅力を映し出します。この音楽の旅を皆さまとご一緒できることを楽しみにしています。アレクサンダー・ガジェヴ ピアノリサイタル【日時】2023年11月12日(日)14:00開演(14:30開場)【会場】東広島芸術文化ホールくらら大ホール【チケット料金】全席指定・税込SS席:5,000円(残りわずか)S席:4,500円A席:3,500円学生(大学生以下):全席2,000円【チケット取扱】・くらら チケットセンターTel. 082-426-5990・チケットぴあ (Pコード 249-163)【お問合わせ】東広島芸術文化ホールくらら チケットセンター〒739-0015東広島市西条栄町7-19(10:00~19:00土日祝営業)Tel. 082-426-5990 *未就学児入場不可*学生券は購入時または公演入場時要学生証提示*車椅子席・介助者席はくららチケットセンターのみ取扱い 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年09月23日積水ハウス株式会社は、本日発表の「第17回キッズデザイン賞」において3作品がそれぞれこども政策担当大臣賞・キッズデザイン協議会会長賞・BEYOND COVID-19特別賞を受賞しました。キッズデザイン賞は、キッズデザイン協議会主催の子どもや子どもの産み育てに配慮したすべての製品・サービス・空間・活動・研究を対象とする顕彰制度で、大人が使うものでも子どもに配慮されたものやサービスはすべて対象とし、普及を後押しすることで子どもを産み育てやすい社会づくりを目指しています。キッズデザイン賞受賞作品258点の中から、優秀作品へノミネートされた37作品が最優秀賞、優秀賞、奨励賞、特別賞として選出され、当社は『「一つ屋根の下で一緒に過ごす!」フジ虎ノ門こどもセンター』がこども政策担当大臣賞に、『~子育て世代へ LIFE IDEASを盛り込んだ住まい提案~ 積水ハウス ノイエ』がキッズデザイン協議会会長賞に、そして『分譲マンションにおける子育て支援サービスの提案』がBEYOND COVID-19特別賞に選出されました。キッズ・ファースト企業である積水ハウスは、2007 年の設立第1回から17年連続、累計116作品を受賞しています。受賞作品表1: 積水ハウスは“「わが家」を世界一幸せな場所にする“というグローバルビジョンのもと、子どもたちや高齢者を含む誰もが安全で使いやすい「スマート ユニバーサルデザイン」の推進など、子どもや子育てに関わる社会課題解決に取り組み、人生100年時代における「幸せ住まい」を追求し続けてまいります。キッズデザイン賞 公式サイト: キッズデザイン協議会HP: 受賞作品詳細■優秀賞 こども政策担当大臣賞:「一つ屋根の下で一緒に過ごす!」フジ虎ノ門こどもセンター受賞部門:子どもたちを産み育てやすいデザイン部門 地域・社会部門【作品説明】:一つ屋根の下で、ケアの必要な健常児とチャレンジドが一緒に過ごすこどもセンターを医療法人が運営。こどもたちが安心して学び生きるためのコミュニケーションを実践しています。小児難病や発達障がい、不登校児を支援、放課後児童クラブを併設、保護者様の子育て不安解消等、”すべてはこども達のために”をテーマに、地域の持続可能な暮らしを支える場を目指します。公式サイト: 【受賞理由】:「未就学から高校生まで、多様な立場の多世代交流を促す空間とプログラムが相互の学びの場になる。インクルーシブデザインが意味する、多様な存在を認め合い、交流と気づきを得るという考え方はキッズデザインでも非常に重要な視点であり、本賞にふさわしい内容である。」■奨励賞 キッズデザイン協議会会長賞:~子育て世代へ LIFE IDEASを盛り込んだ住まい提案~ 積水ハウス ノイエ受賞部門:子どもたちを産み育てやすいデザイン部門 個人・家庭部門【作品説明】:共働きを中心とした子育て世代の家族に向け、積水ハウス ノイエでは、家事を効率化しつつ子どもと一緒に過ごす時間を楽しめるアイデアやデザインが盛り込まれた『パッケージプラン』を提案しています。吟味を重ねてつくり上げた理想のプランの中から最適な住まいを提案し、家族みんなが楽しく共に成長できる住まいを提供していきます。公式サイト: 【受賞理由】:「収納・家事・食事・育児の4つのテーマについてリサーチ、アンケートを実施し、データに基づいたプランをパッケージ化した子育て支援住宅の提案である。それぞれの間取りや設備、空間のアイデアは子育て層の悩みやニーズを丹念に拾い、解決策を提示したもので現実的だ。」■特別賞 BEYOND COVID-19特別賞:分譲マンションにおける子育て支援サービスの提案受賞部門:子どもたちを産み育てやすいデザイン部門【作品説明】:これまでの分譲マンションにはない子育て支援サービス(設備)を提案します。1.共用エントランスに自動水栓・ソープディスペンサを備えた手洗いを設置。2.住戸玄関ポーチにネットスーパー用受取りボックスを設置。住戸内ではなく共用部に設置することで居住者共通のメリットとなります。今後子育て支援サービスとしてシリーズ化が可能です。【受賞理由】:大規模分譲マンションでありながら共用部に手洗い場や宅配ボックスなどを備え、インフラに新たな提案を行った。コロナ禍を経て日常の衛生に関するリテラシーも変化した。分譲マンションも個別住戸の集合体からコミュニティとしての機能が必要である。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年09月20日2025年に開催予定の第97回アカデミー賞授賞式より、作品賞の選考対象作品に対し、劇場公開基準が拡大されることが分かった。主催の映画芸術科学アカデミーが発表した。現在は、作品賞の受賞選考対象となるには、全米6都市のうちいずれかの都市で7日間、劇場公開することが条件とされている。しかし、2024年に公開される映画からは現在のルールに加え、初公開から45日以内に全米上位50市場のうち10市場で連続・非連続を問わず7日間の追加上映を行う必要があるという。(アメリカ国外の地域での公開は10市場のうち2市場としてカウントすることができる)。「毎年行っているように、私たちはアカデミー賞の受賞資格要件を見直し、評価してきました」というアカデミーのCEOビル・クレイマーと会長のジャネット・ヤン。追加上映を行うことで、「映画の世界での認知度を高め、観客に劇場という場所で私たちの芸術表現を味わってもらえることを促せると期待しています」とコメントしており、「この進化は映画に携わるアーティストと映画ファンの双方に利益をもたらすと感じています」と自信を見せている。新しいルールは作品賞の選考対象作品にのみ適用される。(賀来比呂美)
2023年06月22日アカデミー賞の資格を得るためのルールが、一部変更になった。アカデミー賞は劇場で上映される映画のためのものだということがより強調された形だ。現状では、年内に最低7日間、アメリカ国内の6つの指定都市のうちひとつの街で劇場公開されれば、資格がもらえる。これは「資格を得るための上映」と呼ばれる。だが、2024年以後の公開作品は、「資格を得るための上映」の後、45日以内にアメリカの10都市で最低1週間上映しなければならなくなる。本格公開が年明けの場合、配給会社はアカデミーに公開計画を提出する必要がある。この変更の影響を受けるのは、主に配信作品と小規模のインディーズ映画。1週間だけ公開して資格を得れば、あとは配信という方法は、オスカーを狙う以上、来年からは通じなくなる。文=猿渡由紀
2023年06月22日20年余の歴史を持つ「女による女のためのR‐18文学賞」。宮島未奈さんは2021年、「ありがとう西武大津店」でその大賞、読者賞、友近賞(特別選考委員・友近さんの名前を冠した賞)をトリプル受賞。3冠を射止めたのは史上初だ。その受賞作を含む『成瀬は天下を取りにいく』は、本好きの間では刊行前から話題に。とりわけ主人公・成瀬あかりの突き抜け方に揺さぶられ、推し宣言するファンが続出!「私も応募作を書き終わったときに、『成瀬のようにふるまいたかったけれど、できなかった人に読んでほしいな』と思っていたんです。そうしたらAマッソの加納愛子さんが〈成瀬になりたくて、なれなかった〉と私の思いそのままのコメントをくださって、これには感動しました」「R‐18文学賞」受賞作は、成瀬の幼なじみ・島崎みゆきの視点で進む。中学2年の夏休み、コロナ禍に閉館が決まった西武大津店に通い、ローカルテレビの中継番組に映り続けると決めた成瀬。風変わりな思い出作りに挑む少女たちのひと夏を描く。続く2話目「膳所(ぜぜ)から来ました」で成瀬は〈お笑いの頂点を目指そうと思う〉と島崎を誘って〈ゼゼカラ〉というお笑いコンビを結成。「主人公は、変わっているけれどなんでもできてしまう子がいいなと思ったんですね。もちろん成瀬のキャラクターも好きですが、私がいちばんうらやましかったのは島崎みたいな友達がいることです。10代20代の未熟な時期、ただ一緒にいることを友情としたり、それもお互い厳しいことは言わないようにして平穏を保ったりしますよね。だからよけいに、厳しいことも言うけれど基本的に成瀬を全肯定してくれる島崎みたいな存在が私も欲しかったです」最終話「ときめき江州(ごうしゅう)音頭」は、怖いものなしの成瀬に、初めての逆境が訪れるというストーリー。「成瀬にとっていちばん耐えがたいことは何かと考えたら、ああいう展開になりました」また、作中では琵琶湖の観光船「ミシガン」ほか実在の名称も登場。滋賀という土地が魅力的に描かれる。「私は実は『びわ湖アンバサダー』でして(笑)。私自身がミシガンには何度も乗っているんです。描写にはその経験が生きています」本書は、そんなローカル愛に満ちた、新たな滋賀文学でもある。『成瀬は天下を取りにいく』作中に登場する〈ときめき坂〉は大津市実在の場所(他のときめき小学校やときめき夏祭りは架空のもの)。6編からなる連作短編集だ。新潮社1705円みやじま・みな1983年、静岡県生まれ。現在は、本書の舞台でもある滋賀県大津市に在住。京都大学文学部卒。2018年「二位の君」で第196回コバルト短編小説新人賞を受賞(宮島ムー名義)。※『anan』2023年4月12日号より。写真・土佐麻理子(宮島さん)中島慶子(本)インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2023年04月10日~全国から集まった217編の中から大賞・佳作・中野区賞に加えて篠原哲雄監督特別賞が授与~2023年3月19日(日)東京中野物語2022文学賞(主催:一般社団法人 中野区観光協会/東京中野物語プロジェクト実行委員会)の授賞式が中野セントラルパークカンファレンスで開催され、約200名の参加者が見守る中、大賞1名、佳作2名、中野区賞1名、篠原哲雄監督特別賞1名と計5名の受賞者が発表、表彰されました。東京中野物語2022文学賞は2020年頃から中野区の町づくりや文化活動にかかわる有志により計画され、日本の各地から上京した多くの若い世代が青春の一時代を過ごす町として知られる中野区から、新たな才能を発掘するきっかけとなればと2022年に実行委員会が発足。「中野を基地として広く作品を募集し、文学のみならず、映像、演劇、アニメにも発展していく題材を見出し、若者の夢を育む町・中野から世界に向けて新たな物語を発信すること」を目的として新設されました。2022年4月30日~9月15日の期間、年齢やジャンルを問わず、作品テーマも設けず幅広く作品を募集。11歳から96歳まで全国各地から、青春小説、社会派小説、歴史小説など多岐にわたるジャンルの217編の応募があり、その内83編が中野に関係する作品でした。一次選考で64編、二次選考で8編に絞られた中から最終選考が行われました。また実行委員の選考により、一次選考を通過した中野区賞候補36編から中野区賞を選出しました。大賞は作家の中島京子さん、佳作は歌手・タレントの中川翔子さん、作家のエージェント会社代表・小説家の鬼塚忠さん、中野区賞は酒井直人中野区長から授与されました。また、当初予定されていなかったものの、最終選考でどうしても「もう1編」と篠原哲雄監督が推した作品に篠原哲雄監督特別賞が授与されました。同文学賞は今後、隔年での開催を予定。また、今回の受賞作を含む最終選考に残った8編と、中野区賞の最終選考における受賞作と次点の2編を合わせた10編については、電子書籍化と、期間限定での無料配信を予定しています。詳細は公式サイト、公式SNSでのお知らせを予定しています。東京中野物語実行委員・最終選考委員・受賞者の方々■受賞作品/受賞者プロフィール/賞概要/受賞の言葉中島京子さんと大賞受賞者《大賞》『悔いの華 (くいのはな)』原 浩一郎(はら こういちろう)さん(賞金30万円+副賞)1955年鹿児島県川内市生まれ。立命館大卒。家庭裁判所調査官として勤務したのち、さまざまな職を経て、公立中学校、就労困難者支援団体、刑務所等に勤務。第11回・第13回銀華文学賞(『文芸思潮』アジア文化社)最優秀賞を受賞。2020年「魂の文学・生きる武器としての文学」を掲げ季刊投稿誌『文芸エム』を刊行している。「読む人の魂を突き動かすような物語を、これからも書いていけるように精進したい」鬼塚忠さんと佳作受賞者《佳作》『鬼祓い桃園神社 (おにばらいももぞのじんじゃ)』菊一 馬絽(きくいち まろ)さん(賞金5万円+副賞)中野区在住、会社員。「生まれ育った中野の街、いっしょに遊んだ友人との思い出が書かせてくれた」中川翔子さんと佳作受賞者《佳作》『にゅうらいふ』大塚 雅美(おおつか まさみ)さん(賞金5万円+副賞)1999年生まれ。高校生の頃、万年筆でノートに日記を書くことから文章を書きはじめる。それ以来、書くことによって自分の体験や心情を言葉にすることが生きがいになっている。文章を書くときの身体感覚、人が語っている時に漏れ出す言葉など、言葉にまつわる身体性をテーマに小説や散文を書いている。「ノートに綴っていた物語がこのような賞を頂けて嬉しいです」酒井直人中野区長と中野区賞受賞者《中野区賞》『始発電車は午前五時(しはつでんしゃはごぜんごじ)』北森 春土(きたもり はると)さん(賞金10万円+副賞)1955年父母の出身地鹿児島県大島郡にて出生。早稲田大学法学部在学中から学習塾講師。いったん帰郷して量販店、輸入雑貨店に勤務。再度上京後、予備校講師、家庭教師。主に大学受験英語を担当して現在に至る。「中野で育んできた青春時代だった。今回の受賞は10代の頃から一緒に過ごしてきた仲間たちのおかげ」篠原哲雄さんと篠原哲雄監督特別賞受賞者《篠原哲雄監督特別賞》『ささやかな音を聴く(ささやかなおとをきく)』高城つかさ(たき つかさ)さん1998年神奈川県出身、東京育ち。2018年より執筆業をはじめ、2021年より小説を書き始める。「小説を書き始めてまだ間もないのに、このような賞を頂けて本当に嬉しい」■中島京子さんによる総評初めてできた文学賞で、告知期間も短い中、217編もの応募があったことはとても喜ばしいことでした。最終選考に残った8作品それぞれに魅力があり、選考に時間がかかりました。結果として、当初予定していなかった篠原哲雄監督特別賞を設け、4作品を選定しました(受賞作のうち中野区賞は実行委員会による選定)。最終選考に残ったものは奇しくも20代と60代の作者の作品でした。一次選考・二次選考に関わった方々によると、やはり「中野」の名前を冠した文学賞なので、中野の町に関する小説が多く、なかでも中野ブロードウェイに題材を取ったり、中野を舞台にした青春グラフィティが多かったとのことです。大賞を受賞した『悔いの華』は刑務官の主人公や、細部の描写が丁寧でリアリティがあり、選考会でも最初から高評価が揺るぎませんでした。タイトルはもう少しキャッチーでも良かったのではと個人的には思っています。佳作の『鬼祓い桃園神社』はプロの作品と思われるような完成度の高さでしたが、キャラクター設定や物語に既視感を抱くところもあり、最終話が少し弱いように感じました。佳作の『にゅうらいふ』は人間ならざる者、AIの恋愛を描きながら人の持つ原初的な喜びが感じられる作品でした。性描写が巧みでしたが少し冗長なところも感じられました。篠原哲雄監督特別賞の『ささやかな音を聴く』は文章がとても良かったのですが、小説としては少々粗が多く、偶然に頼る筋運びが気になりましたが、篠原監督の推しもあり、受賞となりました。■シンポジウム「文学賞により中野の活性化を」が同時開催授賞式後には、最終選考委員の中島京子さん (小説家)、篠原哲雄さん (映画監督)、中川翔子さん (歌手・タレント)、鬼塚 忠 (小説家・作家エージェント)に加え、実行委員長の佐々木洋文さんがパネリストとして加わり、「文学賞により中野の活性化を」をテーマとしたシンポジウムが開催されました。コーディネーターを務めた副実行委員長西田聖志郎さんの司会ものもと、文化活性が町おこし、町づくりにつながっていくのではないかという議論がなされました。本イベントは公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京【芸術文化魅力創出助成】 の対象となっています。中川翔子さんは、「コロナ禍で閉店してしまったお店や、少子化による統廃合で無くなった学校など、町は変化してしまうけれど、物語などの作品になることで記憶に残る。なくなっていくものの寂しさはありつつも、文章で心の旅ができる。この文学賞をきっかけに中野を描きたいという人が沢山出てきてくれればいいなと思う」と、祖母の代から3代中野に住む中野への愛あふれるコメントをしていました。実行委員長の佐々木洋文さんは「中野サンプラザの解体、新設など中野の駅前再開発が進む中、建物が新しくなってもそこに文化がないと町としては魅力に欠けるのではないか、という視点から始まった文学賞創設。人々の心に残る作品に登場する町には行きたくなるもの。この文学賞から書籍化、映像化作品が生まれて中野の町の魅力が伝わればいいなと思います」と、文学賞による町おこしへの想いを述べていました。篠原哲雄さんは、映画化には費用も時間もかかるが、この文学賞をきっかけとして、心の葛藤をリアルに描くような作品が中野から世界に向けて発信できたらと期待を込めて話していました。■最終選考委員プロフィール【中島 京子さん】東京都出身。2003年に小説『FUTON』でデビュー。以後『イトウの恋』『ツアー1989』『冠・婚・葬・祭』など次々に作品を発表し、2010年に『小さいおうち』で直木賞を受賞。2014年に『妻が椎茸だったころ』で泉鏡花文学賞、2015年に『かたづの! 』で河合隼雄物語賞、柴田錬三郎賞、歴史時代作家クラブ賞作品賞、および『長いお別れ』で中央公論文芸賞、2020年に『夢見る帝国図書館』で紫式部文学賞、2022年に『ムーンライト・イン』『やさしい猫』で芸術選奨文部科学大臣賞、『やさしい猫』で吉川英治文学賞を受賞。その他に『平成大家族』『エルニーニョ』『東京観光』『眺望絶佳』など著書多数。『小さいおうち』は2014年に山田洋次監督によって映画化されている。初めての一人暮らしの町は中野区。【篠原 哲雄さん】東京都出身。中野区在住。助監督として森田芳光、金子修介監督作品などに携わる傍ら、自主制作も開始。1989年に8ミリ『RUNNING HIGH』がPFF‘89にて特別賞受賞。1993年に16ミリ『草の上の仕事』が神戸国際インディペンデント映画祭にてグランプリ受賞、劇場公開となる。1996年、山崎まさよしが主演した初長編『月とキャベツ』以降30本以上の映画を撮り続ける。2018年、『花戦さ』で日本アカデミー賞優秀監督賞受賞。近作は2021年公開の『犬部!』。2022年は町の本屋を舞台にした『本を贈る』を初の配信ドラマとして発表し評判を呼ぶ。【中川 翔子さん】東京都中野区出身。2002年に芸能界デビュー。歌手・タレント・声優・女優・イラストレーターとして活動。文化人活動としては書籍『「死ぬんじゃねーぞ!!」いじめられている君はゼッタイ悪くない』発売や、2025年に開催される大阪・関西万博キャラクターデザイン選考委員を務める。【鬼塚 忠さん】1965年、鹿児島県出身。1997年、海外作家のエージェントである英系資本のイングリッシュエージェンシー・ジャパンに入社。数々の海外作家の日本語書籍の出版に携わる。2001年、自ら作るコンテンツで勝負したいからと日本人作家のエージェント会社であるアップルシード・エージェンシーを設立。多くの作家を発掘・プロデュースし、ベストセラー作家を育てる。自身も9作の小説を書き、『Little DJ』、『カルテット』、『花戦さ』など7作が映画化されている。東京中野物語2022文学賞 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年03月24日「第46回日本アカデミー賞授賞式」が3月10日(金)に開催され、『ある男』が最優秀作品賞を受賞した。今回、12部門13賞を受賞していた最多の『ある男』だが、結果、作品賞に加え、監督賞、主演男優賞ほか計8部門において最優秀賞を受賞し、本年度の日本映画の“顔”なった。『ある男』は、『愚行録』や『蜜蜂と遠雷』の石川慶監督が同名小説を映画化。亡き夫(窪田正孝)の名が別人のものだったと知った妻(安藤サクラ)が、知り合いの弁護士(妻夫木聡)に身元調査を依頼し、次第に夫の壮絶な過去が明らかになっていく物語。出自や家庭環境をめぐる差別やレッテルも容赦なく映しながら、アイデンティティを問う人間ドラマであり、ミステリー作品だ。檀上に妻夫木さんらキャストやスタッフとともに立った石川監督。最優秀監督賞を受賞の際には、「今日、本当にたまたまいただきましたが、バトンなんだなって感じがすごくしています。本当に先輩方が作った日本映画という大河があって、僕らがつめていくというバトンだと受け止めています」と語っていた。写真提供: 東京写真記者協会そんな石川監督の姿を笑顔で見つめていた妻夫木さんだが、マイクを握るととたんに目には涙が浮かんだ。「うれしいです。監督とはデビュー作から一緒で…」と話し、横にいる窪田さんがそっと妻夫木さんを支えた。妻夫木さんは「一番、僕は彼の才能というものを間近で見ていた自負があるので、認めてくださったのが本当にうれしいです」と喜びで声を震わせた。窪田さんも「本当におめでとうございます。この作品に関われて一員になれて、心からうれしいです。これからの財産になるし縁を少しずつ広げて映画をみんなで盛り上げていきたいです」と言い、安藤さんも「おめでとうございます!これ以上のものはないなって、おめでとうございます!」と笑顔を見せた。清野菜名も「本当におめでとうございます。こんな素敵な作品に参加できてラッキーだなと思います、私も頑張っていきます」と最後は涙声になっていた。そのほか、最優秀アニメーション作品賞は『THE FIRST SLAM DUNK』が受賞。企画から13年かけて制作された本作は、アニメ版でも映像化していない原作内の最終試合を新たな視点で描き、新旧ファンを興奮させ感動を呼んだ。そして現在も公開中、興行収入も100億円を超えて数字を伸ばし続けている。(cinamacafe.net)■関連作品:THE FIRST SLAM DUNK 2022年12月3日より全国にて公開© I.T.PLANNING,INC. © 2022 SLAM DUNK Film Partnersある男 2022年11月18日より全国にて公開©2022「ある男」製作委員会
2023年03月10日『ある男』の妻夫木聡が、第46回日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞を受賞。同作では最優秀助演男優賞に窪田正孝、最優秀助演女優賞で安藤サクラが受賞しており、妻夫木さんの名前が呼ばれた瞬間、『ある男』テーブルの面々は全員笑顔に!にぎやかに妻夫木さんを壇上に送り出していた。優秀主演男優賞には、阿部サダヲ(『死刑にいたる病』)、大泉洋(『月の満ち欠け』)、妻夫木聡(『ある男』)、二宮和也(『ラーゲリより愛を込めて』)、松坂桃李(『流浪の月』)と、現在の日本映画界を彩る俳優が顔を揃えていた。写真提供: 東京写真記者協会『ある男』では、3度目となる石川慶監督作品への主演で、妻夫木さんは人権派弁護士の城戸章良に扮した。スクリーン映えするたたずまいと存在感で作品をけん引し、城戸自身の内面の葛藤や苛立ちも表現した。静かな怒りの表情が印象的だった妻夫木さん。準備したことを聞かれると、「実際、弁護士の方に何度か会って取材をいっぱいさせてもらったり、裁判も傍聴したりしました。『いろいろなタイプの弁護の仕方があるんですね』と弁護士の方に言ったとき『僕も今こう接しているけど、この僕はいつもの僕とは違いますよ』と言われて。人にはいろいろな顔があって、ひとつのチョイスが今の顔なんだと気づきました」と役をやる上で大きな発見になったと明かした。受賞スピーチで、妻夫木さんは「ちょうど10年前くらい、『悪人』で(受賞したとき)は舞台でこの場にいられなくて、今回は実際にいただけて本当にうれしいです」と満面の笑みを見せた。「人間にはいろいろな顔があるよなと腑に落ちてからは、ふと山田洋二監督に言われた『妻夫木くん、あることが大事だよ』ということをすごく思い返しました。その言葉を頼りに、ずっとこの役をやっていました。とにかくこの場にあること・存在することを大事に役をやりました」と語った。最後に妻夫木さんは「とにかく日本映画が大好きです。これからも盛り上げていけるように、仕事ができたらうれしいです」とまた輝く笑顔を見せ、ブロンズ像をかかげてレッドカーペットを歩いていった。(cinamacafe.net)
2023年03月10日俳優の安藤サクラが、『ある男』で第46回日本アカデミー賞の最優秀助演女優賞を受賞。第42回『万引き家族』で最優秀初演女優賞を受賞したことも記憶に新しい安藤さんだが、4年ぶりの本格的な映画出演となった『ある男』での受賞となった。スピーチでは様々な感情が交差したのか、涙を流しスピーチしていた。優秀助演女優賞は、有村架純(『月の満ち欠け』)、尾野真千子(『ハケンアニメ!』)、清野菜名(『ある男』/『キングダム2 遥かなる大地へ』)、永野芽郁(『母性』)、松本穂香(『“それ”がいる森』)と、安藤さんも入れて例年になく6名の選出となった。写真提供: 東京写真記者協会『ある男』では、再婚した夫(窪田正孝)が偽名を使っていたことを彼の死後知り、弁護士に身元調査を依頼する妻・里枝を演じた安藤さん。一度は疑心暗鬼になるも、最終的には自分は感じたことを信じる里枝を凛とした存在感で、温かく包容力のある演技で見せた。撮影前も今も「すごく難しい役だったなと感じていた」と語った安藤さん。およそ4年ぶりの映画出演はすごく緊張していたそうで、「うーん。苦しかったです、ははは。くよくよしていました、ずっと。でも途中から現場が大好きだと改めて思って、変わっていきました。この現場がないと、ずっとくよくよしたままだったかもしれない」と意外な胸の内を明かした。共演の妻夫木聡も「撮影中に、ある日『私やっぱり女優に向いてないと思うの。この作品で引退しようと思う』と言われて“えっ!? 引退作になってしまうのか…”と思っていた」と話し、くよくよエピソードを明かされた安藤さん。受賞後のスピーチで、安藤さんは「ありがとうございます。今ここで話したときにあまりにも自分が…」と一瞬止まり「泣いちゃう…」と涙を浮かべた。「本当にやめようと思っていたことがこんな形でばらされると思っていなくて、情けなくて」と涙を流して話す安藤さんに、会場中が温かく拍手でエールを送った。安藤さんは、「この作品の最中に、やっぱり現場がすごく好きなんだと。それは自分ができる・できないとか関係なく、それをも超えて私は撮影の皆さんの中にいることが何よりも好きなんだとはっきりと思えました。もうくよくよを超えて、そんなものほかに見つけられないなとはっきりと思えたので、また現場に今向かうことができています」とコメント。さらに、最後は「ただやっぱり子育てと撮影は今のところうまくできない。それはたぶん撮影のシステム的なこともあると思う。でもそれは私はどうしたらいいのかわからないけど悩みつつ、家族で会議しながら、みんなで協力し合ってまた頑張れたらいいな、大好きな現場に戻れたらいいなと思ってます。ありがとうございます!」と会場にいた(夫の)柄本佑に向かって微笑みかけ、柄本さんもピースサインを返し、場内も大きな拍手と笑顔を送っていた。(cinamacafe.net)
2023年03月10日日本公開から半年以上、全国各地の映画館でロングラン上映を続けている『PLAN75』。この度、第65回ブルーリボン賞にて主演女優賞(倍賞千恵子)&監督賞(早川千絵)を受賞したことを記念して、公開時のメイン館である新宿ピカデリーにて3月10日(金)より再々上映が決定した。6月の公開週にはメイン館の新宿ピカデリーの週末動員数で、『トップガン マーヴェリック』の動員を抑え1位を記録。シネスイッチ銀座では、金曜日の初回からチケットを求めて観客が長蛇の列をなし、土日も満席の回が続出。30代以降の映画ファンを中心に女性のグループ、夫婦・カップルなど複数での鑑賞が多く、幅広い客層に支えられてロングラン上映、現在、興行収入は3.4億円に迫っている。SNSを中心に「震えるほど感動」「頭から離れない」「“生きる”という命題を観る者に突きつける大傑作」など絶賛の声が多く寄せられたほか、“75歳以上に生死の選択権を与える<プラン75>の制度”に対して、賛否両論を巻き起こした本作。作品への口コミの高さに加え、キャスト陣の演技も高く評価され、第46回日本アカデミー賞優秀主演女優賞、優秀脚本賞や第65回ブルーリボン賞 主演女優賞、監督賞をはじめとした国内の主要映画賞を獲得している。また、第47回トロント国際映画祭のコンテンポラリー・ワールド・シネマ部門や国際映画祭への出品も相次ぎ、フランス、シンガポール、タイ、台湾など30か国以上の国と地域で配給されるなど、世界各国でも評価を受けている。この度、3度目の新宿ピカデリーでの上映決定を受け、倍賞さんは「監督をはじめ、キャスト、スタッフの皆さんと同じ方向を向いて一生懸命に作り上げた作品を多くの方にご覧いただけて嬉しいです」とコメント。なお、早川監督は次回作に向け、脚本を執筆し始めているという。『PLAN 75』は3月10日(金)より新宿ピカデリーにて再々上映、全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:PLAN75 2022年6月17日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2022『PLAN75』製作委員会 / Urban Factory / Fusee
2023年02月24日第35回(2011年)より開催し、今年で11年目を迎える日本アカデミー賞新人俳優賞受賞者の撮りおろし企画「NEW CINEMA FACE」。今回も同賞に選ばれた小野花梨、菊池日菜子、生見愛瑠、福本莉子、有岡大貴、番家一路、松村北斗、目黒蓮の新たな装いと表情によるビジュアルがRAYARD MIYASHITA PARKに登場する。日本アカデミー賞の歴史の中で、第5回から設けられた新人俳優賞。受賞者はその後も「主演」「助演」で 再び日本アカデミー賞を受賞するなど各方面で活躍を続けている。日本アカデミー賞協会会員約4,000人の投票により決定し、原則として映画初出演でなくとも、主演・助演クラスの大役を演じ、印象を与えた俳優を対象とされる。そんな次世代の映画界を担う新人俳優賞受賞者たちが一堂に会する「NEW CINEMA FACE」は毎年、期間限定で掲出されると多くの人々が現地を訪れ、映画ファンのフォトスポットとして話題に。日本アカデミー賞授賞式の前のもう1つの企画として盛り上がりを見せている。なお、受賞者からは、自分にとって「映画」とは?10年後20年後の自分像は?という問いについてのコメントも到着している(五十音順)。小野花梨『ハケンアニメ!』私にとって映画は敵であり味方ですね。自分を生かしているという意味では大きな味方だけど、その中で私は戦っていかなければならないですし、長くこのお仕事をしたいのなら評価され続けなければいけないというシビアさもある。どこかで誰かに求められていなくては出来ないお仕事ですから。10年後20年後も誰かに求めていただけるような存在でいられたらなと思います。菊池日菜子『月の満ち欠け』知らない世界を教えてくれるのが映画だと思います。自分のコミュニティの中だけで得られる知識や考えは、どうしても偏ってしまう部分があって、そういった部分を壊してくれるのが映画だと思っています。今後は感情を放出すること、演じること、表現することを楽しみながら俳優として生きていけたらいいなと。それを叶えるためにも今、もっともっと頑張ろうと思います。生見愛瑠『モエカレはオレンジ色』どれだけ眠くても夜更かししてしまうほど映画を見る時間は贅沢だなって思っています。普段生きていたら感じない感情に引きずられたり、自分にない価値観を知ることが出来て、すごく勉強になるし面白いです。10年後20年後、その時やりたいことが何かはわからないですけど、物を作ることがすごく好きなので、たくさん経験を積んで何かを作っていたらいいなって思っています。福本莉子『今夜、世界からこの恋が消えても』日常では体験できないことをスクリーンを通して体験できるところが映画の魅力だと思っています。行き詰まっている時に背中を押してもらったり、生きる上でのヒントが凄く詰まっている。将来的にもこのお仕事は続けられたらいいですね。この賞をきっかけに、いろんな作品、役、自分に出会って、お仕事じゃないところでもいろんなものを学んで、発見して、人として成長していけたらなと思います。有岡大貴『シン・ウルトラマン』いろんなことの源みたいな感じです。普段はグループで活動させてもらっていて、ライブもそうですが、日々インプットが必要だと感じていて。そんなときに劇場で映画を観ることでインスピレーションや刺激を受けて、本当に助けられています。この先も変わらず映画に触れていたいですし、もし俳優として呼んでいただけることがあるのならば、この賞に恥じないお芝居ができたらと思います。番家一路『サバカンSABAKAN』映画に出ている人はすごいなと思っていたので『サバカンSABAKAN』に出て、自分が映画の中にいるんだって考えたら不思議な気持ちになりました。また是非やりたいです。10年後20年後も俳優業を続けているか他の道に進むかはわからないけど、楽しんでいてほしいと思います。ほかの道は...お金持ちになりたいというか、楽しく生きていきたいので社長とか!? になりたいです。松村北斗『ホリックxxxHOLiC』映画は見に行こうと思わないと見られないけど、そういう意味で価値のある物を作って、受け取ってもらおうとする熱量みたいなものを感じます。僕を選んでくれた方に「やっぱりあの時、俺、私、間違ってなかったな。先見の明があったな」と思ってもらえるような10年後20年後でありたいし、映画に憧れみたいなものがあるのでお芝居は「頼むからやめてくれ」って言われるまで挑戦したいですね。目黒 蓮『月の満ち欠け』映画は、明日も頑張ろうと思えるような、その先の人生になにか影響するような、不思議なパワーのあるエンターテインメントだと思っています。自分が出た作品も誰かを励ますことが出来たら嬉しいです。一回きりの人生なので、10年先も、20年先も悔いのない、少しでも楽しい時間が増えるような生き方ができていたらいいなと思います。「NEW CINEMA FACE 2023」は2月23日(木・祝)~3月16日(木)までRAYARD MIYASHITA PARK【South】2F入口横、渋谷駅方面エレベーター・2F歩道橋付近・3Fフードホール、【North】2Fエレベーター付近にて掲出。第46回 日本アカデミー賞授賞式は3月10日(金)にグランドプリンスホテル新高輪 国際館パミールにて開催。(text:cinemacafe.net)
2023年02月15日女優の芦田愛菜が、1年を通して優秀な活躍をした俳優や映画・ドラマ等を表彰する「2023年エランドール賞」の新人賞を受賞し、2日、都内のホテルで行われた授賞式に出席した。芦田は「私が一番最初に大きな作品に参加させていただいたのは『Mother』というドラマになると思うんですけど、本当にその時は監督や助監督さんに叱られてばかりの毎日だったんですが、そんな『Mother』という作品にお芝居との向き合い方を教えてもらって、今日まで続けてこられたような気がしています」と挨拶。受賞の対象となった、映画『メタモルフォーゼの縁側』については、「本当に温かい現場で、毎日撮影現場に行くのがすごく楽しくて、のびのびと演技をさせてくださった宮本(信子)さんはじめキャストの皆様、そしてスタッフの皆様に感謝の気持ちでいっぱいです」とした上で、「これからもお芝居が好きだという純粋な気持ちを忘れずに、役に真摯(しんし)に向き合って、映画やドラマを見てくださった皆さんに、私の演じた役の子が、きっとこの世界のどこかに生きてるんじゃないかと思っていただけるようなお芝居ができるように、邁進して参ります。この賞は、きっとこれからの私の糧になると思います」と気を引き締めた。そこに、『メタモルフォーゼの縁側』で共演した宮本信子がサプライズ登場。「10年ぶりに再会して、本当に立派なお嬢さんに成長されました。そして2人の芝居はとても楽しかったです。これからもいろんな仕事をいっぱいなさり、そしていろんな役を演じられると思いますけれども、どうかどうか頑張って一生懸命おやりくださいませ。それから最後にもう1つ。愛菜ちゃん、自分の人生をしっかり生きてください。お願いします、応援してます」と言葉をかけた。○「2023年エランドール賞」受賞者●新人賞中川大志、芦田愛菜、松下洸平、岸井ゆきの、間宮祥太朗、奈緒●プロデューサー賞・映画部門:『ある男』(松竹) 田渕みのり、秋田周平・テレビ部門:『カムカムエヴリバディ』(NHK) 堀之内礼二郎●プロデューサー奨励賞・映画部門:該当者なし・テレビ部門:『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ) 草ケ谷大輔●特別賞・『ONE PIECE FILM RED』製作委員会・『鎌倉殿の 13 人」制作チーム(NHK)・『silent』制作チーム(フジテレビ)
2023年02月02日毎年、映画の祭典『アカデミー賞』の時期を迎えると話題になる、『ゴールデンラズベリー賞(通称:ラジー賞)』が、2023年、物議をかもしています。ラジー賞とは、アカデミー賞授賞式の前夜に、最低な映画を表彰するという、ノミネートされることそのものが不名誉な賞。その内容から、問題視されるのは今回が初めてのことではありませんが、2023年は、ラジー賞の最低女優賞に、12歳の俳優がノミネートされたことで、世間から批判の声が相次ぐ事態となりました。ラジー賞、12歳の俳優をノミネートし炎上今回、ノミネートされたのは、映画『炎の少女チャーリー』で主演を務めた、ライアン・キーラ・アームストロング。過去には、人気俳優のサンドラ・ブロックが最低女優賞にノミネートされたものの、表彰式の場を逆に作品の宣伝に変える対応が話題になったこともありました。しかし、それができたのは、ブロックが地位を確立した俳優であり、ラジー賞に対して皮肉で返すだけの経験もキャリアもあったからでしょう。12歳という若さの俳優に『最低女優賞』というレッテルを貼ることで、「彼女の将来をつぶしかねないのではないか」「いじめを助長する」と危惧する声も多く、後にラジー賞共同創設者のジョン・ウィルソンはアームストロングへの謝罪の声明とともに、候補から外したことも発表しました。また、18歳以上を対象にノミネートするガイドラインを設けたことも明かしたものの、その決定にもまた、多くのコメントが寄せられています。・もはやラジー賞を構成するすべての要素が時代遅れ。・そろそろラジー賞の開催そのものを止める時が来たのでは。・遅すぎるレベル。ガイドラインを設けたところで、不名誉な賞をもらうのは、年齢に関係なく嫌だろう。ラジー賞をエンタメととらえ、ユーモアに変える風潮を評価する声があるのも事実。しかし、時代が変われば社会の風潮も変わります。ラジー賞側が今回の騒動を受け、さらなる変革を加えるのかにも注目したいところ。なお、アームストロングが主演を務めた『炎の少女チャーリー』は、スティーヴン・キングの小説『ファイアスターター』を原作にしたホラー映画で、日本では2022年6月17日に公開されています。[文・構成/grape編集部]
2023年01月26日「第46回日本アカデミー賞」の正賞15部門各優秀賞および新人俳優賞が1月23日(月)に発表された。なお、司会は羽鳥慎一と有村架純が務める。優秀作品賞を受賞したのは、『ある男』、『シン・ウルトラマン』、『月の満ち欠け』、『ハケンアニメ!』、『流浪の月』の5本となった。島谷能成会長は、「2022年は観客動員数が(前年と比べて)約30%増、お客さんが映画館に戻ってくれている1年でした。興行収入100億円を超える作品が5本も出て、そんなのは初めて。豊作の1年だった」とふり返った。なお、第46回日本アカデミー賞は、2022年1月1日~12月31日までに東京地区において有料で初公開された、40分以上の劇場用劇映画及びアニメーション作品、ならびに劇場公開を目的に製作された新作で、東京地区の同一劇場で1日3回、かつ2週間以上、映画館のみで連続して上映された作品が対象になっている。今回で連続4回目の司会となった羽鳥さんは、「毎年緊張してやっております」と話す。「今回は、(コロナ禍以降)初めてお客さんが100%入るということで、楽しみたいと思いつつまた緊張感が上がるなと。けど、通常に戻ってきたうれしさもあります」と声を弾ませた。同じく司会を行うのは、第45回同賞で『花束みたいな恋をした』にて最優秀主演女優賞を受賞した有村さん。有村さんは、「まさかこのような日がくるとは思っておらず、大きな式典の司会を務めるなんてと感慨深く思います。会場にいらっしゃる登壇者の方々、お客様の皆さんと一緒に、素敵な夜を過ごせるよう自分自身も楽しみながらまっとうできればと思います」と心を込めた。アカデミー賞授賞式の場について、有村さんは「どの作品においても、自分が参加していない作品でも、同じ志を持った方たち、戦友のような・仲間のような方たちが集まって、ひとおもいに心を込めてご自身の言葉でスピーチされる時間を共有できることが、私はとてもこの空間において幸せだなと感じました。当日、皆さんにとっても、そのような思いのあふれる1日になれたらいいなと思います」と語っていた。授賞式は3月10日(金)にグランドプリンスホテル新高輪の国際館パミールで行われ、各部門の最優秀賞が発表される。(cinamacafe.net)
2023年01月23日“アニメーションのアカデミー賞”とも呼ばれる第50回アニー賞のノミネートが、日本時間1月18日深夜に発表。湯浅政明監督の『犬王』が長編インディペンデント作品賞と脚本賞(野木亜紀子)にノミネートされた。本作は、「平家物語 犬王の巻」(著:古川日出男)を原作に、室町時代に人々を熱狂させた実在の能楽師・犬王と、そのバディである琵琶法師・友魚との強烈な友情と“能楽”の世界を鮮烈な視点で描いた作品。湯浅監督×野木亜紀子(脚本)×松本大洋(キャラクター原案)×大友良英(音楽)らクリエイター陣にくわえ、犬王役には、「女王蜂」として音楽活動をはじめ止まらない躍進を遂げるアヴちゃん。友魚役は、カテゴリーに縛られない表現者として卓越した演技力・歌唱力を持つ森山未來が演じている。2022年5月28日に全国121館で封切られ、観客動員数24万人、興行収入3.5億を突破。公開から7か月を超えるいまもロングラン上映を続けている。また、アニー賞は1972年、国際アニメーションフィルム協会(International Animated Film Association)によって設立。年に一度、世界中の優れたアニメーション作品・スタッフ・キャストに贈られる賞で、“アニメーション界のアカデミー賞”とも呼ばれる。湯浅監督作品が同・長編インディペンデント作品賞にノミネートされるのは『きみと、波にのれたら』(2021)以来2度目。「アドベンチャー・タイム」でのTV部門監督賞へのノミネートも併せると3度目となる。受賞した場合、日本製作の作品としては2018年の『未来のミライ』(細田守監督/スタジオ地図)に次ぐ快挙に。脚本賞は宮崎駿監督/スタジオジブリ『千と千尋の神隠し』(2002)、『風立ちぬ』(2013)以来のノミネート。長編インディペンデント作品賞には、A24が北米配給したストップモーションアニメ『Marcel the Shell with Shoes On』(原題)やNetflixアニメ映画『エルマーのぼうけん』などがノミネートされている。受賞作品は日本時間2月26日(日)、現地時間2月25日(土)にロサンゼルスで予定されている授賞式で発表。主なノミネートは以下の通り。『私ときどきレッサーパンダ』第50回アニー賞主要ノミネート作品賞『私ときどきレッサーパンダ』『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』『長ぐつをはいたネコと9つの命』『ジェイコブと海の怪物』『ウェンデルとワイルド』長編インディペンデント作品賞『Charlotte』(原題)『犬王』『Little Nicholas, Happy As Can Be』(原題)『Marcel the Shell with Shoes On』(原題)『エルマーのぼうけん』監督賞(長編)ドミー・シー『私ときどきレッサーパンダ』ギレルモ・デル・トロ、マーク・グスタフソン『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』ディーン・フライシャー・キャンプ他『Marcel the Shell with Shoes On』(原題)ノラ・トゥーミー『エルマーのぼうけん』ヘンリー・セリック『ウェンデルとワイルド』脚本賞(長編)ドミー・シー、ジュリア・チョー『私ときどきレッサーパンダ』ジェイソン・ロフタス『ETERNAL SPRING(長春)』野木亜紀子『犬王』ディーン・フライシャー・キャンプ、ジョニー・スレイト他『Marcel the Shell with Shoes On』(原題)(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-犬王 2022年5月28日より全国にて公開©“INU-OH” Film Partners私ときどきレッサーパンダ 3月11日よりディズニープラスにて見放題で独占配信開始©2021 Disney/Pixar. All Rights Reserved.長ぐつをはいたネコと9つの命 2023年3月17日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 DREAMWORKS ANIMATION LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2023年01月18日日本時間1月11日(現地時間1月10日夜)、アカデミー賞の前哨戦とされる第80回ゴールデン・グローブ賞の授賞式がロサンゼルスのビバリー・ヒルトンにて3年ぶりにリアル開催。A24作品の『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』がミシェル・ヨー、キー・ホイ・クァンの俳優賞受賞で2冠、『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』で女王ラモンダを演じ、助演女優賞を受賞したアンジェラ・バセットのスピーチなどで会場が沸いた。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』アニメ映画賞にノミネートされていた湯浅政明監督の『犬王』は受賞を逃し、『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』が選ばれた。スティーヴン・スピルバーグ監督は自身3度目の監督賞を受賞した自伝的作品『フェイブルマンズ』が作品賞(ドラマ部門)に。『フェイブルマンズ』最多ノミネートだった『イニシェリン島の精霊』は、マーティン・マクドナー監督の脚本賞、作品賞・主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)の最多受賞となった。『イニシェリン島の精霊』『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』からは主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)にミシェル・ヨーが選ばれたほか、キー・ホイ・クァンが助演男優賞を受賞。ミシェル・ヨーは先日も米の番組で、ハリウッドでは年齢を重ねることで役を得る機会が減ってしまうことを語ったばかりだが、アジア系女優として自身の闘いをふり返りながら40年立ってきたこの舞台に立ち続けることを力強く語っていた。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』キー・ホイ・クァンは『グーニーズ』でキャリアのきっかけをくれたスピルバーグ監督や、本作のダニエルズ監督、共演者らに壇上から感謝を述べ、会場の涙を誘った。また、インド映画『RRR』から高速シンクロダンスが話題となった「Naatu Naatu」が歌曲賞に。インド映画としても、アジア映画としても初受賞となった。「オスカー候補にも選ばれて会場で踊ってほしい」という声もSNSには上がっている。『RRR』一方、テレビ部門は、黒人の女性教師を主人公にした「アボット エレメンタリー」が作品賞・主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)、助演男優賞の3冠。作品賞(ドラマ部門)は「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」が選ばれた。「ハリウッド外国人記者協会(HFPA)」は変革を印象づけるように努めてはいたが、司会のコメディアン、ジェロッド・カーマイケルからは「私がここにいるのは、私が黒人だからです」と辛辣なジョークが式冒頭から飛び出していた。第80回ゴールデン・グローブ賞受賞結果映画部門作品賞<ドラマ部門>『フェイブルマンズ』作品賞<ミュージカル・コメディ部門>『イニシェリン島の精霊』<ドラマ部門>主演男優賞オースティン・バトラー『エルヴィス』主演女優賞ケイト・ブランシェット『TÁR』<ミュージカル・コメディ部門>主演男優賞コリン・ファレル『イニシェリン島の精霊』主演女優賞ミシェル・ヨー『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』<共通部門>助演男優賞キー・ホイ・クァン『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』助演女優賞アンジェラ・バセット『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』監督賞スティーヴン・スピルバーグ『フェイブルマンズ』脚本賞マーティン・マクドナー『イニシェリン島の精霊』アニメ映画賞『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』非英語映画賞『アルゼンチン1985 ~歴史を変えた裁判~』(アルゼンチン)作曲賞ジャスティン・ハーウィッツ『バビロン』歌曲賞「Naatu Naatu」『RRR』テレビ部門作品賞<ドラマ部門>「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」作品賞<ミュージカル・コメディ部門>「アボット エレメンタリー」<ドラマ部門>主演男優賞ケヴィン・コスナー「イエローストーン」主演女優賞ゼンデイヤ「EUPHORIA/ユーフォリア」<ミュージカル・コメディ部門>主演男優賞ジェレミー・アレン・ホワイト「一流シェフのファミリーレストラン」主演女優賞キンタ・ブランソン「アボット エレメンタリー」<共通部門>助演男優賞テイラー・ジェームズ・ウィリアムズ「アボット エレメンタリー」助演女優賞ジュリア・ガーナー「オザークへようこそ」<ミニシリーズ・テレビ映画部門>作品賞「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル」主演男優賞エヴァン・ピータース「ダーマーモンスター:ジェフリー・ダーマーの物語」主演女優賞アマンダ・セイフライド「ドロップアウト~シリコンバレーを騙した女」助演男優賞ポール・ウォルター・ハウザー「ブラック・バード」助演女優賞ジェニファー・クーリッジ「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル」キャロル・バーネット賞ライアン・マーフィーセシル・B・デミル賞エディ・マーフィ(text:cinemacafe.net)■関連作品:エルヴィス 2022年7月1日より全国にて公開© 2022 Warner Bros. Ent. All Rights ReservedRRR 2022年10月21日より全国にて公開警官の血 2022年10月28日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2022 ACEMAKER MOVIEWORKS & LEEYANG FILM. All Rights Reserved.イニシェリン島の精霊 2023年1月27日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.TAR/ター 2023年5月、全国にて公開© 2022 FOCUS FEATURES LLC.ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー 2022年11月11日より全国にて公開©Marvel Studios 2022ギレルモ・デル・トロのピノッキオ 2022年11月25日より全国にて公開、12月9日よりNetflixにて配信エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 2023年3月3日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 A24 Distribution, LLC. All Rights Reserved.フェイブルマンズ 2023年3月3日より全国にて公開© 2022 Universal Pictures. ALL RIGHTS RESERVED.
2023年01月11日2021年の北海道の自己破産件数は2020年から大幅減少!【2021年最新】北海道の自己破産件数、個人再生件数WEBサイトの制作を行う株式会社cielo azul(本社:福岡市中央区渡辺通5−14−12南天神ビル3F、代表取締役:大泉 聡)は、運営メディア「債務整理相談ナビ」にて2021年最新データの北海道の自己破産件数、個人再生件数及び北海道で自己破産に強い弁護士情報を2023年1月10日に更新いたしました。2021年の北海道の自己破産・個人再生の件数と5年推移北海道の自己破産件数・個人再生の推移司法統計によると、2021年の北海道の破産件数は4118件で2020年比10%減。個人再生も2021年は632件で、2020年比17%減と大幅に減少。<債務整理相談ナビ 2021年の北海道の自己破産情報を更新>札幌・北海道で自己破産をするなら!北海道の自己破産件数、個人再生件数 : 北海道・札幌で自己破産をするならおすすめ札幌・北海道で自己破産の相談におすすめ弁護士4選札幌・北海道で自己破産の相談をする場合の、費用面、実績面でのおすすめの弁護士を4つ紹介します。【アース法律事務所】【弁護士法人ひばり法律事務所】【東京ロータス法律事務所】【平松剛法律事務所】2023最新の札幌・北海道で自己破産に強い弁護士4選! : 北海道で自己破産の相談を弁護士事務所だけ紹介する理由自己破産のおすすめ事務所を司法書士ではなく弁護士事務所にするのかを紹介する記事はコチラ!弁護士をおすすめする理由をより詳しく! : 北海道で債務整理の相談をしたいなら?北海道・札幌で債務整理のおすすめ法律事務所5選自己破産の相談先として司法書士ではなく弁護士のみをお勧めとして紹介した理由は2つあります。1つ目は、実際の破産の申立てのうち、2020年の場合、90%の方が弁護士に依頼しているという事実です。2つ目は、権限の違いです。司法書士は、「書類作成代理人」として自己破産・個人再生申立書を作成しますが、弁護士のように本人の「代理人」になれないという違いがあります。【2023年最新】札幌・北海道で債務整理におすすめの弁護士・司法書士5選 : 債務整理相談ナビ概要債務整理相談ナビ「債務整理相談ナビ」では、債務整理の解決実績が豊富で、料金体系も極力安い、相談料無料の事務所のみをおすすめして紹介しています。メディア内では、事務所ごとのインタビュー記事や動画、1分自己紹介音声等を取り入れて相談者の専門家選びの一助となるように心がけております。また、「債務整理相談ナビ」は、日本トレンドリサーチ(運営会社:株式会社NEXER)がおこなった2021年12月から2022年1月における調査において、「債務整理相談比較サイト 総合満足度」「債務整理相談比較サイト 情報掲載充実度」「安心・信頼できる 債務整理相談比較サイト」の3項目で第1位を獲得しまております。債務整理でおすすめの弁護士・司法書士事務所ランキング19選!費用比較 : 債務整理相談ナビ運営会社:株式会社cielo azul概要会社名:株式会社cielo azul所在地:〒810-0004 福岡市中央区渡辺通5丁目14番12号 南天神ビル3F代表取締役:大泉 聡設立日: 2014年2月事業内容:WEBサイト制作/運営サポートWEB・SEOコンサルティングWEBの広告代理アフィリエイト/アフィリエイト支援青空ブランド:3つのwebメディア(債務整理相談ナビ・派遣会社登録ナビ・興信所探偵ナビ)を運営。青空のように人々の不安を解消し、生きがいを守ることに貢献できるメディアを目指す。【2023年最新】派遣会社おすすめ徹底比較24選 : 浮気調査で探偵のおすすめは?探偵事務所比較ランキング : 株式会社cielo azulのビジョン会社ビジョン<お問い合わせはこちら>運営会社:株式会社cielo azul 株式会社cielo azul公式twitter 株式会社cielo azul公式facebook 株式会社cielo azul公式インスタグラム 派遣会社登録ナビ公式インスタグラム 派遣会社登録ナビ公式twitter 債務整理相談ナビ公式インスタグラム 債務整理相談ナビ公式twitter 興信所探偵ナビ公式インスタグラム 興信所探偵ナビ公式twitter 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年01月10日今年29年ぶりに再始動し、来年8月末までの期間限定で活動中の男闘呼組が、1988年の最優秀新人賞、1989年の金賞受賞以来の日本レコード大賞「特別賞」を受賞。12月30日に放送された『第64回 輝く!日本レコード大賞』で、今までの賞に縁のある「DAYBREAK」「TIME ZONE」と「パズル」の3曲メドレーを披露した。男闘呼組は、前田耕陽(54)、成田昭次(54)、高橋和也(53)、岡本健一(53)からなる4人組のロックバンド。1988年にデビューし数々のヒット曲を出しながらも、1993年に高橋の事務所解雇が突然発表される。解雇の理由は明かされないまま、バンドは活動休止に。そして岡本だけが事務所に残り、この29年、4人はそれぞれの道を歩んできた。その後、岡本は舞台俳優としても大活躍しており、‘22年春に「学問や芸術分野で功績を残した人」に贈られる紫綬褒章を受章。ジャニーズ事務所所属(現在はエージェント契約)の俳優としては初の受章となった。前田は大阪を中心に、舞台俳優・脚本家として活動。高橋は俳優、声優、ミュージシャンとマルチに活躍、成田は現在はシンガーソングライターやギタリストとして活動している。そんな4人が、2022年7月16日に放送された音楽番組『音楽の日』で再結成を発表。事務所もやめているメンバーが多いことから、復活を夢見ながら実現の難しさを覚悟していたファンは、ネット上で歓喜の声を上げた。《29年ずっと待ってたよーーーーーーーー!!!!!!!!》《嬉しすぎて涙で前が見えない……。なんで限定復活なの……。一生続けてほしい!!》《この令和に胸熱》『音楽の日』の司会を務めるはずも急性虫垂炎で入院し、当日の出演を見合わせた中居正広(50)も、男闘呼組は収録での出演だったため、“どうしても観たい”と発症する前のタイミングで収録に立ち会えたことを嬉しそうに公式サイトで報告していた。《ね~、最高だったでしょ~。久しぶりに、ピリッとする様な同窓会の様な、私にとっていい時間でした。エンタメっていいですね~!ほら~、超シブでしょ、エグいっしょ、イケオジでしょ~。本物のやつ~!》『レコ大』でのLIVE演奏も、昔と変わらない声量だけでなく、33年の間に4人それぞれが積み重ねてきた深みと渋みを感じさせるものだった。放送を見たファンから感激コメントが相次いだ。《昭次くんの 29年もの間待って応援してくれてた男闘呼組のファンの皆さん… から泣きだしたワイ》《男闘呼組が最後に耕陽くんのそばに集まってきたとき 泣きそうになりました》なかには、《中居くん、観てるかな》と、中居を気遣うコメントも。現在、静養中の中居こそ、今日の男闘呼組の出演を誰よりも楽しみに待っていたのかもしれない。
2022年12月30日第47回報知映画賞の表彰式が16日に都内で行われ、各賞の受賞者が登場した。表彰式では報知新聞社 代表取締役社長 依田裕彦氏、東宝 代表取締役社長 松岡宏泰氏からの挨拶も。スケジュールの都合で登壇できなかった片山慎三監督、横浜流星からはVTRでのコメントも寄せられた。助演女優賞に輝いた尾野真千子は「こんなにたくさんのお芝居をさせていただけて、本当に幸せだなと日々感じて、それなのにこんなに素晴らしい賞をいただけて、もっともっと幸せな気分になりました」と喜びを表す。「こうやって賞をいただくと、『もっと頑張れ』と言われているような気持ちになります。だからまだもう少しお芝居を続けていいのかなと思ってます。もうちょっとこの世界に頑張ってみようと思います。ですので、皆さん応援よろしくお願いたします」と頭を下げた。また、「ガリレオ」シリーズの最新作『沈黙のパレード』で主演男優賞に輝いた福山雅治は、「ガリレオという作品にはおよそ15年ほどかかっています。15年かかってこの場に立たせていただけてるんだなと思っています」としみじみ。「天才物理学者」というキャラクターを表すために話し合った日々を振り返り、「僕らはおそらく口にこそ出さなかったんですけど『発明をしてやるんだ』と思っていた」と明かす。さらに福山は「生みの親である東野(圭吾)先生も『湯川学というキャラクターが人間として認められたようで、とても嬉しく思っています』と嬉しいコメントを出してくださってました。とても深くとても嬉しく僕も受け止めておりまして、東野先生が生み出した発明、我々がスタッフと共に作り上げた発明が15年かけて認められたのかなという思いです」と語る。「えてしてこういったことは時間がかかるものですが、この場で結実できたこと、とても嬉しく思っています」と喜んだ。福山は「自分にとって賞をいただくということは予想もしていないことで、僕は53歳なんですが、17歳の時に父を亡くし、その時の父が53歳でした」と明かす。「18歳で東京に出て来て、『何者かになってやるんだ』という思いだったのは間違いありません。その時は何も持ってなかったに等しいですけど、出会うものや人、こと、全てを自分の体に血肉化して何者かになってやるんだという思いで東京に来て、今日その“何者かになる”という一つの目標がこの場所で1度叶えられたような気がしています」と今回の受賞には並々ならぬ思いを持っている様子。最後に福山は「あまり謙遜しすぎるのも共にものを作っている人や、僕のことをつぶさによく見てくださっている方に対して失礼に当たるので、謙虚でありたいと思いながらも、謙遜しすぎずに、この賞を誇りに思いながら受け止め、なかなかもらえるものではないと思っていますが、またこの場に呼んでいただけるようこれからも精進していきたいと思います」とスピーチを締め括った。○第47回報知映画賞 受賞・登壇者一覧作品賞・邦画部門:『ある男』石川慶監督花束ゲスト:坂元愛登作品賞・海外部門:『トップガンマーヴェリック』東宝東和 代表取締役社長 山崎敏アニメ作品賞:『劇場版四畳半タイムマシンブルース』夏目真悟監督主演男優賞:福山雅治『沈黙のパレード』花束ゲスト:西谷弘監督主演女優賞:有村架純『前科者』花束ゲスト:田畑志真助演男優賞:横浜流星『流浪の月』代理:李相日監督助演女優賞:尾野真千子『20歳のソウル』『千夜、一夜』『サバカンSABAKAN』 花束ゲスト:金沢知樹監督監督賞:片山慎三『さがす』代理:山野晃プロデューサー新人賞:嵐莉菜 『マイスモールランド』花束ゲスト:アラシ・カーフィザデー、リリ・カーフィザデー、リオン・カーフィザデー新人賞:白鳥晴都『ぜんぶ、ボクのせい』花束ゲスト:松本優作監督
2022年12月22日第47回報知映画賞の表彰式が22日に都内で行われ、各賞の受賞者が登場した。映画『流浪の月』で助演男優賞を受賞した横浜流星。会場には来られなかったもののVTRメッセージを寄せ「悩みもがきながらも監督を信じて必死に生きようとして来ました。監督、広瀬(すず)さん、松坂(桃李)さん、そしてその他のキャストの皆様、スタッフの皆様がいたから、人間らしくもがいている亮が出来上がったと思います。皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです」と言葉を伝える。さらに「これからも『流浪の月』で得たものを次の作品、次の作品に活かして、ひとつひとつ積み重ねて皆さんに心に響く作品をお届けできるよう精進します」と意気込んだ。李相日監督は「横浜くん、ゆくゆくはトム・クルーズのように……はならないと思いますけれど、ストイックさは引けをとっていない」と表す。「横浜くんは空手をずっとやっておりまして、極めて厳しいストイックな性格。今回演じた亮という男は強くあらねばならないという生き方をしてきたと思うんですけど、女性に暴力をふるってしまうような非常に繊細で心の弱い男の内面なので、自分と違う生き方をしてきた男をどう掴むか、撮影中も撮影以外も常に悩んでストイックに探している姿が印象的でした」と振り返る。さらに李監督は横浜に対し「努力の賜物であると思うんですけど、戦友である広瀬すずとの関わりが非常に大きかったと思いますし、我々スタッフも全員で彼を支えて来た成果として受け止めて、非常に嬉しく思っております」と祝福。「賞をいただくということは、非常にこの先厳しく、なかなか褒めてもらえないゾーンに入ると思うので、より高みに向かってストイックに続けてくれる姿を見守っていきたいと思います」とエールを送った。○第47回報知映画賞 受賞・登壇者一覧作品賞・邦画部門:『ある男』石川慶監督作品賞・海外部門:『トップガンマーヴェリック』東宝東和 代表取締役社長 山崎敏アニメ作品賞:『劇場版四畳半タイムマシンブルース』夏目真悟監督主演男優賞:福山雅治『沈黙のパレード』主演女優賞:有村架純『前科者』助演男優賞:横浜流星 『流浪の月』助演女優賞:尾野真千子 『20歳のソウル』『千夜、一夜』『サバカンSABAKAN』監督賞:片山慎三『さがす』新人賞:嵐莉菜 『マイスモールランド』新人賞:白鳥晴都『ぜんぶ、ボクのせい』
2022年12月22日