富士通研究所は9日、世界最小・最高効率をうたう、最大出力12WのACアダプタを開発したと発表した。スマートフォンなどへの高効率な急速充電が可能となり、一般的な従来品と同サイズのACアダプタと比べ、接続先への充電時間が3分の1になるという。現在普及しているACアダプタは、スイッチ素子がオンとオフを繰り返して電圧を変換することで電力を制御する「スイッチング方式」を採用する。ACアダプタを小型化、高効率化するためには、スイッチ素子のオンオフ動作を高速にすることが有効だったが、現状の制御ICはスイッチング動作が遅い上、タイミング遅延により逆方向電流が流れ、電流の損失が大きくなる問題があった。同社が今回開発したACアダプタでは、周辺回路を工夫し、スイッチ素子に動作抵抗の小さなGaN-HEMT(窒化ガリウム高電子移動度トランジスタ)を採用。GaN-HEMTは、現在のスイッチ素子に利用されているシリコン半導体の10倍の周波数で動作し、抵抗も10分の1以下となる。また、スイッチングのタイミングを正確に制御する回路を新たに導入し、損失電流の発生を抑制することで、12W出力のACアダプタで世界最小という15.6ccの本体容積と、世界最高をうたう87%の電力効率を実現した。これにより、モバイル機器充電時のACアダプタの消費電力を5割削減でき、従来比3分の1の時間で急速充電が可能になったという。実用化は2017年めど。より高出力な回路の実現も検討し、ノートPCなどへの展開も予定する。
2015年12月10日ラトックシステムは3日、5GHz帯のIEEE802.11acに対応したWi-Fi SDメモリーリーダ「REX-WIFISD2」シリーズを発表した。ブラックとホワイトの2色を用意。12月中旬から発売し、価格はオープン、店頭予想価格は9,800円(税込)。専用アプリ「WiDrawer2」を使用することで、ワイヤレスでSDメモリーカードなどにアクセスできる。転送速度は433MHz(理論値)と高速で、2.4GHz帯の無線LAN(Wi-Fi)にも対応する。MIMO対応スマートフォンであれば、従来の2.4GHz帯の転送よりも高速なデータ転送が可能。転送速度の実測値は5GHz帯で最大11.59MB/s、2.4GHz帯で最大10.22MB/s。NFC対応スマートフォンなら、タッチするだけでWi-Fiの設定とアプリのインストールが完了する。5GHzと2.4GHzはセットアップ時に選択可能。容量2,600mAhのモバイルバッテリとして利用できるほか、ポケットルータ機能も搭載。100BASE-TX対応有線LANポート×1基を備え、外出先の有線LAN環境と接続することで無線LAN環境を構築できる。電源をオフにした状態でPC接続すれば、USB 3.0対応のSDメモリーカードリーダとして機能する。使用できるSDメモリーカードの容量は256GBまで確認済み。USBポート×1基も搭載し、USBメモリやUSB HDDなどを接続可能。USB HDDは2TBモデルまでを利用できる。内蔵バッテリへの充電時間は約3時間で、バッテリ駆動時間は約3.5時間。最大5台までの同時接続に対応する。無線LANセキュリティはWPA2 / WPA / WPA&WPA2に対応。電波範囲は50m(見通し)まで。本体サイズはW88×D76×H22mm、重量は約121g。対応OSはWindows Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10、Mac OS X 10.6以降、Android 4.0以降、iOS 7以降。
2015年12月03日ルネサス エレクトロニクスは12月3日、直流(DC)電力を用いる機器向けにUSB Power Delivery(USB PD)の最新規格に対応したコントローラLSI「μPD720251」を発表した。USB PDは、USBケーブルを介して、従来のUSB規格で実現していた最大7.5WのDC供給電力を13倍強となる100W(20V/5A)まで高める規格。これにより、電力供給にUSBケーブルを利用する機器においては、ケーブル1本でデータ通信と電力給電を同時に行うことが可能となる。CPUとして独自の低消費電力コア「RL78」を採用しているほか、フラッシュROM、オシレータ、パワーオンリセット回路なども内蔵しているため、外付け部品の削減が可能。さらに、受電側、給電側などニーズに合わせた各種リファレンスボードも用意しており、カスタマの開発効率を実現する。なお、同製品は、12月よりサンプル価格1000円(税別)でサンプル出荷を開始し、2016年5月より月産100万個で量産を開始することを計画している。また、同製品を搭載した各種リファレンスボードも2016年2月より順次提供が開始される予定だという。
2015年12月03日バッファローは2日、大型の可動式高感度アンテナを搭載するIEEE802.11ac対応の無線LANルータ「WXR-1900DHP2」を発表した。12月下旬から発売し、価格は22,100円(税別)。3本の大型可動式アンテナを搭載するIEEE802.11ac対応の無線LANルータ。5GHz帯のIEEE802.11ac/a/nと、2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/nに対応し、転送速度(理論値)は5GHz帯のIEEE802.11acで最大1,300Mbps、2.4GHz帯で最大600Mbps。1GHzで動作するデュアルコアCPUのほか、5GHz用と2.4GHz用に補助チップを搭載。2種類の電波を同時に処理することで、スループットを高めている。他のWi-Fi機器や電子レンジなどから発生する干渉ノイズを自動で検知して回避する「干渉波自動回避機能」と、通信の混雑を解消する「バンドステアリング」にも対応。ルータに接続されている端末を5GHz帯と2.4GHz帯の混雑していないほうへと自動で切り替え、空いている帯域を利用して通信を快適にする。端末を自動追尾して接続を安定化させる「ビームフォーミング」や「ビームフォーミングEX」といった機能も搭載する。「動画」「音声」「ゲーム」など、使用者の用途によってコンテンツの通信優先順位を設定する「アドバンスドQoS」機能を搭載。無線LAN接続機能はAOSS2 / AOSS / WPSをサポート。スマートフォン用アプリ「StationRadar」をインストールすることで、スマートフォンからルータ設定が行える「Wi-Fiリモコン」などを利用できる。インタフェースはGigabit Ethernet有線LAN×4基とWAN×1基を搭載。USB 3.0ポートも1基装備しており、USB HDDを接続して簡易NASとしてつかったり、プリンタをつなげて無線化したりできる。無線LANセキュリティはWPA2-PSK(AES)、WPA / WPA2 mixed PSK(TKIP / AES Mixed)、WEP(128bit / 64bit)。Any接続拒否やMACアクセス制限も設定可能。本体サイズはW41×D185×H185mm、重量は約560g。対応OSはWindows Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10、Mac OS X 10.5~10.11、Android 2.2以降、iOS 5以降。
2015年12月02日シャープは11月27日、AC(交流)変換せずに室外機へDC(直流)給電できる「DCハイブリッドエアコン」を発表した。発売は12月中旬で、希望小売価格(税別)は冷房定格能力が7.1kWの「JH-D716J2」が690,000円、5.6kWの「JH-D566J2」が590,000円、4.0kWの「JH-D406J2」が520,000円。シャープ製クラウド蓄電池と組み合わせることで、DCとACどちらでも動作するエアコン(室外機)。家庭で利用する電気は一般的にACだが、今回発表されたDCハイブリッドエアコンの室外機はACとDCのどちらにも対応する。エアコンの消費電力のうち、約9割を占める室外機は一般的にDCで動作する。これまで、家庭用蓄電池にDCで蓄えられた電力でエアコンを運転する場合には、DCからACへ変換後、さらにDCへ変換する必要があり、その際に電力ロスが発生していた。しかし、DCハイブリッドエアコンでは、クラウド蓄電池にDCで蓄えられた電力をそのまま室外機へ供給できるようになった。蓄電池からAC変換したうえで給電する場合に比べて、電力の変換ロスを最大約5%低減する。クラウドHEMSが蓄電池とエアコンと連携し、電気料金が上下する時間帯や太陽光発電の状況、蓄電池の残量などをモニタリング。これに応じてDCとACを自動で切り替え、最適な運転を行う。なお、設置時にはDCブレーカーと収納用の接続盤が別途必要となる。稼働中のエアコンが「蓄電池の電気による運転(DC)」あるいは「太陽光発電の電気による運転(AC)」の場合は、エアコン本体の表示ランプや音声で知らせる機能も搭載。「高濃度プラズマクラスター25000」や「風クリーンシステム」など、エアコン内部や吹き出す風を清潔に保つシャープ独自の機能も持つ。サイズは3モデル共通で、室内機がW798×D325×H295mm、室外機がW800×D300×H778mm。
2015年11月27日グリーンハウスは、スマートフォンなどのデバイスを充電できるUSBポート付きAC充電器「GH-ACU1D」シリーズを12月上旬に発売する。価格はオープンで、店頭予想価格は税別1,380円。「GH-ACU1D」シリーズは、出力2.4Aで急速充電をサポートするキューブ型のAC充電器。入力は240Vまでサポートしており、変圧器不要で海外でも利用できるという。サイズ/重量は、幅約35mm×奥行き約35mm×高さ約35mm/約40g。コネクタの形状はUSB TypeA(メス)。充電可能機種は、同社ホームページより確認可能。カラーバリエーションは、ホワイト、ブラック、ブルー、グレー、ブラウンの5色。
2015年11月25日グリーンハウスは、スマートフォンなどのデバイスを同時に2台まで接続できるUSBポート付きAC充電器「GH-ACU2D」シリーズを12月上旬に発売する。価格はオープンで、店頭予想価格は税別1,620円。「GH-ACU2D」シリーズは、USBポートを2基搭載し、ケーブルを接続することで、各種デバイスを2台同時に充電できる。出力は2.4Aで急速充電に対応。入力は240Vまでサポートしており、変圧器不要で海外でも利用できるという。サイズ/重量は、幅約36mm×奥行き約35mm×高さ約32mm/約38g。コネクタの形状はUSB TypeA(メス)。充電可能機種は、同社ホームページより確認可能。
2015年11月25日エレコムは17日、モバイルバッテリとAC充電器の機能を合わせた2-in-1モデル「DE-MB1L-3220」シリーズを発表した。ブラック / グリーン / ホワイトの3色を用意。11月下旬より発売する。価格はオープン。AC充電器としても利用可能な2-in-1モバイルバッテリ。本体にAC電源プラグを搭載しており、家庭用コンセントに挿すことでバッテリの充電が可能。バッテリ容量は3,200mAhで、充電時間は約2.5時間。プラグ部分は折りたたんで収納しておける。本体には充電用USBポートを1基搭載し、モバイルバッテリ時は最大1.5Aの出力に、AC充電器としては最大2Aの出力に対応。家庭用コンセントに挿したままでも、USBポートに接続したスマートフォンなどの充電が行える。「まとめてチャージ!」機能により、AC充電器として接続機器の充電が完了したあと、そのままバッテリの充電も行える。バッテリの寿命が過ぎると、自動的に充電を停止する「過充電防止カウント機能」を搭載。保護回路は、過充電 / 過放電 / 過電圧 / 過電流 / 短絡保護機能など。本体サイズはW69×D74×H25mm、重量は130g。
2015年11月17日エレコムは10日、IEEE802.11ac対応無線LANルータ「WRC-1167FEBK-A」を発表した。11月中旬から発売し、価格は8,305円。最大通信速度867Mbps(理論値)の無線LANルータ。5GHz帯のIEEE802.11ac/a/nと、2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/nの両方に対応し、5GHzと2.4GHzでアンテナを独立させることで電波の感度がアップしている。アンテナ本数は5GHz帯と2.4GHz帯ともに送受信2本ずつ。「ビームフォーミング機能」も搭載しており、端末の位置を狙って電波を届けることが可能。端末の位置が遠くても安定した通信が見込める(ビームフォーミング対応の端末が必要)。インターネットへの接続時間を制限する「こどもネットタイマー2」を搭載。アクセス時間を制限することで、子供がインターネットを使いすぎるのを防ぐ。設定アプリ「SkyLink Manager」を使うことで、スマートフォンやタブレットでのルータ設定も簡単に行える。無線LANの接続機能はWPSに対応。セキュリティはWPA2-PSK(AES)、WPA-PSK(TKIP)、WEP(64bit/128bit)で、ステルスSSIDやMACアドレスフィルタリングも使用可能。ルータモードのほか、APモード、子機モード、中継器モードをサポートしている。インタフェースはGigabit Ethernet対応有線LAN×4基、WAN×1基。本体サイズはW26×D130×H182.5mm、重量は約210g(スタンド、ACアダプタは含まず)。対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10 / RT、Mac OS X 10.5~10.10。
2015年11月10日エレコムは4日、IEEE802.11acに対応し、ビームフォーミング機能で安定したデータ通信を行なう無線ルータを2モデル発表した。上位モデルでは最大867Mbpsの通信速度を実現している。発売日は11月中旬を予定。価格は税込6,696円から。両モデルとも、IEEE802.11ac/a/b/g/n/acに対応する無線LANルータ。2.4GHz帯と5GHz帯でアンテナを独立させ電波感度を挙げているほか、対応端末の位置を捕捉しその場所に向けて電波を届ける「ビームフォーミング機能」により、通信の安定性を向上させている。スマートフォンやタブレット向けに、App StoreやGoogle Playから入手可能な接続設定アプリ「SkyLink Manager」を用意。WindowsとMac向けには、接続用プログラムが収録されたCD-ROMが付属する。このほか、簡易無線LAN設定システム「WPS」にも対応。セキュリティ面では、WPA2-PSK(AES)/WPA-PSK(TKIP)/WEP(128/64bit)のほかMACアドレスフィルタリング、マルチSSIDといった機能を用意。子供のネット接続の時間を制限できるよう、無線LAN子機ごとに接続時間を設定できるほか、有害なサイトを遮断する「Webサイトフィルター」の3年間ライセンスも付属する。○WRC-1167GHBK3-A上位モデル「WRC-1167GHBK3-A」では、ハードウェアNATを搭載。インターネットと端末間の有線部分のスループットが最大940Mbps(規格値)を実現した。対子機での無線通信は最新スマートフォンであれば最大870Mbps(規格値)となる。アンテナ数は5GHz帯/2.4GHz帯ともに送受信×2本。価格は税込8,964円。搭載有線LANポートはWAN側が1基、LAN側が4基。本体サイズはW26×D130×H182.5mmで重量は約210g。○WRC-733FEBK2-A下位モデル「WRC-733FEBK2-A」は、最大433Mbps(規格値)の無線通信が可能なモデル。主な機能は上位モデルに準じるが、アンテナ数は5GHz帯が送受信×1本、2.4GHz帯が送受信×2本となる。価格は税込6,696円。本体サイズはW26×D130×H182.5mm、重量は約200g。
2015年11月04日エレコムは27日、ハードウェアNAT機能を搭載した、11ac対応の無線LANルータ「WRC-1167GEBK-I」を発表した。10月下旬に発売する。価格は税別8,330円。5GHzのIEEE802.11acに対応した無線LANルータ。有線LANの通信スループットが、同社実測で最大940Mbpsまで高速化するハードウェアNAT機能を搭載する。無線LAN通信では、5GHz帯のIEEE802.11ac/a/n用アンテナ2本、2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/n用アンテナ2本と、各アンテナを独立させ、安定した通信接続を図る。モードは、有線LANポートしか持たないネットワーク機器を無線化できる「子機モード」、子機と親機を中継する「中継機モード」を用意。固定IPアドレス契約がなくても、外部からのURLによるアクセスが可能となる無料DDNSサービスにも対応する。設定は、専用アプリ「QR link」による無線LAN設定、インターネット接続設定が可能。また、Windows向けの設定ソフトウェア「かんたんセットアップツール」を同梱するほか、簡易接続設定システム「WPS」も搭載する。暗号化は、WPA2-PSK(AES)、WPA-PSK(TKIP)、WEP(64bit/128bit)で、マルチSSIDやステルスSSID、MACアドレスフィルタリングといったセキュリティ機能を用意。ファームウェアは自動で最新版に更新されるほか、ペアレンタルコントロール機能「こどもネットタイマー機能」も備え、子機ごとに1日のインターネット接続時間を設定可能。有線LANのインタフェースは、WAN側×1、LAN側×4。本体サイズはW26×D130×H182.5mm、重量は約225g。対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1 / RT / 10、Mac OS X 10.5~10.10。特典として、Android用セキュリティアプリ「イカロスモバイルセキュリティ for Android」の1年ライセンス、映像配信サービス「U-NEXT」を30日間無料利用権が付属する。
2015年10月27日本田技研工業(ホンダ)は10月19日、マーシャル諸島共和国において電気自動車「フィットEV」と太陽光発電に対応したAC普通充電器「Honda Power Charger」を導入した社会実証実験を同日より開始すると発表した。マーシャル諸島共和国は、エネルギーをほぼ輸入に頼っており、調達の自前化や輸送費用を含めたコストの軽減が課題になっている。また、海面上昇の影響を受けやすいことから、CO2排出量の低減にも注力する必要がある。実証実験は2017年9月まで行う予定で、フィットEVとHonda Power Chargerを導入することで、マーシャル諸島共和国における電動化モビリティの普及および充電関連インフラの整備の可能性を検証し、同国のエネルギー自給などの課題解決につなげることを目的としている。同社は「本プロジェクトの目標を達成し、グローバルなショーケースになることを目指し、マーシャル諸島共和国政府と協力して進めていきます」とコメントしている。
2015年10月20日日立マクセルは15日、本体にACプラグを備えコンセントに直接接続して充電できるモバイルバッテリ「MPC-RAC2600」を発表した。発売は10月25日からで、価格はオープン。カラーバリエーションはブラックとホワイトをラインナップする。一般的なモバイルバッテリの充電では、充電用のUSBケーブルなどが必要になるが、「MPC-RAC2600」はACコンセントに直接接続できるため、コンセントのある場所であればどこでも本体を充電できる。このACプラグは本体に収納できる設計で、持ち運びも可能。加えて、本体に充電しながら給電用USB端子を使い、スマートフォンへの充電も行える。電池容量は2,600mAh。約1,000回の繰り返し充電が可能で、液漏れ防止設計を採用。また、電池残量がひと目でわかる3段階表示のLEDライトを装備する。本体サイズはW64×D20×H87mm、重量は約120g。本体充電時間は約3時間。
2015年10月16日エレコムは6日、IEEE802.11ac規格に準拠した、USB接続の無線LAN子機「WDC-433SU2M2」シリーズを発表した。カラーバリエーションとしてブラックとホワイトを揃え、価格はオープン。発売は10月中旬を予定。WDC-433SU2M2シリーズは、IEEE802.11ac/n/aの5GHz帯専用となる無線LAN子機。11ac対応の無線LANルーターとの組み合わせると、理論値で最大433Mbpの高速通信が可能になる。USB端子に挿入した際の露出部が10mmとコンパクトなのも特長で、ノートPCに装着したまま持ち歩けるとする。簡易無線LANシステム「WPS」での接続が可能なほか、WPA2-PSK(AES)、WPA-PSK(TKIP)、WEP(128/64bit)といったセキュリティに対応する。本体サイズはW15×D19×H8mm、重量は約2g。インタフェースはUSB 2.0。対応OSは、Windows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10、Mac OS X 10.6~10.10。
2015年10月07日ASUSTeK Computerは10日、IEEE802.11ac対応のトライバンド無線LANルータ「RT-AC3200」を発表した。9月11日から発売し、価格はオープン、店頭予想価格は38,000円前後。5GHz帯のIEEE802.11ac/a/nと2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/nに対応する無線LANルータ。5GHz帯が2バンド、2.4GHz帯が1バンドのトライバンド仕様により、5GHz帯を使うスマートフォンなどを2台同時に接続しても速度低下がない。「MU-MIMO技術」にも対応しており、同じくMU-MIMO対応機器を使えば、複数台の完全同時通信も可能。接続デバイスの信号強度や接続速度を自動的に計測し、最適な周波数に自動で切り替ええてくれる「スマートコネクト技術」にも対応する。アンテナ数は外付け6本で、通信速度は5GHz帯が最大1,300Mbps(理論値)×2。2.4GHz帯の無線通信を最大33%高速化する「TurboQAM技術」も導入されており、IEEE802.11nにおいても600Mbps(理論値)での転送が行える。接続しているPCやスマートフォンなどの機器の位置を検出し、その機器を狙い撃つように電波を飛ばす「Ai Radar機能」も搭載。無線LANセキュリティは、WPA2-PSK / WPA-PSK / WPA2-Enterprise / WPA-Enterprise、WEP(128bit / 64bit)、 RADIUS。トレンドマイクロの「Trend Micro Smart Home Network」技術を利用する「AiProtection」機能も搭載する。インタフェースは、Gigabit Ethernet対応有線LANポート×4基、WANポート×1基、USB 3.0×1基、USB 2.0×1基。本体サイズはW290×D188×H58mm、重量は約1,020g。対応OSはWindows Me / 2000 / XP / Vista / 7 / 8 / 8.1、Windows Server 2003 / 2008、Mac OS X 10.1以降、Linux、Ubuntu。
2015年09月10日日立マクセルは3日、スマートフォンやタブレット向けのUSB端子だけでなくノートPCの充電用にACコンセントまで備えたモバイルバッテリ「MPC-CAC11400BK」を発表した。9月25日より発売予定で、価格はオープン。税別の店頭予想価格は13,800円前後。11,400mAの大容量リチウムイオンバッテリを搭載することで、スマートフォンからノートパソコンといった機器に65Wまでの給電が可能。また、モバイルバッテリ本体は急速充電に対応した専用充電アダプタにより、約3時間で満充電にすることができる。繰り返し充電は約500回としている。一般的なノートPCであれば、バッテリ残量時が50%の段階でMPC-CAC11400BKを接続することで2時間の延長が可能。また接続端末の容量にもよるが、タブレットなら約1.2回、スマートフォンなら約4回の充電が可能としている。本体はアルミボディで、コンセントやUSB差し込み口にホコリなどが入らないようプラグカバーを備える。電池残量がひと目でわかる4段階のLEDランプも装備。本体サイズはW95×D148×H34mmで、重量は約595g。
2015年09月04日バッファローは、IEEE802.11acに対応したコンセント直挿しタイプのWi-Fi中継機「WEX-733DHP」を9月下旬より発売する。価格は税別7,800円。「WEX-733DHP」は、IEEE802.11acに対応したWi-Fi中継機。従来モデルである「WEX-733D」と比較して約40%の速度アップを実現しているという。5GHz(11ac/n/a)と2.4GHz(11n/g/b)のデュアルバンドに対応し、さまざまなWi-Fi機器との接続が可能。また、切替スイッチを搭載しており、親機との接続を5GHzに固定することもできる。機能面では、Wi-Fiルーターがリンクレートを制御することで中継機との無線通信を安定化し、動画の乱れを抑えて再生する「Smart Exrate」に対応。同機能対応のWi-Fiルーターと組み合わせることで、中継先でも動画をスムーズに視聴できるとしている。中継機専用SSIDの使用も可能で、Wi-Fiルーターから電波が届く範囲でスマートフォンやタブレット端末を利用する際に強度の強い電波に任意で切替えられる。本体にはWPSボタンを備えており、WPS対応の親機との接続はそれぞれのボタンを押すだけで完了する。前面にはLEDインジケーターを配置し、電波強度を確認しながら設置場所を検討できる。主な仕様は次の通り。サイズ/重量は幅約64mm×高さ約86mm×厚さ約40mm/約135g。セキュリティはWPA2-PSK(AES)、WPA-PSK(AES)、WPA/WPA2 mixed PSK(AES/TKIP)、WEP(128/64bit)、Any接続拒否、プライバシーセパレーター、MACアクセス制限(最大登録許可台数:20台)。対応OSはWindows 10/8.1/8/7/Vista。Mac OS X 10.9/10.8/10.7/10.6/10.5(Intel CPU搭載機のみ)。Android 2.2以降、iOS 5以降。
2015年09月02日バッファローは2日、IEEE802.11acに準拠し、コンセント直挿しで使用する無線LAN中継機「WEX-733DHP」を発表した。9月下旬に発売する。価格は7,800円(税別)。5GHz帯のIEEE802.11ac/a/nと、2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/nに対応する無線LAN中継機。コンセントに直挿しして使用するため、スペースを気にすることなく設置できる。デュアルバンド接続に対応し、データ転送速度は最大433Mbps+最大300Mbpsと、従来品と比較して約40%高速化されている。無線LANルータがリンクレートを制御し、中継機との無線通信を安定化させる「Smart Exrate」に対応。同社の「Smart Exrate」対応無線LANルータと組み合わせて使用することで、動画などがスムーズに再生できる。アンテナは5GHzが送受信1本、2.4GHzが送受信2本。中継機専用SSIDが使用できるほか、無線LANルータからの電波が届く範囲にいる場合は、強度の強い電波に任意で切り替える機能も搭載する。電波強度は本体前面に配置されたLEDインジケータで確認できるので、最適な設置場所を自分で探すことも可能。他社製ルータとも組み合わせて使用でき、無線LAN簡易接続システムはWPSに対応する。LEDインジケータは点灯 / 非点灯を切替可能。本体サイズはW64×D40×H86mm、重量は約135g。対応OSはWindows Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10。Mac OS X 10.5~10.9、Android 2.2以降、iOS 5以降。
2015年09月02日バッファローは26日、IEEE802.11ac対応の無線LANルータ「WSR-1166DHP2」を発表した。9月中旬に発売する。価格は税別10,000円。5GHz帯のIEEE802.11ac/a/nと、2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/nに対応する無線LANルータ。データ転送速度は最大866Mbps+300Mbps(理論値)で、室内を移動する端末を自動追尾し接続を安定させる「ビームフォーミング」に対応。iPhone 6などの対応端末を使用することで通信の高速化と安定化が図れる。アンテナ数は5GHz / 2.4GHzともに送受信2本。スマートフォン用アプリ「QRsetup」に対応しており、QRコードを利用することでPCがなくともスマホなどから初期設定が行える。またアプリ「StationRadar」を使用すれば、「Wi-Fiリモコン」(設定画面)を使っての各種設定の確認や変更が行える。無線LAN簡易接続システムはAOSSとWPSに対応。インタフェースは、Gigabit Ethernet対応有線LANポート×4基、WANポート×1基を搭載。無線LANセキュリティはWPA2-PSK(AES)、WPA / WPA2 mixed PSK(AES)、WEP(128bit / 64bit)。Any接続拒否やMACアクセス制限も設定可能。本体サイズはW36.5×D160×H160mm、重量は約324g。対応OSはWindows Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10、Mac OS X 10.5~10.10、Android 2.2以降、iOS 5以降。
2015年08月26日バッファローは19日、可動アンテナを搭載するIEEE802.11ac対応の無線LANルータ「WXR-1750DHP」を発表した。8月下旬から発売する。価格は18,700円(税別)。大型の可動アンテナを搭載する無線LANルータ。5GHz帯のIEEE802.11ac/a/nと、2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/nに対応し、データ転送速度は最大1,300Mbps+450Mbpsに達する。デュアルコアCPUのほか、5GHz帯と2.4GHz帯用に補助チップを搭載。2種類の電波を同時に処理することによって、通信速度を維持する。通信の混雑を解消する「バンドステアリング」機能では、接続されている端末を5GHz帯と2.4GHz帯の混雑していない帯域へ自動で切り替え、常に良好な通信環境を提供する。室内を移動する端末を自動追尾して接続を安定させる、「ビームフォーミング」や「ビームフォーミングEX」といった高速通信技術も導入済み。そのほか、通信の優先順位を設定する「アドバンスドQoS」機能を搭載。「動画」「音声」「ゲーム」など、使用者の用途によって優先するコンテンツを選択できる。無線LAN接続機能はAOSS2とWPSに対応。スマートフォン用アプリ「StationRadar」をインストールすることで、「Wi-Fiリモコン」を使った各種設定が行える。インタフェースは、Gigabit Ethernet対応有線LANポート×4基、WANポート×1基、USB 3.0×1基を搭載。無線LANセキュリティはWPA2-PSK(AES)、WPA / WPA2 mixed PSK(AES mixed / TKIP)、WEP(128bit / 64bit)。Any接続拒否やMACアクセス制限も設定可能。アンテナ数は5GHz / 2.4GHzともに3本ずつ。本体サイズはW41×D185×H185mm、重量は約545g。対応OSはWindows Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10、Mac OS X 10.5~10.10、Android 2.2以降、iOS 5以降。
2015年08月19日ベルキンは31日、最大2.4A出力に対応したAC-USBチャージャー(充電器)「Belkin MIXIT↑ メタリックホームチャージャー」を発売した。価格は3,480円(税別)。カラーバリエーションは、ブラック、ホワイト、ゴールドの3色。モバイルデバイスやタブレット向けのAC-USB充電器で、最大2.4A出力に対応。1A出力の製品と比較し、最大約40%の高速充電が行える。過剰な電流が発生した際には、充電を自動で停止し、デバイスを保護。接続したスマートフォンやタブレットなどのデバイスを認識して、適切な電流で充電する機能も備えている。本体サイズはW4.1×D1.5×H5.3cm、重さは220g。USBケーブルは付属しないため、ユーザー側で用意する必要がある。
2015年07月31日エレコムは28日、無線LANルータの新製品として、IEEE802.11ac対応モデル「WRC-1900GHBK-A」と「WRC-1467GHBK-A」、およびIEEE802.11b/g/n対応モデル「WRC-600GHBK-A」を発表した。8月中旬から発売する。税込価格は「WRC-1900GHBK-A」が19,159円、「WRC-1467GHBK-A」が12,744円、「WRC-600GHBK-A」が11,540円。○WRC-1900GHBK-A「WRC-1900GHBK-A」は、通信速度が最大1,300Mbps(理論値)の無線LANルータ。5GHz帯のIEEE802.11ac/a/nと、2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/nを利用したデュアルバンド接続に対応する。5GHz帯と2.4GHz帯の両方とも送受信×4本ずつのアンテナを装備し、複数の機器が接続しても速度低下が起こりにくいとしている。端末の位置を狙って電波を届ける「ビームフォーミング」機能をサポートしており、同じくビームフォーミングに対応した端末なら接続性や実効速度を高めることが可能。有線LANインタフェースは、Gigabit Ethernet対応LANポート×4基とWANポート×1基を備える。動作モードとして、ルータモードとアクセスポイントモードのほか、無線LANの伝送距離を延長する中継器モードと、有線LAN機器を無線化できる子機モード(イーサネットコンバータ)を備える。暗号化はWPA2-PSK(AES)、WPA-PSK(TKIP)、WEP(64bit/128bit)で、ステルスSSIDやMACアドレスフィルタリングといったセキュリティ機能も一通り持つ。設定アプリ「SkyLink Manager」を使うことで、スマートフォンやタブレットからの設定も手軽に行える。無線LANの接続機能はWPSに対応。また、Android端末をウイルスから守るアプリ「イカロスモバイルセキュリティ for Android」の1年間ライセンスを同梱している。本体サイズはW26×D130×H182.5mm、重量は約219g。対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1 / RT、Mac OS X 10.5~10.10。○WRC-1467GHBK-A「WRC-1467GHBK-A」は、通信速度が最大867Mbps(理論値)のモデル。5GHzのアンテナ数が送受信2本になっている以外は、主な仕様は上記「WRC-1900GHBK-A」とほぼ共通。○WRC-600GHBK-A「WRC-600GHBK-A」は、2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/nに対応するモデル。通信速度は最大600Mbps(理論値)で、そのほかの仕様は上記「WRC-1900GHBK-A」とほぼ共通。
2015年07月28日センチュリーは22日、リテイル事業のひとつ「秋葉館」から、MacBookのACアダプタ専用ケース「Juiceboxx Charger Case」を発売した。MacBookのMagSafe電源アダプタ容量に合わせて85W用(18インチおよび17インチMacBook Pro)、60W用(MacBookおよび13インチMacBook Pro)、45W用(MacBook Air)の3種類をラインナップ。いずれの価格も2,970円(税込)で、カラーはクリアのみ。Juiceboxx Charger Caseは、MacBookのMagSafe ACアダプタに装着するケース。アダプタとコードをつなぐコネクタ部で発生しやすい衝撃や摩擦によるコードの断線を防止する。また、使用しない時や持ち運ぶ際には、本体にコードを巻き付けてまとめることができる。素材は軽くて高強度のポリカーボネットを採用している。本体サイズと重量は、85W用がW91×H92×D34mm/37g、60W用がW85×H81×D34mm/33g、45W用がW71×H72×D34mm/29g。
2015年07月22日プラネックスコミュニケーションズは16日、IEEE802.11acに対応した無線LANルータ「MZK-1200DHP2」を発表した。7月23日に発売する。価格はオープンで、Amazon.co.jpでの価格は8,480円。5GHz帯のIEEE802.11ac/a/nと2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/nに対応する無線LANルータ。通信速度は866Mbps(理論値)+300Mbpsで、接続管理アプリ「見えルンです!」に対応。接続されているすべてのWi-Fiデバイスの一覧表示が可能なので、身に覚えのないWi-Fiデバイスが見つかった場合すぐにアクセスを禁止できる。Android / iOSで利用可能。中継機としても利用でき、「見えルンです!」を使うことで接続されているWi-Fiデバイスへの電波強度を把握可能。安定したネットワーク構築を構築できる。「URLリダイレクト機能」では、ゲストアクセス用SSIDでアクセスした場合に任意のURLへ誘導。店舗のオフィシャルサイトなどを設定しておけば、フリースポットの提供とともに販促効果も得られるとしている。内蔵アンテナは2本で、セキュリティはWPA2-PSK(AES)、WPA-PSK(AES)、WEP(64 / 128bit)。有線LANインタフェースは、Gigabit Ethernet対応LANポート×4基とWANポート×1基を搭載。本体サイズはW115×D32×H175mm、重量は約239g。対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1、Mac OS X 10.6~10.10。
2015年07月17日エレコムは14日、急速充電が可能なAC充電器2モデルを発表した。発売は7月下旬の予定で、価格はオープン。店頭予想価格はケーブル一体型の「MPA-ACMQC150」シリーズが2,180円、ケーブル着脱式の「MPA-ACUQN000」シリーズが1,980円(ともに税別)。両製品ともに、クアルコムが提唱する急速充電の規格「Quick Charge 2.0」に準拠したAC充電器。バッテリー容量3,000mAhのスマートフォンに対しては、約2時間でフル充電できるという。出力は接続するスマートフォン・タブレットに合わせて、5V/1.8A、9V/1.8A、12V/1.35Aを自動的に切り替える。サイズはW28×D55×H55mm(ACプラグ収納時)。重量はMPA-ACMQC150シリーズが115g、MPA-ACUQN000シリーズが100g。MPA-ACMQC150シリーズのケーブル長は1.5mで、コネクタ形状はmicroUSB(タイプB)。
2015年07月15日エレコムは14日、据え置きタイプの無線LANルータとして、IEEE802.11ac対応モデル「WRC-733GEBK-I」と、IEEE802.11b/g/n対応モデル「WRC-300GHBK2-I」を発表した。7月下旬から発売し、価格は「WRC-733GEBK-I」が8,996円、「WRC-300GHBK2-I」が8,305円。○WRC-733GEBK-I「WRC-733GEBK-I」は、通信速度が最大433Mbps(IEEE802.11ac時、理論値)の無線LANルータ。5GHz帯のIEEE802.11ac/a/nと、2.4GHz帯で通信速度が最大300Mbps(理論値)のIEEE802.11b/g/nの両方に対応する。5GHz帯と2.4GHz帯のデュアルバンド接続も可能。5GHz帯と2.4GHz帯でアンテナを独立させ、安定した通信を可能にするハイパワーアンテナを搭載する。アンテナ本数は5GHz帯が送受信×1本、2.4GHz帯が送受信×2本。ルータモードとAPモードのほか、伝送距離を延長できる中継器モードと、有線LAN機器を無線化できる子機モードを備える。セキュリティはWPA2-PSK(AES)、WPA-PSK(TKIP)、WEP(64 / 128bit)で、ステルスSSIDやMACアドレスフィルタリングも使用可能。無線LANの接続機能はWPSに対応する。有線LANインタフェースは、Gigabit Ethernet対応LANポート×4基とWANポート×1基を搭載。「ハードウェアNAT」機能などによって、最大940Mbpsの有線LANスループットを実現している。本体サイズはW26×D130×H182.5mm、重量は約223g。対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1 / RT、Mac OS X 10.5~10.10。製品には、Android用のセキュリティアプリ「イカロスモバイルセキュリティ for Android」の1年間ライセンスを同梱している。○WRC-300GHBK2-I「WRC-300GHBK2-I」は、通信速度が最大300Mbps(理論値)のモデル。2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/nに対応する。きょう体デザインやそのほかの仕様は「WRC-733GEBK-I」とほぼ共通。アンテナ本数は送受信×2本。本体サイズはW26×D130×H182.5mm、重量は約231g。
2015年07月14日バッファローのIEEE802.11ac 4×4 MIMO対応Wi-Fi(無線LAN)ルータ「WXR-2533DHP」について、過日は簡単なレビューをお届けした。ここでは、WXR-2533DHPの開発コンセプトやユーザーへの配慮などに関して、バッファローのネットワーク事業部の富山強氏と成瀬廣高氏にお話を伺った。○11acもついに4×4 MIMOですが、商品企画として重視したところはどこでしょうか?富山氏「11acが規格化された時から、4×4製品は視野に入っていました。4×4 MIMOによる最大1,733Mbpsの速度はインパクトがあり、WXR-2533DHPも実測で1,258Mbpsの転送性能は持っています。ただ、スピードは大切ですが、WXR-2533DHPの開発でもっとも重視したのはスピードではありません。現在、無線LAN市場の主役はパソコンではなく、スマホやタブレットです。家の外では3GやLTEで使わざるをえないことが多いと思いますが、自宅の中ではWi-Fiを使うことで、転送量制限を気にせず大容量のコンテンツを利用できます。ただ、スマホやタブレットが11acに対応しているといっても、ほとんどは1×1のシングルストリームですから、規格上の最大速度は433Mbpsです。さらに、パソコンでの利用と大きく異なるポイントは、端末が小さく、よく動くという点です。スマホやタブレットは、リビングでも使えば、ベッドで横になって使うかもしれない。トイレにこもってみたり、防水機種が増えてきたのでお風呂でも見たい。パソコン以上に『家の隅々まで電波が届く』ことが重要視されるようになっています。WXR-2533DHPとは直接関係ありませんが、弊社は無線LANの中継機もラインナップしておりまして、ここ一年で急成長しました。家のどこでも使いたいというニーズから、市場が拡大したと思います。また、子機側の11ac対応が広がったため、昨年(2014年)は親機販売の60%が11n製品でしたが、今年(2015年)は60%が11ac製品になりました。スマホは小さいので内蔵アンテナの位置にも制約があり、向きによる感度差があります。立てて使っている場合は速度が出るけど、ベッドで横になったとたんに速度が低下するのはストレスがたまります。そこでWXR-2533DHPでは、インライン配列の外部アンテナを採用したわけです。WXR-2533DHPのアンテナを立てる、横にする、角度を変えるというセッティングによって、設置場所や気になる利用場所で最適なアンテナ展開にすることが可能です」○従来の製品と比べて、かなり大型の印象がありますが?富山氏「これには2つの理由があります。一つはアンテナの配置です。いくつかのパターンを試した結果、一直線に並べたほうが様々な環境で使いやすく、設定の幅も広がるのです。たとえば、本体の四隅にアンテナを配置するパターンだと、アンテナが重なりあって効率が落ちてしまいます。また、アンテナ間が短いと干渉の原因になります。安定した動作のためには、ある程度の長さも必要でした」成瀬氏「1cmごとに穴を開けた試作ボードを作って、そこにアンテナを固定して検証を繰り返した結果、WXR-2533DHPのアンテナ配置になりました。内蔵アンテナだと電波の飛ぶ向きを調整できず、スマホでも安定して利用するという企画意図にそぐわなかったのです。WXR-2533DHPのアンテナは、周囲にまんべんなく飛ぶ素直な特性のものを使っています。そのため、アンテナの角度と方向を調整することで、使用環境に合わせて最適に設定する自由度が高くなりました」富山氏「もう一つの理由は、安定した動作のためで、WXR-2533DHPの内部はこのようになっています(と筐体を開けたものを見せていただいた)。ご覧のとおり、ヒートシンクが付いています。本来ならば一枚のアルミ板で済ませたいところですが、速度アップしたCPUなどの放熱を考えました。室温40度くらいの使用環境を想定すると、コストアップになりますが、ヒートシンクを付けなければなりません。WXR-2533DHP本体内部のエアフローも考えると、これだけの本体サイズが必要だったのです。見た目を重視して小さく作ることも可能なのですが、問題なく動作しても、放熱がうまくいかないと徐々に実効速度が下がってしまうのです」成瀬氏「また、USB 3.0ポートは無線LANと干渉することが多いのですが、配置を見直すことで、追加のシールドパーツなしで設置できました」富山氏「本体が大きくなったぶん、シンプルなデザインにして部屋に溶け込むように考えました。設置も、スタンドで立てる、スタンドなしで横置き、そして壁掛けと、3通りの方法を想定しました。本体のインジケーターLEDも、かなり暗めにしてあります」○そのほか、配慮した点があれば教えてください。富山氏「自宅に来たお客さんに無線LANとインターネット接続を提供する、ルータ側の機能「ゲストモード」を見直しました。ゲストモード自体は従来の製品にもありましたが、管理者が設定しないといけなくて、『お父さんがいないから友達が来てもゲストモードが使えない』という点が問題でした。WXR-2533DHPには、ゲストモードのボタンを用意しています。友達が来たら、お母さんでも子供でも、ワンプッシュでゲストモードにできるようになりました」*IMG_5199.jpg*AOSSボタンの下にあるのがゲストモードボタン。これを2秒ほど押すと、ゲストモードが動作する。ボタンの中間にゲストモードのランプがあり、一目でわかるのもうれしい
2015年06月19日●外付けアンテナを含め大きな本体サイズ。設置場所は事前にチェックを○IEEE 802.11ac/a/b/g/n準拠で4×4 MIMOの最新スペックバッファローの無線LAN(Wi-Fi)ルータ「[WXR-2533DHP(]」は、2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/n、5GHz帯のIEEE802.11ac/a/nと、現状使われている無線LAN規格のすべてをサポートした製品だ。IEEE802.11ac準拠の製品としては最新スペックとなる、4ストリームMIMOに対応しており、最大1,733Mbps(規格値)という能力を持つ。今回は発売直前のほぼ製品版を試用できたので、実際のスループットを中心に紹介したい。バッファローの開発陣は、最高の速度を追求するより、安定した転送と使い勝手を重視しているようだ。○外付けアンテナを含め大きな本体サイズ。設置場所は事前にチェックをWXR-2533DHPの第一印象は、デカイ。バッファローの無線LANルータだと、3×3 MIMO対応の「XR-1900DHP」も外部アンテナを採用しているが、こちらはアンテナとアンテナのすき間が6cmで本体サイズはW185×D41×H185mmだ。これに対してWXR-2533DHPは、アンテナとアンテナの間隔が8cm~9cmと広い。全体として、本体サイズはW316×D57×H161mmとなる。参考までに、同じく4×4 MIMOモデルで、最大のライバルになるであろうNECプラットフォームズの「Aterm WG2600HP」は、内蔵アンテナで本体サイズはW38×D130×H181mmだ。必ずしも小さいほうが良いとはいわないが、WXR-2533DHPの本体サイズと実際(宅内)の設置場所は、購入前にきちんと考えておくべきだろう。一方、過去からバッファロー製品を使っているユーザーの視点でいうと、薄型シンプルな本体デザインとインジケーター類に好感を持った。従来の無線LANルータ製品は、部屋の中でインジケーターの発光色が気になっていたが、WXR-2533DHPでは照度をグっと抑えた白で目立たない(エラー時には色が付く)。○セットアップカードが便利WXR-2533DHPは、本体裏にAirStasionセットアップカードが入っており、片面には初期SSIDと暗号化キー、反対側にはセットアップ用のQRコードが書かれている。必要なときに本体から取り出して、セットアップカードの情報を見ながら手打ち、あるいはスマホカメラでQRコードを撮影し、Wi-Fi接続を設定できる。セットアップカードはいわゆる「カードサイズ(85x54mm)」なので、なかなか収まりがよい。かつて初期SSIDやパスワードは、マニュアルに用意された空白に自分で書き込んで保管したものだが、それと比べてずいぶん進化したものだ。ちなみに、セットアップカードを紛失しても、本体に初期SSIDと暗号化キーが印字されているので問題ない。●気になる「電波の飛び」と「転送スピード」は?○電波の「飛び」は良好まず、手持ちの11ac対応機器である「Nexus 5」を使って、WXR-2533DHPと通信してみた。自宅内のあちこちで試したところ、接続性はよい。直線にしてどれくらいの距離で通信できるのかと、屋外でも利用できる電波(W56の100ch)に設定し、家の外からも通信してみた。すると、おおむね40mまで接続していることが確認できた(もちろん転送速度は落ちる)。○条件しだいでギガビット有線LANに比肩するスピード2015年6月の時点では、11acの4×4 MIMOに対応した「子機」が存在しない。よって、WXR-2533DHPの最大通信速度(規格値)である1,733Mbpsに対して、実際にどれほどのスループットが出るのかをきちんと検証するのは難しい。今回は2台のWXR-2533DHPを用いて、WXR-2533DHP同士の実効速度を計測してみた。計測用のPCはWXR-2533DHPの有線LANハブに接続しているため、1000BASE-T(Gigabit Ethernet)が規格上の上限となる点はご容赦いただきたい。仮に、1000BASE-Tと同レベルのスループットが出るとすれば、それはそれで注目に値するだろう。テスト環境だが、木造二階建ての隅にある仕事部屋に、WXR-2533DHPを設置。そして転送テスト用のサーバーマシンを接続した。もう一台のWXR-2533DHPはブリッジモードにして、仕事部屋に置いたWXR-2533DHPに接続(いわゆるイーサネットコンバータとして使用)。ブリッジモードのWXR-2533DHPには、転送速度テスト用のノートPCを1000BASE-Tで接続し、WXR-2533DHP(仕事部屋)とWXR-2533DHP(ブリッジモード)の無線LANスピードを計測した。テストには「LAN Speed Test」という有償ソフトを使用し、500MBのデータを同時に10ストリーム流して比較している。事前のテストとして、WXR-2533DHPの有線LANハブにサーバーマシンとノートPCをつなぎ、100BASE-Tの実効速度を計測。これは950.4Mbps程度となった。WXR-2533DHP同士の無線LAN通信は、仕事部屋の中に二台のWXR-2533DHPを設置した場合は「912.6Mbps」程度と、1000BASE-T有線LANとほぼ同等だ。さらに、仕事部屋から壁を一枚へだてた隣室では「655.7Mbps」、さらに二部屋を離すと「402.0Mbps」だった。距離と障害物の影響はあるものの、十分な速度といってよいだろう。●外付けアンテナの利点。アンテナの向きを調整して速度アップ○アンテナの向きを調整して接続性と通信速度を高めるまた、仕事部屋から見て隣室の真下にあるリビングで通信を行いつつ、WXR-2533DHPのアンテナを調整した結果、701.7Mbpsまで通信速度が上がった。木造住宅とはいえ、1階と2階の無線LAN通信で701.7Mbpsも出れば上々だろう。一般論として、無線LANアクセスポイントの設置場所と住居の構造によって、最適な設定は異なる。アンテナを動かして最適な「電波の飛び」を調整できる、WXR-2533DHPのメリットを感じ取れた。アンテナの調整は、大きなファイルを転送してネットワークのスループットを確認しつつ、WXR-2533DHPのアンテナを動かしながらスループットの変化を見るとよいだろう。アンテナ向きの調整に関しても一工夫ある。バッファローのWebサイトで「アンテナ設置ガイド」を配布しており、これを印刷して使う。このアンテナ設置ガイド、WXR-2533DHPの標準的なアンテナ配置が型紙のようになっている。WXR-2533DHPの後ろにアンテナ設置ガイドを置き、型紙の図に合うように、WXR-2533DHP本体のアンテナ向きを調整する。標準設定のほかにも具体的な4種類の設定例があるので、アンテナ設置ガイドで仮設定したのち、実際のスループットを見ながら微調整するとよいだろう。WXR-2533DHPは、安定感の高さと良い意味で見た目の地味さ、そして外部アンテナならではの、環境に合わせたアンテナ調整が可能という点に魅力を感じる。使い勝手を考えたセットアップカードやアンテナ設置ガイドも完成度が高く、設定しやすい作りは高く評価できる。逆の見方をすれば、アンテナが目立って本体サイズが大きい点は、人によってはデメリットにもなるだろうが、無線LANの親機はあまり買い替えるものではない。筆者個人としては、WXR-2533DHPのような安定性を重視するだろう。
2015年06月19日アイ・オー・データ機器は10日、IEEE802.11ac規格を含む、5GHz帯の無線LANがPCで利用できるようになる超小型のUSB無線LAN子機「WN-AC433UM」シリーズを発表した。6月下旬に発売予定で、価格は税別2,600円。PCに挿した時の「飛び出し」部分が、わずか約7mmとなる超小型サイズのUSB無線LAN子機。対応するのはIEEE802.11ac/n/aの5GHz帯のみで、IEEE802.11n/b/gといった2.4GHz帯は利用できない。最大通信速度は433Mbps(規格値)。カラーバリエーションとして、ホワイトとブラックをラインナップする。主な仕様は、インタフェースがUSB 2.0、本体サイズがW17×D20×H7mm、重量が約3g、対応OSはWindows 7 / 8 / 8.1、Mac OS X 10.9~10.10。
2015年06月10日バッファローは、Wi-Fi規格IEEE802.11ac、4ストリーム(4×4)の通信に対応し、規格値最大1,733Mbpsの通信が可能なWi-Fiルーター「WXR-2533DHP」を6月中旬より発売する。価格は税別28,800円。「WXR-2533DHP」は、5GHz帯で規格値最大1,733Mbps、2.4GHz帯で規格値最大800Mbpsの通信が可能なWi-Fiルーター。1.4GHzのデュアルコアCPUを採用しているほか、5GHz向け、2.4GHz向けにそれぞれ補助チップを搭載しており、2種類の電波を同時に高速処理できる。これにより実効スループットも約1,258Mbpsを実現した。スマートフォンやタブレットは、持つ角度や向きを変えるだけでも受信感度が変わることがあるが、「WXR-2533DHP」では搭載する4本の大型可動式アンテナにより、宅内の様々な場所で使用する端末に対して安定したWi-Fi通信を提供する。また、環境別で推奨するアンテナの向きを記載した「アンテナ設置ガイド」も公開している。そのほか、多台数接続時に通信を安定させる「MU-MIMO」機能や、室内を移動するスマートフォンなどの端末を自動追尾し、通信を安定・高速化する「ビームフォーミング」機能に対応する。有線LANポートはインターネット側が1ポート、LAN側が4ポートで、いずれも1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tに対応する。サイズ/重量は、幅約316mm×高さ約161×奥行き約57mm/約900g。初期設定は、スマートフォン、タブレット向けに提供されている専用アプリ「QRsetup」を利用して行う。対応OSは、Windows 8.1/8/7/Vista、Mac OS X 10.9/10.8、iOS 5以降、Android 2.2以降。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年06月03日