ZMPは10月30日、2チャネルのCANをUSBでPCに同時接続可能な小型CAN-USBインタフェース「ZMP CAN-USB-Z」を発表した。同製品は、CANボーレートが1Mbpsであるのに加え、同期信号入力や、他の機器への電源供給も可能となっている。また、CANの通信設定とデータの確認が可能なコンフィギュレーションツールが付属している。さらに、小型軽量のため車両内や実験室、ラボなど場所を選ばずに利用できる。そして、オプションのViewerアプリケーションでは、CANデータから特定のIDを取り出し物理値などに変換するデータベース作成機能と、保存済みのログデータをテストベンチデータとして再生する機能が含まれている。これらにより、自動車や車載機器、建機・農機などの産業用機械の開発や実験におけるCANバスの計測、車両データとセンサなど、異なるチャネルのCANデータの同期取得、といった用途ですぐに活用できるとしている。なお、価格は小型CAN-USBインタフェース「ZMP CAN-USB-Z」が3万円(税抜き)、オプションのViewerアプリケーション付属の「ZMP CAN-USB-Z&Viewer」が8万円(税抜き)。すでに受注を開始している。
2014年11月04日デクセリアルズは10月29日、フラットパネルディスプレイのガラス基板にドライバICなどを接続するChip On Glass(COG)実装用途向けに「粒子整列型異方性導電膜(ACF)」を開発したと発表した。COG実装においては、スマートフォンやタブレットなど、高精細なモバイル機器が増えてきたことで、さらなるファインピッチ化への要求が強く、導電粒子径を小さくし、粒子量を増やすことで小接続面積に対応してきた。しかし、ガラス基板のパネル端子間も同様に狭くなり、粒子量を増やしすぎるとショート発生リスクが高まるため、安易に増量できないことが課題だった。同製品は、導電粒子を減らし、意図する位置に導電粒子を整列させたことで、ショート発生リスクを低く抑えたのに加え、安定した粒子捕捉性能を実現した。また、従来のACFでは加圧した際、バンプに捕捉されない粒子を端子間に逃がしやすくする流動性の高い樹脂をバインダに使っているのに対し、同製品では一旦整列させた粒子が動かないように流動を抑制する新しい樹脂を採用したことで、圧着時にほぼ粒子が動かず、ショート発生リスクを抑えた。なお、同製品は従来のボンディング設備でそのまま使用可能で、新たな設備投資の必要はないという。今後、同製品が、COG実装用途向けに最小バンプ間隔10μmでのファインピッチ接続が可能になる次世代の接合材料として、スマートフォン、タブレットPCなどの高精細FPDとICチップとの確実なファインピッチ接続と接続信頼性の向上に貢献することが期待されるとコメントしている。
2014年10月30日●iPhoneやAndroidスマホとBluetoothでつながるG-SHOCKカシオ計算機の耐衝撃ウオッチ「G-SHOCK」シリーズには、Bluetoothを搭載してスマートフォンと連携するモデルがある。その1つ、「GBA-400」は、スマートフォンと連携することで音楽の様々な楽しみ方ができるのが特長だ。実際にiPhoneと一緒に使ってみた。GBA-400はBluetooth SMARTに対応し、スマートフォンとの双方向操作を実現した。スマートフォン向けに用意された専用アプリ「G’MIX App」を使うことで、スマートフォンに保存した音楽の再生や一時停止、音量の調整、周りで流れている楽曲の曲名検索などが行える。なお、GBA-400とスマートフォンをBluetoothでペアリングするには、基本アプリ「G-SHOCK+」を使う。「G-SHOCK+」アプリには、GBA-400のワールドタイムやアラーム、タイマーを設定する機能もある。「G-SHOCK+」アプリでGBA-400とスマートフォンをペアリングしたのち、音楽アプリ「G’MIX App」を利用する仕組みだ。音楽アプリ「G’MIX App」と基本アプリ「G-SHOCK+」は、iOS 7以降、Android4.3以降の端末に対応する。どちらのアプリも、App StoreおよびGoogle Playから無料でダウンロード可能だ。実際の動作確認済み端末については、カシオのWebサイトを参照いただきたい。GBA-400の本体サイズは約縦55×横51.9×厚さ18.3mm、重量は66g、防水性能は20気圧防水だ。アナログフェイスだが液晶表示を備えており、各種の時計機能を表示したり、スマートフォンで再生している音楽の曲名を表示したりできる。GBA-400本体の側面にはロータリースイッチがあり、回すことで、スマートフォンをリモートコントロールして周りで流れている楽曲の曲名検索などが行えるようになっている(詳細は後述)。●iPhoneの音楽プレーヤーをGBA-400でコントロール○iPhoneの音楽プレーヤーをGBA-400でコントロール実際にiPhoneとGBA-400をBluetoothで接続して、連携機能を試してみた。ペアリングには専用アプリ「G-SHOCK+」を使う。ペアリング中、GBA-400の液晶には「CONNECT」の文字が点滅表示される。ペアリングが完了すると、GBA-400の液晶には「G’MIX」と表示され、スマートフォン側で音楽機能に特化した「G’MIX App」アプリが自動的に起動する。アプリ側とGBA-400側の両方で、現在の状態が分かるのは親切だ。G’MIX Appは、大きく「音楽プレーヤー」「曲名サーチ」「サウンダー」という3つの機能からなる。音楽プレーヤーは、一見するとスマートフォン向け音楽プレーヤーアプリとほとんど変わらない作りだ。実際、GBA-400なしでも利用できる。ここで操作説明に従って、GBA-400の左下にあるPLAY/PAUSEボタンを押してみた。すると、iPhone内の音楽ファイルが再生された。もう1回押すと一時停止になる。再生中、GBA-400の液晶部分には楽曲のタイトルが表示される仕様。なるほど、これは便利だ。GBA-400の右下にあるFUNCTION SELECTORボタンを押すことで、ロータリースイッチの機能を変更でき、押す度に液晶の表示が液晶の表示が「VOL.」「EQ/SF」「SONG」...といった順で切り替わる。それぞれの表示中、GBA-400のロータリースイッチを回すと、「音量の調整」「イコライザーの切り替え」「曲送り・曲戻し」ができる仕組みだ。イコライザーでは「Pop」「Rock」「R&B」などのプリセットから選択できるほか、「CUSTOM」画面では指で画面をなぞって自分好みの音質にチューニングすることも可能だ。また、サウンドフィールドでは、コンサート会場にいるようなライブ感を再現することもできる。これらの機能は普段、どのようなシーンで便利に使えるだろうか。例えば家庭内で、スマートフォンとスピーカーを有線で接続して音楽を聴いているような場合。少し離れた場所にいても、(まるでリモコンでコンポを操作するように)腕時計で音量の調整や曲送りなどを操作できる。また、Bluetoothヘッドホン/ヘッドセットを利用している場合も便利だ。ヘッドホン/ヘッドセットの種類によっては、耳元で音量調整や曲送りをできない製品もあるが、GBA-400とスマートフォンを連携させることで解決できる。筆者も手持ちの製品で試してみたが、スマートフォンとGBA-400とBluetoothヘッドセットの間でシームレスに連携でき、快適な使い心地が実感できた。ランニングやサイクリングといったシーンでも、スマートフォン(音楽プレーヤー)+Bluetoothヘッドホン+GBA-400の組み合わせで音楽を快適に楽しめそうだ。●メロディや鼻歌だけで曲名を検索できる○この曲、何だっけ?G’MIX Appに搭載されている曲名サーチ機能は、サードパーティーの「SoundHound」と連携したもの。テレビやラジオ、あるいは街中などで流れている音楽をスマートフォンのマイクで拾うことで、何の曲か調べる(SoundHoundの曲名検索にかける)ことができる。カフェでお茶をしているときなど、GBA-400とスマートフォンが接続していなくても、GBA-400のロータリースイッチを3クリック回せばよい。すると、スマートフォンで曲名検索を開始し、結果を時計の液晶に知らせてくれる。「メロディは分かるけれど曲名が分からない」ときも、鼻歌で歌って曲名を検索することが可能だ。検索でヒットしたトラックは、iTunes Store、またはAmazon Musicで即時購入できる。○時刻の自動修正や、スマートフォンの音を鳴らす探索機能もこのほか、GBA-400の6つのボタンにセットした音をワンタッチで、スマートフォンから発音できるというサウンダー機能も用意されている。スマートフォンに内蔵されている音や自分で用意した音を、GBA-400のボタン操作で鳴らすことが可能だ。効果音やBGMなどをスマートフォンに入れておくと、パーティーなどでも使えそうだ。冒頭、スマートフォンとGBA-400を接続するために使用したG-SHOCK+アプリだが、ほかにも様々な機能を搭載している。例えば、一日一回決まった時刻に、スマートフォンの時刻情報を利用してGBA-400の時刻を修正する機能が便利だ。タイムゾーンの異なる国や地域に移動しても、現地時間を表示したスマートフォンと接続するだけで、GBA-400を正しい時刻に修正できる。また、バッグの中や散らかったデスクに埋もれて所在不明になったスマートフォンを探したいときには「携帯電話探索」が役立つ。GBA-400のボタン操作でスマートフォンの音を鳴らす機能で、マナーモードでも音が鳴る。Bluetooth搭載でスマートフォンと連携するG-SHOCKも、GBA-400で3世代目。スマートフォンの電話/メール着信をG-SHOCKへ伝えたりする機能からはじまり(この機能はGBA-400にはない)、GBA-400が注力した「音楽」によって、また1つ進化を遂げている。次はどんなBluetooth機能が実装されるか楽しみだ。
2014年10月30日ピクセラは30日、microUSB接続で使用するTVチューナー「PIX-DT360」を発表した。11月11日より発売する。価格はオープンで、同社の通販サイト「ピクセラ オンライン」での価格は7,980円。スマートフォンやタブレットなどのmicroUSB端子に接続するタイプのTVチューナー。ワンセグ/フルセグの両対応で、視聴用アプリとしてAndroid向けに「モバイルTV(StationTV)」を用意。Windwos 8.1向けには「StationTV S」が用意されている。ロッドアンテナを装備し、外部アンテナ入力端子も装備。本体サイズは約W50×D35.7×H10mm、重量は約15g。対応OSはWindows 8.1、Android 4.2以降。
2014年10月30日NECは10月29日、中小規模システム向けに、設置するだけで無許可の持ち込み機器などを社内ネットワークから排除することが可能になる「InfoCage不正接続防止Lite」の販売を開始した。価格は32万3000円から(税別)。同製品は、不正接続防止用ソフトウェアを手のひらサイズの小型ハードウェアに搭載したアプライアンス製品で、管理サーバへの管理ソフトのインストールを不要とし、管理対象のネットワークの任意の場所に接続するだけで、不正接続の防止や社内ネットワークに接続された機器の可視化を実現する。不正接続対策を行うには、管理サーバの設置、管理サーバへの管理マネージャーのインストール、対象ネットワークへのセンサーの設置が必要だが、同製品は、センサーに管理マネージャーの機能を持たせることで、管理サーバを不要としている。加えて、管理サーバのハードウェアやOSのライセンスにかかる費用、管理ソフトウェアのライセンス費用が削減でき、従来の管理サーバを設置する構成と比較して約50%の初期導入コストが削減可能だという。このように、同製品は不正接続防止対策を講じる際に必要な管理サーバの設置や初期セットアップ、初期導入時のコストが抑えられるため、中堅・中小規模事業者にとって導入が容易となっている。
2014年10月29日ロジクールは28日、iPadおよびiPhoneの前モデル、AppleTVで使える薄型軽量のBluetoothキーボード「ロジクール ウルトラポータブル キーボード for iPad」(型番:iK1041)を発表した。12月に発売し、価格はオープン、直販価格は8,000円(税別)。「ロジクール ウルトラポータブル キーボード for iPad」(型番:iK1041)は、iOSショートカットに対応した薄型軽量のBluetoothキーボード。ブラック / レッド / ティールの3色を用意。価格は8,000円(税別)。耐水設計となっているほか、充電式のバッテリを内蔵し、バッテリ駆動時間は約3カ月。本体サイズはW242×D6×H137mm、重量は180g。iPad / iPhone / AppleTVで使用可能。
2014年10月29日ロジクールは28日、iPad Air 2専用となる二つ折り保護カバー&スタンド付きのBluetoothキーボード「ロジクール キーボード一体型保護ケース for iPad Air 2」(型番:iK1051)を発表した。ブラックとレッドの2色を用意。12月に発売し、価格はオープン、直販価格は11,000円(税別)。耐水ファブリック素材を採用し、iPad Air 2の前面と背面の両方を保護。iOSショートカットにも対応する。タイピングしやすいタイピングポジションと、ブラウジングがしやすいリーディングポジションでの設置が可能。充電式のバッテリを内蔵し、バッテリ駆動時間は約3カ月。本体サイズはW259.9×D17.1×H183.7mm、重量は430g。iPad Air 2でのみ使用可能。
2014年10月29日ロジクールは28日、iPad Air 2専用となるマグネットフリップ装備のBluetoothキーボードカバー「ロジクール ウルトラスリム マグネットクリップ キーボードカバー for iPad Air 2」を発表した。スペースグレーとシルバーの2色を用意。12月に発売し、価格はオープン、直販価格は11,000円(税別)。素材はハイグレードのアルミニウム製で、薄型軽量の本体デザインを採用。マグネットクリップを備えており、収納時はiPad Air 2にかぶせておける。マルチアングルスタンド機能により、ノートPCのように液晶面の角度を調整可能。iOSショートカットに対応し、電源のコイン形リチウム電池は交換可能(寿命は約2年)。本体サイズはW240×D6.4×H173.5mm、重量は327g。iPad Air 2でのみ使用可能。
2014年10月29日Texas Instruments(TI)は、アダプティブ・ヘッドライト・システム向けに、完全集積型高輝度LEDマトリクス・マネージャIC「TPS92661-Q1」を発表した。同製品は、ビーム・パターンと強度を動的に変化させて最適なヘッドライト照明と安全性の向上を実現する、小型でスケーラブルなソリューションを提供し、革新的なLEDヘッドライトの開発を可能にするもの。複数の高輝度LEDのシャントFET調光アレイ向けのコンパクトなソリューションで、12個の個別制御MOSFETスイッチを内蔵しており、接続したLEDに電流を流すか、あるいはLED周りのバイパス回路に流すかで個々のピクセル・レベルでの光量調整を可能にする。また、1本のシリアル通信ポートを搭載し、同社のAEC-Q100車載認証取得済みのPiccoloマイコン「C2000」により、制御や診断を行うことができるという。なお、同製品はすでに量産出荷中。パッケージは48ピンHTQFPで、1000個受注時の単価(参考価格)は3.70ドルとしている。
2014年10月29日ドリテックは28日、本体が7色のグラデーションで光る「ガラスアロマディフューザー DF-706」を発表した。発売は11月中旬で、希望小売価格は税別5,800円となっている。DF-706は、フロストガラス製の超音波式アロマディフューザー。球形のデザインで、ゆっくりと7色に変化しながら本体が光る。色が変化している途中でも、本体を上から押すことによってその時の色に固定可能。もう1度上から押すと消灯し、ミストとアロマのみを楽しめる。サイズは直径150×高さ135mm、ACアダプタ含む重量は700g。水タンク容量は100mlだ。アロマオイルは別売。
2014年10月28日米Amazon.comは10月27日(現地時間)、HDMI接続のスティック型端末「Fire TV Stick」を発表した。各種ビデオ・音楽配信サービスに対応する。発売は11月19日で、価格は39ドル。同日より予約販売を開始しており、プライム会員は2日間限定で19ドルで購入可能となっている。Fire TV Stickは、液晶テレビなどのHDMI端子に接続して使用するメディアストリーミング端末。Amazon Instant VideoやNetflix、Hulu、YouTubeなどの動画配信サービス、Amazon MusicやSpotifyなどの音楽配信サービスに対応するほか、Amazon Cloud Driveに保存した写真や動画の閲覧、200種類以上のゲームを楽しめる。ハードウェア面では、デュアルコアプロセッサーに1GBのメモリ、8GBのフラッシュストレージを内蔵。リモコンが標準で付属する。同社は競合製品のGoogle Chromecastに対して、CPU性能で50%以上、メモリ容量で2倍のアドバンテージがあると主張している。
2014年10月28日デルは28日、13型のゲーミングノートPC「ALIENWARE 13」を発売した。オプションの「ALIENWARE Graphics Amplifier」を接続して、デスクトップ向けのグラフィックスカードを利用できる。直販価格は、ALIENWARE 13単体が140,184円(以下すべて税込・送料込)、ALIENWARE Graphics Amplifierとのセットが167,184円。「ALIENWARE 13」は、CPUにIntel Core i5、グラフィクスにNVIDIA GeForce GTX 860Mを搭載したゲーミングノートPC。13型の液晶ディスプレイはフルHD解像度でIPSパネルを採用し、表面をノングレア仕上げとしている。BTOでWQHD解像度(2,560×1,440ドット)のタッチパネル付き液晶にアップグレードすることもできる。「ALIENWARE Graphics Amplifier」はALIENWARE 13専用のグラフィックスブースター。市販のNVIDIA GeForce GTX 980やAMD Radeon R9 290Xなどをユーザーの手で組み込んで、ALIENWARE 13のグラフィックス性能を大幅に強化できる。460Wの電源を内蔵しており、ALIENWARE 13背面の専用ポート(PCI Express)に接続して使用する。ALIENWARE 13とALIENWARE Graphics Amplifierのセットモデルとなる「ALIENWARE 13 プレミアム」の直販価格は167,184円。ALIENWARE Graphics Amplifier単体の直販価格は32,184円。「ALIENWARE 13 スタンダード」の標準構成は、CPUがIntel Core-i5-4210U(2コア/1.7GHz)、メモリがDDR3L 1600 8GB、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 860M 2GB GDDR5、ディスプレイが13.3型液晶(1,920×1,080ドット、IPS、非光沢)、ストレージが1TB HDD、光学ドライブが非搭載、OSがWindows 8.1 64bit。サウンドにはCreative Sound Blaster X-Fi MB3、無線LANコントローラには11ac対応のKiller 1525を、有線LANコントローラにもKiller製のチップを採用している。本体サイズはW328×D235×H27.9mm、重量は2.06kg。
2014年10月28日LEXUSは、7体で合計5,600個ものLEDライトをまとった人型イルミネーションがビルの壁を駆け降りる光のアートイベント「STROBE in GINZA 」を開催する。期間は11月3日~11月9日。会場は銀座ソニービル ソニースクエア。今回のアートイベントでは、特注で再現したLEDライトスーツをまとった7体の"ライトマン"たちが、1体ずつ順番に点灯・点滅し、銀座ソニービルの壁を駆け降りているかのような動きを表現する。この演出は、LEDの発光プログラミングと、実際の人間をつり下げる技術を駆使して撮影したレクサスのTVCM「STROBE(ストロボ)」の世界観を再現したものだ。また、ライトマンの制作を手がけたのは、特殊メイクアーティスト・JIRO氏。壁を駆け降りてLEXUSの新しいスポーツクーペ「RC F」の上に着地するライトマンは、人間と見間違うほどにリアルなお面が付けられ、首部分が交差点の方向を向くように動く仕掛けが施されるなど、夜の銀座を行き交う人を驚かせる演出が仕込まれているということだ。なお、開催時間は、11月3日が17:00~23:00、11月4日~8日が10:00~23:00、11月9日が10:00~19:00。
2014年10月24日ランドポートは23日、コードレスで使えるイヤーマフ型のBluetoothヘッドホン「Music Earmuff Bluetooth」を発表した。発売は11月上旬。参考価格は税別6,450円となっている。Music Earmuff Bluetoothは、ファーを使ったイヤマフ(耳あて)型のBluetoothヘッドホン。ヘッドホンから「音量調整」「再生」「一時停止」「曲を進める」などの操作が可能だ。スマートフォンやミュージックプレーヤーとの接続にBluetoothを使用するため、コードレスとなっており、見た目はイヤマフを装着しているのと変わらない。サイズはW165×D95×H190mm、重量は132g。約2時間でフル充電され、最大で約10時間の使用が可能だ。インピーダンスは32Ω、出力は0.5W×2。充電用接続ケーブルが付属する。カラーはブラックとキャメル。
2014年10月23日ヤマハミュージックジャパンは、Bluetooth対応オーディオと間接照明が一体となったライティングオーディオシステム"Relit(レリット)"シリーズの新モデル2種を発売する。発売時期は、「LSX-70」が11月中旬から、「LSX-170」を12月上旬から。価格は「LSX-70」が4万5000円、「LSX-170」が6万円(ともに税抜)。Relitシリーズは、オーディオと間接照明が一体になったインテリアアイテム。新たな2モデルは、パンチングメタルの上質感と浮いているように存在するスピーカーユニットの融合による美しいデザインが特徴だ。「LSX-70」は約950gという軽量かつコンパクトな筒状で、部屋から部屋へ持ち運べる充電式バッテリー内蔵モデル。一方「LSX-170」はソリッドな円すい台で、美しく広がる光と重厚な存在感がインテリアにもなる据え置きモデル。カラーバリエーションは両モデルともに、サンライトゴールド、ダスクブロンズ、ナイトブラックの3色が用意される。また、スマートフォンやタブレット内の音楽ファイルをワイヤレス(Bluetooth接続)で再生でき、高音質なワイヤレス再生を実現するaptXにも対応する。周囲のどこから聴いても楽しめるように音が360度に広がるうえ、どんな場所に設置しても心地よい音を楽しめるバランスの取れたチューニングが施されている。加えて、圧縮音源に低音域の量感や高音域の伸びをプラスする同社独自の音質改善技術「Extra Bass」や小音量での再生時でも低音と高音を補正する「ラウドネスコントロール」を搭載。さらに、iOSまたはAndroid向けの専用アプリ「DTA CONTROLLER」(無料)を使えば、スマートフォンやタブレットの画面から再生/停止、音量調整、音質調整、楽曲選択などが可能だ。そのほか、両モデルに搭載されるLEDライトは「LSX-70」が5段階、「LSX-170」は10段階に明るさを調節可能。「DTA CONTROLLER」と連携し、タイマー設定した時間に合わせて照明と音楽を自動でオン/オフする「スマートタイマー」機能を搭載する。なお、「LSX-70」の外寸は幅94mm×高さ241mm×奥行94mm、重さは950g。スピーカーユニットは5.5cmウーファー×1、4cmツィーター×1。最大出力(JEITA)は、ACアダプタ使用時がウーファー10W+ツィーター10W、内蔵電池使用時がウーファー5W+ツィーター5W。照明部はLED数が4個で消費電力は8W。「LSX-170」の外寸は幅271mm×高さ290mm×高さ271mm、重さは3.3kg。スピーカーユニットは9cmウーファー×1、3cmツィーター×1。最大出力はウーファー15W+ツィーター15W。照明部はLED数が11個で消費電力は15Wとなっている。
2014年10月23日サンワサプライは22日、IPX6準拠の防水性能を備えた充電式LEDライト「800-LED009」を同社直販サイト「サンワダイレクト」で販売開始した。価格は税込7,980円。110灯のLEDを搭載し、70 / 210 / 420 / 720ルーメンの4段階で輝度を切り替えられるLEDライト。アルミ製の本体には三脚穴付きのスタンド兼用取っ手を備え、手持ち・平面設置・吊り下げ、三脚取り付けの4種類で利用できる。IPX6準拠の防水性能により、キャンプやガレージなど、屋外での利用も想定する。ライト角度は調節可能。内蔵バッテリは7,800mA。点灯時間は720ルーメンで3時間、420ルーメンで5時間、210ルーメンで10時間、70ルーメンで30時間。満充電までの時間は約10時間。バッテリ残量を示すステータスLEDも備える。本体サイズはW108×D33×198mm、重量は約390g。充電用USBケーブル、三脚用固定ネジが付属する。
2014年10月23日サンワサプライは22日、Bluetooth 4.0と2.4GHz RF接続の両方に対応したレーザーポインタ「200-LPP020」を、同社直販サイト「サンワダイレクト」で販売開始した。価格は税込29,800円。視認性の高いグリーンレーザーを採用したレーザーポインタ。BluetoothモードとRFモード、iOSモードの3種類の通信モードを備え、WindowsとのBluetooth接続、小型レシーバと組み合わせた2.4GHz帯のRF接続、iOSデバイスと専用アプリ「PresenPro」を使ったBluetooth接続といった、3種類の操作が選択できる。レーザー照射角は25度で、人間工学に基付き手首に負担がかかりにくい仕様。本体サイズはW15×D170×H16mm(クリップ含む)、重量は約63g。レシーバサイズはW16×D22×H7mm、重量は約2g。電源は単四形乾電池×2。アルカリ乾電池使用時の連続照射時間は約3時間。
2014年10月22日サンワサプライは22日、110灯のLEDで最大720ルーメンの輝度に切り替えられる、充電式LEDライト「800-LED009」を販売開始した。同社直販サイト「サンワダイレクト」の価格は税込7,980円。70 / 210 / 420 / 720ルーメンの4段階で輝度を切り替えられる充電式LEDライト。本体はアルミ加工で、ライト角度は調節可能。三脚穴付きのスタンド兼用取っ手を備え、手持ち・平面設置・吊り下げ、三脚取り付けの4種類で利用できる。IPX6準拠の防水性能も備え、屋外での利用も想定する。内蔵バッテリは7,800mAh。点灯時間は720ルーメンで3時間、420ルーメンで5時間、210ルーメンで10時間、70ルーメンで30時間。満充電までの時間は約10時間。バッテリ残量を示すステータスLEDも備える。本体サイズはW108×D33×198mm、重量は約390g。充電用USBケーブル、三脚用固定ネジが付属する。
2014年10月22日ヤマハミュージックジャパンは、スマートフォンやタブレット内の音楽コンテンツ、ミュージックCD、FMラジオなどが楽しめる、Bluetooth/NFCに対応した統合型オーディオシステム、"Restio(レスティオ)"「ISX-803」を発売する。販売開始は10月下旬。価格は各色8万円(税抜)。同製品は、生活空間に置くのに適したオーディオシステム"Restio"シリーズの第3弾。奥行き90mmというスリムさ、立体的な質感のフロントパネル、ガラスを施したディスプレイ、アルミコーティング仕上げのフレームなど、高いデザイン性が特徴となっている。複数の設置方法が採用可能で、自立式スタイルでは、まるで観葉植物を飾るようにインテリアとして置いておけるほか、別売のアタッチメント(「AT-800」/税別1万1,429円)を利用することで、壁掛け式スタイルにもなる。また、外寸は、幅410×高さ997×奥行295(スタンド含む)、重量は12kg。カラーは、赤茶色の葉・幹・土をイメージした「アースブリック」、青い果実のような「ブルーベリー」、乾燥した土・石・木材を連想させる「クレイホワイト」、多肉植物に影を落としたような深みある「ブラックリーフ」と、いずれも自然をモチーフにした4色のバリエーションが用意されている。音質面では、10cmウーファー+3cmソフトドームツィーターの2ウェイスピーカーユニット(計4個)を内蔵し、ステレオ出力に圧倒的な広がり感を出す新技術「Extended stereo」や、音楽ファイルを高音質によみがえらせる独自技術「ミュージック・エンハンサー」を搭載するほか、小音量での再生時でも低音と高音を補正する「ラウドネスコントロール」や、好みに合わせた音質調整ができる3バンドイコライザーを搭載するなど高音質な設計。再生可能なコンテンツは、ミュージックCDやFMラジオのほかに、BluetoothまたはNFC(NFCはAndroid端末 Ver.4.1以上のみ)でペアリングしたスマートフォンやタブレット内に収録されている音楽ファイルの再生にも対応する。そのほかにも、接続したUSBメモリー内の音楽ファイルを再生できるUSBポートや、PCなどと接続して音楽が楽しめる外部入力端子も装備。さらに、iOSまたはAndroid向けの専用アプリ「DTA CONTROLLER」(無料)を使えば、スマートフォンやタブレットから「ISX-803」の楽曲選択や音量調整、入力切り替え、イコライザ調整などをワイヤレスでコントロールすることも可能だ。加えて、リビングや寝室の時計代わりとしても役立つ「クロック&アラーム機能」も搭載している。
2014年10月21日アスクは10月21日、米Goal Zero社のLEDフラッシュライト「TORCH 250」を10月より日本国内で販売すると発表した。価格はオープンで、推定市場価格は10,000円前後。Goal Zero社は、アウトドアシーン向けのソーラーパワーシステム製品を開発している米国のメーカー。今回発表されたTORCH 250は容量約16.3Wh(4,400mAh)のリチウムイオン充電池を内蔵しており、USBによる充電のほかソーラーパネルによる太陽光充電が行えるLEDフラッシュライトだ。また、手回しによる充電も可能となっており、計3つの充電方法を利用可能。外部電源が確保できない環境でも使用可能なので、アウトドアシーン以外に防災グッズとしても利用できる。スポットライト、フラッドライト、レッドライトと3つの点灯モードを搭載。なお、出力用のUSBポートも備えており、本製品内蔵の充電池からスマートフォンなどへの給電も可能だ。LEDライトの明るさは最大250lm(ルーメン)で、光源には白色LEDライトを使用。バッテリーの連続使用時間の目安はフラッドライト使用時で約48時間、充電の所要時間はUSB利用時で約7時間となっている。本体のサイズは約254×89×45mm、重量は約408gだ。なお、アスクでは、Nomad 13 Solar Panel V2とポータブル電源を組み合わせたソーラーキットを販売しているが、現時点ではNomad 20 Solar Panelのソーラーキットを販売する予定はないとのことだ。
2014年10月21日オーディオテクニカは10月16日、Bluetoothを採用したワイヤレスヘッドセット4製品とワイヤレスヘッドホンアンプ「AT-PHA50BT」を発表した。Bluetoothヘッドセットのラインナップは、SOLID BASSシリーズのオーバーヘッドタイプ「ATH-WS99BT」、SOLID BASSシリーズのインナーイヤータイプ「ATH-CKS77XBT」「ATH-CKS55XBT」、スポーツ向け防水モデルの「ATH-SPORT4」。発売日はAT-PHA50BTが11月14日、ATH-WS99BTとATH-CKS77XBT、ATH-CKS55BTが11月21日、ATH-SPORT4が12月12日。価格はいずれもオープンで、推定市場価格はAT-PHA50BTが13,000円前後、ATH-WS99BTが28,000円前後、ATH-CKS77XBTが15,000円前後、ATH-CKS55BTが9,000円前後、ATH-SPORT4が13,000円前後となっている(すべて税別)。○重低音を楽しめる「SOLID BASS」シリーズのワイヤレスモデルATH-WS99BTは、φ53mmの大口径ドライバーを搭載したオーバーヘッドタイプのBluetoothヘッドセット。新設計のアルミ製エクストラチャンバーメカニズムの採用で、音響密度を高めるとともに、ハウジングの中央にラウンドベースダクトを配置することで低音特性を向上させている。Bluetoothのバージョンは3.0+EDR。対応プロファイルはA2DP、AVRCP、HFP、HSPで、音声コーデックはSBCとaptX、AACを利用できる。再生周波数帯域は8Hz~26kHzで、伝送帯域は20Hz~20kHz。インピーダンスは37オームで、出力音圧レベルは105dB/mW。電源は内蔵のリチウムポリマー充電池で、充電時間は約3時間。フル充電の場合6時間以上の音楽再生と、最長約200時間の連続待ち受けが可能だ。3.5mmステレオミニジャックの入力端子を備えており、有線ヘッドセットとしても使用可能。長さ1.2mのスマートフォン用ケーブルも付属している。ケーブルを除いた質量は約275g。○「SOLID BASS」シリーズのインナーイヤーモデルATH-CKS77XBTとATH-CKS55BTは、それぞれSOLID BASSシリーズのインナーイヤーヘッドホン「ATH-CKS77X」「ATH-CKS55X」をBluetooth対応にしたワイヤレスヘッドセット。構造的に独立した2つの空気室(チャンバー)を持つ「エクストラチャンバーメカニズム」を採用。また、イヤピースの位置を、通常と、より密閉度の高い位置に変更できる「2ポジションポスト」も採用しており、キレのある重低音再生を実現している。ドライバーの口径は、いずれもφ12.5mmだが、ATH-CKS77XBTは、磁束密度の高いマグネットを使用した専用設計となっている。Bluetoothのバージョンはいずれも3.0+EDR。対応プロファイルはA2DP、AVRCP、HFP、HSPで、音声コーデックはSBC、aptX、AACを利用できる。電源は、内蔵のリチウムポリマー充電池で、充電時間は約3時間。フル充電の場合5時間以上の音楽再生と、最長約200時間の連続待ち受けが可能だ。再生周波数帯域は、ATH-CKS77XBTが2Hz~25kHzで、ATH-CKS55BTは5Hz~24kHz。伝送帯域はいずれも20Hz~20kHzだ。出力音圧レベルは、ATH-CKS77XBTが106dB/mWで、ATH-CKS55XBTが105dB/mW。質量はそれぞれ30g、27gとなっている。○IPX5の防水性能を持つスポーツ向けのBluetoothヘッドセットATH-SPORT4は、IPX5等級の防水性能を持つスポーツ用のBluetoothヘッドセット。汗や雨などの影響を受けないだけでなく、水道やシャワーでの水洗いも可能だ。360度フレキシブルイヤハンガーを装備しており、激しいスポーツ時でも安定した装着を実現している。Bluetoothのバージョンは3.0+EDR。対応プロファイルはA2DP、AVRCP、HFP、HSPで、音声コーデックはSBCを利用できる。電源は、内蔵のリチウムポリマー充電池で、充電時間は約3時間。フル充電の場合4時間の音楽再生と、最長約60時間の連続待ち受けが可能だ。ドライバーはφ10mmで、伝送帯域は20Hz~20kHz。イヤーピースを除いた質量は約23gとなっている。カラーは、ブラックとレッドの2色が用意されている。○Bluetooth非対応のヘッドホンをワイヤレス化するヘッドホンアンプAT-PHA50BTは、Bluetooth接続専用のポータブルヘッドホンアンプ。Bluetoothに対応していないヘッドホンを、ワイヤレスで使用することができる。Bluetoothのバージョンは3.0+EDR。対応プロファイルはA2DP、AVRCP、HFP、HSP、PBAP。PBAPに対応しているため、スマートフォンの発着信履歴にアクセスして、AT-PHA50BTから電話の発信を行うことが可能だ。音声コーデックはSBC、aptX、AACを利用できる。着信電話番号、電池残量、楽曲情報などを表示できる有機ELディスプレイも装備している。伝送帯域は20Hz~20kHzで、最大出力レベルは50mW×2(16Ω、THD1%)。電源は内蔵のリチウムポリマー充電池で、充電時間は約3時間。フル充電の場合、約8時間の連続再生と、最長約100時間の連続待ち受けが可能だ。本体サイズはW39.6×D10.3×H69mmで、質量は約29g。
2014年10月16日オンキヨーは10月15日、NFCとBluetooth機能を搭載したCDレシーバーシステム「X-UD5(W)」と「X-U5(BR)」を発表した。発売は10月下旬の予定で、価格はオープン。市場想定価格は税抜30,000円前後。X-UD5とX-U5は通信機能としてBluetooth 4.0を搭載。プロファイルはA2DP 1.2、コーデックはSBCに対応している。NFCに対応したスマートフォンなどと簡単にペアリングを行える。前面のUSB端子にはUSBメモリやiPhone/iPad/iPodを接続可能。背面にはパソコン接続用のUSB端子(Type B)を用意している。そのほかレシーバー部には、CDプレーヤーと95.0MHzまで対応したFMチューナーを備えている。定格出力は15W+15W。スピーカー部は10cm径のウーファーと2cm径のバランスドームツィーターによる2ウェイ構成となっている。
2014年10月15日日本のお家芸・青色LEDの発明が、2014年のノーベル物理学賞に決定しましたー。受賞者は、赤崎勇さん、天野浩さん、中村修二さんの3人でございます。いやー、めでたい!今回は、サクッとこの受賞についてまとめておきましょう。ノーベル物理学賞といえば、物理学の研究成果学について、いちばん有名な賞ですね。ノーベル賞の楽しみ方については、前にもこのコーナーでもご紹介しております。ともかく取れたらすごいってことです。日本人ではじめて湯川秀樹さんがノーベル賞を取った後に、大阪のおばちゃん御用達の「あめちゃん」を作る飴屋さんが「ノーベル」という名前のブランドをつくったくらい、インパクトが大きかったですな。さて、そんなノーベル物理学賞、2014年の受賞は、日本のお家芸、青色LEDの発明に贈られることが決まりましたー。パチパチパチ!赤崎さん、天野さん、中村さんの3人で賞金は三等分だそうでございます。赤崎さん天野さんは名古屋大学の師弟で、このうち天野さんはなんと学生の時にとりくんで成功させた基礎研究が評価されてのノーベル賞です。天野さんは知っている人によると「そんな偉い先生とは知らなかった」という感じの人だそうで、ノーベル賞委員会、よくぞ天野さんの実績を評価したよね! という感じですな。一方、中村さんは、徳島大学を出たあと、日亜化学工業の研究者として、周囲のサポートがほぼない中で青色LEDの量産化技術を確立。日亜化学の急成長の原動力になりました。その後、中村さんは二代目の社長と衝突し、研究環境を求めて退社し、米国に移住しました。経緯は中村さんのすごく生々しい自伝「怒りのブレークスルー(ホーム社、後に集英社文庫)」という本に詳しいんですが、絶版ですね。たぶん、すぐ再販されると思われますけどねー(笑)。オモシロイ本です。おすすめでございます。さて、青色LEDですが、これはもう「世界を変えた」発明です。どう変えたかというと、インジケーターとしてしか使えなかったLEDを、照明として使えるようにしたことにつきます。1962年に赤色LED、その後1970年代に黄色~黄緑までは作れていたのですが、ずーっと作れなくて1986年に青色の発光を赤崎さん天野さんが実現。1993年に中村さんが量産実用化の発明をしました。LEDは丈夫で長持ち、電力消費量は少ないといいとこずくめです。フルカラー表現ができるのでディスプレイにも使われています。ブルーレイやレーザーにも使われています。でも、一番は照明ですね。20世紀は「電球」の世紀なら、21世紀は「LED」の世紀だなんて言い方もあります。信号機の回の時にもお話しましたが、いままでの電球より一桁少ないコストで使える。これは、ありがたいことですな。同じことは、開発途上国にもいえることで、LEDのおかげで、電球よりずっと安いコストで子供たちが勉強できるのですなー。すばらしい。とノーベル財団は言っております。さて、青色LEDの発明に至る歴史をいくつかのポイントをまとめておきますね。1874年 ダイオードの発明(ブラウン)1875年 ガリウムの発見(ボアボードラン)、フランスの古い名前ガリアにちなむ1931年 半導体理論の確立(ウィルソン)1947年 トランジスタの発明(ショックレー、バーディーンら)→ノーベル賞1962年 (赤色)発光ダイオードの発明(ホロニャック)60-70年代 高輝度赤色/緑色ダイオードの発明(西澤潤一)1972年 黄色発光ダイオードの発明(クラフォード)1986年 青色発光ダイオードの実現、窒化ガリウムによる(赤崎、天野)1993年 青色発光ダイオードの量産実用化(中村)→赤崎、天野とともにノーベル賞2003年 紫外発光ダイオードの実現、酸化亜鉛による(川崎)日本人がたくさんからんでいますねー。あるジャンルの研究設備が整備されていると、派生した研究が生まれやすいというのがございますな。トランジスタのバーディーンの弟子が発光ダイオードの発明者ホロニャックだったなんて関係もございます。それにしても、ホロニャックとクラフォードを飛ばして、赤崎さんたちがノーベル賞となったのは、なんともおもしろいところでございます。青までできて完成ということだったのかもしれませんね。ところで、青色発光ダイオード、窒化ガリウムというものを使うのですが窒素はまあ、空気の中になんぼでもあるからええとして、ガリウムがレアメタルなんですね。高いうえに産出国が限られているんですね。そこで、さらにどこにでもある亜鉛をつかったダイオードを川崎さんが発明されています。まだまだこの分野おもしろそうですよ。著者プロフィール東明六郎(しののめろくろう)科学系キュレーター。あっちの話題と、こっちの情報をくっつけて、おもしろくする業界の人。天文、宇宙系を主なフィールドとする。天文ニュースがあると、突然忙しくなり、生き生きする。年齢不詳で、アイドルのコンサートにも行くミーハーだが、まさかのあんな科学者とも知り合い。安く買える新書を愛し、一度本や資料を読むと、どこに何が書いてあったか覚えるのが特技。だが、細かい内容はその場で忘れる。
2014年10月08日ドスパラは6日、向きや角度が自由に変えられるフレキシブルアームを備えたLEDスタンドライト「DN-11521」を発表した。本日より同社が運営する「上海問屋」にて販売する。価格は499円。スタンドの底面にマグネットを搭載し、金属に取り付けて位置を固定すること可能で、自動車のメンテナンスなど、せまい場所での作業もハンズフリーの状態でライトを照らすことができる。ライトの明るさは約60ルーメン、電源は単4形乾電池3本。本体サイズは長さ250×直径40mm。重量は約100g。
2014年10月06日日本マイクロソフトは6日、フラット形状に変形するタッチセンサー搭載マウス「アークタッチ Bluetooth マウス」を発表した。発売は24日で、税別の参考価格は6,647円。従来モデルではSurface用モデルを除き、主に2.4GHz帯の無線方式で接続していたが、本モデルはBluetooth 4.0での接続を採用している。「アークタッチ Bluetooth マウス」は、使用時はアーチ形状に、使用しない場合はフラット形状に変形できるワイヤレスマウス。スクロール部には、指でなでた際に感触と音によるフィードバックがあるタッチセンサー「タッチ ストリップ」を搭載する。Bluetooth 4.0での接続により、従来必要だったトランシーバーも不要となった。読み取り方式はBlueTrackテクノロジー、読み取り速度は1,200fps、解像度は1,000dpi、ボタン数は3。バッテリには単4形アルカリ乾電池×2本を採用し、駆動時間は約6カ月。本体サイズはW130×D59×H15mm、重量は約56g。対応OSはWindows 8 / 8.1 / RT 8.1。
2014年10月06日エレコムは30日、薄型設計の高耐久Bluetoothキーボード「TK-FBP072BK」を発表した。10月下旬より発売する。価格は10,011円。最薄部がわずか4.3mmの薄型Bluetoothキーボード。1,000万回のストロークに耐えるキースイッチを採用する。キータイプはパンタグラフ式のアイソレーションタイプで、メディア再生などが行える12種類のマルチファンクションキーを搭載。キートップにはオリジナルフォントを採用する。主な仕様は、キー配列が日本語配列105キー、キーピッチが19mm、キーストロークが1.3mm。電源は単4形乾電池×2本。想定使用可能時間は約8カ月。インタフェースはBluetooth 3.0で、対応プロファイルはHID。本体サイズはW359×D133×H19.1mm、重量は約320g(電池含まず)。対応OSはWindows Vista(SP2) / 7(SP1) / 8 / 8.1。
2014年09月30日ソニーは9月25日、インナーイヤー型レシーバーのXBA-Z5/A3/A2/H3/H2をBluetooth対応にするケーブル「MUC-M1BT1」を発表した。発売は11月13日で、価格はオープン。推定市場価格は税別19,000円前後。MUC-M1BT1はBlueooth ver3.0機能を内蔵したワイヤレスオーディオレシーバー。XBA-Z5/A3/A2/H3/H2のケーブルをMUC-M1BT1につなぎ換えることで、Bluetooth対応イヤホンとして利用できるようにする。BluetoothプロファイルはA2DP/AVRCP/HFP/HSPを、コーデックはSBC/AAC/aptXをサポートする。MUC-M1BT1はケーブル部にマルチファンクションボタンとマイクを備えており、スマートフォンとのペアリング動作や音楽アプリの操作、ハンズフリー通話が可能となっている。バッテリー駆動は約4.5時間、フル充電には2時間を要する。
2014年09月26日LGエレクトロニクス・ジャパンは9月12日、サウンドバー「NB5540」「NB4540」「NB3540」を発表した。発売は9月19日。価格はオープンで、推定市場価格は、NB5540が41,000円前後、NB4540が36,500円前後、NB3540が32,000円前後(いずれも税別)。3製品はいずれも、スリムなバースタイルのメインユニットとワイヤレスサブウーファーを組み合わせた製品。NB5540とNB4540は、メインユニットにフロントチャンネルとサラウンドチャンネルのスピーカーを内蔵した4.1ch構成を採用。NB3540はフロントチャンネルのみの2.1ch構成となっている。定格出力は、NB5540とNB4540がフロント40W×2、サラウンド40W×2、サブウーファー160W。NB3540がフロント80W×2、サブウーファー160W。いずれも、「MUSIC」「Standard」「BASS」「NEWS」「CINEMA」「SPORTS」の6種類のサウンドモードを備えている.NB5540とNB4540の入出力端子は、HDMI(入力×1系統/出力×1系統)と光デジタル音声入力×1系統、USBポート×1基。NB3540はHDMI端子を装備しておらず、光デジタル音声入力×1系統とUSBポート×1基のみとなる。USBポートはType Aで、USBメモリやポータブルプレーヤーなどの接続に対応する。NB5450では、192kHz/24bitまでのWAVとFLACファイルの再生を行うことも可能だ。3製品ともBluetooth接続に対応。Bluetoothのバージョンは3.0+EDRで、プロファイルはA2DPのみ使用可能だ。コーデックはSBCとAACに対応している。
2014年09月12日ハンファQセルズジャパンは9月2日、Bluetoothスピーカー「UMA-BVS01S」を発売した。Web直販限定で、直販価格は3,180円(税込)となっている。デスクやテーブルなど設置した面を振動させて音を鳴らすBluetoothスピーカー。2013年2月にブラックモデルが発売されており、今回カラーバリエーションとしてシルバーモデルが追加された。設置面にはゲル素材が使用されており、デスクやテーブルなどとピタリと接するように設計されている。スマートフォンなど再生デバイスとの接続インタフェースとしてBluetoothを備えるほか、付属のUSB/オーディオ分岐ケーブルを利用すればプレーヤー側のヘッドホン出力と接続することも可能だ。Bluetoothのバージョンは2.1だ。その他の主な仕様は、実用最大出力が10Wで、バッテリーが内蔵式のリチウムイオン充電池、バッテリー駆動時間が約6~8時間となっている。サイズはφ54×H54mm(振動パット部を除く)で、重量は約328gだ。
2014年09月02日エム・シー・エム・ジャパンは15日、折りたためる暖色LEDソーラーランタン「エムパワード ラックス」を発売した。既に発売している白色LEDの「エムパワード」の姉妹品。参考価格は税込3,456円となっている。エムパワード ラックスは、空気で膨らませて使うLEDソーラーランタン。直射日光におよそ8時間当てることでフル充電され、6~12時間点灯する仕様となっている。電球色のLEDを採用し、明るさは2段階で調整可能だ。また、「災害に備えて価値ある製品」として危機管理協会のCMAマークを取得しており、同社は防災グッズとして備えておく使用法も提案している。サイズは使用時で直径12.5×高さ11.2cm、折りたたみ時で直径12.5×高さ2.5cm、重量は100g。光源はLED電球×10基。材質はポリ塩化ビニルとなっている。
2014年08月15日