スイス・バーゼルで開催された「BASELWORLD 2012」にて、シチズンは光で発電するエコ・ドライブを搭載した電波時計「ATTESA(アテッサ)」の登場25周年記念モデルを発表した。記念モデルは2回に分けて発売され、2012年5月下旬に限定版第1弾(BY0044-69E)が、6月下旬に限定版第2弾(BY0094-61E)および通常版(BY0094-52E)が登場する予定。アテッサ限定モデルは、「閃光(第1弾)」「光線(第2弾)」と、光をテーマにデザイン。サファイヤガラスベゼルの採用(第1弾のみ)や奥行き感のあるダイヤルデザインなど、限定モデルならではのラグジュアリー仕様だ。また、現在のシチズンの技術において最高峰の視認性を実現する「99% クラリティ・コーティング」を初採用。サファイアガラスの裏ぶたには25周年を刻印した。さらに、りゅうず操作でワールドタイムを容易に切り替えることができる「ダイレクトフライト」機能を搭載している。限定版第1弾(BY0044-69E)の価格は16万8,000円で、限定数は1,500個。ケースおよびバンド素材はチタン製で、ともにデュラテクトDLC加工。ケース径は42.0mm / 厚み13.5mmの10気圧防水。限定版第2弾(BY0094-61E)の価格は18万9,000円で、限定数は1,000個。ケースおよびバンド素材はチタン製で、ケースとバンドともにデュラテクトDLC加工。ケース径は42.0mm / 厚み14.5mmの10気圧防水。限定版第2弾と同時に発売される通常版(限定個数なし)は15万7,500円。ケースおよびバンド素材はチタン製だが、デュラテクトDLC加工はベゼルおよびバンド部となる。ケース径は42.4mm / 厚み13.6mmの10気圧防水。25周年企画のひとつとして、ファッションブランド「mastermind JAPAN」とのコラボモデルも発表。双方のブランドが持つ”高品質なメイドイン・ジャパンスピリット”を凝縮、ガラスや文字板など計5箇所に「マスターマインド・ジャパン」のアイコンであるスカルマークがデザインされた。2モデル計250個(世界限定)がリリースされる予定だが、個数内訳や価格など詳細は現段階では未定とのこと。このほか、大人のためのドレスウオッチ、「EXCEED(エクシード)」より、ピンクゴールドの限定モデルが、また、高級ウオッチ「カンパノラ」のバーゼルワールド2012発表モデルとして、「塵地螺鈿(ちりじらでん)」が発表された。エクシードの限定モデルは7月発売予定、500個限定で22万500円。カンパノラ「塵地螺鈿」は8月中旬発売予定、300個限定で34万6,500円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月17日ミュージカル史上に燦然と輝く金字塔『オペラ座の怪人』の25周年記念公演が昨年10月、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行われ、2日間3公演に約1万5000人のファンが駆けつけた。その模様を収録したブルーレイとDVDの発売を記念し、同舞台に主演したラミン・カリムルー(ファントム役)とシエラ・ボーゲス(クリスティーヌ役)が初のプロモーション来日を果たした。その他の写真数々のミュージカルの名曲を生みだし、トニー賞7回をはじめ輝かしい受賞記録を持つアンドリュー・ロイド=ウェバーと「最も才能にあふれ成功したミュージカル・プロデューサー」と称されるキャメロン・マッキントッシュがタッグを組んだ『オペラ座の怪人』。1986年の初演以来、日本を含む世界27ヵ国以上で上演され、観客動員数は1億人を超える。それだけに、記念すべき25周年公演の舞台に立った二人は、「より次元が上がっていたし、スケール感も増した。すべてが魔法のような瞬間だった」(ラミン)、「それに円形劇場だから、お客さんの熱気やエネルギーに包みこまれるような一体感を感じたわ」(シエラ)と思いも格別だ。二人の共演は『オペラ座の怪人』の続編にあたる『ラヴ・ネヴァー・ダイズ』以来。ラミンは今回の再共演を通じて、「お互いに成長したと思うし、特に彼女の集中力には改めて驚かされた。また共演したい、いや、共演しなければならないと思っているよ」とシエラへの信頼をさらに強めたという。一方のシエラも「絆がより強固なものになったわね。舞台の上での二人の関係は、やはり特別なものなのよ」と唯一無二のコンビネーションに胸を張った。生みの親であるウェバーをはじめ、オリジナルキャストのサラ・ブライトマンやマイケル・クロフォードらが駆けつけるカーテンコールも大きな見せ場になっており、「彼らは常に僕らを応援してくれるよ」(ラミン)、「そう、決してジャッジを下したりせずに温かく見守ってくれるの」(シエラ)。時空を超えたキャストの共演も、25年の歴史を持つ『オペラ座の怪人』の成せる技だ。怪人と美女の愛憎劇を絢爛豪華に描いた本作が愛され続ける理由とは?「何といっても音楽の素晴らしさ。それにファントムとクリスティーヌ、そしてラウルの三角関係を描くストーリーの美しさに尽きるわ。それらの要素が互いを支え合って、完ぺきなアンサンブルを奏でているの」とシエラ。“怪人”ラミンは「そう、今シエラが語ったすべてが見事なマリアージュ(融合)を果たしているからこそ、世界中の人々の心をつかんで離さないんだ」と力説した。『オペラ座の怪人 25 周年記念公演 in ロンドン 豪華BOX セット』 (初回生産限定)発売中7980 円(税込)ブルーレイ(単品)4980 円(税込)DVD(単品)4480 円(税込)/発売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント
2012年01月24日誕生25周年を記念した限定パッククラシエホームプロダクツの入浴剤ブランドとして、長く親しまれている薬用入浴剤「旅の宿」シリーズ。このシリーズが発売25周年を迎えたそうで、それを記念し、25種類入りの「旅の宿日本一周25湯めぐり」(25包)を発売することが分かった。発売は21日開始で、11月26日の「いい風呂の日」に向けて販売アピールを展開するそうだ。日ごろの疲れを、日本全国の名湯を気軽に体験できるこのパックで、楽しみながら癒してみるのもよさそうだ。節電対策にも!ゆっくり体を温めて今回の限定パックでは、「秋田乳頭」「吉野」などの限定品や、復刻生産した「伊香保」「伊豆」など、北は北海道から南は九州まで、全国各地の名湯がカバーされており、日替わりで楽しむこともできるそうだ。発売以来変わらぬ、画家・木田安彦氏の版画によるパッケージも、温泉情緒を醸し出していて魅力的。パックとしてプレゼントにもよさそうだ。節電が求められるこの冬であるだけに、お風呂でゆっくり体を温めることにも活用してほしいという。自宅に居ながら温泉気分で、ツヤツヤなうるおい肌にもなれるかも。親しみのある「旅の宿」シリーズのこのパック、あらためて楽しんでみてはどうだろうか。元の記事を読む
2011年11月17日イプサが25周年記念のボディキットを発売イプサは、今年で25周年。25回目のクリスマスを祝うために、11月4日から「25THアニバーサリーボディキット」を数量限定で発売する。このボディキットは、有名グラフィックデザイナーの板倉敬子さんとのコラボレーションで作られた。「25THアニバーサリーボディキット」に入っているのは、3品。1つめはイプサボディソープアニバーサリーブーケ350ml。ローズの香りがブーケを思わす、ふんわりした泡立ちのボディソープ。冬の乾燥した肌にうるおいとフローラルな香りを与える。フェミニンな気分にしてくれる「25THアニバーサリーボディキット」2つめのボディキットの品は、イプサボディクリームアニバーサリーブーケ180g。しっとりとした肌に仕上げるクリームで、こちらもボディソープと同じローズがメインのフローラルブーケの香り。3つめの品は、ルームシューズ。オーガンジー素材がくるくると巻かれたバラの花をモチーフにしたものが、薄いピンクのバレエシューズに咲いている。履き口がゴムになっていて、サイズはフリーサイズ(22~24.5cm)になっている。とてもフェミニンなかわいいシューズにできあがっている。数量限定で5,250円(税込み)で販売される。元の記事を読む
2011年11月04日BUCK-TICKがデビュー25周年アニバーサリーイヤーに向け、所属事務所バンカーと徳間ジャパンコミュニケーションズとの合同プロジェクトとして、新レーベル「Lingua Sounda(リンガ・サウンダ)」の発足を発表した。BUCK-TICKの公演情報これに伴い、メンバーを代表してボーカルの櫻井敦司からは下記のコメントが発表された。「今まで支えてくれた多くのFANのみなさんに感謝します。音楽があってBUCK-TICKがある。これからも死ぬまで、いや死んでもBUCK-TICKの音楽は生き続けるでしょう。どうかよろしく。ありがとう」新レーベルからは、デビュー25周年にあたる’12年春に第1弾シングル、夏にはアルバムを発売予定。25年間メンバーチェンジもなく第一線で活動し続けるBUCK-TICKは、新たな作品を作る場所として、 独自のレーベルを立ち上げ、さらなる飛躍を目指す。ちなみに「Lingua Sounda 」とは「世界共通音」という意味の造語である。年末には、恒例のライブ「THE DAY IN QUESTION」が、例年の日本武道館以外にも仙台、広島、福岡で行われることも決定。25周年に向けてBUCK-TICKはさらに加速する。
2011年10月21日1986年10月に初来日してから今年で日本デビュー25周年を迎えるエフゲニー・キーシン。10月10日(月・祝)には40歳の誕生日を迎え、サントリー・ホールでバースデー・コンサートが開催される。節目の年での日本公演を前に10月3日、都内で記者会見が行われた。キーシンは2歳のころ、耳で聴いた音楽をピアノで弾き始めるなど、幼い頃から並外れた音楽の才能を現し、初来日した際には“神童”ブームを巻き起こした。この25年間を振り返り、「これまで幸運な芸術活動ができたのは、素晴らしい方たちと仕事をする機会に恵まれたから」と話し、「人間にとって、どういう子供時代を送ったかが重要だと思う。私は良き両親、良い先生に恵まれましたが、“神童”と呼ばれてた人たちが、後々偉大な音楽家になるとは限らない」と自身の周りにいる人たちへの感謝の気持ちを語った。また、日本公演の内容について、協奏曲をやる理由と『グリーグ』を選んだ訳を訊かれると「せっかく(誕生日にからめて)フェスティバルをやってくれるので、皆さんに多彩な面を見て欲しいと思いました。『グリーグ』はロシアでは非常にポピュラーな曲なので、今後取り上げる機会が多くなると思います」と答えた。なお、今年の年末の『ベルリン・フィル』ジルベスターコンサートでもグリーグが演奏され、全世界で放映される。また、『リスト』の魅力についての質問には「音楽の素晴らしさを言葉で説明するのは難しい」としながらも「今回取り上げた『リスト』は、表現性豊かな作品を集めたつもりです」と語り、「ぜひコンサート会場でお目にかかりたいです」と締めた。『キーシンフェスティバル2011』は10月6日(木)兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホールを皮切りに、大阪、愛知、神奈川、福岡と全国を回り、11月13日(日)のサントリーホールまで開催。、チケットは一部を除き発売中。
2011年10月04日2007年に始まった連続ドラマ「SP 警視庁警備部警護課第四係」は深夜枠としては異例の高視聴率を記録。待望の映画化となった『SP 野望篇』は観客動員300万人を超える大ヒットとなった。後編の『SP 革命篇』では、遂にこれまでのすべての謎が明かされる――。「笹本は、私も尊敬するかっこいい女性」この日、インタビュールームに現れた女優・真木よう子は、おなじみの黒いスーツ姿だった。「『SP』の衣装になると、立ち振る舞いが笹本っぽくなるんですよね。あんまりかわいい顔で笑えなくなるというか、ちょっとクールになります(笑)」と笑う姿は実にかっこいい。女性でさえも、いや、むしろ女性の方が惚れ惚れとするような、クールで男勝りな、それでいて実に女性らしい警視庁警備部警護課第四係の紅一点、笹本絵里を演じているが、その姿は真木さんのイメージにそのまま重なって見える。実際のところはどうなのだろう?「笹本は、私も尊敬するかっこいい女性。でも、最初からこうだったのかな?何話かやっていくうちに、私のやりやすいようにというか、(脚本の)金城さんが私に合わせて書いてらっしゃるのかなと。ほかの作品もだいたいそうなるんですけど(笑)」。物語はいよいよ佳境を迎え、国会議事堂でテロリストたちと壮絶なバトルが繰り広げられる。笹本にも印象的なアクションシーンがいくつかあり、そのひとつが、入山法子演じる青池由香莉とのバトルシーンだ。その鬼気迫るアクションは、男同士のバトルよりよほど迫力がある。しかし、体格も腕力も男性に比べて乏しい女性同士がアクションをこなすには、苦労や不安もあったのではないだろうか。「最初は女性同士ということですごく不安でした。お互いにアクション経験がゼロ同士で、でも周りの男性たちはみんなアクションができるから、私たちの女のファイトがかっこ悪くなっちゃったら台無しにしちゃうなと。監督からも『いわゆるキャットファイトみたいな感じにはしたくない』と言われたので、すごく練習しました。嘘のないアクションシーンにするには、練習するしかないんです。最後の方は当たってもしょうがないぐらいの勢いで、遠慮は全然なかったです(笑)。お互いにすごいテンションでした」。さらに、国会議事堂の本会議場では、ついに銃を抜くシーンも登場する。射撃の元オリンピック候補選手という笹本の真骨頂とも言えるシーンだ。「あのシーンは机を駆け上がらないといけないので、最初は(ワイヤーで)吊ろうかという話も出ていたんです。でも、そこは気合いで(笑)。ただ、歩幅を一歩でも間違うと、左右が逆になってフォームが変わっちゃったりするし、実際にはすごく難しかったんですよ。あと、スーパースローで撮っているので、実際の動きよりずっとゆっくり映るんですよね。だから、銃を撃つと火薬がパンッとなるんですけど、まばたきをしちゃいけなかったんです。それにはちょっと苦労しましたね」。「『SP』は自分の中でもすごく特別な作品」その一方で、「SP」ファンが楽しみにしているお決まりのシーンももちろん登場する。松尾諭演じる山本隆文との漫才のようなやり取りだ。正直なところ、演じているうちに快感になったりは…?「快感…ではないですよ(笑)。結構、本気で叩いているので、松尾さんも相当痛いと思います。でも、あそこは現場でもみんなが楽しみにしているんです。監督も含めみんなから、さらにいいものを…と求められている感じがあって、次は髪の毛をむしらないと笑ってくれないんじゃないかと(笑)。でも、毎回なにかしらの奇跡があって、メガネが飛ぶシーンで本当に割れちゃったりとか。『割れちゃった!』というセリフは、松尾さんのアドリブです(笑)。私もそんなプレッシャーから、本気で叩かなきゃと思って、ちょっと眼鏡狙いでいったりはしてます(笑)」。また、共演した堤真一に対しては、複雑な心情も抱いたという。「堤さんって、普段はマイカメラを持ち出して『真木ちゃん、ちょっと撮ってくれ』と自分のかっこいいポーズを撮らせたりする、お茶目なオッチャンなんですけど、ああやって完成した作品を観ると、本当に素晴らしい!『どこで切り替わってるんだろう?』とみんなで話し合ったことがあります。それぐらい、現場ではチャラけてるのに、すごい尾形になっていて、悔しいですよね(笑)」。「SP」との付き合いもかれこれ4年。その間には、結婚し、出産し、女性としても様々な経験を重ねた。そんな真木さんにとって、「SP」とはどんな存在なのだろう?「『SP』は自分の中でもすごく特別な作品。『SP』で私のことを知ってくださった方もすごくいると思うし、長く携われてすごく幸せな時間だったなと思います。スタッフもキャストもプロ意識の強い方たちばかりで、いい作品を作りたいという思いが強かったし、ひとつの作品を作り上げるという過程をものすごく実感できたというか。いろいろな意味ですごく幸せな現場でした」。企画からアクション、編集にまで携わり、20代の後半を本作に費やした主演の岡田准一をはじめ、キャスト、スタッフの本作への意気込みの強さは方々で語られている。だが、シリーズが始まった当初から、ここまでの大作になることは想像できたのだろうか?そう尋ねると、「できました」との即答が返ってきた。「私はあまりガツガツ人に『観てみて』と言う方じゃないんだけど、『SP』はすごく面白い自信があったから、『本当に面白いから観た方がいいよ』といろいろな人に言ってましたね。そこから本当に『SP』ファンになってくれたので、これで終わりじゃないだろうなとなんとなく思ってました」。「笹本をここで終えるのは悲しすぎる」それだけに、思い入れも強い。クランクアップを迎えたときは、珍しく感情が高ぶってしまったという。「私、ほとんど泣かないんですけど、このときばかりはちょっと泣いちゃいました。それまで実感はなかったんですけど、『こういうことを喋っているってことは、終わりなんだ…』と思ってきて。私、岡田くんのアップの瞬間に立ち合いたくて、松尾さんと『サプライズで行こうぜ』と、現場の近くに車を停めて待機してたんですけど、外せない急用ができてしまって、そのまま帰らなきゃいけなくなっちゃったんです。だから、立ち合えなかったのがすごく残念で…。きっと立ち合えていたら、終わったんだなという感じをみんなで共感しあえたのかなと思うんですけど」。まだまだ心残りを感じさせる真木さんに、スピンオフもありえるのでは?と伝えると、「スピンオフ…いやあ、どうですかね(笑)」と照れたような笑いを見せながら、「でも、笹本をここで終えるのは悲しすぎるから、似たような女の人か、寡黙な殺し屋みたいなものをやってみたいですね(笑)。もうちょっとアクションしたかったなと思うし、銃の上手な持ち方も教えてもらったから、それももう少し出してみたかったなと思います」と、素直な心情を語ってくれた。きっとその機会が巡ってきたあかつきには、いつもと変わらない彼女でありながら、確実にパワーアップしたアクションを見せてくれるに違いない。もう少し真木さんの笹本を観たいものだと強く思った。(photo:Yoshio Kumagai/text:Mio Kojima)■関連作品:SP 革命篇 2011年3月12日より全国東宝系にて公開© 2011「SP」プロジェクトチーム■関連記事:キャスト陣も参加で裏話が聞ける?『SP』Twitterイベントを特別ドラマ放送中に開催真木よう子、壇上でまさかの舌打ち疑惑!岡田准一「何かムカつくことありました?」岡田准一『SP』深夜ロケで荒れた?「誰か蹴りてぇ!」で犠牲になったのは…岡田准一、暴漢を退治!真木よう子は男に囲まれ火がついた?「殴る、蹴るが快感に」
2011年03月08日映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の25周年記念のブルーレイBOX発売にあわせた同窓会イベントが10月25日(現地時間)、ニューヨーク市内で行われ、マイケル・J・フォックス、クリストファー・ロイド、ロバート・ゼメキス監督ら8人が顔を揃えた。世界的ヒットを飛ばした人気SFタイムトラベラーシリーズで、主人公の男子高校生マーティ・マクフライ(マイケル)が友人の科学者ドク(クリストファー)の作ったタイムマシン“デロリアン”で辿りついた過去、未来で家族や友人のために様々な冒険を繰り広げる物語。マイケルは1991年、30歳のときにパーキンソン病と診断され、1998年に公表。2000年以降は俳優業から身を引き、活動はドラマへのゲスト出演や声優業などのみに留まっていた。今年は、カナダ・バンクーバー五輪の閉会式に出席し、またホラーやSF映画のアワード「スパイクTV・スクリーム賞(Scream Awards)」用に製作された同作の予告編のリメイクに出演するなど話題を呼んだがこの日、映画のイベント出演が久々に実現した。午前中にウォルドルフ・アストリア・ホテルで記者会見に臨んだマイケルは、「ご存知のとおりタイムトラベルの話だけど、映画自体がタイムレス(色褪せない)。作品(※『パート2』)の舞台の2015年が過ぎても、変わらず人々に愛されるんじゃないかな。世代を超えて愛され続けるこの素晴らしい作品に出会えて、本当に光栄に思うよ」と感慨深げ。ゼメキス監督も「親子関係や友情など、誰もが一度は悩むような全世界で共感してもらえる人間関係をベースにしたのが、この作品の成功の秘訣じゃないかな」と分析した。現在49歳になり、プライベートでは妻で女優のトレイシー・ポランとの間の4人の子供がいる父親でもあるマイケルだが、「子供と一緒にこの作品を観たことはないんだ。映画に出ている俳優としての僕と、父親としての僕は、子供たちにとっては全く別だと思う。子供は友達に、お父さんが『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に出ているなんてすごいね!とか言われることは、実は恥ずかしいと思っているんじゃないかな」と控えめ。マーティの母親役を演じ80年代には日本でもアイドル的人気を誇ったリー・トンプソンも、同じく49歳となり、夫の映画監督ハワード・ドイッチとの間に2人の子供を持つ母親に。「子供たちと一緒に何度か観たことがあるわ。娘の友達に、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に出てるなんてすごい!と言われたことも。世代を超えて愛されている証拠よね。いまの映画はCGが多く使われているものが多いけど、この作品は脚本がしっかりしていてストーリーが面白いから、いまのCGに慣れた子供たちでも十分楽しめる傑作だと思う」と微笑んだ。また劇中、一番のお気に入りの台詞を聞かれ、マイケルは「『デロリアンでタイムマシンを作ったの!?(Did you make a time machine out of DeLorean!?) 』かな」。リーは「カルバン・クラインよ。イカすわ!(That’s Calvin Klein. Oh my God, he’s a dream!)」。ドク役で御年72歳のクリストファー・ロイドは「これから行くところに道は要らん(Where we are going, we don’t need roads.) 」とそれぞれ25年前に“タイムスリップ”し、懐かしそうに笑い合った。同日午後7時から場所をレストラン・グスタヴィーノスに移してブルーカーペットイベントが行われ、ヒルバレー市長を演じたドナルド・フュリラブも加わり9人が出席。招待されたファン、関係者約200人を前に、マイケルは「マーティ・マクフライ役を演じられて、本当に光栄だよ。だってブータンに旅行に行ったときにも『マーティ!』と声を掛けられたから。それぐらい愛されている映画ということだね」とゴキゲン。リーも「シリーズの中で『パート2』が一番好きなのよ。なぜなら特殊メイクでおっぱいを大きくしてもらったから(笑)」と愛嬌タップリ。クリスは「このシリーズは、1885年、1985年、2015年と3つの時代を行ったり来たりする本当に壮大なシリーズ。色んな時代に行くことができて、本当に楽しかった」とご満悦。ゼメキス監督は「過去と未来では、未来の方が表現するのが難しかったよ。ホバー・ボードは無いけど、フラット・テレビは実現したね。50%くらいは当たっていたかな!」と会場の笑いを誘った。一方、マイケルは「マイケル・J・フォックス パーキンソン病リサーチ財団」の活動について、「これからも財団の活動を行っていきたい」と話したが、自身の健康面、俳優業についてのコメントはなかった。ほかに、メアリー・スティーンバージェン、ヒューイ・ルイス、脚本のボブ・ゲイル氏、プロデューサーのニール・カントン氏が出席した。(text:Yoko Saito)「バック・トゥ・ザ・フュ―チャー25thアニバーサリーBlu-rayBOX」価格:8,500円(税込)発売日:11月10日(水)発売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント© 2010 Universal Studios. All Rights Reserved.■関連作品:バック・トゥ・ザ・フューチャー 1985年12月より公開バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2 1989年12月より公開バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3 1990年7月より公開
2010年10月26日