ケースレーインスツルメンツ(ケースレー)は1月27日、パワー・テスト/測定ソリューション「2380シリーズ・プログラマブルDC電子負荷」を発表した。2380シリーズは、200W、250W、750Wの機種を揃え、優れた性能、手頃な価格、汎用性により、DC電源、パワー・エレクトロニクスのコンポーネント/バッテリ、LED照明、バッテリ研究、自動車、代替エネルギーの性能検証、ストレス・テスト、環境試験など、広範囲なアプリケーションに対応している。また、1台でさまざまな動作モードにおいてデバイスをテストすることが可能で、動作モードとしては定電流(CC)、定電圧(CV)、定抵抗(CR)、定電力(CW)があります。0.1mV/0.01mAの電圧/電流リード・バック分解能と0.025%/0.05%の電圧/電流リード・バック確度を実現している。発表された「2380シリーズDC電子負荷」は、複数の動作モードと最高25kHzのダイナミック負荷サイクル・モードによる多様な自動テスト・モード、優れた電圧/電流分解能、リード・バック確度、複数のインタフェースを備えており、ケースレーは「このDC電子負荷ファミリの開発において、エンジニアは購入しやすい価格で確度と性能を求めていることがわかりました。2380シリーズはDC電子負荷における業界トップクラスのベスト・バリューを持っており、当社のパワーアナライザ、電源、SMU、DMM、オシロスコープと共に、すべてのタイプのパワー変換デバイス・テストにおける総合的でコスト効果に優れたベンチ・テスト・ソリューションとなります」とコメントしている。発表された製品および価格(税抜)は以下の通り:2380-500-15型プログラマブルDC電子負荷 500V、15A、200W 24万8千円(税抜)2380-120-60型プログラマブルDC電子負荷 120V、60A、250W 23万8千円(税抜)2380-500-30型プログラマブルDC電子負荷 500V、30A、750W 41万7千円(税抜)
2016年01月27日トヨタ自動車は12日、米国・デトロイトで11日より開催されている「2016年北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー)」に、米Kymetaがもつ衛星通信技術を活用した、燃料電池自動車「ミライ」の実験車を参考出展したと発表した。同社は、車載通信機(データ・コミュニケーション・モジュール)の搭載率を今後高めていくなど、クルマの「つながる」化に向けて取り組みを進めており、将来的には、大容量でデータ転送速度に優れた衛星通信の活用も視野に入れている。衛星通信には、「車両へ大量のデータを配信できる」「カバーエリアが広く、グローバルに国や地域をまたいで同規格のもと『つながる』クルマを展開できる」「天災等の緊急時でも、より安定した通信が確保できる」などの大きなメリットがあるとのこと。従来の衛星通信アンテナは、衛星を捕捉するためにパラボラアンテナのような曲面の形をとるものが通常。しかしKymetaは、液晶技術とソフトウェアを用いることで、こうした形状を要することなく電子的に衛星を補足できる独自技術を有しており、アンテナを平面化・小型化し、車載に適したものにすることを可能としている。トヨタは2013年9月より、Kymetaと大量のデータを車両に衛星配信することを想定した車載用平面アンテナの共同研究を開始。現在は自動車向けアンテナの開発・試験における独占権を得て、Kymetaに試験車を貸与して走行評価を実施している。今回参考出展した試作アンテナ搭載の「ミライ」は、こうした衛星通信機能の車載に向けた取り組みの進捗を示すもの。
2016年01月13日日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)は1月12日、高性能ステッピング・モーター・ドライバ製品ファミリから24Vステッピング・モーター向けの新製品「DRV8880」「DRV8881」「DRV8885」「DRV8884」を発表した。今回発表した新製品のうち「DRV8880」と「DRV8881」の2品種は、ステッピング・モーターの調整作業を不要にするTI特許のAutoTuneテクノロジを内蔵。また「DRV8885」と、今後供給予定の「DRV8884」は、電流センス回路を内蔵し、3Dプリンタ、ロボティクス、ファクトリー・オートメーション機器、紙幣計数機その他の差別化に貢献するとしている。「DRV8880」と「DRV8881」に搭載されたAutoTuneテクノロジは、時間がかかるインタラクティブな手動調整作業を省略可能とするため、設計時間を大幅にも短縮することができる。同機能は、製品の寿命期間全体にわたってモーターの性能をモニタし、複数の減衰設定を適切に調整する。これによりモーター特性、電源電圧、負荷やトルクの変動に対して低騒音、かつ効率的なモーター動作が実現する。電流センス機能を内蔵した「DRV885」はAutoTuneテクノロジを必要としないモーターシステム向けの製品で、2本の外付けセンス抵抗を不要にする同社の独自技術によりモーター電流を正確に安定化し、競合デバイスと比較して基板実装面積を最大20パーセント縮小するとともに、配線の簡素化が可能となる。「DRV8880」と「DRV8881」は、28ピンWQFNパッケージとHTSSOPパッケージで供給され、1000個受注時の単価(参考価格)は、前者が1.92ドル、後者が1.60ドル。「DRV8885」は24ピンHTSSOPパッケージで供給され、1000個受注時の単価(参考価格)は、1.50ドル。「DRV8884」は、今後、24ピンHTSSOPパッケージで供給され、1000個受注時の単価(参考価格)は、1.30ドルとなる予定。
2016年01月12日IDC Japanは1月6日、国内のデータセンター(DC)の保守運用コストに関する調査結果を発表した。この調査では、データセンターの規模や設備仕様の違いが、保守運用コストにどのような影響を与えているのかを分析している。調査対象としたコストの範囲は、データセンター設備の保守や運用管理にかかる人件費、データセンター内に設置するIT機器監視のための人件費、およびデータセンターで使用する電気代。IT機器上で稼働するソフトウェアの運用人件費や土地、建物の賃料/管理費は含まれていない。また、分析はコスト総額の比較ではなく、サーバラック1台あたりのコストの比較によって分析を行っている。今回の調査結果によると、データセンターが大きくなるほど、サーバラックあたりの保守運用コストは減少することが判明した。これはデータセンターの規模が大きいほど、大量のIT機器、空調設備、非常用電源設備などの運用を集中して行うことができるようになるためという。現在、国内において大規模なデータセンターが次々と新設され、小規模なセンターが統廃合されているのは、こうした理由によるものとしている。しかし、ある一定の規模よりもデータセンターが大きくなると、スケールメリットによるコスト削減効果は次第に小さくなることも判明した。具体的には、サーバラックの収容可能台数ベースで1,000台を超えるような規模に達すると、規模をさらに大きくしてもサーバラックあたりの保守運用コストの削減効果は限定的になる。こうした大規模なデータセンターにおいては、運用効率を改善するため、さらなるスケールメリットを追求することはあまり意味がない、ということになるという。国内データセンターサービス市場は競争が激しくなっており、データセンター事業者間での事業統合や買収なども目立つ。2015年12月にはエクイニクスがビットアイルの買収を完了したほか、電力コスト値上がりの懸念、建設コストの高止まりなどの要因により、データセンター投資は次第に投資効果を厳しく問われるようになっている。結果として、データセンター事業者が生き残るためには大規模データセンターにおける運用効率の改善の取り組みが必須になっているという。IDC Japan ITサービスリサーチマネージャーの伊藤未明氏は「大規模データセンターにおいて保守運用コストを削減するためには、電力コストの圧縮が重要である。電力管理システムの整備、電気設備や空調設備の省エネ運転システムの導入などが進むだろう」と指摘している。
2016年01月06日北海道大学(北大)は12月25日、データサイエンスの最新の手法を開発し、細胞内の分子モーター「F1-ATPase」における高効率なエネルギー変換の重要な仕組みを解明したと発表した。同成果は、北海道大学 電子科学研究所附属社会創造数学研究センター 李振風 准教授、小松崎民樹 教授、東京大学 工学研究科 応用化学専攻 野地博行 教授らの研究グループによるもので、12月17日付けの英オンライン科学誌「Nature Communications」に掲載された。F1-ATPaseは、化学エネルギーを使って回転するモータータンパク質で、分子構造変化と複数の中間反応を巧妙に組み合わせることで、効率よく化学エネルギーを回転の力学エネルギーに変換している。この中間反応は、ATPがF1-ATPaseに結合する過程、F1-ATPaseに結合したATP(結合ATP)が加水分解してアデノシン二リン酸(ADP)が生成する過程、ADPがF1-ATPaseから解離する反応、無機リン酸が解離する反応などから構成されているが、高効率なエネルギー変換を実現するための反応順序がどのように制御されているかなどは未解決問題となっていた。なかでも、結合ATPの加水分解については、反応生成物の結合解離過程と比べて回転に必要なトルク発生への寄与が少なく、放出するエネルギーも全体から見てわずかであることがわかっていたが、結合ATPの加水分解がF1-ATPaseの反応サイクルのなかでどのような役割を果たしているのかについてはよくわかっていなかった。今回の研究では、F1-ATPaseの回転時系列データから回転停止時間とその間の回転角度揺らぎの統計を解析するため、ノイズの性質をできるだけ仮定しない変化点解析とファジークラスタリングを組み合わせた手法を開発。同手法とマイクロ秒時間分解能でのF1-ATPase一分子の回転観察を組み合わせて、結合ATPの加水分解反応およびリン酸解離待ちに相当する階段状の回転時系列データの回転停止プロセスの詳細な速度論に着目し、その加水分解反応が果たす役割を詳細に調べた。この結果、結合ATPの加水分解反応に伴って、回転停止プロセスの間に回転角度が反時計回りに20度ほど有意に変化していることがわかった。これは同反応が、回転角度の変化によりリン酸解離反応の反応障壁を大きく減少させることで、ATP加水分解→リン酸解離といった正しい反応順序を維持するための「鍵」としての役割を担っているものと捉えることができる。この成果はF1-ATPaseだけでなく、V-ATPase、キネシン、ミオシン、ダイニンなどのモータータンパク質における高効率の分子メカニズムの解明に繋がるものと期待されている。
2015年12月25日ルネサス エレクトロニクスは12月3日、直流(DC)電力を用いる機器向けにUSB Power Delivery(USB PD)の最新規格に対応したコントローラLSI「μPD720251」を発表した。USB PDは、USBケーブルを介して、従来のUSB規格で実現していた最大7.5WのDC供給電力を13倍強となる100W(20V/5A)まで高める規格。これにより、電力供給にUSBケーブルを利用する機器においては、ケーブル1本でデータ通信と電力給電を同時に行うことが可能となる。CPUとして独自の低消費電力コア「RL78」を採用しているほか、フラッシュROM、オシレータ、パワーオンリセット回路なども内蔵しているため、外付け部品の削減が可能。さらに、受電側、給電側などニーズに合わせた各種リファレンスボードも用意しており、カスタマの開発効率を実現する。なお、同製品は、12月よりサンプル価格1000円(税別)でサンプル出荷を開始し、2016年5月より月産100万個で量産を開始することを計画している。また、同製品を搭載した各種リファレンスボードも2016年2月より順次提供が開始される予定だという。
2015年12月03日自動運転車は今や、流行り言葉のようにテレビや新聞など一般メディアが取り上げるほど人々に認められるようになってきた。その象徴がやはり、「東京モーターショー2015」であった。同モーターショーでは自動運転のコンセプトカーを日産自動車が発表したのに加え、トヨタ自動車、本田技研工業、三菱自動車などがエレクトロニクス化をますます強めていく方向がはっきりした。これによって、事故を起こしにくいクルマ作りはますます進む。日産は、自動運転車のコンセプトカー「IDS」を出品した(図1)。4人乗りの電気自動車(EV)である。運転席では、飛行機のコックピットの操縦桿のような形のステアリングを装備しているが、操作する場合には操縦桿を握り、自動運転モードになると、操縦桿とモニターは正面のダッシュボードに収めることができる。一方トヨタは燃料電池方式のプリウス自動運転車のコンセプトカーを展示した(図2)。ただ、燃料電池車は、電気を貯めることができないため、回生ブレーキと加速時にリチウムイオン電池を必要とする。このため、どのみち電池開発は欠かせない。トヨタは、現実的な新型のプリウスSUVに加え、癒し目的のロボットも展示しており、クルマ分野からの発展形態についても示した。ハイブリッドカーも、水素を燃料とする燃料電池車も、EVも電気モータで走るため、当然エレクトロニクスと半導体デバイスを多用する。ガソリンエンジン車でさえも点火に最適なタイミングを計算するためのECUを搭載しているが、電気を動力とする場合には、モータを回転させ、しかもその回転数を自由自在に制御するためのインバータ回路が必要となる。モータを120度ずつ回転させるための三相方式は、120度ごとに駆動するスイッチングトランジスタが必要とされ、そのパワートランジスタを駆動するためのドライバやマイコンも求められる。パワー半導体を使うため必然的にチップ面積は増大し、シリコンの使用量は格段に上がる。軽乗用車相当の電気自動車「i-MiEV」をいち早く世に送りだしていた三菱自動車工業は、電気自動車のSUVをリリースした(図3)。1回の充電で400km走行できる。このためにリチウムイオンバッテリの電池容量を45kWhと日産の「リーフ」の約2倍に増やした。SUVとして4WDに相当させるため、前後に2台のモータを設置。1個のモータで2輪を駆動する。これまでの電気自動車と同様、家庭に電力を供給することもできる。その場合、家庭に供給可能な最大電力は1500Wとなる。ホンダも電気自動車だが、もっと小型の個人モビリティという範疇のモデル「Wander Stand」を展示していた(図4)。これは4つの車輪ごとにモータを組み込んだインホイールモータ方式のクルマである。このため縦列駐車が容易にできるだけではなく、完全真横に向かって走ることもできる。Standという名称は、半分立ったまま、半分座ったままで運転するというところからきている。半導体の市場調査会社である米IC Insightsは、2014~2019年にかけて、半導体が最も成長する分野はカーエレクトロニクスであり、年率平均6.7%と通信分野の6.5%よりも大きいとしている(図5)。成長の大きい分野はさらに、産業用・医療機器用5.8%、軍用・宇宙航空用4.3%と続いており、半導体全体の平均成長率は4.3%となっている。これまで半導体をけん引してきたコンピュータは1.8%、民生は1.2%と低い。カーエレクトロニクス化を進めるキモは、これまでの「走る」「曲がる」「止まる」の基本機能に加え、安全性を高めCO2排出を抑えることも加わっている。ここ数年、力を注いできたことは安全面だ。特に、これまではエアバッグの装着やボディ材料の改良などにより、衝突しても死には至らないというパッシブセーフティが当たり前になってきたが、衝突そのものを避けるアクティブセーフティへと変わってきている。エアバッグは、タカタ製の製品不具合が1年も続き、解決の糸口がまだ見えていない。アクティブセーフティは、クルマに近づく物体を検出し、人間かクルマ、自転車かを見分け、ブレーキをかける、という一連の動作を伴う。ここでは、物体検出にCMOSイメージセンサカメラかミリ波レーダーを使い、検出した物体がクルマか人間かを識別・認識する。最近の技術では、クルマでも乗用車かSUV、トラックなどをそれぞれ見分けて表示する機能も登場している。認識できたら対象物を黄色い四角で囲み、さらに乗用車やトラックを表示する。その前に、衝突する速度であるかないかを計算し、判断する。自分のクルマの速度と、物体の近づく速度を計算するのに、演算用のプロセッサを使う。レーダーだとドップラー効果も加えて距離を求める。カメラだと相対速度を計算する。速度から1秒後などの距離がわかる。衝突する危険性を計算できたら、ブレーキをかけるように制御用のECUに知らせる。ECUではブレーキディスクを動かすためのモータを駆動する。こういった一連の流れの中には、検出するためのCMOSイメージセンサカメラやミリ波レーダー発振器、画像認識IC、人かクルマかを見分けるためのデータベース、黄色の四角をディスプレイに送信する回路、速度を計算して距離を計算し、その距離が時間と共に縮まっていくのかどうかで、衝突するかどうかを判断し、何秒後かには衝突しそうだと見分けるIC、ブレーキをかけるためのECU、など半導体が極めて大きな役割を果たす。自動運転車だと、カメラとミリ波レーダーの両方を使い、しかも計算速度の速いICが求められる。衝突が起きるのは前方だけではない。横や後ろからのクルマによる衝突に対しても防止しなければならない。このために、クルマの前後左右、四隅にカメラやレーダーを設置する、あるいはレーザーを利用するレーダー「LiDAR(Light Detection And Ranging)システム」も将来候補として浮上している。LiDARシステムは、ビームを発射しその戻り光を検出して距離を測るものであるが、ビームを360度回転させて、全方位の距離を測定する。グーグルの自動運転カーの屋根に設置している回転体がLiDARだ。ここで述べてきたテクノロジーは、例えば認識できると言ってもその認識率が100%にはまだ至っていない。このため100%に近づけるためのテクノロジーとして、ニューラルネットワークをベースにしたマシンラーニングやディープラーニングなどの新しい学習機能のある賢いテクノロジーが注目を集めている。トヨタは2016年1月に米国シリコンバレーに人工知能技術の研究・開発拠点として「Toyota Research Institute」を設立、今後5年間に10億ドルを投資する、と11月6日に発表した(図6)。ディープラーニングも人工知能の1つと捉えられており、クルマの安全を確保するためのテクノロジーになりうる。さらにビッグデータ解析の有力な手段とも考えられている。トヨタの研究・開発拠点は当初、自動運転車の実現に必要なテクノロジー開発に集中するが、やがてクルマに限らず、ロボットや高齢化社会でもクルマにアクセスできるような仕組み作りなどもテーマに入れていくという。
2015年11月10日●パイオニアは行動予測で操作が不要なナビ11月8日まで東京ビッグサイトで開催中の東京モーターショー。カーナビはそもそもは道案内のための機器だが、通信やクラウド、センサー、表示デバイス技術の進歩により、人と車をつなぐインタフェースへと変貌しつつある。ここでは、各メーカーが開発しているカーナビの最新技術を紹介していきたい。○パイオニア - 行動予測で操作が不要なナビ普通のナビでは、目的地を指定したり、その周辺の施設を検索するといったように、ユーザーが、何らかの操作をして情報を引き出す必要がある。スマートモビリティシティ(西4ホール)にあるパイオニアブースで、目玉の一つとなっているのが、新コンセプト「In-Vehicle Context Awareness」のシミュレーター。車内のカメラでドライバー個人を認証し、行動履歴から情報を推定して提供するものだ。単純に目的地を推定するだけでなく、好みの音楽やおすすめの情報、状況に応じた情報を提供する。たとえば、目的地に早く着いた祭に、近くのカフェを自動で検索するといった具合だ。また、センサーによって、運転中の疲労や眠気を検知し、音や香りで眠気を覚ますという機能も体験できる。同ブースには、開発中のヘッドアップディスプレイも展示。現在のヘッドアップディスプレイはドライバーの約3m先に情報を表示するが、新型では5m以上先となる。これにより、前方とヘッドアップディスプレイの情報を見る際に目の焦点移動が小さくなる。2018~19年の製品化を目指しているとのことだ。パイオニアではスマートモビリティシティだけでなく、西3ホールのブースにも既存のナビ製品を出展している。こちらでは、サイバーナビで利用できる音楽ストリーミングサービス「Music Cruise Channel」に注目だ。●富士通テン、ドライバーよりも先に危険を見つけるナビ○富士通テン - ドライバーよりも先に危険を見つけるナビ富士通テンのブースでも、次世代コックピットのシミュレーターを展示している。車の周囲の状況をドライバーよりも先に検知することで、危険を未然に防ぐ技術などを体験できる。下の写真は、進行方向に歩行者がいることをヘッドアップディスプレイで知らせているところだ。また、虹彩認証技術とウェアラブルセンサーの体験コーナーを用意。ウェアラブルセンサーは、耳たぶに挟むクリップ状のセンサーと、首にかけるバイブレーターを組み合わせたものだ。ドライバーの眠気を検知すると、音で知らせると同時にバイブレーターが振動する。●三菱電機、「路面ペインティング」で周囲に合図○三菱電機 - 「路面ペインティング」で周囲に合図三菱電機のブースでは、運転支援系技術のコンセプトカー「EMIRAI3 xDAS」と3Dヘッドアップディスプレイに注目だ。EMIRAI3 xDASは、センシング技術やテレマディクス技術などによる運転支援機能を搭載したコンセプトカーだが、10月23日に発表した「路面ライティング」コンセプトの一部も搭載している。路面ライティングは、車の前進や後退、旋回、ドアオープンなどを示すアニメーションを路面に映し出すというものだ。3Dヘッドアップディスプレイのメリットは、立体化して見せることで、小型のディスプレイでも深さを表現できること。展示されている3Dヘッドアップディスプレイでは、約10m先に情報を表示することが可能だという。焦点の移動を意識せずに、ヘッドアップディスプレイからの情報とリアルな前方の状況を見ることができる。2020年ごろの実用化を目指しているとのことだ。
2015年10月29日第44回 東京モーターショー2015が10月30日(金)より東京・東京ビッグサイト(東京国際展示場)で開幕。10月28日・29日の2日間、一般公開に先がけて、報道陣に向け公開された。【チケット情報はこちら】今年の東京モーターショーは「きっと、あなたのココロが走り出す」(“Your heart will race.”)をテーマに開催。国内全ての乗用車・商用車・二輪車メーカー14社15ブランド、海外メーカー16社26ブランド(乗用車・商用車・二輪車)が出展。東京モーターショーの大きな目玉のひとつが、世界初公開・初出展となる最新型乗用車。TOYOTAの燃料電池自動車(FCV)「TOYOTA FCV PLUS」は、単に移動するためにエネルギーを消費するだけではなく、社会に分散する電源ともなる新たな役割を担う。エコカーからエネカーへ、もっとクルマが愛される存在になる将来の燃料電池自動車コンセプトを披露する。またマツダは「Mazda RX-VISION」を世界初公開。ひと目でスポーツカーとわかるパッケージに、圧倒的に低いボンネットと全高を可能にする次世代ロータリーエンジン「SKYACTIV-R」を搭載し、オンリーワンのFRプロポーションを生み出している。第44回 東京モーターショー2015は10月30日(金)から11月8日(日)まで、東京・東京ビッグサイト(東京国際展示場)で開催。前売りチケットは発売中。10月30日(金)午前0時より、当日券も販売開始。■第44回 東京モーターショー2015日程:10月30日(金)~11月8日(日)会場: 東京ビッグサイト(東京国際展示場)(東京都)
2015年10月29日ヤンマーは、東京都・有明の東京ビッグサイトで開催される「第44回東京モーターショー2015」のKEN OKUYAMA DESIGNブースにおいて、農業の未来を志向する最先端のデザインを採用した大型トラクター「YT5113 Limited Edition」とホビー農業用のオールインワンミニ耕うん機「YK-MR」を初展示する。一般公開は10月30日~11月8日。このたび展示される大型トラクター「YT5113 Limited Edition」は、コンセプトモデルで採用していた数々の特徴を継承し、「COMFORT・CONTROL・POTENTIAL」を訴求したフラッグシップモデルであるとともに、今回の東京モーターショーのための"特別限定モデル"となっている。一方、オールインワンミニ耕うん機「YK-MR」は、「ALL-IN-ONE すべてを一台に。すべてを簡単に。」をコンセプトとして、家庭菜園を営む幅広い人向けに操作性・機能性・デザイン性・快適性を追求したモデル。機体のQRコードをスマートフォンなどで読み込むと使い方が動画で閲覧できるなど、家庭菜園用にふさわしいセルフケアサポートを業界ではじめて採用しているという。同社は、東京モーターショー2015へ出展する目的として、直接的に農業と関わりのない多くの来場者に向けて「ヤンマーとしての未来の農へ向けたメッセージ」を発信するためだとしている。なお、「第44回東京モーターショー2015」の会期(一般公開日)は、10月30日~11月8日。会場は東京都・有明の東京ビッグサイト。開場時間は10月30日が12:30~20:00、月曜日~土曜日(祝日含む)は10:00~20:00、日曜日が10:00~18:00。トラクターYTシリーズとミニ耕うん機YK-MRシリーズが展示されるKEN OKUYAMA DESIGNブースは、カロッツェリア部門(東6ホール)、区画番号: CZ01。
2015年10月29日川崎重工は26日、「第44回東京モーターショー2015」(東京ビックサイトで10月30日から一般公開)に、「Ninja ZX-10R ABS」「Ninja ZX-14R ABS」「Z125 PRO」のジャパンプレミア3機種を含む9機種を出展すると発表した。今回の出展では、カワサキが長年持ち続けてきた走り(RIDE)へのこだわり(IDEOLOGY)を「RIDEOLOGY(ライディオロジー)」と名付け発表。また、コンセプトイメージとして、歴代カワサキ車の魅力を受け継ぐ未来のモデル「Concept SC 01 -Spirit Charger-」のスケッチを展示するほか、モーターサイクルが形づくるライフスタイルの提案として、ライフスタイル誌やファッションブランドとのコラボレーションによるアイテムも展示する。出展モデルでは、5年振りにモデルチェンジしたスーパースポーツモデル「Ninja ZX-10R ABS」を出品。2015年のスーパーバイク世界選手権で年間タイトルを獲得した同社が、レースで得たノウハウをもとにエンジン、シャーシ、電子制御機能を改良し、市販モデルにおいてもさらなるサーキット性能向上を果たしている。同じく「Ninjaシリーズ」から、最大排気量モデル「Ninja ZX-14R ABS(High Grade)」を出品。パワフルで扱いやすい1,441cc並列4気筒エンジンと、スリムなモノコックフレームの組み合わせにより、快適でスポーティなライディングを実現したほか、フラッグシップモデルにふさわしいハイグレードな装備も充実している。また、スーパーネイキッド「Zシリーズ」の最小排気量モデルとして「Z125 PRO」を出品。新設計のエンジンと本格装備のシャーシに加え、前後12インチホイールがもたらす機敏な走りが楽しめるモデルとなっている。外観は、「Zシリーズ」ならではのアグレッシブでスタイリッシュなデザインとした。
2015年10月26日ヤマハ発動機はこのほど、「第44回東京モーターショー2015」(東京ビックサイトで10月30日から一般公開)に、「YAMAHA MOTOR PRODUCT ORCHESTRA」をテーマとする展示ブースを出展すると発表した。ヤマハブースでは、世界初披露となるコンセプトモデル「レゾネーター125」「PES2」「PED2」「YPJ-MTB CONCEPT」のほか、新たな次元の感動創造に挑む「リーニング・マルチ・ホイール(LMW)」や二輪車発想で同社らしさを表現した四輪車のデザイン提案モデル、さらに「電動アシスト自転車」「スクーター」「モーターサイクル」「四輪バギー(ROV)」といった、ワールドプレミア6モデルと日本初披露のジャパンプレミア1モデルを含む合計20モデルを展示。また、モーターサイクル技術とロボティクス技術を融合したヒト型自律ライディングロボットの技術展示など、小型モビリティを基幹事業とする同社ならではの「広がるモビリティの世界」を提案する。「レゾネーター125(Resonator125)」は、オーセンティックスポーツのコンセプトモデル。軽量・スリム・コンパクトな車体に、メーター周りに新規性のあるデバイスを配して、近未来の時代感とノスタルジックを融合。さらにギターに用いる木目素材をあしらったタンクやシートカウル、管楽器に用いるエングレービング技法で装飾したマフラーやタンクキャップ等を採用し、ヤマハブランドならではの感性と質感で、若者のインスピレーションを刺激する。「PES2」と「PED2」は、電動ならではの特性に加え、既存のモーターサイクルファンにも違和感のない操作感と、Passionを感じる新感覚の走りを実現する、原付二種クラス相当のEV二輪のコンセプトモデル。Streetスポーツの「PES2」と、Dirtスポーツの「PED2」は、フレームを兼ねるモノコック構造の新パワーユニット(ヤマハ・スマートパワー・モジュール)を共有する。「PES2」は、前輪にインホイールモーターを装着した2WDを採用したオンロードスポーツ。一方の「PED2」は、EVのクリーン&サイレント性を生かしたマウンテントレールギア。「YPJ-MTB CONCEPT」は、モーターアシストと高性能自転車のハイブリッドによる、フィールドを選ばない大人が楽しむ電動アシストマウンテンバイク。電動ユニットの存在感を際立たせる発進・加速・登坂性能と、電動ユニットの存在を感じさせないデザイン性を両立。「"楽(ラク)"する道具から、"楽しく"スポーツする趣味材」へと、電動アシスト自転車の機能を再定義し、新たな価値とシーンを提案する「YPJ」のMTBタイプのコンセプトモデル。
2015年10月19日トヨタ自動車は16日、「第44回東京モーターショー2015」(東京ビックサイトで10月30日から一般公開)の主催者テーマ事業「SMART MOBILITY CITY 2015」に出展し、"最新ITS技術を発信するターミナル"をブーステーマに「安全・安心で快適なモビリティ社会に向けた現在~近未来への取り組み」を紹介すると発表した。具体的には、同社が考えるスマートモビリティ社会の実現を目指した取り組みのうち、交通事故の低減に貢献する運転支援システム「ITS Connect」に加え、便利で快適な移動をサポートする次世代交通システム「Ha:mo(ハーモ)」の2つを中心に紹介する。運転支援システム「ITS Connect」は、クルマに搭載したセンサーでは捉えきれない情報を、インフラとクルマ(路車間)、クルマとクルマ(車車間)の双方向通信によりドライバーに知らせることで安全運転を支援し、交通事故の低減に貢献する運転支援システム。このたび、10月1日に発売された新型「クラウン」と、12月発売予定の新型「プリウス」よりサービスが開始される。同ブースでは、「ITS Connect」を設定した新型「プリウス」を展示するとともに、今回実用化された路車間・車車間サービスに加え、今後実用化を目指す協調型ITSの多様な通信サービスの概要をパネルで紹介する。次世代交通システム「Ha:mo」は、高齢社会の進展や地球環境問題の深刻化といった社会動向を背景として、クルマなどパーソナルな乗り物と公共交通機関を連携させ、「移動の自由」「地域活性化」「環境負荷軽減」の3つの実現を図る交通システム。2012年10月から愛知県豊田市、2014年10月から仏グルノーブル市で実証実験が進められている。同ブースでは、東京都心部でパーク24との間で展開する「Ha:mo」を活用したシェアリングサービスの実証実験「Times Car PLUS×Ha:mo(タイムズカープラスハーモ)」のほか、今後の他都市への展開の可能性として、「Ha:mo」の観光地における新しい使い方などを紹介。さらに、将来のテレマティクス技術を展望し、「Ha:mo」が目指す多様な情報サービスの一端を体験型モックアップを用いて紹介する。
2015年10月16日パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズは10月15日、リアルタイム自動位相制御を搭載した単相ブラシレスDCモータ用ドライバIC「AN44168A」と「AN44169A」を製品化したと発表した。同製品の特長となっているリアルタイム自動位相制御は、ホールセンサからの信号を元に、ホール周期ごとに、モータ電流を検知し、モータ電流と誘起電圧との位相ズレを確認し、補正をかけていく機能。これにより、モータの回転効率を常に最適に自動制御し、モータの省エネに貢献するとしている。また、振動を抑制するソフトスイッチング制御、過剰な電流によるモータの損傷を防止する過電流保護、ショートを検出し動作を停止させてモータを保護するショート防止、モータの異常停止状態を検出し出力を一時停止、一定時間後に再起動するモータ拘束保護などの制御機能を内蔵するため、外付け部品の削減が可能となる。なお、同製品は10月下旬の発売を予定しており、月産台数は80万個を見込んでいる。また、今回発表された単相モータ用ドライバICのほかに、独自の1ホールセンサを採用した三相モータ用ドライバIC「AN44143A」も同時期に発売される予定だ。
2015年10月15日いすゞ自動車はこのほど、「第44回東京モーターショー2015」(東京ビックサイトで10月30日から一般公開)に、参考出品3台を含む7台の車両と、参考出品2基を含む6基のパワートレインなどを出品すると発表した。今回のモーターショーでは、車両やエンジンなどのハードだけではなく、車両の省燃費性能や稼動効率を高めるソフトビジネスの両面を紹介。大型トラックの新型「ギガ」のワールドプレミア、昭和20年代に大型長距離輸送車の先駆けとして活躍した「TX80型5トン積みトラック」の参考出品、エネルギーセキュリティの観点から新たに投入する大型トラックの天然ガス燃料車「ギガ CNG-MPI」の参考出品などが行われる。ワールドプレミアとなる新型ギガは、未来のあるべき姿を見据え、快適な運転環境の実現、省燃費の追及、安全の追及、高積載の確保、情報通信による遠隔サポートといった5つの視点で、その性能を磨き上げている。天然ガス燃料車ギガ CNG-MPIは、都市間トラック輸送でのCO2排出量を低減し、NOX排出量が少なくPMをほとんど排出しない環境性能も魅力だ。市販車では、一定速走行時には省燃費運転を行い、駆動力の不足や速度が落ちた場合にはモーター走行でサポートする「Smartグライド+e」などの新機能を搭載した小型トラック「エルフ ハイブリッド」、誰もが使いやすいイージードライブ性能を追求した大型路線バスの新型「エルガ」、車線逸脱警報(LDWS)やIESC(横滑り防止等の車両姿勢制御)に加え、プリクラッシュブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)、ミリ波車間ウォーニング(車間距離警報)の安全装置を完備した中型トラック「フォワード Fカーゴ」、海外向けに展開しているピックアップトラック「D-MAX」の中でも、海外の若者に好評を博している特別モデル「X-SERIES」を出品。車両以外では、これからの時代のディーゼルエンジンのコアとなる、いすゞ独自の思想・技術・性能を備えた次世代高効率ディーゼルエンジンシリーズ「D-CORE」とトランスミッションを紹介。また、先進視覚サポート技術「VAT(View Assist Technology)」、電子式車両姿勢制御システム「IESC(Isuzu Electronic Stability Control)」、商用車テレマティクス「みまもりくん」、稼働サポートプログラム「PREISM」といった新技術・サービスも紹介する。
2015年10月13日トヨタ自動車の高級車ブランドであるレクサスは9日、「第44回東京モーターショー2015」(東京ビックサイトで10月30日から一般公開)にて、2015年内に日本で発売予定の高性能スポーツセダン「GS F」と、2015年夏に米国で発表した「GS」のマイナーチェンジモデルを日本初公開すると発表した。また、近日発売予定のプレミアムクロスオーバー「RX」なども含めた全11車種を出展し、世界初公開のコンセプトカー出展も予定。コンセプトカーの詳細は、10月28日 13:30に東京モーターショー会場で公開される。高性能スポーツセダン「GS F」は、"F"モデルが追求する基本要素の「サウンド」「レスポンス」「伸び感」を大切にした高性能スポーツセダン。直噴機構D-4Sを搭載したV型8気筒5.0Lエンジンはリニア感やレスポンスの良さを実現すると共に、定常走行域ではアトキンソンサイクルとすることで燃費・環境性能も向上。また、ダイレクトな加速を感じることができるトランスミッション8-Speed SPDSや専用設計サスペンションなどが、本格的なスポーツ走行と一般道での快適な乗り心地を両立する。日本市場においては、2015年内に発売を予定。「GS」のマイナーチェンジモデルは、アグレッシブかつ存在感あるデザインと、トップレベルの走行性能を兼ね備えた高級ミッドサイズセダン。スポーティーな低重心フォルムや、グリルサイドを大きく立体的に造形したスピンドルグリルがGSの個性を強調している。また、全車にLEDヘッドランプを採用すると共に、高性能な三眼フルLEDヘッドランプにアダプティブハイビームシステムをオプション設定。フロントバンパー、ロッカーモール、さらにはリヤコンビネーションランプなどのデザインも一新されている。シリンダーブロックなどを全面的に刷新した、V型6気筒3.5Lエンジンを搭載。日本市場においては、2015年内に発売を予定。プレミアムクロスオーバー「RX」は、SUVらしい「力強さ」と知的な「大人の色気」を兼ね備えたエクステリアや、新技術と融合したエレガントなインテリアが、新しいRXの魅力を表現。ボディ構造やサスペンションの改良により、快適な乗り心地とドライバーの意思に忠実に応える応答性を両立した。パワートレーンは、低燃費とCO2排出量の低減を実現したハイブリッドと、直列4気筒DOHCインタークーラー付き2.0L直噴ターボエンジンを採用。日本市場においては、近日に発売を予定。
2015年10月09日タカラトミーは9日、トヨタ自動車から「第44回東京モーターショー2015」会場にて実車が世界初披露されるコンセプトカー「S-FR」を、ダイキャスト製ミニカー「トミカ」のハイディティールコレクションモデル「トミカプレミアム」シリーズで商品化すると発表した。同商品「第44回東京モーターショー2015 開催記念 トミカプレミアム TOYOTAコンセプトカー」は、同モーターショーの『トミカコーナー』にて発売。東京モーターショーにおいて、自動車メーカーのコンセプトカー初披露に合わせた「トミカ」の発売は、今回が初の試みとなる。同商品では、「S-FR」のデザインはもちろん、印象的なイエローのカラーリングや車体のエンブレム、車内シートについているロゴマークまで再現。ホイールも実車のホイールデザインに合わせて作成している。さらに、トミカ特有のアクションとして、左右ドアの開閉とサスペンションが可能だ。「第44回東京モーターショー2015 開催記念 トミカプレミアム TOYOTAコンセプトカー」は、商品サイズが約W30×H23×D67mm、商品重量が約43g、価格は1,000円(税抜き)。取り扱い場所は「第44回東京モーターショー2015」トミカコーナー(西3ホール)で、更に詳しい販売方法などについては、同社Webサイトにて順次公開する。
2015年10月09日日野自動車は8日、「第44回東京モーターショー2015」(東京ビックサイトで10月30日から一般公開)に、世界初公開となる燃料電池バスのコンセプトモデル「フューエル セル バス」、大型ハイブリッドトラック「日野プロフィア ハイブリッド」、新たな安全技術を搭載した小型トラック「日野デュトロ ハイブリッド(衝突被害軽減ブレーキ搭載車)」など6台を出展すると発表した。フューエル セル バス(FUEL CELL BUS)は、燃料電池バスのコンセプトモデル。水素を燃料として自ら発電して走る燃料電池バスは、走行時のCO2排出量ゼロという高い環境性能に加え、外部給電機能も備えている。将来の水素社会実現に寄与する輸送手段として期待されており、同社はトヨタグループの一員として燃料電池バスの技術開発を進めている。今回は、「暮らしやすい社会を支える移動」をテーマに、同社がユニバーサルデザインの視点から考える、燃料電池バスを中心とした次世代のバス交通システムを提案する。日野プロフィア ハイブリッドは、大型トラック「日野プロフィア」をベースとしたハイブリッドトラック。長い距離を走る大型トラックの燃費を追求する、というコンセプトのもと、ハイブリッド技術を走行に用いるだけでなく、そのハイブリッドシステムを応用した電動冷凍システム、空気抵抗を低減する様々なアイテム、廃熱回収発電システムなど、燃費向上技術を幅広く紹介する。日野デュトロ ハイブリッド(衝突被害軽減ブレーキ搭載車)は、小型ハイブリッドトラックで一番の販売実績を誇る日野デュトロ ハイブリッドに、衝突被害軽減ブレーキを搭載。既に大型トラック・バスに標準装備となっている衝突被害軽減ブレーキを更に進化させ、先行車に対する追突回避だけではなく、停止車や歩行者との衝突回避を支援することが可能となっている。その他には、 最新の安全技術を搭載して快適で安全な旅を演出する大型観光バス「日野セレガ」(市販車)、過酷な使用に応えるためのQDR(品質・耐久性・信頼性)を追求した海外向け最新モデル「HINO500シリーズ」(参考出品車)、「日野レンジャー ダカールラリー2014参戦車」(参考出品車)、高効率で低燃費なエンジン「A09Cエンジン」と「A05Cエンジン」の展示が行われる。
2015年10月08日三菱ふそうトラック・バスはこのほど、「第44回東京モーターショー2015」(東京ビックサイトで10月30日から一般公開)の出展概要を発表した。今回の同社ブースでは、「"Running ahead(for the drivers of our tomorrow)~走り続ける。明日をドライブする人のために~"」をテーマに、これから「お客様のために」変わっていく「三菱ふそう」を表現する。また、ブース内を「青色」「赤色」の2つのカラーゾーンに分け、青色のゾーンは「クール」、赤色のゾーンは「ホット」のイメージに基づいた展示を行う。出展車両は、参考出品車の「スーパーグレートV スパイダー」と「Canter 電気供給車(Power Supply Vehicle)」、市販車の「スーパーグレートV 2016モデル」の計3台。「スーパーグレートV スパイダー」は、ナックルブームクレーンを4基搭載し、多機能でパワフルな「働くクルマ」をイメージした大型トラックのコンセプトモデル。「Canter 電気供給車」は、小型ハイブリッドトラック「キャンター エコ ハイブリッド」をベースに、ハイブリッドモーターをジェネレーター(発電機)として活用することで、非常時に電力供給を可能とした小型トラック。「スーパーグレートV 2016モデル」は、発売されたばかりの大型トラックのフラッグシップモデルで、「動力遮断自動制御システム」と「オートクルーズエコノミーコントロール機能」を新たに搭載し、経済性を向上させた、FU(6×2)「エコドライブパッケージ装着車」を展示する。その他、「AERO VR THEATER」(FUSO エアロ VRシアター)では、大型バスの車内をイメージしたブースにバスシートを設置し、座りながらVR(バーチャルリアリティー)ヘッドセットを装着することで、ふそう大型観光バス「エアロクィーン」の安全技術を体感できる。
2015年10月08日三菱自動車は8日、「第44回東京モーターショー2015」(東京ビックサイトで10月30日から一般公開)おいて、次世代EVシステムを採用したコンパクトSUVのコンセプトカー「MITSUBISHI eX Concept」を世界初披露すると発表した。MITSUBISHI eX Conceptは、今後も成長が予想されるSUV市場に向けて同社が提案する電気自動車のコンパクトSUV。同社ならではの電動化技術と四輪制御技術をはじめ、コネクティッドカー技術と予防安全技術を組み合わせた自動運転技術などを採用した。デザインでは、コンパクトSUVにシューティングブレークのもつ上質さとクーペスタイルを融合させ、キビキビと街を疾走するスポーツクロスオーバースタイルを提案。フロントはデザインコンセプト「ダイナミックシールド」をベースとした新しいデザインとし、エクステリアとインテリアのすべてが、今後の三菱自動車デザインの方向性を示している。その他には、プラグインハイブリッドEV「アウトランダーPHEV」の展示エリアで、PHEVシステム及びツインモーター4WDの技術特長を紹介するシャシーモデルや、駆動用バッテリーから住宅などへ電気を供給するV2Xをイメージした街のジオラマの展示を行い、電動車両の特長をわかりやすくアピール。アウトランダーPHEVのクロスカントリーラリー参戦車や、三菱自動車の電気自動車研究開発50年の取り組みを紹介するパネル、50周年を記念したラッピングを施した「アイ・ミーブ」の展示も行われる。東京モーターショーと同会場で開催される主催者テーマ事業のスマートモビリティシティ(SMC)では、アウトランダーPHEVとV2H機器を用いて「電動車両のある1日」をテーマに、家庭でのエネルギーの流れを再現。電動車両の「停まっている時の価値」について解説。また、「自動運転デモンストレーション(高度運転支援システム)」に、三菱電機と共同研究中の自動運転体験試乗車を出品する。
2015年10月08日ダイソンは10月6日、空気清浄機とファンヒーター、扇風機の3機能を持った「Dyson Pure Hot + Cool(ダイソン ピュア ホット アンド クール) 空気清浄機能付ファンヒーター」(以下、Pure Hot + Cool)を発表した。発売は11月5日。価格はオープンで、推定市場価格は税別68,800円前後だ。Pure Hot + Coolは、空気清浄機とファンヒーター、扇風機の1台3役を果たしつつ、サイズはW222×D222×H632mmとコンパクトな製品。ダイソンが4月に発売した「Dyson Pure Cool(ダイソン ピュア クール) 空気清浄機能付ファン」と同様、PM2.5だけでなくPM0.1レベルの超微小粒子状物質も99.95%捕らえられる「Dyson 360°グラスHEPAフィルター」を採用した。Dyson 360°グラスHEPAフィルターは0.95平方mのマイクログラスファイバーを333回折った高密度なもの。この高密度なフィルターへ、空気を勢いよく通すのではなく、あえて気流のスピードを抑えることで、微細な物質もキャッチする。フィルターでキレイにした空気は、「Air Multiplier(エアマルチプライアー)テクノロジー」で遠くまで送り出す。「ジェットフォーカステクノロジー」を搭載しており、集中的に送風する「フォーカスモード」と広範囲に送風する「ワイドモード」を備える。夏は扇風機として、冬はファンヒーターとしても使用可能だ。サイズはW222×D222×H632mm、重量は3.79kg。暖房の適用床面積(断熱材あり/なし)は、コンクリート住宅で8畳/4.5畳、木造住宅で6畳/3畳。空気清浄能力の適用床面積は30分で8畳、60分で23畳。1日12時間使用した場合のフィルター交換目安は約1年。消費電力は涼風モードが最小5.4W、最大26W、温風モードが1,200W。カラーはホワイト/シルバーとアイアン/ブルーの2色。
2015年10月06日スズキは、ドイツのフランクフルトで15日から開催された『第66回フランクフルト国際モーターショー』(一般公開は17日~27日)にて、新型コンパクトカー「バレーノ(Baleno)」を発表した。バレーノは、スタイリッシュなデザイン、広い室内空間、新技術を調和させた、同社が考える理想のコンパクトカー。高剛性で軽量な新プラットフォームを採用し、燃費・操縦性・安定性を向上しながら、高レベルの安全性と快適性を達成している。パワートレインは、新開発1.0L直噴ターボガソリンエンジン「BOOSTERJET(ブースタージェット)」、1.2L「デュアルジェット エンジン」、マイルドハイブリッドシステム「SHVS」を搭載した1.2L「デュアルジェット エンジン」の3種類をラインアップした。エクステリアは、「Liquid Flow(リキッドフロー)」をテーマにデザインし、車両全体に流れるような線や面を施すとともに、全高を抑え、全幅を広くとったスポーティーでありながらも優雅なスタイリングとした。インテリアは、前席ショルダールームと後席レッグルームに十分なゆとりを確保し、多彩なアレンジが可能な荷室スペースはクラストップの355Lの容量を確保している。そのほか、ミリ波レーダー方式による衝突被害軽減システム「レーダーブレーキサポート」や、レーダーで前方車両との距離を測り自動で加減速するアダプティブクルーズコントロールのほか、車とiPhoneを連携させるApple CarPlay対応のスマートフォン連携ディスプレイなどの先進技術を採用する。
2015年09月16日日産自動車は、ドイツのフランクフルトで15日から開催された『フランクフルトモーターショー』(一般公開は17日~27日)にて、インフィニティブランドのアクティブコンパクト「Q30」を世界初公開した。Q30は、ボディタイプにこだわらない新しい購入層に向けてデザインされ、大胆なフォルムと個性を持ったコンパクトセグメントモデル。2013年に発表された「Q30コンセプト」のデザインの特徴を忠実に再現し、デザイン主導による商品開発手法の具体例となっている。同車の様々なシーンで使えるデザイン、安心感のある運転性能、直感的に理解できる技術は、快適性のみならず、どこにでも自由に行けるフィーリングを醸成するとのこと。インフィニティブランドにとって、Q30はプレミアムコンパクトセグメント参入の象徴であり、インフィニティがグローバルに成長する為に重要な役割を担うとしている。
2015年09月16日アウトモビリ・ランボルギーニは14日、『フランクフルトモーターショー2015』(一般公開は17日~27日)において、「ウラカン LP 610-4 スパイダー」(以下、ウラカン・ スパイダー)を公開すると発表した。ウラカン・スパイダーは、「ウラカン LP 610-4」のオープントップバージョンで、クーペのパワーとパフォーマンスにオープンエア・ドライビングの感動を融合させたモデル。5.2リッター自然吸気V型10気筒エンジンを搭載し、最大出力は449kW/610hp、0-100km/h加速は3.4秒、トップスピードは324km/hというパフォーマンスを発揮。また、「ストップアンドスタートシステム」と「シリンダーオンデマンド」を組み合わせ、ECE標準の燃料消費量を100kmで12.3リッターとし、ガヤルド・スパイダーと比較して二酸化炭素排出量を14%削減した。さらに、運転時の挙動を改善する目的で採用した新電子制御式四輪駆動など、2016モデルイヤーにおけるウラカン・ファミリーの新技術を備えている。電気油圧式の新軽量ソフトトップは、時速50km以下であれば17秒で開けることが可能。ソフトトップの状態を問わず、リアウィンドウを自動開閉することもでき、閉じた状態では風よけとして、開いた状態では自然吸気V10の独特なエンジン音を増幅させる機能を果たす。また、ルーフを開ける行程で、折り畳まれたルーフの収納ケースから立ち上がって姿を現し、今までにないオープンカーのデザインを提案する。ウラカン・スパイダー LP 610-4(610は馬力、4は四輪駆動を意味する)の納車開始は2016年春、価格は186.45ユーロ(税抜)を予定。日本での価格は3,267万円(税込)。
2015年09月15日日産自動車の欧州地域における販売および生産管理を統括する欧州日産自動車は、フランス現地時間の11日、『フランクフルトモーターショー』(一般公開は17日~27日)で世界初公開となるクロスオーバーのコンセプトカーのモデルネームを「ニッサン グリップス コンセプト(NISSAN GRIPZ CONCEPT)」と発表し、同時にティザービデオを公開した。ニッサン グリップス コンセプトは、同社がクロスオーバーセグメントで培った実績に基づいてデザインされたモデル。砂漠を走りぬいた伝説のサファリラリーカー「240Z」や、シンプルなスポーツ自転車などから着想を得ており、クロスオーバーにスポーツ感を加えた新しいデザインの方向性が示されている。また、新技術の搭載により、新しいドライビング感覚を提供するとのこと。同コンセプトカーは、9月15日(プレスデー)に『フランクフルトモーターショー』の日産ブースで世界初公開となる。
2015年09月14日日産自動車は1日、ドイツ・フランクフルト市で9月15日~27日(一般公開は17日から)の期間に開催される『フランクフルト国際モーターショー』で世界初披露となる、インフィニティ初のアクティブコンパクト「Q30」のインテリアデザインを公開した。Q30のデザインは、セグメント最新となるプレミアムコンパクトに相応しいダイナミズムを感じさせる個性的かつ表情豊かなエクステリア、表情豊かで個性的なフォルムや曲線によりドライバーや同乗者を包み込むインテリアとなっている。Q30のインテリアデザイナーは、同車にプレミアムかつモダンな雰囲気を与えるため、最高の品質と工法を採用。その内の1つが、ファッション業界でも使用されるスエード調のイタリア製生地「ディナミカ(Dinamica)」であり、同車のキャビン内のルーフやピラーにこの素材を使用している。また、高めに設定されたシートポジションは、乗員の乗り心地を向上させるとともに視野を広め、市街地・郊外を問わずQ30の持つシャープな走行性能に相応しい、クルマをしっかりと制御している感覚を与えるとのこと。
2015年09月01日三菱自動車は31日、ドイツ・フランクフルト市で9月15日~27日(一般公開は17日から)の期間に開催される『第66回IAA 2015(通称 : フランクフルトモーターショー)』に、9月より欧州で販売予定の新型『アウトランダーPHEV』を欧州初披露するほか、『アウトランダーPHEV』の「バハ・ポルタレグレ500」参戦車やその他市販車を含め、合計15台(プレスデー13台)を出品すると発表した。新型アウトランダーPHEVは、同社の新しいフロントデザインコンセプト「ダイナミックシールド」のもとにフロントデザインを一新したほか、インテリアの質感向上や、ボディ・シャシー・パワートレインなどの改良によって、静粛性・加速性・操縦安定性・乗り心地・環境性能の大幅なレベルアップも図っている。前後に独立したツインモーターと、ガソリン消費やCO2排出がゼロになるEV走行を可能とする大容量バッテリーを床下に配置した、先進の「プラグインハイブリッドEVシステム」を搭載。ツインモーターによる滑らかな加速、EV走行による優れた経済性や静粛性の高さなど、これまでのSUVにはない優れた特長を併せ持つ。また、停まっていても価値のある車の新しい使い方として、住宅へ電力を供給する機能を有している。また、同モーターショーでは、新型アウトランダーPHEVから住宅への電力供給をイメージした展示を行うほか、8月から欧州仕様の「パジェロ」に搭載している「Android Auto」「Apple CarPlay」に対応したスマートフォン連携ディスプレイオーディオを展示する。
2015年08月31日日東電工は8月24日、同社の有機-無機ハイブリッド技術を用いることで、モーター性能を向上させる新しいネオジム磁石の開発に成功したと発表した。ネオジム磁石は、ネオジム、鉄、ホウ素を主成分とするレアアース磁石の1つで、強力な永久磁石の1つとして携帯電話などの小型製品をはじめ、電車やロボットなどさまざまな用途で利用されている。新開発のネオジム磁石は、従来の焼結ネオジム磁石では不可能だった配向を制御することができる。配向を制御することでモーターの性能を従来品より20~30%向上させることが可能となり、モーターの軽量化、小型化につながるとしている。また、焼結前に自由に成形加工できるため、従来法のような焼結後の削り出しが不要となり、歩留まり向上が期待できるという。家電用品、産業機械、産業ロボット、車載モーターなどの用途に向けて、2017年度より販売する予定だ。
2015年08月26日スズキは7日、ドイツで9月15日から開催される『第66回フランクフルト国際モーターショー』(一般公開は9月17日~27日)で、新型コンパクトカー「バレーノ(Baleno)」を世界初公開すると発表した。バレーノは、2015年3月に開催された『第85回ジュネーブ国際モーターショー』に出品したコンセプトカー「iK-2」をベースとした量産モデル。スタイリッシュなデザイン、広い室内空間、新技術を調和させた、同社が考える理想のコンパクトカーとなっている。同車の詳細は、9月15日に開催される『フランクフルトモーターショー』の記者発表会にて発表される予定。また、スペシャルサイトの開設も行われている。
2015年08月07日カルチュア・コンビニエンス・クラブは6日、2015年10月29日~11月8日に東京ビッグサイトで開催される「第44回東京モーターショー2015」(主催:日本自動車工業会)において、「Tカード」をチケットとして入場できる「Tチケット」を提供すると発表した。8月10日10:00から「Tチケット」前売入場券を販売する。○Tカードがそのままチケットに!「Tチケット」は、Tカード番号が登録されたYahoo! JAPAN IDを使って専用サイトから購入できる。サイトにログイン後、希望するイベントなどをオンライン上で予約・決済し、イベント当日、入場時にTカードを提示すると、そのままチケットおよびIDとして認証される仕組みとなっている。東京モーターショーでは、「Tカード」による入場のほか、「Tチケット」専用レーンからの優先入場が可能となる。また、「Tチケット」入場者にはTポイント5ポイントが付与される。販売券種は下記の通り。プレビューデー入場券(1万枚限定):一般3,500円(中学生以上。小学生以下は保護者同伴で無料)前売入場券:一般1,400円、高校生400円、中学生以下無料入場券:一般1,600円、高校生500円、中学生以下無料アフター4入場券:一般700円、高校生200円、中学生以下無料
2015年08月06日