くらし情報『カーエレクトロニクスの進化と未来 (79) 東京モーターショーで高成長を確信したクルマ用半導体の未来』

2015年11月10日 11:00

カーエレクトロニクスの進化と未来 (79) 東京モーターショーで高成長を確信したクルマ用半導体の未来

カーエレクトロニクスの進化と未来 (79) 東京モーターショーで高成長を確信したクルマ用半導体の未来
自動運転車は今や、流行り言葉のようにテレビや新聞など一般メディアが取り上げるほど人々に認められるようになってきた。その象徴がやはり、「東京モーターショー2015」であった。同モーターショーでは自動運転のコンセプトカーを日産自動車が発表したのに加え、トヨタ自動車、本田技研工業、三菱自動車などがエレクトロニクス化をますます強めていく方向がはっきりした。これによって、事故を起こしにくいクルマ作りはますます進む。

日産は、自動運転車のコンセプトカー「IDS」を出品した(図1)。4人乗りの電気自動車(EV)である。運転席では、飛行機のコックピットの操縦桿のような形のステアリングを装備しているが、操作する場合には操縦桿を握り、自動運転モードになると、操縦桿とモニターは正面のダッシュボードに収めることができる。

一方トヨタは燃料電池方式のプリウス自動運転車のコンセプトカーを展示した(図2)。
ただ、燃料電池車は、電気を貯めることができないため、回生ブレーキと加速時にリチウムイオン電池を必要とする。このため、どのみち電池開発は欠かせない。トヨタは、現実的な新型のプリウスSUVに加え、癒し目的のロボットも展示しており、クルマ分野からの発展形態についても示した。

新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.