帝国データバンクは12月10日、DJ機器で知られるベスタクスが、東京地裁より破産手続き開始決定を受けたと報じた。負債は約9億円の見込み。同社は「Vestax」ブランドを展開し、DJ用のミキサーやターンテーブルなどで高い評価を受けていた。ベスタクスは、プロ用楽器の設計販売を行う椎野楽器設計事務所として1977年に設立された。1987年に社名をベスタクスへ改名し、エフェクターやプリアンプのほか、DJ向けのミキサーやターンテーブルの製造を中心に事業規模を拡大。「Vestax」ブランドのDJ機器は国内外で高い知名度を持つ。しかしながら、景気減速や音楽機器市場の変化にともなう消費の低迷によって需要が減少。海外製の安い製品が台頭するなどの影響もあり、売上がぜん減していた。金融機関との交渉などでしのいでいたものの、資金繰りも悪化し、2014年8月末までには事業を停止していた。
2014年12月11日帝国データバンクは10日、DJ機器メーカー「ベスタクス」が、12月5日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けていたことを報じた。負債は約9億円の見込み。同社は、1977年に「椎野楽器設計事務所」の商号にて設立。1987年には現商号に変更し、DJ向けのミキサーやターンテーブルなどの製造販売を主力に事業規模を拡大、「Vestax」ブランドを展開した。同ブランドのミキサーやターンテーブルは海外での受賞歴もあるなど、クラブシーンを中心に国内外で高い知名度を獲得。また、大手音楽機器メーカーへのOEMによる製品提供も行うなど技術力への評価も高く、2002年3月期には年売上高約25億1,400万円を計上していた。しかし、景気減速に伴う消費の低迷から需要が減少していたほか、海外市場においても苦戦を強いられたことで売り上げが漸減。近年は新たな海外法人の設立で収益体制の改善に取り組んでいたが奏功せず、近時の年売上高は5億円を下回っていた。金融機関へのリスケ要請等でしのいでいたが、資金繰りも悪化し、8月末までに事業を停止していたという。
2014年12月10日Native Instrumentsは、高解像度フルカラーディスプレイを搭載したオールインワンDJシステム「TRAKTOR KONTROL S8」を発売した。価格は13万9,800円。同製品は、TRAKTOR PRO 2用に設計されたオールインワンDJコントローラーとなっている。TRAKTORソフトウェアの情報を正確にとらえた「タッチ・アンド・シー」ワークフローを実現するふたつの高精細フルカラーディスプレイをはじめ、タッチセンシティブ・ノブ、4chの独立したオーディオミキサー、さまざまな入出力を備えた最高24bit/48khz対応のオーディオ・インタフェースなどの多彩な機能を集約した。なお、Remix DecksとDVSに対応した同社のプロフェッショナルDJソフトウェア「TRAKTOR SCRATCH PRO 2」も付属する。
2014年12月04日『メン・イン・ブラック』シリーズや『アイ・アム・レジェンド』など、多数のヒット作でファンを魅了するウィル・スミスの最新主演作『フォーカス』の日本公開が、2015年3月に決定。熟練の詐欺師を束ねる犯罪のプロを演じ、スリリングな“騙し合い”を披露することが分かった。視点(フォーカス)を操ることで相手を手玉にとる犯罪のプロ、ニッキー(ウィル・スミス)。30人もの熟練詐欺師を束ね、稼業に励む毎日を送っていた。ある日、大きな狩場であるブエノスアイレスのモーターレース会場で、ニッキーの一世一代の詐欺を錯乱させる女が現れる。それは数年前にニッキーが犯罪のプロとして育てあげた女詐欺師・ジェス(マーゴット・ロビー)だった。かつて、恋は仕事の枷になり腕を鈍らせる、という主義に反し、ジェスとの恋に落ちてしまったニッキーは自ら彼女の元を去ったが、見違えるように美しくなり、ライバルチームの一員として腕を振るうジェスに再会したニッキーは…。主人公・ニッキーはハリウッドを代表するトップ・スター、ウィル・スミス。そして、彼の心をつかんで離さない運命の相手ともいえるヒロイン、ジェスを演じるのは、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』で注目を集めた新たなセクシーアイコン、マーゴット・ロビー。今回公開された画像でも目を引く、その魅力的な容姿もさることながら、ウィルを相手にした“騙すか、騙されるか”の丁々発止のやり取りは堂々たるもの。監督・脚本は『ラブ・アゲイン』などキレのある演出が光る、グレン・フィカーラ&ジョン・レクアが手掛ける。また、“ザ・ジェントルマン・シーフ(紳士的な泥棒)”という愛称をもつ“世界一のスリ師”、アポロ・ロビンスが、顧問として巧妙な手の動きを考案しているというから、巧妙なサギの手口の演出は折り紙つきだ。『フォーカス』は2015年3月28日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月02日俳優のウィル・スミス主演最新作『フォーカス』が、2015年3月28日に日本公開されることが1日、明らかになった。本作は、俳優ウィル・スミスと女優マーゴット・ロビーが詐欺師を演じ、世界の大富豪を巻き込んだ"だまし合い"を繰り広げるクライムサスペンス。ウィル・スミスは、視点(フォーカス)を操ることで、相手を手玉にとる犯罪のプロ、ニッキーを演じる。30人もの熟練詐欺師を束ねるニッキーにとって、腕を鈍らせる危険のある恋愛は禁物だが、未熟な女詐欺師ジェス(マーゴット・ロビー)と出会い、最高の詐欺師になる可能性を感じた彼女を犯罪のプロとして育てるうちに、ジェスと恋に落ちてしまう。だが、大きなヤマに勝った後、ニッキーは突然の別れを告げ、ジェスのもとを去る。そして数年後、ニッキーたちの大きな狩場・ブエノスアイレスのモーターレース会場で、見違えるように美しくなったジェスと再会。ニッキーたちのライバルチームに属し、男を手玉に取る女詐欺師に成長していた彼女が、ニッキーの一世一代の詐欺を錯乱させる。だますか、だまされるか、最後に笑うのは果たして。監督・脚本は、『ラブ・アゲイン』のグレン・フィカーラ&ジョン・レクア。撮影はハビエル・グロベット(『おとなの恋には嘘がある』)、美術はエリザベス・マイクル(『ドライヴ』)、編集はジャン・コバック(TVシリーズ『ラリーのミッドライフ★クライシス』[シーズン7])が務め、『ラブ・アゲイン』で衣装を担当したデイナ・ピンクと音楽のニック・ウラタも加わっている。(C) 2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC ALL RIGHTS RESERVED
2014年12月02日ウィル・スミスが“犯罪のプロ”に扮して、壮絶なダマし合いを繰り広げるクライム・サスペンス『フォーカス』が来年3月28日(土)から公開されることが決定した。その他の情報本作の主人公ニッキーは、30人の熟練詐欺師を束ねる犯罪のプロで、ニューオーリンズで未熟な女詐欺師ジェスに出会い、彼女を犯罪のプロに育て上げる。ふたりはやがて恋に落ちるが、ジェスはニッキーのもとを去り、数年後、ジェスは彼らのライバルチームの一員となってニッキーの前に姿を現す。映画ではかつて恋人だったニッキーとジェス、そして世界の富豪を巻き込んだ“ダマし、ダマされ”のバトルの行方を描く。ヒロインのジェスを演じるのは『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のマーゴット・ロビー。『ラブ・アゲイン』のグレン・フィカーラとジョン・レクアが監督を務め、“世界最高のスリ師”や“紳士的な泥棒”などの異名をもつアポロ・ロビンスが顧問として参加し、相手の視点(フォーカス)を操り、相手を手玉にとる動きを考案・演出している。『フォーカス』2015年3月25日(土) 丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国ロードショー
2014年12月02日「プリティーグリーン(Pretty Green)」は、カメラマンのミック・ロック(Mick Rock)とのコラボレーションアイテムを12月6日に販売する。今回発売された作品は、彼が長年に渡り追い続けたデヴィッド・ボウイ(David Bowie)をフィーチャーしたオリジナルTシャツ。特製布バッグとピンバッジの付いた限定セットで提供される。「Heroes」にプリントされたデヴィッドは、73年8月に撮影されたアルバム『ピンナップス』のジャケット写真。手に持ったアルト・サックスは、13歳の時に母親が初めて買い与えた楽器として、デヴィッドのアイコン的な存在となっている。一方、日本限定版の「Low」では、山本寛斎デザインの衣装を着た姿がアートデザインに選ばれた。この衣装にプリントされた日本語は、よく読むとデヴィッド・ボウイと書かれている。その他、「Spiders from Mars」は、アルバム『ジギー・スターダスト』のラストツアー時に撮影したデヴィッドがプリントされたもの。ミックによってセピアラインに加工された写真の中のデヴィッドは、今にも歌いだしそうだ。更に、デヴィッドの初アメリカツアーのワンシーンが納められた「Diamond Dogs」、72年12月のアメリカツアーのラストライブの写真が使用された「Hunky Dory」の全5種類を用意する。価格は1万5,000円。青山本店、札幌、大阪、名古屋パルコ店の他、オンラインショップでも開始。また、発売を記念してプリティーグリーン青山本店では、ミック・ロックの直筆サインが書かれた写真集(3,500円)が限定50冊で発売される予定。
2014年11月28日エイベックスは、作曲家、トラックメーカー、リミキサー、DJ等を募集する「クリエイター・DJオーディション」を開催している。音楽ジャンル、プロアマ、経験、実績等は不問。優秀者には、プロデビューへのチャンスが与えられるほか、楽曲制作またはDJコースのレッスンを無償提供される。エントリーの締め切りは来年2月15日。審査費用は無料。同オーディションは、エイベックスが若い才能を発掘すべく、J-POP、アニソン、ボカロから、EDM、HIP HOP、R&B、ハウス、テクノ、ダブステップといったクラブサウンドまでジャンルを問わず、クリエイターやDJを募集するもの。優秀者には、同社所属アーティストへの楽曲提供やリミックスのチャンスが与えられるほか、国内外トッププロデューサーやライターとの共同楽曲制作、レーベルのディレクターによる制作ディレクションなどの機会も与えられる。さらに副賞として、DJスクール「International DJ & Production School」(東京都・千代田区)の楽曲制作コースまたはDJコースのレッスンを半年間、無償提供されるなど、トップDJやプロデューサーとしてのプロデビューに向けてのバックアップが約束されている。エントリー希望者は、2015年2月15日までに同オーディションの特設サイトの下部にある「エントリー」ボタンから、写真や楽曲、動画ファイルをアップロードするとともに、設置された入力フォームにて必要事項を送信する(郵送不可)。応募終了後、3週間~1か月以内に一次通過者のみに連絡され、全国5都市の会場(札幌・東京・名古屋・大阪・福岡)で面談審査が行われるということだ。
2014年11月25日ニュマークジャパンは11月14日、DJヘッドホン「HF325」を発表した。発売は11月23日。価格はオープンで、推定市場価格は9,980円前後(税込)。HF325は2014年10月に発表された「HF150」の上位モデル。コンパクトながら高い遮音性を持ったオンイヤータイプのヘッドホンで、メインモニターの音に左右されずにMIXに集中できる。ドライバーはφ40mmで、豊かな低域表現が可能。周波数特性は20Hz~20kHzでインピーダンスは32Ωとなっている。長時間の使用でも負担が少ない合皮製のイヤーパッドを採用。質量は約258gだ。イヤーカップは回転可能で、片耳でモニタリングを行うことができる。ケーブル長は1.2mで、プラグは3.5mmステレオミニプラグを採用している。
2014年11月14日若手俳優の野村周平が、ときには全裸で(?)“ロック魂”を歌い上げる主人公を演じる青春音楽エンターテイメント『日々ロック』。劇中では、終始ヘタレっぷりをみせているという野村さんだが、実は随所に「カッコイイ」と感じさせる瞬間があることが判明。本日11月14日(金)の野村さん21歳の誕生日に合わせ、アフロ姿でも予想外のカッコよさを見せる“ギャップ”場面写真がシネマカフェに到着した。本作は「週刊ヤングジャンプ」連載中の榎屋克優による人気ロックコミックを、『ジョーカー・ゲーム』『SRサイタマノラッパー』シリーズの入江悠監督が映画化。野村さんが演じるのは、金なし風呂なし彼女なし、ベースの草壁(前野朋哉)、ドラムの依田(岡本啓佑)と組んだバンド“ザ・ロックンロールブラザーズ”のボーカル、日々沼拓郎だ。拓郎たちは高校卒業後にロックスターを共に目指して上京するが、住み込みで働くライヴハウスでは蹴り飛ばされ、踏まれ、罵倒される日々。ある日、ライヴ中に出会った人気トップアイドル・宇田川咲(二階堂ふみ)と出会い、乱闘騒ぎになるものの、男らしさの欠片も見せることができず負け戦で終わってしまう。そんな拓郎の姿は、ダサく、情けなく、とことんヘタレ。だが、ひとつだけ誰にも負けないものがあった。それは、“ザ・ロックンロールブラザーズ”の歌を通して伝える、彼の “信念”(=ロック)。普段はヘタレでも、伝えなければならない想いが積もったとき、その歌を必要としている人がいるときこそ、彼は真のロッカーへと変身!“ロック魂”を込めて歌うその姿は、ヘタレとは無縁の“漢(おとこ)の中の漢”だったのだ。入江監督は、オーディションでいきなり上着を脱いで歌い出した野村さんの姿をみて、“彼なら演じられる”と確信したという。過酷な撮影にも耐え抜き、見事、拓郎を演じ切った野村さんを「努力家」と手放しで絶賛している。また、野村さん本人は「ひとつのものに熱くなれるのは似ているのかもしれないです」と演じた拓郎との共通点について触れながら、「拓郎の音楽で人を変えたいとか、ロックで気持ちを伝える熱い気持ちは、役を演じることによって映画で伝えたいって思うのと重なります」と明かしている。見る人の心に響き、熱い想いを呼び起こさせる拓郎の力強い歌声。そして、予想外のギャップをみせる拓郎の姿に、あなたも思わず“キュン”としてしまうかも!?『日々ロック』は11月22日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:日々ロック 2014年11月22日より全国にて公開(C) 2014「日々ロック」製作委員会 (C)榎屋克優/集英社
2014年11月14日「ポール・スミス スペース ギャラリー」は11月22日、写真家トッド・マクレランによるエキシビション「THINGS COME APART」を開催する。1月4日まで。エキシビションではトッドの作品の中から「Disassembly(分解)」シリーズが展示される。これは、時計やタイプライター、コンピューターなどを分解し、そのパーツのすべてを1枚の写真に収めたもの。ビス1本までの細かい部品が精緻に並んだ姿と、ガジェットが内包する複雑機構を目の当たりに出来る。また、「ポール・スミス ウォッチ」の中から、今回3種類の時計が特別に分解され、その姿が被写体とされた。ブランドを象徴する「ファイナルアイズ クロノグラフ」、人気モデルの最新作「マスターピース 2014」、そしてサイクリングへの情熱を形にした「サイクルクロノグラフ」。これらが、一体どのような精緻なメカニズムから生み出されているのか?ポール・スミスだけでなく、時計ファンにも必見の内容となるだろう。なお、展示作品はすべて販売される。【イベント情報】THINGS COME APART会場:ポール・スミス スペース ギャラリー住所:東京都渋谷区神宮前5-46-14-3階会期:11月22日から1月4日時間:11:00から20:00休廊日:12月30日から1月2日入場無料
2014年11月13日「スマホにロックをかける人はわずか半数 - GoogleのAndroidセキュリティ戦略」で触れたように、Android 5.0 LollipopからAndroidのセキュリティ機能が大幅に強化された。強化されたポイントは大きくわけると3点。データの暗号化とスマートロック、そしてオープンソースであることだ。詳細な説明は先日の記事で触れているため省略するが、今回はスマートロックのデモを体験できたのでお伝えしたい。現時点でAndroid 5.0を体験できるデバイスは一部に配信が始まったNexusシリーズのみ。今回体験した端末はNexus 6で、12月上旬以降の発売が予定されている(ワイモバイルのほか、SIMフリーモデルも発売される、端末雑感は「AndroidはLollipopで新たなステージへ - Google The Mobile First World」を参照)。スマートロックとはどういうものか。先日の記事からGoogleでAndroidのLead Security Engineerを務めるAdrian Ludwig氏の言葉を引用すると「スマートフォンのロックは依然として古いパスワードが使われているが、新たな"イノベーション"が必要だ」とのことで、ユーザーが意識せずにロックを掛け、ロックを解除できるような仕組みを取り入れたものが「スマートロック」というわけだ。Lollipopでは2種類のスマートロック機能が提供されており、1つはAndroid 4.0から提供されている「フェイスアンロック」、もう1つがNFCやBluetooth連携デバイスを活用したロック機能だ。フェイスアンロックについてはその名の通り、顔をカメラで認識することでセキュリティロックが解除される仕組み。「寝ている時にその顔を撮られたらアンロックできるのでは」と思われるかもしれないが、まばたきや顔の表情の動きなど、複合的な要素でアンロック判定を行うため、100%安全とまでは言えないものの、一定のレベルでセキュリティは高められる。当然ながら写真によるアンロックも行えないので安心だ。実際にこの機能を試したところ、顔がアンロック画面に表示されるわけではなく、ロック画面を見ているほんの数秒で"いつの間にか"ロックが解除されている。解除されたかどうかも一瞬わからず、何度か試していたところ、説明員から「画面下のロックサインが解除されていればOKです」と言われて気づいた。残念ながら写真撮影を忘れていたのだが、顔認識中は顔のようなアイコンに変わり、本人と認識されたあとにロックが解除される仕組みのようだ。認識できないケースもあるため、「全く意識せず解除できる」わけではないものの、確かに「スマートなロック」といえるだろう。続いて2点目のNFCやBluetooth連携デバイスを活用したロック機能では、同時にタッチ&トライの機会が提供されていたAndroid Wearと呼ばれるウェアラブルデバイスとの連携を試すことができた。Android Wearは、現時点で時計型のウェアラブルデバイスが多くのOEMメーカーから発表されており、直近ではLG G Watch Rと呼ばれる円形ディスプレイを搭載した端末が本日より発売された。スマートロックでは、ウェアラブルデバイスに限らず、Bluetoothで連携したデバイスとペアリングした間はロックが解除されるように設定できるほか、NFCタグを用意してNFCにタッチするだけでロックをオン・オフといった使い方もできる。今回、筆者が一番注目していた点は、前回の記事で疑問点として挙げていた以下の内容だ。「ただし、説明を受けていて不安に感じた点があった。Bluetoothのペアリングが行なわれているデバイスが近くにあればそれだけで解除されるというこの話では、ユーザーが就寝していた場合などに勝手に第三者によってスマートフォンを開けられる可能性がある。まだこの機能を実際に利用できていないため、何らかの方策があるのかもしれないが、セキュリティが破られる可能性があることを頭に入れておいた方が良いのかもしれない」これについて、実際に試したところ、うまい解決策が用意されていた。というのも、確かにBluetoothペアリング圏内ではロックがフリーになってしまうのだが、ユーザーが任意でロックをかけられるようになっている。ロック画面でロックアイコンをタッチするだけでロックがかかるため、家族にスマートフォンの中を見られたくないという人でもワンタップでロックをかけられるわけだ。こうして自分の用途に応じたセキュリティロックが実現できているわけだが、実際にはPINやパスワードロックをかけた上で、"スマートに"ロックを解除できるような仕組みを被せているのが実態だ。もちろん、ユーザーが操作する手数は少なくなるのだが、セキュリティの観点からするとパスワードなどが脆弱な文字列であれば元も子もない。「簡単にアンロックできる」というメリットを活かして、より強固なパスワードを設定するよう心がける必要がある。一方、純粋なセキュリティからは少しズレるが、Androidの通知内容も設定で非表示化できる。例えばメールで「○からのメール」という通知がロックをかけていても行われていたが、設定を変更すれば「メールが来ています」と内容が簡素化されて通知が来る。もちろん、全ての通知を表示しないといった設定も可能だ。○Chromebookは法人から個人に販売対象を拡大今回のメディア向けタッチ&トライでは、Android端末以外にもChromebookが展示されていた。Chromebookは、7月より企業や教育機関を対象として販売を開始したが、個人向けは提供されてこなかった。11月11日に個人向けに提供を開始すると発表し、同日よりAmazonなどで販売が開始されている。法人の導入状況などについて担当者に尋ねたものの、各ディストリビューターに任せている部分が多く、発表できる数字は持ち合わせていないとのことだった。Chrome OSはAndroidと異なり、PCベンダーがOSをカスタマイズするわけではない。そのため、常に最新のOS環境が提供できるとのことで、それがセキュリティの向上に繋がっているとしていた。そもそも、Chrome OSデバイスはストレージ領域がPCと比較して極端に少なく(国内モデルでは16GB)、クラウドストレージにファイルを保存することを前提としている。つまり、デバイスにファイルを保存しないため、情報漏えいの可能性がグッと低くなるわけだ。また、クラウドストレージは当然Google Driveで、Chromebook購入者には2年間1TBの保存領域が提供されるため、「ファイルがどこにも保存できない」という心配はないとしていた。
2014年11月12日ニュマークジャパンコーポレーションは、安価にDVSが組めるAMX SCRATCH LIVE向けDJコントローラー「AKAI AMX」および「AKAI AFX」を発売した。価格はいずれもオープンプライスで、市場予想価格はAMXが2万9,800円、AFXが2万2,800円。「AMX」は、トランスポート・コントロール、ミキシング、オーディオ・インタフェースとして、Serato DJの機能を拡張するミキシング・サーフェイス。タイムコード入力用のふたつのPhono/Line入力端子を備え、カーブ調整やリーバスが可能なプログレードのinnoFADERミニ・フェーダ、9つのタッチアクティブ・コントロール・ノブ(3バンドEQおよびフィルタ・スウィープ)などを採用する。また、Serato DJが付属しており、USBケーブルで接続するだけで、USBバスパワー駆動により使用可能となっている。一方、「AFX」は、USBケーブル1本で接続するだけで、Serato DJの4デッキを操作可能となる専用FXコントローラー。薄型コンパクトなデザインのボディーに、9つのタッチアクティブ・コントロール・ノブ、バックライトつきベロシティに対応の8つのトリガ・パッド、トラックのどの位置にでも即座にアクセス可能なエンドレス・コントローラーなどを搭載。DVSモード(ABS、REL、INT)の切り替え、パッドによるホットキューやループ・スライス、サンプル・トリガなどの切り替えも可能。Flip Expansion Packが付属しており、Serato DJのFLIP機能にも対応する。
2014年11月04日ポール・スミスは、オーディオテクニカとのコラボレーションによるヘッドホン「Paul Smith × audio-technicaポータブルヘッドフォン リミテッドエディション」を発売すると発表した。全世界で500個限定で、11月中旬より全国のポール・スミスショップで発売予定となっているが、限定数に達し次第販売終了となる。現在予約受付中で、発売および発送は11月中旬だ。価格は32,400円(税込)。ポール・スミスが音響機器メーカーのオーディオテクニカとコラボレーションして発売するヘッドホン。鏡面ヘアライン仕上げが施されたハウジングは、左側に「More」、右側に「Noise」とポール手書きのメッセージがレザープリントされている。さらに、パッケージにはヘッドホンのイラストおよび「Paul Smith × audio-technica」のロゴが付されたオリジナルトートバッグが付属する。主な仕様は次の通り。ドライバーサイズが42mmで、出力音圧レベルが104dB/mW、再生周波数帯域が5~30,000Hz、最大入力が1,000mW、インピーダンスが36Ω。質量は160g(コード除く)、プラグはL型金メッキの3.5mmステレオミニ、コード長は1.2mとなっている。
2014年10月20日レッド・ツェッペリンの最新リマスタリングシリーズの続編発売を記念して、同バンド・ギタリストのジミー・ペイジと50年近い親交があるというポール・スミス(Paul Smith)が、バンドとのコラボレーションアイテムを発表した。発表場所となったのは表参道のPaul Smith SPACE。全世界に先駆けての東京での発表に、デザイナーのポール・スミスとジミー・ペイジの2人も本国から駆け付けた。伝説のバンドと世界的ファッションブランドのコラボレーションによって誕生したのは、6種類のアートワークをプリントした1.5×1.5mの大判スカーフ。2014年6月からスタートしたリマスタープロジェクトの第1弾『レッド・ツェッペリン』『レッド・ツェッペリン2』『レッド・ツェッペリン3』と、10月29日に発売となるリマスタープロジェクトの続編『レッド・ツェッペリン4』『聖なる館』の計5作品のジャケットビジュアルを元にデザインしたものに、今回のコラボレーションのためにデザインされた全く新しいデザインの1枚を加えた全6枚のスカーフ(7万3,000円)は、いずれも全世界で50枚の限定販売となる。これに関してポールは、「数が少ないから取り合いになると思うよ!」とコメント。それでも生産枚数を限定した理由を訊かれると、「だって、ジミーは僕にとって特別な存在だから」と笑顔を見せた。ジミーによると、2人が最初に出会ったのは1967年のこと。アメリカ・サンタバーバラでライブ中だったジミーは、共通の友人からポールを紹介されてすぐに意気投合したという。この話を傍で聞いていたポールは、「お互い、『世界で活躍するイギリス人』っていう共通点があったから、仲間意識が芽生えたんだよね」と当時を懐かしそうに振り返った。また、「その頃、巷には無難な洋服しかなかったから、ジミーのためにステージ映えする洋服を作ったこともあるよ!だから今回コラボレーションできたうれしさもひとしおなんだ」と微笑んだ。これを聞いた報道陣から、「その当時の自分達にとっては、ここで今、2人で話しているなんて想像できなかったこと!」と質問されると、「全く想像できなかったね」とポール。しかし、それから50年近く経った今なお世界中から支持される音楽やファッションを生み続けている彼らにとって、「クリエーティブの世界で評価され続けること」は必然のことだ。その秘訣を尋ねられたポールは、「仕事に対して情熱を持つこと。これに尽きるね。自分が心から愛せるものを作ることだよ」と即答。今回のコラボレーションにおいても、1枚1枚のスカーフに並々ならぬ情熱を捧げ、細部までこだわって形にした。そのこだわりの強さゆえ、会見中も報道陣一同に1枚1枚の図柄を余すところなく見せようと、2人で協力して大判スカーフの端と端を持つ姿が何度も見られた。
2014年10月08日「ポール・スミス(Paul Smith)」は、ロックバンド「レッド・ツェッペリン」とのコラボレーションによる限定スカーフを発売する。このコラボレーションは、レッド・ツェッペリンの最新リマスタリング・シリーズの続編発売を記念したもの。6月にスタートした同プロジェクトで既に発売されているアルバム3枚のジャケットビジュアルに加え、計6種類のアートワークを大判スカーフにプリントする。アルバム『レッド・ツェッペリン I』のジャケットで使われた、飛行船ヒンデンブルグ号のモノクロ写真は写真織によって表現。アクセントディテールとして、赤色のフィルクーペを採用した。一方、セカンドアルバムのカラフルなジャケットのデザインにあたっては、クオリティと太さが異なる4種類の糸を使用。サードアルバムのサイケディックなデザインも、ブークとメリウールによって美しい曲線が再現されている。29日に発売されるリマスタリング・シリーズの続編では、ビジュアルをジャカード織で表現する予定。その後に、完全オリジナルデザインによる新作アイテムが登場を控えており、全部で6枚のスカーフが販売される予定だ。スカーフは各デザインにつき、世界50枚の数量限定販売。価格は7万3,000円。10月23日よりポールスミスの公式サイト、またはロンドンのPaul Smith Albemarle Streetで発売される。日本ではPaul Smith SPACEでも発売予定。
2014年10月01日サイトロックは9月30日、ニフティが提供するクラウドサービス「ニフティクラウド」にサイトロックの統合運用管理サービス「サイトロックマネジメントサービス」が正式対応すると発表した。ニフティクラウドは、仮想化されたサーバリソースを必要なときに必要な分だけオンデマンドで借りられるパブリッククラウドサービス。ユーザーの要望に応じて2タイプ34種類のサーバから自由に構成を選べる。またサービス稼働後の負荷状況に応じてサーバの台数やスペックを即時的に増減が可能なので、ITコストの抑制にも寄与する。サイトロックマネジメントサービスは、24時間365日の運用監視体制で提供するマネジメントサービス。ユーザー企業の要望に応じて、サービス提供内容やサービスレベルを定めている。日々の運用サポートから、障害時の復旧対応まで幅広い領域でサービスを提供するのが特長だ。今回、運用管理対象にニフティクラウド上のシステムも加えることで、より多様な環境へ対応が可能となった。加えて、オンプレミスやパブリッククラウドサービスも含めたハイブリッド環境に対する設計から監視・運用まで一貫したエンタープライズ向け運用管理サービスを強化するとしている。
2014年09月30日「ポール・スミス(Paul Smith)」はパリ中心部の旧商業取引所を会場に15SSメンズコレクションのショーを開催した。円形のランウエイには、様々な種類の植物が置かれ、現代美術の国際展覧会「ベネツィア・ビエンナーレ」の初日に、世界から集まるアーティストやギャラリストたちのクリエーティブで機能的な着こなしからインスパイアされたコレクションを展開。サテンのジャケットや植木鉢柄のジャカードニットには、パジャマ風のサテンパンツを合わせ、リラックスした雰囲気。ボタニやペイズリー、ボーダーなどの他に、ポップアート調に描かれた手、皮をむいたバナナなど、キッチュなモチーフのニットが豊富。スコティッシュチェックのブランケットのような、フリンジを施したシャツやショーツなども目を引いた。いわゆるビジネス向きのスーツは影を潜め、多くは遊びのある、明るくて享楽的なアイテムで全体を構成していた。
2014年08月10日“オリエンタルロックミュージカル”という新しいジャンルを確立し、人気を博している上島雪夫演出のオリエンタルロックミュージカルシリーズ第3弾『SONG OF SOULS-慶長幻魔戦記-』の公演が決定した。江戸の街を舞台に、突如現れた魑魅魍魎と人間たちの壮絶な闘いを描いた本作。シリーズ連続出演中の加藤和樹、東山光明、そして初参加となる松田凌に、見どころを聞いた。『SONG OF SOULS-慶長幻魔戦記-』 チケット情報様々なステージで活躍する実力派の俳優たちが、その垣根を越え“ロック”の名の下に融合。2010年『King of the Blue』、2011年『陰陽師~Light and Shadow~』と、芸術性の高いオリジナル・エンターテイメントを打ち出してきた。第1作から出演している加藤は、「ミュージカルというと西洋のイメージが強いですが、このシリーズの舞台は僕らが生きる日本。鬼が出てきたり妖術が飛び交ったり、奇想天外な設定の面白さもさることながら、激動の時代を強い心で生きようとする者たちの姿は、現代を生きる自分たちにも重なるところがある」と作品の本質的な魅力を語った。男性ロックボーカルデュオHoney L Daysのボーカリストとしての顔も持つ東山も、3部作すべてに出演。「今回は、慶長の大地震直後の江戸を舞台に、大地震によって破られた結界から放たれた“摩多羅神”(またらじん)と、人間との戦いを描いていきます。上島さんによる演出と振付、全シリーズの音楽を手掛けてきたKYOHEI(Honey L Days)の音楽が、誰も観たことがない独特の世界観を生み出すはず」と、彼ら自身も公演を楽しみにしていることが伝わってきた。初参加となる松田は、「“ロックと時代劇の融合”と聞き、自分の固定概念を覆す作品だと思いました。まだ自分は舞台経験も少なく、稽古中は“新人マーク”をつけておきたい気分ですが(笑)、舞台上では力強く生きていきたいです」と意気込んだ。個性豊かなキャスト陣にも注目が集まる。3作連続で主演を務める泉見洋平は「真面目で努力家、学ぶところの多い座長です。ステージ上でのキラキラ感はハンパない!貴水博之さんは現場のムードメーカー。今回は悪役・摩多羅神を演じるのですが、ハマり過ぎてヤバい(笑)。妖しい魅力が全面に出るでしょう」と加藤が解説。そんな彼らが演じるのは、江戸の時代に生きたとされる実在の人物たち。猿若勘三郎(初代・中村勘三郎)を演じる東山は、伊藤靖朗の脚本を読み、「まさに“SONG OF SOULS”を体現する役」と、作品のテーマを背負った責任を実感しているという。松田も「初参加の自分だからこそ出せる色もあると思う。和樹さんとミツさんの背中を見て、心で歌います」と目を輝かせた。ふたりの熱意を受け止め、加藤も「みなさんの魂に訴えるような舞台にします」と闘志を燃やした。公演は11月7日(金)から11月16日(日)までKAAT 神奈川芸術劇場 ホール、11月23日(日・祝)・11月24日(月・休)大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて。文:瀬尾水穂
2014年07月30日ハリウッド俳優のウィル・スミスと息子のジェイデン・スミスが2日、都内で最新出演映画『アフター・アース』の来日PR会見を行った。7年ぶりとなる親子共演を実現させた理由についてウィルは「ジェイデンがジャッキー・チェンと楽しそうに映画『ベスト・キッド』の撮影をしている姿にジェラシーを感じたから」と。ジェイデンから「お父さんとの共演は楽しかったし、素晴らしい役者だとも思ったよ」と褒められると「強い人間だっただろ? 君にとってのヒーローだよな? 」と父親としての威厳維持に必死だった。映画『幸せのちから』以来の親子共演作となる本作は、息子ジェイデンを主演に、人類がはるか昔に打ち捨てた地球を舞台にしたSFサバイバル劇。監督は映画『シックスセンス』『ハプニング』など、独特なセンスが光る、M・ナイト・シャマランが務める。伝説の兵士サイファ・レイジ(ウィル)とその息子キタイ(ジェイデン)が乗った宇宙船が見知らぬ惑星に不時着してしまう。その惑星こそ人類が1,000年前に打ち捨て地球だった。そこには、独自の進化を遂げた凶暴な生物と異常気象が待ち受けていた。ウィルはジェイデンについて「現在は14歳になって、役者としての感情のコントロールがうまくなったね。撮影が終わると、役柄の気持ちを引きずることもないんだ」とわが子の成長を実感。ジェイデンも「7年経って改めて気づいたのは、お父さんの映画作りに対する真剣な姿勢と情熱です。映画は後世に残るので、最高に面白い作品を作らなければという大変な思いを抱いているんだと感じました」と尊敬のまなざしを向けていた。ただ今回の物語を動かすのはジェイデンだそうで「お父さんは宇宙船にいただけだよ。僕が飛行機ならば、お父さんがリモコンみたいなものかな? 見ていただけだ」とベテランにぴしゃり。そんな息子の反抗にもめげずウィルは「でも僕はずっと現場にいて、君のことを見守っていたよ。そしてギャラだって僕の方が高い。親子だから当然だろう? 」と切り返していた。映画『アフター・アース』は6月21日より全国公開 ・公式サイト
2013年05月12日2013年4月26日(金)からポール・スミスの手書きイラストをデザインに用いた「DRAWN BY PAUL(ドローン バイ ポール)」のウィメンズコレクションが日本限定で発売される。同コレクションのイラストは、ポール・スミスがかねてより大切にしている「人とのつながり」や「手の温もり」を表現したもので、ユニークな顔や小鳥がキーモチーフになっている。ウィメンズは、ギンガムチェックをベースにしたドレスやスキニーパンツなど華やかなアイテムが揃う。またソックス、ハンカチ、マグカップなどの小物もラインナップされる。さらに5月31日(金)までの間に同コレクションの商品を購入した方を対象としたプレゼントキャンペーンを実施。抽選によるプレゼントは、時期によってアイテムが変わり、テーブルウェアメーカーSteltonとコラボレーションしたプレスコーヒーメーカーとマグカップのセット、ラグカンパニーとディズニーとのコラボクッション、Stelton50周年記念にポール・スミスがデザインしたボウルと第3弾まで用意されている。【キャンペーン概要】Drawn by Paul Specal Gift Campaign・期間2013年4月10日(水)~5月31日(金)・応募方法「Drawn by Paul」コレクションアイテム購入一点につき、応募用パスコードが付いたカードを一枚配布。特設サイトより応募。元の記事を読む
2013年04月26日ダニエル・ラドクリフが、ニューヨークのナイトクラブでDJと喧嘩になり、クラブを追い出されたようだ。ナイトクラブ「ビューティー・バー」にいたダニエルは、当初DJのマイケル・T.・ラドクリフと仲良くしていたようだが、レッドブルとリキュールのカクテル「イエーガー・ボム」の量が増えるにつれ、次第にマイケルとの口論がヒートアップしてしまったため、クラブから追い出されたという。ある関係者は「New York Post」紙のゴシップ欄「Page Six」に「始めはダスティ・スプリングフィールドの音楽をリクエストしたりなんかして、みんなその場を楽しんでいたんです。ただ、だんだんダニエルがイエーガー・ボムで酔っ払ってきて、結局DJと喧嘩になったんですよ。口論が始まってすぐにタクシーを拾って帰るように言われたんです」と当時の状況を説明している。そんなダニエルだが、以前にはクラブ通いは嫌いで、2010年には酒をきっぱりと止めたとも宣言していた。「多分パパラッチの連中は、僕がつまらない人間だと思ってるから、あんまり僕のことは追いかけないんだと思うよ。僕はあんまり遊ばないからね。仕事場にいって仕事をして、家に帰って寝る。それ以外には本当に何も無いんだ。これまでにクラブに行ったのなんて3回くらいだったけど、どれも酷い夜になったんだ。最悪だよ…。だからもう行かないよ。あんまりそそられないんだ。(アルコールを止めたことで)予想以上にハッピーになったし、おかげで両親や周りの人たちともかなり良好な関係を築くこともできたんだ。もう恐れを抱いて生きる必要がなくなったんだよ」と語っていたのに…。■関連作品:ウーマン・イン・ブラック亡霊の館 2012年12月1日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2011,SQUID DISTRIBUTION LLC, THE BRITISH FILM INSTITUTE© 2011 Squid Distribution
2012年12月17日いまや親子ヒットメーカーとなったウィル・スミスとジェイデン・スミスが『幸せのちから』以来の再共演を果たした、奇才M・ナイト・シャラマン監督作『アフター・アース』。ハリウッドで最も注目を浴びる親子が、進化した地球の未知なる驚異に挑む本作の予告編がついに解禁となった。舞台は近未来。人類は遥か昔に地球を去り別の惑星に移住していた。その星の任務である宇宙遠征の帰りに、伝説の兵士である父・サイファ(ウィル)と父に憧れつつも過去のある事件から心に距離をおく息子・キタイ(ジェイデン)が乗った宇宙船がトラブルに巻き込まれ、機体は大破。緊急シグナル“トーチ”を載せた尾翼部が見知らぬ惑星に落下してしまう――。今回、公開となった予告編映像では自分たちが住む星に帰るために、大けがを負った父の代わりに一人でトーチを探すキタイの姿が。しかし、その息子を前に父は「ここは“最上級危険惑星”人類が捨てた地球だ」と驚愕の事実を告げる。そこは驚異の大自然が広がり、見たことのない様々な野生動物たちが生息している場所。ずっと父親のような兵士になることだけを夢に見つづけ、そして今、自分にそのチャンスが巡ってきたキタイだが…。映像に登場する息遣いも聞こえてきそうなほどにリアルな動物たちの姿は迫力満点!父・サイファは「この惑星のすべてが人類抹消のために進化した」と語るが、果たしてその理由とは何なのか?本作は現地時間2013年6月7日(現地時間)に全米にて公開、日本では2013年夏の公開を予定している。『アフター・アース』は2013年夏、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。※こちらの予告編は『アフター・アース』公式Facebookページにてご覧いただけます。■関連作品:アフター・アース 2013年夏、丸の内ピカデリーほか全国にて公開
2012年12月14日ドナ・サマーが来年、“ロックの殿堂入り”することが決定した。5月に63歳で亡くなったドナのほかには「ラッシュ」、「パブリック・エナミー」、ハート、ランディー・ニューマン、アルバート・キングなどの殿堂入りも決定。「アイ・フィール・ラブ」などのヒット曲を生み、“ディスコの女王”と呼ばれたドナは、これまでにも5回殿堂入りの候補に挙がっている。ラッシュのフロントマン、ゲディー・リーは「とても光栄だよ。オレの母も喜んでくれたんだ」と喜びを語る。また、ハートの姉妹、アン・ウィルソンとナンシー・ウィルソンも今回のノミネートを喜んでいるようで、アンは「ロックンロールについて固定観念を抱いている人もいるわね。でも私たちは違うわ。個人的には、だからこそ私たちが殿堂入りするのにこんなに時間がかかったと思っているの。私たちの功績が誰にも認めてもらえないんじゃないかって心配し始めていたから、今回みたいに認めてもらえたことは嬉しいわ」。さらに、ランディーは今回のニュースにショックを受けた様子で、「死んでからじゃないと殿堂入りできないと思っていたよ。生きているうちに殿堂入りできてとっても嬉しいよ!ロックの殿堂ってやつは、ロックンロールかそうじゃないかってことで空論を言いがちだからね。僕の音楽も認めてくれて嬉しいよ」と「ローリング・ストーン」誌に語っている。「パブリック・エナミー」は「ランDMC」、「グランドマスター・フラッシュ&ザ・フューリアス・ファイヴ」、「ビースティ・ボーイズ」に続いてヒップホップ・アーティストとしては4組目の殿堂入りとなった。今回の殿堂入りに加え、音楽プロデューサーのルー・アドラーとクインシー・ジョーンズが、ノン・パフォーマーとしてアーメット・アーティガン賞を贈られることになっている。殿堂入りアーティストは音楽業界人によって16組の候補リストから選出されており、今年は初めて一般公募も受け付けていた。殿堂入りの記念セレモニーは来年4月18日(現地時間)にロサンゼルスのノキア・シアターにて行われる予定だ。
2012年12月14日『シックス・センス』『レディ・イン・ザ・ウォーター』のM・ナイト・シャマラン監督が、ウィル・スミスとその息子で俳優のジェイデン・スミスを主演に迎えた最新作『アフター・アース』の第一弾予告編がこのほど公開された。これまで数々の仕掛けで観客をアッと驚かせてきたシャマラン監督の新作の舞台は、タイトル通り“かつて人類が住んでいた未来の地球”だ。『アフター・アース』予告編本作の舞台は、人類がとうの昔の地球を捨てて別の惑星に移り住んでいる未来。宇宙遠征に出たサイファとキタイの親子はトラブルに巻き込まれて見知らぬ惑星へと不時着。緊急シグナル“トーチ”を乗せた尾翼部は行方知れずで、サイファは大怪我を負う。自分たちの惑星に帰るためにひとりで“トーチ”を探すことにしたキタイに父は言う。「ここは“最上級危険惑星”人類が捨てた地球だ」。映画は、どう猛な野生動物が暮らし、見知らぬ世界へと変貌してしまった“かつて地球だった星”を舞台に、キタイ少年が予期せぬ危機に立ち向かっていく様を描く。このほど公開された予告編では、主人公親子が乗った宇宙船がトラブルに巻き込まれて地球へと不時着する衝撃的な映像や、父サイファが“人類を抹消するために進化した”と評する1000年後の地球の脅威が矢継ぎ早に描かれる。これまでのシャマラン作品であれば、おそらく舞台は“謎の惑星”とだけ表記されていたはずだ。しかし、本作ではそれが“かつての地球”であることが早々に宣言され、映画が描くのはそんな設定を上回る“脅威”であることがほのめかされる。果たして本作でシャマラン監督は、これまで以上のスケールのドラマを得て、何を描こうとしているのだろうか?本作は、来年6月初旬に全米公開され、同年夏に日本で公開される。『アフター・アース』2013年夏丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
2012年12月14日アルクは12日、新刊「ロックスターの英語」を発売した。同書は、同社の月刊誌「イングリッシュ・ジャーナル」の「The Voice of EJ」に2001~2009年にかけて掲載されたロックスターのインタビューの中から4本をセレクト。さらに5本のインタビューを追加し、すべてを1本6~7分の長さに編集したもの。ロックスターの「生」の声を収録し、「英文トランスクリプト+日本語訳+語注」を付けた。また、「初級者(TOEIC(R)テスト500点未満)」「中級者(TOEIC(R)テスト500~750点)」「上級者(TOEIC(R)テスト750点以上)」の3つのレベルに合わせた学習モデルプランを掲載。リスニング力をはじめとした総合的な英語力をアップさせることができるという。各インタビューの最後には、「理解度チェック」問題が10題用意され、学習到達度の確認が可能。巻頭には、元祖バイリンガルDJであるキャロル久末氏によるコラムも掲載されている。収録インタビューは、1. 「ポール・マッカートニー(ザ・ビートルズ)」、2. 「ジミー・ペイジ(レッド・ツェッペリン)」、3. 「ザ・ローリング・ストーンズ&マーティン・スコセッシ」、4. 「ノエル・ギャラガー(オアシス)」、5. 「スティング」、6. 「カルロス・サンタナ(サンタナ)」、7. 「ブライアン・メイ(クイーン)」、8. 「ブライアン・ジョンソン(AC/DC)」、9. 「レニー・クラヴィッツ」。サイズはA5判で、204ページ。CDは71分収録。価格は1,890円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月13日ジェイデン・スミスが、ネット上で女性ファンを罵倒したことを否定した。ウィル・スミスとジェイダ・ピンケット=スミスの息子で、『ベスト・キッド』でお馴染みの14歳のジェイデンは今回、インスタグラムから投稿されたメッセージについて自身が書き込んだものでないと主張した。そもそもジェイデンのアカウント@letsmakeitdotorgから投稿されたとされる同メッセージは、ある女性ファンが別のファンに対して「デブ」呼ばわりしたことで激しい討論が繰り広げられた際に、ジェイデンと思われるアカウントから「このクソ女ども、だまれ。その携帯をケツの下に隠してないで、出でこいよ。『MSFTS』(ジェイデンのクロージング・ライン)を着て俺みたいになりたかったら、ヘアスタイリングに無駄金使ってないで、しっかりしてみろよ」とコメントが投稿された模様だ。しかしすぐにジェイデンは、自身のツイッターで「僕は絶対に誰にもあんなこと言わないよ」と同メッセージは自分が送ったものではないと弁明しており、ジェイデンのスポークスマンもGossipCop.comに「これは100%ジェイデンが投稿したものではありません」と本件を全否定している。一方ファンの中には、ジェイデンのインスタグラム・アカウントの頭文字を大文字のLに変えた別のアカウントから送られたものであると考えている人もいるようだ。■関連作品:ベスト・キッド 2010年8月14日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2009 Columbia TriStar Marketing Group, Inc. All Rights Reserved. **ALL IMAGES ARE PROPERTY OF SONY PICTURES ENTERTAINMENT INC. FOR PROMOTIONAL USE ONLY. SALE, DUPLICATION OR TRANSFER OF THIS MATERIAL IS STRICKLY PROHIBITED.
2012年12月10日ROCKPORT(ロックポートジャパン)は、2012年秋冬コレクションよりイメージキャラクターとして、スーパーモデルErin Wasson(エリン・ワッソン)を起用した。エリン・ワッソンは、アメリカ・テキサス州アービング出身で、スタイリスト、女優、実業家であり、ジュエリーのプロデュースや女優としてスクリーンデビューも飾ったりと、多岐にわたって活躍しているモデルである。ロックポートジャパンは、今秋冬からモデルのエリン・ワッソンの起用を記念して「30 DAYS OF STYLE with ERIN WASSON」キャンペーンを実施する。キャンペーンでは、一押しの新作ブーティー他、エリン・ワッソンプロデュースのジュエリー“Low Luv by Erin Wasson”のネックレスや、ロックポートオリジナル商品を提供する。エリン・ワッソン賞には、ロックポートプレジアジップシューティー&Low Luvオリジナルネックレスを5名に、Metropolitan Professional賞には、ロックポートプレジアジップシューティー&ロックポートオリジナルポーチを5名に。ロックポート賞にはロックポートオリジナルポーチを10名にプレゼントする。プレゼント応募方法は、2012年11月12日(月)~12月11日(火)の期間中に、サイトの応募フォームよりチェック。ロックポートは、“Style made comfortable(昼も夜も、週末も。スタイルと履きやすさは妥協しない。)”をコンセプトに、最新のトレンドを盛り込んだデザインとアディダスのパフォーマンステクノロジーを両立させて、快適なシューズを提案している。元の記事を読む
2012年11月13日メンズの路面店として展開していたポール・スミス丸の内店が、今秋増床しリニューアル。メンズ・ウィメンズのフルラインが揃う日本で2店舗目の複合店として、2012年10月12日(金)にオープンする。ポール・スミス丸の内店は、従来のメンズラインに加え、新たにウィメンズラインを展開。シューズやバッグなどのアクセサリーからインポート雑貨まで幅広いアイテムを取り揃える。ウィメンズフロアの手前は、ワーキングウェアを中心とした「ポール・スミス ブラック」のコレクションが、アーティストベン・ニコルソンの作品からインスパイアされた立体的なパネルの前に並ぶ。このエリアには、ポール・スミス自身が撮影した英国ロイヤルバレエ団の写真や、130年以上前に制作されたフランス製の椅子が並べられるなど、装飾にこだわったエレガントな空間を演出。フロアの奥には、メインラインである「ポール・スミス」を展開。コレクションアイテムをはじめ、シューズやアクセサリー、バッグなどを豊富に取り揃える。ここには1970年代のアメリカ製クルミ材とブロンズがジグザグに組み合わされたテーブルや、家具デザイナー ジオ・ポンティとウラジミール・カガンの作品から影響を受けて制作されたオーガニック材のテーブルといったオリジナルとアンティークがミックスされた家具が並べられている。リニューアルオープンにあたり、ロンドンコレクションのキールックでもあったジャケットとパンツを丸の内店限定色で展開。他にも、パイソンのレザーバッグなどスペシャルアイテムの販売が予定されている。【ポール・スミス丸の内店】オープン日:2012年10月12日(金)住所:東京都千代田区丸の内3-3-1新東京ビル営業時間:11:00~20:00TEL:03-3240-0228(2F ウィメンズフロア直通)ポール・スミス公式サイト:元の記事を読む
2012年10月07日先日、劇場公開となった最強のロック・ミュージカル『ロック・オブ・エイジズ』。カリスマ・ロック歌手という役で初のミュージカルでまたも観客を魅了するトム・クルーズを始め、新星ディエゴ・ボネータやジュリアン・ハフなど、若手からベテランまで個性的なメンバーが見事なコラボレートを成し遂げた本作だが、この錚々たるキャストを集めえた人物こそが、監督のアダム・シャンクマンである。連載でお届けしてきた『ロック・オブ・エイジズ』インタビュー最終回に登場してくれたシャンクマン監督が、そのキャスティングにまつわる興味深いエピソードの数々を聞かせてくれた。熱狂的な人気を博しているブロードウェイ・ミュージカルを原作に、オリジナルのミュージカルにはない「ガンズ・アンド・ローゼズ」や「デフ・レパード」など80’sロック音楽をも取り入れることを可能にしたシャンクマン監督は、そのワケを「彼ら(ミュージシャン当人)はこの作品で何か面白いことが起きていると思ったんだ」と話す。「舞台はその時代をかなり魅力的に描いている。そして、それがちょっと馬鹿げているという事実をうまく利用している。そして僕はそういったことを全く馬鹿にしないことに決めていた。僕はストーリーをそのまま語りたかったんだ。僕はこの作品を、舞台を馬鹿にしたようなものにしたくなかった。なぜならそうじゃないからね。それは見事に機能していたよ」。そして「トム・クルーズが魅力的だったというのがあったね」と言う監督。一見、ロック歌手役とはかけ離れたイメージをもつトムが本作に出演するきっかけとは?「彼とはアダム・サンドラーの娘の最初の誕生日パーティーで会った。彼は娘のスリを連れて来ていた。彼は自分の家では『ヘアスプレー』(シャンクマン監督作)がいつもかかっていると言ったよ。それはスリのお気に入りで、彼も何度も観ているって。彼は僕にとてもナイスだった。僕の方は“オーマイゴッド、あなたはトム・クルーズじゃないですか”って感じでね。僕はそのとき子供用の小さな椅子に座っていたんだけど、立ち上がったらその椅子がくっついたままになってね(笑)。彼は笑って、『いつか一緒にミュージカルをやるかもね』って言ったよ。僕は『そんなことは絶対に起きないね』って思ったよ。でもそれからこの映画の話が出てきた。僕はすぐに思ったよ。『もし世界で一番ビッグな映画スターのひとりを捕まえて、世界で一番ビッグなロックスターを演じてもらったら、完璧な相互作用となるぞ!』ってね。なぜなら、その人ならこの役を理解できると分かっていたからね。それで再び会ったクリスマス・パーティで、彼に向かって『僕らが一緒にやれるミュージカルがある』って説明したんだ。彼は考えてから『ありえない』って言ったよ。彼は自分がやったことのない何かをやるチャンスにどう反応していいか分からないといった感じだった。49歳になろうとしていた頃に、突然ロックスターを演じるという話が来て、彼はどう反応していいか分からなかったんだと思う。興奮しながらもね」。トムの“スター”の役づくりにおいては、現場での彼自身のアイディアから生まれたものもあった。それは、トム扮するステイシーのお供のサル、ヘイ・メンだ。「僕は(トムに)『どうやってそれを思いついたの?』って聞いたら、マイケル・ジャクソンやバブルスについて話したんだ。僕が『マイケル・ジャクソンにはバブルス・ザ・チンパンジーという親友がいたね』って言ったら、トムが『友だちが欲しい』となって、モンキーが足されることになったんだ。ヘイ・メンと名付けたのはトムだと思う。でも僕らはノドジロオマキザルを使えなかった。『ハングオーバー!!』のせいでね。それでヒヒにしないといけなかったんだよ」。トム然り、ほぼ全ての主要キャストが監督からのオファーで決定していったが、その中でただ一人、主役の無名俳優、ディエゴ・ボネータだけは何千人ものオーディションから選び抜かれたという。「彼のオーディションはパーフェクトだった。それは『ヘアスプレー』でニッキー・ブロンスキーを見たのと同じようだった。見た後、止まってしまった。全てのオーディション・プロセスが基本的に止まったんだ。そしてニュー・ラインに行って、『見つけたよ。彼の名前はディエゴ・ボネータだ』って言ったら、『何言ってるの?誰?ノーだね。僕らはザック・エフロンが欲しい』ってなってね。僕は『ノーだ。ザックは僕のためにこういった役をやってくれた。でも僕は新鮮な人が欲しい。それはディエゴ・ボネータだ!』って言ったんだ。彼らは『オーケー。それにはある程度の証拠が必要だ』ってなってね。だから、彼には6回オーディションに来てもらうことになったんだ」。異色のキャストと言えば、ホットなキスシーンも披露する英コメディアンのラッセル・ブランドと大御所アレック・ボールドウィンのキャスティングも気になるところ。2人はこの役にどう臨んだのだろうか?「アレックとは何年も友だちで、この役をやってもらいたいと言ったんだ。そしたら、アレックはこの作品に興味を持っていて、電話をかけてきた。彼はどんなキャラクターかも知らなかったけど、この作品に関わりたかったんだ。それで僕は『あなたはロックのナイトクラブを経営していて、音楽が大好きで、60年代からラリっていて、そこで止まってしまっている男の役だよ。彼はあまりに長い間ずっとラリっていて、自分がゲイだったことに気づかないんだ』って言ったんだ。そしたら彼は『僕はこの映画に夢中だ!』ってなってね。それでおしまいだよ。ラッセルには、『君にはアレック・ボールドウィンの相棒で、彼の愛人になる役をやってもらいたい』って言ったら、彼も『僕はこの作品に夢中だ!』ってなったよ。だから話し合うことはほとんどなかったね」。実は本作、たったの5週間という短い期間で準備をしたと明かすシャンクマン監督。その中でも過密を極めたのは大女優、キャサリン・ゼタ・ジョーンズとの撮影。ミュージカルにはない新しい役として、監督は彼女の存在は本作の時代背景にリアリティをもたらすのに不可欠だったという。「僕がそのキャラクターを作ったんだ。なぜならクラブやロックンロール全般、ステイシー・ジャックス、そういったこと全てを止めさせるのにもっとリアルで感情的な危機感をあおる悪役が欲しかったからね。本当にそういったことがその時代に起きていたし。その時代のドキュメンタリーを見たら、こういった母親たちがいつも反対していたんだ。それらは“サタンの音楽”と呼ばれてね。それはとてもリアルなことだった。ティッパー・ゴア(元米国副大統領アル・ゴア夫人)が上院に行って、検閲しようとしたんだ。アルバムにステッカーを貼ってね。そしてその歴史がミッシェル・バックマン(大統領選挙の共和党候補)なんだ。僕らが映画を準備しているとき、忌々しいコマーシャルが流れていたんだ。僕は『なんてこった。いま映画で何をやるべきか分かっている』ってなって、それでキャサリン・ゼタに電話したんだ。彼女は脚本を読まず、僕が何も言う前に『ダーリン、ぜひやりたいわ。いつ始めるの?』って言ったよ。それはとてもクールだったね」。最後に、シャンクマン監督はキャスティングについて笑顔で語った。「『どうやってこのキャストを集めたの?』って言われるけど、ある意味簡単だったんだ。そう言うのはちょっと気が引けるけど。『ヘアスプレー』が僕に多くの資産をもたらしてくれたんだ。この世界での信用をね。この世界に感謝するよ。役者たちも気に入っていた。誰もが自分たちが思っていた通りの世界にいると感じていたからね。たぶん、それは僕の頭の中にミュージカルがあるからなんだ。僕にとってはそうするのはとても簡単なことなんだ」。『ロック・オブ・エイジス』連続インタビュー■vol.1:メアリー・J・ブライジ■vol.2:マリン・アッカーマン■vol.3:ジュリアン・ハフ&ディエゴ・ボネータ■関連作品:ロック・オブ・エイジズ 2012年9月21日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC.
2012年09月28日