●パソコン版での共有方法知りたい場所の地図がすぐに見ることができるGoogleマップ。様々な機能が搭載されているこのアプリでは、目的地や現在地を表示させるだけにとどまらない多彩な使い方が可能です。この記事では、待ち合わせやルート確認など知っておくと役立つ使い方を紹介していきたいと思います。今回は「マップ上の場所を他の人と共有する方法」について。***目的地をすぐに検索できるのがGoogleマップの強みですが、しかしいざGoogleマップで調べた場所や待ち合わせ場所を他の人に教えるとなると、どうすればいいのか悩んでしまう方も多いかもしれません。そこで活用したいのがマップの共有機能。目的地の場所を記載したマップのURLを取得して、メールやメッセージアプリ、SNSなどに張り付けることで相手に送ることが可能です。それでは使い方を紹介していきましょう。○PCでマップを共有する方法パソコンからブラウザでGoogleマップを使っている場合は、マップ上にマーカーをつけた上でURLを取得します。マーカーとは、検索した際などマップ上に場所の位置を示すおなじみの赤い印のこと。手順はまず、目的地の検索、またはマップ上にある目的地をクリックしてマップ上にマーカーをつけた状態で、検索フォーム左にある1×3アイコン(検索窓左の三本線)をクリックします。出てきたメニューの中の「地図を共有または埋め込む」を選択するとURLが表示されるので、これを右クリックメニューなどでコピーして、あとはメールなどに張り付ければ完了です。また、URLの文字数が多いのが気になる場合は、URL表示画面の右上に表示されている「短縮URL」の項目にチェックを入れると、Googleの短縮URL サービスで文字数の少ないURLに変換されます。このURLをクリックすると、ブラウザが開いて目的地にマーカーがついた状態のマップが表示される仕組みです。また、スマートフォンやタブレットにGoogleマップアプリをインストールしていたら、アプリで開くこともできます。●モバイルアプリ版での共有方法○モバイルアプリ版は「共有」で利用するアプリを選択スマートフォンやタブレットの場合は、Googleマップアプリから共有が可能。まずはPCの時と同様に検索やタップをして目的地にマーカーをつけます。すると、画面下に目的地名が表示されるので、ここをタップ。その後、情報画面内に「共有」という項目が出てくるのでこれをタップします。もし、「共有」が見つからない場合は、画面右上に1×3アイコンをタップして「共有」を選択する方法でも大丈夫。どちらの方法でも、「共有」をタップすると共有可能なアプリのメニューが現れるので、使いたいものを選択しましょう。共有先のアプリが起動して、目的地名と住所、マップの短縮URLが記載された画面が表示されます。●スマホで現在地を相手に送る○スマートフォンで現在地を相手に送るには?目的地の場所を共有する方法を紹介してきましたが、場所の共有で意外に使うことが多いのが待ち合わせの時。しかし、残念ながら現在のバージョンのGoogleマップでは現在地をすぐに共有できる機能はありません。ではどうすればいいのでしょうか。方法は2つ。ひとつは先に紹介したマップ上をタップしてマーカーを指定して共有する方法で、画面を拡大してから現在地をタップして送ります。ちょっとスマートとは言いがたいですが、一番わかりやすい方法でしょう。もうひとつはGoogleマップに対応しており、なおかつ現在地情報を送る機能があるアプリを利用する方法。例えばLINEではトーク画面の「+」ボタンをタップして「位置情報を送信」を選択し、画面右下の現在地ボタンをタップしてから「この位置を送信」をタップ。相手に現在地をLINEで送ることが可能で、地図はメニューの「マップを起動」でGoogleマップを使って開くことができます。Googleマップの共有機能はちょっとした操作で簡単に目的地の情報を送ることができるのが便利なところ。ビジネスの場ではもちろん、日常のイベントでも活用できるでしょう。マップを送る機会が多い方はぜひ、知っておきたい使い方です。
2015年08月08日米Googleは5日(現地時間)、Nexusデバイスに対し、毎月セキュリティおよびプラットフォームの定期アップデートをOTAで配信すると発表した。対象端末は、Nexus 4、Nexus 5、Nexus 6、Nexus 7、Nexus 9、Nexus 10およびNexus Player。初回のアップデート配信は同日5日から。このセキュリティアップデートには、セキュリティ企業Zimperium zLabsが明らかにした、Androidのメディア再生エンジン「StageFright」に関する脆弱性の修正も含まれている。修正は、Androidのオープンソースプロジェクト経由で公に公開される。Nexusデバイスは少なくとも、購入後2年間はメジャーアップデートを受信できるほか、セキュリティパッチを3年間以上受け取れる。同社は、「セキュリティの優先度は最上級。毎月のデバイスアップデートは、ツールレスでユーザーを安全に保つものだとしている。
2015年08月06日米Googleは5日(米国時間)、自社ブランドのAndroid端末「Nexus」シリーズ向けに同日より無線を利用したOTA(Ovet the Air)形式でアップデートを行うと発表した。今後、セキュリティにフォーカスしたアップデートを毎月行っていく方針だ。対象となるのはNexus 4および同5、6、7、8、9、10とNexus Player。このアップデートには、7月末にZimperiumが明らかにしたメディアライブラリ「Stagefright」が関連する脆弱性の修正も含まれる。同時に、メーカーや通信事業者が修正を提供できるようAndroid Open Source Project(AOSP)にも修正を配信する。Stagefrightの脆弱性については、マルチメディアメッセージ(MMS)を受信するだけでユーザーが気がつかずに感染し遠隔から操作が可能であること、95%のAndroid端末が影響するといわれることなど、注目を集めた。Googleによると、今後Nexusデバイス向けに毎月セキュリティにフォーカスしたアップデートを行っていくという。これらの取り組みを通じて、他のAndroidメーカーや通信事業者にもアップデートを奨励する狙いだと思われる。Androidのセキュリティ問題が懸念される中、Googleはアプリの安全性についても他のアプリから分離して動かす「Application Sandbox」モデルの導入、アンチウイルスのような、アプリの確認のためのスキャンをデバイスに対しバッグラウンドで行う「Verify Apps」、セキュリティのバグ発見に対し報酬を支払う「Android Security Rewards Program」の展開などの取り組みを行っており、公式アプリストア「Google Play」で公開されているアプリの安全性をアピールしている。
2015年08月06日Googleは7月31日、アプリ提供企業向け新サービス「Google Play ストア内検索広告」の提供開始を発表した。アプリの提供企業は、グーグルのAdWordsの「モバイルアプリのインストール」を利用していれば、Google Play ストアへの検索広告を掲載できる。ユーザーが欲しいアプリを検索すると、ジャンルに関連するアプリであれば「Ad」と追加されたアイコンが検索結果の最上位に表示される。Booking.comやNordeus といった企業は、Google Play ストア内検索広告を活用している。Nordeusは導入後に「新しいアプリを今まさに探しているユーザーへのリーチ機会が拡大した」とコメントしている。広告掲載企業に向けた新たなキャンペーンを近日中に実施する。キャンペーンは、広告の文章、リーチしたいターゲット、予算、目標インストール単価を入力することで、プロモーションがを利用できる。キャンペーンは、Google Playへの広告出稿のほか、Google検索、YouTube、AdMob アプリ内広告ネットワーク、Google ディスプレイ ネットワークのサイトでも提供する予定だ。
2015年08月03日●スター機能とは?知りたい場所の地図がすぐに見ることができるGoogleマップ。様々な機能が搭載されているこのアプリでは、目的地や現在地を表示させるだけにとどまらない多彩な使い方が可能です。この記事では、待ち合わせやルート確認など知っておくと役立つ使い方を紹介していきたいと思います。今回は「お気に入りの場所を保存する方法」について。***Googleマップを使って行きたい場所を検索したのはいいけれど、同じ場所を表示させるために何度も検索するのは面倒ですね。また、旅行やデートなどのプランを立てる時に行く予定の場所をマップ上に保存しておいて、出先からスマートフォンで確認できるようにしておくことができたら当日はあわてずにすむはず。Googleマップでは、マップ上の気になるスポットやポイントを「スター(お気に入り)」として保存することが可能です。それではスター機能の便利な点と、使い方を紹介していきましょう。○知っておいて損はないスター機能とは?ブラウザでよく見るサイトをお気に入りとして登録するのと同じように、Googleマップでは、検索などで出したお気に入りの場所をマップ上に「スター」と呼ばれる黄色い☆印として表示・保存させることができます。このスターを登録するメリットは、マップ上に目印がつくだけではなく、同じGoogleアカウントのマップならどの端末からでもチェックできること。つまり、パソコン上から登録したものをモバイルデバイス上で確認できたり、またはその逆も可能です。出かける前にあらかじめ目的の建物やお店、施設を登録しておくと便利でしょう。●パソコンを使ってスターを登録する○パソコン版でスター登録するには続いてはスター機能の登録方法について紹介していきましょう。まずはパソコン版の操作方法から。Googleマップのスター機能を使うには、Googleアカウントでログインする必要があります。ブラウザでGoogleマップを開いて画面右上の「ログイン」ボタンをクリックしましょう。お気に入りの登録方法は場所を検索してから登録する方法と、マップ上でクリックした場所を登録する2通りがあります。検索から登録する方法では、Googleマップの検索フォームに行きたい場所を入力して表示させると、検索フォームの下に場所についての情報ウィンドーが現れるかと思います。このウィンドー内に☆マークがあるので、ここをクリックしましょう。これでスターの登録が完了。お気に入りを保存すると、マップ上の該当場所に黄色い☆印が表示されているはずです。●スマホからスターを登録する○任意の場所も3クリックでお気に入り登録が可能どんな場所でも、Googleの検索で出してお気に入りに保存できますが、小さなビルや空き地といった検索データベースにインデックスされていない場所もありますね。そういう場合、マップ上の目的地を直接クリックすると、検索フォームの下に住所や位置情報が表示されるので、さらにこの位置情報画面内に表示されている位置情報をクリックしましょう。すると検索の時と同様に☆マークが現れるので、あとは通常のお気に入り保存同様にクリックすれば登録完了です。○モバイルアプリ版からお気に入りを登録するには?パソコン版に続いて、次はモバイル版での登録方法。こちらもGoogleアカウントでのログインが必須です。方法はGoogleマップのアプリ画面左上にある1×3ボタンをタップして、「ログイン」をタップすればログイン画面に移行します。モバイルアプリ版の場合も、基本的な操作はパソコン版とほぼ同じ。まずフォームで検索するか、またはマップ上の任意の場所をタップして目的地情報のダイアログを出します。ダイアログが出てきたら、その中の目的地名をタップしましょう。すると詳細情報画面に移行するので、その中の☆マークをタップすれば完了です。Googleマップのスター機能は決して派手な機能ではありませんが、簡単な操作で使いどころが多いという点で役立つ機能。仕事・プライベートどちらにでも活用できるでしょう。
2015年08月02日Googleは、同社が提供する翻訳アプリ「Google Translate」をアップデートし、端末のカメラを看板やポスターにかざすことで翻訳される「Instant Visual Translation」機能の対応言語を27言語に拡大させる。Android/iOS向けに数日をかけて提供する。「Instant Visual Translation」は、今年の1月に「Google Translate」に追加された機能。端末のカメラを対象の看板や標識にかざすと、撮影をすることなく、画面上にリアルタイムで翻訳される。これまでは、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語の7言語のみの対応だったが、新たに20言語が対応言語として追加される。ただし、日本語はここに含まれていない。追加言語は以下のとおり。ブルガリア語、カタロニア語、クロアチア語、チェコ語、デンマーク語、オランダ語、フィリピン語、フィンランド語、ハンガリー語、インドネシア語、リトアニア語、ノルウェー語、ポーランド語、ルーマニア語、スロバキア語、スウェーデン語、トルコ語、ウクライナ語など。また、異なる言語の会話をリアルタイムで翻訳する音声会話モードも高速化され、通信速度が遅い環境でもよりスムースに動作するようになる。音声会話モードの対応言語は32言語。
2015年07月30日米Googleが「Google Translate (Google翻訳)」アプリのインスタントビジュアル翻訳機能の対応言語を27言語に拡大し、また音声会話モードの音声翻訳の性能を向上させる。インスタントビジュアル翻訳は昨年5月にGoogleが買収したビジュアル翻訳アプリ「Word Lens」を用いた機能で、モバイル端末のカメラを使って標識や看板などをキャプチャすると、書かれているテキストが画面上でリアルタイムで翻訳される。オフラインでも利用可能。これまで対応言語が英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語の7カ国語だったが、ブルガリア語、オランダ語、スウェーデン語、ウクライナ語など20言語が追加された。残念ながら日本語は含まれない。音声会話モードでは設定した2つの言語で話し言葉がリアルタイムで翻訳され、異なる言葉を話す人がモバイル端末を介して会話できる。対応言語は32言語。アップデート後は、通信速度が遅い環境でもよりスムースにレスポンスよく動作するようになる。2つのアップデートはAndroid版およびiOS版のGoogle Translateアプリで利用可能、数日をかけてロールアウトされる。
2015年07月30日米Googleは27日(現地時間)、従来、利用にGoogle+アカウントが必要であった「YouTube」を、Googleアカウントのみで利用できるようにした。Googleは、ひとつのGoogle+アカウントで同社の各種サービスを利用できるようにしているが、「同じアカウントを使えて便利だ」という声がある一方で、「Googleの他のサービスを使うのに、Google+のプロフィールは意味が無い」という意見も確認したとする。これを踏まえ、コンテンツを共有する「Google+」ではSNSとしての面をより追求していく一方で、SNS以外のGoogleのサービスについては、Google+プロフィールではなくGoogleアカウントの利用を段階的に進めていくとした。まずは今後数カ月のうちに、Googleアカウントで「YouTube」のコメント投稿やチャンネル作成などが行えるようにする。投稿したコメントは、YouTubeのみに表示され、Google+上には現れない。また、同社はすでに「Google+フォト」から「Googleフォト」アプリへの移行も進めているとした。
2015年07月29日米YouTubeは7月27日(米国時間)、今後数週間で、YouTubeにおいて動画のアップロード、コメント投稿、チャンネル作成を行う際に、Google+のプロフィールが不要になると発表した。これにより、 YouTubeで投稿したコメントはYouTubeでのみ表示され、Google+では表示されなくなる。逆に、Google+で投稿したコメントはYouTubeに表示されなくなる。ただし、現在、Google+のプロフィールを削除すると、YouTubeのチャンネルまで削除されてしまうので、Google+のプロフィールを削除したくても、数カ月は待つようにとのことだ。このアナウンスは、日本のYouTubeのヘルプにも公開された。なお、YouTubeにGoogle+アカウントとの統合が必須になった新しいコメントシステムが導入されてから、悪質なコメントが増えたためランキングシステムを改善したところ、コメントへの低い評価が35%減ったという。
2015年07月29日Googleは7月28日、報酬型の紹介サービス「Google Apps 紹介プログラム」を開始したと発表した。Google Apps for Workは、Googleが提供する有料のクラウド型グループウェア。ビジネス用のメール、オンライン ストレージ、共有カレンダー、ビデオ会議など、仕事を効率化するためのツールが使えるほか、無料サービスにはない電話によるサポートを提供している。この紹介プログラムは、Google AppsのユーザーがまだGoogle Appsを利用していない知人などにサービスを紹介できるというもの。紹介された知人が有料サービスに登録すると、紹介者には1ユーザーにつきGoogleから1800円の報酬が支払われる。紹介数に制限はないが報酬額には限度があり最大18万(100ユーザー)。参加するには、専用のWebサイトからメンバー登録して紹介用のリンクが取得し、知人にリンクを付けたメールを送信する。なお、報酬を得るには、紹介したユーザーが単一のアカウントであること(マルチアカウントではない)、紹介したユーザーが有料版サービスを120日以上使い続けることなどの条件がある。
2015年07月29日米Googleは27日(米国時間)、サービスの利用に必要なログオンやアカウントについての変更を発表した。これまで利用にGoogle+プロフィールの利用が義務付けられていたサービスで必須ではなくなり、Googleアカウントのみで利用できる。この変更はまず、「YouTube」で有効となる。Googleは各種サービスに対し1つのアカウントでログオンできるようにしているが、これは「便利だという意見がある一方で、Google+のプロフィールを他のGoogleサービスで利用することは意味をなさないという意見もあった」とGoogleは説明している。YouTubeについては、2013年よりコメントする際ににGoogle+アカウントが必須となっている。今回の変更はこれらの声を受けたもので、段階的にGoogleの各種サービスでのGoogle+プロフィールの利用を停止する。かわってGoogleアカウントを利用するが、プロフィールを公開するGoogle+とは異なり他の人による検索やフォローができなくなる。すでにGoogle+プロフィールを作成しており、Google+そのものを利用する予定がないユーザーに対しては、公開されたプロフィールの管理や削除の手段を提供するとしている。変更は数カ月かけて段階的に行われるという。今回の変更はGoogle+の改善の一部となる。Googleによると、5月に発表した「Google+ Collection」などの新機能を加えると同時に、機能の整理も進めている。すでに「Google+ Photos」については「Google Photos」アプリへの機能の移行を進めているほか、「Hangouts」やその他のアプリに位置情報を共有できる機能を追加する準備を進めているという。これらにより、Google+の体験を改善し、エンゲージを強くできるとしている。
2015年07月28日米Slack Technologiesは7月23日(現地時間)、公式ブログにて同社が提供するチームコミュニケーションツール「Slack」がGoogleカレンダーと連携したことを発表した。Slackは、開発者を中心に人気を博しているチーム向けのコミュニケーションツール。今回の連携により、Googleカレンダーに登録したイベントを、指定したチャンネル上に自動で通知することができるようになる。Googleカレンダーは複数連携できるので、たとえば個人用カレンダーを連携して1日のスケジュールを毎朝自分宛に通知するようにしたり、共有カレンダーとチームのチャンネルを連携して会議の15分前に参加者全員に開始時刻を通知するといったことが可能となる。
2015年07月27日米Googleは21日(現地時間)、Googleドライブから直接ドキュメントをデスクトップ版Microsoft Officeで開けるプラグイン「Google ドライブ プラグイン for Microsoft Office」の提供を開始した。同社サイトから無料でダウンロードできる。今回提供されたプラグインは、Microsoft Officeソフトと連携。Google Driveに保存されているWordやExcel、PowerPointなどのOfficeドキュメントを直接デスクトップ版Officeで開き、データ編集後にはドキュメントをGoogleドライブへ直接保存できるようになった。同社では、チームで同じドキュメントを共有したり、複数のデバイスから同じドキュメントにアクセスする場合に便利としている。
2015年07月23日米Googleは21日(現地時間)、Google マップの新機能として、自分の移動履歴を自動で収集して表示する「Your Timeline」を発表した。同日よりWeb版とAndroid版を順次提供していく。Your Timelineは、ユーザーが訪れた場所の履歴を地図と一緒にタイムラインとして残せるサービス。歩行、車、バスや電車などの移動手段も記録できるほか、任意の場所に名称を付けることが可能だ。フォトストレージサービス「Google フォト」との連携で、その場所で撮影した写真も合わせて表示できる。プライバシーに配慮し、閲覧できるのはユーザー本人のみ。また、保存されている履歴を指定して削除することも可能。利用には、Googleのアカウント設定から「訪れた場所」を有効にする必要がある。
2015年07月23日米Googleは現地21日、地図サービス「Google Maps」の新機能として、自分が訪問した履歴を管理できる「Your Timeline」を発表した。Androidとデスクトップ版に対応、順次提供していく。Your Timelineは、ユーザーが訪問した場所の履歴をたどれるサービス。利用には、Googleアカウントで位置情報の履歴となる訪れた場所をオプトインしておく必要がある。Google Maps上に日時とともに訪問ルートを表示し、歩行、車、バスなどの公共機関などの移動手段も記録する。日付からその日の履歴を表示でき、レストランや美術館などのほか、住所に対して「実家」「⚪️⚪️の家」のように名前もつけられるという。写真サービスの「Google Photos」と連携も可能で、そのとき、その場所で撮影した写真を合わせて表示する。プライバシーにも配慮し、Your Timelineはそのユーザーのみが閲覧できる設定になっており、保存するロケーションについても選択できるという。履歴の一部あるいは全行程削除することもできる。
2015年07月22日Googleは8月1日に、フォトストレージサービス「Google+ フォト」を廃止することを発表した。同社はGoogle+上に「Goodbye Google+ Photos, hello +Google Photos!」と題したメッセージを投稿。Google+ フォトにアップロードしたデータは「Google フォト」に引き継がれることを明かし、現行サービスのユーザーにGoogle フォトの利用を呼びかけた。Google フォトは、今年5月にGoogle+ フォトから独立した新フォトストレージサービス。1,600万画素までの静止画と1080pまでの動画を、無料かつ容量無制限で保存できる。
2015年07月22日Google Japanは21日、Googleマップ日本版が10周年となることを記念し、Googleマップの歴史を振り返るとともに、槍ヶ岳のストリートビューの公開を発表した。Googleマップ日本版は、デスクトップ向けが2005年7月14日に、モバイル向けローカル検索が同年7月20日に開始。当初はカーナビ用の地図画像をそのまま表示していたが、モバイル向けのサービス開発に注力していくなかで、乗換案内機能や、現在地を示す「青い点」、駅や空港など建物の構内図を表示する「インドアマップ」などを、まずモバイル向けに実装させていった。「地図を様々な視点で提供することも、Googleが力を入れてきたことの1つ」といい、2005年に衛星写真をマップ上で公開してから、真上や斜め45度から見た衛星・航空写真を提供してきた。また、2012年には自動的に街を3D描画する、3Dモデリング技術も導入した。実際に街を歩くのと同じ目線での現地写真を閲覧できる「ストリートビュー」は2008年から開始。撮影対象地域は、通常の道路から寺社仏閣や観光地、世界遺産等に広がっていった。2013年からは人が担いで撮影するトレッカーも導入し、山々の撮影などが可能となった。今回、Googleマップではサービス開始10年を記念し、トレッカーで撮影した槍ヶ岳のストリートビューを公開する。2011年3月11日に発生した東日本大震災では、Googleは災害関連情報を集めた特設サイトを公開。安否情報を検索・確認できるパーソンファインダーや、被災地の交通が機能しているかを共有する交通事実績情報などの各種サービスを提供した。Googleマップでも震災を機に、過去の画像にアクセスできる「タイムマシン機能」を新たに開発。これは「震災前に撮影されたストリートビューの画像を残して欲しい」という声に応えたもので、被災地の航空写真の更新も継続して記録している。同社は、この10年を振り返り「この旅路において、日本のユーザーの皆さんからいただいたご要望や励ましの声は、私たちにとって何ものにも代えがたい宝物です」と感謝を綴っている。
2015年07月22日Googleは7月14日(米国時間)、「Google Developers Blog: Lighting the way with BLE beacons」において、同社が推進する新しい電子ビーコンに関する取り組み「Eddystone」を紹介するとともに、この取り組みを推進するために多くのデベロッパに開発に参加してほしいと呼びかけた。GoogleはGoogle Mapsをはじめとする位置情報サービスを提供している。電子ビーコンの普及はGoogle Mapsの機能強化に結びつくとともに、パーソナル・アシスタントであるGoogle Nowにもそのデータを転用できるなどの高い相乗効果が期待できる。Googleが電子ビーコンに関する取り組みを進めている背景には、同社の提供しているサービスの質の向上や魅力の向上があると見られる。Googleはこれまで電子ビーコンに関する事業者と取り組みを進め、既存の技術では機能やセキュリティの面で不足があるとし、要求を満たすとともに、オープンな規格として自由に使用できるフォーマットが必要だと指摘。そのために「Eddystone」と呼ばれるオープンなBLEビーコンフォーマット(Bluetooth low every beacon format)を開発して公開したようだ。仕様や実装系はGitHubの下、Apache 2.0ライセンスで公開されている。Googleはすでに今年に入ってからポートランドで電子ビーコンを使った実証実験を開始している。実証実験では電子ビーコンを使ってGoogle Mapsを使ったトランジットサービスの質を向上させるというもの。Google Mapsはすでに多くのユーザにとって欠かすことのできないツールとなっており、今後、この電子ビーコンの取り組みが同社のサービスにどのような変化をもたらすのか注目される。
2015年07月17日米Googleは14日(現地時間)、「Google マップメーカー」の編集機能について、8月上旬にサービス再開予定であることを示唆した。Google マップメーカーのプロダクトマネージャー Pavithra Kanakarajan氏は、Google プロダクトフォーラム上に「Map Maker reopening in early August」と題したメッセージを投稿。Google マップメーカーの編集機能を8月上旬に再びリリースする予定であることを明かしている。Google マップメーカーは、Googleマップの表示を編集できる地図作成サービス。同サービスは、実際に存在しない地名や施設名をGoogleマップ上に記すいたずらに対応する目的で、5月13日より一時停止していた。
2015年07月15日米Googleは7月14日(現地時間)、Bluetooth Low Energy(BLE)ビーコンのオープンフォーマット「Eddystone」を公開した。AppleのiBeaconがプロプリエタリな技術であるのに対して、Eddystoneはオープンネスを特徴としている。iBeaconによって採用例が増えているBLEビーコン。美術館の館内でユーザーが鑑賞している作品の説明をスマートフォンのアプリに表示するなど、スマートフォン使用者のロケーションを把握し、それに基づいて関連する情報を提供する。測位と情報提供でユーザーをガイドするような技術であり、Googleは英国のエディストン灯台からEddystoneと命名した。Googleによると、BLEビーコン技術を活用したソリューションを提供しようとする開発者やメーカーにとって既存技術は制限が多く、そこで同社は実際の生活における利用ケース、クロスプラットフォーム対応、セキュリティを満たすBLEビーコンのフレームフォーマットの構築に乗り出した。GoogleはEddystoneをより多くの利用ケースにビーコン技術を拡大できるようにデザインした。AndroidとiOSをサポートし、ハードウエアメーカーは1つのハードウエアで複数のモバイルプラットフォームと幅広いアプリケーションシナリオに対応できる。既存のBLEビーコンについてもファームウエアのアップデートでEddystone互換を実現できる。拡張性と相互運用性のあるプロトコルになっており、現時点ではハードウエアパートナーに限られるが、近い将来にEddystone認定プロセスを公開する。また、プライバシー保護とセキュリティを確保するためにEphemeral Identifiers (EIDs)を組み込んだ。EIDは頻繁に変更され、権限を与えられたクライアントだけにデコードが限られる。これによって紛失した鍵を見つけたり、空港で多くの荷物の中から自分の荷物を見つけるというようなシナリオが可能になる。GoogleはEddystoneプロジェクトの成果をApache v2.0ライセンスで公開する。今年初めにGoogleは米オレゴン州ポートランドでビーコンを用いた乗り換え通知サービスをGoogle Mapsで開始したが、Googleも同社の製品の改善にEddystoneを取り入れている。間もなくGoogle Nowでも活用されるようになり、たとえばユーザーがレストランに入ったら、その店のメニューのカードを表示するといったことを実現するという。
2015年07月15日CarPlayやAndroid Autoなど、ここのところ名だたるITベンダーの自動車業界進出が激しいが、最近ではさらにAppleやGoogleなどの名前を冠した自動運転車プロジェクトの米国内での目撃情報が相次ぐなど、動きが活発化している様子がうかがえる。一方で、自動車メーカーらはこの動きを非常に警戒しており、特に事業のコアである「運転制御」の技術情報や、自動車から得られる各種データをこれらITベンダーに渡さないよう、データ利用に制限をかける意向だという。同件はReutersが内部関係者の話として伝えている。現在のところ、自動車メーカーとAppleやGoogleらITベンダーとの関係は「カーエンターテインメント(もしくはインフォテインメント)」の世界に留まっているが、一部自動車メーカーによれば、ステアリングやブレーキ、スロットルといった自動車制御に関わる情報について、これら技術パートナーには渡さないと説明しているという。現在、自動車の制御システムは新しい世代の技術へと移り変わりつつあり、特に自動運転など各種制御系システムに食い込むべく、ベンダー各社が参入を図っている段階だ。一方で、省燃費や安全に関わる運転制御の技術や、今後「Connected Car」として日々の自動車利用から得られる膨大な情報は自動車メーカーにとってのコアであり、データ解析などを合わせ将来的に膨大な収益源となる可能性を秘めている。ゆえに、この虎の子を渡したくないと考えるのは当然の動きだろう。以前からこうした話は何度かあり、電機メーカーらが新技術を携えて自動車メーカーへの売り込みを行ったものの、自動車メーカーは制御系システムへのアクセスを制限する形で対応していたという。これら参入を画策していたメーカーは一部品メーカーの域を出ることはなく、旨みも少ないという理由で自動車メーカーへの接近を諦めるケースが後に報告されている。AppleとGoogleも同様のスタンスで対応される可能性が高いとみられ、ITベンダー側としても関連メーカー含めて膨大な雇用を抱える自動車業界相手に、正面から圧力をかけて対応することは難しいとみられ、もうしばらくはアクセス可能な情報を巡って異なる業界同士のつばぜり合いが続きそうだ。
2015年07月11日米Googleは7月8日、HDMI接続のスティック型端末「Chromecast」の純正オプション品として「Chromecast 用イーサネット アダプタ」を発売した。米Google Storeにおける価格は15ドル。日本国内では発売されていない。Chromecastは、Wi-Fiを通じてスマートフォンやタブレットと連携し、Chromecastを挿したテレビやディスプレイにコンテンツを表示する製品。今回発売されたイーサネット アダプタを利用することで、Wi-Fi接続が困難な場合でも、ルーターに有線LANで接続することが可能となる。本体サイズは58×52×24mm、重量は86g。ChromecastとはUSBケーブルで接続する。
2015年07月09日米Googleがスティック型デバイス「Chromecast」用の有線LANアダプター「Ethernet Adapter for Chromecast」を発売した。米Google Storeでの価格は15ドル。ChromecastはテレビのHDMIポートに接続するスティック型端末で、Wi-Fi経由でインターネットに接続してオンラインコンテンツをテレビで楽しめるようにする。テレビの周辺でWi-Fi接続が不安定な場合、Ethernet Adapterを使うと有線LAN(10/100 Ethernet)経由で安定したコンテンツ受信が可能になる。本体サイズは58×52×24ミリ、重さは86グラム。USBケーブルでChromecastのMicro-USBポートに接続し、Chromecastの電源アダプターを兼ねた本体にLANケーブルを差し込む。
2015年07月09日Google傘下のWazeがイスラエルのグッシュ・ダン地域において、Androidアプリ「RideWith carpool by Waze」を通じてカープール(相乗り)を仲介するサービスの試験的な提供を開始した。UberやLyftなど成長著しいカープールサービスがタクシー産業を脅かすような存在になっているのに対して、RideWithは通勤時の道路渋滞の緩和を目的としたサービスになっている。Wazeは、RideWithをインストールした人が一定数まで増えた地域、つまり相乗りを受け付ける車利用者と相乗りを希望する人が多い地域からサービス提供を開始する。また現時点では通勤で道路が混雑する時間帯に提供を限っている。アプリを通じてカーシェアを希望すると、RideWithは目的地が近い車通勤者に燃料費や車の価値の目減り分をベースにした相乗り料金を提案する。車利用者が受け入れると、相乗り希望者に通知が届く。
2015年07月07日グーグルは5日、「明治日本の産業革命遺産」がユネスコの世界遺産に登録されたことを受け、松下村塾など28施設をGoogleマップのストリートビューで公開した。「明治日本の産業革命遺産」は、19世紀末から20世紀初頭に、日本の近代化を牽引した製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業に関連する遺産で、現在も稼働する工場を含む23の構成資産からなっている。今回のプロジェクトは、「明治日本の産業革命遺産」(23構成資産)のうち17構成資産から、新たに23施設を撮影した。既に公開済みだった5施設とあわせ、計28施設をストリートビューで閲覧できる。新たに公開した「松下村塾」では、通常は立ち入りが禁じられている室内も許可を得て撮影。吉田松陰が授業を行っていた部屋や寝泊まりしていたといわれる屋根裏部屋の写真を公開した。○公開された「明治日本の産業革命遺産」(全28施設)※は以前から公開済みの施設1.端島炭坑※2.松下村塾3.松下村塾(吉田松陰幽因ノ旧宅)4.三池炭鉱専用鉄道敷跡5.三池港6.三池炭鉱 宮原坑7.三池炭鉱 万田坑 ※8.小菅修船場跡9.旧グラバー住宅 ※10.高島炭坑11.三重津海軍所跡12.三角西(旧)港 ※13.旧集成館(反射炉跡)14.旧集成館(機械工場)15.旧集成館(旧鹿児島紡績所技師館)16.寺山炭窯跡17.関吉の疎水溝18.萩反射炉19.恵美須ヶ鼻造船所跡20.萩城下町(木戸孝允旧宅)21.萩城下町(北の総門)22.萩城下町(萩城外堀)23.萩城下町(口羽家住宅)24.萩城下町(指月山)25.大板山たたら製鉄遺跡26.橋野鉄鉱山・高炉跡27.橋野高炉跡 ※28.韮山反射炉
2015年07月06日Googleは6月26日(米国時間)、「An update on Eclipse Android Developer Tools|Android Developers Blog」において、今年の終わりにはEclipse向けのプラグインである「Android Developer Tools (ADT)」の開発および公式サポートを終了すると発表した。開発終了となるソフトウェアにはAndroid Antビルドシステムも含まれている。GoogleはAndroid向けアプリケーションの開発環境としてここ数年「Android Studio」の開発に力を注いでいる。今回、Eclipse向けのプラグインとして提供してきたAndroid Developer Toolsの開発を終了する背景には、Androidの開発環境をAndroid Studioに絞っていきたい狙いがあると見られる。「Android Studio」はAndroid Developer Toolsで作成したプロジェクトをインポートする機能を持っているため、既存のAndroid Developer Toolsユーザは比較的簡単にAndroid Studioへの移行が可能とされている。Googleは今後も活発にAndroid Studioの開発を進めるとしており、向こう数カ月でパフォーマンスツールの統合やAndroid NDKのサポート向上などを実現するという。
2015年06月30日●Google Play Musicをおさらい23日(現地時間)、米Googleは同社のオンラインミュージックサービス「Google Play Music」において、広告収入型の無料サービスを開始することを明らかにした。Web版が23日から、AndroidとiOS用アプリでは今週中にサービスが開始される予定だ。○Google Play MusicとはGoogle Play Musicは、ユーザーが自分のライブラリを最大で5万曲までアップロードして、ストリーミング再生できるオンラインストレージ&プレーヤー機能が提供される無料版と、月間9.99ドルのサブスクリプション制サービスで、Googleが提供する3,000万曲以上のライブラリが聴き放題になる「Google Play Music All Access」の2つのサービスがある。残念ながら、現時点でサービスが提供されているのは南北両米大陸と欧州、豪州を中心とした58カ国で、日本を始めとするアジアは対象外のサービスとなっている。日本のAndroid端末にも「Google Play Music」アプリはあるが、基本的にパソコンから楽曲ファイルをコピーして再生するプレイヤー扱いで、クラウドからストリーミング再生などはできない。今回公開される無料機能は、Googleが作成したプレイリストを選択して再生するという仕組み。ユーザーが曲を自由に選ぶことはできない。プレイリストは「運転中」「トレーニング中」といったテーマに分かれており、その時のシチュエーションに応じて選択する。また、ユーザーが曲を選択すると、その曲に類似した曲を集めた独自のプレイリストを作成することもできる。こうしたプレイリストの作成には、Googleが2014年に買収した音楽キュレーションサービス「Songza」の技術が使われているようだ。広告は、プレイリストの最初に広告が1回入るタイプで、Youtubeのように再生時に途中キャンセル可能なCMを採用するなど、いくつかの方法を検討しているという。●Apple Musicとはどう違う?○ライバルはApple Music?同様の音楽配信サービスとしては「Spotify」などがあり、今月末にはAppleの「Apple Music」もスタートする。また米Amazonも有料会員(Amazon Prime)向けに、自己ファイルアップロード無制限、楽曲聴き放題の「Amazon Music」を展開するなど、米国では有料・無料を問わず聴き放題系サービスは激戦区だ。Googleがこのタイミングで無料サービスを提供してきた狙いとしては、もちろん有料サービスに移行するためのきっかけとして無料サービスに触れてもらうということもあるだろうが、1番大きいのは今月末に始まるApple Musicへの牽制だろう。実際、Apple MusicとGoogle Play Music All Accessは非常に似たサービスとなっている。GoogleはiTunes Matchに対抗して保存可能な曲数を2倍に設定し、ファイルのアップロードだけなら無料にしている。最後のラジオサービスの部分が無料版Google Play Musicに追加されたわけだ。Apple Musicは基本的に有料サービスだが、24時間放送のラジオサービス「Beats 1」と、「iTunes Radio」は無料で利用できる(iTunes Radioは広告付きサービスだが、iTunes Matchに加入していると広告をキャンセルできるため、Apple Musicユーザーも同様になると思われる)。おそらくGoogleは、この部分でAppleに対して同様に無料で利用できるサービスを提供することで、ユーザーに対して存在感をアピールしたいのだろう。なお、無料版ではオフライン視聴機能やプレイリストの作成機能、楽曲数、曲のスキップ回数などに制限が加えられる。スペックだけでみればApple Musicより2倍の容量を持ち、無料ユーザーでも曲をアップロードできるといった点で魅力的なGoogle Play Musicだが、現実的にアップロード曲数が2万5000曲を超えるユーザーが全体の中でそう多いとも考えにくく、今回のラジオ機能が、はたして有料サービス契約への有効なきっかけになるかどうかはわからない。***サービス開始1週間前という、実にいやらしいタイミングでの発表してくるあたり、Apple Musicへの牽制としては、十分な役目を果たしているが、逆にこれで、Apple Musicへの注目度が再び上がるのではないだろうか。ところで、日本ではGoogleの音楽配信自体がまだ始まっておらず、Google Play Storeも映画と電子書籍、アプリのみだ。AWAやLINE MUSICといった国内サービスはようやく始まったが、世界的なトップブランドであるSpotifyの日本展開もメドが立っていないなど、外資系サービスには参入が難しい土地柄だ。残念ながらGoogleのブランドを持ってしても、Google Play Musicの日本展開は当面、難しいのではないだろうか。それならそれで、クラウドサービスくらいは使わせてもらいたいところなのだが……。
2015年06月25日南極、アマゾン川流域、活火山など、容易に踏み込めない場所を記録し、誰でも探検できるようにしてきたGoogleのストリートビューチームが、今度はヨセミテ渓谷にそそり立つ高さ約1000mの巨岩エルキャピタン(El Capitan)に挑戦し、初の垂直ストリートビューとして公開した。一枚岩が垂直に切り立つエルキャピタンは、ロッククライミングの名所として世界的に知られる。最近では今年1月に難関ルートであるDawn WallをTommy Caldwell氏とKevin Jorgeson氏がオールフリーで登り切ったのが話題になったばかりだ。そのDawn Wallプロジェクトを成功させたCaldwell氏がエルキャピタンの垂直ストリートビュープロジェクトに参加。さらに世界的に有名なクライマーであるLynn Hill氏とAlex Honnold氏に協力を求めた。Hill氏は1993年に世界で初めてフリークライミングでThe Noseルートを攻略、Honnold氏は通常3-5日はかかるThe Noseルートを2時間23分で登り切った最速記録を持っている。完成したエルキャピタンの垂直ストリートビューは、登攀ルートを上下に移動しながら、視点を360度切り替えられる。クライマーと同じ視点で岩盤を間近で見られ、振り向くとヨセミテ渓谷の絶景が広がる。2台のカメラで撮影しているので、登攀するクライマーの様子も収められている。もちろん登り切ったら、頂上からの素晴らしい景色を楽しめる。
2015年06月25日米Googleは6月23日(現地時間)、音楽配信サービス「Google Play Music」米国版に、広告付きの無料ストリーミング音楽配信サービスを提供した。「Google Play Music」は、3,000万以上の楽曲を広告なしでストリーミング再生したり、自分が持つ楽曲をオンライン上に保存したりできるサービス。料金は月額9.99ドル。今回新たに、広告付き無料版の配信を開始し、無料のラジオステーションをストリーミング再生できるようになった。音楽のキュレーション機能は、2014年7月に買収した音楽ストリーミングサービス「Songza」をベースとし、ジャンル、年代、ムード(気分)、アクティビティといった分類による検索や、プレイリストの作成などが可能。有料版では曲のスキップやオフライン利用も可能だが、無料版では曲のスキップは1時間あたり6回まで可能で、ストリーミングのみの提供となる。リリース時点ではWeb版のみ対応するが、今週中にAndroidアプリとiOSアプリにも展開される。日本での展開は未定。
2015年06月24日米Googleは6月23日(現地時間)、音楽サービス「Google Play Music」の米国版に広告付きの無料ストリーミングラジオサービスを追加した。23日時点で使用できるのはWeb版のみだが、今週中にAndroidアプリとiOSアプリでも使用可能になる。ストリーミングラジオサービスは、Googleが昨年7月に買収した音楽ストリーミング/レコメンデーションサービスSpongzaのキュレーション機能・サービスを用いている。使い始める時に好みのジャンルやアーティストを登録しておくと、ホーム画面に各ユーザー向けにカスタマイズしたラジオステーションのおすすめ「Recommended for you」が表示される。ホーム画面にはまた、時間やアクティビティに基づいたおすすめも表示される。たとえば、仕事の時間には「集中(歌詞なし)」、車に乗った時に「ドライビング」が現れるといった具合だ。基本的におすすめが表示されるホーム画面から使用するのが便利だが、Browse Stations画面で、ジャンル、アクティビティ、ムード、年代などの分類からラジオステーションを探すことも可能。検索機能を使ってラジオステーションだけではなく、アクティビティやムードも検索できる。なお、広告付き無料サービスは再生スキップが1時間あたり6回までに限られる。ストリーミングラジオサービスのほか、Google Play Musicはユーザーが所有する音楽を50,000曲までクラウドに保存できる機能を備える。有料サービスを契約すると、広告非表示・再生スキップ無制限でストリーミングラジオを使用でき、また約3,000万曲のライブラリからオンデマンドで楽曲を再生できるようになる。Google Play Musicの無料ストリーミングラジオサービスは、Pandoraや、Appleが米国とオーストラリアで提供しているiTunes Radio(広告付きの無料サービスあり)に競合するようなサービスと言える。そのAppleは3,000万曲以上の音楽ライブラリから自由に音楽を楽しめる有料ストリーミング型音楽サービス「Apple Music」を、6月30日に米国など100カ国以上で開始する。Apple Musicで同社はロサンゼルス、ニューヨーク、ロンドンからDJが様々な音楽や音楽情報を配信するグローバル規模のネットラジオ「Beats 1」を無料提供する。
2015年06月24日