TBS・安住紳一郎アナ《得するのはNHKだけだよ!オリンピック一緒に(放送を)やろうって言ってさぁ。(共同で)お金出しといて、民放が放送する種目は裏の(NHK)BSでやるっていうさぁ。なんっていうやり方だ》2月20日放送のTBS系ラジオ『安住紳一郎の日曜天国』にて、冒頭から愚痴をこぼしたのはTBSアナウンサーの安住紳一郎。この日、19日間にわたって熱戦が繰り広げられた北京五輪における、NHK放送の“やり方”に不満を覚えたようだ。夏季・冬季五輪のテレビ放送は、民間放送連盟とNHKで構成する『ジャパンコンソーシアム』が、国際オリンピック委員会(IOC)に放送権料を支払うことで可能となる。その後に各局で放送種目を振り分けるのだが、放送権料の7割はNHKが負担とされているために当然ながら優先されるのはNHK。ちなみにIOCに支払われた放送権料は2018年・平昌五輪と2020年・東京五輪の2大会で660億円、今回の2022年・北京五輪と2026年・パリ五輪を併せて440億円だ。それだけに、例えば小林陵侑選手が金メダルを獲得した「ジャンプ男子ノーマルヒル決勝」、平野歩夢選手が出場した「スノーボード男子ハーフパイプ予選」などの、日本人がメダル獲得した注目競技を中継したTBS地上波放送の裏で、並行して「NHK BS1」も各競技を同時中継していたのだった。■民放なんて潰れればいいもちろん、この“やり方”はTBSに対してだけでなく、各局がお金を出した競技の裏でNHKも同時中継。どちらを視聴するかの選択は視聴者に委ねられたわけだが、《今日もどうせNHK総合チャンネルで(同時間帯に中継していたカーリング女子決勝戦を)見るんでしょう。知ってるんだからぁ。民放テレビなんて潰れればいいと思ってるんでしょ。すぐ、みんな言うもんね。“スポーツはNHKで見た方がいいんだ”みたいな。見ればいいじゃないの。民放テレビ、ラジオが無くなってから、どんな感想を抱くか、思い知ればいいわ》他競技と同様に「スポーツはNHKを見た方がいい」という視聴者の意思を感じ取ってか、危機感と同時にやるせなさを感じたのだろうか。もちろん、笑いを交えてのトークではあったものの、《これ、語尾がキツかったらかなり問題発言ですからね》と言う安住アナの“テレビマン”としての本音が垣間見えた瞬間でもあった。“民放の顔”とも言える安住アナの主張に「どうしてもCMが入る民放はスポーツ中継は不利」とは、民放スポーツ局で番組制作に携わるディレクター。国民・視聴者の受信料で運営するNHKとは違い、民放はスポンサー企業とは切れない関係にあるのはご存知の通り。そのため、中継時にCMを流すのは当然のこと。「オリンピックに限らず、サッカーW杯をはじめとする各競技の世界大会、また箱根駅伝などの視聴率が見込める人気スポーツの中継番組には、多くのスポンサーからの出資があります。視聴者を離さないタイミングでCMを入れることは、各局のテレビマンの腕の見せ所というわけです。野球の攻守交代や、サッカーのハーフタイムなどの明確にプレーが途切れる間があるスポーツは助かりますが、オリンピック競技のような順次滑走の場合は難しい。日本人選手のパフォーマンスを逃すわけにはいかないので、外国人選手の滑走時に“はさむ”など中継を途切らせがちになります」(同・ディレクター)■中継途中でブッツリと切れる同じく、NHKと比較して不利になるのが放送の“尺”。試合や競技が予定よりも長引いた際、以降の番組の放送時間をずらしたり、休止措置、Eテレ(教育テレビ)への切り替えが可能なNHKとは違い、延長放送が無制限とはいかないのが民放。「オリンピックのような世界規模の大会の場合は、以降の番組が繰り下げ放送になる可能性があることは事前にスポンサーさんに理解をお願いしています。それでも競技後の選手インタビューまでがセットになるのですが、時に中継が途中でブッツリと途切れてしまうケースもあって……。放送終了後には視聴者からクレームが入ることはもちろん、今ではSNSて炎上騒動になるリスクもあってスポンサーに迷惑がかかることも。実際、民放のスポーツ中継は減ってきていると思いますし、“スポーツはNHKを見た方がいい”という流れになるのも当然というか(苦笑)」(同・ディレクター)安住アナが言う《民放テレビなんて潰れればいい》といった物騒な事態まではいかずとも、民放の“スポーツ離れ”が起きている面は否めない。一方で、「視聴者にそっぽを向かれたのは決してCMや枠だけの問題ではない」と嘆くのは、かつてキー局でプロデューサーを務めた元テレビマン。「スポーツの“バラエティー化”にも一因があると思います。特に1990年代からスポーツバラエティー番組というジャンルが視聴者にウケて、芸能人と絡ませたり素顔に迫ったりと、アスリートがより身近に感じられるように。そんなバラエティーの“ノリ”はボクシングや『K-1』などの格闘技大会をも盛り上げ、そして不可欠な演出になりました。例えば試合や競技が始まる1時間、2時間前から放送を始めて“世紀の一戦”“この後すぐ”などといったテロップを表示して煽る。また数字を持っている選手やチームの成り立ちや家族といったバックグラウンドにスポットを当てたり、過去映像を交えて“尺”を稼ぐのは当たり前。ネットも今ほど普及していませんでしたし、視聴率はおもしろいように伸びた」■局アナの実況にウンザリ2000年代になると、スポーツ中継番組はさらに“ドル箱”と化す。特にサッカー日本代表は各局の争奪戦となり、2002年の「日韓ワールドカップ」は他国の試合でも高視聴率を記録。イングランド代表のデイビッド・ベッカムらヒーローを祭り上げては、現地にまで赴きプライベートを追った。そして体操男子団体を実況した元NHKアナ・刈屋富士雄氏による「栄光への架け橋だ!」が記憶に残る、メダルラッシュに沸いた2004年アテネ五輪。当時は、この名実況に日本中が感動に包まれたものだがーー、「以降のスポーツ中継では、サッカーや格闘技のごとくひたすらに名前を連呼したり絶叫したり、はたまた“何とか上手いことを言いたい”局アナの独りよがりの実況も目立ちます。そんなバラエティー番組のような実況や演出に辟易して興醒めする、また純粋にスポーツ中継だけを望んでいる視聴者が近年は多いのでしょう。安住アナもNHKに“なんていうやり方だ”と愚痴る前に、いつまでも旧態依然を引きずっている、視聴者の期待とズレた民放のスポーツ中継の在り方を見直した方がいいのかもしれません」(前出・元プロデューサー)2024年のパリ五輪ではぜひ、安住アナによる名実況が聞きたいものだ。
2022年02月22日いつもイケメンに注目している、このコラムですが、今回は凛とした美しさが印象的な、憧れの女性が登場!TBSと海外プロダクションの共同制作ドラマ『DCU』で、サイバー班職員を好演している趣里さんにお話をうかがいました。「作品の一部になれるように心がけました」【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 101『DCU』は、水中の捜査に特化した架空の組織・DCU(Deep Crime Unit/潜水特殊捜査隊)を舞台にしたオリジナルドラマ。DCUは、海上保安庁に新設された、水中事件や事故の捜査を行うスペシャリスト集団という設定で、あらゆる水中に潜り隠された証拠を探し、そこに隠された謎に迫っていきます。DCUが爽快感をもって水中未解決事件を解明する一方で、命の尊さや人間模様がしっかりと描かれているところも本作の魅力。個性豊かなメンバーたちや事件関係者たちが織りなす人間ドラマに思わず引き込まれてしまいます。DCUの隊長・新名正義(にいな・まさよし)を演じているのは、阿部寛さん。新名とバディを組む隊員・瀬能陽生(せのう・はるき)を横浜流星さんが熱演。DCUのダイバー役には、高橋光臣さん、岡崎体育さん、有輝(土佐兄弟)さん。DCUをサポートする、クレバーなサイバー班職員役で趣里さん、DCU科学捜査ラボ班長役で市川実日子さんが出演。さらに、DCUを取り巻く面々として、警視庁公安一課の刑事役に山崎育三郎さん、海上保安庁次長役に春風亭昇太さん、海上保安庁の警備救難部部長役に佃典彦さんと、実力派揃いの豪華共演陣が名を連ねています。ーーTBS日曜劇場へのご出演は、『ブラックペアン』(2018年)以来となります。『ブラックペアン』で趣里さんはクールで仕事ができる看護師・猫田麻里役で鮮烈な印象を残し、視聴者を虜にしました。今回、TBS日曜劇場の出演オファーをいただいたとき、どう感じましたか?趣里さん『DCU』の3人の監督陣が、『ブラックペアン』でご一緒した方々でした。前回ご一緒したスタッフの方々と再びお仕事ができること、TBS日曜劇場に出演することを率直に嬉しく思いました。それと同時に、実力派揃いの方々が出演する大作ドラマですから、身が引き締まる思いがしました。ーー趣里さんが演じる、瑠璃について教えてください。趣里さん瑠璃は、『DCU』の現場チームを支える立場です。隆子さんの後任として現場に出ることもありますし、サイバー班の分野でほかのメンバーをサポートすることもあります。常に緊張感と責任感を持って仕事をしている女性です。ーー演じる際に心がけたことは?趣里さん監督から、瑠璃は帰国子女で誰とでも距離が近く、壁がないゆえのふてぶてしさを表現してほしいと指示をいただきました。誰に対しても敬語を使わず対等に話す彼女を、阿部さん演じる新名さんが頼りにするのは、彼女の高い能力や真面目さを認めている証だと思います。どの作品でもそうなのですが、監督の意見や共演者の方々のお芝居をしっかり理解しながら演じて、作品の一部になれるように心がけました。ーー瑠璃が着こなす、モード系の衣装がとてもお似合いでした。趣里さん最初に衣装合わせに行ったとき、自分のイメージを良い意味で裏切られました。嬉しいサプライズでした。ーー共演者の方々の印象はいかがでしたか?趣里さんみなさん、明るくてチャーミングな方ばかりで、撮影の合間に楽しくお話させていただいています。私のことを“シュリンプさん”と呼んでくださっていて。先日も、岡崎体育さんがナチュラルに、“シュリンプさんがさ~”とお話してくださって。まだ“シュリンプさん”と呼ばれることに慣れていないので、自分でも“シュリンプ”と言ってなじませています(笑)。かわいいあだ名をつけていただいて、嬉しいです。ーー第一話で、瑠璃が横浜流星さん演じる瀬能にダメ出しをするシーンがかっこよかったです。横浜流星さんと共演して感じたことは?趣里さん昨年、映画『流浪の月』(2022年公開予定)の撮影現場でご一緒した際、周囲の方への気遣いを欠かさない好青年という印象を抱きました。『DCU』でも真摯に役と向き合う姿を拝見して、エネルギーをいただいています。瀬能くんはいろいろなものを背負っているキャラクターなので、難しい役だと思いますが、ご本人はとても軽やかで明るい方なんです。ーー撮影現場の雰囲気を教えてください。趣里さん阿部寛さんが甘いものを差し入れしてくださったり、スタッフさんたちが手作りのミネストローネをご用意くださったりして、みんなでひとつの作品を作り上げています。心遣いにとても感謝しています。本作はカット数が多く、外の撮影は寒くて過酷なシーンもありますが、横浜さん、岡崎さん、土佐さんたちがおもにムードメーカーになって、楽しく撮影しています。ーー最後に、本作の見どころを教えてください。趣里さん詳しくはお話できませんが、いろんな人々の想いが短いカットで表現されています。視聴者の方々にとって、衝撃的な展開もありますが、私たちはアットホームな雰囲気で撮影しています。良い作品を作ろうと頑張っていますので、エンターテイメント作品として楽しんでいただきたいです。インタビューのこぼれ話撮影現場で、共演者の方の新たな一面を発見する出来事があったそう。「先日、高橋さん、土佐さん、岡崎さんと共演するシーンで、長めの待ち時間があったときにワードゲームをしたんです。ひとりだけお題が違っていて、それをみんなが推理するというゲームなんですが、そのときに岡崎さんだけが、お題を勘違いされていて。全く違うワードが出てきたときに、“おい、それじゃゲームの意味がない”とみんなに突っ込まれていました。普段では見ることのできない、天然でチャーミングなところを知ることができました」(趣里さん)。InformationTBSテレビ:日曜劇場『DCU』毎週日曜よる9時より放送中出演:阿部寛、横浜流星、山崎育三郎、趣里、高橋光臣、岡崎体育、有輝(土佐兄弟)、佃典彦、春風亭昇太、市川実日子ほか©TBS衣装協力:ワンピース¥48,400、ニットジャケット¥58,500(ヤンヤン/リディア 03-3797-3200)ピアス¥30,800、リング¥30,800(ブランイリス/ブランイリス エストネーション六本木ヒルズ店03-5159-7800)そのほかのアイテムは、スタイリスト私物撮影・山本嵩文・田嶋真理 スタイリスト・中井綾子(crêpe)ヘアメイク・カワムラノゾミ撮影・山本嵩 文・田嶋真理 スタイリスト・中井綾子(crêpe) ヘアメイク・カワムラノゾミ
2022年02月19日“ヤラセ疑惑”が報じられた『アイ・アム・冒険少年』の新年スペシャル(番組公式ツイッターより)1月31日、『アイ・アム・冒険少年』(TBS系)の初春2時間SPが放送された。同番組は9日、ニュースサイト『文春オンライン』に、目玉のサバイバル企画「脱出島」のヤラセ疑惑を報じられて以降初の放送となった。視聴者の注目を浴びたが、SNS上では、無人島開拓企画などで人気を集める『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)の演出と比較され、「見習うべき」といった指摘が飛び交っている。■ナレーションで“協力者”の存在を強調『冒険少年』の名物企画「脱出島」は、タレントが食料と水を除く45Lリュックのワンバックのみを無人島に持ち込み、イカダを作って脱出するタイムを競う。その王者として君臨しているのが、体当たり系のお笑い芸人・あばれる君だ。「世帯視聴率は毎回5%前後で、決して高視聴率番組というわけではありませんが、年齢問わず楽しめるファミリー向けバラエティとして人気を博しています。あばれる君は、サバイバルナイフを片手に、食料調達や火起こし、イカダ作りまで行う驚異のサバイバル能力を発揮し、小学生を魅了。小学生男子を主な読者とする『月刊コロコロコミック』(小学館)のアンケート調査では、2020年の『好きな芸能人&スポーツ選手』ランキングで第2位に輝いています。『文春』のやらせ疑惑報道は、そんなあばれる君にあこがれる子どもたちを裏切りかねないものでした」(芸能ライター)記事によると、あばれる君が1人で製作したと演出されたイカダは、実際には5~6人のスタッフが作業を手伝い、本人は浜で寝転んでいることもあったという。またクライマックスの脱出シーンでも、あばれる君は15分間オールを漕いだ後、船に乗り込み、無人のイカダは牽引されていたそうだ。31日放送回の冒頭では、「『冒険少年』は大自然を舞台に、番組が設定した環境の中で、さまざまなミッションに全力で立ち向かう雄姿を楽しんでいただくアドベンチャーバラエティー」「いつだって100%本気で挑戦、時に全力でふざけて、時にみんなで力を合わせて、今夜もドキドキワクワクする冒険をお届けします」と、番組のコンセプトがあらためて紹介。その後、あばれる君が自費で購入した『あばれる山』にて、日本古来の暖房器具や露天風呂作り、風力発電でログハウスに電気を引くという大掛かりなロケが行われた。「暖房作りでは、あばれる君が『大工の新井さん』から説明を受けるシーンが、また露天風呂作りでは出演者らにスタッフが加わり、バケツリレーでお湯を運ぶシーンも放送されました。実際、『あばれる山』では以前から、山の所有者やスタッフがログハウス作りに参加する様子が映されていたのですが、今回はナレーションでも協力者の存在が強調されていました。少なからず報道の影響を受けての演出ではないでしょうか」(同・前)こうした番組の“対応”を受け、SNS上では『ザ!鉄腕!DASH!!』と比較する形で、『冒険少年』への苦言が散見される。≪いかにも芸人さんともしくはADさんが数人とあばれる君でやりましたの演出しなければいいのに鉄腕DASHみたいにプロ入れてますってさ≫≪『鉄腕DASH』のようにスタッフの作業も放送すればいいのでは?報道が出る前の、あばれる1人でやったような編集はやはり姑息だわな≫≪DASHみたいに裏方の人も働いてるところ映せば良いのにな、折角題材は良いのにケチついて勿体無い≫■「DASHは36協定を厳守」「『鉄腕DASH』の名物企画『DASH島』は、TOKIO、スタッフ、専門家がチームとなって無人島を開拓していくのが売りです。例えば、昨年完結した『無人島養殖計画』の巨大風車作りでは、『ランボー』『コマンドー』の異名を持つ体力自慢の名物スタッフ2人が活躍。また、その設計や設営は過去に『新宿DASH』という企画で、風車のプロ集団に協力を仰いだ経験をもとにしたと明言されていました。確かに『鉄腕DASH』では、『脱出島』で疑わしいとされていた点がクリアになっていると言えます」(スポーツ紙記者)『冒険少年』と『鉄腕DASH』は、「スタッフに対する求心力に大きな差がある」と語るのは、とあるテレビ局関係者だ。「今回、『文春』に情報提供を行ったのは『冒険少年』の番組スタッフを名乗る人物で、“ロケ5日間ほぼ寝れない”など、ずさんな労働環境の実態が明かしていました。こうした実情から、番組や局に失望したことでリークに踏み切ったのでしょう。一方の『鉄腕DASH』は、現場スタッフからTOKIOら出演陣や演出への不満はほとんど聞いたことがありません。しかも、ゲストのキャスティングといった番組情報が漏れることもなく、情報管理が徹底したされている稀有な番組として、業界内で一目置かれているんです」2020年5月放送の「DASH島」では、名物スタッフ「ランボー」「コマンドー」がロケをお休みしていると説明があった後、「DASHは36協定を厳守」とテロップが流れた。36協定とは、労働基準法36条に基づく労使協定のこと。企業が労働者に法定労働時間を超えて労働(残業)を命じる場合に必要となる協定だが、2019年の働き方改革による法改正で、労使が合意しても、時間外労働時間は年 720 時間を超えてはならなくなった。「36協定を厳守するのは当たり前のことですが、スタッフを大切にしようという『鉄腕DASH』の気概を感じさせます。日テレの看板番組だけに“できる”スタッフがそろっているのか、それともチームを引っ張るTOKIOの人望の厚さゆえか。いずれにせよ、こんなにもチームの結束力が強い番組は『鉄腕DASH』くらいですし、『冒険少年』チームが見習うべき番組だと言えるでしょう」(同・前)『冒険少年』公式サイトで、次回の「脱出島」は、「暖かくなった頃に皆さまにお届けしたいと思っています」と予告されている。やらせ疑惑報道を経た「脱出島」に何らかの変化は見られるのか。放送を心待ちにしたい。
2022年02月03日※写真はイメージです《こんなに稼げるの?》ネットをザワザワさせたのは、1月22日に放送された『バラまき!!〜新データ調査バラエティ〜』(TBS系)。■「年収はサラリーマンの平均くらい」「『土曜☆ブレイク』という単発番組枠の企画で、MCを女優の松村沙友理さんと平成ノブシコブシの吉村崇さんが務めていました。人手や資材を“バラまく”ことでデータを集めてみるという趣旨です」(テレビ誌ライター)テーマの1つに“子どもが憧れる仕事の中で、いちばんラクして稼げる職業は何なのか?”というものがあった。「実際に仕事に就いている人に、睡眠時間や消費カロリーを測れるスマートウオッチをつけてもらって調査。総合ランキングでは、2位の消防官や3位の建築家を抑えてラノベ作家が1位になったんです」(同・テレビ誌ライター)“ラノベ作家”って、いったい何のこと?「ライトノベル作家の略称ですね。ライトノベルとは、アニメ系のイラストを多用している若者向けのエンターテイメント小説のこと。マンガのように誇張したキャラクターや設定が魅力で『涼宮ハルヒ』シリーズが有名です」(出版関係者)文章を書く仕事だから、身体を動かすことが少なくてカロリー消費が少ないのは想像に難くない。衝撃だったのは、莫大な平均年収の額だった。「ラノベ作家の平均年収が8085万円と紹介されていました。調査対象となり、実際に番組からも取材を受けていた作家は“ラクじゃない”“自分の年収はサラリーマンの平均くらい”と語っていたんですが……」(前出・テレビ誌ライター)この金額は、いったいどこから導き出されたのか。「番組内で年収の情報源は提示されていませんでしたが、職業別の年収を紹介しているあるサイトではラノベ作家の平均収入が6070万円から8085万円と紹介されていました。おそらく、これを参考にしたのでしょう」(前出・出版関係者)このサイトの算出方法はかなりアバウトで……。■編集者とのやりとりだけで3〜4か月「ラノベの中でも特に売れた作品の総発行部数と書籍価格に、印税率10%を掛けて算出しているようです。100万部を超えるような作品を根拠に平均年収と言ってしまうのはちょっと乱暴だと思います」(同・出版関係者)実情を知るため、20年近いキャリアを持つラノベ作家のAさんに話を聞いた。「ここ数年の刊行ペースは年2〜3冊で、年収は700万円ぐらい。刊行物の印税や過去のヒット作の電子書籍印税が主な内訳ですね」やはり、ラノベ作家を続けるのはラクではないようだ。「私と同じ時期にデビューした方で残っているのは、片手で数えられるくらい。書いている途中で大幅な改稿を要求されることもあります。何でも好きなように書けるわけではありません」新人作家はもっと厳しい。20代半ばでデビューして作家歴2年目のBさんは、実家で親と同居しながら専業作家として活動している。「去年は2冊出して、年収はだいたい200万円ほど。そのうち電子の印税は30万円でした。実家暮らしだからなんとか続けられていますね」1冊の本にするには400字詰め原稿用紙にして130枚程度が必要。Bさんの場合は執筆に約1か月を要するというが、書き始めるには“編集会議”を通さなければならない。「執筆する前にキャラやストーリーをまとめた“プロット”を作り、担当編集者と打ち合わせをしますが新人作家はなかなか企画が通りません。編集者とのやりとりだけでも3〜4か月かかります」小説だけでは生活できず、ほかの仕事との兼業で作家をしている人も多い。Cさんは事務職の契約社員を続けながらラノベを書いている。■“ラクに稼げる”イメージがひとり歩き「ネットで小説を発表していたら出版社から声がかかってデビュー。仕事終わりや休日に小説を書いているので休みはありませんね」カロリー消費が少なくても苦労は多い。「身体は動かさないけど、締め切りに追われている状況は心の負担が大きいんですよね。私も知り合いの作家さんも、帯状疱疹やストレス性胃腸炎になりました」いずれの作家も、ラクして稼げるとは言い難いのが現状のようだ。白鳥士郎氏も“年収8000万円説”には疑問を呈するひとり。彼は、学園コメディー『のうりん』が’14年に、少年棋士と少女の交流を描いた『りゅうおうのおしごと!』が’18年にアニメ化されたラノベ作家だ。「純文学などは作家にファンがついたりしますが、ラノベはイラストレーターや作中のキャラクターにファンがつくことがほとんど。大ヒット作を書いた作家でも、新作が売れないというケースも多々あります。人気が出た作品の続刊を定期的に出すことでようやく生活が安定しますが、それも数年続けばいいほう。基本的に薄利多売の商売なんですよ」小説家は人気商売。将来の不安が拭えなかった白鳥氏は『のうりん』シリーズの累計部数が100万部を超えても、兼業作家だったという。「専業作家になれたのは’19年ごろ。仕事が安定したからではなく、そのころに生まれた子どもの育児をするため。今でも妻は正社員として働き、私も家事と育児を分担しながら執筆しています。ラノベ業界に憧れてくれることはありがたいことだと思いますが、ラクに稼げるというイメージが独り歩きして、世間から誤解されないことを望みます」きらびやかな夢を描くライトノベルは、現実と戦う作家が身を削って生み出す“ヘビー”な労力の賜物のようだ。白鳥士郎ライトノベル作家。将棋を題材にした代表作『りゅうおうのおしごと!』は’16年と’17年『このライトノベルがすごい!』文庫部門1位。’18年にはアニメ化された。
2022年02月02日『DCU』撮影時、スタッフに指示を出す姿勢も見せていた阿部寛「真実は必ず水の中にある。水は嘘をつかないからな」力強い決めゼリフを放つのは、1月16日に放送が始まった日曜劇場『DCU』(TBS系)で主演を務める、俳優の阿部寛。「水中事件や事故の捜査を行うスペシャリスト集団である潜水特殊捜査隊、通称『DCU』の活躍を描いた作品です。阿部さんが演じるのは、ルールを無視してでも必ず真実を突き詰めるまで諦めない隊長・新名正義。共演には、横浜流星さんや中村アンさん、山崎育三郎さんなど豪華な顔ぶれが名を連ねています」(テレビ誌ライター)豪華なのはキャストだけではない。ハリウッドのプロダクションと共同で制作する一大作品とあって、TBSの力の入りようも特別。制作チームのまとめ役には、これまで「日曜劇場」の枠で多くのヒット作を手がけてきた“名物プロデューサー”が起用された。「『半沢直樹』シリーズや阿部さん主演の『下町ロケット』シリーズ、2017年の『陸王』などを手がけたプロデューサーのAさんです。ただ、彼とともに長年“最強タッグ”と呼ばれてきた演出家の福澤克雄さんは、『DCU』のチームには参加していなくて……」(TBS関係者)■ドラマ界の名コンビに何が起きたのかA氏と福澤氏は、前述の『半沢直樹』や『下町ロケット』、『陸王』以外にも、多数のヒット作を世に送り出してきた。「2011年の『南極大陸』や2014年の『ルーズヴェルト・ゲーム』、2019年の『ノーサイド・ゲーム』など、特に日曜劇場の枠で多くの作品を制作。TBS上層部からも全幅の信頼を寄せられるドラマ制作界の名コンビでしたが、どうやらここ数年でその関係にも変化があったようなんです」(同・TBS関係者)事の発端は、昨年の4月から6月にかけて放送された日曜劇場『ドラゴン桜』の制作過程で起きたある一件。同作は阿部が主演を務め、福澤氏が演出を務めた。A氏は制作チームに参加していなかったが、このとき、阿部も知らない異変が起きていた─。「『ドラゴン桜』も、本来は福澤さんとAさんのコンビで作る予定だったんです。ただ、クランクインの数か月前に、制作の方向性をめぐって2人が仲違いしてしまって……。一緒にはできないという話になり、TBS上層部もどちらを取るか悩んだそうですが、結果的にAさんが降りたそうです」(同・TBS関係者)数々の名作を生み出してきた“最強タッグ”の訣別は、TBSにとって大きな衝撃だっただろう。しかし、2人の仲について、関係者の間では以前から噂されていたことがあった。「もともと、あまり仲はよくなかったそうです。福澤さんは“ジャイさん”という愛称がついていますが、そのとおりでいわゆるジャイアン気質。多少の強権を発動させても自分の思ったとおりに作品を作りたいというタイプの方です。Aさんは、そんな福澤さんのやり方をあまりよく思っていなかったみたいで、最終的にタッグ解消に至ったようです」(芸能プロ関係者)■『半沢直樹』でも意見が食い違った2020年に放送された『半沢直樹』第2シリーズの際も、方向性をめぐった意見の食い違いがあった。「撮影が押して日曜日のオンエアに間に合わず、放送を1週先延ばしにしたことがありました。本来の放送日は“生放送特番”という形にして、キャストが撮影の裏話などを語ることで事なきをえましたが、現場では“福澤さんが撮影にこだわりすぎたため、間に合わなくなった”とも言われていて……。Aさんも“プロとして、放送日に穴をあけることはいかがなものか”と思っていたと聞きます」(同・芸能プロ関係者)福澤氏のこだわりの強さは、業界内では有名だった。「ジャイさんは、とにかくいろいろな角度から撮りたがるんですよ。阿部さんが主演を務めた『下町ロケット』のときも、何度も同じシーンを撮影していましたね。現場には“何回、同じ芝居をやらせるんだ”と口にするキャストもいたくらい。いいものを作りたいという熱意は素晴らしいんですが、没頭しすぎて周りが見えなくなってしまうときがあるのかもしれません」(制作会社関係者)本来であれば、『DCU』には福澤氏も名を連ねていたはずだが……。「日曜劇場」を支えてきた名コンビが今後復活することはないのか。「どうやら“犬猿の仲”になってしまったようなので、2人が再びタッグを組むことはないと思います。福澤さんは58歳を迎えた重鎮ですが、Aさんも50代半ばにさしかかった大ベテラン。TBS内では、今後に向けた新しい動きもあるようで……」(同・制作会社関係者)聞けば、長らくドラマ界を支えてきた功労者にも厳しい声が上がっているという。「年に数本のドラマを手がけてきたAさんに対して“後進も育たないから、ドラマ制作は年1本にさせたほうがいいのでは”という意見が出ています。もちろん本人は納得がいっていないし、ドラマを作る手腕に関しては本当に優れている方なので、ネットフリックスやアマゾンなどの大手配信会社が引き抜こうとしているなんて話もあります」(前出・TBS関係者)■A氏に福澤氏との関係を直撃すると“最強タッグ”の軋轢によって揺れ動く「日曜劇場」の制作現場。事実を確認するべく、1月中旬、A氏に電話で話を聞くと……。ーー福澤克雄さんとの関係について、お聞きしたいのですが。「ああ……すみませんが、すべてノーコメントでお願いします。それ以外のことについても、全部ノーコメントということで……」そう言い残して、通話を終えた。A氏と福澤氏の関係について、TBSにも事実確認の問い合わせをしたが、期日までに返答はなかった。TBSの日曜を彩ってきた名コンビの“訣別”。苦楽を共にしてきたチームの絆は、このまま水泡に帰してしまうのか……真実は水の中!?
2022年01月30日TBS系『ラヴィット!』(公式HPより)《東京大阪感染者倍増》《感染猛スピード拡大》《東京641人感染急拡大》《感染親子が症状語る》《感染拡大出勤停止で人手不足…生活直撃》《沖縄最多1700人超感染》《新学期スタート検査・小児科に大行列》《東京飲食制限スタート初日の夜…繁華街は?》《ワクチン3回目摂取を前倒しへ》全国各地で新型コロナウイルス「オミクロン株」の感染拡大が報告されている1月、それに伴い『スッキリ』(日本テレビ系)、『モーニングショー』(テレビ朝日系)、『めざまし8』(フジテレビ系)の放送は過熱。新聞のテレビ欄には、連日にわたって上記のようなおどろおどろしい放送内容が表記された。「不謹慎な言い方ですが、まるで水を得た魚のよう」とはスポーツ紙芸能デスク。2020年4月の“第1波”襲来以後、コロナ関連ニュースを逐一報じてきた各局のワイドショーや情報番組。度重なる緊急事態宣言によってリモート・テレワーク化も進んだことによって“おうち時間”が増加し、各々がテレビを見る時間も多くなったことだろう。そして第5波の“デルタ株”感染者が急激に減少し始めた2021年10月、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が解除されたことで、東京では11か月ぶりに時間制限なく酒類の提供ができるように。コロナ以前とまでは行かずとも街に活気が戻り、また出勤者も含めて多くの人が外出を再開。「すると10月に衆議院議員選挙などもあって、一旦はコロナ関連のニュースはトーンダウン。ところが、11月に世界で“オミクロン株”が確認され、同月末に国内でも初めて確認されると合わせるようにニュースも“復活”。感染が拡大するたびにテレビ局も時間を割くようになっていきました」(前出・スポーツ紙芸能デスク)■時事ネタを扱わない朝番組それは朝の番組も例外ではなく、感染症を専門とする医師や研究者ら“お馴染みの顔”が登場し、司会者やコメンテーターがオミクロン株の拡大への恐怖感や不安感を次々と口に。2020年より幾度となく目にしてきたテレビの光景が繰り広げられ、今も冒頭のような“見出し”が踊っているわけだ。一方でーー、《満喫旅EXITが台場エリア最新スポットへ》《ぼる塾芸能界!スイーツ部!祝日特別編》《ためスノinナガスパ絶品グルメ絶景イルミ》《超一流料理人がガチンコ採点No.1レトルトおでん》《見取り図となにわ男子冬休みに霜降りせいや》1月に入ってもバラエティー豊かな見出しが踊っているのがTBS系『ラヴィット!』。番組公式HPにも《日本でいちばん明るい朝番組。》とあるように、他局の情報番組とは明らかに一線を画した『ラヴィット!』がスタートしたのは2021年3月下旬。前身番組の『白熱ライブビビット』や『グッとラック!』のワイドショー路線から一転し、時事ネタを一切扱わないバラエティー番組として放送開始。出演者も麒麟・川島明、同局の田村真子アナを司会に、芸人やタレントを揃えてみせた。ところが、初回視聴率は2.7%と振るわず、同時間帯で随時10%前後を叩き出す『モーニングショー』には遠く及ばず。さらには放送開始から約2週間後、4月9日の放送回には1.1%を記録してしまった。■SNSで“バズる”かどうか「確かに数字だけを見れば、これはもう危険水域。業界内外で“早くも打ち切り確定か”とも囁かれましたが、TBSさんはこの“改編”に自信を持っていたみたいですよ。日テレさんのお昼の人気番組『ヒルナンデス!』も、スタート時は散々な言われようをされていましたからね。それに、同局が重視しているのは“世帯視聴率”よりも“コア視聴率”で、そしていかにSNSで“バズるか”だと言います。出演者の顔ぶれを見てもそれがよくわかります」とは広告代理店営業スタッフ。レギュラーや準レギュラーには“第7世代”、また“6.5世代”と呼ばれる旬な芸人を配置し、乃木坂46や欅坂46のメンバーも継続的に出演。そして昨年10月からは、ジャニーズグループ『Snow Man』から宮舘涼太、佐久間大介が火曜日の隔週レギュラーとして冠コーナーを任されている。「彼らのファンとはすなわちSNS世代で、放送時には《#ラヴィット》がツイッターのトレンドで上位にランクすることが多く、また通勤、通学者が多い時間帯だけに録画視聴率も高いと言います。ワイドショーを録画してまで見る人はそうはいません。1月12日の放送には『なにわ男子』の藤原丈一郎くんと道枝駿佑くんがロケでVTR出演しましたが、こちらもやはりトレンド入りしました」(前出・広告代理店営業スタッフ)実際、SNS上では《#ラヴィット》のハッシュタグとともに《仕事から帰ってラヴィット見るのが癒しの時間》などと、番組を楽しみにする視聴者が多く見受けられる。その一方で、《ワイドショーのオミクロン報道にうんざりしてきたら、ラヴィット!観て和むのがよろし》《他局に比べてコロナ関連の時間が長いなぁ。もううんざり。観ても聞いても意味ないと思うわ。#モーニングショー》《いままで朝は絶対スッキリだったけど、ラヴィット始まってから、ほんとにラヴィット一択になったんだよね。笑何がいいってコロナの話題がゼロってこと!!!おかげで朝から明るい気分になれる》一連のコロナ偏重が続くワイドショーに少々うんざり顔の視聴者もいるようだ。■『ラヴィット』は低視聴率ではない⁉︎芸能ジャーナリストの佐々木博之氏は「もちろん、コロナを軽視すべきではありませんが」と続ける。「SNSを使う世代は、そもそもニュースをテレビで見ることはないと思います。若いタレントさんと話した時も、時事ネタは全てスマホでチェックしているといい、また興味あるテレビ番組にしてもオンタイムで見ることはほぼなく、空いた時間に『TVer』などの動画アプリで視聴するのだと。つまりは“世帯視聴率”こそ『モーニングショー』が数字で抜けていたとしても、コア世代の録画・動画視聴率を含めれば『ラヴィット』が低視聴率とは一概に測れないのかもしれません。まあ、コロナ関連のニュースもそうですが、わざわざ朝からテレビの前でオジサンたちが難しい顔をしてまくし立てるような番組は見たくないでしょう(苦笑)」コア世代を意識しているのは他局も同様で、最近のワイドショーでは“オジサン”の出番を減らして若いコメンテーターを積極的に起用するなど、視聴者の“若返り”をねらった番組制作にシフトしているとも。「その点においてTBSは、動画配信を見込んだ上での番組作りに舵を切っているように受け取れます。スマホで時間や場所を問わずに視聴でき、それこそSNSでバズれば『ラヴィット』を見たことがない人をも取り込むことができます。もとより世帯視聴率には期待しない、コア世帯をターゲットにしたTBSの戦略ではないでしょうか。打ち切り説も囁かれた『ラヴィット』ですが、実は“朝の顔”として十分に役割を果たしているのかもしれません」(佐々木氏)私たちの生活を一変させたコロナだが、それはテレビにおいても同じなのかもしれない。
2022年01月14日清原果耶が民放ドラマ初主演NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』での好演も話題になった女優の清原果耶さんが2022年1月にスタートするTBSドラマ『ファイトソング』(毎週火曜よる10時)に主演することが11月18日、明らかになりました。連続ドラマ『この世界の片隅に』(TBS)の岡田惠和さんによるオリジナル脚本で、清原さんが民放ドラマで主演を務めるのは初めて。『ファイトソング』は、持ち前の明るさとスポーツ根性であらゆる逆境を跳ね飛ばしていく主人公・木皿花枝(清原さん)の成長物語で、突如として空手選手の夢を断たれてしまうところからスタート。失意のどん底にいた花枝が出会った一発屋のミュージシャン・芦田春樹と花枝の幼なじみの夏川慎吾の三角関係も描かれるオリジナルストーリーです。今回、空手にも初挑戦したという清原さんは「今まで演じたことのない役柄の女の子との出会いでこれからとても楽しみですし、新しい一面を見せられたらいいなと思っています」とコメントしています。『ファイトソング』は2022年1月スタート。毎週火曜よる10時放送。清原果耶「今まで演じたことのない役柄の女の子」<清原果耶コメント>ドラマのお話をいただいた時は、私がやってもいいのだろうか? という気持ちが少しありました。緊張していますが、民放ドラマ初主演という形で作品に参加させていただくので、自分にできることを120パーセント出せたらいいなと思います。私が演じる主人公の花枝は、ずっと空手一筋で恋もしたことがなかったスポ根女子で、人との出会いで成長していき、持ち前の明るさとスポーツ根性で、逆境を跳ね飛ばしていく、とてもポジティブな女の子です。今まで演じたことのない役柄の女の子との出会いでこれからとても楽しみですし、新しい一面を見せられたらいいなと思っています。また、空手に初挑戦できたことがうれしく、練習を頑張っていますので、空手シーンもぜひ見ていただきたいです。毎週火曜日、皆さんに楽しんでいただけるようなドラマをスタッフ、キャストの皆さんと作っていけたらと思います。<脚本・岡田惠和コメント>『ファイトソング』は、人生に力を、そして心を動かしてくれるものとしての「恋」をめぐる物語。清原さんに演じていただく花枝が「恋すること」に取り組むことによって、さまざまな感情を知っていく、そんな楽しいけどちょっとせつないラブコメディです。「内に秘めた美しい芝居」で朝ドラの大役を全うされた清原さんには、今回は「動」の芝居を書いてます。思い切りガンガン喋って、からっと怒って、けらけら笑って、思い切り走って、叫んで。こういう役も清原さんは似合うはず。絶対彼女が演じるとすてきになると信じて書いております。筆が走ります。<プロデューサー・武田梓コメント>『ファイトソング』は、今までの火曜ドラマとは一味違った「ヒューマン+ラブコメディ」であり、夢破れた女の子が立ち直っていく成長ストーリーでもあります。前向きだけどダメな所もたくさんある等身大の主人公・花枝を清原果耶さんに演じていただけることになり、とても光栄です。清原さんなら運命を自らどんどんどんどん切り開いていくような「巻き込み型ヒロイン」をかわいく、またとても人間らしく演じていただけるのではと、今から楽しみです。また今回、岡田惠和さんにオリジナル脚本をお願いできることにも大変感謝しております。脚本が本当に面白く、キャラクターみんなに愛すべきところがあり、作っている私たちも毎回読みながら笑ったり泣いたり……早く映像をお届けしたい一心です。オリジナル作品なので、先の読めないワクワク感含め楽しんでいただけますと幸いです。新しい年の始まりとともに、毎週火曜日にも新しい風が吹くようなテレビドラマになればと思います。<プロデューサー・岩崎愛奈コメント>世知辛い世の中だなと思うことが増えたような気がするここ数年。そんな時代の空気を吹き飛ばしたくて、主演・清原果耶さん×岡田惠和さんのオリジナル脚本で、ポジティブパワーと胸キュンに溢れたヒューマンラブコメディをお届けします! 清原さん演じる花枝は、人生に立ち止まり、恋に右往左往し、それでもずんずん前に進んでいく愛すべきキャラクター。そんな魅力的な主人公を、清原さんに演じていただけることがうれしくてたまりません。タイトル通り、観てくださる方へ「ファイト」を送るドラマになって、この冬をホクホクに温められるよう、キャスト・スタッフ一同、全力で頑張ります!トップ画像:(C)TBSウートピ編集部
2021年11月18日香川照之『日曜劇場/日本沈没ー希望のひとー』(日曜午後9時)の勢いが止まらない。世帯視聴率は11月7日放送の第4話まで毎週15%以上の高水準。連動する個人全体視聴率も高く、同9%以上が続いている(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。主演を務めているのは厚生官僚・天海啓示役の小栗旬(38)。もっとも、やたら目立っているのが地震学者・田所雄介役の香川照之(55)だ。田所は関東沈没を真っ先に予言した人物である。田所は異端の学者という設定で、もじゃもじゃパーマをかけ、古めかしい丸めがねをかけている。話し方はおどろおどろしく、これまでの香川が演じてきた人物のキャラクターとはかなり異なる。「パーマを始め、田所のキャラクターはほとんど香川さん自身が考えたものです」(TBSドラマスタッフ)役づくりにここまで入れ込む役者も珍しい。香川が『日曜劇場』に思い入れを抱いているせいもあるのだろう。■10本以上の『日曜劇場』に出演香川は役者デビューから32年目になるが、『日曜劇場』への登場は『日本沈没』で11作目。もはや“ミスター日曜劇場”と呼んでもいい存在だ。出演作を簡単に振り返ってみたい。『新参者』(2010年)、『南極大陸』(2011年)、『半沢直樹』(2013年・2020年)、『ルーズヴェルト・ゲーム』(2014年)、『流星ワゴン』(2015年)、『99.9―刑事専門弁護士―』(2016年・2018年)、『小さな巨人』(2017年)、『集団左遷!!』(2019年)。どうして『日曜劇場』への出演が多いのか。調べて見ると、香川の母・浜 木綿子(86)と今もTBSの現役プロデューサーである石井ふく子さん(95)との関係が発端だった。「浜さんは石井ファミリーの一員で、数々のドラマに出ています。このため、香川さんが役者を志した際も石井さんに相談したんですよ。石井さんは面倒見のいい人なので“私に任せて”ということになったんです」(同・TBSドラマスタッフ)香川は石井さんのプロデュース作品でデビューすることに。故・大原麗子さんが主演した単発1時間作品『空き部屋』(1988年)である。「実はこの作品も『日曜劇場』なんですよ。香川さんの出演作は11本ということになっていますが、石井さんがプロデューサーで単発作品ばかりやっていた1993年までの旧『日曜劇場』時代の作品も加えると、出演作は16本あるんです」(同・TBSドラマスタッフ)香川にとって役者としての出生地は『日曜劇場』なのである。道理でなじんでいるわけだ。「1994年から連続ドラマになった新『日曜劇場』で、香川さんが初めて出演したのは『新参者』ですが、このプロデューサーは『半沢直樹』と一緒なんです。『新参者』で香川さんは律儀な生保会社社員を好演し、プロデューサーと気も合ったようなので、『半沢直樹』にも起用されたのでしょう」(同・TBSドラマスタッフ)■東大時代にはADのバイトも香川の演技の評価が高いのは知られている通りだが、明るくて周囲への気配りも忘れないからスタッフ受けもいいのだ。「『ルーズヴェルト・ゲーム』『流星ワゴン』などのプロデューサーも『半沢直樹』と一緒なんです。プロデューサーが演技力を買い、ウマも合う役者を続けて使うのは珍しいことではありません」(同・TBSドラマスタッフ)香川と『日曜劇場』の関わりはまだある。東京大学文学部の卒業を控え、役者になることを決心した時期、『日曜劇場』も撮っているTBS系列の緑山スタジオ(横浜市)でアシスタント・ディレクターのアルバイトをやっていたのだ。「アシスタント・ディレクターは制作現場の雑用係。縁故がないと出来ませんが、これも石井さんの肝煎りで決まりました」(同・TBSドラマスタッフ)もともとは浜が香川に「役者になるのなら、裏方さんの苦労を知ったほうがいい」と助言し、石井さんに仲介を頼んだ。これにより、香川はスタッフたちとも知り合いになった。その人柄から、アシスタント・ディレクターとしても評判は良かったようだ。こういった香川の軌跡を知ると、“ミスター日曜劇場”となったのもうなずける。『日曜劇場』はファミリー向けの作品が多く、それも香川の役者としての特性に合ったはずだ。ラブコメが多い放送枠だったら、事情は違っただろう。香川は10月からはTBSの情報番組『THE TIME,』(平日午前5時20分~同8時)のキャスターも務めている。毎週金曜日のみとはいえ、早朝から2時間40分の長丁場だ。売れっ子役者がやる例はあまりない。これも『日曜劇場』が関係するのだろうか。「いや、これは違います(笑)。9月末で終わった『ぴったんこカン・カン』の女性チーフ・プロデューサーを香川さんは大いに買い、信頼していた。だから、この番組には頻繁に出演していた。実は『THE TIME,』のチーフ・プロデューサーは同じ女性なんです。このため、『ぴったんこカン・カン』の司会だった安住紳一郎と常連ゲストの香川さんが、そろってキャスターになるという離れ業が実現しました」(同・TBSドラマスタッフ)新人クラスから大物まで、スタッフと付き合わない役者は少なくない。だが、香川は正反対。スタッフたちと積極的に接している。それが成功の一因に違いない。高堀冬彦(放送コラムニスト、ジャーナリスト)1964年、茨城県生まれ。スポーツニッポン新聞社文化部記者(放送担当)、「サンデー毎日」(毎日新聞出版社)編集次長などを経て2019年に独立
2021年11月14日関口宏1987年から34年続いているTBSの報道番組『サンデーモーニング(略称・サンモニ)』(日曜午前8時)が存亡の危機にある。大幅リニューアルや打ち切りが現実味を帯びている。■コメンテーターは“身内”だらけ番組の生命線である視聴率が低調なのだ。「『サンモニ』は高視聴率のはず」と言う人も多いだろうが、それは世帯視聴率の話。若い人やスポンサーが歓迎するF1層(女性20歳~34歳)の個人視聴率は低い。8月29日放送分のビデオリサーチの数値(関東地区)は世帯視聴率こそ14.6%あったものの、F1層の個人視聴率は0.8%に過ぎない。一方、中山秀征(54)がキャスターを務める日本テレビの競合番組『シューイチ』の場合、世帯視聴率は10.5%ながら、F1層の視聴率は4.6%もある。日テレの制作者は以前から「CM収入は『シューイチ』のほうがはるかに上」と豪語してきた。F1層の視聴率を見ると、それも合点がゆく。『サンモニ』の完敗である。F1層の視聴率はCMの売り上げに直結する。個人視聴率がテレビ界の物差しの主流になったのは昨年4月から。それまでは世帯視聴率が中心で、『サンモニ』はこの世の春を謳歌したものの、尺度が変更されたことで一転、必ずしも高視聴率番組とは言えなくなった。すると、これまでは抑えられていた『サンモニ』批判がTBSの局内外で急に噴出し始めた。世の常だ。批判の声の代表格は、キャスターの関口宏氏(78)が会長を務める芸能プロダクション『三桂』の所属者が、コメンテーターを始めとする出演陣に多いこと。三桂所属者は関口氏の発言に反論しにくいと思われるため、番組の多様性が阻害されてしまう。また、公平な競争が行われず、三桂所属者が優先的にコメンテーターに起用されると、逸材が公共の電波に登場するチャンスが減る。視聴者の利益に反する。この番組への出演を望んでいるが、「出られない」と嘆く若手の論客は少なくない。三桂の所属者の名前を挙げる。政治学者の姜尚中氏(71)、造園家で東京都市大特別教授の涌井雅之氏(75)大阪芸術大客員准教授の谷口真由美氏(46)、スポーツジャーナリストの中西哲生氏(51)、ゴルフ解説者のタケ小山氏(57)、アシスタントの橋谷能理子氏(59)、同じく唐橋ユミ氏(46)。確かに多い。関口氏の身内が多数いるため、番組内で誰かが問題発言をしようが、関口氏が見過ごすと、そのままになってしまいがち。8月8日放送分の「週刊御意見番」で張本勲氏(81)がスポーツ界の男女差別を助長する発言をしてしまったケースは典型例に違いない。張本氏は東京五輪のボクシング女子フェザー級で金メダルを獲得した入江聖奈選手(20)について「女性でも殴り合いが好きな人いるんだね」などと発言。日本ボクシング連盟から抗議された。SNSを見ると、多くの視聴者も放送中の段階で違和感をおぼえた発言だった。出演陣も気づいたはず。ところが、関口氏が発言の問題点を認識しなかったため、誰も声を上げなかった。報道番組としては痛恨だった。誤解している人も多いが、『サンモニ』を制作しているのは報道局であり、『新・情報7daysニュースキャスター』などをつくっている情報制作局の管轄ではない。『サンモニ』は報道番組なのだ。『報道特集』でさまざまな不当な差別への批判を繰り返しておきながら、自分たちが差別を助長する発言を許してしまった。張本氏の出演に関しては江川紹子氏(63)との摩擦が表面化した2010年5月の段階で見直すべきだったという声がTBS局内には以前からある。週刊御意見番コーナーで張本氏と江川氏の意見が対立。楽天・岩隈久志投手(当時)が途中降板した件をめぐってのことだった。すると番組側は江川氏に出演見合わせを申し入れた。これに対し、江川氏は自ら降板した。これでは番組が張本氏に忖度したと受け止められても仕方がない。■関口宏・張本勲に物を言えないワケなぜ番組側が張本氏に気を遣うかというと、理由は視聴率。「週刊御意見番のコーナーは番組内でダントツに視聴率がいい。降りられたら困る」(TBSスタッフ)関口氏にも番組側は意見しにくい。それが三桂所属者の大量出演の理由にもなっているようだ。それだけではなく、三桂所属者以外のコメンテーターの出演も関口氏がクビを縦に振らないと実現しないという。なぜ、関口氏に物を言いにくいのか。「『サンモニ』はずっと高視聴率だった上、毎年8月15日の『終戦スペシャル』などの報道番組の司会もお願いしてきましたから」(同・TBSスタッフ)関口氏は大功労者なのだ。その上、78歳。どんなに力のある局員より年長でキャリアも長いから、発言力が強い。この番組を「老害」と指摘する声もある。高齢者を排除するのも差別であり、問題だが、出演者が高齢者に偏るのも考えものだろう。8月29日放送のコメンテーターはどうだったのか。元経済企画庁長官・田中秀征氏(80)、ジャーナリスト・大宅映子氏(80)、前出・谷口真由美氏、BS-TBS『報道1930』の松原耕二キャスター(61)。平均年齢は66・75歳だ。関口氏を加えると同69歳である。これでは現役世代の共感を得るのは難しいのではないか。「『サンモニ』は左傾化した番組」という批判も古くからあるが、これは違うだろう。主張に一貫性がないからだ。2016年10月2日放送でコメンテーターのジャーナリスト・青木理氏(55)が、「自衛隊は一歩コントロールを政治が誤ると、非常に危険な組織」と発言した。関口氏も否定しなかった。安保法制が物議を醸した2015年以降、番組は自衛隊への冷ややかな態度を続けた。ところが8月29日放送分では日本近海での自衛隊とイギリス、米国、オランダの共同訓練を報じた後、コメンテーターの田中秀征氏が「いいことだと思いますよ」と解説。自衛隊の積極的な活動に理解を示した。関口氏はやはり否定しなかった。中国の脅威が現実化してきたからに違いない。戦前生まれの関口氏の考え1つで方向性が決まっているというのが、『サンモニ』の実情だろう。高堀冬彦(放送コラムニスト、ジャーナリスト)1964年、茨城県生まれ。スポーツニッポン新聞社文化部記者(放送担当)、「サンデー毎日」(毎日新聞出版社)編集次長などを経て2019年に独立
2021年09月05日都内で今年いちばんの猛暑となった日の早朝、自宅前からタクシーに乗り込んだ小林アナ8月上旬、朝7時過ぎに迎車のタクシーがマンションのエントランス前に到着。周囲を気にしながら乗り込んだのは、TBSの小林廣輝アナウンサー。白いTシャツ、グレージュの七分丈パンツにスリッポンというラフな装いで、黒レザーのトートバッグを肩にかけている。パンツとバッグは、『FRIDAY』に掲載されたときと同じものだ。「小林アナは6月に『FRIDAY』でテレビ朝日アナウンサーの斎藤ちはるさんとの熱愛が報じられました。同時に二股疑惑も浮上。斎藤アナがお泊まりした翌日に、別の女性も小林アナの自宅を訪れていたんです。その2週間後、再び『FRIDAY』が小林アナと交際していた4人の女性の“証言”を掲載。口をそろえて彼の浮気癖を語っています」(スポーツ紙記者)小林アナの不誠実な行為に怒った女性たちが、浮気の証拠写真を提供。“隠ぺい工作”を指示していたことも暴かれ、イメージは急降下。6股疑惑が発覚して、“赤坂のドン・ファン”と呼ばれるように。「TBSの平日午後のニュース番組である『Nスタ』と『アッコにおまかせ!』にレギュラー出演していましたが、報道を受けて出演を自粛。『おまかせ』では、先輩の国山ハセンアナが視聴者に向けて謝罪しました」(同・スポーツ紙記者)■番組起用が白紙になっていたその後、番組への出演はなく、現在は完全に表舞台から姿を消したまま。「安住紳一郎アナと俳優の香川照之さんが司会を務める朝の情報番組『THE TIME,』が10月から始まることが発表されていますが、ひとつ前の時間帯に姉妹番組も始まる予定なんです。この番組に小林アナが起用される話が出ていましたが、白紙になってしまったといいます」(テレビ局関係者)爽やかイケメンとして売り出し中だった小林アナは、TBS入社前から派手な行動で注目されていたという。「学生時代は“とにかく有名になって、目立つ存在になりたい”と話していました。水嶋ヒロさんや小栗旬さんが好きで、当時は俳優になりたかったみたいです。吉本興業のイケメンステージユニットのオーディションにも参加していましたね。趣味でバンドを組みながら、サッカー部にも所属。さらにバスケやハンドボールも得意で、多才でした。でも、国語が苦手で、漢字の間違いを指摘されることも。大学在学中には、アメリカ留学もしていましたよ」(小林アナの知人)2015年にはミスター慶應コンテストに出場し、準グランプリに輝いた。「インタビューでモテるテクニックを聞かれると“僕が聞きたいくらいです”と回答。そのわりには、当時から女性関係は派手だったんですけどね(苦笑)」(同・小林アナの知人)アナウンサーになったことで“目立ちたい”という願いはかなえられたが、火遊びが過ぎて転落。テレビに姿を見せなくなった今、何をしているのだろう。「異動はしていません。今もアナウンスセンターに所属していますよ。出社もしていて、早朝に来てジムに立ち寄ることも。ただ、周囲は現在の小林アナがどんな業務をしているのかまったく知らないんです」(TBS関係者)居場所がなくなったことで、退社を考えているのではないかという噂もあった。「局としても“ドン・ファン”のイメージがついた彼にアナウンサーの仕事をさせるのは難しいですからね。小林アナ自身はテレビ局の仕事にあまり未練はないみたいなんです。同級生のいるIT業界に転職するのでは、という話も出ていますよ」(同・TBS関係者)■母親は「世の中、甘くないよ」現状を聞こうと小林アナの実家を訪れると、外出先から帰宅した母親がサバサバとした明るい口調で語ってくれた。─今はどんな仕事を?「私もあまりよくわからないんですよ。そんなにしょっちゅうは連絡をとっていなくて。お騒がせしたことは本当に……、本当にどうしようもない息子です」─TBSを辞めて、別の仕事を始めるという話がありますが?「聞いてないですね。でも、昔から野望はいろいろあるみたいですよ。本当はアナウンサーとして勉強して、極めていきたかったみたいだけれど、ああいう報道が出てしまって、今はこういった状況じゃないですか。そりゃあTBSに入ったからには“目標は安住アナ”でしたからね」─タレントや俳優の道は?「それも本人次第じゃないですか。それでいいと思うならなるでしょうし、嫌ならならないでしょうし……。今後どうするとかは、私はまだ何ひとつ聞いてないんです。一時は本当に大変だったんです、あいつが悪いんですけど……。まあ、人生の勉強になったんじゃないんですか(笑)。“そんなに世の中、甘くないよ”と」─学生時代からそうとうモテたんでしょうね?「全然ないです!実家に女の子を連れてきたのも、大学時代に1人だけで。本っ当に好きな子がいて、その子だけです。高校時代は部活に熱中していたので、彼女とかそういう感じではなかったです。留年中も勉強に専念していましたしね。報道には“イケメンでイケイケ!”なんてありましたけど、まったくそんな感じではなかったです。だから今回の報道も“あらまあ、どうしたの”という感じで」目元が小林アナとそっくりなお母さん。息子のことは信頼しているが、さすがに報道を知って連絡したという。「記事が出た後、“俺、みんな敵に回しちゃっているから怖い”とこっちに戻ってきました。1週間か10日くらい、いましたね。報道直後は会社から“出社するな”と言われていたようで、しばらくここでプータローしてましたよ(笑)。男の子なので、今までも逐一連絡が来るようなこともなかったけれど、これから先のことは本人も考えているとは思いますよ」■俺みたいなグロいのは出さないポジティブキャラだった小林アナも、さすがに落ち込んでいるらしい。「“俺みたいなヤツ、テレビで使ってくれるわけないよ”って、自分でハッキリと言っていましたよ。“俺よりもっと若くて、ちゃんとしたヤツをテレビに出すに決まっているし、俺みたいなグロいのはもう出さないよ”とも。今は迷っている最中でしょうね」“目標は安住アナ”という野望を抱いて、仕事にはまじめに向き合っていたという。「アナウンサーの仕事は、本人にとって楽しいものだったようです。仕事を頑張って、実家に仕送りもしていたみたいですよ。成長したい思いが強く、必死に先輩方に追いつこうとしていました。アナウンスの技術以外に見た目にも気を配っていて、どんな髪型がテレビに出る立場としてふさわしいか悩んでいたことも。“アナウンサーとしてあるべき姿”を先輩たちから学ぼうと努力していましたね」(前出・TBS関係者)母親に仕送りについても聞いてみると、「そういうときもありましたけど、今はないです。仕送りといっても、本人の留学などにかかった費用を返済してもらっていただけですよ」と、笑って話す。私生活のだらしなさで自ら招いた挫折。心を入れ替えてアナウンサーの道を極めるのか、それとも新たな野望を見いだすのか。まさに今、人生の選択を迫られている。
2021年08月17日安住紳一郎、香川照之6月28日、TBSは今秋スタートの新番組『THE TIME,』の総合司会に安住紳一郎が決まったことを発表した。およそ1か月前の5月23日には自身のラジオ番組で、「少し変わった秘策なども取り入れながら、もう少し進んでいきたいと考えております」と語っていた安住アナだったが、彼の起用には一つだけ問題があった。「夏目三久さんの引退で『あさチャン!』が終了し、バトンタッチを受けて10月から安住さんが“朝の顔”になるわけですが、ただ、土曜に『新・情報7daysニュースキャスター』、日曜にラジオの冠番組『安住紳一郎の日曜天国』があり、週7日すべて生放送の仕事になってしまうという問題が生じたのです」(テレビ誌ライター)このままでは、労働基準法違反になってしまう恐れもあったのだが。「以前に、一部スポーツ紙で金曜日にだけ代役を入れると報じられましたが、とはいえ、人気・実力ともに民放トップクラスの安住アナ。代わりの人材はおいそれと簡単には見つかるわけもなく難航していたようです」(同・テレビ誌ライター)■香川照之が安住の代役にオリコンの『好きな男性アナウンサーランキング』で、第1回から第5回まで連続1位で殿堂入り。会社からの信頼も厚く、2020年には局長待遇に昇進した。局アナから彼の代役を選ぶのは難しいようだが、ここに安住が口にした“秘策”があった。「そこで急浮上した名前が、俳優の香川照之さんだったのです。香川さんは近年、TBSの『日曜劇場』枠のドラマに多数出演。中でも『半沢直樹』で演じた大和田常務の役は大きな話題を呼びました。今では誰もが認める“ミスター日曜劇場”です」(スポーツ紙記者)俳優として大活躍中の香川だが、実は以前からTBSと深い関わりを持っていた。「デビュー前、TBSの緑山スタジオでアシスタントディレクターのバイトをしていたんです。母親の浜木綿子さんからプロデューサーの石井ふく子さんに口を利いてもらい、ドラマの現場で働いていました」(同・スポーツ紙記者)安住アナとも長年の付き合いで、彼が司会を務める『ぴったんこカン・カン』には幾度となく出演してきた。「今日に至るまで計17回も出演していて、男性ゲストとしては最多です。2017年4月の放送回で、大泉洋さんと出演回数が9回で並んでいることを知らされると、“10回目は一緒に出演して、面白いほうが安住さんの後釜のメインキャスターだ”と発言。まるで今回の抜擢を見越していたかのようなひと幕でした。尾上松也さんが出演した際には“歌舞伎役者のMC枠は渡さない!”と吼えていましたから、やる気満々ですよ」(前出・テレビ誌ライター)意欲は十分だが、俳優の香川に朝の顔が務まるのだろうか。元・松竹の宣伝マンで芸能レポーターの石川敏男氏は太鼓判を押す。「香川さんは天才ですよ。役者としてだけじゃなく、ラジオやテレビのバラエティー番組でも存在感を示す。器用だから、朝の番組だって抜かりなくこなせるでしょうね。コメンテーターにどう話題を振り分けるのか、自分の意見をどう話すのか、見てみたいです」マルチな才能を持つ香川は、2012年から歌舞伎の世界にも身を投じ、実績を残してきた。「俳優と歌舞伎役者、ここまで完璧に両立させて活躍する人なんていませんよ。歌舞伎の世界に入ったとき、最初は“大丈夫?”とみんな心配していたんですが、彼の演技にすぐに魅了されてしまって。見事に不安の声をはねのけました」(石川氏、以下同)朝の番組となると、スケジュール的に厳しそうだが……。「週に1度の生放送、それも朝8時に終わるならその後ほかの仕事に向かえば間に合いますから、全く問題ありませんよ」■東大出身で知識も豊富ドラマのほか、ボクシング番組では解説を務め、『香川照之の昆虫すごいぜ!』(Eテレ)では“カマキリ先生”として昆虫愛を語るなど、その多才ぶりは飛び抜けている。「『日曜劇場』での活躍もあってTBSとのつながりは深いですが、今はどこの局も香川さんを使いたいんですよ。何でもできるから、制作側からしたら仕事をお願いしやすい。歌舞伎を考えると難しいけど、本当は週に1度といわず月~金で帯を任せてみたいところでしょう。ドラマ畑でもワイドショー畑でも、彼の名前が出て反対する人はまずいませんよ」昨年10月には、同局のバラエティ番組『クイズ!!試験に出るニュース』で“東大王”こと伊沢拓司とともにMCを務めた香川。自身も東京大学卒業という学歴に恥じない、ニュースや時事問題を扱ったクイズ番組で堂々たる司会ぶりを見せつけていたのだが、この活躍も踏まえての抜擢に至ったのだろう。それでも朝のワイドショーは激しい視聴率競争をしているが、その点でも心配はないという。「メインMCが安住さんですから、数字は間違いなくとれるでしょう。週に1回香川さんが代役を務めるのも新鮮で面白いし、いいアクセントになる。実績も踏まえて、これ以上ない適役だといえます」爽やかな安住アナに代わり、「次はこの話題DEATH!」と朝からフルスロットルな香川を見てみたい!
2021年07月03日小林廣輝アナウンサー(インスタグラムより)先日、『FRIDAY』(6月25日号)でテレビ朝日の斎藤ちはるアナとの交際が報じられ、同時に二股疑惑まで浮上したTBSの小林廣輝アナウンサーにさらなる醜聞が持ち上がった。追撃するように同誌(7月9日号)が報じたのは二股どころじゃない彼の奔放な女性関係。斎藤アナ交際報道が出た後に同誌には小林アナに関する情報提供、いわゆる“タレコミ”が続々と寄せられた。その数は実に12件、まだまだ出てきそうだという。そのうち4人の告白により小林アナの“生態”が記事化されている。今どきの若者なのだろうが、記事を読むと彼のチャラさが伝わってくる。小林アナは局内でも若手のホープとして期待されていて、入社してすぐに『アッコにおまかせ!』の進行役、『Nスタ』のニュースプレゼンターに起用されているが、どちらも“欠席”となり、出演を見合わせることとなった。2番組とも降板が濃厚とのことらしい。■公式SNSの運用を任されていたにも関わらず「当初は厳重注意で済ますつもりだったようです。『FRIDAY』第2弾が出る直前の“管理者会議”では、彼を番組から降ろすという話は出ていませんでした。同誌の報道が出た直後に現場、つまりセンター長とデスクと番組サイドで決めたようです。まあ、局内でも厳しく対処するべきだという声が出ていましたし、特に『Nスタ』は報道番組ですからね。いくら法に触れていないといっても、彼の行動は問題があります。それにあの番組の視聴者は主婦が多い。視聴者の反感を買ってしまうでしょうから」(TBS関係者)厳しい処分となったわけだが、厳しくなった理由はそれだけではないというのは別のTBS関係者。「彼は社内でも“アナウンス部の公式SNSの運用担当”だったのに意識が低すぎます。個人でインスタのDMなどを使って“女漁り”をしていたわけですから。『FRIDAY』の報道が出たとき、局内では“バカだな。脇が甘い”という声がほとんどでした。しかしアナウンサーも含め若手社員の中には“すごいね。やるねえ”と、どちらかといえば彼を賞賛する者もいた。第2、第3の小林アナが出てこないように綱紀粛清(こうきしゅくせい)のためのみせしめの意味もあったと思います」ほかには、“テレ朝の看板アナに恥をかかせておいて、甘い処分では示しがつかないだろう”との声も上がっていると聞く。そもそも小林アナと斎藤アナの交際が明るみに出なければ、彼を告発する女性が噴出することもなかったはずだ。そしてキー局の社員から聞こえてきたのはこんな声。「イケメンとかタレント性はいらないかな」一体どういうことか。■ジャニーズに履歴書を送っていた男性アナも最近はタレント出身の女性アナが目立ってきている。彼女たちは、元タレントだけに場慣れしていますから研修の手間が省け、即戦力になりやすいという利点があるからだ。昨今では男性アナにもそれと同じような傾向が見られるが、もともと男性アナは女性アナに比べたらどちらかといえば地味な存在だった。「これまでは男性アナは普通にアナウンサー業務ができればいいと、それほど容姿にこだわることはありませんでしたが、女性視聴者層の獲得を狙ってイケメンを採用することが多くなりました」(同前・キー局社員)確かに最近の男性アナはイケメン・長身が当たり前で、“才色兼備”が求められているのがわかる。実際に名が知れたタレントで男性アナになった例はまだないが、『ミスターキャンパス』や『コンテスト入賞者』など“プチタレント”のようなイケメンが採用されるようになった。前出のキー局社員が言うには、「最近の若手男性アナの中には芸能事務所に所属していた人もいます。日本テレビの川畑一志さんはもともと芸能事務所に所属していました。また、あまり知られていないところはありますが、同局の弘竜太郎アナも"ジャニーズ事務所”に履歴書を送っていた過去があります。その本質はやはり目立ちたいということでしょうから、有名人志向があるのは間違いない。タレントならマスコミの的になることを意識するものですが、彼らはそこまで気が回らないようです。有名人には違いないのですが、あくまで会社員だということを忘れないでほしい。これからは男性アナの採用には気をつけねばなりませんね」小林アナも顔が売れたことで、女性にアプローチしやすくなったところがあるのだろう。しかし、そんな“タレント感覚”は、ひとつ間違えば身を滅ぼすことになると、早く気づいていればこんなことにはならなかった──。<芸能ジャーナリスト・佐々木博之> ◎元フライデー記者。現在も週刊誌等で取材活動を続けており、テレビ・ラジオ番組などでコメンテーターとしても活躍中。
2021年07月01日新垣結衣5月19日に星野源と新垣結衣が結婚を電撃発表して、1か月がたった。’16年に放送されたドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)で、夫婦役を演じたふたりが、ゴールインしたことは日本中で話題に。月日がたっても、『逃げ恥』ファンの熱は冷めないようで─。「ドラマの撮影で使われたロケ地を回る“聖地巡礼”をする人が多いんです。このドラマは放送当時、平均視聴率は14・5%を記録する人気作で、昨年末に再放送、今年1月2日には新春スペシャルが放送されました。そのうえ、主役のふたりが結婚したとあっては、盛り上がるのも無理ないですよ」(テレビ局関係者)SNSにはロケ地を訪れた人たちの写真があふれているが、“聖地”の1つである神奈川県にあるマンションの近隣住民は、顔をしかめる。「マナーが悪い人たちがいるんです。ほとんどの人はマナーを守っていますが、一部の人がゴミを散らかしたり、マンションの前で騒いだりするんですよ。住民からは“もう来ないでほしい”という声も上がっていますね」■年始のスペシャルで“再燃”このマンションは、作中で星野と新垣が暮らす“自宅”として使われた。駅から徒歩10分ほどで、瀟洒な一軒家が立ち並ぶ閑静な住宅街にある。「マンションの外観に加えて、部屋の一室も撮影に使われていました。ドラマではマンションの名前は伏せられていたのですが、ネット上ですぐに特定されてしまって……。最初は、住人たちも、“自分が住んでいる場所が使われてうれしい”と好意的な反応でしたが、少しずつ不満が上がるようになったんです」(同・近隣住民)住民たちが“聖地巡礼”に眉をひそめるのには、こんな事情も。「このあたりは年配の人が多く、普段は人通りも少ないです。ドラマの撮影中ならまだしも、終わった後も騒がれるのはイヤだったのかもしれませんね」(同・近隣住民)とはいえ、ドラマが終わって5年もたつので、やじ馬も減ってきていたのだが、今年からまた訪れるファンが増え始めて─。「20代の若い人が数名で来て、ワイワイ騒ぎながら、マンションの写真を撮っていましたね。年始のスペシャルが放送されたことで、“再燃”したのではないでしょうか」(別の近隣住民)度重なるマナー違反に我慢ならない人もいたようで、「4月から1か月くらい、マンションの壁に“撮影禁止”の貼り紙がされていました。自分たちが住んでいる場所を勝手に撮影され、ネットに投稿されることに対して、住人から苦情が入ったようです」(地元住民)配慮を欠いた行動は、“恥”なだけで、役にも立たない。
2021年06月22日2021年6月18日に、俳優の北川景子さんが主演を務めたテレビドラマ『リコカツ』(TBS系)が、最終回を迎えました。同ドラマで北川さんは、俳優の永山瑛太さんと夫婦役を好演。離婚をテーマにした、笑いあり涙ありのラブコメディは反響を呼び、最終回の放送後、ネット上では「リコカツロスになった」というコメントが多数寄せられています。『リコカツロス』を嘆いているのは、一般視聴者だけではありません。あの人も、同ドラマの最終回に反応していました。北川景子の夫・DAIGOの『リコカツ』推しが、ほほ笑ましいあの人とは、北川さんの夫である、ミュージシャンのDAIGOさんです。DAIGOさんは、妻が主演を務める『リコカツ』の第1話が放送されると、早々にドラマの感想をTwitterに投稿していました。妻が出るドラマを見たDAIGO『正直すぎる感想』をもらし、ネットが沸くその後も、DAIGOさんはドラマが放送されるたびに「ネタバレになるから詳しくは書けない」と前置きした上で、1人のドラマファンとして感想を投稿し続けます。そして迎えた最終回。DAIGOさんは『リコカツ』の最終回が放送される前に、次のようなツイートを更新しました。夜なのに最高の虹がかかったあとは22時からリコカツ泣いても笑っても最終回さあ見ようふたふたまるまる!!! #リコカツ — DAIGO (@Daigo19780408) June 18, 2021 22時からの放送をアピールしたDAIGOさん。テレビの前で放送を心待ちにしている様子が伝わってきますね。最終回の放送後、DAIGOさんはドラマを「とにかく最高だった」と評し、すでに『リコカツロス』に陥っていることをつづりました。リコカツ最終回おわってしまった。ネタバレだから言いませんがとにかく最高だった。本当の妻が、ドラマでは咲にしか見えなくて、全力で紘一さんと咲を応援してる自分がいました☺️素敵なドラマでした!ただもうリコカツロスがはじまった。同じ気持ちの人リツイート! #リコカツ — DAIGO (@Daigo19780408) June 18, 2021 DAIGOさんは「本当の妻が、ドラマでは咲にしか見えなくて、全力で応援している自分がいました」と、北川さんがドラマで演じた咲という役名を用いて、妻の演技を絶賛。DAIGOさんは北川さんの夫としてはもちろん、何よりも1人のドラマファンとして、作品を深く愛し、楽しんだようです。【ネットの声】・DAIGOさんのコメントが、仕事を頑張る妻への愛にあふれていて素敵。・妻がほかの俳優さんと夫婦役を演じる姿に、嫉妬するどころか誰よりも楽しむなんて…DAIGOさんはさすがすぎる!・ドラマ放送後にある、DAIGOさんのコメントが毎回の楽しみでした。自分もすでにリコカツロスです。妻の仕事を応援し、率先して作品を盛り上げようとするDAIGOさんの姿に、多くの人が心をつかまれました。ちなみに北川さんは、『リコカツ』が夫婦の在り方を描いたドラマということで、クランクアップ時に、DAIGOさんについて「ドラマ撮影時はいろいろと協力してもらい、支えてくれた」ともコメントしています。北川景子、『リコカツ』クランクアップ「夫婦の数と同じだけ夫婦の形がある」DAIGOさんたちが、お互いに助け合いながら、家事や育児、仕事を両立していることが伝わってきますね。夫婦関係を築く上で欠かせないのは、相手を思いやる気持ちだと改めて実感させられます。[文・構成/grape編集部]
2021年06月19日『音楽の力で日本を元気に!』という願いを込めて2011年から始まったTBSの音楽特番『音楽の日』が、2021年も放送されることが決定しました。11年目となる今年のテーマは、人を笑顔にする『Wa!』。繋がる『輪』、笑うの『ワ』、ワクワクの『ワ』と、こんな時だからこそ、日本中を元気にするさまざまな『Wa!』を音楽を通して届けるとのことです。また、『音楽の日2021』の総合司会は、11年連続となる中居正広さんと安住紳一郎アナウンサーが務めることも発表されました。『音楽の日2021』は、2021年7月17日、午後2時から約8時間にわたって生放送予定。中居正広さんと安住紳一郎アナの息の合った司会はもちろん、どんな形で『Wa!』を届けるのか、今から期待が高まります。[文・構成/grape編集部]
2021年06月18日平田満第1話の無料見逃し配信の再生回数は約263万回。TBSドラマの第1話の配信で歴代1位になるなど、注目を集めるドラマ『リコカツ』。6月18日に最終回を迎えるが、その人気ぶりとは対照的に現場では苦労も絶えなかった。「北川景子さん演じるヒロインの父親役を演じていた佐野史郎さんが腎臓機能障害により途中降板することになり、4話から平田満さんが代役を務めることになったんです。4話の冒頭では、娘役の平岩紙さんが“パパ眼鏡変えた?”とキャスト交代による違和感について触れ、孫役の夏野琴子さんが“ママ、そこ触れちゃダメ”とイジるシーンが話題になりました」(テレビ誌編集者)■保護者も聞き惚れる“読み聞かせ”異例の途中交代というプレッシャーの中、ヒロインの父親役を熱演している平田。劇中では元大手広告代理店勤務で浮気性のチャラい父親を演じているが、素顔の彼は家族思いだという。「コロナ禍前までは、娘さんとベビーカーに乗ったお孫さんとよく商店街で買い物をしていたよ。孫を抱っこして、すごく楽しそうにしていたのが印象に残っているね。でも感染対策なのか、去年の春以降は見かけなくなったね」(近所の商店街に店を構える店主)「学校の帰り道だったのか、お孫さんと娘さんとたい焼きを買っている姿を何度か見たよ。ここ1年半ぐらい姿はお見かけしないね」(別の店主)孫を溺愛しているようで、孫が通っていた都内の保育園ではこんな姿が目撃されている。「この園では祖父母が特技を披露する“ぽれぽれの会”という発表会が年に1回あるんですが、平田さんがサプライズで登場。子どもたちに本の読み聞かせをしてくれたんです。さすがプロの俳優さんだけあって朗読がとてもうまく、“無料で聞いていいのかしら……”と、保護者たちも聞きほれていましたね」(同じ保育園に子どもを通わせていた保護者)実は平田が朗読を披露したのは、1回だけではないという。「上のお孫さんが保育園に通い始めた’14年から下のお孫さんが卒園する2年前まで、奥さんと毎年参加されていましたね。恥ずかしがって特技を披露したがらない祖父母が多い中、平田さんは率先して手をあげて、本を読んでくれましたからね。ウクライナ民話の『てぶくろ』とベストセラー絵本の『ねぇどれがいい?』を披露してくれたのは、特に記憶に残っています」(同・保護者)現在は小学校に通っている孫たちの運動会も、毎年欠かさず見に来るという平田。家族サービスに余念がない優しい彼が代役を務めてくれたからこそ、ドラマも人気をキープできたのかも!
2021年06月18日ドラマ出演権をかけたTBSのスター育成プロジェクト『私が女優になる日_』。番組には約9000人の応募者から選ばれた、10名の候補者が登場。プロデューサーなど第一線で活躍する審査員を前に、熱い演技バトルを繰り広げる。笑いあり涙ありの戦いや、メンバーが成長していく姿を見て、ハマる人が続出。インタビューからもわかる通り、彼女たちはまだ何にも染まらない原石。磨きをかけ、輝く女優になるのは誰…?スター誕生の瞬間をお見逃しなく。気になる候補者10名から、今回は5名にフォーカスします。肱岡 加那美夢のためなら努力は惜しまない!物事に全力で取り組む姿勢に自信あり。女優になるのが夢だったけれど、これまで踏み出せなかったという肱岡さん。「このオーディションを知った時、やりたい気持ちが溢れて。親は驚いていたけれど、今は応援してくれています」。素顔は大学生。高校ではオール5の成績を連続でとったことも。「何事もやりきってこそ結果がついてくると思うので、全力で女優を目指したい。勉強に疲れた時、ドラマや映画に励まされてきました。私も人に力を与えられたらいいな」Kanami Hijioka2002年4月12日生まれ。岐阜県出身。特技は書道。8年間続け特段の腕前。石原さとみさんの自然な演技が好き。出口 真帆演技で人を惹き付けられる、引力のある女優になるのが目標。プロジェクトメンバー中最年少の13歳。「幼い頃は引っ込み思案でしたが、ダンスや神楽を習い、表現する楽しさを知りました。自分のことを見てもらうって嬉しいこと。人を惹き付ける演技ができる女優になり、出口真帆という人間を多くの人に知ってもらいたいです」。出身は福岡。収録はもちろん、東京の街を歩くこともドキドキだとか。「地元は登校中にイノシシと出合うような場所。自然に囲まれてのびのび育ちました!」Maho Deguchi2007年6月10日生まれ。福岡県出身。趣味は空を見ること、映画・音楽鑑賞。憧れの女優は小松菜奈さん。渋谷 風花小さい頃から密かに抱いていた夢と、殻を破りたいという思いを胸に応募。「面接も演技審査も全然ダメで。なんで私がここまでこられたのか…」と控えめな渋谷さん。「小さい頃から芸能界に興味があったのに、人見知りだし、自信もなくて。自分を変えたくて応募しました。行動力はあるんです。このプロジェクトもCMで知り、即応募しました」。カメラの前に立つのは慣れないけど、楽しみも。「メイクやスタイリングをプロにしてもらうのが憧れだったので、オーディションを受けたかいがありました(笑)」Fuka Shibutani2002年9月19日生まれ。青森県出身。音楽が好きで、特技はピアノとドラム演奏。憧れは多部未華子さん。高倉 萌香アイドル活動で得た度胸が武器!明るい性格とマイペースさも持ち味。メンバーの中で唯一、アイドルとして活動した経験を持つ。「1年前までNGT48にいました。今回応募したのは、自分の可能性を試したかったから。人前であまり緊張しないという強みはありますが、演技は初心者。セリフを覚えるのも感情を込めるのも難しくて、焦ります。でも自分にしかできない表現をして、マイペースに楽しみたい!」。憧れは、広瀬すずさん。「私も自分らしさを持ちながら、役に染まれる女優になりたいです」Moeka Takakura2001年4月23日生まれ。新潟県出身。2015年から5年間、NGT48で活動。趣味は料理と愛犬の散歩。赤穂 華憧れの女優さんとの共演が夢。性格は、さばさばしたおじさん!?長澤まさみさんに憧れて女優を目指したという赤穂さん。「出演作はほぼ全部見ました。そうして映画やドラマに触れるうちに、“私も演じる側になりたい”と思ったんです。今まで勉強も部活も中途半端だったけど、このプロジェクトに参加して、初めて本気になれるものに出合えました。夢はもちろん、長澤さんとの共演です」。性格は、明るくさっぱり。「おっさんぽいってよく言われます(笑)。好きなおやつはスルメ!」Hana Ako2005年12月12日生まれ。兵庫県出身。宝塚歌劇観劇も趣味のひとつ。宙組・芹香斗亜さんのファン。『私が女優になる日_』田辺エージェンシー×秋元康×TBSがタッグを組む、女優発掘・育成プロジェクト。TBS系列で毎週土曜24:58~放送中。Paraviでスペシャルディレクターズカット版、YouTube公式チャンネルで演技バトルを配信中。※『anan』2021年6月16日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・山本杏那ヘア&メイク・合田和人中山ゆかり橋込明子山崎純子(以上D‐GO)取材、文・間宮寧子衣装協力・FILA(by anan編集部)
2021年06月15日韓国の総合エンターテイメント企業CJ ENM(シージェイ・イーエヌエム)とTBSグループが、番組の共同制作を含む戦略的パートナーシップ協定を締結することで合意。グローバル市場をターゲットとした映像コンテンツの多角展開やデジタルシフトの動きを加速させていくという。“グローバルNo.1ライフスタイルクリエイター”を標榜する「CJ ENM」といえば、放送、映画、音楽、ライブ、アニメーション、動画配信サービスなど、エンターテインメント業界全般において多様なビジネスを展開している韓国最大のコンテンツ企業。カンヌ国際映画祭パルム・ドールや、米アカデミー賞授賞式で作品賞を含む4部門を受賞した映画『パラサイト 半地下の家族』の投資・配給企業として知られる。また、グループ企業の制作会社(スタジオドラゴン)は、Netflixで2020年に日本で最も話題になった作品TOP10で1位に輝き、新たな韓流ドラマブームを巻き起こした「愛の不時着」や、同じくTOP10入りした「サイコだけど大丈夫」、日本でリメイク制作された「シグナル」ほか、「ミセン-未生-」「記憶~愛する人へ~」「ボイス」シリーズなど数々の作品を世に生み出しており、CJグループの高クオリティのコンテンツは、すでにグローバル市場でも認められている。今後は、TBSグループ選りすぐりのクリエイター陣と共同で、日本や韓国に限らずグローバル市場をターゲットとするドラマやバラエティ番組、映画などのコンテンツ開発・制作を目指すほか、音楽や演劇などのライブエンターテインメントや、アニメ・漫画といった双方が強みを持つ様々な分野での協業に加え、クリエイターの相互人材交流といった多角的な取り組みを共同で推進していくという。今回の取り組みについて、TBSテレビ専務取締役の菅井龍夫は「TBSグループの優れたクリエイターと、世界で実績のある CJグループとのシナジーによって、新たな世界戦略コンテンツが生まれることに期待している」とコメント。また、CJ ENMの映画ドラマ統括チェ・ジンヒ副社長は「日韓を代表するコンテンツ企業である両社の制作力を活かし、グローバル市場を目標に多様なコンテンツを提供する予定だ。また、CJ ENMはグローバルコンテンツパートナー社との協業を通して、グローバル市場に向けたコンテンツの提供を継続する予定だ」と語っている。TBSではこれまでも「半沢直樹」や「逃げるは恥だが役に立つ」などの大ヒットドラマや、「SASUKE」「風雲!たけし城」などのバラエティ番組のフォーマットが各国で人気を博し、世界160を超える国・地域に数百作品、数万話を提供。近年は動画配信やIP活用による商品化、出版、テーマパーク、タイアップなど「マルチ展開」にも活動を広げている。(text:cinemacafe.net)
2021年06月15日※このコラムには『着飾る恋には理由があって』エピソード第8話までのネタバレが含まれます。(c)TBSフレンチレストランでのデートを軸に、それぞれの気持ちが錯綜してしまった今回。男子陸上・真柴杯・決勝開幕、シェアハウスに住む二体のこうじ、賛否両論の真柴の選択などについて言及していきます。■男子陸上・真柴杯・決勝開幕香子さん(夏川結衣)に譲ってもらった人気フレンチレストランの予約。駿(横浜流星)と真柴(川口春奈)にとっては初めての正式なデート。しかし、その当日に駿の仕事が入ってしまった上、予約客の到着が遅れたことで待ち合わせの時刻を大幅にすぎてしまい、おまけに駿はスマホを持っていないもんだから真柴に連絡も取れないという事態に。一方、駿が待ち合わせ時間に来ていないことを知った葉山社長(向井理)は、代わりに自分が行くと真柴の元へ。二人のイケメンが真柴を目指して猛ダッシュする姿は、まるで真柴をゴールとした男子陸上・真柴杯・決勝を見ているようでした。オリンピックを目前にした東京で巻き起こった、胸が熱くなるこの勝負。タッチの差で勝利したのは葉山社長。駿は道路越しの真柴に、「くるみー」と初めて下の名前で叫んだものの声は届かず。あんなにも下の名前で呼んでほしいと望んだ真柴の初めてが、車の音でかき消される様子は見ている方も切なさでいっぱいになりました。■葉山社長の大人な駆け引き(c)TBS「真柴のこと、頼むね。もし頼めないなら遠慮はしない」と、駿に堂々と宣戦布告した葉山社長。「初めに泣かせたのはどっちですか」と駿が食ってかかるものの、「ありがと。(俺のせいで泣いていた真柴と)付き合ってくれて」と、”俺が泣かせたのに一時的にリカバーしてくれてありがとな”と、余裕を見せながらマウントを取るかのような切れ味鋭い一言に震えてしまいました。それでも嫌なやつに見えないのが社長のすごいところ。結局、駿がレストランデートの件で真柴を泣かせそうになっていることに気づき、社長は「遠慮はしない」をすぐさま有言実行。駿との約束に見事カットインしたわけですが、やり手社長はやはり抜け目ない。真柴とのババ抜きでも「負けた方が秘密を話そう」と誘いかけ、わざと負けにいこうとしてましたしね。ババ抜きは中断してしまい、結局秘密とはなんだったのか聞けず、また我々は社長にお預けを食らったわけですが。もう何回目だよ、社長のお預け!こちとら何カ月待たされてると思ってるんだ!もうすぐ3カ月経つぞ!■賛否両論⁈真柴の選択(c)TBS今回真柴は、駿が時間に間に合わないと判断して「一人で行くよりは……」と社長の提案に乗り、二人で那須塩原のレストランに向かうこととなったわけですが、これ一番選んではいけない選択をしたと思いませんか。今までの発言から真柴は駿を彼氏としてはっきりと選んで、本人にもそれを告げていたわけですよね。そして、駿は葉山社長の存在をずっと気にかけていたことも知っているわけです。であれば、駿の代役として葉山社長は絶対に選んではいけなかった。代理で行ったことを隠せる環境ではないし、行ったことをどうやって駿に説明するのでしょうか。友人でも、陽ちゃん(丸山隆平)でも、他なら誰でもよかった。たまたま社長の都合が合ったからだとしても、駿の気持ちを知っていたら自分の大切な人との関係を天秤にかけて断るべきでした。■代案はあった⁉真柴の選択の正解とは他にも代案はあったと思うんですよね。例えば、駿の職場を知っているわけですから、そこに電話をして連絡を取るのも手だし、それが気後れして難しいとしても、駿の性格的に「絶対に行く」と断言していたのだから遅れてでも駆けつけてくれるタイプだと思うんですよね。なので、置き手紙を家に置いて駿を信じてレストランに一人向かって待つ、という手段もあったはずです。レストランデートが土曜だと仮定した場合、那須塩原行きの電車は、予定していた「17:16」の次は20分後にあるんですよ。それで行けば、フルコース約2時間と仮定しても全然楽しめる時間帯に到着するのではと。まだ描かれていない真っ当な理由や、そこまで駿を待てなくなってしまった真柴の余裕のなさや気持ちの揺らぎがあったのかもしれませんが。しかし、駿と行くはずだったレストランの名前は「AMOUR」。つまり、フランス語で恋人。その恋人という場所へ一緒に向かったのが葉山社長とはまた皮肉なこった。■通じ合う4回のノック(c)TBS駿が元職場のレストランで課題達成に向けて頑張る中、陰ながら応援しているけれど今までと違う駿の気迫に気後れして何もできない真柴。駿のいない部屋に向かって送った4回のノックは、本人に直接伝えられなかった「がんばれ」の気持ちを表していたのでしょう。一方、毎日遅くまで働き、家には寝に帰るだけ状態の駿。彼も帰宅後、真柴の眠る部屋に向かって4回ノックをしていました。真柴の応援している気持ちが通じての「ありがと」なのか、毎日遅くて直接顔を見て伝えられていない「ただいま」を意味するものなのか、はたまた素直に「おやすみ」なのか、視聴者ごとにさまざまな受け取り方ができるエモいシーンでした。あなたはこの4回にどんな言葉を当てはめましたか?■駿と社長の3つの共通点駿と社長って、いくつか共通点があるんですよね。真柴を好きなことはもちろん、例えばそれぞれのお店や会社の名前が「Hortensia(アジサイ)」と「el Arco Iris(虹)」とスペイン語だったり、二人とも職場から突然失踪して音信不通になり大切な人達を困らせた経験があったり……。性格は正反対ですが不思議なものですね。■シェアハウスに隠れる犬以外のこうじ(c)TBSそして羽瀬ちゃん(中村アン)。前回関係を持っていたクソ男とは、付き合っていることを確認せずなぁなぁな関係で傷つくことになりましたが、今回は陽ちゃんと正式にお付き合いすることになり本当によかった。陽ちゃん効果か、羽瀬ちゃんの雰囲気もゴリゴリの塩対応から一変し、塩麹に一晩漬け込んだ肉か⁉というほど柔らかくなりました。つまりそうなると、陽ちゃんは塩麹だったということになります。あのシェアハウスには、「犬のこうじ」と「塩麹の陽ちゃん」と二体の麹が住んでいたのですね。以前の羽瀬ちゃんは、みんなと食事をしても自分が食べ終わったらすぐ部屋に戻って閉じこもっていましたが、今やトランプを楽しんだり酔いつぶれてリビングで雑魚寝したりとだいぶ心を開いた様子。カップル二人での会話も優しい雰囲気が漂っていてほんわか和みますよね。幸せになってくれー!!!■社長との食事をどう収めるのか駿の気持ちを分かっていながら、どうして真柴は社長とレストランに向かうことに決めたのか。駿にはどう弁明するのか。どう説明しても駿の心に若干のわだかまりは残りそうですが、次回はどんな形でこの出来事が進んでいくのか。ドキドキとワクワクが止まりません!(やまとなでし子)
2021年06月15日「ついにジャイさんが7月1日付けで『役員待遇』から『上席役員待遇』に昇進することが内定しました。社内では早くも『ついに次期社長か!?』の声も出ています。もちろん堺雅人さんもそれを知って、とても喜んでいるそうです」そう語るのは、TBS関係者。ジャイさんとは、堺雅人(47)主演ドラマ『半沢直樹』で一躍有名になったTBSのヒットメーカー・福澤克雄監督(57)のこと。2020年に放送された続編の視聴率は32.7%を記録。もちろんドラマ部門で1位だった。「ジャイさんの剛腕は社内でも若いころから誰もが知るところ。良い作品を作るためには自らの信念を絶対曲げない“ジャイアン”ゆえ“ジャイさん”のニックネームになったのはあまりに有名です。もともとドラマ『3年B組金八先生(第5〜7シリーズ)』、『さとうきび畑の唄』(2003年)、『GOOD LUCK!!』(2003年)、『砂の器』(2004年)、『華麗なる一族』(2007年)などを手がけ、『さとうきび畑の唄』で2003(平成15)年度文化庁芸術祭テレビ部門大賞を受賞しています。ただ、こだわりの強すぎる職人肌ゆえ、制作費は予算よりもオーバーすることが日常的でしたが…」(前出・TBS関係者)一般の大企業では、いわゆる“職人タイプ”が社長に就任するのは珍しい。だが、今のTBSならその可能性があるという。「その理由は、今のTBSホールディングスの代表取締役がジャイさんをかねてから高く評価している佐々木卓氏だからです。佐々木氏は早稲田のラグビー部出身で、池井戸潤先生原作の『ノーサイド・ゲーム』の映像化にも尽力していました。同じく福澤監督も慶應義塾大学のラグビー部出身。1985年に全国大学ラグビーフットボール選手権大会で優勝、同年の日本選手権大会でトヨタ自動車を破り、慶應史上初のラグビー日本一に輝きました。2人の“ラガーマンの絆”は絶大なのです」実は福澤監督は富士フイルムを経てTBSテレビに入社している。「いままでの前例では、中途入社組は出世レースで遅れがち」(前出・TBS関係者)というが、福澤監督がリアル“倍返し”できるのか、今後の推移を見守りたい。
2021年06月15日安住紳一郎TBSを代表する安住紳一郎アナウンサーが今秋から始まる朝の新情報番組のMCに内定したと報じられ、波紋を呼んでいる。「安住アナは現在、5番組に出演中ですが、土曜日放送の『新・情報7daysニュースキャスター』、ラジオ番組『安住紳一郎の日曜天国』は共に生放送なんです。そのため“週7で生放送は、労働基準法に抵触するのではないか”“フリー化への布石では?”とさまざまな憶測が飛ぶことになってしまいました」(スポーツ紙記者)しかしTBS関係者は「どちらもない」と否定する。「昨年、アナウンス室のナンバー2に昇進するなど局も高く評価しているし、本人も会社を辞めるつもりはしばらくなさそうです。しかし、会社員の週7勤務は本人が希望したところで法律的に問題になってしまう。そこで局内では“安住シフト”の編成が急ピッチで進められています」大本命に挙げられているのがラジオ番組を変更する案だ。「『情報7days』は大御所のビートたけしさんを起用している手前、安住アナの事情で終わらせたり、日にちを変えたりするのは難しい。ラジオに関しては安住さんとアシスタントのみなので、動かしやすい。そのため秋以降は収録で対応するか、放送する曜日を移動させるかのどちらかで調整が進められているようです」(ラジオ局関係者)■週7勤務は“労働基準法違反”労働問題に詳しい『弁護士法人・響』の古藤由佳弁護士も、会社員の労働条件についてこのように指摘する。「原則として労働時間は1日8時間、週に40時間を超えてはいけないことになっています。さまざまな働き方がありますが、平均値でこの労働時間を超えてはいけません。また休日は、毎週少なくとも1回定めなければなりません。7日ごとに休日が必ずなければならないわけではないので、最長で12日連勤できる計算に。これ以上は認められず、会社員の週7勤務は労働基準法違反になります」昨年、局長待遇に昇進したことを出演したラジオで明かしていたが、役職のある人物でも違法にあたるのだろうか。「例外として経営判断に関与するほどの地位や職責にあり、労働時間を自分で管理できる労働者については、職務上、労働時間等を法律で規制することになじまないと考えられるため、先ほどの労働時間、休憩や休日に関する規定が適用されません。そしてこれは役職名など形式的な事情ではなく、日々の勤務実態から判断されます。また、仮に安住アナが管理監督者に該当するとしても、制限なく働かせることができるものではありません」(古藤弁護士)昨今、テレビ局でも働き方改革が進んでいることもあり、“週7生放送”になる可能性はきわめて低そうだ。「司会を務める『ぴったんこカン・カン』も、レギュラー放送は9月末でいったん終了する方向だと聞いています。安住アナの負担を減らすためにも、ほかにも番組が終了したり、降板するものが出てくるかもしれません」(前出・TBS関係者)TBSに安住アナの“週7勤務”の可能性について確認したところ、「秋以降に関しては、朝の番組を担当する以外は決まっておりません」(広報部)局をあげての“安住シフト”が吉と出ればいいが……。
2021年06月11日テレビアニメ『ソードアート・オンライン』(TOKYO MX)のリーファ(桐ヶ谷直葉)役や、『けいおん!』(TBS系)の中野梓役など、幅広いキャラを担当している、声優の竹達彩奈さん。2021年6月11日、株式会社KADOKAWAは、動画サービス『ニコニコ動画』にて、竹達さんのチャンネル『竹達彩奈のいちご一会日和』を開設したことを発表しました。『竹達彩奈のいちご一会日和』がオープン同チャンネルは、竹達さんが今やりたいことを求めて街に繰り出す、ロケが中心のバラエティ番組。初回となる同月19日20時の配信では、『【祝】竹達彩奈チャンネル開設&バースデイ生放送スペシャル』が放送されます。同日の放送では、ロケ企画に対する竹達さんの意気込みや今後行ってみたいロケについての企画会議などが行われるのだとか。また、同月23日に誕生日を迎えるとのことで、1人で誕生日パーティーをやってみるという前代未聞な企画もあるそうです。月額税込み550円のチャンネル会員になると、月2回の配信とアーカイブが楽しめます。声優として数々の作品に携わる、竹達さんの意外な一面が見られるかもしれませんね!【竹達彩奈のいちご一会日和】配信サイト:竹達彩奈のいちご一会日和料金:月額550円(税込)【初回生放送概要】番組名:【祝】竹達彩奈チャンネル開設&バースデイ生放送スペシャル放送日時:2021年6月19日20〜21時(予定)※番組前半は無料で視聴可能※全編視聴にはチャンネルへの入会が必要[文・構成/grape編集部]
2021年06月11日現在放送中のドラマ『恋はDeepに』(日本テレビ系)に出演している大谷亮平さん。『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)の風見涼太や、連続テレビ小説『まんぷく』の小野塚真一など、優しい人の役が印象的な大谷さんが今回演じているのは、綾野剛さん演じる蓮田倫太郎と対立する実兄の蓮田光太郎です。今回の役への向き合い方や、現在の心境について話を伺いました。「悪役に挑戦」という意識はない——ドラマ『恋はDeepに』への出演は新鮮に感じられたそうですね。大谷亮平さん(以下、大谷):はい。ラブコメのようなジャンルに出演する機会が少なく、わりとシリアスな作品が多かったので、新鮮でした。——大谷さんが演じる光太郎は、倫太郎にとって敵対関係にあります。これまで “いい人”の役の印象が強かったので、“ヒール”な役も新鮮でした。大谷:ありがとうございます。ただ、自分では光太郎のことを“悪いやつ”だと思っていなくて、特別に悪く見せようともしていないんです。これまでの放送分(編集部註:インタビュー時は5話まで放送)では弟の行動を邪魔するようなポジションなので、そう見えるかもしれないのですが、光太郎は光太郎の人生を生きているだけなんですよね。——光太郎の人生を生きているだけ。大谷:そうです。自分が信じる道、自分のやり方を貫き通した結果、見る人にとっては悪く見えるかもしれない。そんな感じです。僕は彼の行動には人間味があるなと感じていて。光太郎はずっと会社や仕事のことを第一に考えてきました。むしろそれしか選択肢がないと思っていた。そこに自分にとって脅威となるかもしれない存在が現れたら、正しいかどうかは別として、相手より先に成功を手にしようと焦ったり、邪魔をしてしまったりするのは人間ならば考えられる行動だと思います。仕事で切羽詰まったときや、とあるシチュエーションではそうなっていくこともあるよね、と。だから僕は光太郎を単純な“悪い人”にはしたくなくて、彼なりの生き方、考え方に思いを馳せながら演じました。細部にまで情熱を持つふたりとの共演——綾野さん、石原さんとの共演はいかがでしたか?大谷:おふたりに共通していると感じたのは、作品にかける熱量です。言葉にすると、一見当たり前なのですが……。近くで見ていて、細部に込める思い、魂のようなものをとても感じました。主演なので、僕らよりもずっと出番があって、何シーンも撮るのですが、このシーンはパッと終わるだろうという場面にもこだわる。なんとなくでは済ませない人たちなんです。ふたりの熱量を受けて、僕自身も引き出されていく感覚がありました。特に綾野さんとは、バチバチするようなシーンが多かったので、気持ちを受け取って、返して……というやりとりが面白かったです。綾野さんが演じると倫太郎はこんなふうに怒って、こんなふうにぶつかってくるんだって。芝居では怒るとか叫ぶという表現がよくあるのですが、人によってアプローチが全然違うんですよ。誰がキャッチするかによっても、全く違うものになります。そこがこの仕事の楽しいところで、やりがいだと僕は思っているんです。失敗が糧になるとはわかっているけれど…——著書の『日本人俳優』や過去のインタビューなどを拝見するとたびたび「自信がない」とおっしゃっていて、意外な感じがしました。今年は大河ドラマ『青天を衝け』にも出演されましたよね。何か「自信」に関して変化はありましたか?大谷:意外ですか?(笑)——韓国でのキャリアもありますし、日本に拠点を移してからも多くの話題作に出演されているので、外側から見ると順調なステップアップなのかな、と。大谷:自信は今もないですよ。周りに「こうだよ」「ああだよ」と言われると、そうなのかな?と流されてしまうことも多いですし。その結果、自分の直感を信じるべきだったなと思うことも多いです。失敗することだって怖いし……。だけど、今になって思うのは「若いときにもっと恥をかいておけばよかった」ということ。失敗してこなかったことを後悔しているんです。——たとえば、どのような失敗が必要だったと思いますか?大谷:仕事に関しては、演技で複数のプランが浮かんでも、安全なほうを選択してきたことがすごく歯がゆいです。ちょっとリスクを負ってでも挑戦を選んでいれば、その経験が自分のものになって、引き出しがもっと増えたのではないかと。恥をかくことを恐れて“セオリーどおり”にしてきたので、そこから外れたときどうなるのかイメージできないんですよ。蓄えがある感じがしない……というのが厄介だなと今はとても感じています。——それは、今からでも遅くないのでは?大谷:そうですね。でもやっぱり、年齢を重ねるほど失敗ってしづらいし、周りのことも意識してしまうし。いざその状況におかれるとなかなか……。自分のそういうところがイヤなんですけどね(苦笑)。——たしかに、失敗はしなくて済むならしたくないです。人に励まされても勇気が出ないというか。大谷:「大丈夫だよ」「自信持って」と言われても、結局は本人の問題なので。勇気を出すには「今それを引き受けないと、また10年後に後悔するぞ」と自分で自分に打ち勝っていくしかないのかな、と思います。■作品情報日本テレビ系水曜ドラマ『恋はDeepに』毎週水曜よる10時放送中(スタイリスト:伊藤 省吾(sitor)、ヘアメイク:堤 紗也香)(取材・文:安次富陽子、撮影:宇高尚弘)
2021年06月09日※このコラムには『着飾る恋には理由があって』エピソード第7話までのネタバレが含まれます。(C)TBS表参道のシェアハウスから飛び出て、今回は離島でシェアハウス⁈︎今週はコンビニ感覚で海を渡ってきたどえらい男二人や真柴を支えてくれる人々、駿のスティーブ・ジョブズ説、とうとう結ばれたあの二人など、新たな展開に!■「ましば」を表す3回のノック(C)TBS人に気持ちを乱されたり、誰かに寄りかかったりすることなく常に自分の足で立っている駿。そこに突然の元カノの登場。しかも、自分がたたんだはずのお店を同じ店名で続けていたという衝撃の事実を知ることになり、動揺が隠しきれず不安にかき乱されていました。今までの駿なら、自分のペースを取り戻すよう自分に言い聞かせて冷静になっていたのでしょう。しかし、真柴という存在に心を開いた証なのでしょうか。不在の真柴の部屋に向かって不安気な表情で3回のノック。まるで「ま・し・ば」と呼んでいるかのような、一緒にいてほしいという心の声が漏れるノックでした。自分のペースを乱さない彼が、真柴に恋をして人間らしく心を乱されていき、そのまま居ても立っても居られなくなり真柴の出張先にアポなしでやってきたのも、この裏の不安な場面を見ているからこそ一層愛おしかったですね。■コンビニに行く感覚の気軽さで海を渡ってきたどえらい二人今回はまさかの場外戦。シェアハウスから飛び出て、真柴、駿、葉山社長、真柴のお母さんと真柴の実家で一つ屋根の下。しかし、駿も社長も思いつきではるばる離島までやってくるってえげつない行動力ですね。深夜に思い立ってコンビニにアイスを買いに行くくらいの気軽さで海を渡ってきましたけど。駿は社長に「真柴に会いに来た」と本音を伝え、社長の気持ちに火をつけ、敵に塩を送る形になってしまいました。今までニコニコ人当たりの良かった社長が「そうだねぇ……やっと気づけた気がするよ」と本気モードになったギャップがエグかっこよかったですね。社長はこれから本気の攻勢をかけていくんでしょうか。どんな大人の攻め方を見せてくれるのか楽しみです。■頑張った結果は仕事の成果ではなく人望に現れる(C)TBSいろんな人に愛され応援され、支えられている真柴を感じることができる今回の旅。お節介すぎて、たまに鬱陶しがられてしまうこともあるけれど、離れていても一番の応援者であり理解者である愛情いっぱいのお母さん。一日過ごしただけで真柴の気持ちが駿にあることもしっかり見抜いていましたね。そして、真柴の見つけた新しい商品を「見たい!」と、京都から離島まで尋常じゃない行動力でふっとんできた葉山社長。真柴の仕事を評価し、彼女が仕事に対して持っている隠れた気持ちを優しく引き出すようにして、道を示してくれます。一方、突然降りかかってきた寂しさと不安から、真柴に会いにアポ無しで突然やってきた駿。時に「行動しろ」とくすぶる真柴を焚きつけて後押ししてくれたり、今回のように失敗した時は何も言わずにそばに寄り添ってくれたりします。そして、インスタを見て応援してくれている島のご近所さんたち。直向きに頑張る真柴だからこそ、こうやってたくさんの人が支えてくれるんでしょうね。仕事は失敗したけれど頑張り続けてきた結果は、仕事の成果ではなく、周囲の人のたくさんの応援となり現れていました。たくさんの愛を感じ、それを一層深めた帰省でしたね。■駿と社長、それぞれの「マイペースさ」とは(C)TBS葉山社長も駿もマイペース。ただ、一口にマイペースと言っても、それぞれ異なるマイペースなんですよね。葉山社長の場合は、行動的で好奇心旺盛、自由奔放、天真爛漫。ヤンキーの落書きのごとく「愛羅武友」「夜露死苦」ばりの漢字の羅列になってしまいましたが、自分のやりたいことがありすぎて、ひとところに留まることなく常に走り、泳ぎ続ける回遊魚のよう。新しいものをどんどんと開拓していくし、目標のためならどんなことでもいとわず挑戦し、常に大きな夢を抱きながら気の向くままに世界中を走り回っています。一方駿は、自分の価値観に従って、人の意見に惑わされずやりたいことだけをやって生きています。その日が幸せに自分らしく生きられたら100点!という考え方で背伸びをしたり、今以上を求めたりしていません。新しいものに簡単に飛びついたりはせず、今あるもので価値を感じているものを長く大切にするタイプ。そんな、それぞれ違う種類のマイペースな生き方の二人ですが、恐らく付き合ったらどちらも真柴を優しく支えてくれるのでしょう。でもきっとそばにいてほしい時、物理的に横にいてくれるのは駿かもしれません。今回も「隣にいるよ」と真柴のつらい時に寄り添ってくれていましたが、彼は大切にすると決めた相手には優先順位は一番で、とことんそばで尽くしてくれそうなタイプです。葉山社長も大切にはしてくれると思うんですが、仕事も同じくらい大切にしているので恐らく常に飛び回っていて、すぐ会いたい!という時にそれは叶わなさそう……。■駿・スティーブ・ジョブズ説ミニマリストである駿の持ち物は最低限。ですので、洋服も毎話のようにベージュのカットソーで登場します。これだけの頻度で着用しているということは、一週間に数回は着ていると思うんですよね。でありながら、全くへたっていない。あのリボンの部分なんか、洗濯を重ねていくとすぐによれていきそうなもんなのに全くの新品のよう。おまけに、あれを着ながら頻繁に料理もしてるのにシミ一つない。これによって二つの仮説が立てられます。一つは、駿がたった一着を毎回念入りな洗濯のもと、丁寧に丁寧にアイロンがけをしている洗濯王子説。もう一つは、気に入ったら同じものを数着購入してユニフォームのように着続けるスティーブ・ジョブズ説。真相やいかに。■二つの感情がむき出しになった瞬間(C)TBSストーカーに大事故を起こされそうになっても、ぶちギレることなく冷静かつ穏やかだった陽ちゃん。まさに生ける菩薩だった彼が、今回初めて感情的な一面を見せていました。羽瀬ちゃんがひと悶着あった元カレ(?)と会っているのを見た瞬間、心配のあまり聞いたことのない言葉遣いで激昂していましたね。彼にも喜怒哀楽の怒りの感情がきちんと存在したようです。そして羽瀬ちゃん。自分の感情をさらすことなく、クールどころか氷点下のコミュニケーションを取り続けてきた彼女。あまりに塩対応がすぎて、サラサラの塩どころかゴリゴリに固まった岩塩のようなので、おばあちゃんちでよく見る、塩の湿気取り用の炒った米でも撒いてやりたくなるほどでした。羽瀬ちゃんは、突然陽ちゃんにキスをした時も、本心は言わず適当にごまかし逆ギレしていましたが、最後はやっと素直になれました。「私が好きなのは陽ちゃんだから」と気持ちをさらけ出し、二人の感情がむき出しになったことでやっと通じ合うことができました。駿が第4話でも言っていましたが、やっぱり人間素直が一番。両思いになった羽瀬ちゃんが、これからどんなコミュニケーションを取っていくのかも楽しみですね。駿の元カノが駿を探していた理由や、葉山社長の本気、真柴の心がどう揺れ動くかなど、次回も見所いっぱいです!(やまとなでし子)
2021年06月08日ドラマ出演をかけて、オーディションで選ばれた“原石”が演技バトルを繰り広げる『私が女優になる日_』。気になる候補者10名から、今回は5名にフォーカス!ドラマ出演権は誰の手に?まばゆい輝きに注目!放送中の『私が女優になる日_』はTBSドラマへの出演をかけて、全国からオーディションを勝ち抜いた原石たちが演技バトルを繰り広げる、女優発掘・育成プロジェクト。審査員には第一線で活躍するクリエイターが名を連ね、演技未経験の彼女たちが奮闘する姿が胸を打つ。初々しいながらも、随所に輝きを見せる候補者たちは、まさに女優界のイットガール。今月のクライマックスに向けて、その素顔を知れば、ますます応援に熱が入ること間違いなし!三浦 涼菜好奇心旺盛で超アクティブ!長所は何にでもチャレンジする行動力。幼い頃から女優に憧れていた三浦さん。「恥ずかしくて両親には冗談ぽくしか伝えていなくて…。このオーディションを受ける時に初めて『女優になりたい』と真剣に話しました。合格した時は私以上にびっくりして喜んでくれました」。興味があれば何でも挑戦。「テキストを買ったり、留学生の子と話したりして中国語を勉強中。演技では自分と性格が真逆の役も演じてみたくて。誰とでも仲良くなれる人になりきりたい!」Suzuna Miura2003年8月19日生まれ。福岡県出身。特技は、ブラスバンド部で演奏したアルトホルン。語学学習にもハマり中。武山 瑠香コミカルからシリアスな役柄まで幅広く演じられる女優が目標!コロナ禍でたくさんの映画やドラマを観たことが女優を目指すきっかけに。「特に、『半沢直樹』を観て憧れが強くなりました。仕事がバリバリできる秘書や、クールな役をやってみたいです」。実際の性格は真逆とのこと。「友達からは、話すテンポも動きもゆっくりでマイペースだねって。自覚ないです(笑)」。誰にも負けないことは食欲。「ずーっと食べています。餃子が大好きで、1食で最高50個食べました!」Ruka Takeyama2006年7月4日生まれ。東京都出身。特技は記憶力を活かした韓国語の耳コピ、小学校の6年間で習ったバレエ。飯沼 愛好きになったらトコトンのオタク女子!外見と内面のギャップが魅力的。「主役を演じるという目標に向かって、覚悟を決めて本気で頑張ります!」と意気込む飯沼さん。「飯沼愛と思われないくらい役になりきる女優になりたいな。物語のキーパーソンや、学生役をやってみたいです」。見た目と性格はギャップがあるそう。「おとなしそうに見られるけど、お調子者で変顔もしちゃいます」。憧れの存在は…。「橋本環奈さんオタクです(笑)。出演作は全部観ていて、衣装を見ればどの作品か分かります!」Ai Iinuma2003年8月5日生まれ。香川県出身。趣味はファンクラブにも入っている橋本環奈さんの追っかけ、ギター。岡田 里穗演技は自分を変えるチャンス。秘められた可能性を開花させる!自分を変えるためにオーディションに応募。「自分のことが好きじゃなくて…。そんな時に母からリンクが送られてきたんです。素人でもここまでできるんだ!と思われるくらい活躍したいです」。親近感も魅力の一つ。「みんなはキラキラしているけど、私は普通。親戚の子どものように思ってください(笑)」。演技で表現したいのは人間らしさ。「明るい人でも実は陰があったりしますよね。そんな人間の深い部分を演じたいな」Riho Okada2002年8月9日生まれ。東京都出身。特技は、中高の部活でやっていたダンスと蝶々結び。趣味はお笑い観賞。高橋 七海一度は諦めかけた女優の道へ!目標は小説の実写化に出演すること。出演が決まった時は嬉しさと驚きでいっぱい。「考えすぎちゃう性格なので、不安にならないようにSNSを見ない、聞かない、調べないを徹底しています(笑)」。小学6年生からの夢を叶えて、今後の活動にも意欲的。「大好きな湊かなえさんの小説の実写化で演じられたら嬉しいです。刑事役や悪役もやってみたいな。高橋七海といえば?と聞いた時に、全員が違う役を答えるくらい、どの作品に出ても記憶に残る女優になりたいです」Nanami Takahashi2004年10月5日生まれ。宮城県出身。特技は中3まで続けていたバスケットボール。東北大会準優勝の経験も。『私が女優になる日_』田辺エージェンシー×秋元康×TBSがタッグを組む、スター育成プロジェクト。TBS系列で毎週土曜日24:58~放送。Paraviでスペシャルディレクターズカット版、YouTube公式チャンネルで演技バトルが配信中。※『anan』2021年6月9日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・山本杏那ヘア&メイク・合田和人中山ゆかり橋込明子山崎純子(以上D-GO)取材、文・松下侑衣花衣装協力・FILA(by anan編集部)
2021年06月07日阿部寛日曜劇場『ドラゴン桜』(TBS系)が後半戦に突入し、引き続き人気を集めている。「阿部寛さんと長澤まさみさんが演じる弁護士が、経営破綻寸前で偏差値32の高校を再建すべく、生徒たちを東京大学に合格させようと奮闘する物語。生徒役にKing & Princeの高橋海人さんや、元欅坂46の平手友梨奈さんが出演していることでも話題です」(テレビ誌ライター)いよいよ東大を目指す特別クラスのメンバーがそろい、熱血指導にはさらに力が入りそう。破天荒な指導者を演じている阿部だが、私生活では’11年と’12年に生まれた年子の娘2人のパパ。「仕事が忙しくないときは、子どもの送り迎えをしていますよ。休みの日は娘さんたちと一緒に出かけたり、遊んであげたりしているみたいです。娘さんたちもそんな父親のことを慕っていて、『ドラゴン桜』も毎週楽しみにしているそう」(芸能プロ関係者)わが子のために“苦手な場所”にも足を運ぶ。「ときどき、’08年に結婚した15歳年下の奥さんが参加するママ友の集まりに、阿部さんも顔を出していますよ。普段の阿部さんはテレビの熱血漢なイメージとは真逆で、無口で極度の人見知り。そうした集まりは得意ではないと思いますが、ママ友たちとの情報交換をしているそうです」(阿部の知人)■娘たちの将来に向けた準備何よりも娘たちのことを最優先に考えているという阿部。ドラマさながらに実践していることもあって……。「第4話で、子どもが東大に合格するために親がすべき心得である《家庭の10か条》が紹介されました。一緒に朝ごはんを食べること、何か1つでも家事をさせること、夫婦仲よくすること、といった内容なのですが、阿部さん自身も家庭内で実践しているそうです。彼は子どものことを奥さん任せにしないんですよ」(前出・芸能プロ関係者)とはいえ、ドラマのように“東大へ行け!”というわけではないみたい。「歴史あるお嬢様校として知られる女子大も、進学先の候補にしています。阿部さんの奥さんが“学力だけでなく、きちんとした礼儀や常識などを兼ね備えた女性に育ってほしい”と考えているみたいです。長女と次女は現在、それぞれ違う都内の有名私立小学校に通っていますが、将来に向けた準備をしていますよ」(前出・阿部の知人)御年90歳超の阿部の父親にも話を聞いてみると、「いま通っている学校は聞いていますが、2人とも小さいから、進学先についてはまだ何も聞いていませんよ。でも、2人の成長は楽しみです」と、孫娘たちの将来を期待している様子。《家庭の10か条》は、受験勉強という“非日常”ではなく、日々の生活を大切にする生徒が受験に勝つ、という考えでつくられたもの。日常の生活を大切にしている阿部家なら、どんな志望校でも合格ライン?
2021年06月06日7月スタートのTBS系新金曜ドラマは、「ジャニーズWEST」重岡大毅、木村文乃、岸井ゆきのが子を持つ親を演じる「#家族募集します」を放送。この度、その子ども役のキャストが決定し、親子2ショット写真も到着した。本作は、それぞれに悩みや秘密を抱える新米シングルファーザー&マザーたちが、ひとつ屋根の下で子育てをしながら、共に過ごし、家族になっていく姿を描く、新時代のホームドラマ。“家族とは何か”、“家族といる時間の大切さ”を、マギーのオリジナルストーリーでハートフルに描く。重岡さん演じる、シングルファーザーなりたての主人公・赤城俊平の息子、人見知りで甘えん坊な陽役には佐藤遙灯。木村さん演じるシングルマザーの桃田礼の娘・雫役に宮崎莉里沙。俊平たちのもとに転がり込んでくる、岸井さん演じるシングルマザー・横瀬めいくの息子・大地役に三浦綺羅が決定。厳正なオーディションを実施し、およそ400人の子役から今回この3人が大抜擢された。先日、ポスター撮影でこの3組の親子が初対面を果たすと、子ども好きの重岡さんは、「かわいいなぁ~」と早速パパモード全開。子どもと同じ目線で話しかけたり、撮影の合間に一緒にダンゴムシ探しに熱中する場面も。木村さんは、現場にいたネコを一緒に観察したり、重岡さんらに「うちの子です!」と紹介したりと、ママぶりを発揮。一方、無邪気な岸井さんは、はしゃいでいる子どもたちに交じって遊ぶ姿が見られたという。さらに、仲野太賀も子どもたちを笑わせて盛り上げ、現場は終始笑い声に包まれていたそう。緊張していた子どもたちもすっかり打ち解け、リラックスした表情に変わっていった。新金曜ドラマ「#家族募集します」は7月、毎週金曜日22時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年06月05日TBS開局70周年記念 舞台『刀剣乱舞』无伝 夕紅の士 -大坂夏の陣-の配信、及びライブビューイングの開催が4日、明らかになった。同作は『刀ステ』と呼ばれるシリーズの最新公演。名立たる刀剣が戦士の姿となった“刀剣男士”を率い、歴史を守るために戦う刀剣育成シミュレーションゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」を原案に舞台化し、圧倒的な人気を博している。2021年は360°の回転ステージであるIHIステージアラウンド東京で、1〜3月に上演された「大坂冬の陣」からのバトンを受け取り、「大坂夏の陣」公演が行われている。「大坂夏の陣」には、三日月宗近(鈴木拡樹)、数珠丸恒次(高本学)、骨喰藤四郎(三津谷亮)、薬研藤四郎(北村諒)、へし切長谷部(和田雅成)、大千鳥十文字槍(近藤頌利)、泛塵(熊谷魁人)、鶴丸国永(染谷俊之)と8振りの刀剣男士が登場。また、豊臣秀頼(小松準弥)、猿飛佐助(風間由次郎)、霧隠才蔵(河合龍之介)、穴山小助(牧田哲也)、三好清海入道(坂口修一)、三好伊三入道(竹村晋太朗)、海野六郎(高田淳)、由利鎌之助(行澤孝)、筧十蔵(久保田創)、望月六郎(伊藤教人)、根津甚八(星璃)、そして高台院(一路真輝)が重厚な歴史ドラマを盛り上げる。今回、公演写真も追加で11枚解禁となった。ライブ配信は、動画配信サービスDMM.comにて、6月27日12時30分公演の全景(定点)映像、同日18時の千秋楽公演のスイッチング映像(カメラ台数18台)を配信。千秋楽ライブビューイングは27日18時公演を全国の映画館にて上映する。
2021年06月04日2021年劇団☆新感線41周年興行 秋公演 いのうえ歌舞伎『狐晴明九尾狩(きつねせいめいきゅうびがり)』が、2021年9月に東京・TBS赤坂ACTシアターで、10月に大阪・オリックス劇場で上演される。主演は中村倫也が務め、吉岡里帆や向井理なども出演する。「劇団☆新感線 」とは?1980年に大阪で旗揚げされた「劇団☆新感線 」は、いのうえひでのりが主宰する劇団。映画やドラマでも活躍する古田新太や橋本じゅんをはじめ、個性豊かな役者が所属している。また、コンサートばりの照明・音響を駆使した“ド派手”な演出も見所の一つとなっている。“伝奇ファンタジー“『狐晴明九尾狩』劇団41周年となる2021年秋は、神話や史実などをモチーフにした同劇団の王道シリーズ“いのうえ歌舞伎”を上演。座付作家・中島かずき描き下ろしによる、アクション、歌、ダンス、笑いを盛り込んだ伝奇ファンタジー『狐晴明九尾狩』を届ける。陰陽師・安倍晴明にフォーカス『狐晴明九尾狩』でフォーカスするのは、小説や漫画、映画、ゲームと数多くの作品で取り上げられてきた平安時代の陰陽師・安倍晴明。本作品では「狐の子」を名乗る晴明と、陰陽師に化けた“九尾の狐“との頭脳戦を描く。中村倫也&吉岡里帆&向井理が共演主役の安倍晴明を演じるのは、『ファーストラヴ』『人数の町』などに出演し、作品ごとに様々な表情を魅せてきた中村倫也。“中村倫也が安倍晴明を演じたら“という発想から誕生した同作品で、どのような晴明を演じるのか期待が高まる。また、『見えない目撃者』『泣く子はいねぇが』など、数多くの話題作に出演してきた若手実力派女優・吉岡里帆が同劇団の作品に初参加し、九尾の狐と因縁のある狐霊を演じる。さらに、陰陽師に化け、日の本の支配を企てる九尾の狐役には、2017年に上演された同劇団の作品『髑髏城の七人』Season風以来2度目の参加となる向井理を起用。その他、浅利陽介、竜星涼、早乙女友貴、千葉哲也や、劇団員の高田聖子、粟根まことらも参戦する。詳細2021年劇団☆新感線41周年興行秋公演いのうえ歌舞伎『狐晴明九尾狩』作:中島かずき演出:いのうえひでのり出演:中村倫也、吉岡里帆、浅利陽介、竜星涼、早乙女友貴、千葉哲也、高田聖子、粟根まこと、向井理、右近健一、河野まさと、逆木圭一郎、村木よし子、インディ高橋、山本カナコ、礒野慎吾、吉田メタル、中谷さとみ、保坂エマ、村木 仁、川原正嗣、武田浩二、藤家剛、川島弘之、菊地雄人、あきつ来野良、藤田修平、北川裕貴、紀國谷亮輔、下島一成、鈴木智久、武市悠資、山﨑翔太、渡部又吁、小板奈央美、後藤祐香、鈴木奈苗、森加織■東京公演上演時期:2021年9月会場:TBS赤坂ACTシアター住所:東京都港区赤坂5-3-2 赤坂サカス問い合わせ先:サンライズプロモーション東京TEL 0570-00-3337(平日12:00~15:00)■大阪公演上演時期:2021年10月会場:オリックス劇場住所:大阪府大阪市西区新町1-14-15問い合わせ先:キョードーインフォメーションTEL 0570-200-888(11:00~16:00/日・祝日は休業)<あらすじ>ときは平安時代の中頃。貴族たちが雅な宮廷生活を送る京の都。そこで宮廷陰陽師として仕える安倍(あべの)晴(せい)明(めい)(中村倫也)。人並み外れた陰陽道の才能ゆえに「人と狐の間に生まれた」と噂され、“狐晴明”と呼ばれている。ある夜、九つの尾を持つ凶星が流れるのを見た彼は急いで参内する。それは唐の滅亡以降、大陸を戦乱に陥れた九尾の妖狐が日の本に渡ってきた印であった。しかし、宮廷からうとましく思われている彼は退けられ、九尾の妖狐退治は、大陸で学問を修めて戻った陰陽師宗家の跡取り、賀茂(かもの)利風(としかぜ)(向井 理)に命じられる。だが、すでに九尾の妖狐は利風を倒し、その身体を乗っ取り内裏に侵入していた。それを見抜いた晴明は、九尾の妖狐を倒さんと動き出す。しかし妖狐も利風の記憶や術を利用して、晴明の息の根を止めようとする。晴明には大陸から妖狐を追ってきた狐霊のタオ(吉岡里帆)たちが加勢。だが、タオとの因縁を逆手に取った妖狐の策略に翻弄されてしまう。混沌とする戦いは逆転、また逆転の連続に……!狩られるのは妖狐か、それとも晴明か。術と頭脳、そして陰陽師の誇りを懸けた死闘が今、幕を開ける――!
2021年06月04日江藤愛アナウンサー(TBSアナウンサー公式インスタグラムより) 年度が変わり多くの企業で人事発表が行われているが、TBSの今春の人事発令に業界が騒然となっている。「入社12年目の江藤愛アナが、3年先輩の出水麻衣アナや10年以上先輩の外山惠理アナなどを差し置き、“エキスパート特任職トップスペシャリスト”という役職に昇進したんです。一般的な会社に置き換えるなら課長のような感じでしょうか。アナウンスセンター部次長の堀井美香アナや小倉弘子アナらに次ぐポジションです。同じタイミングで、平日の『Nスタ』で総合司会を務める井上貴博アナも昇進していますが、それでも江藤さんより2年先輩ですからね」(広告代理店関係者)■関係者なら納得の出世平日昼に放送されている情報番組『ひるおび』のアシスタントを務め、’20年3月からは『CDTVライブ!ライブ!』の司会も担当。ここ数年、目にする機会が増えたためか、ネットメディアが行った『好きなTBSのアナウンサー』ランキングで1位になるなど、今や“TBSの水卜麻美アナ”とまで言われている。「入社した当時は同期の田中みな実アナがアイドル的人気を誇ったこともあり、地味で目立たない存在でした。しかし女性アナウンサーがタレント化する中、真摯に仕事に取り組み、着実にアナウンス力を磨いてきた。そんな努力が評価されて’14年に看板番組である『ひるおび!』に起用されましたが、今では司会の恵俊彰さんも彼女に全幅の信頼を置いているほど。江藤アナの仕事ぶりを知る関係者なら納得の出世でしょう」(TBS関係者)昇進の背景に、会社への忠誠心もあるのでは?との声も。「過去のインタビューなどで語っていますが“私は定年までTBSにいたいと思っている”“江藤愛というよりはTBSアナウンサーの江藤ですっていう気持ちなんです”と、TBSに育ててもらったという気持ちが強い。いつ独立するかわからないアナウンサーより会社が大事にするのも当然かもしれません」(同・TBS関係者)TBSに江藤アナの昇進について問い合わせたが、「人事に関わることなので、お答えできません」とのこと。その名の通り“会社愛”のある江藤アナがいれば、局の未来も明るい!?
2021年06月02日