飛行機のファーストクラスをイメージしたコンパクトホテルで知られるチェーンファーストキャビンは11月2日、7店舗目となる「ファーストキャビン愛宕山」を東京都港区西新橋に開業する。オープン前にその使い心地を体験してみた。○コンセプトは「オアシス」ファーストキャビンのコンセプトは「コンパクト&ラグジュアリー」。カプセルホテルとビジネスホテルの間の料金帯で気軽に利用できる施設として人気だ。現在、東京で3店(秋葉原・築地・羽田ターミナル1)、京都1店(京都烏丸)、大阪1店(御堂筋難波)、福岡1店(博多)の計6店舗を展開している。7店舗目となる「ファーストキャビン愛宕山」のコンセプトは「オアシス」。同チェーンとしてはフラッグシップ施設として位置づけられ、既存店舗と比較してバリューアップした内装はラグジュアリー感が漂う。優しい木調とスタイリッシュなインテリアが印象的だ。立地は、虎ノ門ヒルズに隣接する注目のエリア。オフィス街、そして病院も隣接する立地のため、急増する訪日外国人客はもちろんだが、様々なゲストの利用が見込まれている。○ラウンジスペースやカフェバーも設置他店舗と同様、ファーストクラス/ビジネスクラスの2クラス制。ファーストクラスは専有面積4.4平方メートルで120cm幅のセミダブルベッドを完備。ビジネスクラスは専有面積2.5平方メートルで100cm幅のベッドが採用されている。キャビン数は、ファーストクラス47キャビン、ビジネスクラス103キャビンの計150キャビン。うち男性専用が93キャビン、女性専用が57キャビンと女性の利用も可能だ。宿泊のほか2時間から利用できるショートステイにも対応する。その他、大浴場、ラウンジスペース、カフェバーなども完備。一般のホテルと比較してプライベートスペースは限定的な分、オシャレで快適なパブリックスペースはうれしい。ファーストクラスは宿泊6,800円(ショートステイは1,000円/1時間)、ビジネスクラスは宿泊5,800円(ショートステイは900円/1時間)。カプセルホテルの中では割高な部類になるが、虎ノ門という立地も含め、通常のホテルに比べると随分お得である。昨今、東京でもホテルの稼働率は上昇、料金も高止まり傾向にある。宿の確保が困難になる中、"東京ホテル難民"にもこのような気軽に快適に、何より安価に利用ができる宿泊施設の増加は朗報といえよう。※記事中の情報は2015年10月取材時のもの。価格は税込の通常料金○筆者プロフィール: 瀧澤 信秋(たきざわ のぶあき)ホテル評論家、旅行作家。オールアバウト公式ホテルガイド、ホテル情報専門メディアホテラーズ編集長、日本旅行作家協会正会員。ホテル評論家として宿泊者・利用者の立場から徹底した現場取材によりホテルや旅館を評論し、ホテルや旅に関するエッセイなども多数発表。テレビやラジオへの出演や雑誌などへの寄稿・連載など多数手がけている。2014年は365日365泊、全て異なるホテルを利用するという企画も実践。著書に『365日365ホテル 上』(マガジンハウス)、『ホテルに騙されるな! プロが教える絶対失敗しない選び方』(光文社新書)などがある。「ホテル評論家 瀧澤信秋 オフィシャルサイト」
2015年10月27日JALグル―プは11月16日に名古屋(中部)=沖縄(那覇)線が就航25周年を迎えるにあたり、10月23日より名古屋=那覇線25周年記念事業を実施する。第1弾として10月23日~12月15日には「名古屋=那覇線就航25周年記念 地域発おすすめ情報GOGO キャンペーン」を実施。キャンペーンサイトよりアンケートに回答した上で応募すると、抽選でジンベエジェットビニールプレーンなど現在運航している日本トランスオーシャン航空(以下、JTA)にちなんだ賞品をプレゼントする。なお、12月中旬には第2弾のキャンペーンも予定している。また、就航25周年の日となる11月16日には、セントレアの名古屋=那覇線出発ゲートにて、ミス沖縄スカイブルー/町田彩美さんおよび同社スタッフによるお見送りサービスとして、対象便の乗客にJTAグッズなどの進呈を行う。対象便は名古屋発沖縄行きのJTA047便(14時40分発予定)/JTA049便(18時55分発予定)で、ミス沖縄の参加はJTA047便のみとなる。なお、悪天候などの理由により対象便が遅延・欠航などした場合は、中止になる場合もある。
2015年10月26日JALは、10月22日からの約1カ月間、位置管理ソリューションを活用し、空港で貸し出すベビーカーや車いす、空港スタッフの所在を遠隔地からリアルタイムに把握する実証実験を羽田空港で開始すると発表した。JALでは、2014年7月にBeaconとスマートウォッチを活用したスタッフの所在を把握する実証実験を実施。今回は、Jibe Mobileが開発した位置管理ソリューション「Blu-trail」を活用して、羽田空港国内線第1旅客ターミナルの出発ロビー、および到着ロビー内の人や物品の所在を把握する実証実験を実施する。実験内容は、羽田空港内にあるベビーカーや車いすなど約200台に装着したBeaconをもとに、その所在を空港スタッフがスマートフォンや、タブレット、PC上の管理画面にて所在位置をリアルタイムに把握するというもの。これにより、顧客からの要望に対し、スピーディーに対応できるほか、混雑状況を考慮した、貸出品の効率的な配置を検討できる。今後の展開として、実証実験による効果検証を踏まえ、他の空港への導入も視野に入れた位置管理ソリューションの導入を検討していく。
2015年10月23日JALと、ispaceが運営する日本初の民間月面探査チーム「HAKUTO」(ハクト)とは10月22日、コーポレートパートナー契約を締結したことを発表した。同契約は、JALが2014年6月に発表した「チャレンジJAL宣言」の理念のもと今回のハクトのチャレンジに賛同し、ハクトが開発している月面探査機「ローバー」と、JALが運航するボーイング787型機が同様に炭素繊維を採用していることが契機となり実現した。今後ハクトは、JALで培われてきた整備技術やトラブルシューティングの手法を月面探査機「ローバー」の運用・保守に応用するなど、技術的な連携を視野に入れてお互いに協働することで、世界初の民間による月面探査を目指す。ハクトは現在、国際宇宙開発レース「Google Lunar XPRIZE」(GLXP)に挑戦している。GLXPはGoogleがスポンサーとなりXPRIZE財団によって運営される、民間組織による月面無人探査を競う総額3,000万ドルの国際賞金レース。同レースのミッションは、月面に純民間開発の無人探査機を着陸させ、着陸地点から500m以上走行し、指定された高解像度の動画や静止画データを地球に送信すること。1位のチームには賞金2,000万ドル、2位のチームには賞金500万ドルが与えられ、現在世界各国から18チームが参加している。また、ハクトは現在、月面に民間開発の無人探査機を着陸させ500m以上走行し、高解像度の動画や静止画データを地球に送信する「GLXPミッション」の達成に向けて月面探査機「ローバー」を開発している。その開発において、「ローバー」の小型・軽量化のために様々な新素材を積極的に取り入れている。カーボン素材(炭素繊維強化プラスチック)もそのひとつで、炭素繊維は比重が鉄の4分の1であるにも関わらず強度は10倍にもなり、アルミニウムと比較しても大幅に軽量化できる。同様の炭素繊維がボーイング787型機でも採用されており、強度を高めながら機体重量を軽量化したことなどにより、従来の同クラス機体と比較して燃費を約20%改善している。ハクトはispaceが運営する、日本で唯一GLXPに参加するチーム。ベンチャーや大学、プロボノと様々なバックグラウンドをもった人材が集まり、それぞれの特技を生かし合って月面探査ローバーの開発を行っている。2015年1月にGLXP中間賞の「モビリティサブシステム」部門を受賞した。
2015年10月23日日本の民間月面探査チーム「HAKUTO(ハクト)」は10月22日、日本航空(JAL)およびメガネブランド「Zoff」を運営するインターメスティック(Zoff)とコーポレートパートナー契約を締結したと発表した。ハクトは現在、Googleがスポンサーとなっている賞金総額3000万ドルの月面探査レース「Google Lunar XPRIZE(GLXP)」に参加しており、月面に民間開発の無人探査機を着陸させ500m以上走行し、高解像度の動画や静止画データを地球に送信する「GLXPミッション」の達成を目指して月面探査ローバーを開発している。今回の契約はハクトのローバーとボーイング787型機が同じ炭素繊維を採用していること、また、ローバーとZOFFの曲がるメガネ「Zoff SMART」が共に高機能素材「ULTEM」を使用していることがきっかけとなり実現したという。ハクトは、JALとの契約ではJALの整備技術やトラブルシューティングの手法を月面探査機「ローバー」の運用・保守に応用するなど、技術的な連携を視野に入れて協働し、Zoffとの契約では商品やプロジェクトのプロモーションなどで連携していくとしている。
2015年10月22日エミレーツ航空はこのほど、ファーストクラスとビジネスクラス向けの新作アメニティーキットの提供を開始した。イタリアの高級ブランドであるブルガリとコラボレーションしたアメニティーキットをエミレーツの全フライトで提供する。ファーストクラス利用者には「エミレーツ・プライベートコレクション・バイ・ブルガリ」を、ビジネスクラス利用者には「エミレーツ・インダルジェンス・バイ・ブルガリ」を、それぞれ男性用と女性用を合わせて8種類ずつ合計16種類のアメニティーキットを新たに導入する。また、ポーチデザインは9カ月ごとに変更を予定している。提供するアメニティーキットはフライト区間によって異なるため、同一旅程中、例えば往復路をファーストクラスまたはビジネスクラスにてドバイから接続便を利用すると、同クラスのキット4種デザイン全てがそろうことになる。新作アメニティーキットは、男女ともにブルガリの最新コレクションからのインスピレーションを受けた特注デザインとなっている。ファーストクラス男性用アメニティーポーチは触り心地に優れた革製、ビジネスクラス男性用とファーストクラス・ビジネスクラス女性用は、サテン仕上げのアメニティーポーチが提供される。全てのアメニティーキットにはボディローション、ブルガリの代名詞ともいえるフレグランス「レッドティー」のミニチュアスプレーといった特注品が入っている。また、男性用アメニティーキットにはブルガリの「アフターシェーブバーム」が、女性用アメニティーキットにはブルガリの「ナリッシング・フェイス・エマルジョン」などが含まれている。
2015年10月20日JALは10月13日、リオデジャネイロオリンピック・パラリンピック日本代表選手団を応援することを目的に、2016年2月上旬に「JALがんばれ! ニッポン! JALスペシャルイベント」を東京都内で実施することを発表した。当日は嵐やオリンピアン(オリンピック選手・オリンピック出場経験者)も参加を予定している。開催まであと1年を切ったリオデジャネイロオリンピック・パラリンピックに対し、JALは日本代表選手団オフィシャルエアラインとしてさまざまな形で選手団を応援し、大会を盛り上げていくとしている。イベントに関しては決定次第、JALホームページにて公開していく。また10月13日~2016年1月5日の期間、国内線搭乗キャンペーンを実施する。「JALがんばれ! ニッポン! JALスペシャルイベント」に500組1,000人を招待するほか、嵐の大野智氏がデザインした「FLY to 2020 特別塗装機モデルプレーン」(1/200サイズ、200人)、「がんばれ! ニッポン! JALオリジナルグッズ」(820人)が当たる。このキャンペーンは、JALホームページ内のキャンペーン専用ページから参加登録し、対象路線・便・運賃での搭乗2回を1口として応募できる。さらに高度1万mからの応援プロジェクトとして、リオデジャネイロオリンピック・パラリンピック日本代表選手団応援特別塗装機を2016年春以降に就航を予定している。このデザインは、一般より「応援」をテーマにした写真をJALホームページに投稿を募り、その中の一部の写真を特別塗装機にモザイクアートとして掲載する。また、投稿者の中から抽選で、「JALがんばれ! ニッポン! スペシャルイベント」に50組100人を招待する。写真の投稿は、10月下旬~2016年1月5日に予定している。
2015年10月14日ユニット「TrySail」としても活躍中の声優・雨宮天のファースト写真集「雨宮天ファースト写真集ソライロ~青と旅する~」(発行:主婦の友インフォス情報社)。10月2日に発売されて以来、好評な売れ行きの本書だが、TrySailのライブ「The Golden Voyage of TrySail」会場でも「会場限定生写真付き」(2Lサイズ・直筆コメント・サイン入り)で発売されることが決定した。さらに、発売記念イベントが2015年11月29日(日)に都内某所で開催されることもあわせて決定。イベントでは、「未公開の写真やオフショット満載のスライドトーク」「クイズ大会」「Q&Aコーナー」「大抽選会」などが予定されている。イベント応募用紙は、全国のアニメイト、ゲーマーズ(オンラインショップ含む)、TrySailライブ「The Golden Voyage of TrySail」会場にて本書を購入すると配布される。応募締切は2015年11月5日(木 / 当日消印有効)。■店舗別 特典生写真 一覧
2015年10月09日日本航空(JAL)と日立製作所(日立)は10月5日、同日から約3カ月間、日立グループが開発したIoT(Internet of Things)と人工知能の技術を活用して、JALの従業員満足度の向上を目指す共同実証実験を開始すると発表した。実証実験では、ワークスタイル変革の施策や従業員満足度の関係性の発見に取り組む。具体的には、JALの間接部門で働く従業員約80名を対象に、日立グループが開発したIoTデバイス(名札型ウェアラブルセンサー)を用いて従業員の身体運動を把握。その身体運動の特徴パターンから集団の活性度を定量的に算出した「組織活性度」、従業員の属性や担当業務の特性、ワークスタイル変革施策の実施状況などのデータを組み合わせ、日立の人工知能を用いて分析を行う。日立の人工知能は、従来は人手で行っていた仮説設定・検証の自動化を実現するもの。実証実験により、「組織活性度」に影響する要素とその影響度を算出することができるため、JALグループにおけるワークスタイル変革施策の成果に関する分析や新たな施策の検討に役立てることが可能としている。JALグループは、ITツール導入などによる業務の効率化だけではなく、従業員一人一人が成長し、それにより得られる従業員満足度の向上をワークスタイル変革の最終的な目標としている。
2015年10月06日JALは9月30日、新たに「JALなでしこラボ」を設置して女性をはじめとする多様な人財の活躍をグループ全体でより一層進めていくことを発表した。JALグループでは多様な人財の活躍推進を経営戦略のひとつとして位置づけ、女性をはじめとするさまざまな人財が力を発揮し活躍できるよう、人財育成や支援体制を強化している。そうした取り組みの中で、JALは2014年度に「なでしこ銘柄」(経済産業省と東京証券取引所が共同で女性活躍推進に優れた上場企業を選出)に初めて選ばれた。現状、JALグループ全体で女性社員の比率が47%ではあるものの、女性管理職比率は15%にとどまっているという。今回発足する「JALなでしこラボ」では、ダイバーシティを実現する上での第一歩として、「真に女性が活躍する企業」となるべく、「女性活躍推進 目標数値・行動計画のとりまとめ」「意識改革とワークスタイル変革」「社内研究プロジェクト」などの活動を、グループをあげて取り組んでいくという。
2015年10月01日ANAとLEXUSは10月1日より、ANA運航の国際線ファーストクラス利用者に羽田空港における乗り継ぎサービスにてLEXUS車を用意し、国内線と国際線ターミナル間をよりスムーズに移動できる日本初の乗り継ぎサービスを開始する。使用する車両には、「LEXUS LS/LX」というラグジュアリーサービスにぴったりなフラッグシップ車両となっている。同サービスは、羽田空港にて第2ターミナル発着のANA運航国内線とANA運航国際線を乗り継ぎ(最終目的地までの搭乗手続きおよび手荷物の預かりが完了済み)、かつ、国際線区間をファーストクラス利用者が対象となる。サービス車両は指定できない。なお、11月からはLEXUSのフラッグシップセダンLSの「L-Select」から青と白で内装を仕立てた「Escape Journey」仕様車を導入する。このサービス車両は、予告なく変更になる場合がある。
2015年10月01日JALは2016年1月までに、映画・ビデオ・オーディオなどのプログラム数を現行比約2倍となる300以上に拡大し、機内エンターテインメントの充実化を図る。また、乗客や客室乗務員が厳選したオススメ作品を紹介する新たなスペシャル企画を導入し、JALの機内ならではのエンターテインメントを提供していくという。現行比約2倍となる300以上となるプログラムは、機内エンターテインメントシステム「MAGICV・VI」が対象となる。2016年1月時点におけるJAL国際線機内エンターテイメントの予定は、映画80作品、ビデオ108作品、オーディオ115チャンネル。特に映画は、「ジュラシック・ワールド」(10~12月)のようにJALが自信をもってオススメする新作映画や、話題のハリウッド映画、人気シリーズ作品の一挙上映など多彩なコレクションを予定している。あわせて「JAL Facebookリクエスト企画」を新設し、JALオリジナル企画として乗客や客室乗務員が選んだオススメ作品を特集ページにて紹介する。これは、JAL Facebookにてテーマに応じた作品の中から好きな作品を選び、見どころや感想をコメント欄に投稿して上映作品を決定するというもので、第1弾では「おすすめシリーズ映画」をテーマに募集した。その募集の結果、11月には「オーシャンズ」、12月には「トイ・ストーリー」、2016年1月には「メン・イン・ブラック」の上位3シリーズの機内上映が決定している。なお、次回第2弾の募集は11月頃を予定している(詳細はJAL Facebookを参照)。さらに「キャビンアテンダントおすすめ映画特集」として、客室乗務員が乗客にオススメしたい作品を毎月選定し、作品の見どころと一緒に紹介する。10月には、2015年10月が作品の舞台となっている「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2」を含めたシリーズ3作品を展開する。ビデオプログラムも100作品以上用意し、「ダウントン・アビー Season1」(11月~2016年2月)や「プリズン・ブレイク Season1」(12月~2016年4月)のような、人気のテレビドラマや海外ドラマの一挙放映が登場予定となっている。また、オーディオは季節やテーマにこだわったオリジナル番組に加え、さまざまなジャンルのアーティストによるCDアルバムなどを100チャンネル以上取りそろえる。上映作品は変更になる場合がある。対象路線やプログラムの詳細については、JALホームページ「国際線機内エンターテイメントプログラム」を参照。
2015年09月20日日本航空(JAL)は、国内線で提供している機内インターネット接続サービス「JAL SKY Wi-Fi」の専用アプリ「JAL SKY Wi-Fi 国内線」を公開した。同アプリを利用することで、より素早く簡単にインターネットに接続できる。「JAL SKY Wi-Fi 国内線」は、同社が2014年7月より提供している国内線向けの機内インターネット接続サービス「JAL SKY Wi-Fi」専用アプリ。機内でインターネットを利用する際に必要な「Gogoアカウント」をアプリで事前登録すると、ユーザーIDやパスワードを毎回入力することなく、接続可能となる。そのほか、事前に購入したWi-Fiパス、およびJMBダイヤモンド・JGCプレミア・JMBサファイア会員、各種キャンペーンで登録したWi-Fiパスをアプリ上で利用できる。Google Playよりダウンロードでき、価格は無料。対応OSはAndroid 2.3以降。
2015年09月14日KIホールディングスは9月9日、JALとの間における航空機用座席の納入遅延に関する問題等に関して、9日付で和解契約を締結し、9億3,400万円を支払うことで和解したことを発表した。KIホールディングスはJALから同社向け航空機用座席の納入に遅延が発生した問題等に関して生じた損害の賠償を求められており、JALとの解決に向け協議を行った末、和解契約を締結した。これは、同件が長期化した場合のコストの増大および人的資源の負担等を総合的に考慮した上で、JALと同和解契約を締結することが同社にとって最善と判断したことによる。和解契約の概要として、同件の解決のために9月30日付けで9億3,400万円を支払うこと、同社とJALとの間には同件に関して和解契約に定めるもののほか相互に何らの債権債務のないことを確認すること、としている。この9億3,400万円の支払いに伴い、すでに計上済みの損害賠償引当金の一部等との差額9億2,400万円を9月期第4四半期の特別損失として計上する予定となっている。今期の業績に与える影響は現在精査中とし、業績予想の修正が必要と判断される場合には速やかに発表するとしている。
2015年09月10日JALは9月4日、新千歳空港国内線ターミナルビルの改修に伴い、羽田空港に次いで2カ所目となる国内線最上級ラウンジ「ダイヤモンド・プレミアラウンジ」を新設することを発表した。ダイヤモンド・プレミアラウンジはJALマイレージバンク(以下、JMB)のダイヤモンド会員、JALグローバルクラブ(以下、JGC)のプレミア会員およびファーストクラス搭乗者が利用できる。加えて、サクララウンジを含め、全体のデザインを一新してリニューアルオープンする。従来の2階エリアから3階エリアに移転し、窓からはより開放的な景色が楽しめる。「日本のたたずまい」をデザインコンセプトに、日本の素材美を生かしながら現代的にアレンジした上質で洗練された空間を演出。手荷物の収納が可能なスペースにもこだわり、より居住性を高めて快適なくつろぎの時間を提供する。出張をはじめ、グループや家族での旅行など、さまざまなシーンに合わせて過ごせる空間となっている。また、ラウンジに直結し、スムーズにアクセスできるJALファーストクラス・チェックインカウンター、ダイヤモンド・JGCプレミア専用保安検査場をラウンジと合わせて2階にリニューアルオープンする。オープンは2016年夏頃を予定している。11月4日より工事を開始するため、サクララウンジなどの一部施設を閉鎖となる。工事期間中の運用については別途、JALホームページなどで案内をする。なお、今後は伊丹空港や福岡空港においても、順次施設の拡充を予定している。
2015年09月07日JALは9月9日12:00まで、JAL Facebookを通じて「JAL オリジナルMRJグッズプレゼント! 」キャンペーンを実施している。9月3日にJAL Facebookページに投稿された同キャンペーン告知記事のコメント欄に、ほしいグッズ名(1種類のみ)とMRJへのコメントを寄せて応募すれば、JALオリジナルMRJグッズ(モデルプレーン、プラモデル、ネックストラップ、ステッカー、メモパッド、スポーツタオル、マグカップ)をそれぞれ抽選で2人、合計14人にプレゼントされる。応募対象は、Facebookアカウントをもつ日本在住の18歳以上の一般人で、ひとりあたりエントリーは1回のみとなる。厳正なる抽選により当選者を決定し、当選者発表はJALのタイムライン投稿にて、コメントへの返信で行われる。その後、当選者はFacebookのダイレクトメッセージでグッズの発送先を連絡し、後日郵送される。9月16日10:00までに当選者からの連絡がなかった場合、当選者は当選資格を失い、代わりに別の応募者が選出される場合がある。なお、コメントにJALソーシャルメディア利用規約に反する内容が含まれる場合は、同キャンペーンへの参加を断る場合もある。そのほか詳細は、ホームページとJAL Facebookページを参照。
2015年09月04日ボーイング747型機やDC-8型機などが運航されていた昭和60年(1985)11月1日、事業計画の長期的な展望に立ってJALが導入したボーイング767-200型機が羽田=福岡線に就航した。それから30年となる2015年8月31日に、30年分の感謝を気持ちを込めてJALは「ボーイング767型機導入30周年イベント」を実施した。○JAL初の767は「ジャンボに比べると地味」同イベントは767型機に乗務する片野裕治副操縦士が立案し、JALマイレージサービス「JALマイレージバンク」の会員とその家族の約50人を招待して実施された。就航当時の雰囲気を伝えるために、CAも当時使用されていたJAL6代目で森英恵デザインの制服をまとって参加者をもてなし、初便を担当した767型機の初代乗員部長・小布施雅士元機長が当時の様子を語った。767型機はオイルショックが起きた1970年代に開発されたことも関係し、経済性に配慮された双発(エンジンが2つ)のセミワイドボディ機で、積載力や航続力の高さに対して離着陸や上昇・下降にかかる距離が大幅に短いというメリットを持っていた。JALは同社初となる767-200型機を昭和60年7月23日に受領、767-200型機より機体が5.6m長い767-300型機は昭和61年(1986)10月20日に世界で初めて受領している。昭和60年8月17日に行われた767-200型機のデリバリーフライトも、小布施氏が機長として乗務したという。当時の様子を「ジャンボ(ボーイング747型機)に比べると地味」と語ったが、その理由としてANAが昭和58年(1983)6月に767-200型機をすでに導入していたこと、そして、JAL123便墜落事故の直後であったためJAL全体が蜂の巣を突いたような状態で動きまわっていた時期だったことを挙げた。○機械がイニシアチブを執る契機ただし、パイロットとしては「これまで"1尺、2尺"で計算していたものが"m、km"に変わったようなもの」とこれまでの環境から激変したことを明かした。767型機にはアナログ計器ではなく液晶を多用したグラスコックピットが搭載され、航空機関士を加えた3人体制での運航がパイロット2人だけでの運航に変わる契機にもなり、意識改革が必要とされたという。「今までは人間がプランを立てていたが、767型機では機械がイニシアチブを執り人間が見守るという関係に変わった。以前は何かおかしいと思えば機械を疑ったが、今はひょっとしたら自分が間違っているのではないかと思うようになった」と小布施氏は話す。また、767-300型機に関してはJALがローンチカスタマーであったため、設定にはJALの提案が生かされたという。例えば、従来はパイロットが手動で行っていたベルトサインは、この時にJALがボーイングに提案することで現状の自動化に切り替わったという。なお、低速と高速しかなかったコックピットのワイパーに、いわゆる"間欠ワイパー"の設置を提案したものの構造的な問題で断念されたが、後に開発されたボーイング747-400型機には設置されていたという。○CA監修の「機内放送体験」もイベントでは小布施氏の講和のほか現役パイロットによる「航空教室」も実施され、旅客機が滑走路へ近づく際の角度は3度などと、クイズを交えながら飛行機に関する様々なレクチャーが行われた。子供の参加者からは「おなかが空いたらどうするの? 」という質問もあり、パイロットもコックピット内で食事をしていると回答しながら、子供の目線に合わせて「奥さんが作ったおにぎりを食べることもあるよ」と語りかけるシーンもあった。最後には格納庫で現役のパイロットやCA、整備士たちが767-300型機の操縦席や客室を案内。CAからのギャレーの構造や機内業務のレクチャーに加え、「ただいま、シートベルト着用のサインが点灯しました。シートベルトをしっかりとお締めください」などと、機内放送の体験も機会も用意されていた。また、操縦席に座りながらパイロットから設備の説明を受けた子供は、「とってもかっこよかった。これで大きな飛行機が動くなんてすごいなって思った」と感動した様子だった。JALは現在、767型機を60機発注しており(-200型機が3機、-300型機が22機、-300ER型機が32機、-300F型機が3機)、-300型機を12機、-300ER型機を32機保有している。767-200型機の初号機は2011年3月10日に退役となったが、767型機にはJALの最新仕様である「JALスカイスイート」や「JALスカイネクスト」搭載機もあり、就航30年目以降も国内・国際線での活躍が期待されている。
2015年09月02日JALグループの航空機部品の調達やフードサービスなどを行っているJALUXは、"空の旅から生まれた美味"JAL SELECTION「デスカイシリーズ」の新たなカップ麺商品「ちゃんぽんですかい」を販売する。一般販売は9月1日からとなるが、マイルがたまるショッピングサイト「JAL ショッピング」では8月26日より先行して発売している。JAL SELECTION は「うどんですかい」をはじめとしたJAL機内食メニューで、20年間以上にもなるロングラン商品「デスカイシリーズ」などをとりそろえている。「デスカイシリーズ」の新製品である「ちゃんぽんですかい」は、海鮮の旨みを効かせたコクのあるスープが特徴のちゃんぽんとなっている。キャベツと海鮮風味豊かなイカ、彩りのダイスキャロットにかわいい飛行機柄のかまぼこを使用している。他のカップ麺シリーズ同様、気圧の低い機内でもおいしく食べられるよう、約85度と低い沸点でも戻りやすく、のびにくい特製麺を使用している。39g(麺30g)と小腹が空いた時にぴったりのミニサイズで、希望小売価格は税別128円。同社の通信販売では、「ちゃんぽんですかい」のセット販売もしている(15個入り/税込・送料別で2,073円)。賞味期間は6カ月間。
2015年08月28日今度の旅は奮発してファーストクラス――近場の香港だからこそできる選択だろう。機内で快適に過ごすことができるし、なにより至れり尽くせりのサービスが心地よい。そんなアッパーなおもてなしは空港に着いた時点ですでに始まっている。そこで今回、新しくオープンしたキャセイパシフィック航空(以下、キャセイ)のファーストクラス専用ラウンジを体験してみた。○五感に響く、まずは嗅覚から2015年6月に香港国際空港で新たにお目見えしたのが「ザ・ピア(The Pier)」。キャセイのファーストクラス専用ラウンジだ。香港国際空港といえば端から端まで行くのに電車が必要なほどの広大な空港。その北西側、63番ゲート近くにザ・ピアはある。階下へ降りていくと、照明を落としシックな雰囲気の漂うレセプションが。中へ入るとふわっとさわやかな香りが鼻腔をくすぐる。ラベンダーや竹、緑茶にジャスミンなどをブレンドしたこのザ・ピアだけのオリジナルフレグランスだ。新しくオープンしたこのラウンジは、"五感に響く"をコンセプトとしている。この香りにも、「いつでもここへ戻る度に"いつもの香り"としてリラックスしてもらえるように」との想いが込められている。○広々とした邸宅のようなアプローチレセプションを通過すると、左右に伸びる広い廊下がある。入ってすぐにいきなりラウンジにならず、アプローチがあるのはまるで普通の家のような感覚でくつろげるように、との配慮からだ。確かに、まるでホテルのような落ち着いた空間が、空港の喧騒を一気に忘れさせてくれることは請け合いである。右へ曲がればダイニング、左に曲がればバーへと、この廊下を通ってそれぞれのセクションに移動することが可能だ。さすがにこれだけの広さを"自宅のよう"と思える日本人は少なそうだが、同じ空間に設備があるのではなく、それぞれ独立しているところは確かに"家"のような感じ。ラウンジ全体の広さは2,061平方メートルと広大なため、はじめは迷ってしまうものの、ここを迷わずに闊歩(かっぽ)できるとかっこよさそうだ。○小部屋でお昼寝も可能このザ・ピアの目玉といえばなんといっても「デイ・スイーツ」だろう。マッサージやシャワールームなどのセクションの奥の方に位置し、カーテンで仕切られた8室の小さな小部屋が用意されているのだ。奥まっているため人通りもなく、廊下との仕切りのカーテンや窓のブラインドを下ろしてしまえば静かなお昼寝スペースにも早変わり。シャワールームにも近いから、例えばロングフライトの前や後でシャワーを浴びて、人目を気にせずに自分だけの時間を過ごすことができる。もちろん、窓外を行き交う飛行機を眺めながらぼーっとするのも、空港ラウンジならではの過ごし方だろう。○フルコースも! きっと誰もが食べすぎに……もうひとつのお楽しみは、やはり食。気軽に自分でバフェから好きなものをチョイスできるパントリーのほかに、まるでレストランのようなダイニングも併設している。お腹の空き具合に応じて使い分けたい。パントリーでは1日に何度もメニューが入れ替わり、朝食から始まりランチ、ディナーとそれぞれの時間帯に合ったものが並ぶ。その並べ方もなんだかおしゃれ! ジャーに入れられた前菜など、最近の流行を取り入れたプレゼンテーションはとても洗練されている。自分の好きなだけとることができるので、ちょっとお腹が空いているだけの時やフライト時間まであまり余裕がないときなどにちょうどいい。一方、ダイニングはオーダーを受けてから料理が作られるレストラン方式。スターターからメイン、スイーツとフルコースでいただくことも可能だ。メニューには広東料理だけでなく、アンガスビーフのバーガーなど西洋料理も並んでおり、しっかりがっつりいただける。キャセイのラウンジといえば、のシグネチャーメニュー担々麺はメニューには載っていないが、注文すればちゃんと作ってくれるのでご安心を。これを食べなければ香港国際空港に来た意味がない(?)とすら思えるほどの安定のおいしさだ。○早めに空港へ行きたくなる魅力がたっぷりフットマッサージも、この6月に新しくお目見えしたサービスのひとつだ。バスエリアの手前にあり、3つのブースに区切られやや照明を落とした室内は本物のスパのよう。ゆったりチェアに深く腰を下ろして施術を受ければ、うっかり居眠りでもしてしまいそうなリラクゼーションに誘ってくれるだろう。眠たくなったらデイ・スイーツで一眠り、なんていうのも良さそう。もはや飛行機の出発時間を快適に過ごしながら待つというより、ラウンジを使いたいのでわざわざ早目に空港に行きたいくらいだ。ファーストクラス専用ラウンジはここだけで、広大な香港国際空港ゆえ出発ゲートが遠いという可能性もあるものの、キャセイのラウンジは全部で5つ(うちひとつは到着客用)あるため、自分の利用するゲート近くにもラウンジを見つけることができるだろう。ほかのラウンジはビジネスクラス、ファーストクラスの共用で、内部で使用エリアが分かれている。だがせっかくファーストクラスを利用するのなら、ぜひとも早目に空港に行って、ちょっとくらいゲートが遠くてもがんばって歩いて(あるいは空港内トラムに乗って)ザ・ピアを利用することをオススメする。エコノミークラスの搭乗でもマイレージでザ・ピアを利用することができるので、例えば香港を経由してアフリカやヨーロッパなどへ、というロングフライトが控えている時などにも重宝しそうだ。一度ここを体験したらそれなしでは飛行機を待てないほどに、快適な空間を約束してくれるザ・ピア。一度は必ず体験してみてほしい。※記事中の情報は2015年8月取材時のもの
2015年08月25日JALと三越伊勢丹ホールディングスは8月24日、顧客の利便性とサービス向上、相互送客による企業価値向上を目的とした包括的業務提携に向けた検討を開始することについて合意したことを発表した。今回の合意は、両社の業界における競争激化という厳しい経営環境下で、付加価値の高い独自性のある商品やサービス・業態を展開することによって顧客の支持を高めるというメリットを見据えてのもの。合意した主な内容として、既存の顧客の相互送客と新規の顧客獲得を目的に、三越伊勢丹のポイントとJALのマイル(JAL マイレージバンク)の交換サービスを2016年4月より開始する。また、三越伊勢丹およびJALの利用の多い顧客への相互サービス・特別サービスの提供や、両社で新たな価値を持つ提携カードの発行も視野に入れている。そのほか、三越伊勢丹の店頭販売商品やJAL機内販売商品や旅行商品などを新たに共同で開発することや、両社の顧客向けのイベントの開催、両社の海外拠点を活用したプロモーションや三越伊勢丹でのお買上品の空港への配送サービスなどのアウトバウンドやインバウンド施策も予定している。
2015年08月25日JALは9月1日より新機内食を展開し、欧州・米州線・豪州線ではAIR吉野家の新メニュー「牛すき」を提供する。JAL機内食AIRシリーズの第17弾で、吉野家とのコラボレーション「AIR吉野家」は4回目となる。「牛すき」は冬に吉野家の店舗で提供されている「牛すき鍋膳」をベースにした機内食仕様で、吉野家の店舗でおなじみの牛丼と同じ「熟成肉」を使用している。店舗の「牛す鍋膳」の味付けはそのままに、「牛すき」ではお好みで「だし醤油入りたまご」をご飯にかけて楽しめるようになっている。プレミアムエコノミーとエコノミークラスで11月30日までの展開となる。対象路線は、成田発シカゴ/ボストン/ニューヨーク/ロサンゼルス/サンディエゴ/バンクーバー/フランクフルト/ヘルシンキ/パリ/シドニー行き、羽田発ロンドン/パリ行き、関西発ロサンゼルス行きでいずれの路線も到着前の2回目の食事として提供する。また、プレミアムエコノミーとエコノミークラスでは、フードスタイリストの飯島奈美さんがプロデュースする機内食も展開する。和食メニューは「こくうま肉じゃが」「人参・ハム・クルミのメープルシロップ」「おからサラダ」「特製フルーツポンチ」、洋食メニューは「なつかしロールキャベツ」「人参・ハム・クルミのメープルシロップ」「おからサラダ」「特製フルーツポンチ」と、日本の家庭で馴染みのある誰もが好きなほっとするような料理をコンセプトにしている。いずれもデザートとしてハーゲンダッツアイスクリームを提供する。対象路線は、成田発シカゴ/ボストン/ニューヨーク/ロサンゼルス/サンディエゴ/バンクーバー/フランクフルト/ヘルシンキ/パリ/モスクワ/シドニー/シンガポール/クアラルンプール/ジャカルタ/デリー/ハノイ/ホーチミンシティー/バンコク行き、羽田発ロンドン/パリ/シンガポール(JL037)/バンコク(JL031)行き、中部発バンコク行き、関西発ロサンゼルス行きとなる。ファーストクラスとビジネスクラスでは全国各地の日本酒の中から厳選し、注目の銘酒から入手困難な希少銘柄まで取りそろえる。9月からは、機内食秋メニューに合わせてファーストクラスでは「磯自慢」(静岡県)と「獺祭」(山口県)、ビジネスクラスでは「東洋美人」(山口県)と「梵」(福井県)を提供する。
2015年08月21日日本航空(JAL)、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)、東レの3社は8月17日、着るだけで心拍数や心電位を取得できる機能繊維素材「hitoe」を用い、IoTを活用した作業者安全管理サービスの共同実証実験を同日より開始すると発表した。「hitoe」はナノファイバー生地に導電性高分子を特殊コーティングした繊維素材で、生体信号を高感度に検知することができる。東レとNTT Comは、同素材を活用した作業者安全管理サービスの実用化に向けた取り組みを進めており、今回の実験はその一環として実施される。同実証実験では、NTT ComとJALが開発したクラウドベースの安全管理システムや、東レが開発した「hitoe」ウェアやトランスミッターなどを活用し、沖縄県那覇空港の地上エリアでの作業者の心拍数などのバイタルデータのリアルタイム取得や分析、遠隔モニタリングの有用性を検証する。具体的には、空港の荷物輸送や航空機誘導などの空港地上支援業務に従事している作業者を対象に、暑さ対策に関する検証を開始し、その後、他エリアの空港において熱ストレスや運動強度といった、暑さ対策以外の体調管理の検証を進める予定。JALは今後、同実証実験の結果を踏まえて、同システムの導入を検討するとしている。東レとNTT Comの作業者安全管理サービスは、主に「hitoe」ウェア、トランスミッター、安全管理システムで構成され、「hitoe」ウェアにより取得できるバイタルデータの活用に加え、トランスミッターに内蔵した三軸加速度計により、着用者が転倒状態にないかを推定することができる。今後、GPSやビーコンの活用により、着用者の位置情報を取得する機能の開発も検討し、労働環境以外にも、福祉介護施設や自宅での高齢者見守り分野での活用を目指す。なお、東レは、今年度中にサービスの事業化を図るとしている。
2015年08月17日日本航空(JAL)、NTTコミュニケーションズ、東レは17日、空港での屋外作業者が安全に働ける環境の整備を目的として、IoTや機能素材「hitoe」を活用した安全管理システムの共同実証実験を開始した。同実験は、沖縄県那覇空港で行われる。JALら3社は、空港の地上エリアにおける夏の屋外での作業環境は大変厳しいものだと指摘。同課題を解決するために、JALではNTTコミュニケーションズと共同で、東レが開発した心拍数などを取得できる機能素材「hitoe」や、トランスミッターなどを活用し実証実験を行う。実験では、沖縄県那覇空港の地上エリアにおける作業者のバイタルデータのリアルタイム取得や分析、遠隔モニタリングの有用性などについて検証する。荷物の輸送や航空機誘導といった、空港のグランドハンドリング業務従事者を対象に、暑さ対策に関する検証を開始し、その後、他エリアの空港において、暑さ対策以外の体調管理の検証を進めていく。今回の実験は、東レとNTTコミュニケーションズが協働する「hitoe」を活用した安全管理サービスの実用化に向けた取り組みの一環。実証実験の結果を踏まえ、JALは同システムの導入を検討していくという。
2015年08月17日日本航空(JAL)、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)、および東レは、8月17日より、空港での屋外作業者が安全に働ける環境の整備を目指し、IoTを活用した安全管理システムの共同実証実験を開始すると発表した。空港の地上エリアにおいては、夏の屋外での作業環境が大変厳しく、事故防止の観点から、作業者の体調管理や安全確保が必須だという。そこでJALは、クラウドベースの安全管理システムを開発したNTT Comと共同で、東レが開発した「hitoe」ウェアや、トランスミッターなどを活用し、那覇空港の地上エリアでの作業者の心拍数などのバイタルデータのリアルタイム取得や分析、遠隔モニタリングの有用性について実証実験を開始する。空港のグランドハンドリング業務(荷物の輸送や航空機誘導などの空港地上支援業務)従事者を対象に暑さ対策に関する検証を開始し、その後、他エリアの空港において、暑さ対策以外の体調管理(熱ストレス、リラックス度、運動強度、消費エネルギーなど)の検証を進める予定。「hitoe」は繊維素材であるナノファイバー生地に高導電性樹脂が特殊コーティングされており、生体信号を高感度に検出できるほか、耐久性に優れ、肌へのフィット性や通気性などを兼ね備えているという。この素材を使用した生体情報計測用ウェアを着用することによって、心拍数や心電波形などの生体情報を計測できる。今回の実証実験は、東レとNTT Com が協働する機能繊維素材「hitoe」を活用した作業者安全管理サービスの実用化に向けた取り組みの一環で、今後、実証実験の結果を踏まえて、JALは本システムの導入を検討するという。また、東レは今年度中にサービスの事業化を図る。
2015年08月17日ブリティッシュ・エアウェイズ(以下、BA)とJAL、フィンエアーは共同で、羽田/成田路線にて特別運賃を提供する。エコノミークラスは往復5万円から、プレミアムエコノミークラスは往復13万円から、ビジネスクラスは往復33万円からとなる。同運賃は3社の運航便を組み合わせることができ、欧州88地点・国内40地点の広範なネットワ―クを活用したフライトを選択できる。販売期間は9月30日までで、旅行期間は11月15日~2016年2月29日となる。対象路線は、東京(成田・羽田)=英国および欧州各都市(BA/JAL運航便ロンドン経由)と、東京(成田)/大阪/名古屋=ヘルシンキおよび欧州各都市(AY運航便ヘルシンキ経由)。なお、プレミアムエコノミークラス運賃はBA運航便のみが対象となる。特別運賃に加えて、税金や空港施設使用料などの料金が必要となる。そのほか詳細は各社のホームページを参照。英国内旅行可能都市ロンドン、アバディーン、ベルファスト、エディンバラ、グラスゴー、インヴァネス、マン島、リーズブラッドフォード、マンチェスター、ニューキャッスル、ジャージーヨーロッパ内旅行可能都市アルバニア、アルジェリア、オーストリア、ベルギー、ブルガリア、クロアチア、キプロス、チェコ共和国、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ジブラルタル、ギリシャ、ハンガリー、イタリア、アイルランド、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、マルタ、モロッコ、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、スペイン、スウェーデン、スイス、トルコ、ウクライナ
2015年08月07日JALは7月31日、シンガポール時間の7月12日にシンガポール発羽田着JAL38便の767-300(JA606J)が誘導路にて離陸操作を開始するという事例が発生した件で、シンガポール当局および国土交通省航空局より重大インシデントと認定されたことを発表した。同便は管制承認を得て地上走行を実施し、滑走路からの離陸許可を得ていたが、副操縦士が誘導路を滑走路と誤認し、誘導路上にて離陸操作を開始した。誤認に気付いた機長が離陸操作中断を指示し、直ちに副操縦士が離陸操作を中断、ほぼ同時に管制から停止の指示を受けた。同件は7月12日に発生したものだが、JALは7月23日にシンガポール航空当局から同便の運航状況について問い合わせを受けて初めて同件を認識し、同日速やかに国土交通省航空局へ報告したという。7月23日より同便の機長および副操縦士を乗務停止とし、事実関係の調査を進めているという。また、今後についてはシンガポール当局による調査に全面的に協力するとともに、「このような事例を2度と発生させることのないよう、安全意識の再確認と一つひとつの作業の確実な実施を徹底してまいります」としている。
2015年08月03日エミレーツ航空は7月より、ファーストクラスにてドン ペリニヨンの最高級ヴィンテージの「ドン ペリニヨン ヴィンテージ ロゼ 2003」と「ドン ペリニヨンヴィンテージ2005」の提供を開始した。両シャンパンが国際線の機内で振る舞われるのは、ドン ペリニヨン最大のグローバルパートナーであるエミレーツのみとなっている。また、エミレーツはドン ペリニヨン専属のミシュラン二つ星シェフであるパスカル・タンゴ氏とコラボレーションし、これらのヴィンテージ・シャンパンにマッチするメニューも創作。シャンパンとともに、ファーストクラス向けに提供を開始した。エミレーツは「ドン ペリニヨン ヴィンテージ ロゼ 2003」を存分に堪能できるよう、ペアリングメニューとして新しく6つのカナッペを発表。「鴨の生ハムとサフランの薫る桃のコンポート添え」「クルミ入りフランスパンとペルシャ産フェタチーズ、フレッシュいちじく、トリュフ入りはちみつ添え」「天然スモークサーモンとクミン・クリームチーズ、レモンをトッピングした北欧風黒パン」の3品を、ドバイ発のフライトでファーストクラスにて提供している。ドバイ着の乗客は、「ゴートチーズとレッド・カラント(赤フサスグリ)ソースでトッピングしたバゲット」「鴨胸肉照焼きのアプリコットとリンゴのカレーチャツネ添え」「胡麻をまぶしたマグロのわさびマヨネーズ添え」の3品を楽しめる。エミレーツのフライトで提供される世界最高級ワイン、ポートワイン、シャンパンについての詳細はホームページを参照。
2015年07月30日日本HPは7月28日、DaaS(Desktop as a Service、仮想デスクトップ・サービス)などに適するというエントリー・クラスのシン・クライアント「HP t420 Thin Client(HP t420)」4モデルを発表した。価格は2万9,800円(税別)から。販売開始は、同社販売代理店経由の場合が7月30日、同社のオンラインストア等では8月中旬。新製品は「HP t410 Smart Zero Client」の後継であり、Linuxベースの独自OS「HP Smart Zero」「HP ThinPro」に加え、新たにWindows Embedded 7をサポート。また、Smart ZeroおよびHP ThinProで、独自OSでは初というWi-Fi搭載モデルをラインアップに追加した。全モデルでシン・クライアント専用管理ソフトウェアである「HP Device Manager」およびブラウザを無償で利用可能。同ソフトの利用により、大量の導入機のトラッキングや管理、アップデートを数クリックで可能としており、管理者は導入初期のキッティングや運用作業が迅速に可能という。ディスクレス/ファンレス/低廃熱設計による超静音動作が特長のスリムな筐体といい、多様なオフィス環境でコンパクトなワークスペースを実現するとしている。VESA規格に準拠しており、別売の「HPシンクライアント専用モニター」や「HP ProDisplay」の背面に取り付けると、オールインワン設置が可能という。また、ENERGY STAR準拠/EPEAT Gold取得/グリーン購入法準拠のインテリジェント/高電力効率/低ハロゲン設計により、消費電力を削減しコスト低減を実現するとしている。各モデルの税別価格は、「Thin Client SmartZeroモデル」が2万9,800円、「SmartZero WiFiモデル」が3万1,800円、「WES7モデル」が4万2,000円「WES7 WiFiモデル」が4万4,000円。
2015年07月29日JALは7月21日に、関西空港国際線サクララウンジをリニューアルオープンする。座席を一新して居住性を高めたほか、時間帯に応じた食事の提供、座席まわりへのコンセント配備、Wi-Fi 環境の整備、女性トイレへのパウダーコーナー設置、ゆったりくつろげる喫煙室の改装など、乗客一人ひとりのプランに合わせて快適に過ごせる空間を目指した。また、海外からの乗客にも安心して利用できるよう、食事にハラル対応メニューを用意する。JALは3月に就航を開始したロサンゼルス線をはじめ、関西空港からハワイ、バンコク、上海、台北の5都市に毎日計7便の国際線を運航している。早朝から深夜にいたるまで、関西空港から出発する乗客が出発前のひと時をより快適に過ごせるよう、この度、ラウンジをリニューアルした。エントランスおよび室内のデザインは、先にオープンした羽田空港のラウンジと同様、「モダンジャパニーズ」のコンセプトを取り入れることで、「日本のこころ」「日本のおもてなし」を体現した空間となっている。座席数は177席(個室およびマッサージチェアを除く)で、駐機場が見渡せる窓側のカウンター席やゆったりとくつろげるソファ席など、目的に応じて活用できるバラエティーに富んだ座席を用意した。また、一般の座席と同様にゆったりと座れる喫煙室や、2台のマッサージチェアも設けている。手荷物を安心して預けられるよう、テンキーロック付きクロークを新設。また、各座席にてタブレット端末などに利用できる電源を大幅に増設するほか、出発情報を案内しているディスプレイ表示の画面を大型化することで、より見やすくなるように工夫している。加えて、女性客用にトイレにパウダーコーナーを新設した。飲食に関してはフード&ビバレッジカウンターの拡張し、気軽に食事が楽しめるように中央に大テーブルを配置したダイニングエリアを展開している。国産牛を使ったホテル日航関西空港監修のカレーも含め(数量限定)、人気のカレーを常時2種類提供するほか、サラダバーを新たに導入する。また、時間帯に応じたメニューを展開し、夕食時間帯にはハラル対応メニューも提供する。
2015年07月21日東京ディズニーシーの人気キャラクター・ダッフィーの特別塗装機「JALハッピージャーニーエクスプレス」(ボーイング737-800型機)の初便が14日、羽田空港から松山空港(愛媛県)に向けて飛び立った。東京ディズニーシーでは今月3日、2005年に登場したクマのぬいぐるみをモチーフにしたキャラクター・ダッフィーの誕生10周年を祝うスペシャルプログラム「ジャーニー・ウィズ・ダッフィー Your Friend Forever」(~2016年3月18日)が開幕。同プログラムを記念し、日本航空(JAL)とオリエンタルランドが国内線に特別塗装機を就航させることとなった。初便は本日のJAL435便(東京・羽田発13:00/松山着14:25)。駆けつけたダッフィーファンが待ち構える中、11時40分頃に駐機場に姿を現した。続いて、ダッフィー10周年記念の特別コスチューム姿に変身したダッフィーバスに乗って、乗務員6人が到着。その後、乗客97人を乗せ、定刻より早い12時56分に駐機場を離れ、ファンや関係者に手を振って見送られながら滑走路へ。そして13時7分、青空に向かって飛び立った。特別塗装機は今朝、JAL メインテナンスセンター2格納庫内で報道陣に初お披露目。機内も公開され、ダッフィーが描かれているオリジナルヘッドレストカバーが装着されたシートや、ポストカードラックに用意される「JALハッピージャーニーエクスプレス」のポストカードなどが紹介された。今後、2016年4月ごろまで全国各地に就航する予定(就航しない地域もある)。具体的な路線や便名は、運航前日の夕方にJALホームページで公開される。
2015年07月14日