米AppleのCEOであるTim Cook氏が、Bloomberg Businessweekに寄稿した手記を通じて自身が同性愛者であると公表した。「私はゲイであることを誇りに思っている。ゲイであることは、神が私に与えた最高の賜物の1つだと考えている」と述べている。公表理由についてCook氏は「私自身は活動家ではない」とした上で、「自分自身を受け入れることに苦労している人を助け、孤独を感じている人を慰められるなら、私のプライバシーを犠牲にする価値があると考えた」と述べている。手記の中で「Appleでは大勢の同僚が、私が同性愛者であることを知っている」と述べているが、これまで同氏が同性愛を公に認めたことはなく、同氏が同性愛者であるのはシリコンバレーでは公然の秘密のようになっていた。多様性(diversity)と包括性(inclusion)を推進する動きが活発になっているものの、保守派の多い州では同性愛を否定する動きが根強い。世界的にも同性愛のような性的指向に不寛容な国・地域は多い。2007年にBPのCEOだったJohn Browne氏が同性愛パートナーの訴訟をきっかけにプライベートが報道されるにようになり、混乱を避けるために辞任した。2011年にUrban OutfittersのCEOだったGlen Senk氏が同性愛を初めて公表したCEOとしてニュースになったが、翌年に同氏は辞任した。Human Rights CampaignのディレクターであるDeena Fidas氏によると、Fortune 1000企業で同性愛を公表しているCEOはいない。Cook氏の公表によって、世界的にビジネスを展開するグローバル企業であるAppleは困難にも直面するだろう。だが、Appleは多様性を重んじることで創造と革新を実現してきており、リベラルで包括性に富むことは同社の武器でもある。Apple取締役会のチェアマンであるArthur Levinson氏は「ティム(Cook氏)個人の勇気ある公表に対して、われわれは心から拍手を送り、そしてサポートする」という声明を公表した。
2014年10月31日米Appleは、同社のWebサイトに教育に関するページを開設した。「教育は、すべての人にとっての根源的な権利である」という見出しとともに、同社の教育に関する理念、取り組みが綴られている。開設された教育に関するページでは、"Education is a fundamental human right for everyone."(教育は、すべての人にとっての根源的な権利である)というメッセージとともに、Appleの教育に関する理念、取り組みが記載されている。そこでは、米国内での教育制度の格差に触れ、教師や家族の奮闘にも関わらず生じているテクノロジーや知識にアクセスすることについての不平等な状況、特に人種的マイノリティ、低所得者層の不利益な状況は、どうにかして改善すべきだと語気を強めている。そして、「私たちは、世界中のもの凄い数の、可能性ある未来の発明家、未来の夢を描く人、未来のリーダーのために、道を切り開きたい」と気勢を上げている。Barack Obama米大統領は、幼稚園から高校までの公立学校に通う、人種的マイノリティを中心とした低所得家庭の生徒がインターネットや教育ツールにアクセスできるように支援する"ConnectED"プログラムを推進しているが、Appleもこの支援活動に参加しており、iPadやMac、Apple TVなど1億ドル相当の機材提供を行うことを確約している。最初のステップとして、今回、29の州、114の学校に支援を行った。これらの学校の92%はヒスパニック、黒人、ネイティブアメリカン、アラスカンネイティブ、アジア系の生徒たちが通学しているという。また、単に機材を提供するにとどまらず、支援する学校が、その教育目標を達成するために、学校を支援するパートナーとともに専門知識を提供し、積極的に人材も投入していくとしている。同社CEOのTim Cook氏はTwitterのアカウントで「ConnectEDのパートナーになった114校の生徒、教師、および理事らに触発された」いうツイートを投稿しているAppleは教育市場でのシェア拡大を睨んでいると言うより、この"ConnectED"への参加、さらに従業員の人種的多様性の改善、環境問題への対応もあわせて考えると、単にマーケットにフォーカスするのではなく、企業としての責務を全うするべく社会貢献に取り組んでいると評価するのが妥当なのかもしれない。
2014年10月30日米Appleのクラウドサービス「iCloud」がサイバー攻撃を受けたことが確認された。New York TimesやWall Street Journalなどの複数の海外メディアがこれを報じる一方、Appleも同社のWebサイトで声明を発表している。報道によると、iCloudの中国ユーザーが中間者攻撃(Man-In-the-Middle)を受けて、不正アクセスを受けたという。Appleは同社のiCloudのサポートページで、「われわれは、ユーザーの情報を得ることを目的とした、不正な認証を悪用した組織的な攻撃を認識している」と述べている。同社によると、iCloudのサーバはこの攻撃の影響を受けておらず、OS X YosemiteでSafariによってiCloudにサインインすれば問題ないという。さらに、iCoudのサイトはデジタル証明書で保護されているので、Webブラウザに無効な証明書の警告が出た場合はApple IDとパスワードを入力しないよう警告している。正規のiCloudのサイトにアクセスしている場合、Webブラウザのアドレスバーの左端に表示される鍵マークが緑色になっている。中国の監視団体「GreatFire.org」は、中国政府がiCloudiCloudに保存されているデータを窃取するため、中間者攻撃を行っていると指摘しており、Appleにコメントを求めるためメッセージを送っているという。なお、Appleは攻撃者について触れていない。
2014年10月23日10月16日に「OS X Yosemite」の最終版の提供が始まった。Yosemiteの開発でAppleはパブリックベータ・プログラムを用意したが、パブリックベータ登録者に対して同社はOS X Yosemiteのベータアップデートの提供を継続することを伝えた。OS X Yosemiteのパブリックベータ・プログラム登録者がパブリックベータ版をインストールしたMacに対してAppleは引き続きベータアップデートを提供する。トラブルが起こる可能性のあるベータアップデートをインストールしたくない場合は、システム環境設定の「App Store」の「プレリリースのソフトウエア・アップデート・シードを受信」という欄で「変更」をクリックし、App Storeにプレリリース・アップデートを表示しないようにすると通常のOS X Yosemiteと同じバージョンでアップデートされるようになる。プレリリース・アップデートを表示しないようにした後に、プレリリース・アップデートを受け取るように設定し直すことはできない。
2014年10月21日米Appleは米国および英国で販売する「iPad Air 2」と「iPad mini 3」のWi-Fi+Celluarモデルに「Apple SIM」というSIMカードをプリインストールして出荷する。Apple SIMは1枚のSIMカードで、提携する複数の通信キャリアを利用できるようにする。米国のAT&T、Sprint、T-Mobile、英国のEEなどがプログラムに参加している。これまで米国のApple Storeでは、iPadのWi-Fi+Celluarモデルを購入する際にデータサービスを使用する通信事業者を選ぶ必要があった。Apple SIMを備えたiPad Air 2とiPad mini 3の場合、購入時に通信事業者を選択する必要はなく、ユーザーがいつでもiPad上でApple SIMプログラムに参加する通信事業者のサービスを選んで契約できる。契約した通信キャリアが認めれば、SIMカードを交換せずにそのままiPad上で別のApple SIMをサポートする通信事業者のサービスに変更することも可能になり得る。米通信キャリア・トップ2の内の1社であるVerizonがApple SIMには参加していない。iPad AirやiPad mini 2までのiPadならVerizonのSIMカードがプリインストールされたiPad Wi-Fi+CelluarモデルをApple Storeから購入できるが、Apple SIM入りで販売されるiPad Air 2とiPad mini 3ではVerizonのサービスを選択できない。Re/codeによると、Apple SIM入りのiPad Air 2とiPad mini 3でVerizonのデータサービスも使用できるが、VerizonからSIMカードを入手して交換する必要がある。
2014年10月17日米Appleが10月16日(米国時間)に、カリフォルニア州クパチーノにあるApple本社でスペシャルイベントを開催する。開始時刻は現地時間の午前10時、日本時間の10月17日午前2時だ。9月にフリントセンターで行われたiPhone 6、iPhone 6 Plus、Apple Watchの発表イベントに続く、Appleにとって今年2回目のスペシャルイベントになる。今回はiPadとMacの新製品、そしてOS X Yosemiteのリリース日の発表などが予想されている。会場の大きさだけで判断すると、本社講堂で行われる今回のイベントは前回よりも小さな規模になるが、前回に劣らず重要なイベントになりそうだ。報道関係者などに配布されている招待状にはカラフルなリンゴのイラストに「It’s been way too long」と書かれており、今年30周年を迎えたMacが新たな歴史に踏み出すのを予感させる。また、OS X Yosemiteの最終版の登場によってiOS 8とOS X Yosemiteの優れた連携が実現するため、Appleのプラットフォームも新たなフェーズへ進むことになる。
2014年10月09日ハロウィンの季節、我が家で毎年登場するのがこの絵本、「Go Away, Big Green Monster!」/Ed Emberley(著)です。 ページを一枚一枚めくるごとにモンスターの顔ができあがっていくという仕掛け絵本。最初のページに現れる、“two big yellow eyes”から子ども達は絵本にくぎ付けになります。絵本の前半で、徐々にモンスターの顔が完成すると、後半はそのモンスター退治!「Go Away! (あっちへいけ!)」のかけ声とともに、今度はモンスターの各パーツを追い払います。日常でも使える「Go Away!」のフレーズを叫びながら、親子で一緒に読み聞かせを楽しめるはずです。具体的な方法を、次のページでご紹介しましょう。絵本の文中には難しい形容詞も出てきますが、イラストから意味が推測しやすいので、英語がわからなくても大丈夫。モンスターの顔を表現した“a big scary green face”のような<[数詞]+[形容詞] +[色]+[名詞]>という英語の語順のルールも、特に意識せず、読み聞かせの過程で自然と身についていくでしょう。読み聞かせると英語のルールが身につくとはいえ、そこはあくまでも読み聞かせ。英語を教える・覚えさせることに重きを置くのではなく、英語に自然に触れる・楽しむという視点を大切にして読み聞かせることをおすすめします。この絵本はまた、洋書独特の色使いや装丁も素敵なので、ハロウィンの時期にインテリアの一部として、本棚に表紙が見えるようにディスプレイするのもおすすめです。■英語で絵本読み聞かせのワンポイントアドバイス洋書絵本にはCD付きで販売されているものも多くあります。この「Go Away, Big Green Monster!」もCD付きバージョンが販売されています。CDには、ネイティブの発音で読み聞かせた音声のほか、メロディも収録されているので、さまざまな楽しみ方ができます。絵本をひと通り読み聞かせた後に、曲にのせて簡単な振り付けを考えて踊ってみても楽しいですよ。今年4歳になる私の息子も、昨年3歳のハロウィンの時点で、 「Go Away」の歌を振り付けありで教えたところ、言いやすいのか早速マスターしていました。しかも、今年もすでに、私が口ずさむ「Go Away」の歌に合わせて、とても元気に合いの手を打ってくれます。今回の絵本のメインとなっている「Go Away!」というフレーズそのものが、応用の効く言葉ですので、絵本をキッカケに、さまざまな場面での英語のアウトプットにつなげられると思います。子どもたちが好奇心を持って言葉を吸収し、しゃべったり歌ったりしている姿を見るのもまた楽しいものです。ハロウィンの時期、ご家庭で定番の1冊にしてみてください。
2014年10月03日Appleは9月29日(米国時間)、「About OS X bash Update 1.0」において、bashのセキュリティ脆弱性(通称:Shellshock)に対応するためのパッチ提供を開始した。Appleはデフォルトの設定であればMac OS XにおけるShellshockの影響力は小さいとしており、今回のパッチは開発者やsshd(8)などを活用しているパワーユーザ向けの措置となる。将来のアップデートで同脆弱性に関するパッチが取り込まれるのではないかと見られる。Shellshockは2014年4月に発覚したOpenSSLのセキュリティ脆弱性Heartbleedよりも影響範囲が広く、またそのインパクトも強いと推測されており、発覚以降さまざまなベンダやプロジェクト、管理者やユーザが対応に追われている。例えば、さくらインターネットは「【重要】GNU bash の脆弱性に関する注意喚起」、GMO CLOUDは「GNU Bash における脆弱性への対応のお願い」、 KDDI ウェブコミュニケーションズは「【重要】UNIX 系 OS のシェル [bash] の脆弱性(CVE-2014-6271、CVE-2014-7169)に関する当社サービスへの影響と対応について(第一報)」において、Shellshock脆弱性への注意喚起と情報提供を実施している。また、Perlプロジェクトは「Perl and Shellshock」において、「PerlそのものはShellshockの影響を受けないと考えられるが、使い方によってはこの脆弱性の影響を受けると指摘。OpenDNSは「Bash, Shellshock and Security: What You Need To Know」において、同社のインフラはこの脆弱性の影響を受けないとしつつも注意を喚起している。IPFireは「IPFire 2.15 - Core Update 83 released」においてShellshockに対応したバージョンをリリース。Cloudius Systemsは「Shellshock」において、Shellshock脆弱性を指摘しつつ、クラウド向けOS「OSv」のアプローチの優位性を説明している。こうした報告は、今後もさまざまなベンダやプロジェクトから提供されると見られる。Shellshockは想定される影響範囲が広いほか、プロセスのフォークのメカニズムに詳しくない開発者は自身が開発しているソフトウェアにShellshockが存在していることを認識していない可能性が考えられる。オープンソースソフトウェアはさまざまなプロジェクトから提供されているソフトウェアを活用していることから、OSのプロジェクトから提供される情報だけでは対応状況を網羅することが難しいと言える。したがって、引き続きさまざまなソフトウェアの情報提供に注目し、アップデート版が公開された場合は迅速に検討し、適用していくことが推奨される。
2014年10月01日Appleは、アプリを構成するさまざまな機能を部品化し、フレームワーク(ライブラリ)として提供している。アプリ開発者は、公開されているフレームワークの機能を利用することにより、開発スピードを速めるだけでなく"車輪の再発明"を防いでいる。ボタンやチェックボックスなど、デザインを統一したほうがユーザにとってもプラスになる機能がどのアプリでも同じなのは、共通のフレームワークを利用しているからだ。WEBブラウザとしての主要機能も、フレームワークとして提供されている(UIWebView)。WEBブラウザはJavaScriptを実行するなどアプリケーション実行環境としての機能を備えているため、サードパーティー自らが開発したエンジンを搭載するWEBブラウザはApp Storeで公開できないが、UIWebViewフレームワークを使い開発したアプリならば話は別。Google ChromeやSleipnir、iCabMobileといったサードパーティー製ブラウザは、独自エンジンではなくUIWebViewを使いHTMLやJavaScriptを処理しているのだ。しかし、サードパーティーにUIWebViewの利用を許してはいるものの、Appleには"Safariがあるのになぜ?"という気持ちがあるようだ。確かに、エンジン部分はSafariと同じなのだから、外側を変えたWEBブラウザの存在に疑問を抱くことは理解できないでもない。そのAppleの主張は、App Storeで「browser」と検索してみればわかる。「memo」や「clock」で検索しても、サードパーティー製アプリが表示されるだけだが、「browser」にはAppleの主張が反映されている。やはりAppleの本音は「Safari推し」に違いない。
2014年09月30日米Appleは29日(現地時間)、UNIX系OSで使用されているシェルBashの脆弱性を修正するパッチ「OS X bash Update 1.0」をリリースした。サポートサイトのダウンロードページで、OS X Mavericks用、OS X Mountain Lion用、OS X Lion用がダウンロード可能になっている。この脆弱性はBashバグと呼ばれており、この脆弱性を狙った攻撃者にデータを盗み取られたり、システムの制御を奪われる恐れがある。深刻かつ影響が及ぶ範囲が広い脆弱性として、セキュリティベンダーやOSベンダーが注意を呼びかけていた。OS XもBashを含むためMacユーザーの間に懸念が広がったが、OS Xはデフォルトで遠隔からの攻撃からユーザーを保護するように設定されており、Appleは「ユーザーが高度なUNIXサービスを設定していない限り、ほとんどのユーザーは安全」という見解をメディア各社に提供していた。OS X bash Update 1.0が公開された時点でOS Xのソフトウエア・アップデートを通じた提供はなく、今回のUpdate 1.0リリースは緊急の対策が必要なユーザーのサポートである可能性が高い。
2014年09月30日Linux、Mac OS X、AndroidなどUNIX系OSが影響を受けると言われている脆弱性「Shellshock」について、米Appleが「ほとんどのMac OS Xユーザーは安全」とする見解を出している。New York Timesなど主要紙が9月26日に報じた。同脆弱性は、4月に大きな話題となった脆弱性「Heartbleed」以上の脅威を持つという向きもあり、引き続き注意が必要だ。Shellshockはオープンソースのコマンドラインシェル「Bash(Bourne Again Shell)」で発見された脆弱性(「CVE-2014-6271」)。環境変数の処理に問題があり、悪用されると遠隔からマシンを乗っ取られる可能性があるという。AppleのMac OS XもUNIX系であり、Bashを含むことからShellshockの影響が懸念されている。Appleが主要メディアに出した見解はこの懸念を受けてのもので、Appleは「遠隔からの攻撃に対してユーザーを保護するようにデフォルトで設定されている」と説明、ほとんどのユーザーは安全だとしている。一方で、ユーザーが高度な設定を行っている場合は問題が発生する可能性があるとのことだ。Appleは現在、これら高度なUNIXユーザー向けにアップデートを配信する準備を進めているところだという。Shellshockについては、GoogleのAndroid OSも影響を受けることが懸念されている。9月26日付けのNew York Timesによると、Android OSはBashの代わりに「Mksh」と呼ばれるプログラムを利用しており、脆弱性の影響を受けないとGoogleは説明しているとのことだ。だが同誌は、Androidはオープンソースであることから企業やユーザーはコードを加工してBashを統合して製品にしている可能性があるというセキュリティ専門家の意見を紹介している。Bash開発チームは9月24日に警告を出し、パッチをリリースしている。この脆弱性はほぼすべてのバージョンに存在すること、一部のWebサーバも影響を受けるおそれがあることなどから、4月に発見されて大きな話題となったOpenSSLの脆弱性「Heartbleed」並み、あるいはそれ以上という意見もある。米国立標準技術研究所(NIST)はShellshockの深刻度を10点中10点と評価しており、米国国土安全保障省下のコンピュータ緊急対応チーム(US-CERT)はLinuxやUNIX系OSのユーザーや管理者に対し、パッチを当てるよう促している。日本でも、情報処理推進機構(IPA)がShellshock脆弱性に対応したバージョンへのアップデートを推奨している。警察庁からは、Shellshockを標的としたアクセスを観測したという発表がなされている。
2014年09月29日Appleのストレージサービス「iCloud」を利用する米国のセレブたちのプライベートなヌード写真が多数流出した事件で、米Appleは現地2日、中間報告を発表した。それによると、当初疑われていた「iCloud」や「Find my iPhone」を含むAppleのシステムへの不正アクセスは確認できなかったとしている。事件の発端は、8月31日に米国の著名人のプライベートなヌード写真が画像掲示板の「4Chan」に投稿されたことから始まる。被害にあったのは、オスカー女優のJennifer Lawrenceさんや歌手のRihannaさんらを初め100人近くに上ったようだ。流出の原因として、iCloudへの不正アクセスが疑われていたが、米Appleはこの事実を否定した。同社の声明文は次のように始まっている。「特定の著名人の写真が盗難されたことを知ったとき、我々を憤慨した。ユーザーのプライバシーとセキュリティーは我々にとってもっとも重要なことであり、すぐに原因を突き止めるために、エンジニアを動員した」とセキュリティの重要性を強調。続いて「40時間以上調査を行った結果、特定の著名人のアカウントのセキュリティが破られたことを確認した。ユーザーネーム、パスワード、秘密の質問が漏れたのが原因であり、これはiCloudやFind my iPhoneを含むAppleのシステムへの不正なアクセスによるものではなかった」とまとめている。本件に関しては、全ユーザーに対して、強力なパスワードを使用し、2段階認証を設定することを推奨している。なお、同社は犯罪者を特定すべく、法執行機関とへの協力を続けていく。
2014年09月03日ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社が、今年4月に全国に向けて新発売された無糖炭酸水「GREEN SHOWER」の夏キャンペーンを実施中です。キャンペーンの内容は、JR山手線の複数駅に設置されている気化式涼風扇(アクアクールスリム(株)鎌倉製作所製)のうち、5駅6箇所で8月1日(金)~8月28日(木)まで「GREEN SHOWER」の広告ラッピングをする、というもの。このキャンペーンは涼風機の“涼しくて爽やかな風”と「GREEN SHOWER」の特長である“爽やかで清々しい”イメージが一致することから生み出されたそう。夏の駅構内って、ものすご~く暑くて蒸しますよね。通勤で毎日駅を利用する女性たちにとっても、かなりうれしいキャンペーンなのではないでしょうか。ちなみにこのラッピング涼風機が設置されているのは、JR山手線の品川駅(中央改札内・2台)、新宿駅(南口改札内・1台)、渋谷駅(南改札内・1台)、高田馬場駅(早稲田口改札内・1台)、大崎駅(北口改札前・1台)で、涼風機をラッピングするのは同社が初とのことです。同社はこのラッピング涼風機の展開に合わせて、8月5日(火)と8月6日(水)に「GREEN SHOWER」のサンプリングを実施。以下2種類の方法でサンプリングが行われました。1.自販機サンプリング商品の案内をお聞き頂いた方に自販機で冷えた「GREEN SHOWER」をお一人様1本プレゼント。2.セットサンプリング展示されている“GREEN SHOWER MONSTER”と一緒に写真を撮った方に、商品・オリジナルうちわ・オリジナルクリアファイルのセットをプレゼント。“GREEN SHOWER MONSTER”とは、「森のように青く香るその大きなからだに触れると、人は心地よい、優しい気持ちになれるという、不思議なホップの精」。「GREEN SHOWER」を飲んだ時の言葉に出来ない「香り」「味」が具現化した怪獣で、主に「GREEN SHOWER」を飲んでリフレッシュした時や、リラックスした時に現れるキャラクターなのだそう。見ているだけで暑さを瞬時、忘れさせてくれそうな爽やかな見た目をしています。そして、サンプリングの模様はというと、記者が訪れたのは平日の午前中から午後にかけてという、もっとも人が少ない時間にもかかわらず、大盛況! 夏休み中のちびっ子&ママの姿が目立ちましたが、サラリーマンが時間を割いてワクワクしながら列に並ぶ姿も印象的でした。サンプリングをもらうために並んだ人たちは、まずは“GREEN SHOWER MONSTER”のインパクトに夢中になりますが、次に注目するのがラッピング涼風機。それもそのはず、自動販売機並みの大きさなのに、強力なパワーを兼ね備えているからです。駅構内が蒸して高温のため、記者は暇を見つけてはこのラッピング涼風機にお世話になりました(笑)。ちなみにみなさんは、「GREEN SHOWER」を体験したことがありますか? 記者は今回、初めて試飲しました。まずはキャップを空けると爽やかなグリーンの香りに心が癒やされ、飲んでみるとほのかなマスカット味がして、口の中がさっぱりします。それほど炭酸がきつくないので、炭酸水初心者にも最適な味わい。リラックス&リフレッシュできそうな炭酸水で、実は炭酸水が苦手だった記者ですが、この原稿を書きながら1本、飲みきりました(笑)。駅構内でラッピング涼風機を見つけたら「GREEN SHOWER」を飲みたくなりそうです。夏の暑さを和らげてくれそうな「GREEN SHOWER」、盛夏にこそ体験してみて下さいね。ハマりますよ! ・ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社 公式サイト 「GREEN SHOWER」についての詳細は こちら
2014年08月18日米Appleは、同社のパソコン「Macintosh(Mac)」が30周年を迎えたことを記念し、スペシャルサイト「Thirty Years of Mac」を公開している。同サイトでは、Macが歩んできた30年の道のりを、それを用いて活動を行ってきた著名人と並行して紹介する年表「Mac Timeline」を公開している。日本の著名人では、Perfumeの舞台演出などを手がけてきたライゾマティクスのメディアアーティスト・真鍋大度がトップページの冒頭に登場するほか、VRや3Dプリンタを医療現場で活用したことで知られる医師の杉本真樹、音楽家の高木正勝が登場している。年表は1年刻みで1年につきひとりの著名人のインタビューが掲載される構成となっており、高木は2001年、杉本は2010年、真鍋は2012年の項目にてインタビューを読むことができる。また、一般ユーザーが"初めて"体験したMacの機種と使用目的、使用年数を聞くアンケートコンテンツ「Your First Mac」も公開されている。アンケートはグラフィカルなMacの年表から自身の初めてのMacを選択して回答する形式で、その結果はサイト内にインフォグラフィックとして表示される。
2014年01月27日子どもが幼稚園や小学校に行っている間に、ママ友たちとランチ。その際気になるのがオープン時間。できるだけゆっくり過ごしたいなら、11時からオープンしているレストランが狙い目。今回ご紹介するのは、緑豊かな駒沢公園近くのレストラン、「+green(アンド・グリーン)」です。1階はこだわりの調味料や有機栽培の野菜などを販売するグロサリーショップと自家製デリやオーガニック・コーヒーやジュースなどを扱うデリ&カフェ、地下1階がレストランになっている「+green」。レストランは地下ながら、白木やベージュのブロック壁などを多用しているせいか明るい印象。イスとダイニングテーブルを配した「Basic Dinning」のほか、低めソファを設置した「Cozy Room」、白を基調とした「White Bench」、そして畳敷きの個室「Kamakura」とレンガで囲われた半個室「Green Room」の5つのスペースから成っています。こちらのコンセプトは、「You are what you eat(食べたものがあなたをつくる)」。野菜は全国各地から取り寄せたオーガニックが中心で、パンやパスタに使うのも有機小麦。化学調味料は一切使わず、素材の味を引き出すべくシンプルに調理しています。ウィークデーのランチは2種類のパスタからチョイスできる「パスタランチ」\1,400、「選べる4種のデリ盛り合わせ」\1,400、「ランチーコース」\1,800など、日替わりで楽しめます。どれも、野菜の種類が豊富でボリュームたっぷりのサラダと、オリーブ茶やオーガニック・コーヒーなど6種類から選べるドリンクがセットに。もちろんパスタソースなどはすべて自家製。素材への愛情が込もったやさしい味は、体が浄化されるかのような“やさしいおいしさ”です。居心地の良さも手伝って、食後にお茶をしながらゆっくり過ごすお客様が多いというのもうなずけます。とくに印象深いのが野菜のうまみ。シェフが厳選した野菜が毎朝届くとあって、お料理の中でも野菜本来の香りや味が楽しめます。「この味、家族にも食べさせたい!」と思ったら、1階のショップへ。お店で使用しているのと同じ野菜が購入できます。「スパニッシュオムレツ」などのデリも充実しているので、テイクアウトして駒沢公園でお外ランチも一案。レストランでは「キッズプレート」も用意。ママ友とはもちろん、ファミリーでも訪れたい、体にうれしく、安心なレストランです。◆DATA+green(アンド グリーン)場所:東京都世田谷区駒沢1-2-31営業時間:レストランは11:00~22:30L.O.(ランチは平日11:00~15:00LO。土日祝日は11:00~16:00LO)デリ・カフェ・ショップは10:00~23:00L.O. 無休TEL:03-3411-6877URL: 取材/村上早苗
2012年01月25日「green gate」はデンマークの女性デザイナー、モナ・クリステンセンが立ち上げた生活用品のブランド。カップやキッチンリネン、ホームウェアなど、毎日の暮らしで使えるものがそろう。値段も手頃で日本にもファンが増えつつある。 花柄や水玉、レースの縁取りなど、女性なら一度は憧れた柄は、どこか切ないトーンでノスタルジック。もとはモナがパリのアンティーク市で競り落とした19世紀後半のテキスタイルブックから着想。フレンチデザインの黄金期のデザインを、北欧の洗練された完成でリ・デザインしてスタートした。今年の秋冬の新作が、すでに店頭に並び始めている。年2回発表する新作は毎回入れ替わり、一度完売すると同じデザインは手に入れることができない。コレクターアイテムとなっているものもあるほど。けれどもどの時期の製品を組み合わせてもまとまるのは、水色、赤、黄色、白の4色をベースにしているからだと言う。この冬のテーマも物語を感じるものばかり。ロイヤルブルーと白の洗練に、ツイードや生成りの色を合わせたシリーズ。帰郷がテーマで、古いもの、懐かしいものに再会する安心感が漂う。木目やレザー、ヴィンテージ家具との相性がよさそう。「ノルディックヘリテージ」をテーマにしたシリーズは、リラックス感ある白に赤の柄。さらに雪に反射する淡いブルー、大地や木々のブラウンから着想したトーンなど。北欧らしい清潔感と自然への感性を感じさせるデザイン。プラム色の色調をベースに、ここ数年人気が続くフューシャピンクなどを加えた甘い色のシリーズも。深みを増した大人の秋の雰囲気。 メリー・ファニークリスマスは、遊び心いっぱいのシリーズ。少女の気持ちを表現したような楽しい柄は、真っ赤な星やハンドプリント風の花やレース模様。小さな女の子へのギフトにもよさそう。伝統的な柄と色を使っているのに、そのテーマやストーリーには、どこか、心を引かれる。これからぐっと寒さを増し、お家にこもりがちな季節、グリーンゲートのアイテムで、可愛らしさを暮らしにプラスしたい。いずれも値段は手頃。どのシリーズもエプロン¥4,515、ナプキン¥1,260、キルトクッションカバー¥5,250、トートバッグ¥2,100、マグカップ¥1,890、ラテカップ¥1,470、フレンチボウル¥1,365~、プレート¥1,890T.C/タイムレスコンフォート渋谷店 tel.03-5459-1252東京都渋谷区道玄坂1-12-5 渋谷マークシティウェスト1F 公式サイト 取材/本間美紀
2011年10月15日