前回に引き続き、輸入壁紙専門店WALPAのリポートをお届けします。今回は、WALPAが主催するワークショップ「はじめての輸入壁紙貼り方教室」に参加。実際に貼ってみて(失敗して)実感した「輸入壁紙の貼り方のコツ」をまとめてみたいと思います。■ 輸入壁紙の貼り方の基本をご紹介ワークショップは「講師による見本説明」と「壁紙貼り体験」の2部構成です。実技に入る前に、目の前でお手本を見ながら基本的な流れを学べます。前回もご説明したとおり、輸入壁紙の多くはフリース製。壁にノリを塗って貼りつけるだけで簡単に施工できます。では、大まかに作業の流れをまとめてみましょう。1. ローラーで壁にノリを塗る壁紙の幅よりやや広めに塗りましょう。端の部分にはハケを使って塗ります。2. 壁紙を貼りつける上下に5cmほどはみ出して貼っておきます(あとでカットするため)。3. 撫でハケで空気を抜くまず真ん中を横方向に、次に縦方向に伸ばして空気を抜きます。4. 竹ベラでクセをつけるカットするラインを竹ベラの先でなぞり、クセをつけます。5. カッターで切断する地ベラをガイドにしながら壁紙をカットします。6. ジョイントローラーをかける(2枚目以降)壁紙の継ぎ目にジョイントローラーをかけて継ぎ目を消します。基本的には、これのくり返しです。もちろん要所要所で細かいコツはあるのですが、そのへんはWALPAのホームページでも動画などで説明されていますので、そちらに譲るとして、ここからは僕が自分で体験してみて、失敗した反省点をまとめます。■ 失敗してわかったコツ1. カッターの向きに注意!こちらは僕が貼った壁紙。壁紙と天井(下の柱)のあいだにすきまができ、白い壁の下地が見えてしまっています。カッターで余分な壁紙を切るところで起きた失敗です。ポイントは、カッターの向き。図で説明しましょう。カッターの刃を壁に対して立ててしまうと、どうしても天井から隙間ができてしまうのです。正しい向きはこちら。カッターの刃をなるべく天井に対して立てるようにして切れば、隙間ができません。天井付近での施工は脚立に乗っての作業となるため、どうしても足下に気をとられてしまいがちなので、集中して作業しましょう。また、常にカッターの切れ味を保つために、まめに刃を折ることも大事だそうです。刃が鈍ると、切りあとがギザギザになってしまいますのでご注意を。■ 失敗してわかったコツ2. ノリはしっかり塗ろう!ある程度幅のある場所に壁紙を貼ろうとすると、横に2列、3列と壁紙を隣り合わせて貼っていくことになります。そこでポイントとなるのが、柄合わせです。輸入壁紙にはインパクトのある大きめの柄が多いので、ここで失敗するとショックは大きいです。「耳」と呼ばれる余白がついている国産の壁紙にくらべ、輸入壁紙は柄を合わせながら隣に直接貼れるので、比較的かんたんなはずなのですが……。僕が貼った壁紙は、継ぎ目がうっすら見える残念な仕上がりに……。初めての作業で基本的な流れに気を取られ、細かいコツをおろそかにしてしまったせいでした。原因のひとつは、壁に塗ったノリの量が少なかったこと。この写真のように、指でなぞって跡が残るくらいの量が適量です。ノリは透明なので、油断すると薄くなったり塗り残しが出たりしてしまいます。特に端の部分の塗りが甘くなるのはよくある失敗だそうです。確かに、よく見ると壁紙が浮いてしまっています。ノリがしっかりついていなければ、きちんと継ぎ目が埋まらないのは当たり前ですね。■ 失敗してわかったコツ3. 壁紙と壁紙はしっかりと密着させる継ぎ目が見えてしまったのには、もうひとつ原因があります。2列目の壁紙を貼る際に慎重になりすぎて、1列目にしっかりと密着させることができなかったのです。この図のように、壁紙の断面同士がぶつかって山のように盛り上がるくらいのイメージで、隣り合う壁紙をしっかりと密着させるのが大事です。この「山」にしっかりとジョイントローラーをかけることで、継ぎ目が目立たなくなるのです。きちんと実践すれば、初心者だってプロのように仕上げられます。こちらは、ワークショップの別の参加者の方が貼った壁紙。真ん中に継ぎ目があるのですが、全然わかりません。すげえ。こんな具合に、同じ作業をしても結果は人それぞれですし、失敗するポイントも違うもの。心おきなく失敗できたのは、ワークショップならではの収穫でした。■ 壁紙の計算はお店で相談するのが安心さて、ワークショップを終え「本番では絶対に失敗しないぞ!」と心に誓い、壁紙を注文することにしました。今やネットでも簡単に壁紙が注文できる時代ではありますが、購入時にスタッフの方に相談できるのはやはり助かります。ポイントは、自分が貼りたいスペースに対して「どれだけの量の壁紙が必要か」の計算です。普通の無地の壁紙なら、施工する面積を測って、単純に計算すればほぼ問題ありません。しかし、柄が大きい輸入壁紙の場合は「どれくらいの長さで柄がリピートされるか」を考慮して計算する必要があります。こちらはWALPAでいただいた資料からの抜粋です。右のように「ステップリピート」の壁紙では、柄が斜めに繰り返されて貼られます。仕上がりが単調にならず、表情に動きが出る利点がありますが、そのぶん柄合わせのためのロスが出てしまうのです。このロスを考慮して必要な壁紙の量を計算するのですが、自分ひとりではどうしても不安です。お店なら、壁紙を貼りたいスペースのタテ・ヨコの長さをしっかり測っていけば、スタッフの方が必要な量を割り出してくれます。これは、僕が用意した写真と寸法にスタッフの方が書き込んだメモ。こうやって計算してもらえるのは、本当にありがたいです。これなら、いざ貼ろうとしたときに量が足りなくなる心配もありません。安心して注文することができました。そのほか、下地の種類によってどんな処理をしてどんなノリを使うのがベストかなども教えてもらえます。僕の場合、ベニヤの下地に貼るので、アク止めのシーラーを塗ればいいと教えていただきました。個別の事情に合ったアドバイスが受けられるのは、DIY初心者にはとても心強いと思います。2回続けてお届けしたWALPAのリポート、いかがでしたか?WALPAでは、壁以外にも、スツールや額などに壁紙を貼るワークショップも開催しているそうです。スタイリッシュな輸入壁紙、ぜひインテリアのアクセントに取り入れてみてください。取材協力WALPA store TOKYO東京都渋谷区恵比寿西1-17-2シャルマンコーポ恵比寿1F101号室電話番号03-6416-3410営業時間11:00~19:00木曜定休(祝日、毎月1日の木曜日は営業)※年末年始、お盆休みあり
2018年07月04日恵比寿にある輸入壁紙の専門店「WALPA」をご存じですか?「輸入壁紙」とは、文字通り、海外(主にヨーロッパ)で生産されて日本に輸入された壁紙のこと。控えめなデザインで機能的なラインナップが目立つ国産壁紙と比べると、輸入壁紙はスタイリッシュでインパクトが強いものが多いのが特徴です。今回は、WALPAのスタッフさんに輸入壁紙の基本とオススメの壁紙を教えてもらいます。■ 意外にも初心者にやさしいのが輸入壁紙店内には、さまざまな種類の壁紙が所狭しと並んでいます。紙製が圧倒的多数を占める国産の壁紙と違い、輸入壁紙の多くが「フリース(不織布)」製です。紙とフリースの違いは、ずばり施工方法にあります。【紙】裏面にノリを塗り、ノリが紙に馴染むのを待ってから施工する必要があるのでDIY難度が高い【フリース】壁に直接のりを塗って、その上から壁紙を貼りつけるだけでOKなので簡単。一見、大したちがいではないように思われますが、実際に両方を体験してみた僕からすると、両者の難易度のちがいは歴然。スタッフの方もおっしゃっていましたが、初心者には断然フリース製がオススメです。(輸入壁紙にも一部紙製の製品がありますので、選ぶときには注意してください)フリースの壁紙は、はがせるノリを使って貼れば、現状復帰が容易なのも魅力です。スタッフさんの好意で、実際に壁に貼った壁紙をはがさせていただきましたが、とてもきれいにはがれました。これなら賃貸にお住まいの方でも気軽にチャレンジできそうです。うちの入居者さんにも勧めてみたくなりました。輸入壁紙は、意外にも初心者にやさしい建材なのですね。■ お店はもちろん、ホームページでの柄選びも楽しいWALPAの壁紙ラインナップは、なんと2万点!この膨大なストックのなかから自分の1枚をどう選べばいいんでしょうか。もし店舗に足を運べるなら、スタッフの方に相談するのがベスト。最近では、Pinterestなどで自分の好みを伝えてくるお客さんも増えているんだとか。ヒアリングを通してカタログを紹介してもらえば、お気に入りの壁紙が見つかる可能性大です。店舗に行けない方は、WALPAのホームページをチェックしてみましょう。「ブランド名」はもちろん、「色」「柄」「スタイル」など、さまざまな要素で検索をかけることができ、2万点の在庫をふるいにかけることができます。たとえば、動物好きの方なら、トップページの「柄で選ぶ」から「アニマル」の項目を選んで検索すると……、こんな具合に、動物をモチーフにした壁紙の検索結果が表示されます。自分好みの壁紙が見つかるまで、リサーチをくりかえすのも楽しいですね。■ ユニークなモチーフが光る「コール&サン」いろいろと悩んだあげくに僕が選んだのが、こちらの壁紙です。「Cole & Son(コール&サン)」社の「ノーチラス」という壁紙です。植物の間をチョウチンアンコウが泳ぐ不思議なデザインが気に入りました。コール&サンはイギリスのメーカーで、伝統的なテイストのなかにも遊び心を感じさせるブランド。ユーモアがありながらもファンシーにならないのは、さすが英国という感じですね。ほかにも、クジラをモチーフにした「メルヴィル」、木々と星々が印象的な「ウッズ&スターズ」なども印象的です。もはや壁紙というよりは、絵やイラストを飾るような感覚に近いかもしれませんね。■ 一番人気は、木目が印象的な「NLXL」WALPAの一番人気は、オランダの「NLXL」というブランドだそうです。一時期以降、スクラップ感のある木目の壁紙が非常に人気になりましたが、その火付け役となったブランドです。選び抜かれた木目素材から構成されているだけあって、近寄ってもニセモノ感は皆無。触って初めて「あ、壁紙だ!」と驚くような完成度です。木目の質感やアレンジのバリエーションも多彩で「インダストリアル系」インテリアが好みの方にはとくにオススメです。■ スタッフさんイチオシ!「マインド・ザ・ギャップ」スタッフイチオシのブランドが、ルーマニアの「Mind the Gap(マインド・ザ・ギャップ)」。マットな質感と先鋭的なデザイン性で、今人気上昇中だそうです。南国の果物をモチーフにした壁紙や、サルをあしらった壁紙など、大胆な柄が落ち着いた色調と繊細なタッチで表現されているのが印象的です。個人的に気になったのが、アイアンの格子をデザインに取り入れたこちらの柄。温室をイメージしたというデザインは、グリーンを取り入れたインテリアとの相性も抜群。店内ではこんな感じに組み合わせてディスプレイされていました。まるでリゾートのような雰囲気に仕上がる壁紙です。■ 質感にだまされて驚く!「コジエル」もうひとつスタッフさんのオススメをご紹介しましょう。実は、このドア、表面にドア模様の壁紙が貼ってあるんです。さらに近づいて触れてみると……、見た目とは裏腹なフエルト生地のようなふんわりとした触感にまた驚かされます。この壁紙を手がけるのは、フランスの「コジエル」(KOZIEL)。「フェイクの王様」と呼ばれる個性的なブランドです。ざらつきのある表面にチョークで描くことができる壁紙や、レンガ模様なのにツヤがあり、ホワイトボード用マーカーが使えるという壁紙など、とにかく質感にこだわりぬいた壁紙が揃います。「全面レンガ模様なのに、どこでもメモできる会議室」なんて面白いかもしれません。いかがでしたか?どれも個性たっぷりな壁紙ばかりですが、初心者はアクセント使いがオススメ。コーナー壁や一面だけに使ってあげれば、悪目立ちする心配もありませんし、施工の手間も少なく、費用も抑えめで済みます。WALPAでは、「DIYで輸入壁紙を貼ってみたい」という人たちのために、ワークショップも主催しています。次回は、ワークショップの体験記をお届けします。取材協力WALPA store TOKYO住所東京都渋谷区恵比寿西1-17-2シャルマンコーポ恵比寿1F101号室電話番号03-6416-3410営業時間11:00~19:00定休日木曜日(祝日、毎月1日の木曜日は営業)※年末年始、お盆休みあり
2018年07月01日輸入壁紙専門店〔WALPA〕に習う壁紙の貼り方レッスン。第1回、第2回で輸入壁紙の貼りやすさがわかったところで、最終回は数あるラインナップの中から、〔WALAPA〕イチオシの壁紙をご紹介。2010年より壁紙業界をリノベートし続けるブランド〔NLXL〕の魅力に迫ります!壁紙の概念にとらわれない、〔NLXL〕の魅力壁紙のデザインでよく目にする「木目」。このデザインを壁紙に最初に取り入れたのが〔NLXL(エヌ・エル・エックス・エル)〕です。その後、常に斬新なデザインでインテリア業界を牽引して来た同社は、デザインやアートというような区切りのない自由なスタイルを提案し続けています。家具デザイナーPIET HEIN EEKの世界を空間にそんな〔NLXL〕は、さまざまなジャンルのアーティストとのコラボ作品も数多く発表しています。例えば、オランダの家具デザイナーPIETHEINEEK。ピート・ヘイン・イークと言えば、廃材を使い素材の新たな魅力を引き出す家具〔SCRAPWOOD〕シリーズが代名詞。家具シリーズのコンセプトはそのままに、ピート・ヘイン・イークの世界を壁紙で手軽に取り入れることができちゃうんです!フェイクを超越した世界観は、毎日見ていても飽きないデザイン。お部屋がぐっとスタイリッシュになること請け合い!一つとして同じ絵柄がないからナチュラルな仕上がりに〔NLXL〕社の壁紙は、自然でリアルなヴィンテージ感が魅力のひとつ。そのため、一巻き9mの中に同じ絵柄は一つとしてありません。フェイクでありながら自然な仕上がりになるのはそんなこだわりがあるからなのだとか。施工する際は、一幅ごとに上下を逆に貼ったり、できあがりのイメージを確認しながら施工するのがオススメです。最近のトレンドは、細身の木目。3D効果があり、遠くから見ると本物と見間違えるような立体感が生まれるのがわかります。どんなインテリアにも合わせやすいのも嬉しいですね。壁だけじゃない!トータルコーディネートで空間をおしゃれに演出余った壁紙は、スツールやテーブルなどに貼ることができるも輸入壁紙の特徴。貼りやすいフリース素材ならではの使い勝手の良さは、空間をトータルでコーディネートすることができます。壁のみならず、キッチンカウンターの側面、パソコンなど、アイディア次第でおしゃれな空間を生み出すことができます。洋服を着替えるように、壁紙をもっと気軽に楽しもう!日本の家屋の壁紙のほとんどは白を基調としており、10年、20年と汚れるまで張り替えないという場合がほとんど。昨今のDIYブームのおかげでその習慣は変わりつつありますが、張り替えるのは大変というイメージからなかなか踏み切れないでいる方も多いことでしょう。でも、輸入壁紙のフリース素材なら、張り替えも簡単。洋服を着替えるように手軽に壁紙の模様替えを楽しむことができます。〔WALPA〕なら、あなたの感性に語りかける、とっておきの壁紙が見つかるはず!ぜひ、その目で個性豊かな壁紙の世界を確かめてみてくださいね。●ライターねこりょうこ●写真土佐麻理子WALPA▼壁紙DIY記事をもっと読む♪▼洋服を着替えるように壁紙も!簡単&おしゃれな輸入壁紙の魅力【壁紙貼り方レッスン #1】完成度は想像以上!輸入壁紙を自分で貼ろう【壁紙貼り方レッスン #2】
2018年03月11日輸入壁紙の〔WALPA〕に習う壁紙の貼り方レッスン。第2回目は、いよいよ実践編です。フリース素材の輸入壁紙は、既存のビニールクロスの上から貼ることができるんですよ。ポイントになるのは、"剥がすことができるのり2を使うこと。柄合わせのコツも学びましょう!まずは下地の壁紙のチェック一般住宅の壁紙は、ほとんどが国内メーカーのビニールクロスが使われています。この場合、フリース素材の輸入壁紙はその上から貼ることができますが、中には汚れ防止や防水、抗菌など、壁紙の表面に加工が施された機能性壁紙が貼られていることも。この場合、剥がしてから貼るか、特殊なのりを使用する必要があるため、貼る前に必ず下地となる壁紙の種類を確認しておきましょう。チェック方法としては、マスキングテープやセロハンテープがしっかり付くのであればOK。くっつかずに落ちてしまう場合は機能性壁紙の可能性があります。柄合わせのパターンをチェック柄がある壁紙を貼る場合、"柄合わせ"が必要になります。柄合わせのパターンは大きく分けて3パターンあり、壁紙のパッケージに表記されています。それぞれの特徴を見ていきましょう。●リピートなし無地やストライプ柄のように柄の繰り返しがなく、2枚目以降を貼るときに柄合わせの必要がないタイプ。壁紙のロスがほとんどありません。●ストレートリピート壁紙の柄が水平方向の左右に同じ柄が合うタイプ。真横に同じ柄がくるため絵を合わせやすい特徴があり、柄合わせのロスは最大で1柄分。●ステップリピート壁紙の柄が水平方向の左右に同じ柄が合うのではなく、1/2ずつや1/4ずつなど、柄の一部をずらしながら柄合わせをするタイプ。斜めにずれながら柄が合うため仕上がりに動きが出る特徴があり、広い面にオススメ。柄合わせのロスが大きいタイプです。道具を準備していざ、実践!1.床に養生をするのりが床に垂れるので、なるべく養生しましょう。ホームセンターなどで売られていますよ。2.のりを作る容器はバケツなど、なんでもOK。取っ手があると便利です。貼って剥がせるタイプの《ウォールペーパーペースト》を水に溶かします。目安は、ハケですくったときにどろっとくっ付いたまま垂れないぐらい。3.コンセント部分を養生するのりを塗りはじめる前にコンセント部分を保護しましょう。カバーを外し、マスキングテープなどを貼ってのりが入らないようにしっかりと覆います。4.壁にのりを塗る最初に塗るのは、壁紙の幅から5cm程度横にはみ出すあたりまで。ローラーでのりを塗っていきます。コツは、「W」の文字を描くようにローラーを動かしていくこと。適切な量は指でなぞって少し跡が残るぐらいが目安です。「わりとたっぷり」と思っておきましょう。ローラーで塗りにくい角やスミはハケで塗ります。5.1枚目の壁紙を貼る柄の上下を確認し、壁紙のロールを床に置き、脚立に乗りながら天井までくるくると伸ばしていきます。このとき、上に切りしろ5cmほど余分に長さを取ります。下は10cm以上、多めにカットしておくと安心です。6.なでハケで空気を抜くなでハケを使って、真ん中から横方向に一度空気を抜きます。続いて真ん中から上下方向に外に空気を抜くように伸ばしていきます。7.竹ベラでクセ付けをする竹ベラの先が削れている方を裏にしてしっかりとなぞり、クセ付けをしていきます。後ほどきれいにカットするための重要なステップです。8.余分な壁紙をカットする地ベラの尖っている方を角に合わせ、壁に押し付けるようにしっかりと当て、カッターを沿わせながらカットします。このとき、地ベラは壁から離さず、スライドして移動させましょう。下も同様にカットします。9.2枚目の壁紙を貼り、柄合わせをする1枚目同様にのりを壁に塗り、2枚目を貼っていきます。柄がある場合は、リピートになっている柄の中からピタリと合うところを探し、柄合わせをします。10.つなぎ目にローラーをかける壁紙との境目は、ジョイントローラーを転がしながら押していきます。余分なのりがはみ出したら、水を含ませて硬く絞ったスポンジで拭き取ります。11.角の作り方さて、仕上げです。壁の端まできたら、側面に沿って縦に壁紙を折りたたみます。側面は折り目の内側に竹ベラでクセ付けを。上下の端は折りたたんだまま、2枚重ねてクセ付けをし、先にカットします。下も同様に、重ねてカットします。最後に側面を縦にカットすると、角をきれいにカットすることができます。輸入壁紙を美しく貼るポイント●ポイント1:カッターの切れ味をキープする壁紙を美しく貼るポイントは、常に切れ味の良いカッターで壁紙をカットすること。のりが付くと切れにくくなるので、こまめに刃を折って切れ味をキープしましょう。●ポイント2:コンセントカバーを外してから壁紙を貼るコンセント部分には、まず上から壁紙を貼ってしまいます。そしてコンセントの四隅を手でギュッと押して壁紙にクセ付けを。カッターでクロスに切れ込みを入れ、コンセント口の分だけカットします。そして養生テープを剥がしましょう。コンセントカバーを後からつけるので、切り口がギザギザになってしまってもそれほど神経質にならなくてOK。●ポイント3:のりを残さない!最後に、繋ぎ目や端に残ったのりをスポンジできれいに拭き取っておきましょう。DIY初心者も楽しめる!簡単&きれいな輸入壁紙で模様替え想像以上に簡単だった輸入壁紙の張り替え。壁一面であれば、半日もあればできてしまうというのだから驚きです!これならDIY初心者でも楽しみながら壁紙の張り替えをすることができますね。〔WALPA〕では、定期的にワークショップを開催中。壁紙の選び方や、貼り方のアドバイスも受けることができるので、まずは体験してみてはいかが?●ライターねこりょうこ●写真土佐麻理子WALPA▼壁紙DIYの記事をもっと読む♪▼洋服を着替えるように壁紙も!簡単&おしゃれな輸入壁紙の魅力【壁紙貼り方レッスン #1】これが壁紙!?トレンドの輸入壁紙〔NLXL〕の魅力【壁紙貼り方レッスン #3】
2018年03月10日日本の住宅を見ると、壁紙は白を基調としている場合が多いことに気がつきます。個性を出すには壁紙を張り替えるのが効果的ですが、いざ、替えようとしても、自分で貼るのは難しそうというのが本音では?かといってプロに頼むとなると予算が心配。賃貸住宅では無理なのでは?そんな悩みを解決してくれるのが「輸入壁紙」です。デザイン豊富な輸入壁紙の特徴今回LIMIAが取材に向かったのは、恵比寿の輸入壁紙専門店〔WALPA〕。輸入壁紙の特徴や、基本の道具についてお聞きしました!国内メーカーの壁紙と輸入壁紙、それぞれのカタログを比べるとまず、デザインや発色の違いに気がつくはず。日本での壁紙は、住宅建材の一部として考えられてきたため、経済性や効率化を重視する傾向に。白やベージュなど無地が多いのはそのためです。それに対し欧米では、「壁紙は室内を飾るインテリアの一部」という考えが根づいており、美しいデザインや色など多彩なラインナップから選ぶことができます。実はDIYで簡単に貼れる輸入壁紙欧米では、頻繁に部屋の模様替えをする文化があります。それはまるで服を着替えるような感覚。そのため、誰もがDIY感覚で貼ることができるように作られています。例えば、国内メーカーの壁紙は畳1畳(約92cm)と、幅が広いのに対し、輸入壁紙は50〜60cmで大人の肩幅程度というのが一般的。幅が短い分、扱いやすくなっています。さらに、「みみ」がないので、みみの部分を重ねる必要がないのもポイントです。もっとも大きな特徴となるのが"素材"です。国内メーカーの壁紙は紙や塩化ビニールというのが主流。輸入壁紙は不織布またはフリースと呼ばれるパルプやポリエステルなどの化学繊維でできているものが多く、"剥がせるのり2を使うことでもともとの壁紙に跡が残りにくく、きれいに剥がすことができます。これなら賃貸住宅でも楽しむことができますね。輸入フリース壁紙を貼る前に準備するもの簡単に貼ることができる輸入フリース壁紙。貼る前に準備することや用意する道具をご紹介しましょう。●養生をする壁紙を貼る際、のりが床につくのを防ぐため、ビニールシートや養生テープなどでしっかり床を保護しましょう。また、コンセントプレートやカーテンレールなど取り外せるものはすべて外しておきましょう。●用意する道具スポンジローラー/ハケ/なでハケ/ローラーばけ地ベラ/竹ベラ/カッター/スポンジこのほかに、バケットとのり、脚立もあると便利です。そして忘れてはいけないのが、腰袋!壁紙を貼る作業は高い場所から低い場所へと移動が多いため、必要な道具をすぐに取り出すことができる腰袋があると便利です。ちなみに〔WALPA〕にはキッズ用の道具もあるんですよ。お子さんと一緒に壁紙貼りを楽しめますね♪マストアイテム!賃貸でも貼って剥がせるのりのりは、もともとの壁紙の上から貼ることがき、剥がすときに跡が残りにくい専用のりを使うようにしましょう。〔WALPA〕がおすすめするのは《ウォールペーパーペースト》。さぁ、これで準備はOK!次回は実際に輸入壁紙の貼り方や道具の使い方をご紹介します。●ライターねこりょうこ●写真土佐麻理子WALPA▼壁紙DIYの続きはこちら!▼完成度は想像以上!輸入壁紙を自分で貼ろう【壁紙貼り方レッスン #2】これが壁紙!?トレンドの輸入壁紙〔NLXL〕の魅力【壁紙貼り方レッスン #3】
2018年03月09日伊勢丹新宿店本館5階リビングルームで、輸入壁紙専門ショップ「ワルパ(WALPA)」のウォールペーパーの取り扱いがスタートする。ワルパのウォールペーパーが百貨店に登場するのは今回が初。3月4日の同フロアリモデルオープンに伴い、本館東エリアに登場する、心地良いリビング空間を彩る家具やステーショナリーをそろえる「リビング&パーソナル」ゾーンに導入されることとなった。同店担当者は、今回のウォールペーパーに着目した理由について、「多くの人に、自分好みの空間に住まう楽しみを知ってほしい。多彩なデザインを取り扱い、セルフリフォームの楽しさを感じることできるワルパのウォールペーパーなら、季節ごとにお部屋の趣きを変えることも楽しめる」とコメントする。ウォールペーパーの柄は、ウッド調のナチュラルなものから、パリのライフスタイル・ショップ「メルシー(merci)」とのコラボで生まれたスタイリッシュなものまで千差万別で、店頭には約100種類程度の商品が並ぶ。販売はロール単位で、「Brooklyn Tins by merci」(1ロール48.7cm×10m/2万8,000円)など、手頃なプライスも魅力だ。DIYが人気の昨今、自分自身で模様替えする方法についてはインターネット上でも様々に紹介されている。デスク周りやトイレなどのちょっとした空間のみを変えることなどもできるので、年度が切り替わるタイミングで、プチリニューアルにトライするのもよさそうだ。
2015年02月23日