13年ぶりに製作されたシリーズ最新作『X-ファイル2016』の特別バージョン予告編映像が公開になった。ネット界では「バルス!」と並ぶあの名台詞「(モルダー)あなた疲れてるのよ」が、風間杜夫&戸田恵子の吹替版で登場する。公開された予告編映像『X-ファイル2016』(全6話)は、すでに2019万人が視聴し、全米視聴率歴代ナンバー1&世界最高視聴率記録を樹立した話題作。オリジナル・シリーズの独創的なストーリーをさらに発展させ、UFO、エイリアン、拉致、未確認生物、都市伝説、神話などをテーマに、フォックス・モルダー(デイビッド・ドゥカブニー)と、ダナ・スカリー(ジリアン・アンダーソン)が怪事件を調査していく。このほど公開になった予告編映像は、新シリーズ第1話目の後半に登場するモルダーとスカリーの会話を抜粋したもので、超常現象に傾倒するあまり、事あるごとに不思議なことや陰謀じみた話をするモルダーに対して、スカリーが「モルダー、あなた疲れてるのよ」と諭している。すべては疲労のせいで、そんなことは妄想だと言うスカリーのこの台詞は、長年ネットスラングとして使用されており、『X-ファイル』ファンの間では、この台詞は本当にあったのか?とDVDを見返し検証する人が現れるなど、さまざま憶測が飛び交ってきた。実はオリジナルのシーズン1ではこのようなセリフは使われていなかったが、新シーズンの吹替版にはこの名台詞が登場しておりファンにはたまらないワンシーンになっている。『X-ファイル2016』ブルーレイ(2枚組):6000円+税DVD(3枚組):4752円+税『X-ファイル』コレクターズブルーレイBOX(57枚組)発売中レンタルリリース中デジタル配信中
2016年07月06日『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』『X-MEN:フューチャー&パスト』のストーリーを締めくくる完結編『X-MAN:アポカリプス』。8月の日本公開に向けて、この度、本作の日本語吹き替え声優として松平健が大抜擢されたことが分かった。文明の登場以前からミュータントの力を使い、「神」として世界を支配していたアポカリプス(オスカー・アイザック)が、数千年の眠りから目を覚ました。人間の文明が間違った方向に発展したと考えるアポカリプスは、新たな秩序をもたらそうと考え、マグニートー(マイケル・ファスベンダー)ら強力なミュータント“アポカリプスの四騎士”を従え、世界の破滅を計画。だが、その恐ろしい目論みを阻止すべく、プロフェッサーX、ミスティークが率いるジーン・グレイ、サイクロップス、クイックシルバーら若き「X-MEN」たちが立ち上がる!彼らは強大な力を持つアポカリプスを倒し、世界を滅亡の危機から救うことができるのか!?これまで誰も見たことのない規模で描かれる、最強の敵アポカリプスと、最強チーム「X-MEN」による戦いの火蓋が切って落とされた――!本作は、世界的ヒットを続けてきた『X-MEN』シリーズの最新作で、ストーリーを締めくくる集大成となっており、シリーズ生みの親、ブライアン・シンガーが監督を務めている。「X-MEN」結成の秘話が明かされ、ミュータントの始祖にして最強のアポカリプスが登場する本作は、本年度のアカデミー賞主演女優賞/主演男優賞にノミネートされた、ミスティーク役のジェニファー・ローレンスや、マグニートー役のマイケル・ファスベンダーら豪華出演陣も見納めとなる。そして今回本作の日本語吹き替えに抜擢された松平さんが担当するのは、「X-MEN」たちの前に立ちはだかる史上最強の敵・“神”アポカリプス。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のオスカー・アイザックが務めているアポカリプスは、文明の登場以前からミュータントの力を使い、“神”として世界を支配してきたキャラクター。人間の文明が堕落したときにはそれを浄化し、新しい文明を築いてきた。そのアポカリプスが、数千年の眠りから目を覚まし、現在の文明が間違った方向に発展したと考え、新たな秩序をもたらそうと世界の破滅を目論むのだ。松平さんが洋画の吹き替え声優にチャレンジするのは、今回が初! 「全力で努めたい」と意気込む松平さんは、悪役の担当にもかかわらず、「自分の中では世界各国が核開発を進め、互いにけん制しあい間違った方向へ進んでいる人間社会を滅ぼすというアポカリプスの中での正義という気持ちです。ただそれが人間やミュータントと対立しあう結果につながるわけですが、大いに暴れたいと思います」とやる気たっぷり。また「人間社会に馴染み、共存を選んだミュータントと敵対するミュータントとの戦いは見どころですね」と本作をアピールした。絶対的な存在として古代から世界に君臨する“神”アポカリプスというキャラクターと、芸能界で長きに渡り活躍しする俳優・松平さんの存在感が合致し、実現した今回のキャスティング。かの有名な「暴れん坊将軍」での“将軍”・徳川吉宗役でおなじみの松平さんだが、本作では“神”へと変貌を遂げることで、どんな一面を見せてくれるのだろうか。『X-MEN:アポカリプス』は8月11日(木・祝)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年05月27日国内の海外ドラマブームの火付け役となった『X-ファイル』が6話限定の新シリーズとして、13年ぶりに復活。俳優の風間杜夫と女優の戸田恵子が、モルダー捜査官(デビッド・ドゥカブニー)、スカリー捜査官(ジリアン・アンダーソン)の声優として復帰を遂げた。その他の画像「あのテーマ曲が流れた瞬間、変わらぬ世界観に一気に引き込まれ、私自身も何の戸惑いもなくスカリーを演じることができた。13年というブランクはまったく感じませんでしたね」と声を弾ませる戸田が新作、その名も『X-ファイル 2016』(読み:エックスファイル ニー・ゼロ・イチ・ロク)への思いと期待を語る。超常現象をテーマに、1993年から2002年まで放送され、映画化もされた『X-ファイル』の新シリーズ。今年1月24日(現地)に米FOXで放送され、約2000万人が視聴。過去10年間で1時間もののドラマとしてナンバーワンの記録となり、人気の根強さを証明した。「ファンとして新作が見られるのはもちろん、再びスカリーを演じられるのが純粋にワクワクしました。風間さんはモルダーを見て『老けたな』って笑っていましたけど、ジリアンさんの姿はさほど変化がなくて、それもうれしかったです。何より思わぬ展開とスケール感、そして真実味がある描写という、X-ファイル本来の魅力が失われずにいてホッとしました」(戸田)モルダー&スカリーのコンビネーションも健在で「ご存じのとおり、最初は正反対だった彼らが、さまざまな事件を追う過程で信頼関係を築いていった。今回は13年という歳月を経て、政府の陰謀がより根深いものになった分、絆が強くなっていますね」。スカリーの人物像も掘り下げられており「母親や兄弟も登場し、私も知らなかったことがたくさん描かれていますよ」と新たな発見に胸を踊らせる。今回、おなじみのキャッチフレーズ“The truth is out there”(真実はそこにある)に“still”という単語が加えられた。「そう、真実は“まだ”あるんですよ。そうでなければ、ふたりが再会することもないですから。本当に驚く真実が待っているので、じっくり堪能してほしいですね」(戸田)『X-ファイル2016』6月1日(水)よりデジタル配信7月2日(土)ブルーレイ&DVDリリース『X-ファイル』コレクターズブルーレイBOX(57枚組)発売中取材・文・写真:内田 涼
2016年04月08日ラディウスは3月31日、iPhoneなどとLightning接続する音楽ファイル用外部ストレージ「AL-LCS11」「AL-LCS12」を発表した。発売は4月中旬で、価格はオープン。推定市場価格は、容量が32GBのAL-LCS11が15,000円前後、64GBのAL-LCS12が21,000円前後(いずれも税別)。AL-LCS11とAL-LCS12は、同社の音楽アプリ「NePLAYER Lite」に対応するストレージデバイス。容量64GBのAL-LCS1では、WAV 96kHz/24bitのハイレゾ音源ファイルを約400曲保存できる。ストレージに保存した音楽は、NePLAYERやNePLAYER Liteにて再生、データの移動、コピーなどが可能。また、iPhoneなどと接続した際に、NePLAYER Liteのハイレゾ再生機能を無料で利用できる。USB Micro B端子を搭載し、付属のケーブルでPCとも接続可能。本体サイズはW19.3×D8.2×H105mm。ラディウスは、4月に写真、ビデオ、書類データなどのファイル管理アプリ「DATA-BOX」を、6月に4K動画撮影・編集アプリ「NeMOVIE」をリリース予定。AL-LCS11とAL-LCS12は、これらのアプリとも連携する。
2016年03月31日全世界で大ヒットを記録し続けている人気シリーズの最新作『X-MEN:アポカリプス』の新映像が公開になった。その他の画像/新映像が公開『X-MEN』シリーズは、手をつかわずに金属を動かしたり、目にもとまらぬ速さで移動するなどの特殊な力を持ってしまった者たちが、“ミュータント”と呼ばれながらも人間の世界で居場所をつくり、共に力を合わせて戦う姿が描かれてきた。本作の舞台は1983年で、ミュータントは人間社会に溶け込み、共に生きていこうとする勢力と、いつか人間はミュータントに対して牙を向くと考えている勢力が存在している。このほど公開になった予告編映像でまず描かれるのは、本作のタイトルになっている“アポカリプス”が数千年の眠りから覚める場面だ。世界の最初のミュータントでもあるアポカリプスは、強大なパワーを誇り、かつては“神”としてあがめられていた。目覚めた彼は現在の世界を見て、人類が誤った方向に向かっていると感じる。映像にはアポカリプスと彼が率いる4人の騎士が登場。“偽りの神”を葬るために彼らがとった手段は、人間の抹殺だ。彼らは特殊な力を用いて人間が開発したミサイルを放ち、人類の英知がつまった書物を炎で灰にしてしまう。そこで、ミスティークやプロフェッサーXら若きミュータントたちが集結。人間社会の中で自身の居場所を探していた彼らは自身で学園をつくり、全世界のミュータントを集めていたが、世界の危機を前に“学習”の時に終止符をうち、“X-MEN”として戦いに挑む。本シリーズは、ミュータントのバトル、苦悩、集結や別れを様々な角度・時代から描いてきたが、新作はこれまで以上に大規模なアクションと破壊、ミュータントのはじまり、訓練を積んできた若きミュータントたちが勉強を終えて初めて戦いに臨む瞬間などが描かれるようで、これまでのストーリーを束ねる集大成的な作品になりそうだ。『X-MEN:アポカリプス』8月 TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー
2016年03月29日NECは3月24日、企業におけるさまざまなファイルを自動で暗号化する情報漏洩対策ソフトウェア「InfoCage FileShell V3.0」を同日から販売すると発表した。同製品は、マイクロソフトのクラウドサービス「Azure Active Directory Rights Management」(Azure RMS)と連携することで、「Microsoft Office 365」を利用している企業はオンプレミス構成に比べ、コストを抑えてファイル暗号化システムを導入することが可能になる。「持出閲覧形式保護オプション」を追加すれば、取引先などの外部のユーザーと暗号化したファイルの共有が可能になり、閲覧専用ツールを利用することで、共有された暗号化ファイルを閲覧できる。利用者が誤って第三者にファイルを送付した場合や、誤ったファイルを送付した場合でも、遠隔で暗号化ファイルを削除することができる。「InfoCage FileShell V3.0」の価格は1万3000円、「持出閲覧形式保護オプション」の価格は3900円となっている(いずれも税別)。
2016年03月25日アイドックは3月22日、同社が日本国内で販売しているクラウド型ファイル保護・配信・追跡サービス「HoGo」を、クラウド型コンテンツ・マネジメント・プラットフォーム「Box」と連携して使えるようにする2種類のアプリケーションの提供を開始したと発表した。「HoGo」はPDF、マイクロソフトワード(.docx)、マイクロソフトエクセル(.xlsx)、マイクロソフトパワーポイント(.pptx)形式のファイルを指定された相手しかファイルを開けないよう暗号化して、社内外の相手先に配信するクラウドサービス。相手先が暗号化ファイルを自分のパソコンやタブレットにダウンロードした後もファイルを保護・追跡する仕組みが特徴。ファイル毎に閲覧期限や印刷・編集の可否など設定でき、文書の改ざん、漏洩や不正コピーなどを防ぐ。また、クラウド型サービスであるため、ユーザーは暗号化のためのソフトウェアインストールや、社内にサーバを用意するなどの手間が一切かからない。「Box」のようにクラウド上で企業ユーザーがセキュアにファイルやコンテンツを保存・共有できるサービスが近年急伸する中、こうしたサービスのユーザーがクラウドからファイルをダウンロードした後どうやってセキュリティを強化するかが課題になっている。今回発表された「Box」連携アプリは「Box」ユーザーが自身のアカウントに追加することにより「Box」内からそのまま「HoGo」を使って暗号化、外部に送信できる「HoGo Sender for Box」と、ユーザーの「Box」内のファイルやフォルダを暗号化して「Box」からコラボレータがダウンロードしたあとも保護、追跡ができる「HoGo Encoder for Box」の2種類。いずれも「HoGo」サービスの利用者であれば追加費用なしで利用できる。これらにより、ファイル共有やコンテンツアクセスに「Box」を利用しているユーザーが、重要なファイルやコンテンツを「Box」から外部に出た後も保護・追跡でき、情報漏えいを防止し、セキュリティを向上することが可能となる。
2016年03月23日ファイルメーカーは、2016年7月18日から21日にかけて米ネバダ州ラスベガスで開催される開発者向けカンファレンス「FileMaker Developer Conference 2016」の詳細スケジュールを発表した。今年で21回目となる本カンファレンスは、「Aptitude for Apps」をテーマに掲げ、デスクトップ、iOS、およびWeb向けのカスタムアプリをFileMakerプラットフォームで作成する開発力を強化できるセッションを多数用意している。開催日程は、米国時間の2016年7月18日から21日までの4日間で、開催地は米国ネバダ州ラスベガスのホテル、ザ・コスモポリタン・オブ・ラスベガスとなっており、会場の「Exhibitor Showcase」では、FileMaker関連サービスやアドオン製品が展示されるほか、FileMaker テクニカルサポートスタッフやエンジニア、プロダクトマネージャーから1対1でアドバイスを受けられる機会が設けられている。毎年恒例の「Woman of FileMaker昼食会」も実施。また、参加者が休憩しリラックスできる「Aptitude Lounge」が新設される。セッショントラックの構成は下記の通り。コア トラック:リレーショナルデザインの基礎およびローカリゼーションに関わるコアな知識を増やし、セキュリティ監査、クラウドのセキュリティ、および暗号化を扱うための重要な新しいスキルを身につけられる。デザイン トラック:ユーザーリサーチ、視覚的デザイン、および対話型デザインのテクニックを組み合わせて、機能性の高いカスタムアプリを作成する方法を学べる。モビリティ トラック:クラウドの戦略とフレームワーク、モバイルデバイス管理(MDM)による展開、およびモバイルファースト思考の原則を学習する。Webトラック:Webサービスの活用と、フロントエンドまたはミドルウェアとしてFileMaker Proを使用することで、FileMakerによるWebアプリケーションを実装する方法を習得する。ビジネス トラック:FileMakerがカスタムアプリ開発に適した選択肢であるということの理解を深め、新しい開発者をリクルーティングする方法やインハウス開発(内製化)で役立つテクニックが把握できる。イノベーション トラック:話題のテクノロジーを把握し、ソーシャル、オンデマンド、仮想化などにおける新たな傾向についてエキスパートの解説を聞ける。本カンファレンスに2016年3月31日までに参加登録を完了すると、登録料が通常価格から83,000円割り引かれる「特別早期割引」が適用される。また、事前登録の申し込みと支払いを2016年5月26日までに完了すると、通常価格より52,000円割り引かれる「早期割引」が適用される。有償でカンファレンスに出席する参加者は特典として、FileMaker Pro Advanced(税別希望小売価格で63,000円相当)を受け取れる。グループ割引も用意されており、3人分の参加登録を行うと、4人目の参加登録費用が無料となる(このオファーは2016年7月5日まで有効)。今回は、日本語で一括手配ができるパッケージツアー「日本発着オフィシャル参加ツアー」が催行される。本ツアーは近畿日本ツーリストが企画および催行するとのことだ。詳細およびお申し込みは、同社のツアー専用Webサイトを参照いただきたい。さらに、ザ・コスモポリタン・オブ・ラスベガスでは、参加者向けに団体割引が適用された部屋の用意している。数に限りがあるので、オンラインの宿泊予約を利用するか、ホテルに直接電話(+1-702-698-7575)して、早めに予約を済ませるのをお勧めする。
2016年03月18日●富士フイルムが本当に作りたいカメラまさしく「満を持して」という言葉がふさわしいタイミングで、富士フイルム「Xシリーズ」の最新フラッグシップ「X-Pro2」が3月3日に発売された。1月の発表会場では、海外メディアから拍手と歓声がわき起こったという。待ちわびたファンの反響も凄まじく、メーカーが供給体制強化のために発売を延期したほどだ。○富士フイルムが本当に作りたいカメラ正直な話、筆者はX-Pro2の発売に懐疑的だった。一眼スタイルの「X-T1」がユーザーからも好評だったし、丁寧なファームアップも繰り返された。ファームアップするごとに(X-T1が)「次第に別のカメラへと進化していく」さまは、他メーカーの製品では見られない驚きだ。富士フイルムによるフラッグシップ機への強い思い入れとプライドに違いない。引き替え、第2世代Xシリーズの売りでもある「クラシッククローム」が搭載されない「X-Pro1」は、やはり歴史の1ページだったということだ。OVF(光学ファインダー)とEVF(電子ビューファインダー)をレバーひとつで切り替えられる「ハイブリッドマルチビューファインダー」も、やがてはEVFのみに取って代わられるのだろう……と思っていた。しかし、それは大きな誤り。富士フイルムさん、ごめんなさい! やはり富士フイルムが本当に作りたいカメラ、Xシリーズのアイデンティティとも呼べるカメラは、このスタイルなのだ。X-Pro2を使うたび、そう実感させられる。その理由を外観とともに見ていこう。X-Pro1を引き継ぐ外観の印象は、大きく変わらない。が、UI(ユーザーインタフェース)は緻密に再計算され、進化・改善されている。まず、手に持って感じるのはホールド感の向上だ。グリップの山が大きくなり、中指と薬指の腹が心地よく引っかかるおかげで、余計な力を入れることなくカメラを保持できる。続いてファインダーを覗き込んでみれば、ハイブリッドマルチビューファインダーが非常に使いやすくなり、存在意義が大きく高まったことに気付く。●ファインダーの進化を見るたとえば、オフセットされているがゆえに気になるパララックス(視差)。X-Pro2のように、レンズが見ている風景とOVFから見える風景が一致しないカメラで、特に近距離撮影時に起こる構図のズレを指す。X-Pro2は、この視差を計算したAFフレームをOVF上に表示する機構を持つ。「X100T」でも採用された「リアルタイム・パララックス補正機構」だ。この補正精度がかなり高く、X-Pro1ではEVFで使うことが多かったファインダーが、現実的に使える装備になった。その上、レスポンスの良い電子水準器や分割数が選べる分割フレームなど、表示情報のカスタマイズ内容も豊富で便利。同じくX100Tに採用された、MF(マニュアルフォーカス)モード時、OVFの端に「デジタルスプリットイメージ」を表示できる「電子式レンジファインダー」と合わせて、覗いて撮る楽しみをより魅力的なものにしている。ファインダーに視度調整ダイヤルが付いたのも嬉しいポイントだ(X-Pro1は視度補正レンズでの対応だった)。次回の後編では、実写を交えながら機能面を見ていく。機材撮影:青木明子
2016年03月09日デジタルアーツは3月8日、同社のファイル暗号化・追跡ソリューション「FinalCode(ファイナルコード)」が、クラウドファイル共有サービス「Box」と機能連携すると発表した。具体的には、ファイルコントロールと管理機能のオプションとして、FinalCodeとBoxと連携する。これにより、Boxにアップロードしたファイルの自動暗号化、ダウンロード後のファイル追跡から権限設定が変更可能となる。Boxの外にダウンロードされたファイルの閲覧権限はコラボレータ権限に同期されるため、コラボレータでBox内外のファイルアクセス権限を一貫してコントロールできる。また、FinalCodeの追跡・リモート削除機能は、サイバー攻撃や内部不正によるファイル持ち出しといったファイル流出が起きた場合も、遠隔で削除を行うことができ、情報漏えいの防止策として利用できる。FinalCodeのVer.5 Business Editionが月額課金の1ライセンス当たり2000円、SaaS型のEnterprise Editionが月額課金の1ライセンス当たり3600円となっており、「Box連携オプション」の利用料金は月額課金の1ライセンス当たり300円となっている。○シリコンバレーの拠点を活用するFinalCode同日行われた記者会見には、デジタルアーツ 代表取締役社長の道具 登志夫氏とボックスジャパン 代表取締役社長の古市 克典氏が登壇した。デジタルアーツの道具氏によると、これまでのビジネスはフィルタリングサービスの「i-Filter」が売上の6割程度を占めていたのに対し、今後は新たなビジネスの柱としてFinalCodeを積極的に展開していくという。その表れとして、販売拠点を日本ではなく、シリコンバレーに設置。特許やセールス権限を同地に移管することで「シリコンバレー企業として認知されやすくなる」(道具氏)のだという。実際にその効果が現れた例として、FinalCodeが受賞したグローバルアワードを挙げる。「アメリカに拠点を移した意義はブランド構築にある。その結果、アワードをたくさんいただくことができたが、日本の拠点ではまず無理だったと思う。現時点で日本とグローバルの売上比は10:0だが、将来的には日本が1割、グローバル9割に持って行きたい。一方で、デジタルアーツとして、日本で20年間やってきた技術力がある。開発拠点はあくまで日本であり、日本の品質を維持しつつ、日本発の技術で世界を目指したい」(道具氏)Cybersecurity Venturesが1月に発表した「World’s Hottest Security Companies」のランキングでは46位にランクインしており、セキュリティ専業ではないにせよVMwareやHPといった企業を上回る評価を受けた。勢いそのままに、この2月にはシンガポールにアジアの営業拠点を開設し、ヨーロッパにも近日開設する予定だという。○FinalCodeの世界進出を後押し一方のBoxは、2014年より日本での本格展開を開始。2015年6月にはNTTコミュニケーションズとの提携を発表するなど、全世界4100万ユーザーを抱えるビジネス向けのクラウドストレージサービスだ。同社は世界に複数拠点を持つが、アジアにおいては東京オフィスを拠点として展開している。DeNAや楽天、早稲田大学、第一三共などが全社導入を進めており、その他の大手企業も部門単位で大規模導入を行っているが、企業導入が浸透している理由として、日本法人長の古市氏は「コンテンツをすべてBoxに入れて、さまざまなシステムと連携して利用できる」点を挙げる。今回の連携も、まさにそのポイントが強く生きており、Boxにファイルを上げれば自動的に暗号化することが可能となり、その後のファイルのハンドリングもBox上で完結できる。Box自体は、クラウドストレージとしてファイルをベースに「さまざまなクラウドサービスと連携して『ベストオブブリード』、それぞれの用途にあわせて最適なサービスとコラボレーションしたサービスを提供する」(古市氏)ことを行っており、その提携先はMicrosoft、Google、Appleと各種プラットフォーマー全方位に広がっている。もちろんグローバルのみに目を向けるのではなく、ローカライズも行っており、先ほどのNTTコミュニケーションズやシヤチハタの電子印鑑連携ソリューションなど、国内でも積極的なコラボレーションを行っている。「クラウドサービスはさまざまな機能をカスタマイズしすぎると使いづらくなるため、連携によって部分最適のニーズを拾う。そのために開発パートナーと一緒にやっている。日本はセキュリティに対するニーズが高く、世界水準を上回っている。日本の品質でソリューションを作って、まずは(高い水準を求める)日本の顧客に利用してもらう。その次に、世界に発信していくことを、Boxとしてもやっていきたい」(古市氏)
2016年03月09日IE(Internet Explorer)11では簡単に作成できたWebページのショートカットファイルだが、Microsoft Edgeでは正しく動作するインターネットショートカットファイルを作成できない。そこで今回はいくつかの回避方法を紹介する。○インターネットショートカットファイルは動作しない?Microsoft Edgeは、任意のWebサイト/Webページをスタートメニューにピン留めする機能を持っている。よって、「インターネットショートカットファイルは不要」という考え方も、あながち間違ってはいない。とはいえ、一時的にインターネットショートカットファイルを作成する、もしくは単に以前と同じ使い方をしたい、というユーザーもいるだろう。ピン留めしたタイル(任意のWebサイト/Webページ)をクリック/タップすれば、インターネットショートカットファイルと同様の動作を実現可能だ。しかし、上図のように、インターネットショートカットファイルの作成はできない。○「ショートカットの作成」で対応する1つめの方法は、少しだけ手間がかかるものの、Microsoft Edgeとエクスプローラーの機能で完結する。エクスプローラーの「ショートカットの作成」を使用し、URLを貼り付けることで、インターネットショートカットファイルの作成が可能だ。こちらはショートカットファイルではなく、インターネットショートカットファイルのため、標準のWebブラウザー(=Microsoft Edge)で、目的のWebページが開く。IE 11でファイルを作成するもう1つはIE 11を使う方法だ。こちらは元々の機能として「ショートカットの作成」があるので、こちらを使用する。作成したインターネットショートカットファイルは、先ほどと同じようにMicrosoft Edgeで目的のWebページが開く。IE 11を起動する必要はあるが、操作自体はこちらのほうが簡単だ。阿久津良和(Cactus)
2016年03月05日スロバキアのセキュリティソフトメーカー「ESET」が更新した最新の定義ファイル「13102」でトロイの木馬の誤検知が相次いでいる。TwitterやFacebook上でも誤検知について、ユーザーからESETアカウントへの報告が相次いでおり、全世界規模で誤検知が広がっている状況がわかる。この誤検知について、日本の販売代理店であるキヤノンITソリューションズに問い合わせたところ「キヤノンITソリューションズでは、現在開発元(ESET)と連携して対応している。最新情報はサポートページで案内する」としており、現在対策を進めている状況にあるという。なおESETドイツのTwitterアカウントが投稿した20時45分のツイートによると、すでに問題を解決した最新定義ファイル「13103」を配信しており、これを適用することで、誤検知が解消されるとしている。
2016年02月29日ファイルメーカーは、iPadとFileMakerのビジネス導入事例を発表した。愛知県豊田市に拠点を置く豊田信用金庫では、渉外係やマネーアドバイザーが情報活用するために使用するカスタムアプリをFileMakerプラットフォームで構築し、iPadで運用しているとのことだ。導入による効果として、業務効率化による時間短縮、顧客満足の向上、コミュニケーションの活性化、コスト削減などが報告されている。豊田信用金庫では、業務効率化による時間短縮や顧客満足の向上、コミュニケーションの活性化など、多くの導入効果を上げているとのことで、その様子の映像をこちらから視聴することができる。地域に根差した金融機関である豊田信用金庫の渉外係は、顧客のもとに直接足を運び、ヒアリングすることで緊密な信頼関係を築いているという。以前よりハンディ端末を採り入れるなど、最新技術の導入に積極的に取り組んできたが、さらなる渉外活動の高度化と効率化により上質な金融サービスを提供することで他金融機関との差別化を図ることを目的とし、iPadとFileMakerを採用する運びとなった。導入されたiPadは全台がセルラーモデルで、無料のiOSアプリ「FileMaker Go」がインストールされており、事前に登録されているiPadのみが、安全なVPN接続を通して本部のFileMaker Serverにアクセスできるようになっている。電子ペーパー化された販売商品のパンフレットやインターネットに公開されているマーケット情報へもiPadからすぐにアクセスできるよう集約されており、必要な情報をいつも手元のiPadで確認できるとのこと。渉外係が訪問先で専門的な質問を受けたときは、マネーアドバイザーとその場ですぐにFaceTimeで面談して回答するなど、迅速かつ正確な情報提供で顧客満足の向上に役立っている模様だ。
2016年02月24日このほど、GitHubにLinuxのBrtfsファイルシステムを扱うためのWindowsドライバ「GitHub - maharmstone/btrfs: WinBtrfs」が登場した。フルスクラッチで開発が進められているWindowsドライバで、現在開発段階にある。最終的にはBtrfsの提供するすべての機能に対応することを目指すとしている。本稿執筆段階で提供されている「WinBtrfs v0.1」の主要な機能は次のとおり。Btrfsファイルシステムの読み書きキャッシュ機能Btrfsパーティションの認識xattr security.NTACLを使ったアクセス制御リストの設定と利用オルタネートデータストリームmixed_backref、default_subvol、 big_metadata、 extended_iref、 skinny_metadataフラグのサポートシンボリックリングLinuxユーザからWindowsユーザへのマッピング現段階ではRAID、圧縮、リロケーション、非同期読み書き機能、ハードリンクなどの機能はサポートされておらず、今後の開発課題とされている。WinBtrfsドライバはGNU LESSER GENERAL PUBLIC LICENSE Version 3の下で提供されている。
2016年02月24日13年ぶりに6話限定の新シリーズが製作された海外ドラマ『X-ファイル』の公開アフレコが2月23日に、都内で行われ、俳優の風間杜夫と女優の戸田恵子が出席。ふたりがモルダー捜査官(デビッド・ドゥカブニー)、スカリー捜査官(ジリアン・アンダーソン)を演じるのは、シリーズ復帰と同じく13年ぶり。「すごくバージョンアップされた内容。僕自身、ウキウキしている」(風間)、「アンダーソンさんがツイッターで『撮影終了』と報告していて、ワクワクしていた」(戸田)と胸を踊らせた。その他の画像超常現象をテーマに、1993年から2002年まで放送され、映画化もされた『X-ファイル』の新シリーズ。今年1月24日(現地)に米FOXで放送され、約2000万人が視聴。過去10年間で1時間もののドラマとしてナンバーワンの記録となり、人気の高さを証明されたばかりだ。また、邦題が『X-ファイル 2016』(読み:エックスファイル ニー・ゼロ・イチ・ロク)に決定した。久しぶりにモルダーと“再会”した風間は、開口一番「老けたなって。おれも老けたけど(笑)。今や孫に囲まれた人生だから」としみじみ。モルダー役は、風間にとって初の声優業だったといい「ここにいる大先輩に助けていただいた」と戸田に感謝を示し、「モルダー役のおかげで、ファンの皆さんに声をかけてもらう機会も増えた」と話した。一方、スカリー役の戸田は「風間さんはいつまでもお若く、お変わりない。まさに超常現象」と笑いを誘い、「驚くような出来事が次々と起こるが、今は言えないことも多くて…。でも、ファンの皆さんの期待に応える内容になっている」と新シリーズをアピールした。『X-ファイル』コレクターズブルーレイBOX(57枚組)3月11日(金)発売初回生産限定『X-ファイル 2016』今夏、デジタル配信・ブルーレイ&DVDリリース予定取材・文・写真:内田 涼
2016年02月23日日本における海外ドラマブームの草分け的な作品である「X-ファイル」が13年ぶりに復活!旧シリーズから日本語吹き替えを担当している風間杜夫と戸田恵子が2月23日(火)、アフレコの模様を公開した。FBI捜査官のモルダーとスカリーのコンビが、UFOや宇宙人の存在、超常現象について調査するというサスペンスで、日本では1995年から2003年まで放送された。13年ぶりにモルダーの声を吹き込んだ風間さんは「またモルダーができるということで嬉しくて、十数年ぶりにウキウキしてます」と笑顔。戸田さんは当初、完全な新シリーズ制作であるということを知らず、旧シリーズの録り直しかと思っていたそうで「DVDと台本が届いて、新シリーズか!と知り、(スカリー役の)ジリアン・アンダーソンがTwitterで『撮影終了しました!』と言ってるのを見てワクワクしました」と振り返った。風間さんにとっては、1995年の本シリーズが「初めての吹き替えの仕事だった」とのことで、当初は誰が演じているのかがクイズ企画になっていた。「『X-ファイル』のファンに囲まれて、サインを書くとき『モルダー役』と書いてくれと頼まれました」と笑顔で述懐する。風間さんは、モルダー役のデイヴィッド・ドゥカヴニーについて「老けたな…と思いました。おれも老けたけどキミも…」としみじみと歳月の流れを口にするが、戸田さんは「風間さんは変わらない。超常現象です」とニヤリ。戸田さんは、放送開始当時、すでに声優としての地位を確立していたが、その後、ドラマや映画、舞台で女優としても躍進を遂げた。戸田さんは「超常現象が私にも起きました(笑)」とおどけ笑いを誘っていた。この日、公開されたアフレコ収録では「ホントなんだ。僕を信じろ」と突っ走り気味のモルダーと「モルダー、何をする気なの?」「危険よ」とたしなめるスカリーというおなじみのやり取りも!風間さんは「バージョンアップしてすごい展開が繰り広げられます」と語り、戸田さんも「言えないことばかりですが、『この先どうなるの?』と思っちゃいます」と期待をあおった。「X-ファイル 新シリーズ(仮)」は今夏、デジタル配信開始&ブルーレイ&DVDリリースの予定。(text:cinemacafe.net)
2016年02月23日東芝ライフスタイルは、4K表示に対応した液晶テレビ「REGZA(レグザ)」の「J20X」シリーズと「G20X」シリーズにおいて、バージョンアップ用のソフトウェアを2月18日から提供する。今回のバージョンアップによって、HDR信号の入力に対応。これまで再現が難しかった映像の微妙な輝度の差を表現できるようになる。加えて、著作権保護技術の「SeeQVault」機能を拡張。全番組録画の「タイムシフトマシン」機能で保存した番組を、SeeQVault形式で直接USB HDDへ保存可能となる。SeeQVault形式に変換した録画番組は、同じくSeeQVaultに対応した別のUSB HDDやSDメモリーカードにムーブしたり、REGZAブルーレイを用いて「レグザリンク・ダビング」でブルーレイディスクにダビングしたりといったことも可能だ。対応製品はJ20Xシリーズの「55J20X」「49J20X」「43J20X」、G20Xシリーズの「55G20X」「49G20X」「43G20X」。アップデート用ソフトウェアの提供日時は、サーバーダウンロード形式が2月18日、放送波ダウンロード形式がBSデジタルで2月22日、地上デジタルで2月29日となる。
2016年02月04日フリーゲームダウンロードサイトで、ダウンロードランキング1位を獲得したホラーアドベンチャーゲーム『獄都事変』をモチーフにしたトレーディングクリアファイルが、2016年4月に発売されることが決定した。現在「コトブキヤオンラインショップ」にて予約受付中。価格は1枚325円、1BOX6,500円(どちらも税抜)。『獄都事変』は、2014年12月にリンネ堂氏が公開したフリーゲーム。主人公の斬島は、亡霊となって現れるあの世の異形"亡者"を発見、懲罰することを目的としている獄卒のひとり。"亡者を捕まえろ。"そう指示された斬島は怪談のすむ廃校へ―― 。そこで、とある亡者の暗い過去に触れることとなる……といったストーリーのホラーアドベンチャーゲーム。WEBコミック誌「ジーンピクシブ」でのコミカライズや、仏教メタルバンド・極楽浄土がテーマソングを作成するなどさまざまな展開で人気を博している。本商品は、コミカライズ版のイラストを使用しており、2つのデザインで『獄都事変』の世界観が楽しめる出来栄えとなっている。ラインナップは、モチーフデザインに斬島、佐疫、田噛、平腹、谷裂、木舌、肋角、災藤、マキ。扉絵デザインに第三話、第五話、第六話、第七話、第八話の全14種。A6サイズのクリアファイルで、使っても飾っても楽しめるアイテムとなっている。1BOX20枚入りで、1BOXでフルコンプリートできる。商品価格は、価格は1枚325円、1BOX6,500円(どちらも税抜)で、現在「コトブキヤオンラインショップ」にて予約受付中。商品の発売および発送は、2016年4月を予定している。(C)2015 リンネ堂・SUNPLANT・あおのなち/KADOKAWA
2016年02月04日富士ソフトは1月27日、SYNCNELの全事業譲受に関する事業譲渡契約を締結したと発表した。これに伴い、SYNCNELのiPad対応ファイル配信クラウドサービス「SYNCNEL」の提供を2月1日より開始する。「SYNCNEL」は、イントラネットのシステムやファイルサーバとの連携が可能で、電子カタログシステムとして利用できるほか、電子会議の機能も有する。また、「柔軟な配信ルール設計」「Read/Write権限制御」「キャッシュ期限設定」「デバイスのアクセス制限」などに対応しており、セキュリティ機能も充実している。今回、デザインカタログの配信・管理や既存システムとの連携を強みとする「SYNCNEL」の提供を開始することで、会議や営業、外出先などのあらゆるビジネスシーンで効果的な情報共有のためのトータルソリューションとして、最適なサービスをユーザーへ提供するという。SYNCNELの価格は、端末ごとのライセンス体系になっており、1万2000円(1~10台)から。ディスク容量価格は1Gまで無料、1GB追加ごとに月額1000円となっている(すべて税別)。
2016年01月27日ソフトバンク・テクノロジー(SBT)は1月25日、企業のクラウドファーストを支援するファイルサーバ「FileServer on Cloud」の販売を開始した。初期費用は45万円(税別)、容量1TBの月額料金は21万円(同)、2TBが23万円(税別)、4TBが29万円(同)、8TBが39万円(同)、16TBが59万円(同)。同社のon Cloudシリーズとして5つ目の製品となるFileServer on Cloudは、Microsoft Azure上でファイルサーバー機能を提供し、社内のActive Directory(AD)と連携することで利用中のAD情報を元にアクセス権の設定が可能だ。同ファイルサーバは可用性が高く、保存領域の拡張も容易に対応が可能であり、ユーザーも従来のファイルサーバと同じ使用感で利用できる。また、これまでMicrosoft製品と独自クラウドサービスを累計500社80万ユーザーに導入した経験で培ったノウハウとソフトバンクとの協業により、ユーザーも従来の使い慣れた操作環境を維持しながらAzureに対してセキュアな接続を実現している。基本機能はクローズドネットワーク経由でAzureに接続し、高速でセキュアなファイルアクセスを実現する「ExpressRpute対応」、使い慣れたWindows Explorerで利用可能な「フォルダ参照」、アンチマルウェアソフトによるリアルタイム監視を行う「ウィルス対策」、24時間365日でシステム管理・監視を実施する「サーバ監視通報」、サービス仕様およびサービス障害時のお問合せ窓口の「お問い合わせ」、直近の変更前ファイルの保持(容量上限あり)する「簡易バックアップ」などがある。また、別途見積でAzureにADの複製を構築する「ADの構築」、ユーザーが使用可能な保存容量の上限をあらかじめ指定する「保蔵容量の上限設定」などのオプションも備える。2017年度末までに100社への導入を目指す。
2016年01月25日デジタルアーツと三菱スペース・ソフトウエア、東芝情報システムはこのほど、重要・機密情報ファイルを自動で見つけ出して暗号化するソリューション「Secure Protection(セキュアプロテクション)」の提供を開始したと発表した。同ソリューションでは、三菱スペース・ソフトウェアの重要・機密情報ファイルを探索する個人情報ファイル検出ツール「すみずみ君」と、デジタルアーツのファイル暗号化・追跡ソリューション「FinalCode(ファイナルコード)」を連携し、探す・守る・追跡する・あとから消すを、シームレスに実現する。あらかじめ指定したルールで社員のパソコンを定期的に探索し、重要・機密情報ファイルを発見すると、閲覧者や閲覧期間、回数、印刷可否といった閲覧制限を付与して、重要・機密情報ファイルを自動的に暗号化する。この暗号化したファイルは、リアルタイムでファイルへのアクセス・操作ログを確認できる。万が一、ファイルが流出した場合でも「あとから消す」仕組みにより、ファイルの中の情報が漏洩することを防ぐ。探索・暗号化した重要・機密情報ファイルの閲覧制限は管理サーバ上で一元管理され、閲覧制限の変更も可能となる。また、社員それぞれのパソコンにどのような重要・機密情報ファイルが保持されているかを把握できるという。重要・機密情報ファイルの定期的な探索と暗号化を提供する「スタンダード」と、暗号化後の追跡と流出時にデータを削除する仕組みまでを提供する「アドバンス」の2つのエディションを用意し、東芝情報システムが販売を行う。
2016年01月25日2016年公開の注目作、『X-MEN』シリーズの最新作『X-MEN:アポカリプス』。『X-メン』(2000年)、『X-MEN2』(2003年)、そして、前作『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014年)で返り咲いたブライアン・シンガー監督が、本作でも引き続きメガホンをとる。今回描かれるのは、不死に近いパワーを持つ最古のミュータント、アポカリプスとの死闘。いまだ謎に包まれたままの本作の概要や撮影秘話を、ブライアン・シンガー監督に聞いた。――はじめに、『X-MEN:アポカリプス』の舞台を教えてください。アメリカのニューヨークとエジプトのカイロが主な舞台ですが、世界中を回ります。世界が破壊されてしまうので。時代のメインとなるのは1983年です。――アポカリプスは、原作のコミックにも登場しますが、原作に忠実に描かれるのでしょうか?いいえ、まったくのオリジナルです。デザインやイメージはそのままとりましたが、ストーリーは新しいものになっています。――今回、アポカリプスを悪役にした映画にしようと思った理由は?名前がいい! アポカリプス! そして、世界の黙示録ですから。彼は、ほかのX-MENなんかに興味はなく、これまで問題になってきた人間とミュータントの戦いも関係ない。彼にとって一番大事なのは、自分が全世界の秩序を正して、自分が神としてあがめられること。世界で一番すばらしいのは「俺だ!」ということを証明したいわけなんです。――アポカリプスへの興味から、彼を復活させるストーリーにしようと思われたんですね。そうなんです。彼は人間に裏切られ、エジプトに4500年もの間眠らされ、その間ずっと活躍できなかった。そして、目覚めてみたら世の中はまったく変わってしまっていて、彼は秩序たる世界に戻さないといけないと思うのです。それこそが自分の責任だと信じ、人間とミュータントに対して戦いを挑み、昔の栄光を取り戻そうとする。――2015年夏に開催された「コミコン・インターナショナル」にて上映されたフッテージ映像で、アポカリプス側にマグニートーがいましたが、アポカリプスが配下に置く"フォー・ホースメン(黙示録の四騎士)"の一人ということですか?その通りです。黙示録の四騎士の一人を、どうしてもマイケル・ファスベンダーにやってもらくて、彼をくどいたんです。――そうだったんですね! 実際に撮影されていかがでしたか?ファスベンダーは、映画『スティーブ・ジョブズ』でジョブズ役に抜てきされるほどすごい役者ですが、アポカリプスに「俺の方に来い」と言われて行くシーンは、本当にすばらしい演技で涙が出るほどでした。森の中で撮影したんですが、「あぁ~いいなぁ」と感動したら、自分がやらないといけないことをすっかり忘れてしまって、「悪い悪い、すごいよかった」って抱き合ったあとに、「申し訳ない! もう一度撮らせて!」って(笑)。それくらい、ファスベンダーは最高の演技をしています。――そのシーンは特に必見ですね。監督にとって大きな挑戦だったことはありますか?超人的なスピードで動き回るクイックシルバーのシーン! ものすごく高性能なカメラを使って、2分間を1.5カ月かけて撮影しました。楽しかったけど、大変だった。でも、すごいかっこいいシーンになったと思います。――ミスティーク役のジェニファー・ローレンスさんが本作を最後にシリーズを卒業すると言われており、その点も注目されています。今回彼女は、助けないといけない人や苦労しているミュータントがまだまだたくさんいるという現実に、自分自身で立ち向かうという役どころです。最後になるというのも、青色になるのは嫌だと言っていたけど、一緒に仕事はしたいと言っていたので、どうなるかわかりませんよ! 青にはならずに登場するかもしれません。――ウルヴァリン役のヒュー・ジャックマンさんも、本作と、2017年公開のスピンオフ『ウルヴァリン』新作で、同役を務めるのは最後になると示唆するコメントをされています。そんなウルヴァリンですが、フッテージ映像には姿がありませんでした。なぜですか?この映画にウルヴァリンが登場するのか、また、次回作に登場するのかどうかも知りません!――えっ! 本作には登場しますよね?登場するとは言ってませんよ! でも、2月にも再撮影がありますし、世の中何が起こるかわかりませんからね(笑)――今後の展開に期待します(笑)。最後に、楽しみにしているファンにメッセージをお願いします。ものすごい映像になっていると思います。そして、先ほど話したマイケル・ファスベンダーやジェニファー・ローレンスだけでなく、アポカリプス役のオスカー・アイザックの演技がものすごくいい!楽しみにしていてください。■プロフィールブライアン・シンガー1965年9月17日、アメリカ・ニューヨーク出身。1995年の映画『ユージュアル・サスペクツ』で注目を集め、『X-メン』(00)の監督に抜てき。その後、『X-MEN』シリーズは、『X-MEN2』(03)で監督、『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』(11)で製作を務め、『X-MEN: フューチャー&パスト』(14)で再び監督。続く『X-MEN:アポカリプス』(16)もメガホンをとる。そのほかの監督作に、『スーパーマン リターンズ』(06)や『ワルキューレ』(08)など
2016年01月17日前回も紹介したように、Gmailは「Googleドライブにあるファイル」をメールで送信することが可能だ。この時、添付ファイルに加えて、「ファイル共有」としてファイルを送信する方法も用意されている。今回は、この方法でファイルを送信する操作手順を紹介しておこう。○ファイル共有のメールを送信Googleドライブに保存されているファイルをGmailで送信する時、ファイルをメールに添付するのではなく、「ファイルの位置を記したリンク」を本文に記して送信することも可能である。容量が大きなファイルを送信する場合などに便利な方法なので、こちらも覚えておくとよいだろう。まずは、この方法でファイルを送信する手順から紹介していこう。メールの新規作成画面を開き、「To」(宛先)、「件名」、「本文」を入力する。続いて「ドライブを使用してファイルを挿入」アイコンをクリックする。各自の「Googleドライブ」に保存されているファイルが一覧表示されるので、この中から送信するファイルを選択する。その後、画面右下で挿入方法に「ドライブのリンク」が指定されていることを確認してから「送信」ボタンをクリックする。メールの本文に「ファイルの位置を記したリンク」が挿入される。あとは「送信」ボタンをクリックしてメールを送信するだけだ。この時、以下のような画面が表示されることがある。この画面は、共有設定の変更が必要であることを示す画面だ。通常、Googleドライブに保存されているファイルは「自分だけが使用可能なファイル」に設定されている。このままでは「ファイルの位置を記したリンク」をメールに記載しても、受信者がファイルを閲覧することはできない。よって、この画面にある「共有して送信」ボタンをクリックし、ファイルの共有設定を変更しておく必要がある。以上で、一連の作業は完了。メールの送信が実行される。なお、先ほどの画面で「閲覧者 ▼」の文字をクリックし、ファイルのアクセス権を変更することも可能だ。「コメント可」や「編集者」を選択してから「共有して送信」ボタンをクリックすると、メールの受信者がコメントを投稿したり、ファイルを直接変更したりできるようになる。合わせて覚えておくとよいだろう。○「共有ファイル」の閲覧について続いては、先ほどのメールを受信した人が「どのようにファイルを受け取るか?」について紹介しておこう。この場合、メールの本文に「ファイルの位置を記したリンク」が記載される。ファイルの内容を確認する時は、このリンクをクリックすればよい。すると、ブラウザが起動し、送信したファイルの内容が表示される。このファイルをパソコンにダウンロードする時は、画面上部にある「ダウンロード」アイコンをクリックすればよい。Googleドライブが対応しているファイル形式であれば、リンクをクリックするだけでファイルを閲覧できるため、あらためて操作手順を説明しなくても問題なくファイルを閲覧してもらえるだろう。ただし、ファイルをダウンロードしてもらう必要がある場合は、メールの本文に「ダウンロード手順」を一言添えておいたほうがよいかもしれない。相手のスキルに合わせて、メールの本文を工夫する必要があることも覚えておきたい。○受信者のみ閲覧可能な場合前述した方法で「共有ファイル」を送信した場合、URLを知っている人全員がファイルを閲覧できる状態になってしまう。このURLは英数字がランダムに並ぶ予測不能なものであるが、それでも『セキュリティ面で不安が残る……』という人もいるだろう。このような場合、メールの受信者だけがファイルを閲覧できるよう設定してメールを送信するとよい。ただし、この方法が使えるのは、メールの受信者もGoogleアカウントを所有している場合に限られる。「受信者のみ閲覧可」にしてファイルを送信する時は、ファイルの共有設定を変更する画面で「その他のオプション」をクリックする(「その他のオプション」は、Googleアカウントを持つユーザーを「To」(宛先)に指定した場合のみ表示される)。すると、以下のような画面が表示され、ファイルの共有設定を「このメールの受信者」に変更することが可能となる。この方法で「共有ファイル」を設定すると、メールを受信した人(宛先に指定したGoogleユーザー)だけがファイルを閲覧できるようになる。仮に、他のユーザーがファイルのURLを知り得たとしても、以下のような画面が表示されるだけでファイルを閲覧することはできない。より安全に「共有ファイル」を送信する方法として覚えておくとよいだろう。なお、いずれの場合も、「共有ファイル」としてファイルを送信した時は、そのファイルの共有設定が変更される仕組みになっている。各ファイルの共有設定を確認したい場合は、Googleドライブにアクセスし、ファイルを選択してから以下の図に示したアイコンをクリックすればよい。万全を期すのであれば、適当なタイミングで共有設定を「オフ」に戻しておくとよいだろう。ただし、ファイル共有を中止すると、メールを送信した相手がファイルを閲覧できなくなってしまう。よって、共有設定の変更は、相手がファイルの利用を終えた後に行うのが基本だ。このように「共有ファイル」として送信する方法は、Googleドライブのファイル共有設定と密接に関わっているので、Googleドライブの仕組みも理解しておく必要があるだろう。
2016年01月12日ギミックが運営する総合医療情報サイト「ドクターズ・ファイル」は5日、「更年期症状に悩む女性のための更年期特集ページ」を公開した。同ページでは、女性なら誰しもが通る「更年期」にしっかりと向き合い、自身にあった更年期症状を緩和させる適切な対処法を身につけることが必要になってきているとして、更年期に関する基本的な情報をはじめ、様々な切り口で更年期に対する情報を紹介している。同ページによると、「更年期」は閉経を挟んだ前後10年のことであり、この時期に心身に現れるさまざまな症状を「更年期症状」と呼ぶ。その症状が現れる年齢や程度、期間には個人差があり、自分では気付かないほど軽い症状や半年程度で軽快するものもあれば、生活に支障が出てしまうほどのひどい"のぼせ"や"ほてり"などの症状もあり、対応策も人それぞれとのこと。婦人科でホルモン剤による治療を行う人や、漢方薬やサプリメントを服用する人のほか、中には我慢する、やり過ごすといった人もいるという。しかし、更年期にどういう暮らし方をするかで、その後の生活に大きな影響を与えることもあるため、「自分の体の状態を見極め、自分に合った更年期を乗り切る方法を見つけましょう」と呼びかけている。時期や症状に合わせた更年期の対策としては、「若年性の更年期症状に30代から対策(女性ホルモンの働き)の特集」と「更年期にサプリメントで補える女性の症状への対策特集」を紹介。「若年性の更年期症状に30代から対策(女性ホルモンの働き)の特集」では、心身を落ち着かせてリズミカルに酸素を取り込む「有酸素運動」の紹介、ホルモンバランスを整える栄養素の紹介とバランスよく栄養素を摂る方法、更年期の特徴的な症状の紹介とその対処方法などが解説されている。「更年期にサプリメントで補える女性の症状への対策特集」では、副作用の心配も少なく、時間や場所を選ばず手軽に摂取できるサプリメントを服用する人が増えていることを受け、特に更年期症状に効果があると言われている成分「エクオール」が紹介されている。
2016年01月06日今回は、Gmailを使って添付ファイルを送受信する方法を紹介しよう。Gmailは、パソコンに保存されているファイルだけでなく、Googleドライブにあるファイルを添付ファイルに指定することも可能となっている。ただし、1つだけ注意すべき点があるので、念のため操作手順を確認しておくとよいだろう。○添付ファイルの送信まずは、メールにファイルを添付する時の操作手順から紹介しよう。メールの新規作成画面を開き、「To」(宛先)、「件名」、「本文」を入力したあとに「ファイルを添付」アイコンをクリックする。パソコン内に保存されているファイルを選択する画面が表示されるので、メールに添付するファイルを選択し、「開く」ボタンをクリックする。選択したファイルのアップロードが自動的に行われ、アップロードが完了すると、メールの文面に「添付ファイル」の情報が表示される。あとは「送信」ボタンをクリックしてメール送信を実行するだけだ。そのほか、ドラッグ&ドロップにより添付ファイルを指定する方法も用意されている。この場合、添付するファイルを「メールの新規作成画面」の中へドラッグ&ドロップすればよい。なお、間違ったファイルをメールに添付してしまった時は、添付ファイルの右端にある「×」をクリックすると、メールから添付ファイルを削除することができる。ちなみに、この方法で送信できる添付ファイルの最大容量は25MBとなる。25MBより大きなファイルをメールに添付したい場合は、後述するGoogleドライブを使った方法で添付ファイルを指定しなければならない。また、セキュリティ対策の観点から、実行形式のファイル(拡張子「.exe」のファイルなど)は添付ファイルに指定できない仕組みになっている。通常、実行形式のファイルをメールで送る機会はめったにないと思われるが、念のため覚えておく必要があるだろう。○添付ファイルの受信続いては、添付ファイルのあるメールを受信した時の操作手順を紹介しておこう。この場合、本文の末尾に添付ファイルが「プレビュー画像」として表示されるのが一般的だ。この「プレビュー画像」の上へマウスを移動させると、3つのアイコンが表示される。添付ファイルをパソコンにダウンロードする時は、左端にある「ダウンロード」アイコンをクリックすればよい。ダウンロード完了後に「ダウンロード」フォルダ(※1)を開くと、添付ファイルが保存されているのを確認できる。※1このフォルダは、各ブラウザに設定されている既定の「ダウンロード」フォルダとなる。そのため、「ダウンロード」フォルダの場所は使用しているブラウザに応じて変化する。○Googleドライブのファイルを添付する場合最後に、「Googleドライブ」に保存されているファイルをメールに添付する方法を紹介しておこう。この場合は、最大15GB(有料のストレージ プランでは最大1TBまで送信可能)の添付ファイルを送信することが可能となる。「Googleドライブ」に保存しているファイルをメールに添付する場合、メールの新規作成画面で「ドライブを使用してファイルを挿入」アイコンをクリックする。すると、各自の「Googleドライブ」に保存されているファイルが一覧表示されるので、この中から添付するファイルを選択する。この時、画面右下で挿入方法に「添付ファイル」を指定しておく必要があることに注意しなければならない。「ファイルの選択」と「挿入方法の指定」が済んだら「挿入」ボタンをクリックして、操作を確定する。これで「Googleドライブ」にあるファイルを添付ファイルとして送信できるようになる。なお、ファイルの選択画面で挿入方法に「ドライブのリンク」を指定した時は、「添付ファイル」ではなく、「共有ファイル」としてファイルが送信される仕組みになっている。このため、通常の添付ファイルとは少し異なる動作になる。この点については次回に詳しく説明しよう。
2016年01月04日クラウディアンは12月22日、ソフトウェア定義(Software Defined)のオブジェクトストレージ製品「CLOUDIAN HyperStore」にファイル共有プロトコルなどをサポートする「HyperStore Connect for Files」をオプションとして追加したと発表した。提供開始は2016年初旬を予定しており、価格は個別見積もり。HyperStore Connect for FilesはSMB、NFS、FTPのファイル共有プロトコルをサポートしているので、企業内で一般的に使われるファイル共有プロトコルを容易に追加できる。サードパーティーのゲートウェイなしに直接ファイルアクセスができるほか、グローバルファイルロックで拠点ごとに分散しているファイルを管理し、グローバルネームスペースによりダウンタイムなしで複数拠点間で簡単にファイルアクセス、管理、分散配置することが可能だ。特に、CLOUDIAN HyperStoreは複数データセンター間にファイルを自動的に同期・準同期で複製できるため、サードパーティが提供するミラーリングのためのソフトウェアライセンスを購入する必要がなくなるメリットもあるという。企業における利用例としてはスケールアウト型のファイルサーバや分散拠点の統合ファイルサーバ、バックアップ・アーカイブ用ファイルサーバ、遠隔拠点にデータを分散配置する災害復旧(DR)対策、クラウドとのデータ連携(ハイブリッドクラウド)などとなる。
2015年12月22日KDDIは12月14日、法人顧客向けファイルストレージサービス「KDDI ファイルストレージ」で、アクセス方法やアクセスする端末(パソコンやスマートフォン、タブレット)の制限などを可能とする、セキュリティ機能の強化を行ったと発表した。機能強化により、管理者によって設定された端末とアクセス方法のみ「KDDI ファイルストレージ」へのアクセスを許可できるようになった。ユーザーIDごとに利用を許可する端末(パソコン、スマートフォン、タブレット)とアクセス方法やアプリ(Windows/iOS/Android)を設定できる。また、iOSアプリではユーザーやグループフォルダごとに、アプリ内へのファイル保存を許可・禁止できるほか、ほかのアプリケーションとのファイルの受け渡し制限や、ファイルの重要度によって保存可否の設定が可能になった。アプリ内へ保存したファイルは自動で暗号化されるため、端末紛失時などに保存したファイルが読み取られることも防止できる。さらに、アプリ内へ保存したファイルは、指定した日数が経過した後に自動で削除される。そのほか、iOSとAndroidアプリでは、アプリ内に保存したファイルや設定をリモートで消去、初期化できるため、端末紛失時に保存ファイルの漏えいを防止できる。なお、今回の機能強化にあたって追加の利用料金はかからない。
2015年12月15日カスペルスキーは12月7日、ランサムウェアからファイルを守るためにすべきことを、同社のブログ「Kaspersky Daily」で解説した。ランサムウェアとはトロイの木馬の一種で、端末内に侵入すると内部の文書、動画、写真などのファイルを暗号化し、持ち主が使えないようにする。その後、ファイルを暗号化したことをファイルの持ち主に通知し、持ち主に暗号化解除を引き換えとした「身代金」の支払いを要求する。この身代金の多くは数万円(数百ドル)程度で、電子マネーのBitcoinが利用されている。記事では、ランサムウェアの攻撃されないためにユーザーができる防御策、万一攻撃を受けてしまった場合の対処方法を解説している。○ランサムウェアによる被害を防ぐために必要なこと重要なファイルはバックアップし、バックアップしたファイルに対してアクセスに制限を付ける。具体的には、読み取りと書き込みだけを許可し、削除や編集はできないようにした上で、バックアップしたデータは定期的に確認する。また、一般的なセキュリティ対策と同様に、OSやブラウザ、アンチウイルスなどの更新は定期的に行おう。犯罪者はシステムをハッキングする際に、ソフトウェアの脆弱性を悪用する場合が多いが、脆弱性の問題を解消することで攻撃を防御できる可能性が高まる。アンチウイルス・ソフトは、万が一侵入された場合も重要なファイルを保護する機能を備えていることがある。ほかの対策としては、フィッシング詐欺対策用のアンチスパムを設定しよう。メールはランサムウェアの侵入経路として使われることが多く、これまで、オンラインストアや銀行が送るメール通知を模倣した偽メールを送りつけ、メール内のリンクをクリックさせてマルウェアに感染させるという手口が見つかっている。ITリテラシーの高いユーザーにとっては常識だが、「不正なファイルかどうか、見てすぐにわかるように、普段から拡張子を表示しておく」という対策も重要だ。ランサムウェアのファイルは「exe」「vbs」「scr」などの拡張子の付いている場合が多く、複数の拡張子(例:example.txt.exe)などを使って、不正なファイルを普通の動画や写真や文書のように見せかけるケースもある。メールと同様に気をつけたいのはSNS経由で送られてきた不審なリンクで、友達や同僚から送られてきたものでも、アカウントをハッキングされている可能性がある。○ランサムウェアに感染した場合の対処不正なプロセスや見慣れないプロセスをコンピュータ上で発見したら、すぐにインターネット接続を切ることが必要だ。もし、ランサムウェアに感染した場合でも、暗号鍵をコンピュータから削除する処理が実行される前であれば、ファイルを復元できる可能性がある。新種のランサムウェアだった場合は、事前に定義された鍵を使うなどの改良が施されており、復元できる可能性が低くなる。絶対にやってはいけないことは、ランサムウェアにファイルが暗号化されてしまったとしても、ファイルを取り戻すための身代金を支払うことだ。支払いを続けることが攻撃者の資金源となり、さらに攻撃の範囲を拡大する可能性が高い。感染した場合は、警察やセキュリティ・ツールの開発企業が配布するファイル復元ツールを試してみよう。ツールによって身代金を支払うことなくファイルを復号化できることもある。カスペルスキーは、ツールをWebサイトで公開している。
2015年12月09日マクニカネットワークスは11月24日、安全な企業向けファイル共有クラウドサービス「Box」をより安全に利用するためのクラウドセキュリティソリューションとして、「Skyhigh for Box」を販売開始したと発表した。Skyhighのクラウドサービス「Skyhigh for ShadowIT」のアドオンとして提供される。Skyhigh for Boxは、「Skyhigh for ShadowIT」上で、企業のクラウド利用状況を可視化・リスク分析を行い、企業として許可していないリスクの高いファイル共有サービスを検知する。「Skyhigh for Box」を利用した「Box」を企業標準のファイル共有サービスとすることで、シャドーITへの対応策として大きな効果を発揮するという。Skyhigh for Boxを経由してBoxへのアクセスを行うことで、アクティビティ監視や、アノマリ検知、DLP、共有制限の機能を提供し、クラウドサービスであるBoxのさらなるセキュリティ強化を実現する。
2015年11月24日アズジェントは11月17日、地方公共団体、教育機関を対象にメールの添付ファイルを無害化(サニタイズ)するためのソリューション「Secure Data Sanitization(SDS)」のパブリックパッケージの提供を開始すると発表した。アズジェントは、自社の考えるメールの添付ファイル無害化ソリューションとして、イスラエルのVotiro(ボティーロ)社のSDSの取り扱いを行っている。SDSは、ファイルが「マルウェアを含んでいるかもしれない可能性」を重要視し、メール添付などによって外部から入ってくるすべてのファイルを無害化する。一般的にエクスプロイトキットやマルウェアはファイルのメタデータや空ビットスペース、マクロの中に潜んでいることから、これらのデータをチェックして、ファイルに不要なデータ部分を削除、あるいは意味のない情報に書き換えることで、無害化する。海外では、セキュリティ要件の厳しい政府機関、発電所、航空宇宙産業、金融などで採用されている。メール添付ファイル無害化ソリューション「SDS」と5年間の保守がセットになったパッケージで、定価は500ユーザーで798万2000円。販売は24日から開始する。
2015年11月20日