1987年兵庫県生まれ。小学校の半分をドイツで暮らす。同志社大学卒業後はテレビ局で記者として働き、その後退職。転勤族の夫と結婚して2013年、2015年に2人の男の子を出産し、2016年からウェブライターとして活動。趣味はドラマ鑑賞とお酒と食べ歩き。女性向けのサイトで、主にママ向けの情報を発信しています。
赤ちゃんや子どもの病気、ケガ、事故…突然の「どうしよう」が起こったとき、親はどうすればいいのでしょうか?病院に行く? 行かない? こういう時は様子を見ても大丈夫など、子どもの体の心配ごとを「教えて!ドクター」にお聞きします。
「子どもを自由にのびのび育てたい」と望んでも、「勉強したくない」「ゲームしたい」と子どもが言ったときに、なかなか100%自由にはさせられないもの。星野源さんなど多くの著名人を輩出し、点数評価にとらわれない学校がある。子どもと自由のバランス、そしてこだわりの学食について話を聞きました。
「熱中できる生きがい」を子ども、そしてママにも持ってほしいと話すのは「全米最優秀女子高生」の母で、「ワシントンの美しい25人」として紹介されたボーク重子さん。これからの時代、幸せに生きられるための最強ルールをお聞きしました。
女優の樹木希林さんが不登校などについて生前語った言葉と、その娘である内田也哉子さんがその思いを受けて語った内容がつづられてた『9月1日 母からのバトン』という書籍が発売されました。そこで不登校新聞の石井志昂編集長とともに、不登校で悩む親子に対する樹木さんからのメッセージを読み解きたいと思います。
水の事故で死亡したり行方不明になったりする子どもは後を絶ちません。なぜこのような重大な事故が起きてしまうのでしょうか。水の事故が起きる理由や予防方法や対処法を水難学会会長・斎藤秀俊教授に教えてもらいました。
子どもを通じてお付き合いが始まるママ友との関係。時に距離が近すぎて、遠慮のない行動を取ったり取られたりしたことがある人もいるかもしれません。今回は、ウーマンエキサイトアンケートに寄せられたエピソードの中から「距離が近すぎるママ友」について考えてみたいと思います。 ■「ご主人どこにお勤め?」根掘り葉掘り詮索ママ まずは、プライベートなことまで根掘り葉掘り聞かれて戸惑ったというエピソードです。 「 夫の学歴、勤務先名、年収 などすべてを聞き出そうとしてくるママ友がいて、話した私も愚かでしたが、他のママ友にまで広められていました」 「子どもが未就学児の頃、子育てママサークルで知り合ったママたちと仲良くなりました。メールアドレスを交換したら、帰宅後から メールの嵐 。『 今何している? 』という近況を5〜10分おきに送ってきて、夕飯の支度ができず困った」 「息子がこども園時代に幼稚園籍の子と特に仲良しだった。うちは保育園籍なので普段お迎えで会わずほぼ親の合流はなし。卒園前後で子どものためにと思い何度か誘って遊んだところ、SNSの投稿に必ずメッセージをしてきたり、ことあるごとにメール、最後は ストーカーかと思う行動まで してきてひいた」 「子どもが多いので、 兄弟の習い物や受験の事をしつこく聞かれる ことが多い。何度も録音したみたいに聞く人も1人や2人でないので、不愉快に感じることもある」 同じ年代の子どもを育てる親同士、ついいろいろと聞きたいことも出てきますよね。しかし、あまりにもプライベートな内容を聞いたり、しつこく連絡したりすると、過剰な行動として拒否感を持つ人も少なくないようです。つくづく、人との心地良い距離感は人それぞれなのだと感じます。 ■週3ランチはつらい…一緒に行動したがるママ また、一緒に行動したがるママ友についてのコメントも多く寄せられていました。 「ママ友が子どもを連れてうちの前を通り過ぎ公園に行く時、 必ず我が子を呼ぶ 。午前中外遊びをした後でも、誘われると我が子は行きたがり ペースを乱され迷惑 した」 「同じマンションでママ友ができました。集まったり遊びに行くのは楽しかったけど、グループのしばりがあって、 行動するのもみんな一緒 。つらかったです」 「ママ友グループから 週3回ほどランチ に誘われ、私も無理して行っていましたが、だんだん遠出するようになり、しかもランチの後もカフェや買い物などで ほぼ一日つぶれてしまい 、家事ができないしお金も続かなかった」 「出産した病院で知り合ったママ友とかなりの頻度で会い、子育ての悩みなどを話して楽しく過ごしていました。ところがプレ保育が始まった頃から、私が仲良くなった 他の友達の悪口 を言ってくるようになって、それが嫌で彼女を避けるように。それに気付いた彼女も私に対してよそよそしくなり、SNSもブロックされ、 私の悪口も言っていた そうです。今思えば、 彼女より仲の良い友達を他で作り始めた 私の事が気に入らなかったんだと思います」 「子どもの送り迎えでママ友の方が先に用が済んで帰れる状態なのに、門のところで 30分たっても待っています 。『先に帰ってていいよ』と言って、姿が見えなくなったので先に帰ったと思っていたら、勝手に私の自転車にまたがっていて、とても 怖くなって逃げたくなりました 」 子ども同士を一緒に遊ばせたり、ママ同士でランチに行ったりと、交流も楽しめるのがママ友のよさでもありますが、常に一緒に行動することを求められたり、束縛するような態度を取られたりした時に、違和感を覚えている人が多いことがわかります。 そもそも、ママ友ではない友達との関係においても、常に行動をともにしたいタイプの人、一人で行動したい人など、それぞれに付き合い方は違っていたはず。その点ですれ違いが起きてしまうと、ママ友間の関係にも亀裂が生まれてしまうのかもしれません。 ■「子どもを預かって!」遠慮のない連続依頼に疲労も さらに、ママ友の厚かましい言動に対して、悩みの声も寄せられていました。 「 簡単に子どもを預けてくる ママ友がいます。学童を使わず『ごめーん、ちょっと子どもの帰りに間に合わなくてそっちに帰していい?』や、前日に突然、『 明日夕方子どもたち頼める? 』などの連絡がきます。正直、預かるということは、その間こちらは 行動や時間を制限 しなければならない。それなのに、簡単に頼んでくることに長年疑問を持っています」 「ママ友が『 クレクレママ 』だとわかった話です。同じクラスのママたちと立ち話をしていたら、元美容師と鍼灸師だった人がいました。それを知ったママ友が、『すご~い!もしかして タダでやってくれるの!? 』と目を輝かせて言う姿にドン引き…。和やかな場がその一言で凍りついたのを覚えています」 「いつも買い物に誘ってくるママ友は免許を持ってなくて、私が車で荷物を運んであげていました。ある日買い物が終わったら、そのママ友が『どうしよう〜いっぱい買っちゃった』と言うのです。あいにくその日は私も自転車で買い物に行っていたのでそれを伝えると、顔が一瞬で変わり『 何のためにあなたを誘ったと思ってるの! 』と言われ、 私を『足』としか思っていない ことが判明。慌てて笑ってごまかしてきたけど本音がわかりました」 時に助け合うのがママ友同士でもありますが、あまりに頻繁だったり、どちらか一方に負担がかかってしまうと、うんざりしてしまうこともあるようです。また、感謝の気持ちが感じられないことに疑問の声も多々聞かれました。 当然のように遠慮なく頼み事をされるのは、気分のいいものではありませんよね。距離が近すぎて、しかも利用されていると感じてしまうと、ママ友に対して不信感を持ってしまうのでしょう。 後編では、そんな距離の近いママ友への対処法について考えてみたいと思います。 後編に続く 【同じテーマの連載はこちら】 私のママ友付き合い事情 この連載の全話を見る >>
2020年11月18日今年は新型コロナウイルスの流行が拡大して、人との付き合い方にも大きな影響をもたらしていますよね。そんな中、ママ友やパパ友など、子どもを通じてできた人間関係の中での情報交換にはどのような変化があったのでしょうか? 今回は、コロナ禍でのママ友やパパ友との情報交換について、アンケートを元に見ていきたいと思います。 ■ママ友パパ友と情報交換している? アンケートでは、コロナ禍、ママ友やパパ友と情報交換をしているかどうか聞きました。その結果、「たまにしている」と答えた人が33.4%で最も多い結果となりましたが、「ほとんどしていない」、「全くしていない」と答えた人もそれぞれ32.0%、25.3%で、横並びの結果となりました。一方で、「頻繁にしている」は8.3%と、他の回答とは大きな差がついています。 また、「たまにしている」と「頻繁にしている」という回答は合わせて41.7%、「ほとんどしていない」と「全くしていない」は合わせて57.3%で、「していない」人の方が多い結果になりました。 Q.コロナ禍、ママ友・パパ友と情報交換してる? たまにしている 33.4% ほとんどしていない 32.0% 全くしていない 25.3% 頻繁にしている 8.3% その他 1.1% ■「ママ友は強い味方!」情報交換をする派の意見 まずは、全体の約4割を占めていた「情報交換をする」というコメントをご紹介します。 「出かけた先で出会ったら立ち話したり、元気かな?と思ったらLINEで お互いの子どもの様子や近況 についてやり取りしています」(愛媛県 50代女性) 「 必要な情報をお互い交換 し合える方が数人いると、本当に助かりますよね。 たまに情報交換しています」(神奈川県 30代女性) 「コロナになる前も後も情報交換はしていました。やっぱり ママ友は強い味方 です!」(千葉県 40代女性) 「 コミュニケーションはLINE でしています。直接会うのは、お互い家庭があるし、子どもがいるので緊急の用事がないのであれば遠慮しています」(埼玉県 50代女性) 「特定の人しか利用できない公園に決まった人だけ集まり、 遊びを見守りがてら世間話 をしています。 真正面から話すのを避けてマスク着用で、夕方の涼しい時間に出てきます」(神奈川県 30代女性) 情報交換をしている人の多くは、直接のやりとりではなく、SNSを利用しているようですね。また直接やりとりする場合でも、公園などの屋外で十分に対策を取っているようです。新型コロナウイルスの流行に伴って、ママ友やパパ友同士の情報交換の方法にも変化が訪れていることがわかります。 筆者自身も、以前に比べてママ友と直接会って雑談する機会は減ったように感じています。一方で、ネットを通じてのやりとりは増えました。それも、同じ地域の友だちとのやりとりだけではなく、以前に住んでいた地域のママ友や、学生時代の友人でお互いに子どものいる友だちとも、ちょくちょく連絡をとるようになっています。しばらく連絡を取っていなかった友人に近況をたずねるきっかけになっているとも感じています。 ■情報交換はしない! 一方、全体の約6割を占めたのは、「情報交換はしない」という声でした。 「ほとんど連絡は取っていません。考え方や取り組みが違ってケンカになるのも嫌だし、ただでさえ普段より念入りに掃除したりして時間を割いてるのに、あまりにも 頻繁に連絡が来ると疲れて しまいます」(宮崎県 30代女性) 「こういう緊急時こそ、 根も葉もないうわさ話に踊らされたくない し、 価値観が違うとストレス がたまるので。情報は情報源のしっかりした場所から得て、たわいない話は昔からの友人としています」(茨城県 40代女性) 「 もともとママ友との関係が面倒 だと思っていたので、連絡が来ない方が楽でいいかなと思っています。もちろん偶然会った時は『最近どう?』などと世間話はしますよ。 つかず離れずが一番! 」(神奈川県 40代女性) 「ママ友には会う機会もなく、特に連絡を取ったりもしていません。 気持ち的に楽なので今の状態を続けたい です。以前苦労したので、この位で十分です」(茨城県 40代女性) 情報交換をしないという言葉の裏に、絡み合うさまざまな思いがあるようです。コロナ禍で、連絡を取りにくくなったことを歓迎する声も多々寄せられていました。 たしかに、ママ友やパパ友は子どもを通じた付き合いであるがゆえに、気を遣うこともありますよね。緊急時だからこそ、気を遣う付き合いはなるべく避けたいという気持ちは、当然かもしれません。 また、忙しくて連絡を取り合う暇がないという意見もありました。自分の家庭のことでいっぱいいっぱいで、ママ友やパパ友に連絡する余裕がないという声もあって、情報交換するのも気力と時間が必要なのだと考えさせられます。 ■情報交換する目的とは さらに、アンケート結果を読み解いていくと、ママ友やパパ友と情報交換をする目的は2とおりあるようです。 ▼新型コロナウイルス関連の情報を交換したい! まずは、新型コロナウイルスに関連した情報を収集したいという目的です。 「自治体によって感染者が出た時の措置が違うので、情報交換しています。隣の自治体でそういう措置を取るなら、私が住んでる自治体も 右ならえになる可能性があるなと心構え をしてみたり」(岩手県 40代女性) 「マスクが買えなかったときに、 『○○は朝イチなら手に入るよ』『どうしてもそろわなかったら、うちの在庫をあげるからね~』 など、 ありがたい情報や心遣い をいただきました」(神奈川県 40代女性) 「自粛中は『 家でこんな遊び楽しいよ! 』という遊びアイデア共有のLINEをちょくちょく送り合い、お互い子どもたちが楽しく過ごせるようにがんばりました。 戦友です 」(神奈川県 30代女性) ▼「励まし合ってホッとできる」という声も さらに、ママ友やパパ友とのやりとりで、ホッとできるという声も。 「先が見えない不安な状況ですので、 少しでも話す機会があるとリフレッシュ できますね」(東京都 30代女性) 「パパ友とは、なんだかんだで仕事中心ですが、ちょっとした時にLINEなどで 愚痴ったり励ましあったり しています」(千葉県 40代男性) 「このコロナ禍で、あっさりと行事が中止になることばかりで、思いがけないことが続き失望の多い年でした。 不安な気持ちや前向きな考え方を友人と共有 できたことに何だか救われました」(東京都 40代女性) なかなか思いどおりの生活ができない中、ママ友やパパ友と気持ちを共有することで、救われた気持ちになったというコメントには、グッときます。 筆者自身も、休校していた期間中、子どもの過ごし方や勉強方法について、SNSでママ友に相談していました。便利なアイテムや声かけの仕方などを教えてもらうだけでなく、悩みや愚痴をはきだせて、前向きになれたことも多くあったことを覚えています。 ■収集した情報をどう扱うのか ママ友やパパ友との情報交換、する派としない派の意見が両極端にわかれていましたが、どちらも意見も納得する部分がありました。する派もしない派も、子どもを通じて知り合った保護者同士でお付き合いする場もあるでしょう。その場合、どういったことに注意して情報交換すればいいのでしょうか。 ●子どもが自ら情報収集する 「低学年のうちは、学校関係で情報があやふやだと、お友達のお母さんに聞いていました。中学年以降は子どもの責任で、わからなければ友達や先生に聞いてきてと言ってあります。いつまでも親が情報収集していたら、 子どものためにならない かなと」(埼玉県 30代女性) ●情報を差別の道具にはしない 「田舎ならではの『○○市第1号にだけはなりたくない、いじめられる』と、会う人、会う人そればかりです。でも、仕事で感染したら不可抗力ですよね。私は 感染者をたたく事はしたくない 。自分がされて嫌な事をしてはいけないと、子どもたちにもきつく言い聞かせてます」(山口県 30代女性) 「地域近郊のコロナ感染者の出た店舗の情報はすぐ入ってきますが、ひぼうや中傷はみんなしませんよ。誰がいつ感染してもおかしくないので、個々でできることをしっかりやるだけですね。会えない分電話やLINEで 励まし合いたわいもない会話で笑って明るく過ごす 日々です」(神奈川県 40代女性) ●信頼できる人と情報交換する 「数人とは情報交換をしていましたが、それ以外は連絡が途絶えました。でも、連絡しあえる人たちが 今後も続いていく人間関係 なのかも」(神奈川県 40代女性) どのコメントも、ママ友やパパ友と情報交換する上で参考にできるようなものばかりでした。有益なものも注意が必要なものも取り扱いには気を付けていることがうかがえます。 コロナ禍でのママ友やパパ友との情報交換には、これまでよりも気を使う面があるかもしれません。またこれまで連絡取り合っていても、しんどくなって止めた人、またはどういったスタンスで連絡すればわからなくなった人もいるでしょう。 ママ友、パパ友との情報交換は、とても有益な面もある一方、ストレスを抱える場面もあるかもしれません。このため一番ご自身がつらくならずに楽な付き合い方を選ぶことが大切だと思います。 もしつらい気持ちを抱えている場合には、ママ友だけではなく吐き出せる場所や人、またはインターネットのサイトなど、ぜひ見つけて助けを求めて欲しいと思います。これまでよりも知らないうちにストレスを抱え込んでいる場合もあるので、心の中の「きついなー」という声を大切にしてくださいね。 Q.コロナ禍、ママ友・パパ友と情報交換してる? アンケート回答数: 3839件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2020年11月01日時にママ友同士でマウントを取られたり、取ってしまったという経験はありませんか? ママ本人はもちろん、子どもやパートナーまでも比べ合ってしまうエピソードについてみてきた前編に続き、今回は、ママ友との付き合い方、マウントを取らない、取られない方法について、ウーマンエキサイトアンケートに寄せられたエピソードを元に、考えてみたいと思います! ■マウント対策1「ママ友と距離を置く!」 マウント対策として多く寄せられたのは、「距離を置く」というコメントです。 「 友達と自分を比べる人って余裕がなく、心が荒んでる 。 育児は人それぞれ違う悩みがあるし、いちいち妬む理由が理解できない。 そもそもそれは本当に友達? ママ友とは呼ぶけど『マウント』と感じるなら付き合わない方が相手にもいい」 「やたらと子どもにブランド物を持たせて、学校で自慢する親子。わが家は身分不相応な物は持たないので、スルーしていましたが、 何かとマウントしてくるので距離を置きました 」 「徐々にフェードアウト。近所で見かけても見つからないように道を変えたり走り去ったり。同じ公立小学校になりたくないので、 最後は引っ越しをしました 」 「付かず離れずが一番。何で群れたがるの? ママ友っていう 一線を引いたお付き合い でいいんじゃないのかい?」 「そもそもそれは本当に友達?」というコメントにはハッとさせられます。マウントされるくらいなら距離を置くというのは、賢明な選択のように思えます。 ■マウント対策2「卒園や卒業で離れるまでは我慢する」 また、「付き合わなければいけない間は我慢する」というコメントも寄せられていました。 「常にマウントしてきて、かなり感じ悪いママ友がいて、 卒園後フェードアウトして縁を切りました 。こういうタイプの人ってどこにでもいるんだなと思う。そんな人と 我慢して付き合う時間がもったいない 」 「ママ友トラブルに巻き込まれて、全く乗り越えられない。距離を置きたかったけれど、同じ習い事しているため、しょっちゅう顔を合わせなければならず、何かされたら嫌なので今でも付き合いを続けている。持ち家なので引っ越しもできなくて、 子どもたちが卒園するのを待つばかりです 」 「私も子どもが幼稚園児の時、半分以上のママさんから無視や意地悪された経験があります。その時は悲しかったですが、 子どもが卒園するまでの辛抱だと思い頑張って乗り越えました 」 子どもを通じたママ友との付き合いは、子ども同士が卒業や卒園するタイミングに終わらせるチャンスもやってくるようです。その時までの我慢だと割り切った付き合い方をしている人も多いようです。 ■マウント対策3「ママ友は作らない」 一方、「ママ友はいらない」と割り切って、付き合いをしないという人からのコメントも寄せられていました。 「子どもを通して知り合った親というのは、どうしても子ども同士を比較したり、同じ環境にいる自分たちを比較したりします。だから 私は深いママ友を作ろうとは思いません 」 「子どもつながりのいわゆるママ友ってめんどくさいですよね。学校が終われば切れる関係。関わらないのが一番という考えで、 ママ友は1人もいません 」 「ママ友はいりません。ママ友ではなく、結婚しているしていない、子どもがいるいないに関わらず、 自分の本当の友達がいれば十分です 」 コメントにあるように、確かに自分の本当の友達がいれば十分なのかもしれません。変にマウントされるくらいなら、「ママ友はいらない」と割り切るのも潔い選択ですよね。 ■ママ友付き合い、どうすればいい? それぞれママ友付き合いでマウントを取られないように対策をしていることがわかりました。ただ、ママ友の存在で救われたという人もきっと少なくないはず。そして、育児をする中でも、ママ友が支えになってくれることもあるでしょう。お互いにマウントを取らず、尊重しあえるママ友付き合いをするためには、どんなことに注意すればいいのでしょうか。 「こちらはマウントするつもりはなくても、そう取られた事があったかも。 子どもの成長は繊細な話題なので、身内のみに話そう と思う」 「自分の子が特別だと思っている親は、周囲にもそれを求める傾向にあり、自分の言動が非常識であることに、気づいていない場合がありますよね。 自分もそうならないように気をつけなくては と思います」 「SNSは知識や知恵を得るのに都合の良いツールですが、 他人の幸せをひがむようなら見ないほうがいい と思います。人は人、他人は他人です。自分にとって見たいアカウントと見たくないアカウントを選別できるよう、個人個人で気をつけていくことはとても重要なことなのかもしれない」 「同じ月齢でもできる子はできる。それで自分の子はできないと焦り落ち込んだりする。私は逆に わが子はわが子なりの成長のペースがあるんだ と思うようにしているので、たまに落ち込んでも 明るく前向きに育児を頑張っています! 」 ママ友付き合いにおいては、 一定の距離感と節度を持って付き合うことが非常に重要 なのだと気づかされます。そして、何よりもママ友と自分や、子ども同士を比較しないことで、マウントの取り合いを防ぐことができそうです。 どうしても同年齢の子どもを持つ親同士だからこそ、比較して落ち込んだり、ときには知らないうちに相手を傷つけてしまうことがあるかもしれません。しかし、お互いに支えあえれば、かけがえのない心強い存在になるのではないでしょうか。 「自分の体調が悪い時や、2人の子どもどちらかの用事があった時など、周りの友達に支えてもらい子育てができました。感謝しかないです」 マウントとは無縁で、ママ友の存在には精神的に支えられている人もいることがわかります。それぞれ自分なりのママ友付き合いをして、マウントすることもされることもないように、工夫していきたいところですね。 また、ママ友を作らないというのも、あくまで前向きな選択で、割り切った付き合いをするのもありですよね。子どものことを考えると、「私が我慢しなければ…」と思ってしまう人もいると思いますが、ママが我慢したり苦しんでいる姿を、子どもは望んでいないかもしれません。 ママ友マウンティングの対処法はなかなか難しい選択を迫られることもありますが、自分や子どもがどうしたら穏やかでいられるかを考えて、自信を持って進んでいきたいですね。 前編はこちら 【同じテーマの連載はこちら】 私のママ友付き合い事情 この連載の全話を見る >>
2020年10月28日子育てする中で出会うママ友は、悩みを共有したり励まし合ったり、かけがえのない存在になることも多いでしょう。しかし一方で、嫉妬心が生まれてしまうと、時に厄介な存在になってしまうこともあるようです。今回は、ウーマンエキサイトアンケートに寄せられたエピソードの中から「マウントをとってくるママ友」についてご紹介します! ■SNSで娘自慢…子ども比較マウンティングの実情 多く寄せられたのが、「子どもが嫉妬の対象になってしまった」というエピソードです。 「地域のスポーツ少年団に入っていたのですが、息子がボスママの子よりも プレーが目立った事で標的に 。『チームを乱すプレイをする子だ』と言いふらされ、最初は同情してくれていたママ友もボスを恐れて離れていってしまいました。 息子も親の意向で仲間はずれに 。結局親子で疲れて、スポーツ少年団をやめました」 「7年くらい音信不通だった昔のママ友が突然家に来て、『娘が医学部受験をすることになった』と わざわざ自慢に来た 。うちの息子が医学部浪人中という事実を知りながら、『来年は一緒の大学だといいねー』などと言われ、鳥肌が立った」 「娘は小学校受験で、私立一貫校に進学が決まりました。卒園間近、 ボスママから無視されて 全員集合の会合によばれなくなりました」 「バレエ教室で一緒のママ友からのマウンティング。『 うちの子は絵がうまいでしょ、計算もすごいのよ 』とSNSで連絡してくる。『すごいねー!』って返信して、違う話をしようとしたら、『話戻るけど』と娘自慢の話を再度する」 「子どもが毎月発熱して小児科通い、風邪が治りきらないことがしょっちゅうでした。ママ友から『 本当によく熱だすね、うちの子こんなことないよ 』と言われて、好きで風邪ひくわけでもないのに…と自分を責める日々が続いていました」 子ども同士の年齢が近かったり、同じ習い事やスポーツをしていたりすると、どうしてもその発達度合いや能力を比べてしまいがちだと気づかされます。ただ、そうして生まれた嫉妬心から、子ども同士でも仲間外れにされたというコメントを見ると、子どもたちはどんなにつらいだろうかと、胸が痛みます。 ■「仕事しなくて生活できていいね」服装や仕事でマウント また、「ママの服装や仕事で嫉妬やマウンティングをされた」というコメントも寄せられていました。 「長女の中高のママ友。周りより少し年上で1人息子。わざわざ私に 『 いつもかわいい服着てるねぇ、今度ちょうだい! 』とか、『 仕事しなくても生活できていいねぇ 』と言ってくる。他のお母さんの前でわざと『お仕事は?』と聞いてきたり」 「子どもが小学校に入るタイミングで仕事を始めるママ友が増えました。私は義母の介護と4人の子育てで、とても働く状況ではありません。そんな時久々に会ったママ友に 『まだ遊んでるの?』と言われてショック でした」 「大学時代の友人と、お互いの結婚をきっかけに険悪になってしまいました。私自身が双子の女児を産んで専業主婦になってからは、 彼女の嫉妬が半端なくてしんどい です。早く縁を切りたいのに、共通の友人がいるので、難しいです」 子どもを通じて知り合ったママ友同士、これまで生きてきた背景や趣味、職業などがそれぞれ違うのは当たり前ですよね。そして、同じになる必要もないでしょう。ただ、その距離感が近くなればなるほど、その違いが気になって口を出してしまうことがあるのかもしれません。 ■パートナーの職業や住まいでマウンティングも!? さらに、パートナーや世帯収入などでマウンティングされたというエピソードも寄せられていました。 「娘が幼稚園の頃、まわりは核家族でサラリーマン、マンション暮らしがほとんどだった中、私は実親と同居、主人は養子で二世帯住居で会社経営…。 それだけで仲間外れにされました 。子ども同士の関係は崩れず、私が我慢するだけで済みましたが、嫌な時期でした」 「引っ越し当日、妊娠中にも関わらず、 メジャーを持って新しい住まいに平気で来るママ友がいた 。自分の家の広さと比べたいからか、リビングルームを何回も測りました。こちらは唖然…」 「児童館で出会ったママに 夫やマンション、世帯年収のマウンティング をされました。何か言えば、自分の情報を出してくる。マンションを持ち家だと言うと、『 ダンナさんいい職業なのにこんなところに住んでるんだ 』とけなされた」 パートナーの職業や住居、世帯収入など、非常にプライベートな内容についても、ついお互いを比べてしまうのだと、気づかされます。ママ友同士の関係では必要のない情報まで知ってしまったばかりに、どうしても比較してマウントをとったり嫉妬したりしてしまうのでしょう。 後編では、ママ友との付き合い方、マウントを取らない、取られない方法について、対策を考えてみます。 後編に続く 【同じテーマの連載はこちら】 私のママ友付き合い事情 この連載の全話を見る >>
2020年10月27日新型コロナウイルスの流行により、これまでの日常が一変しました。まだまだ完全な収束は見えず、この先どんな未来が訪れるのか、想像もしにくいですよね。今回は、コロナ後の世界で親としてどんな不安があるか聞いたアンケートを元に、考えてみたいと思います。 ■進学や就職への影響を懸念する人の割合は? アンケートでは、コロナ後の世界で親として不安なことについて聞きました。その結果、「進学、就職への影響」と答えた人が57.8%となり、最も多い約6割を占めました。続いて、「子どもの対人関係」と答えた人が17.8%となり、二番目に多い結果になりました。 Q.コロナ後の世界で親として不安なことは? 進学、就職への影響 57.8% 子どもの対人関係 17.8% 特にない 12.7% その他 11.7% ■「どうしてこんな時に…」進学就職への不安 約6割の人が不安を感じているのが、進学や就職への影響でした。具体的な不安の声をご紹介します。 「中3の息子、部活も大会がなくなったので、そのまま引退。中2の終わりに『お子さんの 内申書には書くことがありません 。ボランティアでもしてください』と二者面談で担任に言われ、コロナで緊急事態宣言。ボランティアなんて受け入れなし。受験も通常ではいかないとニュースを見るたび、 不安の毎日で涙がでてくる 」(埼玉県 40代女性) 「2人の受験生を抱えていますが、遅れた分の授業と今からやらなければならない授業。スピードが早すぎて混乱する生徒続出。塾もオンライン、学校もYouTube配信。 無事に志望校に行けるのか心配 」(青森県 30代女性) 「高3の我が子。2月あたりから将来の夢の方向転換をし、そのために急いでオープンキャンパスの日程調整をしていた矢先、どんどん中止に。公立なので、私立並みの教職員のサポートがなく、 オンラインの塾でなんとか対策 しています」(神奈川県 30代女性) コロナ禍に受験を控えている子どものいる親から寄せられたのは、進学への不安の声です。休校中の学業の遅れや、部活や行事が中止によって、例年どおりの進学方法がとれなくなった人もいるようで、子どもたちの不安はどれだけ大きいだろうと、胸が痛くなります。さらに、就職にまつわる不安も多く寄せられていました。 「今後コロナの影響で 就職先があるか心配 です。高三の娘が就職を考えていましたが、さらに2年専門学校に進学する事にしました」(岩手県 50代女性) 「大学1年生ですが、今から就職先の心配があります。景気低迷はこの先しばらくは続くでしょうし、 ちょっと前まで売り手市場と言われてきただけにキツい です」(神奈川県 50代女性) 「高3の息子は専門学校希望でしたが、 大学希望に変更したい そうです。専門学校の2年だと、コロナの影響が残っていると思うからだそうです」(東京都 50代女性) 「息子が高校三年生で就職活動をしていますが、この前面談で先生から『 今年の就職は難しいと思ってください 』と言われました。頑張って学校も休まずに登校して来たのに、 どうしてこんな大事な時期にコロナが蔓延(まんえん)してしまったのか… 」(千葉県 40代女性) 人生の大きな分岐点でもある就職活動においても、感染症の影響が大きいことがよくわかります。親としては子どもの行く末はどうしても気になるもの。 なかでも「就職をやめて専門学校に行くことにした」とか、「専門学校に行く予定を大学に変えた」など、大切な時期に進路を見直すという苦渋の決断をした親子もいました。 ■「勉強詰め込んで頑張れ」は学力が心配い… さらに、進学や就職のタイミングではないものの、学習の遅れや学校行事の中止について不安を抱える人たちからも多く意見が寄せられていました。 「コロナ禍で在学中の学生さんは、例年と比べると授業時間的にできない、知らない事が多い方が当たり前だと思います。それを『休みを短縮して 勉強を詰め込んで頑張れ』はあまりに酷 だと思います」(東京都 30代女性) 「学校からはプリントの課題が出されるだけなので、学力が心配です。私は自営業で朝から遅いと夜の11時くらいまで会社にいたりするため、 毎日みてあげられない 。子どもを事務所に連れて来て勉強したりしていますが、毎日となるとなかなか厳しいのが現状です」(神奈川県 40代女性) 「 学習面での遅れが不安 です。 地域により学校の始まるタイミングがバラバラで、このまま受験となった場合に遅れを取り戻すために学校での指導のピッチが早いので、大切なところに重点を置いての指導ができていないと感じます」(千葉県 40代男性) そのほかにも、「休校分を取り戻すために、すごいスピードの授業で、これを機に 勉強嫌いになりそうで心配 」という声も寄せられていました。 筆者の子どもも小2ですが、休校中の遅れを取り戻すため、授業で習うスピードは以前に増して速くなっているように感じます。毎日新しい漢字が出題されてテストがあるため、宿題をしながら「もうやだよ」と泣きそうになっていたことも。休校後の学習における子どもたちのストレスの大きさを感じます。 さらに、学校の行事が中止になったことによる子どもたちへの影響を心配する声も。 「運動会に修学旅行、文化祭など、 学校でしか体験できないこと です。楽しい思い出だけでなく、友だちと協力して何かを成し遂げるための過程で、努力する大変さや楽しさを学ぶ事ができないのは、成長過程において非常に残念です」(愛媛県 40代女性) 「小6の子がいます。 小学校生活が最後の年に コロナでいろいろなイベントが中止になりつつあり、もし延期した運動会が中止になったり、一大イベントの修学旅行や林間学校などまでなくなってしまったらと思うと、親としても不安でしかありません。たくさん楽しい思い出を作ってもらいたいのに」(神奈川県 30代女性) 「幼稚園の年長さんです。卒園アルバムの写真も全員がそろわないのでなかなか撮れずだったり、各季節ごとのイベントもできなかったり、 経験できたはずのことができないことが不憫(ふびん) です。今は、運動会、遠足が中止になるのかどうなのかってところです。親としては、開催してほしい。でもコロナは怖い。複雑な心境で思い出作りができるのか心配」(福島県 40代女性) 今年は、多くの学校行事が中止になったり規模を縮小して行われています。幼稚園や保育園、そして学校で、子どもたちにとって大切な学びや経験の機会が失われていると考えると、なんとかならないものかともどかしい思いを抱える人も多いのではないでしょうか。 ■「友だちと手をつないではいけない」が小学校…!? アンケートで17.8%の人は「対人関係が不安」だと答えていました。どのような実情があるのでしょうか。 「保育園から小学生へと変わる年代で、日常がすべて新しいことの連続のなかで 友だちができるのかが心配 です」(神奈川県 40代男性) 「小学校に入学した娘、『 友だちと手をつないではいけません 』『 向かい合って近距離で話してはいけません 』『 給食時間は私語禁止 』。これが学校というものだと理解している様子」(奈良県 30代女性) 「小学生の子どもは外で友達と遊ぶことが多くなりました。うちに呼びたいと子どもがいいますが、お友だちの親御さんがどう考えているかと思うと 気軽にいいよと言ってあげられない。 どうしたらいいんだろう。大人でも難しいです」(北海道 40代女性) そのほかにも、「先生は消毒ばっかりで、子どもは子どもでマスクをして話もあまりできない。お互いを守るためだから、頑張らないといけないと思うけど、現実はけっこう大変」というコメントも寄せられていました。 感染予防のため、ソーシャルディスタンスの確保や給食時間の対面禁止など、子どもたちの日常生活でも、直接触れ合う場面は大幅に減っています。そうした距離を保ちながら、対人関係をうまく築くことの難しさを訴える声が聞かれました。 ■「外に出るのを嫌がる…」登校拒否が心配 そのほかにも、さまざまな不安の声が集まっていました。 「 ネット依存が心配 。第二波で休校になれば、また学習タブレットやパソコンなどの電子媒体がますます主流になるだろうし、これから必要ではあるけれど、不安です」(神奈川県 40代女性) 「勉強面も気にかかりますが、体の事ですかね、一番は。何カ月もの臨時休校から明けてすぐに元の学校生活に戻す。自分の息子だけかもしれませんが、 体がついていけず時々熱を出す 」(北海道 40代女性) 「家にいれば安心だと記憶されてしまった。外に出る事が嫌になり、 学校に行きたくないと言うことがあります 。このまま登校拒否にならないよう親として頑張りたいです」(神奈川県 50代女性) 「学校や習い事が休みになると、『このままずっとナシでいい』と言うように。自粛って便利な言葉だなと感じています。面倒なことは、コロナが落ち着いたらって言えば勝ちですから」(東京都 30代女性) 「 少しの風邪症状で学校を欠席 しなくてはいけなくなる。まだ低学年で1人で留守番できないので、在宅ワークができない仕事をしている身としてはかなり痛い」(愛媛県 30代女性) 今現在だけではなく、今回の感染症は落ち着いた後も、その影響が子どもたちに大きく残ってしまうのではないかと、心配を抱えている親もいるようです。 ■子どもたちに「生きる力」を身につけさせるには コロナ後の世界への心配が尽きない今、どういった心持ちで私たちはいればいいのでしょうか。コメントの中にもそのヒントがたくさんあったので、ご紹介したいと思います。 ▼生きる力や心の強さを身につけて 「コロナの前でも後でも関係なく、 心の強さを持って生きてほしい です。顔のないネット社会に産まれたからこその強さを」(神奈川県 30代男性) 「今の この状況をどうチャンスに変えていけるか を、自分でも家族でもよく考えて、少しでもポジティブに考えられればいいなと思っています。前を見て、明るくまっすぐに生きてほしい。親としてはそれだけです」(神奈川県 40代女性) 「コロナのためだけではなく、世の中は大きく変わるでしょう。そしてどのように変化するのかは誰にも予測できません。子どもには世の中に柔軟に対応していけるように、 優しくしぶとく生きる力 をつけてあげたいです」(石川県 50代男性) ▼どんな時でも親は見守るのみ 「コロナ関係なしに、子どもの進学や対人関係の心配はつきないので、特別コロナだからと心配な訳ではないし、心配してもしょうがない! 我が子を信じるしかない 。元気に独り立ちできるように見守るのみ」(神奈川県 30代女性) 「自分たちはいつかはいなくなるのですから、生き抜く力を身に付けてもらわなくてはいけないので、口を出さず、見守る事もあります。でも、必ず子どもたちには言います。『どうしても解決できない時は、いくらでも力になるから言いなさい』と」(愛媛県 40代女性) ▼子どもたちの可能性を信じよう 「高3の息子、周りの大人から見るとさまざまなことが中止になり、かわいそうだと言われますが、本人いわく『全然かわいそうじゃない、 だってこれがぼくたちの高校生活だから 』と。たくましく育ってほしいです」(神奈川県 50代女性) 「今回の事で感じたのは、 子どもの適応能力の素晴らしさ です。それなりに勉強し、少し体を動かし、たくさん遊んでお手伝いもし、今与えられた状況を子どもたちなりに一生懸命受け止めてました。私が子どもの頃には経験しなかった事だけど、こんな貴重な経験はなかなかできない! 今を乗り切り成長してほしい 」(奈良県 40代女性) どのコメントも思わずうなずいてしまうようなものばかりでした。感染症の収束はまだまだ終わりが見えませんが、そんな中でも今できることをやろうという前向きな親子の姿が見えてきて、自分たちも頑張ろうと、エールをもらえたように思います。 最後に、こんな声も寄せられていました。 「当たり前だと思っていた日々が当たり前ではなく、 ありがたい幸せな日々だった とつくづく思います。災害も多かったここ数年。子どもたちの元気な姿を見て暮らせる日々は、それだけで幸せなんだと思うようにしています」(神奈川県 40代女性) いま現在、我慢しなくてはいけないことが多い日々が続いています。しかし、コメントにもあるように、「日常ははけっして当たり前ではなく、幸せな日々なんだ」という実感は、きっと誰もが抱いていることと思います。 新しい生活様式の元、これまでできていたことができなくなったり、生活に変化が訪れて、戸惑いがあるのも事実ですよね。ただ、どんな日常でも家族が健康に笑顔で過ごせる日々というのは、けっして当たり前ではなく、貴重なものなのだと気づかされた人も多いことでしょう。 これからの世界はまだまだ想像もつかず、不安を抱いている人も多いとは思います。ただどんな時代に合っても未来が不透明なのは変わらないこと。困難な時代に合っても、前を見ようとする人々も多く、打ち克とうと努力している人たちも多くいます。親としても子どもたちのタフな精神に励まされた人もいるでしょう。だからまずは子どもの力を信じて、大切に過ごしていければいいなと思います。 Q.コロナ後の世界で親として不安なことは? アンケート回答数:4144件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2020年10月13日一緒に生活する中で、否定ばかりしてくる夫にイライラしてしまうことはありませんか? ウーマンエキサイトアンケートに寄せられたエピソードを元に、「否定ばかりする夫」の実態について見てきた前編に続き、後編はそんな夫への対処法について、見ていきたいと思います! ■対策1、先手を打って否定封じ! まずは、夫に対して提案をするときの伝え方を工夫しているというコメントが寄せられていました。 「めんどくさいですが、毎回『 パパは違うって言うだろうけど 』と前置きをしてから話すようにしています。そうすると、その前置きを否定しなければならないため、違うと言わなくなります」 「うちも否定から入るタイプなので、 最初っから真逆のこと を言っときます。すると 結果的にこちらの思惑通り になります。それか、断れないような言い方をする」 なんでも否定してくるという夫の性格を逆手にとって、「否定するだろうけど」と先手を打ったり、真逆のことを言うようにしたりと、ママたちの工夫がうかがえます。いつもは否定する夫も、そんな言い方をされれば否定できずに黙ってしまうかもしれません。 ■対策2、行きたいところは強行予約して事後報告! 夫の否定スイッチが入るのは、特に家族での行動について決断する時が多いようです。そんなタイミングにおいて、夫に相談せずに決める方法もあるようです。 「 行きたい所を強行予約して事後報告 して、その気にさせてから行くように仕向けました。行く前日に必ずキャンセルさせるような出来事がありますが、何とか旅行にいっています」 「相談せずに、 自分で決定して事後報告 です」 夫に意見を聞くから否定されるわけだから、もはや意見を聞かなければいいという妻たちの知恵なのかも。旅行やお出かけ先など、否定される前に決めてしまって、夫の気持ちを乗り気にさせるとは、お見事と言いたくなります。 ■対策3、否定ばかりの夫抜きで行動する妻が多数! また、多く寄せられた対処法は、「夫なしで行動している!」というコメントでした。 「家の主人も否定から入る人で、『カラオケ付き居酒屋に行きたくない』と言うので、 主人抜きで子ども三人と私で出掛けました 。楽しかったしスッキリした!」 「うちの旦那も何か聞けば『ダメ』しか言いません。だから、実家に帰ると偽って 年に1回娘と二人で旅行 しちゃっています。楽しいです(笑)」 「子どもを飛行機に乗せてあげたくて、北海道旅行をしたいと言いましたが、文句ばかりで動こうとしないので夫は置いていくことに。 夫抜きでストレスのない楽しい旅行 ができました」 「外食でもなんでも否定するので、上の子が4才になった時に二人旅で京都に行きました。顔色をうかがわないといけない人間がいないのってすごく楽しいし、楽ですね。私は、免許もあるので乳飲み子とどこでも、夫を置いて出掛けますよ~」 「文句の多い夫を置いて、娘と二人で沖縄旅行。これ、すごいメリットがあって、大人1名分費用が安く済むので 1ランク上の旅行が楽しめます 。我が家の場合は、夫が休日は家で過ごしたい人なので、お互いWin-Winの良い機会になっています」 そのほかに、「夫に車を出してもらわなくてもいいように、自分で免許をとった」というコメントも寄せられていました。 夫からの否定攻撃を受けないためには、最初から夫を頼りにせずに、自分一人で子どもたちと行動できるようにしておくのも一つの対処法かもしれません。そして、時には否定した夫を置いて子どもと自分だけで行動した方が、楽しい思い出を作ることができそうです。 ■対策4、何よりも夫婦での話し合いが大切 また寄せられたコメントを読んでいると、夫婦で相手の立場を思いやることの大切さを訴える意見も多くありました。 「私も結婚したころは妻が家庭内のことをすべてやってくれるものだと思っていました。しかし、妻が爆発してそこから 心を入れ替えるように なりました。それからはお互いに歩み寄ってうまくいくようになりました。 言いたいことをぶつけることが大事 ですね」 「 夫婦は鏡 とも言いますし、夫ばかりを責めるのもおかしい気がします。 普段から感謝の気持ち をきちんと伝えることも大切だと思います」 確かに、否定してくるパートナーに対してただ我慢し続けるのはつらすぎますよね。きちんと言いたいことを相手に伝えられているか、どんなところに不満を抱いているのか、言葉を選びながら伝えることも大切なのかもしれません。さらに、否定的な夫に対して自分自身は否定ばかりになっていないか、あらためて見つめ直すこともできそうです。 さて、ここまで、否定してくる夫について考えてきました。相手を全否定する夫の言動がエスカレートしていくと、 モラルハラスメント になっている可能性もあります。夫がこちらの意見を聞いてくれず、一人で苦しんでいる場合は、モラハラの相談窓口に行くのも一つです。 もしかすると、否定してくる夫側に 「相手を否定している」という自覚がない可能性 もあります。夫婦間のコミュニケーションは、長く一緒に過ごすからこそ難しい側面がありますよね。自分本意にならず、相手への思いやりを持ち続けることは、お互いにとって試練のようにも思えます。 大変な道のりではありますが、快適に一緒に過ごすためにも、コミュニケーションを大切に、相手を大切にして過ごしていきたいものです。 前半はこちら 【同じテーマの連載はこちら】 うちのダメ夫 この連載の全話を見る >> モラハラ夫図鑑 この連載の全話を見る >>
2020年10月07日夫に対して提案した意見を全否定されたらどんな気持ちになりますか? 妻の提案を全く受け入れず、否定する夫たち。それがエスカレートすると、人格まで否定してくる場合もあるようです。今回は、ウーマンエキサイトアンケートに寄せられたエピソードの中から、「否定してくる夫」についてご紹介します! ■何に対しても全否定する夫の実情 アンケートには、妻や子どもの提案に対して、全否定してくる夫についてのエピソードが寄せられていました。 「外出や旅行するたびに なんでも否定 。イヤな顔をして、 娘のやりたいことにブレーキをかける ダンナにウンザリ」 「週一回の食品の買い出しの時、 何を聞いても『そういうのはあんまり食べない』 とばかり言います。 新鮮そうな野菜や魚があっても、全然テンションが上がりません」 「夫は私の行動、決定、交友関係、 ありとあらゆる全てを否定 してきます。夕飯も材料を買ってあって『これにするからね』と言った瞬間に『 今日それの気分じゃないから外食する 』と、自分勝手です」 「うちの旦那も 何か聞けばダメしか言いません 。 行っちゃダメ、買っちゃダメ 」 「お互いに休みがある程度わかっているので、旅行やお出かけは早めに予約を押さえます。しかし、必ず夫が直前に『こっちの宿がいい』『この場所がいい』と 上書きして予約してきます 」 「何か言うと 否定されてばかり 。自己肯定感が低くなります。 自分の考えを押しつけてダメ出し ばかり。夫がいない方が体調が良いです」 全ての言動を否定されてつらい思いをしている妻たちからの叫びの声に、胸が痛くなります。最も近くにいる夫に全てを否定されたら、コメントにあるように自己肯定感も下がってしまいますよね。 ■「天気が悪い」や「混んでる」など曖昧な理由をつけて否定 また、夫が何かと理由をつけて否定してきたり、曖昧な回答をしてくるというコメントも寄せられていました。 「旦那は自分から言い出すのに、 途中からどうしたいか迷走 します。 例えば『〇〇って映画やってるよ』と娘と私に言うので、『いいね、行こうか』と賛成した途端、『 あ、やっぱり今日は混んでるよね 』とか『 娘には難しいかな 』とぶつぶつ言い出すので、娘も『じゃあ誘わないでよ!』ってブチ切れ」 「『〇〇行こうよ!』と言えば、『 でも混んでるんじゃない? 』とか『 でも今日は天気がよくないし 』と言ってきて、もうヤダ」 「うちの旦那もだいたいの事を否定してきます。『でも〇〇じゃない?』って。 連休の予定についてもギリギリまで決めない ので、本当に嫌になります」 我が家は否定まではしませんが『行けたら…』『できたら…』『まだ分からない…』など 曖昧な言葉で濁します 。専業主婦の時は我慢していましたが今は働いているし、子どもと遠慮なく楽しんでいます。」 子どもがどこかに行きたいと言っても、何かと理由をつけて断ってきたら、夫に対してモヤモヤした気持ちを抱いてしまいそうです。 ■人格否定がもはやモラハラのケースも また、中には提案や意見に対してだけでなく、人格否定をしてくるようなひどい発言もみられました。 「まだ子どもが赤ちゃんのころ、雨が続いて洗濯が追いつかず、一日ためたときに注意されました。『 なんで家事ちゃんとやらないの? 』から始まり、しまいには全然知らないくせに『おまえの親も洗濯物ためこむだろ』と家族の悪口に発展して『 それで平気なんて頭おかしいんじゃないの 』など人格否定までされました」 「私の主人が モラハラかも? と思っています。普段は優しいのですが、けんかをした時になど、 人格否定の様なひどいこと を平気で言います。良いことと悪い事の区別ができないような感じです。私の家族や友達をばかにしたような事も。反論すると、『話にならない』と言われて終わります」 「うちの夫です。 気に入らないことがあると威圧的な態度に出て、こちらが罪を認めるまで言い募ります。 はては人格否定まで 」 自分の人格や、周りの人のことまで否定されてしまうと、絶望的な気持ちになってしまいそうです。育児や家事、仕事など日常生活に追われる中で、パートナーが相手の立場を想像もせずに全否定してきたら、腹が立つのも無理はない気がします。 そんなひどい否定夫に対して、妻たちはどのように対処しているのでしょうか。後編では、妻から夫への否定対策を見ていきたいと思います! 後編につづく 【同じテーマの連載はこちら】 うちのダメ夫 この連載の全話を見る >> モラハラ夫図鑑 この連載の全話を見る >>
2020年10月06日金遣いが荒く、相談もなくお金を使ってしまう夫。そんな 「お金の管理ができない夫」 の行動について見てきた前回に続き、今回はそんな夫への対処法について、ウーマンエキサイトアンケートに寄せられたエピソードを元に、お伝えしていきます! ■「誓約書を書かせた」夫を改心させた妻たち 前回は、お金の管理ができない夫の実態について見てきました。そんな夫に対する妻による制裁とは一体どのようなものなのでしょうか。まずは夫を改心させた妻の行動についてです。 「わが家は何度も 主人が借金を繰り返し 、夫婦げんかの末、警察沙汰になったこともありました。正直主人への信頼はありません。しかし、そんな主人を選んだのも私自身。子どももいますし、今は改心して頑張っているであろう主人を 少しずつ信頼しよう と生活しています」 「結婚後に借金がわかり、ブチ切れて携帯チェックをすると、女性の連絡先があった。全部消させて1カ月くらい無視していた。それから旦那の親のところに行って、 『もう借金しない』と誓約書を書かせた 」 「先月結婚した彼。 もともと物にこだわりのある人で、マイカーもコンパクトな外車。その外車の 車検代はまさかの50万円 。もちろん、そんなお金は持っていなくて、私が立て替え。それから車を売却すると誓約書を書かせて、 彼のお金は私が差し押さえ ました」 「男の子3人の子育てをして、ほぼワンオペ育児している時に、夫が会社の20代の経理の子と不倫して、かなりの額の借金があることがわかりました。会社に乗り込み親にも伝え、友達にも公表し、 社会的制裁を与えました 」 お金の管理が甘い夫に対して、強気な行動に出ている妻も多くいるようです。確かに、「改心させる」と言っても、口だけの約束で終わっては意味がありませんよね。そのために、誓約書を書かせたり、社会的制裁を加えたりと、妻たちの試行錯誤がみられます。 ■妻が家計管理する また、お金の管理ができない夫の代わりに妻が家計管理をするようになったというコメントも寄せられていました。 「夫は結婚当初カードを何枚も持ち、ほしい物があると我慢せず買う生活でした。家計の管理も任せてくれず、支払いが大変でした。自分で支払うと言った自動車税の滞納がわかり、それを機に 家計管理を私がするように なりました」 「結婚して1カ月で、相談なく仕事をやめてきた旦那の独身時代の国民健康保険の未払い金を、新婚の時にわたしが払う羽目に。家計を任せたら、 無駄遣いだらけで大赤字 。自分が家計を握ったら余裕で黒字だった」 「うちの旦那はゲーム課金に総額70万円以上つぎこんでいました。バレた後もコソコソ課金していたので、 通帳、カード全部取り上げました 」 夫がお金の管理ができないとわかった後に、妻が家計管理をするようになったというエピソードが多く寄せられていました。それで夫の無駄遣いがなくなればいいですが、夫への失われた信頼が戻るのには時間がかかりそうですよね。 ■「とっとと離婚した」金遣いの荒さは治らない? また、妻からの制裁として多く集まったのは、「離婚した」というコメントでした。 「給料が低く、車のローンもあり、私が全家計を支えていた。家事は一切せず、子どもの世話はゲームに夢中でやらず、人前ではやっているフリ。出産一時金も子ども手当てもパチンコにつぎこんでいると知り、 離婚を決意した 」 「パチンコ依存症の夫。家のお金を数万円持ち出す、カードで日に何度も数万円引き出して、私が問い詰めると消費者金融で借金があると。最初50万、2年後200万、その翌年250万。その後も数百万借金を何度も。借金が判明すると泣いて謝り、病院にも通いましたが改善せず、離婚した。ギャンブルは治らない。 別れるのが最善策 」 「元夫の 借金が結婚後に知らされ 、仕方なく2人で返済していこうとなり、数カ月後に消費者金融の借金の残高が増えていて元夫に聞いたら、『今そのATMは壊れているから気にしないで』と。無知だった私はそのまま信用しそうになったのだが、たまたま一緒にいた私の母が『そんな事あるわけない!』と激怒して、 目が覚めて離婚! 」 「結婚前からの隠し借金、夫婦でためたマイホーム貯金100万単位の使い込み事件がありました。元夫は、私の前では泣いて謝るくせに、自分の親の前では強気で義両親とともに責任転嫁してきました。もともとの浪費癖を嫁のせいにする元夫と義両親の 本性を知りとっとと離婚 しました」 離婚を決意したというコメントからは、夫にお金の管理ができないこと以外にも許せない点があったことがわかります。借金を何度も繰り返されたら信頼はどんどん失われますよね。さらに、うそをつかれたり、責任転嫁をされたりと、妻が夫を見捨てる気持ちもよくわかります。 さて、ここまで妻の反撃について見てきました。困った夫の金遣いの荒さですが、 夫婦で将来家族がどれだけお金が必要なのか話し合っておく ことで、夫の節約意識を高めることができるかもしれません。 子どもが何年後に進学するからいくら必要、こんな習い事をしたがっているからいくら必要になるなど、自分たちの子どもたちの将来のために具体的な相談することで、お互いの認識のズレなども発見でき、解決に近づくことも。 夫婦だけでは何を話していいかよくわからないという場合には、家計のプロであるファイナンシャルプランナーに依頼して、より 具体的な将来のライフプラン を作ってもらうこともできます。具体的な金額や必要な時期がわかると、きっと気持ちも引き締まりますよね。それに、具体的な目標ができることで、節約を意識するきっかけになりそうです。 しかし依存性がある場合は、病院に行く必要があるかもしれません。ギャンブル依存や買い物依存など、その度合いによっては、緊急性がある場合もあるので、十分注意したいところです。また、依存してしまう理由を取り除ければ、改善する可能性もあります。夫のストレスがどこからくるのか、冷静に見極めることが大切です。 消費者庁では、 ギャンブルなどの依存症についての相談窓口 などが掲載されたホームページが作られています。そうした窓口では医師や専門家に相談することもできるので、 家族だけで抱え込まず、臆さず相談に行く ことも大切でしょう。 参考: 消費者庁「ギャンブル等依存症でお困りの皆様へ」 また、借金が膨らみすぎて、生活が立ち行かなくなってしまった場合にも、第三者に相談することが大切です。 法テラス などの公的な窓口を頼るのもできるので、身近に相談できる人を見つけるのも、家計改善への道筋かもしれません。 参考: 法テラス 夫婦間で、子どもに自分の人生を歩んでもらいたいという思いは共通しているはず。そのために、自分たちができることとは一体何か、 夫婦で同じ認識 を持てると、金銭的なトラブルは減らせるのかもしれません。お金の管理ができない夫とその妻の話、どう受け止めましたか? 前半はこちら 【同じテーマの連載はこちら】 うちのダメ夫 この連載の全話を見る >> これからを生き抜くお金の貯め方 この連載の全話を見る >>
2020年09月22日夫婦になって子育てが始まると、家族で家計を回していく必要があります。そんな中、夫との金銭感覚の違いに苦しんでいる人は多いようです。今回は、 「お金の管理ができない夫」 について、ウーマンエキサイトアンケートに寄せられたエピソードの中からご紹介します! ■相談なしに800万円の車を購入!? 多く寄せられたのは、買い物で浪費してしまう夫のエピソードです。 「月3万円のおこづかいなのに、 7万円ものカード請求 がきました。内容は、全部旦那の 趣味のゲームやプラモデル などで、家のための物は一つもありませんでした」 「元夫が『安かったから』という理由で 800万円の車を頭金なしで買ってきた 時は引きました。当時、家を建てたばかり。毎月8万円のローンがあり、そこに7万円プラスされることに。毎月の返済額が苦しくなると親に泣きついて払ってもらう始末」 「夫が 見慣れない時計 をしていて、『職場の上司に、偽物でつけているのが恥ずかしいからと言われてもらった』と言っていた。その後うそだとわかり、『飲み会で 酔った勢いで買った 』と白状しました。さらに数ヶ月後、その時計を下取りに出してプラス20万円払って新しいのを買っていました。子どもたちが外食したいって言っても我慢させているのに」 「うちの夫もお金の管理能力がありません。ぜいたく品を買うわけではないけれど、何も考えずに だらだら使って赤字 を出してしまう。ボーナスはそれぞれ管理のはずだったのに、考えずにお金を使って常に生活費に食い込ませる。私が怒ると、そっちが埋めてくれればいいじゃないかと開き直る」 どのエピソードも、その購入金額の高さに驚きます。そして、夫が前もって相談せずに大きな買い物をしたために、その後に事実を知った妻の戸惑いが伝わってきます。買い物をする際に、その都度相談するのは面倒なことでも、夫婦の間では必要なことなのだと改めて感じさせられます。 ■ギャンブルで何百万円も借金する夫たち また、夫がギャンブルにお金を使ってしまうというコメントも寄せられていました。 「隠れて借金していた。私の大事にしていた形見などを売り、息子の出産祝い、私の財布のお金を盗み、義理の母からのプレゼントを私に渡さず質に入れた。 全てギャンブル 。向こうの親に連絡を入れると、最初は一緒に怒ってくれたが、途中から『つらいなら帰っておいで』と 私を悪者扱い 」 「元夫は 結婚前から借金があったのに黙っていた 。しかもパチンコ。何も残らないし、最終的に 私の貯金や子どもの学資保険も使いきり 、なのに女まで作るというアホでした!」 「夫は『パチンコやギャンブルはしない』と言っていたが、隠れてこそこそパチンコ通いしていました。初めは息抜きも必要だし、お小遣いの範囲でならと許していましたが、こっそり消費者金融で借金をしていました。 しかも100万円ほど 。仕事と言って出かけ 会社には体調不良とウソを言って休んで まで通ったそう」 「私と主人はお互いバツイチ。再婚して1年もたたないうちに生活費を一切入れてくれなくなり、お金を貸してと言ってくるように。 借金まみれのギャンブル依存症 だったのです。どんどん生活費がギリギリになり、貯金も0に。主人と同じ職場だったので、別れる準備として8年勤めた職場を退職してすぐに、なぜか主人も退職。 職場の人にまでお金を借りていた ことがわかりました」 ギャンブルで借金を繰り返してしまう夫に対して、モヤモヤとした思いを抱いている人が多いようです。もはや夫のこのような状態は、ギャンブル依存症といえそうです。また、パチンコをするために仕事も休んでしまったというコメントからは、日常生活にも影響を与えていることがわかります。 ■ゲーム課金で80万円の請求が! さらに、ゲームの課金で高額な請求がきたという声も多く集まっていました。 「うちの旦那もいつの間にかゲームに課金をしていて、 気付いたら80万円! 独身時代の貯金から全額回収しました。課金したゲームは一度アンインストールしましたが、やはりいつの間にか復活。今でも 毎月3万円課金 しているようです」 「私の父が亡くなり、受け取った保険金全てを黙って夫が使いました。 数百万円です。生活費に充てたと言い訳していましたが、家賃や光熱費を滞納してまで ゲームに百万円以上の課金 していました」 「うちは ゲーム課金で35万請求 きました。4人の子どもがいて共働きですが、夫は家事は一切やりません。義母からは謝られましたが本気で離婚を考えています」 スマホでできるソーシャルゲームなどは、レアなアイテムやキャラクターをゲットするために、課金ができる仕組みになっているものも多く見られます。お小遣いの範囲内なら我慢できるものでも、何十万円も請求が来た場合は、絶句してしまいそうです…。 ■督促状をきっかけに500万円近い借金の存在が明らかに… そして、夫に借金を隠されたというエピソードも多く寄せられていました。 「この前電気が止まるって通告書をもらって、慌てて開いていない封筒を開けたら 大量の督促状が… 。財布を別々にしていたのがあだになりました。結婚して1年、奨学金も合わせて 500万円近い借金があるのを知りました 。現在離婚するか迷っています」 「私は元夫から生活費を月1万円しかもらえていませんでした。私の母が介護が必要になり仕事もできなくなったので、元夫からの生活費が命綱でした。その後、夫が 300万円の借金をしていたことが発覚 」 「元夫の借金が結婚後に知らされて仕方なく『2人で返済していこう』となったのに、数ヶ月後に 消費者金融の借金の残高が増えていた 。そしたら『今そのATMが壊れているから気にしないで』と。無知だった私はそのまま信用しそうになったのだが、たまたま一緒にいた私の母が『そんな事はあるはずがない!』と激怒され、目が覚めて離婚」 多額の借金の存在を隠されていたら、夫への信頼は地に落ちてしまいそうです。隠し事をされたことに対して、妻が怒りを覚えるのも無理はありませんよね。 ここまで、お金の管理ができない夫についてのエピソードを見てきました。金銭的にも家計が苦しい状況に追い込まれるのは当然だと思います。ただ、それ以上につらいのは、夫が自分に相談せずに、知らないところで勝手にお金を使ってしまうことなのかもしれません。 そんなお金の管理ができない困った夫に対して、妻はどのような対処をしているのでしょうか…。金遣いの荒い夫への制裁とは!? 後編に続く 【同じテーマの連載はこちら】 うちのダメ夫 この連載の全話を見る >> これからを生き抜くお金の貯め方 この連載の全話を見る >>
2020年09月21日新型コロナウイルスの感染拡大により、生活にさまざまな変化がもたらされていて、現在も続いていると言う人も多いでしょう。そんな生活の変化の中で、夫婦仲にはどのような影響が出ているのでしょうか? 今回は、コロナ禍の夫婦仲について、考えてみたいと思います。 ■コロナ禍で夫婦仲はどうなった? アンケートでは、コロナの影響で夫婦の仲がどうなったか聞きました。その結果、「変わらない」と答えた人が68.5%となり、7割近くの人は変化がなかったことがわかりました。一方、「よくなった」と答えた人は11.4%、「悪くなった」と答えた人は8.3%で、2割程度の人は何かしらの変化を感じているようです。 Q.コロナ禍で夫婦の仲はどうなった? 変わらない 68.5% よくなった 11.4% 悪くなった 8.3% その他 6.5% わからない 5.3% ■コロナ禍で夫婦関係変化がないワケは? 約7割がコロナ禍でも「変わらない」と答えた夫婦仲。どうやらその答えは、 「夫婦仲は悪かったのが悪いまま」 という回答と、 「夫婦仲はよかったのが良いまま」 という回答に二分されているようです。 ▼夫婦はいつでもソーシャルディスタンス? 「 変わらず仮面夫婦 です。旦那とは年中、 社会的距離 で」(鳥取県 40代女性) 「もともと冷めきった 細い細い糸でつながっているだけの関係 なので、コロナがあろうがなかろうが変わりません」(埼玉県 50代女性) 「変わらない。 価値観が違う のも、一言多いなと思うのも、相変わらず変わらない」(三重県 50代女性) 「コロナがあってもなくても、 主人と私はソーシャルディスタンス 」(神奈川県 40代女性) 「主人はリモートで自宅にいる事が多く、一方の私は大忙しで残業続き。自宅学習の息子を少しでもみててくれるかなーとか、夕飯をつくってくれてるかなーとか少し期待したけど、そんな事はなく、 コロナ前と変わらず です」(神奈川県 40代女性) どのコメントからも、 冷め切った夫婦の関係性 がうかがえます。「コロナがあってもなくても、ソーシャルディスタンス」とはよく言ったもので、ある一定の距離をとりつつ夫婦関係を維持しているようにも思えます。 ▼コロナ関係なく仲良し夫婦 一方で、心温まる仲良し夫婦からのコメントも寄せられていました。 「夫婦仲は変わりません。私がそれまで電車通勤でしたが、夫が車で送迎してくれるようになり、すごく助かりました。体も楽でした。 この恩は今後も忘れません 」(東京都 40代女性) 「 変わらず仲良し です。家族勢ぞろいの三食が続いていた時に、『〇〇さん(私のこと)、家族全員が家にいたら、やることが多くて休まる時がないよね』って、しみじみと話してくれました。私が休まっていないこと、気がついてるんだなって」(神奈川県 50代女性) 「コロナの影響は特にありません。結婚当初から土日の料理を担当してくれているし、家のことをいろいろやってくれたり、子どもの勉強を見てくれたりもするので、 本当に助かっています 」(茨城県 40代女性) 「夫は配送業で、コロナに関係なく仕事に行っているから、夫婦仲も変わらずです。かえってこんな最中にいろんな人に会うであろう業種で、体調をいつも以上に心配しています。 本当にお疲れさま 、 ありがとう!」(千葉県 40代女性) 「今まで通り、お互いに思いやる気持ちに変わりなし。やっぱり、 この人と結婚して良かった とあらためて思った」(愛媛県 30代女性) 印象的なのは、どの夫婦もお互いに思いやりを持って接しているということです。こんな状況だからこそ、いつも通りにお互いを思い合う心が大切なのだと感じさせられます。 ■コロナ禍で「仲がさらに深まった」1割の思い アンケートによると、約1割の人たちは、コロナ禍において夫婦仲がよくなったと回答しています。どのような経緯で、夫婦の関係がよくなっていったのでしょうか。 「普段から仲は良いですが、さらに深まった気はします。こんな時だからいつもより気を遣い思いやり、 感謝し支え合うのが夫婦 だと思います」(北海道 30代女性) 「普段夫は家にいないので、子育てや家事の大変さを知ってもらい、理解と協力してもらえるようになりました。また、 子どもの話題が増えました 」(東京都 30代女性) 「私の出社日数が減り、嫁も仕事が休業状態。子どももずっと家にいました。家族で平日の昼間に自宅バーベキューをしたり、料理をしたり、ダラダラしたり、 家族の会話 も今までの比にならないほど増えました」(千葉県 40代男性) 「コロナで部屋が片付けられ、心が穏やかになったような気がします。なので けんかも減った かな! 反対に子どもとぶつかる事が多くなり、愚痴を聞いてもらって感謝です」(神奈川県 50代女性) 「もともと仲良しですが、長期間一緒に顔を合わせてても大丈夫ということがわかり、 老後も楽しみ になりました」(神奈川県 30代女性) 新型コロナウイルスの流行によって、テレワークが始まったり、仕事が休業になったりした人も多いですよね。その影響で家族での時間が増え、家族仲がそれまでよりもよくなったというコメントが寄せられていました。 筆者自身も普段は夫の帰りが遅く、夕飯はいつも別々に食べていたのですが、夫がテレワークになってから毎日一緒に食べられるようになりました。それによって家族での会話が増えて、家族仲もグッと深まったように感じています。 ■「イライラはコロナのせい!」夫婦仲が悪化した人も 一方で、全体の約8%の人は、コロナ禍で「夫婦仲が悪くなった」と回答しています。 「在宅ワークが多くなり、子どものことで話す機会が増えてお互いの意見がかみ合わず、 イライラが止まらない 。けんかもほとんどなかったのに、多分これは コロナのせい! 」(広島県 50代女性) 「 ウイルスに対する危機感 が私とは違い、『甘い』と感じました。必要以上に言い合いしてもお互いのためにはならないのでやめましたが、パートナーからうつされたら大げんかになりそうです」(宮城県 30代女性) 「表向きは変わらないけど、コロナで外出自粛要請の時に平気で毎週朝から夕方まで遊びに行ってた主人とは、 後々一緒にはいられない と心に決めてます」(千葉県 50代女性) 「余計な食費やら電気代がかかると小言を言われて、 基本的に邪魔者扱い です。会社に行っている方がいいですね」(神奈川県 40代男性) 今回、社会全体でもウイルスへの危機感は大きく異なっていることを認識した人が多かったのではないでしょうか。それは家庭内でも同様のことが起こったことは想像に難くありません。しかしウイルスへの危機感の違いは、感染症の流行がなければ、なかなか価値観の違いとしては認識しにくいことですよね。 しかし、この状況で意識せざるを得ない上に、万が一感染したら健康上大きなリスクがあるため、 夫婦仲に大きな危機 をもらしてしまうのかもしれません。 ■コロナで変わったことと変わらないこと コロナ禍での夫婦関係、どうしたら良好に築いていくことができるのでしょうか。 「今まで旦那の給料に不満があったけど、コロナでも減ることなく振り込まれる給料に感謝しかなかった。何が良くて何が悪いのか、それは現時点ではわからないから、 不満を言うのはやめよう と思う」(三重県 40代女性) 「一緒にいれば疲れるし、それは仕方がないのかなと思います。だからこそ、お互いが愛のある言葉を使わないと幸せが逃げていってしまいます。コロナが原因ではなく、 日常の結果が今を作り出している んですよね」(神奈川県 40代男性) 「家族でいる時間、夫婦の時間が多くなって、もっとのんびり過ごしていたいと考えました。日本人としての働き方、今の職場の 働き方に疑問も湧いて 、家族で話し合ったりしました」(千葉県 40代男性) 「今さら特には何も変わりませんでしたが、定年後、老後はこうなるんだな、と思わず先取りできた分、 心に備えができた かも」(大阪府 50代女性) コロナをきっかけに、夫婦関係や家族関係、そして生き方まで考えたというコメントが寄せられています。非常時こそ、当たり前の日常の大切さが感じられたり、これまでの生き方を見直したりするいい機会になりえますよね。一見マイナスの出来事も、前向きに考える姿勢が大切だと感じさせられます。 また、コメントの中には、このような問いかけもありました。 「 何でもかんでもコロナのせい にするのって、どうなんかな」(鳥取県 40代女性) 「正直、『コロナ離婚』ってあるけど コロナは関係がない 気がする。老後は2人なんだし。仲が良くても1人のスペース、時間は大事だよね」(千葉県 30代女性) 「コロナ離婚」という言葉が取り沙汰されたこともありましたが、夫婦仲の変化をすべて新型コロナウイルスの流行だけのせいにはできない気がします。これまで蓋をして、見ていなかったことが、たまたま今回露わになっただけというケースもあるのではないでしょうか。 コロナ禍でたしかに生活様式は大きく変化した部分もあります。でも変わらないこともたくさんあるはず。夫婦間で思いやることの大切さや、協力して生活していくことは、今も昔も変わりませんよね。 そして、当たり前だった日常は決して当たり前ではなかったことに気づいた人も多いのではないでしょうか。筆者自身も、あらためて家族が健康で笑顔でいられる時間の尊さを感じました。 大切なのは、どんな夫婦関係を築いておくか、築いていきたいを、たまに自分の心を見つめて、そしてその気持ちを夫婦でも共有することなのかもしれません。 Q.コロナ禍で夫婦の仲はどうなった? アンケート回答数:4019件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2020年09月17日無視は、何もしないで相手を傷つけることができるひどい行動ですよね。そんな無視するモラ夫の実態について見てきた前回に続き、今回はそれに対する妻からの反撃について、ウーマンエキサイトアンケートに寄せられたエピソードを元に、お伝えしていきます! ■「無視には無視を!」妻も無視で反撃 前回は、無視する夫について、いくつかのエピソードを見てきました。今回は、そんな夫に対して妻がどのような反撃をしているのか見ていきたいと思います。 「 モラハラっぽい言い方してきたら無視 してたよ」 「 無視してきたら無視し返す 。こちらは何年でも無視できる」 「自分の夫が無視します。でもいくら言っても本人は認めないし理解できないようです。子どもにもですが、自分の思うような態度や反応をしないと怒る、全て自分以外、もしくは私が何か吹き込んでるなどと、理解不能なことを言ってきます。あまりにも変わらないので、 会話をやめました 」 「無視されたら無視し返す」、「会話をやめた」というコメントが寄せられていました。確かに、無視してくる相手とまともに話し合いをしようとしても、それは無理な話ですよね。相手に無視される方の気持ちもわかってもらえるかもしれません。ただ、お互いに無視し続けると、話し合いを持つことができなくなってしまう可能性もありそうです。 ■「20年我慢して今年家を出た」モラ夫との離別決意も また、家出や離婚して、夫と別の道を歩くことにしたというコメントも寄せられていました。 「私の夫は突然キレて無視してくる。その上私が何度も何度も謝罪しないと無視し続ける。だから私は 子どもを連れて家を出ました 」 「夫がモラハラ夫です。怒ると手がつけられなくなります。とにかく無視。自分が納得できるような謝罪とその後の対応策を私が言わない限り許してくれません。最初は怒らせた私が悪いと思っていましたが、 なぜ夫の価値観に全て合わせなくてはいけないのか と思うようになりました。ついにこの間娘たちを連れて 家出をしました 」 「無視をされる、私もそれだけが恐怖でしたが、それはつまり妻を弱いものとしたくて 精神的に支配するためのたちの悪い浅知恵 なのだと気づきました。 気づいてから、私は 経済力をつけて離婚 しました」 「私の言い方とか態度が気に食わないと無視。例えば、買い物中に不機嫌スイッチが入ったら、自分一人でバスに乗って帰る。残された私と子どもたちはあぜん。帰宅後謝っても無視。用意した食事も食べない。無視は最長1ヶ月続く。 悪くなくても謝って、 20年我慢して今年家を出ました 」 理不尽な夫の無視に対して、家を出たり離婚を宣言したりすることで、闘っている妻たちの姿が見えてきます。20年我慢して、ようやく夫から離れることができたというコメントからは、深刻な状況が伝わってきます。 理不尽な無視が続き、コミュニケーションが普通に取れない状況が続いた場合、夫婦関係の継続は難しいと感じても不思議はありません。妻たちが悩みに悩んで答えを出していることがわかります。 ■「警察に通報した」など第三者の介入が必要な場合も 「私の場合は 主人の親と同居 してずいぶん助かりました」 「無視されて6ヶ月。 部屋や食器が日々破壊され、 夜中までどこかをほっつき歩く旦那。 先に寝ていたら蹴り飛ばされ、土下座強要されます。コロナ自粛中はエスカレートしたため、 警察に通報して別居 しました」 夫の行動は、無視だけでなく、暴力や暴言を伴う場合もあり、緊急性のある時は、第三者に助けを求める必要がありそうです。また、義両親と同居して緩和されたというコメントもあるように、夫と二人きりにならないように過ごすことも、大切かもしれません。 ここまで見てきたように、夫に無視されたときに「無視し返す」「家を出る」「離婚する」など、「夫の無視の支配には屈しない」と意思表示をする妻たちの頼もしいエピソードが寄せられていました。ただ、「話し合って解決する」というコメントは見当たらず、無視する夫への対処がいかに難しいかを物語っています。 さらに、夫が仕事など妻とは関係のないところで頭がいっぱいになっており、話すことができずに無視してしまっている可能性もあります。夫が精神的に追い詰められていないかどうか、状態を見極めて慎重に判断した方がいいかもしれません。ただ、何週間も何ヶ月も無視するのは、どんな理由があっても正しいことではありません。毅然とした対応をしましょう。 もしも夫婦で話し合いができない場合は、市役所や区役所、民間非営利団体(NPO)などの相談窓口を活用する手もあります。決して自分を責めたり、罪悪感を覚えたり必要はなく、「これから自分はどうしたいのか」、正しい判断ができる自分でいることが大切なのではないでしょうか。 【同じテーマの連載はこちら】 モラハラ夫図鑑 この連載の全話を見る >> 離婚できない妻のモラハラ対処法 この連載の全話を見る >>
2020年09月08日上から目線の言動を繰り返すモラハラ夫。その中には、自分の怒りを無視することで示してくる人も少なくないようです。モラ夫はどんなタイミングで無視をしてくるのか、そしてなぜ無視という行動をとるのか。今回は、ウーマンエキサイトアンケートに寄せられたエピソードの中から 「理不尽に無視するモラ夫」 についてご紹介します! ■「突然キレて無視される」夫婦間の無視の実態とは モラ夫による無視の実態について、寄せられたアンケートから探っていきましょう。 「機嫌を損ねると無視がはじまる。機嫌を損ねるツボがわからないから、 地雷がどこにあるかわからない 。会話するのにも気を遣う」 「 突然キレて何ヶ月でも無視 。私が何度も何度も謝罪しないと無視し続けます」 「私に対して気に入らない事があれば、気が済むまで2週間だろうが3週間だろうが、ずっと無視。家にいても、 私が存在していないかのように振る舞う 。私が最終的にしぶしぶ謝ると、『どうせ口だけのクセに!』と言う。自分から謝る事は絶対にしない」 「 機嫌が悪いと無視 。話しかければ『 おまえの話はつまんねーんだよ! だから無視なんだ』と言われ、そのくせ自分の親にはいい夫、いい父親ぶっていかに家族を大切にしているかをアピールする」 何ヶ月も無視するなんて、なかなか簡単にできることではないですよね。その我慢強さに対しては、思わず脱帽してしまいますが、長期間無視され続ける側の心は疲弊し切ってしまうだろうなと容易に想像できます。 子どもがいる家庭の場合は、子ども自身も不穏な空気を感じ取ってしまうことでしょう。無視という行動が与える精神的苦痛の大きさを実感します。 ■無視することで話し合いを拒否する夫たち また、寄せられたコメントを読んでいくと、無視する行動の裏側には「話し合いをしたくない」という夫の本音が隠されていることに気付きます。 「いきなり不機嫌になり、家事のささいな事で怒り、次の日も不機嫌で無視。どうしたのか聞けば、『昨日俺に文句を言ったから、 仕返ししてるんだよ! 』 と、当たり前のように言った」 「電話に出れないと無視。返事の仕方が気に入らないと無視。『無視されるのが一番ツラい』と訴えても『 俺を粗末にするから 』『 俺を怒らせるおまえが悪い 』と一方的に言われて話し合いになりません」 「私の夫は気に入らない事があると無視して、 メモやLINEで文句を言ってくる 人です。話し合うにも、 背を向け一切向き合おうとしません 。『なぜ文句ばかり言ってるの?』と聞いたら、『いろいろできていない人間だから』と言われました」 「収納を増やしたくて、奥の部屋にあった小さなカラーボックスをダイニングに置いた。すると、突然顔つきが変わり、そこから数日間無視が始まりました。夫はどうして嫌なのか、どうしてほしいのかの 話し合いがいつもできません 」 「気に入らない事があると、話し合いは拒否して、無視、無言、部屋にこもるなど、 態度を硬化してひたすら怒りをアピール 。何が悪かったのか謝りたくて聞いてみても『自分の胸に聞いてみたら?』と言ってくる」 本来、夫婦間で話し合うことでお互いの気持ちを確認して、意見が違う部分は互いに譲り合っていくのが理想ですよね。しかし、無視する夫の態度を見ると、話し合いをすること自体を避けているように思えます。ただ怒っているから無視しているのではなく、話し合いで自分の主張が通らないことを恐れているようにも思えます。 ■「自分を抑えて生きています」我慢する妻たち そんなモラ夫による理不尽な無視をされている妻たち。じっと我慢し続けている人も少なくないようです。 「私が不満を口にすると、怒鳴り散らし無視されます。自分が悪いと思ってないところも。子どもがかわいそうだからと、 旦那の地雷を踏まないように我慢 しています」 「私の夫は家事を一切手伝わないのに、『家が片付かない』『機嫌を悪くさせてるのはおまえだ』などと、無言のにらみの無視と、言葉の暴力です。別れられたら楽なのですが、夫から養育費がもらえるとは考えられず、 我慢するしかないと諦めています 」 「けんかのあと、1ヶ月無視されました。2ヶ月無視されたこともあります。どちらも私から謝りました。もう言いたいことは言わないようにしています。一度キレたら氷のように冷たくなる旦那の地雷を踏まないよう我慢しています。死ぬまで続くでしょう。 自分を抑えて抑えて抑えて生きています 」 無視されると、「自分が無視されるほど悪いことをしてしまったのかも」と不安になりますよね。そして、夫の機嫌をよくするために自分の心をおさえこんで、理不尽に謝罪したりひたすら我慢したりと、妻の心は疲弊し切っている場合も。 もしそれが習慣になってしまうと、相手に心をコントロールされていってしまう可能性もあります。もしかすると、それこそが無視するの夫の狙いなのかもしれません。後編では、いつまでも黙ってばかりではいられない、無視された妻の反撃編をお届けします! 後編へ続く 【同じテーマの連載はこちら】 モラハラ夫図鑑 この連載の全話を見る >> 離婚できない妻のモラハラ対処法 この連載の全話を見る >>
2020年09月07日夫から妻への見下したようなモラハラ暴言。前編に引き続き、今回は妻の体調が悪い時や妊娠・出産の時にまで言われた夫からの暴言について見ていきたいと思います。今回もウーマンエキサイトアンケートに寄せられたエピソードの中から、お伝えしていきます! ■「俺の飯は? 風邪うつすなよ」驚愕の冷酷発言 風邪などで体調を崩した時、いつもより弱っているからこそ、優しい言葉をかけてもらいたいものですよね。しかし、そんな体調の悪い時にも、モラハラ夫から暴言を言われたとの声があがっています。 「私が熱を出した時、体調が悪いと言った私に夫が返した言葉は、『 俺の飯は? 風邪うつすなよ』。1日で治らないと『 役に立たんね 』と言われ、40度の熱の中、歩いてひとりで病院へ…」 「生活がかかっているので、毎日一人で、家事育児に奮闘していますが、体調が悪くても、決して心配してくれません。『 自己管理できないやつが悪い 』と。自分は深夜までテレビを見て寝不足になったりして、体調をしょっちゅう崩しては、当たり前のように妻の私に看病してもらっているのに」 「更年期で体調が悪く最低限の家事もできない日が多くなったことから、もう少し手伝ってほしいと涙ながらに頼んだところ、『具合悪くて かわいそうだから家に置いてやってる んだ』と言われた。この言葉で旦那を捨てる覚悟ができた」 「生理痛で体調が悪く寝込んでいると『夕飯はどうするんだ?』と聞く。別の日に頭痛で具合が悪い顔をしていると『またかよ。 体調がいい時あるの? 』と言われた」 「体調が悪かったとき、何とか夕飯の準備をしたが、『そういう顔してると こっちまで気分が悪くなる 』と言われた」 体調が悪い妻を気遣うような発言は一切せず、上から目線な夫からの暴言が多く見られます。一方で、夫自身が体調を崩した時には、妻が看病しているという発言もあり、もはや自分勝手としか言いようがありませんよね。 体調不良の時くらい、もう少し思いやりを持ってくれてもいいのに…という妻の叫びが聞こえてくるような気がします。 ■「妊娠は病気じゃない、甘えるな!」妊娠出産時も暴言 また、妊娠中や産後でさえも、モラハラ発言をしてきたというコメントも。 「妊娠中、仕事を続けていたこともあり体がキツくて夫に手伝ってくれないかと頼みました。そしたら『帰ってきて何十分休んでんだよ! だるいなら後からやればいいだろ!』と 罵声を浴びせられました 」 「第1子出産後、慣れない育児に体調を崩し協力を求めるも『おれは毎日仕事してる。おまえは育児のために休みをもらってるんだから 育児が仕事でしょ? 何でできないの? 周りはみんなやってるじゃん』などと言われました」 「高収入だが、家事育児は一切やらない。上の子が7ヶ月で次の子を妊娠。つわりがひどくて家事をせず休んでいると、『 妊娠は病気じゃない、甘えるな 』と怒鳴りつける。自分は深酒して寝るだけ」 「第2子の1ヶ月検診と私の産後検診に上の子も連れて行かなくてはいけないため、夫に付き添いをお願いしてあった。ところが前日夜になって他の用事に行きたいと。こちらがムッとすると、『 なんでその都度おまえに合わせなきゃいけないんだ 』ですって」 確かに、妊娠や出産は病気ではありませんが、子どもを産むのは命がけで、妊娠中も産後も女性の体にはさまざまな変化が訪れます。その全てを理解してもらうのは難しくても、全く理解を示してくれない言動には、ガッカリしてしまいますよね。 ■モラ夫の暴言とどう付き合うべきか ここまで、モラハラ夫の見下し暴言の数々についてエピソードをご紹介してきました。もし夫からひどいことを言われた時、どのように対応するのが正解なのでしょうか。 「ガマンの限界で、半年程前に『離婚する!』と騒ぎました。初めは言い返して罵倒されましたが、本気の私にビビりコロリと態度を変え『 おまえがいないと生きていけない 』と泣きついてきました。まだ出て行けていませんが、モラハラする人はできる相手がいなくなると生きていけないということがよくわかりました」 「夫にひどいモラハラ発言をされましたが、その後私がぶちギレて、 1年かけて更生させました 」 「モラ夫はモラハラできる相手がいないと生きていけない」というコメントからは、モラハラ夫の本質が見えてきそうです。こうした場合には、「 夫から離れる 」ことが最も有効な手立てになるのかもしれません。 また、「夫を更生させた」という頼もしいコメントも。夫が自分の発言の問題点に気づいていないという場合には、きちんと 指摘して話し合い 、モラハラ発言をなくしてもらうよう働きかけることも選択の一つかもしれません。 ここからは、 ▼「離婚できない妻のモラハラ対処法」全3話 を元に、モラハラ夫への対処法について抜粋して考えてみましょう。 そもそも、妻自身がモラハラをされていることを認識していないケースが多いと言われています。そういう場合は、 自分の友だちがその夫から、 今の私とまったく同じ扱いをされていたら 、どう感じるか? 出典: 離婚できない妻のモラハラ対処法 Vol.1 という視点を持つと、夫にモラハラされているかどうかの判断がつきやすいようです。 そして、夫がモラハラだと気づいたら、夫に攻撃させないような態度をとることも大切だそう。モラハラをする人は、相手が 「弱い人間」で「有害」 だと思うことが原因で、攻撃すると言われています。「弱い人間」で「有害」だと思われないためには、 「 自分の感情を隠す 」「 感情表現を平坦(へいたん)にする 」「 淡々とした態度を貫く 」 出典: 離婚できない妻のモラハラ対処法 Vol.2 など、反応を減らして、相手への関わり方を変えることが有効なのだそうです。 また、深刻なケースは第三者に相談することも大切です。 もし、周囲の人にわかってもらえなければ、 公的機関で必死に訴える のもひとつの方法だとか。被害者になる人にはこういうことが苦手な人が多く、「こんなこと言ってもいいのだろうか?」と、どうしても控えめになってしまうといいます。だからこそ、 必死に伝える ことで、相手に「何かあるんじゃないか」と思わせることがポイントだそう。 出典: 離婚できない妻のモラハラ対処法 Vol.3 ただ、夫がモラハラであると認識した後は、 自分はどうしたいのかを考える のが一番大事なのだそう。 「本当の人生は、攻撃が終わってから始まる」 と言います。ここがスタートラインであり、本当に大事なのはその先の人生をどう生きるか。 幸せは夫や他人が運んでくれるものではなく、自分でつかむもの。モラハラ夫がいたって、状況を変えることさえできれば、自分の望む幸せをつかむことができるのです。 出典: 離婚できない妻のモラハラ対処法 Vol.3 別居や離婚をするのか、そのまま一緒に暮らしていくのか、判断は人それぞれですが、どの道を選んでも、自分の心の平穏を保てるような道を選び取ってもらいたいと思います。 【同じテーマの連載はこちら】 モラハラ夫図鑑 この連載の全話を見る >> 離婚できない妻のモラハラ対処法 この連載の全話を見る >>
2020年08月25日「まさかこんなこと言う?」と思ってしまうくらい攻撃的な夫からのモラハラ発言。具体的にどんなエピソードがあるのでしょうか。今回は、上から目線なモラハラ夫による暴言について、ウーマンエキサイトアンケートに寄せられたエピソードの中からご紹介します! ■「誰に飯食わせてもらってるんだ」お決まりの!? 上から発言 妻を見下す夫からのモラハラ発言。特に夫が稼いだ給料の多さや、働いていること自体をひけらかすような言葉が目立ちます。 「『 誰に飯食わせてもらってるんだ 』『文句を言うなら代わってやるから同じだけ稼げ』と言われた。乳児のお世話でボロボロなのに、『きったねぇ家だなぁ』、産褥ショーツを履いてるだけで 『 おい、ババア 』と言われ続けた」 「共働きなのに、家事をほとんどしない。洗濯機を回すだけでいいからとお願いすると、『じゃあ 俺と同じだけ稼いできたら? 対等じゃないんだからそっちがやって当たり前』と」 「『 給料が発生しないものは仕事と言わない 』という夫。普段はあからさまには言わないけど、遠回しに主婦をけなします。稼いだお金を赤ちゃんの横に置いておいても育ちませんよ?」 「育児休暇中、夫に『おまえは仕事いかなくて幸せだよ。 家で遊んでればいいんだからな 』と言われて腹がたったので、育休期間を予定より短縮し、子どもを保育園に入れて職場復帰した。今では 夫の年収を追い越し 、現在200万円の差がついている」 辛らつな夫からの発言が数多く寄せられていて、胸が締め付けられます。協力関係を築くべき夫婦において、マウンティングを取ってしまういびつな夫の思い…。 ただ、そんな夫に対して、「お金だけでは子どもは育たない」、「現在年収を追い越した」というスカッとするようなコメントも。こういう夫には、それくらいはっきりとした態度を示す必要があるのかもしれません。 ■「世の中には美魔女もいるのに」にムカッ! そして、もはやただの悪口のような発言や、容姿について侮辱的な暴言をかけられたというコメントも寄せられていました。 「産後、妊娠の度に顔に目立つシミがいくつも現れてまだ消えていません。その顔を見て『汚ねえ顔、世の中には 美魔女という40代や50代もいるのに 』と言われました」 「元夫は一切家事をせず、少しでもできていなかったら『 期待外れの嫁 』『おまえはこの家の奉公人だ。 奉公するのが嫁の務めだ 』と言ってきた。私は精神的にボロボロになり、離婚届を置いて家を飛び出しました」 「家事を全て済ませ、一息つきながら新聞を読んでいたら、旦那に『 偉そうに! 女が新聞読むなんて、おまえは殿様気分か!』と怒鳴られた。別の日に、資格を取るための勉強をしていたら、『おまえみたいなやつが勉強したところで受からん! 偉そうに! 』と言われ、勉強道具を蹴飛ばされた」 「不妊治療中、『 中古のおばさん 。もう、おまえなんて誰も相手にしない。太ってるせいで妊娠しないなら許さない』など言われた。あの暴言の数々の恨みは忘れません」 「私の夫ですが、産後なかなか痩せられない時に『 ブクブク太りやがって! 』とケンカの時に言われました」 モラ夫の思いやりのかけらもない、耳を疑うような暴言…。こうした言葉をかけられた人が、自尊心を傷つけられ、つらい思いをしていると考えると、胸がざわつきます。 最も近い存在であるが故、一緒に過ごすうちについ遠慮なく発言してしまいがちですが、最低限の思いやりや、感謝の気持ちを持つことの大切さをあらためて感じます。 ただ、そんな夫のひどいモラハラ発言は、妻の体調が悪い非常時などにも、容赦なく聞こえてくるようで…。 後編に続きます。 【同じテーマの連載はこちら】 モラハラ夫図鑑 この連載の全話を見る >> 離婚できない妻のモラハラ対処法 この連載の全話を見る >>
2020年08月24日相手の都合を考えない自分勝手な義父母の行動。義父母の突然の来訪や急なお誘いについて見てきた前回に続き、今回もウーマンエキサイトアンケートに寄せられたエピソードを元に、お伝えしていきます! ■「うちの産着を着て!」イベント時の義父母の自己中っぷり 「お宮参り撮影で、夫の着た産着を着させたかった義母。遠方にいる一週間早く誕生した義兄夫婦の子が着ていて『(私たちの時に)間に合わないかな?』と言われたので『スタジオでも無料貸出があるので大丈夫ですよ』と答えると、後日夫を通して『 うちの産着を着ないなら撮影には行きません 』と怒りの連絡が!」 「義母は裁縫が得意なため、勝手に『 結婚式のドレスを2着作る! 』と言い出した時は断ることもできず、目の前が真っ暗になりました。その道のプロなのでクオリティは申し分がないため、なおさら文句も言えず、結婚式の悲しい思い出になりました」 「結婚式前に義父がレンタルするタキシードを選びたいと、風邪を引いてる私を無理やり呼び出して衣装合わせに付き合わせ、いよいよ体調が悪くてふらふらになった私に向かって『なんだ、 結婚式をやるのが嫌なのか 』と言い放った」 「こどもの2歳の誕生日に 勝手にディズニー1泊旅行を予約 された。その後妊娠が発覚し、旅行当日はつわり真っただ中。さらに、ホテルはツインの部屋に義父母と一緒だった」 「義母から『年始に初詣に連れていって』と言われ、旦那と時間通りに迎えに行ったが、 1時間の遅刻 。私たち夫婦だけではなく、生後4ヶ月の娘も一緒にいる事を知っているのに。待っている間、家に招き入れてくれるわけでもなく、年始のくそ寒い中、 赤ちゃんを1時間待たせる 」 「戌の日詣りのこと。義父は仕事をしているので、私と夫だけで行くと話したら『 親を出し抜いて行くとは何事だ! 』と激怒。義父の都合を第一に日程が決まり、私の体調は二の次でした」 結婚式やお宮参りなどの行事の際に、自分勝手な義父母の姿を見たというコメントが多く寄せられていました。大事なイベントだからこそ、自分勝手な態度が記憶に残りやすいという一面もあるのかもしれません。 ■子どものお世話でも自己中爆発! また、子どものお世話について、自分勝手な価値観を押し付けてくる義父母もいるようです。 「子どもがけがすると『 よく見ていないのが悪い 』と責められましたが、義父が見ていた時に階段から落ちかけ手すりの角で娘が結構 大きなけが をして、『誰が見ていてもけがする時はするんだよ』と私が言うと、その後うるさくいう事もなくなりました」 「チャイルドシートに乗せようとしない! コロナで外出自粛しているのに、人混みのショッピングモールへ 私に内緒で子どもを連れ出していた! 」 「『 抱き癖がつくから抱っこしてはいけない 』と言う義母でした。そのくせ、 泣き止まないと自分が抱っこ していた」 「私が作った保育園のパジャマ袋、1年たった頃に『 もう柄が赤ちゃんっぽいでしょ 』と言って、勝手に新しいのを作られました。新しい布も買って用意していたのに、楽しみを奪われて悲しかったです」 さまざまなタイミングで、子どものお世話について義父母に自分勝手な態度を取られて、つらい思いをしているママたちがいるようです。 ■「アレルギーあるからやめて!」食卓での自己中行動 子どものお世話の中でも、特に多くコメントが集まっていたのは、アレルギーやおやつを与えるタイミングなど、食事に関するエピソードです。 「子どもが小さくてまだチョコを食べさせていない時期、義母の家に行くと『 ママに内緒ね 』と言って口の中にチョコを放り込まれていた。話のわかるお義母さんだったからはっきり言ったら、了解をとってくれるようになりました」 「保育士の義母はミルク信者なのか、10ヶ月で断乳した息子に対して、『ミルクをあげろ。それが過ぎたらフォロミをあげろ』などとしつこく言ってくる。あげなければ 私が虐待をしているかのような言い方 をしてきます。すごく傷つくので早く離乳食の期間が終わってほしい」 「 アレルギーのことを理解しない 。子どもに牛乳アレルギーがあると病院から診断を受けているため、除去したりしているのに、『これは〜〜牧場の濃厚な高級牛乳なのよ〜』と義母がパックの牛乳を与えようとしていた」 「義母の箸で勝手にカニを与えられた。初めて与えるものは平日の午前中の方が何かあっても病院に駆けつけられるのに。義母は何も考えず休日の夜に与えた。旦那にも伝えたら、義母に帰りの車の中で『 神経質だ 』と散々言われた」 「義母は息子が生まれてから、ミルクを与えたがる。私にも『量が足りないのでは?』と言ってきて、『適量なので大丈夫』と返事をしていたが、ある時勝手に飲み終えた哺乳瓶に白湯を足して息子に飲ませていた。注意しても無視してやるので困る」 命に関わるリスクのある食事の場面で自分勝手な行動を取られると、 子どもを守りたいという気持ちから 、さらに反発心を抱いてしまうのも無理はありません。 コメントを読んでいると、「はっきりやめてほしいと言った」「疎遠になった」など、強目の対応をしている人も多いように感じました。確かに、自分勝手な行動ばかりとる義父母とは、できるだけ距離をおきたいと思うのも頷けます。 ただ、義父母との関係も、たどってみれば人と人との関係ですよね。「親子」という関係性から、ついつい距離が近くなりすぎて、遠慮がなくなってしまいがちですが、そもそも世代や価値観、生活環境が全く異なる他人同士ですから、 互いに理解し合うのは簡単なことではない でしょう。 子育ての常識が変わっているという背景もあるので、こちら側も 親世代の子育てについて理解 を深めることができると良さそうです。すれ違いそうなところでは、義父母への理解を示した上で、自分たちのやり方を伝えるなど、ワンクッションがあると、モヤモヤを減らすことができたり、大きなトラブルを避けることにもつながりそうです。 また、子育ての世代間ギャップを埋めるためには、祖父母と親の育児心得について書かれた 『祖父母手帳』 という書籍も活用できそうです。さりげなく義父母にプレゼントして、子育て情報のアップデートをしてもらといいかもしれません。 【同じテーマの連載はこちら】 義父母がシンドイんです! この連載の全話を見る >>
2020年08月06日新型コロナウイルスの感染はなかなかおさまりを見せませんね。そんな中、スタートした今年の夏休みは、例年とは全く違う過ごし方になりそうです。今回は、夏休みの過ごし方について考えてみたいと思います。 ■「自宅にいる」が4割を超える結果に アンケートでは、夏休みの予定について聞きました。その結果、「自宅にいる」という回答が42.4%、「これから決める」が32.8%となり、 7割以上の人は予定がない ことがわかりました。この数字を見るだけでも、異例の夏休みだということがわかります。 Q.夏休みの予定は? 自宅にいる 42.4% これから決める 32.8% 帰省 8.6% 旅行 6.0% その他 5.5% 海水浴やキャンプなど 4.7% ■「今は我慢の時!」ステイホームを続ける声が多数 もっとも多かったのは、「自宅にいる」という回答で、全体の4割を占める結果になりました。 「夏休みは おとなしく自宅にいる ことにしようと思います。子どもたちの夏休みが減ったのもありますが、出かけるとしても近場にと思っています。 コロナも今が正念場 。我慢すべき時は、家の中での楽しみを見つけて、家族で団結して乗り切ろうと思います」(千葉県 40代女性) 「現状では、 今年はどこも行けない と諦めています。その代わり、掃除や今までできていないことをじっくりする期間と考えてます」(神奈川県 40代男性) 「給付金も普段の生活費や子どもたちの雑費に消えていく勢いだし、夏休みも短縮されたし、まだまだコロナも心配なので、 庭でバーベキューと花火 で終わりそうです」(千葉県 40代女性) 「今年はこんな状況なので、家でプールやバーベキュー、星の観察をしたり。子どもとしてはつまらない日々になるかもしれないけれど、安易に出られない。親の私としてもリフレッシュしたいけど、 今は我慢! 」(千葉県 30代女性) 「旅行は行きたいですが、その後 何かあると困るので控えよう と思う。感染された方へのバッシングを見ていると、怖くなる」(鹿児島県 30代女性) 今年の夏は、自宅に留まりステイホームをしようという人たち、コメントで多く見られたのは 「我慢」 という言葉でした。 どこかへ出かけたい気持ちはあるものの、現在の状況をかんがみて、我慢しようという気持ちが伝わってきます。そして、多くのパパやママ達は、自宅での時間を少しでも充実させて楽しもうと、工夫を凝らしているようです。 ■「予定は未定」決められない事情とは 次に数が多かったのは、 「これから決める」 という回答で、32.8%でした。感染症の流行状況は刻一刻と変わっていくため、なかなか予定を決めきれない苦悩の声が寄せられています。 「まだまだ コロナが心配で決めていません 。不安になりながら行くのが嫌だし、移しても、移されても嫌なんで。多分今年は旅行はないかなぁ」(鳥取県 40代女性) 「 新型コロナの状況によって 決めようと思います。東京都は特に感染者が増えているので、他県の方に迷惑をかけないためにも完全に自粛するか、家族のみでのバーベキューを一回くらいやろうかと考えています」(東京都 30代女性) 「まだはっきり予定は立てていない。コロナや災害の状況を見ながら 臨機応変に決めよう と思う」(埼玉県 40代女性) 「コロナの影響で、うちの地域の学校は8月8日から16日までの休みだけ。想像するだけで、どこも人であふれそうで怖い! 周りの様子を伺いながら決めようと思っています」(大阪府 40代女性) たしかに、1日先のことも予想がつかない今、予定を入れることに対して抵抗感を覚えてしまいますよね。新型コロナウイルスの収束が見えない今、夏休みをどのように過ごすべきか悩む人の思いが伝わってきます。 ■「帰省は中止」予定を取りやめた人多数 また、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、 予定を取りやめた というコメントも多く寄せられていました。 「本当は毎年両家に帰省してますが、今年はコロナの影響で 帰るのをやめようか と思っています。じいじ、ばあばも孫に会いたがっていますが、万が一私たち家族がうつしてしまったら…と考えると、 怖くて帰れません 」(神奈川県 40代女性) 「海水浴を目的にツアーを予約しているけど、 キャンセルするつもり 。行ったら迷惑がられるのは目に見えている」(東京都 50代男性) 「自宅、実家ともに東京ではありませんが、東京を通らないと帰省できません。東京からの不要不急の外出自粛が発表され、 帰省は中止 しました」(神奈川県 40代女性) 「1年前から北海道行きの飛行機のチケットをゲットしていた。できる感染予防は徹底しているけど、空港、飛行機内で三密は防げないし、自分が良くてもコロナの感染リスクを北海道の方々に持って行ってしまうと思うと、 申し訳ないからキャンセル 」(神奈川県 40代女性) 苦しい胸のうちが伝わってきますね。筆者も、毎年長期休暇は実家と義実家に帰省するのが通例でしたが、今年は見送ることにしました。公共交通機関に長時間乗らなければならないことや、首都圏から地方の実家や義実家にウイルスを持ち込むのを懸念して判断しましたが、決めるまではとても悩みました。次第に増えていく感染者数を見て、「今年は帰省を諦める」と連絡した時は切なかったです。 ■「一泊だけ羽を伸ばそう」出かける人の思い 一方で、旅行や帰省、海水浴やキャンプなど「予定がある」という人は合わせて19.3%でした。 「夏休みも少なくなった 子どもと旅行に行くよ 。観光地は悲鳴をあげている。『今やること?』って人もいるけど、今やらなきゃ仕事がなくなる人が増えるんだよ」(東京都 50代女性) 「子どもの夏休みは2週間だけになり、帰省もできない。近県のホテルをグレードアップして、 一泊だけ羽を伸ばそう と思っています」(神奈川県 40代女性) 「 キャンプしてキャンプしてキャンプ 。車もキャンプ用に買い替えて、キャンプ道具も一式をそろえたので、キャンプ以外は考えられない」(北海道 30代女性) 「九州へ帰省します。『旅行に行く人は悪人!』みたいな感じに世の中はなっていますが、 観光業を助けたい ので、特例給付金の全額を使うつもりです」(神奈川県 30代女性) 「 車で実家に帰ります 。海がめちゃめちゃ近いので、だれもいないプライベートビーチなみの穴場のところで遊んだり、バーベキューをしたり、短い夏休みなので夏休みが終わった瞬間気絶するくらい全力で楽しみたいです」(神奈川県 30代女性) 旅行や帰省などの予定を立てている人たちは、「近場に行く」「感染対策を十分にする」など、何かしらの感染対策を立てているようです。また、新型コロナウイルスの影響で、大打撃を受けた観光業をなんとか盛り上げたいから旅行に行くと決めた人もいて、さまざまな思いのもと、「お出かけをする」という判断をしていることがわかりました。 ■コロナ禍の夏休みの過ごし方、正解はあるのか? それでは、今年の夏休み、出かけるか出かけないか、どのように判断すればいいのでしょうか。 「コロナ感染症の流行に伴い、 出かけるに出かけられない 。キャンプに行きたいと思っているが、『行ってもいいのかな? 現地の方にも嫌な思いをさせてしまう?』と考えながら出かけるなら、やめておこうかなと悩み中」(神奈川県 40代女性) 「お盆に帰省は厳しいのでしょうか? 年末以降、コロナで実家に帰れず、年老いた両親が心配で会いたいのに、同居している兄夫婦から、 『来るな』と言われて いて切ないです。同じ県内なのに」(神奈川県 40代女性) 「帰省も旅行もしません。当初帰省する予定でしたが、コロナで断念。そんな中、春休みも休校中も、そして夏休みも新幹線で行く距離の実家に『帰省しまーす!』と言っている ママ友さんにモヤモヤ しています。人の価値観って違うんだなってあらためて思いました」(北海道 30代女性) 寄せられたコメントからは、出かけてもいいものか悩んでいる様子が伝わってきます。さらに、「 帰省するママ友にモヤモヤした 」という声からは、新型コロナウイルスの流行によって、身近な人との価値観の違いがあらわになることもあるのだと考えさせられました。どこまでの行動をよしとするか、家庭ごとに判断は異なるため、それぞれの判断を、「正解、不正解」と分けることは難しく感じます。 ただ、出かける時に、きちんとマナーを守ることは間違いなく正解だと言えそうです。そして、自分や家族に発熱やけん怠感、せきなどの症状が見られたら、例え症状が軽くても予定をキャンセルするなど、 感染を広げない工夫 も必要になってきそうです。 最後にこのようなコメントも寄せられていました。 「子どもは数週間あるはずの夏休みも、学校開催の夏期講習で埋まっています。子どもたちは休みたくない時に休み、休みたい時に休めなくても頑張っている! だからこそ、 1日も早くコロナを収束させてあげたい 」(神奈川県 40代女性) いつもと違う夏休み、おそらく一番我慢しているのは子どもたちでしょう。筆者の小2の息子も「夏休み半分になっちゃった」と悲しそうにつぶやいていて、「そうだよね…」と切ない気持ちになりました。 コメントにあるように、「1日も早く収束させたい」という思いは、どの親にも共通していることでしょう。これまで親も子どもも頑張って過ごしてきただろうと思います。それでも感染が増えている状況では、どうしても窮屈な気持ちになりがちですが、できるだけ家族と過ごす時間だけはリラックスした気持ちになりたいものです。ママパパも手を抜くところは手を抜き、子どもと向き合う時間を濃密にしたり、些細な楽しみを見つけたりとできるといいなと思います。 おうちBBQ、家族と作る料理、工作、星空観察など、ネットでも夏休みの過ごし方の工夫アイディアが掲載されています。あまり親が思いつめずに、一緒に面白がれるものを見つけたり、ときにはぼんやりだらだらして頑張らない日を設けたりしながら、特別な夏となる時間を過ごしたいですね。 Q.夏休みの予定は? アンケート回答数: 5005件 期間:2020年7月6日~7月25日 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2020年08月06日義父母の自分勝手な行動に悩まされた経験はありますか? 結婚してから付き合いが始まる義父母とは、距離感の取り方も付き合い方も難しいところではありますが、自己中行動にうんざりしている人もいるようです。 今回は、ウーマンエキサイトアンケートに寄せられたエピソードの中から「自分勝手な義父母にうんざりしたエピソード」についてご紹介します! ■「片付けておいてあげたから」勝手に自宅に上がり込む義母多数 多く寄せられたのが、都合を聞かずに突然家に訪問してきたというエピソードです。 「夫の実家の近くに住んでいます。そのため産後は義父母が頻回に訪問して来て大変でした。夜中は寝不足で、昼間にやっとの思いで寝ていても、 突然ピンポーンとやってくる のです。寝ているフリをして無視すると、合鍵を使って入っていました。私は気を使ってしまうのでさらに眠れず、 イライラで本当に絶望の日々 でした」 「隣同士で住んでいて、鍵を渡していたので、 私のいない時に勝手に家に入っていた ようで、置いてあったものの位置が変わっていたり、『 片付けておいてあげたから 』と恩着せがましい事を言われたりしました。人の気持ちは考えず、自分の意見を押し付けて来るのが重荷でした」 「新居に引っ越してから、 お義父さんがアポなし で週2~3回朝の9時頃に来るように。最初は夫宛の郵便が実家に届いたものなどを届けに来ていたが、『コロナウイルスがはやりだしどこにもいけないから』と暇潰しに来るように。私は妊娠8カ月。さすがに義姉に相談し来なくなった」 「現在2歳と4歳の子供がいますが、週3回は家に義両親が来ます。コロナで 自粛要請も出ているのにお構いなし 。こないだ、スマホの電話に気づかずにいたら1時間に17件も着信。ドン引きした。最近『来るなら電話して』とお願いしたら、電話にでなくてもかってに来る」 「義父はわりと優しく、こちらもあまり気を使わないのですが、KYです。勝手にこちらに遊びに来る日を決め、しかも仕事をしていないため、一回来ると、 1週間は滞在 します。孫の相手は一応してくれますが、外食が嫌いなため、私が三食を作らなければならず、片付けなども一切手伝ってくれないので、疲れます」 自宅はプライベート空間だから、「 誰にも入ってきてほしくない 」という人は多いでしょう。義父母にとっては子どもの家という認識でつい遠慮がなくなってしまいがちなようですが、節度を持った行動を求めるママたちの声が多く集まっていました。 ■「今から行こう!」急な呼び出しはやめて! また、急な呼び出しに閉口しているというコメントも寄せられていました。 「息子が1歳頃、義理実家から車で3分くらいのアパートに暮らしており、週に4~5回は義実家に『 今から来れないか 』と呼び出されていた」 「うちの義父母は、自宅の庭でBBQやお墓参りなどお出掛けする時は、大概 当日の朝に急に電話 してきて、『 今から~するからおいで 』『 今日~行くから一緒に行こう 』などと誘ってくる。せめて前日にこっちの予定を聞いて」 「ゴールデンウイークに、元夫の朝一の新幹線ゴルフ旅行を送って、私は昼まで寝る予定。しかし、東北に住む義両親が朝一の新幹線で事前連絡もなく来た。『今駅に着いてコロッケを買ったから 一緒に食べよう 』と、いきなりの午前の電話で飛び起きました」 義父母によるお誘いが、楽しい計画だったとしても、いきなり声をかけられると戸惑ってしまいそうです。何より、こちらの予定を気にしてくれない自己中な行動に、ガッカリしてしまう人が多いようです。 ■まだまだある自己中エピソード 「子どもが2歳頃のことです。義母と会う約束をしていた前日に、子どもの具合が悪くなりました。そこで私は義母に電話を掛け、子どもの体調次第では明日は会えないかもしれないと伝えました。すると、義母は『 だったら車の中で待っていたらいい 』と言われ唖然としたことがありました」 「義父が納豆を半分だけ残しておくので、私たち親子は必ず1パック食べるから、お義父さんに『新しいのを開けないで食べかけの食べてください』と言ったら、『もう先が長くないから好きに食べたいし、 いろいろ言われたくない 』と言われました」 つくづく、義父母との距離感を保つことの大切さを感じます。自宅に急に訪ねてきたり、いない間に勝手に入られたり、当日いきなり誘ってきたりと、どの行動も思いやりに欠けているように思えてしまいます。こちらの都合を気にしてくれないこと、それがママたちにとっての一番のネックなのかもしれませんね。 どうやら義父母の自分勝手な一面は、お祝いなどのイベントや子どものお世話をする時にもよく見られるようで…。 後編に続きます。8/6公開予定! 【同じテーマの連載はこちら】 義父母がシンドイんです! この連載の全話を見る >>
2020年08月05日子育ての中で感じるさまざまな不安や悩み。「誰かに相談したいな」と思ったら、誰の顔が思い浮かびますか? 悩みの内容によっても、相談先は異なるかもしれませんね。今回は、子育てについての悩みの解決方法について、アンケートの結果を元に考えてみたいと思います! ■子育ての相談を誰にする? アンケートでは、子育ての悩みを誰に相談するか聞きました。その結果、「パートナー」と答えた人が44.3%、「友人」が25.8%、「親兄弟」が17.8%となり、合わせて87.9%の人たちは、周りの人に子育てについて相談をしていることがわかりました。 Q.子育ての悩み、誰に相談する? パートナー 44.3% 友人 25.8% 親兄弟 17.8% その他 9.5% 専門の相談窓口など 2.6% ■パートナーに相談する? 意見は真っ二つ 全体の4割以上は、「子育ての悩みをパートナーに相談する」と答え、もっとも多い結果となりました。 「寝る前に夫婦で一日の報告会をしているから、その時に子育ての相談もする。 夫婦が同じ方針 でないと、子どもが戸惑うかもしれないし」(神奈川県 30代女性) 「育った環境が違い、親でもあるパートナーに相談します。自分が育った環境だけで育てるより、 違う環境で育った人の意見 を聞くのも大事かなと思うので」(三重県 40代女性) 「子どもに関することはどんなに小さなことでもすべて主人に『ほうれんそう』。二人で親なので、何に関しても 二人で責任を取る ために」(三重県 30代女性) 「ママ友やネットで情報を集めつつ、自分の考えをまとめて夫に相談します。やっぱり自分の子どもたちのことを 本気で考えてくれるのは夫だけ かなと思います」(島根県 30代女性) 「当初は2人で歩み始めたことから始まった。子育ては毎日つまずいたり、転んだり、泣いたり、笑ったり、悩んだり。それを互いに乗り越えて行くことが大事です」(埼玉県 50代男性) パートナーに相談している人たちの意見を見ていると、夫婦の信頼関係がしっかり築けているのだなと感じます。一方で、「 パートナーに相談できない 」という正反対のコメントも多く寄せられていました。 「旦那に相談したところで、理解してもらえないし解決もしない。 時間のムダ 」(東京都 30代女性) 「旦那は子どものことはすべて私にお任せなところがあるため、相談しても 見当違いなアドバイス しか返ってきません」(茨城県 40代女性) 「旦那に相談すると、 否定的なことしか言わない 。しかも、否定された私の意見を自分の考えのように子どもたちに言うので、事後報告しかしません」(愛媛県 40代女性) コメントからは、子どもについての悩みをパートナーに相談したときにつらい経験をして、それから相談しなくなったという経緯が読みとれます。 子どもの問題に対して、パートナーが真剣に考えてくれなかったり、考え方が大きく異なったりした場合、パートナーにもう一度相談しようという気持ちが失せてしまうのかもしれません。 ■ママ友や友人だからこそできる相談もある また、全体の25%程度の人は、「友人」と回答しました。 「昔からの友だちに相談します。子どもたちの年齢も近く、いろいろな考えが聞けるので参考になるし、私自身も 頭の中が整理されて 頑張るぞ! って思えます。友に感謝!」(埼玉県 30代女性) 「同い年の子どもがいる友だちに相談することが多いです。『うちの場合はこうだったよ~』、『私も同じ悩みがあって、本で調べたらね~』というような意見交換ができるので、助かっています。共感してもらえるので、話すだけでも ストレスが軽減されます 」(神奈川県 30代女性) 「同僚は独身貴族だけど、『 もし自分が子どもの立場だったら… 』の意見をズバっと言ってくれて、たまにハッとさせられる」(神奈川県 40代女性) 「信用できる友だちと愚痴を言い合うことが多いです。 それだけでまた頑張れる から。旦那や親に言うと、『大丈夫だよ』って答えしか返ってこない。冗談を言いながら相談できる友だちに感謝です」(千葉県 40代女性) コメント内で多く見られたのは、「愚痴を聞いてもらう」「共感しあえる」というキーワードでした。パートナーに対しては、問題の解決を求める一方、友人への相談では、ストレスが軽減されたり、気持ちが整理できたりするだけで満足していることがわかります。 ■年の功には勝てない! 親に相談する人の声 また、17.8%の人は「親兄弟」と回答しました。 「母に聞いてもらうことが多いです。私の気持ちも子どもたちの気持ちも考えてくれるので、聞いてもらうとスッキリします」(神奈川県 40代女性) 「どうしようもないときは実母を頼ります。自分もいい歳になりましたが、やはり 母の年の功にはかないませんね 」(愛媛県 40代女性) 「母です。相談と言うより、愚痴を聞いてもらいました。子ども3人育てましたが、3人とも性格も考え方もまったく違って、その時その時で関わり方も違ったので、親も全力投球でした。母には、『いつまでも続くわけではないから。大きくなったら案外親孝行してくれるタイプかもよ』と言ってもらえただけで、 肩の力が抜けて頑張れた のかもしれません」(埼玉県 50代女性) 寄せられた声の中では、「母親に相談する」というコメントが多く見られました。子育ての経験がある上に、歳を重ねて経験が豊富であるという点で、「参考になる」と考えている人が多いようですね。 筆者自身は、実の母親が他界しているため、夫の母親に相談しています。とても明るい性格で、長く子育てと仕事を両立させてきた先輩ママでもある義母の意見はとても参考になるし、「大丈夫よ」と言ってもらえるだけで元気になります。同じような気持ちになるパパやママは多いのかもしれません。 ■「相談しない」「相談できない」思い抱える人も 一方で、子育てに関して「相談しない」というコメントを寄せている人もいました。 「あまり相談しません。自信があるとかではなくて、それぞれの育て方があったり考え方があったりするので、そこで衝突するのもおかしいので、本当に大変な時以外は、 自分で悩んで悩んで対処 しています」(大阪府 20代女性) 「悩む前にもうあれこれ試行錯誤してしまうので、結局時間が解決してくれている感じです。人にあまり相談しないのは、自分が納得する答えを出してもらえることってなかなかないので、何に関しても自分のやり方をしてみる『 トライアンドエラー 』です」(大阪府 40代女性) 「旦那に話したところで解決する訳でもなく聞いてもくれない。ママ友も話した所で違うママ友に話が回るし、逆に真剣に聞いてくれる人がいないので、 誰に相談したらいいかわからない 」(青森県 30代女性) 「誰にも相談しません。どうでもいいことなら話しますが、深い話はされるのも迷惑なのでしません。 自分のことで精一杯 です。他人の負担を増やすようなまねはしたくありません。大切に思う相手なら余計にしません」(東京都 50代女性) 悩みを相談することで、その話が知らない人にまで回ってしまったり、真剣に聞いてもらえずに傷付いたりと、トラブルが生じることも少なからずあるでしょう。また、深刻な悩みの場合は、聞いてもらうことで相手を悩ませてしまったり、相手の時間をとってしまったりと、迷惑になってしまうというコメントも寄せられていました。そういった思いから、「相談はしない」という人も少なからずいるようです。 そして、なかには「相談できる人がいない」というコメントも寄せられていました。「相談しない」と決めているわけではなく、「相談したいけどできない」と感じている人もいて、子育ての悩みを解決することの難しさを感じさせられます。 ■子育ての悩み、解決方法に正解はなし? それでは、子育てをするなかで悩みを抱いたとき、どのような対処法ができるといいのでしょうか? ▼相談方法1、相談先を分ける 「母、古い友人、ママ友、旦那に振り分けている。1人に全部相談するとパンクするので」(神奈川県 30代女性) 「自分たちの子どものことなので、まずパートナーに相談しますが、悩みの内容にもよります。娘なので、女子ならではの悩みだったら同じ女の子を持つママ友に聞いてみることもあるし、実践的なことだったら母に聞いたりします。一つの悩みを いろんな人に聞いてみる こともあります」(東京都 30代女性) 「旦那だったり、親だったり、職場の人だったり、いろんな人に聞いてもらいます。悩みの時もあれば、愚痴っぽくなったり…。みんなそれぞれに、いろんな経験をしているので、 ヒントをもらう かんじです」(福島県 40代女性) 「保育園時代は保育士さん。小学生以降は、姉妹やママ友、心理学に詳しい同僚などに相談しています」(沖縄県 40代女性) ▼相談方法2、ネット検索で解決 「両親はすでに他界していますし、旦那はアテにならないし、ママ友に相談すると相談内容を他の人に話されたりして嫌な気分になるので、 ネットで調べる ことが多いです」(千葉県 40代女性) 「子どもって、100人いたら100人ともに違う。結局、うちの子とよく似た子どもなんておらず相談しても解決になりません。悩んだらネットで検索して、そこで何か解決策を探します。どこかに答えはある。 偉人の言葉にも解決策 があったりするので、オススメです」(三重県 40代女性) ▼相談方法3、解決ではなくストレス解消を目指す 「結局、誰に相談しても答えは生活状況と子どもの行動にしかなかった。相談するときは、ある程度自分の答えを持っていて、 ただ聞いてほしいだけ なのだと思う」(東京都 50代女性) 「子育てで悩むこともありますが、私の場合は相談するというより、主人や友人、母親など誰かに話をきいてもらって解消しているような感じです。特に、仲の良い同年代の子を持つ近所のママ友だちと話していると、 悩んでいるのは自分だけじゃないんだな と励まされる思いです」(神奈川県 40代女性) ■子育ての悩みを抱え込まないで 最後に、子育てについて寄せられたコメントをご紹介します。 「個性的でマイペースで、よく言えば天真爛漫(てんしんらんまん)…。とにかくいろいろと私の悩みのタネになりがちなわが息子ですが、夫、母、妹、父、学校の先生方、教育支援の先生方、ママ友たち、周りの方々に支えてもらっているなと、あらためて痛感しました。 子育ては、どんな言葉でも言い尽くせない程の大変さ、壮絶さがありますが、それがあったからわかった人の温かさ、親のありがたみ、自分の未熟さもあります。『 子育ては親育て 』とはよく言ったものだと、毎日しみじみ思います」(神奈川県 40代女性) 子育てによる悩みは、解決に時間がかかることも多いですし、そもそも解決できない場合もありますよね。結局、子どもを思うように動かすことはできないし、どこまで親が介入すればいいかという答えもなく、悩みはつきません。 筆者自身は、感染症流行による休校中から、長男が勉強への意欲を失ってしまったことに悩み続けています。悩み自体は今も解決していませんが、夫やママ友、姉や母、学校の先生など、さまざまな人たちに相談したことによって、自分自身が少しずつ変化してきたと感じています。すぐにイライラしてしまっていた数ヶ月前に比べると、穏やかに対応できるようになり、子どもの気持ちを聞き取れるようになりました。自分が変化できたのは、いろいろな人に相談して、意見を聞けたからだと感じています。 尽きることのない子育ての悩み。問題は解決せずとも、誰かに自分の心を吐き出すだけでも、心が軽くなったように感じたことはあるのではないでしょうか? パートナー、友人、親など、できれば愚痴がこぼせる相手を見つけられると、救われたような気持ちになれる気がします。 もし身近にそういった相手を見つけられないときには、専門の相談窓口に行くのも一つの手だと思います。客観的な視点からもらえる専門的なアドバイスは、時にとても有効な場合もあるでしょう。また、保育園や幼稚園の先生や、学校の先生、または電話相談など窓口はたくさん存在します。 どうかひとりで悩みを抱え込まずに、吐き出すことができる人や自分を癒やせる場所を見つけたり、リフレッシュできる方法を模索してほしいなと思います。 Q.子育ての悩み誰に相談する? アンケート回答数: 7571件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2020年07月30日夏には、親子で公園にお出かけしたり、キャンプを楽しんでいる人もいるでしょう。そんな屋外での活動で心配なのが、虫刺され。夏は虫の活動が活発になるため、とくに注意が必要です。 今回は子どもが虫に刺されないための予防のポイントや、応急処置の方法について、書籍 『マンガでわかる!子どもの病気・おうちケアはじめてBOOK』 からご紹介します。 ■小さい子どもほど虫刺されで強い反応が! 虫刺されは、 2歳から6歳の子どもに多く 、虫の種類は蚊やブヨ、ダニ、ハチ、ムカデなどが多いです。子どもは 大人より症状が強く、長引きやすい のが特徴です。 例えば蚊に刺されると、小さい子どもほど 強い反応 が出ます。一方、ハチやムカデは刺されると抗体ができ、次に刺されるとアナフィラキシーショックを起こすこともあるので、注意が必要です。 ■虫に刺されないための予防法は? 虫に刺されないためには、 虫よけをすること 、 清潔にすること 、 服装を工夫すること が大切です。 ▼虫よけ剤の選び方 子どもに使う虫よけグッズは、その成分にも注意が必要です。虫よけに効果がある 「ディート」か「イカリジン」 が含まれているものを選びましょう。ディートとイカリジンはそれぞれに特徴があり、選び方にも工夫が必要です。 【虫よけグッズの特徴】 ●ディート ・年齢制限あり(6カ月未満は使用不可) ・6カ月〜2歳未満は1日1回 ・2歳〜12歳未満は1日1回〜3回 ・30%濃度のものは6〜8時間有効 ●イカリジン ・年齢制限なし ・塗る回数に制限なし ・イカリジン15%濃度のものは6〜8時間有効 薬や日焼け止めを塗る場合には、先に塗ってからその上に虫よけを塗りましょう。 ▼虫刺されを悪化させないために 虫刺されを悪化させないためには、 清潔にすること が大切です。 汗は虫刺されの症状を悪化させてしまうため、こまめに拭き取り、シャワーを浴びましょう。そして、刺された部分をかきこわしてしまうと、症状がひどくなったり、とびひの原因になったりしてしまいます。こまめに爪を切り、清潔に保ちましょう。 ▼虫に刺されにくい服装とは 服装も大切な予防のポイントです。 【虫に刺されにくい服、刺されやすい服】 【OK】 ・白っぽい服 ・トップスをズボンの中にいれる ・薄手の長袖シャツなどを着て手足を出さない 【NG】 ・花模様や黒い服 ・手足を出す 暑い時期は、半袖やサンダルで出歩くことが増えますが、虫刺されの予防には、薄手のシャツを着たり靴下を履いたりして、 手足を露出しない ことが重要です。 ■虫刺されしたときのおうちケア もし虫に刺されてしまったら、おうちでしっかりケアしてあげましょう。 【かゆみを抑える処置方法】 1、石鹸(せっけん)などでよく洗って流水で流す 2、患部を氷袋などでしっかりと冷やす 3、かゆみ止めの軟こうを塗る 4、かゆみが強い場合は病院に相談する 5、アナフィラキシーを伴う場合は急いで病院で受診 アナフィラキシーショックは、刺されて30分以内に起こることが多く、初めて刺された時に起こることもあります。じんましんや息苦しい、めまいや吐き気などの全身症状を伴う場合には、すぐに病院へ行きましょう。 ■【子どもの虫刺され】教えてドクターQ&A 最後に、「教えて!ドクタープロジェクト」に虫刺されにまつわる悩みにお答えいただきました! ――赤ちゃんに安全な虫よけを使いたいのですが、植物由来のものは効果があるのでしょうか? お子さんへの虫よけは、安全なものを使いたいというのは当然のお気持ちでしょう。「自然素材の虫よけの方がいいんじゃないの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。 植物由来のものだと、レモンユーカリ油の虫よけがあります。蚊やアブに効果はありますが、ディートやイカリジンほどの効果はありません。また、自然に優しいイメージとは裏腹に、目に強い刺激があり、安全性が確認できていないため、3歳未満は使用禁止です。 自然由来が安全とは限らない ことを知っていただきたいです。 その他の植物由来の虫よけとして、シトロネラやゼラニウム、植物油の虫よけがありますが、これらの虫よけ効果の持続時間は、2002年の研究 (*1) によれば、塗ってからわずか20分未満でした。市販されている虫よけの主成分であるディート(24%)の虫よけ効果持続時間が約5時間であったことと比べると、 効果は乏しい ことがわかります。 ――では、シールやリストバンド型の虫よけはどうでしょうか? 先ほどお話しした研究では、防虫剤をしみこませたリストバンドも効果がないこともわかりました。米国小児科学会も、リストバンド型、超音波を発するタイプ、リング型、シール型ともに 効果がない としており (*2) 、私たちもおすすめしていません。 子どもが虫に刺されると、大人よりも腫れやすく、かきこわすと とびひの原因 になります。できるだけ、ディートやイカリジンなど、効果の証明されている虫よけを使っていただければと思います。 ――虫に刺されたら「温めるといい」、「冷やす方がいい」と正反対の情報をネットで見ますが、どちらが正しいですか? 虫に刺されたときは 冷却が基本 です。冷却で知覚神経の感覚を鈍らせること、また血管を収縮させて有毒成分の拡散を遅らせることが目的です。 以前、「虫に刺されたら温めるといい」という話題がネットで上がっていました。その根拠はおそらく10年前の論文で、「ムカデは温熱療法が効果的で、有毒成分が熱で変性するのでは」と考察しています (*3) 。しかし、実際に毒が熱で変性するという科学的根拠はわかっていません。 「効果的」という論文はほかには見当たらず、逆にヒロヘリアオイラガの幼虫による刺傷に対し、保冷剤を用いた冷却と43度前後の湯を用いた症状を比較しても、翌日の腫れの程度には変わりがなかったという実験から、温めても抗原性は変わらないのではとの報告があります (*4) 。 ――それでは、やはり虫に刺されたら基本的には冷やした方がいいですか? 虫に刺された部位を温めることはしない方がよいでしょう。その理由は、毒の成分に対するアレルギー反応です。温めることで血管が拡張し、有毒成分が体内に広がりやすくなり、 アレルギー反応が起きやすくなる 可能性があるため、安易にはおすすめできません。ムカデ以外の虫さされも、基本的に冷却でいいのではと考えます。 ちなみに、温水での処置が効果がないというわけではなく、クラゲやウニなどの海洋生物には効果があるとされています。30〜60分間温水に浸すことで痛みが軽減するとされています (*5) 。 今回は虫刺されについて、「教えて!ドクタープロジェクト」に話を聞きました。次回は熱中症について、教えていただきます。 ※本連載で紹介する情報は、2020年6月30日時点のものです。 (*1)Fradin MS, Day JF. Comparative efficacy of insect repellents against mosquito bites. N Engl J Med. 2002;347(1):13-18. (*2)American Academy of Pediatrics. Choosing an Insect Repellent for Your Child.( (*3)鈴木一年ら 皮膚の臨床52:1182,2010 (*4)夏秋優 日本医事新報4620,2012 (*5)JS. Keystone. Travel Medicine 3rd edition,464-465) 『マンガでわかる!子どもの病気・おうちケアはじめてBOOK』 (佐久医師会 教えて!ドクタープロジェクトチーム/KADOKAWA ¥1,430) 赤ちゃん・子どもの病気、ケガ、事故…突然の「どうしよう」この1冊があれば安心! 病院に行く? 行かない? こういう時は様子を見ても大丈夫など、子どもの体の心配ごと、 マンガと解説でわかります。突然起こる子どもの病気、ケガで不安になるときに、親が慌てずに対処するための常備本。 ●「教えて!ドクタープロジェクトチーム」とは? 長野県佐久医師会・佐久市による、子どもの病気、ホームケア、地域の子育て支援情報などを発信するプロジェクトチーム。地域の子育て力向上事業としてだけでなく、SNS発信により「医師による確実な情報」を、リアルタイムで全国に発信している。 公式HP: 教えて!ドクタープロジェクトチーム
2020年07月27日出産前後に子どもをまつわる言動から起こりがちな義父母とのトラブル。妊娠中について見てきた前回に引き続き、今回は産後に義父母からかけられたつらい言動について、ウーマンエキサイトアンケートに寄せられたエピソードを元に、お伝えしていきたいと思います! ■トラブルは病院で起きている?! 「産後、義父母が病院に来ているタイミングで助産師さんが部屋に来て、なかなか出ないおっぱいをしぼってくれると言いました。そこには夫もいましたが、誰も義父に出ていくように言ってくれませんでした。私からも言いづらく、結局 義父母がいるところでおっぱいをしぼってもらうハメに なりました」 「『出産当日は義母には病院に来ないでほしい』と言っていたのに、 『生まれるまでここでついてるよ、義姉も来ると言ってたから』 と、夫よりも早く産院に義母が現れました。現れた直後に私の目の前で夫から義母に電話があり、『来ないでほしいって言ってたよー』と。ブチ切れました」 「第一子の出産時、陣痛で苦しく横になっていると義父母が病室に。私は義父母の手前キツい体を起こして椅子に座りました。苦しくて顔をしかめてる私に義母はどんどんくだらない話ばかりしてきました。そして最後に笑顔でこう言ったんです。『 話して少しは気が紛れたでしょ 』。マジでドン引きしました」 「長男が産まれた時、帝王切開だったこともあり、動けずお風呂も入ってない状態にもかかわらず、 連絡もなしに義父母が来た 。一度、入院3日目くらいに『疲れてるので面会を控えてほしい』とお願いしたのに、その次の日にも『 疲れてるみたいやけど大丈夫か? 』と連絡なしに来た」 出産したときの病院で、義父母の振る舞いにショックを受けたという声が多く寄せられていました。命がけで行う出産だからこそ、その時の義父母の行動が特にママたちの心に残ってしまうとも言えそうです。 「赤ちゃんは私が見るから」産後のお世話にまつわるトラブル 「妊娠中、義母が『産後は私が面倒をみたい』と言ってきた。遠方のためあまり会う機会がなく、義母の事を理解していなかった私は、せっかくの申し出だから受ける事にした。そしたら、義母は『 私が赤ちゃんの面倒をみるから。そしたらあなたは家事できるでしょ? 』と言ってきてすぐに帰ってもらった」 「出産時、義母が15日ほど泊りがけで来た。産後の手伝いという名目だったが、実際にしてくれたのは母乳のあとの ミルクをあげることだけ 。食事の支度や掃除は全て私。せめて休む時間がほしくて『息子さんと日帰りのバス旅行でも』と提案したが、『手伝いに来ているんだから』という理由で拒否。ツラかった」 「産後義母が手伝いに来てくれたのですが、『母乳にいいのが地鶏』と言って、キューキューに筋肉の引き締まったゆでただけで味のない地鶏肉を毎食どんぶりいっぱい出された。ゴムの塊みたいでかみ切れず食べられず、食欲も減り、母乳の出が悪いと『おかしいわね』と ガシガシ乳をもまれ『母乳製造機』扱い で不愉快でした」 「私は夫の実家の近くに住んでいます。そのため産後は義父母が頻回に訪問して来て大変でした。夜中は寝不足で昼間やっとの思いで寝ていても、突然ピンポーンとやってくるのです。寝ているフリをして無視すると、 合鍵を使って勝手に 入ってきました。私は気を使ってしまうのでさらに眠れず、イライラで本当に絶望の日々でした」 産後すぐに始まる赤ちゃんのお世話に、それでなくとも疲れている最中に、義父母が自分勝手な行動をとってしまうと、ママは疲弊してしまうのも無理はなさそうです。精神的に追い込まれてしまう人も少なくないようですね。 「母親失格です!」耳を疑うような驚き発言も 「2人目出産後、2日目に病院へ連絡もなしに来た義父母。義母が出産後の私と初めて会って言った言葉は『〜〜さん、 痩せなだめやなぁ〜 』でした。前日に命がけで出産したのに」 「産後、病院に来た義母。名前を自分たちが付けるものと思い込み、勝手に考えた名前を呼んでいた。生後1カ月、オムツかぶれができた息子を見て、親戚の前でわざと『 母親失格です! 』と怒鳴られた」 「義母にとって、長男も次男も私にまったく似ていないそうです。『手の指が長いところだけはママに似たね』と何回も言います。『誰の子かわからないね。 ママに全然似てないね! 』と言っています。本当に不愉快です」 「産後、隠れて息子に自分のおっぱいを飲ませようとしたり好き勝手する義母になんとか耐えていました。ある日、寝られずグズっていた息子が、泣き疲れてやっと寝たタイミングで、『抱っこさせて』と言われて断ったら、『 前の彼女の方が良かった 、仲良くしていた』と。以降、最低限のお付き合いのみです」 「『 泣いても抱くな! 抱き癖がつく! 』が口癖の義母。助産師から『抱き癖は昔の話。今はたくさん抱いて』と言われ、私と夫から何度も話すが無視。1歳になり義実家を訪問して子が泣くと、『 抱き癖のせいでこんな風に育っちゃったね 。苦労するけど仕方ないね』と勝ち誇った笑みをされ、疎遠決定!」 「産後、腰痛に悩み整体に通っていた頃、義母が4カ月の息子の面倒をみにうちにきてくれました。その時に『お母さんは おっぱい以外いらないから大丈夫よ! 』と何気なく言われた言葉。でも傷つきました。おっぱいだけがお母さんなの?と」 寄せられたエピソードの中には外見を批判したり、人格をも否定したりするような、ひどい発言が多くて、胸が締め付けられます。 出産前までは、自分と相手だけだった義父母との関係。そこに 子どもの存在が増えること で、関係性は少なからず変わってきますよね。そんな中で、 価値観の違いが浮き彫りになる 場合もあるのかもしれません。 義父母とのトラブルをきっかけに、「連絡を取らなくなった」とか「距離を置いた」などというエピソードも多く見られました。義父母の言動が、大きな傷になることもあるため、場合によっては 親子が健やかに暮らすために、離れることも必要な手段 なのだと感じました。 また、義父母自身には悪気がない発言も多いように思います。例えば、自分が望まないような話をされたら 話題を変えたり、時にははっきりと拒否したり と、関係を続けながら、ちょうどいい付き合い方を模索することもできるといいかもしれません。 自分がされたことを将来自分の子どもやそのパートナーにしないように、義父母を 反面教師 だと考え、お互いが心穏やかに過ごせるよう、 相手の立場に立った発言、行動 を心がけていきたいものですね。
2020年07月23日子どもを通じて仲良くなるママ友やパパ友は、同じ時期に同じ年頃の子どもを育てる者同士で、「戦友」のような絆が芽生えることもありますよね。ただ、とても心強い存在でもある一方、トラブルなどを経験して、「距離を置きたい」と思ってしまうこともあるようです。 今回は、そんなママ友やパパ友との付き合い方について考えていきたいと思います。 ■ママ友パパ友と「距離を置きたい」と思ったことある? アンケートでは、「距離を置きたい」と思ったママ友・パパ友がいるかどうか聞きました。その結果、「いる」と答えた人が83.1%となり、8割以上の人が「距離を置きたい」と思った経験があることがわかりました。 Q.「距離を置きたい」と思ったママ友・パパ友いる? いる 83.1% いない 13.6% その他 3.3% ■距離を置きたいママ友「悪口や噂話好きな人」 ここからは、どんなママ友やパパ友に対して「距離を置きたい」と思ったのか、具体的なNG行動についてみていきたいと思います。 「 人の悪口やあら探し ばかりする人は、どうにも苦手です。きっと他では、自分の事も悪く言われてるんだろうな」(大阪府 50代女性) 「幼稚園のボスママ。陰で うそだらけの悪口 を言いふさられ、正直かかわりたくない」(神奈川県 30代女性) 「悪口を言う人とは一緒にいると疲れるし、自分は思ってないのに同じように思ってると勘違いされたりして、 トラブルになりそう なので深く関わるのは避けるようにしています」(滋賀県 30代女性) 多く寄せられたのは、「 悪口を言うママ友とは距離を置きたい 」と言う意見でした。他の人の悪口を聞かされたとき、「自分の悪口も言われているのではないか」と考えてしまうという意見には、納得させられてしまいます。どんな理由があろうとも、トラブルの原因になりがちな悪口は、できれば避けたいところですよね。 さらに、自分がうっかり話してしまったことが、まさか広まってしまったという嫌な思いをしたという声も。 「ボスママに困ってた時に、ママ友が『相談に乗るよ』って言ってくれたので相談したら、全部ボスママが知っていた。 人間不信になりました 」(北海道 40代女性) 「友だちだからと、心を許して話したことが クラス中に広まっていた ことがありました。それからは、うわべだけの付き合いに」(神奈川県 50代女性) ■距離を置きたいママ友「距離感の近い人」 また、ママ友との距離が近すぎることに悩む人からの声も寄せられていました。 「幼稚園時代は、 週一でランチ会 を開催するボスママがいて疲れました」(神奈川県 40代女性) 「近所のママ友。他の友だちがうちに遊びに来てるとチェックしたり、うちの子どもに私たち 夫婦のことを聞き込んでいる ことを知り、距離を置きました」(宮崎県 40代女性) 「やたら熱いママ友。常に『思い出作り』と言い、休みの日は集まっておでかけして記念撮影。卒業と同時に距離を置きました。何より子どもが『 家族だけの休みがほしい 』と切実に訴えてきました」(三重県 40代女性) そして、その距離の近さゆえに、宗教などに勧誘されたという体験談も寄せられていました。 「公園や児童館などで度々一緒になり少しずつ仲良くなったママ友。お互いの家にも遊びに行くほど心許せる間柄になった途端、 いきなり宗教勧誘 が始まりました。無宗教な私にとってはただただ怖かった」(神奈川県 40代女性) 「明るくて優しくて大好きだったママ友。仲良くなり、セミナーに誘われて行くと、 ねずみ講ビジネスのトップレディ だったことがわかり、距離を置きました」(東京都 30代女性) 子どもを通じて徐々に仲良くなり、信頼できると思っていたママ友からの勧誘は、「そのために仲良くなったの?」と疑ってしまうかもしれません。子ども同士の付き合いもあるため、むげに断れないという悩みも出てきそうです。 ■距離を置きたいママ友「失礼な行動をする人」 また、ママ友やパパ友の失礼な行動に嫌な思いをしたという声も寄せられていました。 「パパ友同士での飲み会。酔っ払ってくると、参加者全員を 自分の部下のような扱い で、距離を置くようになった」(千葉県 40代男性) 「業務用スーパーで1週間分の食材をまとめて購入していると言ったら、『安いスーパーに行ったことがないから、今度連れて行って』と言われて渋々一緒に行きました。『こんな安くて大丈夫なの?』と文句を言い何も購入していなかったのに、しばらくしてカゴいっぱいに買い物している所を目撃」(茨城県 40代女性) 「お下がりがほしいのはわかるけど、うちの子だって制服を何年も先に使うのに『 今から予約ね! 』と言ってきて引いた」(神奈川県 40代女性) 「コストコ会員の我が家に 便乗する気満々のファミリー 。会員になって自分のペースで買い物すればいいのに、断っても断ってもめげない」(神奈川県 40代女性) 同い年の子どもがいるママ友同士、いくら仲が良くなったとしても、思いやりや気遣いは欠かせませんよね。どんな状況でも相手の立場に立って行動することの大切さをあらためて感じさせれらます。 ■距離を置きたいママ友「常識はずれな行動をする人」 さらに、普通では考えられないような驚きの問題行動について訴える意見もみられました。 「末っ子が、年上の子に首を絞められてケガをしました。相手の親から電話がかかってきて、『 お互いさまのことで大騒ぎし過ぎ! お子さんが一人っ子だから親が神経質になってるんじゃないですか?』と言われました。『4人兄弟の末っ子です』と言うと、一方的に電話を切られました」(神奈川県 40代女性) 「子どもの同級生が、家で 勝手に冷蔵庫を開け たり、お菓子を食べたりするので、その親に言ったところ『〜〜さんのところが好きなんですよ、うちの子。他の家ではさすがにしないから、大丈夫!』と謝りもしなかった」(兵庫県 40代女性) 「保育園に置いているうちの子どもの服を、 勝手に自分の子に着せていた 。ある時当たり前のようにうちの子の引き出しを開けて着替えるその子の姿を見てあぜんとした」(東京都 40代女性) 「ママ友とランチに行ったとき、途中でトイレに立った。お会計の時に財布を見たら、1000円ちょっとしか現金が入っていませんでした。たしかに4000円入っていたはず。私の様子に一言、『 パパが盗んだんじゃない? 』と言われ、確信しました」(埼玉県 30代女性) なかには、公的な機関に相談した方がいいのではないかと思えるような深刻なトラブルについての体験談も寄せられていて、もはや「ただのトラブル」では済まされませんよね。 ■「ママ友はいらない!」という声 一方で、「そもそもママ友は作らない」という意見も寄せられていました。 「 ママ友という言葉が嫌い 。子ども同士が友だちの保護者さんという意識で、深入りはしないし、会えばあいさつする程度なので、距離を置きたいほどの嫌な思いは経験なしです」(神奈川県 40代女性) 「そもそも ママ友がいない 。その都度気を使ったりつるんだりが面倒なので、わずらわしい事にならず快適です」(北海道 30代女性) 「ランチ会、飲み会、連絡先交換、すべて断っていました。子ども同士が友だちでも、 親は友だちにはなれない です」(福島県 50代女性) 「子どもをとおして、深い関係になったママ友はいません。 あいさつ程度の関係が一番楽 かなと。何でも相談できるママ友は、子どもを通してというより、自分が学生時代より仲良かった友だちが同じ母になったという人だけです」(千葉県 40代女性) 「距離を置きたい」という気持ちになるのは、そもそもの距離が近くなっているからこそですよね。そもそもママ友がいなければ、嫌な思いもせずに済むと考えている人たちも、一定数いることがわかります。 ■うまくママ友パパ友と付き合うコツ それでは、ママ友やパパ友とうまく付き合うには、どのようなことを心がければいいのでしょうか。 ▼「ソーシャルディスタンス」な距離感 「ママ友は友だちではなく、どこまでいっても『知り合い』の枠を出ないなと思っています。あくまでも『子ども絡みの知り合い』であり、友だちとは違う。当たり障りなく、『 ソーシャルディスタンス 』くらいの距離をおいて付き合うのが、お互いに一番良いと思います」(神奈川県 40代女性) 「『 親しき仲にも礼儀あり 』を心がけ、どなたにも良い関係を維持できるだけの距離をおくようにしています」(愛媛県 40代女性) 「PTA役員をしていた時は、苦手な人もいましたが、とりあえず皆さんの話に共感しつつ苦手な方とも何とかやっていました。人間、どんな相手とでも 適度な距離は必要 だと思います」(神奈川県 40代男性) ▼自然と仲良くなれればママ友ではなく『友だち』になれる 「ママ友は無理して作るものでも、すぐできるものでもなく、お互い 自然と心が開いてから なるものです。『お友だち』と呼び合えるまでの月日は必要不可欠で、無理して付き合うなんてもってのほかです。十人十色でいろいろな方がいます。 見抜く目を養う のも必要不可欠では?」(神奈川県 40代女性) 「幼稚園の時から、仲良くなる人は 自然と仲良くなる って言うのが私の考えです。自然と仲良くなった人が2人いますが、もうママ友って言うより今は普通に友だちです」(北海道 40代女性) 子どもを通じて知り合うママ友やパパ友は、それまでの友人関係とは異なり、とくに適度な距離感が必要だということがよくわかります。また、人それぞれに求める付き合い方が違うことを頭に置いて、その度合いをはかりつつ関係を築いていくことも大切といえそうです。 また、子どもを介して、ママやパパたちが自分自身の本当の友だちと出会えることもあるでしょう。筆者自身、子どもが0歳の時に知り合ったママ友とは、引っ越して離ればなれになった今も、頻繁に連絡を取り合っています。子どもの話題だけではなく、自分の仕事や趣味、取り留めのない話などで話題は尽きず、もはや自分自身の大切な友人になっています。 最後に、このような声も寄せられていました。 「人間関係はどこにいても一筋縄ではいきませんが、自分のためだけでなく、子どもの健やかな成長や コミュニケーションのお手本 となるべく、頑張ろうと思っています」(岩手県 40代女性) 「ママ友は子どもを立派な成人に育て上げると言う使命を背負った者同士。同じ 戦友として力強い存在 です」(千葉県 40代女性) 「娘が学校を休むようになり、クラスの保護者会で事情を話しました。その後、同じクラスのママたちが時間を作って私の話を聞いてくれて、本当にうれしかったし 心強かった です」(東京都 40代女性) ここまで、ママ友やパパ友との付き合い方について、考えてきました。ママ友やパパ友の存在は、正解のない子育てをする上で助けになることも多々あります。共通点は「子ども」だけで始まる付き合いですが、どんな人間関係でも手探り状態があるのは変わらないこと。そう考えると、ママ友パパ友だとしても、やはり人付き合いのマナーを守ることが大切なんだと思えます。 またコメントにもあったように、親がどのようなコミュニケーションをしているのか、子どもたちは何気なく見聞きしているのかもしれません。そんなやりとりが、子どもの人間関係にも影響を与えるかもしれないと思うと、身が引き締まります。 「悪口を言わない」「人が嫌がることはしない」など、親として自らの行動で示していければいいなと感じます。そんななかで「ママ友やパパ友付き合いをしない」、「距離感を持った付き合いをする」といった選択肢を選ぶ人もなかにはいるでしょう。 人付き合いは自分が苦しくなってまでする必要はないもの。ましてや大人になった今、「誰もがお友だちになれる」なんて幻想は持っていないでしょう。子どもを介するがゆえに、時には割り切った交流が必要な場面も存在します。でも、自分らしくあるために、またどんな距離感が心地よいのかを、親同士の付き合いがつらくなったときは見つめてみるとよいかもしれませんね。 Q.「距離を置きたい」と思ったママ友・パパ友いる? アンケート回答数: 5620件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2020年07月23日妊娠中や産後すぐは、体調が崩れやすかったり、生まれてきた子どものお世話で休む暇がなかったりと、幸せな中でも大変な状況が続きますよね。そんなただでさえしんどい出産前後に義父母とのトラブルを経験したという人は多くいるようです。 今回はウーマンエキサイトアンケートに寄せられたエピソードの中から 「出産前後にママたちが経験した義父母とのトラブル」 についてご紹介します! ■「また男の子?」性別にまつわるNG発言 最初に出会うトラブルは妊娠中だったと言うママも多いようです。つわりやホルモンバランスの変化により、それでなくともつらい思いをしがちな妊娠期。体験談からは、そんな大変な状況のママたちに追い打ちをかけるような、義父母からの辛らつな発言が見えてきました! 「妊娠がわかった時、既に男の子の孫が2人いた義両親は『 次は女の子! 』と言いたい放題。結局一人目は男の子だった。その後、2人目を妊娠中に男の子だとわかると『 また男の子? みんなガッカリ 』と言われた」 「両家ともに初孫だった長女。『次は絶対に男の子!』と両家から期待され、2人目不妊でなかなかできなかったところに来てくれた次女。性別が女の子と分かった途端、両家から『 え、女の子? 』と言われました。無事に産まれてくれるだけでも奇跡でありがたい事なのに…。一生根に持つと思います」 「2人目妊娠中、医者から『9割がた女の子』と言われていたのに、『産まれてくるまでわからない』と言い張った義父。予定通り女の子が産まれたら、今度は『 男の子を産んだら100万円やる 』と言ってきた義父と夫。こんな家、滅んでしまえばいいと本気で思った」 「次男を妊娠中、義父が何度も義母経由で性別を聞いてきました。なかなか性別がわからなかったのですが、妊娠後期に入り男の子と判明。すぐに性別は伝えたものの、希望は女の子だったのか、直接性別を聞いてくるように。 臨月にはひな祭りの予定を組もうとしてきて あきれました」 男女を問わず、妊娠中にどちらかを希望されてつらい思いをしたという声が多く寄せられていました。子どもの性別は自分では選択できるものではないため、ママにとっては大きな負担ですよね。 ■「妊娠は病気じゃない!」それは確かにそうだけど… 「母の出来事です。妊娠したときのこと。姑は『 妊娠は病気じゃない! 』と近くに住んでる母に買い物させたり、近所の人が来たから菓子を買ってこいなどコキ使い、その無理がたたり流産。見舞いにきて謝ると思いきや『家事もできないとは思ってたけど 子どももろくにできないのね 』と言ったそうです」 「第二子を妊娠した当初、吐きづわりで毎日ゲーゲー、寝たきりだった。そんな中、迎えたお正月。全く配慮もされず、正月なのだから訪問するのは当たり前という雰囲気の義実家。義父に体調を聞かれ、食べられないしずっと吐いていることを話すと、『 変な子にするなよ 』と言われた。変な子って何?」 「私が双子を妊娠中、医師から自宅安静を指示されているにも関わらず、強引に泊まりに来て何も手伝わず、 まるでお客様 。散歩に出かけて、迷子になったら『迎えに来い』と連絡」 「第一子妊娠中に医者から早産の危険があるからと散々脅されたので必要最低限しか動かずにいたら、義父から『 お姫様じゃないんだから 』と言われました。仕事でほとんど家にいない主人にも頼らず、同居して家事も私がほとんどしていたのに」 妊娠自体は確かに病気ではありませんが、つわりや貧血、切迫早産など、その体には多くの負担がかかりますよね。そんな大切な体を大切にしてもらえないその態度には、傷つくのも無理はありません。 ■「一人っ子はかわいそう。2人目は?」デリカシーのない発言! 「結婚後も働いていた私がはじめての妊娠。義母に出産後も産休、育休をとりながら、継続して会社に勤めることを伝えた。でも、その後切迫流産で入院して、流産してしまった。ショックを受けている私に、義母は『 子どもを放っておいて働きたいなんていう母親が嫌で 、赤ちゃんは生まれてこなかったんだね』と言い放った」 「2人目を流産し、手術からまだ半年もたってない時期に帰省した際に、2人目について何度も聞かれてつらかったです。『 2人目はまだ? 一人っ子はかわいそう。 兄弟は絶対に必要』と、帰省中何度も何度も言われて、お風呂の中で泣きました。主人に伝えてもらい、マシにはなりましたが、まだ親戚の妊娠などで遠回しに伝えてきて困ります」 「妊娠中、食べづわりで吐くのが怖くて食べるのがやめられず、太ってしまった私に対して義父母が『 貫禄があるよね 』とデリカシーのない事を言ってきた」 「妊娠中、心配性な義母が毎日訪問しては、『妊娠中火事を見ると 赤ちゃんの顔にあざができる 』、『羊水検査をしてダウン症なら産むか考えろ』、『〜〜さんはこうして流産したらしいけど、そうならないように』などと、私に毎日ネガティブな事を言いに来て、毎晩義母が夢に出てくるように」 「夫の父方の親戚が田舎の集落の人たちで、考え方が古いのか、第一子妊娠中に会ったときには『 子どもは2人産んで一人前 っていうんだよ』と言ってきた。そのときは気にしませんでしたが、後から考えてイライラ! しかも男性に言われたのが余計に気持ち悪く、『おまえが産んでみれば?!』と思いました』 妊娠中の女性を追い込む義父母の発言、どれも胸が締め付けられるようなつらいものでしたね。どうか相手の立場に立って声をかけてもらえるように、願いたいものです。ただ、つらいのは妊娠中だけではなく、産後にも義父母とのトラブルが待ち受けているようです…。 後編に続く
2020年07月22日毎年、夏になると熱中症の危険が叫ばれます。とくに感染症の流行でマスクを外すことに躊躇されるなか、熱中症のリスクが高い夏になりそうです。 今回は、熱中症のリスクから子どもを守る方法について、書籍 『マンガでわかる!子どもの病気・おうちケアはじめてBOOK』 からご紹介します。 ■熱中症になったらどうする? 熱中症とは、おもに初夏から夏にかけて、 環境に体が適応できないことで起こるさまざまな症状の総称 です。暑い日だけではなく、湿度の高い時期にも起きやすいため、注意が必要です。 ■子どもは熱中症にかかりやすい? 子どもは、熱中症のリスクが高いのが特徴です。 <熱中症のリスクが高い原因> ●体温が上がりやすく脱水になりやすい ●大人よりも背が低く地表の熱を受けやすい また、年齢が低い子ほど自分の症状をうまく伝えることができないため、とくに注意深く様子を見る必要があります。 外出時は 休憩や水分補給をこまめに取らせる 、 室内の温度調節をする などして、子どもの様子をこまめに見てあげましょう。 ■熱中症予防のポイント それでは、熱中症にならないために、普段から心がけたい予防のポイントについて、見ていきましょう。 <熱中症予防のポイント> ●体調のコントロール ・十分な睡眠(午後の昼寝が効果的) ・食事をしっかりとる ・胃腸炎や風邪などにかかっている時は熱中症にかかりやすいので注意する ●暑さに慣れさせる ・日頃から適度に外遊びをして、体を暑さに慣れさせておく ●十分な水分と電解質補給 ・こまめな水分補給が大切 ●日焼け対策 ・適した服装をする (薄い色、吸水性や通気性のいい素材) ・屋外では帽子を着用 ・直射日光を避ける ・保冷剤の併用 ・ベビーカーの日よけ そして、とくに注意が必要なシーンは次の項目です。 <熱中症に注意が必要なシーン> ●天候 :梅雨の晴れ間、梅雨明け、30度以上 ●地面 :地面の熱に注意 ●屋内 :屋内でも油断しない ●車内 :暑い環境に置き去りにしない 生活のふとした瞬間にも熱中症のリスクは潜んでいます。とくに注意したいタイミングを把握しておくことで、子どもたちを熱中症のリスクから守ってあげましょう。 ■おうちでできる応急処置 子どもが軽い熱中症になった場合にできる、おうちでの応急処置についてご紹介します。 1、涼しい場所に移動し、仰向けに寝かせる クーラーがきいた室内など、涼しい場所に移動させましょう。 2、身体冷却 服を緩め、保冷剤やタオルで 首や脇の下、太ももなど太い血管 の部分を冷やしましょう。肌に水をかけたり、ぬれタオルなどで拭き、厚紙などで仰ぎます。 3、水分摂取 脱水の治療のためには、 経口補水液 がおすすめです。ただ、意識レベルが悪い場合や、おう吐がある場合は、水分摂取は控えましょう。 おうちでの応急処置をしても症状が改善しない場合は、病院を受診しましょう。熱中症の症状は進行することがあるので、経過には十分注意してください。 また、そもそも頭痛や吐き気がある、体温が高い、呼びかけへの反応がおかしいなどの症状が出ている場合には、中等症や重症の熱中症になっている可能性があります。すぐに病院を受診するか、救急車を呼ぶ必要がある場合もあるので、子どもの様子をしっかりと見て、対応してあげましょう。 ■【子どもの熱中症】教えてドクターQ&A 最後に、「教えて!ドクタープロジェクト」に熱中症にまつわる心配事について、教えていただきました! ――マスクをしながら、熱中症を予防するためにどのようなことができますか? まず大前提として、マスク着用している場合はとくに子どもが熱中症を起こしやすくなります。このためマスクをしながら熱中症予防を考えるということは、「暑い日に長袖で外出しても暑く感じない方法を考える」と同じようなものです。 ですから、「 子どもは必要なときにマスクをつける 」という考え方をお勧めします。 ――子どもの体にはどのような特徴があるのでしょうか? まず、子どもは大人より呼吸回数が多いです。大人は1分間に12〜20回ですが、乳児は30〜50回/分、幼児は20〜30回/分です。呼吸回数が多いことは、 マスクで口元が覆われていると十分な空気を吸えない ことになり、大人より苦しくなりやすいことを意味します。 また、呼吸筋が発達していないため、息を深く吸い込む 深呼吸が大人ほど上手にできません 。そのため、呼吸が苦しくなると深呼吸ではなく、呼吸回数を増やして対応します。ただでさえ多い呼吸回数がさらに増えます。心臓や肺も未発達なため、十分な空気を取り込めないと、これらの臓器にも負担がかかります。 ――子どもにとって、マスクの着用が大きな負担になることがわかりますね 日本小児科医会は、 2歳未満のマスク装着はしないよう に注意勧告しています。3才以上でも注意が必要です。 そもそも、 子どもは大人よりも熱中症にかかりやすい という特徴も知っておいてください。 汗腺が未発達で、体温調節が大人ほどうまくできない、体重あたりの体表面積が大きく、暑いところで体温が上がりやすい、などです。息を吐くことで、人は体の中の熱を外に逃がすことができるのですが、 マスクをすることで熱がこもって しまいます。子どもの熱中症リスクはさらに高くなります。 ――それでは、子どものマスク着用についてはどのように対応すればいいのでしょうか? これまでの報告から、子どもの感染の多くは 保護者から感染している こと、学校や保育所などでの クラスター発生の可能性は高くはない ことがわかっています。 子どもの行動範囲は学校・保育園と家が中心です。いろいろな所に出かける大人の行動範囲と比べるとはるかに狭いのです。 つまり、感染リスクは大人が圧倒的に大きいのです。子どもを守るためには、 大人自身の感染症対策がもっとも大切 だと言うことを知ってください。 したがって、熱中症対策としては、「 必要なとき以外にはマスクをしない 」ことをお勧めします。外で遊ぶとき、運動するときにマスクをしてはいけません。 また、「 暑くて嫌だ 」、「 気分が悪い 」という子どもの訴えを尊重し、3才以上であっても強要してはいけません。そして普段の熱中症対策と同じように、こまめな水分補給と、しっかり休養をとることです。病み上がりは体力が落ちていて熱中症のリスクが上がるため注意が必要です。 マスク以上に効果的な感染症対策が、 手洗い です。みんなで遊ぶ前と後、食事の前後、トイレに行った後は必ず手洗いをしてください。 ――熱中症による頭痛や発熱などの症状は、新型コロナウイルスをはじめとする他の病気との見分け方が難しく感じます。どうやって判断すればいいでしょうか? もともと夏に増える熱中症は、 胃腸炎や夏かぜとの見分けが難しい です。この見分けは医師でも難しい場合が少なくありません。 今年の夏も、頻度としては新型コロナウイルス感染症より圧倒的に夏かぜや胃腸炎の方が多いと思います。保育園や学校で胃腸炎や夏かぜが流行している、家族に似たような症状がある、などは参考になる情報です。また公園で遊んでいる途中にぐったりするようなら熱中症の可能性も考えなくてはいけません。 夏に流行る病気はいずれもウイルス感染症が多く、 水分を摂って安静にする ことでよくなります。熱中症の対策もこまめな水分補給と体の冷却です。 見分けは難しくても、 最初の対策は大きく変わらない ので、本人の様子をしっかり観察し、ぐったりする、水分摂取ができないなどの症状があれば早めに医療機関で相談してください。 ※本連載で紹介する情報は、2020年6月30日時点のものです。 『マンガでわかる!子どもの病気・おうちケアはじめてBOOK』 (佐久医師会 教えて!ドクタープロジェクトチーム/KADOKAWA ¥1,430) 赤ちゃん・子どもの病気、ケガ、事故…突然の「どうしよう」この1冊があれば安心! 病院に行く? 行かない? こういう時は様子を見ても大丈夫など、子どもの体の心配ごと、 マンガと解説でわかります。突然起こる子どもの病気、ケガで不安になるときに、親が慌てずに対処するための常備本。 ●「教えて!ドクタープロジェクトチーム」とは? 長野県佐久医師会・佐久市による、子どもの病気、ホームケア、地域の子育て支援情報などを発信するプロジェクトチーム。地域の子育て力向上事業としてだけでなく、SNS発信により「医師による確実な情報」を、リアルタイムで全国に発信している。 公式HP: 教えて!ドクタープロジェクトチーム
2020年07月20日子どもからの手紙。たとえ読めないようなたどたどしい字だったとしても、初めてもらったときの喜びは、筆舌に尽くしがたいですよね。どんなものよりもうれしくて、宝物にしているパパやママもいることでしょう。 今回は、子どもたちからの手紙について、その内容や返事の仕方など、考えてみたいと思います。 ■子どもから手紙をもらったことある? アンケートでは、子どもから手紙をもらったことがあるかどうか聞きました。その結果、「ある」と答えた人が95.3%となりました。多くのパパやママたちは、園や学校のイベントでもらう、家でもらうなど、さまざまなタイミングで子どもから手紙をもらっているようです。 Q.子どもから手紙もらったことある? 園や学校のイベントとしてもらったことがある 27.1% 家でもらったことがある 21.6% 学校、家のどちらからももらったことがある 46.6% もらったことがない 3.8% その他 0.9% ■子どもからの泣ける手紙 子どもからの手紙には、並んだストレートな言葉に、読んだ瞬間不意打ちをくらい涙を止まらなくする力があります。 「『いつもお休みが少なくても頑張ってるママ。 くたくたで疲れてるママも怒っちゃうママも大好きだよ 。 私もママのお仕事を大人になったらやりたいな。 そのときはおしえてね! 大好きだよ』 これを6歳のときにもらいました。涙がとまりませんでした」(静岡県 30代女性) 「子どもが保育園に通っている頃、『お父さんいつもお仕事お疲れさまです。土曜日までお仕事してくれてお休みの時は一緒に遊んでくれてありがとう、お父さん大好きだよ』と書いた手紙を渡されて読んだ時には涙が止まりませんでした」(千葉県 60代男性) 「反抗期の娘に中学卒業する頃、手紙をもらいました。『いつも八つ当たりをしてごめんね。どうしてかわからないけど、イライラして怒ってばかりでごめんね。本当はママの事が大好きなのに素直じゃくてごめんね。 ママが私のママでよかった 』…と。三年経った今でも私の一番の宝物です」(青森県 40代女性) 「小学校の卒業の際にもらった手紙が1番感動しました。娘が2歳の頃に離婚し、縁があって小学5年に再婚。半年くらいたって妊娠し弟を出産。手紙の内容は、 私に家族をくれて弟を産んでくれてありがとう と書いていました」(岩手県 30代女性) ■子どもからの「大好き!」と書かれた手紙 日常生活の中で、子どもたちが「大好き」とか「いつもありがとう」という手紙をもらう人も多いのではないでしょうか。なによりうれしいのは、子どもたちが自ら「気持ちを伝えたい」と思って筆をとってくれることですよね。 「息子が4歳のときに、すごく長いラブレターを書いてくれました。要約すると『おかあさんだいすきだよ。いつもごはんおいしくてうれしい。怒って怖いときもあるけどだいすき』。うれしい、だいすきオンパレードでA4の紙に小さな文字でビッチリと書いてくれて…。もうお母さんはメロメロです。いつかクソババアと言われた時に読み返そうと大切にしまってあります」(神奈川県 30代女性) 「上の子は字を覚えたころ、何度も何度も『 パパ、ママだいすき 』と書いてくれました。高校生になった今も飾ってあります!」(神奈川県 40代女性) 「昨日、私の誕生日に息子から手紙をもらいました。『 ママがいてしあわせです 』と書いてありました。私も幸せです、ありがとう」(神奈川県 40代女性) 「長男から、覚えたての字で「 うんでくれてありがとう 」と 書いたカードをもらいました。感動でした」(宮崎県 40代女性) 子どもが小さいときにくれる「まま だいすき」の手紙。子どもが大きくなってくると、そんな手紙はなかなかもらえなくなります。だからこそずっと取っておいて、何度も見返したくなりますよね。 ■子どもからの笑える手紙 「これは、ギャグなのか?と思うような間違いがいろいろ。『お母さんへ いつもありがとう だいすけ?(だいすき) ぼくのだいすきなカレイをつかんでくれて(カレーをつくってくれて)ありがとう ぼくのすきなばけもん(ポケモン)のおべんとうをつくってくれてありがとう』。文字を覚えたての時ですが、他にもいろいろな間違いがありました。国語力は大切だとしみじみ思いました」(兵庫県 40代女性) 「覚えたてのひらがなで一生懸命書いてくれた手紙の 語尾がなぜかすべて『だす』 で、喜び以上のものをもらいました」(静岡県 40代女性) 「長男の高校卒業の時、手紙をもらい、感動的な言葉が書かれているのかと、泣く準備をしていました。でもふたを開けてみれば、『まだまだ家を離れる気はありません。 お金、ヨロシク! 』でした」(福島県 40代女性) 「息子が幼稚園の頃、『 おかあさん、ドラえもんにならないでね 』と、書かれた手紙をもらったことがあります。体型のことか…?」(茨城県 40代女性) どのエピソードからも、親子のやりとりが想像できて、ほっこりと温かい気持ちになりました。子どもならではのかわいらしい間違いから、ちゃっかりとしたところなど、いろいろな子どもの姿を垣間見られるのも、手紙ならではの楽しみ方と言えそうです。 ■イベントでもらう子どもからの手紙 「娘はよくお手紙をくれます。つい先日も、『 早めの母の日 』と言って、折り紙の花束とお手紙をくれました。普段は鬼婆のごとくしかっているママでも、好きと言ってくれてうれしいです」(神奈川県 30代女性) 「小学校の卒業式の日に普段は言ってくれないことを手紙に書いてくれて、泣いちゃいました。特に、『 産んでくれてありがとう、育ててくれてありがとう 』という文字に感動しました」(茨城県 40代女性) 「今年のクリスマスに、『お母さんにはサンタさんが来ないからかわいそうだ』とお手紙をもらいました。『 いつもおいしいごはんありがとう、家事をたくさんありがとう 』ってサプライズをしてくれて、本当にうれしかったです」(北海道 50代女性) 「年長最後のお弁当の日に、手紙をもらいました。覚えたてのひらがなで『 3ねんかんおべんとうつくってくれてありがとう 』と。涙が止まらなかったです」(神奈川県 40代女性) そのほか、パパからは「父の日に、手紙と自分の小遣いで缶コーヒー1本買ってくれる」というコメントも寄せられていました。母の日や父の日、そして誕生日などの記念日は、子どもたちが手紙をくれる一つのタイミングになっているようです。 こういったイベントのときは、保育園や幼稚園が主体となって、パパやママへの手紙を企画してくれることも多いように思います。筆者も、長男が幼稚園に通っているとき、私や夫への手紙をたくさん持ち帰ってきてくれました。幼稚園から帰宅後、手提げカバンから出てくる手紙をみて、不意に喜ばせてもらったことが多くあります。 ■手紙が親子の大切なコミュニケーションに 親子での手紙のやりとり方法や保管方法についてもコメントが寄せられました。 ▼親子での手紙のやりとり 「イベント時は、お互いに 家族全員で寄せ書きみたいなカード を書きます」(神奈川県 50代女性) 「小4の息子から『ママに手紙を書くね』と始まったのが 交換日記 です。ノートにたいしたことは書いていませんが…。いつまで続くかわかりませんがしばらく続けようと思います」(北海道 40代女性) 手紙だけではなく、日記だと日々の思いを都度言葉にして伝えられてよいですね。 ▼手紙の保管方法や返信についての工夫も 「学校のイベントで書いてくれました。紙にぎっしり書いていて、うれしくて 額縁にいれて飾っています 」(山口県 30代女性) 「私の誕生日に兄弟で書いてくれました。『ママの子どもでよかった』って書いてあって、泣きながら読みました。 手紙はカバンに入れて持ち歩いて います」(宮城県 40代女性) 「命の授業で親宛てに書いてもらいました。それ以外でも日常で書いてくれていますが、毎回うれしいし、涙ものです。その分、 返事を書いて渡します 」(青森県 30代女性) 「手紙を飾る」ことによって、いつでも手紙をもらったときの感動を思い出すことができそうですよね。また、子ども自身にとっても、自分が書いた手紙を喜んでもらえたと実感することができるかもしれません。 そして、「返事を書いて渡す」ということは当たり前のようで、親から子へ手紙を書いたことがある人は意外に少ないのではないかと感じました。 筆者自身は、子どもから手紙をもらったとき、それに対して口頭では感謝を伝えても、返事を書くことは、これまであまりできていないことに気付きました。 ■手紙が親子の思い出を彩る 「子どもたちが書いた手紙をたくさんとってあります。仕事から帰宅した私に、たびたびミニレターをくれました。私の似顔絵に『まま、すき』と書いたものや、『けさはママのことキライっていってごめん』などと汚い字で一生懸命書いた反省文があり、読み返すたびにおかしくなります。子どもたちは覚えていないかもしれませんが、 大切な宝物 です」(神奈川県 40代女性) 「小さい頃は、感謝の言葉など、たくさんお手紙をもらいました。それから数年たった今は、私に対しての意見、例えば『いつまでも子どもではないので、子ども扱いしないでください』などと言われて、 成長を感じます 。手紙の最後には『大大大好きです』と書いてくれているので、意見を真摯(しんし)に受け止めてもっと子どもの気持ちになって発言しようと思いました」(兵庫県 40代女性) 「息子の20歳の誕生日に時計を贈りました。すると、息子から主人と私宛てに『20年育ててもらってありがとうございます』と、 感謝の気持ちがびっしり と書かれていました。ぶっきらぼうで、普段あまりしゃべらないので、涙目で文字が読めないくらい感動しました」(大阪府 50代女性) これらのコメントからは、手紙が思い出を彩っていたり、子どもの成長を実感させる証となっていたりと、家族によっては非常に大切なものになっていることがわかります。手紙の内容が、たとえうれしい内容ばかりではなくとも、そこに書かれた本音、本心が、親子の関係をよりよくする上で重要な役割を担っているようにも感じられました。 9割以上のパパやママがもらったことがある子どもからの手紙。その手紙はパパやママにとっては特別な思い出の一つとなっていることでしょう。 また日々のコミュニケーションだと、親もつい口調がキツくなってしまったり、言いすぎてしまったりすることがあります。そんなときは親からも子どもに手紙を送り、普段は言えない本音を伝えるのもいいかもしれません。親が手紙をもらってうれしく感じるように、子どもにとっても親からの手紙はうれしいはずですから。 いまはSNSで親子間の会話も成り立つ時代です。気軽な会話や連絡、「ごめんなさい」の言葉も、すぐに思い立ったら送れる便利さは、親子の会話のひとつのツールといえます。そんななかでも手紙は、親子それぞれに記憶や思い出として、大きく残るもの。手紙を書く行為には、もしかしたら互いに思いやる気持ちも込められているのかもしれませんね。 筆者も早速おしゃべりが苦手な長男と、最近ひらがなを読めるようになった次男にお手紙を書いてみたいと思います! Q.子どもから手紙もらったことある? アンケート回答数: 6814件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2020年06月23日子どもに対してついつい言いすぎて、「あんなこと言わなくてよかったのに…」と後悔したことはありませんか? もっとも近い存在であるがゆえに、遠慮がなくなってしまいがちな親子関係。そのなかで、時に子どもを傷つけてしまうこともあるかもしれません。今回は、親から子どもへの言葉のかけ方について、考えてみたいと思います。 ■子どもに言って後悔した言葉ある? アンケートでは、子どもに言って後悔した言葉があるかどうか聞きました。その結果、「ある」、「少しある」と答えた人が合わせて92.4%となり、じつに9割以上の人たちが、子どもにかけた言葉に何かしらの後悔の気持ちを抱いた経験があることがわかりました。 Q.子どもに言って後悔した言葉ある? ある 76.5% 少しある 15.9% ほとんどない 4.8% ない 2.2% その他 0.6% ■後悔の言葉1、子どものことを否定する 9割以上のパパやママたちがかけてしまったことのある、後悔の言葉。子どもにどんな言葉をかけて、後悔しているのでしょうか。 「娘から『すごい?』って聞かれた時に、『 別にすごくない 』と答えたことがありました。何で『すごいね』ってほめてあげられなかったのか、たまに思い出します」(栃木県 50代男性) 「『 何であなたは○○なの? 』という言い方。理由なんかないし、これは子どもをもっとも簡単に、かつ強烈に否定する言葉だと気付いたのは育児を始めて何年経っていただろう…」(神奈川県 40代女性) 「高校生の娘とかなり激しい言い合いになった時、『 あなたと話してると自分がイヤな人間になってくる 』と言ってしまったこと。娘は、『そんな事言われたの初めて』と、とても悲しそうな顔をしていました」(神奈川県 50代女性) 「宿題も、次の日の準備も、連絡帳の記入も、授業態度も芳しくない息子のチェックにウンザリして、つい『 ちっとも頑張らないね 』と言ってしまった。息子が目に涙を浮かべながら、私をにらみながら、『オレはいつも、いつも、頑張ってる!』 と、言ってきました。 他の誰に言われても、私だけはこの言葉を言ってはいけなかったと、深く後悔しました」(神奈川県 50代女性) そのほかにも、「『 嫌い! 』親からは絶対言ってはいけない言葉。この一言で子どもの顔色が変わった」とか、「『 なんでこんなこともできないんだ 』私でもいまだにできないこと、忘れることもあるのに…」というコメントも寄せられてました。 どのコメントを見ても、その時にみずからが発してしまった言葉への後悔の思いが伝わってきます。子どもにとっても、自分自身を否定されるような言葉は、きっとつらい記憶として残っているのかも…と考えると、胸が苦しくなります。 ■後悔の言葉2、人と比べてしまう また、「子どもを人と比べてしまって後悔した」という声も集まっていました。 「仲のいい友達と比べてしまい、『〇〇くんは〇〇なのに』とか言ってしまうことが多い」(千葉県 40代女性) 「『 お兄ちゃんは〇〇できるのに、 あなたはどうしてできない! 』ですね。子ども、一人一人得意なこと、苦手なことがあるのに、兄弟内で比べてしまった」(愛媛県 40代女性) 「野球を始めた長男。つい周りの子と比べて 試合での失敗を強めに責めてしまい 、今でも後悔しています」(千葉県 30代女性) 同級生や兄弟など、子どもの身近にいる人とついつい比べてしまう言い方をしてしまった経験のある人も少なくないかもしれません。 筆者も、小学2年生の長男が、自分で始めると決めた水泳の習い事に行くのを嫌がった時、思わず「○○くんは水泳を頑張って続けて、もうクロールができるらしいよ〜」と言ってしまったことがあります。言われた長男は、悔しそうな表情で口を一文字に結んでおり、「あ、しまった」と一瞬で後悔しました。 ■後悔の言葉3、理不尽な言葉をかけてしまった コメントの中には、理不尽な言い方をしてしまったという後悔の言葉も寄せられていました。 「『 お兄ちゃんでしょ! お姉ちゃんでしょ! 我慢しなさい! 』」(千葉県 40代女性) 「娘とケンカになるとつい、『 お父さんとソックリだね 』と言ってしまい後から後悔してしまいます」(岩手県 50代女性) 「仕事との両立に自分に余裕がなくて、話しかける子どもについつい、『 うるさい! 待っていなさい! 』と連日言ってしまった。泣きながらベッドにうずくまっているのを見て、後悔しました」(神奈川県 50代女性) 「自分が子どもの頃親から言われて傷ついた言葉ほど記憶に残っていて。なぜかその言葉を我が子にぶつけてしまったことが大きな後悔です」(奈良県 30代女性) 親の方も心に余裕がなくなってくると、きちんとした理由もなく、子どもに対して当たってしまうこともあるのかもしれません。 ■後悔の言葉4、親の都合を押し付ける さらに、親の都合を子どもに押し付けてしまったと後悔している人も。 「子どものやる事なす事に『 時間がないからはやくはやく 』と水鉄砲のごとく後ろから強引に押し出す感じでやっていました。今思えば気持ちに余裕が全然なかったですね」(千葉県 40代男性) 「夕飯の支度中にめずらしく長男が、『あのね、あのね…』って話しかけてきたとき。『 あとでね 』と言ったが、『さっきの話、何だったの?』と聞いても、『もういいや』とそれきりになってしまった。その時に聞いてほしかったんだなぁ、と反省しきり。子どもに、 『あとでね』は二度とない んだと思う」(神奈川県 50代女性) 「私自身も体調がすぐれないのと、気持ちがしずんでいる時に、息子が、言うことを聞いてくれなくって、『 悪い子はどっかいってしまえ 』って言うてしまったことがあります」(大阪府 30代女性) 「小さい頃、『遊ぼ!』と言われて仕事で疲れているときは適当な理由で断ったりしていたことを後悔しています。仕事は誰でもできるし代わりなんかいくらでもいるけれど、 この子たちの父親は自分だけ という当たり前のことが当時はあまり考えませんでした。いろいろと遊んでいたものの、あのかわいい時期にもっと遊んであげればよかったと後悔しています」(神奈川県 50代男性) 子どもが親を必要としているタイミングで、時間を取ってあげられなかったことに対して、後悔しているパパやママが多いようですね。どのコメントからも、親の悔いが感じられて、身につまされます。 また、今の時期ならではのこんなコメントも。 「とくに今の時期、学校がコロナの影響で休校になり、夏休みのロングバージョン。習い事は全部休講、イベントも全部中止、遊べる場所も臨時休業…。行き場のない子どもと狭い家の中で24時間一緒にいると、こちらの精神状態もおかしくなり、ついついヒドイことを言ってしまいます。自分でもどうしたら良いかわからず、助けてほしいです」(神奈川県 40代女性) 感染症が拡大している影響で、子どもと家で過ごす時間が増えたことによって、いつもよりもひどいことを言ってしまうという悩みを抱いている人もいるようです。おそらく、同じように感じているパパやママも多いのではないでしょうか。 ■言ってしまってフォローはどうする? それでは、言葉をかけてしまった後に、パパやママたちはどのようなフォローをしているのでしょうか。 「イライラ口うるさく注意してしまい、すやすや寝ている姿に、『ゴメンね』と涙がでます。気持ちに余裕ができたときに『 大好きだよ 』とギューしたり誉めたりを心がけています」(千葉県 40代女性) 「最終的に怒鳴ってしまい、後で反省しています。子どもには、後で冷静になってから、 説明したり、謝ったり します」(新潟県 40代女性) 「数えきれないくらい、大人の都合でしかって自己嫌悪…。子どもには必ず謝っています。私が子どもの頃、親は絶対に私に謝ることはしなかったけど、私は必ず謝ります」(神奈川県 30代女性) 「イライラMAXになるとついつい言っちゃいます。母親だって人間なんだから感情があるのです。『 なんでもかんでもワガママ言うのはやめて 』って言いました」(福島県 30代女性) フォローする上では、自分自身の気持ちをしっかりと伝えることを大切にしている親が多いように思います。また、言ってしまった言葉に対しては、 「ごめん」と謝罪する というコメントも多く見受けられました。 ■親子のコミュニケーションを円滑に行うために必要なこと それでは、子どもを言葉で傷つけないために、親はどのようなことを心がければいいのでしょうか。 ▼言葉のかけ方1、言われて嫌なことは言わない 「私自身が『 長女なんだから 』や『 女の子なんだから 』とよく注意されて嫌だったから、子どもには言わないようにしている」(愛媛県 30代女性) 「『怒る』『しかる』『注意する』はすべて違うから、人に言われてイヤなことは自分もイヤという考え。だから後悔するだろうことはまず自分に置き換えるかな」(広島県 40代女性) ▼言葉のかけ方2、感情にまかせて話さない 「しかるときはなぜしかられるのかを、どうすればしかられないのかはちゃんと説明している」(三重県 40代女性) 「イライラしてつい言ってしまったことでも、子どもにとっては一生傷として残る場合もある。人間関係は子どもであっても夫であっても、みんな一緒です。言葉一つで相手を殺してしまうことだって。 一つ一つ考えて話しています 」(北海道 30代女性) ▼言葉のかけ方3、言葉を発する前に一呼吸 「怒りに任せて言葉をかけることはないです。イラッときても、 『ひと呼吸』が大事 ですよね」(鹿児島県 40代男性) 「日々気をつけて過ごしていますが、やはり余裕ない時にふと言ってしまうことがあります。余裕がない時こそ、 深呼吸して間を置いて 気持ちに余裕を持てるといいです」(神奈川県 40代女性) 「精神的に余裕がなくなってる時は、感情に流されガツっと言ってしまう時がありますが、最近は、少し 深呼吸したり自分に落ち着けって言い聞かせて から言うようにしています」(三重県 40代男性) ここまで、子どもに言って後悔した言葉について、アンケートを元に見てきました。親とは言っても、一人の人間。だからこそ、ついかけたくない言葉をかけてしまうこともあるのだと、気づかされます。最後にこんなコメントもご紹介します。 「親だって人間です。完璧じゃありません。 子どもと一緒に成長させてもらっている と思っています。感情的に怒ってしまうこともあります。悪いことをしたら、 子どもにだって謝ります 」(宮城県 40代女性) 「親が言い過ぎたと思っている時は、子どもも傷付いていますよね。そう思った時はすぐに謝ります。子育てさせてもらいながら、 親も育ててもらっています 」(神奈川県 40代女性) 最初から完璧な親はなく、ついつい発してしまった言葉に後悔するのは、多くの親が通る道でしょう。でも誤った時には謝れるような関係性を普段から築きたいところ。 今回の感染症の拡大では、自宅で家族で過ごす時間が長くなり、いつもよりもコミュニケーションが増えたという家庭も多いかもしれません。筆者も、仕事中に何度も話しかけられ、「ちょっと待ってよ!」とついつい大きな声を出してしまい、子どもの悲しそうな顔を見ては後悔することも。「こんなに長時間一緒にいられる機会なんて、これから先もうないのかもしれない」と思うと、もっと丁寧にコミュニケーションを取ればよかったという気もしています。 親が子どもを世話するという関係性から、つい子どもに対しては強く言いすぎてしまいがち。そして怒りの火が点火してしまうと、より傷つける言葉が口から飛び出てしまうことがあります。きつい言葉の心底に、愛情が含まれているから…と考えるのは親の言い訳にしかならないのかもしれません。 もしパパママが叱りすぎているなと感じたら、どこかで息抜きしたり、愚痴を聞いてもらうといいかもしれませんね。パパママ自身の気持ちがトゲトゲしていたら、まずはそれを解消する方法を探すことも大事だと思います。だって、子どもを傷つけたいと思っている親はいないはずですから。 子どもにつらい顔をさせないよう、そして自分も後悔しないような、温かい言葉がけをしていきたい。そのためにはどうしたらいいのか? パパママが心に少しでも余裕が持てるような工夫も考えながら、子どもとの温もりあるコミュニケーションができるようになるといいですね。 Q.子どもに言って後悔した言葉ある? アンケート回答数:4729件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2020年06月14日「性教育」と聞くと、敷居が高いと感じるパパやママも多いかもしれません。その背景には、パパやママたちが性についてきちんと教えてもらった経験がなく、どのように向き合えばいいかわからないという実情があるのかも。 子どもが性の対象になってしまう悲しい事件が後を絶たない今、おうちでどのように「性」について教えればいいのか。先日発売されたフクチマミさんと村瀬 幸浩さんの共著、 「おうち性教育はじめます 一番やさしい! 防犯・SEX・命の伝え方」 を元に、考えてみたいと思います! フクチマミ マンガイラストレーター。日常生活で感じる難しいことをわかりやすく伝えるコミックエッセイを多数刊行している。著書に高橋基治氏と共著の『マンガでおさらい中学英語』(KADOKAWA)ほか、『マンガで読む 育児のお悩み解決BOOK』(主婦の友社)、『マンガで読む 子育てのお金まるっとBOOK』(新潮社)などがある。 村瀬 幸浩 東京教育大学(現筑波大)卒業後、私立和光高等学校保健体育科教諭として25年間勤務。この間総合学習として「人間と性」を担当。1989年同校退職後、25年間一橋大学、津田塾大学等でセクソロジーを講義した。現在一般社団法人“人間と性”教育研究協議会会員、同会編集による『季刊セクシュアリティ』誌編集委員、日本思春期学会名誉会員。 ■性教育をすると「自己肯定感」が上がる!? 「性教育」というと、「ポルノ」や「セックス」というイメージを抱いてしまい、なんとなく避けがちなパパやママもいるかもしれません。しかし、著者のお一人である村瀬先生は「 性教育は『いのち・からだ・健康』の学問 」だといいます。 「性は知識や学習によって形づくられる『文化』であり、そのしくみの基本はまず『自然科学』」、そして「 これからの世の中を生きていく人格を育てるのに必須の『教養・知性』 」と、村瀬先生はいいます。 少し難しく思えますが、わかりやすい「メリット」としては、以下の2つがあげられるそうです。 【「性」について学ぶメリット】 ●性的なトラブルを避けられる →万が一トラブルにあっても解決に向かって適切に対処できる人間に育つ ●「自己肯定感の高い人間」に育つ →自分の性や体に対して肯定的に捉えられるようになる 性について理解することで、性的なトラブルを避けられたり、トラブルがあっても、適切に対処できるというのは、性教育の大きなメリットですよね。幼い子どもたちが性被害にあうとき、「されてはいけない」「してはいけない」行為なのかどうかさえも理解できていない可能性があります。筆者自身、7歳の長男は理解できそうだけど、4歳の次男はまだまだ理解できないかもしれないと感じます。 また、「性教育」をすることで「 自己肯定感の高い人間 」に育つと言われており、子どもたちが自分の性や体を自ら肯定的に受け入れて、まず自分を認める一歩にできるのだといいます。 村瀬先生は、「自己肯定感の高い人は自分だけでなく相手も尊重できるから、子どもが学べば 幸せな人間関係を築く力の土台となる 」と話しています。自分のことだけでなく相手も尊重できることはとても大切で、子どもが性犯罪の被害者にも加害者にもならないために、性教育が必要なのだと気づかされます。 ■性教育は「幼児期から」がベスト パパやママたちは、「性」についてきちんと教えてもらったことはありますか? 筆者自身は思い返してみると、中高の保健体育の授業で、男女の体の違いについて説明を受けたくらいで、具体的な受精の仕組みや性交について学んだ記憶はありません。 自分の親からも、あらためてきちんと性教育を受けたことはなく、なんとなく「恥ずかしいこと」という思いは今も根強く残っています。おそらく、同じようなパパママが多いのではないでしょうか。 そんな私たち世代が親になり、急に「性教育」をしなければいけないと言われても、戸惑ってしまうのは当然なのだそうです。 「『恥ずかしい』『実は親もよくわからない』『何を教えればいいの?』そう思って当然なんだよ」「だってあなたたちの世代のほとんどは、子どもの頃に 大人から自信を持って教わってない んだもの」と村瀬先生は話しています。 わかっていないという前提を踏まえた上で、大人が子どものために一歩踏み出すことが重要なのだと気づかされます。 そして、性教育を始める時期については、 「幼児期からがベスト」 なのだそうです。 【幼児期が性教育にベストな理由】 ●「おしり~うんち~」と子どもが叫んだ時の対応も性教育となる ●思春期の子どもに突然「性」の話をするのはハードルが高い ●学校では月経や射精は教えるが、受精のしくみや性交については取り扱わない ●多くの子どもが友人や交際相手から性の知識を得ている 性教育に触れる機会が少ないため、多くの子どもが友人や交際相手から性の知識を得ています。その友人や交際相手の性の知識の元はというと…アダルトビデオやアダルトサイト。こうして、アダルトビデオやアダルトサイトを「性の教科書」にせざるを得ない状況になっています。 しかし、大人向けに作られたアダルトビデオやアダルトサイトは、「妄想」や「ファンタジー」も多く含む現実とは乖離した世界。これを現実と非現実の判断がつかない子どもが見ると、フィクションを現実として捉えてしまい「歪んだ人間観」が形成されてしまう危険性があるのだそうです。 性教育=ポルノ・セックスではない、という認識をまずは親がアップデートし、幼い頃から正しい性の知識を教えていくことが大切なのだと痛感します。 一方で、「知ると興味を持って行動に移してしまうのではないか」という懸念もあります。しかし、性教育に力を入れているオランダでは、15歳までの性交渉体験率が低いのだそうです。 村瀬先生は、「リスクを含めて正しく知ることで、 『しない』ということも自分で判断、主張できる ようになる。正しい性の知識は子どもが幸せに生きるために必要」だといいます。「性」についてしっかりと事実を学び、リスクを知ることが重要なのだと、あらためて感じさせられます。 ■「性教育」で最初に教えたい大切なこと 次に、最初に子どもに教えたい大切なことをご紹介したいと思います。どれも、「日常で伝えられること」なので、おうちですぐに実践することができそうですよ。 ▼プライベートパーツは勝手に触らない、触らせない そもそも、からだの全ての部分は自分のものですが、その中でも特に「 プライベートパーツ 」は、他人(親であっても)が勝手に触ったり触らせたり見ようとしたり見せたりしてはいけない部分のことをいいます。村瀬先生によると、「プライベートパーツ」は 口、胸、性器、お尻 の4つで、その人のいのちに直接関わる場所のことなのだそうです。 【プライベートパーツについての伝え方】 ●あなただけのものだから、 大切に扱わなくてはいけないこと ●勝手に触ったり見ようとしてきた人には 「嫌だ」と言って逃げること 「プライベートパーツ」を触ることについては、お世話や看護で必要な場合もありますよね。ただ、親子間の楽しいコミュニケーションとして、お尻を触ったり見たりすることは、本来望ましくないのだそうです。 なぜなら、子どもがスカートめくりやカンチョーなど、「プライベートパーツ」を触られたり見られたりした時に、本当はすごく嫌だったとしても、「好きだからなのかな…」と、黙ってしまうことに繋がる危険性があるからです。 それがエスカレートすると、からだを触られたり見せるように欲求されても、拒否できず、取り返しのつかない犯罪被害に巻き込まれてしまったり、逆に相手が嫌がっているということに気づかず加害者になってしまう危険性もあるといいます。親子の間でも、「プライベートパーツ」には侵入しないことが重要です。 ▼防犯のための「NO、GO、TELL」 次に、防犯のために知っておきたいのは、「NO、GO、TELL」の3つの心がけです。 【子どもに伝えたい身の守り方】 1、 NO=ハッキリと拒否して 「イヤ!」「だめ!」「やめろ!」「助けて」など 2、 GO=逃げること できるだけ人の多い方へ 3、 TELL=もし「秘密だよ」と言われても信頼できる大人に話すこと これらの3つは、普段から繰り返し伝えておくことが大切なのだそうです。そして、「NO」については、「自分がされたくないこと」や「不快なこと」についても、 「嫌だ」と言ってもいい 、と伝えてあげましょう。それぞれに感じ方は違いますが、自分がどう感じるかを大切にしてあげて、それは人として当然の権利なのだと教えてあげることが大切です。そして、大人も子どものNOを尊重できるようになることが必要です。 「性教育」というから、いきなり特別なことをしなければいけないと構えていましたが、どれも日常の中で、子どもたちに伝えられそうなことばかりでした。子どもが小さいうちから意識していくことで、性教育について自然と話し合える家族関係を築いていけそうな気がします。まずは、一歩ずつ進んでいけると良さそうですね。 ■フクチマミさんからメッセージ 最後に、著者のお一人であるマンガイラストレーターのフクチマミさんから、こんな素敵なイラストとメッセージをいただきました。 「何からどう教えたらいいんだろう…」 性教育の絵本を買って、いざ子どもに伝えようとしても、抵抗感で固まってしまう自分に悩んでいた時、共著の村瀬先生と出会い、自分たちが子ども時代にしっかり教わってこなかったこと、性に対して「いけないこと」だと不潔視をしていたことに気がつきました。 そして『おうち性教育はじめます』は私のような親たちに向けて、知識のアップデートをしながら、性への偏見を取り除いていけるように、という気持ちで描きました。親自身も理解しつつ、子どもへの伝え方が具体的にわかるように、と。 私は性教育を学ぶことで、自分自身の気持ちがラクになっていくのを感じました。 子どもの、そして自分自身の絶対的な味方でいるために。 おうち性教育、はじめてみませんか。 フクチマミ ここまで、「性教育」のメリットや方法について、書籍を元に考えてきました。性教育は、決してタブーではなく、子どもの自己肯定感を高め、幸せな人間関係を築く力の土台なのだと、あらためて気づかされました。 筆者も何からはじめていいかこれまでわからず性教育については避けがちでしたが、子どもが傷つかず、そして相手を傷つけずに、幸せな人生を歩んでいくこと、そこをゴールに、親である自分自身も向き合っていけるといいのかなと、感じています。ぜひ「おうち性教育」をはじめてみませんか? 「おうち性教育はじめます 一番やさしい!防犯・SEX・命の伝え方 」 著者:フクチマミ・村瀬幸浩(KADOKAWA)1300円(税抜) 「うちにも赤ちゃんはくる?」といった、突然やってくる素朴な質問への答え方から、性犯罪の被害者・加害者にならないための日々の言葉かけ、思春期に訪れる男女の心と体の変化まで、親子で一緒に学ぶことができるパパママの必読本。毎日の家族の会話で子どもを守り、これからの時代を生き抜くための力を養うための「おうち性教育」のはじめ方をわかりやすく学べる一冊。 ▼ウーマンエキサイト読者アンケートにご協力ください
2020年06月12日感染症の流行によって、食生活が大きく変わったとと感じているパパやママもいるのではないでしょうか? 飲食店が休業や営業時間を短縮をしたりした結果、外食の機会が減った人もいるかと思います。 家族の食卓にはどんな変化が起きているのでしょうか? テイクアウトやデリバリーの利用についてのアンケート結果を元に、考えてみたいと思います。 ■テイクアウトやデリバリー「増えた」と回答したのは… アンケートでは、テイクアウトやデリバリーの利用が増えたかどうか尋ねました。その結果、「増えていない」と答えた人が69.2%と、約7割の人がテイクアウトやデリバリーの利用には変化がないことがわかりました。 Q.テイクアウトやデリバリーの利用、増えた? 増えた 25.8% 増えていない 69.2% わからない 3.2% その他 1.8% ■「テイクアウトで息抜きしたい」三食作りに悲鳴の声 まずは、テイクアウトやデリバリーの利用が増えたと答えた約2.5割の人たちの声を聞いてみたいと思います。 「外出自粛となり、娯楽もほとんどなくなり、『 楽しみは食べることくらい… 』と、子どもたちが言っています。毎回の食事を作るのに限界を感じて、テイクアウトを利用しています」(神奈川県 50代女性) 「大盤振る舞いのピザ屋、期間限定でテイクアウトを始めた名店。人間の三大欲望の一つを満たしながら巣ごもりしています」(岡山県 40代女性) 「家にこもっているとイライラして仕方ないので、子どもを連れてのドライブが増えました。同時に 使用機会が増えたのがドライブスルー で、景色のいい駐車場へ行き、ピクニック気分で食べて帰ることが多いです。お店を回してる皆様には感謝です!」(茨城県 30代女性) 「もともと外食をよくする家庭ではないけれど、 飲食業を応援する意味も込めて 、テイクアウトを始めた旦那の知り合いの居酒屋さんを何回か利用させてもらいました」(愛媛県 30代女性) 感染症の流行によって、飲食店では客数が大幅に減っているという話も耳にします。外食ができない代わりに、テイクアウトで店を応援したいという声も寄せられました。さらに、毎日三食を準備する大変さを訴える声も。「せめてたまには テイクアウトで息抜きをしたい 」という意見には、納得させられます。 先日、筆者は未就学児を入店お断りとしているお店のテイクアウトを初めて利用しました。本来であれば、4歳の次男がいるため入店できないのですが、感染症の流行によってテイクアウトを始めたとのことで、これまで我慢していたその味を楽しむことができました。ピンチはチャンスではありませんが、通常なら味わえなかった食事に出会えるのも、今ならではなのかもしれないと感じたものです。 ■なぜテイクアウトを利用しないのか? ただ、全体の7割以上は、テイクアウト、デリバリーの利用は「増えていない」と回答しました。その背景には、いくつかの理由があるようです。 ▼収入が減り余裕がない… 「休校だと私の仕事も休みなので収入は減り、食費が倍になって 家計が火の車 。デリバリーもテイクアウトもする余裕がありません」(千葉県 40代女性) 「授業はなくとも、今年度から高校に入学する息子のために、目が飛び出るような準備金がかかり、大学生の息子の授業料の請求もきた。私は緊急事態宣言により、 5月頭までの仕事が白紙に 。ぜいたくなんてできません!」(東京都 50代女性) 「たまにはデリバリーをお願いしたいと思いつつも、食べ盛り三人分となると、ピザなんて何枚いることか。 増やしたいけど増やせない ってところです」(大阪府 50代女性) 「在宅勤務で三食作るのも片付けも疲れたけど、デリバリーは商品の割引もないから正規値段だし、普通より割高になるから敬遠してしまう。お金を使って経済を回さないと!とは思うけど、 わが家には余力がないです… 」(神奈川県 30代女性) ▼手作りの物を食べさせたい! 「毎日作っていると、お昼くらいは手軽な物にしたいと思い、朝と昼が兼用になるときもありますが、基本的には 手作りを頑張っています! 」(東京都 40代女性) 「外出自粛になってから外に出る機会も減ったし、逆に3度の食事はもちろん、 料理やお菓子作りをする回数が多くなりました 」(神奈川県 40代女性) 「 免疫力を上げるべく 、今まで以上にバランスの良い食事を心がけて頑張って作っています!」(神奈川県 40代女性) ▼感染拡大を防ぐために 「テイクアウトも再加熱できるものならいいけど、たくさんの人の手で届いたものは今は避けたいのが本音です」(東京都 40代女性) 「もともとピザが大好きで結構頼んでましたが、逆に回数を減らしました。お仕事なのはわかりますがこんな時期に 配達させるのも申し訳ない と気が引けます」(神奈川県 30代女性) ▼デリバリーできる店がない 「田舎なので、デリバリーしてくれるお店はないです。出前をしてくれる食堂やおすし屋さんはありますが、そんな生活をしていたら家計が破綻してしまいます」(福島県 40代女性) 「 田舎なのでデリバリーが頼めません 。出前を受けてくれる所もないし、結局毎日のようにスーパーに出向かないと何にも買えません」(福岡県 30代女性) それぞれの家庭によって、さまざまな事情があり、おうちでご飯を食べているという人がいることがわかりました。「料理が好き」「家族の健康のために自炊した物を食べさせたい」という前向きな理由から食事作りをしている人がいる一方、 自分で作るしか選択肢がない という、つらい声も集まっていました。 緊急事態宣言によって、仕事を休まざるをえなかったり、家族が家にいることによって食費や光熱費などの出費が増えたりと、家庭への経済的な打撃の大きさもうかがえます。 また接触機会を減らすことで感染リスクを抑えようという考えや、お店が大変な時期だからこそ配達を頼むのも気が引けるといった意見も聞かれました。 ■おすすめのおうちご飯や心構え 今回の感染症では、まだまだ警戒が必要な日々が続きそうです。そんななか、どのように毎日の食事作りを乗り越えていけばいいのでしょうか。パパやママたちから、おすすめの過ごし方についても意見が寄せられていました。 ▼調理が楽しくなるメニュー! 「子どもたちと 時間つぶしにうどん を作っていました。足で踏んで子どもたちも大喜びだし、体力が有り余ってるからコシのある麺ができあがり、おいしかったです!」(愛媛県 40代女性) 「たこ焼きパーティーしたり、ピザやサンドイッチを子どもたちと作ったり、子どもたちと楽しみながら、 工夫次第で楽しく できるようにしています」(埼玉県 50代女性) 「『家にあるものでランチを作ろう!』と思い、探してみると、缶詰、乾物、冷蔵庫の奥に隠れた食材、お餅に冷凍されたお肉たち。忘れていた食材に出会えて、無駄をなくす事ができました。たまにはデリバリーで楽したいけど、無駄になる食材が おいしく生まれ変わった時の感動 は、いいものです」(神奈川県 50代女性) 「『ピザ食べたい』と言うので暇な時に家で作ってみました。時間はかかるけど、大量にできて冷凍できるしちょうど良かったです。ギョーザも手作りして誰が1番多く作れるか選手権もやってみました。意外と盛り上がりましたよ」(東京都 40代女性) ▼そのほかこんな工夫も! 「夫の休日に 家族でドライブ して、人のいない場所でお弁当などを食べています」(神奈川県 30代女性) 「テイクアウトしたいお店が近所にないし、食費はやっぱり押さえたいから多少値の張る いい調味料 をたまに使って 満足する」(神奈川県 40代女性) 「たとえ少ない食事でも、家族でいろいろ話をして、 楽しい食事を心がけています 」(神奈川県 50代男性) ここまで、感染症拡大による食生活の変化について考えてきました。外出自粛によって、テイクアウトやデリバリーの利用は大幅に増えたかと思いましたが、さまざまな事情から、そこまで大きく増えていないこともわかってきました。 一方、家庭での食生活について、多くの人が変化を実感しているようです。子どもの休校や休園、親の在宅勤務によって、家でご飯を食べることが増えたという人も多く、経済的に厳しいという声もありました。ただ、その変化によって、家族での食事の機会が増え、一緒に調理を楽しんだり、ともに食卓を囲んでいる家庭が増えたように感じます。 筆者自身も、これまで忙しかった夫が在宅勤務になったことで、毎日一緒にご飯を食べることができるようになりました。結婚してからこんなにたくさん食卓をともにしたのは初めてで、子どもたちも大喜びでした。そんな日々を振り返ってみると、何を食べるかよりも、一緒に楽しく食事をすることの大切さをあらためて実感させられます。 感染症がきっかけでこれまで以上に家族で過ごしたり、考えたりする時間が増えたという人は多いでしょう。新しい生活様式と言われる時代のなか、食事の作り手も一人に負担がかかる家庭が多かったなか、デリバリー、テイクアウトの充実は、変化できるひとつの機会となるかも。 また家族で楽しめる食事の仕方や工夫は探せばまだまだ見つかるかもしれません。食事の時間というのは、家族で過ごせることの大切な時間をもっとも噛みしめられるひととき。それぞれの家庭で、ぜひこれからの食生活について考えるきっかけになればと思います。 Q.テイクアウトやデリバリーの利用、増えた? アンケート回答数: 6316件 期間:2020年4月13日~2020年4月28日 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2020年06月02日感染症の拡大によって、外出自粛要請が続いています。家族で過ごす時間が長くなり、パパやママたちは、さまざまな思いを抱えていることと思います。 今回は、外出自粛による新しい発見についてのアンケートを元に、家族のあり方について考えてみたいと思います。 ■外出自粛で、発見はあったのか? アンケートでは、外出自粛によって、家族に新しい発見があったかどうか聞きました。その結果、「ある」と答えた人が40.1%となり、 約4割の人が、外出自粛により家族の新たな一面を見つけている ことがわかりました。一方で、39.4%が「ない」と答えていて、「ある」とほぼ同数になっています。 Q.外出自粛、家族に新しい発見はあった? ある 40.1% ない 39.4% わからない 19.4% その他 1.1% ■コロナ渦で子どもたちの成長に発見あり 外出自粛によって、「家族に新しい発見があった」と答えたのは、約4割の人たち。具体的にどのような発見があったのか、まずは子どもたちについてみていきたいと思います。 ▼子どもの家事力に驚きの声 「休校になり中学生の長女が『司令塔』として活躍! 家中の掃除や草むしり、夕食まで作り、下の子の勉強も教えてくれました。ありがとう、『司令塔』!」(山口県 40代女性) 「小学生の息子が掃除機をかけてくれて、高校生の兄も手伝ってくれた。何気なくやってくれる優しさがうれしかったです」(千葉県 40代女性) 「私が買い物から帰ってきたら、 反抗期の息子 が、何も言わずに品物を冷蔵庫に入れてくれていた。また、洗濯物を取り込んだらたたんでくれていた。ありがたいです」(三重県 40代女性) 「小学2年生と年長の娘が 洗濯、風呂掃除、ごみ捨て、お米研ぎをみずからやるように。やりながら『ママ、いつも大変だったね。ありがとう』と言われました」(東京都 40代女性) ▼子どもの心遣いや理解力を発見! 「『海外旅行して感染した人がいる』ってニュースを見た小6の娘が 『小学生でもわかってるのになんで大人がわからないんだろ?』 と言っていて、会話が対等になってきたことに驚きました」(徳島県 30代女性) 「私は免疫抑制剤を飲んでいるため感染を恐れていたら、娘が友だちからの誘いをすべて断って、家にいてくれた。私の病気を気づかってくれる娘の気持ちに感動」(神奈川県 50代女性) 「『反抗期かな?』と、親として少し悩んでいた娘が、祖父母や私たちにウイルスを持ち込まないように、『一人ひとり、自覚して行動するように』と、兄妹に言葉をかけているのを知り、頼もしく感じました」(神奈川県 50代女性) ▼好きなものや得意なことなどあたらしい姿 「小2の息子ですが、ガイドを見ながら数時間集中してロボットを作っていてビックリしました」(京都府 40代女性) 「自室にキャンプ用の寝袋とハンモックを出して、ダラダラするため環境を整えていました。 わが子は意外と図太くて適応能力がある ことが新しい発見です」(東京都 30代女性) 「いままで勉強は苦手でなるべく楽な方へ手抜きしていたけど、『勉強楽しい』と言って進んでやっている」(神奈川県 40代女性) 「自分から『あれやりたい、これやりたい』と言うようになり、一緒に料理したり、庭の花を育てたりしています」(茨城県 40代女性) 普段は忙しくて気づけなかった子どもたちの一面に、外出自粛になって初めて気づき、うれしい発見があったというコメントが多く寄せられていました。 たしかに、外出自粛になる前には、親は仕事に家事に、子どもは学校に習い事に部活に忙しく、なかなか家族の時間が取れなかったと言う人も多いかもしれませんね。 ■コロナ渦でパートナーに変化は? さらに、パートナーに関してうれしい発見があったという声も寄せられました。 「在宅ワークで 仕事してる旦那はカッコイイ ってことを発見!」(神奈川県 40代女性) 「激務だった夫が朝も夜も家にいてくれるので、子どもから安心して目が離せて家事ができるので負担が減りました」(神奈川県 40代女性) 「飲食店でコックさんをしている旦那は休業中。子どもとバスケや縄跳びをしたり、勉強を見たりしてくれている。さらに私が仕事を終えて家に帰ると、子どもと一緒に作った夕飯ができていて、『時間と心に余裕があると、こんなにやれる人だったのか』と、結婚8年目で初めて知った」(神奈川県 30代女性) パートナーが家にいる時間が長くなったことによって、家事を積極的に手伝ってくれるようになったり、子どもたちの相手をしてくれるようになったりしたことに対して、喜びの声が多く寄せられていました。 「結婚8年目で初めて知った」というコメントには、今回の緊急事態がどれほど大きなことなのかあらためて認識させられますね。 ■「ストレスしかない…」悪い発見があったという声も 一方で、アンケートに寄せられた声をみてみると、家族の時間が増えたことによってストレスを感じたり、知りたくなかった一面を発見したりと、マイナスの思いもあるようです。 ▼適度な距離がないとストレスがたまる 「 四六時中一緒に過ごすと、ストレスでイライラする ことがわかった。適度な距離は大切」(北海道 40代女性) 「今まで仕事に行ったり幼稚園に行ったりというルーティンがなくなってしまい、数年かけて生活リズムを保ってきたのに、この2ヶ月でだいぶひどい有様」(千葉県 30代女性) ▼パートナーにガッカリ…「コロナ離婚」の危機も 「 嫁さんの危機感のなさにびっくり 。『いつも家にいてばかりでかわいそうだから学童に行かせたい』と言ったり、自粛しているのに『運動させるためにスイミングに行かせたい』と言い出す」(青森県 40代男性) 「夫と私、二人とも在宅勤務になりました。結局、全部私が家事をやって、子どもが公園に行くというと送り迎えも私。夫が家にいても、 やっぱり何の役に立たない ことがハッキリしました」(神奈川県 40代女性) 「『亭主元気で留守がいい』の意味をひたすら痛感する毎日です。もはや顔見るだけでイライラしてしまう…ヤバい」(神奈川県 40代女性) ▼子どもが喧嘩してイライラする声も… 「子どもが学校に行かない分、1日中家でしゃべりっぱなし。最近は赤ちゃん返りして、1日中つきまとい、しまいにはおねしょまでするようになってしまいました。やっぱり、自粛のストレスは親だけじゃないんですよね」(神奈川県 40代女性) 「毎日子どもたち3人の喧嘩の声で頭痛になりました。子どもたちに飲み物や食べ物をこぼされて掃除が増え、怒ることも増えました」(北海道 30代女性) 家族での時間が増えたことによって、知りたくなかった一面が見えてしまうと、ガッカリしてしまう気持ちもわかります。 筆者自身も、現在上の子の学校は休校になり、下の子の保育園も登園自粛によりお休みさせています。子どもたちが一緒に過ごす時間が増えたことによって兄弟喧嘩が増え、「そんなしょうもないことで喧嘩するのか!」と、時に「勘弁してよ…」と叱ってしまうことも。きっと、子どもたちから私に対しても、「そんなに怒らなくてもいいのに」と、モヤモヤした気持ちを抱いていることがあるのかもしれず、お互いに知りたくなかった一面なのかもしれないと感じています。 さらに、全体の約4割は「発見はない」と回答していて、「 毎日疲れすぎて発見もない 。休校中、毎日料理と掃除ばかりでストレスたまりまくり」、「元々あまり外に出ない家族なので大きな変わりはない。全員で同じテレビを見ながら笑っています」といった声が寄せられていました。「発見がない」理由の中にも、プラスとマイナスの両方があるようです。 ■外出自粛期間中の家族での過ごし方 ここまで、家族に新たな発見があった人、なかった人から寄せられたさまざまな意見を見てきました。新型コロナウイルスが、今後もし収束したとしても、ワクチンが開発・普及されるまでは、以前のような自由な外出ができるまでは時間がかかるかもしれません。 家族の時間を少しでも快適に過ごすためにはどうすればいいのでしょうか? 「家族にいい発見があった」というコメントから、外出自粛期間中の家での過ごし方のヒントを探してみたいと思います。 ▼家族での過ごし方1、たくさん会話をする 「子ども、夫婦、家族全員で話す事が多くなり、前より笑う事が多くなった」(東京都 40代女性) 「反抗期で会話もあまり出来なかったのですが、一緒に過ごすので、何かと会話するようになりました。ずっと一緒にいるのは大変ですが、 会話するのは貴重な時間 だと感じています」(北海道 40代女性) 「いつも仕事が忙しく、なかなかゆっくり話すこともなかったのですが、自然にみんなが居間に集まって、家族でゆっくり話をするようになった」(東京都 50代女性) ▼家族での過ごし方2、一緒に体験する 「いつも子どもがみているYouTubeを一緒にみて、 どんなものに興味があるのか知ることができた 」(宮崎県 40代女性) 「部屋の模様替えをしたのですが、『こうしたら?』と、本当だったら部活に明け暮れてるはずの息子たちからの意見も採用。いざという時、団結力がある家族だとあらためて知りました」(岩手県 40代女性) 「今は家でみんなでボードゲームをしたり、テレビゲームをしたり、庭でバドミントンをしたり、家族で過ごす時間が長くなり、心にも余裕ができています!」(愛知県 30代女性) 「旅行が大好きな家族ですが、家の中でも旅行気分が楽しめることに気づきました。入浴剤を入れたお風呂の中にお盆を浮かべ、ジュースを飲んでる子どもが『旅館みたいだね』と楽しんでいました」(福島県 40代女性) ▼家族での過ごし方3、嫌なことがあっても向き合う 「良いことも悪いことも、子どもの成長に向き合うことができている」(茨城県 40代女性) 「兄弟で過ごす時間が増え、ケンカもあるが絆が確実に強くなった気がします」(神奈川県 40代女性) 「ぶつかることもあるけど、今までのように外で発散する、逃げることができないから結局 向き合うしかなく て、前より絆が深くなっている気がします」(東京都 50代女性) また、ほかには「意外と自分が一人時間が必要な人間だと気がついた」という意見もあり、家の中でずっと一緒にいるとは言っても、時に別々に過ごす時間も必要なのだと実感させられます。 ■自粛生活で気づいた大切なこと 最後に、コロナ収束後に向けた前向きなコメントもご紹介したいと思います。 「 家族で三食一緒に食べられて、ちょっとうれしい 。コロナが終息してほしいとは強く思っていますが、いまは貴重なこの時間を楽しもうと思っています」(神奈川県 50代女性) 「上の娘が休校となり、とても穏やかに親子で過ごせています。不安で窮屈な日々ですが、いろいろ家事も手伝い、できることが増えたように思います。何か価値を見出し、この非常事態を乗り切りたいですね」(奈良県 40代女性) 「 家族が大切な事 を、再認識します。当たり前じゃないし、失いたくない。優しさや思いやりを取り戻して、助け合っていきたいです」(千葉県 40代男性) 「仕事は9割減だけど、時間に追われず、自分も子どもたちもストレスフリー。コロナはなくなってほしいけど、 テレワークや遠隔授業の方が家族と人生を豊かに過ごせる 気がしはじめている」(青森県 30代女性) 「夫がテレワークすることで、子どもとの時間が増えて、夫婦の会話も増えた。今の状況になったからこそ、日々足りていなかったものに気づけ、日常の幸せを感じることができたと思う。コロナが終息してからも、今見つけた幸せを築く心がけをして、生活していきたいです」(東京都 40代女性) これまで当たり前だと思っていた暮らしが送れなくなり、外出さえもままならない今の状況下で、本当に大切なことに気づいたという声が寄せられていました。「非常事態の今という時間にも何か価値を見出して乗り切りたい」という言葉には、ポジティブな可能性を感じ、とても勇気づけられます。 また、子どもと過ごす時間を増やせたことに対して、喜びを感じているパパやママは多く、その時間によって、自らの考え方が変わったという人もいるようです。 筆者の友人も、先日「これまではキャリアを重視してきたけれど、子どもの保育園がお休みになり、仕事量を減らして在宅勤務してみたら、 意外にこんな働き方もいい なと思えた」と話していました。 人それぞれに、仕事や家庭に求めるものはさまざまですが、こうした緊急事態によって、あらためて自分の本質的な思いに気づいた人もいるかもしれません。そうした視点から考えてみると、コロナ収束後の世界をどう生きていくかということも、これからしっかりと考えていきたいところです。 まずは、家族全員が身体的に健康で無事にこの事態を乗り切るために、手洗いやうがいを徹底して、感染リスクを低くする努力が大切ではあります。ただ、それだけではなく、精神的にも健やかでいられることはとても重要なように感じます。 そのためには、家族がお互いに思いやりあってコミュニケーションをとったり、一緒に過ごす時間を楽しんだり、逆に時には一人の時間をとったりすることが重要なのかもしれません。自分たち家族は、どのような時間が自分たちにとって必要なのか、一度考えてみてはいかがでしょうか? そして、新型コロナウイルスが収束してからも、今発見したことを忘れることなく、胸に留めて生きていく、そんな日を楽しみに今は外出自粛に努めていきましょう! Q.外出自粛、家族に新しい発見はあった? アンケート回答数:5956件 期間:2020年4月8日~2020年5月11日 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2020年05月19日感染症の流行により、緊急事態宣言の対象地域が全国に拡大されました。そんな中、子どもたちの休校期間が続いているという家庭も多いことでしょう。そうなると、どうやって自宅で学びに取り組ませるか、大きな課題になってきます。今回は、休校中の子どもたちの学習方法について、考えてみたいと思います。 ■学習方法は家庭によって異なる現状 アンケートでは、休校中の学習方法について聞きました。その結果、「市販の学習ドリル」と答えた人が26.9%でもっとも多く、続く「学校の教材での復習」、「通信教材」もそれぞれ20%以上となりました。休校中の学習方法については、どうやらその内容にばらつきがあるようです。 Q.休校中の学習方法は? 市販の学習ドリル 26.9% 学校の教材での復習 23.1% 通信教材 20.4% その他 12.4% 塾に行く 7.9% 塾の課題 5.6% 一般公開のデジタル教材 3.1% 家庭教師 0.7% ※調査期間:2020年4月1日~4月15日 ■親の在宅の有無、勉強習慣…親たちの悲痛の声 パパやママたちからは、子どもの学習に関する悲痛の声がたくさん寄せられていました。 「真剣にやったら、 親の睡眠時間を削る しかないです。3月は前の学年で終わらなかった分を教え、4月からは漢字、算数、英語をやっています。仕事も看護師できつくなっているなか、倒れそうですね」(神奈川県 40代女性) 「新小学1年生なので、 親も子も不慣れ です。学校からの課題も量も少なく、あまり習慣化しません」(東京都 40代女性) 「学校側が『永遠に休みとでも思っているのか』ってくらい、やる気がないです。学校が始まって、やっていた子との 差が広がってしまう のではないかと心配しています」(神奈川県 50代女性) 「休校は致し方ないけれど、家に保護者がいるかいないかで、 学習格差が出ると思うとせつない 。両親ともに在宅勤務は無理だし、勉強を見る時間が確保できない。ひとり留守番だとテレビとゲームの日々なんだろうなぁ」(神奈川県 40代女性) そのほかには、寄せられた意見としては次のようなものがあります。 ●通信教育はお金がかかって家計が苦しい ●家では兄弟がいて集中できない 想定外の事態になって、パパやママたちが日々悩みながら子どもたちの学習と向き合っていることがわかります。その現状からは、切迫感が伝わってきます。 ■学校による学習格差が大きい アンケートでは、全体の約23%が「学校の教材での復習」と答えていました。 この回答について、パパやママたちから寄せられた声をみてみると、どうやら学校によってオンライン授業の有無や、課題の多少はさまざまなよう。その内容や対応の違いによって、親たちが子どもたちの学習に対して抱く感情も異なっていました。 「新小3の母です。3月の休校から、 学校からの課題や宿題は一切なく 、丸投げ。突然の休校対応で先生方も大変かと思いますが、せめて、課題や宿題を出して欲しかったです」(神奈川県 40代女性) 「新中学3年生ですが、先生が大量の宿題を用意しているため、他の学習まで手が回りません。授業数が足りなかった家庭科のエコバッグ作りや、体育からは1日30分の運動。何を行ったか毎日記入して、親のサイン。 朝から晩まで机から離れられません 」(神奈川県 40代女性) 「中学生の子は学校からの宿題や塾で配布されたプリント、映像授業を受けてます。高校生の子は 学校専用のアプリ を入学式のときに登録してきて、毎日担任の先生とやり取りをしています。アプリを通じて各教科の先生からドッサリ課題が出され、画像で提出しています」(神奈川県 40代女性) 「うちは学校から 1人1台タブレット端末 が貸与され、ルンルンで学習しています」(神奈川県 30代女性) パソコンやタブレット端末などを利用したICT教育を推進している学校と、そうでない学校との間に、少しずつ乖離ができているようにも思えます。 また、学校から課題が出なくて不安な気持ちを抱く人がいる一方で、課題が多すぎて困っている人もいるのが印象的でした。 筆者も小学2年生の子どもがいるのですが、小学校でもらってきた課題はプリント数枚程度のみで、2〜3日で終わらせてしまいました。休校期間の長さからすると、あきらかに課題は足りていません。また4月に入ってからは、前の学年の復習と今学年の予習のどちらをすればいいのかわからず、子ども自身もやる気をなくしていて、親子で戸惑う日々です。 先生方もこの事態への対応でできる範囲で努力されているのだろうと思います。また先生方が動きたくても多くの課題が残っているという報道も目にします。しかしこれほど長い期間での休校に対して、いまだ対策が取れていない地域や学校も多く、親の焦る気持ちも深まっているように思います。 ■休校中の学習について見えてきた課題とは ここまで、休校によって学校で学習できない現状についてのコメントを見てきましたが、そのなかでは次のような課題が見えてきました。 ●子どもがひとりで家にいる場合の学習サポートする人材の不在 ●家での学習習慣が身についていない子どもへの対策 ●きょうだいや赤ちゃんがいるなどで家庭で勉強する環境が未整備 ●オンライン学習をするための費用負担 ●学校から出される課題量のバランス ●オンライン学習や双方向Web授業の実施の有無 こういった状況のなか、家庭で実施している学習について引き続きコメントを見ていきます。 ■塾、家庭教師、通信教育…学習のさまざまな選択肢 アンケートの結果によると、学校の課題以外に、何らかの学習方法を行っている人は6割を超える結果になりました。それぞれに、何をどのような基準で選んでいるのでしょうか。 「 塾が配信授業に切り替え たので、家で受けて出された課題を週1回提出に行っています」(千葉県 40代女性) 「普段来ていただいている 家庭教師にオンライン でお願いしています」(神奈川県 40代女性) 「いままで時間がなくてできなかった 苦手な作文をじっくり 、国語の読解は、一学年戻りやり直し。得意な算数は難易度の高い問題に取り組むなど、 本人のレベルにあった勉強 をしている」(千葉県 40代女性) 「 塾の先生が発信しているYouTube で子供に合った学習法を見つけながら家庭学習をしています。板書を写すのに、途中止めながらノートに記憶する事ができるのが良いと思います」(東京都 40代女性) そのほかには、 ●ネットで調べた問題をコピーしてやっている ● 100均のドリル を買ってやらせている ● 九九の動画 を見せている といったコメントも寄せられていました。 休校が始まる前から利用している塾や家庭教師をそのまま利用し続ける人や、あらたに動画やプリントを利用し始める人など、さまざまな選択肢があるようです。子どもの性格や、家庭環境によって、それぞれ試行錯誤していることが伝わってきます。 また、1日の中でどのように学習に取り組めばいいか、コメントが寄せられていました。 「 学校と同じ時間にチャイム が鳴るようにアラームをセットし、白紙の時間割を用意して、終わる度に何を何ページ学習したかを書き込ませています。勉強に気持ちが向かない日は、私の趣味でもあるミシンを教えています」(埼玉県 30代女性) 「 早めの起床、早朝ランニング を毎日行い、午前と午後で時間割を作ってみたりして、子どもが飽きないように日々を過ごしています」(神奈川県 50代女性) 時間割を作ったり、早寝早起きをしたりと、学校がなくなって崩れがちな子どもたちの生活リズムを整えるための努力をしている人もいるようです。 ■今だからこそ身につけたい学習以外のスキル また、パパやママからは、休校中だからこそ学習以外のことに取り組ませたいという声も寄せられていました。 ▼今だから身につけたいスキルその1、家事力 「勉強より 生活力をつける 方を優先的に考えてます。母子家庭のため、3人の子どもに家事をたたきこみ、(子どもたちのなかから)リーダーを立てて運動プログラムをこなさせています。当番表も全員で作成して、なんだかんだ楽しんでいます。そうすると、自然と空いた時間に勉強してるみたいで『今日はこんなこと知れた』報告があり、母はうれしい」(大阪府 40代女性) 「学習はなかなか進んでやりません。なので、 掃除や洗濯物干し をきちんと教えて、ちょい家事をやってもらっています。家事をやりたくない日は『勉強するわ』ってなります」(東京都 30代女性) ▼今だから身につけたいスキルその2、プログラミング 「 iPadの無料アプリで勉強 しています。思考力系や、プログラミングも無料で良いものがたくさんあります」(神奈川県 30代女性) 「 プログラミングとかタイピング とか。いつもなら学校、塾の往復で平日終わってしまうので、こんなときはパソコンに慣れる時期と思って」(岩手県 30代女性) ▼今だから身につけたいスキルその3、幅広い知識 「 貧困国のドキュメンタリー とか旅番組をみせました。東大生の人生観みたいなのもおもしろかったみたい。学校で習わない世界の常識とか知るいい機会かなと」(神奈川県 40代女性) 「 オンライン英会話 を始めました。1日25分間のコースを、毎朝決まった時間に受講しているようです」(神奈川県 50代女性) 「うちでは毎日、 新聞の記事の中から一つ選んで要約 をさせています。感染症の話題も含めて、科学関連や歴史、政治経済などのなかから、本人の興味のある記事を自由に選ばせています。前提や背景、専門用語がわからないと理解しにくい記事があるようで、そのときは教えたり、一緒に調べたりしています」(神奈川県 40代男性) ▼今だから身につけたいスキルその4、読書 「 読書に勝るものはない ! ジャンルは問わずなんでも読むことが重要だ!」(埼玉県 40代男性) 「非常にストレスのある生活が続いていますが、今だからできる事を考えるのもいいかと思います。子どもたちにはあらためて、『 本を読もう! 』と声をかけています」(神奈川県 50代女性) 「学習」というと、どうしてもドリルや課題など、机に向かって行うものだというイメージがあります。しかし、子どもにとってみれば、どんなことでもその子の力になっていくのだと、あらためて気づかされます。 ■休校中の親はどんな心持ちでいるべきか それでは、休校中の家庭では、親はどのような心持ちでいればいいのでしょうか? ▼休校中の親の関わり方その1、子どもと一緒 「同じ問題を娘と一緒に解き、交換して丸つけをする学習タイムを設けています。時間をはかったり、丸つけが終わってから『ここが難しかったねー』とか『こうやって考えるとわかりやすいよ~』などと話をしながら、間違えた所の復習をしています。仕事から帰宅してからの30分~1時間程ですが、こんな時だからこそ 一緒に何かに取り組んだり 、たくさん話をしたりできるんだと、前向きに考え乗り越えています」(千葉県 30代女性) 「 私と主人が学習内容に関わる ことで、少しやる気になるのかなぁと感じています。どんなことを学んでいるのか見せてもらって、できているところをほめたり、わからない箇所を教えたり、アドバイスしたりしています」(茨城県 40代女性) ▼休校中の親の関わり方その2、子どもを見守る 「わが家は普段から、試験前でも『勉強しなさい』と言わない教育スタイルです。起床時間と就寝時間だけは決めてますが、毎日の学習時間はとくに決めていません。学校再開後に困るのは本人なので、 子どもの成長を見守りたい と思います」(千葉県 40代女性) 「『ここでがんばった人は、この先の人生でも自分で生き抜いて行ける力がつくね。くじけずにがんばれ~!』って 応援しています 」(神奈川県 50代女性) 「長い長い春休み。学校が始まったら確実に重圧がかかるので、 今のうちに充電してもよかろう と静観している」(神奈川県 50代女性) ▼休校中の親の関わり方その3、楽しく取り組める工夫 「なかなかやらないので スタンプラリー形式 にしてみました! 今のところがんばっています」(神奈川県 40代女性) 「ワンパターンじゃ飽きるので、学校のワークだったり、塾の課題だったり、日によってメニューを変えながら何とかやってます。子どもに毎朝『今日どうしたい?』って聞いて、意思を尊重しつつ、 ご褒美のバリエーションも増やしたり して、無理なくできるように工夫しています」(神奈川県 40代女性) 普段どおりの生活が送れずに、ストレスがたまってきているパパやママも増えてきているでしょう。在宅勤務できずに子どもとの時間がなかなか取れないという人や、在宅で子どもをみながら仕事をしなければならないという人、仕事をしていないがゆえに逃げ場がなくて悩んでいる人。 その事情はそれぞれ異なるにせよ、いつもと違った生活を一生懸命送っているのは、どの家庭も同じだと思います。休校が続くなか、少しでも子どもたちにより良い学習環境を整えてあげたいと考えているパパやママが、努力をしていることが、コメントから伝わってきました。 筆者自身も、先の見えない毎日の中、子どもがいる環境で思うように仕事が進められないストレスを感じることが多々あります。休校中の小学生と、自粛要請を受けて休園中の保育園児が二人いる状態ではなかなか仕事が進められず、この先、収入が減少してしまうのではないか、仕事がなくなってしまうのではないかという恐怖感もたびたび襲ってきます。 そんなとき、子どもに目を向けてみると、なんだかいつもより生き生きとした表情が少なくなっていることに気づかされ、何よりもストレスを感じているのは、友だちと過ごす当たり前の日常が失われてしまった子ども自身なのではないかと考えさせられることも。親が少しでも心持ちを安定させて、子どもと一緒に時間を過ごしたり、楽しむことこそが、休校中の子どもの支えになるのではないかと考えさせられます。 最後に、このようなコメントも寄せられていました。 「ニュースを一緒に観てこれから先の事について話し合ったり、ご飯の作り方や洗濯の仕方を教えています。近くに頼れる親戚もいないので、万が一私が感染して入院になっても、 子どもたちだけで生活できるよう に心掛けています。世間では『勉強、勉強』って言われていますけど、今は 生き抜く力を養う時 だと思います」(東京都 40代女性) 口に出しては言えないけれど、心の中で「もし親が感染したら…」と考えているパパママは多いことでしょう。「生き抜く力」は家事力だけではなく、困難なときに負けない心を養うことでもあると思います。子ども自身が困難に立ち向かえるようにするためにも、いまは家庭という基地でのびのび過ごせる環境を作ってあげることも必要な気もします。 今回の全世界を襲った感染症が一日も早く終息することを願いつつ、あらためて子どもの心と体の健康を保ちながら、学習の支援ができる方法や親の関わりについて考えてみてはいかがでしょうか。 Q.休校中の学習方法は? アンケート回答数: 7131件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2020年05月01日現在は、感染症の拡大により、在宅勤務をしていたり、保育園や学校が休園、休校となっていたりして、いつもより家で過ごす時間が長くなっている家庭も多いでしょう。そうなると増えていくのが「家事」ですよね。 いつもより長く過ごすことで部屋のなかが汚れやすくなったり、一日三食用意することで料理の負担が増えたりしているかもしれません。そこでパートナーの家事のやり方や、うまく家庭で家事を回すための方法について考えてみたいと思います。 ■約7割がパートナーの家事のやり方に驚いた経験あり アンケートでは、パートナーの家事のやり方に驚いたことがあるかどうか聞きました。その結果、「ある」「少しある」と答えた人が69.2%となり、約7割の人がパートナーの家事のやり方に驚いた経験があることがわかりました。 Q.パートナーの家事のやり方に驚いたことがある? ある 41.3% 少しある 27.9% ほとんどない 18.1% ない 8.6% その他 4.1% ■「タラコが爆発!?」家事ができないガッカリエピソード アンケートのコメントでは、 「こんなに家事ができないのか」 というパートナーに対する怒りとともに悲痛な叫びが多くみられました。なかには、パートナーのとんでもない行動を訴える声も! 「 タラコをチンして爆発 。しかもラップをせずに」(千葉県 40代女性) 「フッ素樹脂加工のフライパンに、 お玉をたたきつけて炒め物 しているときは、『大丈夫か?』って思った」(神奈川県 30代男性) 「私が出産で入院中、レトルトカレーを 電気ケトルに入れて温めよう として壊した。すごい発想だと逆に感心してしまった」(神奈川県 30代女性) 「洗濯物をシワになったまま干していた。干す場所が足りなくなったのか重ねて干していた」(徳島県 30代女性) たしかに、パートナーがしたら驚いてしまうだろうなというエピソードも数々寄せられていました。さらに、家事全般に対してのスキルについて、率直な思いをぶつけるコメントもみられました。 「ごみの分別は、何回も教えても覚えない。洗い物は水を流しっぱなしで、油のついたフライパンと茶わんを洗いおけに一緒に放り込む。言っても覚えないし、ふてくされる。小学生の子どもたちの方が上手なので、 夫には戦力外通知 出しときます!」(神奈川県 40代女性) 「 何もかもにため息 。ご飯すらたけなかった。洗濯物も、雨が降っていてもそのままで、言わないと、取り込んでくれない。脱いだ服もそのままで、靴も脱ぎっぱなし! それを見て 子どもまでため息 」(広島県 40代女性) 「 もっと効率よくできるやろ って思っていますが、黙っています」(徳島県 40代男性) パートナーの家事スキルに対して、「驚き」以上の思いを抱いているパパやママたちは多くいるようです。おそらく、一緒に暮らす前にはわからなかったお互いの家事スキルが見えてきて、その ギャップにショック を受けている人も少なからずいるのかもしれません。 ■高い家事スキルに驚き! しかし悩みも また、予想よりも高いパートナーのスキルの高さに驚いたというコメントも多く寄せられていました。 「夫は皿洗いのときめっちゃ水で流していたり、洗濯物をキレイにたたんだり、休みの日に床を水拭きしたりしていて、 几帳面(きちょうめん)だなぁ と思う。私は家事、最低限しかしないので」(神奈川県 30代女性) 「働きながら子どもの食事や洗濯物…。 すべてに全力で取り組む姿に驚きと感謝 です。嫁さんが入院したときに、自分には無理だと痛感しました」(千葉県 40代男性) 「 針仕事が意外とうまい旦那 です。ミシンも私よりまっすぐ縫うので、家庭科で裁縫に苦戦している娘の救世主になっています」(神奈川県 40代女性) 「夫は、料理を小さい頃から妹のために作っていたそうです。 料理を作るのが好きな夫 で助かっています」(神奈川県 30代女性) そのほかにも、「汚い所の掃除が苦手な私にとってはトイレや排水溝の掃除をしてくれるのはほんとにありがたい」というコメントも寄せられていました。どれもパートナーに対して 感謝の気持ち が伝わるもので、読んでいて温かい気持ちになりますね。 ところが、相手の家事スキルが高すぎたり、家事のやり方に対してこだわりがありすぎるがゆえに、苦しい思いをしているという声も少なからず寄せられていました。 「旦那は一人暮らしの経験があるので家事全般私よりできて助かるけど、こだわりも強く 『めんどくさいな』 ってときもある。お風呂場の掃除に関しても、『ここはこのスポンジ、ここはこのブラシ』って使い分けていて、私からしたら場所も取るし邪魔くさいという感じ」(神奈川県 30代女性) 「 潔癖症なのでいろいろと細かすぎる 。子どもがいるから、朝しっかり掃除をしてもホコリくらい落ちるのに、 『掃除のやり方が悪い』 と文句を言われます」(兵庫県 40代女性) 「きまぐれで年に何回か料理を作ってくれるが、『いい材料を使った方がいい』と言われ、材料費が高くつく。調味料なんて日頃は使わないものを買われても 使い方に困るし本当に無駄 」(宮崎県 40代女性) パートナーの家事スキルが高いことに対してはありがたい思いを抱きつつも、その意識が高いがゆえのつらさもあるようです。 ■「家事をしないから、驚かない」 一方、パートナーの家事のやり方に驚いたことがないという人からは、「そもそもパートナーが家事をしない」というコメントが寄せられていました。 「やり方に驚くもなにも、最初から 家事も子育ても手伝いすらしてもらったことがない 」(愛媛県 40代女性) 「茶わんを洗うくらいはたまにしてくれるけど、 基本的に自分は関係がないと思っている 節がある。毎回言わなくてもやってほしい」(新潟県 40代女性) 「何にも手伝わないから文句も言わない旦那です。手伝ってほしいことを明確に伝えても嫌な顔をされたりして、諦めました。私も雑だから 『指摘や文句を言われないだけましかなぁ?』 って思うようにしています」(神奈川県 40代女性) 「パートナーが家事も子育てもしてくれない」というコメントからは、悲痛な思いが伝わってきます。たしかに、そもそも家事をしていなければ、どれだけ家事ができるか、どのようなやり方をするかもわからないため、疑問に思うこともできないですよね。 ■うまく家事を回していくには それでは、家庭内でうまく家事を回していくためには、どのような工夫が必要なのでしょうか? コメントからヒントを探してみたいと思います。 ▼家事を回すコツ1、文句を言わない 「お互いに一人暮らしの経験があるから、気分よくできるように、やってくれた人のやり方に 文句は言わないルール です!」(神奈川県 40代女性) 「やり方はみんなそれぞれだし、育った環境も違うから、お互いビックリするでしょう。相手がやっているときには目をつむり、見ないことにしました。そしたら平和。 ストレスもたまらない 」(千葉県 40代女性) ▼家事を回すコツ2、言い方を工夫する 「初めは、洗濯の干し方や茶わんの洗い方など、いろんなことが気になっていましたが、言う方も言われる方も嫌な気持ちになるので、 希望を伝えるように しました」(神奈川県 40代女性) 「夫の洗濯物の畳み方がお店みたいにキレイということに、新婚のとき気がついたので 褒めちぎりすっかり夫の役目に しました」(茨城県 40代女性) 「結婚するまで家事を一つもやったことがなかった旦那なので、『これをこういう風にやってもらえると すごい助かるからお願いしていい? 』ってやり方を見せながら毎回お願いすると、すんなりやってくれるようになった」(北海道 30代女性) ▼家事分担のコツ3、気にしない 「私がきれい好きなので、細かいことにもイラッとしていました。でも十数年もたつと、旦那もイラつきを察知して改善してくれ、私もそこまで 細かいことは気にならなくなりました! 」(三重県 40代女性) 「初めて見ることに驚くことはあってももうウン十年も一緒にいると気にならなくなる。それなりに 『鈍感力』も必要 じゃないかな!」(神奈川県 40代男性) ▼家事分担のコツ4、自分も相手も変わる 「妻の実家は、昔ながらの男性が一切家事をしない家庭で、私が『手伝うよ』と言っても、なかなか受け入れてはもらえなかった。でもいまは お互い歳を取り丸くなって 、私も家事手伝いをできるようになりました」(宮城県 40代男性) 「10年前、夫の洗濯物の干し方はめちゃくちゃでした。角ハンガーは適当に挟むから向きはバラバラ、バランスも取れずに傾いているし、ひどかったです。 いまでは完璧に美しく干してくれます 」(神奈川県 40代女性) ▼家事分担のコツ5、お互いの苦手を補い合う 「ガサツな私よりきれい好きな主人。掃除道具、洗剤類などすべてを使い分けていてビックリします。ただ、料理はまったくできないので、 お互い得意な方を担当して 尊敬しあえてます!」(東京都 40代女性) 「うちは私が片付けや収納、掃除が苦手なのでほぼ旦那の担当になってます。結婚当初はそれでギスギスしていましたが、 お互い不得手な所は得意な方がやればいい と結論が出たのでありがたく思ってます。何度も話し合って出た結果ですが、とても感謝です」(三重県 40代女性) ▼家事分担のコツ6、お互いを認めて感謝する 「ゴミ出しを毎朝してくれるので、感謝! あとは子供と遊んでくれているので、それだけで十分かなって思います! 私も仕事していますが、旦那も早く起きてがんばってくれているので 感謝しかないです! 」(宮崎県 30代女性) 「それぞれの やり方があるんだから 認め合えばいいと思う 。あまりなときは、話し合えばいい」(滋賀県 50代男性) ここまで、パートナーの家事のやり方と、うまく家事を回す方法について考えてきました。家庭ごとにさまざまな悩みがあり、それぞれが工夫をしながら生活しているのだと、あらためて感じさせられます。 衣食住のさまざまな基盤でもある家事は、生活とは切り離せないもので、多くの場合、家族の誰かが担う必要があります。共働き家庭も増えているため、どちらかだけが担うのではなく、分担する家庭も増えていて、さらに家事代行などのサービスを使い、家事を家族以外の人に担ってもらうという選択肢も出てきていますよね。 しかし、感染症の拡大が深刻化している今、おうちで家族だけで過ごすことの増加により家庭での家事の負担がジワジワと重くなっているようにも感じます。このため、もしかしたらこれまで以上にパートナーのトンデモ家事に驚く人も増加しているのかもしれません。さらに「コロナ離婚」というキーワードが話題になるなど、家庭にも不穏な空気が流れ始めているようにも思えています。 そんな今だからこそ、家事をどうやって行っていくかも見直すチャンスといえそうです。自分がどうしたいのか、パートナーはどうしたいのか、どんな家事がそもそも得意で苦手なのか、自分の気持ちを伝えたり、相手が思っていることを確認することで、日々の生活が少しでも快適になるヒントが得られそうです。 そして休校中のいまは、子どもも家事のおおきな戦力になります。役目を与えると、意外な子どもの几帳面さやまじめさ、得意なことが見えてくるかもしれません。 普段家事をやり慣れている人でも三食の用意や自粛によるストレス、1日顔を合わせることでのイライラが溜まってきているかもしれません。レトルト、デリバリー、お掃除ロボット、時短グッズ、ズボラ飯など手を抜くための工夫もぜひ家族で考えてみるのも楽しそうです。 筆者も、現在はほぼ在宅で仕事をしています。緊急事態宣言が出てからは、子どもたちも在宅させているため、家事の負担が増えていると感じる日々です。一度、ここで夫とも相談をして、まだまだ続くおうちでの生活をどうやって快適に組み立てていくか、検討してみたいと思います。終わりが見えずつらくなることもありますが、まずは快適に家事をする工夫から始めてみませんか? Q.パートナーの家事のやり方に驚いたことがある? アンケート回答数: 4272件 調査期間:2019年11月25日~12月9日 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2020年04月30日