彼との行為でなることも!? 女性が急性膀胱炎になりやすい理由
女性の尿道は男性に比べて短く、尿道口が肛門や腟に近いため、外から菌が入り込みやすいのです。
通常は、膀胱に菌が入ったからといって簡単に膀胱炎にはなりません。体が健康な状態であれば、膀胱に本来備わっている防御機能が働き、感染を防ぐからです。しかし、ストレスや疲労、体調不良などを抱え、抵抗力が落ちているときは要注意。膀胱で菌が増えて膀胱炎を引き起こすことがあります。
冒頭で述べたとおり、性行為も原因の一つとして考えられます。体を密着させて手で触れ合う性行為中は、性器や肛門、パートナーの体などに付着した菌が尿道に入りやすい状態だからです。特に、体や手をよく洗わずに不衛生な状態で性行為を行うと、リスクは高くなります。
○日常で予防するコツ
では、急性膀胱炎を予防するには、どんなことに気をつければいいのでしょうか。
日常生活の中でできることとしては、トイレを我慢しすぎないこと、水分をきちんととること、陰部を清潔に保つことなどが挙げられます。トイレットペーパーを使うときには、必ず前から後ろに向けて拭くようにしましょう。また、抵抗力を低下させないために、なるべくストレスを減らして、規則正しい生活とバランスのよい食事を心がけ、風邪をひいたときや疲れを感じるときには、よく休むことも大切です。